JP7126355B2 - 荷電粒子ビーム検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、荷電粒子ビーム検査方法に関する。例えば、電子線によるマルチビームを照射して放出されるパターンの2次電子画像を取得してパターンを検査する検査装置に関する。
近年、大規模集積回路(LSI)の高集積化及び大容量化に伴い、半導体素子に要求される回路線幅はますます狭くなってきている。これらの半導体素子は、回路パターンが形成された原画パターン(マスク或いはレチクルともいう。以下、マスクと総称する)を用いて、いわゆるステッパと呼ばれる縮小投影露光装置でウェハ上にパターンを露光転写して回路形成することにより製造される。
そして、多大な製造コストのかかるLSIの製造にとって、歩留まりの向上は欠かせない。しかし、1ギガビット級のDRAM(ランダムアクセスメモリ)に代表されるように、LSIを構成するパターンは、サブミクロンからナノメータのオーダーになっている。近年、半導体ウェハ上に形成されるLSIパターン寸法の微細化に伴って、パターン欠陥として検出しなければならない寸法も極めて小さいものとなっている。よって、半導体ウェハ上に転写された超微細パターンの欠陥を検査するパターン検査装置の高精度化が必要とされている。その他、歩留まりを低下させる大きな要因の一つとして、半導体ウェハ上に超微細パターンをフォトリソグラフィ技術で露光、転写する際に使用されるマスクのパターン欠陥があげられる。そのため、LSI製造に使用される転写用マスクの欠陥を検査するパターン検査装置の高精度化が必要とされている。
検査手法としては、拡大光学系を用いて半導体ウェハやリソグラフィマスク等の試料上に形成されているパターンを所定の倍率で撮像した光学画像と、設計データ、あるいは試料上の同一パターンを撮像した光学画像と比較することにより検査を行う方法が知られている。例えば、パターン検査方法として、同一マスク上の異なる場所の同一パターンを撮像した光学画像データ同士を比較する「die to die(ダイ-ダイ)検査」や、パターン設計されたCADデータをマスクにパターンを描画する時に描画装置が入力するための装置入力フォーマットに変換した描画データ(設計パターンデータ)を検査装置に入力して、これをベースに設計画像データ(参照画像)を生成して、それとパターンを撮像した測定データとなる光学画像とを比較する「die to database(ダイ-データベース)検査」がある。かかる検査装置における検査方法では、検査対象基板はステージ上に載置され、ステージが動くことによって光束が試料上を走査し、検査が行われる。検査対象基板には、光源及び照明光学系によって光束が照射される。検査対象基板を透過あるいは反射した光は光学系を介して、センサ上に結像される。センサで撮像された画像は測定データとして比較回路へ送られる。比較回路では、画像同士の位置合わせの後、測定データと参照データとを適切なアルゴリズムに従って比較し、一致しない場合には、パターン欠陥有りと判定する。
上述したパターン検査装置では、レーザ光を検査対象基板に照射して、その透過像或いは反射像を撮像することにより、光学画像を取得する。これに対して、直線上に同一ピッチで配列されるビーム列が複数列並ぶようなアレイ配列の複数の電子ビームで構成されるマルチビームを検査対象基板に照射して、検査対象基板から放出される各ビームに対応する2次電子を検出して、パターン像を取得する検査装置の開発も進んでいる。かかるマルチビームを含む電子ビームを用いたパターン検査装置では、検査対象基板の小領域毎に走査して2次電子を検出する。その際、ビームを走査している間は検査対象基板の位置を固定し、走査終了後に次の小領域へと検査対象基板の位置を移動させる、いわゆるステップアンドリピート動作が行われる。直線上に同一ピッチで配列されるビーム列が複数列並ぶようなアレイ配列のマルチビームを用いることで、限られた領域内に多数のビームを配置できるので、一度に多数の小領域の走査を同時に行うことが可能になる。そのため、スループットの向上が期待されている。しかしながら、ステップアンドリピート動作では、ステージの移動毎にステージ位置が安定するまでの整定時間(オーバーヘッド時間)が必要になる。1回の走査範囲(小領域)は小さいため、基板全体を走査するには、ステージのステップ回数が膨大な回数になる。よって、ステップ回数に整定時間を乗じた時間だけ、走査に要しない無駄な時間が発生してしまう。マルチビームを用いて基板上を走査する場合でも、基板1枚について、例えば、80時間以上の走査に要しない時間が発生してしまうという試算もある。
特許文献1には、マルチビーム型の検査装置において、マルチビームのうち異なる複数のビームを用いて、各画像基準領域内の2次元状のn×m個の照射単位領域が照射される事が記載されている。
特開2017-090063号公報
そこで、本発明の一態様は、電子ビーム間の特性の違いによる試料の欠陥の誤検出を抑制可能な荷電粒子ビーム検査方法を提供する。
本発明の一態様の検査方法は、ステージ上に試料を載置し、ステージの移動をさせながら、複数の荷電粒子ビームのうちの1本の第1の荷電粒子ビームを用いて試料上の第1のビーム走査領域の第1の走査をすることにより、第1のビーム走査領域内の複数の第1の検査単位の第1の検査を行い、ステージの移動をさせながら、複数の荷電粒子ビームのうちの1本の第2の荷電粒子ビームを用いて試料上の第2のビーム走査領域の第2の走査をすることにより、第2のビーム走査領域内の第2の検査単位の第2の検査を行う荷電粒子ビーム検査方法であって、複数の第1の検査単位は互いに重複する検査重複領域を有し、第1のビーム走査領域は、第1の検査単位の、移動の方向に、第1の検査単位のビームマージンを有し、第1の検査単位の移動の方向の長さをFS 、検査重複領域の移動の方向の長さをFO 、第1の検査単位の移動の方向に隣接して設けられたビームマージンの長さをBM 、m及びnは整数としたときに、第1の荷電粒子ビームと第2の荷電粒子ビームの間隔BP は(FS -FO )×mに等しく、第1のビーム走査領域の、移動の方向の長さBS は(FS -FO )×n+FO +BM ×2に等しい
また、本発明の一態様の検査方法は、ステージ上に試料を載置し、ステージの移動をさせながら、複数の荷電粒子ビームのうちの1本の第1の荷電粒子ビームを用いて試料上の第1のビーム走査領域の第1の走査をすることにより、第1のビーム走査領域内の複数の第1の検査単位の第1の検査を行い、ステージの移動をさせながら、複数の荷電粒子ビームのうちの1本の第2の荷電粒子ビームを用いて試料上の第2のビーム走査領域の第2の走査をすることにより、第2のビーム走査領域内の第2の検査単位の第2の検査を行う荷電粒子ビーム検査方法であって、複数の第1の検査単位は互いに重複する検査重複領域を有し、第1のビーム走査領域は、第1の検査単位の、移動の方向に、第1の検査単位のビームマージンを有し、第1の検査単位を取り囲む辺のうちの第1の一辺の長さをFS、検査重複領域を取り囲む辺のうちの第1の一辺に平行な第2の一辺の長さをFO、第1の検査単位に隣接して設けられたビームマージンの第1の一辺に平行な第3の一辺の長さをBM、第1の一辺の移動の方向からのずれ角をθ、m及びnは整数としたときに、第1の荷電粒子ビームと第2の荷電粒子ビームの間隔BPは、(FS-FO)×m/cosθであり、第1のビーム走査領域の、移動の方向の長さは(FS-FO)×n+FO+BM×2)/cosθである。
本発明の一態様によれば、電子ビーム間の特性の違いによる試料の欠陥の誤検出を抑制可能な荷電粒子ビーム検査方法の提供が可能になる。
第1の実施形態におけるパターン検査装置の構成を示す構成図である。 第1の実施形態における成形アパーチャアレイ部材の構成を示す概念図である。 第1の実施形態における検査装置内のビームの軌道を説明するための図である。 第1の実施形態における第1のビーム走査領域Aを説明するための模式図である。 第1の実施形態における第1のビーム走査領域A、第2のビーム走査領域A、第3のビーム走査領域A及び第4のビーム走査領域Aを示す模式図である。 第1の実施形態における荷電粒子ビーム検査方法のフローチャートである。 第2の実施形態における第1のビーム走査領域A、第2のビーム走査領域A、第3のビーム走査領域A、第4のビーム走査領域A、第5のビーム走査領域A、第6のビーム走査領域A、第7のビーム走査領域A、第8のビーム走査領域Aを示す模式図である。 第2の実施形態における第1のビーム走査領域A、第2のビーム走査領域A、第3のビーム走査領域A、第4のビーム走査領域A、第5のビーム走査領域A、第6のビーム走査領域A、第7のビーム走査領域A、第8のビーム走査領域Aを示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
以下、実施の形態では、荷電粒子ビームの一例として、電子ビームを用いた場合について説明する。但し、これに限るものではない。イオンビーム等のその他の荷電粒子ビームを用いても構わない。
(第1の実施形態)
本発明の一態様の荷電粒子ビーム検査方法は、ステージ上に試料を載置し、ステージの移動をさせながら、複数の荷電粒子ビームのうちの1本の第1の荷電粒子ビームを用いて試料上の第1のビーム走査領域の第1の走査をすることにより、第1のビーム走査領域内の第1の検査単位の第1の検査を行い、ステージの移動をさせながら、複数の荷電粒子ビームのうちの1本の第2の荷電粒子ビームを用いて試料上の第2のビーム走査領域の第2の走査をすることにより、第2のビーム走査領域内の第2の検査単位の第2の検査を行う。
図1は、第1の実施形態におけるパターン検査装置の構成を示す構成図である。図1において、基板に形成されたパターンを検査する検査装置100は、荷電粒子ビーム検査装置の一例である。検査装置100は、電子光学画像取得機構150、及び制御系回路160(制御部)を備えている。電子光学画像取得機構150は、電子ビームカラム102(電子鏡筒)、検査室103、検出回路106、ストライプパターンメモリ123、ステージ駆動機構142、及びレーザ測長システム122を備えている。電子ビームカラム102内には、電子銃201、照明レンズ202、成形アパーチャアレイ基板203、縮小レンズ205、制限アパーチャ基板206、対物レンズ207、主偏向器208、副偏向器209、一括ブランキング偏向器212、ビームセパレーター214、投影レンズ224、226、偏向器228、及びマルチ検出器222が配置されている。
検査室103内には、少なくともXY平面上を移動可能なXYステージ105が配置される。XYステージ105上には、検査対象となるチップパターンが形成された試料101が配置される。試料101には、露光用マスクやシリコンウェハ等の半導体基板が含まれる。試料101は、例えば、パターン形成面を上側に向けてXYステージ105に配置される。また、XYステージ105上には、検査室103の外部に配置されたレーザ測長システム122から照射されるレーザ測長用のレーザ光を反射するミラー216が配置されている。マルチ検出器222は、電子ビームカラム102の外部で検出回路106に接続される。検出回路106は、ストライプパターンメモリ123に接続される。
制御系回路160では、コンピュータとなる制御計算機110が、バス120を介して、位置回路107、比較回路108、展開回路111、参照回路112、ステージ制御回路114、レンズ制御回路124、ブランキング制御回路126、偏向制御回路128、磁気ディスク装置等の記憶装置109、モニタ117、メモリ118、及びプリンタ119に接続されている。また、ストライプパターンメモリ123は、比較回路108に接続されている。また、XYステージ105は、ステージ制御回路114の制御の下に駆動機構142により駆動される。駆動機構142では、例えば、X方向、Y方向、θ方向に駆動する3軸(X-Y-θ)モータの様な駆動系が構成され、XYステージ105が移動可能となっている。これらの、図示しないXモータ、Yモータ、θモータは、例えばステップモータを用いることができる。XYステージ105は、XYθ各軸のモータによって水平方向及び回転方向に移動可能である。そして、XYステージ105の移動位置はレーザ測長システム122により測定され、位置回路107に供給される。レーザ測長システム122は、ミラー216からの反射光を受光することによって、レーザ干渉法の原理でXYステージ105の位置を測長する。
電子銃201には、図示しない高圧電源回路が接続され、電子銃201内の図示しないフィラメントと引出電極間への高圧電源回路からの加速電圧の印加と共に、所定の引出電極の電圧の印加と所定の温度のカソード(フィラメント)の加熱によって、カソードから放出された電子群が加速させられ、電子ビームとなって放出される。照明レンズ202、縮小レンズ205、対物レンズ207、及び投影レンズ224,226は、例えば電磁レンズが用いられ、共にレンズ制御回路124によって制御される。また、ビームセパレーター214もレンズ制御回路124によって制御される。一括ブランキング偏向器212、及び偏向器228は、それぞれ少なくとも2極の電極群により構成され、ブランキング制御回路126によって制御される。主偏向器208、及び副偏向器209は、それぞれ少なくとも4極の電極群により構成され、偏向制御回路128によって制御される。
試料101が複数のチップ(ダイ)パターンが形成された半導体ウェハである場合には、かかるチップ(ダイ)パターンのパターンデータが検査装置100の外部から入力され、記憶装置109に格納される。試料101が露光用マスクである場合には、かかる露光用マスクにマスクパターンを形成する基になる設計パターンデータが検査装置100の外部から入力され、記憶装置109に格納される。
ここで、図1では、第1の実施形態を説明する上で必要な構成を記載している。検査装置100にとって、通常、必要なその他の構成を備えていても構わない。
図2は、第1の実施形態における成形アパーチャアレイ部材の構成を示す概念図である。図2において、成形アパーチャアレイ基板203には、2次元状(行列状)の横(X方向)N列×縦(y方向)N’段(Nは2以上の整数、N’は1以上の整数)の穴(開口部)22がx,y方向(x:第1の方向、y:第2の方向)に所定の配列ピッチLで形成されている。なお、マルチビームの縮小倍率がa倍(マルチビーム径を1/aに縮小して試料101に照射する場合)、試料101上でのx,y方向に対するマルチビームのビーム間ピッチをpとする場合、配列ピッチLは、L=(a×p)の関係となる。図2の例では、N=5、N’=5の5×5本のマルチビーム形成用の穴22が形成される場合を示している。次に検査装置100における電子光学画像取得機構150の動作について説明する。
図3は、第1の実施形態における検査装置内のビームの軌道を説明するための図である。電子銃201(放出源)から放出された電子ビーム200は、照明レンズ202によりほぼ垂直に成形アパーチャアレイ基板203全体を照明する。成形アパーチャアレイ基板203には、図2に示すように、矩形の複数の穴22(開口部)が形成され、電子ビーム200は、すべての複数の穴22が含まれる領域を照明する。複数の穴22の位置に照射された電子ビーム200の各一部が、かかる成形アパーチャアレイ基板203の複数の穴22をそれぞれ通過することによって、例えば矩形或いは円形の複数の電子ビーム(マルチビーム)(複数の電子ビーム)20a~20d(図1及び図3の実線)が形成される。
形成されたマルチビーム20a~20dは、その後、クロスオーバー(C.O.)を形成し、マルチビーム20のクロスオーバー位置に配置されたビームセパレーター214を通過した後、縮小レンズ205によって、縮小され、制限アパーチャ基板206に形成された中心の穴に向かって進む。ここで、成形アパーチャアレイ基板203と縮小レンズ205との間に配置された一括ブランキング偏向器212によって、マルチビーム20a~20d全体が一括して偏向された場合には、制限アパーチャ基板206の中心の穴から位置がはずれ、制限アパーチャ基板206によって遮蔽される。一方、一括ブランキング偏向器212によって偏向されなかったマルチビーム20a~20dは、図1に示すように制限アパーチャ基板206の中心の穴を通過する。かかる一括ブランキング偏向器212のON/OFFによって、ブランキング制御が行われ、ビームのON/OFFが一括制御される。このように、制限アパーチャ基板206は、一括ブランキング偏向器212によってビームOFFの状態になるように偏向されたマルチビーム20a~20dを遮蔽する。そして、ビームONになってからビームOFFになるまでに形成された、制限アパーチャ基板206を通過したビーム群により、マルチビーム20a~20dが形成される。制限アパーチャ基板206を通過したマルチビーム20a~20dは、対物レンズ207により焦点が合わされ、所望の縮小率のパターン像(ビーム径)となり、主偏向器208及び副偏向器209によって、制限アパーチャ基板206を通過したマルチビーム20全体が同方向に一括して偏向され、各ビームの試料101上のそれぞれの照射位置に照射される。かかる場合に、主偏向器208によって、各ビームが走査する後述する単位検査領域の基準位置をそれぞれ照射するようにマルチビーム20全体を一括偏向すると共に、XYステージ105の移動に追従するように、トラッキング偏向を行う。そして、副偏向器209によって、各ビームがそれぞれ対応する単位検査領域内のN×N’個のサブ領域(後述するグリッド29)を走査するようにマルチビーム20全体を一括偏向する。一度に照射されるマルチビーム20は、理想的には成形アパーチャアレイ基板203の複数の穴22の配列ピッチL(=ap)に上述した所望の縮小率(1/a)を乗じたピッチで並ぶことになる。このように、電子ビームカラム102は、一度に2次元状のN×N’本のマルチビーム20を試料101に照射する。試料101の所望する位置にマルチビーム20が照射されたことに起因して試料101からマルチビーム20の各ビームに対応する2次電子の束(マルチ2次電子300)(図1及び図3の点線)が放出される。
試料101から放出されたマルチ2次電子300は、対物レンズ207によって、マルチ2次電子300の中心側に屈折させられ、制限アパーチャ基板206に形成された中心の穴に向かって進む。制限アパーチャ基板206を通過したマルチ2次電子300は、縮小レンズ205によって光軸とほぼ平行に屈折させられ、ビームセパレーター214に進む。
ここで、ビームセパレーター214はマルチビーム20が進む方向(光軸)に直交する面上において電界と磁界を直交する方向に発生させる。電界は電子の進行方向に関わりなく同じ方向に力を及ぼす。これに対して、磁界はフレミング左手の法則に従って力を及ぼす。そのため電子の侵入方向によって電子に作用する力の向きを変化させることができる。ビームセパレーター214に上側から侵入してくるマルチビーム20(1次電子ビーム)には、電界による力と磁界による力が打ち消し合い、マルチビーム20は下方に直進する。これに対して、ビームセパレーター214に下側から侵入してくるマルチ2次電子300には、電界による力と磁界による力がどちらも同じ方向に働き、マルチ2次電子300は斜め上方に曲げられる。
斜め上方に曲げられたマルチ2次電子300は、投影レンズ224,226によって、屈折させられながらマルチ検出器222に投影される。マルチ検出器222は、投影されたマルチ2次電子300を検出する。マルチ検出器222は、図示しないダイオード型の2次元センサを有する。そして、マルチビーム20の各ビームに対応するダイオード型の2次元センサ位置において、マルチ2次電子300の各2次電子がダイオード型の2次元センサに衝突して、電子を発生し、2次電子画像データを後述する画素毎に生成する。マルチ検出器222がマルチ2次電子300を検出しない場合には、偏向器228でマルチ2次電子300をブランキング偏向することで受光面にマルチ2次電子300を到達させないようにすればよい。
図4は、本実施形態における第1のビーム走査領域Aを説明するための模式図である。
図4(a)は、第1の電子ビームが試料上で第1の走査をする第1のビーム走査領域Aの範囲を説明するための模式図である。図4(b)は、第1のビーム走査領域Aの、XYステージ105の移動の方向(X方向)の長さを説明する一例の図である。
第1の電子ビーム走査領域は、複数の検査フレームを有する。なお「検査フレーム」は「検査単位」の一例である。X方向フレームサイズはFS、Y方向フレームサイズはFSである。図4においては、各検査フレームの形状はFS=FSの正方形である。また、各検査フレームを囲う辺、すなわち、上述の正方形の辺は、XYステージ105の移動方向であるX方向又はY方向に平行である。
複数のフレームは、互いに重複する重なりを有している。X方向フレーム重なり量はFO、Y方向フレーム重なり量はFOである。
第1のビーム走査領域のX方向の幅は、X方向ビーム走査幅BSである。第1のビーム走査領域のY方向の幅は、Y方向ビーム走査幅BSである。X方向ビーム走査幅BSは、複数のフレームが並んでいる部分よりも、X方向において、それぞれX方向ビームマージンBMだけ大きい。また、Y方向ビーム走査幅BSは、複数のフレームが並んでいる部分よりも、Y方向においてそれぞれY方向ビームマージンBMだけ大きい。
言い換えると、第1のビーム走査領域Aは、第1の検査単位の、XYステージ105の移動の方向又はXYステージ105の移動の方向に垂直な方向に、第1の検査単位のビームマージンを有する。
第1のビーム走査領域における、第1の電子ビームのX方向ビーム走査幅BSは(FS-FO)×n+FO+BM×2に等しい。nは整数であり、図4の場合n=3である。ここで「走査幅」は、第1の電子ビームの移動量と試料の移動量の兼ね合いにより決定される。
第1のビーム走査領域における、第1の電子ビームのY方向ビーム走査幅BSは(FS-FO)×n+FO+BM×2に等しい。nは整数であり、図4の場合n=4である。
図5は、本実施形態における第1のビーム走査領域A、第2のビーム走査領域A、第3のビーム走査領域A、第4のビーム走査領域Aを示す模式図である。
図5(a)は、本実施形態における第1のビーム走査領域A、第2のビーム走査領域A、第3のビーム走査領域A、第4のビーム走査領域Aを示す模式図である。なお、第1のビーム走査領域Aについて、X方向ビーム走査幅BS及びY方向ビーム走査幅BSを示した。
図5(b)は、本実施形態におけるX方向ビーム間隔を説明する模式図である。
第1の電子ビームを用いて第1のビーム走査領域Aを検査する。第2の電子ビームを用いて第2のビーム走査領域Aを走査する。第3の電子ビームを用いて第3のビーム走査領域Aを走査する。第4の電子ビームを用いて第4のビーム走査領域Aを走査する。
第1の電子ビームと第2の電子ビーム及び第3の電子ビームと第4の電子ビームは、X方向において、それぞれX方向ビーム間隔BPだけ離間して配置されている。また、第1の電子ビームと第3の電子ビーム及び第2の電子ビームと第4の電子ビームは、それぞれY方向ビーム間隔BPだけ離間して配置されている。複数の電子ビームは、X方向又はY方向に、略等間隔に配置されていることが好ましい。
第1のビーム走査領域Aと第2のビーム走査領域A、及び第3のビーム走査領域Aと第4のビーム走査領域Aは、X方向において、互いに重複する、X方向ビーム重なり量BOだけのビーム重複領域を有する。また、第1のビーム走査領域Aと第3のビーム走査領域A、及び第2のビーム走査領域Aと第4のビーム走査領域Aは、Y方向において、互いに重複する、Y方向ビーム重なり量BOだけのビーム重複領域を有する。
図5(a)において、第1のビーム走査領域A、第2のビーム走査領域A、第3のビーム走査領域A、第4のビーム走査領域Aそれぞれの大きさは互いに等しい。ただし、等しくなくても良い。
図5(b)は、第1の荷電粒子ビームと第2の荷電粒子ビームの間隔と、第1のビーム走査領域Aの、XYステージ105の移動の方向に垂直な方向の長さ又はXYステージ105の移動の方向の長さを説明するための図である。
第1の荷電粒子ビームと第2の荷電粒子ビームの間隔BPは、(FS-FO)×mに等しい。mは整数であり、図5の場合m=3である。
第1の荷電粒子ビームと第3の荷電粒子ビームの間隔BPは、(FS-FO)×mに等しい。mは整数であり、図5の場合m=4である。
図6は、本実施形態における荷電粒子ビーム検査方法のフローチャートである。
まず、XYステージ105上に、検査対象である試料を載置する(S12)。
次に、XYステージ105の第1の移動をおこない、検査対象のストライプ領域に複数の電子ビームの照射が可能となるようにする。(S14)。
ここでストライプ領域とは、X方向にXYステージ105を連続移動させながら複数の電子ビームを走査して検査を行う一領域のことである。Y方向にXYステージ105を連続移動させながら電子ビームを走査することが出来ない場合には、X方向のXYステージ105を連続移動させながら一つのストライプ領域の検査を行い、その後、他の検査対象のストライプ領域に電子ビームを照射して検査が可能となるようにXYステージ105をY方向に移動する。その後、X方向又はX方向と反対の方向にXYステージ105を連続移動させながら他の未検査のストライプ領域の検査を行うようにする。
次に、複数の電子ビームで構成されるマルチビームを試料に照射する。
次に、ストライプ領域内の検査のため、XYステージ105の第2の移動を行う(S16)。なお「XYステージ105の第2の移動」は、「XYステージ105のX方向の連続移動」の一例である。
次に、X方向にXYステージ105の第2の移動をさせながら、複数の電子ビームのうちの1本の第1の荷電粒子ビームを用いて、試料上の第1のビーム走査領域内の第1の検査フレームの第1の走査をする。これにより、第1のビーム走査領域内の第1の検査を行う(S18)。
また、第1の検査と同時に、X方向にXYステージ105の連続移動をさせながら、複数の電子ビームのうちの1本の第2の荷電粒子ビームを用いて、試料上の第2のビーム走査領域内の第2の検査フレームの第2の走査をする。これにより、第2のビーム走査領域内の第2の検査を行う(S20)。
次に、第1のビーム走査領域内及び第2のビーム走査領域内の全検査フレームの検査が終了したか否かを確認する(S22)。
第1のビーム走査領域内及び第2のビーム走査領域内の全検査フレームの検査が終了していない場合には、第1の検査フレーム及び第2の検査フレームと、次に第1の荷電粒子ビームで検査される第3の検査フレーム及び次に第2の荷電粒子ビームで検査される第4の検査フレームが、X方向のフレーム重なり量FOだけ重複するように、XYステージの第3の移動を行う(S24)。
第1のビーム走査領域内及び第2のビーム走査領域内の全検査フレームの検査が終了している場合には、検査対象のストライプ領域の検査が終了したか否かを確認する(S26)。
検査対象のストライプ領域の検査が終了していない場合には、第1のビーム走査領域及び第2のビーム走査領域と、次に第1の荷電粒子ビームで検査される第3のビーム走査領域及び次に第2の荷電粒子ビームで検査される第4のビーム領域が、X方向ビーム重なり量BOだけ重複するように、XYステージの第4の移動を行う(S28)。
検査対象のストライプ領域の検査が終了している場合には、全ストライプの検査が終了しているか否かを確認する(S30)。
検査対象のストライプ領域の検査が終了していない場合には、検査対象であったストライプと次に検査対象になるストライプが、Y方向ビーム重なり量BOだけ重複するように、XYステージ105の第5の移動を行う(S32)。
全ストライプの検査が終了していれば、検査を終了する。
なお、XYステージ105の移動のさせ方や、ビーム走査の方法は、上記のものに限定されない。
次に、本実施形態の作用効果を記載する。
複数の電子ビームを用いて試料表面に形成されたパターン等を検査する場合、複数の電子ビーム間の位置や明るさ等の特性の調整をすることが難しいという問題がある。仮に検査を行う前に特性を調整したとしても、検査中にずれてきてしまうという問題がある。
特に、複数の電子ビームを用いて一つの検査フレームを検査する場合には、複数の電子ビーム間に位置ずれや階調差が存在することにより、各電子ビームが照射された場所と場所との境界に疑似欠陥が生じる場合がある。
もし、特性のずれが再現性のあるものであれば、あらかじめ特性を補正することも可能である。しかし、特性のずれが、突発的に、または検査中に発生したものである場合には、補正が困難である。
そこで、本実施形態の電子ビーム検査方法では、ステージ上に試料を載置し、ステージの移動をさせながら、複数の荷電粒子ビームのうちの1本の第1の荷電粒子ビームを用いて試料上の第1のビーム走査領域の第1の走査をすることにより、第1のビーム走査領域内の第1の検査単位の第1の検査を行い、ステージの移動をさせながら、複数の荷電粒子ビームのうちの1本の第2の荷電粒子ビームを用いて試料上の第2のビーム走査領域の第2の走査をすることにより、第2のビーム走査領域内の第2の検査単位の第2の検査を行う。
このようにすることにより、それぞれの検査フレーム内には複数の電子ビームで検出された画像が混在しない。そのため、複数の電子ビーム間の位置や明るさ等の特性の違いによる疑似欠陥の発生を抑制することが出来る。
また、本実施形態の電子ビーム検査方法では、複数の第1の検査フレームが第1のビーム走査領域内に設けられており、複数の第1の検査フレームは互いに重複する検査重複領域を有するものとする。
各検査フレームの境界付近に存在する欠陥を検出することは、欠陥検出アルゴリズム上困難なことがある。そこで、複数の第1の検査フレームに、互いに重複する検査重複領域を設ける。これにより、一方の第1の検査フレームにおいては境界付近に存在する欠陥であっても、他方の検査フレームにおいては検査フレームの中央付近に存在することが生じる。そのために、より精度の高い欠陥の検出が可能となる。
また、本実施形態の電子ビーム検査方法では、第1の検査単位の、移動の方向又は移動の方向に垂直な方向に、第1の検査フレームのビームマージンを有するものとする。
複数の電子ビームで検査をおこなう場合、それぞれの電子ビームの間隔を等間隔に制御しようとしても、完全に等間隔にすることは非常に困難である。そのため、電子ビームの間隔の誤差(ズレ)に伴う電子ビームの位置の誤差(ズレ)が発生してしまう。このような誤差(ズレ)が発生した場合であっても、ビームマージンを設けることにより、それぞれの電子ビームの走査領域の境界部分で正しい欠陥検出が可能となる。
第1の検査単位の移動の方向の長さをFS、検査重複領域の移動の方向の長さをFO、第1の検査単位の移動の方向に隣接して設けられたビームマージンの長さをBM、m及びnは整数としたときに、第1の荷電粒子ビームと第2の荷電粒子ビームの間隔BPは(FS-FO)×mに等しく、第1のビーム走査領域の、移動の方向の長さBSは(FS-FO)×n+FO+BM×2に等しいとすることにより、互いのビーム走査領域の重なりが少なくなるためにチャージアップが少なくなる。また、無駄なビーム走査領域が少なくなるので検査時間が短縮できる。
本実施形態の電子ビーム検査方法によれば、電子ビーム間の特性の違いによる試料の欠陥の誤検出を抑制可能な電子ビーム検査方法を提供することが可能になる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態と重複する点については、記載を省略する。
図7は、本実施形態における第1のビーム走査領域A、第2のビーム走査領域A、第3のビーム走査領域A、第4のビーム走査領域A、第5のビーム走査領域A、第6のビーム走査領域A、第7のビーム走査領域A、第8のビーム走査領域Aを示す模式図である。
1本の電子ビーム(第1の電子ビーム)で、第1のビーム走査領域Aを走査する。1本の電子ビーム(第2の電子ビーム)で、第2のビーム走査領域Aを走査する。1本の電子ビーム(第3の電子ビーム)で、第3のビーム走査領域Aを走査する。1本の電子ビーム(第4の電子ビーム)で、第4のビーム走査領域Aを走査する。1本の電子ビーム(第5の電子ビーム)で、第5のビーム走査領域Aを走査する。1本の電子ビーム(第6の電子ビーム)で、第6のビーム走査領域Aを走査する。1本の電子ビーム(第7の電子ビーム)で、第7のビーム走査領域Aを走査する。1本の電子ビーム(第8の電子ビーム)で、第8のビーム走査領域A8を走査する。
本実施形態の電子ビーム検査方法によっても、電子ビーム間の特性の違いによる試料の欠陥の誤検出を抑制可能な電子ビーム検査方法を提供することが可能になる。
(第3の実施形態)
本実施形態の電子ビーム検査方法は、それぞれのビーム走査領域における各検査フレームを囲う辺が、XYステージ105の移動の方向に垂直な方向又はXYステージ105の移動の方向と平行でない点で、第1の実施形態又は第2の実施形態と異なっている。ここで、第1の実施形態又は第2の実施形態と重複する内容については、記載を省略する。
図8は、本実施形態における第1のビーム走査領域A、第2のビーム走査領域A、第3のビーム走査領域A、第4のビーム走査領域A、第5のビーム走査領域A、第6のビーム走査領域A、第7のビーム走査領域A、第8のビーム走査領域Aを示す模式図である。
図8において、各ビーム走査領域の形状は長方形である。上述の長方形の各辺は、XYステージ105の移動方向であるX方向又はY方向から、45度のずれ角をもってずれている。
各ビーム走査領域における各検査フレームは、FS=FSの正方形である。この検査フレームを囲う辺、すなわち上述の正方形の辺は、XYステージ105の移動方向であるX方向又はY方向から、45度のずれ角をもってずれている。
上述の検査フレームを囲う辺の、XYステージ105の移動方向からのずれ角θは、35度以上55度以下であることが好ましく、40度以上50度以下であることがさらに好ましい。電子ビームでパターンの検査を行う場合、パターンのエッジが強く光ることが多い。特にパターンのエッジがXYステージの移動方向に対して垂直に配置されている場合に強く光る。あまりに強く光りすぎると、パターンが有する欠陥検出の妨げになるおそれがある。通常パターンのエッジは試料の所定の方向に平行又は垂直に形成されているため、検査フレームを囲う辺を上述の角度にすることにより、パターンのエッジが強く光りすぎることを抑制して、欠陥検出を容易にすることが出来る。
1本の電子ビーム(第1の電子ビーム)で、第1のビーム走査領域Aを走査する。1本の電子ビーム(第2の電子ビーム)で、第2のビーム走査領域Aを走査する。1本の電子ビーム(第3の電子ビーム)で、第3のビーム走査領域Aを走査する。1本の電子ビーム(第4の電子ビーム)で、第4のビーム走査領域Aを走査する。1本の電子ビーム(第5の電子ビーム)で、第5のビーム走査領域Aを走査する。1本の電子ビーム(第6の電子ビーム)で、第6のビーム走査領域Aを走査する。1本の電子ビーム(第7の電子ビーム)で、第7のビーム走査領域Aを走査する。1本の電子ビーム(第8の電子ビーム)で、第8のビーム走査領域A8を走査する。
第1の検査単位を取り囲む辺のうちの第1の一辺の長さをFS、検査重複領域を取り囲む辺のうちの第1の一辺に平行な第2の一辺の長さをFO、第1の検査単位に隣接して設けられたビームマージンの第1の一辺に平行な第3の一辺の長さをBM、第1の一辺の移動の方向(X方向)からのずれ角をθ、m及びnは整数としたときに、第1の電子ビームと第2の電子ビームの間隔BPは、(FS-FO)×m/cosθであることが好ましい。また、第1のビーム走査領域の、移動の方向の長さは(FS-FO)×n+FO+BM×2)/cosθであることが好ましい。
また、第1の検査単位を取り囲む辺のうちの第1の一辺の長さをFS、検査重複領域を取り囲む辺のうちの第1の一辺に平行な第2の一辺の長さをFO、第1の検査単位に隣接して設けられたビームマージンの第1の一辺に平行な第3の一辺の長さをBM、第1の一辺の移動の方向(Y方向)からのずれ角をθ、m及びnは整数としたときに、第1の電子ビームと第2の電子ビームの間隔BPは、(FS-FO)×m/cosθであることが好ましい。また、第1のビーム走査領域の、移動の方向の長さは(FS-FO)×n+FO+BM×2)/cosθであることが好ましい。
以上の説明において、一連の「~回路」は、処理回路を含み、その処理回路には、電気回路、コンピュータ、プロセッサ、回路基板、量子回路、或いは、半導体装置等が含まれる。また、各「~回路」は、共通する処理回路(同じ処理回路)を用いてもよい。或いは、異なる処理回路(別々の処理回路)を用いても良い。プロセッサ等を実行させるプログラムは、磁気ディスク装置、磁気テープ装置、FD、或いはROM(リードオンリメモリ)等の記録媒体に記録されればよい。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施形態について説明した。上記の実施形態はあくまで、例として挙げられているだけであり、本発明を限定するものではない。また、各実施形態の構成要素を適宜組み合わせてもかまわない。
実施形態では、荷電粒子ビーム検査方法の構成やその製造方法等、本発明の説明に直接必要としない部分等については記載を省略したが、必要とされる荷電粒子ビーム検査方法の構成を適宜選択して用いることができる。その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての荷電粒子ビーム検査方法は、本発明の範囲に包含される。本発明の範囲は、特許請求の範囲及びその均等物の範囲によって定義されるものである。
20 マルチビーム
22 穴
27 領域
28,36 画素
29 グリッド
30,330 検査領域
31 走査領域
32 ストライプ領域
33 トラッキング領域
34 照射領域
35 フレーム領域
50,52 記憶装置
56 分割部
58 位置合わせ部
60 比較部
100 検査装置
101 基板
102 電子ビームカラム
103 検査室
106 検出回路
107 位置回路
108 比較回路
109 記憶装置
110 制御計算機
111 展開回路
112 参照回路
114 ステージ制御回路
117 モニタ
118 メモリ
119 プリンタ
122 レーザ測長システム
120 バス
123 ストライプパターンメモリ
124 レンズ制御回路
126 ブランキング制御回路
128 偏向制御回路
150 光学画像取得部
160 制御系回路
200 電子ビーム
201 電子銃
202 照明レンズ
203 成形アパーチャアレイ基板
205 縮小レンズ
206 制限アパーチャ基板
207 対物レンズ
208 主偏向器
209 副偏向器
212 一括ブランキング偏向器
214 ビームセパレーター
216 ミラー
222 マルチ検出器
224,226 投影レンズ
228 偏向器
300 マルチ2次電子
332 チップ

Claims (2)

  1. ステージ上に試料を載置し、
    前記ステージの移動をさせながら、複数の荷電粒子ビームのうちの1本の第1の荷電粒子ビームを用いて前記試料上の第1のビーム走査領域の第1の走査をすることにより、前記第1のビーム走査領域内の複数の第1の検査単位の第1の検査を行い、
    前記ステージの前記移動をさせながら、前記複数の荷電粒子ビームのうちの1本の第2の荷電粒子ビームを用いて前記試料上の第2のビーム走査領域の第2の走査をすることにより、前記第2のビーム走査領域内の第2の検査単位の第2の検査を行う荷電粒子ビーム検査方法であって、
    前記複数の第1の検査単位は互いに重複する検査重複領域を有し、
    前記第1のビーム走査領域は、前記第1の検査単位の、前記移動の方向に、前記第1の検査単位のビームマージンを有し、
    前記第1の検査単位の前記移動の方向の長さをFS、前記検査重複領域の前記移動の方向の長さをFO、前記第1の検査単位の前記移動の方向に隣接して設けられたビームマージンの長さをBM、m及びnは整数としたときに、
    前記第1の荷電粒子ビームと前記第2の荷電粒子ビームの間隔BPは(FS-FO)×mに等しく、
    前記第1のビーム走査領域の、前記移動の方向の長さBSは(FS-FO)×n+FO+BM×2に等しい、
    荷電粒子ビーム検査方法。
  2. ステージ上に試料を載置し、
    前記ステージの移動をさせながら、複数の荷電粒子ビームのうちの1本の第1の荷電粒子ビームを用いて前記試料上の第1のビーム走査領域の第1の走査をすることにより、前記第1のビーム走査領域内の複数の第1の検査単位の第1の検査を行い、
    前記ステージの前記移動をさせながら、前記複数の荷電粒子ビームのうちの1本の第2の荷電粒子ビームを用いて前記試料上の第2のビーム走査領域の第2の走査をすることにより、前記第2のビーム走査領域内の第2の検査単位の第2の検査を行う荷電粒子ビーム検査方法であって、
    前記複数の第1の検査単位は互いに重複する検査重複領域を有し、
    前記第1のビーム走査領域は、前記第1の検査単位の、前記移動の方向に、前記第1の検査単位のビームマージンを有し、
    前記第1の検査単位を取り囲む辺のうちの第1の一辺の長さをFS、前記検査重複領域を取り囲む辺のうちの前記第1の一辺に平行な第2の一辺の長さをFO、前記第1の検査単位に隣接して設けられたビームマージンの前記第1の一辺に平行な第3の一辺の長さをBM、前記第1の一辺の前記移動の方向からのずれ角をθ、m及びnは整数としたときに、
    前記第1の荷電粒子ビームと前記第2の荷電粒子ビームの間隔BPは、(FS-FO)×m/cosθであり、
    前記第1のビーム走査領域の、前記移動の方向の長さは(FS-FO)×n+FO+BM×2)/cosθである、
    荷電粒子ビーム検査方法。
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