JP7103020B2 - 画像形成装置およびシステム - Google Patents

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本発明は、画像形成装置およびシステムに関する。
原稿の読み取りを伴うジョブの実行が可能な画像形成装置には、コンタクトガラスが設置される。読取対象の原稿はコンタクトガラス上にセットされる。画像形成装置は、コンタクトガラス上の原稿を読み取って画像データを生成する。
通常、画像形成装置には、コンタクトガラスに対して開閉する原稿カバーが筐体に回動可能に設置される。コンタクトガラス上に原稿をセットするときには、原稿カバーを開ける必要がある。
ここで、原稿カバーを完全に開けるには、原稿カバーの自由端(回転軸とは反対側の端部)を比較的高い位置まで持ち上げなければならない。したがって、車椅子使用者や低身長者(子供など)にとっては、原稿カバーを開閉する開閉作業は大変である。
そこで、従来、ユーザーによる原稿カバーの開閉作業を補助する補助機構を備えた画像形成装置が提案されている。このような画像形成装置は、たとえば、特許文献1に開示されている。
特許文献1の画像形成装置は、画像形成装置の側面に設置されたレバーを備える。原稿カバーは、レバーの動きに連動して回動する。これにより、ユーザーは自身が原稿カバーの自由端を高い位置まで持ち上げなくても、原稿カバーを開けることができる。
特開2008-118528号公報
原稿の読み取りを伴うジョブでは、コンタクトガラス上にセットされた原稿の読み取りが行われる。コンタクトガラス上の原稿が正しい位置にセットされていなければ、出力画像が傾いたり一部が欠損したりする。このような不都合の発生を回避するため、ユーザーはコンタクトガラス上の原稿のセット状態を確認しつつ、コンタクトガラス上に原稿をセットする作業を行う。
原稿のセット状態を確認するには、コンタクトガラスを上方から覗き込まなければならない。しかし、上記したように、画像形成装置は車椅子使用者や低身長者も使用し得る。コンタクトガラスを上方から覗き込むのは、車椅子使用者や低身長者にとっては難しい。したがって、画像形成装置にジョブを実行させようとしているユーザーが車椅子使用者や低身長者であった場合には、コンタクトガラス上の原稿が正しくセットされていない状態で、ジョブが実行されるという不都合が生じ得る。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、コンタクトガラスを上方から覗き込むことが困難なユーザーが画像形成装置を使用する場合であっても、コンタクトガラス上における原稿のセット状態をユーザーに確認させることが可能な画像形成装置およびシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の局面による画像形成装置は、原稿がセットされるコンタクトガラスを含み、コンタクトガラスを読み取って画像データを生成する画像読取部と、コンタクトガラスに対して開閉するよう筺体に回動可能に支持され、閉じられているときにはコンタクトガラスを覆い、開けられることによってコンタクトガラスを露出させる原稿カバーと、原稿カバーを開閉させる開閉動作を行うことにより、ユーザーによる原稿カバーの開閉作業を補助する補助機構と、コンタクトガラス上における原稿のセット状態を確認するための確認用画面を表示デバイスに表示させる制御部と、を備える。制御部は、補助機構による開閉動作によって原稿カバーが開けられた状態になっているとき、画像読取部にコンタクトガラスの読み取りを行わせ、原稿カバーが開けられた状態でのコンタクトガラスの読み取りによって生成された画像データの画像に対応する表示用画像である開状態画像を生成し、開状態画像を含む画面を確認用画面として表示デバイスに表示させる。
本発明の第2の局面によるシステムは、上記画像形成装置と、画像形成装置に通信可能に接続される電子機器と、を備え、確認用画面が表示される表示デバイスが電子機器に設置されている。
本発明の構成では、表示デバイスに確認用画面が表示される。確認用画面には開状態画像が含められる。したがって、コンタクトガラスを上方から覗き込まなくても、コンタクトガラス上における原稿のセット状態を確認することができる。これにより、車椅子使用者や低身長者(子供など)などコンタクトガラスを上方から覗き込むことが困難なユーザーにとっては利便性が良い。
ここで、本発明の構成では、画像形成装置に補助機構が設置される。補助機構は、ユーザーによる原稿カバーの開閉作業を補助するための機構である。したがって、補助機構を利用するユーザーは車椅子使用者や低身長者である場合が多い。
そこで、本発明の構成では、補助機構による開閉動作によって原稿カバーが開けられた状態になっているときに開状態画像を生成するための読み取りが行われる。これにより、不必要な読み取りが行われるのを抑制することができる。
本発明の構成では、コンタクトガラスを上方から覗き込むことが困難なユーザーが画像形成装置を使用する場合であっても、コンタクトガラス上における原稿のセット状態をユーザーに確認させることができる。
第1実施形態による複合機の構成を示す概略図 第1実施形態による複合機の画像読取部の構成を示す図 第1実施形態による複合機に設置された原稿カバーが閉状態から開状態に変化するときの図 第1実施形態による複合機の構成を示すブロック図 第1実施形態による複合機の制御部により行われる処理の流れを示すフローチャート 第1実施形態による複合機の制御部が生成する開状態画像について説明するための図 第1実施形態による複合機の操作パネルが表示する確認用画面(開状態画像を含む画面)を示す図 第1実施形態による複合機の制御部が生成する閉状態画像について説明するための図 第1実施形態による複合機の操作パネルが表示する確認用画面(閉状態画像を含む画面)を示す図 第1実施形態による複合機に設置される補助機構の変形例について説明するための図 第2実施形態によるシステムの構成を示すブロック図
本発明の一実施形態による画像形成装置について、スキャン機能やプリント機能など複数種の機能が搭載された複合機を例にとって説明する。
<第1実施形態>
(複合機の構成)
図1に示すように、第1実施形態の複合機100は、画像読取部1および印刷部2を備える。また、複合機100には、操作パネル3が設置される。
画像読取部1は、図2に示すように、コンタクトガラスCGを備える。コンタクトガラスCGは、セット面SSを有する。コンタクトガラスCGは、画像読取部1の筐体10の上面に形成された開口に設置される。コンタクトガラスCGのセット面SSに対して垂直な方向は、複合機100の上下方向と一致する。
コンタクトガラスCGのセット面SS上には、読取対象の原稿Dがセットされる。画像読取部1は、コンタクトガラスCGを読み取って画像データを生成する。コンタクトガラスCG上に原稿Dがセットされている場合には、コンタクトガラスCG上にセットされた原稿Dの読み取りが行われる。
画像読取部1は、光源11、イメージセンサー12、ミラー13およびレンズ14を備える。これら画像読取部1の各部材は、筐体10の内部に収容される(コンタクトガラスCGの下方に配置される)。
光源11は、複数のLED素子(図示せず)を有する。複数のLED素子は、主走査方向(図2の紙面に対して垂直な方向)にライン状に配列される。光源11は、コンタクトガラスCGに向けて光を照射する。コンタクトガラスCGに向かう光はコンタクトガラスCGを透過する。コンタクトガラスCGのうち原稿Dがセットされた領域では、後述する原稿カバー101の開閉状態にかかわらず、コンタクトガラスCGを透過した光が原稿Dで反射される。コンタクトガラスCGのうち原稿Dがセットされていない領域では、原稿カバー101が閉じられていれば、コンタクトガラスCGを透過した光が原稿カバー101で反射され、原稿カバー101が開けられていれば、コンタクトガラスCGを透過した光は反射されない。
イメージセンサー12は、主走査方向にライン状に並ぶ複数の光電変換素子を有する。イメージセンサー12は、コンタクトガラスCGからの光を受光する。原稿Dや原稿カバー101で反射された光がイメージセンサー12に向かって進行する。イメージセンサー12は、コンタクトガラスCGからの光を受光すると、ライン単位で画素毎に光電変換して電荷を蓄積するとともに、蓄積電荷に応じたアナログ信号を出力する。
ミラー13は、コンタクトガラスCGからの光をレンズ14に向けて反射する。レンズ14は、ミラー13で反射された光を集光し、イメージセンサー12に導く。
光源11およびミラー13は、主走査方向と直交する副走査方向に移動可能な移動枠15に設置される。移動枠15はワイヤー16に連結される。ワイヤー16は巻取ドラム17に巻回される。巻取ドラム17が回転すると、移動枠15が副走査方向に移動する。すなわち、光源11およびミラー13が副走査方向に移動する。
また、図3に示すように、筐体10には、原稿カバー101が取り付けられる。原稿カバー101は、コンタクトガラスCGのセット面SSに対して開閉する。原稿カバー101を開閉可能にするため、原稿カバー101の装置背面側にはヒンジ軸101aが設けられる。原稿カバー101のヒンジ軸101aは、筐体10の装置背面側に回転可能に支持される。これにより、原稿カバー101の装置正面側の部分を上下方向に持ち上げたり持ち下げたりすることにより、コンタクトガラスCGのセット面SSに対して原稿カバー101を開閉させることができる。
原稿カバー101が閉じられているとき(図3の上図に示す状態のとき)、原稿カバー101によってコンタクトガラスCGのセット面SSが覆われる。言い換えると、原稿カバー101によってコンタクトガラスCGのセット面SSが塞がれる。この状態では、コンタクトガラスCG上に原稿Dをセットする作業は行えない。一方で、原稿カバー101が開けられているとき(図3の下図に示す状態のとき)には、コンタクトガラスCGのセット面SSが外部に露出される。この状態になると、コンタクトガラスCG上に原稿Dをセットする作業を行える。
通常では、原稿Dの読み取りを伴うジョブ(コピージョブなど)を複合機100に実行させるとき、コンタクトガラスCG上に原稿Dをセットするため、ユーザーは原稿カバー101を開閉する開閉作業を行う。すなわち、原稿カバー101を開けた後、コンタクトガラスCG上に原稿Dをセットしてから、原稿カバー101を閉じる、という一連の作業がユーザーによって行われる。
原稿Dの読み取りを伴うジョブでは、まず、ユーザーが原稿カバー101の開閉作業を行う。その結果、図2に示すように、コンタクトガラスCG上に原稿Dがセットされ、原稿カバー101が閉じられた状態となる。ジョブが開始されると、移動枠15が副走査方向(正面から見て左から右に向かう方向)に移動する。そして、移動枠15が副走査方向に移動しているとき、光源11がコンタクトガラスCGに向けて光を照射する。また、コンタクトガラスCGからの反射光の光電変換をイメージセンサー12が連続して繰り返し行う。
なお、原稿Dを搬送する原稿搬送ユニットを原稿カバー101として用いてもよい。この場合には、原稿搬送ユニットにより自動搬送される原稿Dを読み取る搬送読取を画像読取部1に実行させることができる。
図1に戻り、印刷部2は、用紙搬送路20に沿って用紙Pを搬送し、搬送中の用紙Pに画像を印刷する。図1では、用紙搬送路20を破線で示す。コピージョブでは、原稿Dの画像データに基づく画像の用紙Pへの印刷が印刷部2により行われる。印刷部2は、給紙部21、画像形成部22および定着部23を備える。
給紙部21は、用紙カセットCAに収容された用紙Pを用紙搬送路20に給紙する。用紙搬送路20に給紙された用紙Pは用紙搬送路20に沿って搬送される。画像形成部22は、トナー像(画像)を形成し、搬送中の用紙Pにトナー像を転写(印刷)する。転写済みの用紙Pは定着部23に向けて搬送される。定着部23は、転写済みの用紙Pを加熱および加圧し、用紙Pにトナー像を定着させる。
操作パネル3は、タッチスクリーン31およびハードウェアボタン32を含む。タッチスクリーン31は「表示デバイス」に相当する。タッチスクリーン31は、画面を表示し、画面内のソフトウェアボタンに対する操作をユーザーから受け付ける。ハードウェアボタン32は、操作パネル3に複数設けられる。たとえば、ハードウェアボタン32としては、ジョブの実行指示をユーザーから受け付けるためのスタートボタンなどがある。
また、図4に示すように、複合機100は、制御部4および記憶部5を備える。制御部4は、CPUを含む。制御部4は、制御用のプログラムおよびデータに基づき動作し、複合機100の各部を制御するための処理を行う。記憶部5は、不揮発性メモリー(ROM)および揮発性メモリー(RAM)を含む。制御用のプログラムおよびデータは、ROMに記憶され、RAMに展開される。
画像読取部1は、制御部4に接続される。制御部4は、画像読取部1の制御を行う。制御部4は、光源11の点消灯動作やイメージセンサー12の読取動作を制御する。また、制御部4は、巻取ドラム17を回転させるための巻取モーターMTを制御し、巻取ドラム17の回転と回転停止とを切り替え、光源11およびミラー13が装着された移動枠15を副走査方向に適切に移動させる。
また、制御部4は、画像読取部1による読み取りで得られた画像データ(イメージセンサー12のアナログ出力)を増幅する処理や、画像データをアナログデータからデジタルデータに変換する処理などを行う。これら処理を行うデータ処理部が制御部4とは別に設けられてもよい。
また、制御部4は、画像読取部1による読み取りで得られた画像データに対して、種々の画像処理(拡大縮小処理や回転処理、濃度変換処理など)を行う。このような画像処理を制御部4に行わせるため、たとえば、制御部4には画像処理用回路や画像処理用メモリーが搭載される。
印刷部2は、制御部4に接続される。制御部4は、印刷部2の制御を行う。制御部4は、給紙部21の給紙動作、画像形成部22の画像形成動作および定着部23の定着動作を制御する。
操作パネル3は、制御部4に接続される。制御部4は、操作パネル3の表示動作を制御するとともに、操作パネル3に対して行われた操作(タッチスクリーン31に対するタッチ操作およびハードウェアボタン32に対する押下操作)を検知する。
なお、複合機100は、車椅子使用者や低身長者(子供など)も使用し得る。複合機100を使用しようとしているユーザーが車椅子使用者や低身長者である場合、操作パネル3が高い位置に在ると、操作パネル3に対する操作が難しい。このため、操作パネル3をデフォルト位置よりも低い位置に引き下ろすことが可能になっていてもよい。また、操作パネル3の操作面の向きの変更が可能になっていてもよい。さらに、複合機100の本体に対して操作パネル3が着脱可能になっていてもよい。
ここで、複合機100は、補助機構6を備える。補助機構6は、ユーザーにより行われる原稿カバー101の開閉作業を補助する機構である。補助機構6は、開閉動作を行うことによって原稿カバー101を開閉させる。補助機構6の形態は特に限定されない。以下に、補助機構6の一例について説明する。
補助機構6は、開閉モーター61(「モーター」に相当)、伝達機構62、開閉センサー63および開閉ボタン64を備える。開閉モーター61は、駆動することにより、原稿カバー101のヒンジ軸101aを回動させる。すなわち、開閉モーター61は、コンタクトガラスCGのセット面SSに対して原稿カバー101を開閉させる。伝達機構62は、ギアやクラッチを含み、開閉モーター61とヒンジ軸101aとを連結する。伝達機構62は、モーター61の駆動力をヒンジ軸101aに伝達する。
開閉センサー63は、原稿カバー101のヒンジ軸101aの回転角を検知するためのセンサーである。たとえば、ロータリー型の可変抵抗器などを開閉センサー63として用いることができる。開閉センサー63は、ヒンジ軸101aの回転角に応じた電圧信号を制御部4に出力する。制御部4は、開閉センサー63の出力値に基づき、ヒンジ軸101aの回転角を検知する。また、制御部4は、ヒンジ軸101aの回転角に基づき、原稿カバー101の開閉状態(原稿カバー101が開けられた状態になっているか閉じられた状態になっているか)を判断する。
開閉ボタン64は、補助機構6を用いて原稿カバー101を開閉しようとしているユーザーにより操作される。開閉ボタン64の設置位置は特に限定されない。たとえば、複合機100の側面に開閉ボタン64が設置される(図1参照)。開閉ボタン64の設置位置としては、操作パネル3の設置位置よりも低い位置であることが好ましい。ただし、操作パネル3に開閉ボタン64が設置されてもよい。また、開閉ボタン64に相当するソフトウェアボタンが操作パネル3に表示されてもよい。
ユーザーが開閉ボタン64を操作すると、タクタイルスイッチなどのスイッチ部材(図示せず)が開閉ボタン64によって押圧される。スイッチ部材が押圧された場合(ユーザーが開閉ボタン64を操作した場合)、スイッチ部材から制御部4に対して操作信号が出力される。スイッチ部材から操作信号が出力されたか否に基づき、制御部4は、開閉ボタン64に対する操作の有無を検知する。制御部4は、開閉ボタン64が操作されたことを検知すると、補助機構6に開閉動作を行わせる。
制御部4は、原稿カバー101が閉じられた状態(図3の上図に示す状態)で、開閉ボタン64が操作されたことを検知したとき、ユーザーが開操作を行ったと判断する。このとき、制御部4は、補助機構6に開閉動作を行わせる。補助機構6は、開閉動作として開動作を行う。
制御部4は、補助機構6に開動作を行わせるとき、開閉モーター61を駆動し、原稿カバー101を開方向(原稿カバー101の装置正面側の部分が持ち上がる方向)に回動させる。制御部4は、原稿カバー101を開方向に回動させるとき、開閉センサー63の出力値に基づき、原稿カバー101のヒンジ軸101aの回転角を検知する。制御部4は、開閉センサー63の出力値に基づき原稿カバー101の傾斜角度(コンタクトガラスCGのセット面SSに対する原稿カバー101の角度)が所定角度になったと判断するまで、原稿カバー101を開方向に回動させ続ける。制御部4は、原稿カバー101の傾斜角度が所定角度のとき、原稿カバー101が開けられた状態(図3の下図に示す状態)になっていると判断する。
また、制御部4は、原稿カバー101が開けられた状態で、開閉ボタン64が操作されたことを検知したとき、ユーザーが閉操作を行ったと判断する。このとき、制御部4は、補助機構6に開閉動作を行わせる。補助機構6は、開閉動作として閉動作を行う。
制御部4は、補助機構6に閉動作を行わせるとき、開閉モーター61を駆動し、原稿カバー101を閉方向(原稿カバー101の装置正面側の部分が持ち下がる方向)に回動させる。制御部4は、原稿カバー101を閉方向に回動させるとき、開閉センサー63の出力値に基づき、原稿カバー101のヒンジ軸101aの回転角を検知する。制御部4は、原稿カバー101が閉じられた状態になるまで、原稿カバー101を閉方向に回動させ続ける。すなわち、制御部4は、原稿カバー101を開方向に回動させたときと同じ回転角だけ原稿カバー101を閉方向に回転させる。
複合機100に補助機構6を設置することにより、開閉ボタン64を操作するだけで、原稿カバー101が開閉される。したがって、ユーザーが車椅子使用者や低身長者であっても、当該ユーザーは容易に、原稿カバー101を開閉することができる。
(原稿セット作業の補助)
コピージョブなど原稿Dの読み取りを伴うジョブを複合機100に実行させるには、コンタクトガラスCG上に原稿Dをセットする原稿セット作業を行う必要がある。コンタクトガラスCG上において原稿Dが正しい位置にセットされていない場合、複合機100から出力される原稿画像の一部が欠損したり傾いたりする。したがって、通常では、ユーザーはコンタクトガラスCG上における原稿Dのセット状態を確認しつつ原稿セット作業を行う。
コンタクトガラスCG上における原稿Dのセット状態を確認するには、コンタクトガラスCGの上方からコンタクトガラスCGを覗き込まなければならない。コンタクトガラスCGを上方から覗き込むのは、車椅子使用者や低身長者にとっては難しい。このため、複合機100にジョブを実行させようとしているユーザーが車椅子使用者や低身長者であれば、コンタクトガラスCG上における原稿Dのセット状態を十分に確認することができないという不都合が生じ得る。
そこで、制御部4は、車椅子使用者や低身長者による原稿セット作業を補助する補助処理を行う。制御部4による補助処理が行われることにより、複合機100にジョブを実行させようとしているユーザーが車椅子使用者や低身長者であっても、当該ユーザーはコンタクトガラスCG上における原稿Dのセット状態を容易に確認することができるようになる。
以下に、図5に示すフローチャートを参照し、制御部4が行う補助処理の流れについて説明する。
図5に示すフローチャートのスタート時点では、原稿カバー101が閉じられている状態になっているとする。そして、この状態で、開閉ボタン64が操作されたこと(ユーザーが開操作を行ったこと)を制御部4が検知したとき、図5に示すフローチャートがスタートする。なお、開閉ボタン64が操作されたということは、原稿セット作業を行おうとしているユーザーが車椅子使用者や低身長者である可能性が高いということである。
ここで、原稿セット作業を行おうとしているユーザーが健常者や大人である場合には、当該ユーザーは自身で原稿カバー101を持ち上げたり持ち下げたりする。このため、開閉ボタン64が操作されることはほとんどない。
ステップS1において、制御部4は、補助機構6に開動作を開始させる。そして、ステップS2において、制御部4は、開閉センサー63の出力値に基づき、原稿カバー101が開けられた状態になったか否かを判断する。その結果、原稿カバー101が開けられた状態になったと制御部4が判断した場合には、ステップS3に移行し、原稿カバー101が未だ開けられた状態になっていないと制御部4が判断した場合には、ステップS2の処理が繰り返される。
ステップS3に移行すると、制御部4は、補助機構6による開動作を停止させる。そして、ステップS4において、制御部4は、コンタクトガラスCGの全面の読み取りを画像読取部1に開始させる。以下の説明では、ここでの画像読取部1による読み取り(原稿カバー101が開けられた状態でのコンタクトガラスCGの読み取り)を開状態読取と称する。
そして、ステップS5において、制御部4は、画像読取部1による開状態読取で得られた画像データの画像に対応する表示用画像である開状態画像G1(図6の下図参照)を生成する。すなわち、制御部4は、開状態読取で得られた画像データに基づき開状態画像G1の表示データを生成する。
たとえば、図6の上図に示すような位置に原稿Dがセットされた状態で、画像読取部1による開状態読取が行われたとする。この場合には、図6の下図に示すような開状態画像G1が制御部4によって生成される。以下の説明では、開状態画像G1のうち、原稿Dの画像を原稿画像と称し符号G11を付す。また、開状態画像G1のうち、原稿Dの領域外の画像を原稿外画像と称し符号G12を付す。図6の下図では、原稿画像G11をドット柄で示し、原稿外画像G12をハッチング柄で示す。
図6に示す例では、原稿Dが傾いている。したがって、開状態画像G1に含まれる原稿画像G11も傾く。なお、開状態読取では、コンタクトガラスCGのうち、原稿Dの領域内では光が反射されるが、原稿Dの領域外では光は反射されない。したがって、原稿外画像G12は黒色になる。
図5に戻り、ステップS5の処理後、ステップS6に移行する。ステップS6に移行すると、制御部4は、操作パネル3に指示し、開状態画像G1を配した確認用画面300をタッチスクリーン31に表示させる。開状態画像G1を配した確認用画面300の一例を図7に示す。
操作パネル3に確認用画面300が表示されることにより、コンタクトガラスCGを上方から覗き込まなくても、コンタクトガラスCG上における原稿Dのセット状態を確認することができるようになる。このため、原稿Dのセット状態を確認しつつ原稿セット作業を行えるので、車椅子使用者や低身長者にとっては利便性が良い。
ここで、コンタクトガラスCG上における原稿Dの正しいセット位置は原稿サイズごとに予め定められている。通常では、原稿Dの正しいセット位置を示す目盛がコンタクトガラスCGの周囲に付される。原稿Dの正しいセット位置をユーザーに認識させることができれば、原稿セット作業の作業性が向上する。
そこで、制御部4は、操作パネル3に指示し、コンタクトガラスCG上における原稿Dの正しいセット位置を示す補助画像301をタッチスクリーン31に表示させる。図7では、一例として、A4サイズに対応する補助画像301およびB5サイズに対応する補助画像301を含む確認用画面300を図示する。
なお、ユーザー指定の原稿サイズの設定受付が事前に行われてもよい。ユーザー指定の原稿サイズの設定受付は操作パネル3が行う。制御部4は、操作パネル3に確認用画面300を表示させるとき、ユーザー指定の原稿サイズが設定されているか否かを判断する。その結果、ユーザー指定の原稿サイズが設定されていれば、制御部4は、ユーザー指定の原稿サイズに対応する補助画像301だけを操作パネル300に表示させる。
図5に戻り、ステップS6の処理後、ステップS7に移行する。ステップS7に移行すると、制御部4は、開閉ボタン64が操作されたか否か(ユーザーが閉操作を行ったか否か)を判断する。その結果、開閉ボタン64が操作されていない(ユーザーが閉操作を行っていない)と制御部4が判断した場合には、ステップS4に移行する。この時点では、原稿カバー101は開けられた状態である。原稿カバー101が開けられた状態で、開閉ボタン64が操作されていないということは、ユーザーが未だ原稿セット作業を行っている可能性が高い。
ステップS7からステップS4に移行すると、制御部4は、画像読取部1に開状態読取を再度行わせる(ステップS4の処理を行う)。また、制御部4は、画像読取部1に再度行わせた開状態読取で得られた画像データに基づき、開状態画像G1を新たに生成する(ステップS5の処理を行う)。そして、制御部4は、操作パネル3に指示し、従前の開状態画像G1の表示を停止させ、最新の開状態画像G1を配した確認用画面300をタッチスクリーン31に表示させる(ステップS6の処理を行う)。操作パネル3は、確認用画面300に配する開状態画像G1を切り替える。
すなわち、制御部4は、原稿カバー101が開けられた状態になってから、開閉ボタン64が操作されるまで(ユーザーが閉操作を行うまで)、画像読取部1に開状態読取を繰り返し行わせる。そして、制御部4は、画像読取部1による開状態読取によって画像データが生成されるごとに開状態画像G1を生成し、最新の開状態画像G1を配した確認用画面300を操作パネル3に表示させる。
ステップS7において、開閉ボタン64が操作された(ユーザーが閉操作を行った)と制御部4が判断した場合には、ステップS8に移行する。ステップS8に移行すると、制御部4は、画像読取部1による開状態読取を終了する。また、ステップ9において、制御部4は、補助機構6に閉動作を開始させる。そして、ステップS10において、制御部4は、開閉センサー64の出力値に基づき、原稿カバー101が閉じられた状態になったか否かを判断する。その結果、原稿カバー101が閉じられた状態になったと制御部4が判断した場合には、ステップS11に移行し、原稿カバー101が未だ閉じられた状態になっていないと制御部4が判断した場合には、ステップS10の処理が繰り返される。
ステップS11に移行すると、制御部4は、補助機構6による閉動作を停止させる。そして、ステップS12において、制御部4は、コンタクトガラスCGの全面の読み取りを画像読取部1に行わせる。以下の説明では、ここでの画像読取部1による読み取り(原稿カバー101が閉じられた状態でのコンタクトガラスCGの読み取り)を閉状態読取と称する。
そして、ステップS13において、制御部4は、画像読取部1による閉状態読取で得られた画像データの画像に対応する表示用画像である閉状態画像G2(図8の下図参照)を生成する。すなわち、制御部4は、閉状態読取で得られた画像データに基づき閉状態画像G2の表示データを生成する。
たとえば、原稿カバー101が閉じられた状態になったとき(画像読取部1による閉状態読取が行われるとき)、図8の上図に示すような位置に原稿Dがセットされていたとする。この場合には、図8の下図に示すような閉状態画像G2が制御部4によって生成される。以下の説明では、閉状態画像G2のうち、原稿Dの画像を原稿画像と称し符号G21を付す。また、閉状態画像G2のうち、原稿Dの領域外の画像を原稿外画像と称し符号G22を付す。図8の下図では、原稿画像G21をドット柄で示す。
ここで、原稿カバー101が閉じられた状態では、原稿Dの領域内では原稿Dによって光が反射され、原稿Dの領域外では原稿カバー101によって光が反射される。したがって、原稿外画像G22が白色となる。原稿外画像G22が白色になっていると、原稿画像G21と原稿外画像G22との区別がつき難い。
そこで、原稿外画像G22の色が変換されてもよい。たとえば、制御部4は、画像読取部1による閉状態読取で得られた画像データのうち、原稿Dの領域外の画素を黒色(「所定色」に相当)の画素に変換する変換処理を行う。そして、制御部4は、変換処理後の画像データに基づき閉状態画像G2を生成する。これにより、原稿外画像G22が黒色となり、原稿画像G21との区別がつき易くなる。
図5に戻り、ステップS13の処理後、ステップS14に移行する。ステップS14に移行すると、制御部4は、操作パネル3に指示し、閉状態画像G2を配した確認用画面300をタッチスクリーン31に表示させる。閉状態画像G2を配した確認用画面300の一例を図9に示す。
第1実施形態の複合機100(画像形成装置)は、上記のように、原稿DがセットされるコンタクトガラスCGを含み、コンタクトガラスCGを読み取って画像データを生成する画像読取部1と、コンタクトガラスCGに対して開閉するよう筺体10に回動可能に支持され、閉じられているときにはコンタクトガラスCGを覆い、開けられることによってコンタクトガラスCGを露出させる原稿カバー101と、原稿カバー101を開閉させる開閉動作を行うことにより、ユーザーによる原稿カバー101の開閉作業を補助する補助機構6と、コンタクトガラスCG上における原稿Dのセット状態を確認するための確認用画面300をタッチスクリーン31(表示デバイス)に表示させる制御部4と、を備える。制御部4は、補助機構6による開閉動作によって原稿カバー101が開けられた状態になっているとき、画像読取部1にコンタクトガラスCGの読み取り(開状態読取)を行わせ、開状態読取によって生成された画像データの画像に対応する表示用画像である開状態画像G1を生成し、開状態画像G1を含む画面を確認用画面300としてタッチスクリーン31に表示させる。
第1実施形態の構成では、タッチスクリーン31に確認用画面300が表示される。確認用画面300には開状態画像G1が含められる。したがって、コンタクトガラスCGを上方から覗き込まなくても、コンタクトガラスCG上における原稿Dのセット状態を確認することができる。これにより、車椅子使用者や低身長者などコンタクトガラスCGを上方から覗き込むことが困難なユーザーにとっては利便性が良い。
ここで、第1実施形態の構成では、複合機100に補助機構6が設置される。補助機構6は、ユーザーによる原稿カバー101の開閉作業を補助するための機構である。したがって、補助機構6を利用するユーザーは車椅子使用者や低身長者である場合が多い。
そこで、第1実施形態の構成では、補助機構6による開閉動作によって原稿カバー101が開けられた状態になっているときだけ、開状態画像G1を生成するための読み取りが行われる。これにより、不必要な読み取りが行われるのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、制御部4は、補助機構6による開閉動作によって原稿カバー101が開けられた状態になっているとき、画像読取部1にコンタクトガラスCGの読み取り(開状態読取)を繰り返し行わせ、開状態読取によって画像データが生成されるごとに開状態画像G1を生成し、最新の開状態画像G1を含む確認用画面300をタッチスクリーン31に表示させる。これにより、コンタクトガラスCG上における原稿Dの最新のセット状態を確認することができるので、ユーザーの利便性が向上する。
また、第1実施形態では、上記のように、制御部4は、補助機構6による開閉動作によって原稿カバー101が閉じられた状態になったとき、画像読取部1にコンタクトガラスCGの読み取り(閉状態読取)を行わせ、閉状態読取によって生成された画像データの画像に対応する表示用画像である閉状態画像G2を生成し、閉状態画像G2を含む画面を確認用画面300としてタッチスクリーン31に表示させる。ここで、原稿カバー101が閉じられるときには風圧が発生するので、コンタクトガラスCG上の原稿Dのセット位置がずれる場合がある。このため、原稿カバー101が閉じられたときのコンタクトガラスCG上における原稿Dのセット状態も確認できるようになっていれば、ユーザーの利便性がより向上する。
また、第1実施形態では、上記のように、原稿外画像G22の色が黒色に変換されるので、原稿画像G21と原稿外画像G22との区別がつき易くなる。これにより、コンタクトガラスCG上の原稿Dのセット位置が正しいか否かを一目で判別することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、確認用画面300に補助画像301が含められるので、コンタクトガラスCG上の原稿Dが正しい位置からどの程度ずれているかを容易に知ることができる。また、コンタクトガラスCG上の原稿Dを正しい位置に合わせ易くなる。
また、第1実施形態では、上記のように、開閉ボタン64を操作するだけで、原稿カバー101を開閉させることができるので、ユーザーにとっては利便性が良い。
また、第1実施形態では、上記のように、操作パネル3のタッチスクリーン31に確認用画面300が表示されるので、確認用画面300を表示するための表示装置を別途準備する必要がない。
(変形例)
以下に、第1実施形態の変形例について説明する。なお、変形例の基本的な構成は第1実施形態と同じである。このため、以下の説明では、第1実施形態と共通する構成要素には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図10に示すように、変形例では、原稿カバー101の側面に受け部102が設置される。また、変形例では、補正機構6に変えて、補正機構7が複合機100に設置される。
補正機構7は、昇降部材71を備える。昇降部材71は、上下方向に移動可能に支持される。昇降部材71の上端は受け部102に当接する。昇降部材71の上端にコロ(図示せず)を回転可能に取り付け、当該コロを受け部102に当接させてもよい。
また、補正機構7は、ユーザーにより操作されるレバー72を備える。レバー72は、ギアなどを含む伝達機構73を介して、昇降部材71に連結される。昇降部材71は、レバー72の動きに連動して上下方向に移動する。伝達機構73は、たとえば、ピニオンギアおよびラックギアを含む。ピニオンギアは、レバー72が操作されると回転する。ラックギアは、上下方向に延伸するよう昇降部材71に設置される。ピニオンギアおよびラックギアは互いに噛み合う。これにより、レバー72が操作されることにより、昇降部材71が上下方向に移動する。
補助機構7は、レバー72を一方向に回す操作が行われると、開閉動作(開動作)として昇降部材71を上昇させる動作を行う。また、補正機構7は、レバー72を他方向に回す操作が行われると、開閉動作(閉動作)として昇降部材71を下降させる動作を行う。
原稿カバー101が完全に閉じられた状態(図10の上図に示す状態)から、昇降部材71が上昇すると、昇降部材71によって原稿カバー101が持ち上げられ、原稿カバー101が開方向に回動する。昇降部材71の上昇が続けられると、最終的に、原稿カバー101が完全に開けられた状態(図10の下図に示す状態)になる。
一方で、原稿カバー101が完全に開けられた状態(図10の下図に示す状態)から、昇降部材71が下降すると、昇降部材71に追従して原稿カバー101が閉方向に回動する。昇降部材71の下降が続けられると、最終的に、原稿カバー101が完全に閉じられた状態(図10の上図に示す状態)になる。
制御部4は、昇降部材71の上下方向の位置に基づき、原稿カバー101が閉じられた状態になっているか開けられた状態になっているかの判断を行う。当該判断を制御部4に行わせるため、補助機構7には昇降センサー74が設けられる。
昇降センサー74は、発光部および受光部を有する光センサーである。昇降センサー74は、昇降部材71に設置された検知片75を検知対象とする。昇降センサー74は、発光部と受光部との間の光路(検知領域)における検知片75の有無に応じて出力値を変化させる。
昇降センサー74は、第1センサー74Aおよび第2センサー74Bを含む。第1センサー74Aおよび第2センサー74Bは、上下方向に並ぶ。第1センサー74Aは第2センサー74Bよりも上方に配置される。また、検知片75は、第1検知片75Aおよび第2検知片75Bを含む。
第1検知片75Aは、昇降部材71の上端側に設置される。原稿カバー101が閉じられた状態になるまで昇降部材71が下降すると、第1センサー74Aの光路が第1検知片75Aによって遮られる(図10の上図参照)。このとき、第1センサー74Aの出力値は第1レベル(HレベルおよびLレベルの一方)となる。この状態から昇降部材71が上昇すると、第1センサー74Aの光路が開放され、第1センサー74Aの出力値が第1レベルから第2レベル(HレベルおよびLレベルの他方)に変化する。
第2検知片75Bは、昇降部材71の第1検知片75Aの設置位置よりも下方の位置に設置される。原稿カバー101が開けられた状態になるまで昇降部材71が上昇すると、第2センサー74Bの光路が第2検知片75Bによって遮られる(図10の下図参照)。このとき、第2センサー74Bの出力値は第1レベルとなる。この状態から昇降部材71が下降すると、第2センサー74Bの光路が開放され、第2センサー74Bの出力値が第1レベルから第2レベルに変化する。
昇降ンサー74は、制御部4に接続される。制御部4は、昇降センサー74の出力値に基づき、原稿カバー101の開閉状態を判断する。
図10の上図に示す状態のとき、第1センサー74Aの出力値は第1レベルであり、第2センサー74Bの出力値は第2レベルである。このとき、制御部4は、原稿カバー101が閉じられた状態になっていると判断する。
図10の上図に示す状態から、昇降部材71が上昇すると、第1センサー74Aの出力値が第1レベルから第2レベルに変化する。上昇部材71がさらに上昇し、図10の下図に示す状態になると、第2センサー74Bの出力値が第2レベルから第1レベルに変化する(第1センサー74Aの出力値は第2レベルである)。このとき、制御部4は、原稿カバー101が開けられた状態になっていると判断する。
図10の下図に示す状態から、上昇部材71が下降すると、第2センサー74Bの出力値が第1レベルから第2レベルに変化する(第1センサー74Aの出力値は第2レベルである)。このとき、制御部4は、ユーザーが閉操作を行っていると判断する。
制御部4は、第1センサー74Aの出力値が第2レベルであり第2センサー74Bの出力値が第1レベルのとき、補助機構7による開動作によって原稿カバー101が開けられた状態になっていると判断する。このとき、制御部4は、画像読取部1に開状態読取を行わせ、開状態読取で得られた画像データに基づき開状態画像G1を生成する。また、開状態画像G1を含む確認用画面300を操作パネル3に表示させる。
制御部4は、補助機構7による開動作によって原稿カバー101が開けられた状態になって以降、ユーザーが閉操作を行うまで、すなわち、第2センサー74Bの出力値が第2レベルになるまで、画像読取部1に開状態読取を繰り返し行わせる。また、制御部4は、画像読取部1による開状態読取によって画像データが生成されるごとに開状態画像G1を生成し、最新の開状態画像G1を配した確認用画面300を操作パネル3に表示させる。
制御部4は、ユーザーが閉操作を行っていること(第2センサー74Bの出力値が第2レベルになったこと)を検知すると、画像読取部1による開状態読取を終了する。それ以降、第1センサー74Aの出力値が第1レベルになったことを検知すると、補助機構7による閉動作によって原稿カバー101が閉じられた状態になったと判断する。このとき、制御部4は、画像読取部1に閉状態読取を行わせ、閉状態読取で得られた画像データに基づき閉状態画像G2を生成する。また、閉状態画像G2を含む確認用画面300を操作パネル3に表示させる。
変形例の構成では、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
<第2実施形態>
以下に、第2実施形態のシステムについて説明する。なお、第2実施形態の基本的な構成は第1実施形態と同じである。このため、以下の説明では、第1実施形態と共通する構成要素には同じ符号を付し、その説明を省略する。
第2実施形態では、図11に示すように、無線通信部8が複合機100に設けられる。無線通信部8は、ユーザー所有の電子機器200との間で無線通信を行うための通信インターフェースである。電子機器200は、たとえば、スマートフォンやタブレットコンピューターなどであり、タッチスクリーン201(「表示デバイス」に相当)を備える。
無線通信部8は、無線通信用のコントローラーやアンテナを含む。無線通信部8は、制御部4に接続される。制御部4は、無線通信部8を用いて、電子機器200との間で無線通信を行う。たとえば、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信規格を用いた通信が行われる。
制御部4は、補助機構6による開動作によって原稿カバー101が開けられた状態になっているとき、無線通信部8を用いて、電子機器200に対し、開状態画像G1を含む確認用画面300を表示するための表示データを送信する。電子機器200は、当該表示データを受信すると、開状態画像G1を含む確認用画面300をタッチスクリーン201に表示する。
また、制御部4は、補助機構6による閉動作によって原稿カバー101が閉じられた状態になったとき、無線通信部8を用いて、電子機器200に対し、閉状態画像G2を含む確認用画面300を表示するための表示データを送信する。電子機器200は、当該表示データを受信すると、閉状態画像G2を含む確認用画面300をタッチスクリーン201に表示する。
第2実施形態では、ユーザー所有の電子機器200に確認用画面300を表示することができるので、原稿セット状態の確認を容易に行うことができる。
第2実施形態の他の効果は、第1実施形態と同様である。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、第1実施形態の構成と第2実施形態の構成とを組み合わせてもよい。これにより、操作パネル3のタッチスクリーン31および電子機器200のタッチスクリーン201の両方に確認用画面300を表示させることができる。
1 画像読取部
3 操作パネル
4 制御部
6、7 補助機構
10 筐体
31、201 タッチスクリーン(表示デバイス)
61 開閉モーター(モーター)
64 開閉ボタン
71 昇降部材
72 レバー
100 複合機(画像形成装置)
101 原稿カバー
200 電子機器
300 確認用画面
301 補助画像
CG コンタクトガラス
D 原稿
G1 開状態画像
G2 閉状態画像

Claims (10)

  1. 原稿がセットされるコンタクトガラスを含み、前記コンタクトガラスを読み取って画像データを生成する画像読取部と、
    前記コンタクトガラスに対して開閉するよう筺体に回動可能に支持され、閉じられているときには前記コンタクトガラスを覆い、開けられることによって前記コンタクトガラスを露出させる原稿カバーと、
    前記原稿カバーを開閉させる開閉動作を行うことにより、ユーザーによる前記原稿カバーの開閉作業を補助する補助機構と、
    前記コンタクトガラス上における原稿のセット状態を確認するための確認用画面を表示デバイスに表示させる制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記補助機構による前記開閉動作によって前記原稿カバーが開けられた状態になっているとき、前記画像読取部に前記コンタクトガラスの読み取りを行わせ、前記原稿カバーが開けられた状態での前記コンタクトガラスの読み取りによって生成された前記画像データの画像に対応する表示用画像である開状態画像を生成し、前記開状態画像を含む画面を前記確認用画面として前記表示デバイスに表示させ、
    前記制御部は、前記補助機構による前記開閉動作によって前記原稿カバーが閉じられた状態になったとき、前記画像読取部に前記コンタクトガラスの読み取りを行わせ、前記原稿カバーが閉じられた状態での前記コンタクトガラスの読み取りによって生成された前記画像データの画像に対応する表示用画像である閉状態画像を生成し、前記閉状態画像を含む画面を前記確認用画面として前記表示デバイスに表示させ、
    前記制御部は、前記原稿カバーが閉じられた状態での前記コンタクトガラスの読み取りによって生成された前記画像データのうち原稿の領域外の画素を所定色の画素に変換する変換処理を行い、前記変換処理後の前記画像データに基づき前記閉状態画像を生成することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記補助機構による前記開閉動作によって前記原稿カバーが開けられた状態になっているとき、前記画像読取部に前記コンタクトガラスの読み取りを繰り返し行わせ、前記原稿カバーが開けられた状態での前記コンタクトガラスの読み取りによって前記画像データが生成されるごとに前記開状態画像を生成し、最新の前記開状態画像を含む前記確認用画面を前記表示デバイスに表示させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記コンタクトガラス上における原稿の正しいセット位置が予め定められており、
    前記制御部は、前記セット位置を示す補助画像を含む前記確認用画面を前記表示デバイスに表示させることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記セット位置は原稿サイズごとに予め定められており、
    前記制御部は、ユーザー指定の前記原稿サイズに対応する前記セット位置を示す前記補助画像だけを前記確認用画面に含めることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記補助機構は、
    ユーザーにより操作される開閉ボタンと、
    前記原稿カバーを回動させるモーターと、を含み、
    前記補助機構は、前記開閉ボタンが操作されると、前記モーターの駆動力によって前記原稿カバーを回動させる動作を前記開閉動作として行うことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記補助機構は、
    ユーザーにより操作されるレバーと、
    前記コンタクトガラスの原稿がセットされるセット面に対して垂直な上下方向に移動可能に支持され、前記レバーの動きに連動して前記上下方向に移動し、前記上下方向に移動することによって前記原稿カバーを回動させる昇降部材と、を含み、
    前記補助機構は、前記レバーが操作されると、前記昇降部材を前記上下方向に移動させて前記原稿カバーを回動させる動作を前記開閉動作として行うことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. ユーザーから操作を受け付ける操作パネルを備え、
    前記確認用画面が表示される前記表示デバイスが前記操作パネルに設置されていることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 原稿がセットされるコンタクトガラスを含み、前記コンタクトガラスを読み取って画像データを生成する画像読取部と、
    前記コンタクトガラスに対して開閉するよう筺体に回動可能に支持され、閉じられているときには前記コンタクトガラスを覆い、開けられることによって前記コンタクトガラスを露出させる原稿カバーと、
    前記原稿カバーを開閉させる開閉動作を行うことにより、ユーザーによる前記原稿カバーの開閉作業を補助する補助機構と、
    前記コンタクトガラス上における原稿のセット状態を確認するための確認用画面を表示デバイスに表示させる制御部と、
    印刷部と、を備え、
    前記画像読取部は、前記コンタクトガラスの下方に配置される、光源およびイメージセンサーを備え、
    コピージョブでは、
    前記画像読取部は、前記コンタクトガラス上にセットされた原稿を読み取り、
    前記印刷部は、原稿の画像データに基づく画像の用紙への印刷を行い、
    前記制御部は、前記補助機構による前記開閉動作によって前記原稿カバーが開けられた状態になっているとき、前記画像読取部に前記コンタクトガラスの読み取りを行わせ、前記原稿カバーが開けられた状態での前記コンタクトガラスの読み取りによって生成された前記画像データの画像に対応する表示用画像である開状態画像を生成し、前記開状態画像を含む画面を前記確認用画面として前記表示デバイスに表示させることを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記補助機構による前記開閉動作によって前記原稿カバーが開けられた状態になっているときだけ、前記開状態画像を生成するための読み取りを前記画像読取部に行わせることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 請求項1~9のいずれか1項に記載の画像形成装置と、
    前記画像形成装置に通信可能に接続される電子機器と、を備え、
    前記確認用画面が表示される前記表示デバイスが前記電子機器に設置されていることを特徴とするシステム。
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