JP7125519B2 - 呼出システム - Google Patents
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Description
電話機の留守番システムとして、着信した電話を転送先電話番号に転送するオートダイヤル部と、発信人を識別してオートダイヤル部に転送の許可を行う発信人識別部と、曜日別、時刻別に転送先電話番号のスケジュールを行い、設定時刻になったらオートダイヤル部に転送先電話番号を設定するスケジュール部とを備えるものが存在する(例えば下記特許文献1参照)。
その他、従来の電話交換システムは、その仕様に応じて、通話断念の決断を発信者任せとし、又は発信者に不要な応答待ちを強いる事によって、発信者に不愉快な印象を与える等の不都合が生じると言う問題がある。
また、屋内に大規模な交換機器を設置すると、設置スペースの確保や保守管理、更には、増改築等に伴う移転や増設が煩雑であるという問題もある。
前記呼出管理システムは、取次先となる者の識別標識及び取次先端末のアドレスを含む転送先情報を保持する転送先マスタと、発信者に対し人定情報及び取次先情報の提供を促す情報提供誘導を行うと共に、当該情報提供誘導に副って人定情報及び取次先情報を検出する受付支援手段と、前記取次先情報と転送先マスタが保持する転送先情報を照合し合致した転送先情報を出力する取次先管理手段と、前記取次先管理手段から出力された転送先情報に登録されたアドレスの取次先携帯端末に着信を転送する連絡手段を備えることを特徴とする。
更に、取次先となる者の居所にその者の識別標識を付して報知する(例えば放送や掲示という形で不特定多数に広く報じる)着信報知手段を備える構成を採れば、席を外していた場合や、取次先携帯端末を機能させられない環境下においても着信があった事を知ることができる。
尚、ここで識別標識とは、当該従業員の氏名、役職名、その他当該従業員を特定できるものを言う。
前記移管手段1は、情報通信網から着信を受ける受信手段4と、当該受信手段4が受けた着信を登録された移管先の呼出管理システム2へ自動的に情報通信網を経て移管転送する転送手段5を備える。
尚、着信の頻度が高い場合には、移管先のアドレス(電話番号やIPアドレス等)を複数設定しても良い。
前記呼出管理システム2は、発信者(着信した顧客端末D)の端末情報を検出する発信者識別手段6と、発信者に対して当該発信者の人定情報及び取次先情報の提供を促す情報提供誘導を行うと共に、当該情報提供誘導に副って検出した人定情報及び取次先情報を出力する受付支援手段7と、発信者から提供された人定情報及び取次先情報、並びに発信者識別手段6が検出した端末情報を保持する履歴作成手段8と、当該事業所に属する従業員の居所情報等と前記識別標識とを紐付けてなる転送先情報を保持する従業員マスタ(転送先マスタ)9と、前記取次先情報と従業員マスタ9の転送先情報を照合し取次先情報の内容が合致した転送先情報を出力する取次先管理手段10と、前記取次先管理手段10から出力された転送先情報に登録されたアドレス(電話番号やIPアドレス等)の取次先端末Bへ着信を転送する連絡手段11と、前記取次先情報と従業員マスタ9の転送先情報を照合し取次先情報の内容が合致した転送先情報の従業員の居所情報を出力する報知管理手段12を備える。
尚、情報が得られなくとも取り次ぎが可能な場合には、当該情報の検出をスキップする処理を採ることもできる。
一方、各問いに対し取り次ぎに必要な人定情報及び取次先情報が得られた場合には、定められた問いの順序に即して順次情報提供誘導の音声データを再生する。取り次ぎに必要なすべての人定情報及び取次先情報が得られた場合には、受付支援手段7は検出した人定情報及び取次先情報を前記取次先管理手段10へ出力する。
この例の従業員マスタ9は、従業員の氏名(識別標識)と、所属と、取次先端末Bのアドレスと、居所及び当該居所に設置されたスピーカーシステムCのチャンネルからなる居所情報等とが紐づけられた従業員情報(転送先情報)としてメモリに記憶させたものである。
前記辞書20は、前記受付支援手段7による音声データの問いに対する回答として提供されると予想される発信者の所属若しくは氏名等を文字データとしてメモリに記憶させたものである。
一方、連絡手段11による着信の転送後規定回数のコール(5回~10回程度)を経ても転送先の取次先端末Bが着信に応答せず、当該取次先端末Bからその応答通知手段ηが発した応答信号を受信できなかった場合(不着)には、前記取次先管理手段10は、不応答情報を出力する。
前記着信報知手段3は、前記呼出管理システム2から送信された転送先情報を受け、当該転送先情報から氏名、所属及び居所情報を検出する情報採取手段18と、当該氏名を付した呼出音声を転送先情報から導かれた当該従業員の居所に設置されたスピーカーシステムC又はディスプレイシステム(図示省略)へ出力する放送手段19を備える。
また、前記情報採取手段18は、前記呼出管理システム2の取次先管理手段10から送信された転送先情報を検出した後に、当該取次先管理手段10から送信された不応答情報を検出した場合には、当該放送手段19による呼出音声の出力を停止させる。
この例の前記取次先端末Bは、CPU、メモリや記憶媒体及びタイマー等で構成されたコントローラ、キーマトリクスやタッチパネルやマイクロフォン等の入力インターフェース、ディスプレイ(liquid crystal display)やスピーカー等の出力インターフェースと、情報通信網に接続された無線通信インターフェースからなるハードウエアに、取次通話機能及び着信通知機能を与えるアプリケーションプログラムがインストールされることによって、無線通信手段αと、の入力手段βと、出力手段γと、前記呼出管理システム2から転送された着信を受けるための通話手段εと、着信通知情報をユーザー(当該取次先端末Bを携帯する従業員)に通知する着信通知手段ζと、着信に応答した旨の応答情報を呼出管理システム2へ送信する応答通知手段ηと、それらの機能手段を前記アプリケーションプログラムに副って制御する制御手段δを具備する構成を備えたスマートフォン等の端末機器である(図3参照)。
前記呼出管理システム2で採用される転送手法によっては、携帯電話機又はPHS電話機などを採用することもできる。
前記着信通知手段ζは、前記連絡手段11からの着信通知情報を受けて前記制御手段δのメモリに記録すると共に、前記入力手段βに対する使用者の操作に応じてディスプレイに当該着信通知情報を表示する。
前記応答通知手段ηは、取次先の受信者が着信に応答したことをもって、呼出管理システム2の取次管理手段10へ応答信号(応答情報)を送信する。
上記呼出システムによれば、顧客端末Dからユーザーたる事業所宛てに発信が成されると、当該着信を受けた中継器(移管手段1)Aにより呼出管理システム2への転送が自動的に行われる。
第一応対メッセージを受けた顧客端末Dから、「××の××と申します。」などの第一応答メッセージ(人定情報)が返信されると、呼出管理システム2は、受付支援手段7から出力された、「お取り次ぎを希望される社員の氏名をお聞かせください。」などの第二応対メッセージを顧客端末Dへ送信する。
尚、情報が得られなくとも取り次ぎが可能な場合には、当該情報の検出をスキップする処理を採ることもできる。
併せて、当該従業員の居所において呼出や表示を行えば、取次先端末Bと従業員との位置関係に関わらず従業員に確実に着信を報知することができる。
また、仮に、取次先端末Bが不応答であった場合でも、当該取次先端末Bに着信があった旨の通知が残り、送信者へかけ直す際の便宜となる。
α 無線通信手段,β 入力手段,γ 出力手段,δ 制御手段,
ε 通話手段,ζ 着信通知手段,η 応答通知手段,
1 移管手段,2 呼出管理システム,3 着信報知手段,
4 受信手段,5 転送手段,
6 発信者識別手段,7 受付支援手段,8 履歴作成手段,9 従業員マスタ,
10 取次先管理手段,11 連絡手段,12 報知管理手段,13 応対マスタ,
14 音声認識手段,15 応対管理手段,16 応対手段,17 着信マスタ,
18 情報採取手段,19 放送手段,
Claims (3)
- 着信を取次先携帯端末に転送する呼出システムにおいて、
着信の取り次ぎを管理するために情報通信網に接続された呼出管理システムと、
前記着信を前記呼出管理システムに転送する移管手段と、
前記呼出管理システムによって取り次がれた着信を受ける取次先携帯端末を備え、
前記呼出管理システムは、
取次先となる者の識別標識及び取次先携帯端末のアドレスを含む転送先情報を保持する転送先マスタと、
発信者の端末情報を検出する発信者識別手段と、
発信者に対し人定情報及び取次先情報の提供を促す情報提供誘導を行うと共に、当該情報提供誘導に副って人定情報及び取次先情報を検出する受付支援手段と、
前記取次先情報と転送先マスタが保持する転送先情報を照合し合致した転送先情報を出力する取次先管理手段と、
前記取次先管理手段から出力された転送先情報に登録されたアドレスの取次先携帯端末に着信を転送する連絡手段を備え、
前記連絡手段は、前記取次先管理手段から出力された転送先情報に登録されたアドレスの取次先携帯端末に前記受付支援手段で検出した人定情報及び前記発信者識別手段で検出した端末情報を送信し、
前記取次先携帯端末は、前記連絡手段から受信した着信の人定情報及び端末情報を着信日時と共に通知する着信通知手段を備えることを特徴とする呼出システム。 - 前記取次先携帯端末は、着信に応答した旨の応答情報を呼出管理システムへ送信する応答通知手段を備え、
前記受付支援手段は、着信が取り次がれた後規定時間内での前記応答通知手段から呼出管理システムへの応答情報の不着をもって発信者に対し取次先が不在である旨を通知することを特徴とする請求項1に記載の呼出システム。 - 前記転送先情報は、取次先となる者の居所を含み、
前記呼出管理システムから転送先情報の提供を受け取次先となる者の居所にその者の識別標識を付して着信を報知する着信報知手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の呼出システム。
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