JP7031238B2 - 窒化物半導体装置とその製造方法 - Google Patents

窒化物半導体装置とその製造方法 Download PDF

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本明細書が開示する技術は、窒化物半導体装置とその製造方法に関する。
縦型の窒化物半導体装置の開発が進められている。一例として、n型のJFET領域に隣接してp型の埋め込み領域が埋め込まれている縦型の窒化物半導体装置が知られている。p型の埋め込み領域が電流障壁層として機能し、電流はn型のJFET領域を縦方向に流れる。また、このような埋め込み領域は、アバランシェ時に発生した正孔を排出するための経路としても機能することができる。
このような埋め込み領域では、p型不純物としてマグネシウムが導入されている。p型不純物として導入されているマグネシウムの一部は、水素と結合して水素化マグネシウムの複合体となることがある。このため、このような埋め込み領域では、水素の残留によって活性化率が低下するという問題がある。
特許文献1は、窒化物半導体層の表面から埋め込み領域に達する溝を形成し、その溝の底面に埋め込み領域が露出した状態でアニール処理を実施し、埋込み領域から水素を除去する技術を開示する。
特開2015-19070号公報
特許文献1の技術では、溝が埋め込み領域の表面までしか伸びていない。このため、埋め込み領域は、溝の底面のみに露出しており、溝に露出する埋め込み領域の面積が小さく、水素が良好に除去されない。本明細書は、p型の埋め込み領域から水素が良好に除去される技術を提供する。
本明細書が開示する窒化物半導体装置の製造方法は、溝形成工程及びアニール工程を備えることができる。溝形成工程では、n型のJFET領域に隣接して埋め込まれているp型の埋め込み領域を有する窒化物半導体層の表面から溝を形成する。溝は、埋め込み領域内に侵入する。なお、JFET領域は、溝形成工程の前に窒化物半導体層に予め形成されていてもよく、溝形成工程の後に窒化物半導体層に形成されてもよい。アニール工程では、溝の側面の一部及び底面に埋め込み領域が露出した状態でアニール処理を実施する。この窒化物半導体装置の製造方法では、溝が埋め込み領域内に侵入して形成されるので、アニール工程において、溝の底面に加えて、溝の側面の一部からも水素が除去される。このため、埋め込み領域から水素が良好に除去される。
上記窒化物半導体装置の製造方法はさらに、電極充填工程及びウェットエッチング工程を備えていてもよい。電極充填工程は、アニール工程の後に、溝内に充填電極を充填する。ウェットエッチング工程は、溝形成工程と電極充填工程の間に、溝の側面をウェットエッチングする。この製造方法によると、ウェットエッチング工程において、溝形成工程のときに溝の側面に形成されたエッチングダメージが除去される。これにより、充填電極と埋め込み領域の接触抵抗が低下する。
上記窒化物半導体装置の製造方法では、ウェットエッチング工程で用いられるエッチャントが水酸化テトラメチルアンモニウムであってもよい。この場合、窒化物半導体層の表面がc面であり、溝の側面がm面である。このため、窒化物半導体層の表面に直交する方向から観測したときに、溝が六角形状である。水酸化テトラメチルアンモニウムは、窒化物半導体のc面以外の面を選択的にエッチングすることができるので、m面である溝の側面を選択的にエッチングすることができる。これにより、溝の側面のエッチングダメージを除去することができる。また、水酸化テトラメチルアンモニウムは溝の側面を選択的にエッチングすることができるので、ウェットエッチング工程において、溝が埋め込み領域を貫通して深くなる事態を回避することができる。
上記窒化物半導体装置の製造方法では、窒化物半導体層が、p型のチャネル領域をさらに有していてもよい。チャネル領域は、埋め込み領域上に設けられており、窒化物半導体層の表面に露出しており、埋め込み領域よりも不純物濃度が薄い。溝形成工程では、チャネル領域を貫通して埋め込み領域内に侵入するように溝が形成される。埋め込み領域の厚みは、チャネル領域の厚みよりも薄い。本明細書が開示する技術は、このような形態を有する埋め込み領域から水素を良好に除去することができる。
本明細書が開示する窒化物半導体装置は、窒化物半導体層と、窒化物半導体層の表面から深部に向けて伸びる溝内に充填されている充填電極と、を備えることができる。窒化物半導体層は、n型のJFET領域と、JFET領域に隣接しており、窒化物半導体層内に埋め込まれているp型の埋め込み領域と、を有することができる。充填電極は、埋め込み領域内に侵入しており、その側面の一部及び底面で埋め込み領域に接している。
上記窒化物半導体装置では、窒化物半導体層の表面がc面であり、溝の側面がm面であってもよい。この場合、窒化物半導体層の表面に直交する方向から観測したときに、溝が六角形状である。
上記窒化物半導体装置では、窒化物半導体層が、p型のチャネル領域、をさらに有していてもよい。チャネル領域は、埋め込み領域上に設けられており、窒化物半導体層の表面に露出しており、埋め込み領域よりも不純物濃度が薄い。充填電極は、チャネル領域を貫通して埋め込み領域内に侵入している。埋め込み領域の厚みは、チャネル領域の厚みよりも薄い。
上記窒化物半導体装置はさらに、窒化物半導体層の前記表面の一部に設けられている絶縁ゲート部、及び、窒化物半導体層の表面の他の一部に設けられているソース電極を備えていてもよい。この場合、窒化物半導体層は、n型のソース領域をさらに有していてもよい。ソース領域は、チャネル領域によってJFET領域から隔てられており、窒化物半導体層の表面に露出する。絶縁ゲート部は、JFET領域とソース領域を隔てているチャネル領域に対向している。ソース電極は、ソース領域に接している。
窒化物半導体装置の要部断面図を模式的に示しており、図2のI-I線に対応する要部断面図である。 窒化物半導体装置の窒化物半導体層の要部平面図を模式的に示す。 窒化物半導体装置の一製造過程における窒化物半導体装置の要部断面図を模式的に示す。 窒化物半導体装置の一製造過程における窒化物半導体装置の要部断面図を模式的に示す。 窒化物半導体装置の一製造過程における窒化物半導体装置の要部断面図を模式的に示す。 窒化物半導体装置の一製造過程における窒化物半導体装置の要部断面図を模式的に示す。 窒化物半導体装置の一製造過程における窒化物半導体装置の要部断面図を模式的に示す。 窒化物半導体装置の一製造過程における窒化物半導体装置の要部断面図を模式的に示す。
図1に示されるように、窒化物半導体装置1は、n+型の窒化ガリウム(GaN)の窒化物半導体基板10、窒化物半導体基板10の表面上に積層した窒化ガリウム(GaN)の窒化物半導体層20、窒化物半導体基板10の裏面を被覆するドレイン電極32、窒化物半導体層20の表面上の一部を被覆するソース電極34、窒化物半導体層20の表面上の一部に設けられている絶縁ゲート部36、及び、ボディ電極38を備えている。窒化物半導体層20は、n-型のドリフト領域22、p型のボディ領域24、及び、n+型のソース領域26を有している。
窒化物半導体基板10は、n型不純物を高濃度に含む窒化ガリウム(GaN)を材料とする。ドレイン電極32が窒化物半導体基板10の裏面全体を被覆しており、ドレイン電極32と窒化物半導体基板10がオーミック接触している。窒化物半導体基板10は、窒化物半導体層20がエピタキシャル成長するための下地基板である。
ドリフト領域22は、窒化物半導体基板10の表面上に設けられており、ドリフト層22aとJFET領域22bを有している。ドリフト層22aは、窒化物半導体基板10の表面上に設けられている。JFET領域22bは、ドリフト層22aの表面から縦方向に突出した凸状の形態を有するように、ドリフト層22aの表面上に設けられており、窒化物半導体層20の表面の一部に露出する。JFET領域22bは、窒化物半導体層20の表面に直交する方向から見たときに、直線状に伸びている(図2参照)。
ボディ領域24は、ドリフト層22aの表面上に設けられており、JFET領域22bの両側に隣接して配置されており、p+型の埋め込み領域24aとp-型のチャネル領域24bを有している。
埋め込み領域24aは、JFET領域22bの両側に隣接して配置されており、ドリフト層22aとチャネル領域24bの間に設けられている。埋め込み領域24aは、チャネル領域24bよりもp型不純物(マグネシウム)を高濃度に含んでおり、電流遮蔽領域として機能するとともに、アバランシェ時に発生した正孔を排出するための経路としても機能することができる。埋め込み領域24aの不純物濃度は、例えば1×1017~1×1019cm-3である。埋め込み領域24aの厚みは、チャネル領域24bの厚みよりも薄い。埋め込み領域24aの厚みは、例えば200~2000nmである。また、埋め込み領域24aは、オフのときにチャネル領域24bがパンチスルーするのを抑える機能も有する。
チャネル領域24bは、埋め込み領域24aの表面上に配置されており、JFET領域22bの両側に隣接して配置されているとともに、窒化物半導体層20の表面に露出する。チャネル領域24bのp型不純物(マグネシウム)の濃度は、窒化物半導体装置1のゲート閾値電圧及びチャネル移動度が所望の値となるように、低く設定されている。
ソース領域26は、チャネル領域24bの表層部に配置されており、チャネル領域24bによってJFET領域22bから隔てられているとともに、窒化物半導体層20の表面に露出する。ソース領域26は、n型不純物を高濃度に含んでおり、ソース電極34にオーミック接触している。ソース領域26は、イオン注入技術を利用して、窒化物半導体層20の表面に向けてシリコンを照射することで形成されている。
絶縁ゲート部36は、窒化物半導体層20の表面上の一部に設けられており、酸化シリコンのゲート絶縁膜36a及びポリシリコンのゲート電極36bを有する。ゲート電極36bは、JFET領域22bとソース領域26を隔てる部分のチャネル領域24bの表面にゲート絶縁膜36aを介して対向している。
ボディ電極38は、窒化物半導体層20の表面上に設けられているボディ表面電極38a及び窒化物半導体層20の表面から深部に向けて伸びる溝38T内に充填されているボディ充填電極38bを有している。ボディ充填電極38bは、チャネル領域24bを貫通して伸びており、一端がボディ表面電極38aに接しており、他端が埋め込み領域24a内に侵入している。ボディ充填電極38bは、埋め込み領域24aにオーミック接触している。図2に示されるように、窒化物半導体層20には、複数個のボディ充填電極38bが配設されている。ボディ充填電極38bは、窒化物半導体層20の表面に直交する方向から観測したときに、六角形状である。ボディ表面電極38aの材料は例えばアルミニウムであり、ボディ充填電極38bの材料は例えばニッケルと金の積層である。
次に、窒化物半導体装置1の動作を説明する。使用時には、ドレイン電極32に正電圧が印加され、ソース電極34及びボディ電極38が接地される。ゲート電極36bにゲート閾値よりも高い正電圧が印加されると、JFET領域22bとソース領域26を隔てる部分のチャネル領域24bに反転層が形成され、窒化物半導体装置1がターンオンする。このとき、反転層を経由してソース領域26からJFET領域22bに電子が流入する。JFET領域22bに流入した電子は、そのJFET領域22bを縦方向に流れてドレイン電極32に向かう。これにより、ドレイン電極32とソース電極34が導通する。
ゲート電極36bが接地されると、反転層が消失し、窒化物半導体装置1がターンオフする。このとき、埋め込み領域24a及びチャネル領域24bからJFET領域22b内に空乏層が伸びてくる。JFET領域22bは、両側から伸びてくる空乏層が繋がってピンチオフの状態となる。JFET領域22bがピンチオフすることで、絶縁ゲート部36のゲート絶縁膜36aに加わる電界が緩和され、ゲート絶縁膜36aの絶縁破壊が抑えられ、窒化物半導体装置1が高い耐圧を有することができる。
また、窒化物半導体装置1のドレイン電極32とソース電極34の間に過電圧が印加されると、窒化物半導体層20内でアバランシェ降伏が発生する。このアバランシェ時に発生した正孔は、埋め込み領域24a及びボディ充填電極38bを介してボディ表面電極38aに排出される。窒化物半導体装置1は、高いアバランシェ耐量を有することができる。
次に、窒化物半導体装置1の製造方法を説明する。まず、図3Aに示されるように、有機金属気相成長法(MOCVD:Metal Organic Chemical Vapor Deposition)を利用して、窒化物半導体基板10の表面からドリフト層22a、埋め込み領域24a及びチャネル領域24bを順に積層して窒化物半導体層20を形成する。窒化物半導体基板10の表面はc面である。このため、窒化物半導体基板10の表面から結晶成長して形成される窒化物半導体層20の表面もc面である。
次に、図3Bに示されるように、ドライエッチング技術を利用して、チャネル領域24bと埋め込み領域24aを貫通してドリフト層22aに達するトレンチ22Tを形成する。このトレンチ22Tによって分断された埋め込み領域24aとチャネル領域24bがボディ領域24となる。
次に、図3Cに示されるように、有機金属気相成長法を利用して、トレンチ22T内にn-型の窒化ガリウム(GaN)を再成長させてJFET領域22bを形成する。なお、図3B及び図3CのJFET領域22bを形成する工程は、後述するアニール工程の後に実施してもよい。
次に、図3Dに示されるように、ドライエッチング技術を利用して、窒化物半導体層20の表面からチャネル領域24bを貫通して埋め込み領域24aに侵入する複数の溝38Tを形成する(溝形成工程)。溝38Tは、窒化物半導体層20の表面に直交する方向から観測したときに、六角形状である。即ち、溝38Tは、その側面がm面となるように形成される。
次に、図3Eに示されるように、窒化物半導体基板10及び窒化物半導体層20を850°以上に加熱するアニール処理を実施する(アニール工程)。これにより、埋め込み領域24a内のマグネシウムに結合していた水素は、溝38Tを介して外部に排出される。このとき、埋め込み領域24aは、溝38Tの側面の一部及び底面に露出している。このため、埋め込み領域24aが溝38T内に広く露出しているので、埋め込み領域24aから水素が良好に除去される。埋め込み領域24aから水素が良好に除去されるので、埋め込み領域24aは高い活性化率を有することができる。これにより、埋め込み領域24aは、電流遮蔽層及び正孔排出経路としての機能を良好に発揮することができる。
次に、図3Fに示されるように、溝38Tの側面をウェットエッチングする(ウェットエッチング工程)。このウェットエッチングで用いられるエッチャントは、この例では水酸化テトラメチルアンモニウム(TMAH)である。TMAH水溶液は、窒化物半導体のc面以外の面をエッチングすることができる。このため、TMAH水溶液は、m面である溝38Tの側面を選択的にエッチングすることができる。このウェットエッチングにより、溝38Tの側面がエッチングされ、溝38Tの幅が広がる。この過程で、ドライエッチングによって溝38Tを形成したときに溝38Tの側面に形成されていたエッチングダメージが除去される。また、溝38Tの底面はc面であり、このウェットエッチングによって溝38Tの底面はエッチングされない。このため、ウェットエッチングによって溝38Tがさらに深くなり、ドリフト層22aに達するような事態が回避されている。前記したように、アニール工程で水素を良好に除去するために、溝38Tは埋め込み領域24aに侵入している。一方、埋め込み領域24aの厚みは薄い。TMAH水溶液を利用したウェットエッチングであれば、溝38Tがドリフト層22aに達する事態を回避しながら、溝38Tの側面のエッチングダメージを除去することができる。特に限定されないが、TMAH水溶液の濃度は5~50%、温度は50~100℃であるのが望ましい。より望ましくは、濃度5~25%、温度80℃~100℃である。
最後に、イオン注入技術を利用してソース領域26を形成した後に、既知の製造技術を利用して、ドレイン電極32、ソース電極34、絶縁ゲート部36及びボディ電極38を形成する。これにより、図1に示す窒化物半導体装置1が完成する。このうちボディ電極38のボディ充填電極38bを溝38Tに充填する工程を特に、電極充填工程という。前記したように、溝38Tは、埋め込み領域24a内に侵入して形成されており、さらに、ウェットエッチングによってその側面のエッチングダメージが除去されている。このため、ボディ充填電極38bは、埋め込み領域24aと広い面積を介して良好に接触することができる。ボディ充填電極38bと埋め込み領域24aは、小さい接触抵抗で接触することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1:窒化物半導体装置
20:窒化物半導体層
22:ドリフト領域
22a:ドリフト層
22b:JFET領域
24:ボディ領域
24a:埋め込み領域
24b:チャネル領域
26:ソース領域
32:ドレイン電極
34:ソース電極
36:絶縁ゲート部
36a:ゲート絶縁膜
36b:ゲート電極
38:ボディ電極
38T:溝
38a:ボディ表面電極
38b:ボディ充填電極

Claims (3)

  1. n型のJFET領域の両側に隣接して埋め込まれているp型の埋め込み領域を有する窒化物半導体層の表面から前記JFET領域の両側に隣接する前記埋め込み領域の各々に複数の溝を形成する溝形成工程であって、前記複数のの各々が前記埋め込み領域内に侵入する、溝形成工程と、
    前記複数のの各々の側面の一部及び底面に前記埋め込み領域が露出した状態でアニール処理を実施するアニール工程と、
    前記アニール工程の後に、前記複数の溝内に充填電極を充填する電極充填工程と、
    前記溝形成工程と前記電極充填工程の間に、前記複数の溝の各々の側面をウェットエッチングするウェットエッチング工程と、を備え
    前記ウェットエッチング工程で用いられるエッチャントが、水酸化テトラメチルアンモニウムであり、
    前記窒化物半導体層の前記表面がc面であり、
    前記複数の溝の各々の側面がm面であり、
    前記窒化物半導体層の前記表面に直交する方向から観測したときに、前記複数の溝の各々が六角形状であり、
    前記窒化物半導体層は、
    前記埋め込み領域上に設けられており、前記窒化物半導体層の前記表面に露出しており、前記埋め込み領域よりも不純物濃度が薄いp型のチャネル領域、をさらに有しており、
    前記溝形成工程では、前記チャネル領域を貫通して前記埋め込み領域内に侵入するように前記複数の溝が形成され、
    前記埋め込み領域の厚みは、前記チャネル領域の厚みよりも薄い、窒化物半導体装置の製造方法。
  2. 窒化物半導体層と、
    前記窒化物半導体層の表面から深部に向けて伸びる複数の溝内に充填されている充填電極と、を備えており、
    前記窒化物半導体層は、
    n型のJFET領域と、
    前記JFET領域の両側に隣接しており、前記窒化物半導体層内に埋め込まれているp型の埋め込み領域と、を有しており、
    前記JFET領域の両側に隣接する前記埋め込み領域の各々に前記複数の溝が形成されており、
    前記充填電極は、前記埋め込み領域内に侵入しており、その側面の一部及び底面で前記埋め込み領域に接しており、
    前記窒化物半導体層の前記表面がc面であり、
    前記複数のの各々の側面がm面であり、
    前記窒化物半導体層の前記表面に直交する方向から観測したときに、前記複数のの各々が六角形状であり、
    前記窒化物半導体層は、
    前記埋め込み領域上に設けられており、前記窒化物半導体層の前記表面に露出しており、前記埋め込み領域よりも不純物濃度が薄いp型のチャネル領域、をさらに有しており、
    前記充填電極が、前記チャネル領域を貫通して前記埋め込み領域内に侵入しており、
    前記埋め込み領域の厚みは、前記チャネル領域の厚みよりも薄い、窒化物半導体装置。
  3. 前記窒化物半導体層の前記表面の一部に設けられている絶縁ゲート部と、
    前記窒化物半導体層の前記表面の他の一部に設けられているソース電極と、をさらに備えており、
    前記窒化物半導体層は、
    前記チャネル領域によって前記JFET領域から隔てられており、前記窒化物半導体層の前記表面に露出するn型のソース領域、をさらに有しており、
    前記絶縁ゲート部は、前記JFET領域と前記ソース領域を隔てている前記チャネル領域に対向しており、
    前記ソース電極は、前記ソース領域に接している、請求項に記載の窒化物半導体装置。
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