JP2006154518A - 防水ハウジング - Google Patents

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Abstract

【課題】 レンズ鏡筒の操作環を確実に操作することができる簡単な構成の防水ハウジングを提供する。
【解決手段】 カメラのズームリング33に対応する位置に周方向の貫通孔7bが形成されたレンズ鏡筒収納部の円筒部7と、円筒部7の外周に回動可能に配設された操作リング41と、貫通孔7bを貫通するように配設されズームリング33に対して圧接位置と離間位置とを取り得る圧接ピン45および当接ゴム51と、円筒部7と操作リング41との間を水密に保つOリング42,43と、圧接ピン45と操作リング41との間を水密に保つOリング47と、圧接ピン45をズームリング33に当接する方向へ付勢するコイルばね49と、圧接ピン46を圧接位置と離間位置とに変更するための位置ピン46および位置ピン嵌入切欠41dと、を備えた防水ハウジング。
【選択図】図5

Description

本発明は、操作環を有するレンズ鏡筒を備えた機器を収納し得る防水ハウジングに関する。
水中でのカメラによる撮影を可能とするために、カメラを水密に収納する防水ハウジングが、従来より商品化されている。
この防水ハウジングは、例えば、ヒンジにより開閉可能に支持される2つのケース部材を備え、ヒンジを開いた状態でケース部材の内部にカメラを位置決めして収納し、収納後に2つのケース部材を水密に閉じるものとなっている。この防水ハウジングは、カメラを内部に収納した状態で、該カメラに関する各種の操作を行うことができるようにするために、各種の操作部材を備えている。
ところで、カメラが例えば一眼レフレックスタイプなどである場合には、レンズ鏡筒に関する操作を行うことができるのが一般的であり、具体的には、レンズ鏡筒に保持されている撮影レンズの焦点位置を調節するためのフォーカスリングや、焦点距離を調節するためのズームリング、などの操作環を備えたものがある。このようなレンズ鏡筒の操作環を操作し得るように構成された防水ハウジングは、従来より提案されている。
例えば、特開平10−123602号公報には、防水カメラケースの外部から、磁石の力により、レンズ鏡筒の焦点調節を行う技術が記載されている。
特開平10−123602号公報
しかしながら、上記特開平10−123602号公報に記載されたような、磁石の力によりレンズ鏡筒の操作環を回動する構成では、早い動きに追従しきれないことがあり、動作の確実性が確保されていなかった。また、該公報に記載の構成では、防水カメラケース側の磁石の位置と、内部に収納したカメラのレンズ鏡筒に固定されている磁石の位置と、を合わせる必要があるために、操作が面倒であった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、レンズ鏡筒の操作環を確実に操作することができる簡単な構成の防水ハウジングを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、第1の発明による防水ハウジングは、操作環を有するレンズ鏡筒を備えた機器を収納し得る防水ハウジングにおいて、上記レンズ鏡筒を収納するための収納部であって収納状態におけるレンズ鏡筒の操作環に対応する位置に該操作環の操作方向に沿った貫通孔が形成されているレンズ鏡筒収納部と、上記レンズ鏡筒収納部の外周に回動可能に配設されたリング部材と、上記リング部材に配設されており上記貫通孔を通して上記操作環と当接する圧接位置と該操作環から離間した離間位置とを取り得るようになされた圧接部材と、上記レンズ鏡筒収納部と上記リング部材との間に配設されていて上記貫通孔から上記防水ハウジング内に水が侵入するのを防止するための第1の防水手段と、上記圧接部材と上記リング部材との間に配設されていて上記貫通孔から上記防水ハウジング内に水が侵入するのを防止するための第2の防水手段と、を具備したものである。
また、第2の発明による防水ハウジングは、上記第1の発明による防水ハウジングにおいて、上記リング部材と上記圧接部材との間に配設され該圧接部材を上記操作環に当接する方向へ常時付勢する付勢部材をさらに具備したものである。
さらに、第3の発明による防水ハウジングは、上記第2の発明による防水ハウジングにおいて、上記圧接部材を上記圧接位置と上記離間位置との何れか一方に位置させるための位置決定手段をさらに具備したものである。
第4の発明による防水ハウジングは、上記第1の発明による防水ハウジングにおいて、上記リング部材と上記圧接部材との間に配設され該圧接部材を上記操作環から離間する方向へ常時付勢する付勢部材をさらに具備したものである。
本発明によれば、レンズ鏡筒の操作環を確実に操作することができる簡単な構成の防水ハウジングとなる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1から図6は本発明の実施例1を示したものであり、図1は防水ハウジングの外観を示す斜視図、図2はカメラを収納した状態の防水ハウジングの構成を示す図1のA−A断面図、図3はレンズ鏡筒収納部の構成の一部を光軸方向に引き延ばして示す分解斜視図、図4はレンズ鏡筒収納部の構成の他の一部を光軸方向に引き延ばして示す分解斜視図、図5は操作環回動機構の構成を示す図1のB−B断面図、図6は操作環回動機構の構成を示す斜視図である。
まず、図2を参照して、防水ハウジングに収納されるカメラ31の構成の概要について説明する。
このカメラ31は、例えばレンズ交換可能な一眼レフレックスタイプのデジタルカメラとして構成されたものであり、前方へ向けてレンズ鏡筒32を突設している。
このレンズ鏡筒32は、図示しない撮影レンズを保持するものであり、該撮影レンズの焦点距離を調節するための操作環たるズームリング33と、該撮影レンズの焦点位置を調節するための操作環たるフォーカスリング34と、を備えている。これらズームリング33やフォーカスリング34は、例えば操作用のゴムリングが外周側に取り付けられており、このゴムリングの外周面には、ユーザによる回動操作を容易に行うことができるようにするための溝が、等間隔に複数設けられている。また、カメラ31の底面には、三脚に取り付けるための三脚用ねじ孔35が設けられている。さらに、カメラ31の背面には、撮影時にフレーミングを行ったり撮影後に撮影した画像を表示したりカメラに係る各種の情報を表示したりするための表示画面36が設けられている。そして、カメラ31の上部には、外部ストロボを着脱可能に取り付けるためのストロボシュー37が設けられている。
次に、図1および図2を参照して、このようなカメラ31を収納するための防水ハウジング1の構成について説明する。
防水ハウジング1は、前ケース2と、後ケース3と、をヒンジ等により開閉自在に支持し、バックル4を係止することによりこれらが密閉状態となるように構成されている。ここに前ケース2と後ケース3とは、Oリング5を介して水密を確保するようになっている。この防水ハウジング1は、概要として、全体的に透明なポリカーボネート等の素材により形成されていて、所定の要所要所が、水中でも視認し易い色、例えば赤色となるように構成されている。また、後述するように、遮光が必要な部分には、適宜、遮光性の部材が取り付けられている。
前ケース2の上面には、上記カメラ31に設けられた図示しないレリーズボタンを外部から押圧操作可能にするためのレリーズレバー15等の各種の操作部材と、撮影時に照明光を照射する水中ストロボを取り付けるための外部ストロボシュー16と、が設けられている。
さらに、前ケース2は、前方へ向けて、カメラ31のレンズ鏡筒32を収納するためのレンズ鏡筒収納部6を突設している。このレンズ鏡筒収納部6は、上記前ケース2と一体に突設される略円筒形状の円筒部7と、この円筒部7に対して一体的に螺合されるフード環8と、これら円筒部7とフード環8との間の水密を保持するために介挿されるOリング9と、を有して構成されている。上記円筒部7は先端側に内径ねじ7aが、上記フード環8は後端側に外径ねじ8aが、それぞれ刻設されており、上記Oリング9を間に挟み込みながらこれらを螺合することにより、円筒部7とフード環8とが水密かつ一体的に取り付けられるようになっている。
上記円筒部7の外周側には、後述するような操作リング41が、第1の防水手段たるOリング42,43を介して水密かつ回動自在に取り付けられ、さらにこの操作リング41の抜け止めを行うための止め輪44が該操作リング41の先端側から円筒部7に嵌合されるようになっている。
上記レンズ鏡筒32は、ワイド状態においては1群レンズ等を含む先端部が図2の実線に示すような位置にあるが、テレ状態になると該先端部が図2の2点鎖線で示すような位置まで繰り出される。従って、上記フード環8は、このようなワイド状態からテレ状態に至る全ての状態のレンズ鏡筒32を収納し得る形状となるように構成されている。さらに、フード環8は、内面側に遮光部材14が取り付けられており、これにより不要な外光をカットするレンズフードとしての機能も果たすように構成されている。このフード環8は、図2の実線で示すワイド状態において、図示のようにレンズフードとして特に有効に機能するように構成されている。
上記フード環8の先端側内周面には段部8cが形成されており、この段部8cに、前ガラス11がOリング12を介して取り付けられるようになっている。フード環8の先端側外周面には、さらに、外径ねじ8bが刻設されており、一方、止め環13の内周側には内径ねじ13aが刻設されている。そして、前ガラス11の前方側から止め環13の内径ねじ13aをフード環8の外径ねじ8bに螺合することにより、前ガラス11およびOリング12が段部8cに固定されて、レンズ鏡筒収納部6の前方側における水密性が確保されるようになっている。
前ケース2内の底面側には、三脚ねじ17が設けられており、カメラ31の三脚用ねじ孔35と螺合することにより、該カメラ31が前ケース2に対して固定されるようになっている。
さらに、前ケース2内の上部前方側や後ケース内にはリブ18やリブ19が突設されていて、これらのリブ18,19の先端や、カメラ31を該防水ハウジング1内に収納する際に該カメラ31と当接する防水ハウジング1内の各要所には、当接ゴム21が配設されている。これらの当接ゴム21をカメラ31に当接させることにより、上記三脚ねじ17とともに、該カメラ31を防水ハウジング1内で3次元的に位置決めするようになっている。
後ケース3の背面側には、カメラ31の背面側の表示画面36を拡大して観察するための画面ルーペ22が一体に設けられている。そして、後ケース3の内面側には、この画面ルーペ22を囲むように、遮光性を備えた画面内部フード23がビス24を介して取り付けられている。従って、外光の影響を軽減しながら、表示画面36を大きく鮮明に観察することができるようになっている。
カメラ31の上記ストロボシュー37には、シンクロコード25の一端が接続されるようになっている。このシンクロコード25の他端は、防水ハウジング1に設けられた上記外部ストロボシュー16に接続されている。これにより、外部ストロボシュー16に水中ストロボを取り付ければ、ストロボ発光モードに設定されているときには、レリーズレバー15の操作によるシャタレリーズに同期して、水中ストロボの発光が行われるようになっている。
次に、図3および図5を参照して、カメラ31のズームリング33を、防水ハウジング1の外側から回動させるための操作環回動機構について説明する。
上記円筒部7には、上記内径ねじ7aに加えて、さらに、周方向に沿った所定長さの周孔として形成されている貫通孔7bと、上記止め輪44を嵌合するための周溝でなる止め輪溝7cと、が形成されている。また、円筒部7の基端側には段部7dが形成されており、この段部7dは、円筒部7に操作リング41が嵌合されたときの突き当てとして機能するようになっている。
上記操作リング41は、円筒部7の外周側に回動自在に嵌合される短円筒状のリング部材であり、内周側には上記Oリング42,43を各装着するための周溝でなる2本のOリング溝41a,41bが形成されている。これらのOリング溝41a,41bは、該操作リング41が円筒部7の外周に嵌合された際に、光軸方向において上記貫通孔7bを挟み込むような位置に設けられたものとなっている。
この操作リング41は、基端側の端面を上記段部7dに当接した状態で、上記止め輪44を止め輪溝7cに嵌合することにより、該段部7dと止め輪44とに挟まれた状態で、周方向に回動自在となっている。
さらに、この操作リング41の外周側には、ボス41cが突設されており、このボス41cの内部には軸孔41eが設けられている。そして、該ボス41cの端部には、位置決定手段たる位置ピン嵌入切欠41dが形成されている。
このような操作リング41のボス41cに設けられた軸孔41eには、圧接部材たる圧接ピン45と、位置決定手段たる位置ピン46と、第2の防水手段たるOリング47と、ワッシャ48と、付勢部材たるコイルばね49と、Eリング50と、圧接部材たる当接ゴム51と、が組み付けられるようになっている。
上記圧接ピン45は、上記軸孔41eに軸方向に変位可能に嵌合される軸部45aと、この軸部45aの上端側に一体に設けられた指などで回動操作可能な頭部45bと、を有して構成されている。圧接ピン45の頭部45bには、上記位置ピン46を一体的に嵌入するための位置ピン嵌入孔45cが形成されている。ここに位置ピン46は、該圧接ピン45の軸周りの位置に応じて、上記位置ピン嵌入切欠41dに嵌入し、該圧接ピン45の軸方向位置の変位を許容するものである。また、圧接ピン45の軸部45aには、上記Oリング47を取り付けるための周溝でなるOリング溝45dと、上記Eリング50を嵌合するためのEリング溝45eと、上記当接ゴム51の抜け止めを行うための脱落防止溝45fと、が形成されている。
上記圧接ピン45は、先端側が上記操作リング41の内周側に突出しており、該突出部分には、上記ワッシャ48と、上記コイルばね49と、上記Eリング50と、上記当接ゴム51と、がこの順に取り付けられている。
上記コイルばね49は、上記ワッシャ48とEリング50との間に挟まれて圧縮された状態となっており、上記圧接ピン45を上記ズームリング33へ向けて常に付勢している。
また、上記当接ゴム51には、上記圧接ピン45の先端部を圧入するための軸孔51aが設けられており、この軸孔51a内には脱落防止用の内方フランジ51bが設けられている。この内方フランジ51bは、上記圧接ピン45の脱落防止溝45fと係合することにより、該当接ゴム51が圧接ピン45から脱落するの防止するためのものである。
次に、このような防水ハウジング1の操作環回動機構により、カメラ31のズームリング33を回転させるときの作用について説明する。
上記圧接ピン45は、軸周りの回動位置に応じて、軸方向の位置が異なるように構成されている。すなわち、上記位置ピン46がボス41cの上端面41fに当接する状態においては、該圧接ピン45の先端の当接ゴム51はズームリング33から離間した位置(離間位置)にある(図5参照)。
ユーザは、ズームリング33の操作を行いたいときには、指などで圧接ピン45を軸周りに回転させる。そして、位置ピン46と位置ピン嵌入切欠41dとの軸周りの位置を一致させる。すると、位置ピン46が位置ピン嵌入切欠41dに係入することが可能となり、圧縮された状態のコイルばね49の付勢力により、圧接ピン45が軸方向に沿ってレンズ鏡筒収納部6の内部側へ変位される。そして、先端の当接ゴム51がズームリング33を圧接したところで停止する(圧接位置)(図2参照)。このときには、位置ピン46が位置ピン嵌入切欠41dに係入した位置となっている。
この状態で、ユーザが操作リング41をレンズ鏡筒収納部6の外周に沿って回転させることにより、ズームリング33がレンズ鏡筒32の光軸周りに回転される。
なお、ここでは、コイルばね49の付勢力により発生する当接ゴム51とズームリング33との静止摩擦力により、ズームリング33が回転するように構成しているが、コイルばね49の付勢力に加えてユーザが圧接ピン45を押圧しながら回転させるように構成することも可能である。このときには、コイルばね49の力量を低減することができて、汎用の力量のばねを利用することが可能となり、専用品を用いる場合に比してコストを削減することが可能となる。
操作リング41、ひいてはズームリング33が所望の位置まで回転したら、ユーザは、指で圧接ピン45の頭部45bを摘むなどして、位置ピン46が位置ピン嵌入切欠41dに係入しなくなる位置まで引き上げる。そして、引き上げた状態で該圧接ピン45を軸周りに回転させて、ボス41cの上端面41fに位置ピン46を当接させる。これにより、図5に示すような離間位置に復帰する。
このような実施例1によれば、当接ゴム51をズームリング33に当接させてズームリング33を回転させるように構成したために、磁石の力を用いる従来例に比して、操作環の確実な操作を行うことが可能となる。
また、ユーザは、操作リング41を回転させることによりズームリング33の回転を行うことができるために、カメラ31のズームリング33自体を回転させるのと同様の操作形態となり、操作性が統一されて使い勝手が良い。
さらに、位置ピン46を位置ピン嵌入切欠41dへ係入させる操作と、位置ピン46を位置ピン嵌入切欠41dから引き上げる操作は、何れも空気中において行うことが可能である。つまり、ダイバー等が水中に入る前に位置ピン46を位置ピン嵌入切欠41dへ係入させておき、水中からあがった後に位置ピン46を位置ピン嵌入切欠41dから引き上げることが可能であるために、ダイバーは水中で面倒な操作を行うことなく、操作リング41を回動させるだけで所望の位置へのズーム動作を行うことができるために、操作性が良く使い勝手が良い。
また、圧接ピン45を離間位置に保持することができるために、レンズ鏡筒32を有したカメラ31は防水ハウジング1の前ケース2に対して、離脱、装填が容易になり、取り扱いに便利となる。
図7は本発明の実施例2を示したものであり、図7は操作環回動機構の構成を示す断面図である。この実施例2において、上述の実施例1と同様である部分については同一の符号を付して説明を省略し、主として異なる点についてのみ説明する。
上述した実施例1においては、圧接ピン45は、ばね49によりズームリング33に当接する方向へ常時付されていたが、この実施例2においては、圧接部材たる圧接ピン55は、ばね49によりズームリング33から離間する方向へ常時付勢されたものとなっている。
すなわち、圧接ピン55は、上記軸孔41eに軸方向に変位可能に嵌合される軸部55aと、この軸部55aの上端側に一体に設けられた指などで押圧操作可能な頭部55bと、を有して構成されている。圧接ピン55の頭部55bの上端面55cは、指などで押圧操作し易いように、凹面として形成されている。また、圧接ピン55の軸部55aには、Oリング47を取り付けるための周溝でなるOリング溝55dと、Eリング50を嵌合するためのEリング溝55eと、圧接部材たる当接ゴム56の抜け止めを行うための脱落防止溝55fと、が形成されている。
上記当接ゴム56は、上記圧接ピン55の先端部を圧入するための軸孔56aが設けられており、この軸孔56a内には脱落防止用の内方フランジ56bが設けられている。この内方フランジ56bは、上記圧接ピン55の脱落防止溝55fと係合することにより、該当接ゴム56が圧接ピン55から脱落するのを防止するためのものである。
また、本実施例のボス41cには、位置ピン嵌入切欠41dは設けられておらず、これに代えて、ばね挿入段部41fが上端開口部側に設けられている。そして、上記コイルばね49が、圧接ピン55の軸部55aに挿通された状態で、ばね挿入段部41f内に配設されている。このコイルばね49は、下端側を該ばね挿入段部41fにより係止され、上端側を圧接ピン55の頭部55bの下端面により係止されて、圧縮された状態となっている。
次に、このような防水ハウジング1の操作環回動機構により、カメラ31のズームリング33を回転させるときの作用について説明する。
上記圧接ピン55は、外力を加えていない状態では、コイルばね49により、ズームリング33から離間する方向へ常時付勢されている。従って、この状態においては、圧接ピン55の先端の当接ゴム56は、ズームリング33から離間した位置(離間位置)にある。
このとき、ユーザが、コイルばね49の付勢力に抗して指などで圧接ピン55を押圧すると、圧接ピン55は軸方向に沿ってレンズ鏡筒収納部6の内部側へ変位される。そして、先端の当接ゴム56がズームリング33を圧接したところで、変位が停止する(圧接位置)。
この状態で、ユーザが、該圧接ピン55を押圧したまま、操作リング41をレンズ鏡筒収納部6の外周に沿って回転させることにより、ズームリング33がレンズ鏡筒32の光軸周りに回転される。
なお、上述した構成では、ズームリング33を回転させるときには、必ず圧接ピン55を押圧する操作が必要であった。しかし、これに限らず、当接ゴム56がズームリング33に当接した状態を保持するような係止機構を設けるようにしても構わない。この場合には、水中に入る前に係止機構により当接ゴム56をズームリング33に当接させておけば、水中においては、操作リング41自体を回転させることで、ズーム操作を行うことが可能となる。また、係止機構による係止の解除は、水中から上がった後に行うことも可能であるために、水中における操作を簡単にすることもできる。
また、水中においては、当然にして、圧接ピン55にも水圧がかかるために、上記コイルばね49は、水中において、該圧接ピン55にかかる水圧にも抗し得る付勢力を備えたものを用いることが考えられる。
あるいは、これとは逆に、所定以上の水深において、コイルばね49の付勢力よりも圧接ピン55にかかる水圧による力量の方が大きくなるように構成すれば、所定以上の水深において、圧接ピン55に取り付けられた当接ゴム56が自動的にズームリング33に当接するように構成することも可能である。このときには、上記所定の水深よりも深い第2の水深以下において、ユーザが圧接ピン55の上端面55cを押圧する必要なく、操作リング41のみを操作することにより、ズーム動作を行うことができるように構成することも可能である。すなわち、水圧による力量は、軸孔41eの軸に垂直な断面積に比例するために、該必要な力量が得られるように軸孔41eや圧接ピン55を設計すればよい。このような構成を採用すると、空気中では圧接ピン55がコイルばね49の付勢力により自動的にズームリング33から離間し、所定以上の水深となる水中では、圧接ピン55が水圧により自動的にズームリング33に当接するように構成することが可能となる。
このような実施例2によれば、圧接ピン55をズームリング33から常に離間するように付勢することによっても、上述した実施例1とほぼ同様の効果を奏することができる。また、実施例1に比して、部品点数を減らして、コストを削減することが可能となる。
また、この実施例2においても、レンズ鏡筒32を有したカメラの前ケース2に対する離脱、装填も容易となる。
なお、上述した各実施例においては、操作環としてのズームリング33を回動させる例について説明したが、これに限らず、同様の機構により、フォーカスリング34を回動させるようにしても構わない。
また、カメラとして上述ではデジタルカメラを例に挙げたが、これに限らず、操作環が設けられたレンズ鏡筒を備える機器に広く適用することができ、例えばビデオカメラ等にももちろん適用することが可能である。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
本発明は、操作環を有するレンズ鏡筒を備えた機器を収納し得る防水ハウジングに好適に利用することができる。
本発明の実施例1における防水ハウジングの外観を示す斜視図。 上記実施例1において、カメラを収納した状態の防水ハウジングの構成を示す図1のA−A断面図。 上記実施例1において、レンズ鏡筒収納部の構成の一部を光軸方向に引き延ばして示す分解斜視図。 上記実施例1において、レンズ鏡筒収納部の構成の他の一部を光軸方向に引き延ばして示す分解斜視図。 上記実施例1における操作環回動機構の構成を示す図1のB−B断面図。 上記実施例1における操作環回動機構の構成を示す斜視図。 本発明の実施例2における操作環回動機構の構成を示す断面図。
符号の説明
1…防水ハウジング
2…前ケース
3…後ケース
6…レンズ鏡筒収納部
7…円筒部
7b…貫通孔
7c…止め輪溝
7d…段部
31…カメラ
32…レンズ鏡筒
33…ズームリング(操作環)
34…フォーカスリング(操作環)
41…操作リング(リング部材)
41a,41b…Oリング溝
41c…ボス
41d…位置ピン嵌入切欠(位置決定手段)
42,43…Oリング(第1の防水手段)
44…止め輪
45,55…圧接ピン(圧接部材)
46…位置ピン(位置決定手段)
47…Oリング(第2の防水手段)
48…ワッシャ
49…コイルばね(付勢部材)
50…Eリング
51,56…当接ゴム(圧接部材)
代理人 弁理士 伊 藤 進

Claims (4)

  1. 操作環を有するレンズ鏡筒を備えた機器を収納し得る防水ハウジングにおいて、
    上記レンズ鏡筒を収納するための収納部であって、収納状態におけるレンズ鏡筒の操作環に対応する位置に、該操作環の操作方向に沿った貫通孔が形成されているレンズ鏡筒収納部と、
    上記レンズ鏡筒収納部の外周に回動可能に配設されたリング部材と、
    上記リング部材に配設されており、上記貫通孔を通して上記操作環と当接する圧接位置と、該操作環から離間した離間位置と、を取り得るようになされた圧接部材と、
    上記レンズ鏡筒収納部と上記リング部材との間に配設されていて、上記貫通孔から上記防水ハウジング内に水が侵入するのを防止するための第1の防水手段と、
    上記圧接部材と上記リング部材との間に配設されていて、上記貫通孔から上記防水ハウジング内に水が侵入するのを防止するための第2の防水手段と、
    を具備したことを特徴とする防水ハウジング。
  2. 上記リング部材と上記圧接部材との間に配設され、該圧接部材を上記操作環に当接する方向へ常時付勢する付勢部材をさらに具備したことを特徴とする請求項1に記載の防水ハウジング。
  3. 上記圧接部材を上記圧接位置と上記離間位置との何れか一方に位置させるための位置決定手段をさらに具備したことを特徴とする請求項2に記載の防水ハウジング。
  4. 上記リング部材と上記圧接部材との間に配設され、該圧接部材を上記操作環から離間する方向へ常時付勢する付勢部材をさらに具備したことを特徴とする請求項1に記載の防水ハウジング。
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