JP7139820B2 - 窒化物半導体装置とその製造方法 - Google Patents

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本明細書が開示する技術は、窒化物半導体装置とその製造方法に関する。
非特許文献1には、窒化物半導体層と、窒化物半導体層の一方の主面上に設けられているソース電極と、窒化物半導体層の他方の主面上に設けられているドレイン電極と、を備えた縦型の窒化物半導体装置が開示されている。窒化物半導体層は、n型のドリフト領域と、そのドリフト領域上に設けられているn型のJFET領域と、そのドリフト領域上に設けられているとともにJFET領域に隣接して設けられているp型のボディ領域を有している。
「ホモエピGaN上ノーマリオフ型MOSFETの開発」 応用物理 第86巻 第5号 p.376(2017)
このような窒化物半導体装置を製造する場合、n型のドリフト領域とp型のボディ領域が積層している窒化物半導体層の表面からボディ領域を貫通してドリフト領域に達するトレンチを形成し、次に、そのトレンチ内にJFET領域を結晶成長させることが考えられる。
通常、窒化物半導体は、結晶成長が容易という点から、c面上に結晶成長させることが多い。このため、ドリフト領域の表面の結晶面がc面となっている。本発明者らの検討によると、トレンチ内にJFET領域を結晶成長させるときに、トレンチの底面(結晶面がc面)から結晶成長する部分については設定したキャリア濃度で形成されるものの、トレンチの側面(結晶面がc面とは異なる面)から結晶成長する部分については設定したキャリア濃度よりも濃くなることが分かってきた。
このため、トレンチ内に形成されたJFET領域の下側部分、即ち、ドリフト領域に近い部分においても、トレンチの側面から結晶成長する部分のキャリア濃度が濃くなり、耐圧の低下が起き得ることが分かってきた。本明細書は、耐圧低下が抑制された窒化物半導体装置とその製造方法を提供する。
本明細書が開示する窒化物半導体装置の製造方法は、第1導電型のドリフト領域と第2導電型のボディ領域が積層している窒化物半導体層の一方の主面から前記ボディ領域を貫通して前記ドリフト領域に達するトレンチを形成する工程と、前記トレンチの内壁面を被覆するように結晶成長抑制膜を形成する工程と、前記トレンチの側面のうちの少なくとも下側部分に前記結晶成長抑制膜の一部が残存するように、前記結晶成長抑制膜を除去する工程と、前記結晶成長抑制膜の一部が残存した状態で、前記トレンチの底面に露出する前記ドリフト領域の表面から窒化物半導体の第1導電型のJFET領域を結晶成長させる工程と、を備えることができる。前記トレンチの底面に露出する前記ドリフト領域の表面の結晶面がc面である。この製造方法によると、前記JFET領域を結晶成長させるときに、前記JFET領域の少なくとも下側部分については、前記トレンチの底面に露出する前記ドリフト領域の表面から結晶成長した部分で形成される。このため、前記JFET領域の下側部分、即ち、ドリフト領域に近い部分のキャリア濃度が設定したキャリア濃度で形成されるので、窒化物半導体装置の耐圧低下が抑制される。
本明細書が開示する窒化物半導体装置は、窒化物半導体層と、前記窒化物半導体層の一方の主面上に設けられているソース電極と、前記窒化物半導体層の他方の主面上に設けられているドレイン電極と、絶縁ゲート部と、を備えることができる。前記窒化物半導体層は、第1導電型のドリフト領域と、前記ドリフト領域上に設けられている第1導電型のJFET領域と、前記ドリフト領域上に設けられており、前記JFET領域の側方に配置されている第2導電型のボディ領域と、前記JFET領域と前記ボディ領域の間であって、前記JFET領域の側面のうちの少なくとも下側部分に接して設けられている結晶成長抑制膜と、前記ボディ領域によって前記JFET領域から隔てられている第1導電型のソース領域と、を有することができる。前記絶縁ゲート部は、前記JFET領域と前記ソース領域を隔てている部分の前記ボディ領域に対向している。前記ドリフト領域の表面の結晶面がc面である。この窒化物半導体装置では、前記JFET領域の少なくとも下側部分、即ち、ドリフト領域に近い部分のキャリア濃度が設定したキャリア濃度で形成されているので、耐圧低下が抑制されている。
窒化物半導体装置の一実施形態の要部断面図を模式的に示す。 図1の窒化物半導体装置の一製造過程における要部断面図を模式的に示す。 図1の窒化物半導体装置の一製造過程における要部断面図を模式的に示す。 図1の窒化物半導体装置の一製造過程における要部断面図を模式的に示す。 図1の窒化物半導体装置の一製造過程における要部断面図を模式的に示す。 図1の窒化物半導体装置の一製造過程における要部断面図を模式的に示す。 図1の窒化物半導体装置の一製造過程における要部断面図を模式的に示す。 図1の窒化物半導体装置の一製造過程における要部断面図を模式的に示す。
以下、図面を参照し、本明細書が開示する技術が適用された窒化物半導体装置及びその製造方法を説明する。以下の説明では、実質的に共通する構成要素については共通の符号を付し、その説明を省略することがある。
図1に示されるように、窒化物半導体装置1は、窒化物半導体層20、窒化物半導体層20の裏面を被覆するドレイン電極32、窒化物半導体層20の表面を被覆するソース電極34、窒化物半導体層20の表面上の一部に設けられている絶縁ゲート部36、及び、結晶成長抑制膜42を備えている。窒化物半導体層20は、n+型のドレイン領域21、n型のドリフト領域22、n型のJFET領域23、p型のボディ領域24、及び、n+型のソース領域25を有している。
ドレイン領域21は、窒化物半導体層20の裏面に位置しており、ドレイン電極32にオーミック接触している。ドレイン領域21は、n型不純物を含む窒化ガリウム(GaN)を材料としている。また、ドレイン領域21は、ドリフト領域22とボディ領域24をエピタキシャル成長するための下地基板でもある。
ドリフト領域22は、ドレイン領域21上に設けられており、ドレイン領域21とJFET領域23の間、且つ、ドレイン領域21とボディ領域24の間に配置されている。ドリフト領域22は、n型不純物を含む窒化ガリウム(GaN)を材料としている。
JFET領域23は、ドリフト領域22上に設けられており、ドリフト領域22の表面から窒化物半導体層20の表面まで厚み方向に延びており、ドリフト領域22の表面から突出した形態を有している。換言すると、JFET領域23は、窒化物半導体層20の表面からボディ領域24を貫通してドリフト領域22まで延びている。JFET領域23は、n型不純物を含む窒化ガリウム(GaN)を材料としている。この例では、JFET領域23の不純物濃度は、ドリフト領域22の不純物濃度と等しい。
また、JFET領域23は、キャリア濃度が残部よりも濃い高キャリア濃度部分23aを有している。高キャリア濃度部分23aは、結晶成長抑制膜42上であって、ボディ領域24と接する部分に設けられている。
ボディ領域24は、ドリフト領域22上に設けられており、JFET領域23を間に置いて対向するようにJFET領域23の側方に配置されている。ボディ領域24は、p型不純物を含む窒化ガリウム(GaN)を材料としている。
ソース領域25は、ボディ領域24上に設けられており、窒化物半導体層20の表面に位置しており、ボディ領域24によってJFET領域23から隔てられている。ソース領域25は、n型不純物を含む窒化ガリウム(GaN)を材料としている。ソース領域25は、ソース電極34にオーミック接触している。
絶縁ゲート部36は、窒化物半導体層20の表面上の一部に設けられており、酸化シリコンのゲート絶縁膜36a及びポリシリコンのゲート電極36bを有している。ゲート電極36bは、JFET領域23とソース領域25を隔てる部分のボディ領域24、及び、JFET領域23にゲート絶縁膜36aを介して対向している。
窒化物半導体装置1では、窒化物半導体層20内に酸化シリコンの結晶成長抑制膜42が形成されている。結晶成長抑制膜42は、JFET領域23とボディ領域24の間であって、JFET領域23の側面のうちの下側部分に選択的に接して設けられている。この例では、結晶成長抑制膜42は、ボディ領域24の底面からドリフト領域22内に突出するように形成されている。結晶成長抑制膜42の厚み(ボディ領域24の側面に直交する方向の厚みであり、窒化物半導体層20の面方向の厚み)は、後述する製造方法からも理解できるように、極めて薄いものであり、例えば約0.1μmである。
次に、窒化物半導体装置1の動作を説明する。使用時には、ドレイン電極32に正電圧が印加され、ソース電極34が接地される。ゲート電極36bにゲート閾値電圧よりも高い正電圧が印加されると、JFET領域23とソース領域25を隔てる部分のボディ領域24に反転層が形成され、窒化物半導体装置1がターンオンする。このとき、反転層を経由してソース領域25からJFET領域23に電子が流入する。JFET領域23に流入した電子は、そのJFET領域23を縦方向に流れてドレイン電極32に向かう。これにより、ドレイン電極32とソース電極34が導通する。窒化物半導体装置1は、チャネル経路に対応して設けられた高キャリア濃度部分23aを有しているので、低いオン抵抗という電気的特性を有することができる。ゲート電極36bが接地されると、反転層が消失し、窒化物半導体装置1がターンオフする。このように、窒化物半導体装置1は、スイッチング素子として動作することができる。
(半導体装置の製造方法)
次に、窒化物半導体装置1の製造方法を説明する。まず、図2に示されるように、エピタキシャル成長技術を利用して、GaN基板であるドレイン領域21の表面からn型GaNのドリフト領域22及びp型GaNのボディ領域24をこの順で積層し、窒化物半導体層20を準備する。GaN基板の表面の結晶面はc面である。次に、p型不純物を活性化させるために、アニール処理を実施する。
次に、図3に示されるように、ドライエッチング技術を利用して、窒化物半導体層20の表面からボディ領域24を貫通してドリフト領域22に達するトレンチTR1を形成する。トレンチTR1は、ドリフト領域22の一部に侵入する深さを有している。
次に、図4に示されるように、蒸着技術を利用して、窒化物半導体層20の表面及びトレンチTR1の内壁面に結晶成長抑制膜42を成膜する。結晶成長抑制膜42は、窒化物半導体がエピタキシャル成長できない材料である。この例では、結晶成長抑制膜42の材料は、酸化シリコン、窒化シリコン、非晶質の窒化アルミニウム膜等である。
次に、図5に示されるように、ドライエッチング技術を利用して、窒化物半導体層20の表面及びトレンチTR1の底面を被膜する結晶成長抑制膜42を除去する。このとき、トレンチTR1の側面のうちの上側部分を被膜する結晶成長抑制膜42も除去される。このように、結晶成長抑制膜42は、トレンチTR1の側面のうちの下側部分に選択的に残存することとなる。
次に、図6に示されるように、エピタキシャル成長技術を利用して、トレンチTR1を充填するようにn型GaNのJFET領域23を形成する。トレンチTR1の側面のうちの下側部分に結晶成長抑制膜42が被膜しているので、トレンチTR1内に形成されるJFET領域23は、トレンチTR1の底面に露出するドリフト領域22の表面及びトレンチTR1の側面のうちの上側部分に露出するボディ領域24の表面から結晶成長する。トレンチTR1の底面に露出するドリフト領域22の表面の結晶面はc面であり、トレンチTR1の側面に露出するボディ領域24の結晶面はc面とは異なる面(例えばm面)である。この場合、トレンチTR1の底面に露出するドリフト領域22の表面から結晶成長するJFET領域23の部分は、設定したキャリア濃度で形成される。一方、トレンチTR1の側面に露出するボディ領域24から結晶成長するJFET領域23の部分は、設定したキャリア濃度よりも濃いキャリア濃度で形成される。これにより、トレンチTR1の側面のうちのボディ領域24に接する部分に高キャリア濃度部分23aが形成される。
次に、図7に示されるように、CMP(Chemical Mechanical Polishing)技術を利用して、ボディ領域24の表面上に成膜されたJFET領域23を除去してJFET領域23及びボディ領域24の表面を平坦化する。
次に、図8に示されるように、イオン注入技術及びアニール技術を利用して、ボディ領域24の表面の一部にソース領域25を形成する。ドーパントにはシリコンが用いられる。
最後に、既知の製造技術を利用して、ゲート絶縁膜36a、ゲート電極36b、ドレイン電極32及びソース電極34を形成することで、図1に示す窒化物半導体装置1を製造することができる。
上記製造方法によると、JFET領域23をトレンチTR1内に結晶成長させるときに、JFET領域23の下側部分については、トレンチTR1の底面に露出するドリフト領域22の表面から結晶成長した部分で形成されることから、設定したキャリア濃度となることができる。このため、JFET領域23の下側部分、即ち、ドリフト領域22に近い部分のキャリア濃度が設定したキャリア濃度となるので、窒化物半導体装置1の耐圧低下が抑制される。
一方、上記製造方法によると、JFET領域23をトレンチTR1内に結晶成長させるときに、JFET領域23がボディ領域24に接する部分に高キャリア濃度部分23aが形成される。この高キャリア濃度部分23aは、チャネル経路に対応して設けられている。このため、窒化物半導体装置1は、低オン抵抗という電気的特性を有することができる。このように、上記製造方法は、結晶成長の過程でキャリア濃度の異なる部分を作り分けることで、耐圧低下の抑制と低オン抵抗化を同時に達成することことができる。
以下、本明細書で開示される技術の特徴を整理する。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
本明細書が開示する窒化物半導体装置の製造方法は、トレンチを形成する工程と結晶成長抑制膜を形成する工程と結晶成長抑制膜を除去する工程とJFET領域を結晶成長させる工程を備えることができる。前記トレンチを形成する工程では、第1導電型のドリフト領域と第2導電型のボディ領域が積層している窒化物半導体層の一方の主面から前記ボディ領域を貫通して前記ドリフト領域に達するトレンチを形成する。前記トレンチは、前記ドリフト領域の表面に一致する深さであってもよく、前記ドリフト領域内に侵入する深さであってもよい。前記結晶成長抑制膜を形成する工程では、前記トレンチの内壁面を被覆するように結晶成長抑制膜を形成する。前記結晶成長抑制膜の材料は、窒化物半導体が結晶成長しない材料であればよく、例えば酸化シリコン、窒化シリコン、窒化アルミニウム等である。前記結晶成長抑制膜を除去する工程では、前記トレンチの側面のうちの少なくとも下側部分に前記結晶成長抑制膜の一部が残存するように、前記結晶成長抑制膜を除去する。前記JFET領域を結晶成長させる工程では、前記結晶成長抑制膜の一部が残存した状態で、前記トレンチの底面に露出する前記ドリフト領域の表面から窒化物半導体の第1導電型のJFET領域を結晶成長させる。前記トレンチの底面に露出する前記ドリフト領域の表面の結晶面がc面である。
前記結晶成長抑制膜を除去する工程では、前記トレンチの側面のうちの上側部分に前記ボディ領域が露出するように、前記結晶成長抑制膜が除去されていてもよい。さらに、前記JFET領域を結晶成長させる工程では、前記トレンチの側面の上側部分に露出する前記ボディ領域からも前記JFET領域を結晶成長させてもよい。この製造方法によると、前記ボディ領域から結晶成長する前記JFET領域の部分が高キャリア濃度となるので、低オン抵抗の窒化物半導体装置を提供することができる。
本明細書が開示する窒化物半導体装置は、窒化物半導体層と、前記窒化物半導体層の一方の主面上に設けられているソース電極と、前記窒化物半導体層の他方の主面上に設けられているドレイン電極と、絶縁ゲート部と、を備えることができる。前記窒化物半導体層は、第1導電型のドリフト領域と、前記ドリフト領域上に設けられている第1導電型のJFET領域と、前記ドリフト領域上に設けられており、前記JFET領域の側方に配置されている第2導電型のボディ領域と、前記JFET領域と前記ボディ領域の間であって、前記JFET領域の側面のうちの少なくとも下側部分に接して設けられている結晶成長抑制膜と、前記ボディ領域によって前記JFET領域から隔てられている第1導電型のソース領域と、を有することができる。前記結晶成長抑制膜の材料は、窒化物半導体が結晶成長しない材料であればよく、例えば酸化シリコン、窒化シリコン、窒化アルミニウム等である。前記絶縁ゲート部は、前記JFET領域と前記ソース領域を隔てている部分の前記ボディ領域に対向している。前記ドリフト領域の表面の結晶面がc面である。
前記結晶成長抑制膜は、前記JFET領域の側面のうちの前記下側部分に選択的に接して設けられていてもよい。さらに、前記JFET領域は、キャリア濃度が残部よりも濃い高キャリア濃度部分を有していてもよい。前記高キャリア濃度部分が、前記結晶成長抑制膜上であって前記ボディ領域に接する部分に設けられていてもよい。この窒化物半導体装置は、チャネル経路に対応して高キャリア濃度部分が設けられているので、低オン抵抗という電気的特性を有することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1:半導体装置
20:窒化物半導体層
21:ドレイン領域
22:ドリフト領域
23:JFET領域
23a:高キャリア濃度部分
24:ボディ領域
25:ソース領域
32:ドレイン電極
34:ソース電極
36:絶縁ゲート部
36a:ゲート絶縁膜
36b:ゲート電極
42:結晶成長抑制膜

Claims (4)

  1. 第1導電型のドリフト領域と第2導電型のボディ領域が積層している窒化物半導体層の一方の主面から前記ボディ領域を貫通して前記ドリフト領域に達するトレンチを形成する工程と、
    前記トレンチの内壁面を被覆するように結晶成長抑制膜を形成する工程と、
    前記トレンチの側面のうちの少なくとも下側部分に前記結晶成長抑制膜の一部が残存するように、前記結晶成長抑制膜を除去する工程と、
    前記結晶成長抑制膜の一部が残存した状態で、前記トレンチの底面に露出する前記ドリフト領域の表面から窒化物半導体の第1導電型のJFET領域を結晶成長させる工程と、を備えており、
    前記トレンチの底面に露出する前記ドリフト領域の表面の結晶面がc面であり、
    前記結晶成長抑制膜を除去する工程では、前記トレンチの側面のうちの上側部分に前記ボディ領域が露出するように、前記結晶成長抑制膜が除去されており、
    前記JFET領域を結晶成長させる工程では、前記トレンチの側面の上側部分に露出する前記ボディ領域からも前記JFET領域を結晶成長させる、窒化物半導体装置の製造方法。
  2. 前記結晶成長抑制膜が、窒化物半導体が結晶成長しない材料である、請求項1に記載の窒化物半導体装置の製造方法。
  3. 窒化物半導体層と、
    前記窒化物半導体層の一方の主面上に設けられているソース電極と、
    前記窒化物半導体層の他方の主面上に設けられているドレイン電極と、
    絶縁ゲート部と、を備えており、
    前記窒化物半導体層は、
    第1導電型のドリフト領域と、
    前記ドリフト領域上に設けられている第1導電型のJFET領域と、
    前記ドリフト領域上に設けられており、前記JFET領域の側方に配置されている第2導電型のボディ領域と、
    前記JFET領域と前記ボディ領域の間であって、前記JFET領域の側面のうちの少なくとも下側部分に接して設けられている結晶成長抑制膜と、
    前記ボディ領域によって前記JFET領域から隔てられている第1導電型のソース領域と、を有しており、
    前記絶縁ゲート部は、前記JFET領域と前記ソース領域を隔てている部分の前記ボディ領域に対向しており、
    前記ドリフト領域の表面の結晶面がc面であり、
    前記結晶成長抑制膜は、前記JFET領域の側面のうちの前記下側部分に選択的に接して設けられており、
    前記JFET領域は、キャリア濃度が残部よりも濃い高キャリア濃度部分を有しており、
    前記高キャリア濃度部分が、前記結晶成長抑制膜上であって前記ボディ領域に接する部分に設けられている、窒化物半導体装置。
  4. 前記結晶成長抑制膜が、窒化物半導体が結晶成長しない材料である、請求項3に記載の窒化物半導体装置。
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