JP2000261251A - 歪み補償非線形回路およびそれを用いた通信装置 - Google Patents
歪み補償非線形回路およびそれを用いた通信装置Info
- Publication number
- JP2000261251A JP2000261251A JP11061795A JP6179599A JP2000261251A JP 2000261251 A JP2000261251 A JP 2000261251A JP 11061795 A JP11061795 A JP 11061795A JP 6179599 A JP6179599 A JP 6179599A JP 2000261251 A JP2000261251 A JP 2000261251A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- circuit
- distortion
- level
- nonlinear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Amplifiers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 比較的容易に相互変調歪み成分を除去するこ
とのできる歪み補償非線形回路を提供する。 【解決手段】 2つのスペクトル成分を有する信号を信
号分配回路23で互いにレベルの異なる2つの信号に分
配し、それを非線形回路24の特性の等しい2つの非線
形デバイスであるパワーアンプ16、18にそれぞれ通
過させ、信号合成回路25で2つの経路の信号を、非線
形デバイスで発生した相互変調歪みの3次成分のレベル
が互いに一致するとともに位相が互いに反転するように
合成する。 【効果】 相互変調歪みのなかでレベルの高い3次成分
が打ち消されることによって、信号の歪みを補償するこ
とができる。
とのできる歪み補償非線形回路を提供する。 【解決手段】 2つのスペクトル成分を有する信号を信
号分配回路23で互いにレベルの異なる2つの信号に分
配し、それを非線形回路24の特性の等しい2つの非線
形デバイスであるパワーアンプ16、18にそれぞれ通
過させ、信号合成回路25で2つの経路の信号を、非線
形デバイスで発生した相互変調歪みの3次成分のレベル
が互いに一致するとともに位相が互いに反転するように
合成する。 【効果】 相互変調歪みのなかでレベルの高い3次成分
が打ち消されることによって、信号の歪みを補償するこ
とができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歪み補償非線形回
路およびそれを用いた通信装置、特に相互変調歪み成分
が雑音となる通信機器における歪み補償非線形回路およ
びそれを用いた通信装置に関する。
路およびそれを用いた通信装置、特に相互変調歪み成分
が雑音となる通信機器における歪み補償非線形回路およ
びそれを用いた通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、パワーアンプのような結果的
に非線形特性を有する回路やミキサのような非線形特性
を利用する回路においては、信号に含まれる2つのスペ
クトル成分による相互変調歪み(Inter−Modu
lation Distortion、IMD)成分
が、通信機器における信号劣化の原因になるという問題
がある。
に非線形特性を有する回路やミキサのような非線形特性
を利用する回路においては、信号に含まれる2つのスペ
クトル成分による相互変調歪み(Inter−Modu
lation Distortion、IMD)成分
が、通信機器における信号劣化の原因になるという問題
がある。
【0003】図6に、従来の相互変調歪み成分に対する
対策を行った増幅回路を示す。図6において、増幅回路
1は、入力端子2と、その出力に接続されたパワーアン
プ3と、その出力に接続された帯域通過フィルタ4と、
その出力に接続された出力端子5から構成されている。
対策を行った増幅回路を示す。図6において、増幅回路
1は、入力端子2と、その出力に接続されたパワーアン
プ3と、その出力に接続された帯域通過フィルタ4と、
その出力に接続された出力端子5から構成されている。
【0004】図7に、増幅回路1に入力され、出力され
る信号の周波数特性を示し、これを併用して増幅回路1
の動作を説明する。
る信号の周波数特性を示し、これを併用して増幅回路1
の動作を説明する。
【0005】まず、増幅回路1の入力端子2には図7
(a)に示すような2つの互いに周波数の近接したスペ
クトル成分m1を持つ信号s0が入力される。すると、
パワーアンプ3からは、図7(b)に示すようにスペク
トル成分m1が増幅されるとともに、その非線形特性に
より、2つのスペクトル成分m1によって作られた相互
変調歪みの3次成分m3、5次成分m5、7次成分m7
などが出力された信号s1が出力される。これらの相互
変調歪み成分m3、m5、m7は本来不必要なものであ
る。そこで、増幅回路1においては、基本のスペクトル
成分m1のみを通し、相互変調歪み成分m3、m5、m
7を通さないような狭帯域の帯域通過フィルタ4をパワ
ーアンプ3の出力に接続している。図7(c)に帯域通
過フィルタ4の通過特性を示す。このような帯域通過フ
ィルタ4を通過することによって、出力端子5には図7
(d)に示すように増幅されたスペクトル成分m1のみ
の信号s2が出力される。
(a)に示すような2つの互いに周波数の近接したスペ
クトル成分m1を持つ信号s0が入力される。すると、
パワーアンプ3からは、図7(b)に示すようにスペク
トル成分m1が増幅されるとともに、その非線形特性に
より、2つのスペクトル成分m1によって作られた相互
変調歪みの3次成分m3、5次成分m5、7次成分m7
などが出力された信号s1が出力される。これらの相互
変調歪み成分m3、m5、m7は本来不必要なものであ
る。そこで、増幅回路1においては、基本のスペクトル
成分m1のみを通し、相互変調歪み成分m3、m5、m
7を通さないような狭帯域の帯域通過フィルタ4をパワ
ーアンプ3の出力に接続している。図7(c)に帯域通
過フィルタ4の通過特性を示す。このような帯域通過フ
ィルタ4を通過することによって、出力端子5には図7
(d)に示すように増幅されたスペクトル成分m1のみ
の信号s2が出力される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、増幅回
路1においては帯域通過フィルタ4の通過帯域を非常に
狭帯域に作る必要があり、急峻な減衰特性が必要となる
が、フィルタにおいて急峻な減衰特性を実現するのは非
常に難しいという問題がある。特に信号の2つのスペク
トル成分の間隔が狭くなるほど相互変調歪み成分の周波
数が基本の信号の周波数に近づき、急峻な減衰特性の実
現はさらに困難になる。
路1においては帯域通過フィルタ4の通過帯域を非常に
狭帯域に作る必要があり、急峻な減衰特性が必要となる
が、フィルタにおいて急峻な減衰特性を実現するのは非
常に難しいという問題がある。特に信号の2つのスペク
トル成分の間隔が狭くなるほど相互変調歪み成分の周波
数が基本の信号の周波数に近づき、急峻な減衰特性の実
現はさらに困難になる。
【0007】そこで、本発明は、比較的容易に相互変調
歪み成分を除去することのできる歪み補償非線形回路お
よびそれを用いた通信装置を提供する。
歪み成分を除去することのできる歪み補償非線形回路お
よびそれを用いた通信装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の歪み補償非線形回路は、2つのスペクトル
成分を有する信号を互いにレベルの異なる2つの信号に
分配する信号分配回路と、該信号分配回路で分配された
前記2つの信号を特性の等しい2つの非線形デバイスに
それぞれ通過させる非線形回路と、該非線形回路から出
力された前記2つの信号を前記非線形回路において発生
した前記2つのスペクトル成分による相互変調歪み成分
のレベルを互いに一致させるとともに位相を互いに反転
させて合成する信号合成回路とを備えることを特徴とす
る。
に、本発明の歪み補償非線形回路は、2つのスペクトル
成分を有する信号を互いにレベルの異なる2つの信号に
分配する信号分配回路と、該信号分配回路で分配された
前記2つの信号を特性の等しい2つの非線形デバイスに
それぞれ通過させる非線形回路と、該非線形回路から出
力された前記2つの信号を前記非線形回路において発生
した前記2つのスペクトル成分による相互変調歪み成分
のレベルを互いに一致させるとともに位相を互いに反転
させて合成する信号合成回路とを備えることを特徴とす
る。
【0009】また、本発明の歪み補償非線形回路は、前
記信号合成回路において、前記2つの信号の相互変調歪
みの3次成分を互いに一致させることを特徴とする。
記信号合成回路において、前記2つの信号の相互変調歪
みの3次成分を互いに一致させることを特徴とする。
【0010】また、本発明の歪み補償非線形回路は、前
記入力信号のレベルを検出し調整する信号レベル調整回
路を設けたことを特徴とする。
記入力信号のレベルを検出し調整する信号レベル調整回
路を設けたことを特徴とする。
【0011】また、本発明の通信装置は、上記の歪み補
償非線形回路を用いたことを特徴とする。
償非線形回路を用いたことを特徴とする。
【0012】このように構成することにより、本発明の
歪み補償非線形回路においては、相互変調歪み成分を小
さくすることができる。
歪み補償非線形回路においては、相互変調歪み成分を小
さくすることができる。
【0013】また、本発明の通信装置においては、通信
品質の劣化を防止することができる。
品質の劣化を防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1に本発明の歪み補償非線形回
路の一実施例を示す。図1はパワーアンプを用いた増幅
回路の例である。
路の一実施例を示す。図1はパワーアンプを用いた増幅
回路の例である。
【0015】図1において、歪み補償非線形回路10
は、入力端子11、増幅率可変アンプ12、レベル検出
器13、信号分配器14、減衰器15、パワーアンプ1
6、移相器17、パワーアンプ18、減衰器19、信号
合成器20、出力端子21で構成されている。ここで、
入力端子11は増幅率可変アンプ12に接続され、増幅
率可変アンプ12の出力は信号分配器14に接続される
とともに、一部はレベル検出器13を介して増幅率可変
アンプ自身の増幅率制御端子に接続されている。信号分
配器14の一方の出力は減衰器15、パワーアンプ1
6、移相器17を順に介して信号合成器20の一方の入
力に接続されている。また、信号分配器14の他方の出
力はパワーアンプ18と減衰器19を順に介して信号合
成器20の他方の入力に接続されている。信号合成器2
0の出力は出力端子21に接続されている。
は、入力端子11、増幅率可変アンプ12、レベル検出
器13、信号分配器14、減衰器15、パワーアンプ1
6、移相器17、パワーアンプ18、減衰器19、信号
合成器20、出力端子21で構成されている。ここで、
入力端子11は増幅率可変アンプ12に接続され、増幅
率可変アンプ12の出力は信号分配器14に接続される
とともに、一部はレベル検出器13を介して増幅率可変
アンプ自身の増幅率制御端子に接続されている。信号分
配器14の一方の出力は減衰器15、パワーアンプ1
6、移相器17を順に介して信号合成器20の一方の入
力に接続されている。また、信号分配器14の他方の出
力はパワーアンプ18と減衰器19を順に介して信号合
成器20の他方の入力に接続されている。信号合成器2
0の出力は出力端子21に接続されている。
【0016】このうち、増幅率可変アンプ12とレベル
検出器13は信号レベル調整回路22を構成している。
また、信号分配器14と減衰器15は、1入力2出力の
信号分配回路23を構成している。また、パワーアンプ
16と18はそれぞれ同じ特性になるように構成されて
おり、2入力2出力の非線形回路24を構成している。
そして、移相器17と減衰器19と信号合成器20は、
2入力1出力の信号合成回路25を構成している。
検出器13は信号レベル調整回路22を構成している。
また、信号分配器14と減衰器15は、1入力2出力の
信号分配回路23を構成している。また、パワーアンプ
16と18はそれぞれ同じ特性になるように構成されて
おり、2入力2出力の非線形回路24を構成している。
そして、移相器17と減衰器19と信号合成器20は、
2入力1出力の信号合成回路25を構成している。
【0017】ここで、図2に、歪み補償非線形回路10
の各部に流れる信号の周波数特性を示し、これを併用し
て歪み補償非線形回路10の動作を説明する。なお、図
2において、グラフの縦軸の信号レベルはdB表示して
いる。
の各部に流れる信号の周波数特性を示し、これを併用し
て歪み補償非線形回路10の動作を説明する。なお、図
2において、グラフの縦軸の信号レベルはdB表示して
いる。
【0018】まず、歪み補償非線形回路10の入力端子
11に入力された、2つの互いに周波数の近接したスペ
クトル成分m1を持つ信号s3は、信号レベル調整回路
22の増幅率可変アンプ12で適正なレベルに調整さ
れ、信号s4として信号分配回路23の信号分配器14
に入力される。ここで適正なレベルとは、後段の減衰器
15や19のあらかじめ設定された減衰量に合う相互変
調歪みがパワーアンプ16、18で発生するような値の
ことである。
11に入力された、2つの互いに周波数の近接したスペ
クトル成分m1を持つ信号s3は、信号レベル調整回路
22の増幅率可変アンプ12で適正なレベルに調整さ
れ、信号s4として信号分配回路23の信号分配器14
に入力される。ここで適正なレベルとは、後段の減衰器
15や19のあらかじめ設定された減衰量に合う相互変
調歪みがパワーアンプ16、18で発生するような値の
ことである。
【0019】信号分配回路23においては、信号分配器
14に入力された信号s4が2分配され、第1の経路p
1では信号s5として減衰器15に、第2の経路p2で
は信号s8として非線形回路24のパワーアンプ18に
それぞれ入力される。図2(a)に示すように、信号s
5と信号s8は信号レベルがa0の同じスペクトルとな
る。第1の経路p1において、信号s5は減衰器15で
減衰され信号s6として非線形回路24のパワーアンプ
16に入力される。図2(b)に示すように、信号s6
においては信号s5やs8よりも2つのスペクトル成分
m1のピークが下がって、信号レベルがa1になってい
る。
14に入力された信号s4が2分配され、第1の経路p
1では信号s5として減衰器15に、第2の経路p2で
は信号s8として非線形回路24のパワーアンプ18に
それぞれ入力される。図2(a)に示すように、信号s
5と信号s8は信号レベルがa0の同じスペクトルとな
る。第1の経路p1において、信号s5は減衰器15で
減衰され信号s6として非線形回路24のパワーアンプ
16に入力される。図2(b)に示すように、信号s6
においては信号s5やs8よりも2つのスペクトル成分
m1のピークが下がって、信号レベルがa1になってい
る。
【0020】非線形回路24においては、信号s6はパ
ワーアンプ16で増幅され、信号s7として信号合成回
路25の移相器17に入力される。このとき、パワーア
ンプ16が非線形特性を有するため、図2(c)に示す
ように、信号s7としては2つのスペクトル成分m1に
よって作られた相互変調歪みの3次成分m3、5次成分
m5なども出力される。ここで、信号s7の基本のスペ
クトル成分m1の信号レベルa2は信号s6の場合の信
号レベルa1より大きくなっている。また、相互変調歪
みの3次成分m3の信号レベルはそれより低いb2とな
っている。また、信号s8はパワーアンプ18で増幅さ
れ、信号s9として信号合成回路25の減衰器19に入
力される。このとき、パワーアンプ18が非線形特性を
有するため、図2(d)に示すように、信号s9として
は2つのスペクトル成分m1によって作られた相互変調
歪みの3次成分m3、5次成分m5なども出力される。
ここで、信号s9の基本のスペクトル成分m1の信号レ
ベルa3は信号s8の場合の信号レベルa0より大きく
なっている。また、相互変調歪みの3次成分m3の信号
レベルはそれより低いb3となっている。そして、図2
(c)と図2(d)を比較して分かるように、基本のス
ペクトル成分m1や相互変調歪み成分m3、m5のレベ
ルはパワーアンプ16や18に入力される信号のレベル
の違いから信号s9の方が高くなっている。また、基本
のスペクトル成分m1と相互変調ひずみの3次成分m3
とのレベル差は、相互変調ひずみの性質から、入力され
た信号のレベルの低い信号s7の方(a2−b2)が信
号s9の方(a3−b3)より大きくなっている。
ワーアンプ16で増幅され、信号s7として信号合成回
路25の移相器17に入力される。このとき、パワーア
ンプ16が非線形特性を有するため、図2(c)に示す
ように、信号s7としては2つのスペクトル成分m1に
よって作られた相互変調歪みの3次成分m3、5次成分
m5なども出力される。ここで、信号s7の基本のスペ
クトル成分m1の信号レベルa2は信号s6の場合の信
号レベルa1より大きくなっている。また、相互変調歪
みの3次成分m3の信号レベルはそれより低いb2とな
っている。また、信号s8はパワーアンプ18で増幅さ
れ、信号s9として信号合成回路25の減衰器19に入
力される。このとき、パワーアンプ18が非線形特性を
有するため、図2(d)に示すように、信号s9として
は2つのスペクトル成分m1によって作られた相互変調
歪みの3次成分m3、5次成分m5なども出力される。
ここで、信号s9の基本のスペクトル成分m1の信号レ
ベルa3は信号s8の場合の信号レベルa0より大きく
なっている。また、相互変調歪みの3次成分m3の信号
レベルはそれより低いb3となっている。そして、図2
(c)と図2(d)を比較して分かるように、基本のス
ペクトル成分m1や相互変調歪み成分m3、m5のレベ
ルはパワーアンプ16や18に入力される信号のレベル
の違いから信号s9の方が高くなっている。また、基本
のスペクトル成分m1と相互変調ひずみの3次成分m3
とのレベル差は、相互変調ひずみの性質から、入力され
た信号のレベルの低い信号s7の方(a2−b2)が信
号s9の方(a3−b3)より大きくなっている。
【0021】信号合成回路25においては、まず信号s
9が減衰器19で、相互変調歪みの3次成分m3のレベ
ルb3が信号s7の相互変調歪みの3次成分m3のレベ
ルb2と一致するように減衰されて、信号s10として
信号合成器20に入力される。図2(e)に示すよう
に、信号s10の相互変調歪みの3次成分m3のレベル
b4は信号s7の相互変調歪みの3次成分m3のレベル
b2と一致している。このとき、信号s10の基本のス
ペクトル成分m1のレベルa4は減衰されて信号s7の
基本のスペクトル成分m1のレベルa2よりレベルが低
くなっている。一方、信号s7は移相器17で信号s1
0と逆位相になるように位相シフトされ、信号合成器2
0に入力される。信号合成器20では2つの信号が互い
に逆位相で足し合わされることになるため、レベルが一
致している相互変調歪みの3次成分m3は相殺されてほ
とんどなくなる。しかしながらレベルが一致していない
基本のスペクトル成分m1や相互変調歪みの5次成分m
5などは、いずれか高い方のレベルより少し低くなる程
度で残り、信号s11として出力される。図2(f)に
示すように、信号s11においては相互変調歪みの中で
最もレベルの高い3次成分m3が無くなり、基本のスペ
クトル成分m1のレベルa5と残った相互変調歪みの中
で最もレベルの高い5次成分m5とのレベル差が大きく
なっている。
9が減衰器19で、相互変調歪みの3次成分m3のレベ
ルb3が信号s7の相互変調歪みの3次成分m3のレベ
ルb2と一致するように減衰されて、信号s10として
信号合成器20に入力される。図2(e)に示すよう
に、信号s10の相互変調歪みの3次成分m3のレベル
b4は信号s7の相互変調歪みの3次成分m3のレベル
b2と一致している。このとき、信号s10の基本のス
ペクトル成分m1のレベルa4は減衰されて信号s7の
基本のスペクトル成分m1のレベルa2よりレベルが低
くなっている。一方、信号s7は移相器17で信号s1
0と逆位相になるように位相シフトされ、信号合成器2
0に入力される。信号合成器20では2つの信号が互い
に逆位相で足し合わされることになるため、レベルが一
致している相互変調歪みの3次成分m3は相殺されてほ
とんどなくなる。しかしながらレベルが一致していない
基本のスペクトル成分m1や相互変調歪みの5次成分m
5などは、いずれか高い方のレベルより少し低くなる程
度で残り、信号s11として出力される。図2(f)に
示すように、信号s11においては相互変調歪みの中で
最もレベルの高い3次成分m3が無くなり、基本のスペ
クトル成分m1のレベルa5と残った相互変調歪みの中
で最もレベルの高い5次成分m5とのレベル差が大きく
なっている。
【0022】このようにして、歪み補償非線形回路10
においては、相互変調歪みを低減し、歪みによる信号の
劣化を補償することができる。
においては、相互変調歪みを低減し、歪みによる信号の
劣化を補償することができる。
【0023】なお、歪み補償非線形回路10において、
移相器17を設ける位置はパワーアンプ16の次段に限
るものではなく、第1の経路p1と第2の経路p2を通
る信号の位相を逆相にするものであれば、2つの経路の
どこに設けても構わないものである。また、移相器17
の位相シフト量は必ずしも180度に設定するものでは
なく、第1の経路p1と第2の経路p2の各部の位相遅
延量や配線における位相のズレを考慮して、2つの経路
全体として最終的に逆相になるようにその値が決められ
るものである。また、信号分配器14や信号合成器20
に、方向性結合器のような自分自身に位相をずらす機能
のあるものを使う場合には、その分も考慮して位相シフ
ト量を設定するもので、条件によっては単体としての移
相器が不要になる場合も考えられるものである。
移相器17を設ける位置はパワーアンプ16の次段に限
るものではなく、第1の経路p1と第2の経路p2を通
る信号の位相を逆相にするものであれば、2つの経路の
どこに設けても構わないものである。また、移相器17
の位相シフト量は必ずしも180度に設定するものでは
なく、第1の経路p1と第2の経路p2の各部の位相遅
延量や配線における位相のズレを考慮して、2つの経路
全体として最終的に逆相になるようにその値が決められ
るものである。また、信号分配器14や信号合成器20
に、方向性結合器のような自分自身に位相をずらす機能
のあるものを使う場合には、その分も考慮して位相シフ
ト量を設定するもので、条件によっては単体としての移
相器が不要になる場合も考えられるものである。
【0024】また、歪み補償非線形回路10において
は、第1の経路p1に減衰器15を設け、第2の経路p
2に減衰器19を設けている。しかし、例えば方向性結
合器のように信号分配器14自身に信号s5のレベルを
信号s8のレベルより低くなるように分配できる機能が
あったり、あるいは信号合成器20自身に信号s9のレ
ベルを信号s7のレベルより下げて合成できる機能があ
れば、単体としての減衰器15や19が不要になる場合
も考えられるものである。
は、第1の経路p1に減衰器15を設け、第2の経路p
2に減衰器19を設けている。しかし、例えば方向性結
合器のように信号分配器14自身に信号s5のレベルを
信号s8のレベルより低くなるように分配できる機能が
あったり、あるいは信号合成器20自身に信号s9のレ
ベルを信号s7のレベルより下げて合成できる機能があ
れば、単体としての減衰器15や19が不要になる場合
も考えられるものである。
【0025】図3に、本発明の歪み補償非線形回路の別
の実施例を示す。図3は狭帯域干渉波制限装置の例で、
図1と同一もしくは同等の部分には同じ記号を付し、そ
の説明を省略する。
の実施例を示す。図3は狭帯域干渉波制限装置の例で、
図1と同一もしくは同等の部分には同じ記号を付し、そ
の説明を省略する。
【0026】図3において、歪み補償非線形回路30
は、第1の経路p1の減衰器15と移相器17の間に、
飽和レベル以上のレベルの信号を周波数選択的に制限す
るリミッタ型の静磁波フィルタ31を接続し、第2の経
路p2の信号分配器14の他方の出力と減衰器19の間
に同じくリミッタ型の静磁波フィルタ32を接続して構
成されている。ここで、静磁波フィルタ31と静磁波フ
ィルタ32はそれぞれ同じ特性になるように構成されて
おり、両者を合わせて2入力2出力の非線形回路33を
構成している。
は、第1の経路p1の減衰器15と移相器17の間に、
飽和レベル以上のレベルの信号を周波数選択的に制限す
るリミッタ型の静磁波フィルタ31を接続し、第2の経
路p2の信号分配器14の他方の出力と減衰器19の間
に同じくリミッタ型の静磁波フィルタ32を接続して構
成されている。ここで、静磁波フィルタ31と静磁波フ
ィルタ32はそれぞれ同じ特性になるように構成されて
おり、両者を合わせて2入力2出力の非線形回路33を
構成している。
【0027】このように構成された歪み補償非線形回路
30は、例えばレベルが低く広帯域に広がったスペクト
ル拡散信号の占有周波数帯域内に混入したレベルの高い
狭帯域干渉波の制限に利用される。歪み補償非線形回路
30において、2つの静磁波フィルタ31と32は飽和
レベル以上のレベルの信号を周波数選択的に制限する。
そこで、静磁波フィルタ31と32の飽和レベルは、ス
ペクトル拡散信号のレベルより高く、狭帯域干渉波のレ
ベルより低くなるようにあらかじめ設定してある。その
結果、静磁波フィルタ31や32を通過するときに狭帯
域干渉波が飽和レベルまで制限される。
30は、例えばレベルが低く広帯域に広がったスペクト
ル拡散信号の占有周波数帯域内に混入したレベルの高い
狭帯域干渉波の制限に利用される。歪み補償非線形回路
30において、2つの静磁波フィルタ31と32は飽和
レベル以上のレベルの信号を周波数選択的に制限する。
そこで、静磁波フィルタ31と32の飽和レベルは、ス
ペクトル拡散信号のレベルより高く、狭帯域干渉波のレ
ベルより低くなるようにあらかじめ設定してある。その
結果、静磁波フィルタ31や32を通過するときに狭帯
域干渉波が飽和レベルまで制限される。
【0028】そして、例えばスペクトル拡散信号の占有
周波数帯域内に少しだけ周波数の異なる狭帯域干渉波が
2つ存在する場合には、静磁波フィルタ31、32は非
線形特性を持っているために、これを通過する際に、2
つの狭帯域干渉波による相互変調歪みが発生し、狭帯域
干渉波を制限する効果を相殺してしまうという問題があ
る。
周波数帯域内に少しだけ周波数の異なる狭帯域干渉波が
2つ存在する場合には、静磁波フィルタ31、32は非
線形特性を持っているために、これを通過する際に、2
つの狭帯域干渉波による相互変調歪みが発生し、狭帯域
干渉波を制限する効果を相殺してしまうという問題があ
る。
【0029】しかしながら、歪み補償非線形回路30に
おいては、歪み補償非線形回路10と同様の作用によ
り、相互変調歪みの3次成分を取り除き、狭帯域干渉波
の制限を効果的に行うことができ、相互変調歪みによる
拡散信号の劣化を補償することができる。
おいては、歪み補償非線形回路10と同様の作用によ
り、相互変調歪みの3次成分を取り除き、狭帯域干渉波
の制限を効果的に行うことができ、相互変調歪みによる
拡散信号の劣化を補償することができる。
【0030】図4に、本発明の歪み補償非線形回路のさ
らに別の実施例を示す。図4は狭帯域干渉波制限装置の
例で、図1と同一もしくは同等の部分には同じ記号を付
し、その説明を省略する。
らに別の実施例を示す。図4は狭帯域干渉波制限装置の
例で、図1と同一もしくは同等の部分には同じ記号を付
し、その説明を省略する。
【0031】図4において、歪み補償非線形回路40
は、第1の経路p1の減衰器15と移相器17の間に、
ミキサ41を接続し、第2の経路p2の信号分配器14
の他方の出力と減衰器19の間に同じくミキサ2を接続
し、さらにミキサ41と42の両者に接続して発振器4
3を設けて構成されている。ここで、ミキサ41とミキ
サ42はそれぞれ同じ特性になるように構成されてお
り、2つのミキサ41、42と発振器43で2入力2出
力の非線形回路44を構成している。
は、第1の経路p1の減衰器15と移相器17の間に、
ミキサ41を接続し、第2の経路p2の信号分配器14
の他方の出力と減衰器19の間に同じくミキサ2を接続
し、さらにミキサ41と42の両者に接続して発振器4
3を設けて構成されている。ここで、ミキサ41とミキ
サ42はそれぞれ同じ特性になるように構成されてお
り、2つのミキサ41、42と発振器43で2入力2出
力の非線形回路44を構成している。
【0032】このように構成された歪み補償非線形回路
40は、入力端子11から入力される2つのスペクトル
成分を持つRF信号と発振器43から出力されるローカ
ル信号をミックスして、その非線形特性を利用して、そ
の差の周波数のIF信号を出力するミキサ回路として機
能するとともに、歪み補償非線形回路10と同様に、出
力されるIF信号に近接して発生する相互変調歪みを部
分的に削除することによって、歪みによる信号の劣化を
補償することができる。
40は、入力端子11から入力される2つのスペクトル
成分を持つRF信号と発振器43から出力されるローカ
ル信号をミックスして、その非線形特性を利用して、そ
の差の周波数のIF信号を出力するミキサ回路として機
能するとともに、歪み補償非線形回路10と同様に、出
力されるIF信号に近接して発生する相互変調歪みを部
分的に削除することによって、歪みによる信号の劣化を
補償することができる。
【0033】図5に、本発明の通信装置の一実施例を示
す。図5において、通信装置50は、変調器51および
54、発振器52および55、ミキサ53および56、
信号合成器57、図1に示した本発明の歪み補償非線形
回路10、アンテナ58で構成されている。ここで、変
調器51は発振器52とともにミキサ53に接続されて
いる。また、変調器54は発振器55とともにミキサ5
6に接続されている。そして、ミキサ53と56の出力
は信号合成器57に接続され、信号合成器57の出力は
歪み補償非線形回路10を介してアンテナ58に接続さ
れている。
す。図5において、通信装置50は、変調器51および
54、発振器52および55、ミキサ53および56、
信号合成器57、図1に示した本発明の歪み補償非線形
回路10、アンテナ58で構成されている。ここで、変
調器51は発振器52とともにミキサ53に接続されて
いる。また、変調器54は発振器55とともにミキサ5
6に接続されている。そして、ミキサ53と56の出力
は信号合成器57に接続され、信号合成器57の出力は
歪み補償非線形回路10を介してアンテナ58に接続さ
れている。
【0034】このように構成された通信装置50におい
て、送信すべき信号の1つは変調器51で変調され、ミ
キサ53で周波数f1のRF信号に周波数変換されて信
号合成器57に入力される。また、送信すべき信号の他
の1つは変調器54で変調され、ミキサ56で周波数f
2のRF信号に周波数変換されて信号合成器57に入力
される。ここで、2つのRF信号の周波数f1とf2は
かなり接近しているものとする。信号合成器57に入力
された2つのRF信号は合成されて2つのスペクトル成
分を持つ1つの信号となり、歪み補償非線形回路10の
パワーアンプで増幅され、アンテナ58から放射され
る。
て、送信すべき信号の1つは変調器51で変調され、ミ
キサ53で周波数f1のRF信号に周波数変換されて信
号合成器57に入力される。また、送信すべき信号の他
の1つは変調器54で変調され、ミキサ56で周波数f
2のRF信号に周波数変換されて信号合成器57に入力
される。ここで、2つのRF信号の周波数f1とf2は
かなり接近しているものとする。信号合成器57に入力
された2つのRF信号は合成されて2つのスペクトル成
分を持つ1つの信号となり、歪み補償非線形回路10の
パワーアンプで増幅され、アンテナ58から放射され
る。
【0035】このとき、2つのRF信号の周波数f1と
f2が接近しているため、通常のパワーアンプを使って
増幅すると多数の相互変調歪み成分が発生して、それら
がノイズとなって送信信号を劣化させるが、本発明の歪
み補償非線形回路10を用いて増幅しているために相互
変調歪み成分の中でも最もRF信号の周波数に近く、し
かも最もレベルの高い3次成分を除去することができ
る。そのため、送信信号の通信品質の劣化を防止するこ
とができる。
f2が接近しているため、通常のパワーアンプを使って
増幅すると多数の相互変調歪み成分が発生して、それら
がノイズとなって送信信号を劣化させるが、本発明の歪
み補償非線形回路10を用いて増幅しているために相互
変調歪み成分の中でも最もRF信号の周波数に近く、し
かも最もレベルの高い3次成分を除去することができ
る。そのため、送信信号の通信品質の劣化を防止するこ
とができる。
【0036】なお、通信装置50においては歪み補償非
線形回路10を用いたが、図3に示した歪み補償非線形
回路30や図4に示した歪み補償非線形回路40を用い
て通信装置を構成しても構わないもので、この場合も歪
み補償非線形回路10を用いた場合と同様の作用効果を
奏するものである。
線形回路10を用いたが、図3に示した歪み補償非線形
回路30や図4に示した歪み補償非線形回路40を用い
て通信装置を構成しても構わないもので、この場合も歪
み補償非線形回路10を用いた場合と同様の作用効果を
奏するものである。
【0037】
【発明の効果】本発明の歪み補償非線形回路によれば、
2つのスペクトル成分を有する信号を互いにレベルの異
なる2つの信号に分配する信号分配回路と、信号分配回
路で分配された2つの信号を特性の等しい2つの非線形
デバイスにそれぞれ通過させる非線形回路と、非線形回
路から出力された2つの信号を、非線形回路において発
生した2つのスペクトル成分による相互変調歪み成分の
レベルを互いに一致させるとともに位相を互いに反転さ
せて合成する信号合成回路とを備えてなることによっ
て、相互変調歪み成分を小さくすることができる。
2つのスペクトル成分を有する信号を互いにレベルの異
なる2つの信号に分配する信号分配回路と、信号分配回
路で分配された2つの信号を特性の等しい2つの非線形
デバイスにそれぞれ通過させる非線形回路と、非線形回
路から出力された2つの信号を、非線形回路において発
生した2つのスペクトル成分による相互変調歪み成分の
レベルを互いに一致させるとともに位相を互いに反転さ
せて合成する信号合成回路とを備えてなることによっ
て、相互変調歪み成分を小さくすることができる。
【0038】また、特に信号合成回路において、2つの
信号の相互変調歪みの3次成分を互いに一致させること
によって、相互変調歪みの中でもレベルの高い3次成分
を小さくすることができる。
信号の相互変調歪みの3次成分を互いに一致させること
によって、相互変調歪みの中でもレベルの高い3次成分
を小さくすることができる。
【0039】また、信号分配回路の前に、入力信号のレ
ベルを検出し調整する信号レベル調整回路を設けること
によって、信号レベルを相互変調歪みをキャンセルする
のに最適な条件に設定することができる。
ベルを検出し調整する信号レベル調整回路を設けること
によって、信号レベルを相互変調歪みをキャンセルする
のに最適な条件に設定することができる。
【0040】また、本発明の通信装置においては、本発
明の歪み補償非線形回路を用いることによって、通信品
質の劣化を防止することができる。
明の歪み補償非線形回路を用いることによって、通信品
質の劣化を防止することができる。
【図1】本発明の歪み補償非線形回路の一実施例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】図1の歪み補償非線形回路の各部における信号
の周波数特性を示す図である。
の周波数特性を示す図である。
【図3】本発明の歪み補償非線形回路の別の実施例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図4】本発明の歪み補償非線形回路のさらに別の実施
例を示すブロック図である。
例を示すブロック図である。
【図5】本発明の通信装置の一実施例を示すブロック図
である。
である。
【図6】従来の歪み補償非線形回路を示すブロック図で
ある。
ある。
【図7】図6の歪み補償非線形回路の各部における信号
の周波数特性を示す図である。
の周波数特性を示す図である。
10、30、40…歪み補償非線形回路 11…入力端子 12…増幅率可変アンプ 13…レベル検出器 14…信号分配器 15、19…減衰器 16、18…パワーアンプ 17…移相器 20…信号合成器 21…出力端子 22…信号レベル調整回路 23…信号分配回路 24、33、44…非線形回路 25…信号合成回路 31、32…静磁波フィルタ 41、42…ミキサ 43…発振器 50…通信装置 s3、s4、s5、s6、s7、s8、s9、s10、
s11…信号 p1…第1の経路 p2…第2の経路
s11…信号 p1…第1の経路 p2…第2の経路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中西 基 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 田中 裕明 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 Fターム(参考) 5J090 AA04 AA21 AA41 CA27 FA08 FA19 GN02 GN07 HN03 HN16 KA16 KA23 KA32 KA44 KA53 SA14 TA01 TA03
Claims (4)
- 【請求項1】 2つのスペクトル成分を有する信号を互
いにレベルの異なる2つの信号に分配する信号分配回路
と、 該信号分配回路で分配された前記2つの信号を特性の等
しい2つの非線形デバイスにそれぞれ通過させる非線形
回路と、 該非線形回路から出力された前記2つの信号を前記2つ
のスペクトル成分によって前記非線形回路において発生
した相互変調歪み成分のレベルを互いに一致させるとと
もに位相を互いに反転させて合成する信号合成回路とを
備えることを特徴とする歪み補償非線形回路。 - 【請求項2】 前記信号合成回路において、前記2つの
信号の相互変調歪みの3次成分を互いに一致させること
を特徴とする、請求項1に記載の歪み補償非線形回路。 - 【請求項3】 前記入力信号のレベルを検出し調整する
信号レベル調整回路を設けたことを特徴とする、請求項
1または2に記載の歪み補償非線形回路。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の歪
み補償非線形回路を用いたことを特徴とする通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11061795A JP2000261251A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 歪み補償非線形回路およびそれを用いた通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11061795A JP2000261251A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 歪み補償非線形回路およびそれを用いた通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000261251A true JP2000261251A (ja) | 2000-09-22 |
Family
ID=13181407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11061795A Pending JP2000261251A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 歪み補償非線形回路およびそれを用いた通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000261251A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003110369A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-11 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 歪み補償増幅装置 |
JP2007243492A (ja) * | 2006-03-07 | 2007-09-20 | R & K:Kk | 放送用増幅回路 |
JP2015188246A (ja) * | 2015-06-03 | 2015-10-29 | 株式会社東芝 | 送信装置とその励振器および歪み補償方法 |
-
1999
- 1999-03-09 JP JP11061795A patent/JP2000261251A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003110369A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-11 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 歪み補償増幅装置 |
JP2007243492A (ja) * | 2006-03-07 | 2007-09-20 | R & K:Kk | 放送用増幅回路 |
JP2015188246A (ja) * | 2015-06-03 | 2015-10-29 | 株式会社東芝 | 送信装置とその励振器および歪み補償方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9712313B2 (en) | Systems for multi-peak-filter-based analog self-interference cancellation | |
US6326845B1 (en) | Feedforward amplifier | |
JP2003519936A (ja) | 非線形電子光学的用途におけるミクサを用いる先行ひずみ装置 | |
JPH05191178A (ja) | 電力増幅装置 | |
JP3301735B2 (ja) | 干渉波キャンセル装置 | |
JP2000261251A (ja) | 歪み補償非線形回路およびそれを用いた通信装置 | |
KR100335147B1 (ko) | 선형 증폭기 | |
JPH0846459A (ja) | マイクロ波増幅器回路 | |
EP3602776B1 (en) | Enhanced linearity mixer | |
KR100377915B1 (ko) | 알에프 트랜시버에서의 주파수 혼합장치 | |
JPH10303777A (ja) | 無線装置の相互変調歪低減回路 | |
JP2002232241A (ja) | プリディストーション回路 | |
JPH07193443A (ja) | 高周波回路 | |
JP2001358540A (ja) | 増幅装置 | |
JP2000261345A (ja) | 狭帯域干渉波制限装置およびそれを用いた通信装置 | |
KR20130061051A (ko) | 증폭기에서의 고조파 및 혼변조 왜곡제거 장치 및 방법 | |
KR100375315B1 (ko) | 왜곡을 감소시키는 믹서 | |
KR100228017B1 (ko) | 왜곡을 최소화한 다신호 결합 시스템 | |
KR20020051547A (ko) | 국부발진신호의 누설신호 제거장치 | |
JPH04233809A (ja) | フィードフォワード増幅器 | |
JPH04233811A (ja) | フィードフォワード増幅器 | |
JPH0794954A (ja) | 電力増幅装置 | |
JP4723396B2 (ja) | 衛星放送受信用周波数変換器 | |
JPH05102734A (ja) | ミキサ用結合回路 | |
JPH1188222A (ja) | 広帯域局部発振器 |