JP2011097519A - 画像処理装置及び表示制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 原稿が原稿台において正しく置かれていることを確認可能にしつつ、原稿の中身がそのまま表示されて他人から見られてしまうのを防止する。
【解決手段】 画像処理装置は、原稿台における原稿の位置を認識する位置認識手段と、前記認識手段により認識された前記原稿台における位置に相当する位置に前記原稿を示した画像を表示するための画像データを生成する生成手段と、前記生成手段により生成された画像データを表示する表示手段とを有する。
【選択図】 図4

Description

原稿を置くための原稿台を有し、前記原稿の画像を読み取って画像データを生成する画像処理装置に関する。
原稿台の下面を撮影して、その撮影画像データを表示する画像処理装置がある(例えば特許文献1)。これにより、ユーザは、原稿が原稿台において正しく置かれているかを確認することができる。
特開平10−126577
原稿を撮影して、その撮影画像を表示することにより、原稿が原稿台において正しく置かれているかを確認しやすくなった反面、原稿の中身が他人に見られてしまうという課題がある。例えば、背景技術の画像処理装置がコンビニエンスストアなどの店舗におかれていて、ユーザがその画像処理装置を使って免許証や住民票などを複写しようとした場合、そこに記載されている個人情報が映し出されて、他のユーザから見られてしまう恐れがある。
本発明は、原稿が原稿台において正しく置かれていることを確認可能にしつつ、原稿の中身がそのまま表示されて他人から見られてしまうのを防止する。
本発明に係わる画像処理装置は、原稿を置くための原稿台を有し、前記原稿の画像を読み取って画像データを生成する画像処理装置であって、前記原稿台を撮影して、撮影画像データを生成する撮影手段と、前記撮影画像データから、前記原稿台における前記原稿の位置を認識する認識手段と、前記認識手段により認識された前記原稿台における位置に相当する位置に前記原稿を示した画像を表示するための画像データを生成する生成手段と、前記生成手段により生成された画像データを表示する表示手段とを有することを特徴とする。
また、本発明に係わる画像処理装置は、原稿を置くための原稿台を有し、前記原稿の画像を読み取って画像データを生成する画像処理装置であって、前記原稿台における前記原稿の位置を認識する認識手段と、前記認識手段により認識された前記原稿台における位置に相当する位置に前記原稿を示した画像を表示するための画像データを生成する生成手段と、前記生成手段により生成された画像データを表示する表示手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、原稿が原稿台において正しく置かれていることを確認可能にしつつ、原稿の中身がそのまま表示されて他人から見られてしまうのを防止する。
画像処理装置の構成を示す図である。 スキャナ部202、操作部203、表示部204及び撮影部205の外観を示す図である。 プレビュー生成部220の内部構成を示す図である。 プレビュー画像データに基づくプレビュー表示の一例を示す図である。 CPU207の制御の下で行われる、プレビュー表示を行うための処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態におけるプレビュー生成部220の内部構成を示す図である。 CPU207の制御の下で行われる、第2の実施形態におけるプレビュー表示を行うための処理を示すフローチャートである。
図1は本発明を適用できる画像処理装置の構成を示す図である。画像処理装置100は不図示の原稿台に載置された紙、カード、本などの多種類の原稿を読み取って、原稿上の画像を示すラスター画像データを生成し、そのラスター画像データを記録紙に印刷を行う。また、画像処理装置100はネットワークを介してPDL(Page Desciption Language)データを受信してPDL処理し、PDL処理によって得られたラスター画像データを記録紙に印刷する。さらに、画像処理装置100は、ネットワークを介して、原稿やPDLデータから生成された画像データを他の装置に送信する機能を有していても良い。なお、本実施例では、原稿とは長方形の被読取物を示し、免許証や住民票なども含む。
画像処理装置はコピー機能、プリント機能、スキャン機能、FAX機能などの異なる複数の機能を並行して実行可能な複合機である。内部バス200は、それらの機能を実行するために必要な様々な処理部を電気的に接続する。
通信部201は、ネットワーク20などの通信媒体と接続して外部装置との間のデータの送受信を実行する処理部である。ネットワーク20はインターネットやLANなどである。そのほか、通信部201は公衆電話回線と接続してFAX通信を行ったり、USBメモリデバイスと接続してデータ通信を行ったりしても良い。
スキャナ部202は、原稿台に載置された原稿を光学的に読み取って、原稿上の画像を電気的な画像信号(画像データ)に変換する処理部であって、密着型イメージセンサ、読み取り駆動部、読み取り点灯制御部などから構成される。密着型イメージセンサが原稿を読み取る際に、読み取り駆動部が密着型イメージセンサを搬送し、読み取り点灯制御部が密着型イメージセンサ内部のLEDの点灯を制御する。そのとき、密着型イメージセンサ内部のフォトセンサが原稿上の画像を光学的に読み取って、その画像を電気的な画像信号(画像データ)に変換する。
操作部203は、ユーザからの指示を受信する処理部であって、ハードキーやタッチパネルなどから構成される。ユーザが操作部203において読み取り指示を入力することにより、画像処理装置100は原稿の画像を読み取るようスキャナ部202を動作させる。また、下記に説明するセキュリティープレビューモードは操作部203を介して設定可能である。
表示部204は、画像処理装置100の状態や後述のプレビュー生成部220によって生成されるプレビュー画像データ等を表示する処理部であって、液晶パネルまたは液晶タッチパネルなどから構成される。この液晶タッチパネルは操作部203の機能を兼ねていても良い。ユーザは、表示部204に表示されるプレビュー画像を見ながら、或いはプレビュー画像を見たあとで、操作パネルを操作してコピー機能、スキャン機能、FAX機能などの実行を指示することができる。
撮影部205は、原稿台に載置された原稿のうちスキャナ部202で読み取る側を撮影する処理部であって、原稿を照らす照明、原稿からの反射光を集めて焦点を結ぶためのレンズ、二次元CCDセンサなどから構成される。レンズや二次元CCDセンサなどは原稿台の下面を含む平面領域に焦点が合うように設置される。撮影は1秒に15回程度の既定間隔で行われ、それに同期して撮影画像データが1フレームずつ出力される。1秒あたりのフレーム画像データの数は、要求される表示品質のレベルに合わせて増減されても良い。
図2は、スキャナ部202、操作部203、表示部204及び撮影部205の外観を示す図である。図2(a)は、スキャナ部202において圧板211が開いていて、原稿が原稿台212に載置可能になっていることを示している。図2(b)は、圧板211を不図示にして、撮影部205が原稿台212に対してどのように設置されているか、その様子を示している。このように、撮影部205は原稿台212の下面全体を撮影する。
図1において、プリンタ部206は、画像処理装置100の内部に一時的に記憶された画像データを記録紙に可視像として印刷する処理部であって、レーザービームプリンタまたはインクジェットプリンタなどから構成される。プリンタ部206は画像処理装置100の内部に一時的に記憶されたラスター画像データを予め用意された記録紙に所定の出力解像度で印刷する。
CPU(中央演算処理装置)207は、画像処理装置100の各処理部間のデータ転送を制御したり、画像データに画像処理を施したりする処理部である。CPU207はROM208またはRAM209に記憶されたプログラムを順次実行することにより、データの転送制御や画像処理を実行する。
ROM208は不揮発性メモリであって、画像処理装置100で実行される画像データハンドリングや画像処理の制御を記述したプログラムを保持する記憶部である。
RAM209は揮発性メモリであって、画像処理装置100の制御を記述したプログラムや画像データを一時的に保持する記憶部である。
画像処理部210は、画像処理装置100内の画像データに対してスキャン系画像処理、プリント系画像処理、通信系画像処理などを実行する処理部である。画像処理部210は、スキャンのときに、スキャナ部202から受信した画像データに対してシェーディング補正、ガンマ処理、二値化処理、中間調処理、RGBからCMYKへの色空間変換など、スキャナ部202の特性に適合した画像処理を行う。また、画像処理部210は、プリントのときには、RAM209などに記憶された画像データに対して、解像度変換、スムージング、濃度補正など、プリンタ部206の特性に適合した画像処理を実行する。さらに、画像処理部210は、画像データの通信のときに、通信部201によって送受信される画像データに対して、解像度変換、色空間変換など、通信の特性に適合した画像処理を行う。
プレビュー生成部220は、撮影部205で生成された撮影画像データをもとにプレビュー画像データを生成する処理部である。
図3は、プレビュー生成部220の内部構成を示す図である。プレビュー生成部220は、撮影画像データ301からプレビュー画像データ302を生成する。
頂点検出部221は原稿台における原稿の頂点位置を検出し、原稿の位置を認識する処理部である。
ここで、頂点検出の処理について説明する。原稿の4頂点の座標を得るための方法として次の2つの特徴を利用する。第1に、圧板が開けられている状態では、原稿の領域とそれ以外の領域とでは濃度差が生じる。撮影部205が原稿を撮影するために照明が原稿を照射すると、原稿の領域では反射光があるが、原稿の領域以外の領域では光が原稿台のガラス板をほぼ通過するため、原稿の領域以外の領域は原稿の領域と比べて暗くなる。第2に、撮影部205のカメラの焦点は原稿台の面に合うように設定されているので、原稿の領域以外の領域では焦点が合わずコントラストが低くなる。
これら2つの特徴から、撮影画像データに対して空間フィルタのエッジ強調処理を施せば、原稿の輪郭を得ることができる。原稿の輪郭から頂点を検出するためには、画像処理技術分野において公知であるところの特徴点抽出技術を用いればよい。ただし、エッジ強調処理の結果において原稿に添えられた操作者の手が原稿の輪郭に重なってしまう場合がある。その場合においては、原稿の4頂点のうち3頂点が得られれば、残りの1点は長方形の幾何学的性質に基づいて簡易な演算で求められる。こうして、頂点検出部221は、原稿の頂点位置を示す情報(以下、頂点位置情報)を生成する。
図3において、上下方向検出部223は原稿の輪郭においてどの辺が上となるかを検出し、原稿の上下方向を認識する処理部である。
ここで、上下検出の処理について説明する。原稿の頂点座標が検出されたならば、原稿の領域も判明するので、その領域に対して次のような処理を施せばよい。文章を含む原稿の上下を判断するためには、撮影画像データのうち原稿部分を90度ずつ回転して、4種類の画像データを作成し、それぞれの画像データに対して文字認識処理を施す。4種類の画像データのうち認識率が最も高い画像データが原稿の向きが正しくなっている画像データであると判断することにより、上下を検出可能である。人物の顔を含む原稿の上下を判断するためには、撮影画像データのうち原稿部分を90度ずつ回転して、4種類の画像データを作成し、それぞれの画像データに対して顔認識処理を施す。認識度の最も高い画像データが原稿の向きが正しくなっている画像データであると判断することにより、上下を検出可能である。顔認識処理に関してはデジタルカメラ等の技術分野で公知になっている手法を用いればよい。こうして、上下方向検出部223は原稿の上下方向を示す情報(以下、上下方向情報)を生成する。
図3において、枠生成部222は、頂点検出部221によって生成された頂点位置情報から原稿枠の画像データを生成する処理部である。向き情報付加部224は、頂点検出部221によって生成された頂点位置情報と上下方向検出部223によって生成された上下方向情報に基づいて、原稿の向きを文字、符号、印などで示す画像データを生成する処理部である。
画像合成部225は、枠生成部222によって生成された画像データ、向き情報付加部224によって生成された画像データ及び撮影画像データとを合成して、プレビュー画像データ302を生成する処理部である。このとき、画像合成部225は、原稿枠が頂点位置情報に相当する位置に配置され、原稿の向きを示す文字等が原稿枠の内部に配置されるように、プレビュー画像データ302を生成する。プレビュー表示において原稿の向きを示す文字等を表示することにより、ユーザは原稿を原稿台に置くにあたり、置く向きを調整しやすくなる。
なお、画像合成部225は、撮影画像データの代わりに、予め用意されている原稿台を表した画像データや用紙サイズを表した画像データを用いて、プレビュー画像データを生成しても良い。
図4はプレビュー画像データに基づくプレビュー表示の一例を示す図である。図4(a)は、表示部204に表示される原稿のプレビュー表示を示し、図4(b)は、原稿が原稿台212に載置されている様子を示している。
ユーザが圧板211を開けた状態で免許証などの原稿を原稿台212に置く(図4(b))。すると、原稿の上下方向と原稿台における位置が分かるように、プレビュー画面が表示部204に表示される(図4(a))。さらに、ユーザが原稿を原稿台212にて移動させると、原稿を示す画像400もそれに追随して動く。
なお、図4(a)のプレビュー表示では、撮影部205による撮影画像をそのまま表示しない。その代わりに、CPU207は、画像合成部225によって生成されたプレビュー画像データに基づいて、原稿の位置を示す長方形枠と原稿の上下方向を示す文字(「原稿」)を、文字が長方形枠の内部に収まるよう、表示部204に表示させる。なお、上下方向を示すものであれば、文字に限らず、符号や印などでも良い。また、プレビュー表示において、原稿台を示す画像や用紙サイズを示す画像は、撮影画像データとは異なる予め用意された画像データに基づいて表示されるようにして良い。
図5は、CPU207の制御の下で行われる、プレビュー表示を行うための処理を示すフローチャートである。ユーザが圧板211を開けると、スキャナ部202内の圧板開閉センサがそれを検知し、圧板が開いたことをCPU207に通知する。すると、CPU207の制御の下で、図5のフローチャートに基づく処理が実行される。
ステップS501では、撮影部205が原稿台212の下方から原稿を撮影する。ステップS502では、CPU207が、セキュリティープレビューモードが設定されているかどうかを判断する。なお、ユーザは、セキュリティープレビューモードのオンまたはオフを操作部203で選択的に設定できる。また、セキュリティープレビューモードのオンまたはオフを指示するコマンドをネットワーク等を介して受信することにより、ネットワーク等を介して他の装置からセキュリティープレビューモードを設定できるようにしても良い。
セキュリティープレビューモードが設定されていないときには、ステップS503で、CPU207は、撮影部205で生成される撮影画像データを表示部204に転送するように制御し、表示部204はその撮影画像データに基づいてプレビュー表示を実行する。この撮影画像データの転送は図示しないダイレクトメモリアクセスコントローラによってなされる。ダイレクトメモリアクセスコントローラの設定はCPU207により行われる。セキュリティープレビューモードでないときには、原稿台の下方から撮影した映像が直接、表示部204に表示される。これにより、ユーザは、原稿の内容をプレビュー表示を通じて確認しながら、コピー機能、スキャン機能またはFAX機能を利用できる。
セキュリティープレビューモードが設定されているときには、ステップS504で、CPU207は、撮影部205で生成される撮影画像データをプレビュー生成部220に転送するように制御する。この撮影画像データの転送は図示しないダイレクトメモリアクセスコントローラによってなされる。ダイレクトメモリアクセスコントローラの設定はCPU207により行われる。
そのあと、ステップS505では、頂点検出部221が原稿の頂点位置の検出を試みる。ステップS506では、頂点検出部221が、原稿の4頂点の位置が検出されたかどうかを判断する。原稿の4頂点の位置が検出できた場合には、次にステップS507で、上下方向検出部223が原稿の上下方向の検出を試みる。また、ステップS507では、枠生成部222が原稿位置情報に基づいて原稿画像の大きさを認識して、その大きさに相当する原稿枠の画像データを生成する。
ステップS508では、上下方向検出部223が、原稿の上下方向が検出されたかどうかを判断する。原稿の上下方向が検出できた場合には、ステップS509で、向き情報付加部224が、原稿の向きを示す画像データを生成する。向き情報付加部224は、上下方向検出部223で生成された上下方向情報と頂点検出部221で生成された頂点位置情報とから原稿がどの角度で傾いていてどちらが上であるかを算出する。その算出結果に基づいて「原稿」という文字画像データを回転処理し、原稿の向きを示す画像データを生成する。
さらに、ステップS509では、画像合成部225が、枠生成部222で生成された画像データと向き情報付加部224で生成された画像データとに基づいてプレビュー画像データを生成する。さらに、ステップS509では、CPU207が、プレビュー生成部220で生成されるプレビュー画像データを表示部204に転送するように制御し、表示部204はそのプレビュー画像データに基づいてプレビュー表示を実行する。
一方、原稿の上下方向が検出できなかった場合には、ステップS510で、画像合成部225が、枠生成部222で生成された画像データのみからプレビュー画像データを生成する。さらに、ステップS510では、CPU207が、プレビュー生成部220で生成されるプレビュー画像データを表示部204に転送するように制御し、表示部204はそのプレビュー画像データに基づいてプレビュー表示を実行する。
ステップS511では、CPU207は、次の撮影タイミングまで待機する。1秒間に15フレームを撮影する場合には、撮影タイミングは1000/15msec間隔である。
このように、セキュリティープレビューモードでは、原稿の内容がプレビュー表示において見えないため、他人が原稿の内容を盗み見するのを防止できる。原稿に氏名、住所などの文字情報や顔写真などの画像情報が含まれていても、それらの内容は表示されない。
一方、原稿の輪郭や上下方向は表示されるので、ユーザは、定形外サイズの原稿、例えば免許証、保険証、パスポート、源泉徴収票などの原稿をセットコピーする場合でも、印刷用紙に対する印刷位置を確認することができる。これにより、原稿のセットミスを防ぐ。
つぎに、第2の実施形態を説明する。上記の実施形態では、撮影画像データから原稿の位置とサイズと向きを検出し、プレビュー表示において原稿枠と原稿の向きを示す文字等を表示するようにした。第2の実施形態では、撮影画像データから原稿の種類を特定し、その種類に対応して予め用意されたプレビュー用の標準画像を原稿画像に置き換える。これにより、プレビュー表示において、実際の原稿により近い画像を表示して、それでいて原稿に記載されている個人情報などの大事な情報は表示しないので、セキュリティーを高めつつ、より使い勝手のいいプレビュー表示を提供することができる。
図6は第2の実施形態におけるプレビュー生成部220の内部構成を示す図である。
図6の頂点検出部221は図3の頂点検出部221と同様である。パターンファイル群601は、想定される複数種類の原稿についてそれぞれの特徴を記述したファイルである。ファイルは原稿の種類ごとに用意されている。パターン選択部602は、頂点検出部221で生成された頂点位置情報から原稿の大きさを検知し、その大きさに適合するパターンファイルを選択する処理部である。このとき選択されるパターンファイルは1または複数である。
パターンマッチ部603は、撮影画像データ301とパターン選択部602によって選択された1または複数のパターンファイルとを順次比較し、パターンマッチングの手法を使って各パターンファイルと撮影画像データとの一致率を出力する処理部である。決定部604は、パターンマッチ部603から出力される一致率に基づいて原稿の種類を決定する処理部である。決定部604は決定した種類を示す情報(種類特定情報)を生成する。
標準画像データ群605は、原稿の複数種類ごとに予め用意された複数の画像データである。原稿の種類をそれぞれ識別可能なものになっている。選択部606は、決定部604で生成された種類特定情報に基づいて、決定された種類に対応する標準画像データを選択する。
描画部607は、撮影画像データと選択部606によって選択された標準画像データとに基づいてプレビュー画像データ302を生成する。このとき、描画部607は、頂点位置情報の示す位置と角度に配置されるように標準画像を描画し、プレビュー画像データ302を生成する。
なお、描画部607は、撮影画像データの代わりに、予め用意されている原稿台を表した画像データや用紙サイズを表した画像データを用いて、プレビュー画像データを生成しても良い。
パターンファイル群601や標準画像データ群605はプレビュー生成部220内部の不揮発性メモリに記憶されていても良いし、図1のROM208に記憶されていても良い。
図7は、CPU207の制御の下で行われる、第2の実施形態におけるプレビュー表示を行うための処理を示すフローチャートである。ユーザが圧板211を開けると、スキャナ部202内の圧板開閉センサがそれを検知し、圧板が開いたことをCPU207に通知する。すると、CPU207の制御の下で、図7のフローチャートに基づく処理が実行される。
ステップS701では、撮影部205が原稿台212の下方から原稿を撮影する。ステップS702では、CPU207が、セキュリティープレビューモードが設定されているかどうかを判断する。なお、ユーザは、セキュリティープレビューモードのオンまたはオフを操作部203で指定できる。
セキュリティープレビューモードが設定されていないときには、ステップS703で、CPU207は、撮影部205で生成される撮影画像データを表示部204に転送するように制御し、表示部204はその撮影画像データに基づいてプレビュー表示を実行する。この撮影画像データの転送は図示しないダイレクトメモリアクセスコントローラによってなされる。ダイレクトメモリアクセスコントローラの設定はCPU207により行われる。セキュリティープレビューモードでないときには、原稿台の下方から撮影した映像が直接、表示部204に表示される。これにより、ユーザは、原稿の内容をプレビュー表示を通じて確認しながら、コピー機能、スキャン機能またはFAX機能を利用できる。
セキュリティープレビューモードが設定されているときには、ステップS704で、CPU207は、撮影部205で生成される撮影画像データをプレビュー生成部220に転送するように制御する。この撮影画像データの転送は図示しないダイレクトメモリアクセスコントローラによってなされる。ダイレクトメモリアクセスコントローラの設定はCPU207により行われる。
そのあと、ステップS705では、頂点検出部221が原稿の頂点位置の検出を試みる。ステップS706では、頂点検出部221が、原稿の4頂点の位置が検出されたかどうかを判断する。原稿の4頂点の位置が検出できた場合には、次にステップS707で、パターン選択部602が、頂点検出部221で生成された頂点位置情報に基づいて原稿の大きさを検知し、その大きさに適合するパターンファイルをパターンファイル群601から選択する。ステップS708では、パターンマッチ部603が撮影画像データとパターン選択部602によって選択された1または複数のパターンファイルとを順次パターンマッチングの手法により比較し、それぞれのパターンファイルの一致率を出力する。
ステップS709では、決定部604が、パターンマッチ部603が出力した一致率に基づいて、原稿の種類を決定する。決定部604は、一致率の最も高いパターンファイルに対応する種類を原稿の種類とする。ただし、全てのパターンファイルの一致率が予め定められた値を超えなければ、原稿の種類は特定されなかったと判断する。
原稿の種類が特定された場合には、ステップS710で、選択部606が、種類特定情報に対応する標準画像データを標準画像データ群605から選択し、描画部607が、選択部606によって選択された標準画像データからプレビュー画像データを生成する。また、ステップS710では、CPU207が、プレビュー生成部220で生成されるプレビュー画像データを表示部204に転送するように制御し、表示部204はそのプレビュー画像データに基づいてプレビュー表示を実行する。
原稿の種類が特定されなかった場合には、ステップS711で、描画部607が、図3の枠生成部222と同様な処理を実行して、頂点検出部221によって生成された頂点位置情報から原稿枠の画像データを生成する。さらに、ステップS711では、CPU207が、プレビュー生成部220で生成されるプレビュー画像データを表示部204に転送するように制御し、表示部204はそのプレビュー画像データに基づいてプレビュー表示を実行する。
ステップS712では、CPU207は、次の撮影タイミングまで待機する。1秒間に15フレームを撮影する場合には、撮影タイミングは1000/15msec間隔である。
このように、原稿の種類が特定できた場合には、その原稿の種類を識別可能な標準画像を表示することにより、セキュリティーを高めつつ、より使い勝手のいいプレビュー表示を提供することができる。
図3に基づく実施形態と図6に基づく実施形態を組み合わせることも可能である。第2の実施形態では、原稿の種類を特定できなかった場合には、原稿枠だけを表示する。しかし、図3の上下方向検出部223や向き情報付加部224を用いて、原稿枠だけを表示するのに代えて、原稿枠と原稿の向きを示す文字等を表示するようにしても良い。
また、第2の実施形態では、原稿の種類を識別可能な標準画像を表示したが、原稿の種類を識別可能な文字を表示するようにプレビュー画像データを生成しても良い。例えば免許証など、よく知られた原稿については「免許証」と文字を表示する。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
20 ネットワーク
100 画像処理装置
201 通信部
202 スキャナ部
203 操作部
204 表示部
205 撮影部
206 プリンタ部
207 CPU
208 ROM
209 RAM
210 画像処理部
211 圧板
212 原稿台
220 プレビュー生成部
221 頂点検出部
222 枠生成部
223 上下方向検出部
224 向き情報付加部
225 画像合成部
601 パターンファイル群
602 パターン選択部
603 パターンマッチ部
604 決定部
605 標準画像データ群
606 選択部
607 描画部

Claims (9)

  1. 原稿を置くための原稿台を有し、前記原稿の画像を読み取って画像データを生成する画像処理装置であって、
    前記原稿台を撮影して、撮影画像データを生成する撮影手段と、
    前記撮影画像データから、前記原稿台における前記原稿の位置を認識する認識手段と、
    前記認識手段により認識された前記原稿台における位置に相当する位置に前記原稿を示した画像を表示するための画像データを生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された画像データを表示する表示手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記撮影画像データから、前記原稿の大きさを認識する大きさ認識手段を有し、
    前記生成手段は、前記認識手段により認識された前記原稿台における位置に相当する位置に、前記大きさ認識手段により認識された大きさに相当する大きさで、前記原稿を示した画像を表示するための画像データを生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記原稿を示した画像は、前記原稿の枠を示した画像、または前記原稿の枠と前記原稿の上下方向を示した画像であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記撮影画像データから、前記原稿の種類を決定する決定手段を有し、
    前記生成手段は、前記認識手段により認識された前記原稿台における位置に相当する位置に、前記決定手段により決定された種類に対応する画像を表示するための画像データを生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記認識手段により認識された種類に対応する前記原稿を示した画像は、前記認識手段により認識された種類を示す文字を示した画像、または前記認識手段により認識された種類を識別可能な画像であることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記生成手段により生成された画像データの表示と、前記撮影画像データの表示とを選択的に設定可能な設定手段を有し、
    前記表示手段は、前記生成手段により生成された画像データの表示が設定された場合には、前記生成手段により生成された画像データを表示し、前記撮影画像データの表示が設定された場合には、前記撮影画像データを表示することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 原稿を置くための原稿台を有し、前記原稿の画像を読み取って画像データを生成する画像処理装置であって、
    前記原稿台における前記原稿の位置を認識する認識手段と、
    前記認識手段により認識された前記原稿台における位置に相当する位置に前記原稿を示した画像を表示するための画像データを生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された画像データを表示する表示手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  8. 原稿を置くための原稿台を有し、前記原稿の画像を読み取って画像データを生成する画像処理装置で実行可能な表示制御方法であって、
    前記原稿台を撮影して、撮影画像データを生成する撮影ステップと、
    前記撮影画像データから、前記原稿台における前記原稿の位置を認識する認識ステップと、
    前記認識ステップで認識された前記原稿台における位置に相当する位置に前記原稿を示した画像を表示するための画像データを生成する生成ステップと、
    前記生成ステップで生成された画像データを表示する表示ステップとを有することを特徴とする表示制御方法。
  9. 原稿を置くための原稿台を有し、前記原稿の画像を読み取って画像データを生成する画像処理装置で実行可能な表示制御方法であって、
    前記原稿台における前記原稿の位置を認識する認識ステップと、
    前記認識ステップで認識された前記原稿台における位置に相当する位置に記原稿を示した画像を表示するための画像データを生成する生成ステップと、
    前記生成ステップで生成された画像データを表示する表示ステップとを有することを特徴とする。
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