JP7121386B2 - 横ピロー包装機 - Google Patents

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本発明は、食品、医薬品等の被包装品を封入した包装体を製造する横ピロー包装機に関するものである。
ピロー包装機は、筒状に成形された包材の中に食品、医薬品等の被包装品を順次充填し、シールや切断等を施して包装体を製造する包装機であり、縦ピロー包装機と横ピロー包装機がある。
横ピロー包装機は、包材を左右方向(横方向)に送って包装体を製造するものであるが、横ピロー包装機には、被包装品が充填されてセンターシールが施された筒状包材にエンドシールを施すと共にエンドシール部分の切断を行うエンドシール装置が設けられている。
エンドシール装置では、被包装品が一定の間隔で充填されて搬送される筒状包材が、一対のヒータブロックで上下から挟み込まれてヒートシールが施されるが、その際、被包装品の位置がずれている等すると、ヒータブロックが筒状包材と被包装品あるいはその一部を一緒に挟み込むという噛み込みが生じ、横ピロー包装機の生産を大きく阻害する。
このため、横ピロー包装機のエンドシール装置等において噛み込みが生じないようにするために種々の装置等が提案されている。
例えば、特許文献1(特開平10-139015号公報)には、所定間隔を置いて被包装物が収納された筒状フィルムを間欠搬送し、このフィルム内の被包装物間をフィルム外方から挾持してフィルムを熱シールする包装装置におけるシール装置において、このフィルムの熱シール位置を突き上げるフィルム突き上げ体を設けた包装装置におけるシール装置が開示されている。
特許文献2(特開2007-106486号公報)には、連続して供給される帯状フィルムを筒状に形成する手段と、その筒状に形成された筒状フィルムの重合端にシールを施すセンターシール装置と、そのセンターシール装置の下流側に配置され、前記筒状フィルムを挟んで上下に配置されるトップシーラにて、前記筒状フィルムの幅方向にシールするエンドシール装置を備えた横ピロー包装機であって、前記一対のトップシーラのシール面は、進行方向の前後両側から中央部位に向けて上昇するように形成し、前記一対のトップシーラが噛み合って前記筒状フィルムを挟み込んだ際に、前記中央部位が前記筒状フィルムを上方に押し上げるように構成された横ピロー包装機が開示されている。
また、特許文献3(特開2007-297091号公報)には、連続的に送り出される包装シートを幅方向に丸めることにより水平方向に長い筒状連続体を整形するフォーマと、 被包装物を包装単位数毎に纏めた状態で、前記フォーマの上流から前記筒状連続体内に設定ピッチで供給する物品供給装置と、前記筒状連続体に整形された包装シートの両側縁を重ね合わせ状態に溶着するセンタシール装置と、前記センタシール装置の下流側に配設されたエンドシール装置を具備し、前記エンドシール装置は、前記筒状連続体の最下流部に位置する前記包装単位数の被包装物の組と、これの上流側に隣接する包装単位数の被包装物の組の相互間にて前記筒状連続体を挟圧することにより溶着すると共に切断する機能を備えている、包装装置に於いて、前記筒状連続体の最下流部に位置する前記被包装物組が充填されている切断対象部を、先端に向かって低くなる姿勢に傾斜させる為の傾斜機構が設けられ、前記エンドシール装置は、前記傾斜機構で前記姿勢に傾斜された前記切断対象部の後端を溶着すると共に切断する包装装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1の包装装置におけるシール装置では、熱シールを行う前に予めフィルム突き上げ体による突き上げを行うことで、シール不良原因物を熱シール位置から排除し、噛み込みによるシール不良を防止できるようにしているため、被包装品に高さ(厚み)があってフィルムを大きく突き上げることができる場合や、被包装物の屑などのフィルムに対して滑りやすいものの場合には噛み込み防止には有効であるが、被包装品に高さ(厚み)がなくてフィルムを大きく突き上げることができない場合、あるいは、噛み込み位置にある被包装物がフィルムに対して滑りにくい場合、フィルム突き上げ体によりフィルムを突き上げても、被包装物が噛み込み位置からずれずにそのままシール装置に噛み込まれるという問題がある。
また、特許文献1においては、フィルム突き上げ体によりフィルムを突き上げ後、シール装置でシールすることから、フィルム突き上げ体により突き上げられたフィルムにたるみやしわ等が生じて、シール不良を生ずるという問題がある。
特許文献2の横ピロー包装機では、一対のトップシーラが噛み合って筒状フィルムを挟み込んだ際に、トップシーラの中央部位が筒状フィルムを上方に押し上げるため、麺カス等の異物がエンドシール部位(シール予定部位)にあったとしてもシール時点で異物をエンドシール部位より左右に押し分け、また、被包装物自体が位置ずれによりエンドシール部位に至っても、包装物をシール面に挟み込まれない退避領域へ押しやられ、噛み込みが防止されるが、特許文献1と同様に、被包装品に高さ(厚み)がない場合、あるいは、被包装物がフィルムに対して滑りにくい場合、トップシーラの中央部位が筒状フィルムを上方に押し上げても、被包装物がエンドシール部位からずれずにそのまま上下のトップシーラに噛み込まれるという問題がある。
また、特許文献2の横ピロー包装機においては、トップシーラのシール面が傾斜しているため、包装物のエンドシール部が上向きに折れ曲がって形成され、見栄えが悪くなるのみならず、エンドシールを施す際のシール圧が低下してシール不良を起こすという問題がある。
特許文献3の包装装置では、傾斜機構が設けられているため、装置が複雑となるのみならず、傾斜機構により傾斜させられる半包装品(筒状連続体の搬送方向の先端に位置して先端部が溶着されている半包装品)に対しては、エンドシール装置でその後端を挟圧する場合に被包装物の噛み込みが防止されるが、この先端に位置する半包装品の上流側の半包装品に対しては、被包装物がシール位置にくることが防止されておらず(筒状連続体の先端に位置する半包装品の後端とその上流側の半包装品の先端がエンドシール装置で同時に挟圧される)、上流側の半包装品においてエンドシール装置により被包装物の噛み込みが生ずるという問題がある。
ところで、ピロー包装機のうちの縦ピロー包装機は、包材を上下方向(縦方向)に送って被包装品を充填して包装体を製造するものであるが、この縦ピロー包装機においても、下端部に横シールが施された筒状包材に被包装品を充填した後、その上端部に横シールを施す際に、充填された被包装品が跳ね上がる等して横シールの位置にきて、包材と共に被包装品がヒータブロックに挟み込まれるという噛み込みが生じる場合がある。
このため、縦ピロー包装機には、被包装品が充填された筒状包材に対して、その上端部に横シールを施す前に、筒状包材をしごいて被包装品を横シール位置から下方に移動させるしごき装置が設けられ、被包装品の噛み込みの防止が図られている。
例えば、特許文献4(特開2010-155641号公報)には、しごき部材である一対のしごきバーが、一対の横シール部(横シールブロック)が離間した状態にあるときに占める初期位置から横シール部(横シールブロック)が筒状包装材のシールのために筒状包装材に接近する動作と連動した往動作のときに、筒状包装材に対して接触して下方にしごく動作をするしごき装置を備えた縦型包装機(縦ピロー包装機)が開示されている。
しかしながら、特許文献4のような縦ピロー包装機に設けられるしごき装置は、横シールの切断位置より下方にある筒状包材に対して、一対のしごきバー等で筒状包材を下方にしごく動作を行うものであり、筒状包材が水平方向(横方向)に搬送される横ピロー包装機に対して、縦ピロー包装機のしごき装置を適用することはできない。
また、縦ピロー包装機においては、被包装品の噛み込みは、横シールと共に行われる切断の切断位置の下方側の筒状包材に対して生じ、切断位置の上方側の筒状包材に対しては生じないが、横ピロー包装機では、エンドシール装置によるエンドシールと共に行われる切断の位置の下流側の筒状包材のみならず上流側の筒状包材に対しても被包装品の噛み込みが生じ、縦ピロー包装機と横ピロー包装機では、被包装品の噛み込みが生ずる部分(位置)が異なっており、この点からも縦ピロー包装機のしごき装置を横ピロー包装機に適用することはできない。
次に、横ピロー包装機においては、エンドシールを施す際に、一対のヒータブロックで挟み込まれる筒状包材の部分にしわが生じた状態でヒートシールされて、シール不良や外観不良を生ずるという問題がある。特に、被包装品に高さ(厚み)がある場合は、エンドシール部分にしわが生じやすい。
このため、横ピロー包装機のエンドシール装置等において、エンドシール部分にしわが生じないようにするために種々の装置等が提案されている。
例えば、特許文献5(特開2005-29182号公報)には、ボックスモーション型エンドシール装置の一対のシーラーに、2本のリンクロッドにより繋がれて平行四辺形リンクを形成する板状のスライダーを左右対称に1組設け、該スライダーは上下同士でそれぞれ先端面が対面し、一対のシーラーの先端表面による筒状フィルムを挟み込んでのシール動作に先行して、筒状フィルムを挟んで相互に当接し押圧し合い、シーラー同士の近接に伴って左右に揺動離間しながらシール部位に生じたシワを幅方向に伸ばしつつ各シーラーの側面に待避するようにしたエンドシール装置のシワ伸ばし機構が開示されている。
また、特許文献6(特開2010-6455号公報)には、フィルム搬送路と交差する両外側方から内方に向けて移動し、シールバーによるエンドシール動作によって所定量押し潰された筒状フィルムの両側縁部をシールバーを挟む前後位置でフィルム当接部により挟持して外側方に向けて引っ張る挟持部材と、前記筒状フィルムをシールバーで挟持する際にシールバーを挟む前後位置において筒状フィルムのエンドシール位置に近接した位置で該筒状フィルムの幅方向中央部を所定範囲に亘って挟む第1押え部と、その第1押え部の両側であって該第1押え部による筒状フィルムの押え位置からフィルム搬送方向に向けて離間し、シールバーの側面との間に前記挟持部材のフィルム当接部による挟持部位を含む空所を設けて筒状フィルムの幅方向両側を挟む第2押え部とを備えた押え部材とから構成した横形製袋充填機におけるエンドシール部のしわ取り装置が開示されている。
しかしながら、特許文献5のシワ伸ばし機構では、筒状フィルムのエンドシールされる部分の前後を、板状のスライダーが挟んで相互に当接し押圧し合って左右に揺動離間するため、板状のスライダーが筒状フィルム挟んだ際に筒状フィルムのエンドシールされる部分が膨らみ、エンドシールされる部分に横方向(搬送方向と直角方向)のしわが入る場合があり、横方向のしわを完全に除去できないという問題がある。
また、特許文献6のしわ取り装置においても、筒状フィルムのエンドシールされる部分の前後を、第1押え部と第2押え部で挟み、挟持部材で筒状フィルムの両側縁部を挟持して外側方に向けて引っ張るため、筒状フィルムを第1押え部と第2押え部で挟んで挟持部材で引っ張った際にエンドシールされる部分に横方向(搬送方向と直角方向)のしわが入る場合があり、横方向のしわを完全に除去できないという問題がある。
特開平10-139015号公報 特開2007-106486号公報 特開2007-297091号公報 特開2010-155641号公報 特開2005-29182号公報 特開2010-6455号公報
本発明が解決しようとする課題は、横ピロー包装機において、被包装品が充填され連続的に搬送される筒状包材に対してエンドシール装置でエンドシールと切断を施すに際し、切断位置の搬送方向上流と下流の両側において、被包装品の高さがない場合や被包装品が包材に対して滑りにくい場合であっても、シール不良を生じたり、包装物のエンドシール部が上向きに折れ曲がって形成されたりすることなく、確実に被包装品の噛み込みを防止できるようにし、かつ、エンドシール部分に搬送方向と直角方向のしわが生じないようにすることである。
請求項1の発明は、包装材料を連続的に供給する包装材料供給手段と、前記包装材料供給手段が供給する前記包装材料を筒状包材に成形する筒状包材成形手段と、被包装品を一定の間隔で搬送して前記筒状包材の中に充填する被包装品充填手段と、前記被包装品が充填された前記筒状包材の重ね合された端部にその搬送方向に沿ってセンターシールを施すセンターシール手段と、前記センターシール手段によってセンターシールが施された筒状包材をヒータブロックで上下から挟み込んでエンドシールを施してエンドシール部を形成し、切断装置で前記エンドシール部の切断を行うエンドシール手段と、前記エンドシール手段がエンドシールを行う際に、前記筒状包材の中に充填された前記被包装品のうちエンドシール位置にある被包装品を、エンドシール位置から外れた非エンドシール位置に移動させる被包装品移動手段とを備えた横ピロー包装機であって、前記ヒータブロックは、前記筒状包材の上側に配置された上側ヒータブロックと前記筒状包材の下側に配置された下側ヒータブロックとから構成され、前記被包装品移動手段は、前記上側ヒータブロックと前記筒状包材の間に、互いに向き合うように前記搬送方向に配置された一対の上側棒状部材と、前記下側ヒータブロックと前記筒状包材の間に、互いに向き合うように前記搬送方向に配置された一対の下側棒状部材と、前記一対の上側棒状部材と前記一対の下側棒状部材により前記筒状包材のエンドシールされる部分であって前記切断の位置の前記搬送方向上流側と下流側を挟んで、前記一対の上側棒状部材を構成する棒状部材を互いに離間させる方向に移動させ、前記一対の下側棒状部材を構成する棒状部材を互いに離間させる方向に移動させる棒状部材移動手段を備えた横ピロー包装機を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項2の発明は、前記棒状部材移動手段は、前記一対の上側棒状部材と前記一対の下側棒状部材を昇降させる昇降手段と、前記一対の上側棒状部材を支持する上側支持部材に取り付けられた上側棒状部材案内ローラと、前記一対の下側棒状部材を支持する下側支持部材に取り付けられた下側棒状部材案内ローラと、前記上側棒状部材案内ローラに接触して前記一対の上側棒状部材を構成する棒状部材の移動を案内する上側棒状部材案内板と、前記下側棒状部材案内ローラに接触して前記一対の下側棒状部材を構成する棒状部材の移動を案内する下側棒状部材案内板とを備えた横ピロー包装機を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項3の発明は、前記棒状部材移動手段は、前記一対の上側棒状部材が互いに近接する方向に移動するように付勢する上側棒状部材付勢手段と、前記一対の上側棒状部材が互いに離間する方向に移動した場合に、前記上側棒状部材付勢手段により前記一対の上側棒状部材が互いに近接する方向に移動するのを一時的に妨げる上側棒状部材ロック手段と、前記一対の下側棒状部材が互いに近接する方向に移動するように付勢する下側棒状部材付勢手段と、前記一対の下側棒状部材が互いに離間する方向に移動した場合に、前記下側棒状部材付勢手段により前記一対の下側棒状部材が互いに近接する方向に移動するのを一時的に妨げる下側棒状部材ロック手段とを備えた横ピロー包装機を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項1に記載の発明の横ピロー包装機においては、被包装品が充填され連続的に搬送される筒状包材に対してエンドシール手段でエンドシールと切断を施すに際し、切断位置の搬送方向上流と下流の両側において、被包装品の高さがない場合や被包装品が包材に対して滑りにくい場合であっても、シール不良を生じたり、包装物のエンドシール部が上向きに折れ曲がって形成されたりすることなく、確実に被包装品の噛み込みを防止でき、かつ、エンドシール部分に搬送方向と直角方向のしわが生じないようにできるという効果を奏する。
請求項2に記載の発明の横ピロー包装機は、請求項1の発明と同様の効果を奏する。
請求項3に記載の発明の横ピロー包装機においては、さらに、上側棒状部材ロック手段により上側ヒータブロックと上側棒状部材の接触を防止し、下側棒状部材ロック手段により下側ヒータブロックと下側棒状部材の接触を防止できるという効果を奏する。
横ピロー包装機の正面図と平面図である。 横ピロー包装機で製造される包装体の斜視図である。 エンドシールユニット40の概略構成を表した斜視図である。 エンドシールユニット40の左側面図である。 開閉トグル機構回転部の正面図である。 上側ヒータブロックホルダ41bと下側ヒータブロックホルダ42bの間に包材しごき装置100を配置した状態を表した斜視図である。 図6に示す包材しごき装置100等の正面図である。 図6に示す包材しごき装置100等の背面図である。 図6に示す包材しごき装置100等の左側面図である。 図6に示す包材しごき装置100等の右側面図である。 包材しごき装置100が動作を開始する前の状態を表す正面図である。 包材しごき装置100による筒状包材TFiのしごき動作が開始した状態を表す説明図である。 包材しごき装置100による筒状包材TFiのしごき動作が終了した状態を表す説明図である。 筒状包材TFiにエンッドシールを施している状態を表す説明図である。 筒状包材TFiへのエンドシールと切断が終了した直後の状態を表す説明図である。 上側しごき部110と下側しごき部120がロックされた状態を表す説明図である。 上側しごき部110と下側しごき部120のロックが解除された状態を表す説明図である。
[横ピロー包装機の構成]
本発明の横ピロー包装機の構成について説明する。
図1は、横ピロー包装機の概略構成を表した図であり、同図(a)は正面図、同図(b)は平面図である。
図において、1は横ピロー包装機、2は包装体、3は筒状のフィルム、4は被包装品、10は包材(包装材料)供給ユニット、11はガイドローラ、12は押えローラ、13は送りローラ、14は送りローラ用サーボモータ、15はガイドローラ、20は被包装品充填ユニット、21は供給コンベア、21aはコンベアベルト、21bは位置決め用アタッチメント、21cは駆動ローラ、22は駆動ローラ用サーボモータ、23は製筒器(フォーマ)、30はフィルム引き・センターシール・目付けユニット、31a、31bは紙引きローラ、32はフィルム引きローラ用サーボモータ、33a、33bはセンターシールブロック、34は開閉装置、35a、35bは目付けローラ、36は目付けローラ用サーボモータ、37は中間コンベア、37aはコンベアベルト、37bは駆動ローラ、38は駆動ローラ用サーボモータ、40はエンドシールユニット、41は上側ヒータブロック、42は下側ヒータブロック、50は包装体排出ユニット、51は排出コンベア、51aはコンベアベルト、51bは駆動ローラ、52は駆動ローラ用サーボモータ、100は包材しごき装置、110は上側しごき部、120は下側しごき部、MRは巻取り包材、Fiは連続フィルム、TFiは筒状連続フィルムである。
図1に示すように、横ピロー包装機1は、包材(包装材料)供給ユニット10、被包装品充填ユニット20、フィルム引き・センターシール・目付けユニット30、エンドシールユニット40、包装体排出ユニット50、包材しごき装置100等から構成される。
包材(包装材料)供給ユニット10は、本発明の包装材料供給手段となるもので、巻取り包材供給装置(図示せず)、押えローラ12、送りローラ13、送りローラ13を回転させる送りローラ用サーボモータ14、ガイドローラ11、15等から構成される。
被包装品充填ユニット20は、本発明の被包装品充填手段となるもので、被包装品供給装置(図示せず)、供給コンベア21、本発明の筒状包材成形手段となる製筒器(フォーマ)23等から構成され、供給コンベア21は、一定間隔で位置決め用アタッチメント21bが取り付けられたコンベアベルト21a、駆動ローラ21c、駆動ローラ21cを回転させる駆動ローラ用サーボモータ22等から構成される。
フィルム引き・センターシール・目付けユニット30は、紙引きローラ31a、31b、紙引きローラ用サーボモータ32、センターシールブロック33a、33b、開閉装置34、目付けローラ35a、35b、目付けローラ用サーボモータ36、中間コンベア37等から構成され、中間コンベア37は、コンベアベルト37a、駆動ローラ37b、駆動ローラ37bを回転させる駆動ローラ用サーボモータ38、コンベアベルト37aを案内する複数のローラ等から構成され、センターシールブロック33a、33b、開閉装置34等は本発明のセンターシール手段となるものである。
エンドシールユニット40は、上側ヒータブロック41、下側ヒータブロック42とこれらを開閉する機構、切断装置等から構成される(詳細は後述する)。
包装体排出ユニット50は、コンベアベルト51a、駆動ローラ51b、駆動ローラ51bを回転させる駆動ローラ用サーボモータ52、コンベアベルト37aを案内する複数のローラ等から構成される排出コンベア51等を備えている。
包材しごき装置100は、本発明の被包装品移動手段となるもので、エンドシールユニット40に組み込まれ、上側しごき部110と下側しごき部120等から構成される(詳細は後述する)。
[横ピロー包装機1の動作]
横ピロー包装機1の動作について説明する。
包材(包装材料)供給ユニット10においては、巻取り包材供給装置等に取り付けられた巻取り包材M2から連続フィルムFiが繰り出され、連続フィルムFiは、ガイドローラ11に案内されて押えローラ12と送りローラ13に挟み込まれ、送りローラ用サーボモータ14によって送りローラ13が回転し、これにより連続フィルムFiが一定長さだけ送り出されて、ガイドローラ15を介して製筒器(フォーマ)23に案内される。
被包装品充填ユニット20においては、被包装品供給装置から供給された被包装品4が供給コンベア21のコンベアベルト21aに載せられ、駆動ローラ用サーボモータ22によって駆動ローラ21cが回転してコンベアベルト21aが移動し、これにより、被包装品4が製筒器23まで運ばれる。
一方、製筒器23に案内された連続フィルムFiは、製筒器23により筒状に成形されて筒状連続フィルムTFiとなる。
そして、製筒器23まで運ばれた被包装品4が、筒状連続フィルムTFiの中に充填される。
フィルム引き・センターシール・目付けユニット30においては、まず、筒状連続フィルムTFiの重ね合せされた端部が紙引きローラ31a、31bに挟み込まれ、紙引きローラ用サーボモータ32によってフィルム引きローラ31aが回転し、筒状連続フィルムTFiが一定長さだけ送り出されてセンターシールブロック33a、33bまで案内される。
次いで、開閉装置34によってセンターシールブロック33a、33bが開閉し、筒状連続フィルムTFiの重ね合せされた端部が、センターシールブロック33a、33bに挟み込まれて、筒状連続フィルムTFiにセンターシールが施され、センターシール部が形成される。
この後、筒状連続フィルムTFiのセンターシール部が、目付けローラ35a、35bに挟み込まれ、目付けローラ用サーボモータ36によって目付けローラ35aが回転し、筒状連続フィルムTFiのセンターシール部に目付けが施される。
このようにしてセンターシール部に目付けが施された筒状連続フィルムTFiは、中間コンベア37のコンベアベルト37aに載せられ、駆動ローラ用サーボモータ38により駆動ローラ37bが回転してコンベアベルト37aが移動し、筒状連続フィルムTFiがエンドシールユニット40まで運ばれる。
エンドシールユニット40においては、センターシール部が施された筒状連続フィルムTFiが、包材しごき装置100の上側しごき部110と下側しごき部120によりしごかれた後、この筒状連続フィルムTFiのしごかれた部分が上側ヒータブロック41と下側ヒータブロック42に挟み込まれ、エンドシールと切断が行われて包装体2が生成され、生成された包装体2は、包装体排出ユニット50に送られる(詳細は後述する)。
包装体排出ユニット50においては、包装体2が排出コンベア51のコンベアベルト51aに載せられ、駆動ローラ用サーボモータ52により駆動ローラ51bが回転してコンベアベルト51aが移動し、包装体2が排出される。
図2は横ピロー包装機1で製造される包装体2を表した図であり、同図(a)は包装体2の斜視図、同図(b)は同図(a)のA-A断面図であり、図において、3a、3bはエンドシール部、3cはセンターシール部である。
包装体2においては、図2に示すように、筒状のフィルム3の左右方向両端部にエンドシール部3a、3bが形成され、筒状のフィルム3の前後方向中央部にはセンターシール部3cが形成され、筒状のフィルム3の中に被包装品4が密封されている。
また、本実施形態では、横ピロー包装機1は、連続フィルムFiや筒状連続フィルムTFi等を間欠的に搬送する間欠搬送タイプとなっているが、連続フィルムFi等を連続的に搬送する連続搬送タイプであってもよく、連続搬送タイプの横ピロー包装機1では、送りローラ13、駆動ローラ21c、フィルム引きローラ31a、目付けローラ35a、駆動ローラ37b、駆動ローラ51b等が連続的に回転し、連続フィルムFi、筒状連続フィルムTFi、被包装品4が一定の速度で連続的に搬送され、エンドシール時にエンドシールユニット40と包材しごき装置100等が筒状連続フィルムTFiを挟んだ状態で上流から下流に移動することとなる。
[エンドシールユニット40の構成]
横ピロー包装機1のエンドシールユニット40の全体構成の概略について説明する。
図3は、エンドシールユニット40の概略構成を表した斜視図、図4は、エンドシールユニット40の左側面図、図5は開閉トグル機構回転部の正面図である。
図において、41は上側ヒータブロック、42は下側ヒータブロック、41a、42aは中央溝、41bは上側ヒータブロックホルダ、42bは下側ヒータブロックホルダ、41cはガイド穴、43は開閉トグル機構、43aは回転軸、43bは回転板、43c、43dは従動アーム、43e、43fは保持部材、44はヒータブロック開閉用サーボモータ、44aは減速機、45はホルダ駆動ブロック、46a、46bは支持ブロック、46c、46dは連結板、47a、47bは連結ロッド、48は切断装置、48aは支持板、48bはエアシリンダ、48cはピストンロッド、48dはスライダ、48e、48fはガイドロッド、49は切断用ナイフ、100は包材しごき装置、110は上側しごき部、120は下側しごき部、131、132は案内板、140は上側ロック部、150は下側ロック部である。
エンドシールユニット40においては、ヒータ(図示せず)が埋め込まれた上側ヒータブロック41、下側ヒータブロック42には中央溝41a、42aが設けられ、上側ヒータブロック41は上側ヒータブロックホルダ41bの下面側に取り付けられ、上側ヒータブロックホルダ41bにはガイド穴41cが設けられ、下側ヒータブロック42は下側ヒータブロックホルダ42bの上面側に取り付けられ、下側ヒータブロックホルダ42bの下面側には保持部材43eが取り付けられている。
上側ヒータブロックホルダ41bは、連結ロッド47a、47bによりホルダ駆動ブロック45に連結され、下側ヒータブロックホルダ42bは、開閉トグル機構43を介してホルダ駆動ブロック45に連結されると共に、連結ロッド47a、47bに摺動自在に支持され、連結ロッド47a、47bは、支持ブロック46a、46bに摺動自在に支持され、支持ブロック46a、46bは、連結板46c、46dにより連結され、ホルダ駆動ブロック45の上面側には保持部材43fが取り付けられている。
開閉トグル機構43においては、回転軸43aに回転板43bが取り付けられ、回転アーム43bの両端部に従動アーム43c、43dの一端が回転自在に取り付けられ、従動アーム43cの他端は保持部材43eに回転自在に取り付けられ、従動アーム43dの他端は保持部材43fに回転自在に取り付けられ、回転軸43aは減速機44aを介してヒータブロック開閉用サーボモータ44に連結されている。
切断装置48は、支持板48a、支持板48aの上面側に取り付けられたエアシリンダ48b、支持板48aの下面側に取り付けられたガイドロッド48e、48f、ガイドロッド48e、48fに摺動自在に支持されたスライダ48d、スライダ48dに取り付けられた切断ナイフ49等から構成されている。
そして、エアシリンダ48bのピストンロッド48cの先端部は、スライダ48dに取り付けられ、ガイドロッド48e、48fの先端部は、上側ヒータブロックホルダ41bのガイド穴41c内面に取り付けられている。
また、上側ヒータブロックホルダ41bと下側ヒータブロックホルダ42bの間には、上側しごき部110、下側しごき部120、案内板131、132、上側ロック部140、下側ロック部150等から構成される包材しごき装置100が配置されている(詳細は後述する)。
[エンドシールユニット40の動作]
エンドシールユニット40において、ヒータブロック開閉用サーボモータ44によって開閉トグル機構43の回転軸43aを回転させて回転板43bを回転させると、従動アーム43cを介して下側ヒータブロックホルダ42bが連結ロッド47a、47bに沿って移動する。これと同時に、従動アーム43dを介してホルダ駆動ブロック44が移動して連結ロッド47a、47bが支持ブロック46a、46bに沿って移動し、上側ヒータブロックホルダ41bが下側ヒータブロックホルダ42bと反対方向に移動する。
これにより、上側ヒータブロック41と下側ヒータブロック42の開閉動作(離接動作)が行われる。
また、切断装置48において、エアシリンダ48bを作動させることにより、ピストンロッド48cを介して、スライダ48dが、ガイドロッド48e、48fに沿って上側ヒータブロックホルダ41bのガイド穴41cの内側を移動し、スライダ48dに取り付けられた切断用ナイフ49が移動する。
そして、上側ヒータブロック41と下側ヒータブロック42が閉じたときに、センターシール部3cが形成された筒状連続フィルムTFiに対して、エンドシールが施されてエンドシール部3a、3bが形成されると共に、切断装置48のエアシリンダ48bが作動して、切断用ナイフ49が、上側ヒータブロック41の中央溝41aから飛び出して下側ヒータブロック42の中央溝42bに入り、エンドシール部3aとエンドシール部3bの境界部を切断し、包装体2が生成される。
なお、エンドシールユニット40は、横ピロー包装機1が間欠搬送タイプである場合について説明したが、横ピロー包装機1が連続搬送タイプである場合、エンドシールユニット40には、支持ブロック46a、46bを筒状連続フィルムTFi等の搬送方向に往復移動させることにより、エンドシールユニット40全体を同方向に往復移動させる移動機構が設けられ、上側ヒータブロック41と下側ヒータブロック42が閉じて筒状連続フィルムTFiにエンドシールが施されている間、エンドシール・切断ユニット40が筒状連続フィルムTFiと共に移動し、上側ヒータブロック41と下側ヒータブロック42が開いている間、エンドシール・切断ユニット40が筒状連続フィルムTFiと反対方向に移動して元の位置に戻ることとなる。
[包材しごき装置100の構成]
次に、本発明の被包装品移動手段となる包材しごき装置100の構成について説明する。
図6は、上側ヒータブロックホルダ41bと下側ヒータブロックホルダ42bの間に包材しごき装置100を配置した状態を表した斜視図、図7は、図6に示す包材しごき装置100等の正面図、図8は、図6に示す包材しごき装置100等の背面図、図9は、図6に示す包材しごき装置100等の左側面図、図10は、図6に示す包材しごき装置100等の右側面図である。
図において、100は包材しごき装置、110は上側しごき部、111a、111bは上側しごきロッド、112a、112b、113a、113bは上側開閉板、114a、114bは上側支持軸、115a、115bは上側伸縮支柱、116a、116bは上側圧縮コイルバネ、117a、117bは上側案内ローラ、118a、118bは上側ストッパー、119a、119bは上側引張コイルバネ、120は下側しごき部、121a、121bは下側しごきロッド、122a、122b、123a、123bは下側開閉板、124a、124bは下側支持軸、125a、125bは下側伸縮支柱、126a、126bは下側圧縮コイルバネ、127a、127bは下側案内ローラ、1278a、128bは下側ストッパー、129a、129bは下側引張コイルバネ、131、132は案内板、131a、131b、132a、132bは凹み部、140は上側ロック部、150は下側ロック部、141、151はボックス、142、152は伸縮ロッド、143a、143b、153a、153bはガイドロッド、144、154はブロック、145、155は連結棒、146、156はロック板、146a、146b、156a、156bは切欠き部である。
図6~図10に示すように、包材しごき装置100は、上側しごき部110、下側しごき部120、案内板131、132、上側ロック部140及び下側ロック部150より構成される。
上側しごき部110は、上側しごきロッド111a、111b、上側開閉板112a、112b、113a、113b、上側支持軸114a、114b、上側伸縮支柱115a、115b、上側圧縮コイルバネ116a、116b、上側案内ローラ117a、117b、上側ストッパー118a、118b、上側引張コイルバネ119a、119b等より構成される。
上側しごきロッド111a、111bは、本発明における一対の上側棒状部材となるもので、その一端は、背面側の上側開閉板112a、112bの下端部に取り付けられ、他端は、正面側の上側開閉板113a、113bの下端部に取り付けられている。これらの上側開閉板112a、112b、113a、113bは、本発明のおける上側支持部材となるものである。
背面側の上側開閉板112a、112bの上部は、上側支持軸114aの一端に回転自在に取り付けられ、上側支持軸114aの他端は上側伸縮支柱115aに固定され、上側伸縮支柱115aは、上側ヒータブロック41と連結ロッド47aの間であって上側ヒータブロックホルダ41bの下面側に、上側圧縮コイルバネ116aを介して伸縮自在に取り付けられている。
同様に、正面側の上側開閉板113a、113bの上部は、上側支持軸114bの一端に回転自在に取り付けられ、上側支持軸114bの他端は上側伸縮支柱115bに固定され、上側伸縮支柱115bは、上側ヒータブロック41と連結ロッド47bの間であって上側ヒータブロックホルダ41bの下面側に、上側圧縮コイルバネ116bを介して伸縮自在に取り付けられている。
また、背面側の上側開閉板112a、112bには、背面側に突出する上側案内ローラ117a、117bが取り付けられ(図8~図10参照)、正面側の上側開閉板113a、113bには、正面側に突出するピンまたはボルト等からなる上側ストッパー118a、118bが取り付けられている。このうち、上側案内ローラ117a、117bは、本発明における上側棒状部材案内ローラとなるものである。
さらに、背面側の上側開閉板112a、112bは、上側引張コイルバネ119aが架け渡されて連結され、正面側の上側開閉板113a、113bは、上側引張コイルバネ119bが架け渡されて連結されている。
これにより、上側開閉板112a、112bと上側開閉板113a、113bは、上側支持軸114a、114bを回転軸として閉じる方向に付勢されることから、上側しごきロッド111a、111bは、互いに近接する方向に付勢され、上側引張コイルバネ119a、119bは、本発明における上側棒状部材付勢手段となるものである。
下側しごき部120は、上側しごき部110と同じ構成であり、下側しごきロッド121a、121b、下側開閉板122a、122b、123a、123b、下側支持軸124a、124b、下側伸縮支柱125a、125b、下側圧縮コイルバネ126a、126b、下側案内ローラ127a、1267b、下側ストッパー128a、128b、下側引張コイルバネ129a、129b等より構成される。
下側しごきロッド121a、121bは、本発明における一対の下側棒状部材となるもので、その一端は、背面側の下側開閉板122a、122bの上端部に取り付けられ、他端は、正面側の下側開閉板123a、123bの上端部に取り付けられている。これらの下側開閉板122a、122b、123a、123bは、本発明のおける下側支持部材となるものである。
背面側の下側開閉板122a、122bの下部は、下側支持軸124aの一端に回転自在に取り付けられ、下側支持軸124aの他端は下側伸縮支柱125aに固定され、下側伸縮支柱125aは、下側ヒータブロック42と連結ロッド47aの間であって下側ヒータブロックホルダ42bの上面側に、下側圧縮コイルバネ126aを介して伸縮自在に取り付けられている。
同様に、正面側の下側開閉板123a、123bの下部は、下側支持軸124bの一端に回転自在に取り付けられ、下側支持軸124bの他端は下側伸縮支柱125bに固定され、下側伸縮支柱125bは、下側ヒータブロック42と連結ロッド47bの間であって下側ヒータブロックホルダ42bの上面側に、下側圧縮コイルバネ1126aを介して伸縮自在に取り付けられている。
また、正面側の下側開閉板123a、123bには、正面側に突出する下側案内ローラ127a、127bが取り付けられ、背面側の下側開閉板122a、122bには、背面側に突出するピンまたはボルト等からなる下側ストッパー128a、128bが取り付けられている(図8~図10参照)。このうち、下側案内ローラ127a、127bは、本発明における下側棒状部材案内ローラとなるものである。
さらに、背面側の下側開閉板122a、122bは、下側引張コイルバネ129aが架け渡されて連結され、正面側の下側開閉板123a、123bは、下側引張コイルバネ129bが架け渡されて連結されている。
これにより、下側開閉板122a、122bと下側開閉板123a、123bは、下側支持軸124a、124bを回転軸として閉じる方向に付勢されることから、下側しごきロッド121a、121bは、互いに近接する方向に付勢され、下側引張コイルバネ129a、129bは、本発明における下側棒状部材付勢手段となるものである。
案内板131は、本発明における上側棒状部材案内板となるもので、下側開閉板122a、122bと連結ロッド47aの間に配置され、案内板131の上面には凹み部131a、131bが設けられ(図7参照)、案内板131の下面は、下側ヒータブロックホルダ42bの上面に固定されている。
また、案内板132は、本発明における下側棒状部材案内板となるもので、上側開閉板113a、113bと連結ロッド47bの間に配置され、案内板132の下面には凹み部132a、132bが設けられ(図8参照)、案内板132の上面は、上側ヒータブロックホルダ41bの下面に固定されている。
上側ロック部140は、ボックス141、伸縮ロッド142、ガイドロッド143a、143b、ブロック144、連結棒145、ロック板146等より構成される。
ボックス141は、エアシリンダ(図示せず)等を内蔵し、その左側面部が上側ヒータブロックホルダ41bの前部の右側面部に取り付けられている。
伸縮ロッド142は、ボックス141が内蔵するエアシリンダのピストンロッドまたはこのエアシリンダのピストンロッドに連結されたロッド等から構成され、その先端部がブロック144の上面中央部に取り付けられている。
ガイドロッド143a、143bは、ボックス141内のガイド部(図示せず)に摺動自在に取り付けられ、その先端部がブロック144の上面に取り付けられている。
ブロック144の前部の左側面部には連結棒145の一端が取り付けれ、連結棒145の他端はロック板146の右側面部に取り付けられている。
ロック板146の上面部には、断面が半円状に切り欠かれた切欠き部146a、146bが設けられており、切欠き部146a、146bは、上側開閉板113a、113bに取り付けられた上側ストッパー118a、118bと嵌合するようになっている。
これにより、ボックス141内のエアシリンダが作動して伸縮ロッド142が上下方向に伸縮することにより、ブロック144とロック板146が上下方向に移動し、切欠き部146a、146bが上側ストッパー118a、118bと嵌合し、上側開閉板113a、113bの開閉して上側しごきロッド111a、111bが移動しないようになり、上側しごき部110がロックされ、また、切欠き部146a、146bと上側ストッパー118a、118bの嵌合が外れ、上側しごき部110のロックが解除される。
下側ロック部150は、上側ロック部140と同じ構成であり、ボックス151、伸縮ロッド152、ガイドロッド153a、153b、ブロック154、連結棒155、ロック板156等より構成される。
ボックス151は、ボックス141と同様にエアシリンダ(図示せず)等を内蔵し、その右側面部が下側ヒータブロックホルダ42bの後部の左側面部に取り付けられている。
伸縮ロッド152は、ボックス151が内蔵するエアシリンダのピストンロッドまたはこのエアシリンダのピストンロッドに連結されたロッド等から構成され、その先端部がブロック154の下面中央部に取り付けられている。
ガイドロッド153a、153bは、ボックス151内のガイド部(図示せず)に摺動自在に取り付けられ、その先端部がブロック154の下面に取り付けられている。
ブロック154の後部の右側面部には連結棒155の一端が取り付けれ、連結棒155の他端はロック板156の左側面部に取り付けられている。
ロック板156の下面部には、断面が半円状に切り欠かれた切欠き部156a、156bが設けられており、切欠き部156a、156bは、下側開閉板122a、122bに取り付けられた下側ストッパー128a、128bと嵌合するようになっている。
これにより、ボックス151内のエアシリンダが作動して伸縮ロッド152が上下方向に伸縮することにより、ブロック154とロック板156が上下方向に移動し、切欠き部156a、156bが下側ストッパー128a、128bと嵌合し、下側開閉板122a、122bの開閉して下側しごきロッド121a、121bが移動しないようになり、下側しごき部120がロックされ、また、切欠き部156a、156bと下側ストッパー128a、128bの嵌合が外れ、下側しごき部120のロックが解除される。
[包材しごき装置100の動作]
図11~図14は、包材しごき装置100の動作を説明するもので、図11は、包材しごき装置100が動作を開始する前の状態を表し、図12は、包材しごき装置100による筒状包材TFiのしごき動作が開始した状態を表し、図13は、包材しごき装置100による筒状包材TFiのしごき動作が終了した状態を表し、図14は、筒状包材TFiにエンッドシールを施している状態を表し、図においてP0は、エンドシールを施した筒状連続フィルムTFiの切断位置である。
各図とも上側ヒータブロックホルダ41bと下側ヒータブロックホルダ42bの間に包材しごき装置100を配置した状態の正面図を表し、図の中で、上側しごき部110は、上側しごきロッド111a、111b、上側開閉板112a(113a)、112b(113b)、上側支持軸114a(114b)、上側案内ローラ117a、117bのみを示し、下側しごき部120は、下側しごきロッド121a、121b、下側開閉板122a(123a)、122b(123b)、下側支持軸124a(124b)、下側案内ローラ127a、127bのみを示し、上側しごきロッド111a、111b、上側案内ローラ117a、117b、下側しごきロッド121a、121b、下側案内ローラ127a、127b及び案内板131、132を実線で表し、それ以外は一点鎖線で表し、筒状包材TFiは二点鎖線で表している。
また、各図の(a)、(b)は同じ状態を表し、(a)は、下側しごき部120の下側開閉板122a(123a)、122b(123b)、下側支持軸124a(124b)と案内板132を省略し、(b)は、上側しごき部110の上側開閉板112a(113a)、112b(113b)、上側支持軸114a(114b)と案内板131を省略している。
以下、包材しごき装置100の動作を説明する。
包材しごき装置100が動作を開始する前においては、図11(a)に示すように、上側しごき部110、上側ヒータブロック41及び上側ヒータブロックホルダ41bは、筒状包材TFiの上方に位置し、同図(b)に示すように、下側しごき部120、下側ヒータブロック42及び下側ヒータブロックホルダ42bは、筒状包材TFiの下方に位置している。
このとき、上側開閉板112a(113a)、112b(113b)には、上側引張コイルバネ119a(119b)が架け渡されていることから、両上側開閉板は閉じた状態にあり、下側開閉板122a(123a)、122b(123b)には、下側引張コイルバネ129a(129b)が架け渡されていることから、両下側開閉板は閉じた状態にある。
このため、上側しごきロッド111aと上側しごきロッド111bは近接し、下側しごきロッド121aと下側しごきロッドに近接し、上側しごきロッド111aと下側しごきロッド121aは、切断位置P0より上流側(図の左側)に位置し、上側しごきロッド111bと下側しごきロッド121bは、切断位置P0より下流側(図の右側)に位置している。
まず、上側ヒータブロック41と下側ヒータブロック42の開閉動作(離接動作)が行われる。
すなわち、エンドシールユニット40において、ヒータブロック開閉用サーボモータ44によって開閉トグル機構43の回転軸43aを回転させて回転板43bを回転させると、従動アーム43cを介して下側ヒータブロックホルダ42bが連結ロッド47a、47bに沿って移動し、これと同時に、従動アーム43dを介してホルダ駆動ブロック44が移動して連結ロッド47a、47bが支持ブロック46a、46bに沿って移動し、上側ヒータブロックホルダ41bが下降し、下側ヒータブロックホルダ42bが上昇する。
これに伴って、上側ヒータブロック41、上側しごき部110及び案内板132が上側ヒータブロックホルダ41bと共に下降し、下側ヒータブロック42、下側しごき部120及び案内板131が下側ヒータブロックホルダ42bと共に下降上昇し、上側しごきロッド111a、111bと下側しごきロッド121a、121bが筒状包材TFiを押しつぶしながら接近する。
このように開閉トグル機構43、ヒータブロック開閉用サーボモータ44、連結ロッド47a、47b等は、上側しごきロッド111a、111bと下側しごきロッド121a、121bを昇降させる手段であり、本発明における昇降手段となるものである。
そして、上側しごきロッド111a、111bと下側しごきロッド121a、121bが筒状包材TFiを挟んで押し付け合う位置まで上側しごき部110と下側しごき部120が接近すると、図12(a)に示すように上側案内ローラ117a、117bが案内板131の凹み部131a、131bに当接し、図12(b)に示すように下側案内ローラ127a、127bが案内板132の凹み部132a、132bに当接する。
このとき、上側案内ローラ117a、117bが取り付けられている上側開閉板112a(113a)、112b(113b)は、上側支持軸114a(114b)を介して上側伸縮支柱115a(115b)に取り付けられ、上側伸縮支柱115a(115b)は上側圧縮コイルバネ116a(116b)により伸縮自在となっているため、上側しごきロッド111a、111bと下側しごきロッド121a、121bは、上側圧縮コイルバネ116a(116b)の圧縮作用によって押し付け合うこととなる。
この状態で上側ヒータブロックホルダ41bは下降し続け、上側しごき部110が下降し続けると共に、上側案内ローラ117a、117bが上昇する案内板131の凹み部131a、131bに接触しながら左右方向に移動し、これに伴って上側開閉板112a(113a)、112b(113b)が、上側引張コイルバネ119a(119b)を引っ張りながら上側支持軸114a(114b)を中心に回転して開き、上側しごきロッド111aと上側しごきロッド111bとが離間する方向に移動する。
この場合、上側しごきロッド111a、111bは、図13(a)に示すように、上側案内ローラ117a、117bが、凹み部131a、131bの左右方向の端部に来るまで移動することから、上側しごきロッド111a、111bは、上側ヒータブロック41から左右方向に外れた位置まで移動することとなる。
また、下側ヒータブロック42は上昇し続け、下側しごき部120が上昇し続けると共に、下側案内ローラ127a、127bが上昇する案内板132の凹み部132a、132bに接触しながら左右方向に移動し、これに伴って下側開閉板122a(123a)、122b(123b)が、下側引張コイルバネ129a(129b)を引っ張りながら下側支持軸124a(124b)を中心に回転して開き、下側しごきロッド121aと下側しごきロッド121bとが離間する方向に移動する。
この場合、下側しごきロッド121a、121bは、図13(b)に示すように、下側案内ローラ127a、127bが、凹み部132a、132bの左右方向の端部に来るまで移動することから、下側しごきロッド121a、121bは、下側ヒータブロック42から左右方向に外れた位置まで移動することとなる。
このように上側しごきロッド111aと下側しごきロッド121aは、筒状包材TFiを挟んで上流方向(左方向)に、上側ヒータブロック41と下側ヒータブロック42から外れる位置まで移動し、上側しごきロッド111bと下側しごきロッド121bは、筒状包材TFiを挟んで下流方向(右方向)に、上側ヒータブロック41と下側ヒータブロック42から外れる位置まで移動する。
これにより、筒状包材TFiが、切断位置P0を中心に左右方向にしごかれ、上側ヒータブロック41と下側ヒータブロック42に挟まれる位置(エンドシール位置)にある被包装品4がエンドシール位置から外れた非エンドシール位置に移動し、また、上側ヒータブロック41と下側ヒータブロック42に挟まれる部分(エンドシールされる部分)に入る横方向のしわが除去される。
この後、上側ヒータブロックホルダ41bは下降し続けて上側ヒータブロック41と案内板132が下降し続け、下側ヒータブロックホルダ42bは上昇し続けて下側ヒータブロック42と案内板131が上昇し続ける。
一方、上側しごき部110においては、上側開閉板112a(113a)、112b(113b)が左右方向に開いた状態で、上側案内ローラ117a、117bが、案内板131の凹み部131a、131bの左右方向端部に当接しているため、上昇する案内板131によって上側案内ローラ117a、117bが持ち上げられ、上側しごき部110は上昇し、上側しごきロッド111a、111bも上昇する。
この場合、図14(a)に示すように、上側しごきロッド111a、111bを含む上側しごき部110は、上側ヒータブロック41と下側ヒータブロック42が筒状包材TFiを挟んで押し付け合うまで上昇する。
また、下側しごき部120においては、下側開閉板122a(123a)、122b(123b)が左右方向に開いた状態で、下側案内ローラ127a、127bが、案内板132の凹み部132a、132bの左右方向端部に当接しているため、下降する案内板132によって上側案内ローラ127a、127bが押し下げられ、下側しごき部120は下降し、下側しごきロッド121a、121bも下降する。
この場合、図14(b)に示すように、下側しごきロッド121a、121bを含む下側しごき部120は、上側ヒータブロック41と下側ヒータブロック42が筒状包材TFiを挟んで押し付け合うまで下降する。
そして、上側ヒータブロック41と下側ヒータブロック42が筒状包材TFiを挟んで押し付け合った状態で、筒状包材TFiにエンドシールが施され、筒状包材TFiが切断位置P0で切断される。
この後、上側ヒータブロックホルダ41bが上昇し、下側ヒータブロックホルダ42bが下降し、これに伴って、上側ヒータブロック41、上側しごき部110及び案内板132が上側ヒータブロックホルダ41bと共に上昇し、下側ヒータブロック42、下側しごき部120及び案内板131が下側ヒータブロックホルダ42bと共に下降し、図11に示す状態となり、包材しごき装置100の動作が終了する。
[上側ロック部140と下側ロック部150の動作]
図15~図17は、上側ロック部140と下側ロック部150の動作を説明するもので、図15は、筒状包材TFiへのエンドシールと切断が終了した直後の状態を表し、図16は、上側しごき部110と下側しごき部120がロックされた状態を表し、図17は、上側しごき部110と下側しごき部120のロックが解除された状態を表している。
各図とも上側ヒータブロックホルダ41bと下側ヒータブロックホルダ42bに包材しごき装置100、上側ロック部140と下側ロック部150を取り付けた状態の正面図を表し、図の中で、上側しごき部110は、上側しごきロッド111a、111b、上側開閉板112a(113a)、112b(113b)、上側支持軸114a(114b)、上側ストッパー118a、118b、上側引張コイルバネ119a、119bのみを示し、下側しごき部120は、下側しごきロッド121a、121b、下側開閉板122a(123a)、122b(123b)、下側支持軸124a(124b)、下側ストッパー128a、128b、下側引張コイルバネ129a、129bのみを示し、上側ロック部140のガイドロッド143a、143bは省略し、下側ロック部150のガイドロッド153a、153bも省略し、上側しごきロッド111a、111b、上側ストッパー118a、118b、上側引張コイルバネ119a、119b、下側しごきロッド121a、121b、下側開閉板122a(123a)、122b(123b)、下側支持軸124a(124b)、下側ストッパー128a、下側引張コイルバネ129a、129b、上側ロック部140及び下側ロック部150を実線で表し、それ以外は一点鎖線で表している。
また、図の15(a)、(b)は同じ状態を表し、同図(a)は、下側しごき部120と下側ロック部150を省略し、同図(b)は、上側しごき部110と上側ロック部140を省略している。
以下、上側ロック部140と下側ロック部150の動作を説明する。
上側ヒータブロック41と下側ヒータブロック42が筒状包材TFiを挟んで、筒状包材TFiにエンドシールが施され、筒状包材TFiが切断された直後においては、図15(a)に示すように、上側しごき部110の上側開閉板112a(113a)、112b(113b)は左右に開いた状態にあり、上側しごきロッド111a、111bは、上側ヒータブロック41を挟んでその外側に位置し、上側ロック部140にあっては、伸縮ロッド142は伸びた状態であり、ロック板146は上側しごき部110の下方に位置している。
また、図15(b)に示すように、下側しごき部120の下側開閉板122a(123a)、122b(123b)も左右に開いた状態にあり、下側しごきロッド121a、121bは、下側ヒータブロック42を挟んでその外側に位置し、下側ロック部150にあっては、伸縮ロッド152は伸びた状態であり、ロック板156は下側しごき部120の上方に位置している。
このとき、上側しごき部110において、上側引張コイルバネ119a、119bは左右方向に引っ張られているが、上側案内ローラ117a、117bが、案内板131の凹み部131a、131bの左右方向端部に当接しているため、上側開閉板112a(113a)、112b(113b)は左右に開いた状態を保っている。
この状態で、上側ヒータブロックホルダ41bが上昇する前に、ボックス141内のエアシリンダが作動して伸縮ロッド142が収縮し、ブロック144とロック板146が上方向に移動し、図16(a)に示すように、ロック板146の切欠き部146a、146bが、上側開閉板113a、113bに取り付けられた上側ストッパー118a、118bと嵌合する。
これにより、上側引張コイルバネ119a、119bの戻りによって上側開閉板112a(113a)、112b(113b)が閉じ、上側しごきロッド111a、111bが互いに近接する方向に移動しないようになり、上側しごき部110がロックされる。
ロックされる。
また、下側しごき部120においても、下側引張コイルバネ129a、129bは左右方向に引っ張られているが、下側案内ローラ127a、127bが、案内板132の凹み部132a、132bの左右方向端部に当接しているため、下側開閉板122a(123a)、122b(123b)は左右に開いた状態を保っている。
この状態で、下側ヒータブロックホルダ42bが下降する前に、ボックス151内のエアシリンダが作動して伸縮ロッド152が収縮し、ブロック154とロック板156が上方向に移動し、図16(a)に示すように、ロック板156の切欠き部156a、156bが、下側開閉板123a、123bに取り付けられた下側ストッパー128a、128bと嵌合する。
これにより、下側引張コイルバネ129a、129bの戻りによって下側開閉板122a(123a)、122b(123b)が閉じ、下側しごきロッド121a、121bが互いに近接する方向に移動しないようになり、下側しごき部120がロックされる。
この後、図16(b)に示すように、上側ヒータブロックホルダ41b、上側ヒータブロック41、上側しごき部110及び上側ロック部140が待機位置(図11(a)に示す位置)まで上昇し、同時に、下側ヒータブロックホルダ42b、下側ヒータブロック42、下側しごき部120及び下側ロック部150が待機位置(図11(b)に示す位置)まで下降する。
このとき、上側しごき部110において、上側案内ローラ117a、117bは、案内板131の凹み部131a、131bと接触しなくなるが、上述のように上側ロック部140によって上側しごき部110がロックされているため、上側しごきロッド111a、111bは互いに近接する方向に移動せず、上側しごきロッド111a、111bが上側ヒータブロック41に接触することが防止される。
また、下側しごき部120においても、下側案内ローラ127a、127bは、案内板132の凹み部132a、132bと接触しなくなるが、上述のように下側ロック部150によって下側しごき部120がロックされているため、下側しごきロッド121a、112bは互いに近接する方向に移動せず、下側しごきロッド121a、121bが下側ヒータブロック42に接触することが防止される。
最後に、上側ロック部140において、ボックス141内のエアシリンダが作動して伸縮ロッド142が伸長し、ブロック144とロック板146が下方に移動すると共に、上側圧縮コイルバネ116a(116b)によって上側しごき部110が待機位置まで下方に移動した後、上側ストッパー118a、118bとロック板146の切欠き部146a、146bとの嵌合が外れ、上側引張コイルバネ119a、119bの戻りによって上側開閉板112a(113a)、112b(113b)が閉じ、上側しごきロッド111a、111bが互いに近接する方向に移動し、図17に示すように最初の状態に戻る。
下側ロック部150においても、ボックス151内のエアシリンダが作動して伸縮ロッド152が伸長し、ブロック154とロック板156が上方に移動すると共に、下側圧縮コイルバネ126a(126b)によって下側しごき部120が待機位置まで上方に移動した後、下側ストッパー128a、128bとロック板156の切欠き部156a、156bとの嵌合が外れ、下側引張コイルバネ129a、129bの戻りによって下側開閉板122a(123a)、122b(123b)が閉じ、下側しごきロッド121a、121bが互いに近接する方向に移動し、図17に示すように最初の状態に戻る。
本発明の横ピロー包装機は、被包装品が充填され連続的に搬送される筒状包材に対してエンドシール装置でエンドシールと切断を施すに際し、切断位置の搬送方向上流と下流の両側において、被包装品の高さがない場合や被包装品が包材に対して滑りにくい場合であっても、シール不良を生じたり、包装物のエンドシール部が上向きに折れ曲がって形成されたりすることなく、確実に被包装品の噛み込みを防止でき、かつ、エンドシール部分に搬送方向と直角方向のしわが生じないようにでき、食品、医薬品等の被包装品を封入した包装体を製造するのに利用できる。
1 横ピロー包装機
2 包装体
3 筒状のフィルム
3a、3b エンドシール部
3c センターシール部
4 被包装品
10 包材(包装材料)供給ユニット
11、15 ガイドローラ
12 押えローラ
13 送りローラ
14 送りローラ用サーボモータ
20 被包装品充填ユニット
21 供給コンベア
21a コンベアベルト
21b 位置決め用アタッチメント
21c 駆動ローラ
22 駆動ローラ用サーボモータ
23 製筒器(フォーマ)
30 フィルム引き・センターシール・目付けユニット
31a、31b フィルム引きローラ
32 フィルム引きローラ用サーボモータ
33a、33b センターシールブロック
34 開閉装置
35a、35b 目付けローラ
36 目付けローラ用サーボモータ
37 中間コンベア
37a コンベアベルト
37b 駆動ローラ
38 駆動ローラ用サーボモータ
40 エンドシールユニット
41 上側ヒータブロック
42 下側ヒータブロック
41a、42a 中央溝
41b 上側ヒータブロックホルダ
42b 下側ヒータブロックホルダ
41c ガイド穴
43 開閉トグル機構
43a 回転軸
43b 回転板
43c、43d 従動アーム
43e、43f 保持部材
44 ヒータブロック開閉用サーボモータ
44a 減速機
45 ホルダ駆動ブロック
46a、46b 支持ブロック
46c、46d 連結板
47a、47b 連結ロッド
48 切断装置
48a 支持板
48b エアシリンダ
48c ピストンロッド
48d スライダ
48e、48f ガイドロッド
49 切断用ナイフ
50 包装体排出ユニット
51 排出コンベア
51a コンベアベルト
51b 駆動ローラ
52 駆動ローラ用サーボモータ
100 包材しごき装置
110 上側しごき部
111a、111b 上側しごきロッド
112a、112b、113a、113b 上側開閉板
114a、114b 上側支持軸
115a、115b 上側伸縮支柱
116a、116b 上側圧縮コイルバネ
117a、117b 上側案内ローラ
118a、118b 上側ストッパー
119a、119b 上側引張コイルバネ
120 下側しごき部
121a、121b 下側しごきロッド
122a、122b、123a、123b 下側開閉板
124a、124b 下側支持軸
125a、125b 下側伸縮支柱
126a、126b 下側圧縮コイルバネ
127a、127b 下側案内ローラ
1278a、128b 下側ストッパー
129a、129b 下側引張コイルバネ
131、132 案内板
131a、131b、132a、132b 凹み部
140 上側ロック部
150 下側ロック部
141、151 ボックス
142、152 伸縮ロッド
143a、143b、153a、153b ガイドロッド
144、154 ブロック
145、155 連結棒
146、156 ロック板
146a、146b、156a、156b 切欠き部
MR 巻取り包材
Fi 連続フィルム
TFi 筒状連続フィルム
P0 切断位置

Claims (3)

  1. 包装材料を連続的に供給する包装材料供給手段と、
    前記包装材料供給手段が供給する前記包装材料を筒状包材に成形する筒状包材成形手段と、
    被包装品を一定の間隔で搬送して前記筒状包材の中に充填する被包装品充填手段と、
    前記被包装品が充填された前記筒状包材の重ね合された端部にその搬送方向に沿ってセンターシールを施すセンターシール手段と、
    前記センターシール手段によってセンターシールが施された筒状包材をヒータブロックで上下から挟み込んでエンドシールを施してエンドシール部を形成し、切断装置で前記エンドシール部の切断を行うエンドシール手段と、
    前記エンドシール手段がエンドシールを行う際に、前記筒状包材の中に充填された前記被包装品のうちエンドシール位置にある被包装品を、エンドシール位置から外れた非エンドシール位置に移動させる被包装品移動手段と
    を備えた横ピロー包装機であって、
    前記ヒータブロックは、前記筒状包材の上側に配置された上側ヒータブロックと前記筒状包材の下側に配置された下側ヒータブロックとから構成され
    前記被包装品移動手段は、
    前記上側ヒータブロックと前記筒状包材の間に、互いに向き合うように前記搬送方向に配置された一対の上側棒状部材と、
    前記下側ヒータブロックと前記筒状包材の間に、互いに向き合うように前記搬送方向に配置された一対の下側棒状部材と、
    前記一対の上側棒状部材と前記一対の下側棒状部材により前記筒状包材のエンドシールされる部分であって前記切断の位置の前記搬送方向上流側と下流側を挟んで、前記一対の上側棒状部材を構成する棒状部材を互いに離間させる方向に移動させ、前記一対の下側棒状部材を構成する棒状部材を互いに離間させる方向に移動させる棒状部材移動手段を
    備えたことを特徴とする横ピロー包装機。
  2. 前記棒状部材移動手段は、
    前記一対の上側棒状部材と前記一対の下側棒状部材を昇降させる昇降手段と、
    前記一対の上側棒状部材を支持する上側支持部材に取り付けられた上側棒状部材案内ローラと、
    前記一対の下側棒状部材を支持する下側支持部材に取り付けられた下側棒状部材案内ローラと、
    前記上側棒状部材案内ローラに接触して前記一対の上側棒状部材を構成する棒状部材の移動を案内する上側棒状部材案内板と
    前記下側棒状部材案内ローラに接触して前記一対の下側棒状部材を構成する棒状部材の移動を案内する下側棒状部材案内板と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の横ピロー包装機。
  3. 前記棒状部材移動手段は、
    前記一対の上側棒状部材が互いに近接する方向に移動するように付勢する上側棒状部材付勢手段と、
    前記一対の上側棒状部材が互いに離間する方向に移動した場合に、前記上側棒状部材付勢手段により前記一対の上側棒状部材が互いに近接する方向に移動するのを一時的に妨げる上側棒状部材ロック手段と、
    前記一対の下側棒状部材が互いに近接する方向に移動するように付勢する下側棒状部材付勢手段と、
    前記一対の下側棒状部材が互いに離間する方向に移動した場合に、前記下側棒状部材付勢手段により前記一対の下側棒状部材が互いに近接する方向に移動するのを一時的に妨げる下側棒状部材ロック手段と
    を備えたことを特徴とする請求項2記載の横ピロー包装機。
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