JP7136630B2 - 流体噴霧プレートの製造方法 - Google Patents
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例えば特許文献1には、シート材に対して片面からエッチングを施して肉薄領域を形成し、この肉薄領域が予め定められた間隔を有して長手方向に配置される短冊状片をシート材に対して両面からエッチングを施して複数配列させて形成する被エッチングシート材形成工程と、被エッチングシート材から複数の短冊状片を切り離し、一の短冊状片の一端に設けられる一端係合部と、他の短冊状片の他端に設けられる他端係合部とを、被エッチングシート材形成工程による両面からのエッチングの結果で得られた壁面の形状を利用して係合させる係合工程と、係合工程により複数の短冊状片が係合された帯状体を送り出し、肉薄領域を含んだ領域に対して連続的に機械加工を施す機械加工工程と、を有することを特徴とする部材製造方法が開示されている。
また、例えば特許文献2には、金属性の薄膜(35)を準備し、薄膜(35)に同一の開口幾何学形状(27)を設け、センタリング装置(57)を用いて個々の薄膜(35)を重ね合わせ、接合法を使用して薄膜(35)を結合して、多数の円形プレート(53)を備えた孔付きディスクバンド(39)を形成し、孔付きディスクバンド(39)から孔付きディスク(21)もしくは円形プレート(53)を個別化する方法ステップを行うことを特徴とする噴射弁用の孔付きディスクの製法が開示されている。
ここで、抵抗接続などにより2枚のシートを重ね合わせる接合面は、少なくとも電極ヘッドの大きさよりも小さくなり、例えば連続したシートを用いる場合に、シートの全面を面接合することが困難となる。そのため、連続帯材を用いた場合には、接合された部分とされていない部分とが一定ピッチで交互に存在することとなり、平坦性の阻害要因となる。また、接合を加圧しながら行なった場合には、電極ヘッドの圧力で押された溶解部分が外周に押しやられ、非溶解部分との境界に溜まりこむか、隙間に染み込むこととなり、固形後にて、平坦性を阻害する原因となる。
請求項2に記載された発明は、前記距て領域形成工程は、前記有効領域の外端に沿って設けられる溝部と、当該有効領域と前記非有効領域とを接続する接続部と、を有して前記距て領域を形成することを特徴とする請求項1記載の流体噴霧プレートの製造方法である。
請求項3に記載された発明は、前記距て領域形成工程は、前記第1シートおよび前記第2シートに距て領域を形成し、当該第1シートに形成される前記接続部の位置と当該第2シートに形成される当該接続部の位置とは、当該第1シートと当該第2シートとを接合するに際して重ね合わせた際に位置がずれていることを特徴とする請求項2記載の流体噴霧プレートの製造方法である。
請求項4に記載された発明は、前記第1シートに対して加工の位置基準となる基準孔を形成する基準孔形成工程と、前記第1シートと前記第2シートとを接合するに際して重ね合わせた際に前記基準孔を塞がない孔を当該第2シートに形成する孔形成工程と、を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の流体噴霧プレートの製造方法である。
請求項5に記載された発明は、前記基準孔形成工程により形成される前記基準孔は、前記孔形成工程により形成される前記孔に比べて外形が小さいことを特徴とする請求項4記載の流体噴霧プレートの製造方法である。
請求項6に記載された発明は、前記機能溝形成工程は、前記第1シートに形成された前記基準孔を基準として前記機能溝を形成し、前記噴霧孔形成工程は、前記第1シートに形成された前記基準孔を基準として前記第2シートに対して前記噴霧孔を形成することを特徴とする請求項4または5記載の流体噴霧プレートの製造方法である。
請求項7に記載された発明は、流体噴霧プレートの製造方法であって、片面にろう材が形成された第1シートを取得する第1シート取得工程と、前記第1シートの前記片面に接触する第2シートを取得する第2シート取得工程と、流体移動を調整する機能溝を前記第1シートに形成する機能溝形成工程と、前記第1シートおよび前記第2シートの少なくとも一方に対して、前記流体噴霧プレートの外形を形成する取り出し領域よりも大きな外側に内縁を有する溝を形成する溝形成工程と、前記第1シートと前記第2シートとを前記ろう材により接合する接合工程と、前記接合工程の後に、流体を噴霧させる噴霧孔を前記第2シートに形成する噴霧孔形成工程と、接合された前記第1シートおよび前記第2シートから前記流体噴霧プレートを取り出す取り出し工程と、を有し、前記接合工程は、前記ろう材を介して重ね合わされた前記第1シートと前記第2シートとに、接合ヘッドの先端を押し当てて接合し、前記溝形成工程では、前記接合工程にて前記第1シートおよび前記第2シートに押し当てられる前記接合ヘッドの前記先端の外縁が前記溝の前記内縁と当該溝の外縁との間に位置できる形状にて、当該溝が形成されることを特徴とする流体噴霧プレートの製造方法である。
請求項8に記載された発明は、前記取り出し工程は、前記溝形成工程にて形成された前記溝よりも内側にて前記流体噴霧プレートを取り出すことを特徴とする請求項7記載の流体噴霧プレートの製造方法である。
請求項9に記載された発明は、前記溝形成工程は、前記第1シートおよび前記第2シートに、前記溝の内縁側と当該溝の外縁側とを接続する接続部を形成し、当該第1シートに形成される当該接続部の位置と当該第2シートに形成される当該接続部の位置とは、当該第1シートと当該第2シートとを接合するに際して重ね合わせた際に位置がずれるように形成されることを特徴とする請求項7または8記載の流体噴霧プレートの製造方法である。
請求項2記載の流体噴霧プレートの製造方法によれば、接合される有効領域と接合されない非有効領域とを、溝と接続部とを有する距て領域によって距てない場合に比べて、電流の偏りを抑制した状態でより高い平坦性を確保できる。
請求項3記載の流体噴霧プレートの製造方法によれば、接続部の位置にてろう材の逃げ場を確保できる。
請求項4および5記載の流体噴霧プレートの製造方法によれば、加工時の位置決めを第1シートの基準孔に統一できる。
請求項6記載の流体噴霧プレートの製造方法によれば、第1シートに形成される機能溝の形成位置と、第2シートに形成される噴霧孔の形成位置との位置精度を、本構成を採用しない場合に比べて高めることができる。
請求項8記載の流体噴霧プレートの製造方法によれば、本構成を採用しない場合に比べて、第1シート、第2シート、および溶解した後のろう材の取り出し面を揃えることができる。
請求項9記載の流体噴霧プレートの製造方法によれば、接続部の位置にてろう材の逃げ場を確保できる。
本実施の形態では、図示しない内燃機関のシリンダ内に、渦状に燃料を噴霧するために用いられる燃料噴霧オリフィスプレート100(後述する図6参照)を例とし、その製造方法および構成に関する説明を行う。
図1~図5を用いて、本実施の形態が適用される燃料噴霧オリフィスプレートの製造方法について説明する。
図1(a)、(b)は、流体噴霧プレートの一つとしての燃料噴霧オリフィスプレートの製造方法を示す図である。ここで図1(a)はシートAの片面にメッキ処理を施すろう材処理工程210を示した図であり、図1(b)は、ろう材処理工程210にて、ろう材の一つであるメッキが片面に形成されたロール状のシートA20と、ろう材が形成されていないロール状のシートB30とから、燃料噴霧オリフィスプレート100を製造する製造工程を示した図である。
図1(a)に示すろう材処理工程210では、ロール状に巻かれた部材であるシート10を準備する準備工程211と、シート10の一方の面に保護膜216を付ける保護膜形成工程212と、シート10にろう材21の層を形成するメッキ処理工程213と、保護膜216を剥離する保護膜剥離工程214と、片面にろう材21が形成されたシート10をロール状に巻いてシートA20として巻き取る巻き工程215とを有している。
・ 抵抗値が高いことで溶解が優先的に起こること、
・ 融点が低いこと、
・ 数μの膜厚でよいこと、
などが求められる。この抵抗と融点とに関して、ニッケル・リンのメッキを用いることが好ましい。なお、リンのパーセンテージが高く、純度が低下するほど、抵抗値が高くなり、融点が低くなる。一般の無電解ニッケルメッキ液は、リンの濃度により幾つかのランクに分類されているが、本実施形態では、例えばリン濃度の高い、10~13%の高リンタイプが用いられる。
このように、ニッケルメッキ浴217では、例えば次亜リン酸塩を還元剤としたメッキ浴が用いられ、形成されるろう材21としては、Ni-P合金のメッキ膜で構成される。なお、以下では、無電解Ni-Pメッキを、単に「無電解ニッケルメッキ」と呼ぶ場合がある。
図1(b)に示す製造工程では、加工を施す板材であるシートを準備する準備工程220と、シートA20とシートB30とに、抜き型である金型231を用いて各種の孔を形成する抜き工程230とを有する。また、抜き工程230による打ち抜きがなされたシートA20とシートB30とを、ろう材21を挟んで重ねる重ね工程240と、重ねられたシートA20とシートB30とを電極ヘッド251を用いて接合する接合工程250とを有する。更に、接合工程250により接合されたシートに対して金型261によって噴霧孔を形成する噴霧孔形成工程260と、噴霧孔が形成されたシートから金型271を用いて外形を打ち抜く打ち抜き工程270と、打ち抜かれた燃料噴霧オリフィスプレート100を取り出す取り出し工程280と、を有する。打ち抜き工程270と取り出し工程280とを一つとして「取り出し工程」とすることもできる。本実施の形態が適用される燃料噴霧オリフィスプレートの製造工程では、ロール状に巻かれた金属シートを送り出し、巻き取る過程で加工を施す、所謂ロールtoロールを用いて、金属フープ材を面接合している。
準備工程220は、第1シート取得工程と、第2シート取得工程とを含んで構成される。第1シート取得工程は、例えば図1(a)に示すようなろう材処理工程210にて片面にろう材21が形成された第1シートであるシートA20を取得する。また、第2シート取得工程では、導電材である金属の板材であって、ろう材が形成されていない第2シートであるシートB30を取得する。シートB30は、導電材である金属の板材であり、シートA20の基材と同様な、例えばSUS304のステンレス鋼がロール状に巻かれた状態で準備される。選定されるシートB30としては、燃料噴霧オリフィスプレート100に形成される噴霧孔を形成するものとして、また、基材としての剛性を考慮して、好ましい厚さのものが選定される(後述)。
抜き工程230では、シートA20とシートB30とに各種の孔を形成する。片面にろう材21が形成された第1シートであるシートA20には金型231を用いて加工を施し、第2シートであるシートB30には金型235を用いて加工を施している。
図2(a)、(b)は、抜き工程230による加工後のシートを示した図であり、図2(a)はシートA20に施される加工を示し、図2(b)はシートB30に施される加工を示している。なお、抜き工程230は、本発明における機能溝形成工程、距て領域形成工程、溝形成工程、基準孔形成工程、孔形成工程、等の一つとして機能する。
基準孔22は、連続した帯材であるシートA20の、加工場所へのピッチ送りの基準になる。また、シートA20には、シートA20とシートB30との接合領域の外端に沿って設けられる複数の溝部24と、隣接する溝部24の間にある接続部25とが、打ち抜きにより形成される。溝部24は、溝の内縁241と外縁242とを有している。接続部25は、複数の溝部24によって仕切られる内側のチップ形状が、ロール状の帯材であるシートA20から分離しないように設けられた「ブリッジ」である。このブリッジとなる接続部25は、分離を抑制するために数カ所、設けられ、図2(a)に示す例では、4箇所、形成されている。
なお、シートB30の幅(幅方向の長さ)と、シートA20の幅(幅方向の長さ)とは異ならせてもよい。例えば、
シートB30の幅 < シートA20の幅
とし、シートB30の孔32の形成されている領域が存在しない幅の板材を用いることも可能である。
なお、本実施の形態では、シートA20およびシートB30の両者に、「有効領域」と「非有効領域」とを距てる「距て領域」を形成したが、何れか一方に形成し、他方には「距て領域」を形成しない態様を採用することも可能である。
重ね工程240では、抜き工程230にて各種の孔が形成されたシートA20とシートB30とが重ね合わされる。
図3は、重ね工程240にて、シートA20とシートB30とが重ね合わされた状態を示した図である。図3では、紙面の表面側がシートA20となり、裏面側がシートB30となるように、重ね合わされている様子が示されている。シートA20の基準孔22と、シートB30の孔32とは中心位置がほぼ一致するように配置されているが、基準孔22の外形は孔32の外形よりも小さく、すなわち径が小さく構成され、孔32が基準孔22を塞がない。その結果、次の接合工程250にてシートA20とシートB30とが接合された後には、基準孔22を基準として、後の工程である各種の抜き処理などが行なわれる。また、溝部24と溝部34とは重ね合わせによってほぼ位置が一致しているが、ブリッジとなる接続部25と接続部35との互いの位置は、ずれるように配置されている。本実施の形態では、互いに約45度、ずれている。
接合工程250では、重ね工程240にて重ね合わされたシートA20とシートB30とが、接合ヘッドである電極ヘッド251によって上下から挟み込まれ、ろう材21により接合される。
図4(a)、(b)は、接合工程250を説明するための図である。図4(a)は図1(b)と同様に側方から接合工程を眺めた拡大図であり、図4(b)は上下方向(鉛直方向)の上方からシートA20とおよびシートB30を眺めた図である。
なお、距て領域を全く形成せずに、電極ヘッド251の先端251aを押し当てる場合も、同様な問題が生じる。
図5は、噴霧孔形成工程260を説明するための図である。噴霧孔形成工程260では、接合工程250によってろう付け接合されたシートA20およびシートB30のうち、シートB30に対して噴霧孔36を形成する。
打ち抜き工程270では、シートA20およびシートB30からなる帯状体について、図1(b)に示すように金型271を用いて外形を打ち抜く。この打ち抜き工程270では、接合工程250により接合され噴霧孔形成工程260にて噴霧孔が形成されたシートA20およびシートB30の帯状体を引き出すとともに、引き出された部位に対し、金型271を用いて順次プレス加工による打ち抜きを行うことで燃料噴霧オリフィスプレート100を作製する、という手順を繰り返し行う。なお、燃料噴霧オリフィスプレート100が打ち抜かれた帯状体(切断屑)は、再度ロール状に巻き取られ、その後廃棄される。
図6(a)、(b)は、上述の製造方法により製造され、本実施の形態が適用される一例としての燃料噴霧オリフィスプレート100の構成を説明するための図である。図6(a)は上面から燃料噴霧オリフィスプレート100を眺めた上面図、図6(b)は、図6(a)に示す上面図の断面BBを示した図である。
平面積 × 深さ = 容積
である。上記の深さは、設計上、最適値として容積が決定された場合に、平面積の大きな凹みなら浅い溝となり、平面積の小さな凹みなら深い溝が必要となる。但し、燃料流体に旋回を与えるといった流体移動を調整する機能溝としては、ある程度の容積が必要であり、シートA20の肉厚t1としては、最小値として0.15mm程度、最大値としては2mm程度である。
Claims (9)
- 片面にろう材が形成された第1シートを取得する第1シート取得工程と、
前記第1シートの前記片面に接触する第2シートを取得する第2シート取得工程と、
流体移動を調整する機能溝を前記第1シートに形成する機能溝形成工程と、
前記第1シートおよび前記第2シートの少なくとも一方に対して、有効領域と非有効領域とを距てる距て領域を形成する距て領域形成工程と、
前記第1シートと前記第2シートとを前記ろう材により接合する接合工程と、
流体を噴霧させる噴霧孔を前記第2シートに形成する噴霧孔形成工程と、
接合された前記第1シートおよび前記第2シートから流体噴霧プレートを取り出す取り出し工程と、を有し、
前記有効領域は、前記距て領域の内縁によって定まるとともに前記取り出し工程により取り出される前記流体噴霧プレートの外形と当該外形を囲う切り離し領域とを含み、
前記接合工程は、前記距て領域の内縁と外縁との間の領域に接合ヘッドの先端の外縁が位置するように当該先端を押し当てて、前記有効領域における前記第1シートと前記第2シートとを接合することを特徴とする流体噴霧プレートの製造方法。 - 前記距て領域形成工程は、前記有効領域の外端に沿って設けられる溝部と、当該有効領域と前記非有効領域とを接続する接続部と、を有して前記距て領域を形成することを特徴とする請求項1記載の流体噴霧プレートの製造方法。
- 前記距て領域形成工程は、前記第1シートおよび前記第2シートに距て領域を形成し、当該第1シートに形成される前記接続部の位置と当該第2シートに形成される当該接続部の位置とは、当該第1シートと当該第2シートとを接合するに際して重ね合わせた際に位置がずれていることを特徴とする請求項2記載の流体噴霧プレートの製造方法。
- 前記第1シートに対して加工の位置基準となる基準孔を形成する基準孔形成工程と、
前記第1シートと前記第2シートとを接合するに際して重ね合わせた際に前記基準孔を塞がない孔を当該第2シートに形成する孔形成工程と、
を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の流体噴霧プレートの製造方法。 - 前記基準孔形成工程により形成される前記基準孔は、前記孔形成工程により形成される前記孔に比べて外形が小さいことを特徴とする請求項4記載の流体噴霧プレートの製造方法。
- 前記機能溝形成工程は、前記第1シートに形成された前記基準孔を基準として前記機能溝を形成し、
前記噴霧孔形成工程は、前記第1シートに形成された前記基準孔を基準として前記第2シートに対して前記噴霧孔を形成することを特徴とする請求項4または5記載の流体噴霧プレートの製造方法。 - 流体噴霧プレートの製造方法であって、
片面にろう材が形成された第1シートを取得する第1シート取得工程と、
前記第1シートの前記片面に接触する第2シートを取得する第2シート取得工程と、
流体移動を調整する機能溝を前記第1シートに形成する機能溝形成工程と、
前記第1シートおよび前記第2シートの少なくとも一方に対して、前記流体噴霧プレートの外形を形成する取り出し領域よりも大きな外側に内縁を有する溝を形成する溝形成工程と、
前記第1シートと前記第2シートとを前記ろう材により接合する接合工程と、
前記接合工程の後に、流体を噴霧させる噴霧孔を前記第2シートに形成する噴霧孔形成工程と、
接合された前記第1シートおよび前記第2シートから前記流体噴霧プレートを取り出す取り出し工程と、を有し、
前記接合工程は、前記ろう材を介して重ね合わされた前記第1シートと前記第2シートとに、接合ヘッドの先端を押し当てて接合し、
前記溝形成工程では、前記接合工程にて前記第1シートおよび前記第2シートに押し当てられる前記接合ヘッドの前記先端の外縁が前記溝の前記内縁と当該溝の外縁との間に位置できる形状にて、当該溝が形成されること
を特徴とする流体噴霧プレートの製造方法。 - 前記取り出し工程は、前記溝形成工程にて形成された前記溝よりも内側にて前記流体噴霧プレートを取り出すことを特徴とする請求項7記載の流体噴霧プレートの製造方法。
- 前記溝形成工程は、前記第1シートおよび前記第2シートに、前記溝の内縁側と当該溝の外縁側とを接続する接続部を形成し、当該第1シートに形成される当該接続部の位置と当該第2シートに形成される当該接続部の位置とは、当該第1シートと当該第2シートとを接合するに際して重ね合わせた際に位置がずれるように形成されることを特徴とする請求項7または8記載の流体噴霧プレートの製造方法。
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