JPH0846459A - マイクロ波増幅器回路 - Google Patents

マイクロ波増幅器回路

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JPH0846459A
JPH0846459A JP6174194A JP17419494A JPH0846459A JP H0846459 A JPH0846459 A JP H0846459A JP 6174194 A JP6174194 A JP 6174194A JP 17419494 A JP17419494 A JP 17419494A JP H0846459 A JPH0846459 A JP H0846459A
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JP
Japan
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output
signal
output terminal
input terminal
terminal
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JP6174194A
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Inventor
Yoshihiro Tsukahara
良洋 塚原
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH0846459A publication Critical patent/JPH0846459A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/32Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion
    • H03F1/3223Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion using feed-forward
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H7/00Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
    • H03H7/18Networks for phase shifting
    • H03H7/19Two-port phase shifters providing a predetermined phase shift, e.g. "all-pass" filters

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  • Microwave Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 入力端1への入力信号を分配器4で分配し、
それぞれをマイクロ波増幅器回路2a,2bで増幅した
後、90°移相器5により基本波成分、2倍波成分の位
相を所望の角度分ずらした後、結合器6に入力し、他方
の信号はそのまま結合器6に入力し、両者を合成して出
力端3に出力する。 【効果】 増幅過程で生じる2倍波成分の増加を抑制す
ることができ、増幅器を通過する信号の通過位相が変動
せず帯域外(高域)の利得を抑制することができるマイ
クロ波増幅器回路を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波増幅器回路
に関し、特に増幅信号の高調波歪み成分をキャンセルで
きるマイクロ波増幅器回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は従来のマイクロ波増幅器回路を
示す。図において、1は入力端、2はマイクロ波増幅
器、3は出力端である。
【0003】次に動作について説明する。入力端1に入
力された信号をマイクロ波増幅器2により増幅し、その
増幅出力を出力端3へ出力する。このようなマイクロ波
増幅器回路は、入力信号のレベルが高くなると、増幅さ
れた出力信号が一定のレベルで飽和するという性質をも
つものである。
【0004】図12(a) は、このようなマイクロ波増幅
器回路を2つ組合せた分配合成型増幅器の回路を示し、
図12(b) はこの回路の入出力レベルをシュミレートし
た結果を示す。図12(a) において、1,2,3は図1
1と同じものを示し、4は入力信号を2つに分配する分
配器、6は2つのマイクロ波増幅器2の出力を合成する
合成器である。
【0005】次に動作について説明する。入力端1に入
力された信号は、分配器4により2つの信号に分配さ
れ、2つのマイクロ波増幅器2によりそれぞれ増幅さ
れ、その増幅された出力が合成器6によって合成され、
出力端3より出力される。
【0006】この分配合成型増幅器では、図12(b) に
示すように、入力レベルがある値(約−22.0dB
m)を越えて大きくなり出力信号が飽和し始める(即
ち、出力Pout がほとんど0.0dBmとなる)と、基
本波成分f0 に対し、2倍波成分2f0 ,および3倍波
成分3f0 ,の出力レベルが高くなる。このように2倍
波成分2f0 ,3倍波成分3f0 ,の出力レベルが高く
なると、出力歪みが大きくなってしまう。
【0007】ところで、このようなマイクロ波増幅器は
例えば携帯電話等の移動体通信システムに使用されるも
のであるが、昨今の移動体通信システムの急速に普及に
伴って、このようなマイクロ波増幅器は、その出力の低
歪化の要求が大きく高まってきているものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のマイ
クロ波増幅器は、上述のような構成を有しており、この
ため、出力レベルが大きくなり出力信号が飽和し始める
と、高調波成分の出力レベルが高くなり、出力歪みが大
きくなるという問題があった。
【0009】また、上述のように、出力信号が飽和し始
めることによって2倍波成分,3倍波成分が増加する
と、信号が該増幅器を通過することよる通過位相変動が
生じるという問題があった。
【0010】また、このような増幅信号において中心周
波数がf1 、f2 と相互に近い周波数信号を合成した際
に、高調波成分が多いと、2×f1 −f2 あるいは2×
f2−f1 で表される周波数において、IM3(中間第
3波)と呼ばれる出力が発生するという問題があった。
【0011】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、信号の飽和により増加した高調
波成分をキャンセルすることができ、かつ信号が増幅器
を通過する際の通過位相変動を生じることのない,マイ
クロ波増幅器回路を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明(請求項1)に
かかるマイクロ波増幅器回路は、その入力端子が、回路
の入力端に接続され、該入力端子への信号を2つに分配
し、その第1,第2の出力端子に出力する分配器と、上
記分配器の第1,第2の出力端子にそれぞれ接続された
第1,第2のマイクロ波増幅器と、その第1の入力端子
が、90°移相器を介して、上記第1のマイクロ波増幅
器の出力端子に接続され、その第2の入力端子が上記第
2のマイクロ波増幅器の出力端子に接続された結合器と
を備え、上記結合器の出力端子は、該回路の出力端に接
続されているものである。
【0013】またこの発明(請求項2)にかかるマイク
ロ波増幅器回路は、その入力端子が、回路の入力端に接
続されたマイクロ波増幅器と、その入力端子が該マイク
ロ波増幅器の出力端子に接続された,第1,第2の出力
端子をもつ分配器と、その第1の入力端子が90°移相
器を介して上記分配器の第1の出力端子に接続され、そ
の第2の入力端子が上記分配器の第2の出力端子に直接
接続された結合器とを備え、上記結合器の出力端子は、
該回路の出力端に接続されているものである。
【0014】またこの発明(請求項3)にかかるマイク
ロ波増幅器回路は、その入力端子が、回路の入力端に接
続され、該入力端子への信号を3つに分配し、その第
1,第2,第3の出力端子に出力する分配器と、上記分
配器の第1,第2,第3の出力端子にそれぞれ接続され
た第1,第2,第3のマイクロ波増幅器と、上記第1の
マイクロ波増幅器の出力端子が、−60°移相器を介し
て、その第1の入力端子に接続され、上記第2のマイク
ロ波増幅器の出力端子が、直接、第2の入力端子に接続
され、上記第3のマイクロ波増幅器の出力端子が、+6
0°移相器を介して、その第3の入力端子に接続された
結合器とを備え、上記結合器の出力端子は該回路の出力
端に接続されているものである。
【0015】またこの発明(請求項4)にかかるマイク
ロ波増幅器回路は、その入力端子が、回路の入力端に接
続されたマイクロ波増幅器と、その入力端子が上記マイ
クロ波増幅器の出力端子に接続された、第1,第2,第
3の出力端子をもつ分配器と、該分配器の第1の出力端
子に、−60°移相器を介して、その第1の入力端子が
接続され、上記分配器の第2の出力端子に、直接、その
第2の入力端子が接続され、上記分配器の第3の出力端
子に、+60°移相器を介して、その第3の入力端子が
接続された結合器とを備え、該結合器の出力端子は、該
回路の出力端に接続されているものである。
【0016】またこの発明(請求項5)にかかるマイク
ロ波増幅器回路は、その入力端子が、回路の入力端に接
続され、該入力端子への信号を2つに分配し、その第
1,第2の出力端子に出力する分配器と、上記分配器の
第1,第2の出力端子にそれぞれ接続された第1,第2
のマイクロ波増幅器と、上記第1のマイクロ波増幅器の
出力端子が、直列に接続された2つの90°移相器を介
して、その第1の入力端子に接続され、上記第2のマイ
クロ波増幅器の出力端子が、直接、その第2の入力端子
に接続された結合器とを備え、上記結合器の出力端子は
該回路の出力端に接続されているものである。
【0017】またこの発明(請求項6)にかかるマイク
ロ波増幅器回路は、その入力端子が、回路の入力端に接
続されたマイクロ波増幅器と、その入力端子が上記マイ
クロ波増幅器の出力端子に接続された、第1,第2,第
3の出力端子をもつ分配器と、該分配器の第1の出力端
子に、直列に接続された2つの90°移相器を介して、
その第1の入力端子が接続され、上記分配器の第2の出
力端子に、直接、その第2の入力端子が接続された結合
器とを備え、上記結合器の出力端子は該回路の出力端に
接続されているものである。
【0018】
【作用】この発明(請求項1)においては、その入力端
子が、回路の入力端に接続され、該入力端子への信号を
2つに分配し、その第1,第2の出力端子に出力する分
配器と、上記分配器の第1,第2の出力端子にそれぞれ
接続された第1,第2のマイクロ波増幅器と、その第1
の入力端子が、90°移相器を介して、上記第1のマイ
クロ波増幅器の出力端子に接続され、その第2の入力端
子が上記第2のマイクロ波増幅器の出力端子に接続され
た結合器とを備え、上記結合器の出力端子は、該回路の
出力端に接続されているものとしたから、2倍波成分の
位相を180°移相した増幅信号と、入力信号と同位相
の増幅信号とを合成することにより、出力信号の2倍波
成分を抑制することができる。
【0019】またこの発明(請求項2)においては、そ
の入力端子が、回路の入力端に接続されたマイクロ波増
幅器と、その入力端子が該マイクロ波増幅器の出力端子
に接続された,第1,第2の出力端子をもつ分配器と、
その第1の入力端子が90°移相器を介して上記分配器
の第1の出力端子に接続され、その第2の入力端子が上
記分配器の第2の出力端子に直接接続された結合器とを
備え、上記結合器の出力端子は、該回路の出力端に接続
されているものとしたから、その入力端子が、回路の入
力端に接続されたマイクロ波増幅器と、その入力端子が
該マイクロ波増幅器の出力端子に接続された,第1,第
2の出力端子をもつ分配器と、その第1の入力端子が9
0°移相器を介して上記分配器の第1の出力端子に接続
され、その第2の入力端子が上記分配器の第2の出力端
子に直接接続された結合器とを備え、上記結合器の出力
端子は、該回路の出力端に接続されているものとしたか
ら、2倍波成分の位相を180°移相した増幅信号と、
入力信号と同位相の増幅信号とを合成することにより、
出力信号の2倍波成分を抑制することができる。
【0020】またこの発明においては、その入力端子
が、回路の入力端に接続され、該入力端子への信号を3
つに分配し、その第1,第2,第3の出力端子に出力す
る分配器と、上記分配器の第1,第2,第3の出力端子
にそれぞれ接続された第1,第2,第3のマイクロ波増
幅器と、上記第1のマイクロ波増幅器の出力端子が、−
60°移相器を介して、その第1の入力端子に接続さ
れ、上記第2のマイクロ波増幅器の出力端子が、直接、
第2の入力端子に接続され、上記第3のマイクロ波増幅
器の出力端子が、+60°移相器を介して、その第3の
入力端子に接続された結合器とを備え、上記結合器の出
力端子は該回路の出力端に接続されているものとしたか
ら、2倍波成分の位相を+120°移相した増幅信号
と、2倍波成分の位相を−120°移相した増幅信号
と、入力信号と同位相の増幅信号とを合成することによ
り、出力信号の2倍波成分を抑制することができる。
【0021】またこの発明においては、その入力端子
が、回路の入力端に接続されたマイクロ波増幅器と、そ
の入力端子が上記マイクロ波増幅器の出力端子に接続さ
れた、第1,第2,第3の出力端子をもつ分配器と、該
分配器の第1の出力端子に、−60°移相器を介して、
その第1の入力端子が接続され、上記分配器の第2の出
力端子に、直接、その第2の入力端子が接続され、上記
分配器の第3の出力端子に、+60°移相器を介して、
その第3の入力端子が接続された結合器とを備え、該結
合器の出力端子は、該回路の出力端に接続されているも
のとしたから、2倍波成分の位相を+120°移相した
増幅信号と、2倍波成分の位相を−120°移相した増
幅信号と、入力信号と同位相の増幅信号とを合成するこ
とにより、出力信号の2倍波成分を抑制することができ
る。
【0022】またこの発明においては、その入力端子
が、回路の入力端に接続され、該入力端子への信号を2
つに分配し、その第1,第2の出力端子に出力する分配
器と、上記分配器の第1,第2の出力端子にそれぞれ接
続された第1,第2のマイクロ波増幅器と、上記第1の
マイクロ波増幅器の出力端子が、直列に接続された2つ
の90°移相器を介して、その第1の入力端子に接続さ
れ、上記第2のマイクロ波増幅器の出力端子が、直接、
その第2の入力端子に接続された結合器とを備え、上記
結合器の出力端子は該回路の出力端に接続されているも
のとしたから、基本波成分の位相を180°移相し2倍
波成分はその位相を360°移相した,即ち同相のまま
の増幅信号と、入力信号と同位相の増幅信号とを合成す
ることにより、基本波成分を打ち消し2倍波成分のみを
取り出すことができる。
【0023】またこの発明においては、その入力端子
が、回路の入力端に接続されたマイクロ波増幅器と、そ
の入力端子が上記マイクロ波増幅器の出力端子に接続さ
れた、第1,第2,第3の出力端子をもつ分配器と、該
分配器の第1の出力端子に、直列に接続された2つの9
0°移相器を介して、その第1の入力端子が接続され、
上記分配器の第2の出力端子に、直接、その第2の入力
端子が接続された結合器とを備え、上記結合器の出力端
子は該回路の出力端に接続されているものとしたから、
基本波成分の位相を180°移相し2倍波成分は同相の
ままの増幅信号と、入力信号と同位相の増幅信号とを合
成することにより、基本波成分を打ち消し2倍波成分の
みを取り出すことができる。
【0024】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の実施例1によるマイクロ波増
幅器回路の構成を示す。図において、1は入力端、2
a、2bは第1,第2のマイクロ波増幅器、3は出力
端、4は入力端1よりの信号を2つに分配し、第1,第
2のマイクロ波増幅器2a,2bに供給する2方向分配
器である。また、5は第1のマイクロ波増幅器2aの出
力を90°移相する90°移相器であり、その周波数特
性としては、図2に示す特性を有するものである。6は
該90°移相器5の出力と、上記第2のマイクロ波増幅
器2bの出力とを結合する2方向結合器である。
【0025】次にこの回路の動作について説明する。入
力端1より入力された信号は、分配器4により入力信号
の電力が2分の1となるように分配され、B点、C点に
出力される。該B、C点に出力された信号は、それぞれ
第1,第2のマイクロ波増幅器2a、2bにより増幅さ
れ、各増幅器で増幅された信号はD、E点に出力され
る。その際各増幅器2a,2bに入る入力信号が大きい
と、該増幅器の特性によって、入力レベルに対しその出
力レベルは非線形となって歪みを含むものとなる。そし
て、D点に出力された信号は90°移相器5を通過して
結合器6に入力され、一方E点に出力された信号はその
まま結合器6に入力される。この移相器5は、その周波
数特性として、図2に示すように、基本波成分f0 につ
いては−90°、2倍波成分2f0 については、−18
0°,位相を移相し、通過特性としては、2f0 までの
通過特性を有するもので、ロウパスフィルタ(Low Pass
Filter )として機能するものである。上記90°移相
器5を通過した信号は、上記の特性によって位相が移相
され、且つ2倍波成分より周波数の高い信号は該移相器
のロウパスフィルタ特性によりカットされて、出力され
る。また、該90°移相器5を通過したF点の信号と、
上記マイクロ波増幅器2bによって増幅された後、90
°移相器を通過しないE点の信号とが、2方向結合器6
によって合成されて、出力端3に出力される。
【0026】次に、上記E、FおよびG点における基本
波成分f0 ,2倍波成分2f0 ,3倍波成分3f0 のベ
クトル図を、それぞれ図3(a) ,図3(b) ,図3(c) に
示す。図3(b) は、マイクロ波増幅器2bから発生した
2倍波成分E2f0 と、マイクロ波増幅器2aで発生し
90°移相器5を通過することにより移相された2倍波
成分F2f0 とが、結合器6で合成され、互いに打ち消
し合うことを示している。
【0027】また本実施例1の回路における,入出力信
号レベルのシュミレート結果を図4に示す。前述した、
図12(b) に示す従来の増幅器回路における入出力信号
レベルのシュミレート結果と比較して、2倍波成分の増
加が抑制されていることがわかる。
【0028】このように本実施例1のマイクロ波増幅回
路では、第1のマイクロ波増幅器により増幅された信号
と、第2のマイクロ波増幅器により増幅され、移相器に
より2倍波成分の位相を180°移相した信号とを合成
することにより、増幅された信号が飽和することによっ
て増加する2倍波成分を除去することができる。また、
IM3を除去することもでき、より基本波成分に近い増
幅信号を得ることができる効果が得られる。
【0029】実施例2.図5は本実施例2のマイクロ波
増幅器回路の構成を示す。図において、図1、図11と
同一の符号は同一または相当する部分を示す。即ち、1
は入力端、2はマイクロ波増幅器、3は出力端、4は2
方向分配器、6は2方向結合器である。
【0030】次にこの回路の動作について説明する。上
記実施例1では分配器4により入力信号を分配した後、
その各々をマイクロ波増幅器2a、2bで増幅したが、
本実施例2では1つのマイクロ波増幅器2で入力信号を
増幅した後、2方向分配器4で信号を分配し、以下90
°移相器5を通した信号と、通さない信号とを2方向合
成器6で合成し、出力端3より出力する。この場合も、
マイクロ波増幅器2に入力される入力信号が大きいと、
該増幅器の特性によって、入力レベルに対しその出力レ
ベルは非線形となって歪みを含むものとなり、その出力
は分配器4によって図5の点D、Eに分配出力される。
ここで点D、Eは図1における点D、Eに対応し、以下
の動作は上記実施例1と全く同様である。上記D点に出
力された信号は、90°移相器5を通過して結合器6に
入力され、一方、E点に出力された信号はそのまま結合
器6に入力され、その両者が結合器6で合成されること
で、2倍波成分同士が打ち消し合うことになる。
【0031】このように本実施例2のマイクロ波増幅回
路では、増幅された信号と、増幅され、移相器により2
倍波成分の位相を180度移相した信号とを合成するこ
とにより、上記実施例1よりも少ない増幅器で、上記実
施例1の場合と同様に、増幅信号の飽和によって増加し
た2倍波成分を除去することができる。また、IM3を
除去することもでき、より基本波成分に近い増幅信号を
得ることができる効果がある。
【0032】実施例3.図6は本実施例3によるマイク
ロ波増幅回路の構成を示す。図において、図1と同一の
符号は同一または相当する部分を示し、2a、2bおよ
び2cは第1,第2,第3のマイクロ波増幅器、4aは
3方向分配器、5aは−60°移相器、5bは+60°
移相器、6aは3方向結合器である。
【0033】次にこの回路の動作について説明する。入
力端1より入力された信号は、3方向分配器4aにより
入力信号の電力が3等分され、図6のB点、C点および
D点に出力される。このB、CおよびD点はそれぞれマ
イクロ波増幅器2a、2bおよび2cに接続されてお
り、各増幅器で増幅された信号はE、GおよびH点に出
力される。ここで増幅器に入る入力信号が大きいと、信
号が増幅器の特性によって歪んだ出力信号となるのは、
実施例1、2の場合と同様である。増幅された信号はE
点、G点およびH点に出力され、このG点に出力された
信号はそのまま3方向結合器6aに入力され、E点、H
点に出力された信号は移相器5a,5bをそれぞれ通過
した後、3方向結合器6aに入力される。移相器5a
は、その周波数特性としては、基本波成分f0 は−60
°、2倍波成分2f0 は、−120°位相を変え、通過
特性は、2f0 までを通過させるロウパスフィルタとし
て機能するものである。また基本波移相器5bの周波数
特性は、基本波成分f0 は+60°、2倍波成分2f0
は、+120°位相を変え、通過特性は、2f0 までを
通過させるロウパスフィルタとして機能するものであ
る。
【0034】このようにE点からの信号は移相器5aを
通過し、F点から結合器6aに入力され、またH点から
の信号は移相器5bを通過し、I点から結合器6aに入
力される。移相器5a、5bを通過した信号は上記の特
性によって位相が移相され、かつ2倍波成分より周波数
の高い信号はロウパスフィルタによりカットされて出力
される。また、移相器5aを通過した信号(F点)と、
移相器5bを通過した信号(I点)と、増幅された後、
移相器を通過しない信号(G点)とが結合器6によって
合成され出力端3に出力される。F、GおよびI点にお
ける基本波成分f0 ,2倍波成分2f0 ,3倍波成分3
f0 のベクトル図を、図7(a) ,図7(b) , 図7(c) に
示す。図7(a) は基本波成分、図7(b) は2倍波成分、
図7(c)は3倍波成分のベクトル図である。図7(b)
は、増幅器2bから発生した2倍波成分G2f0 と、増
幅器で発生し移相器を通過した2倍波成分F2f0 ,お
よびI2f0 の3種の信号が結合器6aで合成され打ち
消し合うことを示している。
【0035】このように本実施例3のマイクロ波増幅回
路では、増幅された信号と、増幅され、移相器により2
倍波成分を正負両方向に120°移相した2種の信号と
を合成することにより、増幅信号の飽和によって増加し
た2倍波成分を取り除くことができる。また、IM3を
除去することもでき、より基本波成分に近い増幅信号を
得ることができる効果が得られる。
【0036】実施例4.図8は本実施例4のマイクロ波
増幅回路の構成を示す。図において、図5,図6と同一
符号は同一または相当する部分を示す。即ち、1は入力
端、2はマイクロ波増幅器、3は出力端、4aは3方向
分配器、5aは−60°移相器、5bは+60°移相
器、6aは3方向結合器である。
【0037】次にこの回路の動作について説明する。上
記実施例3では、入力端1への入力信号を3方向分配器
4aにより分配した後、これらをマイクロ波増幅器2
a、2bおよび2cで増幅するようにしたが、本実施例
4では、入力信号を1つのマイクロ波増幅器2で増幅し
た後、該増幅信号を3方向分配器4aで分配する。この
場合もマイクロ波増幅器2に入力される信号が大きい
と、該増幅器の特性によって入力レベルに対し出力レベ
ルは非線形となって歪みを有するものとなり、これが3
方向分配器4aによって点E、GおよびHに出力され
る。信号がこれらの点E、GおよびHに出力されて以降
の動作は、上記実施例3と同様である。即ち、G点に出
力された信号はそのまま3方向結合器6aに入力され、
E点、H点に出力された信号はそれぞれ−60°移相器
5a、+60°移相器5bで移相された後、3方向結合
器6aに入力される。
【0038】ここで、E点の信号は−60°移相器5a
で移相された後、F点から3方向結合器6aに入力さ
れ、H点の信号は+60°移相器5bで移相された後、
I点から3方向結合器6aに入力され、これらの信号の
基本波成分は、該移相器5a、5bの上記の特性により
移相されるとともに、その2倍波成分より周波数の高い
信号は該移相器のロウパスフィルタ特性によりカットさ
れて出力される。そして、上記移相器5a,5bを通過
したF点,I点の信号と、増幅された後移相器を通過し
ないG点の信号とが3方向結合器6によって合成され、
出力端3に出力される。ここで、F点、G点およびI点
における基本波成分f0 ,2倍波成分2f0 ,3倍波成
分3f0 のベクトル図は、実施例3の図7(a),7(b),7
(c) に示したものと同様で、図7(b) で示した増幅器で
発生した2倍波成分G2f0 と、増幅器で発生し移相器
5a,5bを通過した2倍波成分F2f0 ,I2f0 の
3つの信号が、3方向結合器6aで合成され、打ち消し
合うこととなる。
【0039】このように本実施例4のマイクロ波増幅器
回路では、増幅されたそのものの信号と、増幅され移相
器により2倍波成分を正負両方向にそれぞれ120°移
相した2つの信号とを合成することにより、実施例3よ
りも少ない増幅器で、実施例3の場合と同様に、増幅信
号の飽和によって増加した2倍波成分を取り除くことが
できる。また、IM3を除去することもでき、より基本
波成分に近い増幅信号を得ることができる効果がある。
【0040】実施例5.図9は本発明の第5の実施例に
よるマイクロ波増幅回路の構成を示す。本実施例5の回
路は、2倍波成分のみを出力できるように、図1の実施
例1の90°移相器の後段に、もう1つの90°移相器
を接続して構成される。図9において、図1と同一の符
号は同一または相当する部分を示し、5c、5dは第
1,第2の90°移相器である。
【0041】次にこの回路の動作について説明する。図
9において、入力端1より入力された信号は、分配器4
により入力信号の電力がそれぞれ2分の1となるように
分配され、B点、C点に出力される。このB、C点に現
れる信号は、それぞれマイクロ波増幅器2a、2bによ
り増幅され、D、E点に出力される。ここで増幅器に入
力される信号が大きいと、信号が増幅器の特性によって
歪んだ出力信号となるのは、上記各実施例の場合と同様
である。D点に出力された信号は90°移相器5c,さ
らに90°移相器5dを通過して結合器6に入力され、
一方E点に出力された信号はそのまま結合器6に入力さ
れる。この結果、増幅により発生した2倍波成分を含む
出力波は、移相器5cと移相器5dによって、基本波が
180°(=90°+90°)だけ、2倍波が360°
(=180°+180°)だけ位相が移相せられてF点
から結合器6に入力される。結合器6ではこのF点から
の信号と、上記E点からの信号とが合成され、180°
の位相ずれがある基本波成分は打ち消し合い、360°
の位相ずれがある,即ち同位相の2倍波成分は強め合っ
て、出力端3に出力される。
【0042】このように本実施例5のマイクロ波増幅回
路では、直列に接続した2個の90°移相器を経た信号
と、移相器を経ない信号とを合成することにより、増幅
信号の飽和によって増加した2倍波成分のみを取り出す
ようにしたので、2逓倍器と同様の機能を奏する回路を
得ることができる効果がある。
【0043】実施例6.図10は本実施例6のマイクロ
波増幅回路の構成を示す。本実施例6では2倍波成分の
みを出力できるように、図5で示される実施例2の90
°移相器の後段に、さらにもう1つの90°移相器を接
続して構成される。図10において、図5,図9と同一
の符号は同一または相当する部分を示し、5c、5dは
第1,第2の90°移相器である。
【0044】次にこの回路の動作について説明する。図
10において、入力端1より入力された信号は、増幅器
2で増幅され、分配器4により分配され、D点、E点に
出力される。ここで増幅器に入る入力信号が大きいと、
信号が増幅器の特性によって歪んだ出力信号となるの
は、上記各実施例の場合と同様である。以下実施例5と
同様に、D点に出力された信号は2つの90°移相器5
c,5dを通過して結合器6に入力され、一方E点に出
力された信号はそのまま結合器6に入力され、両者が合
成されて出力端3に出力される。この結果、増幅により
発生した2倍波成分を含む出力波は、移相器5cと移相
器5dによって、基本波が180°(=90°+90
°)だけ、2倍波が360°(=180°+180°)
だけ,位相が移相せられてF点から結合器6に入力され
る。結合器6ではF点からの信号と、E点からの信号と
が合成され、180°の位相ずれがある基本波成分は打
ち消し合い、360°の位相ずれがある,即ち同位相の
2倍波成分は強め合って出力端3に出力される。
【0045】このように本実施例6のマイクロ波増幅回
路では、直列に接続した2個の90°移相器を経た信号
と、移相器を通さない信号とを合成することにより、増
幅信号の飽和によって発生した2倍波成分のみを取り出
すようにしたので、実施例5よりも少ない増幅器で、2
逓倍器と同様の機能を奏する回路を得ることができる効
果がある。
【0046】
【発明の効果】以上のように、この発明にかかるマイク
ロ波増幅器回路によれば、その入力端子が、回路の入力
端に接続され、該入力端子への信号を2つに分配し、そ
の第1,第2の出力端子に出力する分配器と、上記分配
器の第1,第2の出力端子にそれぞれ接続された第1,
第2のマイクロ波増幅器と、その第1の入力端子が、9
0°移相器を介して、上記第1のマイクロ波増幅器の出
力端子に接続され、その第2の入力端子が上記第2のマ
イクロ波増幅器の出力端子に接続された結合器とを備
え、上記結合器の出力端子は、該回路の出力端に接続さ
れているものとしたので、2倍波成分の位相を180°
移相した増幅信号と、入力信号と同位相の増幅信号とを
合成することにより、出力信号の2倍波成分を抑制する
ことができ、増幅器を通過する信号の通過位相が変動せ
ず、帯域外(高域)の利得を抑制することができ、上述
のIM3を抑制できるマイクロ波増幅器回路を得ること
ができる効果がある。
【0047】またこの発明によれば、その入力端子が、
回路の入力端に接続されたマイクロ波増幅器と、その入
力端子が該マイクロ波増幅器の出力端子に接続された,
第1,第2の出力端子をもつ分配器と、その第1の入力
端子が90°移相器を介して上記分配器の第1の出力端
子に接続され、その第2の入力端子が上記分配器の第2
の出力端子に直接接続された結合器とを備え、上記結合
器の出力端子は、該回路の出力端に接続されているもの
としたので、2倍波成分の位相を180°移相した増幅
信号と、入力信号と同位相の増幅信号とを合成すること
により、出力信号の2倍波成分を抑制することができ、
増幅器を通過する信号の通過位相が変動せず帯域外(高
域)の利得を抑制することができ、前述のIM3を抑制
できるマイクロ波増幅器回路を得ることができる効果が
ある。
【0048】またこの発明によれば、その入力端子が、
回路の入力端に接続され、該入力端子への信号を3つに
分配し、その第1,第2,第3の出力端子に出力する分
配器と、上記分配器の第1,第2,第3の出力端子にそ
れぞれ接続された第1,第2,第3のマイクロ波増幅器
と、上記第1のマイクロ波増幅器の出力端子が、−60
°移相器を介して、その第1の入力端子に接続され、上
記第2のマイクロ波増幅器の出力端子が、直接、第2の
入力端子に接続され、上記第3のマイクロ波増幅器の出
力端子が、+60°移相器を介して、その第3の入力端
子に接続された結合器とを備え、上記結合器の出力端子
は該回路の出力端に接続されているものとしたので、2
倍波成分の位相を+120°移相した増幅信号と、2倍
波成分の位相を−120°移相した増幅信号と、入力信
号と同位相の増幅信号とを合成することにより、出力信
号の2倍波成分を抑制することができ、増幅器を通過す
る信号の通過位相が変動せず帯域外(高域)の利得を抑
制することができ、前述のIM3を抑制できるマイクロ
波増幅器回路を得ることができる効果がある。
【0049】またこの発明によれば、その入力端子が、
回路の入力端に接続されたマイクロ波増幅器と、その入
力端子が上記マイクロ波増幅器の出力端子に接続され
た、第1,第2,第3の出力端子をもつ分配器と、該分
配器の第1の出力端子に、−60°移相器を介して、そ
の第1の入力端子が接続され、上記分配器の第2の出力
端子に、直接、その第2の入力端子が接続され、上記分
配器の第3の出力端子に、+60°移相器を介して、そ
の第3の入力端子が接続された結合器とを備え、該結合
器の出力端子は、該回路の出力端に接続されているもの
としたので、2倍波成分の位相を+120°移相した増
幅信号と、2倍波成分の位相を−120°移相した増幅
信号と、入力信号と同位相の増幅信号とを合成すること
により、出力信号の2倍波成分を抑制することができ、
増幅器を通過する信号の通過位相が変動せず帯域外(高
域)の利得を抑制することができ、前述のIM3を抑制
できるマイクロ波増幅器回路を得ることができる効果が
ある。
【0050】またこの発明によれば、その入力端子が、
回路の入力端に接続され、該入力端子への信号を2つに
分配し、その第1,第2の出力端子に出力する分配器
と、上記分配器の第1,第2の出力端子にそれぞれ接続
された第1,第2のマイクロ波増幅器と、上記第1のマ
イクロ波増幅器の出力端子が、直列に接続された2つの
90°移相器を介して、その第1の入力端子に接続さ
れ、上記第2のマイクロ波増幅器の出力端子が、直接、
その第2の入力端子に接続された結合器とを備え、上記
結合器の出力端子は該回路の出力端に接続されているも
のとしたので、基本波成分の位相を180°移相し2倍
波成分は移相量のない同相のままの増幅信号と、入力信
号と同位相の増幅信号とを合成することにより、基本波
成分を打ち消し2倍波成分のみを取り出すことができ、
逓倍器として利用できるマイクロ波増幅器回路を得るこ
とができる効果がある。
【0051】またこの発明によれば、その入力端子が、
回路の入力端に接続されたマイクロ波増幅器と、その入
力端子が上記マイクロ波増幅器の出力端子に接続され
た、第1,第2,第3の出力端子をもつ分配器と、該分
配器の第1の出力端子に、直列に接続された2つの90
°移相器を介して、その第1の入力端子が接続され、上
記分配器の第2の出力端子に、直接、その第2の入力端
子が接続された結合器とを備え、上記結合器の出力端子
は該回路の出力端に接続されているものとしたので、基
本波成分の位相を180°移相し2倍波成分は移相量の
ない同相のままの増幅信号と、入力信号と同位相の増幅
信号とを合成することにより、基本波成分を打ち消し2
倍波成分のみを取り出すことができ、逓倍器として利用
できるマイクロ波増幅器回路を得ることができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例によるマイクロ波増幅
器回路の回路図。
【図2】 90°移相器の通過特性を示す図。
【図3】 上記実施例1のマイクロ波増幅器回路の動作
原理を示したベクトル図。
【図4】 上記実施例1によるマイクロ波増幅器回路の
入力−出力レベルの特性を示す特性図。
【図5】 本発明の第2の実施例によるマイクロ波増幅
器回路の回路図。
【図6】 本発明の第3の実施例によるマイクロ波増幅
器回路の回路図。
【図7】 上記実施例3のマイクロ波増幅器回路の動作
原理を示したベクトル図。
【図8】 本発明の第4の実施例によるマイクロ波増幅
器回路の回路図。
【図9】 本発明の第5の実施例によるマイクロ波増幅
器回路の回路図。
【図10】 本発明の第6の実施例によるマイクロ波増
幅器回路の回路図。
【図11】 従来のマイクロ波増幅器回路の回路図。
【図12】 従来のマイクロ波増幅器回路の回路図(図
12(a) )と、その入力−出力レベルの特性を示す特性
図(図12(b) )。
【符号の説明】
1 入力端、2、2a、2b、2c マイクロ波増幅
器、3 出力端、4 分配器、4a 3方向分配器、
5、5c、5d 90°移相器、5a +60°移相
器、5b −60°移相器、6 結合器、6a 3方向
結合器。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その入力端子が、回路の入力端に接続さ
    れ、該入力端子への信号を2つに分配し、その第1,第
    2の出力端子に出力する分配器と、 上記分配器の第1,第2の出力端子にそれぞれ接続され
    た第1,第2のマイクロ波増幅器と、 その第1の入力端子が、90°移相器を介して、上記第
    1のマイクロ波増幅器の出力端子に接続され、その第2
    の入力端子が上記第2のマイクロ波増幅器の出力端子に
    接続された結合器とを備え、 上記結合器の出力端子は、該回路の出力端に接続されて
    いることを特徴とするマイクロ波増幅器回路。
  2. 【請求項2】 その入力端子が、回路の入力端に接続さ
    れたマイクロ波増幅器と、 その入力端子が該マイクロ波増幅器の出力端子に接続さ
    れた,第1,第2の出力端子をもつ分配器と、 その第1の入力端子が90°移相器を介して上記分配器
    の第1の出力端子に接続され、その第2の入力端子が上
    記分配器の第2の出力端子に直接接続された結合器とを
    備え、 上記結合器の出力端子は、該回路の出力端に接続されて
    いることを特徴とするマイクロ波増幅器回路。
  3. 【請求項3】 その入力端子が、回路の入力端に接続さ
    れ、該入力端子への信号を3つに分配し、その第1,第
    2,第3の出力端子に出力する分配器と、 上記分配器の第1,第2,第3の出力端子にそれぞれ接
    続された第1,第2,第3のマイクロ波増幅器と、 上記第1のマイクロ波増幅器の出力端子が、−60°移
    相器を介して、その第1の入力端子に接続され、上記第
    2のマイクロ波増幅器の出力端子が、直接、第2の入力
    端子に接続され、上記第3のマイクロ波増幅器の出力端
    子が、+60°移相器を介して、その第3の入力端子に
    接続された結合器とを備え、 上記結合器の出力端子は該回路の出力端に接続されてい
    ることを特徴とするマイクロ波増幅器回路。
  4. 【請求項4】 その入力端子が、回路の入力端に接続さ
    れたマイクロ波増幅器と、 その入力端子が上記マイクロ波増幅器の出力端子に接続
    された、第1,第2,第3の出力端子をもつ分配器と、 該分配器の第1の出力端子に、−60°移相器を介し
    て、その第1の入力端子が接続され、上記分配器の第2
    の出力端子に、直接、その第2の入力端子が接続され、
    上記分配器の第3の出力端子に、+60°移相器を介し
    て、その第3の入力端子が接続された結合器とを備え、 該結合器の出力端子は、該回路の出力端に接続されてい
    ることを特徴とするマイクロ波増幅器回路。
  5. 【請求項5】 その入力端子が、回路の入力端に接続さ
    れ、該入力端子への信号を2つに分配し、その第1,第
    2の出力端子に出力する分配器と、 上記分配器の第1,第2の出力端子にそれぞれ接続され
    た第1,第2のマイクロ波増幅器と、 上記第1のマイクロ波増幅器の出力端子が、直列に接続
    された2つの90°移相器を介して、その第1の入力端
    子に接続され、上記第2のマイクロ波増幅器の出力端子
    が、直接、その第2の入力端子に接続された結合器とを
    備え、 上記結合器の出力端子は該回路の出力端に接続されてい
    ることを特徴とするマイクロ波増幅器回路。
  6. 【請求項6】 その入力端子が、回路の入力端に接続さ
    れたマイクロ波増幅器と、 その入力端子が上記マイクロ波増幅器の出力端子に接続
    された、第1,第2,第3の出力端子をもつ分配器と、 該分配器の第1の出力端子に、直列に接続された2つの
    90°移相器を介して、その第1の入力端子が接続さ
    れ、上記分配器の第2の出力端子に、直接、その第2の
    入力端子が接続された結合器とを備え、 上記結合器の出力端子は該回路の出力端に接続されてい
    ることを特徴とするマイクロ波増幅器回路。
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