JP7119034B2 - 表面検査方法、表面検査装置、および表面検査システム - Google Patents
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Description
以下、本発明の第1の実施形態を図1~図12を用いて説明する。本実施形態では、窒化処理後のピストンを検査対象物とする。なお、本実施形態では、特に建設機械の走行装置に用いられるピストンの表面検査について述べるが、本実施形態は、窒化処理を行った凸状の表面(凸面)を有する円筒金属試料全般に有効である。
表面欠陥検査装置1の第1の光学系は、レーザ発振器102、パウエルレンズ103、シリンドリカルレンズ104、スクリーン105、カメラレンズ106、およびラインセンサカメラ107から構成される。
(数1)
R=L2/8d (1)
なお、凹欠陥から距離rの位置にスクリーンを設置すると、欠陥のない平坦面からの反射部に対して、凹欠陥からの収束部の相対的な反射光強度は式(2)で示される。
(数2)
I(r)=R2/(R-r)2 (2)
(数3)
θ2=2×θ1
L2=(L1+R0×sinθ1)×(1/cosθ2) (3)
(数4)
δ=R0(1-cosθ1) (4)
次に図1に戻り、第2の光学系であるピストン100からの反射光を観察する光学系について説明をする。表面欠陥検査装置1の第2の光学系は、照明108、カメラレンズ109、およびラインセンサカメラ110から構成される。本光学系は、ピストン表面の色の差、すなわち、反射率の差(反射率分布)を検出することを目的とする。照明108からの照射光(第2の照明光)は、ピストン100表面(摺動面23)に照射する。第1の光学系は表面のマイクロメートルサイズの凹凸形状を把握するため、位相が揃って直進性の高いコヒーレント光であるレーザ光を用いているが、第2の光学系は色の観察を行うことから、白色光源を用いる。また、表面の凹凸形状により反射光が干渉するのを防ぐため、第2の光学系の照明光は、所定の波長帯域幅を持つ非コヒーレント光が望ましい。ピストン100表面からの反射光(第2の反射光)は、カメラレンズ109を介してラインセンサカメラ110で撮像され、観察される。カメラレンズ109とラインセンサカメラ110とは、同軸で配置される。
(数5)
LTS=Ks exp(-θj2/σ2)/cosθ0 (5)
Ksは正反射率、θ0は検査面法線と撮像方向のなす角度、θjは光源方向と撮像方向を二等分するベクトル(ハーフベクトル)と検査面法線のなす角度、σは検査面表面粗さを表す係数である。第1の実施形態では、図1に示すように、検査面法線とラインセンサカメラ110の視線方向は同一直線状に配置し、ラインセンサカメラ110の反射光への視線方向と光源(ここでは白色光源)からの照明光の照射方向のなす角度はθiとしているため、θ0=0、θj=θi/2となる。これにより式(5)を書き換えると、式(6)で示される。
(数6)
LTS=Ks exp(-θi2/4σ2) (6)
次に第1のラインセンサカメラ107のスキャンレートと第2のラインセンサカメラ110のスキャンレートを決定する方法について述べる。後述するように窒化むらを検出する際は、ラインセンサカメラ107で撮像される画像(第1の光学像)とラインセンサカメラ110で撮像される画像(第2の光学像)のそれぞれの画像の位置合わせを行い、互いに異なる光学系により得られた特徴量の判定結果を組み合わせる。そのため、第1の光学像の分解能と第2の光学像の分解能は一致することが望ましい。また、欠陥(窒化むら・傷)の評価においては、その寸法形状を評価することから、第1の光学像、第2の光学像ともにピストンの周方向と軸方向の倍率が実物と異なる、すなわちピストンの周方向に対して伸縮している光学像は不適である。図10(a)はラインセンサカメラのスキャン方向、送り方向、スキャン範囲を示した概要図であり、図10(b)~(d)はスキャンレートを変えた場合の光学像の縦横比の変化を示した概要図である。ラインセンサカメラのスキャン方向を「横」、送り方向を「縦」とする。取得した光学像の縦横比が1:1になるスキャンレートをf0とおくと(図10(b))、スキャンレートfがf0より遅い場合(f<f0)、縦方向に縮んだ光学像となり(図10(d))、スキャンレートfがf0より速い場合(f>f0)、縦方向に伸びた光学像となる(図10(c))。本実施形態では、ピストンの周方向が「縦」にあたり、ピストンの軸方向が「横」にあたる。つまり、第1の光学像、第2の光学像ともに適切なスキャンレートfを設定し、ピストンの周方向分解能と軸方向分解能は同一にする(一致させる)ことが望ましい。
(数7)
W1/N1=W2/N2 [mm/pix] (7)
(数8)
W1/N1=2πR0r/f1 [mm/pix] (8)
(数9)
W2/N2=2πR0r/f2 [mm/pix] (9)
(数10)
f1=2πN1R0r/W1 [Hz] (10)
(数11)
f2=2πN2R0r/W2 [Hz] (11)
(数12)
W1/N1=W2/N2=u [pix/mm] (12)
(数13)
f1=f2=2πR0r/u (13)
次に図11(a)、(b)を用いて、窒化むらなどの欠陥検出の手順について示す。図11(a)はラインセンサカメラ107で取得した光学像、すなわち第1の光学像(魔鏡像)であり、図11(b)はラインセンサカメラ110で取得した光学像、すなわち第2の光学像(表面反射光像)である。なお、図11(a)、図11(b)において、ピストン100の軸方向をx、周方向をyとする。
以上で説明したように、本実施形態は、窒化処理を施した凸状の表面を持つ金属試料(ピストン)の表面状態を検査(表面欠陥である窒化むらを検出)する表面検査方法であって、前記凸状の表面に所定の幅および所定の厚さを有する第1の照明光(コヒーレント光)を照射し、前記第1の照明光が前記凸状の表面で反射した第1の反射光をスクリーン105に投射した第1の光学像から前記表面の凹凸形状の少なくとも一部を検査する第1の検査方法と、前記凸状の表面に所定の波長帯域幅を持つ第2の照明光(非コヒーレント光)を照射し、前記第2の照明光が前記凸状の表面で反射した第2の反射光から第2の光学像を取得し、前記第2の光学像から前記表面の反射率分布を検査する第2の検査方法による判定結果を組み合わせて、前記金属試料の表面状態を検査する。
第1の実施形態では、魔鏡像観察と表面反射光像観察から欠陥(窒化むら・傷)と非欠陥(色むら)を検出する表面欠陥検査装置1について説明した。
以上で説明したように、本実施形態は、ラインセンサカメラ110が、ピストン100の外周表面(凸面)によって反射する平行ビーム10の散乱光と照明108の反射光を同時に検出でき、平行ビーム10を光源とする暗視野照明光学系となっており、特に表面の傷に対して検出感度を持つ。
本実施形態では、窒化むら形状の分布に応じて、ピストン検査面からスクリーンまでの距離L2(図6)を変えることで、窒化むらの見逃しを防ぐ検査方法について説明する。なお、以下の説明では、L2とrは同義のものとする。以下、図17、図18を用いて本発明の第3の実施形態を説明する。
(数1)
R=L2/8d (1)
(数2)
I(r)=R2/(R-r)2 (2)
以上で説明したように、本実施形態は、スクリーン105を光の投射方向に対して駆動する駆動機構114を備え、窒化むら形状の分布に応じて、観察位置(主光軸10a照射位置)からスクリーン105までの距離rが任意に変更可能である。
本実施形態は、上述した表面欠陥検査装置(以下、表面欠陥検査装置4と表記する)を用いた表面欠陥検査システム60について説明する。以下、本実施形態の表面欠陥検査システム60を図19~図26を用いて説明する。
図19は、上述した表面欠陥検査装置4を用いた表面欠陥検査システム60の概略構成図である。なお、本実施形態の検査対象ピストン100B(以下、「検査ピストン100B」と表記する)には、検査領域である摺動面以外の箇所に検査ピストンごとの個体番号が付与された刻印が施されており、刻印から読みだした個体番号と検査結果を紐づけることができる。
次に図20を参照して、表面欠陥検査装置4の構成を説明する。表面欠陥検査装置4は、ピストンを回転させる回転ステージ101、ピストンにレーザ光(第1の照明光)を照射するレーザ発振器(第1の照射部)102、パウエルレンズ103、シリンドリカルレンズ104、スクリーン105、カメラレンズ(第1のカメラレンズ)106、ラインセンサカメラ(第1のラインセンサカメラ:第1の検出部)107、ピストンに白色光(第2の照明光)を照射するライン照明(第2の照射部)108、カメラレンズ(第2のカメラレンズ)109、ラインセンサカメラ(第2のラインセンサカメラ:第2の検出部)110、ラインセンサカメラ用直動ステージ(第1のラインセンサカメラ用直動ステージ)191、ラインセンサカメラ用直動ステージ(第2のラインセンサカメラ用直動ステージ)192、回転ステージ用直動ステージ193、および各ステージ(101、191、192、193)を駆動させるためのステージコントローラ194から構成される。
続いて図21の機能ブロック図を用いて、図19および図20に示す表面欠陥検査システム60の機能を説明する。なお、検査システム制御装置200は、表面欠陥検査システム60の動作全体を制御するための各種の演算を行うCPU(Central Processing Unit)と、CPUによる演算を実行するためのプログラムを格納するROM(Read Only Memory)やHDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置と、CPUがプログラムを実行する際の作業領域となるRAM(Random Access Memory)とを含むハードウェアから構成されている。
次に図22~図25を用いてピストン検査フローについて説明する。
まず、図22を用いて表面欠陥検査装置4の設定・校正工程(S100)の説明を行う。作業員は、所定の入力装置を介して検査システム制御装置200の検査条件入力部201に検査ピストンの作番と検査本数を入力する(S101)。検査本数は、検査ピストン残存数管理部210に送信、記録される(S102)。
表面欠陥検査装置4の設定・校正工程(S100)を終了後、ピストン検査工程(S200)を行う。図25を用いてピストン検査工程(S200)の説明を行う。
本実施形態の表面欠陥検査システム60によって、窒化むらを有する検査ピストンのインライン全数検査が実現する。したがって、本実施形態の表面欠陥検査システム60を外観検査工程に適用すれば、製品の全数品質保証が実現する。また、製品への検査結果の紐づけ工程を加えることで、該当検査ピストンを含む製品が場外不良を起こした場合、表面欠陥検査工程時の取得光学像を見直すことで、不良要因の特定に用いることができる。
2 表面欠陥検査装置(表面検査装置の第2の実施形態)
3 表面欠陥検査装置(表面検査装置の第3の実施形態)
4 表面欠陥検査装置(表面検査装置の第4の実施形態)
10 平行ビーム(第1の照明光)
10a 平行ビームの主光軸
23 ピストンの摺動面(検査領域)
31 窒化むら
32 傷
33 色むら
51 窒化むらの像
52、54 傷の像
53、55 色むらの像
60 表面欠陥検査システム(表面検査システム)
100、100B ピストン
101 回転ステージ(保持部)
102 レーザ発振器(第1の照射部)
105 スクリーン
107 第1のラインセンサカメラ(第1の検出部)
108 照明(第2の照射部)
110 第2のラインセンサカメラ(第2の検出部)
187 刻印読み取り装置
194 ステージコントローラ
195 搬送系コントローラ
200 検査システム制御装置
201 検査条件入力部
204 検査装置駆動条件記憶部
205 ステージ制御部
206 ラインセンサカメラ制御部
207 光学像位置ズレ演算部
208 画像処理部
209 合否判定部
211 検査結果記録部
214 搬送系制御部
Claims (12)
- 互いに異なるジオメトリを有する2つの光学系を用いて、検査対象の同一位置に対してそれぞれ異なる性質の照明光を照射し、異なる反射特性から得られる2つの光学像を取得して、窒化処理を施した凸状の表面を持つ金属試料の表面欠陥である窒化むらを検出する表面検査方法であって、
前記凸状の表面に所定の幅および所定の厚さを有する第1の照明光を照射し、前記第1の照明光が前記凸状の表面で反射した第1の反射光をスクリーンに投射した第1の光学像から前記表面の凹凸形状の少なくとも一部を検出する第1の検査方法において、
窒化むらの直径をL、窒化むらの深さをd、窒化むらを凹面鏡とみなしたときの焦点距離をR、前記凸状の表面への前記第1の照明光の照射位置から前記スクリーンまでの距離をrとしたとき、前記第1の光学像上において窒化むらによる輝度分布の変化を肉眼で確認できるように、R=L2/8dかつ0.047R≦r<Rを満足するようにrを決定して光学像を取得した前記第1の光学像において所定の第1閾値より輝度の高い領域を窒化むら候補として特定し、
前記凸状の表面に所定の波長帯域幅を持つ第2の照明光を照射し、前記第2の照明光が前記凸状の表面で反射した第2の反射光から第2の光学像を取得し、前記第2の光学像から前記表面の反射率分布を検査する第2の検査方法による判定結果を組み合わせて、前記窒化むら候補が窒化むらであるか否かを判定する表面検査方法。 - 請求項1に記載の表面検査方法において、
異径の金属試料においても前記表面の凹凸形状に対する検出感度が一定の範囲内に保たれるように、前記凸状の表面への前記第1の照明光の主光軸の照射位置と前記スクリーン上の前記第1の光学像の観察位置を調節する表面検査方法。 - 請求項1に記載の表面検査方法において、
前記第2の反射光を観察する際、前記第2の反射光への視線方向と前記第2の照明光の照射方向のなす角度をθiとしたとき、前記視線方向への反射光強度が所定値以下になるように、θiを決定する表面検査方法。 - 請求項1に記載の表面検査方法において、
前記金属試料は外周表面形状が円形であり、前記金属試料を中心軸を中心に回転させながら前記凸状の表面に前記第1の照明光および前記第2の照明光を照射するとともに、前記第1の反射光を前記スクリーンに投射した前記第1の光学像を第1のラインセンサカメラで撮像して第1の画像を取得し、前記第2の反射光を第2のラインセンサカメラで撮像して第2の画像を取得し、
前記第1の画像と前記第2の画像の軸方向および周方向の分解能を一致させるため、
前記金属試料の半径をR0、前記金属試料の回転速度をr、前記第1のラインセンサカメラの視野サイズをW1、前記第1のラインセンサカメラのカメラ画素数をN1、前記第1のラインセンサカメラのスキャンレートをf1、前記第2のラインセンサカメラの視野サイズをW2、前記第2のラインセンサカメラのカメラ画素数をN2、前記第2のラインセンサカメラのスキャンレートをf2としたとき、
W1/N1=W2/N2かつf1=f2=2πR0rN1/W1を満足する条件で、前記第1のラインセンサカメラおよび前記第2のラインセンサカメラを駆動する表面検査方法。 - 請求項1に記載の表面検査方法において、
前記第1の検査方法において前記第1の光学像より前記表面の凹凸欠陥位置を特定し、前記第2の検査方法において前記第2の光学像より前記表面の反射率欠陥位置を抽出し、前記凹凸欠陥位置と前記反射率欠陥位置の照合を行うことで、窒化むらおよび傷を含む欠陥と色むらを含む非欠陥を弁別する表面検査方法。 - 請求項1に記載の表面検査方法において、
前記第1の照明光はコヒーレント光であり、前記第2の照明光は非コヒーレント光である表面検査方法。 - 窒化処理を施した凸状の表面を持つ金属試料の表面状態を検査する表面検査装置であって、
前記金属試料を保持する保持部と、
前記凸状の表面に、所定の幅および所定の厚さを有する第1の照明光を照射する第1の照射部と、
前記第1の照明光が前記凸状の表面で反射した第1の反射光を投射して光学像を形成するスクリーンと、
前記光学像を検出して第1の光学像を取得する第1の検出部と、
前記第1の光学像から検出される前記スクリーン上の検査箇所の反射光強度分布に基づき前記表面の凹凸欠陥を検出する第1の画像処理部と、
前記凸状の表面に、所定の波長帯域幅を持つ第2の照明光を照射する第2の照射部と、
前記第2の照明光が前記凸状の表面で反射した第2の反射光を検出して第2の光学像を取得する第2の検出部と、
前記第2の光学像から検出される表面反射光の反射光強度分布に基づき前記表面の反射率欠陥を検出する第2の画像処理部と、
前記第1の画像処理部の前記第1の光学像と前記第2の画像処理部の前記第2の光学像の位置合わせを行う位置合わせ部と、
前記金属試料の同一位置における前記凹凸欠陥と前記反射率欠陥の判定結果の照合を行うことで、窒化むらおよび傷を含む欠陥と色むらを含む非欠陥を弁別する判別部と、を備え、
窒化むらの直径をL、窒化むらの深さをd、窒化むらを凹面鏡とみなしたときの焦点距離をR、前記凸状の表面への前記第1の照明光の照射位置から前記スクリーンまでの距離をrとしたとき、前記第1の光学像上において窒化むらによる輝度分布の変化を肉眼で確認できるように、R=L 2 /8dかつ0.047R≦r<Rを満足するようにrが決定されており、
前記第1の画像処理部は、前記第1の光学像において所定の第1閾値より輝度の高い領域を窒化むら候補として特定し、
前記判別部は、前記窒化むら候補が窒化むらであるか否かを判定して、窒化むらおよび傷を含む欠陥と色むらを含む非欠陥を弁別する表面検査装置。 - 請求項7に記載の表面検査装置において、
前記第1の検出部と前記第2の検出部が前記金属試料に対して反対側に配置され、前記第1の照明光と前記第2の照明光が異なる観察領域を照射するように前記第1の照射部と前記第2の照射部が配置され、前記第2の検出部が、前記第2の反射光のみを検出し、前記凸状の表面で反射した前記第1の照明光の散乱光を検出しない表面検査装置。 - 請求項7に記載の表面検査装置において、
前記第1の検出部と前記第2の検出部が前記金属試料に対して同じ側に配置され、前記第1の照明光と前記第2の照明光が同じ観察領域を照射するように前記第1の照射部と前記第2の照射部が配置され、前記第2の検出部が、前記凸状の表面で反射した前記第1の照明光の散乱光と前記第2の反射光を同時に検出できる表面検査装置。 - 請求項7に記載の表面検査装置において、
前記スクリーンを光の投射方向に対して駆動する駆動機構をさらに備え、
前記金属試料と前記スクリーンの距離が任意に変更可能である表面検査装置。 - 窒化処理を施した凸状の表面を持つ金属試料の表面状態を検査する表面検査システムであって、
請求項7から10のいずれか一項に記載の表面検査装置と、
前記金属試料は円筒面を有し、前記円筒面の中心軸を回転軸として前記金属試料を回転させる回転機構、前記第1の検出部を構成する第1のラインセンサカメラ、および前記第2の検出部を構成する第2のラインセンサカメラの位置を制御できるステージ制御部と、
前記金属試料の径に応じて、前記第1のラインセンサカメラおよび前記第2のラインセンサカメラのスキャンレートを設定するラインセンサカメラ制御部と、
検査条件を入力する検査条件入力部と、
前記金属試料ごとの装置設定を記憶する検査装置駆動条件記憶部と、
検査結果に基づいて前記金属試料を搬送する搬送系を制御する搬送系制御部と、
検査結果を記録する検査結果記録部と、を備える表面検査システム。 - 請求項11に記載の表面検査システムにおいて、
前記金属試料の個体番号が付与された刻印を読み取る刻印読み取り装置を備え、
前記金属試料の検査結果を前記刻印読み取り装置で読み取った前記金属試料の個体番号と紐づけして前記検査結果記録部に記録する表面検査システム。
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