JP2004219722A - 画像形成装置 - Google Patents

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康頼 金井
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Abstract

【課題】ユーザが圧板から書籍をコピーする場合に、容易に原稿載置状態を黙視確認して載置ずれを修正して、複数のページの原稿画像位置が統一したコピー結果を得ることである。
【解決手段】原稿台に載置される原稿の画像を読み取る画像読み取り部と、該画像読み取り部が読み取る前記原稿の画像データに基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成部とを備える画像形成装置において、プレビューカメラ202が原稿台に載置された原稿面を撮像し、該撮像される画像信号に基づいて、コントローラ404を介して表示装置401に原稿台に載置された原稿面の位置を読み取り方向から表示する構成を特徴とする。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿台に載置される原稿の画像を読み取る読取り手段と、該読取り手段が読み取る前記原稿の画像データに基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成手段とを備える画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、書類原稿や書籍のコピーを取る場合、複写機と呼ばれる画像形成装置が利用されている。そして、このような画像形成装置で、原稿束のコピーを取る場合は、ADF(Auto Document Feeder)と呼ばれる自動給紙装置が用いられる。
【0003】
これは、原稿束を一枚ずつ給紙し、複写機の画像読み取り装置へ搬送し、読み取り後に排紙する機能を持つ。
【0004】
一方、書籍等のコピーを取る場合は、それらの形状から、ADFを利用することができない。この場合は圧板と呼ばれる原稿台に書籍を置き、コピーを行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この作業は人の手で行われるため、置き方にずれが生じると、画像形成結果にもずれが反映されてしまう。
【0006】
さらに、画像読み取り装置の仕組みから、読み取りをする書籍の面は人の目に対して裏側であるため、読み取り面にずれが生じているかどうかが非常に分かりにくい。
【0007】
また、厚みのある辞書等のコピーの場合、人の押さえる力によって読み取り面の面積が異なってくるため、なおさらコピー結果の予測が困難となっている。
【0008】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、撮像手段が原稿台に載置された原稿面を撮像し、該撮像される画像信号に基づいて、前記原稿台に載置された原稿面の位置を読み取り方向から表示するので、人が圧板から書籍をコピーする場合に、容易に原稿載置状態を黙視確認することができ、複数のページの原稿画像位置が統一したコピー結果を得ることができる利便性に優れた画像形成装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明のデータ処理装置は以下に示す構成を備える。
【0010】
本発明は、原稿台に載置される原稿の画像を読み取る読取り手段と、該読取り手段が読み取る前記原稿の画像データに基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成手段とを備える画像形成装置において、前記原稿台に載置された原稿面を撮像する撮像手段(例えば図4に示すプレビューカメラ202)と、前記撮像手段により撮像される画像信号に基づいて、前記原稿台に載置された原稿面の位置を読み取り方向から表示する表示手段(例えば図4に示す表示装置401)とを備えることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
以下、添付図面に従って本発明に関わる実施形態を詳細に説明する。
【0012】
〔画像読み取り部の説明〕
図1は、本発明の第1実施形態を示す画像形成装置の要部構成を説明する断面図であり、画像形成装置の上部に載置される画像読み取り部の概略断面図であり、画像読み取り部がADF101と、原稿読取部102により構成されている場合に対応する。
【0013】
図1において、原稿トレイ103にセットされた原稿111は、ピックアップローラ104および給紙ローラ105によって、1枚ずつADF101内部へ取り込まれる。取り込まれた原稿111は、ガイドローラや搬送ベルト107によって、原稿読取部の圧板ガラス112のホームポジション位置まで搬送される。なお、このADF101には、搬送中の原稿の位置等を検出する不図示のセンサが各所に配置されている。
【0014】
圧板ガラス112に搬送された原稿は、ラインセンサ113によって画像データが読み取られる。ラインセンサ113は、図1において右方向にスキャン移動し、ページ前面の画像を読み取って各画素の集合からなる電子データのビット列として出力する。ラインセンサ113は、画素単位のCCDセンサが縦に並んだセンサであり、CCDセンサの並びの方向を主走査方向としている。また、ラインセンサ113がスキャン移動する方向を副走査方向としている。
【0015】
主走査方向の画素のデータ信号は、1画素ずつ一定間隔でスキャナコントローラ部へと出力される。この一定間隔を示すクロックがPSYNC信号であり、1クロックが1画素のデータの区切りであることを示す。
【0016】
主走査方向に1ライン分のデータが出力されると、副走査方向に1ラインずれて続くラインのデータが1ラインずつ順に出力される。この1ラインの区切りを示すクロック信号がLSYNC信号である。すなわち読み込まれる1ページ分の画像データは、PSYNC信号、LSYNC信号と合わせて、ビデオ信号としてスキャナコントローラ部へと出力される。
【0017】
給紙された原稿111が両面原稿である場合には、スキャナコントローラ部によってADF101は両面読取動作モードが指定されている。両面読取動作モードの場合には、圧板ガラス112まで搬送され表面の読み込みが完了した原稿用紙は、逆方向に搬送され、反転機構106によって反転され、再度圧板ガラス112のホームポジション位置にまで搬送される。そして、表面と同様に裏面がスキャンされ、画像データが読み込まれる。
【0018】
画像の読取りが完了した原稿用紙は、搬送ベルト107、ガイドローラ108および排紙ローラ109によって、排紙トレイ110に排出される。
【0019】
また、このリーダ部においては、ADF101は奥側に蝶番が付いた構造と成っており、ADFを持ち上げて直接圧板ガラス112上に原稿をセットすることもできる。この場合はリーダ部全体としては、圧板スキャンモードで動作し、自動的な原稿用紙の搬送は一切行わず、スタートが掛かるたびに1枚ずつ圧板上の原稿の画像をスキャンする。
【0020】
一方、コピー対象が書籍である場合は、その形状により上記ADFが使用できないため、圧板ガラス112にセットする必要がある。その形式を図2に示す。
【0021】
図2は、図1に示した圧板ガラス112とブック原稿載置状態を示す図であり、図1と同一のものには同一の符号を付してある。
【0022】
図2において、コピーを行う書籍201の面を、開いた状態で圧板ガラス112に接するようにセットすることで、その面の読み取りが可能となる。202はプレビューカメラで、圧板ガラス112に対して、書籍の面がどの位置にセットされているかを映像として取り込む。
【0023】
〔1つの転写体を持つ画像形成部の説明〕
図3は、本発明に係る画像形成装置の構成を説明する概略断面図であり、図中の点線矢印または実線矢印は用紙の搬送方向を示す。なお、本実施形態は、1つの転写体を持つ画像形成部を備え、該画像形成部としてはレーザビームプリンタエンジンで構成され、画像読み取り部から供給される画像データに従い、レーザビームプリンタエンジンが記録媒体である記録紙に画像を形成する画像形成装置例に対応する。
【0024】
図3に示すレーザビームプリンタ300は、装置全体の制御および画像生成コントローラ部から供給される画像データを制御する画像処理コントローラ301を備える。
【0025】
画像形成部は、画像処理コントローラ301から受信した画像データをビデオ信号としてレーザドライバ302に出力する。
【0026】
レーザドライバ302は、半導体レーザ303を駆動するための回路からなり、この回路は、入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ303から発射されるレーザ光304に対するオン・オフの切換えを行う。
【0027】
レーザ光304は回転多面鏡305で左右方向に振られることによって感光ドラム306上を走査露光する。この走査露光によって、感光ドラム306上には文字パターンやイメージ画像の静電潜像が形成される。この静電潜像は、感光ドラム306の周囲に配置されている現像ユニット(イエロー、マゼンタ、シアン)308、現像ユニット(ブラック)309によって現像剤像として可視化され、この現像剤像は中間転写ドラム310に転写され記録紙の所定の面に転写される。
【0028】
カラー画像の印刷の場合、最初にイエローデータの走査露光によって、感光ドラム306上に静電潜像を形成し、現像ユニット308の回転により感光ドラム306にイエロー画像を現像剤像として可視化する。可視化されたイエロー画像は中間転写ドラム310に転写される。イエロー画像の転写が終了すると現像ユニット308を回転させ、マゼンダ画像をイエロー画像同様に現像、転写を行う。次にシアン画像についても他のカラー同様のシーケンスに従い、現像が終了すると現像ユニット308を回転させる。
【0029】
このとき、次のブラック画像の現像に備え、現像ユニット308内の各色を感光ドラム306に対向しない位置で停止させる。そして、最後にブラック画像を現像、転写する。
【0030】
このようにして、各色の現像、転写を順次4回行うと中間転写ドラム310上に4色の画像が乗り、カラー画像が形成される。
【0031】
白黒画像の印刷の場合は、ブラック画像のみの現像、転写なので、上記工程を1回行うことにより、中間転写ドラム310上に画像が形成される。
【0032】
記録紙にはカットシートが用いられ、カットシートの記録紙はレーザビームプリンタ300に装着された手差しトレイ311、上段給紙カセット312、下段給紙カセット313に収容されている。手差しトレイ311内の記録紙は給紙ローラ314によって装置内に取り込まれる。また、上段給紙カセット312、下段給紙カセット313内の記録紙は給紙ローラ315によって装置内に取り込まれる。取り込まれた記録紙は、その一方の面が中間転写ドラム310に対向するように、搬送ローラ316、転写ベルト317によって形成される給紙経路に沿って中間転写ドラム310まで搬送される。
【0033】
画像が転写された記録紙は定着ユニット318に送られ、定着ユニット318は記録紙に画像を定着させる。画像が定着された記録紙は、面切換器319を介して記録紙の画像形成面を切り換えるための面切換経路または排出経路へ送られる。
【0034】
面切換経路は、両面印刷時に一方の面に対する定着が完了した記録紙を各搬送ローラ321、322、316で中間転写ドラム310に導くための経路であり、記録紙を面切換器319から搬送ローラ321に一旦導いた後に搬送ローラ321から搬送ローラ322で導くことによって、記録紙の中間転写ドラム310に対向する面は一方の面から他方の面に切り換えられる。
【0035】
排出経路において、まず、排紙先切替器324を介して記録紙の排紙先をフェイスアップ排紙トレイ325あるいはフェイスダウン排紙トレイ329に切り換える。各搬送ローラ326、327、328は記録紙をフェイスダウン排紙トレイ329に向かうように導くための経路である。
【0036】
〔プレビュー画面表示装置の説明〕
図4は、本発明に係る画像形成装置に接続可能な表示装置の一例を示す図である。
【0037】
図4において、401は例えば液晶ディスプレイで構成される表示装置であって、原稿台に置かれた原稿面の位置を表示する。書籍や雑誌等が画像読み取り部402の圧板上にセットされると、プレビューカメラ202によってその映像が取得でき、それが表示装置401に映し出される。一方、不図示のコピーボタンを押下することで、前記した画像形成部403でコピーが行われる。404はコントローラで、プレビューカメラ202から出力される画像信号を処理して、図示しないI/Fを介して表示装置401に表示信号あるいは表示データを出力する。なお、コントローラ404は、プリンタコントローラが兼ねていてもよい。
【0038】
また、コントローラ404は、プレビューカメラ202から撮像された画像信号に拡大または縮小処理を施したり、スケールとして機能する目盛り等を表示させる処理も行っている。
【0039】
図5は、本発明に係る画像形成装置における第1の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、S501〜S507は各ステップを示す。ここでは、コピーする対象を辞書等のような本原稿を用いる。
【0040】
初めに、コピーする本の原稿面を開き、圧板ガラス112にセットする(S501)。
【0041】
その後、一般的な複写機では、余計な光が圧板部分に入り込まないように、ADF等のカバーを本の上から被せるように押さえる。この状態になると、コピー面が圧板ガラス112に対してどのような状態になっているのか分かりにくい。
【0042】
特に、圧板ガラス112に対して、ずれやゆがみ等が心配される。そこで、本発明の特徴である、プレビューカメラ202とその表示装置401を用いて、その状態が目視可能となり、コピー結果を予測して本の位置を修正する(S502)。表示装置401での表示画面を図6に示す。
【0043】
図6は、図4に示した表示装置401に表示される第1の原稿載置状態表示画面の一例を示す図であり、(a)は圧板操作で原稿載置位置が正常な読み取り位置からずれて載置された原稿状態表示例であり、(b)は圧板操作で原稿載置位置が正常な原稿状態表示例である。
【0044】
図6に示すように、ADF等のカバーで本を押さえたときの動作等で、向きにずれが生じた映像が画面601の内部に表示される。ここには、用紙媒体と同じ方向軸を示すガイド603も表示される。この画面601を見ながら、本602の向きをガイド603に合わせる作業を行うことで、ずれのないコピー結果を得ることができる。
【0045】
そして、原稿載置位置の修正が出来た(OK)か否かを判断して(S503)、原稿載置位置の修正ができていないと判断した場合は、ステップS502へ戻り、原稿載置位置の修正ができていると判断した場合は、複写機のコピースタートボタンを押下する(S504)。この操作によって、前記画像読み取り部が動作し始め(S505)、画像データが前記画像形成部に転送される。画像形成装置は、その画像データをもとに、内部記録用紙を給紙し、用紙上に画像が形成される(S506)。
【0046】
その後、画像形成装置の排紙部から記録用紙が出力され(S507)、用紙に対して、ずれなく画像形成された結果を得ることができる。
【0047】
〔第2実施形態〕
本実施形態では、前記した表示装置のガイドに目盛りが付加された場合を示す。一般的に、原稿等のコピーを行う場合は、その用紙と同じサイズを指定してコピーを行うことが多い。
【0048】
しかし、雑誌や書籍等の場合、複写機に用意されている定型サイズの用紙に合わないサイズも多々ある。このような場合、複数ページをコピーする必要が生じれば、各コピー結果の画像形成位置を合わせることが望まれる。
【0049】
さらには、そのコピー結果を中折りにして用いたい場合、読み取り範囲の中心と本の中心を合わせる必要がある。
【0050】
しかしながら、従来の技術では、読み取られる面が人の目と反対側にあるため、この作業が非常に困難であった。そこで、本実施形態ではこの作業を容易に実現させる、目盛りのついたガイドの使用方法を示す。
【0051】
図7は、本発明に係る画像形成装置における第2の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、S701〜S708は各ステップを示す。ここでは、コピーする対象を辞書等のような本原稿を用いる。
【0052】
初めに、コピーしたい本の面を開き、圧板にセットする(S701)。その後、余計な光が圧板部分に入り込まないように、ADF等のカバーを本の上から被せるように押さえる。本の位置が圧板ガラス112に対してどのようにセットされているか、プレビューカメラ202とその表示装置401を用いて確認する(S702)。
【0053】
表示装置401での結果を図8に示す。
【0054】
図8は、図4に示した表示装置401に表示される第2の原稿載置状態表示画面の一例を示す図であり、(a)は圧板操作で原稿載置位置が正常な読み取り位置からずれて載置された原稿状態表示例であり、(b)は圧板操作で原稿載置位置が正常な原稿状態表示例である。
【0055】
本のサイズが定型サイズと異なるため、本の複数ページをコピーする場合は、各コピー位置をそろえた方が望ましい。ここでは、その位置を中心に位置させることで、コピー結果を中折りしても利用できるようにする。
【0056】
図8の(a)では、本位置が左にずれているため、位置を修正する。さらには、本の中央をガイドの中央ラインに合わせることで、図8の(b)に示すように所望のコピー出力を得ることができる(S703)。
【0057】
そして、原稿載置位置の修正が出来(OK)たか否かを判断して(S704)、原稿載置位置の修正ができていないと判断した場合は、ステップS702へ戻り、原稿載置位置の修正ができていると判断した場合は、複写機のコピースタートボタンを押下する(S705)。
【0058】
この操作によって、前記画像読み取り部が動作し始め(S706)、画像データが前記画像形成部に転送される。画像形成装置は、その画像データをもとに、内部記録用紙を給紙し、用紙上に画像が形成(プリント動作)される(S707)。
【0059】
その後、画像形成装置の排紙部から記録用紙が出力され(S708)、用紙に対して、ずれなく画像形成された結果を得ることができる。
【0060】
〔第3実施形態〕
本実施形態では、前記した表示装置のガイド及び目盛りが、複写機の拡大、縮小機能にあわせて伸縮する場合の実施形態を示す。雑誌や書籍は、複写機に用意されている定型サイズの用紙に合わないサイズも多い。なお、上記第2実施形態では、表示装置401に付加されているガイドを用いて本の位置を調整する手法を行った。
【0061】
そこで、第3実施形態では、複写機の機能である拡大、縮小機能を用いて、コピー結果を定型用紙に近づける作業を示す。この作業においても、従来の技術では、拡大及び縮小機能を用いると、コピー結果がどの程度の画像形成になるのかを予測するのは困難であった。
【0062】
図9は、本発明に係る画像形成装置における第2の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、S901〜S908は各ステップを示す。ここでは、コピーする対象を辞書等のような本原稿を用いる。
【0063】
初めに、コピーしたい本の面を開き、圧板にセットする(S901)。その後、余計な光が圧板部分に入り込まないように、ADF等のカバーを本の上からかぶせるように押さえる。本の位置が圧板ガラス112に対してどのようにセットされているか、プレビューカメラ202とその表示装置401を用いて確認する(S902)。
【0064】
表示装置401での結果を図10に示す。
【0065】
図10は、図4に示した表示装置401に表示される第3の原稿載置状態表示画面の一例を示す図であり、(a)は圧板操作で原稿載置位置が正常な読み取り位置からずれて載置された原稿状態表示例であり、(b)は圧板操作で原稿載置位置が正常な原稿状態表示例である。
【0066】
本例は、本のサイズが定型サイズと異なるため、少しでも定型サイズに近づけるために、ここでは複写機の拡大機能を利用する。
【0067】
図10の(a)では、複写機にセットされている定型サイズ用紙(例えば、B4)に対して本の大きさが小さい。このため、複写機の拡大機能を用いて、本のコピーの画像サイズを大きくする。
【0068】
これに従い、目盛り付きガイドライン1003が伸縮し、コピーの出力結果が確認できる(S903)。この手法によって、従来予測が困難であった拡大、縮小のコピー結果を容易に確認することができる。
【0069】
そして、原稿載置位置の修正が出来た(OK)か否かを判断して(S904)、原稿載置位置の修正ができていないと判断した場合は、ステップS902へ戻り、原稿載置位置の修正ができていると判断した場合は、複写機のコピースタートボタンを押下する(S905)。
【0070】
この操作によって、前記画像読み取り部が動作し始め(S906)、画像データが前記画像形成部に転送される。画像形成装置は、その画像データをもとに、内部記録用紙を給紙し、用紙上に画像が形成(プリント動作)される(S907)。
【0071】
その後、画像形成装置の排紙部から記録用紙が出力され(S908)、用紙に対して、ずれなく画像形成された結果を得ることができる。
【0072】
なお、本実施形態では、複写機の拡大、縮小機能に応じて、表示装置401のガイドが伸縮する例をあげたが、もちろんガイドラインの伸縮ではなく、本の映像自体が拡大、縮小されてもよい。
【0073】
また、複写機には、コピー出力用の定型用紙が複数存在するが、その定型用紙にあわせて、ガイドの目盛りが変更される構成でもよい。
【0074】
以下、図11に示すメモリマップを参照して本発明に係る画像形成装置で読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0075】
図11は、本発明に係る画像形成装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0076】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0077】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0078】
本実施形態における図5,図7,図9に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0079】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0080】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0081】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM等を用いることができる。
【0082】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0083】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0084】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0085】
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではなく、以下の実施態様も含まれることはいうまでもない。以下、その実施態様1〜11について説明する。
【0086】
〔実施態様1〕
原稿台に載置される原稿の画像を読み取る読取り手段と、該読取り手段が読み取る前記原稿の画像データに基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成手段とを備える画像形成装置において、前記原稿台に載置された原稿面を撮像する撮像手段(例えば図4に示すプレビューカメラ202)と、前記撮像手段により撮像される画像信号に基づいて、前記原稿台に載置された原稿面の位置を読み取り方向から表示する表示手段(例えば図4に示す表示装置401)とを備えることを特徴とする画像形成装置。
【0087】
〔実施態様2〕
前記表示手段は、画像形成される用紙媒体と同じ軸方向のガイドを表示することを特徴とする実施態様1記載の画像形成装置。
【0088】
〔実施態様3〕
前記表示手段は、画像形成される用紙媒体と同じ軸方向のガイドに、用紙媒体に合わせた目盛りを表示することを特徴とする実施態様2記載の画像形成装置。
【0089】
〔実施態様4〕
前記ガイドが、画像形成装置の拡大縮小機能にあわせて伸縮することを特徴とする実施態様2記載の画像形成装置。
【0090】
〔実施態様5〕
前記ガイドと目盛りが、画像形成装置の拡大縮小機能にあわせて伸縮することを特徴とする実施態様2記載の画像形成装置。
【0091】
〔実施態様6〕
前記表示手段は、撮像された原稿画像を画像形成装置の拡大縮小機能にあわせて拡大または縮小表示することを特徴とする実施態様2記載の画像形成装置。
【0092】
〔実施態様7〕
前記撮像手段は、厚原稿が載置されることを検知して撮像された画像信号を前記表示手段に出力することを特徴とする実施態様1記載の画像形成装置。
【0093】
〔実施態様8〕
前記表示手段は、画像形成装置の枠消し機能にあわせて原稿画像の一部をマスク表示することを特徴とする実施態様2記載の画像形成装置。
【0094】
〔実施態様9〕
原稿台に載置される原稿の画像を読み取る読取り手段と、該読取り手段が読み取る前記原稿の画像データに基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成手段とを備える画像形成装置の原稿状態確認方法において、撮像手段により撮像される原稿台に載置された原稿面の画像信号に基づいて、前記原稿台に載置された原稿面の位置を読み取り方向から表示部に表示する表示ステップ(例えば図5に示すステップS502)を備えることを特徴とする画像形成装置の原稿状態確認方法。
【0095】
〔実施態様10〕
実施態様9記載の画像形成装置の原稿状態確認方法を実現するプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
【0096】
〔実施態様11〕
実施態様9記載の画像形成装置の原稿状態確認方法を実現することを特徴とするプログラム。
【0097】
上記実施形態および実施態様によれば、画像読み取り装置内部に原稿面が読み取り面にどの様に接しているかがプレビューできるカメラと表示装置を備え、ユーザが圧板から書籍をコピーする場合に、その結果が前記カメラと表示装置による映像により、容易に可視可能となる。
【0098】
このことで、厚みのある辞書等のコピーは、人が押さえる力で読み取られる面積が変わり、複数ページに渡ってコピーを取る場合には、コピー用紙に対する画像形成位置を統一させることが困難であったが、本発明によってそれが容易になる。
【0099】
また、プレビュー画面に目盛りを設けることによって、コピー用紙に対して、印刷位置を中央にそろえることも可能になる。さらには、複写機の縮小、拡大機能にあわせてプレビュー画面の目盛りを伸縮させることで、いままで利用しずらかった圧板での縮小、拡大コピーでの失敗もなくなる。
【0100】
従って、厚みのある原稿を原稿厚板ガラス上に載置した後の圧板操作により、原稿の読み取り位置と載置位置とにずれがあるかどうかをユーザが黙視で確認して、必要に応じて、原稿載置状態を再調整して、プリントミスを防止することができる。また、その際、従来のような原稿スキャン操作をすることもないので、露光系や駆動系の寿命を延命し、かつ、原稿載置状態を即座に確認できるという利便性に優れた操作環境を構築できるという効果を奏する。
【0101】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、撮像手段が原稿台に載置された原稿面を撮像し、該撮像される画像信号に基づいて、前記原稿台に載置された原稿面の位置を読み取り方向から表示するので、ユーザが圧板から書籍をコピーする場合に、容易に原稿載置状態を黙視確認して載置ずれを修正できるため、複数のページの原稿画像位置が統一したコピー結果を得ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す画像形成装置の要部構成を説明する断面図である。
【図2】図1に示した圧板ガラスとブック原稿載置状態を示す図である。
【図3】本発明に係る画像形成装置の構成を説明する概略断面図である。
【図4】本発明に係る画像形成装置に接続可能な表示装置の一例を示す図である。
【図5】本発明に係る画像形成装置における第1の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】図4に示した表示装置に表示される第1の原稿載置状態表示画面の一例を示す図である。
【図7】本発明に係る画像形成装置における第2の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】図4に示した表示装置に表示される第2の原稿載置状態表示画面の一例を示す図である。
【図9】本発明に係る画像形成装置における第2の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図10】図4に示した表示装置に表示される第3の原稿載置状態表示画面の一例を示す図である。
【図11】
【符号の説明】
202 プレビューカメラ
401 表示装置
404 コントローラ

Claims (1)

  1. 原稿台に載置される原稿の画像を読み取る読取り手段と、該読取り手段が読み取る前記原稿の画像データに基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成手段とを備える画像形成装置において、
    前記原稿台に載置された原稿面を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像される画像信号に基づいて、前記原稿台に載置された原稿面の位置を読み取り方向から表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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