JP2008118528A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車椅子等を使用したユーザーがプラテンガラスに原稿を載せるために必要なスペースを得るまでプラテンカバーを開けることができる画像形成装置を得る。
【解決手段】車椅子を使用したユーザーがプラテンカバー50を開く場合は、ユーザーは手を伸ばして収納位置にあるリンク部材58の把手66を握り、引き寄せる。リンク部材58をピン62中心に回動させ、U溝56に円柱部材54を係合させる。次に、ユーザーが把手66を斜め上方に突き出し、リンク部材58のスライド溝60をピン62に沿ってスライドさせ、U溝56に係合した円柱部材54を押し上げ、プラテンカバー50を開ける。ピン62をロック溝64に係合させることで、プラテンカバー50は開放状態で保持される。このように、車椅子を使用したユーザーがプラテンガラスに原稿を載せるために必要なスペースを得るまでプラテンカバー50を開けることができる。
【選択図】図1
【解決手段】車椅子を使用したユーザーがプラテンカバー50を開く場合は、ユーザーは手を伸ばして収納位置にあるリンク部材58の把手66を握り、引き寄せる。リンク部材58をピン62中心に回動させ、U溝56に円柱部材54を係合させる。次に、ユーザーが把手66を斜め上方に突き出し、リンク部材58のスライド溝60をピン62に沿ってスライドさせ、U溝56に係合した円柱部材54を押し上げ、プラテンカバー50を開ける。ピン62をロック溝64に係合させることで、プラテンカバー50は開放状態で保持される。このように、車椅子を使用したユーザーがプラテンガラスに原稿を載せるために必要なスペースを得るまでプラテンカバー50を開けることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、シート材に画像を形成する画像形成装置に関する。
画像形成装置には、原稿が載置されるプラテンガラスを覆うプラテンカバーを後方へ開けるため、把手がプラテンカバーの前面に設けられている。
しかし、車椅子を使用するユーザーが正面から画像形成装置に接近して、この把手を握ってプラテンカバーを開けようとすると、把手はプラテンカバーの開度が増すに従って後方(ユーザーに対して反対方向)へ移動し、ユーザーから離れる。このため、車椅子に座るユーザーは、原稿をプラテンガラスに載せるときにプラテンカバーをジャマにならない開度まで開くことができない。
そこで、プラテンカバーの側面に把手を設け、車椅子を使用したユーザーが、画像成形装置の側方へ接近してこの把手を押し上げることで、プラテンカバーを開けることができる画像形成装置が提案されている。(特許文献1)
特開2003−110768公報
しかし、この画像形成装置によると、車椅子を使用するユーザーは、手の届く範囲でしかプラテンカバーを開けることはできない。つまり、プラテンカバーの高さが高い場合、ユーザーは、プラテンガラスの上に原稿を載せるのに必要なスペースを得るまでプラテンカバーを開けることができないことが考えられる。
本発明は、上記事実を考慮し、車椅子等を使用したユーザーがプラテンガラスに原稿を載せるために必要なスペースを得るまでプラテンカバーを開けることができる画像形成装置を提供することが課題である。
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、原稿が載置されるプラテンガラスと、前記プラテンガラス上に載置された原稿を押圧保持するプラテンカバーと、前記プラテンカバーの側面に設けられた係合部材と、装置本体の側面に上下方向へ移動可能に取り付けられたリンク部材と、前記リンク部材の上端部に設けられ、前記リンク部材を上方へ移動させると前記係合部材と係合し前記プラテンカバーを開閉すると共に、前記プラテンカバーを把持して開閉させるときに前記係合部材と係合しない位置にある溝部と、前記プラテンカバーの下方に設けられ、前記リンク部材を上下方向へ移動させる操作部と、を有することを特徴とする。
上記構成によれば、プラテンガラス上に原稿を載置する場合に、車椅子を使用したユーザーは、プラテンカバーの下方に設けられた操作部を操作してリンク部材を上方へ移動させ、リンク部材の先端に設けられた溝部をプラテンカバーの側面に設けられた係合部と係合させてプラテンカバーを開閉する。
このように、車椅子等を使用したユーザーはプラテンガラスに原稿を載せるために必要なスペースを得るまでプラテンカバーを開けることができる。
一方、プラテンカバーを把持して開閉させるときに溝部は、係合部材と係合しない位置にあるため、健常者は、リンク部材に干渉されずに通常どおりプラテンカバーを開閉することができる。
本発明の請求項2に係る画像形成装置は、請求項1記載において、前記溝部には、前記リンク部材の収納位置で、前記係合部材と干渉しないように開放された開放部が形成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、リンク部材の収納位置で、係合部材と干渉しないように開放された開放部が溝部に設けられているため、プラテンカバーを把持して開閉するときには、溝部と係合部が係合することはない。
本発明の請求項3に係る画像形成装置は、請求項1又は2記載において、前記操作部は、前記リンク部材に設けられた把手であって、前記把手が前記リンク部材の長手方向に沿って複数個設けられていることを特徴とする。
上記構成によれば、把手がリンク部材の長手方向に沿って複数個設けられているため、車椅子を使用するユーザーは、手が届き易い把手を握ってリンク部材を操作してプラテンカバーを開閉することができる。
本発明の請求4に係る画像形成装置は、請求項1乃至3何れか1項記載において、前記リンク部材には、前記リンク部材の長手方向に沿って伸びるスライド溝が設けられ、前記装置本体の側面には、前記スライド溝が嵌るピンが設けられていることを特徴とする。
上記構成によれば、リンク部材のスライド溝がピンに嵌められるため、車椅子を使用するユーザーは、リンク部材をピンを中心に回動させたり、上下方向に移動させたりすることができる。これにより、リンク部材からプラテンカバーの係合部材にプラテンカバーの開度に応じた力を与えることができる。
本発明の請求項5に係る画像形成装置は、請求項4記載において、前記ピンが係合して前記リンク部材を所定の位置でロックするロック部が前記スライド溝につながって設けられていることを特徴とする。
上記構成によれば、スライド溝につながって設けられたロック部がピンと係合し、リンク部材を所定の位置でロックする。このため、リンク部材をロックした状態で、ユーザーは操作部から手を離してプラテンガラス上に原稿を載せることができる。
本発明の請求項6に係る画像形成装置は、請求項1又は2記載において、前記操作部は、装置本体に回動可能に取り付けられたレバーと、前記レバーの回転軸に設けられ、前記プラテンカバーを開ける方向だけに回転すると共に、ギア歯を有しない歯無部を備えるラチェットギアと、前記ラチェットギアから回転力が伝達されると共に、前記プラテンカバーの所定の開放位置で前記歯無部と対向するギア群と、前記リンク部材に設けられ、前記ギア群と噛合うラックギアと、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、プラテンカバーが閉じている状態で、車椅子を使用するユーザーが、レバーを前後に揺動させると、ラチェットギアがプラテンカバーを開ける方向に回転する。さらに、回転するラチェットギアは、ギア群を回転させ、ギア群は、ギア群と噛合うラックギアを介してリンク部材を移動させ、プラテンカバーを開ける。
また、ラチェットギアに歯無部が設けられており、ラチェットギアから回転力が伝達されるギア群がプラテンカバーの所定の開放位置でラチェットギアの歯無部と対向すると、ギア群が回転自在となる。これにより、リンク部材がプラテンカバーの自重で押され、ギア群を逆回転させながら、プラテンカバーが閉じる。
このように、車椅子を使用したユーザーはプラテンガラスに原稿を載せるために必要なスペースを得るまでプラテンカバーを開けることができる。
本発明の請求項7に係る画像形成装置は、請求項6記載において、前記ラックギアと噛合うと共に、回転抵抗力が付与されたダンパーギアを備えることを特徴とする。
上記構成によれば、ラックギアには、回転抵抗力が付与されたダンパーギアが噛合っているため、プラテンカバーが閉じる場合に、ダンパーギアの回転抵抗力がラックギアに付与され、プラテンカバーをゆっくり閉じることができる。
本発明によれば、車椅子等を使用したユーザーがプラテンガラスに原稿を載せるために必要なスペースを得るまでプラテンカバーを開けることができる。
本発明の画像形成装置10の第1実施形態を図1から図5に従って説明する。
図5に示されるように、画像形成装置10は、シート材Pに画像形成を行う装置本体部12を備え、装置本体部12内にイエロのトナー画像を形成する現像器24Y、マゼンタのトナー画像を形成する現像器24M、シアンのトナー画像を形成する現像器24C、及びブラックのトナー画像を形成する現像器24Kが上から順に縦方向に配置されている。なお、YMCKを区別する必要がある場合は、符号の後に、Y、M、C、Kのいずれかを付して説明し、YMCKを区別する必要がない場合は、YMCKを省略する。
一方、現像器24の上方に配置された感光体カートリッジ18は、ドラム状の感光体22と、この感光体22の表面を帯電させる帯電ローラ26を備えている。さらに、感光体22の表面を露光して静電潜像を形成する各色に対応した光走査装置14が感光体カートリッジ18に隣接して配置されている。
また、現像器24Y、24M、24C、24Kに備えられた現像ローラ20は、感光体22の静電潜像をそれぞれイエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、クロ(K)のトナーで現像して可視化する。
さらに、感光体22のトナー画像をシート材Pに転写する転写ローラ30が感光体22に対向して配置され、画像形成部46を構成している。
一方、装置本体部12内の下方部には、シート材Pを収容する給紙カセット16が設けられている。この給紙カセット16には、シート材Pを所定のタイミングで送り出すフィードローラ32が設けられており、フィードローラ32と現像器24Kとの間に位置するシート材Pの搬送経路28には、ニップ搬送ローラ34が設けられると共に、ニップ搬送ローラ34の下流側には、光学式のシート材通過センサ36が配置されている。
このシート材通過センサ36は、シート材Pの先端を検出するものであり、この検出タイミングに基づいて、各光走査装置14の静電潜像の書込タイミングが制御される。さらに、現像器24Yの下流側に位置する搬送経路28には、トナー画像を加熱圧着することでシート材Pに定着させる定着装置38が設けられており、この定着装置38の筐体39の内部には、ヒータを内蔵した定着ローラ38Aと加圧ローラ38Bとが設けられている。
この定着装置38の下流側には、トナー画像が定着されたシート材Pを案内する案内部材48と、案内部材48によって案内されたシート材Pを装置本体部12の側面に設けられた排出トレイ42に案内する複数の搬送ローラ52及び排出ローラ40が設けられている。
さらに、装置本体部12の上部には、原稿シート材Pの画像情報を読み取る画像読取部が設けられており、プラテンカバー50を開いてプラテンガラス(図示省略)に原稿シート材Pを載置し、さらに、プラテンカバー50を閉じて載置された原稿シート材Pを押圧し、原稿シート材Pの画像情報を読み取ることができる。なお、プラテンカバー50の開閉方法については詳細を後述する。
上記構成による画像形成装置10では、次のようにして画像が形成される。
まず、図5に示されるように、電圧が印加された帯電ローラ26は、感光体22の表面を予定の帯電部電位で一様にマイナス帯電する。
続いて、プラテンガラスに載せられた原稿シート材Pの画像情報を画像読取装置(図示省略)が読み取り、この画像情報に基づいて光走査装置14が帯電された感光体22を露光し、感光体22上に静電潜像を形成させる。
すなわち、画像読取装置からの画像情報に基づき、光走査装置14から出射されるレーザをオン・オフすることによって画像情報に対応した静電潜像が感光体22上に形成される。
また、感光体22上の静電潜像は現像ローラ20を通過する時に現像器24に担持されたトナーで現像され、トナー画像として可視化される。
そこで、給紙カセット16に収納され、フィードローラ32によって送り出されたシート材Pが、感光体22と転写ローラ30との間の画像形成部46を通り、トナー画像がシート材Pに転写される。この転写されたトナー画像は、定着装置38に備えられた定着ローラ38Aと加圧ローラ38Bの間を挟持搬送されることで加熱圧着されてシート材Pに定着される。
また、トナー画像が定着されたシート材Pは、案内部材48に案内され、排出ローラ40によって装置本体部12の側面に設けられた排出トレイ42に排出される。
次に、プラテンカバー50の開閉方法について詳細に説明する。
図4に示されるように、プラテンカバー50の側面(プラテンカバー50の開閉方向の側面)には、自由端側に係合部材としての円柱部材54が設けられている。さらに、後述する操作時にこの円柱部材54と係合するU溝56が先端部に形成された板状のリンク部材58が装置本体部12の側面に設けられている。
詳細には、U溝56は、プラテンカバー50の開閉方向の前後に伸びて後方に開放部56Bを有する円弧形状をしている。U溝56の下方には、上下方向に伸びるスライド溝60がリンク部材58に設けられている。また、スライド溝60は、装置本体部12に設けられた円柱状のピン62に嵌められており、このスライド溝60をピン62に沿って移動させることで、リンク部材58を操作する構成となっている。
また、スライド溝60の下端には、ロック部としてのJ字形状のロック溝64がスライド溝60につながって設けられており、ピン62をこのロック溝64に係合させることで、リンク部材58が後述するプラテンカバー50の開放位置で保持されるようになっている。
さらに、ロック溝64の下方には、リンク部材58を操作するための操作部としての把手66が開口されており、ユーザーはこの把手66を握って、リンク部材58を操作することができる。
この構成により、車椅子を使用したユーザーがプラテンカバー50を開く場合は、先ず、図1(A)に示されるように、画像形成装置10に側方から接近し、ユーザーは手を伸ばして収納位置にあるリンク部材58の把手66を握る。次に、図1(B)に示されるように、把手66を引き寄せ、リンク部材58をピン62中心に回動させ、U溝56に円柱部材54を係合させる。なお、側方からみて、収納位置にあるリンク部材58は、画像形成装置10より前方(ユーザーが作業する側)に突出することなく配置されている。
次に、図2(A)に示されるように、ユーザーが把手66を斜め上方に突き出し、リンク部材58のスライド溝60をピン62に沿ってスライドさせ、U溝56に係合した円柱部材54を押し上げ、プラテンカバー50を開ける。さらに、図2(B)に示されるように、ピン62をロック溝64に係合させることで、プラテンカバー50は開放状態で保持される。
ここで、U溝56には、半円状の突起部56Aが設けられており、円柱部材54は、突起部56Aと当接し、リンク部材58はその位置で安定して保持される。
なお、プラテンカバー50を閉じる場合は、ロック溝64とピン62の係合を解除し、スライド溝60をピン62に沿ってスライドさせることで、開放する手順と逆の手順によって、プラテンカバー50を閉じることができる。ここで、回転軸68にダンパー(図示省略)を設けることで、プラテンカバー50が急激に閉じることを防止することができる。
従って、車椅子を使用したユーザーがプラテンガラスに原稿を載せるために必要なスペースを得るまでプラテンカバー50を開けることができる。
また、プラテンカバー50を開放した状態で、ロック溝64にピン62を係合させることで、ユーザーはリンク部材58から手を離してプラテンガラス上に原稿シート材Pを載せることができる。
また、プラテンカバー50にリンク部材58からの力を伝達する円柱部材54がプラテンカバー50の側面に設けられているため、円柱部材54の前後位置を調整することでプラテンカバー50の回転軸68からの距離を調整することができ、これにより、ユーザーの操作力を軽減することができる。
一方、健常者がプラテンカバー50を開く場合は、先ず、図3(A)に示されるように、画像形成装置10に正面から接近し、ユーザーはプラテンカバー50の前端部を握り、図3(B)に示されるように、手を斜め上方に伸ばして、プラテンカバー50を開放する。
ここで、U溝56の溝壁には、その後方に円柱部材54と干渉しないように開放部56Bが設けられており、リンク部材58の収納位置では、U溝56と円柱部材54は係合しない構成となっている。このため、プラテンカバー50を開いても、リンク部材58は移動しない。
従って、健常者が、プラテンカバー50を開閉する場合は、リンク部材58が障害となる事無く、従来どおり、プラテンカバー50を開閉することができる。
また、側方からみて、収納位置にあるリンク部材58は、画像形成装置10より前方(ユーザーが作業する側)に突出していないため、リンク部材58が邪魔になることはない。さらに、リンク部材58を画像形成装置10の内部に設けることで、画像形成装置10の側面に突出しない構成としてもよい。
次に本発明の画像形成装置10の第2実施形態を図6に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略する。
図6に示されるように、この実施形態では第1実施形態とは違い、リンク部材58の長手方向に沿って、把手70が複数個設けられている。このため、車椅子を使用するユーザーは、手が届き易い把手70を握って容易にプラテンカバー50を開閉することができる。
次に本発明の画像形成装置10の第3実施形態を図7から図11に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略する。
図11に示されるように、この実施形態では第1実施形態とは違い、プラテンカバー50の側面に設けられた円柱部材54を押し上げるU溝94を備えた板状のリンク部材80には、上下に伸びるラックギア82が設けられている。
詳細には、図7に示されるように、U溝94は、前後方向に伸びて前方に開放部94Bを有しており、U溝94の下方には、上下に伸びるラックギア82が、リンク部材80の前後面に設けられている。
このラックギア82の前方には、ラックギア82と噛合って従動回転するギア群84が設けられており、ギア群84は、ラックギア82と噛合う第1ギア84Aと第1ギア84Aと噛合う第2ギア84Bとから構成されている。
また、第2ギア84Bと対向する位置には、プラテンカバー50を開く方向だけに回転し、さらに、ギア歯を有しない歯無部86Aを備えるラチェットギア86が設けられている。
また、ラチェットギア86の回転軸には、把手88Aを備えたレバー88の回転軸が設けられている。さらに、レバー88とラチェットギア86の間には、プラテンカバー50を開く方向の回転力だけをレバー88からラチェットギア86に伝達するワンウェイクラッチ90が設けられている。
さらに、レバー88の中央部には、レバー88を一の方向に付勢するコイルスプリング96の一端が固定されており、コイルスプリング96の他端は、装置本体部12に固定されている。なお、レバー88の回転軸には、図示せぬ回転ストッパーが設けられており、レバー88は、コイルスプリング96に付勢され所定の位置で保持されるようになっている。
つまり、ユーザーがレバー88を図中A方向及びB方向に往復回動させると、この回転力がラチェットギア86に伝達され、ラチェットギア86は、C方向のみに回転するようになっている。
一方、ラックギア82の第1ギア84Aと対向する位置には、ラックギア82と噛合い、さらに、回転抵抗力が付与されたダンパーギア92が設けられている。
この構成により、車椅子を使用したユーザーがプラテンカバー50を開く場合は、先ず、図7に示されるように、画像形成装置10に側方から接近し、ユーザーは手を伸ばして収納位置にあるレバー88の把手88Aを握り、レバー88をA方向及びB方向に往復回動させる。
レバー88を往復回動させると、図8に示されるように、ラチェットギア86が矢印C方向に回転し、ラチェットギア86が第2ギア84Bと噛合い、第2ギア84Bが矢印D方向に回転する。さらに、第2ギア84Bが矢印D方向に回転すると、第2ギア84Bと噛合う第1ギア84Aは、矢印E方向に回転し、ラックギア82が上方へ移動する。
ラックギア82が上方へ移動することで、円柱部材54がリンク部材80のU溝94に押し上げられ、プラテンカバー50が開き始める。
図9に示されるように、円柱部材54がリンク部材80によって押し上げられ、プラテンカバー50が全開放されると、ラチェットギア86の歯無部86Aが、第2ギア84Bと対向し、ギア群84は、回転自在となる。
ギア群84が回転自在になることで、リンク部材80は、プラテンカバー50の荷重により下方に移動し始め、プラテンカバー50が閉じ始める。ここで、ラックギア82には、回転抵抗力が付与されたダンパーギア92が噛合っている。このため、リンク部材80はゆっくり下方に移動し、プラテンカバー50はゆっくり閉じ、図7に示すように、プラテンカバー50を閉じることができる。
従って、車椅子を使用したユーザーがレバー88の把手88Aを握り往復回動させることで、プラテンカバー50を開き、把手88Aから手を離してプラテンガラス上に原稿シート材Pを載置することができる。さらに、プラテンカバー50を閉じる時は、ユーザーは、さらにレバー88を回動させ、プラテンカバー50を全開放することで、ラチェットギア86の歯無部86Aを第2ギア84Bに対向させ、プラテンカバー50を閉じることができる。
一方、健常者がプラテンカバー50を開く場合は、図10に示されるように、画像形成装置10に正面から接近し、ユーザーはプラテンカバー50の前端部を握り、手を斜め上方に伸ばして、プラテンカバー50を開放する。
ここで、U溝94には、その前方に開放部94Bが設けられており、リンク部材58の収納位置では、U溝94と円柱部材54は係合しない構成となっている。このため、プラテンカバー50を開いても、リンク部材58は移動しない。
10 画像形成装置
12 装置本体部
50 プラテンカバー
54 円柱部材
56B 開放部
56 U溝(溝部)
58 リンク部材
60 スライド溝
62 ピン
64 ロック溝
66 把手(操作部)
70 把手(操作部)
80 リンク部材
82 ラックギア
84 ギア群
86 ラチェットギア
86A 歯無部
88 レバー
88A 把手(操作部)
90 ワンウェイクラッチ
92 ダンパーギア
94B 開放部
94 U溝(溝部)
12 装置本体部
50 プラテンカバー
54 円柱部材
56B 開放部
56 U溝(溝部)
58 リンク部材
60 スライド溝
62 ピン
64 ロック溝
66 把手(操作部)
70 把手(操作部)
80 リンク部材
82 ラックギア
84 ギア群
86 ラチェットギア
86A 歯無部
88 レバー
88A 把手(操作部)
90 ワンウェイクラッチ
92 ダンパーギア
94B 開放部
94 U溝(溝部)
Claims (7)
- 原稿が載置されるプラテンガラスと、
前記プラテンガラス上に載置された原稿を押圧保持するプラテンカバーと、
前記プラテンカバーの側面に設けられた係合部材と、
装置本体の側面に上下方向へ移動可能に取り付けられたリンク部材と、
前記リンク部材の上端部に設けられ、前記リンク部材を上方へ移動させると前記係合部材と係合し前記プラテンカバーを開閉すると共に、前記プラテンカバーを把持して開閉させるときに前記係合部材と係合しない位置にある溝部と、
前記プラテンカバーの下方に設けられ、前記リンク部材を上下方向へ移動させる操作部と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記溝部には、前記リンク部材の収納位置で、前記係合部材と干渉しないように開放された開放部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記操作部は、前記リンク部材に設けられた把手であって、前記把手が前記リンク部材の長手方向に沿って複数個設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
- 前記リンク部材には、前記リンク部材の長手方向に沿って伸びるスライド溝が設けられ、前記装置本体の側面には、前記スライド溝が嵌るピンが設けられていることを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の画像形成装置。
- 前記ピンが係合して前記リンク部材を所定の位置でロックするロック部が前記スライド溝につながって設けられていることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
- 前記操作部は、
装置本体に回動可能に取り付けられたレバーと、
前記レバーの回転軸に設けられ、前記プラテンカバーを開ける方向だけに回転すると共に、ギア歯を有しない歯無部を備えるラチェットギアと、
前記ラチェットギアから回転力が伝達されると共に、前記プラテンカバーの所定の開放位置で前記歯無部と対向するギア群と、
前記リンク部材に設けられ、前記ギア群と噛合うラックギアと、
を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。 - 前記ラックギアと噛合うと共に、回転抵抗力が付与されたダンパーギアを備えることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006301612A JP2008118528A (ja) | 2006-11-07 | 2006-11-07 | 画像形成装置 |
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