JP7117670B2 - 視度調整機構および視度調整機構を備えた光学機器 - Google Patents

視度調整機構および視度調整機構を備えた光学機器 Download PDF

Info

Publication number
JP7117670B2
JP7117670B2 JP2018219536A JP2018219536A JP7117670B2 JP 7117670 B2 JP7117670 B2 JP 7117670B2 JP 2018219536 A JP2018219536 A JP 2018219536A JP 2018219536 A JP2018219536 A JP 2018219536A JP 7117670 B2 JP7117670 B2 JP 7117670B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
adjustment mechanism
diopter adjustment
diopter
adjustment dial
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018219536A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020086098A (ja
Inventor
圭祐 間瀬
智彦 尾川
正明 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2018219536A priority Critical patent/JP7117670B2/ja
Priority to EP19207040.7A priority patent/EP3657245B1/en
Publication of JP2020086098A publication Critical patent/JP2020086098A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7117670B2 publication Critical patent/JP7117670B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B13/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B13/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B13/32Means for focusing

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Viewfinders (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Description

本発明は、使用者の視力に合わせて度数を調節するための視度調整機構および視度調整機構を備えた光学機器に関する。
光学機器においては、使用者の視力に合わせて度数を調節できるように視度調整機構が設けられたものがある。視度調整機構は、光学機器における接眼部分の近傍に設けられており、使用者がファインダーを覗きながら視度を調整できるように構成されている。
光学機器において、特にカメラなどの小型の光学機器においては、構成部品の配設スペースが限定されているため、視度調整機構としては小型化が必要であり、占有スペースが小さく、組立てが容易な各種の構成が提案されている(特許文献1-3参照。)。
特開2002-196406号公報 特開2013-130745号公報 特開2016-29441号公報
光学機器における視度調整機構は、ファインダーの内部に設けられたレンズを光軸方向に駆動する駆動機構を有しており、ファインダーの近傍に設けられた視度調整ダイヤルの回動操作により視度を調整する構成である。
視度調整機構は、ファインダーの近傍に設けられた視度調整ダイヤルを回動させて、ファインダー内部のレンズを駆動する構成であるため、光学機器に視度調整ダイヤルを設けることにより、光学機器の本体ケースとの間に生じる隙間を通してファインダー内部にゴミなどの異物が進入する可能性がある。光学機器内部への異物(塵、芥)の進入防止は、光学機器における達成すべき重要な課題である。
また、光学機器においては、特に高級機種においては、外観形状、操作容易性、および操作感は、機器購入者にとって重要な比較要素である。例えば、光学機器における視度調整機構においては、光学機器内部への異物の進入が防止される構成を有すると共に、操作ダイヤルが取り扱いの容易な位置に外観形状に違和感を与えることなく設けられ、操作ダイヤルがぐらつくことなく安定して滑らかに回動でき、視度調整を高精度に行うことができる構成であれば、高品位で信頼性の高い優れた光学機器であるとして、機器購入者には好印象を与えるものとなる。
本発明は、光学機器の内部に異物の進入を防止することができる信頼性の高い視度調整機構、およびその視度調整機構を備える光学機器の提供を主の目的とするものである。なお、補助的な目的としては、光学機器における外観、操作容易性、および操作感において使用者に高品位の印象を与える視度調整機構、およびその視度調整機構を備える光学機器の提供である。
本発明に係る一態様の視度調整機構は、
光学機器に設けられる視度調整機構であって、
ファインダーに設けられたレンズに対する視度調整を行うために操作される視度調整ダイヤルを有し、前記視度調整ダイヤルの操作に応じて一体的に回動する軸体と、
前記軸体の回動により前記レンズを光軸方向に移動させる駆動部と、
前記軸体の両端近傍において、前記軸体を回転可能に保持する軸受部と、
前記軸体における前記軸受部の間に配設され、前記軸体の周りの空間において、前記視度調整ダイヤルの配設空間に続く第1の空間と、前記レンズの配設空間に続く第2の空間との間を閉鎖するように設けられ、前記軸体の外周面に対して円周方向に回動可能であり、前記軸体の軸方向に摺動可能に設けられた防塵部と、を備えている。
本発明に係る一態様の光学機器は、
ファインダーに設けられたレンズに対する視度調整を行うために操作される視度調整ダイヤルを有し、前記視度調整ダイヤルの操作に応じて一体的に回動する軸体と、
前記軸体の回動により前記レンズを光軸方向に移動させる駆動部と、
前記軸体の両端近傍において、前記軸体を回転可能に保持する軸受部と、
前記軸体における前記軸受部の間に配設され、前記軸体の周りの空間において、前記視度調整ダイヤルの配設空間に続く第1の空間と、前記レンズの配設空間に続く第2の空間との間を閉鎖するように設けられ、前記軸体の外周面に対して円周方向に回動可能であり、前記軸体の軸方向に摺動可能に設けられた防塵部と、を有する視度調整機構を備えている。
本発明によれば、ゴミなどの異物の光学機器内部への進入を防止することができる信頼性の高い視度調整機構、およびその視度調整機構を備える光学機器を提供することができる。
本発明に係る実施の形態1のカメラの背面側を主として示す斜視図 実施の形態1のカメラにおけるファインダーユニットを示す斜視図 実施の形態1のカメラにおけるファインダーユニットの分解斜視図 実施の形態1のカメラにおいて、視度調整ダイヤルの突出状態を示す斜視図 実施の形態1のカメラにおけるファインダーユニットの横断面図 実施の形態1のカメラにおける視度調整機構の縦断面図 実施の形態1のカメラにおけるギヤシャフトの後側部分に設けられた防塵部を示す分解斜視図 実施の形態1のカメラにおけるギヤシャフトの後側部分の周りに設けられた防塵部を示す断面図 実施の形態1のカメラにおける視度調整ダイヤルの縦断面図 実施の形態1のカメラにおける視度調整機構のノック式機構における係合状態を示す図 実施の形態1のカメラにおけるカム溝とロックピンとの係合時の位置関係を模式的に示す図 実施の形態1のカメラにおける第1ギヤとギヤストッパとの配置関係を拡大して模式的に示した図
以下、本発明の視度調整機構を備える光学機器に係る実施の形態として、カメラについて、添付の図面を参照しながら説明する。なお、本発明の光学機器は、以下の実施の形態において説明するカメラの構成に限定されるものではなく、視度調整機構を備える各種の光学機器に適用可能である。
また、以下の実施の形態において示す数値、形状、構成、ステップ、およびステップの順序などは、一例を示すものであり、本発明を限定するものではない。以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。なお、各実施の形態においては、同じ要素には同じ符号を付して、説明を省略する場合がある。また、図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示している。
先ず始めに、本発明の視度調整機構および光学機器における各種態様を例示する。
本発明に係る第1の態様の視度調整機構は、
光学機器に設けられる視度調整機構であって、
ファインダーに設けられたレンズに対する視度調整を行うために操作される視度調整ダイヤルを有し、前記視度調整ダイヤルの操作に応じて一体的に回動する軸体、
前記軸体の回動により前記レンズを光軸方向に移動させる駆動部、
前記軸体の両端近傍において、前記軸体を回転可能に保持する軸受部、および
前記軸体における前記軸受部の間に配設され、前記軸体の周りの空間において、前記視度調整ダイヤルの配設空間に続く第1の空間と、前記レンズの配設空間に続く第2の空間との間を閉鎖するように設けられ、前記軸体の外周面に対して円周方向に回動可能であり、前記軸体の軸方向に摺動可能に設けられた防塵部、を備えている。
上記のように構成された視度調整機構は、ゴミなどの異物の光学機器内部への進入を防止することができ、信頼性の高い光学機器の部品となる。
本発明に係る第2の態様の視度調整機構は、前記の第1の態様における前記防塵部が、前記軸体に貫通され、前記軸体の外周面に対して軸方向に摺動可能に設けられた防塵リングと、前記軸体の外周面に対して円周方向に回動可能であり、前記軸体の軸方向における前記防塵リングの位置を特定するリングストッパと、を含み、前記リングストッパが前記軸受部を設けた部材と一体的に構成された部材に接合されて、前記防塵リングが前記軸体の周りを遊動可能に保持されてもよい。
本発明に係る第3の態様の視度調整機構は、前記の第1または第2の態様において、前記軸受部の1つが前記視度調整ダイヤルの外周面を保持するように構成されてもよい。
本発明に係る第4の態様の視度調整機構は、前記の第1から第3の態様のいずれかの態様において、前記視度調整ダイヤルが軸方向に押圧される毎に、前記視度調整ダイヤルが光学機器の本体に対して収納状態と突出状態とを繰り返すよう構成されてもよい。
本発明に係る第5の態様の視度調整機構は、前記の第4の態様における前記視度調整ダイヤルの収納状態において、前記軸体の回転を禁止するストッパが設けられてもよい。
本発明に係る第6の態様の視度調整機構は、前記の第5の態様において、前記視度調整ダイヤルの収納状態から突出状態への移行において、前記ストッパが前記軸体に設けられた係合部から外れるよう構成されてもよい。
本発明に係る第7の態様の視度調整機構は、前記の第1から第6の態様のいずれかの態様において、前記軸体に形成された凹凸に押し付けられるクリックボールが設けられて、前記視度調整ダイヤルの回動に応じてクリック音が発生するよう構成されてもよい。
本発明に係る第8の態様の光学機器は、前記の第1の態様から第7の態様のいずれかの態様の視度調整機構を備えている。
(実施の形態1)
以下、本発明の視度調整機構を備える光学機器に係る実施の形態1について、図面を参照しながら説明する。図1は、実施の形態1の光学機器であるカメラの背面側を主として示す斜視図である。
実施の形態1の光学機器であるカメラ1は、デジタル一眼カメラを例示として示す。図1に示すように、カメラ1の背面側には、接眼部分に設けられたアイカップ2、ファインダー3、モニター4、および各種の押しボタンやダイヤルが設けられている。アイカップ2の近傍には、ファインダー3を覗きながら使用者の視力に合わせて視度を調整するための視度調整ダイヤル5が設けられている。
図2は、カメラ1における接眼部分であるアイカップ2を含むファインダーユニット10を示す斜視図である。ファインダーユニット10には、視度調整ダイヤル5を備える視度調整機構20が含まれる。図3は、ファインダーユニット10の分解斜視図である。図3において、便宜上、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸を示しており、実施の形態1におけるファインダーユニット10の光軸方向がX軸方向である。また、実施の形態1において、カメラ1における被写体側(レンズ側)を前方とし、接眼側を後方として説明する。図3においては、X軸の矢印で示す方向が前方である。
ファインダーユニット10は、アイカップ2の前方にレンズユニット6が配設されており、レンズユニット6のレンズがレンズユニット6を収納するレンズユニットケース7に対して光軸方向(前後方向)に駆動可能に構成されている。レンズユニットケース7はその上部がレンズユニットカバー8により覆われている。ファインダーユニット10においては、レンズユニットケース7の前端(図3における右上方端部)に小型のディスプレイ9が設けられている。ディスプレイ9は、撮像素子からの出力を映し出して、レンズユニット6を介して使用者がファインダー3にて確認できる構成である。なお、ディスプレイ9にはヒートシンク28が取り付けられている。
また、ファインダーユニット10において、レンズユニット6の側方には、視度調整機構20の駆動機構および操作機構などが設けられており、視度調整ダイヤル5の回動によりレンズユニット6のレンズが光軸方向に駆動されて視度調整が行われる。ファインダーユニット10には光軸方向に延設された保持シャフト22が設けられており、保持シャフト22により案内されるレンズユニット6のレンズがバネ23により接眼側方向に常に付勢されている。このため、レンズユニット6のレンズは、視度調整ダイヤル5の回動により、ぐらつくことがなく滑らかに光軸方向に駆動される。
実施の形態1における視度調整機構20は、後述する防塵部30を有しており、ファインダーユニット10の内部、特にレンズユニット6やディスプレイ9の配設空間(内部空間)への異物(塵、芥など)の進入を防止できる構成である。
また、実施の形態1における視度調整機構20は、視度調整が不要の時には、視度調整ダイヤル5を押圧(ノック)して、カメラ1の内部に視度調整ダイヤル5を収納できる構成である。一方、視度調整を行う場合には、カメラ内部に収納されている視度調整ダイヤル5の表出面を押圧(ノック)して、視度調整ダイヤル5をカメラ1から突出させる構成である。視度調整機構20は、所謂、ノックする毎に収納/突出を繰り返すノック式機構を有する。このように構成された視度調整機構20においては、視度調整ダイヤル5が収納状態/突出状態のいずれの状態においても、視度調整ダイヤル5が所定位置に高精度に配置されており、ぐらつくことのない信頼性の高い構成となっている。
実施の形態1における視度調整機構20は、視度調整ダイヤル5がカメラ1から突出しているとき、視度調整ダイヤル5の回動操作が可能となり、視度調整ダイヤル5の回動によりレンズユニット6のレンズが光軸方向に駆動されて、視度調整を行うことができる。一方、視度調整ダイヤル5がカメラ1の内部に収納されているとき、視度調整ダイヤル5の回動が禁止され、視度調整操作が禁止されロック状態となる。なお、図1に示すカメラ1は、視度調整ダイヤル5がカメラ1の内部に収納されたロック状態を示している。図4は、実施の形態1のカメラ1において、視度調整ダイヤル5がカメラ1から突出した視度調整可能状態を示す斜視図である。
[視度調整機構20の構成]
以下、実施の形態1における視度調整機構20の具体的な構成について説明する。図3に示したファインダーユニット10の分解斜視図に示すように、実施の形態1における視度調整機構20は、視度調整ダイヤル5の回動操作によりレンズユニット6のレンズを光軸方向に駆動する構成を有している。視度調整機構20は、レンズユニット6の側方に設けられており、レンズユニットケース7の側方に設けられた視度調整ケース12の内部に配設されている。なお、実施の形態1においては、レンズユニットケース7と視度調整ケース12とギヤケース19は同一部品であり一体的に構成されているが、それぞれを別部品として構成してもよい。
視度調整機構20においては、視度調整ダイヤル5が第1ギヤ17のギヤシャフト33に軸止されており、視度調整ダイヤル5の回動操作により、第1ギヤ17に歯合している第2ギヤ18が回動して、第2ギヤ18に形成されたカムによりレンズユニット6のレンズが光軸方向に移動する構成である。実施の形態1において、視度調整機構20におけるレンズ駆動機構となる駆動部としては、ギヤシャフト33を含む第1ギヤ17、カムが形成された第2ギヤ18、およびカムの動作によりレンズユニット6のレンズを光軸方向に駆動する機構が含まれる。視度調整機構20における駆動部における動力伝達手段としてギヤおよびカムが用いられている。
図5は、視度調整機構20を含むファインダーユニット10をファインダー3の光軸に沿って切断した横断面図である。図6は、視度調整機構20における視度調整ダイヤル5の回転軸に沿って切断した縦断面図である。図5および図6に示すように、視度調整ダイヤル5は第1ギヤ17のギヤシャフト33と一体的な軸体29となるように接合されている。視度調整ダイヤル5と第1ギヤ17のギヤシャフト33とで構成される軸体29は、この軸体29の突出側端部近傍と、機構内部側端部近傍との2カ所に設けられた軸受部(31、32)により、軸体29の円周方向に回転可能であり、軸方向に摺動可能に保持される。即ち、軸体29は、その両端部近傍において軸受部(31、32)により回転可能および摺動可能に保持されている。なお、本発明においては、軸受部(31、32)が設けられる軸体(29)の端部近傍とは、軸体(29)の全長に対して端部から約5~15%の割合で示される位置とする。本発明における軸受部(31、32)は、後述するように軸体(29)に対して軸方向に摺動可能な構成であるため、軸方向の摺動距離が考慮されて設定される。
[軸受部]
軸体29の突出側端部近傍を回転可能に保持する第1軸受部31は、視度調整ダイヤル5の外周面を保持するように設けられている。第1軸受部31は、視度調整ダイヤル5の外周面を覆うように設けられた視度調整ダイヤルカバー11(図3参照)の内周面(軸受面)である。視度調整ダイヤル5の側面の外周面には、その全周に渡って突出部5aが形成されている。突出部5aの先端部分が、視度調整ダイヤルカバー11の内周面(軸受面)により回転可能および摺動可能に保持される構成である。したがって、視度調整ダイヤルカバー11の内周面(軸受面)と視度調整ダイヤル5の突出部5aの先端部分との間隔は、滑らかに回転可能であり摺動可能な最小隙間に設定されている。視度調整ダイヤルカバー11の内周面(第1軸受部31の軸受面)と視度調整ダイヤル5の突出部5aの先端部分との間の最小隙間としては、例えば、0.03mmから0.06mmが好ましい。また、視度調整機構は、視度調整ダイヤル5が収納/突出を繰り返すノック式機構を有しているため、第1軸受部31の軸受面は視度調整ダイヤル5の突出部5aが軸方向(前後方向)への摺動区間において確実に保持できるよう構成されている。
なお、実施の形態1においては、視度調整ダイヤル5に突出部5a(凸形状部分)を形成した例で説明するが、視度調整ダイヤルカバー11の内周面に凸形状部分を形成して軸受部分とし、視度調整ダイヤル5の側面の外周面を回転可能および摺動可能に保持する構成としもよい。
一方、軸体29の機構内部側端部近傍を回転可能に保持する第2軸受部32は、第1ギヤ17の前方(機構内部側)に導出するギヤシャフト33の前側シャフト33aを、ギヤケース19(図3参照)が回転可能に保持するように構成されている。ギヤシャフト33の前側シャフト33aを回転可能に保持する第2軸受部32は、ギヤケース19の前端部分に設けられている。第2軸受部32の内周面(軸受面)と前側シャフト33aの外周面との間隔は滑らかに回転可能な最小隙間に設定されている。また、第2軸受部32の内周面(軸受面)と前側シャフト33aの外周面とは、軸方向(前後方向)に滑らかに摺動可能に保持されており、視度調整ダイヤル5の収納/突出時の動きを滑らかなものとしている。なお、第2軸受部32の内周面(軸受面)と前側シャフト33aの外周面との間の最小隙間としては、例えば、0.01mmから0.04mmが好ましい。
上記のように、実施の形態1において、視度調整ダイヤル5とギヤシャフト33が一体的に形成された軸体29は、2つの軸受部(31、32)により、軸体29の両端近傍において最小隙間を有して、滑らかに回動可能および摺動可能で確実に保持されている。この結果、実施の形態1の構成においては、カメラ1の外観に表出する視度調整ダイヤル5におけるがぐらつきが防止され、視度調整ダイヤル5の滑らかな回動が確保されている。
[防塵部30]
実施の形態1における視度調整機構20には、視度調整ダイヤル5と視度調整ダイヤルカバー11などと間の僅かな隙間を通して、レンズユニット6やディスプレイ9の配設空間(内部空間)へ異物(塵、芥など)の進入を防止するために、防塵部30が設けられている。防塵部30は、第1ギヤ17の後方(接眼側)に導出するギヤシャフト33の後側シャフト33bに設けられており、視度調整ダイヤル5の前方に配設されている。即ち、防塵部30は、軸体29において、第1軸受部31と第2軸受部32との間に配設されている。
図7は、ギヤシャフト33の後側シャフト33bに設けられた防塵部30を示す分解斜視図である。図8は、後側シャフト33bの周りに設けられた防塵部30を示す断面図である。図7および図8に示すように、防塵部30は後側シャフト33bにより貫通されて配設されるリング形状を有している。防塵部30は、後側シャフト33b(軸体29)により貫通される防塵リング15を含む。防塵リング15の内周面と後側シャフト33bの外周面との間は、防塵リング15が後側シャフト33bを軸方向(前後方向)に滑らかに摺動できる程度の僅かな最小隙間を有している。なお、防塵リング15の内周面と後側シャフト33bの外周面とは、滑らかに摺動するように研磨加工されている。防塵リング15の内周面と後側シャフト33bの外周面との間の最小隙間としては、例えば、0.01mmから0.03mmが好ましい。
防塵部30には、軸体29の軸方向における防塵リング15の位置を特定するためのリングストッパ13が含まれる。リングストッパ13は、接合手段、例えば両面テープ(接着材)14によりリング保持プレート16に固定され、リング保持プレート16はギヤケース19に固定されている。したがって、防塵リング15は、軸体29(ギヤシャフト33)が軸方向(前後方向)に移動しているとき、リングストッパ13とリング保持プレート16との間の空間において遊動可能に保持されているため、後側シャフト33bの外周面上を摺動する。このように、防塵リング15は、後側シャフト33bの外周面上を摺動するが、リングストッパ13が設けられているため、ギヤケース19に対しては軸体29の軸方向における所定の位置に保持される。
上記のように、防塵部30は、軸体29に貫通され、軸体29の外周面に対して軸方向に摺動可能に設けられた防塵リング15と、軸体29の外周面に対して円周方向に回動可能であり、防塵リング15の位置を特定するリングストッパ13と、を有している。また、リングストッパ13は、第2軸受部32を設けたギヤケース19と一体的に構成されたリング保持プレート16に両面テープ14(接合手段)により接合されて、防塵リング15が軸体29の外周面上を遊動可能に保持されている。
図5の横断面図に示すように、ファインダー3の近くに設けられた視度調整ダイヤル5の周りの隙間を通して、異物が侵入するおそれがある。実施の形態1における視度調整機構20においては、もし視度調整ダイヤル5の周りの隙間を通して異物が進入して、視度調整ダイヤル5の配設空間に続く第1の空間A(図5参照)に異物が進入したとしても、後側シャフト33bには防塵部30が設けられているため、レンズユニット6やディスプレイ9の配設空間に続く第2の空間B(図5参照)への異物の進入が防止されている。このように、防塵部30は、軸体29における第1軸受部31と第2軸受部32との間に配設され、軸体29の周りの空間において、視度調整ダイヤルの配設空間に続く第1の空間Aと、レンズユニット6の配設空間に続く第2の空間Bとの間を閉鎖するように設けられており、第2の空間Bへの異物の進入が防止されている。図5に示すように、防塵部30により閉鎖された第2の空間Bは、レンズユニット6やディスプレイ9の配設空間に近接した位置であり、遮蔽物のない連続した空間である。このため、もし視度調整機構に防塵部30が設けられていない構成の場合には、視度調整ダイヤルの隙間を通して進入した異物がレンズユニットやディスプレイの配設空間に直接的に進入してしまい、重大な欠陥となる。
上記のように、実施の形態1における視度調整機構20においては、防塵部30が軸体29における軸受部(31、32)の間に配設されており、軸体29の周りの空間において、視度調整ダイヤル5の配設空間に続く第1の空間(A)と、レンズの配設空間に続く第2の空間Bとの間を閉鎖するよう構成されている。また、防塵部30は、軸体29の外周面に対して円周方向に回動可能であり、軸体29の軸方向に摺動可能に設けられている。即ち、実施の形態1の構成においては、ギヤシャフト33の後側シャフト33bの周りに防塵部30が設けられているため、もし視度調整ダイヤル5の周りの隙間を通して異物が進入したとしても、防塵部30によりレンズユニット6やディスプレイ9の配設空間(第2の空間B)への異物の進入を防止することが可能な構成となる。
防塵部30においては、防塵リング15が後側シャフト33bの周りでリングストッパ13とリング保持プレート16とにより遊動可能に保持されている。このため、ギヤシャフト33を含む軸体29は、その配設位置が防塵リング15により拘束されることなく、その両端部分で軸受部(31、32)により、僅かの最小隙間で確実に回転可能に保持することが可能となる。また、視度調整機構20の製造段階においては、軸体29が第2軸受部32と防塵部30とにより仮に保持されたユニット状態を第1軸受部31に保持させるように組み付けるとき、ユニット状態における取付けのバラツキを防塵部30において吸収することが可能となる。この結果、実施の形態1における視度調整機構20の構成は、カメラ1などの光学機器の最外郭部品に軸受部を設けることが可能となり、光学機器における外観ケースに対する位置を高精度に保持することが可能となる。従って、実施の形態1における視度調整機構20は、光学機器において容易に高精度に配設することが可能となり、信頼性の高い光学機器を提供することができる。
なお、防塵部30の防塵リング15は、リング形状(環形状)を有しているが、リング形状とは円形に特定されるものではなく、軸体の外周面の形状に応じて軸体の外周面を摺動可能な形状であればよい。また、防塵部30におけるリングストッパ13は、防塵リング15を軸体29の外周面上を遊動可能に保持し、防塵リング15と共にレンズユニット6やディスプレイ9の配設空間(第2の空間B)への異物の進入を防止する構成であればよい。
[ノック式機構]
実施の形態1における視度調整機構20においては、視度調整ダイヤル5が収納/突出を繰り返すノック式機構を有している。
図9の(a)および(b)は視度調整ダイヤル5の回転軸に沿って切断した縦断面図である。図9の(a)は視度調整ダイヤル5が突出した状態を示す図であり、図9の(b)は視度調整ダイヤル5が収納された状態を示す図である。視度調整機構20のノック式機構は、視度調整ダイヤル5を押圧(ノック)する毎に図9の(a)に示す突出状態と図9の(b)に示す収納状態とを繰り返す構成である。
図10は、視度調整機構20のノック式機構におけるロック部材26のカム溝34およびロックピン25との係合状態を示す図である。図10の(a)は視度調整ダイヤル5の突出状態を示し、図10の(b)は視度調整ダイヤル5の収納状態を示す。
前述のように、視度調整ダイヤル5とギヤシャフト33が一体的に形成された軸体29は、その両端近傍において2つの軸受部(31、32)により円周方向に回動可能であり、軸方向(前後方向)に摺動可能に保持されている。軸体29は、その機構内部側端部においてロック部材26(図3、5、6、9参照)に接合されており、軸体29とロック部材26は共に前後方向に移動する構成である。また、軸体29とロック部材26は、弾性部材、例えばバネ35(図3参照)により、常に接眼側方向(後方)に付勢されている。
一方、ロック部材26に形成されているカム溝34と係合するロックピン25は、ロックプレート24(図3参照)を介して第2軸受部32が設けられているギヤケース19に接合され固定されている。従って、使用者が視度調整ダイヤル5を押圧(ノック)することにより、視度調整ダイヤル5と一体化された軸体29と共にロック部材26が移動する。この結果、ロック部材26に形成されたカム溝34に沿ってロックピン25の係合部25aが相対的に移動することになる。
図11は、カム溝34とロックピン25の係合部25aとの係合時の位置関係を模式的に示す図である。図11において、ロックピン25の係合部25aが符号Pの位置にあるとき、視度調整ダイヤル5の突出状態である。また、ロックピン25の係合部25aが符号Qの位置にあるとき、視度調整ダイヤル5の収納状態である。
ロックピン25の係合部25aが符号Pの位置(突出状態)である場合において、視度調整ダイヤル5を押圧(ノック)することにより、ロック部材26(カム溝34)が移動する。結果として、相対的にロックピン25の係合部25aがカム溝34に沿って矢印Rで示す経路を移動して符号Qで示す位置(収納状態)に到達する。また、ロックピン25の係合部25aが符号Qの位置(収納状態)である場合においては、視度調整ダイヤル5を押圧(ノック)することにより、ロック部材26(カム溝34)が移動し、相対的にロックピン25の係合部25aがカム溝34に沿って矢印Sで示す経路を移動する。結果として、ロックピン25の係合部25aがカム溝34における符号Pで示す位置(突出状態)に到達する。
上記のように、実施の形態1における視度調整機構20においては、視度調整ダイヤル5を押圧(ノック)する毎に視度調整ダイヤル5が突出状態と収納状態とを繰り返す構成を有している。実施の形態1における視度調整機構20は、ノック式機構を有しているため、ファインダー3の近傍に設けた視度調整機構20の調整操作を容易に、且つ確実に操作することができる。また、視度調整が不要のときには、視度調整ダイヤル5を収納することにより、カメラ操作において使用者が視度調整ダイヤル5に不用意に接触することが防止される構成であると共に、機器外観をシンプルにすっきりさせることが可能となる。
[ギヤストッパ機構およびクリック機構]
実施の形態1における視度調整機構20は、視度調整ダイヤル5が収納された状態においては、視度調整操作を禁止するためのギヤストッパ機構が設けられている。
図9の(a)に示した視度調整ダイヤル5の突出状態において、軸体29に設けられた第1ギヤ17の前側シャフト33aの直下にはギヤストッパ27が配設されている。ギヤストッパ27は、ギヤケース19に固定されており、2つの軸受部(31、32)と共に移動しない構成である。ギヤストッパ27の先端は、第1ギヤ17の歯形状に対応する形状を有しており、第1ギヤ17の歯を係止可能に形成されている。図9の(b)に示した視度調整ダイヤル5の収納状態においては、ギヤストッパ27の先端が第1ギヤ17の歯を係止しており、第1ギヤ17の回動が禁止されている。
図12は、第1ギヤ17とギヤストッパ27との配置関係を拡大して模式的に示した図である。図12において、(a)は視度調整ダイヤル5が突出状態のときを示し、(b)は視度調整ダイヤル5が収納状態のときを示している。図12の(b)に示すように、視度調整ダイヤル5が収納状態においては、ギヤストッパ27の先端が第1ギヤ17の歯と確実に係止しており、第1ギヤ17の回動が禁止されている。
なお、実施の形態1においては、上記のようにギヤ部分において軸体29の回転を禁止するギヤストッパ機構を設けた構成であるが、本発明はこのような構成に限定されず、例えば、軸体29に別形状の係合部を形成し、視度調整ダイヤル5が収納状態のとき、係合部がストッパと係合して、軸体29の回転を禁止する構成とすることも可能である。
上記のように視度調整機構20にはギヤストッパ機構(27)が設けられているため、視度調整ダイヤル5の収納状態においては、視度調整ダイヤル5を含む軸体29の回動が禁止され、視度調整が確実に禁止されている。このように、視度調整機構20が設けられた光学機器においては、使用者が不用意に視度調整することを確実に防止できる構成である。
更に、実施の形態1における視度調整機構20には、クリック機構が設けられている。クリック機構は、視度調整の操作時において視度調整ダイヤル5を回動させることにより、その回動に応じてクリック音を連続的に発生させる構成である。クリック機構は、第1ギヤ17の歯に当接しているクリックボール21と、このクリックボール21を第1ギヤ17の歯に対して所望の圧力で付勢するバネ36と、を有している(図9参照)。このように、視度調整機構20にクリック機構が設けられているため、視度調整ダイヤル5の回動に応じてクリックボール21が第1ギヤ17の歯に当接して、クリック音を連続的に生じる。このように視度調整機構20にクリック機構が設けられているため、使用者(操作者)は視度調整時の操作感を得ることができると共に、視度調整ダイヤル5を任意の回転位置で止められるように補助することができる。
なお、実施の形態1においては、上記のようにギヤ部分においてクリック音を連続的に発生させるクリック機構を設けた構成であるが、本発明はこのような構成に限定されず、例えば、軸体29に別形状の凹凸を設けてクリック機構を構成することも可能である。
実施の形態1における視度調整機構20は、視度調整ダイヤル5を含む軸体29がその両端近傍において軸受部(31、32)により、回動可能に保持される構成であると共に、軸方向(前後方向)に摺動可能に保持される構成である。このため、軸体29は、所定位置に確実に配置されて、ぐらつくことがなく、確実に保持され、滑らかに信頼性高く回動および摺動を行うことができる。
更に、実施の形態1における視度調整機構20は、視度調整ダイヤル5を設けることにより生じる隙間を通して軸体29の軸受部分からの異物の進入を防止すべく、防塵部30が軸体29を取り囲むように設けられている。実施の形態1における視度調整機構20の軸体29は回動と共に摺動する構成であるため、軸体29を取り囲むように設けられた防塵部30においても軸体29の外周面上を摺動できる構成を有している。防塵部30は、軸体29に貫通されて可動する防塵リング15と、防塵リング15の位置を規制するリングストッパ13とを含む。このように軸体29の周りに防塵部30を設けることにより、実施の形態1における視度調整機構20は、軸体29の周りの空間において、視度調整ダイヤル5の配設空間に続く第1の空間Aと、レンズユニット6やディスプレイ9などの配設空間に続く第2の空間Bとの間を確実に閉鎖する構成を有する。この結果、視度調整機構20においては、第1の空間Aから第2の空間Bへの異物の進入を防止することが可能となる。
なお、実施の形態1のカメラにおける視度調整機構20を含むファインダーユニット10はユニット化されており、ファインダーユニット10のみで各種光学機器に適用することが可能である。このようにファインダーユニット10を適用した光学機器は、実施の形態1のカメラと同様の効果を奏する優れた構成となる。
また、ファインダーユニット10を構成する視度調整機構20においても、ユニット化することが可能であり、各種光学機器に適用することができる。ユニット化された視度調整機構は、軸体の両端近傍に軸受部(31、32)が形成され、軸体上を可動する防塵リング(15)を有する防塵部(30)が設けられ、視度調整ダイヤルが収納/突出を繰り返すノック式機構を有し、および/または不用意に視度調整ができないように視度調整を禁止するギヤストッパ機構などの少なくともいずれかの構成を備えている。
なお、上記のように構成された視度調整機構の製造段階においては、例えばカメラなどの光学機器の外観ケースに視度調整機構を取り付ける前段階においては、軸体(29)の前側シャフト(33a)が軸受部(32)に保持され、軸体(29)の後側シャフト(33b)が防塵部(30)に仮に保持されて、ギヤケース(19)の内部に収納されたユニット化された構造となる。このように、ギヤケース(19)の内部に軸体(29)が保持されたユニット化された構造とすることにより、取付け部品の位置のバラツキを防塵部(30)において吸収することが可能となり、光学機器の最外郭部品に軸受部を設けることが可能となる。従って、このようにユニット化された視度調整機を光学機器に用いることにより、光学機器における外観ケースに対する視度調整機構の位置を高精度に構成することが可能となる。また、視度調整機構を光学機器の外観ケースなどに組み付ける際の作業性が改善され、組み付け作業を容易なものとする。
上記のように、実施の形態1において具体的に説明したように、本発明の視度調整機構および視度調整機構を備えた光学機器は、光学機器の内部に対する異物の進入を防止することが可能となり、外観、操作容易性、および操作感において使用者に高品位の印象を与える信頼性の高いものとなる。本発明の視度調整機構においては、光学機器の外観に表出する視度調整ダイヤルにおけるがぐらつきが防止されており、視度調整ダイヤルの滑らかな回動が確保されている。本発明の視度調整機構は、防塵部が設けられているため、もし視度調整ダイヤルの周りの隙間を通して異物が進入したとしても、レンズユニットなどの配設空間(第2の空間B)への異物の進入を防止することが可能な構成となり、光学機器としての信頼性を高めるものとなる。
本発明は、信頼性の高い視度調整機構を提供することができるため、各種光学機器における信頼性を高めことが可能となり、高い市場価値を有するものである。
1 カメラ
2 アイカップ
3 ファインダー
4 モニター
5 視度調整ダイヤル
6 レンズユニット
7 レンズユニットケース
8 レンズユニットカバー
9 ディスプレイ
10 ファインダーユニット
11 視度調整ダイヤルカバー
12 視度調整ケース
13 リングストッパ
14 両面テープ(接着材)
15 防塵リング
16 リング保持プレート
17 第1ギヤ
18 第2ギヤ
19 ギヤケース
20 視度調整機構
21 クリックボール
22 保持シャフト
25 ロックピン
26 ロック部材
27 ギヤストッパ
29 軸体
30 防塵部
31 第1軸受部(軸受部)
32 第2軸受部(軸受部)
33 ギヤシャフト
33a 前側シャフト
33b 後側シャフト
34 カム溝
35 バネ
36 バネ

Claims (8)

  1. 光学機器に設けられる視度調整機構であって、
    ファインダーに設けられたレンズに対する視度調整を行うために操作される視度調整ダイヤルを有し、前記視度調整ダイヤルの操作に応じて一体的に回動する軸体、
    前記軸体の回動により前記レンズを光軸方向に移動させる駆動部、
    前記軸体の両端近傍において、前記軸体を回転可能に保持する軸受部、および
    前記軸体における前記軸受部の間に配設され、前記軸体の周りの空間において、前記視度調整ダイヤルの配設空間に続く第1の空間と、前記レンズの配設空間に続く第2の空間との間を閉鎖するように設けられ、前記軸体の外周面に対して円周方向に回動可能であり、前記軸体の軸方向に摺動可能に設けられた防塵部、
    を備えた視度調整機構。
  2. 前記防塵部は、前記軸体に貫通され、前記軸体の外周面に対して軸方向に摺動可能に設けられた防塵リングと、前記軸体の外周面に対して円周方向に回動可能であり、前記軸体の軸方向における前記防塵リングの位置を特定するリングストッパと、を含み、前記リングストッパが前記軸受部を設けた部材と一体的に構成された部材に接合されて、前記防塵リングが前記軸体の周りを遊動可能に保持された、請求項1に記載の視度調整機構。
  3. 前記軸受部の1つが前記視度調整ダイヤルの外周面を保持するように構成された、請求項1または2に記載の視度調整機構。
  4. 前記視度調整ダイヤルが軸方向に押圧される毎に、前記視度調整ダイヤルが光学機器の本体に対して収納状態と突出状態とを繰り返すよう構成された、請求項1から3のいずれか一項に記載の視度調整機構。
  5. 前記視度調整ダイヤルの収納状態において、前記軸体の回転を禁止するストッパが設けられた、請求項4に記載の視度調整機構。
  6. 前記視度調整ダイヤルの収納状態から突出状態への移行において、前記ストッパが前記軸体に設けられた係合部から外れるよう構成された、請求項5に記載の視度調整機構。
  7. 前記軸体に形成された凹凸に押し付けられるクリックボールが設けられて、前記視度調整ダイヤルの回動に応じてクリック音が発生するよう構成された、請求項1から6のいずれか一項に記載の視度調整機構。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の視度調整機構を備える光学機器。
JP2018219536A 2018-11-22 2018-11-22 視度調整機構および視度調整機構を備えた光学機器 Active JP7117670B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018219536A JP7117670B2 (ja) 2018-11-22 2018-11-22 視度調整機構および視度調整機構を備えた光学機器
EP19207040.7A EP3657245B1 (en) 2018-11-22 2019-11-05 Diopter adjustment mechanism and optical instrument including diopter adjustment mechanism

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018219536A JP7117670B2 (ja) 2018-11-22 2018-11-22 視度調整機構および視度調整機構を備えた光学機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020086098A JP2020086098A (ja) 2020-06-04
JP7117670B2 true JP7117670B2 (ja) 2022-08-15

Family

ID=68468577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018219536A Active JP7117670B2 (ja) 2018-11-22 2018-11-22 視度調整機構および視度調整機構を備えた光学機器

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP3657245B1 (ja)
JP (1) JP7117670B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022037605A (ja) * 2020-08-25 2022-03-09 ビクター ハッセルブラッド アクチボラーグ ファインダ装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3065057U (ja) 1999-06-08 2000-01-28 株式会社飯島製麺所 携帯型無線機
JP2001215566A (ja) 2000-02-01 2001-08-10 Asahi Optical Co Ltd 回転軸の結合構造及びファインダの視度調整装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59131726U (ja) * 1983-02-23 1984-09-04 ミノルタ株式会社 一眼レフレツクスカメラの視度調整装置
JPH07306449A (ja) * 1994-05-11 1995-11-21 Olympus Optical Co Ltd カメラの視度調整装置
JP2002040535A (ja) * 2000-07-27 2002-02-06 Canon Inc カメラ
JP2002196406A (ja) 2000-12-22 2002-07-12 Olympus Optical Co Ltd 操作機構
JP2003233104A (ja) * 2002-02-07 2003-08-22 Canon Inc カメラの視度調整装置
JP2013130745A (ja) 2011-12-22 2013-07-04 Olympus Imaging Corp レンズ駆動装置
JP6160980B2 (ja) * 2013-10-01 2017-07-12 リコーイメージング株式会社 ファインダ装置
JP6366404B2 (ja) 2014-07-25 2018-08-01 キヤノン株式会社 レンズ位置調整装置、及び光学機器
JP2017058402A (ja) * 2015-09-14 2017-03-23 キヤノン株式会社 レンズ位置調整装置、及び光学機器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3065057U (ja) 1999-06-08 2000-01-28 株式会社飯島製麺所 携帯型無線機
JP2001215566A (ja) 2000-02-01 2001-08-10 Asahi Optical Co Ltd 回転軸の結合構造及びファインダの視度調整装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020086098A (ja) 2020-06-04
EP3657245B1 (en) 2021-08-18
EP3657245A1 (en) 2020-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8016497B2 (en) Image pickup apparatus
JP4857399B2 (ja) レンズキャップ
JP7187236B2 (ja) 画像観察装置および撮像装置
JP2012118343A (ja) 鏡筒装置及び撮像装置
JP2010271418A (ja) 光学ユニット、カメラボディ、カメラボディと光学ユニットとの結合構造およびカメラ
JP2006227118A (ja) レンズキャップ及び撮像装置
JP6500252B2 (ja) レンズ鏡筒
JP7117670B2 (ja) 視度調整機構および視度調整機構を備えた光学機器
JP2018151492A (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置
JP2023088071A (ja) カメラ装置
JP6366404B2 (ja) レンズ位置調整装置、及び光学機器
JP2017058402A (ja) レンズ位置調整装置、及び光学機器
JP2003227989A (ja) ズームレンズ鏡筒、レンズ鏡筒及びカメラ
JP6611529B2 (ja) 電子機器
JP4804554B2 (ja) レンズ鏡筒
JP4472389B2 (ja) ズームレンズ鏡筒
JP6182771B2 (ja) 撮影装置及び撮影装置の組立方法
JP2006154518A (ja) 防水ハウジング
JP6160980B2 (ja) ファインダ装置
JP3509701B2 (ja) フィルタ操作機構付カメラ及びレンズ
JP2018136438A (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置
JP6484060B2 (ja) レンズフードおよびそれを備えたレンズ装置
JP2017102361A (ja) 電子機器
JP2580625B2 (ja) ズームレンズ鏡筒
JP2014225381A (ja) 回転ダイヤルおよび電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210729

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220622

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220629

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7117670

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151