JPH07162223A - アンテナ回路 - Google Patents

アンテナ回路

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JPH07162223A
JPH07162223A JP5302489A JP30248993A JPH07162223A JP H07162223 A JPH07162223 A JP H07162223A JP 5302489 A JP5302489 A JP 5302489A JP 30248993 A JP30248993 A JP 30248993A JP H07162223 A JPH07162223 A JP H07162223A
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antenna
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Hideki Kamitsuna
秀樹 上綱
Hirotsugu Ogawa
博世 小川
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無線信号を放射するアンテナ装置に関し、簡
潔な構成で小形でありながら高い効率で高周波信号を送
信することのできるアンテナ回路の実現を目的とする。 【構成】 入力信号を多分配して、各分配枝ごとに振幅
制御手段と位相調整手段とを有する系を、第1の周波数
と第2の周波数についてそれぞれ設け、第1の周波数に
係る系の出力と第2の周波数に係る系の出力とを合成し
た後、それぞれ非線系特性を有するデバイスを通してア
ンテナより放射する如く成し、各アンテナから放射され
る成分の内不要な成分を空間において相殺し、必要な成
分を空間において合成するよう前記位相調整手段によっ
て調整するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無線信号を放射・送信す
るアンテナ装置に関し、特に、簡易な構成で小型であり
ながら高い効率で高周波信号を送信することのできるア
ンテナ回路に係る。
【0002】
【従来の技術】無線通信に必要なコンポーネントである
アンテナと給電回路および信号処理回路は一般的に個別
構成になっている。
【0003】図8は従来の技術について説明する図であ
って、数字符号1は局発信号、19は変調された信号、
9は増幅器、20は周波数混合回路、21はフィルタ、
6はアンテナを表している。
【0004】従来は、図8に示すように、ミリ波等の超
高周波信号を送信する場合、一般的に能動素子の負担を
軽減するために、比較的周波数の低い段階で変調して適
切なレベルになるように増幅した後、周波数変換を行な
うことにより、ミリ波等の超高周波信号に変換して、ア
ンテナから放射していた。この際、周波数変換回路にお
いては、出力端子に出力される非線形により生じる不要
波を抑圧することが必要であり、そのためのフィルタが
使用される。
【0005】そして、このフィルタの負担を軽減するた
めに、一般的には、図9に示すように、複数の単位非線
形デバイス5およびハイブリッド回路22を用いたバラ
ンス構成とし、周波数混合器23の出力端子からアンテ
ナ6へ給電し放射する構成を採用していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
構成では、まず、単位非線形デバイスへの信号の分配/
合成におけるハイブリッド回路での損失が大きくなると
いう好ましくない問題があった。
【0007】例えば、前述したような、ハイブリッド回
路22、非線形デバイス5から成る周波数混合器23を
有する図9のような、2分配/合成の系の場合、理想的
な損失のないハイブリッド回路を用いた場合でも原理的
に6dBの損失を生じる。
【0008】一方、これらの構成をフェーズドアレーア
ンテナに適用する場合、図10に示すアンテナ61 〜6
n 、電力分配回路81 〜83 、制御回路11、周波数混
合器231 〜23n 、電力合成回路24、振幅/位相可
変器251 〜25n から成る回路のように、周波数変換
された後のミリ波等の超高周波信号の分配/合成回路が
多数必要となるため、回路規模が大きくなるとともに、
これらに起因する損失がさらに大きくなり、また、分配
/合成回路における位相・振幅の調整を非常に高い精度
で行なわなければならないという問題があった。
【0009】本発明はこのような従来の課題を解決する
ために成されたものであって、高周波信号を高い効率で
送信することが可能で、小型かつ簡易な構成で実現でき
るアンテナ回路の提供を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上述の課
題は前記特許請求の範囲に記載した手段により解決され
る。
【0011】すなわち、請求項1の発明は、入力された
第1の周波数を有する第1の信号を多分配する少なくと
も1つの第1の分配手段と、入力された第2の周波数を
有する第2の信号を多分配する少なくとも1つの第2の
分配手段と、上記第1の分配手段により多分配された信
号をそれぞれ増幅し、または、減衰させる第1の振幅制
御手段と、上記第2の分配手段により多分配された信号
をそれぞれ増幅し、または、減衰させる第2の振幅制御
手段と、
【0012】上記第1の分配手段により多分配されたそ
れぞれの信号の位相を変移する第1の位相調整手段と、
上記第2の分配手段により多分配されたそれぞれの信号
の位相を変移する第2の位相調整手段と、上記第1およ
び第2の位相調整手段により位相を変移された信号をそ
れぞれ合成する合成手段と、
【0013】第1の端子と第2の端子を有し、上記合成
手段により合成されたそれぞれの信号を入力し、上記第
1と第2の入力信号の和と差の周波数とそれぞれの信号
の高調波、および、該高調波周波数と入力信号の和と差
の周波数を有する成分を発生させ、上記第2の端子から
出力する非線形特性を有する複数のデバイスと、
【0014】上記デバイスの第2の端子より出力される
複数の信号を放射する複数のアンテナとを備え、上記複
数のアンテナから放射される成分の内、不要な成分を空
間において相殺し、必要な成分を空間において合成する
よう前記位相調整手段によって調整するように構成した
アンテナ回路である。
【0015】請求項2の発明は、入力された第1の周波
数を有する第1の信号を互いに第1の位相差を有するよ
うに2分配する第1の分配手段と、入力された第2の周
波数を有する第2の信号を互いに第2の位相差を有する
ように2分配する第2の分配手段と、上記第1または第
2の分配手段により2分配された一方の信号を第3の位
相を有するように位相を変移する第1の位相調整手段
と、
【0016】上記第1または第2の分配手段により2分
配された他方の信号を第4の位相を有するように位相を
変移する第2の位相調整手段と、上記第1または第2の
分配手段によって分配された一方の信号と、上記第1ま
たは第2の分配手段によって位相を変移された一方の信
号を同位相で合成する第1の合成手段と、
【0017】上記第1または第2の分配手段によって分
配された他方の信号と、上記第1または第2の位相調整
手段によって位相を変移された他方の信号を同位相で合
成する第2の合成手段と、上記第1の合成手段によって
合成された信号を入力する第1の端子を有し、非線形特
性を有し、上記第1および第2の周波数の第1の混合信
号を発生させ、さらに出力する第2の端子を備えた第1
のデバイスと、
【0018】上記第2の合成手段によって合成された信
号を入力する第1の端子を有し、上記第1のデバイスと
同様に非線形特性を有し、上記第1および第2の周波数
の第2の混合信号を発生させ、さらに出力する第2の端
子を備えた第2のデバイスと、上記第1のデバイスの上
記第2の端子より出力される第1の混合信号を放射する
第1のアンテナと、上記第2のデバイスの上記第2の端
子より出力される第2の混合信号を放射する第2のアン
テナとを備えて成るアンテナ回路である。
【0019】請求項3の発明は、入力された第1の周波
数を有する第1の信号を互いに第1の位相差を有するよ
うに2分配する第1の分配手段と、上記第1の分配手段
により分配された第1の信号の一方をそれぞれ互いにπ
の位相差を有するように2分配する第2の分配手段と、
上記第1の分配手段により分配された第1の信号の他方
をそれぞれ互いにπの位相差を有するように2分配する
第3の分配手段と、
【0020】入力された第2の周波数を有する第2の信
号を互いにπ/4の位相差を有するように4分配する第
4の分配手段と、上記第2の分配手段によって2分配さ
れた一方の信号と、上記第4の分配手段によって4分配
された信号の1つを同位相で合成する第1の合成手段
と、
【0021】上記第2の分配手段によって2分配された
他方の信号と、上記第4の分配手段によって4分配され
た信号の他の1つを同位相で合成する第2の合成手段
と、上記第3の分配手段によって2分配された一方の信
号と、上記第4の分配手段によって4分配された信号の
他のもう1つを同位相で合成する第3の合成手段と、
【0022】上記第3の分配手段によって2分配された
他方の信号と、上記第4の分配手段によって4分配され
た信号の他のさらにもう1つを同位相で合成する第4の
合成手段と、上記第1の合成手段によって合成された信
号を入力する第1の端子を有し、非線形特性を有し、上
記第1および第2の周波数の第1の混合信号を発生させ
て、これを出力する第2の端子を備えた第1のデバイス
と、
【0023】上記第2の合成手段によって合成された信
号を入力する第1の端子を有し、上記第1のデバイスと
同様な非線形特性を有し、上記第1および第2の周波数
の第2の混合信号を発生させて、これを出力する第2の
端子を備えた第2のデバイスと、上記第3の合成手段に
よって合成された信号を入力する第1の端子を有し、上
記第1のデバイスと同様な非線形特性を有し、上記第1
および第2の周波数の第3の混合信号を発生させて、こ
れを出力する第2の端子を備えた第3のデバイスと、
【0024】上記第4の合成手段によって合成された信
号を入力する第1の端子を有し、上記第1のデバイスと
同様な非線形特性を有し、上記第1および第2の周波数
の第4の混合信号を発生させて、これを出力する第2の
端子を備えた第4のデバイスと、上記第1のデバイスの
上記第2の端子より出力される第1の混合信号を放射す
る第1のアンテナと、
【0025】上記第2のデバイスの上記第2の端子より
出力される第2の混合信号を放射する第2のアンテナ
と、上記第3のデバイスの上記第2の端子より出力され
る第3の混合信号を放射する第3のアンテナと、上記第
4のデバイスの上記第2の端子より出力される第4の混
合信号を放射する第4のアンテナとを備えて成るアンテ
ナ回路である。
【0026】請求項4の発明は、上記請求項3記載のア
ンテナ回路において、第1〜第4のアンテナと第1〜第
4のデバイスの第2の端子との間に、第1〜第4のデバ
イスのそれぞれ2つの第2の端子から出力される信号を
合成する2つの合成手段を設け、該合成手段により合成
された成分をそれぞれアンテナから放射するように構成
したアンテナ回路である。
【0027】請求項5の発明は、請求項2〜請求項4記
載のアンテナ回路において、さらに複数のアンテナ回路
を備え、上記第1および第4の分配手段の前段に、上記
第1および第2の周波数をそれぞれ該アンテナ回路の数
に分配する複数の分配手段を備え、位相調整手段は可変
特性を有し、各位相調整手段を制御する制御手段を備え
て成るアンテナ回路である。
【0028】請求項6の発明は、請求項5記載のアンテ
ナ回路において、上記第1または第2の入力周波数を有
する信号は、さらに複数の周波数成分を有する複数の信
号で構成されるように構成したアンテナ回路である。
【0029】請求項7の発明は、請求項2〜請求項6記
載のアンテナ回路において、上記第1または第2の入力
周波数を有する信号は、複数の光伝送媒体を介して光信
号により入力され、さらに備えられた複数の光/電気変
換器により光/電気変換されるように構成したアンテナ
回路である。
【0030】
【作用】請求項1記載のアンテナ回路においては、第1
の分配手段は、入力された第1の周波数を有する第1の
信号をそれぞれ多信号に分配し、第2の分配手段は、入
力された第2の周波数を有する第2の信号をそれぞれ多
信号に分配する。第1の振幅制御手段は、第1の分配手
段により多信号に分配された信号をそれぞれ増幅または
減衰させ、第2の振幅制御手段は、第2の分配手段によ
り多信号に分配された信号をそれぞれ増幅または減衰さ
せる。
【0031】第1の位相調整手段(以下移相手段ともい
う)は、第1の分配手段により多信号に分配された信号
をそれぞれ移相し、第2の移相手段は、第2の分配手段
により多信号に分配された信号をそれぞれ移相し、合成
手段は、第1および第2の移相手段によりそれぞれ移相
された信号をそれぞれ合成する。
【0032】さらに、上記複数のデバイスは、第1の端
子と第2の端子を有し、合成手段により合成されたそれ
ぞれの信号を入力したとき、非線形特性により第1と第
2の入力信号の高調波、和と差の周波数および該高調波
周波数との和と差の周波数を有する成分を発生させ、第
2の端子から出力する。上記複数のアンテナは、デバイ
スの第2の端子より出力される複数の信号を放射する。
【0033】上記、複数の分配手段および移相手段は、
複数のデバイスから出力される成分の内、該複数のデバ
イスの第2の端子端において不要な成分が逆位相になる
ように、また、必要な成分が同位相になるように設定し
てあるため、複数のデバイスの非線形特性により生じ、
上記複数のアンテナから放射される成分の内、不要な信
号成分は放射方向の空間領域において逆位相になるた
め、該空間領域において抑圧され、必要な信号成分は放
射方向の空間領域において同位相になるため、該空間領
域において合成され送信される。
【0034】請求項2記載のアンテナ回路においては、
請求項1記載のアンテナ回路において、第1の分配手段
は、入力された第1の周波数を有する第1の信号を互い
に第1の位相差を有するように2分配し、第2の分配手
段は、入力された第2の周波数を有する第2の信号を互
いに第2の位相差を有するように2分配する。
【0035】第1の移相手段は、第1または第2の分配
手段により2分配された一方の信号を第3の位相を有す
るように移相し、第2の移相手段は、第1または第2の
分配手段により2分配されたもう一方の信号を第4の位
相を有するように移相する。第1の合成手段は、第1ま
たは第2の分配手段によって分配された一方の信号と、
第1または第2の分配手段によって移相された一方の信
号を、同位相で合成する。第2の合成手段は、第1また
は第2の分配手段によって分配されたもう一方の信号
と、第1または第2の移相手段によって移相されたもう
一方の信号を同位相で合成する。
【0036】次いで、第1のデバイスは、第1の合成手
段によって合成された信号を第1の端子から入力し、そ
の非線形特性により、第1および第2の周波数の第1の
混合信号を発生させて、これを第2の端子から出力し、
第2のデバイスは、第2の合成手段によって合成された
信号を第1の端子から入力し、その非線形特性により、
第1および第2の周波数の第2の混合信号を発生させ
て、第2の端子から出力する。
【0037】第1のアンテナは、第1のデバイスの第2
の端子より出力される第1の混合信号を放射し、第2の
アンテナは、第2のデバイスの第2の端子より出力され
る第2の混合信号を放射する。上記、第1、第2の分配
手段および移相手段は、第1、第2のデバイスから出力
される成分の内、第1、第2のデバイスの第2の端子端
において、不要な成分が逆位相になり、必要な成分が同
位相になるように設定してある。
【0038】従って、複数のデバイスの非線形特性によ
り生じ、複数のアンテナから放射される成分の内、不要
な信号成分は放射方向の空間領域において逆位相になる
ため、該空間領域において抑圧され、必要な信号成分は
放射方向の空間領域において同位相になるため該空間領
域において合成され送信される。
【0039】また、請求項2記載のアンテナ回路におい
て、上記第1および第2の位相差をπとし、第3および
第4の位相の位相差を0とすれば、上記第1、第2のデ
バイスの非線形特性により生成され、該デバイスの第2
の端子端に出力される上記第1と第2の周波数の混合成
分の内、第1および第2の入力周波数成分は互いに逆位
相になり、第1と第2の和および差の周波数成分は同位
相となる。
【0040】従って、第1および第2のアンテナから等
距離である空間領域の放射方向において、放射される第
1および第2の混合信号成分の内、第1および第2の入
力周波数成分は空間において抑圧され、上記第1と第2
の和および差の周波数成分は互いに同位相であるため、
該空間領域において合成され送信される。
【0041】請求項3記載のアンテナ回路においては、
請求項1記載のアンテナ回路において、第1の分配手段
は、入力される第1の周波数を有する第1の信号を互い
に第1の位相差を有するように2分配し、第2の分配手
段は、第1の分配手段により分配された第1の信号の一
方をそれぞれ互いにπの位相差を有するように2分配す
る。
【0042】第3の分配手段は、第1の分配手段により
分配された第1の信号のもう一方をそれぞれ互いにπの
位相差を有するように2分配し、第4の分配手段は、入
力される第2の周波数を有する第2の信号を互いにπ/
4の位相差を有するように4分配する。
【0043】第1の合成手段は、第2の分配手段によっ
て2分配された一方の信号と、第4の分配手段によって
4分配された信号の1つを同位相で合成し、第2の合成
手段は、第2の分配手段によって2分配されたもう一方
の信号と、第4の分配手段によって4分配された信号の
他の1つを同位相で合成する。
【0044】第3の合成手段は、第3の分配手段によっ
て2分配された一方の信号と、第4の分配手段によって
4分配された信号の他のもう1つを同位相で合成し、第
4の合成手段は、第3の分配手段によって2分配された
もう一方の信号と、第4の分配手段によって4分配され
た信号の他のさらにもう1つを同位相で合成する。
【0045】第1のデバイスは、第1の端子から上記第
1の合成手段によって合成された信号を入力し、その非
線形特性により、第1および第2の周波数の第1の混合
信号を発生させて、これを第2の端子より出力する。第
2のデバイスは、第1の端子から第2の合成手段によっ
て合成された信号を入力し、その非線形特性により、上
記第1および第2の周波数の第2の混合信号を発生させ
て、これを第2の端子より出力する。
【0046】第3のデバイスは、第1の端子から第3の
合成手段によって合成された信号を入力し、その非線形
特性により、第1および第2の周波数の第3の混合信号
を発生させて、これを第2の端子より出力し、第4のデ
バイスは、第1の端子から第4の合成手段によって合成
された信号を入力し、その非線形特性により、第1およ
び第2の周波数の第4の混合信号を発生させて、これを
第2の端子より出力する。
【0047】このとき、第1、第2のデバイスの非線形
特性により生じ、デバイスの第2の端子端に出力される
第1と第2の混合成分の内、第1の入力周波数成分は互
いに逆位相になり、第3、第4のデバイスの非線形特性
により生じ、デバイスの第2の端子端に出力される第3
と第4の混合成分の内、第1の入力周波数成分は互いに
逆位相になるため、第1〜第4のデバイスの第2の端子
にそれぞれ接続された第1〜第4のアンテナから放射さ
れた後、空間において抑圧される。
【0048】一方、第1、第2および第3、第4のデバ
イスの非線形特性により生じ、デバイスの第2の端子端
に出力される第1〜第4の混合成分の内、第1と第2の
和の周波数成分と第1と第2の差の周波数成分は、第1
〜第4のデバイスの第2の端子端にそれぞれ接続された
第1〜第4のアンテナから放射された後、空間において
それぞれベクトル合成されるため、それぞれ該空間領域
の放射方向に送信される。
【0049】また、請求項4記載のアンテナ回路におい
ては、請求項3記載のアンテナ回路において、第1〜第
4のアンテナに代わり、第1〜第4のデバイスの第2の
端子のうち、それぞれ2つの端子から出力された信号を
合成する2つの合成手段を備え、さらに該合成手段によ
り合成された成分をそれぞれ放射する2つのアンテナを
備えているので、必要なアンテナ数を半減できる。
【0050】また、請求項3および請求項4記載のアン
テナ回路において、上記第1の位相差をπ/2とすれ
ば、上記複数のアンテナから放射された成分の内、上記
第1の入力周波数と上記第2の入力周波数との和または
差のいずれか一方の周波数を空間において合成し、他の
一方を抑圧できると共に、上記第1の入力周波数と上記
第2の入力周波数を該空間において抑圧することができ
る。
【0051】また、請求項5記載のアンテナ回路におい
ては、請求項2〜請求項4記載のアンテナ回路を複数備
え、第1および第4の分配手段の前段に備えられた分配
手段が、第1および第2の周波数をそれぞれアンテナ回
路の数に分配する。さらに、移相手段は可変特性を有す
るため、制御手段により各移相手段の通過位相を制御す
ることにより、該複数のアンテナ回路から放射され、合
成された成分の放射方向を、周知のフェーズドアレーア
ンテナにおける機能と同様に制御できる。
【0052】また、請求項6記載のアンテナ回路におい
ては、請求項5記載のアンテナ回路において、第1また
は第2の入力周波数を有する信号は、さらに複数の周波
数成分を有する複数の信号で構成され、該信号をデバイ
スにおいてそれぞれ周波数混合してから放射する際、該
複数の合成された周波数成分の伝搬方向を周知のフェー
ズドアレーアンテナにおける機能と同様に制御できる。
【0053】さらに、請求項7記載のアンテナ回路は、
請求項2〜請求項6記載のアンテナ回路において、第1
または第2の入力周波数を有する信号は、複数の光伝送
媒体を介して光信号により入力され、さらに備えられた
複数の光/電気変換器により光/電変換され、複数の第
1〜第4の分配手段に入力される。従って、本実施例は
光信号による給電系に対しても適用することができる。
【0054】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明の第1の実施例のアンテナ回
路を示す図である。この第1の実施例のアンテナ回路
(バランス型アンテナ回路)7では、まず第1の周波数
(角周波数ω1)を有する局発信号1が逆相分配器31
により互いに逆位相で等振幅の2信号に分配される。
【0055】さらに、第2の周波数(角周波数ω2)を
有するIF信号2が逆相分配器32により互いに逆位相
で等振幅の2信号に分配される。次いで、これらの分配
された信号はそれぞれ同相合成器41 および42 におい
て同位相で合成され、非線形デバイス51 および52
それぞれ入力される。ここで非線形デバイス51 に入力
される2信号を“数1”とし、(Aは各信号の振幅)
【0056】
【数1】
【0057】非線形デバイス52 に入力される2信号を
“数2”とすると、
【0058】
【数2】
【0059】実質的に同一である非線形デバイス51
よび52で生じる信号成分は“数3”となる。(Bは信
号成分ω1の振幅、Cは信号成分ω2の振幅、Dは信号
成分ω1+ω2の振幅、Eは信号成分ω1−ω2の振
幅)
【0060】
【数3】
【0061】従って、それぞれの非線形デバイスの出力
端子に接続されたアンテナ61 および62 から放射され
る信号は、アンテナ61 および62 から等距離の空間領
域において、第1の局発入力信号周波数成分ω1および
第2のIF入力信号周波数成分ω2などが抑圧され、局
発入力信号周波数成分とIF入力信号周波数成分の和と
差の周波数成分ω1+ω2,ω1−ω2などが合成され
る。
【0062】従って、該空間領域において和と差の周波
数成分ω1+ω2,ω1−ω2などを損失を伴う信号合
成回路なしに合成でき、かつ、フィルタなしで第1の局
発入力信号周波数成分ω1および第2のIF入力信号周
波数成分ω2などを抑圧できるため、従来の信号合成回
路を用いる技術と比べて、簡易な構成で高効率に無線信
号を送信できる。本実施例における位相調整手段の移相
量を変化させる手段として、これを制御する制御回路を
設ける構成としても良い。
【0063】この場合、更に、第1の周波数、第2の周
波数の入力信号を、更に複数の周波数成分を有する複数
の信号で構成して、これらの信号を周波数変換してから
放射する際、複数の必要な周波数成分の放射方向をそれ
ぞれ制御して、その伝搬方向を変化させるようにするこ
とも可能である。
【0064】図2は本発明の第2の実施例のアンテナ回
路を示す図である。この第2の実施例のアンテナ回路で
は、まず第1の周波数(角周波数ω1)を有する局発入
力信号1は、電力分配器81 によりn個の信号に分配さ
れ、それぞれ増幅器911〜9 1nにより増幅され、可変移
相器1011〜101nに入力された後、制御回路11によ
りそれぞれ通過位相を制御され、第1の実施例として示
した図1のn個のバランス型アンテナ回路71 〜7n
逆相分配器31 にそれぞれ入力される。
【0065】また、第2の周波数(角周波数ω2)を有
するIF入力信号2は、電力分配器82 によりn個の信
号に分配され、それぞれ増幅器921〜92nにより増幅さ
れた後、第1の実施例として示した図1のn個のバラン
ス型アンテナ回路71 〜7nの逆相分配器32 にそれぞ
れ入力される。
【0066】ここで、それぞれのバランス型アンテナ回
路71 〜7n においては、第1の実施例で詳細に説明し
たように、アンテナ61 および62 から等距離の空間領
域において、第1の局発入力信号周波数成分ω1および
第2のIF入力信号周波数成分ω2などが抑圧され、局
発入力信号周波数成分とIF入力信号周波数成分の和と
差の周波数成分ω1+ω2,ω1−ω2などが合成され
る。
【0067】さらに、本第2の実施例においては、n個
の信号に分配された局発信号の位相は、制御回路11に
よりそれぞれ制御できるため、周知のように、フェーズ
ドアレーアンテナにおける機能と同様に、空間において
合成された周波数成分の伝搬方向を制御できる。なお、
本実施例として示した図2中の増幅器911〜91nおよび
21〜92nは、省略しても良く、また減衰器であっても
差し支えない。あるいは、これらに可変特性を有せし
め、これを備えられた制御手段により制御するようにし
ても良い。
【0068】図3(a),(b)は本発明の第3の実施
例のアンテナ回路を示す図であり、同図(b)は構成要
素の1つであるIF信号分配合成回路を示している。こ
の実施例のアンテナ回路では、第1の周波数(角周波数
ω1)を有する局発入力信号1は、先の実施例のアンテ
ナ回路において説明したのと同様に、電力分配器8によ
りn個の信号に分配され、それぞれ増幅器911〜91n
より増幅される。
【0069】そして、可変移相器1011〜101nに入力
された後、制御回路11によりそれぞれ通過位相を制御
され、第1の実施例として示した図1のn個のバランス
型アンテナ回路71 〜7n の逆相分配器にそれぞれ入力
される。また、第2の周波数(角周波数ω21 〜ω
m )を有するm個のIF入力信号21 〜2m は、m個
のIF分配回路の電力分配器の入力端子にそれぞれ入力
され、それぞれn個の信号に分配される。
【0070】次いで、n信号合成器1311〜131nによ
りそれぞれ合成された後、第1の実施例として示した図
1のn個のバランス型アンテナ回路71 〜7n の逆相分
配器32 にそれぞれ入力される。ここで、それぞれのバ
ランス型アンテナ回路71 〜7n においては、第1の実
施例で説明したように、アンテナ61 および62 から等
距離の空間領域において、第1の局発入力信号周波数成
分ω1および第2のIF入力信号周波数成分ω21 など
が抑圧され、局発入力信号周波数成分とIF入力信号周
波数成分の和と差の周波数成分ω1+ω21 ,ω1−ω
1 などが合成される。
【0071】さらに、第2の実施例に詳細に説明したと
同様に本実施例においては、n個の信号に分配された局
発信号の位相は、制御回路11によりそれぞれ制御でき
るため、周知のフェーズドアレーアンテナにおける機能
と同様に、空間において合成される混合成分(ω1+ω
1 ,ω1−ω21 )〜(ω1+ω2m ,ω1−ω
m )の伝搬方向をそれぞれ制御できる。
【0072】図4は本発明の第4の実施例のアンテナ回
路を示す図である。この第4の実施例のアンテナ回路で
は、第1の周波数(角周波数ω1)を有する局発信号1
は90度分配器151 により互いに90度の位相差で等
振幅の2信号に分配され、次いで、逆相分配器31 およ
び33 によりそれぞれ互いに逆位相で等振幅の2信号に
分配される。
【0073】同様に、第2の周波数(角周波数ω2)を
有するIF信号2は90度分配器152 により互いに9
0度の位相差で等振幅の2信号に分配され、次いで、逆
相分配器32 および34 によりそれぞれ互いに逆位相で
等振幅の2信号に分配される。次いで、これらの分配さ
れた信号はそれぞれ同相合成器41 ,42 ,43 ,4 4
において同位相で合成され、非線形デバイス51
2 ,53 ,54 にそれぞれ入力される。ここで非線形
デバイス51に入力される2信号を“数4”とし、
【0074】
【数4】
【0075】非線形デバイス52に入力される2信号を
“数5”とし、
【0076】
【数5】
【0077】非線形デバイス53に入力される2信号を
“数6”とし、
【0078】
【数6】
【0079】非線形デバイス54 に入力される2信号を
“数7”(Aは各信号の振幅)とすると、
【0080】
【数7】
【0081】実質的に同一である非線形デバイス51
2 ,53 ,54 で生じる信号成分は“数8”(Bは
信号成分ω1の振幅、Cは信号成分ω2の振幅、Dは信
号成分ω1+ω2の振幅、Eは信号成分ω1−ω2の振
幅)のように表され、信号成分ω1,ω2,ω1+ω2
は全体として逆位相となり、信号成分ω1−ω2は全体
として同位相となる。
【0082】
【数8】
【0083】また、非線形デバイス51 に入力される2
信号を“数9”とし、
【0084】
【数9】
【0085】非線形デバイス52 に入力される2信号を
“数10”とし、
【0086】
【数10】
【0087】非線形デバイス53 に入力される2信号を
“数11”とし、
【0088】
【数11】
【0089】非線形デバイス54 に入力される2信号を
“数12”(Aは各信号の振幅)とすると、
【0090】
【数12】
【0091】実質的に同一である非線形デバイス51
2 ,53 ,54 で生じる信号成分は“数13”(Bは
信号成分ω1の振幅、Cは信号成分ω2の振幅、Dは信
号成分ω1+ω2の振幅、Eは信号成分ω1−ω2の振
幅)と表され、信号成分ω1,ω2,ω1−ω2は全体
として逆位相となり、信号成分ω1+ω2は全体として
同位相となる。
【0092】
【数13】
【0093】従って、それぞれの非線形デバイス51
2 ,53 ,54 の出力端子に接続されたアンテナ
1 ,62 ,63 ,64 から放射される信号は、アンテ
ナ61 ,62 ,63 ,64 から等距離の空間領域におい
て、第1の局発入力信号周波数成分ω1および第2のI
F入力信号周波数成分ω2、局発入力信号周波数成分と
IF入力信号周波数成分の和の周波数成分ω1+ω2な
いしは差の周波数成分ω1−ω2が抑圧され、局発入力
信号周波数成分とIF入力信号周波数成分の和の周波数
成分ω1+ω2ないしは差の周波数成分ω1−ω2が合
成される。
【0094】従って、該空間領域において和、差の周波
数成分ω1+ω2ないしはω1−ω2を損失を伴う信号
合成回路なしに合成でき、かつ、フィルタなし第1の局
発入力信号周波数成分ω1および第2のIF入力信号周
波数成分ω2および和、差の周波数成分ω1+ω2ない
しはω1−ω2が抑圧できるため、従来の信号合成回路
を用いる技術に比べて、簡易な構成で高い効率で無線信
号を送信できる。
【0095】なお、本実施例においては、非線形デバイ
ス51 ,52 および53 ,54 の出力端にそれぞれ同相
合成回路を接続し、アンテナ61 ,62 および63 ,6
4 の内、それぞれ1つずつを省略してもよい。
【0096】図5は本発明の第5の実施例のアンテナ回
路を示す図である。なお、図5中のIF分配回路12の
構成の例は図2に示している。この第5の実施例のアン
テナ回路においては、図2に示した第2の実施例のアン
テナ回路中のバランス型アンテナ回路71 〜7n を図4
に示した第4の実施例のn個のイメージ抑圧型アンテナ
回路161 〜16n に置き換えたものと等価であるか
ら、イメージ抑圧型アンテナ回路161 〜16n に信号
を入力するまでの説明は省略する。
【0097】それぞれのイメージ抑圧型アンテナ回路1
1 〜16n においては、図4に示した第4の実施例で
詳細に説明したように、アンテナ61 ,62 ,63 ,6
4 から等距離の空間領域において、第1の局発入力信号
周波数成分ω1および第2のIF入力信号周波数成分ω
2、局発入力信号周波数成分とIF入力信号周波数成分
の和の周波数成分ω1+ω2ないしは差の周波数成分ω
1−ω2が抑圧され、局発入力信号周波数成分とIF入
力信号周波数成分の和の周波数成分ω1+ω2ないしは
差の周波数成分ω1+ω2が合成される。
【0098】さらに、本実施例においては、n個の信号
に分配された局発信号の位相は、制御回路11によりそ
れぞれ制御できるため、周知のフェーズドアレーアンテ
ナにおける機能と同様に、空間において合成された周波
数成分ω1+ω2ないしはω1−ω2の伝搬方向を制御
できる。なお、増幅器911〜91nおよび921〜92nは、
省略してもよく、また減衰器であっても差し支えなく、
さらに可変特性を備えていてもよい。
【0099】図6は本発明の第6の実施例のアンテナ回
路を示す図である。なお、図6中のIF信号分配合成回
路14の構成の例は、図3(b)に示している。この第
6の実施例のアンテナ回路では、図3(a)に示した第
3の実施例のアンテナ回路中の、バランス型アンテナ回
路71 〜7n を、図4に示した第4の実施例のn個のイ
メージ抑圧型アンテナ回路161 〜16n に置き換えた
ものと等価であるから、イメージ抑圧型アンテナ回路1
1 〜16n に信号を入力するまでの説明は省略する。
【0100】それぞれのイメージ抑圧型アンテナ回路1
1 〜16n においては、図4に示した第4の実施例で
詳細に説明したように、アンテナ61 ,62 ,63 ,6
4 から等距離の空間領域において、第1の局発入力信号
周波数成分ω1および第2のIF入力信号周波数成分ω
1 〜ω2m 、局発入力信号周波数成分とIF入力信号
周波数成分の和の周波数成分ω1+ω21 ないしは差の
周波数成分ω1−ω2 1 などがそれぞれ抑圧され、局発
入力信号周波数成分とIF入力信号周波数成分の和の周
波数成分ω11 +ω21 ないしは差の周波数成分ω1+
ω21 などがそれぞれ合成される。
【0101】さらに、第2の実施例に説明したことと同
様に本実施例においては、n個の信号に分配された局発
信号の位相は、制御回路11によりそれぞれ制御できる
ため、周知の、フェーズドアレーアンテナにおける機能
と同様に、空間において合成される混合成分(ω1+ω
1 ないしはω1−ω21 )〜(ω1+ω2m ないしは
ω1−ω2m )の伝搬方向をそれぞれ制御できる。
【0102】以上説明した各実施例においては、図7に
示すように、IF分配回路12への入力信号として、光
伝送媒体17により伝送された光信号を光/電気変換器
18により光/電気変換したものを用いても良い。さら
に、IF分配回路12、IF信号分配合成回路14の機
能と同等の機能を実現する手段として、複数の光合成/
分配手段、光変調手段、光周波数シフト手段などを用い
ても良い。
【0103】また、局発入力系にも同様に、光信号によ
る手段を用いてもよく、さらに光信号を局部発振器への
注入同期信号として用いてもよい。さらに、以上の各実
施例において、合成信号周波数を効率よく放射する形状
のアンテナを用いれば、抑圧信号周波数の放射効率を、
さらに低減することができる。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように本発明のアンテナ回
路は、非線形デバイスを用いた周波数変換手段を最終段
に備え、さらに単位非線形デバイスから出力される混合
成分をそれぞれのデバイスの出力端に接続されたアンテ
ナから放射した後、必要な成分を空間で合成する。これ
によって、従来問題であった、ハイブリッド回路などで
電力合成を行うことによる損失を避けることができるか
ら、効率の良い電力合成を行うことができるとともに、
装置構成も簡易にすることができる。
【0105】さらに、本発明のアンテナ回路をフェーズ
ドアレーアンテナに適用する場合、信号の合成/分配
を、低い周波数の信号で行うことができるから、合成/
分配損失を大幅に低減できるとともに、分配/合成回路
における位相・振幅の調整も容易にできる。従って、無
線送信装置の高効率化、高機能化、および、小型化に寄
与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す図である。
【図3】本発明の第3の実施例を示す図である。
【図4】本発明の第4の実施例を示す図である。
【図5】本発明の第5の実施例を示す図である。
【図6】本発明の第6の実施例を示す図である。
【図7】入力信号を光信号とする場合について説明する
図である。
【図8】従来の技術について説明する図である。
【図9】従来のアンテナ回路の構成の例を示す図であ
る。
【図10】従来のアンテナ回路の他の構成の例を示す図
である。
【符号の説明】
1 局発入力信号 2,21 〜2m IF入力信号 3,31 〜34 逆相分配器 4,41 〜44 同相合成器 5,51 〜54 非線形デバイス 6,61 〜6m アンテナ 7,71 〜7n バランス型アンテナ回路 8,81 〜83 電力分配器 9,911〜91n,921〜92n 増幅器 101 〜10n 可変移相器 11 制御回路 12,121 〜12m IF分配回路 131 〜13n n信号合成器 14 IF信号分配合成回路 151 ,152 90度分配器 161 〜16n イメージ抑圧型アンテナ回路 17 光伝送媒体 18 光/電気変換器 19 変調された信号 20 周波数混合回路 21 フィルタ 22 ハイブリッド回路 231 〜23n 周波数混合器 24 電力合成回路 251 〜25n 振幅/位相可変器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された第1の周波数を有する第1の
    信号を多分配する少なくとも1つの第1の分配手段と、 入力された第2の周波数を有する第2の信号を多分配す
    る少なくとも1つの第2の分配手段と、 上記第1の分配手段により多分配された信号をそれぞれ
    増幅し、または、減衰させる第1の振幅制御手段と、 上記第2の分配手段により多分配された信号をそれぞれ
    増幅し、または、減衰させる第2の振幅制御手段と、 上記第1の分配手段により多分配されたそれぞれの信号
    の位相を変移する第1の位相調整手段と、 上記第2の分配手段により多分配されたそれぞれの信号
    の位相を変移する第2の位相調整手段と、 上記第1および第2の位相調整手段により位相を変移さ
    れた信号をそれぞれ合成する合成手段と、 第1の端子と第2の端子を有し、上記合成手段により合
    成されたそれぞれの信号を入力し、上記第1と第2の入
    力信号の和と差の周波数と、それぞれの信号の高調波、
    および該高調波周波数と入力信号の和と差の周波数を有
    する成分を発生させ、上記第2の端子から出力する非線
    形特性を有する複数のデバイスと、 上記デバイスの第2の端子より出力される複数の信号を
    放射する複数のアンテナとを備え、 上記複数のアンテナから放射される成分の内、不要な成
    分を空間において相殺し、必要な成分を空間において合
    成するよう前記位相調整手段によって調整することを特
    徴とするアンテナ回路。
  2. 【請求項2】 入力された第1の周波数を有する第1の
    信号を互いに第1の位相差を有するように2分配する第
    1の分配手段と、 入力された第2の周波数を有する第2の信号を互いに第
    2の位相差を有するように2分配する第2の分配手段
    と、 上記第1または第2の分配手段により2分配された一方
    の信号を第3の位相を有するように位相を変移する第1
    の位相調整手段と、 上記第1または第2の分配手段により2分配された他方
    の信号を第4の位相を有するように位相を変移する第2
    の位相調整手段と、 上記第1または第2の分配手段によって分配された一方
    の信号と、上記第1または第2の分配手段によって位相
    を変移された一方の信号を同位相で合成する第1の合成
    手段と、 上記第1または第2の分配手段によって分配された他方
    の信号と、上記第1または第2の位相調整手段によって
    位相を変移された他方の信号を同位相で合成する第2の
    合成手段と、 上記第1の合成手段によって合成された信号を入力する
    第1の端子を有し、非線形特性を有し、上記第1および
    第2の周波数の第1の混合信号を発生させて、これを出
    力する第2の端子を備えた第1のデバイスと、 上記第2の合成手段によって合成された信号を入力する
    第1の端子を有し、上記第1のデバイスと同様な非線形
    特性を有し、上記第1および第2の周波数の第2の混合
    信号を発生させて、これを出力する第2の端子を備えた
    第2のデバイスと、 上記第1のデバイスの上記第2の端子より出力される第
    1の混合信号を放射する第1のアンテナと、 上記第2のデバイスの上記第2の端子より出力される第
    2の混合信号を放射する第2のアンテナとを備えたこと
    を特徴とするアンテナ回路。
  3. 【請求項3】 入力された第1の周波数を有する第1の
    信号を互いに第1の位相差を有するように2分配する第
    1の分配手段と、 上記第1の分配手段により分配された第1の信号の一方
    をそれぞれ互いにπの位相差を有するように2分配する
    第2の分配手段と、 上記第1の分配手段により分配された第1の信号の他方
    をそれぞれ互いにπの位相差を有するように2分配する
    第3の分配手段と、 入力された第2の周波数を有する第2の信号を互いにπ
    /4の位相差を有するように4分配する第4の分配手段
    と、 上記第2の分配手段によって2分配された一方の信号
    と、上記第4の分配手段によって4分配された信号の1
    つを同位相で合成する第1の合成手段と、 上記第2の分配手段によって2分配された他方の信号
    と、上記第4の分配手段によって4分配された信号の他
    の1つを同位相で合成する第2の合成手段と、 上記第3の分配手段によって2分配された一方の信号
    と、上記第4の分配手段によって4分配された信号の他
    のもう1つを、同位相で合成する第3の合成手段と、 上記第3の分配手段によって2分配された他方の信号
    と、上記第4の分配手段によって4分配された信号の他
    のさらにもう1つを同位相で合成する第4の合成手段
    と、 上記第1の合成手段によって合成された信号を入力する
    第1の端子を有し、非線形特性を有し、上記第1および
    第2の周波数の第1の混合信号を発生させて、これを出
    力する第2の端子を備えた第1のデバイスと、 上記第2の合成手段によって合成された信号を入力する
    第1の端子を有し、上記第1のデバイスと同様な非線形
    特性を有し、上記第1および第2の周波数の第2の混合
    信号を発生させて、これを出力する第2の端子を備えた
    第2のデバイスと、 上記第3の合成手段によって合成された信号を入力する
    第1の端子を有し、上記第1のデバイスと同様な非線形
    特性を有し、上記第1および第2の周波数の第3の混合
    信号を発生させて、これを出力する第2の端子を備えた
    第3のデバイスと、 上記第4の合成手段によって合成された信号を入力する
    第1の端子を有し、上記第1のデバイスと同様な非線形
    特性を有し、上記第1および第2の周波数の第4の混合
    信号を発生させて、これを出力する第2の端子を備えた
    第4のデバイスと、 上記第1のデバイスの上記第2の端子より出力される第
    1の混合信号を放射する第1のアンテナと、 上記第2のデバイスの上記第2の端子より出力される第
    2の混合信号を放射する第2のアンテナと、 上記第3のデバイスの上記第2の端子より出力される第
    3の混合信号を放射する第3のアンテナと、 上記第4のデバイスの上記第2の端子より出力される第
    4の混合信号を放射する第4のアンテナとを備えたこと
    を特徴とするアンテナ回路。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のアンテナ回路において、
    第1〜第4のアンテナと第1〜第4のデバイスの第2の
    端子との間に、第1〜第4のデバイスのそれぞれ2つの
    第2の端子から出力される信号を合成する2つの合成手
    段を設け、該合成手段により合成された成分をそれぞれ
    アンテナから放射するように構成したことを特徴とする
    アンテナ回路。
  5. 【請求項5】 請求項2〜請求項4記載のアンテナ回路
    において、 さらに複数のアンテナ回路を備え、上記第1および第4
    の分配手段の前段に、上記第1および第2の周波数をそ
    れぞれ該アンテナ回路の数に分配する複数の分配手段を
    備え、位相調整手段は可変特性を有し、各位相調整手段
    を制御する制御手段を備えたことを特徴とするアンテナ
    回路。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のアンテナ回路において、
    上記第1または第2の入力周波数を有する信号は、さら
    に複数の周波数成分を有する複数の信号で構成されるこ
    とを特徴とするアンテナ回路。
  7. 【請求項7】 請求項2〜請求項6記載のアンテナ回路
    において、上記第1または第2の入力周波数を有する信
    号は、複数の光伝送媒体を介して光信号により入力さ
    れ、さらに備えられた複数の光/電気変換器により光/
    電気変換されることを特徴とするアンテナ回路。
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