JPH08248121A - レーダ受信機 - Google Patents

レーダ受信機

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Publication number
JPH08248121A
JPH08248121A JP7055653A JP5565395A JPH08248121A JP H08248121 A JPH08248121 A JP H08248121A JP 7055653 A JP7055653 A JP 7055653A JP 5565395 A JP5565395 A JP 5565395A JP H08248121 A JPH08248121 A JP H08248121A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
δch
σch
signal
bandpass filter
frequency band
Prior art date
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Pending
Application number
JP7055653A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Okazaki
孝史 岡▲ざき▼
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP7055653A priority Critical patent/JPH08248121A/ja
Publication of JPH08248121A publication Critical patent/JPH08248121A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来より小型でかつ試験調整が容易なレーダ
受信機を得ることを目的とする。 【構成】 Σch・Δch間の相対位相のみの調整で角
度誤差電圧Eの変動が抑圧出来る様にする為、角度誤差
電圧の変動ΔEを相対位相誤差Φと相対振幅誤差Aをパ
ラメータとした数式にて表わし、回路構成素子に容量可
変型コンデンサを用いて移相機能を持たせた受信機内部
のバンドパスフィルタによるΣch・Δch間の相対位
相のみの調整で、相対位相誤差Φ=相対振幅誤差A=零
である時と等価な角度誤差電圧Eが得られるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、航空機もしくは飛翔
体のレーダ受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のレーダ受信機の構成図であ
る。図において1は受信機、2はΣch側高周波信号入
力端子、3はΣch側低雑音増幅器、4はΣch側高周
波バンドパスフィルタ、5はΣch側ミキサ、6はΣc
h側中間周波数帯バンドパスフィルタ、7はΣch側中
間周波数帯可変型減衰器、8はΣch側中間周波数帯可
変型移相器、9はΣch側中間周波数帯増幅器、10は
Σch側位相検波器、11はΣch側ローパスフィル
タ、12はΣch側ビデオ信号出力端子、13はΔch
側高周波信号入力端子、14はΔch側低雑音増幅器、
15はΔch側高周波バンドパスフィルタ、16はΔc
h側ミキサ、17はΔch側中間周波数帯バンドパスフ
ィルタ、18はΔch側中間周波数帯可変型減衰器、1
9はΔch側中間周波数帯可変型移相器、20はΔch
側中間周波数帯増幅器、21はΔch側位相検波器、2
2はΔch側ローパスフィルタ、23はΔch側ビデオ
信号出力端子、24は局部信号入力端子、25は局部信
号パワーディバイダ、26は局部信号Σch側バンドパ
スフィルタ、27は局部信号Δch側バンドパスフィル
タ、28はCOHO信号発生源、29はCOHO信号パ
ワーディバイダ、30はCOHO信号Σch側バンドパ
スフィルタ、31はCOHO信号Δch側バンドパスフ
ィルタ、32は可変型移相器制御回路、33は可変型減
衰器制御回路である。
【0003】以下、従来のレーダ受信機について説明す
る。レーダ受信機はレーダ送信機から送受切換用サーキ
ュレータ及びアンテナを経て放射される高周波パルス送
信信号が目標から反射して上記のアンテナ及びサーキュ
レータを経て入力するパルス信号を受信する。この時上
記アンテナは1部が重なり合った2個のアンテナビーム
の和信号と差信号を、それぞれレーダ受信機のΣchと
Δchへ送出する。レーダ受信機の次段にある信号処理
部では差信号を和信号で規格化した信号の符号を識別す
ることにより角度追尾を行なう。図7に各アンテナビー
ムのパターン及び出力電圧を示す。図7aのビームAと
ビームBの和信号と差信号を表わしたものが、図7bで
あり、ビームの中心で和信号の強度が最大になり、差信
号はビームの中心を境に符号が反転する。差信号を和信
号で規格化した出力電圧(角度誤差電圧:E)を表わし
たものが図7cであり、この電圧の符号を識別し、常に
差信号の出力が零になるようにアンテナビームの方向を
変えることにより角度追尾を行なう。
【0004】レーダ受信機内のΣchとΔchの間の相
対振幅誤差及び、相対位相誤差がそれぞれ零である時、
角度誤差電圧Eは次式で表わされる。
【0005】
【数1】
【0006】ここで、レーダ受信機内のΣchとΔch
の間に相対振幅誤差A及び、相対位相誤差Φがあった場
合のΣch出力ビデオ信号とΔch出力ビデオ信号のベ
クトル表示を図8に示す。この時の角度誤差電圧E’は
次式で表わされる。
【0007】
【数2】
【0008】数1と数2より、レーダ受信機内のΣch
とΔchの間に相対振幅誤差A及び、相対位相誤差Φが
あった場合、角度誤差電圧の変動ΔEは、次式で示され
る。
【0009】
【数3】
【0010】数3で示される角度誤差電圧の変動ΔEに
よって目標追尾誤差・過追尾・追尾遅れ等の追尾精度の
劣化が生じることになるため、レーダ受信機ではΣch
とΔchのチャネル間相対位相バランス調整、及びチャ
ネル間相対振幅バランス調整により、相対振幅誤差A=
相対位相誤差Φ=零になるようにして角度誤差電圧の変
動を抑圧しておく必要がある。
【0011】従来のチャネル間位相バランス調整及びチ
ャネル間振幅バランス調整について説明する。図6にお
いてΣch側高周波信号入力端子2とΔch側高周波信
号入力端子13に試験調整用信号である同位相・同振幅
のCW信号を入力する。Σch側高周波信号入力端子2
から入力した試験調整用CW信号はΣch側低雑音増幅
器3に入力し増幅された後、Σch側高周波バンドパス
フィルタ4において不要波抑圧を施され、Σch側ミキ
サ5の高周波信号入力端子に入力する。一方局部信号入
力端子24から入力する局部信号は局部信号パワーディ
バイダ25にて分配され、局部信号Σch側バンドパス
フィルタ26及び局部信号Δch側バンドパスフィルタ
27に入力し、不要波抑圧を施された後、それぞれΣc
h側ミキサ5の局部信号入力端子及びΔch側ミキサ1
6の局部信号入力端子へ入力する。Σch側ミキサ5で
は高周波信号入力端子への入力信号と局部信号入力端子
への入力信号の周波数差分の中間周波数信号を中間周波
数信号出力端子から出力し、Σch側中間周波数帯バン
ドパスフィルタ6において不要波抑圧をした後、Σch
側中間周波数帯可変型減衰器7に入力し所定のレベルの
減衰を受けたΣchの中間周波数CW信号は、Σch側
中間周波数帯可変型移相器8にて所定の量の移相が行な
われ、Σch側中間周波数帯増幅器9に入力し増幅され
た後、Σch側位相検波器10へ入力する。一方COH
O信号発生源28から出力するCOHO信号は、COH
O信号パワーディバイダ29にて分配され、COHO信
号Σch側バンドパスフィルタ30及びCOHO信号Δ
ch側バンドパスフィルタ31に入力し、不要波抑圧を
施された後、それぞれΣch側位相検波器10及びΔc
h側位相検波器21へ入力する。Σch側位相検波器1
0では、COHO信号によりΣchの中間周波数CW信
号を位相検波し、Σchのビデオ信号をΣch側ローパ
スフィルタ11へ出力する。Σchのビデオ信号はΣc
h側ローパスフィルタ11にて帯域制限を受けた後、Σ
ch側ビデオ信号出力端子12から外部の信号処理部へ
と送出される。一方、Δch側高周波信号入力端子13
から入力した試験調整用CW信号についても、Σch側
と同様の信号処理が施され、Δch側ビデオ信号出力端
子22から外部の信号処理部へと送出される。ここで、
Σch側ビデオ信号出力端子12から出力されるΣch
ビデオ信号と、Δch側ビデオ信号出力端子23から出
力されるΔchビデオ信号を同時に観測することによ
り、Σchビデオ信号とΔchビデオ信号の相対振幅誤
差Aと、Σchビデオ信号とΔchビデオ信号の相対位
相誤差Φを測定する。その後、相対振幅誤差Aと相対位
相誤差Φがそれぞれ零になるような減衰量変化量及び移
相量のデータを可変型減衰器制御回路33及び可変型移
相器制御回路32に対して設定し、Δch側中間周波数
帯可変型減衰器18及びΔch側中間周波数帯可変型移
相器19を駆動させる。その後再びΣch側ビデオ信号
出力端子12から出力されるΣchビデオ信号と、Δc
h側ビデオ信号出力端子23から出力されるΔchビデ
オ信号を同時に観測し、Σchビデオ信号とΔchビデ
オ信号の相対振幅誤差Aと、相対位相誤差Φが零になっ
ていることを確認する。以上により、ΣchとΔchの
相対振幅バランス及び相対位相バランスの調整が完了す
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来のレーダ受信機は
以上のような構成・試験調整方式で角度誤差電圧の変動
を抑圧していたため、レーダ受信機が大型化し、かつ試
験調整が煩雑で時間がかかるという課題があった。
【0013】この発明は上記の課題を解消するためにな
されたものであり、小型化した、かつ試験調整が容易で
時間がかからないレーダ受信機を得ることを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明の実施例1によ
るレーダ受信機は、容量可変型コンデンサを回路構成部
品として用いることにより、通過帯域中心周波数を一定
の範囲内で可変にしΣch・Δch間相対位相バランス
調整機能を持たせたΔch側中間周波数帯中心周波数可
変型バンドパスフィルタと、このΔch側中間周波数帯
中心周波数可変型バンドパスフィルタ制御回路とによる
ΣchとΔch間の相対位相の調整のみで、角度誤差電
圧の変動を抑圧できるようにしたものである。
【0015】この発明の実施例2によるレーダ受信機
は、容量可変型コンデンサを回路構成部品として用いる
ことにより、通過帯域中心周波数を一定の範囲内で可変
にしΣch・Δch間相対位相バランス調整機能を持た
せたΔch側高周波中心周波数可変型バンドパスフィル
タと、このΔch側高周波中心周波数可変型バンドパス
フィルタ制御回路とによるΣchとΔch間の相対位相
の調整のみで、角度誤差電圧の変動を抑圧できるように
したものである。
【0016】この発明の実施例3によるレーダ受信機
は、容量可変型コンデンサを回路構成部品として用いる
ことにより、通過帯域中心周波数を一定の範囲内で可変
にしΣch・Δch間相対位相バランス調整機能を持た
せた局部信号Δch側中心周波数可変型バンドパスフィ
ルタと、この局部信号Δch側中心周波数可変型バンド
パスフィルタ制御回路とによるΣchとΔch間の相対
位相の調整のみで、角度誤差電圧の変動を抑圧できるよ
うにしたものである。
【0017】この発明の実施例4によるレーダ受信機
は、容量可変型コンデンサを回路構成部品として用いる
ことにより、通過帯域中心周波数を一定の範囲内で可変
にしΣch・Δch間相対位相バランス調整機能を持た
せたCOHO信号Δch側中心周波数可変型バンドパス
フィルタと、このCOHO信号Δch側中心周波数可変
型バンドパスフィルタ制御回路とによるΣchとΔch
間の相対位相の調整のみで、角度誤差電圧の変動を抑圧
できるようにしたものである。
【0018】この発明の実施例5によるレーダ受信機
は、容量可変型コンデンサを回路構成部品として用いる
ことにより、通過帯域カットオフ周波数を一定の範囲内
で可変にしΣch・Δch間相対位相バランス調整機能
を持たせたΔch側カットオフ周波数可変型ローパスフ
ィルタと、このΔch側カットオフ周波数可変型ローパ
スフィルタ制御回路とによるΣchとΔch間の相対位
相の調整のみで、角度誤差電圧の変動を抑圧できるよう
にしたものである。
【0019】
【作用】この発明の実施例1によれば、レーダ受信機
は、容量可変型コンデンサを回路構成部品として用いる
ことにより、通過帯域中心周波数を一定の範囲内で可変
にし、Σch・Δch間相対位相バランス調整機能を持
たせたΔch側中間周波数帯中心周波数可変型バンドパ
スフィルタと、このΔch側中間周波数帯中心周波数可
変型バンドパスフィルタ制御回路とによるΣchとΔc
h間の相対位相の調整のみで、角度誤差電圧の変動を抑
圧できるようにしたので、レーダ受信機の小型化と試験
調整時間の短縮が同時に可能となる。
【0020】この発明の実施例2によれば、レーダ受信
機は、容量可変型コンデンサを回路構成部品として用い
ることにより、通過帯域中心周波数を一定の範囲内で可
変にし、Σch・Δch間相対位相バランス調整機能を
持たせたΔch側高周波中心周波数可変型バンドパスフ
ィルタと、このΔch側高周波中心周波数可変型バンド
パスフィルタ制御回路とによるΣchとΔch間の相対
位相の調整のみで、角度誤差電圧の変動を抑圧できるよ
うにしたので、レーダ受信機の小型化と試験調整時間の
短縮が同時に可能となる。
【0021】この発明の実施例3によれば、レーダ受信
機は、容量可変型コンデンサを回路構成部品として用い
ることにより、通過帯域中心周波数を一定の範囲内で可
変にし、Σch・Δch間相対位相バランス調整機能を
持たせた局部信号Δch側中心周波数可変型バンドパス
フィルタと、この局部信号Δch側中心周波数可変型バ
ンドパスフィルタ制御回路とによるΣchとΔch間の
相対位相の調整のみで、角度誤差電圧の変動を抑圧でき
るようにしたので、レーダ受信機の小型化と試験調整時
間の短縮が同時に可能となる。
【0022】この発明の実施例4によれば、レーダ受信
機は、容量可変型コンデンサを回路構成部品として用い
ることにより、通過帯域中心周波数を一定の範囲内で可
変にし、Σch・Δch間相対位相バランス調整機能を
持たせたCOHO信号Δch側中心周波数可変型バンド
パスフィルタと、このCOHO信号Δch側中心周波数
可変型バンドパスフィルタ制御回路とによるΣchとΔ
ch間の相対位相の調整のみで、角度誤差電圧の変動を
抑圧できるようにしたので、レーダ受信機の小型化と試
験調整時間の短縮が同時に可能となる。
【0023】この発明の実施例5によれば、レーダ受信
機は、容量可変型コンデンサを回路構成部品として用い
ることにより、通過帯域カットオフ周波数を一定の範囲
内で可変にし、Σch・Δch間相対位相バランス調整
機能を持たせたΔch側カットオフ周波数可変型ローパ
スフィルタと、このΔch側カットオフ周波数可変型ロ
ーパスフィルタ制御回路とによるΣchとΔch間の相
対位相の調整のみで、角度誤差電圧の変動を抑圧できる
ようにしたので、レーダ受信機の小型化と試験調整時間
の短縮が同時に可能となる。
【0024】
【実施例】
実施例1 図1は、この発明の実施例1のレーダ受信機の構成を示
すブロック図である。図において1〜6、9〜16、2
0〜31は図6で示した従来例と同様であり、34はΔ
ch側中間周波数帯中心周波数可変型バンドパスフィル
タ、39は中心周波数可変型バンドパスフィルタ制御回
路である。
【0025】Δch側中間周波数帯中心周波数可変型バ
ンドパスフィルタ34は、並列共振型容量結合バンドパ
スフィルタであり、その回路構成素子のうち、信号経路
とグランドの間にあるコンデンサには容量可変型コンデ
ンサ(バリキャップ)を用いている。容量可変型コンデ
ンサの値を変化させることにより通過帯域内中心周波数
を変化させることができる。一般にバンドパスフィルタ
には通過帯域内中心周波数f0 をf0 +Δfと変化させ
た時、周波数f0 のバンドパスフィルタ入力信号の移相
量も、Φ0 +ΔΦと変化する特性があるので、この特性
を用いればΔch側中間周波数帯中心周波数可変型バン
ドパスフィルタ34内の容量可変型コンデンサの容量を
変化させることによりΔch側中間周波数帯中心周波数
可変型バンドパスフィルタ34の移相量を変化させるこ
とが出来るため、Σch・Δch間相対位相バランス調
整を行なうことが可能となる。
【0026】図10は、Δch側中間周波数帯中心周波
数可変型バンドパスフィルタ34の一例である並列共振
容量結合型1段のバンドパスフィルタである。図におい
て41は容量可変型コンデンサC1、42は容量可変型
コンデンサC2、43はセラミックコンデンサC3、4
4はコイルL1、45はコイルL2、46はグランドで
ある。
【0027】表1は、図10にて示したバンドパスフィ
ルタ内の容量可変型コンデンサC1とC2の容量を少し
ずつ変化させた時の中心周波数(f0 =200MHz)
における透過位相の変化の計算結果である。例えばこの
例によれば、容量可変型コンデンサの容量を±5pF変
化させることにより、通過帯域の変化を比較的小さく押
えながら、約±20(deg)の移相量を得ることが出
来る。
【0028】次に動作について説明する。図1において
Σch側高周波信号入力端子2とΔch側高周波信号入
力端子13に試験調整用信号である同位相・同振幅のC
W信号を入力する。図1における1〜6、9〜16、2
0〜31の動作は従来例と同様であり、Σchビデオ信
号とΔchビデオ信号がそれぞれΣch側ビデオ信号出
力端子12とΔch側ビデオ信号出力端子23から出力
される。Σchビデオ信号とΔchビデオ信号を同時に
観測する。
【0029】数1で示したように、ΣchとΔch間の
相対振幅誤差及び相対位相誤差がいずれも零である場合
の角度誤差電圧をEとすると、角度誤差電圧Eの変動が
無ければ数2で示されるE’にはE’=Eの関係が成立
する。よって数3よりΔE=E’/E=A*COSΦ=
1が成立する時に相対振幅誤差=相対位相誤差=零と等
価となるため、Σchビデオ信号とΔchビデオ信号が
A*COSΦ=1を満足する相対振幅誤差A、相対位相
誤差Φを有する時角度誤差電圧Eの変動は抑圧されるこ
とになる。
【0030】図9にA*COSΦ=1の曲線を示す。横
軸はΣchとΔch間の相対振幅誤差A、縦軸はΣch
とΔch間の相対位相誤差Φである。
【0031】図1に示した、この発明の実施例1のレー
ダ受信機においてΣch側ビデオ信号出力端子12とΔ
ch側ビデオ信号出力端子23から出力されるΣchビ
デオ信号とΔchビデオ信号を同時に観測し、Σchと
Δchの間の相対振幅誤差の測定値をa1、相対位相誤
差の測定値をφとする。図9より、相対振幅誤差a1の
時A*COSΦ=1を満足するためには相対位相誤差を
φ1にすれば角度誤差電圧Eの変動は抑圧されることに
なる。よって、(φ1−φ)分の移相量変化量のデータ
を中心周波数可変型バンドパスフィルタ制御回路39に
設定し、Δch側中間周波数帯中心周波数可変型バンド
パスフィルタ34の移相量を(φ1−φ)だけ変化させ
ることによりレーダ受信機を調整する。
【0032】以上のように本実施例によれば、従来のレ
ーダ受信機を示す図6中の、Σch側中間周波数帯可変
型減衰器7、Δch側中間周波数帯可変型減衰器18、
可変型減衰器制御回路33、Σch側中間周波数帯可変
型移相器8、Δch側中間周波数帯可変型移相器19、
可変型移相器制御回路32が不要となり、中心周波数可
変型バンドパスフィルタと、この中心周波数可変型バン
ドパスフィルタ制御回路とを用いることにより、角度誤
差電圧の変動を抑圧することができる。
【0033】実施例2 図2は、この発明の実施例2のレーダ受信機の構成を示
すブロック図である。図において1〜6、9〜14、1
6、17、20〜31は図6で示した従来例と同様であ
り、35はΔch側高周波中心周波数可変型バンドパス
フィルタ、39は中心周波数可変型バンドパスフィルタ
制御回路である。
【0034】Δch側高周波中心周波数可変型バンドパ
スフィルタ35は、並列共振型容量結合バンドパスフィ
ルタであり、その回路構成素子のうち、信号経路とグラ
ンドの間にあるコンデンサには容量可変型コンデンサ
(バリキャップ)を用いている。容量可変型コンデンサ
の値を変化させることにより通過帯域内中心周波数を変
化させることができる。一般にバンドパスフィルタには
通過帯域内中心周波数f0 をf0 +Δfと変化させた
時、周波数f0 のバンドパスフィルタ入力信号の移相量
も、Φ0 +ΔΦと変化する特性があるので、この特性を
用いればΔch側高周波中心周波数可変型バンドパスフ
ィルタ35内の容量可変型コンデンサの容量を変化させ
ることによりΔch側高周波中心周波数可変型バンドパ
スフィルタ35の移相量を変化させることが出来るた
め、Σch・Δch間相対位相バランス調整を行なうこ
とが可能となる。
【0035】Δch側高周波中心周波数可変型バンドパ
スフィルタ35の構成・機能・動作の一例は、実施例1
のΔch側中間周波数帯中心周波数可変型バンドパスフ
ィルタ34と同一である。
【0036】次に動作について説明する。図2において
Σch側高周波信号入力端子2とΔch側高周波信号入
力端子13に試験調整用信号である同位相・同振幅のC
W信号を入力する。図1における1〜6、9〜14、1
6、17、20〜31の動作は従来例と同様であり、Σ
chビデオ信号とΔchビデオ信号がそれぞれΔch側
ビデオ信号出力端子12とΔch側ビデオ信号出力端子
23から出力される。Σchビデオ信号とΔchビデオ
信号を同時に観測する。
【0037】数1で示したように、ΣchとΔch間の
相対振幅誤差及び相対位相誤差がいずれも零である場合
の角度誤差電圧をEとすると、角度誤差電圧Eの変動が
無ければ数2で示されるE’にはE’=Eの関係が成立
する。よって数3よりΔE=E’/E=A*COSΦ=
1が成立する時に相対振幅誤差=相対位相誤差=零と等
価となるため、Σchビデオ信号とΔchビデオ信号が
A*COSΦ=1を満足する相対振幅誤差A、相対位相
誤差Φを有する時角度誤差電圧Eの変動は抑圧されるこ
とになる。
【0038】図2に示した、この発明の実施例2のレー
ダ受信機においてΣch側ビデオ信号出力端子12とΔ
ch側ビデオ信号出力端子23から出力されるΣchビ
デオ信号とΔchビデオ信号を同時に観測し、Σchと
Δchの間の相対振幅誤差の測定値をa1、相対位相誤
差の測定値をφとする。図9より、相対振幅誤差a1の
時A*COSΦ=1を満足するためには相対位相誤差を
φ1にすれば角度誤差電圧Eの変動は抑圧されることに
なる。よって、(φ1−φ)分の移相量変化量のデータ
を中心周波数可変型バンドパスフィルタ制御回路39に
設定し、Δch側高周波中心周波数可変型バンドパスフ
ィルタ35の移相量を(φ1−φ)だけ変化させること
によりレーダ受信機を調整する。
【0039】以上のように本実施例によれば、従来のレ
ーダ受信機を示す図6中の、Σch側中間周波数帯可変
型減衰器7、Δch側中間周波数帯可変型減衰器18、
可変型減衰器制御回路33、Σch側中間周波数帯可変
型移相器8、Δch側中間周波数帯可変型移相器19、
可変型移相器制御回路32が不要となり、中心周波数可
変型バンドパスフィルタと、この中心周波数可変型バン
ドパスフィルタ制御回路とを用いることにより、角度誤
差電圧の変動を抑圧することができる。
【0040】実施例3 図3は、この発明の実施例3のレーダ受信機の構成を示
すブロック図である。図において1〜6、9〜17、2
0〜26、28〜31は図6で示した従来例と同様であ
り、36は局部信号Δch側中心周波数可変型バンドパ
スフィルタ、39は中心周波数可変型バンドパスフィル
タ制御回路である。
【0041】局部信号Δch側中心周波数可変型バンド
パスフィルタ36は、並列共振型容量結合バンドパスフ
ィルタであり、その回路構成素子のうち、信号経路とグ
ランドの間にあるコンデンサには容量可変型コンデンサ
(バリキャップ)を用いている。容量可変型コンデンサ
の値を変化させることにより通過帯域内中心周波数を変
化させることができる。一般にバンドパスフィルタには
通過帯域内中心周波数f0 をf0 +Δfと変化させた
時、周波数f0 のバンドパスフィルタ入力信号の移相量
も、Φ0 +ΔΦと変化する特性があるので、この特性を
用いれば局部信号Δch側中心周波数可変型バンドパス
フィルタ36内の容量可変型コンデンサの容量を変化さ
せることにより局部信号Δch側中心周波数可変型バン
ドパスフィルタ36の移相量を変化させることが出来る
ため、Σch・Δch間相対位相バランス調整を行なう
ことが可能となる。
【0042】局部信号Δch側中心周波数可変型バンド
パスフィルタ36の構成・機能・動作の一例は、実施例
1のΔch側中間周波数帯中心周波数可変型バンドパス
フィルタ34と同一である。
【0043】次に動作について説明する。図3において
Σch側高周波信号入力端子2とΔch側高周波信号入
力端子13に試験調整用信号である同位相・同振幅のC
W信号を入力する。図1における1〜6、9〜17、2
0〜26、28〜31の動作は従来例と同様であり、Σ
chビデオ信号とΔchビデオ信号がそれぞれΣch側
ビデオ信号出力端子12とΔch側ビデオ信号出力端子
23から出力される。Σchビデオ信号とΔchビデオ
信号を同時に観測する。
【0044】数1で示したように、ΣchとΔch間の
相対振幅誤差及び相対位相誤差がいずれも零である場合
の角度誤差電圧をEとすると、角度誤差電圧Eの変動が
無ければ数2で示されるE’にはE’=Eの関係が成立
する。よって数3よりΔE=E’/E=A*COSΦ=
1が成立する時に相対振幅誤差=相対位相誤差=零と等
価となるため、Σchビデオ信号とΔchビデオ信号が
A*COSΦ=1を満足する相対振幅誤差A、相対位相
誤差Φを有する時角度誤差電圧Eの変動は抑圧されるこ
とになる。
【0045】図3に示した、この発明の実施例3のレー
ダ受信機においてΣch側ビデオ信号出力端子12とΔ
ch側ビデオ信号出力端子23から出力されるΣchビ
デオ信号とΔchビデオ信号を同時に観測し、Σchと
Δchの間の相対振幅誤差の測定値をa1、相対位相誤
差の測定値をφとする。図9より、相対振幅誤差a1の
時A*COSΦ=1を満足するためには相対位相誤差を
φ1にすれば角度誤差電圧Eの変動は抑圧されることに
なる。よって、(φ1−φ)分の移相量変化量のデータ
を中心周波数可変型バンドパスフィルタ制御回路39に
設定し、局部信号Δch側中心周波数可変型バンドパス
フィルタ36の移相量を(φ1−φ)だけ変化させるこ
とによりレーダ受信機を調整する。
【0046】以上のように本実施例によれば、従来のレ
ーダ受信機を示す図6中の、Σch側中間周波数帯可変
型減衰器7、Δch側中間周波数帯可変型減衰器18、
可変型減衰器制御回路33、Σch側中間周波数帯可変
型移相器8、Δch側中間周波数帯可変型移相器19、
可変型移相器制御回路32が不要となり、中心周波数可
変型バンドパスフィルタと、この中心周波数可変型バン
ドパスフィルタ制御回路とを用いることにより、角度誤
差電圧の変動を抑圧することができる。
【0047】実施例4 図4は、この発明の実施例4のレーダ受信機の構成を示
すブロック図である。図において1〜6、9〜17、2
0〜30は図6で示した従来例と同様であり、37はC
OHO信号Δch側中心周波数可変型バンドパスフィル
タ、39は中心周波数可変型バンドパスフィルタ制御回
路である。
【0048】COHO信号Δch側中心周波数可変型バ
ンドパスフィルタ37は、並列共振型容量結合バンドパ
スフィルタであり、その回路構成素子のうち、信号経路
とグランドの間にあるコンデンサには容量可変型コンデ
ンサ(バリキャップ)を用いている。容量可変型コンデ
ンサの値を変化させることにより通過帯域内中心周波数
を変化させることができる。一般にバンドパスフィルタ
には通過帯域内中心周波数f0 をf0 +Δfと変化させ
た時、周波数f0 のバンドパスフィルタ入力信号の移相
量も、Φ0 +ΔΦと変化する特性があるので、この特性
を用いればCOHO信号Δch側中心周波数可変型バン
ドパスフィルタ37内の容量可変型コンデンサの容量を
変化させることによりCOHO信号Δch側中心周波数
可変型バンドパスフィルタ37の移相量を変化させるこ
とが出来るため、Σch・Δch間相対位相バランス調
整を行なうことが可能となる。
【0049】COHO信号Δch側中心周波数可変型バ
ンドパスフィルタ37の構成・機能・動作の一例は、実
施例1のΔch側中間周波数帯中心周波数可変型バンド
パスフィルタ34と同一である。
【0050】次に動作について説明する。図4において
Σch側高周波信号入力端子2とΔch側高周波信号入
力端子13に試験調整用信号である同位相・同振幅のC
W信号を入力する。図1における1〜6、9〜17、2
0〜30の動作は従来例と同様であり、Σchビデオ信
号とΔchビデオ信号がそれぞれΣch側ビデオ信号出
力端子12とΔch側ビデオ信号出力端子23から出力
される。Σchビデオ信号とΔchビデオ信号を同時に
観測する。
【0051】数1で示したように、ΣchとΔch間の
相対振幅誤差及び相対位相誤差がいずれも零である場合
の角度誤差電圧をEとすると、角度誤差電圧Eの変動が
無ければ数2で示されるE’にはE’=Eの関係が成立
する。よって数3よりΔE=E’/E=A*COSΦ=
1が成立する時に相対振幅誤差=相対位相誤差=零と等
価となるため、Σchビデオ信号とΔchビデオ信号が
A*COSΦ=1を満足する相対振幅誤差A、相対位相
誤差Φを有する時角度誤差電圧Eの変動は抑圧されるこ
とになる。
【0052】図4に示した、この発明の実施例4のレー
ダ受信機においてΣch側ビデオ信号出力端子12とΔ
ch側ビデオ信号出力端子23から出力されるΣchビ
デオ信号とΔchビデオ信号を同時に観測し、Σchと
Δchの間の相対振幅誤差の測定値をa1、相対位相誤
差の測定値をφとする。図9より、相対振幅誤差a1の
時A*COSΦ=1を満足するためには相対位相誤差を
φ1にすれば角度誤差電圧Eの変動は抑圧されることに
なる。よって、(φ1−φ)分の移相量変化量のデータ
を中心周波数可変型バンドパスフィルタ制御回路39に
設定し、COHO信号Δch側中心周波数可変型バンド
パスフィルタ37の移相量を(φ1−φ)だけ変化させ
ることによりレーダ受信機を調整する。
【0053】以上のように本実施例によれば、従来のレ
ーダ受信機を示す図6中の、Σch側中間周波数帯可変
型減衰器7、Δch側中間周波数帯可変型減衰器18、
可変型減衰器制御回路33、Σch側中間周波数帯可変
型移相器8、Δch側中間周波数帯可変型移相器19、
可変型移相器制御回路32が不要となり、中心周波数可
変型バンドパスフィルタと、この中心周波数可変型バン
ドパスフィルタ制御回路とを用いることにより、角度誤
差電圧の変動を抑圧することができる。
【0054】実施例5 図5は、この発明の実施例5のレーダ受信機の構成を示
すブロック図である。図において1〜6、9〜17、2
0、21、23〜31は図6で示した従来例と同様であ
り、38はΔch側カットオフ周波数可変型ローパスフ
ィルタ、40はカットオフ周波数可変型ローパスフィル
タ制御回路である。
【0055】Δch側カットオフ周波数可変型ローパス
フィルタ38は、II型ローパスフィルタであり、その回
路構成素子のうち、信号経路とグランドの間にあるコン
デンサには容量可変型コンデンサ(バリキャップ)を用
いている。容量可変型コンデンサの値を変化させること
により通過帯域カットオフ周波数を変化させることがで
きる。一般にローパスフィルタには通過帯域カットオフ
周波数をfc +Δfと変化させた時、通過帯域内周波数
o のローパスフィルタ入力信号の移相量も、Φ0 +Δ
Φと変化する特性があるので、この特性を用いればΔc
h側カットオフ周波数可変型ローパスフィルタ38内の
容量可変型コンデンサの容量を変化させることにより、
Δch側カットオフ周波数可変型ローパスフィルタ38
の移相量を変化させることが出来るため、Σch・Δc
h間相対位相バランス調整を行なうことが可能となる。
【0056】図11は、上記Δch側カットオフ周波数
可変型ローパスフィルタ38の一例であるII型1段のロ
ーパスフィルタである。図において47は容量可変型コ
ンデンサC4、48は容量可変型コンデンサC5、49
はコイルL3、50はグランドである。
【0057】表2は、図11にて示したローパスフィル
タ内の上記容量可変型コンデンサC4とC5の容量を少
しずつ変化させ、カットオフ周波数(fc =50kH
z)を少しずつ変化させた時の、通過帯域内周波数f0
における透過位相の変化の計算結果である。例えばこの
例によれば、容量可変型コンデンサの容量を±5nF変
化させることにより、通過帯域の変化を比較的小さく押
えながら、約±8(deg)の移相量を得ることが出来
る。
【0058】次に動作について説明する。図5において
Σch側高周波信号入力端子2とΔch側高周波信号入
力端子13に試験調整用信号である同位相・同振幅のC
W信号を入力する。図1における1〜6、9〜17、2
0、21、23〜31の動作は従来例と同様であり、Σ
chビデオ信号とΔchビデオ信号がそれぞれΣch側
ビデオ信号出力端子12とΔch側ビデオ信号出力端子
23から出力される。Σchビデオ信号とΔchビデオ
信号を同時に観測する。
【0059】数1で示したように、ΣchとΔch間の
相対振幅誤差及び相対位相誤差がいずれも零である場合
の角度誤差電圧をEとすると、角度誤差電圧Eの変動が
無ければ数2で示されるE’にはE’=Eの関係が成立
する。よって数3よりΔE=E’/E=A*COSΦ=
1が成立する時に相対振幅誤差=相対位相誤差=零と等
価となるため、Σchビデオ信号とΔchビデオ信号が
A*COSΦ=1を満足する相対振幅誤差A、相対位相
誤差Φを有する時角度誤差電圧Eの変動は抑圧されるこ
とになる。
【0060】図5に示した、この発明の実施例5のレー
ダ受信機においてΣch側ビデオ信号出力端子12とΔ
ch側ビデオ信号出力端子23から出力されるΣchビ
デオ信号とΔchビデオ信号を同時に観測し、Σchと
Δchの間の相対振幅誤差の測定値をa1、相対位相誤
差の測定値をφとする。図9より、相対振幅誤差a1の
時A*COSΦ=1を満足するためには相対位相誤差を
φ1にすれば角度誤差電圧Eの変動は抑圧されることに
なる。よって、(φ1−φ)分の移相量変化量のデータ
をカットオフ周波数可変型ローパスフィルタ制御回路4
0に設定し、Δch側カットオフ周波数可変型ローパス
フィルタ38の移相量を(φ1−φ)だけ変化させるこ
とによりレーダ受信機を調整する。
【0061】以上のように本実施例によれば、従来のレ
ーダ受信機を示す図6中の、Σch側中間周波数帯可変
型減衰器7、Δch側中間周波数帯可変型減衰器18、
可変型減衰器制御回路33、Σch側中間周波数帯可変
型移相器8、Δch側中間周波数帯可変型移相器19、
可変型移相器制御回路32が不要となり、カットオフ周
波数可変型のローパスフィルタと、このカットオフ周波
数可変型ローパスフィルタ制御回路とを用いることによ
り、角度誤差電圧の変動を抑圧することができる。
【0062】上記実施例では、Δch側の振幅もしくは
位相を調整することで角度誤差電圧の変動ΔEを抑圧し
たが、Σch側についても同様の結果を得ることができ
る。
【0063】
【表1】
【0064】
【表2】
【0065】
【発明の効果】この発明の実施例1によれば、レーダ受
信機は、容量可変型コンデンサを回路構成部品として用
いることにより、通過帯域中心周波数を一定の範囲内で
可変にし、Σch・Δch間相対位相バランス調整機能
を持たせたΔch側中間周波数帯中心周波数可変型バン
ドパスフィルタと、このΔch側中間周波数帯中心周波
数可変型バンドパスフィルタ制御回路とによるΣchと
Δch間の相対位相の調整のみで、角度誤差電圧の変動
を抑圧できるようにしたので、レーダ受信機の小型化と
試験調整時間の短縮が同時に可能となる。
【0066】この発明の実施例2によれば、レーダ受信
機は、容量可変型コンデンサを回路構成部品として用い
ることにより、通過帯域中心周波数を一定の範囲内で可
変にし、Σch・Δch間相対位相バランス調整機能を
持たせたΔch側高周波中心周波数可変型バンドパスフ
ィルタと、このΔch側高周波中心周波数可変型バンド
パスフィルタ制御回路とによるΣchとΔch間の相対
位相の調整のみで、角度誤差電圧の変動を抑圧できるよ
うにしたので、レーダ受信機の小型化と試験調整時間の
短縮が同時に可能となる。この発明の実施例3によれ
ば、レーダ受信機は、容量可変型コンデンサを回路構成
部品として用いることにより、通過帯域中心周波数を一
定の範囲内で可変にし、Σch・Δch間相対位相バラ
ンス調整機能を持たせた局部信号Δch側中心周波数可
変型バンドパスフィルタと、この局部信号Δch側中心
周波数可変型バンドパスフィルタ制御回路とによるΣc
hとΔch間の相対位相の調整のみで、角度誤差電圧の
変動を抑圧できるようにしたので、レーダ受信機の小型
化と試験調整時間の短縮が同時に可能となる。
【0067】この発明の実施例4によれば、レーダ受信
機は、容量可変型コンデンサを回路構成部品として用い
ることにより、通過帯域中心周波数を一定の範囲内で可
変にし、Σch・Δch間相対位相バランス調整機能を
持たせたCOHO信号Δch側中心周波数可変型バンド
パスフィルタと、このCOHO信号Δch側中心周波数
可変型バンドパスフィルタ制御回路とによるΣchとΔ
ch間の相対位相の調整のみで、角度誤差電圧の変動を
抑圧できるようにしたので、レーダ受信機の小型化と試
験調整時間の短縮が同時に可能となる。
【0068】この発明の実施例5によれば、レーダ受信
機は、容量可変型コンデンサを回路構成部品として用い
ることにより、通過帯域カットオフ周波数を一定の範囲
内で可変にし、Σch・Δch間相対位相バランス調整
機能を持たせたΔch側カットオフ周波数可変型ローパ
スフィルタと、このΔch側カットオフ周波数可変型ロ
ーパスフィルタ制御回路とによるΣchとΔch間の相
対位相の調整のみで、角度誤差電圧の変動を抑圧できる
ようにしたので、レーダ受信機の小型化と試験調整時間
の短縮が同時に可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1によるレーダ受信機の構成
を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施例2によるレーダ受信機の構成
を示すブロック図である。
【図3】この発明の実施例3によるレーダ受信機の構成
を示すブロック図である。
【図4】この発明の実施例4によるレーダ受信機の構成
を示すブロック図である。
【図5】この発明の実施例5によるレーダ受信機の構成
を示すブロック図である。
【図6】従来この種のレーダ受信機の構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】アンテナビームのビームパターンと角度誤差電
圧を示す図である。
【図8】Σch,Δch間に相対位相誤差Φ、相対振幅
誤差Aがあった場合のΣch、Δch出力ビデオ信号の
ベクトル表示を示す図である。
【図9】A*COSΦ=1を表わす曲線を示す図であ
る。
【図10】容量可変型コンデンサを用いた並列共振型1
段バンドパスフィルタの一例である。
【図11】容量可変型コンデンサを用いたII型1段ロー
パスフィルタの一例である。
【符号の説明】
1 受信機 2 Σch側高周波信号入力端子 3 Σch側低雑音増幅器 4 Σch側高周波バンドパスフィルタ 5 Σch側ミキサ 6 Σch側中間周波数帯バンドパスフィルタ 7 Σch側中間周波数帯可変型減衰器 8 Σch側中間周波数帯可変型移相器 9 Σch側中間周波数帯増幅器 10 Σch側位相検波器 11 Σch側ローパスフィルタ 12 Σch側ビデオ信号出力端子 13 Δch側高周波信号入力端子 14 Δch側低雑音増幅器 15 Δch側高周波バンドパスフィルタ 16 Δch側ミキサ 17 Δch側中間周波数帯バンドパスフィルタ 18 Δch側中間周波数帯可変型減衰器 19 Δch側中間周波数帯可変型移相器 20 Δch側中間周波数帯増幅器 21 Δch側位相検波器 22 Δch側ローパスフィルタ 23 Δch側ビデオ信号出力端子 24 局部信号入力端子 25 局部信号パワーディバイダ 26 局部信号Σch側バンドパスフィルタ 27 局部信号Δch側バンドパスフィルタ 28 COHO信号発生源 29 COHO信号パワーディバイダ 30 COHO信号Σch側バンドパスフィルタ 31 COHO信号Δch側バンドパスフィルタ 32 可変型移相器制御回路 33 可変型減衰器制御回路 34 Δch側中間周波数帯中心周波数可変型バンドパ
スフィルタ 35 Δch側高周波中心周波数可変型バンドパスフィ
ルタ 36 局部信号Δch側中心周波数可変型バンドパスフ
ィルタ 37 COHO信号Δch側中心周波数可変型バンドパ
スフィルタ 38 Δch側カットオフ周波数可変型ローパスフィル
タ 39 中心周波数可変型バンドパスフィルタ制御回路 40 カットオフ周波数可変型ローパスフィルタ制御回
路 41 容量可変型コンデンサC1 42 容量可変型コンデンサC2 43 セラミックコンデンサC3 44 コイルL1 45 コイルL2 46 グランド 47 容量可変型コンデンサC4 48 容量可変型コンデンサC5 49 コイルL3 50 グランド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波パルス受信信号のΣch側入力端
    に接続されたΣch側低雑音増幅器と、上記Σch側低
    雑音増幅器の出力端に接続されたΣch側高周波バンド
    パスフィルタと、上記Σch側高周波バンドパスフィル
    タの出力端に接続され高周波信号と局部信号をミキシン
    グするΣch側ミキサと、上記Σch側ミキサの出力端
    に接続され不要波を抑圧するΣch側中間周波数帯バン
    ドパスフィルタと、上記Σch側中間周波数帯バンドパ
    スフィルタの出力端に接続されたΣch側中間周波数帯
    増幅器と、上記Σch側中間周波数帯増幅器の出力端に
    接続されたΣch側位相検波器と、上記Σch側位相検
    波器の出力端に接続されたΣch側ローパスフィルタ
    と、高周波パルス受信信号のΔch側入力端に接続され
    たΔch側低雑音増幅器と、上記Δch側低雑音増幅器
    の出力端に接続されたΔch側高周波バンドパスフィル
    タと、上記Δch側高周波バンドパスフィルタの出力端
    に接続され高周波信号と局部信号をミキシングするΔc
    h側ミキサと、上記Δch側ミキサの出力端に接続さ
    れ、回路構成素子のコンデンサに容量可変型コンデンサ
    を用いて通過帯域中心周波数を一定の範囲で可変とした
    Δch側中間周波数帯中心周波数可変型バンドパスフィ
    ルタと、このΔch側中間周波数帯中心周波数可変型バ
    ンドパスフィルタの可変範囲を制御する中心周波数可変
    型バンドパスフィルタ制御回路と、上記Δch側中間周
    波数帯中心周波数可変型バンドパスフィルタの出力端に
    接続されたΔch側中間周波数帯増幅器と、上記Δch
    側中間周波数帯増幅器の出力端に接続されたΔch側位
    相検波器と、上記Δch側位相検波器の出力端に接続さ
    れたΔch側ローパスフィルタと、局部信号入力端子に
    接続された局部信号パワーディバイダと、上記局部信号
    パワーディバイダの出力の一方に接続された局部信号に
    含まれる不要波を抑圧する局部信号Δch側バンドパス
    フィルタと、上記局部信号パワーディバイダのもう一方
    の出力に接続された局部信号に含まれる不要波を抑圧す
    る局部信号Δch側バンドパスフィルタと、COHO信
    号発生源と、上記COHO信号発生源の出力端に接続さ
    れたCOHO信号パワーディバイダと、上記COHO信
    号パワーディバイダの出力の一方に接続されたCOHO
    信号に含まれる不要波を抑圧するCOHO信号Σch側
    バンドパスフィルタと、上記COHO信号パワーディバ
    イダのもう一方の出力に接続されたCOHO信号に含ま
    れる不要波を抑圧するCOHO信号Δch側バンドパス
    フィルタとで構成され、上記Σch側ビデオ信号出力端
    子出力のΣchビデオ信号と、上記Δch側ビデオ信号
    出力端子出力のΔchビデオ信号の相対位相誤差Φ及び
    相対振幅誤差Aから、ΣchとΔchとの角度誤差電圧
    の変動を抑圧するのに必要な移相量を求め、上記中心周
    波数可変型バンドパスフィルタ制御回路により所望の移
    相量を上記Δch側中間周波数帯中心周波数可変型バン
    ドパスフィルタに対し設定する手段とを備えたことを特
    徴とするレーダ受信機。
  2. 【請求項2】 高周波パルス受信信号のΣch側入力端
    に接続されたΣch側低雑音増幅器と、上記Σch側低
    雑音増幅器の出力端に接続されたΣch側高周波バンド
    パスフィルタと、上記Σch側高周波バンドパスフィル
    タの出力端に接続され高周波信号と局部信号をミキシン
    グするΣch側ミキサと、上記Σch側ミキサの出力端
    に接続され不要波を抑圧するΣch側中間周波数帯バン
    ドパスフィルタと、上記Σch側中間周波数帯バンドパ
    スフィルタの出力端に接続されたΣch側中間周波数帯
    増幅器と、上記Σch側中間周波数帯増幅器の出力端に
    接続されたΣch側位相検波器と、上記Σch側位相検
    波器の出力端に接続されたΣch側ローパスフィルタ
    と、高周波パルス受信信号のΔch側入力端に接続され
    たΔch側低雑音増幅器と、上記Δch側低雑音増幅器
    の出力端に接続され、回路構成素子のコンデンサに容量
    可変型コンデンサを用いて通過帯域中心周波数を一定の
    範囲で可変としたΔch側高周波中心周波数可変型バン
    ドパスフィルタと、このΔch側高周波中心周波数可変
    型バンドパスフィルタの可変範囲を制御する中心周波数
    可変型バンドパスフィルタ制御回路と、上記Δch側高
    周波中心周波数可変型バンドパスフィルタの出力端に接
    続され高周波信号と局部信号をミキシングするΔch側
    ミキサと、上記Δch側ミキサの出力端に接続されたΔ
    ch側中間周波数帯バンドパスフィルタと、上記Δch
    側中間周波数帯バンドパスフィルタの出力端に接続され
    たΔch側中間周波数帯増幅器と、上記Δch側中間周
    波数帯増幅器の出力端に接続されたΔch側位相検波器
    と、上記Δch側位相検波器の出力端に接続されたΔc
    h側ローパスフィルタと、局部信号入力端子に接続され
    た局部信号パワーディバイダと、上記局部信号パワーデ
    ィバイダの出力の一方に接続された局部信号に含まれる
    不要波を抑圧する局部信号Σch側バンドパスフィルタ
    と、上記局部信号パワーディバイダのもう一方の出力に
    接続された局部信号に含まれる不要波を抑圧する局部信
    号Δch側バンドパスフィルタと、COHO信号発生源
    と、上記COHO信号発生源の出力端に接続されたCO
    HO信号パワーディバイダと、上記COHO信号パワー
    ディバイダの出力の一方に接続されたCOHO信号に含
    まれる不要波を抑圧するCOHO信号Σch側バンドパ
    スフィルタと、上記COHO信号パワーディバイダのも
    う一方の出力に接続されたCOHO信号に含まれる不要
    波を抑圧するCOHO信号Δch側バンドパスフィルタ
    とで構成され、上記Σch側ビデオ信号出力端子出力の
    Σchビデオ信号と、上記Δch側ビデオ信号出力端子
    出力のΔchビデオ信号の相対位相誤差Φ及び相対振幅
    誤差Aから、ΣchとΔchとの角度誤差電圧の変動を
    抑圧するのに必要な移相量を求め、上記中心周波数可変
    型バンドパスフィルタ制御回路により所望の移相量を上
    記Δch側高周波中心周波数可変型バンドパスフィルタ
    に対し設定する手段とを備えたことを特徴とするレーダ
    受信機。
  3. 【請求項3】 高周波パルス受信信号のΣch側入力端
    に接続されたΣch側低雑音増幅器と、上記Σch側低
    雑音増幅器の出力端に接続されたΣch側高周波バンド
    パスフィルタと、上記Σch側高周波バンドパスフィル
    タの出力端に接続され高周波信号と局部信号をミキシン
    グするΣch側ミキサと、上記Σch側ミキサの出力端
    に接続され不要波を抑圧するΣch側中間周波数帯バン
    ドパスフィルタと、上記Σch側中間周波数帯バンドパ
    スフィルタの出力端に接続されたΣch側中間周波数帯
    増幅器と、上記Σch側中間周波数帯増幅器の出力端に
    接続されたΣch側位相検波器と、上記Σch側位相検
    波器の出力端に接続されたΣch側ローパスフィルタ
    と、高周波パルス受信信号のΔch側入力端に接続され
    たΔch側低雑音増幅器と、上記Δch側低雑音増幅器
    の出力端に接続されたΔch側高周波バンドパスフィル
    タと、上記Δch側高周波バンドパスフィルタの出力端
    に接続され高周波信号と局部信号をミキシングするΔc
    h側ミキサと、上記Δch側ミキサの出力端に接続され
    たΔch側中間周波数帯バンドパスフィルタと、上記Δ
    ch側中間周波数帯バンドパスフィルタの出力端に接続
    されたΔch側中間周波数帯増幅器と、上記Δch側中
    間周波数帯増幅器の出力端に接続されたΔch側位相検
    波器と、上記Δch側位相検波器の出力端に接続された
    Δch側ローパスフィルタと、局部信号入力端子に接続
    された局部信号パワーディバイダと、上記局部信号パワ
    ーディバイダの出力の一方に接続された局部信号に含ま
    れる不要波を抑圧する局部信号Σch側バンドパスフィ
    ルタと、上記局部信号パワーディバイダのもう一方の出
    力に接続され、回路構成素子のコンデンサに容量可変型
    コンデンサを用いて通過帯域中心周波数を一定の範囲で
    可変とした局部信号Δch側中心周波数可変型バンドパ
    スフィルタと、この局部信号Δch側中心周波数可変型
    バンドパスフィルタの可変範囲を制御する中心周波数可
    変型バンドパスフィルタ制御回路と、COHO信号発生
    源と、上記COHO信号発生源の出力端に接続されたC
    OHO信号パワーディバイダと、上記COHO信号パワ
    ーディバイダの出力の一方に接続されたCOHO信号に
    含まれる不要波を抑圧するCOHO信号Σch側バンド
    パスフィルタと、上記COHO信号パワーディバイダの
    もう一方の出力に接続されたCOHO信号に含まれる不
    要波を抑圧するCOHO信号Δch側バンドパスフィル
    タとで構成され、上記Σch側ビデオ信号出力端子出力
    のΣchビデオ信号と、上記Δch側ビデオ信号出力端
    子出力のΔchビデオ信号の相対位相誤差Φ及び相対振
    幅誤差Aから、ΣchとΔchとの角度誤差電圧の変動
    を抑圧するのに必要な移相量を求め、上記中心周波数可
    変型バンドパスフィルタ制御回路により所望の移相量を
    上記局部信号Δch側中心周波数可変型バンドパスフィ
    ルタに対し設定する手段とを備えたことを特徴とするレ
    ーダ受信機。
  4. 【請求項4】 高周波パルス受信信号のΣch側入力端
    に接続されたΣch側低雑音増幅器と、上記Σch側低
    雑音増幅器の出力端に接続されたΣch側高周波バンド
    パスフィルタと、上記Σch側高周波バンドパスフィル
    タの出力端に接続され高周波信号と局部信号をミキシン
    グするΣch側ミキサと、上記Σch側ミキサの出力端
    に接続され不要波を抑圧するΣch側中間周波数帯バン
    ドパスフィルタと、上記Σch側中間周波数帯バンドパ
    スフィルタの出力端に接続されたΣch側中間周波数帯
    増幅器と、上記Σch側中間周波数帯増幅器の出力端に
    接続されたΣch側位相検波器と、上記Σch側位相検
    波器の出力端に接続されたΣch側ローパスフィルタ
    と、高周波パルス受信信号のΔch側入力端に接続され
    たΔch側低雑音増幅器と、上記Δch側低雑音増幅器
    の出力端に接続されたΔch側高周波バンドパスフィル
    タと、上記Δch側高周波バンドパスフィルタの出力端
    に接続され高周波信号と局部信号をミキシングするΔc
    h側ミキサと、上記Δch側ミキサの出力端に接続され
    たΔch側中間周波数帯バンドパスフィルタと、上記Δ
    ch側中間周波数帯バンドパスフィルタの出力端に接続
    されたΔch側中間周波数帯増幅器と、上記Δch側中
    間周波数帯増幅器の出力端に接続されたΔch側位相検
    波器と、上記Δch側位相検波器の出力端に接続された
    Δch側ローパスフィルタと、局部信号入力端子に接続
    された局部信号パワーディバイダと、上記局部信号パワ
    ーディバイダの出力の一方に接続された局部信号に含ま
    れる不要波を抑圧する局部信号Σch側バンドパスフィ
    ルタと、上記局部信号パワーディバイダのもう一方の出
    力に接続された局部信号に含まれる不要波を抑圧する局
    部信号Δch側バンドパスフィルタと、COHO信号発
    生源と、上記COHO信号発生源の出力端に接続された
    COHO信号パワーディバイダと、上記COHO信号パ
    ワーディバイダの出力の一方に接続されたCOHO信号
    に含まれる不要波を抑圧するCOHO信号Σch側バン
    ドパスフィルタと、上記COHO信号パワーディバイダ
    のもう一方の出力に接続され、回路構成素子のコンデン
    サに容量可変型コンデンサを用いて通過帯域中心周波数
    を一定の範囲で可変としたCOHO信号Δch側中心周
    波数可変型バンドパスフィルタと、このCOHO信号Δ
    ch側中心周波数可変型バンドパスフィルタの可変範囲
    を制御する中心周波数可変型バンドパスフィルタ制御回
    路とで構成され、上記Σch側ビデオ信号出力端子出力
    のΣchビデオ信号と、上記Δch側ビデオ信号出力端
    子出力のΔchビデオ信号の相対位相誤差Φ及び相対振
    幅誤差Aから、ΣchとΔchとの角度誤差電圧の変動
    を抑圧するのに必要な移相量を求め、上記中心周波数可
    変型バンドパスフィルタ制御回路により所望の移相量を
    上記COHO信号Δch側中心周波数可変型バンドパス
    フィルタに対し設定する手段とを備えたことを特徴とす
    るレーダ受信機。
  5. 【請求項5】 高周波パルス受信信号のΣch側入力端
    に接続されたΣch側低雑音増幅器と、上記Σch側低
    雑音増幅器の出力端に接続されたΣch側高周波バンド
    パスフィルタと、上記Σch側高周波バンドパスフィル
    タの出力端に接続され高周波信号と局部信号をミキシン
    グするΣch側ミキサと、上記Σch側ミキサの出力端
    に接続され不要波を抑圧するΣch側中間周波数帯バン
    ドパスフィルタと、上記Σch側中間周波数帯バンドパ
    スフィルタの出力端に接続されたΣch側中間周波数帯
    増幅器と、上記Σch側中間周波数帯増幅器の出力端に
    接続されたΣch側位相検波器と、上記Σch側位相検
    波器の出力端に接続されたΣch側ローパスフィルタ
    と、高周波パルス受信信号のΔch側入力端に接続され
    たΔch側低雑音増幅器と、上記Δch側低雑音増幅器
    の出力端に接続されたΔch側高周波バンドパスフィル
    タと、上記Δch側高周波バンドパスフィルタの出力端
    に接続され高周波信号と局部信号をミキシングするΔc
    h側ミキサと、上記Δch側ミキサの出力端に接続され
    たΔch側中間周波数帯バンドパスフィルタと、上記Δ
    ch側中間周波数帯バンドパスフィルタの出力端に接続
    されたΔch側中間周波数帯増幅器と、上記Δch側中
    間周波数帯増幅器の出力端に接続されたΔch側位相検
    波器と、上記Δch側位相検波器の出力端に接続され、
    回路構成素子のコンデンサに容量可変型コンデンサを用
    いて通過帯域カットオフ周波数を一定の範囲で可変とし
    たΔch側カットオフ周波数可変型ローパスフィルタ
    と、このΔch側カットオフ周波数可変型ローパスフィ
    ルタの可変範囲を制御するカットオフ周波数可変型ロー
    パスフィルタ制御回路と、局部信号入力端子に接続され
    た局部信号パワーディバイダと、上記局部信号パワーデ
    ィバイダの出力の一方に接続された局部信号に含まれる
    不要波を抑圧する局部信号Σch側バンドパスフィルタ
    と、上記局部信号パワーディバイダのもう一方の出力に
    接続された局部信号に含まれる不要波を抑圧する局部信
    号Δch側バンドパスフィルタと、COHO信号発生源
    と、上記COHO信号発生源の出力端に接続されたCO
    HO信号パワーディバイダと、上記COHO信号パワー
    ディバイダの出力の一方に接続されたCOHO信号に含
    まれる不要波を抑圧するCOHO信号Σch側バンドパ
    スフィルタと、上記COHO信号パワーディバイダのも
    う一方の出力に接続されたCOHO信号に含まれる不要
    波を抑圧するCOHO信号Δch側バンドパスフィルタ
    とで構成され、上記Σch側ビデオ信号出力端子出力の
    Σchビデオ信号と、上記Δch側ビデオ信号出力端子
    出力のΔchビデオ信号の相対位相誤差Φ及び相対振幅
    誤差Aから、ΣchとΔchとの角度誤差電圧の変動を
    抑圧するのに必要な移相量を求め、上記カットオフ周波
    数可変型ローパスフィルタ制御回路により所望の移相量
    を上記Δch側カットオフ周波数可変型ローパスフィル
    タに対し設定する手段とを備えたことを特徴とするレー
    ダ受信機。
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