JP2006067052A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車椅子を使用する利用者や背の低い利用者等の目線の低い利用者にとっても,原稿台上に原稿を載置する操作が容易な画像処理装置を提供すること。
【解決手段】 原稿台3に載置された原稿を,上方からCCDカメラ10で撮像し,その撮像画像を前面側から視認可能な表示操作部4に表示する。CCDカメラ10は,原稿台3上の原稿を撮像する方向R1と,画像処理装置X1の利用者を撮像する方向R21,R22とに撮像方向を可変に支持して可動タイプとし,その可動タイプの撮像手段により撮像された利用者の画像に基づいてユーザ認証を行う。さらに,原稿台3上の原稿を照明するランプ20を設ける。
【選択図】図4

Description

本発明は,撮像手段(カメラ)を設けた画像処理装置に関するものである。
昨今,複写機やスキャナ,或いはそれらの機能を含む複合機等の画像処理装置は,車椅子を使用する利用者や背の低い利用者(以下,車椅子利用者等という)にも操作が容易な構成とすることが望まれている。
例えば,複写機やスキャナ等は,プラテンガラス等からなる原稿台に対して開閉可能な原稿台カバーを備え,その原稿台カバーを開き,原稿台に原稿を載置して原稿画像を読み取らせるが,前記車椅子利用者等は,原稿台カバーを全開にしてしまった場合,その高さまでは手が届かないという不都合がある。そこで,所定の操作レバー等に連動して原稿台カバーの開き範囲を規制する手段を設け,前記車椅子利用者等が画像処理装置を利用する際には,前記操作レバーの操作により原稿台カバーの開き範囲を規制した上で操作することにより,上記不都合を回避できるよう構成されたものがある。
一方,特許文献1及び特許文献2には,画像形成装置の利用者のユーザ認証や,利用者の属性(男性か女性か等)の判定のために,画像形成装置の操作パネルに,利用者の顔を撮影するためのCCDカメラを設けたものが示されている。
特開2002−111924号公報 特開2002−140603号公報
しかしながら,前記車椅子利用者等が原稿を原稿台に載置する場合,目線が低いために原稿台上で所望の位置に原稿が載置されたことを確認し辛いという問題点があった。特に,いわゆるブック原稿のように,自動原稿搬送装置(ADF)を使用できない場合に,前記車椅子利用者等にとって操作性が悪い。
また,特許文献1や特許文献2に示される画像形成装置では,ユーザ認証や,利用者の属性(男性か女性か等)の判定のためにCCDカメラ(撮像手段)が設けられているものの,上記問題点の解消に用いられるものではない。特に,CCDカメラが上方に向けて設けられていることから,その設置高さによっては前記車椅子利用者等はユーザ認証等に利用できず,前記車椅子利用者等に対する利便性は考慮されていない。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,車椅子を使用する利用者や背の低い利用者等の目線の低い利用者にとっても,原稿台上に原稿を載置する操作が容易な画像処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は,原稿台に載置された原稿から画像を読み取り,その読み取り画像について画像処理を行う画像処理装置に適用されるものであり,前記原稿台に載置された原稿を,上方からCCDカメラ等の撮像手段により撮像し,その撮像画像を表示するものである。
ここで,撮像画像の表示内容は,当該画像処理装置の略前方から視認可能であることが望ましい。
これにより,車椅子を使用する利用者や背の低い利用者等の目線の低い利用者(前記車椅子利用者等)は,前記撮像画像の表示内容によって原稿台上におけるブック原稿等の載置状態(載置位置)を確認することができるので,操作が容易となる。
また,前記撮像手段を,前記原稿台に載置された原稿を撮像する方向(通常は下方或いは斜め下方)と当該画像処理装置の利用者を撮像する方向(通常は,略水平方向或いは斜め上方)とに撮像方向を可変に支持して可動タイプとし,その可動タイプの撮像手段により撮像された利用者の画像(顔や網膜の画像等)に基づいてユーザ認証を行うものであれば,前記撮像手段を原稿確認用とユーザ認証用とに兼用できるので好適である。
ここで,前記利用者を撮像する方向として,利用者の撮像部位の高さ(顔の高さ等)に応じた複数の方向に向けることを可能とすれば,目線の高い一般利用者と前記車椅子利用者等との各々に対応した方向に向けることができるので,視野角の狭い前記撮像手段であっても適用可能である。
また,原稿台に載置された原稿を上方から照明する照明手段を設ければ,原稿台上が原稿カバーの影となる場合であっても,原稿の状態を明瞭に把握できる。この場合,例えば,可動タイプの前記撮像手段の撮像方向により照明手段の点灯と消灯とを切り替えれば,前記撮像手段が原稿台上の原稿に向いている場合にのみ照明を点灯させることができ,無駄な電力消費を抑えることができる。
一方,可動タイプの前記撮像手段の撮像方向により,その可動撮像手段の撮像感度を調節する,即ち,前記撮像手段が原稿台上の原稿に向いている場合に撮像感度を上げることによっても,原稿カバーの影となっている原稿台上の原稿の状態を明瞭に把握できる。
また,原稿台に対し開閉可能な原稿台カバーの開閉位置に応じて,可動タイプの前記撮像手段の向きを,原稿台上の原稿の方向と利用者の顔の方向とに調節する手段を設ければ,前記撮像手段の向きを人手の操作によって変える手間が省けて利便性が高い。
また,前記車椅子利用者等向けに原稿台カバーの開き範囲を規制するか否かを切り替える手段が設けられたものである場合に,その切り替え結果に応じて可動タイプの前記撮像手段を,利用者の顔の撮像する複数の方向のいずれに向けるかを調節する手段を設けることが考えられる。これにより,前記車椅子利用者等が原稿台カバーの開き範囲を規制するよう切り替えた場合に,可動タイプの前記撮像手段の向きを,通常よりも低めに向かう方向(前記車椅子利用者等の顔の位置等に対応した方向)に自動調節するといったことが可能となり,利便性が高まる。
また,原稿台カバーの開閉位置に基づいて,前記照明手段の点灯と消灯とを切り替える,或いは前記撮像手段の撮像感度を調節する構成も考えられる。これにより,原稿台カバーが,例えば,前記車椅子利用者等が原稿を原稿台に載置する際に位置決めされる所定の開き位置(開き範囲が規制されたときの開き位置)にあるときにのみ照明を点灯させる,或いは撮像感度を上げるといったことが可能となる。
本発明によれば,原稿台に載置された原稿を,上方から撮像手段により撮像し,その撮像画像を表示するので,車椅子を使用する利用者や背の低い利用者等の目線の低い利用者(前記車椅子利用者等)は,前記撮像画像の表示内容によって原稿台上におけるブック原稿等の載置状態を確認することができるので,操作が容易となる。
さらに,前記撮像手段が,原稿台に載置された原稿を撮像する方向と当該画像処理装置の利用者を撮像する方向とに撮像方向を変えることができる可動タイプであり,撮像された利用者の画像に基づいてユーザ認証を行うものであれば,高価な前記撮像手段を原稿確認用とユーザ認証用とに兼用でき,費用対効果が高まる。
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は本発明の第1実施形態に係る画像処理装置X1の概略構成を表す三面図,図2は画像処理装置X1の主要部の構成を表すブロック図,図3は画像処理装置X1の原稿台カバーを開いた状態を表す概略側面図,図4は画像処理装置X1が備えるCCDカメラ及びその周辺部分の概略側断面図,図5は本発明の第2実施形態に係る画像処理装置X2の概略構成を表す側面図である。
まず,図1に示す三面図を用いて,本発明の第1実施形態に係る画像処理装置X1の概略構成について説明する。
画像処理装置X1は,パーソナルコンピュータ等の外部ホスト装置から送信されてくる印刷ジョブに基づくプリント処理や,原稿に形成された画像を読み取り,その読み取り画像について,複写処理やネットワークスキャナ処理(パーソナルコンピュータ等の外部ホスト装置へのデータ伝送処理等)等の画像データの処理(画像処理)を行う複合機である。
図1に示すように,画像処理装置X1は,上部にプラテンガラスからなる原稿台3を備えた本体1と,前記原稿台3に対し不図示のヒンジ部を回動中心として開閉可能に構成された原稿台カバー2と,前記本体1の上部における前記原稿台カバー2の前記ヒンジ部側(回動中心側)に設けられたカメラ台5に支持された撮像手段であるCCDカメラ10とを具備している。
また,前記原稿台カバー2には,積載された原稿を1枚ずつ前記原稿台3へ搬送する原稿自動供給装置(ADF)2aが設けられている。
さらに,前記本体1の前面側には,液晶タッチパネル等により構成された入力手段及び表示手段である表示操作部4が設けられている。この表示操作部4の表示部(かつ操作部)は,前記本体1の前面において,斜め上前方に向けて取り付けられている。これにより,車椅子を使用する利用者であっても,その表示内容を比較的低い視点で当該画像処理装置X1の前方から視認できる。
また,前記本体1には,前記原稿台カバー2の開き範囲を所定の中間開度までに規制するか否かを切り替えるカバー規制レバー6(カバー規制切替手段の一例)が設けられている。このカバー規制レバー6は,例えば,スライド方式のレバー等で構成され,本レバーの操作に連動して,前記原稿台カバー2の開き範囲を規制する規制部材7(図4参照)が,前記原稿台2の開き範囲を前記中間開度までに規制する位置と規制しない位置とに移動するよう構成されている。
ここで,前記原稿台カバー2の前記中間開度(規制された開き範囲)は,車椅子に座っている利用者の手が届く範囲に設定されている。これにより,車椅子を使用する利用者は,まず,前記カバー規制レバー6を,前記原稿台カバー2の開き範囲を規制する側に操作した上で,前記原稿台カバー2を開くことにより,その原稿台カバー2が,手の届かない位置まで開いてしまうという不都合が防止される。
図2に示すブロック図は,画像処理装置X1の主要部の概略構成を表す。
画像処理装置X1は,MPU及びそのMPUにより実行されるプログラムが記憶されたROM等の周辺装置を備え,当該画像処理装置X1の各構成要素(図2に示す構成要素を含む)を制御する制御部111と,前記表示操作部4と,各種光学系及びCCD素子等からなり前記原稿台3に載置された原稿から画像を読み取る原稿読取部112と,その原稿読取部112による読み取り画像や外部ホスト装置から送信されてくる印刷ジョブに基づく画像を画像形成する画像形成部113と,外部ホスト装置との間でデータの送受信を行うネットワーク通信部114と,外部ホスト装置から受信した印刷ジョブや前記原稿読取部112により読み取られた原稿画像についての各種画像処理を行う画像処理部115と,その画像処理部115による画像処理対象となる画像データを記憶するハードディスク等を備えたデータ記憶部116と,前記CCDカメラ10により撮像された利用者の顔画像に基づいてユーザ認証処理を行うユーザ認証部117と,そのユーザ認証部117によるユーザ認証に用いられる各利用者の顔画像に関する情報等の認証情報を記憶するSRAM等の不揮発性記憶手段である認証情報記憶部118と,前記CCDカメラ10と,そのCCDカメラ10を回転駆動する駆動モータ30と,前記原稿台3を上方から照明するランプ20とを具備している。
前記制御部111は,前記ユーザ認証部117によりユーザ認証が成立(成功)した場合にのみ,前記表示操作部4を通じた当該画像処理装置X1に対する全ての処理要求(複写処理やスキャナ処理の要求)を受け付け,ユーザ認証が成立しなかった場合には,一部又は全部の処理要求の受け付けを禁止する等の制御を行う。
なお,図2には示していないが,前記カバー規制レバー6が,前記原稿台カバー2の開き範囲を規制する方向に切り替えられているか規制しない方向に切り替えられているかがスイッチ等により検出され,その検出結果は前記制御部111に入力される。
図3は,前記原稿台カバー2を開いた状態の画像処理装置X1の側面図を表す。
前記車椅子利用者等が原稿を原稿台3に載置する場合,目線が低いために原稿台3上の原稿を非常に浅い角度からしか視認できず,所望の位置に原稿が載置されたか否かを確認し辛い。特に,いわゆるブック原稿のように,前記ADF2aを使用できない場合に,前記車椅子利用者等にとって操作性が悪い。
これに対し,画像処理装置X1が備える前記CCDカメラ10(撮像手段の一例)は,前記カメラ台5に回転可能に支持された可動タイプであり(可動撮像手段の一例),前記原稿台3に載置された原稿をその上方から撮像する方向(以下,第1の方向という)と,当該画像処理装置X1の利用者の顔を撮像する方向(以下,第2の方向という)とのいずれにも撮像方向を向けられるように(可変に)支持されている。
さらに,前記CCDカメラ10による撮像画像は,前記表示操作部4に表示されるよう構成されている(撮像画像表示手段の一例)。
これにより,前記ユーザ認証部117により,前記CCDカメラ10を前記第2の方向に向けて撮像された利用者の顔画像に基づいてユーザ認証が行われるとともに,前記車椅子利用者等が原稿を前記原稿台3に載置する際には,前記CCDカメラ10を前記第1の方向に向けて撮像された画像を前記表示操作部4で確認することができる。
ここで,前記CCDカメラ10による撮像画像は,斜め上前方に向けられた前記表示操作部4に表示されるので,その撮像画像(撮像画像表示手段の表示内容)も,目線の低い前記車椅子利用者等によっても当該画像処理装置X1の前方から視認可能である。
次に,図4を用いて,前記CCDカメラ10の可動機構について説明する。図4は,前記CCDカメラ10及びその周辺部の概略側断面図である。
ここで,図4(a)は,前記原稿台カバー2を閉じた状態,図4(b)は,前記原稿台カバー2を前記規制位置まで開いた状態を表す。
画像処理装置X1は,前記CCDカメラ10を回転駆動してその方向を位置決めするステッピングモータ等である前記駆動モータ30と,前記原稿台3に載置された原稿を上方から照明する照明手段である前記ランプ20と,前記原稿台カバー2の開閉位置を検出する開閉位置センサ21,22とを具備している。前記駆動モータ30の回転軸31と,前記CCDカメラ10の回転軸13とは無端ベルト32により連結され,これにより,前記駆動モータ30の回転によって前記CCDカメラ10が回転駆動される。
なお,図4中に示す前記規制部材7は,前述したように,前記カバー規制レバー6(図1等参照)の操作に連動して,前記原稿台2の開き範囲を中間開度までに規制する位置と規制しない位置とに移動するものである。
前記開閉位置センサ21,22は,各々スイッチ等であり,前記原稿台カバー2が閉じられているか否かを検出する第1開閉位置センサ21と,前記原稿台カバー2が,前記規制部材7による規制位置(以下,単に規制位置という)までの開度(開閉位置)であるか,それを超える開度まで開かれているかを検出する第2開閉位置センサ22とからなる。
図4に示す例では,前記第1開閉位置センサ21がONのときは,前記原稿台カバー2が閉状態であると,前記第1開閉位置センサ21がOFFかつ前記第2開閉位置センサ22がONの状態が予め定められた時間継続(例えば,1秒間程度継続)したときは,前記原稿台カバー2が前記規制位置で開かれた状態であると,前記第1開閉位置センサ21及び前記第2開閉位置センサ22の両方がOFFのときは,前記原稿台カバー2が前記規制位置よりも開かれた状態であると検出される。
次に,前記制御部111による前記CCDカメラ10の方向制御(前記駆動モータ30の制御)及び前記ランプ20の点灯制御について説明する。
前記制御部111は,前記開閉位置センサ21,22により検出される前記原稿台カバー2の開閉位置に応じて前記駆動モータ30を制御することにより,可動タイプの前記CCDカメラ10の向きを,前記原稿台3の方向である前記第1の方向R1と,利用者の顔を撮像する方向である前記第2の方向R21,R22とに調節する(撮像方向調節手段の一例)。
ここで,前記第2の方向R21,R22には,利用者の撮像部位の高さに応じた複数の方向が含まれる。具体的には,当該画像処理装置X1の前に立って利用する一般利用者の顔の高さに対応した第1の顔方向R21と,車椅子に座った状態で当該画像処理装置X1の前で利用する者の顔の高さに対応した第2の顔方向R22とが含まれる。
さらに,前記制御部111は,前記カバー規制レバー6(カバー規制切替手段の一例)による切り替え状態(切り替え結果)に応じて,可動タイプの前記CCDカメラ10を,前記第2の方向における前記第1の顔方向R21及び前記第2の顔方向R22のいずれに向けるかを調節する(撮像方向調節手段の一例)。
また,前記制御部111は,前記開閉位置センサ21,22により検出される前記原稿台カバー2の開閉位置に基づいて,前記ランプ20の点灯と消灯とを切り替える(第2の照明切替手段の一例)。
以下,さらに具体的に説明する。
<原稿台カバー2が「閉状態」の場合>
この場合,前記制御部111は,前記カバー規制レバー6が,前記原稿台カバー2の開き範囲を規制しない方向(以下,非規制方向という)に切り替えられている場合は,前記CCDカメラ10を前記第1の顔方向R21に向け,規制する方向(以下,規制方向という)に切り替えられている場合は,前記第2の顔方向R22に向けるよう前記駆動モータ30を制御する。
前記車椅子利用者等は,まず,前記カバー規制レバー6を前記規制方向に切り替えた上で,前記表示操作部4に対し,ユーザ認証処理を開始させるための操作を行うことにより,前記ユーザ認証部118によってユーザ認証処理がなされる。一方,一般利用者は,ユーザ認証前に前記カバー規制レバー6を前記非規制方向に切り替えればよい。
これにより,前記CCDカメラ10を,目線の高い一般利用者と前記車椅子利用者等との各々に対応した方向に向けることができるので,視野角が狭く空間分解能の高いCCDカメラを適用することができる。
また,前記制御部111は,原稿台カバー2が「閉状態」では,前記ランプ20を消灯させる。
<原稿台カバー2が「前記規制位置で開かれた状態」の場合>
この場合,前記制御部111は,前記CCDカメラ10を前記原稿方向R1に向けるよう前記駆動モータ30を制御するとともに,前記ランプ20を点灯させる。そして,前記CCDカメラ10による撮像画像は,前記表示操作部4に表示される。
これにより,前記車椅子利用者等は,撮像画像の表示内容によって前記原稿台3上におけるブック原稿bk等の載置状態(載置位置)を確認することができるので,操作が容易となる。
上記の他,前記制御部111により,前記カバー規制レバー6が前記非規制方向に切り替えられている場合には前記CCDカメラ10を動かさず,前記ランプ20も点灯させないようにし,前記規制方向に切り替えられている場合に,前記CCDカメラ10を前記原稿方向R1に向けるよう前記駆動モータ30を制御するとともに,前記ランプ20を点灯させることも考えられる。
<その他の場合>
上記した以外の場合は,前記制御部111は,前記CCDカメラ10を動かさず,前記ランプ20の点灯も行わない(消灯のまま)。
これにより,無駄に前記CCDカメラ10を回転させたり,前記ランプ20を点灯させたりして電力消費が増えることを防止できる。
次に,図5に示す概略側面図を用いて,本発明の第2実施形態に係る画像処理装置X2について説明する。当該画像処理装置X2は,前記CCDカメラ10の配置位置及びその支持機構が異なる以外は,前記画像処理装置X1と同じ構成を備え,図中,前記画像処理装置X1と同じ構成要素は,同じ符号で表している。ここで,図5(a)は,前記原稿台カバー2を閉じた状態で前記CCDカメラ10を前記第1の顔方向R21に向けた状態,図5(b)は,前記原稿台カバー2を閉じた状態で前記CCDカメラ10を前記第2の顔方向R21に向けた状態,図5(c)は,前記原稿台カバー2を前記規制位置まで開いた状態で前記CCDカメラ10を前記原稿方向R1に向けた状態を表す。
前記画像処理装置X1は,前記CCDカメラ10が前記原稿台カバー2のヒンジ部側の前記本体1に設けられたものであるが,図5に示すように,当該画像処理装置X2は,前記CCDカメラ10が,前記原稿台カバー2における当該画像処理装置X2の前面側に,その撮像方向が可変に(回転可能に)取り付けられている。
このような構成により,前記車椅子利用者等は,前記CCDカメラ10に手が届くので,前記CCDカメラ10を電動(自動)で駆動しなくても,手操作で必要な方向に向けることができる。
ここで,当該画像処理装置X2における前記CCDカメラ10は,その回転方向が予め定められた3方向に段階的に位置決め(停止)されるように(3つの停止位置でクリック感を持たせるように)構成されている。
その第1の方向は,前記原稿台カバー2を閉じた状態で前記CCDカメラ10の撮像方向が前記第1の顔方向R21(一般利用者の撮像部位方向)となる方向(図5(a)),第2の方向は,前記原稿台カバー2を閉じた状態で前記CCDカメラ10の撮像方向が前記第2の顔方向R22(前記車椅子利用者等の撮像部位方向)となる方向(図5(b)),第3の方向は,前記原稿台カバー2を前記規制位置まで開いた状態で前記CCDカメラ10の撮像方向が前記原稿方向R1となる方向(図5(c))である。
これにより,利用者に,前記CCDカメラ10の向きを微妙に調節する煩わしさを感じさせずに済む。
前記第1実施形態では,前記CCDカメラ10を前記駆動モータ30によって駆動する例について示したが,その他,前記原稿台カバー2と前記CCDカメラ10の回転軸13とを所定のリンク機構を介して連動させることにより,前記CCDカメラ10の撮像方向が,前記原稿台カバー2の開閉位置に応じて前記原稿台方向R1と利用者を撮像する方向(例えば,前述のR21方向とR22方向の中間方向等)とに調節される構成も考えられる(撮像方向調節手段の一例)。
また,前記第1実施形態では,前記原稿台カバー2の開閉位置に基づいて前記ランプ20の点灯制御を行う例を示したが,その他,前記制御部111により,可動タイプの前記CCDカメラ10(可動撮像手段)の撮像方向に基づいて,前記ランプ20(照明手段)の点灯と消灯とを切り替える構成も考えられる(第1の照明切替手段の一例)。
例えば,前記駆動モータ30(ステッピングモータ)のステップ数をカウントすることによって前記CCDカメラ10の撮像方向を検出し,前記CCDカメラ10が,前記原稿方向R1を向いている場合にのみ前記ランプ20を点灯させること等が考えられる。
また,前記第1実施形態では,前記ランプ20を設ける例を示したが,その他,前記制御部111により,前記原稿台カバー2の開閉位置に基づいて,前記CCDカメラ10の撮像感度を調節することも考えられる(第2の撮像感度調節手段の一例)。
例えば,前記開閉位置センサ21,22により,前記原稿台カバー2が前記規制位置で開かれた状態であると検出された場合に,前記制御部111により,他の場合よりも前記CCDカメラ10の撮像感度を上げることが考えられる。これにより,前記ランプ20を設けなくても,原稿台3上の原稿を明瞭に撮像することが可能となる。
同様に,前記駆動モータ31のステップ数のカウント等により検出される前記CCDカメラ10の撮像方向に基づいて,前記制御部111により,前記CCDカメラ10の撮像感度を調節することも考えられる(第1の撮像感度調節手段の一例)。
また,前述した実施形態では,前記CCDカメラ10が可動タイプである例について示したが,例えば,前記画像処理装置X1における前記CCDカメラ10を,前記原稿台3上の原稿を撮像する向きに固定した構成も考えられる。但しこの場合,ユーザ認証機能を設けるためにはCCDカメラ等の撮像手段を別途設ける必要がある。
また,前記制御部111により,前記原稿台カバー2の開閉位置或いは前記CCDカメラ10の撮像方向に基づいて,可動タイプの前記CCDカメラ10のピント調節を行えばなお好適である。例えば,前記原稿台カバー2が「閉状態」のときに前記CCDカメラ10のピントをほぼ当該画像処理装置Xを操作する利用者の顔(撮像部位)までの距離に合わせ,前記原稿台カバー2が「前記規制位置で開かれた状態」のときに前記CCDカメラ10のピントをほぼ前記原稿台3上の原稿までの距離に合わせる等である。これにより,前記CCDカメラ10から撮像対象までの距離が変わることによるピンボケを防止できる。
本発明は,画像処理装置への利用が可能である。
本発明の第1実施形態に係る画像処理装置X1の概略構成を表す三面図。 画像処理装置X1の主要部の構成を表すブロック図。 画像処理装置X1の原稿台カバーを開いた状態を表す概略側面図。 画像処理装置X1が備えるCCDカメラ及びその周辺部分の概略側断面図。 本発明の第2実施形態に係る画像処理装置X2の概略構成を表す側面図。
符号の説明
X1,X2…画像処理装置
1…画像処理装置の本体
2…原稿台カバー
3…原稿台
4…表示操作部
5…カメラ台
6…カバー規制レバー
7…原稿台カバーの開き範囲の規制部材
10…CCDカメラ
21,22…原稿台カバーの開閉位置センサ
30…CCDカメラの駆動モータ
111…制御部
112…原稿読取部
113…画像形成部
114…ネットワーク通信部
115…画像処理部
116…データ記憶部
117…ユーザ認証部
118…認証情報記憶部
bk…ブック原稿

Claims (11)

  1. 原稿台に載置された原稿から画像を読み取り,その読み取り画像について画像処理を行う画像処理装置であって,
    前記原稿台に載置された原稿を上方から撮像する撮像手段と,
    前記撮像手段による撮像画像を表示する撮像画像表示手段と,
    を具備してなることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記撮像画像表示手段が,その表示内容を当該画像処理装置の略前方から視認可能に構成されてなる請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記撮像手段が,前記原稿台に載置された原稿を撮像する第1の方向と当該画像処理装置の利用者を撮像する第2の方向とに撮像方向を可変に支持された可動撮像手段であり,
    前記可動撮像手段により撮像された前記利用者の画像に基づいてユーザ認証を行うユーザ認証手段を具備してなる請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第2の方向が,前記利用者の撮像部位の高さに応じた複数の方向を含むものである請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記原稿台に載置された原稿を上方から照明する照明手段を具備してなる請求項1〜4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記可動撮像手段の撮像方向に基づいて前記照明手段の点灯と消灯とを切り替える第1の照明切替手段を具備してなる請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記可動撮像手段の撮像方向に基づいて該可動撮像手段の撮像感度を調節する第1の撮像感度調節手段を具備してなる請求項3又は4に記載の画像処理装置。
  8. 前記原稿台に対し開閉可能な原稿台カバーと,
    前記原稿台カバーの開閉位置に応じて前記可動撮像手段の向きを前記第1の方向と前記第2の方向とに調節する撮像方向調節手段と,
    を具備してなる請求項3〜7のいずれかに記載の画像処理装置。
  9. 前記原稿台カバーの開き範囲を規制するか否かを切り替えるカバー規制切替手段を具備し,
    前記撮像方向調節手段が,前記カバー規制切替手段による切り替え結果に応じて前記可動撮像手段を前記第2の方向における複数の方向のいずれに向けるかを調節してなる請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記原稿台カバーの開閉位置に基づいて前記照明手段の点灯と消灯とを切り替える第2の照明切替手段を具備してなる請求項8又は9に記載の画像処理装置。
  11. 前記原稿台カバーの開閉位置に基づいて前記可動撮像手段の撮像感度を調節する第2の撮像感度調節手段を具備してなる請求項8又は9に記載の画像処理装置。
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