JP7135548B2 - 電源監視装置及び電源監視方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電源監視装置及び電源監視方法に関する。
従来より、CPU等を制御手段として備えている制御装置の中には、より高い安全性を確保するために、制御手段(CPU等)を2重系で有しているものがある。また、これらの制御装置の中には、供給される電源を監視して、例えば過電圧や低電圧の場合に制御手段等への電力を遮断する電源監視装置を備えているものもある。
例えば特許文献1には、第1の電源線を介して負荷装置に供給される電源電圧を監視する電源監視装置と、当該電源監視装置の自己診断を行う(マイクロコンピュータを有する)診断回路と、を2重系で有する電源監視装置及び電源監視方法が記載されている。電源監視装置は、負荷装置へ供給される電源電圧を監視し、過電圧または低電圧の場合では、第1の電源線からの負荷装置への電源電圧を遮断している。また特許文献1には、(マイクロコンピュータを有する)診断回路と、当該診断回路から、負荷装置への電源電圧の供給と遮断を行う第2の電源線と、を用いて、電源監視装置を自己診断する方法が記載されている。特許文献1では、診断回路からの電源監視装置の自己診断中は、第2の電源線から負荷装置に電源電圧を供給している。
特開2014-204570号公報
特許文献1には、負荷装置への電源電圧の供給と遮断を行う電源監視装置について、構成と自己診断方法が記載されているが、(マイクロコンピュータを有する)診断回路(制御手段に相当)への電源電圧の供給と遮断を行うものについて、構成も自己診断方法も見受けられない。仮に、電源監視装置から供給または遮断される電源電圧を診断回路(制御手段)に入力した場合、診断回路(制御手段)から電源監視装置の自己診断を行った際、遮断動作の検査のときに診断回路(制御手段)への電源電圧が遮断されてしまうことになるので、適切に自己診断を行うことができない。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、2重系の制御手段を有するシステムにおいて、電源から制御手段へ供給される電力に応じて接続状態と遮断状態に切り替わるとともに、制御手段から接続状態と遮断状態の自己診断を適切に行うことができる、電源監視装置及び電源監視方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の発明は、第1電源供給経路を介して電源からの電力が供給される第1制御手段と、第2電源供給経路を介して前記電源からの電力が供給される第2制御手段と、前記電源から前記第1制御手段への前記第1電源供給経路を、前記電源から供給される電力に応じて接続状態と遮断状態とに切り替え可能な第1電源供給・遮断手段と、前記電源から前記第2制御手段への前記第2電源供給経路を、前記電源から供給される電力に応じて接続状態と遮断状態とに切り替え可能な第2電源供給・遮断手段と、を有する電源監視装置であって、前記第1制御手段は、前記電源が投入された際、前記第2電源供給・遮断手段の前記接続状態と前記遮断状態の切り替えを検査し、前記第2制御手段は、前記電源が投入された際、前記第1電源供給・遮断手段の前記接続状態と前記遮断状態の切り替えを検査する、電源監視装置である。
次に、本発明の第2の発明は、上記第1の発明に係る電源監視装置であって、前記第1制御手段と前記第2制御手段には、互いに情報の送受信を可能とする通信回路が接続されている。そして、前記第1制御手段は、起動された際、前記第2制御手段と情報の送受信を行って、今回の起動が、前記電源の投入による起動か、前記第1電源供給・遮断手段の検査による起動か、を区別可能であり、前記電源の投入による起動の場合では、前記第2電源供給・遮断手段を検査し、前記第2電源供給・遮断手段の検査結果が正常であった場合は前記第2制御手段を再起動した後、前記第2制御手段からの検査結果の要求を受信すると検査結果を送信して、前記第2制御手段からの前記第1電源供給・遮断手段の検査を待ち、前記第1電源供給・遮断手段の検査による起動の場合では、前記第2制御手段に前記第1電源供給・遮断手段の検査結果の要求を送信して検査結果を受信し、受信した検査結果が正常であった場合は、前記第1制御手段の正常時用として用意された制御である第1正常時用制御に移行する。また、前記第2制御手段は、起動された際、前記第1制御手段と情報の送受信を行って、今回の起動が、前記電源の投入による起動か、前記第2電源供給・遮断手段の検査による起動か、を区別可能であり、前記電源の投入による起動の場合では、前記第1制御手段からの前記第2電源供給・遮断手段の検査を待ち、前記第2電源供給・遮断手段の検査による起動の場合では、前記第1制御手段に前記第2電源供給・遮断手段の検査結果の要求を送信して検査結果を受信し、受信した検査結果が正常であった場合は前記第1電源供給・遮断手段を検査し、前記第1電源供給・遮断手段の検査結果が正常であった場合は前記第1制御手段を再起動した後、前記第1制御手段からの検査結果の要求を受信すると検査結果を送信して、前記第2制御手段の正常時用として用意された制御である第2正常時用制御に移行する、電源監視装置である。
次に、本発明の第3の発明は、上記第2の発明に係る電源監視装置であって、前記第1電源供給・遮断手段は、前記第1電源供給経路における前記電源の側に設けられて、前記電源から供給される電圧または前記第2制御手段からの制御信号に応じて、前記接続状態と前記遮断状態のいずれかに切り替えられる第1前段切替回路と、前記第1電源供給経路における前記第1制御手段の側に設けられて、前記接続状態と前記遮断状態のいずれかに切り替えられる第1後段切替回路と、前記第1制御手段の動作を監視して前記第1制御手段の動作が異常であると判定した場合に前記第1後段切替回路を前記接続状態から前記遮断状態に切り替える第1監視回路と、前記第1後段切替回路から前記第1制御手段へ電力が供給されているか否かを前記第2制御手段にてモニタ可能とする第1状態モニタ回路と、を有している。また、前記第2電源供給・遮断手段は、前記第2電源供給経路における前記電源の側に設けられて、前記電源から供給される電圧または前記第1制御手段からの制御信号に応じて、前記接続状態と前記遮断状態のいずれかに切り替えられる第2前段切替回路と、前記第2電源供給経路における前記第2制御手段の側に設けられて、前記接続状態と前記遮断状態のいずれかに切り替えられる第2後段切替回路と、前記第2制御手段の動作を監視して前記第2制御手段の動作が異常であると判定した場合に前記第2後段切替回路を前記接続状態から前記遮断状態に切り替える第2監視回路と、前記第2後段切替回路から前記第2制御手段へ電力が供給されているか否かを前記第1制御手段にてモニタ可能とする第2状態モニタ回路と、を有する、電源監視装置である。
次に、本発明の第4の発明は、上記第3の発明に係る電源監視装置であって、前記第1制御手段は、前記第2電源供給・遮断手段の検査を行う際、前記第2状態モニタ回路にて前記第2制御手段に電力が供給されていることを確認し、前記第2制御手段に疑似異常要求情報を送信して前記第2制御手段の動作を疑似的に異常とさせることで前記第2監視回路を用いて前記第2後段切替回路を前記遮断状態に切り替えて前記第2状態モニタ回路にて前記第2制御手段に電力が供給されていないことを確認し、前記第2前段切替回路を前記遮断状態にする制御信号を出力した後、前記第2前段切替回路を前記接続状態にする制御信号を出力して、前記第2状態モニタ回路にて前記第2制御手段に電力が供給されていることを確認することで前記第2電源供給・遮断手段が正常であると判定する。また、前記第2制御手段は、前記第1電源供給・遮断手段の検査を行う際、前記第1状態モニタ回路にて前記第1制御手段に電力が供給されていることを確認し、前記第1制御手段に疑似異常要求情報を送信して前記第1制御手段の動作を疑似的に異常とさせることで前記第1監視回路を用いて前記第1後段切替回路を前記遮断状態に切り替えて前記第1状態モニタ回路にて前記第1制御手段に電力が供給されていないことを確認し、前記第1前段切替回路を前記遮断状態にする制御信号を出力した後、前記第1前段切替回路を前記接続状態にする制御信号を出力して、前記第1状態モニタ回路にて前記第1制御手段に電力が供給されていることを確認することで前記第1電源供給・遮断手段が正常であると判定する、電源監視装置である。
次に、本発明の第5の発明は、上記第3の発明または第4の発明に係る電源監視装置であって、前記第1状態モニタ回路から前記第2制御手段までの経路中と、前記第2状態モニタ回路から前記第1制御手段までの経路中と、前記第1制御手段から前記第2前段切替回路までの経路中と、前記第2制御手段から前記第1前段切替回路までの経路中と、前記第1監視回路から前記第1後段切替回路までの経路中と、前記第2監視回路から前記第2後段切替回路までの経路中と、には、入力側と出力側との間で電気的に絶縁しながら信号を伝達するフォトデバイスが設けられている、電源監視装置である。
次に、本発明の第6の発明は、上記第1の発明~第5の発明のいずれか1つに係る電源監視装置であって、前記電源監視装置は、前記第1電源供給・遮断手段または前記第2電源供給・遮断手段の少なくとも一方が前記接続状態である場合に、前記接続状態とされている側から、前記電源からの電力が供給される周辺回路を有している、電源監視装置である。
次に、本発明の第7の発明は、上記第6の発明に係る電源監視装置であって、前記第1電源供給・遮断手段は、前記第1制御手段に接続されて前記第1制御手段に電力を供給する第1制御手段用端子と、前記周辺回路に接続されて前記周辺回路に電力を供給する第1周辺用端子と、を有しており、前記第1制御手段用端子と前記第1周辺用端子は、前記第1電源供給・遮断手段が前記接続状態の場合、導通状態とされて、いずれの端子も前記第1前段切替回路から電力が供給された状態となり、前記第1電源供給・遮断手段が前記遮断状態の場合、前記第1制御手段用端子から前記第1周辺用端子に向かう方向のみ電流が流れるように接続された状態となり、いずれの端子も前記第1前段切替回路から電力が供給されていない状態となる。また、前記第2電源供給・遮断手段は、前記第2制御手段に接続されて前記第2制御手段に電力を供給する第2制御手段用端子と、前記周辺回路に接続されて前記周辺回路に電力を供給する第2周辺用端子と、を有しており、前記第2制御手段用端子と前記第2周辺用端子は、前記第2電源供給・遮断手段が前記接続状態の場合、導通状態とされて、いずれの端子も前記第2前段切替回路から電力が供給された状態となり、前記第2電源供給・遮断手段が前記遮断状態の場合、前記第2制御手段用端子から前記第2周辺用端子に向かう方向のみ電流が流れるように接続された状態となり、いずれの端子も前記第2前段切替回路から電力が供給されていない状態となる、電源監視装置である。
次に、本発明の第8の発明は、第1電源供給経路を介して電源からの電力が供給される第1制御手段と、第2電源供給経路を介して前記電源からの電力が供給される第2制御手段と、前記電源から前記第1制御手段への前記第1電源供給経路を、前記電源から供給される電力に応じて接続状態と遮断状態とに切り替え可能な第1電源供給・遮断手段と、前記電源から前記第2制御手段への前記第2電源供給経路を、前記電源から供給される電力に応じて接続状態と遮断状態とに切り替え可能な第2電源供給・遮断手段と、を用いた電源監視方法であって、前記電源が投入された際、前記第1制御手段を用いて前記第2電源供給・遮断手段の前記接続状態と前記遮断状態の切り替えを検査させ、前記電源が投入された際、前記第2制御手段を用いて前記第1電源供給・遮断手段の前記接続状態と前記遮断状態の切り替えを検査させる、電源監視方法である。
次に、本発明の第9の発明は、上記第8の発明に係る電源監視方法であって、前記第1制御手段と前記第2制御手段には、互いに情報の送受信を可能とする通信回路が接続されており、前記第1制御手段は、起動された際、前記第2制御手段と情報の送受信を行って、今回の起動が、前記電源の投入による起動か、前記第1電源供給・遮断手段の検査による起動か、を区別する、第1起動区別ステップと、前記電源の投入による起動の場合に、前記第2電源供給・遮断手段を検査し、前記第2電源供給・遮断手段の検査結果が正常であった場合は前記第2制御手段を再起動した後、前記第2制御手段からの検査結果の要求を受信すると検査結果を送信して、前記第2制御手段からの前記第1電源供給・遮断手段の検査を待つ、第1電源起動ステップと、前記第1電源供給・遮断手段の検査による起動の場合に、前記第2制御手段に前記第1電源供給・遮断手段の検査結果の要求を送信して検査結果を受信し、受信した検査結果が正常であった場合は、前記第1制御手段の正常時用として用意された制御である第1正常時用制御に移行する、第1検査起動ステップと、を有する。また、前記第2制御手段は、起動された際、前記第1制御手段と情報の送受信を行って、今回の起動が、前記電源の投入による起動か、前記第2電源供給・遮断手段の検査による起動か、を区別する、第2起動区別ステップと、前記電源の投入による起動の場合に、前記第1制御手段からの前記第2電源供給・遮断手段の検査を待つ、第2電源起動ステップと、前記第2電源供給・遮断手段の検査による起動の場合に、前記第1制御手段に前記第2電源供給・遮断手段の検査結果の要求を送信して検査結果を受信し、受信した検査結果が正常であった場合は前記第1電源供給・遮断手段を検査し、前記第1電源供給・遮断手段の検査結果が正常であった場合は前記第1制御手段を再起動した後、前記第1制御手段からの検査結果の要求を受信すると検査結果を送信して、前記第2制御手段の正常時用として用意された制御である第2正常時用制御に移行する、第2検査起動ステップと、を有する、電源監視方法である。
次に、本発明の第10の発明は、上記第9の発明に係る電源監視方法であって、前記第1電源供給・遮断手段は、前記第1電源供給経路における前記電源の側に設けられて、前記電源から供給される電圧または前記第2制御手段からの制御信号に応じて、前記接続状態と前記遮断状態のいずれかに切り替えられる第1前段切替回路と、前記第1電源供給経路における前記第1制御手段の側に設けられて、前記接続状態と前記遮断状態のいずれかに切り替えられる第1後段切替回路と、前記第1制御手段の動作を監視して前記第1制御手段の動作が異常であると判定した場合に前記第1後段切替回路を前記接続状態から前記遮断状態に切り替える第1監視回路と、前記第1後段切替回路から前記第1制御手段へ電力が供給されているか否かを前記第2制御手段にてモニタ可能とする第1状態モニタ回路と、を有している。また、前記第2電源供給・遮断手段は、前記第2電源供給経路における前記電源の側に設けられて、前記電源から供給される電圧または前記第1制御手段からの制御信号に応じて、前記接続状態と前記遮断状態のいずれかに切り替えられる第2前段切替回路と、前記第2電源供給経路における前記第2制御手段の側に設けられて、前記接続状態と前記遮断状態のいずれかに切り替えられる第2後段切替回路と、前記第2制御手段の動作を監視して前記第2制御手段の動作が異常であると判定した場合に前記第2後段切替回路を前記接続状態から前記遮断状態に切り替える第2監視回路と、前記第2後段切替回路から前記第2制御手段へ電力が供給されているか否かを前記第1制御手段にてモニタ可能とする第2状態モニタ回路と、を有している。そして、前記第1制御手段は、前記第2電源供給・遮断手段の検査を行う際、前記第2状態モニタ回路にて前記第2制御手段に電力が供給されていることを確認した後、前記第2制御手段に疑似異常要求情報を送信して前記第2制御手段の動作を疑似的に異常とさせることで前記第2監視回路を用いて前記第2後段切替回路を前記遮断状態に切り替えて前記第2状態モニタ回路にて前記第2制御手段に電力が供給されていないことを確認する、第2後段切替回路検査ステップと、前記第2前段切替回路を前記遮断状態にする制御信号を出力した後、前記第2前段切替回路を前記接続状態にする制御信号を出力して、前記第2状態モニタ回路にて前記第2制御手段に電力が供給されていることを確認する、第2前段切替回路検査ステップと、を有する。また、前記第2制御手段は、前記第1電源供給・遮断手段の検査を行う際、前記第1状態モニタ回路にて前記第1制御手段に電力が供給されていることを確認した後、前記第1制御手段に疑似異常要求情報を送信して前記第1制御手段の動作を疑似的に異常とさせることで前記第1監視回路を用いて前記第1後段切替回路を前記遮断状態に切り替えて前記第1状態モニタ回路にて前記第1制御手段に電力が供給されていないことを確認する、第1後段切替回路検査ステップと、前記第1前段切替回路を前記遮断状態にする制御信号を出力した後、前記第1前段切替回路を前記接続状態にする制御信号を出力して、前記第1状態モニタ回路にて前記第1制御手段に電力が供給されていることを確認する第1前段切替回路検査ステップと、を有する、電源監視方法である。
第1の発明によれば、電源から第1制御手段へ電源を供給する第1電源供給経路には第1電源供給・遮断手段が設けられており、電源から第2制御手段で電源供給する第2電源供給経路には第2電源供給・遮断手段が設けられていることで、2重系が構成されている。なお、第1電源供給・遮断手段は、電源から供給される電力に応じて、接続状態と遮断状態に切り替わる。そして、第1電源供給・遮断手段の検査(自己診断)を、第1制御手段からでなく第2制御手段から行い、第2電源供給・遮断手段の検査(自己診断)を、第2制御手段からでなく第1制御手段から行う。従って、2重系の制御手段を有するシステムにおいて、電源から制御手段へ供給される電力に応じて接続状態と遮断状態に切り替わるとともに、制御手段から接続状態と遮断状態の自己診断を適切に行うことができる。
第2の発明によれば、電源の投入による起動か、検査による起動か、を区別することで、第1制御手段から第2電源供給・遮断手段を適切に検査することが可能であり、第2制御手段から第1電源供給・遮断手段を適切に検査することが可能である。
第3の発明によれば、第1電源供給・遮断手段及び第2電源供給・遮断手段を、適切な回路にて実現することが可能である。
第4の発明によれば、第1制御手段からの第2電源供給・遮断手段の接続状態と遮断状態の検査、及び第2制御手段からの第1電源供給・遮断手段の接続状態と遮断状態の検査、を適切に行うことができる。
第1制御手段にて第2電源供給・遮断手段を検査可能とするための経路と、第2制御手段にて第1電源供給・遮断手段を検査可能とする経路と、を有しているので、第1電源供給経路から第2電源供給経路への電流の回り込み、及び、第2電源供給経路から第1電源供給経路への電流の回り込みが懸念である。しかし第5の発明によれば、上記の電流の回り込みが懸念される経路に、電気的に絶縁しながら信号を伝達するフォトデバイス(例えばフォトカプラ)を設けることで、電流の回り込みを適切に防止することができる。
第6の発明によれば、(第1電源供給・遮断手段、第2電源供給・遮断手段)=(接続状態、遮断状態)の場合には第1電源供給・遮断手段から周辺回路に電力を供給する。また、(第1電源供給・遮断手段、第2電源供給・遮断手段)=(遮断状態、接続状態)の場合には第2電源供給・遮断手段から周辺回路に電力を供給する。従って、周辺回路への電力の供給を適切に行うことができる。
第7の発明によれば、周辺回路への電力の供給を適切に行うことができる。すなわち、(第1電源供給・遮断手段、第2電源供給・遮断手段)=(接続状態、接続状態)の場合では、周辺回路には、第1電源供給・遮断手段と第2電源供給・遮断手段との双方から電力が供給される。また、(第1電源供給・遮断手段、第2電源供給・遮断手段)=(接続状態、遮断状態)の場合では、周辺回路には、第1電源供給・遮断手段のみから電力が供給され、電流は第2制御手段に回り込まない構成とされている。また、(第1電源供給・遮断手段、第2電源供給・遮断手段)=(遮断状態、接続状態)の場合では、周辺回路には、第2電源供給・遮断手段のみから電力が供給され、電流は第1制御手段に回り込まない構成とされている。
第8の発明によれば、電源から供給される電力に応じて接続状態と遮断状態に切り替わる第1電源供給・遮断手段と第1制御手段と第1電源供給経路、及び、電源から供給される電力に応じて接続状態と遮断状態に切り替わる第2電源供給・遮断手段と第2制御手段と第2電源供給経路、にて構成される2重系のシステムにおいて、電源から制御手段へ供給される電力に応じて接続状態と遮断状態に切り替わるとともに、制御手段から接続状態と遮断状態の自己診断を適切に行うことができる。なお、第1電源供給・遮断手段の検査(自己診断)を、第1制御手段からでなく第2制御手段から行い、第2電源供給・遮断手段の検査(自己診断)を、第2制御手段からでなく第1制御手段から行うので、検査(自己診断)を適切に行うことができる。
第9の発明によれば、電源の投入による起動か、検査による起動か、を区別することで、第1制御手段から第2電源供給・遮断手段を適切に検査することが可能であり、第2制御手段から第1電源供給・遮断手段を適切に検査することが可能である。
第10の発明によれば、第1電源供給・遮断手段及び第2電源供給・遮断手段を、適切な回路にて実現することが可能である。そして当該回路を用いて、第1制御手段からの第2電源供給・遮断手段の接続状態と遮断状態の検査、及び第2制御手段からの第1電源供給・遮断手段の接続状態と遮断状態の検査、を適切な手順にて行うことができる。
本発明の電源監視装置を適用したPLC(Programmable Logic Controller)の外観の例を説明する図である。 制御モジュール内に適用された電源監視装置の構成を示す回路ブロック図である。 2重系で構成された電源監視装置の第1制御手段と第2制御手段の、起動時において互いの電源供給・遮断手段を検査(自己診断)する処理手順の例を説明するフローチャートである。 図3に示すフローチャートにおけるSA100、SB100の処理の詳細を説明するフローチャートである。 図3に示すフローチャートにおけるSA200、SB200の処理の詳細を説明するフローチャートである。 電源を投入して図3に示すフローチャートの処理を実行した際の各部の電圧状態を示す動作波形である。 第1電源供給・遮断手段が遮断状態、かつ、第2電源供給・遮断手段が接続状態、の場合において、第2電源供給・遮断手段から周辺機器に電力が供給されるとともに、第2電源供給・遮断手段から共通電源経路を介して第1制御手段に電流が回り込まないことを説明する図である。
●[PLC(Programmable Logic Controller)の全体構成(図1)]
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて順に説明する。図1は、以降に説明する電源監視装置を適用した制御モジュール122を有するPLC100の外観の例を示している。図1の例に示すPLC100は、ベースユニット110、電源モジュール121、制御モジュール122、通信モジュール123、入力モジュール124、出力モジュール125を有している。
ベースユニット110は、図1に示すように、基台111、プリント基板112、スロットコネクタ116A~116H等を有している。基台111は、絶縁体の樹脂等にて板状に形成されており、プリント基板112には、スロットコネクタ116A~116Hが実装されて、当該スロットコネクタが上方を向くように、基台111に設けられている。また、基台111には、着脱可能に実装されたモジュールの支持を支援するための第1取付孔114A~114H、第2取付孔115A~115H、のそれぞれが設けられている。例えば電源モジュール121のモジュールコネクタ121Cが、スロットコネクタ116Aに嵌合されることで、ベースユニット110に電源モジュール121が実装された状態となる。そして、電源モジュール121の第1係止ツメ121Sが第1取付孔114Aに係止され、第2係止ツメ121Tが第2取付孔115Aに係止されて、電源モジュール121がベースユニット110に固定される。なお、スロットコネクタ116Aは電源モジュール121専用のコネクタである。
電源モジュール121は、ベースユニット110に装着された各モジュールへ電力を供給するモジュールであり、モジュールコネクタ121C、第1係止ツメ121S、第2係止ツメ121T等を有している。そして電源モジュール121は、ベースユニット110のスロットコネクタ116A、第1取付孔114A、第2取付孔115Aに取り付けられる。例えば電源モジュール121には、図示省略した外部電源から24[V]の電源電圧が供給され、ベースユニット110に装着された各モジュールに3.3[V]の電源電圧を供給する。
制御モジュール122は、ベースユニット110に装着された各モジュールからの入力情報を取り込み、出力情報を作成するモジュールであり、モジュールコネクタ122C、第1係止ツメ122S、第2係止ツメ122T等を有している。図1の例では、制御モジュール122は、ベースユニット110のスロットコネクタ116B、116C、第1取付孔114B、114C、第2取付孔115B、115Cに取り付けられている。例えば制御モジュール122は、通信モジュール123を介して他の機器とLAN経由の通信を行い、通信モジュール123が受信した受信情報を取り込み、返信情報を作成し、作成した返信情報を通信モジュール123から送信させる。また例えば制御モジュール122は、入力モジュール124に入力された入力情報を取り込み、出力情報を作成し、作成した出力情報を出力モジュール125から出力させる。
通信モジュール123は、例えば、LANケーブルが接続され、当該LANに接続されている他の機器と通信を行うためのモジュールであり、モジュールコネクタ123C、第1係止ツメ123S、第2係止ツメ123T等を有している。図1の例では、通信モジュール123は、ベースユニット110のスロットコネクタ116D、第1取付孔114D、第2取付孔115Dに取り付けられている。制御モジュール122は、通信モジュール123及び当該通信モジュール123に接続されたLANケーブルを介して、LANに接続された各機器と情報の送受信を行うことができる。
入力モジュール124は、外部に設けられた各入力手段(例えば停止ボタンや起動ボタン)からの信号(入力情報)を取り込むためのモジュールであり、モジュールコネクタ124C、第1係止ツメ124S、第2係止ツメ124T等を有している。図1の例では、入力モジュール124は、ベースユニット110のスロットコネクタ116E、第1取付孔114E、第2取付孔115Eに取り付けられている。制御モジュール122は、入力モジュール124を介して外部の各入力手段からの入力情報を取り込むことができる。
出力モジュール125は、外部に設けられた各出力手段(例えば工作機械のモータや周囲の安全扉を開閉するモータ)への信号(出力情報)を出力するためのモジュールであり、モジュールコネクタ125C、第1係止ツメ125S、第2係止ツメ125T等を有している。図1の例では、出力モジュール125は、ベースユニット110のスロットコネクタ116F、第1取付孔114F、第2取付孔115Fに取り付けられている。制御モジュール122は、出力モジュール125を介して、外部の各出力手段への出力情報を出力することができる。
本実施の形態の説明では、図1の例において、電源モジュール121は一般PLC用の電源モジュールであり、通信モジュール123と入力モジュール124と出力モジュール125の各モジュールは一般PLC用の通信モジュールと入力モジュールと出力モジュールである場合を想定する。また図1の例において、制御モジュール122は一般PLC用の制御モジュールではなく安全PLC用の制御モジュールである場合を想定する。この場合、安全PLCである制御モジュール122には、CPUである制御手段が2重系で設けられており、当該制御手段へ供給される電源を監視する電源監視装置が設けられている。そして安全PLCに設けられた電源監視装置は、自己診断が必要である。以下、制御モジュール122内の制御手段及び電源監視装置の回路ブロックと、制御手段からの自己診断に関して詳細を説明する。
●[電源監視装置1の構成(図2)]
図2は、制御モジュール122に設けられた電源監視装置1の回路ブロック図を示している。電源監視装置1は、2重系で構成された第1制御手段15(第1CPU)と第2制御手段25(第2CPU)、及び周辺回路31、への電力の供給と遮断を行う。なお、第1制御手段15へ電力の供給と遮断を行う電源供給・遮断手段と、第2制御手段25への電力の供給と遮断を行う電源供給・遮断手段とを共通にした場合、遮断の自己診断時には第1制御手段15と第2制御手段25がともに停止してしまうので、遮断の自己診断ができない。そこで、第1電源供給・遮断手段10と第2電源供給・遮断手段20とを2重系で構成し、第1制御手段15へは第1電源供給・遮断手段10から電力の供給と遮断を行い、第2制御手段25へは第2電源供給・遮断手段20から電力の供給と遮断を行う。さらに、第1電源供給・遮断手段10の自己診断の際には第2制御手段25から行い、第2電源供給・遮断手段20の自己診断の際には第1制御手段15から行う。
図2に示す電源監視装置1には、電源モジュール121(図1参照)から、モジュールコネクタ122C(図1参照)を介して電源供給端子S1に、例えば3.3[V]の電源電圧が供給されている。電源供給端子S1から第1制御手段15には、第1電源供給経路K1a、K1b、K1cを介して電力が供給され、電源供給端子S1から第2制御手段25には、第2電源供給経路K2a、K2b、K2cを介して電力が供給される。また、電源供給端子S1から周辺回路31には、第1電源供給経路K1a、K1b、K1c、共通電源経路K1d、K3aを介して電力が供給されるとともに、第2電源供給経路K2a、K2b、K2c、共通電源経路K2d、K3aを介して電力が供給される。
電源供給端子S1から第1制御手段15への第1電源供給経路K1a、K1b、K1cの経路中には、電源から供給される電力に応じて接続状態と遮断状態とに切り替え可能な第1電源供給・遮断手段10が設けられている。また、電源供給端子S1から第2制御手段25への第2電源供給経路K2a、K2b、K2cの経路中には、電源から供給される電力に応じて接続状態と遮断状態とに切り替え可能な第2電源供給・遮断手段20が設けられている。
●[第1電源供給・遮断手段10の構成(図2)]
第1電源供給・遮断手段10は、第1前段切替回路11と、第1後段切替回路12と、第1監視回路13と、第1状態モニタ回路14と、を有している。第1制御手段15と第2制御手段25は2重系で構成され、第1制御手段15に電力を供給する第1電源供給・遮断手段10と、第2制御手段25に電力を供給する第2電源供給・遮断手段20と、が2重系で構成されている。
第1前段切替回路11は、第1電源供給経路K1a~K1cにおける電源の側(電源供給端子S1の側)に設けられ、基準電圧設定回路11aと、電源監視回路11bと、スイッチングデバイス11cと、を有している。スイッチングデバイス11cは、例えばMOSFETであり、電源監視回路11bから通電状態にされると、第1電源供給経路K1aと第1電源供給経路K1bとを短絡状態(すなわち、接続状態)にする。またスイッチングデバイス11cは、電源監視回路11bから非通電状態にされると、第1電源供給経路K1aと第1電源供給経路K1bとを開放状態(すなわち、遮断状態)にする。スイッチングデバイス11cが非通電状態の場合、第1電源供給経路K1aと第1電源供給経路K1bはダイオード11xにて接続されているが、第1電源供給経路K1aから第1電源供給経路K1bに向かう方向には電流が流れないようにダイオード11xの向きが設定されている。
基準電圧設定回路11aには、第1電源供給経路K1aからの電圧が入力されており、経路K11を介して第2制御手段25からの制御信号が入力されている。基準電圧設定回路11aは、経路K11を介して第2制御手段25から接続要求信号が入力されている場合では、第1電源供給経路K1aに供給されている電源電圧が、許容下限電圧未満の場合、あるいは許容上限電圧よりも高い場合に、遮断要求信号を電源監視回路11bに出力する。また、基準電圧設定回路11aは、経路K11を介して第2制御手段25から接続要求信号が入力されている場合では、第1電源供給経路K1aに供給されている電源電圧が、許容下限電圧以上、かつ、許容上限電圧以下の場合に、接続要求信号を電源監視回路11bに出力する。また、基準電圧設定回路11aは、経路K11を介して第2制御手段25から遮断要求信号が入力されている場合では、第1電源供給経路K1aに供給されている電源電圧にかかわらず、遮断要求信号を電源監視回路11bに出力する。
電源監視回路11bは、基準電圧設定回路11aから接続要求信号が入力されると、スイッチングデバイス11cを通電状態にする。また、電源監視回路11bは、基準電圧設定回路11aから遮断要求信号が入力されると、スイッチングデバイス11cを非通電状態にする。電源の投入時のデフォルト設定では、基準電圧設定回路11aには、第2制御手段25から接続要求信号が入力される。
第1後段切替回路12は、第1電源供給経路K1a~K1cにおける第1制御手段15の側に設けられ、基準電圧設定回路12aと、電源監視回路12bと、スイッチングデバイス12c、12dと、電源遮断保持回路12eと、を有している。スイッチングデバイス12c、12dは、例えばMOSFETであり、電源監視回路12bから通電状態にされると、第1電源供給経路K1bと第1電源供給経路K1cとを短絡状態(すなわち、接続状態)にするとともに、第1電源供給経路K1cと共通電源経路K1dとを短絡状態(すなわち、接続状態)にする。またスイッチングデバイス12c、12dは、電源監視回路12bから非通電状態にされると、第1電源供給経路K1bと第1電源供給経路K1cとを開放状態(すなわち、遮断状態)にするとともに、第1電源供給経路K1cと共通電源経路K1dとを開放状態(すなわち、遮断状態)にする。スイッチングデバイス12cが非通電状態の場合、第1電源供給経路K1bと第1電源供給経路K1cはダイオード12xにて接続されているが、第1電源供給経路K1bから第1電源供給経路K1cに向かう方向には電流が流れないようにダイオード12xの向きが設定されている。スイッチングデバイス12dが非通電状態の場合、第1電源供給経路K1cと共通電源経路K1dはダイオード12yにて接続されているが、共通電源経路K1dから第1電源供給経路K1cに向かう方向には電流が流れないようにダイオード12yの向きが設定されている。
基準電圧設定回路12aには、第1電源供給経路K1bからの電圧が入力されており、電源遮断保持回路12eからの制御信号が入力されている。基準電圧設定回路12aは、電源遮断保持回路12eから接続要求信号が入力されている場合では、第1電源供給経路K1bに供給されている電源電圧が、許容下限電圧未満の場合、あるいは許容上限電圧よりも高い場合に、遮断要求信号を電源監視回路12bに出力する。また、基準電圧設定回路12aは、電源遮断保持回路12eから接続要求信号が入力されている場合では、第1電源供給経路K1bに供給されている電源電圧が、許容下限電圧以上、かつ、許容上限電圧以下の場合に、接続要求信号を電源監視回路12bに出力する。また、基準電圧設定回路12aは、電源遮断保持回路12eから遮断要求信号が入力されている場合では、第1電源供給経路K1bに供給されている電源電圧にかかわらず、遮断要求信号を電源監視回路12bに出力する。
電源監視回路12bは、基準電圧設定回路12aから接続要求信号が入力されると、スイッチングデバイス12c、12dを通電状態にする。また、電源監視回路12bは、基準電圧設定回路12aから遮断要求信号が入力されると、スイッチングデバイス12c、12dを非通電状態にする。電源の投入時のデフォルト設定では、基準電圧設定回路12aには、電源遮断保持回路12eから接続要求信号が入力される。
電源遮断保持回路12eには、経路K13を介して第1監視回路13からの制御信号が入力される。電源遮断保持回路12eは、電源の投入時では基準電圧設定回路12aに接続要求信号を出力し、経路K13を介して第1監視回路13から接続要求信号が入力されている場合では現在の出力を保持し、第1監視回路13から遮断要求信号が入力されると、基準電圧設定回路12aに遮断要求信号を出力する。電源遮断保持回路12eは、いわゆるラッチ回路であり、基準電圧設定回路12aへの出力のデフォルトは接続要求信号であり、一度遮断要求信号を出力すると、電源が落ちるまで、遮断要求信号の出力を保持する。
第1監視回路13は、第1制御手段15の動作を監視し、第1制御手段15の動作の異常状態が所定時間継続(例えば数10[ms]継続)した場合に、経路K13を介して電源遮断保持回路12eに遮断要求信号を出力する。また、第1監視回路13は、第1制御手段15の動作が正常状態の場合、または、異常状態となってから所定時間経過するまで、では経路K13を介して電源遮断保持回路12eに接続要求信号を出力する。例えば第1制御手段15は、周期的にHighレベルとLowレベルの切り替えが繰り返されるパルス出力を第1監視回路13に出力しており、第1監視回路13は、当該パルス入力が継続されている場合は第1制御手段15の動作が正常状態であると判定し、当該パルスが停止(HighレベルまたはLowレベルで固定)された場合は第1制御手段15の動作が異常状態であると判定する。
第1状態モニタ回路14は、第1電源供給経路K1cを介して第1制御手段15に供給される電源電圧に応じた信号を、経路K14を介して第2制御手段25に出力する。例えば第1状態モニタ回路14は、第1電源供給経路K1cに電源供給端子S1からの電力が供給されている場合、経路K14を介して電源供給信号(例えばHighレベル)を、第2制御手段25に出力し、第1電源供給経路K1cに電源供給端子S1からの電力が供給されていない場合(遮断されている場合)、経路K14を介して電源遮断信号(例えばLowレベル)を第2制御手段25に出力する。
第1制御手段15には、電源供給端子S1に供給された電力が、第1電源供給経路K1a、スイッチングデバイス11c、第1電源供給経路K1b、スイッチングデバイス12c、第1電源供給経路K1cを経由して供給されている。また第1制御手段15には、第2状態モニタ回路24から、第2電源供給経路K2cを介して第2制御手段25に供給される電源電圧に応じた信号が入力されている。また第1制御手段15は、第1監視回路13に、動作確認用のパルス信号を出力し、第2前段切替回路21の基準電圧設定回路21aに制御信号を出力する。なお、第2状態モニタ回路24、基準電圧設定回路21aについては後述する。また第1制御手段15には、第2制御手段25と情報の送受信を行うための通信回路S12(通信回線)が接続されており、周辺回路31と種々の情報の受け渡しを行うための回路S13(回線)が接続されている。
●[第2電源供給・遮断手段20の構成(図2)]
第2電源供給・遮断手段20は、第2前段切替回路21と、第2後段切替回路22と、第2監視回路23と、第2状態モニタ回路24と、を有している。第1制御手段15と第2制御手段25は2重系で構成され、第1制御手段15に電力を供給する第1電源供給・遮断手段10と、第2制御手段25に電力を供給する第2電源供給・遮断手段20と、が2重系で構成されている。
第2前段切替回路21は、第2電源供給経路K2a~K2cにおける電源の側(電源供給端子S1の側)に設けられ、基準電圧設定回路21aと、電源監視回路21bと、スイッチングデバイス21cと、を有している。スイッチングデバイス21cは、例えばMOSFETであり、電源監視回路21bから通電状態にされると、第2電源供給経路K2aと第2電源供給経路K2bとを短絡状態(すなわち、接続状態)にする。またスイッチングデバイス21cは、電源監視回路21bから非通電状態にされると、第2電源供給経路K2aと第2電源供給経路K2bとを開放状態(すなわち、遮断状態)にする。スイッチングデバイス21cが非通電状態の場合、第2電源供給経路K2aと第2電源供給経路K2bはダイオード21xにて接続されているが、第2電源供給経路K2aから第1電源供給経路K2bに向かう方向には電流が流れないようにダイオード21xの向きが設定されている。
基準電圧設定回路21aには、第2電源供給経路K2aからの電圧が入力されており、経路K21を介して第1制御手段15からの制御信号が入力されている。基準電圧設定回路21aは、経路K21を介して第1制御手段15から接続要求信号が入力されている場合では、第2電源供給経路K2aに供給されている電源電圧が、許容下限電圧未満の場合、あるいは許容上限電圧よりも高い場合に、遮断要求信号を電源監視回路21bに出力する。また、基準電圧設定回路21aは、経路K21を介して第1制御手段15から接続要求信号が入力されている場合では、第2電源供給経路K2aに供給されている電源電圧が、許容下限電圧以上、かつ、許容上限電圧以下の場合に、接続要求信号を電源監視回路21bに出力する。また、基準電圧設定回路21aは、経路K21を介して第1制御手段15から遮断要求信号が入力されている場合では、第2電源供給経路K2aに供給されている電源電圧にかかわらず、遮断要求信号を電源監視回路21bに出力する。
電源監視回路21bは、基準電圧設定回路21aから接続要求信号が入力されると、スイッチングデバイス21cを通電状態にする。また、電源監視回路21bは、基準電圧設定回路21aから遮断要求信号が入力されると、スイッチングデバイス21cを非通電状態にする。電源の投入時のデフォルト設定では、基準電圧設定回路21aには、第1制御手段15から接続要求信号が入力される。
第2後段切替回路22は、第2電源供給経路K2a~K2cにおける第2制御手段25の側に設けられ、基準電圧設定回路22aと、電源監視回路22bと、スイッチングデバイス22c、22dと、電源遮断保持回路22eと、を有している。スイッチングデバイス22c、22dは、例えばMOSFETであり、電源監視回路22bから通電状態にされると、第2電源供給経路K2bと第2電源供給経路K2cとを短絡状態(すなわち、接続状態)にするとともに、第2電源供給経路K2cと共通電源経路K2dとを短絡状態(すなわち、接続状態)にする。またスイッチングデバイス22c、22dは、電源監視回路22bから非通電状態にされると、第2電源供給経路K2bと第2電源供給経路K2cとを開放状態(すなわち、遮断状態)にするとともに、第2電源供給経路K2cと共通電源経路K2dとを開放状態(すなわち、遮断状態)にする。スイッチングデバイス22cが非通電状態の場合、第2電源供給経路K2bと第2電源供給経路K2cはダイオード22xにて接続されているが、第2電源供給経路K2bから第2電源供給経路K2cに向かう方向には電流が流れないようにダイオード22xの向きが設定されている。スイッチングデバイス22dが非通電状態の場合、第2電源供給経路K2cと共通電源経路K2dはダイオード22yにて接続されているが、共通電源経路K2dから第2電源供給経路K2cに向かう方向には電流が流れないようにダイオード22yの向きが設定されている。
基準電圧設定回路22aには、第2電源供給経路K2bからの電圧が入力されており、電源遮断保持回路22eからの制御信号が入力されている。基準電圧設定回路22aは、電源遮断保持回路22eから接続要求信号が入力されている場合では、第2電源供給経路K2bに供給されている電源電圧が、許容下限電圧未満の場合、あるいは許容上限電圧よりも高い場合に、遮断要求信号を電源監視回路22bに出力する。また、基準電圧設定回路22aは、電源遮断保持回路22eから接続要求信号が入力されている場合では、第2電源供給経路K2bに供給されている電源電圧が、許容下限電圧以上、かつ、許容上限電圧以下の場合に、接続要求信号を電源監視回路22bに出力する。また、基準電圧設定回路22aは、電源遮断保持回路22eから遮断要求信号が入力されている場合では、第2電源供給経路K2bに供給されている電源電圧にかかわらず、遮断要求信号を電源監視回路22bに出力する。
電源監視回路22bは、基準電圧設定回路22aから接続要求信号が入力されると、スイッチングデバイス22c、22dを通電状態にする。また、電源監視回路22bは、基準電圧設定回路22aから遮断要求信号が入力されると、スイッチングデバイス22c、22dを非通電状態にする。電源の投入時のデフォルト設定では、基準電圧設定回路22aには、電源遮断保持回路22eから接続要求信号が入力される。
電源遮断保持回路22eには、経路K23を介して第2監視回路23からの制御信号が入力される。電源遮断保持回路22eは、電源の投入時では基準電圧設定回路22aに接続要求信号を出力し、経路K23を介して第2監視回路23から接続要求信号が入力されている場合では現在の出力を保持し、第2監視回路23から遮断要求信号が入力されると、基準電圧設定回路22aに遮断要求信号を出力する。電源遮断保持回路22eは、いわゆるラッチ回路であり、基準電圧設定回路22aへの出力のデフォルトは接続要求信号であり、一度遮断要求信号を出力すると、電源が落ちるまで、遮断要求信号の出力を保持する。
第2監視回路23は、第2制御手段25の動作を監視し、第2制御手段25の動作の異常状態が所定時間継続(例えば数10[ms]継続)した場合に、経路K23を介して電源遮断保持回路22eに遮断要求信号を出力する。また、第2監視回路23は、第2制御手段25の動作が正常状態の場合、または、異常状態となってから所定時間経過するまで、では経路K23を介して電源遮断保持回路22eに接続要求信号を出力する。例えば第2制御手段25は、周期的にHighレベルとLowレベルの切り替えが繰り返されるパルス出力を第2監視回路23に出力しており、第2監視回路23は、当該パルス入力が継続されている場合は第2制御手段25の動作が正常状態であると判定し、当該パルスが停止(HighレベルまたはLowレベルで固定)された場合は第2制御手段25の動作が異常状態であると判定する。
第2状態モニタ回路24は、第2電源供給経路K2cを介して第2制御手段25に供給される電源電圧に応じた信号を、経路K24を介して第1制御手段15に出力する。例えば第2状態モニタ回路24は、第2電源供給経路K2cに電源供給端子S1からの電力が供給されている場合、経路K24を介して電源供給信号(例えばHighレベル)を、第1制御手段15に出力し、第2電源供給経路K2cに電源供給端子S1からの電力が供給されていない場合(遮断されている場合)、経路K24を介して電源遮断信号(例えばLowレベル)を第1制御手段15に出力する。
第2制御手段25には、電源供給端子S1に供給された電力が、第2電源供給経路K2a、スイッチングデバイス21c、第2電源供給経路K2b、スイッチングデバイス22c、第2電源供給経路K2cを経由して供給されている。また第2制御手段25には、第1状態モニタ回路14から、第1電源供給経路K1cを介して第1制御手段15に供給される電源電圧に応じた信号が入力されている。また第2制御手段25は、第2監視回路23に、動作確認用のパルス信号を出力し、第1前段切替回路11の基準電圧設定回路11aに制御信号を出力する。なお、第1状態モニタ回路14、基準電圧設定回路11aについては上述した通りである。また第2制御手段25には、第1制御手段15と情報の送受信を行うための通信回路S12(通信回線)が接続されており、周辺回路31と種々の情報の受け渡しを行うための回路S23(回線)が接続されている。
[周辺回路]
図2に示す周辺回路31は、機能安全の対象外となる一般回路であり、例えば、第1制御手段15及び第2制御手段25がモジュールコネクタ122Cを介して他のモジュール(入力モジュール124等)と情報の送受信を行うための通信回路や、ログ情報を記憶するFlashメモリ等がある。
●[フォトデバイスの配置位置(図2)]
なお、第1電源供給経路K1a、K1b、K1cから電力が供給されるデバイスと、第2電源供給経路K2a、K2b、K2cから電力が供給されるデバイスと、が直接接続される経路中には、入力側と出力側との間で電気的に絶縁しながら信号を伝達するフォトデバイスが設けられている。フォトデバイスは、例えばフォトカプラであり、第1電源供給経路の側のデバイスから第2電源供給経路へと電流が回り込むこと、及び第2電源供給経路の側のデバイスから第1電源供給経路へと電流が回り込むこと、及びその他の電流の回り込み等を防止する。
例えば、図2に示すように、第1状態モニタ回路14から第2制御手段25までの経路K14中にはフォトデバイス14pが設けられ、第2状態モニタ回路24から第1制御手段15までの経路K24中にはフォトデバイス24pが設けられている。また、第1制御手段15から第2前段切替回路21までの経路K21中にはフォトデバイス21pが設けられ、第2制御手段25から第1前段切替回路11までの経路K11中にはフォトデバイス11pが設けられている。また、第1監視回路13から第1後段切替回路12までの経路K13中にはフォトデバイス12pが設けられ、第2監視回路23から第2後段切替回路22までの経路K23中にはフォトデバイス22pが設けられている。
●[第1制御手段15と第2制御手段25の、処理手順(自己診断の処理手順)の例(図3~図6)]
次に図3~図5を用いて、第1制御手段15と第2制御手段25による、第1電源供給・遮断手段10と第2電源供給・遮断手段20と、の自己診断(検査)の処理手順について説明する。第1電源供給・遮断手段10の自己診断(検査)の際は、第1電源供給・遮断手段10を遮断状態にする必要があり、その際は第1制御手段15に電力が供給されなくなるので、第2制御手段25を用いて自己診断する。同様に、第1電源供給・遮断手段20の自己診断(検査)の際は、第2電源供給・遮断手段20を遮断状態にする必要があり、その際は第2制御手段25に電力が供給されなくなるので、第1制御手段15を用いて自己診断する。第1制御手段15は、電源が投入されると図3のステップS110に処理を進める。また第2制御手段25は、電源が投入されると図3のステップS210に処理を進める。以下、第1制御手段15の各ステップを説明した後、第2制御手段25の各ステップを説明する。
●[第1制御手段15の処理手順(図3)]
ステップS110にて第1制御手段15は、イニシャル処理を実行してステップS115に処理を進める。イニシャル処理としては、例えば、第2制御手段25との通信の種類と速度の設定や、基準電圧設定回路21aへの接続要求信号の出力等がある。
ステップS115にて第1制御手段15は、第2制御手段25に向けて、第1電源供給・遮断手段10の検査結果を要求する第1検査結果要求情報を送信(送1-1)して、ステップS120に処理を進める。
ステップS120にて第1制御手段15は、第2制御手段25から第2検査結果要求情報を受信したか否かを判定し、第2検査結果要求情報を受信している場合(Yes)はステップS125に処理を進め、第2検査結果要求情報を受信していない場合(No)はステップS130に処理を進める。なお、第2制御手段25からの第2検査結果要求情報は、電源の投入によって起動された第2制御手段25の処理のステップS215にて送信(送2-1)される。
ステップS125に処理を進めた場合、第1制御手段15は、第1検査結果応答情報を送信(応1-1)してステップS130に処理を進める。このステップS125では、第1制御手段15は、まだ第2電源供給・遮断手段20の検査(自己診断)を行っていないので、「検査未実施」を含む第1検査結果応答情報を送信する。
ステップS130に処理を進めた場合、第1制御手段15は、第2制御手段25から第2検査結果応答情報を受信したか否かを判定し、第2検査結果応答情報を受信した場合(Yes)はステップS135に処理を進め、第2検査結果応答情報を受信していない場合(No)はステップS120に処理を戻す。なお、第2制御手段25からの第2検査結果応答情報は、第2制御手段25の処理のステップS225、またはステップS270にて送信される。
ステップS135に処理を進めた場合、第1制御手段15は、受信した第2検査結果応答情報が「検査未実施」であるか否かを判定し、「検査未実施」である場合(Yes)はステップS140に処理を進め、「検査未実施」でない場合(No)はステップS170に処理を進める。具体的には、第1制御手段15は、受信した第2検査結果応答情報が、第2制御手段25のステップS225からの応答(応2-1)の場合にはステップS140に処理を進め、第2制御手段25のステップS270からの応答(応2-2)の場合にはステップS170に処理を進める。
ステップS140に処理を進めた場合、第1制御手段15は、後述するSA100の処理にて第2電源供給・遮断手段20の接続状態と遮断状態の切り替え動作を検査(自己診断)してステップS145に処理を進める。SA100の処理にて第1制御手段15は、第2制御手段25に所定情報を送信(送1-2)し、第2電源供給・遮断手段20に対して種々の検査を行った後、第2制御手段25を再起動させる。なお、SA100の処理の詳細については後述する。
ステップS145にて第1制御手段15は、ステップS140にて行った第2電源供給・遮断手段20の検査結果が正常であったか否かを判定し、正常であった場合(Yes)はステップS150に処理を進め、正常でなかった場合(No)は、予め用意されている第1異常時用制御へ移行する。例えば第1異常時用制御では、第1制御手段15は、異常が発生していることを報知する出力を行い、出力モジュール125(図1参照)に対して、より安全に機器を停止させるための出力情報を出力する。
ステップS150に処理を進めた場合、第1制御手段15は、第2制御手段25から第2検査結果要求情報を受信しているか否かを判定し、第2検査結果要求情報を受信している場合(Yes)はステップS155に処理を進め、第2検査結果要求情報を受信していない場合(No)はステップS150に処理を戻す。なお、第2制御手段25からの第2検査結果要求情報は、ステップS140の検査によって再起動された第2制御手段25の処理のステップS215にて送信(送2-1)される。
ステップS155に処理を進めた場合、第1制御手段15は、第2電源供給・遮断手段20の検査を実施したことを示す「検査実施」と、検査の結果が正常であったことを示す「正常」と、を含む第1検査結果応答情報を第2制御手段25に向けて送信(応答)してステップS160に処理を進める。
ステップS160にて第1制御手段15は、後述するSA200の処理にて、第2制御手段25からの第1電源供給・遮断手段10の検査(自己診断)を待ち、ステップS160に処理を戻す。ステップS160にて待っている間に、第2制御手段25から第1電源供給・遮断手段10の検査が行われ、再起動されることで第1制御手段15の処理は、ステップS110に戻る。
ステップS170に処理を進めた場合、第1制御手段15は、受信した第2検査結果応答情報に「検査実施」と「正常」が含まれているか否かを判定し、「検査実施」と「正常」が含まれている場合(Yes)は、予め用意されている第1正常時用制御へ移行し、そうでない場合(No)は、予め用意されている第1異常時用制御へ移行する。例えば第1正常時用制御では、第1制御手段15は、入力モジュール124(図1参照)からの入力情報に基づいて作成した出力情報を、出力モジュール125(図1参照)に向けて出力する。なお第1異常時用制御は、上述したように、例えば、異常が発生していることを報知する出力を行い、出力モジュール125(図1参照)に対して、より安全に機器を停止させるための出力情報を出力する。
以上に説明したように、第1制御手段15は、起動された際、第2制御手段25と情報の送受信を行って、今回の起動が電源の投入による起動か、第1電源供給・遮断手段10の検査による起動か、を区別する、第1起動区別ステップ(ステップS115~S135)を有している。
そして第1制御手段15は、電源の投入による起動の場合に、第2電源供給・遮断手段20を検査し、第2電源供給・遮断手段20が正常であった場合は第2制御手段25を再起動した後、第2制御手段25から第2検査結果要求情報を受信すると、第1検査結果応答情報を送信して、第2制御手段25からの第1電源供給・遮断手段10の検査を待つ、第1電源起動ステップ(ステップS140~S160)を有している。
また第1制御手段15は、第1電源供給・遮断手段10の検査による起動の場合に、第2制御手段25に第1検査結果要求情報を送信して第2検査結果応答情報を受信し(ステップS115~S130)、第2検査結果応答情報に「正常」が含まれている場合(検査結果が正常であった場合)は、第1制御手段15の正常時用として用意された制御である第1正常時用制御に移行する(ステップS135、S170)、第1検査起動ステップを有している。
●[第2制御手段25の処理手順(図3)]
ステップS210にて第2制御手段25は、イニシャル処理を実行してステップS215に処理を進める。イニシャル処理としては、例えば、第1制御手段15との通信の種類と速度の設定や、基準電圧設定回路11aへの接続要求信号の出力等がある。
ステップS215にて第2制御手段25は、第1制御手段15に向けて、第2電源供給・遮断手段20の検査結果を要求する第2検査結果要求情報を送信(送2-1)して、ステップS220に処理を進める。
ステップS220にて第2制御手段25は、第1制御手段15から第1検査結果要求情報を受信したか否かを判定し、第1検査結果要求情報を受信している場合(Yes)はステップS225に処理を進め、第1検査結果要求情報を受信していない場合(No)はステップS230に処理を進める。なお、第1制御手段15からの第1検査結果要求情報は、電源の投入によって起動された第1制御手段15の処理のステップS115にて送信(送2-1)される。
ステップS225に処理を進めた場合、第2制御手段25は、第2検査結果応答情報を送信(応2-1)してステップS230に処理を進める。このステップS225では、第2制御手段25は、まだ第1電源供給・遮断手段10の検査(自己診断)を行っていないので、「検査未実施」を含む第2検査結果応答情報を送信する。
ステップS230に処理を進めた場合、第2制御手段25は、第1制御手段15から第1検査結果応答情報を受信したか否かを判定し、第1検査結果応答情報を受信した場合(Yes)はステップS235に処理を進め、第1検査結果応答情報を受信していない場合(No)はステップS220に処理を戻す。なお、第1制御手段15からの第1検査結果応答情報は、第1制御手段15の処理のステップS125、またはステップS155にて送信される。
ステップS235に処理を進めた場合、第2制御手段25は、受信した第1検査結果応答情報が「検査未実施」であるか否かを判定し、「検査未実施」である場合(Yes)はステップS240に処理を進め、「検査未実施」でない場合(No)はステップS245に処理を進める。具体的には、第2制御手段25は、受信した第1検査結果応答情報が、第1制御手段15のステップS125からの応答(応1-1)の場合にはステップS240に処理を進め、第1制御手段15のステップS155からの応答(応1-2)の場合にはステップS245に処理を進める。
ステップS240に処理を進めた場合、第2制御手段25は、後述するSB200の処理にて、第1制御手段15からの第2電源供給・遮断手段20の検査(自己診断)を待ち、ステップS240に処理を戻す。ステップS240にて待っている間に、第1制御手段15から第2電源供給・遮断手段20の検査が行われ、再起動されることで第2制御手段25の処理は、ステップS210に戻る。
ステップS245に処理を進めた場合、第2制御手段25は、受信した第1検査結果応答情報に「検査実施」と「正常」が含まれているか否かを判定し、「検査実施」と「正常」が含まれている場合(Yes)はステップS250に処理を進め、そうでない場合(No)は、予め用意されている第2異常時用制御へ移行する。第1異常時用制御は、例えば、異常が発生していることを報知する出力を行い、出力モジュール125(図1参照)に対して、より安全に機器を停止させるための出力情報を出力する。
ステップS250に処理を進めた場合、第2制御手段25は、後述するSB100の処理にて第1電源供給・遮断手段10の接続状態と遮断状態の切り替え動作を検査(自己診断)してステップS255に処理を進める。SB100の処理にて第2制御手段25は、第1制御手段15に所定情報を送信(送2-2)し、第1電源供給・遮断手段10に対して種々の検査を行った後、第1制御手段15を再起動させる。なお、SB100の処理の詳細については後述する。
ステップS255にて第2制御手段25は、ステップS250にて行った第1電源供給・遮断手段10の検査結果が正常であったか否かを判定し、正常であった場合(Yes)はステップS260に処理を進め、正常でなかった場合(No)は、予め用意されている第2異常時用制御へ移行する。例えば第2異常時用制御では、上述したように、第2制御手段25は、異常が発生していることを報知する出力を行い、出力モジュール125(図1参照)に対して、より安全に機器を停止させるための出力情報を出力する。
ステップS260に処理を進めた場合、第2制御手段25は、第1制御手段15から第1検査結果要求情報を受信しているか否かを判定し、第1検査結果要求情報を受信している場合(Yes)はステップS270に処理を進め、第1検査結果要求情報を受信していない場合(No)はステップS260に処理を戻す。なお、第1制御手段15からの第1検査結果要求情報は、ステップS250の検査によって再起動された第1制御手段15の処理のステップS115にて送信(送1-1)される。
ステップS270に処理を進めた場合、第2制御手段25は、第1電源供給・遮断手段10の検査を実施したことを示す「検査実施」と、検査の結果が正常であったことを示す「正常」と、を含む第2検査結果応答情報を第1制御手段15に向けて送信(応答)して。予め用意されている第2正常時用制御へ移行する。例えば第2正常時用制御では、第2制御手段25は、入力モジュール124(図1参照)からの入力情報に基づいて作成した出力情報を、出力モジュール125(図1参照)に向けて出力する。
以上に説明したように、第2制御手段25は、起動された際、第1制御手段15と情報の送受信を行って、今回の起動が電源の投入による起動か、第2電源供給・遮断手段20の検査による起動か、を区別する、第2起動区別ステップ(ステップS215~S235)を有している。
そして第2制御手段25は、電源の投入による起動の場合に、第1制御手段15からの第2電源供給・遮断手段20の検査を待つ、第2電源起動ステップ(ステップS240)を有している。
また第2制御手段25は、第2電源供給・遮断手段20の検査による起動の場合に、第1制御手段15に第2検査結果要求情報を送信して第1検査結果応答情報を受信し(ステップS215~S230)、第1検査結果応答情報に「正常」が含まれている場合(検査結果が正常であった場合)は、第1電源供給・遮断手段10を検査し(ステップS245,S250)、検査した第1電源供給・遮断手段10が正常であった場合は第1制御手段15を再起動した後、第1制御手段15から第1検査結果要求情報を受信すると、第2検査結果応答情報を送信して、第2制御手段25の正常時用として用意された制御である第2正常時用制御に移行する(ステップS255~S270)、第2検査起動ステップを有している。
●[SA100の処理(第1制御手段15からの第2電源供給・遮断手段20の検査)(図4)]
図4は、SA100、SB100の処理の詳細を示すフローチャートであり、まず、SA100の処理の詳細について説明する。SA100の処理は、図3における第1制御手段15のステップS140にて実行される処理であり、第1制御手段15から第2電源供給・遮断手段20を検査(自己診断)する処理である。第1制御手段15は、SA100の処理を実行する際、まずステップSA110に処理を進める。
ステップSA110にて第1制御手段15は、経路K24を介して第2状態モニタ回路24からの入力を取り込み(図6中の「検出(2-1)」)、第2電源供給経路K2c(すなわち第2制御手段25)に電源が供給されているか否かを判定し、第2電源供給経路K2cに電源が供給されている場合(Yes)はステップSA115に処理を進め、第2電源供給経路K2cに電源が供給されていない場合(No)はステップSA155Bに処理を進める。この時点では、第2電源供給・遮断手段20が正常であれば第2電源供給経路K2cは電源供給状態となるはずであり、そうでない場合は、第2電源供給・遮断手段20に異常があると判定してステップSA155Bに処理を進める。
ステップSA115に処理を進めた場合、第1制御手段15は、検査を目的として第2監視回路23に第2制御手段25の動作を異常と判定させるために、第2制御手段25に向けて、疑似的な異常動作を要求する疑似異常要求情報を送信(図6中の(送信1-2))して、ステップSA120に処理を進める。疑似異常要求情報を受信した第2制御手段25は、検査を目的として疑似的な異常状態で動作する。すると、第2監視回路23は、第2制御手段25の動作が異常であると判定し、経路K23を介して第2後段切替回路22に遮断要求信号を出力する。すると遮断要求信号が入力された第2後段切替回路22は、接続状態から遮断状態に切り替わり、第2電源供給経路K2cは電源が供給されていない状態(電源非供給状態)へと切り替わる。
ステップSA120に処理を進めた場合、第1制御手段15は、疑似異常待機時間(図6中の時間T2a)が経過したか否かを判定し、ステップSA115を実施してから疑似異常待機時間が経過した場合(Yes)はステップSA125に処理を進め、疑似異常待機時間が経過していない場合(No)はステップSA120に処理を戻す。第1制御手段15は、第2制御手段25に疑似異常要求情報を送信した後、第2監視回路23が異常を検出するまでの時間(図6中の時間Twd2)より長い時間に設定された疑似異常待機時間(図6中の時間T2a)が経過した後、ステップSA125に処理を進める。疑似異常待機時間には、第2監視回路23の動作特性等に応じた適切な値が設定されている。
ステップSA125に処理を進めた場合、第1制御手段15は、経路K24を介して第2状態モニタ回路24からの入力を取り込み(図6中の「検出(2-2)」)、第2電源供給経路K2c(すなわち第2制御手段25)が電源非供給状態であるか否かを判定する。そして第1制御手段15は、第2電源供給経路K2cに電源が供給されていない場合(Yes)はステップSA130に処理を進め、第2電源供給経路K2cに電源が供給されている場合(No)はステップSA155Bに処理を進める。この時点では、第2電源供給・遮断手段20が正常であれば第2電源供給経路K2cは電源非供給状態となるはずであり、そうでない場合は、第2電源供給・遮断手段20に異常があると判定してステップSA155Bに処理を進める。
ステップSA130に処理を進めた場合、第1制御手段15は、経路K21を介して第2前段切替回路21に遮断要求信号を出力してステップSA135に処理を進める。当該遮断要求信号が第1制御手段15から出力されると、図6中の第2電源供給経路K2bにおける時間t13に示すように、第2電源供給経路K2bの状態が、接続状態(Highレベル)から遮断状態(Lowレベル)に切り替わり、第2後段切替回路22への電源供給が遮断される。
ステップSA135にて第1制御手段15は、前段遮断待機時間(図6中の時間T2b)が経過したか否かを判定し、ステップSA130を実施してから前段遮断待機時間が経過している場合(Yes)はステップSA140に処理を進め、前段遮断待機時間が経過していない場合(No)はステップSA135に処理を戻す。なお、前段遮断待機時間には、第2前段切替回路21の動作特性等に応じた適切な値が設定されている。
ステップSA140に処理を進めた場合、第1制御手段15は、経路K21を介して第2前段切替回路21に接続要求信号を出力してステップSA145に処理を進める。当該接続要求信号が第1制御手段15から出力されると、図6中の第2電源供給経路K2bにおける時間t14に示すように、第2電源供給経路K2bの状態が、遮断状態(Lowレベル)から接続状態(Highレベル)に切り替わり、第2後段切替回路22が再起動されて初期化され、遮断状態から接続状態となる。従って、第2電源供給経路K2cが遮断状態から接続状態に切り替わり、第2制御手段25が再起動される。
ステップSA145にて第1制御手段15は、前段接続待機時間(図6中の時間T2c)が経過したか否かを判定し、ステップSA140を実施してから前段接続待機時間が経過している場合(Yes)はステップSA150に処理を進め、前段接続待機時間が経過していない場合(No)はステップSA145に処理を戻す。なお、前段接続待機時間には、第2前段切替回路21の動作特性等に応じた適切な値が設定されている。
ステップSA150に処理を進めた場合、第1制御手段15は、経路K24を介して第2状態モニタ回路24からの入力を取り込み(図6中の「検出(2-3)」)、第2電源供給経路K2c(すなわち第2制御手段25)が電源供給状態であるか否かを判定する。そして第1制御手段15は、第2電源供給経路K2cに電源が供給されている場合(Yes)はステップSA155Aに処理を進め、第2電源供給経路K2cに電源が供給されていない場合(No)はステップSA155Bに処理を進める。この時点では、第2電源供給・遮断手段20が正常であれば第2電源供給経路K2cは電源供給状態となるはずであり、そうでない場合は、第2電源供給・遮断手段20に異常があると判定してステップSA155Bに処理を進める。
ステップSA155Aに処理を進めた場合、第1制御手段15は、第2電源供給・遮断手段20の検査結果が「正常」であったことを記憶して処理を終了する(この場合、図3のステップS140の直後にリターンする)。
ステップSA155Bに処理を進めた場合、第1制御手段15は、第2電源供給・遮断手段20の検査結果が「異常」であったことを記憶して処理を終了する(この場合、図3のステップS140の直後にリターンする)。
以上に説明したように、第1制御手段15は、第2電源供給・遮断手段20の検査(自己診断)を行う際、第2状態モニタ回路24の経路K24を介して第2制御手段25(第2電源供給経路K2c)に電力が供給されていることを確認(ステップSA110)する。その後、第1制御手段15は、第2制御手段25に疑似異常要求情報を送信して(ステップSA115)第2制御手段25の動作を疑似的に異常とさせることで第2監視回路23を用いて第2後段切替回路22を遮断状態に切り替えて第2状態モニタ回路24の経路K24を介して第2制御手段25(第2電源供給経路K2c)に電力が供給されていないことを確認(ステップSA125)する、第2後段切替回路検査ステップを有する。
また、第1制御手段15は、その後、第2前段切替回路21を遮断状態にする遮断要求信号を出力(ステップSA130)した後、第2前段切替回路21を接続状態にする接続要求信号を出力(ステップSA140)し、第2状態モニタ回路24の経路K24を介して第2制御手段25(第2電源供給経路K2c)に電力が供給されていることを確認(ステップSA150)する、第2前段切替回路検査ステップを有する。
●[SB100の処理(第2制御手段25からの第1電源供給・遮断手段10の検査)(図4)]
次に、図4に示すSB100の処理の詳細について説明する。SB100の処理は、図3における第2制御手段25のステップS250にて実行される処理であり、第2制御手段25から第1電源供給・遮断手段10を検査(自己診断)する処理である。第2制御手段25は、SB100の処理を実行する際、まずステップSB110に処理を進める。
ステップSB110にて第2制御手段25は、経路K14を介して第1状態モニタ回路14からの入力を取り込み(図6中の「検出(1-1)」)、第1電源供給経路K1c(すなわち第1制御手段15)に電源が供給されているか否かを判定し、第1電源供給経路K1cに電源が供給されている場合(Yes)はステップSB115に処理を進め、第1電源供給経路K1cに電源が供給されていない場合(No)はステップSB155Bに処理を進める。この時点では、第1電源供給・遮断手段10が正常であれば第1電源供給経路K1cは電源供給状態となるはずであり、そうでない場合は、第1電源供給・遮断手段10に異常があると判定してステップSB155Bに処理を進める。
ステップSB115に処理を進めた場合、第2制御手段25は、検査を目的として第1監視回路13に第1制御手段15の動作を異常と判定させるために、第1制御手段15に向けて、疑似的な異常動作を要求する疑似異常要求情報を送信(図6中の(送信2-2))して、ステップSB120に処理を進める。疑似異常要求情報を受信した第1制御手段15は、検査を目的として疑似的な異常状態で動作する。すると、第1監視回路13は、第1制御手段15の動作が異常であると判定し、経路K13を介して第1後段切替回路12に遮断要求信号を出力する。すると遮断要求信号が入力された第1後段切替回路12は、接続状態から遮断状態に切り替わり、第1電源供給経路K1cは電源が供給されていない状態(電源非供給状態)へと切り替わる。
ステップSB120に処理を進めた場合、第2制御手段25は、疑似異常待機時間(図6中の時間T1a)が経過したか否かを判定し、ステップSB115を実施してから疑似異常待機時間が経過した場合(Yes)はステップSB125に処理を進め、疑似異常待機時間が経過していない場合(No)はステップSB120に処理を戻す。第2制御手段25は、第1制御手段15に疑似異常要求情報を送信した後、第1監視回路13が異常を検出するまでの時間(図6中の時間Twd1)より長い時間に設定された疑似異常待機時間(図6中の時間T1a)が経過した後、ステップSB125に処理を進める。疑似異常待機時間には、第1監視回路13の動作特性等に応じた適切な値が設定されている。
ステップSB125に処理を進めた場合、第2制御手段25は、経路K14を介して第1状態モニタ回路14からの入力を取り込み(図6中の「検出(1-2)」)、第1電源供給経路K1c(すなわち第1制御手段15)が電源非供給状態であるか否かを判定する。そして第2制御手段25は、第1電源供給経路K1cに電源が供給されていない場合(Yes)はステップSB130に処理を進め、第1電源供給経路K1cに電源が供給されている場合(No)はステップSB155Bに処理を進める。この時点では、第1電源供給・遮断手段10が正常であれば第1電源供給経路K1cは電源非供給状態となるはずであり、そうでない場合は、第1電源供給・遮断手段10に異常があると判定してステップSB155Bに処理を進める。
ステップSB130に処理を進めた場合、第2制御手段25は、経路K11を介して第1前段切替回路11に遮断要求信号を出力してステップSB135に処理を進める。当該遮断要求信号が第2制御手段25から出力されると、図6中の第1電源供給経路K1bにおける時間t23に示すように、第1電源供給経路K1bの状態が、接続状態(Highレベル)から遮断状態(Lowレベル)に切り替わり、第1後段切替回路12への電源供給が遮断される。
ステップSB135にて第2制御手段25は、前段遮断待機時間(図6中の時間T1b)が経過したか否かを判定し、ステップSB130を実施してから前段遮断待機時間が経過している場合(Yes)はステップSB140に処理を進め、前段遮断待機時間が経過していない場合(No)はステップSB135に処理を戻す。なお、前段遮断待機時間には、第1前段切替回路11の動作特性等に応じた適切な値が設定されている。
ステップSB140に処理を進めた場合、第2制御手段25は、経路K11を介して第1前段切替回路11に接続要求信号を出力してステップSB145に処理を進める。当該接続要求信号が第2制御手段25から出力されると、図6中の第1電源供給経路K1bにおける時間t24に示すように、第1電源供給経路K1bの状態が、遮断状態(Lowレベル)から接続状態(Highレベル)に切り替わり、第1後段切替回路12が再起動されて初期化され、遮断状態から接続状態となる。従って、第1電源供給経路K1cが遮断状態から接続状態に切り替わり、第1制御手段15が再起動される。
ステップSB145にて第2制御手段25は、前段接続待機時間(図6中の時間T1c)が経過したか否かを判定し、ステップSB140を実施してから前段接続待機時間が経過している場合(Yes)はステップSB150に処理を進め、前段接続待機時間が経過していない場合(No)はステップSB145に処理を戻す。なお、前段接続待機時間には、第1前段切替回路11の動作特性等に応じた適切な値が設定されている。
ステップSB150に処理を進めた場合、第2制御手段25は、経路K14を介して第1状態モニタ回路14からの入力を取り込み(図6中の「検出(1-3)」)、第1電源供給経路K1c(すなわち第1制御手段15)が電源供給状態であるか否かを判定する。そして第2制御手段25は、第1電源供給経路K1cに電源が供給されている場合(Yes)はステップSB155Aに処理を進め、第1電源供給経路K1cに電源が供給されていない場合(No)はステップSB155Bに処理を進める。この時点では、第1電源供給・遮断手段10が正常であれば第1電源供給経路K1cは電源供給状態となるはずであり、そうでない場合は、第1電源供給・遮断手段10に異常があると判定してステップSB155Bに処理を進める。
ステップSB155Aに処理を進めた場合、第2制御手段25は、第1電源供給・遮断手段10の検査結果が「正常」であったことを記憶して処理を終了する(この場合、図3のステップS250の直後にリターンする)。
ステップSB155Bに処理を進めた場合、第2制御手段25は、第1電源供給・遮断手段10の検査結果が「異常」であったことを記憶して処理を終了する(この場合、図3のステップS250の直後にリターンする)。
以上に説明したように、第2制御手段25は、第1電源供給・遮断手段10の検査(自己診断)を行う際、第1状態モニタ回路14の経路K14を介して第1制御手段15(第1電源供給経路K1c)に電力が供給されていることを確認(ステップSB110)する。その後、第2制御手段25は、第1制御手段15に疑似異常要求情報を送信して(ステップSB115)第1制御手段15の動作を疑似的に異常とさせることで第1監視回路13を用いて第1後段切替回路12を遮断状態に切り替えて第1状態モニタ回路14の経路K14を介して第1制御手段15(第1電源供給経路K1c)に電力が供給されていないことを確認(ステップSB125)する、第1後段切替回路検査ステップを有する。
また、第2制御手段25は、その後、第1前段切替回路11を遮断状態にする遮断要求信号を出力(ステップSB130)した後、第1前段切替回路11を接続状態にする接続要求信号を出力(ステップSB140)し、第1状態モニタ回路14の経路K14を介して第1制御手段15(第1電源供給経路K1c)に電力が供給されていることを確認(ステップSB150)する、第1前段切替回路検査ステップを有する。
●[SA200の処理(第1制御手段15における、第2制御手段25からの検査中の待機)(図5)]
図5は、SA200、SB200の処理の詳細を示すフローチャートであり、まず、SA200の処理の詳細について説明する。SA200の処理は、図3における第1制御手段15のステップS160にて実行される処理であり、第2制御手段25が第1電源供給・遮断手段10を検査(自己診断)している間、待っている処理である。第1制御手段15は、SA200の処理を実行する際、まずステップSA210に処理を進める。
ステップSA210にて第1制御手段15は、第2制御手段25から疑似異常要求情報(図4の第2制御手段25のステップSB115から送信された疑似異常要求情報)を受信したか否かを判定する。そして第1制御手段15は、第2制御手段25から疑似異常要求情報を受信した場合(Yes)はステップSA220に処理を進め、そうでない場合(No)はステップSA210に処理を戻す。
ステップSA220に処理を進めた場合、第1制御手段15は、疑似動作異常モードへ移行し、ステップSA220に処理を戻す。つまり、第1制御手段15は、第2制御手段25からの検査が終了して図4に示す第2制御手段25のステップSB140にて第1制御手段15が再起動されるまで、ステップSA220の処理を繰り返す。そして第1制御手段15は、再起動されると、図3に示すステップS110から処理を再開する。なお、第1制御手段15は、疑似動作異常モードへ移行した場合、例えば、第1監視回路13に対して周期的にHighレベルとLowレベルを繰り返すパルス出力を停止(HighレベルまたはLowレベルで固定)する。
●[SB200の処理(第2制御手段25における、第1制御手段15からの検査中の待機)(図5)]
次に、図5に示すSB200の処理の詳細について説明する。SB200の処理は、図3における第2制御手段25のステップS240にて実行される処理であり、第1制御手段15が第2電源供給・遮断手段20を検査(自己診断)している間、待っている処理である。第2制御手段25は、SB200の処理を実行する際、まずステップSB210に処理を進める。
ステップSB210にて第2制御手段25は、第1制御手段15から疑似異常要求情報(図4の第1制御手段15のステップSA115から送信された疑似異常要求情報)を受信したか否かを判定する。そして第2制御手段25は、第1制御手段15から疑似異常要求情報を受信した場合(Yes)はステップSB220に処理を進め、そうでない場合(No)はステップSB210に処理を戻す。
ステップSB220に処理を進めた場合、第2制御手段25は、疑似動作異常モードへ移行し、ステップSB220に処理を戻す。つまり、第2制御手段25は、第1制御手段15からの検査が終了して図4に示す第1制御手段15のステップSA140にて第2制御手段25が再起動されるまで、ステップSB220の処理を繰り返す。そして第2制御手段25は、再起動されると、図3に示すステップS210から処理を再開する。なお、第2制御手段25は、疑似動作異常モードへ移行した場合、例えば、第2監視回路23に対して周期的にHighレベルとLowレベルを繰り返すパルス出力を停止(HighレベルまたはLowレベルで固定)する。
●[第1電源供給・遮断手段10または第2電源供給・遮断手段20の一方が接続状態であり、かつ、他方が遮断状態となった場合における、遮断状態の側の制御手段への電流の回り込みの防止(図7)]
図7は、第1電源供給・遮断手段10が遮断状態、第2電源供給・遮断手段20が接続状態、の場合における、電源からの電流の流れを太点線で示している。この場合、第1電源供給・遮断手段10が遮断状態であるので、スイッチングデバイス11cが開放状態とされ、ダイオード11xが電流の流れに対して逆方向となるので、電源供給端子S1から第1電源供給経路K1aへと流れ込んだ電流は、ダイオード11xで止められ、第1電源供給経路K1bへと流れ込まない。また、第2電源供給・遮断手段20が接続状態であるので、スイッチングデバイス21c、22c、22dが短絡状態とされており、電源供給端子S1から第2電源供給経路K2aへと流れ込んだ電流は、第2電源供給経路K2bを経由して第2制御手段25に到達し、第2電源供給経路K2b、共通電源経路K2d、K3aを経由して周辺回路31に到達する。なお、共通電源経路K2d、K1dを経由してきた電流は、スイッチングデバイス12dが開放状態、かつ、ダイオード12yが電流の流れに対して逆方向であるので、ダイオード12yで止められ、第1電源供給経路K1bには流れ込まない。
つまり、第1電源供給・遮断手段10を遮断状態、かつ、第2電源供給・遮断手段20を接続状態にした場合では、第1制御手段15は遮断状態、第2制御手段25は接続状態(供給状態)、周辺回路31は接続状態(供給状態)とされる。図示省略するが、第1電源供給・遮断手段10を接続状態、かつ、第2電源供給・遮断手段20を遮断状態にした場合では、第1制御手段15は接続状態(供給状態)、第2制御手段25は遮断状態、周辺回路31は接続状態(供給状態)とされる。これを実現するために、電源監視装置1の構成は、以下の構成を有している。
周辺回路31は、第1電源供給・遮断手段10を介して電源からの電力が供給されている(第1電源供給経路K1a、K1b、共通電源経路K1d、K3aより)とともに、第2電源供給・遮断手段20を介して電源からの電力が供給されている(第2電源供給経路K2a、K2b、共通電源経路K2d、K3aより)。つまり、周辺回路31は、第1電源供給・遮断手段10または第2電源供給・遮断手段20の少なくとも一方が接続状態である場合に、接続状態とされている側から、電源(電源供給端子S1)からの電力が供給される。
第1電源供給・遮断手段10は、第1制御手段15に接続されて第1制御手段15に電力を供給する第1制御手段用端子P1aと、周辺回路31に接続されて周辺回路31に電力を供給する第1周辺用端子P1bと、を有している。また、第1制御手段用端子P1aと第1周辺用端子P1bは、第1電源供給・遮断手段10が接続状態の場合では導通状態とされて(スイッチングデバイス12dが短絡状態となるため)、いずれの端子も第1前段切替回路11から電力が供給された状態となる(スイッチングデバイス11c、12c、12dが短絡状態となるため)。また、第1制御手段用端子P1aと第1周辺用端子P1bは、第1電源供給・遮断手段10が遮断状態の場合では、第1制御手段用端子P1aから第1周辺用端子P1bに向かう方向のみ電流が流れるように接続された状態となり(スイッチングデバイス12dが開放状態であり、ダイオード12yによる)、いずれも端子も第1前段切替回路11から電源が供給されていない状態となる(スイッチングデバイス11c、12c、12dが開放状態となるため)。
第2電源供給・遮断手段20は、第2制御手段25に接続されて第2制御手段25に電力を供給する第2制御手段用端子P2aと、周辺回路31に接続されて周辺回路31に電力を供給する第2周辺用端子P2bと、を有している。また、第2制御手段用端子P2aと第2周辺用端子P2bは、第2電源供給・遮断手段20が接続状態の場合では導通状態とされて(スイッチングデバイス22dが短絡状態となるため)、いずれの端子も第2前段切替回路21から電力が供給された状態となる(スイッチングデバイス21c、22c、22dが短絡状態となるため)。また、第2制御手段用端子P2aと第2周辺用端子P2bは、第2電源供給・遮断手段20が遮断状態の場合では、第2制御手段用端子P2aから第2周辺用端子P2bに向かう方向のみ電流が流れるように接続された状態となり(スイッチングデバイス22dが開放状態であり、ダイオード22yによる)、いずれも端子も第2前段切替回路21から電源が供給されていない状態となる(スイッチングデバイス21c、22c、22dが開放状態となるため)。
以上、本実施の形態にて説明した電源監視装置1は、2重系の制御手段(第1制御手段15、第2制御手段25)に対して、電源の供給と遮断を行う電源供給・遮断手段も2重系(第1電源供給・遮断手段10、第2電源供給・遮断手段20)で構成している。これにより、第1電源供給・遮断手段10の接続状態と遮断状態の自己診断を第2制御手段25から行うことが可能であり、第2電源供給・遮断手段20の接続状態と遮断状態の自己診断を第1制御手段15から行うことが可能である。なお、第1電源供給・遮断手段10及び第2電源供給・遮断手段20は、電源からそれぞれの制御手段へ供給される電力(電源電圧)に応じて接続状態と遮断状態に切り替わる構成とされている。そして本実施の形態にて説明した処理手順にて、第1電源供給・遮断手段10と第2電源供給・遮断手段20の接続状態と遮断状態の自己診断を、適切に行うことができる。
本発明の電源監視装置1、及び電源監視方法の構成、処理手順等は、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、第1制御手段15及び第2制御手段25の処理手順は、図3~図5に示す処理手順に限定されるものではなく、動作波形は、図6に示す動作波形に限定されるものではない。
本発明の電源監視装置及び電源監視方法は、PLCへの適用に限定されるものではなく、2重系の制御手段を有する種々のシステムの電源の監視に適用することが可能である。
1 電源監視装置
10 第1電源供給・遮断手段
11 第1前段切替回路
11a、12a 基準電圧設定回路
11b、12b 電源監視回路
11c、12c、12d スイッチングデバイス
11p、12p、14p、21p、22p、24p フォトデバイス
12 第1後段切替回路
12e 電源遮断保持回路
13 第1監視回路
14 第1状態モニタ回路
15 第1制御手段
20 第2電源供給・遮断手段
21 第2前段切替回路
21a、22a 基準電圧設定回路
21b、22b 電源監視回路
21c、22c、22d スイッチングデバイス
22 第2後段切替回路
22e 電源遮断保持回路
23 第2監視回路
24 第2状態モニタ回路
25 第2制御手段
31 周辺回路
100 PLC
110 ベースユニット
114A~114H 第1取付孔
115A~115H 第2取付孔
116A~116H スロットコネクタ
121 電源モジュール
122 制御モジュール
122C モジュールコネクタ
123 通信モジュール
124 入力モジュール
125 出力モジュール
K1a、K1b、K1c 第1電源供給経路
K2a、K2b、K2c 第2電源供給経路
K1d、K2d、K3a 共通電源経路
K11、K13、K14、K21、K23、K24 経路
S1 電源供給端子
S12 通信回路
S13、S23 回路
P1a 第1制御手段用端子
P1b 第1周辺用端子
P2a 第2制御手段用端子
P2b 第2周辺用端子

Claims (10)

  1. 第1電源供給経路を介して電源からの電力が供給される第1制御手段と、
    第2電源供給経路を介して前記電源からの電力が供給される第2制御手段と、
    前記電源から前記第1制御手段への前記第1電源供給経路を、前記電源から供給される電力に応じて接続状態と遮断状態とに切り替え可能な第1電源供給・遮断手段と、
    前記電源から前記第2制御手段への前記第2電源供給経路を、前記電源から供給される電力に応じて接続状態と遮断状態とに切り替え可能な第2電源供給・遮断手段と、
    を有する電源監視装置であって、
    前記第1制御手段は、前記電源が投入された際、前記第2電源供給・遮断手段の前記接続状態と前記遮断状態の切り替えを検査し、
    前記第2制御手段は、前記電源が投入された際、前記第1電源供給・遮断手段の前記接続状態と前記遮断状態の切り替えを検査する、
    電源監視装置。
  2. 請求項1に記載の電源監視装置であって、
    前記第1制御手段と前記第2制御手段には、互いに情報の送受信を可能とする通信回路が接続されており、
    前記第1制御手段は、
    起動された際、前記第2制御手段と情報の送受信を行って、今回の起動が、前記電源の投入による起動か、前記第1電源供給・遮断手段の検査による起動か、を区別可能であり、
    前記電源の投入による起動の場合では、前記第2電源供給・遮断手段を検査し、前記第2電源供給・遮断手段の検査結果が正常であった場合は前記第2制御手段を再起動した後、前記第2制御手段からの検査結果の要求を受信すると検査結果を送信して、前記第2制御手段からの前記第1電源供給・遮断手段の検査を待ち、
    前記第1電源供給・遮断手段の検査による起動の場合では、前記第2制御手段に前記第1電源供給・遮断手段の検査結果の要求を送信して検査結果を受信し、受信した検査結果が正常であった場合は、前記第1制御手段の正常時用として用意された制御である第1正常時用制御に移行し、
    前記第2制御手段は、
    起動された際、前記第1制御手段と情報の送受信を行って、今回の起動が、前記電源の投入による起動か、前記第2電源供給・遮断手段の検査による起動か、を区別可能であり、
    前記電源の投入による起動の場合では、前記第1制御手段からの前記第2電源供給・遮断手段の検査を待ち、
    前記第2電源供給・遮断手段の検査による起動の場合では、前記第1制御手段に前記第2電源供給・遮断手段の検査結果の要求を送信して検査結果を受信し、受信した検査結果が正常であった場合は前記第1電源供給・遮断手段を検査し、前記第1電源供給・遮断手段の検査結果が正常であった場合は前記第1制御手段を再起動した後、前記第1制御手段からの検査結果の要求を受信すると検査結果を送信して、前記第2制御手段の正常時用として用意された制御である第2正常時用制御に移行する、
    電源監視装置。
  3. 請求項2に記載の電源監視装置であって、
    前記第1電源供給・遮断手段は、
    前記第1電源供給経路における前記電源の側に設けられて、前記電源から供給される電圧または前記第2制御手段からの制御信号に応じて、前記接続状態と前記遮断状態のいずれかに切り替えられる第1前段切替回路と、
    前記第1電源供給経路における前記第1制御手段の側に設けられて、前記接続状態と前記遮断状態のいずれかに切り替えられる第1後段切替回路と、
    前記第1制御手段の動作を監視して前記第1制御手段の動作が異常であると判定した場合に前記第1後段切替回路を前記接続状態から前記遮断状態に切り替える第1監視回路と、
    前記第1後段切替回路から前記第1制御手段へ電力が供給されているか否かを前記第2制御手段にてモニタ可能とする第1状態モニタ回路と、
    を有し、
    前記第2電源供給・遮断手段は、
    前記第2電源供給経路における前記電源の側に設けられて、前記電源から供給される電圧または前記第1制御手段からの制御信号に応じて、前記接続状態と前記遮断状態のいずれかに切り替えられる第2前段切替回路と、
    前記第2電源供給経路における前記第2制御手段の側に設けられて、前記接続状態と前記遮断状態のいずれかに切り替えられる第2後段切替回路と、
    前記第2制御手段の動作を監視して前記第2制御手段の動作が異常であると判定した場合に前記第2後段切替回路を前記接続状態から前記遮断状態に切り替える第2監視回路と、
    前記第2後段切替回路から前記第2制御手段へ電力が供給されているか否かを前記第1制御手段にてモニタ可能とする第2状態モニタ回路と、
    を有する、
    電源監視装置。
  4. 請求項3に記載の電源監視装置であって、
    前記第1制御手段は、
    前記第2電源供給・遮断手段の検査を行う際、
    前記第2状態モニタ回路にて前記第2制御手段に電力が供給されていることを確認し、
    前記第2制御手段に疑似異常要求情報を送信して前記第2制御手段の動作を疑似的に異常とさせることで前記第2監視回路を用いて前記第2後段切替回路を前記遮断状態に切り替えて前記第2状態モニタ回路にて前記第2制御手段に電力が供給されていないことを確認し、
    前記第2前段切替回路を前記遮断状態にする制御信号を出力した後、前記第2前段切替回路を前記接続状態にする制御信号を出力して、前記第2状態モニタ回路にて前記第2制御手段に電力が供給されていることを確認することで前記第2電源供給・遮断手段が正常であると判定し、
    前記第2制御手段は、
    前記第1電源供給・遮断手段の検査を行う際、
    前記第1状態モニタ回路にて前記第1制御手段に電力が供給されていることを確認し、
    前記第1制御手段に疑似異常要求情報を送信して前記第1制御手段の動作を疑似的に異常とさせることで前記第1監視回路を用いて前記第1後段切替回路を前記遮断状態に切り替えて前記第1状態モニタ回路にて前記第1制御手段に電力が供給されていないことを確認し、
    前記第1前段切替回路を前記遮断状態にする制御信号を出力した後、前記第1前段切替回路を前記接続状態にする制御信号を出力して、前記第1状態モニタ回路にて前記第1制御手段に電力が供給されていることを確認することで前記第1電源供給・遮断手段が正常であると判定する、
    電源監視装置。
  5. 請求項3または4に記載の電源監視装置であって、
    前記第1状態モニタ回路から前記第2制御手段までの経路中と、
    前記第2状態モニタ回路から前記第1制御手段までの経路中と、
    前記第1制御手段から前記第2前段切替回路までの経路中と、
    前記第2制御手段から前記第1前段切替回路までの経路中と、
    前記第1監視回路から前記第1後段切替回路までの経路中と、
    前記第2監視回路から前記第2後段切替回路までの経路中と、には、
    入力側と出力側との間で電気的に絶縁しながら信号を伝達するフォトデバイスが設けられている、
    電源監視装置。
  6. 請求項1~5のいずれか一項に記載の電源監視装置であって、
    前記電源監視装置は、
    前記第1電源供給・遮断手段または前記第2電源供給・遮断手段の少なくとも一方が前記接続状態である場合に、前記接続状態とされている側から、前記電源からの電力が供給される周辺回路を有している、
    電源監視装置。
  7. 請求項3~5のいずれか一項に記載の電源監視装置であって、
    前記電源監視装置は、
    前記第1電源供給・遮断手段または前記第2電源供給・遮断手段の少なくとも一方が前記接続状態である場合に、前記接続状態とされている側から、前記電源からの電力が供給される周辺回路を有しており、
    前記第1電源供給・遮断手段は、
    前記第1制御手段に接続されて前記第1制御手段に電力を供給する第1制御手段用端子と、前記周辺回路に接続されて前記周辺回路に電力を供給する第1周辺用端子と、を有しており、
    前記第1制御手段用端子と前記第1周辺用端子は、
    前記第1電源供給・遮断手段が前記接続状態の場合、導通状態とされて、いずれの端子も前記第1前段切替回路から電力が供給された状態となり、
    前記第1電源供給・遮断手段が前記遮断状態の場合、前記第1制御手段用端子から前記第1周辺用端子に向かう方向のみ電流が流れるように接続された状態となり、いずれの端子も前記第1前段切替回路から電力が供給されていない状態となり、
    前記第2電源供給・遮断手段は、
    前記第2制御手段に接続されて前記第2制御手段に電力を供給する第2制御手段用端子と、前記周辺回路に接続されて前記周辺回路に電力を供給する第2周辺用端子と、を有しており、
    前記第2制御手段用端子と前記第2周辺用端子は、
    前記第2電源供給・遮断手段が前記接続状態の場合、導通状態とされて、いずれの端子も前記第2前段切替回路から電力が供給された状態となり、
    前記第2電源供給・遮断手段が前記遮断状態の場合、前記第2制御手段用端子から前記第2周辺用端子に向かう方向のみ電流が流れるように接続された状態となり、いずれの端子も前記第2前段切替回路から電力が供給されていない状態となる、
    電源監視装置。
  8. 第1電源供給経路を介して電源からの電力が供給される第1制御手段と、
    第2電源供給経路を介して前記電源からの電力が供給される第2制御手段と、
    前記電源から前記第1制御手段への前記第1電源供給経路を、前記電源から供給される電力に応じて接続状態と遮断状態とに切り替え可能な第1電源供給・遮断手段と、
    前記電源から前記第2制御手段への前記第2電源供給経路を、前記電源から供給される電力に応じて接続状態と遮断状態とに切り替え可能な第2電源供給・遮断手段と、
    を用いた電源監視方法であって、
    前記電源が投入された際、前記第1制御手段を用いて前記第2電源供給・遮断手段の前記接続状態と前記遮断状態の切り替えを検査させ、
    前記電源が投入された際、前記第2制御手段を用いて前記第1電源供給・遮断手段の前記接続状態と前記遮断状態の切り替えを検査させる、
    電源監視方法。
  9. 請求項8に記載の電源監視方法であって、
    前記第1制御手段と前記第2制御手段には、互いに情報の送受信を可能とする通信回路が接続されており、
    前記第1制御手段は、
    起動された際、前記第2制御手段と情報の送受信を行って、今回の起動が、前記電源の投入による起動か、前記第1電源供給・遮断手段の検査による起動か、を区別する、第1起動区別ステップと、
    前記電源の投入による起動の場合に、前記第2電源供給・遮断手段を検査し、前記第2電源供給・遮断手段の検査結果が正常であった場合は前記第2制御手段を再起動した後、前記第2制御手段からの検査結果の要求を受信すると検査結果を送信して、前記第2制御手段からの前記第1電源供給・遮断手段の検査を待つ、第1電源起動ステップと、
    前記第1電源供給・遮断手段の検査による起動の場合に、前記第2制御手段に前記第1電源供給・遮断手段の検査結果の要求を送信して検査結果を受信し、受信した検査結果が正常であった場合は、前記第1制御手段の正常時用として用意された制御である第1正常時用制御に移行する、第1検査起動ステップと、
    を有し、
    前記第2制御手段は、
    起動された際、前記第1制御手段と情報の送受信を行って、今回の起動が、前記電源の投入による起動か、前記第2電源供給・遮断手段の検査による起動か、を区別する、第2起動区別ステップと、
    前記電源の投入による起動の場合に、前記第1制御手段からの前記第2電源供給・遮断手段の検査を待つ、第2電源起動ステップと、
    前記第2電源供給・遮断手段の検査による起動の場合に、前記第1制御手段に前記第2電源供給・遮断手段の検査結果の要求を送信して検査結果を受信し、受信した検査結果が正常であった場合は前記第1電源供給・遮断手段を検査し、前記第1電源供給・遮断手段の検査結果が正常であった場合は前記第1制御手段を再起動した後、前記第1制御手段からの検査結果の要求を受信すると検査結果を送信して、前記第2制御手段の正常時用として用意された制御である第2正常時用制御に移行する、第2検査起動ステップと、
    を有する、
    電源監視方法。
  10. 請求項9に記載の電源監視方法であって、
    前記第1電源供給・遮断手段は、
    前記第1電源供給経路における前記電源の側に設けられて、前記電源から供給される電圧または前記第2制御手段からの制御信号に応じて、前記接続状態と前記遮断状態のいずれかに切り替えられる第1前段切替回路と、
    前記第1電源供給経路における前記第1制御手段の側に設けられて、前記接続状態と前記遮断状態のいずれかに切り替えられる第1後段切替回路と、
    前記第1制御手段の動作を監視して前記第1制御手段の動作が異常であると判定した場合に前記第1後段切替回路を前記接続状態から前記遮断状態に切り替える第1監視回路と、
    前記第1後段切替回路から前記第1制御手段へ電力が供給されているか否かを前記第2制御手段にてモニタ可能とする第1状態モニタ回路と、
    を有し、
    前記第2電源供給・遮断手段は、
    前記第2電源供給経路における前記電源の側に設けられて、前記電源から供給される電圧または前記第1制御手段からの制御信号に応じて、前記接続状態と前記遮断状態のいずれかに切り替えられる第2前段切替回路と、
    前記第2電源供給経路における前記第2制御手段の側に設けられて、前記接続状態と前記遮断状態のいずれかに切り替えられる第2後段切替回路と、
    前記第2制御手段の動作を監視して前記第2制御手段の動作が異常であると判定した場合に前記第2後段切替回路を前記接続状態から前記遮断状態に切り替える第2監視回路と、
    前記第2後段切替回路から前記第2制御手段へ電力が供給されているか否かを前記第1制御手段にてモニタ可能とする第2状態モニタ回路と、
    を有しており、
    前記第1制御手段は、
    前記第2電源供給・遮断手段の検査を行う際、
    前記第2状態モニタ回路にて前記第2制御手段に電力が供給されていることを確認した後、前記第2制御手段に疑似異常要求情報を送信して前記第2制御手段の動作を疑似的に異常とさせることで前記第2監視回路を用いて前記第2後段切替回路を前記遮断状態に切り替えて前記第2状態モニタ回路にて前記第2制御手段に電力が供給されていないことを確認する、第2後段切替回路検査ステップと、
    前記第2前段切替回路を前記遮断状態にする制御信号を出力した後、前記第2前段切替回路を前記接続状態にする制御信号を出力して、前記第2状態モニタ回路にて前記第2制御手段に電力が供給されていることを確認する、第2前段切替回路検査ステップと、
    を有し、
    前記第2制御手段は、
    前記第1電源供給・遮断手段の検査を行う際、
    前記第1状態モニタ回路にて前記第1制御手段に電力が供給されていることを確認した後、前記第1制御手段に疑似異常要求情報を送信して前記第1制御手段の動作を疑似的に異常とさせることで前記第1監視回路を用いて前記第1後段切替回路を前記遮断状態に切り替えて前記第1状態モニタ回路にて前記第1制御手段に電力が供給されていないことを確認する、第1後段切替回路検査ステップと、
    前記第1前段切替回路を前記遮断状態にする制御信号を出力した後、前記第1前段切替回路を前記接続状態にする制御信号を出力して、前記第1状態モニタ回路にて前記第1制御手段に電力が供給されていることを確認する第1前段切替回路検査ステップと、
    を有する、
    電源監視方法。

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