JP2009111550A - 画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作パネルの傾斜角度と原稿押さえ板の開放角度とを同時に且つ簡便に調整できる画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】操作パネル8は回動軸8aを中心として上下方向の傾斜角度を変更可能に設けられている。操作パネル8の回動軸8aには操作パネル8に連動して回動する第1リンク部材15が連結されており、第1リンク部材15は規制ピン作動レバー17の一端に連結され、規制ピン作動レバー17の他端は第2リンク部材19を介して規制ピン13の下端部に連結されている。原稿押さえ板10の背面側端部にはストッパ11が突設されており、原稿押さえ板10を閉状態から徐々に開放していくとき、ストッパ11が画像読取装置2の上面且つ装置奥側の端部において上下に移動可能に設けられた規制ピン13に当接することにより、原稿押さえ板10の最大開放角度が規制される。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子写真方式を用いたファクシミリや複写機等の画像形成装置に搭載される画像読取装置に関し、特に装置本体に開閉可能に支持された原稿押さえ板と、操作条件の入力及び表示を行う操作パネルの角度調整機構に関するものである。
従来、画像読取部と画像形成部とを備えた画像形成装置においては、複数のサイズの原稿を読み取り、読み取った画像をそれぞれ適したサイズの用紙に複写して出力する。このような画像形成装置の構成を図8に示す。同図において、画像形成装置100は、本体ハウジング1と、本体ハウジング1の上部に配設された画像読取装置2とから成る。画像読取装置2内には、原稿画像を電気信号として読み取るための走査ユニットや結像レンズ、CCD等の光学部材が配置され、本体ハウジング1内には、読み取った原稿画像の電気信号に基づいて用紙に画像を形成するための各種機構が設けられる。
本体ハウジング1は、下ハウジング1aと、その上方且つ左側部に沿って位置し、画像読取装置2に連結される連結ハウジング1bとから構成され、下ハウジング1aには、用紙を給紙する給紙機構や、用紙上にトナー画像を形成する画像形成部や、用紙上のトナー画像を定着するための定着部等が設けられ、他方、連結ハウジング1bには、定着後の用紙を搬送して排出するための用紙排出部が設けられている。
また、画像読取装置2の直下における連結ハウジング1bの右側方には、装置の右側面及び正面に向けて大きく開放された胴内排紙空間3が形成されており、この胴内排紙空間3には、連結ハウジング1bの右側面に設けられた用紙排出口4から水平方向に排出される用紙を受け取って積載するための用紙排出トレイ5が設けられている。下ハウジング1aの下部には、種々のサイズの用紙を収納し、正面から出し入れ可能な給紙カセット6が配設されており、下ハウジング1aの下部左側面には、必要に応じて引き倒される開閉可能な手差し用紙トレイ7が設けられている。
画像読取装置2の上面には、透明なガラス板(コンタクトガラス)が取り付けられた原稿載置台(図示せず)や、装置前面側に突出した操作パネル8が配設されている。更に、画像読取装置2の上方には、原稿載置台における画像読取位置に原稿を搬送するための原稿搬送装置9を搭載した原稿押さえ板10が、画像読取装置2の背面のヒンジ部(図示せず)によって開閉自在に支持されている。
このような従来の画像形成装置では、原稿押さえ板10は予め所定の開放角度(一般に60°程度)だけ開くように設定されている。この原稿押さえ板10の開放角度はユーザが立ち姿勢で操作することを前提としており、健常者が画像形成装置を使用する場合には何ら不都合はないものの、例えばユーザが車椅子利用者であったり、或いは椅子に座った状態で装置を使用したりする場合は、原稿押さえ板10の開閉操作が極めて面倒となっていた。また、原稿押さえ板10の開閉角度を調節する機構を備えた画像形成装置であっても、サービスマンによる調整が必要でありユーザが必要に応じて自由に調整することができないという問題点があった。また、操作パネル8の最適な傾斜角度もユーザの視点位置の高さによって変化するため、ユーザが自由に調整できることが望ましい。
そこで、原稿押さえ板の開放角度、或いは操作パネルの傾斜角度を簡単に調整する方法が種々提案されており、例えば特許文献1〜3には、装置前面側の操作レバーにより原稿押さえ板の開放角度を調整する開閉機構が開示されている。また、特許文献4、5には、操作パネルの傾斜角度を調節可能な画像形成装置が開示されており、特許文献4には操作パネルの傾斜角度に応じて原稿載置部材(原稿トレイ)、原稿載置台上の指標部材の傾斜角度、或いは出力シート積載部材(排出トレイ)の高さを自動変更することが記載されている。
特開2004−258149号公報 特開2005−49659号公報 特開2007−148410号公報 特開2003−323084号公報 特開2006−255960号公報
しかしながら、特許文献1〜5の方法では、原稿押さえ板の開放角度と操作パネルの傾斜角度の両方を調整することができなかった。また、特許文献1〜5の方法を組み合わせたとしても、原稿押さえ板の開放角度と操作パネルの傾斜角度を別個に調整する必要があり、調整作業が煩雑になるという問題点があった。なお、ここでは画像読取装置を備えた画像形成装置ついて説明したが、画像形成装置に別ユニットとして搭載される画像読取装置についても同様の問題が生じていた。
本発明は、上記問題点に鑑み、操作パネルの傾斜角度と原稿押さえ板の開放角度とを同時に且つ簡便に調整できる画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、装置本体上部の原稿載置面に対向するように、装置本体の背面側にヒンジ部を介して開閉自在に支持される原稿押さえ板と、装置本体の前面側に取り付けられ操作条件の入力及び表示を行う傾斜角度を変更可能な操作パネルと、を備えた画像読取装置において、前記操作パネルの傾斜角度に応じて前記原稿押さえ板の最大開放角度を規制する開放角度調整手段を設けたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像読取装置において、前記開放角度調整手段は、前記ヒンジ部を挟んで前記原稿押さえ板の開閉端と反対側に突設されるストッパと、前記原稿押さえ板が所定角度開放されたとき前記ストッパに当接する上下に移動可能な規制ピンと、該規制ピンの突出量を前記操作パネルの傾斜角度に応じて調整する規制ピン調整機構とで構成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像読取装置において、前記規制ピン調整機構は、前記操作パネルの傾斜角度に連動して略水平方向に往復移動する規制ピン作動レバーと、前記操作パネルの回動力を略水平方向の駆動力として前記規制ピン作動レバーに伝達する第1リンク部材と、前記規制ピン作動レバーの略水平方向の駆動力を略垂直方向の駆動力として前記規制ピンに伝達する第2リンク部材とで構成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像読取装置において、前記第1リンク部材及び前記第2リンク部材の少なくとも一方は、前記規制ピン作動レバーと回動自在に係合する複数の係合部を有することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像読取装置において、前記規制ピン調整機構は、前記規制ピンの下部に隣接して設けられた偏心カムと、該偏心カムを回転させるモータと、前記操作パネルの傾斜角度を検知する角度検知センサと、該角度検知センサの検知結果に応じて前記モータの回転を制御する制御手段とで構成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像読取装置が搭載された画像形成装置である。
本発明の第1の構成によれば、操作パネルの傾斜角度に応じて原稿押さえ板の最大開放角度が自動的に規制されるため、ユーザが視点位置の高さに応じて操作パネルの傾斜角度を調整すると同時に、原稿押さえ板の最大開閉角度も開閉が容易な角度まで小さくすることができる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の画像読取装置において、ヒンジ部を挟んで原稿押さえ板の開閉端と反対側に突設されるストッパと、原稿押さえ板が所定角度開放されたときストッパに当接する上下に移動可能な規制ピンと、規制ピンの突出量を操作パネルの傾斜角度に応じて調整する規制ピン調整機構とで開放角度調整手段を構成することにより、簡単な構成で原稿押さえ板の最大開放角度を規制することができ、コスト面でも有利となる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第2の構成の画像読取装置において、操作パネルの傾斜角度に連動して略水平方向に往復移動する規制ピン作動レバーと、操作パネルの回動力を略水平方向の駆動力として規制ピン作動レバーに伝達する第1リンク部材と、規制ピン作動レバーの略水平方向の駆動力を略垂直方向の駆動力として規制ピンに伝達する第2リンク部材とで規制ピン調整機構を構成することにより、簡易な構成で規制ピンの上下移動が可能となる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第3の構成の画像読取装置において、第1リンク部材及び第2リンク部材の少なくとも一方は、規制ピン作動レバーと回動自在に係合する複数の係合部を設けることにより、係合部を選択して操作パネルの傾斜角度の調整量に対する原稿押さえ板の最大開放角度の変動比を複数段階に変更することができる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第2の構成の画像読取装置において、規制ピンの下部に隣接して設けられた偏心カムと、偏心カムを回転させるモータと、操作パネルの傾斜角度を検知する角度検知センサと、角度検知センサの検知結果に応じてモータの回転を制御する制御手段とで規制ピン調整機構を構成することにより、簡易な構成で規制ピンの上下移動が可能となる。また、操作パネルの傾斜角度の調整量に対する原稿押さえ板の最大開放角度の変動比も容易に変更可能となる。
また、本発明の第6の構成によれば、第1乃至第5のいずれかの構成の画像読取装置を搭載することにより、ユーザの姿勢に応じて、操作及び表示の視認がし易い操作パネルの傾斜角度と、容易に開閉できる原稿押さえ板の最大開放角度とを同時に設定可能な操作性に優れた画像形成装置となる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る画像読取装置が搭載された画像形成装置の外観斜視図、図2は、図1の画像形成装置の右側面図、図3は、第1実施形態の画像読取装置の側面図である。従来例の図8と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。本発明の画像形成装置100では、操作パネル8は回動軸8aを中心として画像読取装置2に対し上下方向の傾斜角度を変更可能に設けられている。原稿押さえ板10は装置本体上部の原稿載置面2aに対向するように、回動軸10a(図5参照)を中心として上下に開閉可能に支持されている。原稿押さえ板10の背面側端部にはストッパ11が突設されており、原稿押さえ板10を閉状態から徐々に開放していくとき、ストッパ11が画像読取装置2の上面且つ装置奥側の端部において上下に移動可能に設けられた規制ピン13に当接することにより、原稿押さえ板10の最大開放角度が規制される。
また、操作パネル8の回動軸8aには操作パネル8に連動して回動する第1リンク部材15が連結されており、第1リンク部材15は規制ピン作動レバー17の一端に連結されている。規制ピン作動レバー17の他端は第2リンク部材19を介して規制ピン13の下端部に連結されている。第1リンク部材15、規制ピン作動レバー17、及び第2リンク部材19は、規制ピン13の突出量を操作パネル8の傾斜角度に応じて調整する規制ピン調整機構を構成している。
図4は、図3における第1リンク部材15周辺の拡大図であり、図5は、図3における第2リンク部材19周辺の拡大図である。図4に示すように、第1リンク部材15は、回動軸8aを中心に操作パネル8に連動して回動する円状部15aと、円状部15aの外周縁から突出する連結部15bとから成り、連結部15bには規制ピン作動レバー17の一端が回動自在に係合する係合ピン(係合部)20a、20bが設けられている。なお、ここでは規制ピン作動レバー17は係合ピン20aに係合している。
また、図5に示すように、第2リンク部材19は、支点21において画像読取装置2の側面に回動自在に支持される円状部19aと、円状部19aの外周縁から突出する連結部19bとから成り、連結部19bには規制ピン作動レバー17の一端が回動自在に係合する係合ピン23a、23bが設けられている。なお、ここでは規制ピン作動レバー17は係合ピン23aに係合している。原稿押さえ板10は、回動軸10a(ヒンジ部)を中心として上下に開閉可能となっている。
円状部19aの外周縁近傍には連結ピン25が設けられている。連結ピン25は、連結部19b、支点21、及び連結ピン25のなす角が略直角となる位置において係合ピン23a、23と反対方向(図の紙面裏側方向)、つまり画像読取装置2の内部に突出しており、規制ピン13の下端部に形成された長孔13aに摺動可能に係合している。また、規制ピン13の側面に近接してガイド部材27a、27bが配置されており、規制ピン13はガイド部材27a、27bに沿って上下に移動可能となっている。
次に、図4及び図5を用いて第1リンク部材15、規制ピン作動レバー17、第2リンク部材19及び規制ピン13の動作を詳細に説明する。図4の状態から、操作パネル8を下向きに傾斜させると、第1リンク部材15も回動軸8aを中心に矢印A方向に回動する。これにより、連結部15bは破線で示す位置まで移動するため、規制ピン作動レバー17も矢印B方向に移動する。即ち、第1リンク部材15は操作パネル8の回動力を略水平方向の駆動力として規制ピン作動レバー17に伝達する役割を果たす。
一方、図5に示すように、規制ピン作動レバー17の矢印B方向への移動に伴い第2リンク部材19は支点21を中心に矢印A方向に回動し、連結部19bが破線で示す位置まで移動する。また、円状部19a上の連結ピン25も矢印A方向に移動する。従って、第2リンク部材19の回動に伴い、連結ピン25は長孔13a内を図中左方向に移動しながらガイド部材27a、27bに沿って規制ピン13を矢印C方向に押し上げる。即ち、第2リンク部材19は規制ピン作動レバー17の略水平方向の駆動力を略垂直方向(矢印C方向)の駆動力として規制ピン13に伝達する役割を果たす。
そして、傾斜した操作パネル8を再び水平方向に戻していくと、第1リンク部材15、規制ピン作動レバー17、第2リンク部材19は上記と逆方向に動くため、規制ピン13は下向きに引き下げられる。
以上説明したような機構により、操作パネル8の水平方向に対する傾斜角度を大きくした場合は規制ピン13が上昇して原稿押さえ板10の最大開放角度が小さくなり、操作パネル8の水平方向に対する傾斜角度を小さくした場合は規制ピン13が下降して原稿押さえ板10の最大開放角度が大きくなる。従って、車椅子利用者や椅子に座ったままのユーザは、操作及び表示の視認がし易い操作パネル8の傾斜角度と、容易に開閉できる原稿押さえ板10の最大開放角度とを同時に設定することができる。
また、例えば規制ピン作動レバー17を第1リンク部材15の係合ピン20bと第2リンク部材19の係合ピン23aとに係合させた場合、係合ピン20bは係合ピン20aよりも連結部15bの内側(回動軸8a寄り)に位置するため、第1リンク部材15の回動量に対する規制ピン作動レバー17の移動量が小さくなる。従って、係合ピン20a、23aを選択した図4及び図5の構成に比べて第2リンク部材19の回動量(規制ピン13の移動量)は小さくなり、原稿押さえ板10の最大開放角度の変化量も小さくなる。
一方、規制ピン作動レバー17を第1リンク部材15の係合ピン20aと第2リンク部材19の係合ピン23bとに係合させた場合、係合ピン23bは係合ピン20aよりも連結部19bの内側(支点21寄り)に位置するため、規制ピン作動レバー17の移動量に対する第2リンク部材19の回動量(規制ピン13の移動量)は大きくなる。従って、図4及び図5の構成に比べて原稿押さえ板10の最大開放角度の変化量は大きくなる。
即ち、本実施形態の規制ピン調整機構では、規制ピン作動レバー17と係合させる第1リンク部材15の係合ピン20a、20b、及び第2リンク部材19の係合ピン23a、23bを選択することにより、操作パネル8の傾斜角度の調整量に対する原稿押さえ板10の最大開放角度の変動比(角度比)を3段階に変更することができる。
なお、ここでは第1リンク部材15及び第2リンク部材19の連結部15b、19bにそれぞれ2個の係合ピン20a、20b及び23a、23bを設けたが、3個以上の係合ピンを設けても良い。また、第1リンク部材15及び第2リンク部材19のいずれか一方のみに複数の係合ピンを設けても良い。さらに、規制ピン作動レバー17側に係合ピンを設け、第1リンク部材15及び第2リンク部材19側に複数の係合穴(係合部)を設けることも可能である。
図6は、本発明の第2実施形態に係る画像読取装置の概略側面図である。第1実施形態の図3と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態においては、規制ピン調整機構として、第1実施形態の第1リンク部材15、規制ピン作動レバー17及び第2リンク部材19に代えて、規制ピン13の下端に当接する偏心カム30と、偏心カム30を回転するモータ31とが配置されており、偏心カム30の大径部を当接させて規制ピン13を上昇させ、偏心カム30の小径部を当接させて規制ピン13を下降させるようになっている。さらに操作パネル8の傾斜角度を検知する角度検知センサ33と、角度検知センサ33の検知結果に基づいてモータ31の駆動を制御する制御部35とが設けられている。
角度検知センサ33は、操作パネル8の回動軸8a近傍に配置されており、傾斜角度情報を制御部35に送信する。検知センサ33としては、例えば回動軸8aに可変抵抗器(図示せず)を連結しておき、操作パネル8の傾斜角度に応じて変化する可変抵抗器の抵抗値を測定する抵抗値測定装置が挙げられる。また、フォトインタラプタ、フォトダイオード、フォトトランジスタ、フォトIC等の各種の光センサを使用することもできる。
制御部35は、角度検知センサ33から送信された検知信号に基づいてモータ31の回転を制御することにより、駆動軸に固定された偏心カム30の回転量を制御する。例えば図6に示すように、操作パネル8の傾斜角度が略水平である場合は、回動軸8aに連結された可変抵抗器の抵抗値が初期値(基準抵抗値)となっている。このとき、偏心カム30の小径部が規制ピン13の下端に当接しており、規制ピン13は画像読取装置2の上面よりも下方に位置している。また、原稿押さえ板10はストッパ11が画像読取装置2の上面に当接する位置まで開放可能であり、最大開放角度はθ1となっている。
一方、図7に示すように、操作パネル8が所定角度だけ下向きに傾斜された場合には、可変抵抗器の抵抗値が基準抵抗値から変化する。この抵抗値の変化量を角度検知センサ33により検知し、検知信号は制御部35に送信される。制御部35は、受信した検知信号に基づいてモータ31に駆動信号を送信し、規制ピン13の下端に当接する偏心カム30の径が大きくなる方向に所定角度だけ回転させる。
これにより、規制ピン13は画像読取装置2の上面よりも上方に突出するため、原稿押さえ板10の最大開放角度はθ1からストッパ11が規制ピン13に当接するθ2まで減少する。抵抗値の変化量は操作パネル8の傾斜角度に比例するため、操作パネル8の傾斜角度が大きくなるほど規制ピン13の上昇量は増加し、原稿押さえ板10の最大開放角度は小さくなる。
本実施形態においても、角度検知センサ33により検知される操作パネル8の傾斜角度の変化量(抵抗値の変化量)に対するモータ31の回転量、或いは偏心カム30の大径部と小径部の比を適宜設定することにより、第1実施形態と同様に、操作パネル8の傾斜角度の調整量に対する原稿押さえ板10の最大開放角度の変動比(角度比)を変更することができる。
モータ31としては、偏心カム30の回転量の制御が可能なモータであれば特に制限はないが、例えば一定周期の駆動波形で駆動されるステッピングモータ等のパルスモータを用いることとすれば、モータ31に送信する駆動パルスの制御により偏心カム30の回転量の微調整が容易となるため好ましい。
その他本発明は、上記各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記各実施形態ではストッパ11と規制ピン13とを用いる開放角度調整手段のみを例示したが、これに限定されるものではなく、原稿押さえ板10の回動を直接規制する機構を回動軸10aに設けても良い。
また、上記第1実施形態では、規制ピン13を上下させる規制ピン調整機構として、第1リンク部材15、規制ピン作動レバー17、第2リンク部材19を用いているが、規制ピン作動レバー17に代えて、ワイヤーやベルト等の他の駆動伝達手段を用いても良い。また、第2実施形態で用いた偏心カム30に代えて、規制ピン13とモータ31の駆動軸とをギヤ列で連結する構成としても良い。
また、上記第2実施形態では、角度検知センサ33の検知結果に応じてモータ31の駆動を制御する制御部35を設けることとしたが、専用の制御部35を設けずに、画像形成装置本体の制御部と兼用することも可能である。また、モータ31に代えてソレノイド等の従来公知の駆動手段を用いることもできる。
また、上記各実施形態では、原稿押さえ板10に原稿搬送装置が付設されていない構成についてのみ説明したが、図8のように原稿搬送装置9を備えた原稿押さえ板10についても全く同様に適用できるのはもちろんである。
本発明は、装置本体上部の原稿載置面に対向するように、装置本体の背面側にヒンジ部を介して開閉自在に支持される原稿押さえ板と、装置本体の前面側に取り付けられ操作条件の入力及び表示を行う傾斜角度を変更可能な操作パネルと、操作パネルの傾斜角度に応じて原稿押さえ板の最大開放角度を規制する開放角度調整手段を設けた画像読取装置である。
これにより、ユーザの姿勢に応じて、操作及び表示の視認がし易い操作パネルの傾斜角度と、容易に開閉できる原稿押さえ板の最大開放角度とを同時に設定可能な操作性に優れた画像読取装置を提供することができる。
また、開放角度調整手段を、原稿押さえ板から突出するストッパ及びストッパに当接する規制ピンと、操作パネルの傾斜角度に連動して往復移動する規制ピン作動レバーと、操作パネルの傾斜角度を規制ピン作動レバーに伝達する第1リンク部材と、規制ピン作動レバーの駆動力を規制ピンに伝達する第2リンク部材とで構成したので、簡単な構成で操作パネルの傾斜角度に応じて規制ピンを上下させることができ、別途複雑な構成の駆動機構を設ける必要がないため、操作性に優れた画像読取装置を簡便且つ低コストで提供することができる。
また、規制ピンの下部に隣接して設けられた偏心カムと、偏心カムを回転させるモータとを設け、角度検知センサを用いて原稿押さえ板の位置を検知するとともに、制御手段により検知結果に基づいてモータの回転を制御することとしたので、簡易な構成で規制ピンの上下移動が可能となり、操作パネルの傾斜角度の調整量に対する原稿押さえ板の最大開放角度の変動比も容易に変更可能な画像読取装置を提供することができる。
は、本発明の第1実施形態に係る画像読取装置が搭載された画像形成装置の外観斜視図である。 は、図1における画像形成装置の右側面図である。 は、第1実施形態の画像読取装置の側面図である。 は、図3における第1リンク部材周辺の部分拡大図である。 は、図3における第2リンク部材周辺の部分拡大図である。 は、本発明の第2実施形態に係る画像読取装置において、操作パネルを略水平状態とした状態を示す側面断面図である。 は、第2実施形態の画像読取装置において、操作パネルを所定量傾斜させた状態を示す側面断面図である。 は、従来の画像形成装置の外観斜視図である。
符号の説明
1 本体ハウジング
2 画像読取装置
2a 原稿載置面
8 操作パネル
8a 回動軸(操作パネル)
10 原稿押さえ板
10a 回動軸(原稿押さえ板)
11 ストッパ
13 規制ピン
15 第1リンク部材
17 規制ピン作動レバー
19 第2リンク部材
20a、20b 係合ピン(第1リンク部材)
23a、23b 係合ピン(第2リンク部材)
30 偏心カム
31 モータ
33 角度検知センサ
35 制御部(制御手段)
100 画像形成装置

Claims (6)

  1. 装置本体上部の原稿載置面に対向するように、装置本体の背面側にヒンジ部を介して開閉自在に支持される原稿押さえ板と、
    装置本体の前面側に取り付けられ操作条件の入力及び表示を行う傾斜角度を変更可能な操作パネルと、
    を備えた画像読取装置において、
    前記操作パネルの傾斜角度に応じて前記原稿押さえ板の最大開放角度を調整する開放角度調整手段を設けたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記開放角度調整手段は、前記ヒンジ部を挟んで前記原稿押さえ板の開閉端と反対側に突設されるストッパと、前記原稿押さえ板が所定角度開放されたとき前記ストッパに当接する上下に移動可能な規制ピンと、該規制ピンの突出量を前記操作パネルの傾斜角度に応じて調整する規制ピン調整機構とで構成されることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記規制ピン調整機構は、前記操作パネルの傾斜角度に連動して略水平方向に往復移動する規制ピン作動レバーと、前記操作パネルの回動力を略水平方向の駆動力として前記規制ピン作動レバーに伝達する第1リンク部材と、前記規制ピン作動レバーの略水平方向の駆動力を略垂直方向の駆動力として前記規制ピンに伝達する第2リンク部材とで構成されることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記第1リンク部材及び前記第2リンク部材の少なくとも一方は、前記規制ピン作動レバーと回動自在に係合する複数の係合部を有することを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記規制ピン調整機構は、前記規制ピンの下部に隣接して設けられた偏心カムと、該偏心カムを回転させるモータと、前記操作パネルの傾斜角度を検知する角度検知センサと、該角度検知センサの検知結果に応じて前記モータの回転を制御する制御手段とで構成されることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像読取装置が搭載された画像形成装置。
JP2007279931A 2007-10-29 2007-10-29 画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置 Pending JP2009111550A (ja)

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