JP4849422B2 - イメージリジェクションミクサ及び無線装置 - Google Patents

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Description

この発明は、イメージリジェクションミクサ及びイメージリジェクションミクサを用いた通信装置やレーダ装置等の無線装置に関する。
従来の技術として、無線周波数(Radio Frequency:以下、RFと称す)信号を90°ハイブリッド回路で分配し、局部発振(Local Oscillator:以下、LOと称す)電力はウィルキンソン型電力分配器で同相分配するイメージリジェクションミクサがある。また、互いに逆極性で接続されたアンチパラレルダイオードペアを用いて、中間周波数(Intermediate Frequency:以下、IFと称す)信号及びRF信号成分を取り出すハーモニックミクサがある(非特許文献1参照)。
相川正義、大平孝、徳満恒雄、広田哲夫、村口正弘共著「モノリシックマイクロ波集積回路(MMIC)」電子情報通信学会編、平成9年1月25日初版、第118−119頁及び第120−122頁
従来のイメージリジェクションミクサは、イメージ信号の抑圧を主目的にしているが、高調波ミクサの場合には所望波であるRF周波数の近傍には多くの不要波成分が存在するという課題があった。
この発明は上述した点に鑑みてなされたもので、4次高調波ミクサを想定し、高出力電力の不要波成分を抑圧することができるイメージリジェクションミクサ及び通信装置を得ることを課題とする。
この発明に係るイメージリジェクションミクサは、LO端子と、IF端子及びRF端子とを有し、入力されるLO信号の周波数の4次の成分とIFの1次の成分との混合波であるRF、または入力されるLO信号の周波数の偶数次の成分とRFの1次の成分との混合波であるIFを、所望波として出力する第1及び第2の4次高調波ミクサと、第1の端子から入力される信号を第2と第3の端子から90度の位相差をもって分配出力し、または第2の端子から入力される信号の位相を90度遅らせて第3の端子から入力される信号と合成して前記第1の端子から出力するIF用90度合成分配器と、第1の端子から入力される信号を第2と第3の端子から90度の位相差をもって分配出力するLO用90度分配器と、第1の端子から入力される信号を第2と第3の端子から90度の位相差をもって分配出力し、前記第2の端子から出力される位相に対して90度の位相遅れを有する信号を第3の端子から出力、または第2の端子から入力される信号の位相を90度進ませて第3の端子から入力される信号と合成して第1の端子から出力するRF用90度合成分配器とを備え、前記IF用90度合成分配器の第2の端子と前記第1の4次高調波ミクサのIF端子とを接続し、前記IF用90度合成分配器の第3の端子と前記第2の4次高調波ミクサのIF端子とを接続し、前記LO用90度分配器の第2の端子と前記第1の4次高調波ミクサのLO端子とを接続し、前記LO用90度分配器の第3の端子と前記第2の4次高調波ミクサのLO端子とを接続し、前記RF用90度合成分配器の第2の端子と前記第1の4次高調波ミクサのRF端子とを接続し、前記RF用90度合成分配器の第3の端子と前記第2の4次高調波ミクサのRF端子とを接続したものである。
また、この発明に係る通信装置は、上記構成のイメージリジェクションミクサを用いたものである。
この発明によれば、従来のイメージリジェクションミクサの構成におけるLO用分配器に代わりに、90度位相差をもつLO用90度分配器を用いることで、高出力電力の不要波成分を抑圧することができる。
この発明の実施の形態1に係るイメージリジェクションミクサの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1と比較するための従来のミクサを説明する出力スペクトラム図である。 この発明の実施の形態1に係るイメージリジェクションミクサと比較するためのもので、APDPを有する偶高調波ミクサを用いて構成した場合の従来例のイメージリジェクションミクサにおける出力スペクトラム図である。 この発明の実施の形態1に係るイメージリジェクションミクサの効果を説明する出力スペクトラム図である。 この発明の実施の形態2に係るイメージリジェクションミクサの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3に係るイメージリジェクションミクサの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4に係るイメージリジェクションミクサの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態5に係る通信装置の構成を示すブロック図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るイメージリジェクションミクサの構成を示すブロック図である。図1に示すイメージリジェクションミクサは、入力されるLO信号の周波数の4次の成分とIFの1次の成分との混合波であるRF、または入力されるLO信号の周波数の偶数次の成分とRFの1次の成分との混合波であるIFを、所望波として出力する第1及び第2の4次高調波ミクサ7a及び7bと、第1の端子から入力される信号を第2と第3の端子から90度の位相差をもって分配出力し、または第2の端子から入力される信号の位相を90度遅らせて第3の端子から入力される信号と合成して第1の端子から出力するIF用90度合成分配器4と、第1の端子から入力される信号を第2と第3の端子から90度の位相差をもって分配出力するLO用90度分配器5と、第1の端子から入力される信号を第2と第3の端子から90度の位相差をもって分配出力し、第2の端子から出力される位相に対して90度の位相遅れを有する信号を第3の端子から出力、または第2の端子から入力される信号の位相を90度進ませて第3の端子から入力される信号と合成して第1の端子から出力するRF用90度合成分配器6とを備えている。なお、図1において、1はIF信号入出力端子、2はLO信号入力端子、3はRF信号入出力端子を示す。
ここで、IF用90度合成分配器4の第2の端子と第1の4次高調波ミクサ7aのIF端子とを接続し、IF用90度合成分配器4の第3の端子と第2の4次高調波ミクサ7bのIF端子とを接続し、LO用90度分配器5の第2の端子と第1の4次高調波ミクサ7aのLO端子とを接続し、LO用90度分配器5の第3の端子と第2の4次高調波ミクサ7bのLO端子とを接続し、RF用90度合成分配器6の第2の端子と第1の4次高調波ミクサ7aのRF端子とを接続し、RF用90度合成分配器6の第3の端子と第2の4次高調波ミクサ7bのRF端子とを接続している。
次に動作について説明する。本願発明は、従来例と同様に、IF信号とLO信号を入力し、互いに逆並列に接続されたアンチパラレルダイオードペア(以下APDPと称す)などの非線形素子を用いることにより、±IF+4×LOの周波数成分を取り出す第1及び第2の4次高調波ミクサ7a及び7bを有し、この接続の方法により不要波成分を抑圧するものである。
送信系を例に説明する。なお、送信系の場合、IF用90度合成分配器4はIF用90度分配器として動作し、RF用90度合成分配器6はRF用90度合成器として動作する。IF入出力端子1から入力された信号は、IF用90度合成分配器4で90度の位相差をもって分配され、2つのミクサ7a及び7bに入力される。このとき、第1のミクサ7aに入力する信号の位相に対し第2のミクサ7bに入力する信号の位相は90度進んでいるとする。
また、LO入力端子2から入力されるLO信号はLO用90度分配器5で90度の位相差をもって分配され、2つのミクサ7a及び7bに入力される。このとき、第1のミクサ7aに入力するLO信号の位相に対し第2のミクサ7bに入力するLO信号の位相は90度遅れているとする。
第1のミクサ7aでは、入力されるLO信号とIF信号が混合され、LO信号の周波数のA倍とIF信号の周波数のB倍の混合波が出力される。ここで、第1のミクサ7aに入力されるLO信号とIF信号の位相をそれぞれ基準(0度)とすると、出力される信号成分(A×LO+B×IF)の位相は、
0度
である。
同様に、第2のミクサ7bにおいても、LO信号とIF信号が混合され、LO信号の周波数のA倍とIF信号の周波数のB倍の混合波が出力されるが、第1のミクサ7aに対して第2のミクサ7bに入力されるIF信号の位相は+90度、LO信号の位相は−90度となっている。このため、出力される信号成分(A×LO+B×IF)の位相は、
A×(−90)+B×90度 (1)
となる。
2つのミクサ7a及び7bから出力される信号は、RF用90度合成分配器6において合成されRF端子3から出力される。ここで、第2のミクサ7bからの信号の位相が90度遅れた状態で第1のミクサ7aからの信号と合成されるとすると、合成された信号の位相φは、
φ=−90+A×(−90)+B×90
=90×(B−A−1) (2)
となる。これが「0度」あるいは「360度の倍数」になれば同相合成されて最大の電力が取り出せることができ、「180度+360度の倍数」であれば逆相合成で抑圧されることになる。
<4次高調波ミクサの場合>
所望波のRF信号成分は、A=4、B=1であり、φ=−360度となり、同相合成され、イメージ周波数は、A=4、B=−1であり、φ=−540度となり、逆相合成され、イメージリジェクションミクサとして動作していることがわかる。
さらに、所望波近傍に出力される高調波成分の一例として、2LO+IF(=−180度)、2LO−3IF(=−540度)、3LO+2IF(=−180度)、3LO−2IF(=−540度)、4LO+3IF(=−180度)、5LO(=−540度)、5LO−4IF(−900度)、6LO−3IF(=−900度)などの比較的低次で出力レベルの比較的高い成分も逆相合成され、原理的には抑圧可能である。
このように、この構成では、イメージリジェクション機能はそのままにして機能し、2LO+IF、3LO+2IF、5LOなど、式(2)で表されるφ=180+360N(Nは整数)となるLO信号の周波数とIF信号の周波数の組み合わせで発生する不要波を原理的に抑圧できる効果がある。LO信号の4次を使うミクサであるため、LO信号で90度差をつけても、2つのミクサにおける4LO信号成分の位相差は360度=0度となり、所望波及びイメージ波には、従来と同様の動作が可能となるもので、4次高調波ミクサ特有の構成であると言える。
具体例として、表1にスプリアスの一覧を示す。
Figure 0004849422
これは、LO信号の周波数を13GHz、IF信号の周波数を2GHzと仮定し、LO信号の次数を4、IF信号の次数が1のときの出力周波数である54GHzを所望波とする4次高調波ミクサを考え、所望波近傍(±10GHz)に出現する混合波の成分を示している。ここでは、LO信号の次数及びIF信号の次数は5次を上限としている。所望波を含めて18個の周波数成分が存在する。
図2に従来のミクサの特性を示し、横軸を周波数(Frequency(GHz))、縦軸を出力電力(Output Power)としたスペクトラムを示す。図3にAPDPを有する偶高調波ミクサを用いて構成した場合の従来のイメージリジェクションミクサにおける出力スペクトラムを示す。さらに、図4には第1及び第2の4次高調波ミクサ7a及び7bにAPDPを用いさらにLO周波数用分配器に90度の位相差を有する出力を分配するLO用90度分配器5を適用した実施の形態1で示す構成の場合の出力スペクトラムを示す。
図3に示す如く、APDPによりLO信号の次数とIF信号の次数の和が偶数のものは抑圧され、また、本構成により、図4に示す如く、式(2)が「180度+360度の倍数」であれば逆相合成で抑圧されるので、所望波のごく近傍のスプリアス成分が抑圧される。ミクサ後段のフィルタへ要求されるスペックも軽減できる効果がある。
具体的には、図2の場合、所望の54GHz近傍にはたくさんの出力電力の高いスプリアスが存在し、APDPを用いた偶高調波ミクサとすることで、図3のように、LO信号の次数とIF信号の次数の和が偶数のものは抑圧される。しかし、所望波(図3における成分i)から3GHzあるいは4GHz離れた成分lやmは抑圧されていないため、これらを抑圧する急峻なフィルタが必要である。そこで、本実施の形態を適用することにより、図4に示すように、その成分が抑圧されるため、前記急峻なフィルタの要求仕様を緩和できる効果がある。
以上、送信系の場合について説明を行ったが、受信系の場合も同様の効果がある。
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2に係るイメージリジェクションミクサの構成を示すブロック図である。図5において、図1と同一部分は同一符号を付してその説明は省略する。図5に示す実施の形態2が、図1に示す実施の形態1と異なる点は、実施の形態1におけるLO用90度分配器5が、第2の端子から出力される位相に対して90度の位相遅れを有する信号を第3の端子から出力しているのに対し、実施の形態2におけるLO用90度分配器5は、第3の端子から出力される位相に対して90度の位相遅れを有する信号を第2の端子から出力するようにしている点である。
実施の形態2に係るイメージリジェクションミクサの動作は実施の形態1と同様であり、RF用90度合成分配器6において、2つのミクサ7a,7bからの信号が合成されると、合成された波の位相φは、
φ=−90+A×(90)+B×90
=90×(A+B−1) (3)
となる。これが「0度」あるいは「360度の倍数」になれば同相合成されて最大の電力が取り出せ、「180度+360度の倍数」であれば逆相合成で抑圧されることになる。
<4次高調波ミクサの場合>
所望波のRF信号成分は、A=4、B=1であり、φ=360度となり、同相合成、イメージ周波数は、A=4、B=−1であり、φ=180度となり、逆相合成され、イメージリジェクションミクサとして動作していることがわかる。
さらに、所望波近傍に出力される高調波成分の一例として、2LO+IF(=180度)、2LO−3IF(=180度)、3LO+4IF(=540度)、3LO−4IF(=−180度)、4LO+3IF(=540度)、5LO+2IF(540度)などの比較的低次で出力レベルの比較的高い成分も逆相合成され、原理的に抑圧可能である。
また、効果についても実施の形態1と同様である。所望波近傍に出現するスプリアス成分は、LO信号の周波数とIF信号の周波数の選択のしかたに依存するため、抑圧したいスプリアス成分に応じて、実施の形態1あるいは実施の形態2を選択すれば、より効果を得ることができる。
以上、送信系の場合について説明を行ったが、受信系の場合も同様の効果がある。
実施の形態3.
図6は、この発明の実施の形態3に係るイメージリジェクションミクサの構成を示すブロック図である。図6において、図1と同一部分は同一符号を付してその説明は省略する。図6に示す実施の形態3が、図1に示す実施の形態1と異なる点は、第1及び第2の4次高調波ミクサが、入力されるLO信号の周波数の4n(nは0以外の整数)次の成分とIFの1次の成分との混合波であるRFを出力する4n次高調波ミクサ9a及び9bでなる点である。
実施の形態3に係るイメージリジェクションミクサの動作は、実施の形態1および2に示したものと同様であり、実施の形態1に沿って説明をすると、RF用90度合成分配器6で合成された波の位相φは、
φ=−90+A×(−90)+B×90
=90×(B−A−1) (4)
となる。これが「0度」あるいは「360度の倍数」になれば同相合成されて最大の電力が取り出せ、「180度+360度の倍数」であれば逆相合成で抑圧されることになる。
このように、この構成では、4次の倍数であれば、イメージリジェクション機能はそのままに、式(4)で表されるφ=180+360nとなるLO周波数とIF周波数の組み合わせで発生する不要波を原理的に抑圧できる効果がある。LOの4n次を使うミクサであるため、LOで90度差をつけても、2つのミクサにおける4n次のLO成分の位相差は360×n度=0度となり、所望波及びイメージ波には、従来と同様の動作が可能となる。
以上、送信系の場合について説明を行ったが、受信系の場合も同様の効果がある。
実施の形態4.
図7は、この発明の実施の形態4に係るイメージリジェクションミクサの構成を示すブロック図である。図7において、図6と同一部分は同一符号を付してその説明は省略する。図7に示す実施の形態4が、図6に示す実施の形態3と異なる点は、LO用90度分配器として、90/n(nは0以外の整数)度分配器8を用いている点である。
実施の形態4に係るイメージリジェクションミクサの動作は、実施の形態1ないし3に示したものと同様であり、実施の形態1に沿って説明するとRF用90度合成分配器6で合成された波の位相φは、
φ=−90+A×(−90/n)+B×90
=90×(B−A/n−1) (5)
となる。これが「0度」あるいは「360度の倍数」になれば同相合成されて最大の電力が取り出せ、「180度+360度の倍数」であれば逆相合成で抑圧されることになる。
以上、送信系の場合について説明を行ったが、受信系の場合も同様の効果がある。
実施の形態5.
図8は、この発明の実施の形態5に係る無線装置の構成を示すブロック図である。図8に示す無線装置は、実施の形態1から4で示したイメージリジェクションミクサ10を用いて通信装置やレーダ装置の送信機を構成する場合の一例を示す。ミクサ10の後段には、帯域通過フィルタ11により、ミクサ10から出力されるスプリアス成分を抑圧し、増幅器12にて所望の電力まで増幅し、アンテナ13から放射する。なお、14はLO源を示す。このとき、帯域通過フィルタ11が急峻であると、帯域内の損失が増加し、その分増幅器12へ要求される利得が高くなる。実施の形態1ないし4で示したミクサを用いることにより、この帯域通過フィルタ11の要求仕様が緩和でき、損失が減ることで、増幅器12への要求をも緩和できる利点がある。

Claims (6)

  1. LO端子と、IF端子及びRF端子とを有し、入力されるLO信号の周波数の4次の成分とIFの1次の成分との混合波であるRF、または入力されるLO信号の周波数の偶数次の成分とRFの1次の成分との混合波であるIFを、所望波として出力する第1及び第2の4次高調波ミクサと、
    第1の端子から入力される信号を第2と第3の端子から90度の位相差をもって分配出力し、または第2の端子から入力される信号の位相を90度遅らせて第3の端子から入力される信号と合成して前記第1の端子から出力するIF用90度合成分配器と、
    第1の端子から入力される信号を第2と第3の端子から90度の位相差をもって分配出力するLO用90度分配器と、
    第1の端子から入力される信号を第2と第3の端子から90度の位相差をもって分配出力し、前記第2の端子から出力される位相に対して90度の位相遅れを有する信号を第3の端子から出力、または第2の端子から入力される信号の位相を90度進ませて第3の端子から入力される信号と合成して第1の端子から出力するRF用90度合成分配器と
    を備え、
    前記IF用90度合成分配器の第2の端子と前記第1の4次高調波ミクサのIF端子とを接続し、
    前記IF用90度合成分配器の第3の端子と前記第2の4次高調波ミクサのIF端子とを接続し、
    前記LO用90度分配器の第2の端子と前記第1の4次高調波ミクサのLO端子とを接続し、
    前記LO用90度分配器の第3の端子と前記第2の4次高調波ミクサのLO端子とを接続し、
    前記RF用90度合成分配器の第2の端子と前記第1の4次高調波ミクサのRF端子とを接続し、
    前記RF用90度合成分配器の第3の端子と前記第2の4次高調波ミクサのRF端子とを接続したイメージリジェクションミクサ。
  2. 請求項1に記載のイメージリジェクションミクサにおいて、
    前記LO用90度分配器は、前記第2の端子から出力される位相に対して90度の位相遅れを有する信号を第3の端子から出力する
    ことを特徴とするイメージリジェクションミクサ。
  3. 請求項1に記載のイメージリジェクションミクサにおいて、
    前記LO用90度分配器は、前記第3の端子から出力される位相に対して90度の位相遅れを有する信号を第2の端子から出力する
    ことを特徴とするイメージリジェクションミクサ。
  4. 請求項1から3までのいずれか1項に記載のイメージリジェクションミクサにおいて、
    前記第1及び第2の4次高調波ミクサは、入力されるLO信号の周波数の4n(nは0以外の整数)次の成分とIFの1次の成分との混合波であるRFを出力する4n次高調波ミクサでなる
    ことを特徴とするイメージリジェクションミクサ。
  5. 請求項4に記載のイメージリジェクションミクサにおいて、
    前記LO用90度分配器は、90/n(nは0以外の整数)度分配器を用いる
    ことを特徴とするイメージリジェクションミクサ。
  6. 請求項1から5までのいずれか1項に記載のイメージリジェクションミクサを用いた無線装置。
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