JP7118296B2 - 移相器及びアンテナ装置 - Google Patents
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Description
当該移相器として、ベクトル合成型移相器を用いることが可能である。当該ベクトル合成型移相器は、一般的に、入力信号を、4つの信号に分配する90度分配器と、4つの信号の振幅のそれぞれを移相量に応じた増幅率によって増幅する複数の可変利得増幅器とを備えている。4つの信号としては、例えば、位相が0度の信号と、位相が90度の信号と、位相が180度の信号と、位相が270度の信号とが該当する。なお、90度分配器は、ベクトル合成型移相器の外部に設けられていることもある。
当該ベクトル合成型移相器は、増幅後の4つの信号を合成し、移相後の信号として、4つの信号の合成信号を出力する。
非特許文献1に記載されている90度分配器は、4つの信号の位相誤差を低減するために、ポリフェーズフィルタが多段に接続されている。
図1は、実施の形態1に係る移相器1を備えるアンテナ装置を示す構成図である。図2は、実施の形態1に係る移相器1を示す構成図である。
アンテナ装置は、移相器1と、制御回路3と、フェーズドアレイアンテナ5とを備えている。
移相器1は、ベクトル合成型移相器であり、移相回路2及び逓倍器4を備えている。図1に示すアンテナ装置では、制御回路3が移相器1の外部に設けられている。しかし、これは一例に過ぎず、図12に示すように、制御回路3が移相器1の内部に設けられていてもよい。図12は、実施の形態1に係る移相器1を備える他のアンテナ装置を示す構成図である。
移相器1は、外部から入力信号が与えられると、入力信号を移相し、移相後の信号をフェーズドアレイアンテナ5に出力する。入力信号は、例えば、高周波信号である。
図1に示すアンテナ装置は、図面の簡単化のため、1つの移相器1のみを備えている。実際には、アンテナ装置は、フェーズドアレイアンテナ5が備える複数のアンテナ素子と同数の移相器1を備えている。
図2に示す移相回路2は、90度分配器10を備えている。しかし、これは一例に過ぎず、90度分配器10は、移相回路2の外部に設けられていてもよい。
移相回路2の入力端子2aは、移相回路2の外部から、移相対象の信号である入力信号を入力するための端子である。
移相回路2は、入力端子2aから入力された入力信号を移相し、移相後の信号を逓倍器4に出力する。
90度分配器10は、入力端子2aから入力された入力信号を4つの信号に分配する。
即ち、90度分配器10は、第1の信号と、第1の信号と90度の位相差を有する第2の信号と、第1の信号と180度の位相差を有する第3の信号と、第1の信号と270度の位相差を有する第4の信号とに分配する。
90度分配器10は、第1の信号と、第2の信号と、第3の信号とを第1の移相回路11に出力する。
90度分配器10は、第1の信号と、第3の信号と、第4の信号とを第2の移相回路12に出力する。
ただし、第1の信号、第2の信号、第3の信号及び第4の信号のそれぞれは、位相誤差を有しており、位相誤差の大きさは、入力信号の周波数によって異なる。このため、第1の信号の位相は、0度からずれており、第2の信号の位相は、90度からずれていることがある。また、第3の信号の位相は、180度からずれており、第4の信号の位相は、270度からずれていることがある。
90度分配器10が、多段のポリフェーズフィルタによって実現されている場合、第1の信号、第2の信号、第3の信号及び第4の信号のそれぞれに生じる位相誤差は、1つのポリフェーズフィルタによって実現されている場合よりも低減される。
ただし、90度分配器10が、多段のポリフェーズフィルタによって実現されている場合、移相器1を通過する信号の電力損失は、90度分配器10が、1つのポリフェーズフィルタによって実現されている場合よりも増大する。したがって、移相器1を通過する信号の電力損失が増大しても、実用上問題のない範囲で、ポリフェーズフィルタの段数が決定されている必要がある。
第1の移相回路11は、入力信号の周波数が第1の周波数帯域に含まれており、入力信号の移相量が、0度よりも大きく180度以下であれば、入力信号の移相量に従って、第1の信号、第2の信号及び第3の信号のそれぞれを増幅する。
第1の移相回路11は、増幅後の第1の信号と増幅後の第2の信号と増幅後の第3の信号との合成信号を逓倍器4に出力する。
第1の周波数帯域は、移相器1が移相可能な周波数帯域(fL~fH)の中心周波数fcから、移相器1が移相可能な周波数帯域(fL~fH)の上限周波数fHまでの範囲である。
図2に示す移相回路2では、第1の移相回路11が、第1の信号、第2の信号及び第3の信号のそれぞれを増幅している。しかし、これは一例に過ぎず、入力信号の周波数が第1の周波数帯域に含まれていれば、第1の移相回路11が、第1の信号から第4の信号のうちのいずれか3つの信号のそれぞれを入力信号の移相量に従って増幅するようにしてもよい。
入力信号の移相量が、例えば、90度よりも大きく270度以下であれば、第1の移相回路11が、第2の信号、第3の信号及び第4の信号のそれぞれを入力信号の移相量に従って増幅し、増幅後の3つの信号の合成信号を逓倍器4に出力する。
入力信号の移相量が、例えば、180度よりも大きく360度以下であれば、第1の移相回路11が、第3の信号、第4の信号及び第1の信号のそれぞれを入力信号の移相量に従って増幅し、増幅後の3つの信号の合成信号を逓倍器4に出力する。
入力信号の移相量が、例えば、270度よりも大きく450度(=90度)以下であれば、第1の移相回路11が、第4の信号、第1の信号及び第2の信号のそれぞれを入力信号の移相量に従って増幅し、増幅後の3つの信号の合成信号を逓倍器4に出力する。
第2の移相回路12は、入力信号の周波数が、第1の周波数帯域と重ならず、かつ、第1の周波数帯域と連続している第2の周波数帯域に含まれており、入力信号の移相量が、180度よりも大きく360度以下であれば、入力信号の移相量に従って、第1の信号、第3の信号及び第4の信号のそれぞれを増幅する。
第2の移相回路12は、増幅後の第1の信号と増幅後の第3の信号と増幅後の第4の信号との合成信号を逓倍器4に出力する。
第2の周波数帯域は、移相器1が移相可能な周波数帯域(fL~fH)の下限周波数fLから、中心周波数fcまでの範囲である。
図2に示す移相回路2では、第2の移相回路12が、第1の信号、第3の信号及び第4の信号のそれぞれを増幅している。しかし、これは一例に過ぎず、入力信号の周波数が第2の周波数帯域に含まれていれば、第2の移相回路12が、第1の移相回路11によって増幅される3つの信号のうちのいずれか2つの信号と、第1の信号から第4の信号のうち、第1の移相回路11によって増幅されない1つの信号とのそれぞれを入力信号の移相量に従って増幅するようにしてもよい。
入力信号の移相量が、例えば、270度よりも大きく450度(=90度)以下であれば、第2の移相回路12が、第4の信号、第1の信号及び第2の信号のそれぞれを入力信号の移相量に従って増幅し、増幅後の3つの信号の合成信号を逓倍器4に出力する。
入力信号の移相量が、例えば、0度よりも大きく180度以下であれば、第2の移相回路12が、第1の信号、第2の信号及び第3の信号のそれぞれを入力信号の移相量に従って増幅し、増幅後の3つの信号の合成信号を逓倍器4に出力する。
入力信号の移相量が、例えば、90度よりも大きく270度以下であれば、第2の移相回路12が、第2の信号、第3の信号及び第4の信号のそれぞれを入力信号の移相量に従って増幅し、増幅後の3つの信号の合成信号を逓倍器4に出力する。
第2の可変利得増幅器22は、90度分配器10から出力された第2の信号を増幅し、増幅後の第2の信号を第1の位相補償回路31に出力する。
第3の可変利得増幅器23は、90度分配器10から出力された第3の信号を増幅し、増幅後の第3の信号を逓倍器4に出力する。
第4の可変利得増幅器24は、90度分配器10から出力された第4の信号を増幅し、増幅後の第4の信号を第2の位相補償回路32に出力する。
第1の位相補償回路31は、第2の可変利得増幅器22から出力された増幅後の第2の信号の位相を遅延、又は、増幅後の第2の信号の位相を進めることによって、第1の移相回路11から出力される合成信号の位相誤差を補償する。
第2の位相補償回路32は、第4の可変利得増幅器24から出力された増幅後の第4の信号の位相を遅延、又は、増幅後の第4の信号の位相を進めることによって、第2の移相回路12から出力される合成信号の位相誤差を補償する。
制御回路3の移相量入力端子3bは、制御回路3の外部から、入力信号の移相量を入力するための端子である。
制御回路3は、入力信号の周波数が第1の周波数帯域に含まれており、入力信号の移相量が、0度よりも大きく、180度以下であれば、第4の可変利得増幅器24の増幅率を0に設定する。また、制御回路3は、入力信号の移相量に従って、第1の可変利得増幅器21、第2の可変利得増幅器22及び第3の可変利得増幅器23におけるそれぞれの増幅率を調整する。
制御回路3は、入力信号の周波数が第2の周波数帯域に含まれており、入力信号の移相量が、180度よりも大きく、360度以下であれば、第2の可変利得増幅器22の増幅率を0に設定する。また、制御回路3は、入力信号の移相量に従って、第1の可変利得増幅器21、第3の可変利得増幅器23及び第4の可変利得増幅器24におけるそれぞれの増幅率を調整する。
逓倍器4は、第1の移相回路11から出力された合成信号の周波数、又は、第2の移相回路12から出力された合成信号の周波数を2逓倍する。逓倍器4によって、合成信号の周波数が2逓倍されることによって、合成信号の位相も2倍になる。
逓倍器4は、周波数逓倍後の合成信号をフェーズドアレイアンテナ5に出力する。
逓倍器4の出力端子4aは、周波数逓倍後の合成信号をフェーズドアレイアンテナ5に出力するための端子である。
90度分配器10から出力される第1の信号、第2の信号、第3の信号及び第4の信号のそれぞれは、入力端子2aから入力される入力信号の周波数fに応じて異なる位相誤差を有している。
第1の信号、第2の信号、第3の信号及び第4の信号のそれぞれが、位相誤差を有しているため、移相回路2が、第1の位相補償回路31及び第2の位相補償回路32を備えていなければ、移相回路2から出力される合成信号に位相誤差が生じる。
図3の横軸は、周波数であり、図3の縦軸は、以下の式(1)に示すように、移相量がθであるときの位相誤差erθのRMS(Root Mean Square)である。θ=1,2,3,・・・,360である。
ただし、位相誤差erθのRMSは、図3に示すように、入力信号の周波数fが異なると、変化する。
図3では、入力信号の周波数fが、中心周波数fcよりも高く、上限周波数fHよりも低い周波数f0であるときに、90度分配器10が、高精度な90度位相差特性を有している例を示している。
このため、図3の例では、入力信号の周波数fが、周波数f0であるときに、移相回路2から出力される合成信号の位相誤差erθのRMSが最小になっている。また、入力信号の周波数fが、下限周波数fLであるときに、移相回路2から出力される合成信号の位相誤差erθのRMSが最大になっている。
図4の横軸は、周波数であり、図4の縦軸は、式(1)に示すように、移相量がθであるときの位相誤差erθのRMSである。
RMS2は、第2の移相回路12から出力される合成信号の位相誤差erθのRMSである。図4の例では、第2の移相回路12が第2の位相補償回路32を備えることによって、RMS2を示す曲線は、図3に記載のRMSを示す曲線が低周波数側(図中、左側)に概ね平行移動したものとなっている。周波数f2は、第2の移相回路12から出力される合成信号の位相誤差erθのRMSが最小になる、入力信号の周波数fである。fL<f2<f0である。
図5において、0<θ≦180は、入力信号の移相量θが、0度よりも大きく180度以下であることを示している。
180<θ≦360は、入力信号の移相量θが、180度よりも大きく360度以下であることを示している。
第2の移相回路12から合成信号が出力される条件は、入力信号の周波数fが第2の周波数帯域(fL~fc)に含まれており、入力信号の移相量θが、180度よりも大きく360度以下であるときである。
したがって、第1の移相回路11から出力される合成信号の位相誤差erθのRMS1は、図3及び図4に示すように、周波数fが上限周波数fHのとき、第1の位相補償回路31を備えていない移相回路から出力される合成信号の位相誤差erθのRMSよりも小さくなっている。
また、第2の移相回路12から出力される合成信号の位相誤差erθのRMS2は、図3及び図4に示すように、周波数fが下限周波数fLのとき、第2の位相補償回路32を備えていない移相回路から出力される合成信号の位相誤差erθのRMSよりも小さくなっている。
ただし、第1の信号sin(ωt)、第2の信号sin(ωt+90)、第3の信号sin(ωt+180)及び第4の信号sin(ωt+270)のそれぞれは、上述したように、位相誤差を有していることがある。
90度分配器10は、第1の信号sin(ωt)と、第2の信号sin(ωt+90)と、第3の信号sin(ωt+180)とを第1の移相回路11に出力する。
90度分配器10は、第1の信号sin(ωt)と、第3の信号sin(ωt+180)と、第4の信号sin(ωt+270)とを第2の移相回路12に出力する。
制御回路3は、周波数情報が示す入力信号の周波数fが第1の周波数帯域(fc~fH)に含まれており、入力信号の移相量θが、0度よりも大きく180度以下であれば、第4の可変利得増幅器24の増幅率を0に設定する。また、制御回路3は、入力信号の移相量θに従って、第1の可変利得増幅器21、第2の可変利得増幅器22及び第3の可変利得増幅器23におけるそれぞれの増幅率を調整する。
制御回路3は、周波数情報が示す入力信号の周波数fが第2の周波数帯域(fL~fc)に含まれており、入力信号の移相量θが、180度よりも大きく360度以下であれば、第2の可変利得増幅器22の増幅率を0に設定する。また、制御回路3は、入力信号の移相量θに従って、第1の可変利得増幅器21、第3の可変利得増幅器23及び第4の可変利得増幅器24におけるそれぞれの増幅率を調整する。
以下、制御回路3による増幅率の調整例を説明する。なお、制御回路3は、移相回路2が、第1の位相補償回路31及び第2の位相補償回路32を備えていないものとして、それぞれの増幅率を調整する。
そして、制御回路3は、増幅後の第1の信号と、増幅後の第2の信号との合成信号が、sin(ωt+θ)となるように、第1の可変利得増幅器21の増幅率β1と、第2の可変利得増幅器22の増幅率β2とを調整する。合成信号が、sin(ωt+θ)となるように、増幅率β1と増幅率β2とを調整する処理自体は、公知の技術であるため詳細な説明を省略する。
そして、制御回路3は、増幅後の第2の信号と、増幅後の第3の信号との合成信号が、sin(ωt+θ)となるように、第2の可変利得増幅器22の増幅率β2と、第3の可変利得増幅器23の増幅率β3とを調整する。
そして、制御回路3は、増幅後の第3の信号と、増幅後の第4の信号との合成信号が、sin(ωt+θ)となるように、第3の可変利得増幅器23の増幅率β3と、第4の可変利得増幅器24の増幅率β4とを調整する。
そして、制御回路3は、増幅後の第4の信号と、増幅後の第1の信号との合成信号が、sin(ωt+θ)となるように、第4の可変利得増幅器24の増幅率β4と、第1の可変利得増幅器21の増幅率β1とを調整する。
例えば、入力信号の移相量θが90度であれば、制御回路3は、第1の可変利得増幅器21の増幅率β1を0に設定し、第3の可変利得増幅器23の増幅率β3を0に設定し、第4の可変利得増幅器24の増幅率β4を0に設定する。そして、制御回路3は、第2の可変利得増幅器22の増幅率β2を1に設定する。
例えば、入力信号の移相量θが270度であれば、制御回路3は、第1の可変利得増幅器21の増幅率β1を0に設定し、第2の可変利得増幅器22の増幅率β2を0に設定し、第3の可変利得増幅器23の増幅率β3を0に設定する。そして、制御回路3は、第4の可変利得増幅器24の増幅率β4を1に設定する。
図6は、入力信号の周波数fが、中心周波数fcであるとき、高精度な90度位相差特性を有する90度分配器10から出力される第1の信号、第2の信号、第3の信号及び第4の信号におけるそれぞれの極座標表示を示す説明図である。
入力信号の周波数fが中心周波数fcであるときは、図6に示すように、第1の信号は、0度の方向の信号41となり、信号41が第1の可変利得増幅器21に入力される。第2の信号は、90度の方向の信号42となり、信号42が第2の可変利得増幅器22に入力される。第3の信号は、180度の方向の信号43となり、信号43が第3の可変利得増幅器23に入力される。第4の信号は、270度の方向の信号44となり、信号44が第4の可変利得増幅器24に入力される。
しかし、入力信号の周波数fが中心周波数fcよりも高いときは、位相誤差45が生じ、位相誤差45を有する信号46が、第2の信号として、第2の可変利得増幅器22に入力される。また、位相誤差45を有する信号47が、第4の信号として、第4の可変利得増幅器24に入力される。
入力信号の周波数fが中心周波数fcよりも低いときは、位相誤差48が生じ、位相誤差48を有する信号49が、第2の信号として、第2の可変利得増幅器22に入力される。また、位相誤差48を有する信号50が、第4の信号として、第4の可変利得増幅器24に入力される。
図6の例では、位相誤差48を有する信号50の位相が、270度の方向の信号44の位相よりも遅れるように、90度分配器10が設計されている。このため、第2の位相補償回路32は、信号50の位相を進めて、信号50の位相を信号44の位相に近づけることができる進み量を有するように設計される。なお、位相誤差48を有する信号50の位相が、270度の方向の信号44の位相よりも進むように、90度分配器10が設計される場合がある。この場合には、第2の位相補償回路32は、信号50の位相を遅らせて、信号50の位相を信号44の位相に近づけることができる遅延量を有するように設計される。
入力信号の周波数fが第2の周波数帯域(fL~fc)に含まれており、入力信号の移相量θが、180度よりも大きく360度以下であれば、第4の可変利得増幅器24から出力された増幅後の第4の信号の位相誤差が、第2の位相補償回路32によって補償される。
図7において、図6と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
第1の位相補償回路31による位相補償後の第2の信号は、約90度の方向の信号51となり、信号51が第2の可変利得増幅器22に入力される。
第2の位相補償回路32による位相補償後の第4の信号は、約270度の方向の信号52となり、信号52が第4の可変利得増幅器24に入力される。
第2の可変利得増幅器22から出力された増幅後の第2の信号の位相誤差が、第1の位相補償回路31によって補償されることによって、第1の移相回路11から出力される合成信号の位相誤差erθのRMSが、図4に示すRMS1になる。
第4の可変利得増幅器24から出力された増幅後の第4の信号の位相誤差が、第2の位相補償回路32によって補償されることによって、第2の移相回路12から出力される合成信号の位相誤差erθのRMSが、図4に示すRMS2になる。
逓倍器4は、入力信号の周波数fが第2の周波数帯域(fL~fc)に含まれていれば、第2の移相回路12から出力された合成信号sin(ωt+θ)を取得する。
逓倍器4は、取得した合成信号sin(ωt+θ)の2乗を算出することによって、合成信号sin(ωt+θ)の周波数を2逓倍する。逓倍器4によって、合成信号の周波数が2逓倍されることによって、合成信号の位相θも2倍になる。
逓倍器4は、周波数逓倍後の合成信号sin(2ωt+2θ)をフェーズドアレイアンテナ5に出力する。
また、入力信号の周波数fが第2の周波数帯域(fL~fc)に含まれているときの、移相量θが、180<θ≦360の範囲に限られている。しかし、周波数逓倍後の合成信号の位相が2θになるため、周波数fが第2の周波数帯域(fL~fc)に含まれているときの、移相器1の移相量が、360度の範囲になる。
実施の形態2では、第1の移相回路11が第1の位相補償回路31を備え、第2の移相回路12が第2の位相補償回路32を備えていない移相器1について説明する。
図8は、実施の形態2に係る移相器1を示す構成図である。図8において、図2と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
図9は、入力信号の周波数fが、中心周波数fcよりも低い周波数であるとき、高精度な90度位相差特性を有する90度分配器10から出力される第1の信号、第2の信号、第3の信号及び第4の信号におけるそれぞれの極座標表示を示す説明図である。
入力信号の周波数fが、fL+(fc-fL)/2であるときは、図9に示すように、第1の信号は、0度の方向の信号41となり、信号41が第1の可変利得増幅器21に入力される。第2の信号は、90度の方向の信号42となり、信号42が第2の可変利得増幅器22に入力される。第3の信号は、180度の方向の信号43となり、信号43が第3の可変利得増幅器23に入力される。第4の信号は、270度の方向の信号44となり、信号44が第4の可変利得増幅器24に入力される。
図9の例では、位相誤差61を有する信号62の位相が、90度の方向の信号42の位相よりも進むように、90度分配器10が設計されている。このため、第1の位相補償回路31は、信号62の位相を遅らせて、信号62の位相を信号42の位相に近づけることができる遅延量を有するように設計される。なお、位相誤差61を有する信号62の位相が、90度の方向の信号42の位相よりも遅れるように、移相器1が設計される場合がある。この場合には、第1の位相補償回路31は、信号62の位相を進めて、信号62の位相を信号42の位相に近づけることができる進み量を有するように設計される。
入力信号の周波数fが第2の周波数帯域(fL~fc)に含まれており、入力信号の移相量θが、180度よりも大きく360度以下であれば、第4の可変利得増幅器24から出力された増幅後の第4の信号の位相誤差は小さいため、当該位相誤差は補償されない。
実施の形態3では、第2の移相回路12が第2の位相補償回路32を備え、第1の移相回路11が第1の位相補償回路31を備えていない移相器1について説明する。
図10は、実施の形態3に係る移相器1を示す構成図である。図10において、図2と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
図11は、入力信号の周波数fが、中心周波数fcよりも高い周波数であるとき、高精度な90度位相差特性を有する90度分配器10から出力される第1の信号、第2の信号、第3の信号及び第4の信号におけるそれぞれの極座標表示を示す説明図である。
入力信号の周波数fが、fc+(fH-fc)/2であるときは、図11に示すように、第1の信号は、0度の方向の信号41となり、信号41が第1の可変利得増幅器21に入力される。第2の信号は、90度の方向の信号42となり、信号42が第2の可変利得増幅器22に入力される。第3の信号は、180度の方向の信号43となり、信号43が第3の可変利得増幅器23に入力される。第4の信号は、270度の方向の信号44となり、信号44が第4の可変利得増幅器24に入力される。
図11の例では、位相誤差71を有する信号73の位相が、270度の方向の信号44の位相よりも遅れるように、90度分配器10が設計されている。このため、第2の位相補償回路32は、信号73の位相を進めて、信号73の位相を信号44の位相に近づけることができる進み量を有するように設計される。なお、位相誤差71を有する信号73の位相が、270度の方向の信号44の位相よりも進むように、90度分配器10が設計される場合がある。この場合には、第2の位相補償回路32は、信号73の位相を遅らせて、信号73の位相を信号44の位相に近づけることができる遅延量を有するように設計される。
入力信号の周波数fが第1の周波数帯域(fc~fH)に含まれており、入力信号の移相量θが、0度よりも大きく180度以下であれば、第2の可変利得増幅器22から出力された増幅後の第2の信号の位相誤差は小さいため、当該位相誤差は補償されない。
Claims (6)
- 入力信号を分配する90度分配器から、第1の信号と、前記第1の信号と90度の位相差を有する第2の信号と、前記第1の信号と180度の位相差を有する第3の信号と、前記第1の信号と270度の位相差を有する第4の信号とが出力されると、
前記入力信号の周波数が第1の周波数帯域に含まれており、前記入力信号に対する出力信号の移相量が、0度よりも大きく180度以下であれば、前記第1の信号、前記第2の信号及び前記第3の信号のそれぞれを前記移相量に従って増幅し、増幅後の第1の信号と増幅後の第2の信号と増幅後の第3の信号との合成信号を出力する第1の移相回路と、
前記第1の周波数帯域と重ならず、前記第1の周波数帯域と連続し、かつ、前記第1の周波数帯域よりも小さい第2の周波数帯域に、前記入力信号の周波数が含まれており、前記入力信号に対する出力信号の移相量が、180度よりも大きく360度以下であれば、前記第1の信号、前記第3の信号及び前記第4の信号のそれぞれを前記移相量に従って増幅し、増幅後の第1の信号と増幅後の第3の信号と増幅後の第4の信号との合成信号を出力する第2の移相回路とを備え、
前記第1の移相回路は、
前記90度分配器から出力された第1の信号を増幅する第1の可変利得増幅器と、
前記90度分配器から出力された第2の信号を増幅する第2の可変利得増幅器と、
前記90度分配器から出力された第3の信号を増幅する第3の可変利得増幅器とを含んでおり、
前記第2の移相回路は、
前記第1の可変利得増幅器と、
前記第3の可変利得増幅器と、
前記90度分配器から出力された第4の信号を増幅する第4の可変利得増幅器とを含んでおり、
前記第1の移相回路及び前記第2の移相回路のうち、1つ以上の移相回路は、合成信号の位相誤差を補償する補償回路を備え、
前記第1の移相回路が前記補償回路を備える場合、前記第1の移相回路は、前記補償回路として、前記第2の可変利得増幅器による増幅後の第2の信号の位相誤差を補償するように設計された第1の位相補償回路を含んでおり、当該第1の移相回路から出力される合成信号の位相誤差のRMS(Root Mean Square)は、前記入力信号の周波数が前記第1の周波数帯域の上限周波数のとき、前記補償回路を備えていない第1の移相回路及び第2の移相回路を備える移相回路から出力される合成信号の位相誤差のRMSよりも小さく、
前記第2の移相回路が前記補償回路を備える場合、前記第2の移相回路は、前記補償回路として、前記第4の可変利得増幅器による増幅後の第4の信号の位相誤差を補償するように設計された第2の位相補償回路を含んでおり、当該第2の移相回路から出力される合成信号の位相誤差のRMSは、前記入力信号の周波数が前記第2の周波数帯域の下限周波数のとき、前記補償回路を備えていない第1の移相回路及び第2の移相回路を備える移相回路から出力される合成信号の位相誤差のRMSよりも小さいことを特徴とする移相器。 - 前記第1の移相回路から出力された合成信号の周波数、又は、前記第2の移相回路から出力された合成信号の周波数を2逓倍する逓倍器を備えたことを特徴とする請求項1記載の移相器。
- 前記第1の移相回路は、
前記補償回路として、前記第2の可変利得増幅器による増幅後の第2の信号の位相誤差を補償する前記第1の位相補償回路を含んでおり、
前記第2の移相回路は、
前記補償回路として、前記第4の可変利得増幅器による増幅後の第4の信号の位相誤差を補償する前記第2の位相補償回路を含んでいることを特徴とする請求項1記載の移相器。 - 前記入力信号の周波数が前記第1の周波数帯域に含まれており、前記入力信号に対する出力信号の移相量が、0度よりも大きく180度以下であれば、前記第4の可変利得増幅器の増幅率を0に設定し、かつ、前記移相量に従って、前記第1の可変利得増幅器、前記第2の可変利得増幅器及び前記第3の可変利得増幅器におけるそれぞれの増幅率を調整し、
前記入力信号の周波数が前記第2の周波数帯域に含まれており、前記入力信号に対する出力信号の移相量が、180度よりも大きく360度以下であれば、前記第2の可変利得増幅器の増幅率を0に設定し、かつ、前記移相量に従って、前記第1の可変利得増幅器、前記第3の可変利得増幅器及び前記第4の可変利得増幅器におけるそれぞれの増幅率を調整する制御回路を備えたことを特徴とする請求項1記載の移相器。 - 前記入力信号を、前記第1の信号と、前記第2の信号と、前記第3の信号と、前記第4の信号とに分配する前記90度分配器を備えたことを特徴とする請求項1記載の移相器。
- 請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の移相器を備えていることを特徴とするアンテナ装置。
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