JP7098444B2 - 室内間仕切り用天井構造及び室内用間仕切り - Google Patents

室内間仕切り用天井構造及び室内用間仕切り Download PDF

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本発明は、室内用間仕切に適用される室内間仕切り用天井構造、及び当該天井構造を備える室内用間仕切りに関する。
従来、上述のような室内の空間を間仕切る室内用間仕切りとして、複数本の支柱の間に間仕切りパネルを連結して間仕切とする技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の室内用間仕切りは、オフィスや展示場等の室内空間を、業務環境や業務形態等の変化に容易かつ柔軟に対応して仕切ったり区画したりすることができるとともに、空間内で使用する機器及びこの機器の配線を支柱や支柱に連結された連結杆に収容することが可能な空間構造体である。
空間構造体は、室内空間を仕切る構成部材であり床面から立設した支柱と、床面に水平方向に配置された連結杆から略構成されている。空間構造体は、支柱と連結杆、連結杆同士をそれぞれ連結する連結部材と、連結杆同士を上面視L字状に連結した部分に取り付けられるコーナー部材と、支柱で囲まれた空間やこの空間内を仕切ったり区画したりする間仕切りパネルとを有している。間仕切りパネルは、一端が連結杆に移動可能に取り付けられたパネルであってもよいし、一端が連結杆に固定されたパネルであってもよい。また、一部が固定または移動可能な間仕切りパネルであってもよく、間仕切りパネルは業務環境や業務形態等に応じて適宜変更が可能である。
特開2017-89242号公報
特許文献1に記載の技術は、パネルを移動可能な連結杆であるが故に、パネルの配置されない位置には連結杆が設けられない。このため、連結杆で天井を構成する構造となると天井の配置や構成に制約が生じやすいため、室内用間仕切りに囲われた空間に天井構造を配置する構成としては改善の余地がある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、室内用間仕切りに囲われる空間に配置される天井の配置や構成に係る制約を少なくすることのできる室内間仕切り用天井構造、及び当該天井構造を備える室内用間仕切りを提供することにある。
上記課題を解決する室内間仕切り用天井構造は、複数の枠体で室内空間を間仕切る室内用間仕切りの上部に設けられている室内間仕切り用天井構造であって、前記枠体は、4本の支柱が角部材で連結されてなり、前記角部材は、前記支柱の開口端に圧接される圧接面を2面有し、それら2面の圧接面の相対角度を270度とすることで2本の前記支柱をそれぞれ90度の角度で連結することで4本の前記支柱を矩形枠状に連結させており、前記室内用間仕切りは、少なくとも2つの前記枠体を所定の間隔を空けて対向配置させているものであって、前記室内間仕切り用天井構造は、前記対向配置された前記枠体のうちの2つの前記枠体の上部を連結する天井部材を有し、前記天井部材は、前記2つの前記枠体のそれぞれから上方に延びる第1部材と、2つの前記枠体のそれぞれの前記第1部材を接続する第2部材とを備え、前記第1部材と前記第2部材とはそれぞれ前記支柱と同様の開口端を有し、前記第1部材と前記第2部材とが前記角部材で90度の角度で連結されている。
上記課題を解決する室内用間仕切りは、4本の支柱が角部材で連結されてなる複数の枠体を備える室内用間仕切りであって、前記角部材は、前記支柱の開口端に圧接される圧接面を2面有し、それら2面の圧接面の相対角度を270度とすることで2本の前記支柱をそれぞれ90度の角度で連結することで4本の前記支柱を矩形枠状に連結させており、前記室内用間仕切りは、少なくとも2つの前記枠体を所定の間隔を空けて対向配置させているとともに、前記対向配置された前記枠体のうちの2つの前記枠体の上部を連結する天井部材を備え、前記天井部材は、前記2つの前記枠体のそれぞれから上方に延びる第1部材と、2つの前記枠体のそれぞれの前記第1部材を接続する第2部材とを備え、前記第1部材と前記第2部材とはそれぞれ前記支柱と同様の開口端を有し、前記第1部材と前記第2部材とが前記角部材で90度の角度で連結される。
このような構成によれば、天井部材に必要とされる高さを確保する2つの第1部材と角部材を介してそれら2つの第1部材に連結される第2部材とで構成される天井部材によって、室内用間仕切りに囲われる上方空間を間仕切ることができるようになる。つまり、第1部材と第2部材とが枠体を構成する角部材で接続される態様で、天井部材が容易に設けられる。これにより、室内用間仕切りに囲われる空間に配置される天井の配置や構成に係る制約を少なくすることができる。例えば、第1部材の高さを天井部材がユーザに圧迫感を与えないために必要とされる高さや、天井の装飾に必要である高さとすることが容易である。また、例えば、第2部材の長さは2つの第1部材を連結できる長さである。
好ましくは、複数の前記天井部材を備え、複数の前記第2部材は、水平、かつ、平行である。
このような構成によれば、天井部材としてその設置が容易である。
好ましくは、前記第1部材と前記第2部材とはそれぞれ、前記支柱の開口端と同様の開口端を有していて、前記開口端に前記角部材の圧接面が圧接される。
このような構成によれば、支柱と同様の開口端を有する部材として第1部材と第2部材とを製造することができる。よって、室内用間仕切りに天井部材を設けることが容易になる。また、第1部材と第2部材と支柱とを共通の材料から製造できるようになる。
好ましくは、前記支柱は、長手方向に直交する断面が多角形状の多角管であり、前記多角管の外側面には、外周方向に突き出る壁状部をそれぞれ有する2つの突出部であって、前記壁状部は長手方向に平行であるとともに、前記壁状部の先端から反対側の前記壁状部に向かって突き出した張出部とを備える前記2つの突出部を有し、前記第1部材は、前記2つの突出部の間に嵌め込み固定された室内間仕切り用金具を介して前記枠体に固定される。
このような構成によれば、枠体に室内間仕切り用金具を介して第1部材を設けることが容易になる。
好ましくは、前記室内間仕切り用金具は、前記2つの突出部の長手方向において任意の位置に嵌め込み固定が可能である。
このような構成によれば、枠体の任意の場所に天井部材を設けることができる。
好ましくは、前記対向配置された前記枠体のうちの2つの前記枠体はそれぞれ、複数の前記枠体が自立可能に連結された連結枠を構成している。
このような構成によれば、自立する連結枠を構成する枠体を天井部材で連結するため、天井部材の設置が容易になる。また、枠体としてもその配置が容易になる。
本発明によれば、室内用間仕切りに囲われる空間に配置される天井の配置や構成に係る制約を少なくすることができる。
室内間仕切り用天井構造、及び室内用間仕切りの一実施形態を示す斜視図。 同実施形態における支柱の斜視図。 同実施形態における支柱を直交方向に連結する角部材の斜視図。 同実施形態における室内間仕切り用天井構造の斜視図。 同実施形態における支柱に天井構造が取り付けられている斜視図。 同実施形態における支柱に天井構造が金具を介して取り付けられる斜視図。 同実施形態における枠体に支柱を取り付ける金具の正面図。 室内間仕切り用天井構造、及び室内用間仕切りの他の実施形態を示す斜視図。 室内間仕切り用天井構造、及び室内用間仕切りのその他の実施形態を示す斜視図。
以下、図1~図7を参照して、室内間仕切り用天井構造及び室内用間仕切りの一実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態における室内用間仕切り200は、連結枠10において相対向する枠体20の上側が天井部材210で連結されている。換言すると、天井部材210が室内間仕切り用天井構造を構成する。連結枠10は、第1の仕切枠111と、第2の仕切枠112と、第3の仕切枠113とが連結部材で連結されることで構成されている。第1の仕切枠111と第2の仕切枠112とは枠が直交するように連結部材で連結され、第2の仕切枠112と第3の仕切枠113とは枠が幅方向に横並びになるように連結部材で連結されている。これにより、第2の仕切枠112と第3の仕切枠113との厚み方向が第1の仕切枠111で支持されて、連結枠10が自立可能になっている。第2の仕切枠112及び第3の仕切枠113は、同様の枠体20から構成されている。第1の仕切枠111は、第2の仕切枠112と幅方向の長さが短いことを除いて枠体20に同様である枠体20Bから構成されている。よって、本実施形態では、枠体20について説明し、以下枠体20Bについての説明は割愛する。
枠体20は、矩形状の枠として構成されており、2組の対辺のうちの一方の対辺が上部支柱20a及び下部支柱20bであり、他方の対辺が左支柱20c及び右支柱20dである。また、本実施形態では、枠体20を含んで構成される平面において、枠体20に囲まれた範囲内となる方向を枠体20の内周側とし、枠体20に囲まれた範囲外となる方向を外周側とする。
枠体20は、床面に対して上部支柱20a及び下部支柱20bが水平に配置され、床面に対して左支柱20c及び右支柱20dが垂直に配置される。枠体20は、4つの支柱のうちの直交する2つの支柱のそれぞれが、角部材30で直交連結されることで矩形状を形成する。本実施形態では、左支柱20c及び右支柱20dの長手方向が上下方向であり、上部支柱20a及び下部支柱20bの長手方向が左右方向であるものとする。
枠体20は、第2又は第3の仕切枠112,113を床面に対して非接触に支持する脚部14,15を備える。上部支柱20a及び下部支柱20bは、左右方向の端部にそれぞれ複数の貫通孔27から構成される付属品取付部212を有し、下部支柱20bには付属品取付部212の貫通孔27を利用して各脚部14,15が取り付けられている。
枠体20は、左支柱20cと右支柱20dとの間に2本の横棒25が上下方向に対して相違する位置に掛け渡されている。左支柱20c及び右支柱20dは、上下方向に所定の間隔で並ぶ複数の貫通孔27を有しており、貫通孔27を利用して横棒25が取り付けられている。横棒25は、一端が左支柱20cの貫通孔27に固定され、他端が右支柱20dの貫通孔27に固定されている。また、横棒25は、上部支柱20a及び下部支柱20bに対して水平となるように配置される。
上部支柱20a及び下部支柱20bは、同一の構造を有する短尺支柱21から構成されている。また、左支柱20c及び右支柱20dは、同一の構造を有する長尺支柱23から構成されている。短尺支柱21及び長尺支柱23は、アルミニウムを主成分とする金属材料から押出成形された同様の角管から構成される支柱であって、押出成形された連続管を相違する長さで切断し、貫通孔27を設けた位置が相違する点が異なる。長尺支柱23は、長手方向に長さL2を有しているとともに、短尺支柱21は、長手方向に長さL2よりも短い長さL1を有している。
図2を参照して、短尺支柱21(上部支柱20a及び下部支柱20b)について説明する。なお、長尺支柱23は、短尺支柱21と同様の断面矩形状の角管から構成されていることから、詳細な説明については割愛する。
短尺支柱21は、断面矩形状の角管から構成されており、平行に相対向する外周側面21aと内周側面21bとを備えるとともに、外周側面21a及び内周側面21bに直交しつつ、平行に相対向する2つの横側面21c,21dを備えている。
外周側面21a及び内周側面21bは、短尺支柱21の端面において矩形の長辺を構成する。枠体20において、外周側面21aは外周側に配置され、内周側面21bは内周側に配置される。
2つの横側面21c,21dは、短尺支柱21の端面において矩形の短辺を構成する。枠体20において、横側面21c,21dは内周側又は外周側に対して直交する方向である左右方向に配置される。
なお、本実施形態では、矩形の長辺の長さW1は、矩形の短辺の長さT1よりも長い。
短尺支柱21は、外周側面21aの短手方向の両端からそれぞれ、外周側面21aに対して突き出た突出部としての幅ガイド211を有している。幅ガイド211は、短尺支柱21の長手方向に延設されているとともに、外周側面21aと直交する方向に所定の高さT3で突出する壁状部214を有している。壁状部214は、外周側面21aから離間している先端に、外周側面21aの上方に張り出す張出部213を備える。張出部213は、外周側面21aに平行な面を有し、所定の張出長さW4を有している。外周側面21aの両側にある張出部213の間には、幅W3で所定の間隔が確保されている。矩形の長辺の長さW1の長さは、幅W3と2つの所定の張出長さW4とを加えた長さに等しい。また、2つの壁状部214の間の間隔は、壁間幅W2であり、矩形の長辺の長さW1>壁間幅W2>幅W3の関係を有している。
短尺支柱21の付属品取付部212は、2つの貫通孔27が長手方向に沿って所定の間隔で並んで構成される。
短尺支柱21は、内部空間に短尺支柱21の長手方向に延設されるねじ受け部26を備える。ねじ受け部26は、横側面21c,21dの管内側の面に基端が支持され、ねじが螺合される先端が角管内空間に突き出していて所定の位置に配置されている。なお、相対向する2つのねじ受け部26の間には所定の距離が確保されている。
ここで、ねじ受け部26について詳述する。
ねじ受け部26は、横側面21c,21dの管内側の面から角管内空間に延出される支持脚261と、支持脚261の先端に取り付けられるめねじ部262とを備える。支持脚261は、基端が固定される横側面21c,21dに対して直交する方向に延設される。めねじ部262は、円周の一部に切れ込み263を有する半円筒形状を有している。切れ込み263は、半円筒の内径よりも少し大きな外径のねじ山を有するねじがねじ込まれたとき、そのねじ込まれたねじから受ける拡径圧力によって内周面264に雌ねじが形成されるとともに、ねじ込まれたねじに対して適切な縮径力を付与する。よって、めねじ部262は、ねじ込まれたねじに対して、ねじ込み方向に締結力を付与させるとともに、その締結力が維持されるようにする。
短尺支柱21は、開口端21fに設けられる部品の位置決め等に利用可能である2つの貫通孔27を備えている。2つの貫通孔27は、短尺支柱21の開口端21fから近い位置に長手方向に並んで配置されている。なお、貫通孔27は、短尺支柱21及び長尺支柱23において設けられている位置が相違するが、それらの構造は同様である。
貫通孔27は、内周側面21bに開口する円形の内孔28と、外周側面21aに開口する円形の外孔29とを備えている。内孔28の直径D1は、外孔29の直径D2よりも小さい。直径D1及び直径D2は、外周側面21a及び内周側面21bに垂直な1つの垂直線を中心とする同心円である。例えば、外孔29に挿通可能な円柱の頂面にねじ孔が形成された凸部を連結部材50やカバー部材40に設け、その凸部を内孔28に向けて外孔29に挿通させる。続いて、外孔29から内孔28に向けて凸部のねじ孔にねじをねじ込む。ねじは、内孔28に螺合されることで、その頭部で凸部を固定する。これによって、外周側面21aに設けられた連結部材50(図1参照)やカバー部材40(図1参照)が凸部へのねじの螺合が生じさせる張力によって外周側面21aに固定される。よって、相対向する2つのねじ受け部26の間の所定の距離は、少なくとも大きな直径D2よりも長い距離を有している。
図3を参照して、枠体20の脚部15(図1参照)の構造について説明する。
枠体20において、短尺支柱21と長尺支柱23とは、角部材30を介して、短尺支柱21の長手方向と長尺支柱23の長手方向とが直交するように接続固定されている。角部材30は、短尺支柱21の長手方向と長尺支柱23の長手方向とが直交する部分を含む位置に配置されており、短尺支柱21と長尺支柱23との間に挟まれるように配置されている。本実施形態では、短尺支柱21と長尺支柱23とは当接しておらず、短尺支柱21と長尺支柱23とは角部材30を介在させて固定接続される。
短尺支柱21は、付属品取付部212の2つの貫通孔27を介してカバー部材40が取り付けられている。カバー部材40は、第1カバー部42が外周側面21aに固定されるとともに角部材30の外周側の一部を覆うとともに、第2カバー部43が角部材30の外周側の他部を覆う。詳述すると、第1カバー部42は、外周側面21aを短尺支柱21の長手方向に延設されている部分である。第2カバー部43は、角部材30の下部に延設された第1カバー部42の先端から長尺支柱23の方向に向かって延出している部分である。また、第1カバー部42及び第2カバー部43は、角部材30に留められたねじの頭が見えなくなるように角部材30の外周側面を覆う形状を有している。
角部材30は、短尺支柱21の開口端21fに当接する圧接面32aを有する板材状の第1圧接部32と、長尺支柱23の開口端23fに当接する圧接面34aを有する板材状の第2圧接部34とを備えている。角部材30は、圧接面32aと圧接面34aとの相対角度が270度になるように配置されている。換言すると、圧接面32aの反対面と、圧接面34aの反対面とは90度の相対角度で向かい合うように配置されている。また、圧接面32aの反対面の側辺と圧接面34aの反対面の側辺とを含む平面としての角部材側壁31が、角部材30の両側面に設けられている。角部材側壁31は、短尺支柱21の横側面21c,21d及びや長尺支柱23の横側面23c,23dと同じ面に含まれる面を含む板状である。なお、角部材側壁31は、枠体20が形成する矩形の外周よりもはみ出さない大きさで角部材30の両側面に設けられている。具体的には、角部材側壁31は、角部材30に、短尺支柱21の幅ガイド211を長さL31だけ延長させ、長尺支柱23の幅ガイド231を長さL32だけ延長させた外観を示す態様で設けられている。なお、上述の第1カバー部42や第2カバー部43は、2つの角部材側壁31の間に配置可能な幅W44,幅W45を有しており、2つの角部材側壁31の間に入り込んだかたちで配置される。
角部材30は、内周側に向く面である内周面37を有している。内周面37は、短尺支柱21の長手方向に第1圧接部32の厚さに対応するマージンを有する第1のマージン部371を有し、長尺支柱23の長手方向に第2圧接部34の厚さに対応するマージンを有する第2のマージン部373と、第1のマージン部371と第2のマージン部373とを結ぶ連続部372とを有している。内周面37は、所定の距離を有しているので、短尺支柱21の開口端21fと長尺支柱23の開口端23fとの間には少なくとも所定の距離が確保される。よって、短尺支柱21と長尺支柱23とは離間された態様で角部材30を介して連結固定される。また、長さL31は、長尺支柱23の矩形の短辺の長さT1と幅ガイド231の所定の高さT3とを加えた長さに、角部材30の第1のマージン部371と連続部372とにより生じる長さを加えた長さになる。さらに、長さL32は、短尺支柱21の矩形の短辺の長さT1と幅ガイド231の所定の高さT3とを加えた長さに、角部材30の第2のマージン部373と連続部372とにより生じる長さを加えた長さになる。
そして、下部支柱20bに対応する短尺支柱21の開口端21fに、角部材30の第1圧接部32の圧接面32aが当接された状態で、第1圧接部32のねじ孔33を挿通したボルトB2が、ねじ孔33の先にある短尺支柱21のねじ受け部26の内周面264に螺合する。これによって、短尺支柱21に角部材30が締結固定されている。
右支柱20dを構成する長尺支柱23の開口端23fに、角部材30の第2圧接部34の圧接面34aが当接された状態で、第2圧接部34のねじ孔35を挿通したボルトB3がねじ孔35の先にある長尺支柱23のねじ受け部26の内周面264に螺合する。これによって、長尺支柱23に角部材30が締結固定されている。なお、第2圧接部34は厚みが厚いことから、ねじ孔35は、ボルトB3においてねじ溝を有する部分が挿通する挿通孔351の手前に、ボルトB3の頭部が進入可能な拡径部352を有している。
短尺支柱21と長尺支柱23とが角部材30で接続固定されたあと、短尺支柱21の外周側面21aにカバー部材40が取り付けられる。
カバー部材40は、第1カバー部42の側面であって外周側面21aに対向する側面に貫通孔27の外孔29に挿通可能な円柱状の凸部44を有する。凸部44は、外孔29に挿通する方向の端面にねじ孔が形成されており、短尺支柱21の内周側面21bの内孔28を挿通されたボルトB1が螺合する。凸部44の延出長は、角管内に短辺の長さT2(図2参照)よりも短い長さである。よって、カバー部材40の凸部44を有する面は、凸部44に加えられる締結力に基づいて対向する外周側面21aに当接固定される。
また、カバー部材40は、幅ガイド211の間の幅W3に入る幅である幅W44を有している。幅W44は、カバー部材40が幅ガイド211によって位置決めされる幅であり、幅W3以下であるが、カバー部材40と幅ガイド211との間に大きな隙間ができない程度の幅に設定されている。カバー部材40は、第1カバー部42が長さL3を有しており、第2カバー部43が長さL4を有している。第1カバー部42の長さL3は、外周側面21aの付属品取付部212の2つの貫通孔27を覆うとともに、短尺支柱21の開口端21fを角部材30の方向に延び、角部材30の第2圧接部34のねじ孔35を超える位置までの長さである。また、第2カバー部43の長さL4は、第1カバー部42の角部材30の先端から第2圧接部34の圧接面34aの反対面に到達する長さである。これによって、角部材30は、第1圧接部32の圧接面32aの反対面と、第2圧接部34の圧接面34aの反対面とがボルトB2,B3とともにカバー部材40によって覆われ、外見上のデザイン性が高められるようになっている。また、カバー部材40は厚さT6が幅ガイド211の所定の高さT3以上の厚さを有している。これにより、カバー部材40が幅ガイド211の張出部213の下に入り込んで、第1カバー部42と幅ガイド211との間に不必要に広い隙間が生じるおそれも小さい。
第1カバー部42は、外周側面21aに対向しない側の面に、円柱形状の脚調整部45を有している。脚調整部45は、第1カバー部42から離間した端部にねじ孔45hを備え、そこに脚41の接地面412の反対側に設けられたねじ部413がねじ込みにより取り付けられる。脚調整部45は、接地面412との間の距離が脚41のねじ込み量により変化することから、接地面412が床面に好適に当接するように伸縮調整することができる。
脚調整部45は、第1カバー部42の短尺支柱21の開口端21fを角部材30の方向に過ぎた位置に設けられているが、第1カバー部42の基端は内周側面21bに支持され、同先端は第2カバー部43を介して第2圧接部34の圧接面34aの反対面で支持される。よって、第1カバー部42が床面を押す荷重により変形するおそれが抑制される。
図4~図6に示すように、枠体20の外周側面21aには、取り付け金具150を介して天井部材210が取り付けられる。ここでは、2つの取り付け金具150が、上部支柱20aに取り付けられている場合について説明する。
図4に示すように、天井部材210は、2つの枠体20の上部支柱20aのそれぞれから垂直方向に配置された第1部材20eと、2つの枠体20それぞれの第1部材20eを接続するように水平配置された第2部材20fとを備えている。第1部材20eと第2部材20fとはそれぞれ、上部支柱20a(短尺支柱21)とは長手方向の長さが相違する一方、上部支柱20aと同様の断面矩形状の角管から構成されている。つまり、第1部材20eと第2部材20fとはそれぞれ、上部支柱20aと同様の開口端21fを有している。よって、第1部材20eと第2部材20fとの各開口端21fに角部材30の対応する圧接面が圧接されることで、第1部材20eと第2部材20fとが90度の角度で連結される。
第1部材20eは、枠体20を含む平面に沿って上方に設けられている。第1部材20eは、天井部材210を設けるにあたって、上部支柱20aに加えて必要とされる高さを確保する長さL5を有している。長さL5は、例えば、天井部材210が下にいるユーザに圧迫感を与えないために上部支柱20aに加えて必要とされる高さに対応する長さである。第1部材20eは、基端の開口端21fが上部支柱20aに固定され、先端の開口端21fが第2部材20fに接続される。
第2部材20fは、枠体20を含む平面に対して垂直方向に、例えば水平に設けられている。第2部材20fは、相対向する枠体20それぞれに設けられている2つの第1部材20eを連結できる長さL6を有する。第2部材20fは、両端の開口端21fにそれぞれ圧接された各角部材30のそれぞれが対応する第1部材20eの開口端21fに接続される。
第1部材20e及び第2部材20fは、枠体20を構成する上部支柱20aとは、長さ(高さ)が相違するのみで、アルミニウムを主成分とする金属材料から押出成形された同様の角管から構成される支柱であることが同様である。すなわち、第1部材20eや第2部材20fは、内部空間に第1部材20e又は第2部材20fの長手方向に延設されるねじ受け部26(図3参照)を有し、このねじ受け部26(図3参照)に角部材30を固定することができる。
また、天井部材210は、第2部材20fの内周側面21b側にレール220が取り付けられている。レール220は、第2部材20fに部材を取り付けるときに利用される。例えば、レール220には部材として、照明が取り付けられたり、配線が収納されたりする。
図5に示すように、第1部材20eは、基端の開口端21fが長尺部材160を介して上部支柱20aに固定され、先端の開口端21fが角部材30を介して第2部材20fに接続される。
第1部材20eは、外周側面21aの幅ガイド211にカバー221を取り付けることができる。カバー221は、第1部材20eに沿わせて配置される配線の配置等に利用できる。
図6に示すように、長尺部材160は、ボルト163で取り付け金具150を介して上部支柱20aに固定される。本実施形態では、室内間仕切り用金具は、取り付け金具150と長尺部材160とで構成されている。
長尺部材160は、一端側にねじ孔161を2つ、他端側にねじ孔161を2つ有しているとともに、中央部に第1部材20eが固定されるねじ孔(図示略)を有している。長尺部材160は、第1部材20eの開口端21fの相対向する2つのねじ受け部26にねじ孔(図示略)を対向配置させて、長尺部材160側から螺合するねじ(図示略)により、開口端21fに締結される。これにより、長尺部材160の表面には、第1部材20eが垂直固定される。
取り付け金具150は、上部支柱20aの外周側面21aにおいて幅ガイド211の間に嵌め込まれた状態で外周側面21aにボルトB15で固定される。また、上部支柱20aの長手方向に所定の間隔を空けて2つの取り付け金具150が設けられている。2つの取り付け金具150には、外側に向く面に対して長尺部材160が掛け渡されるとともに、長尺部材160の一端側及び他端側がそれぞれ、ボルト163で対応する取り付け金具150に固定されている。
詳述すると、長尺部材160の一端側及び他端側にはそれぞれ、取り付け金具150のねじ孔156に対応するねじ孔161が設けられている。長尺部材160は、一端側のねじ孔161が2つのうちの一方の取り付け金具150のねじ孔156に同心円状に揃えて配置され、揃えて配置された上下のねじ孔161,156にボルト163が螺合されることで取り付け金具150に締結固定される。同様に、長尺部材160は、他端側のねじ孔161が2つのうちの他方の取り付け金具150のねじ孔156に同心円状に揃えて配置され、揃えて配置された上下のねじ孔161,156にボルト163が螺合されることで取り付け金具150に締結固定される。これにより、長尺部材160は、2つの取り付け金具150を介して第1部材20eを上部支柱20aに固定させる。
図7に示すように、取り付け金具150は、短尺支柱21の幅ガイド211に対して、嵌め込み、及び、取り外しが容易に構成されている。
取り付け金具150は、縦幅を第2幅WA1とし、横幅を第3幅WB1とする四角形を基本形として説明すると、直線状の縦辺の長さが第2幅WA1であり、直線状の横辺の長さが第3幅WB1である。取り付け金具150は、この基本形において横辺の第3幅WB1の幅方向中央又は中央付近から、回転軸心CAから見て所定の周方向にある第2幅WA1の方向に四角形の一部が切り欠かれた部分に第1幅WC1が形成された形状からなる板部151である。換言すると、板部151は、多角形状の板体、具体的には3組の平行な辺を有する6角形状から構成されており、短尺支柱21の外周側面21aに当接可能な当接面を有している。板部151は、当接面の幅が、3組の平行な辺のそれぞれの幅である。
板部151は、第1組の辺により幅が規定される第1部分155と、第2組の辺により幅が規定される第2部分153と、第3組の辺により幅が規定される第3部分158とを有する。第1部分155は、2つの張出部213の間隔である幅ガイド211の間の幅W3を通過可能な第1幅WC1を有している。第2部分153は、2つの張出部213の間隔(幅W3)を通過不可能であって第1幅WC1よりも広いとともに、2つの壁状部214の間(壁間幅W2)に配置可能な第2幅WA1を有している。第3部分158は、外周側面21aと張出部213との間の第2の厚さTA2(図示略)よりも厚く、幅ガイド211の間の幅W3に配置不可能な第3幅WB1を有している。つまり、板部151は「第1幅WC1<幅W3<第2幅WA1<壁間幅W2」の関係を有している。また「幅W3<第3幅WB1」の関係を有している。
取り付け金具150は、板部151の周方向において、第1部分155と第2部分153とが隣接配置されている。
板部151は、第1部分155で2つの張出部213の間隔(幅W3)を通過して当接面を外周側面21aに当接することができる。当接後、板部151は、回転軸心CAを回転中心として全体が旋回されることで、厚さ方向において、第2部分153が張出部213と外周側面21aとの間に入り込む。そして、板部151は、周方向において第2部分153の一部、具体的には、第2部分153を構成する辺の端部であって、第1部分155に隣接しない側の端部が壁状部214に当接する。板部151は、第2部分153の間の距離であって、回転軸心CAを通る距離が、第1部分155に隣接する側の端部では壁間幅W2よりも狭い第2幅WA1として確保される。一方、第2部分153の間の距離であって、回転軸心CAを通る距離は、第1部分155から離れるに応じて長くなり、第1部分155に隣接しない側の端部では壁間幅W2よりも広い幅WD1として確保されるため壁間幅W2の間を旋回できなくなるためである。
なお、板部151は、回転軸心CAに対して一方向について旋回不可能な位置に固定されるようにすることで、幅ガイド211の間に取り付けやすくなるとともに、幅ガイド211の間における位置決めも容易になる。
第1部分155は、張出部213と外周側面21aとの間の厚さT4(図2参照)よりも厚い第1の厚さTA1(図4参照)を有している。第2部分153は、第1部分155に隣接して、張出部213と外周側面21aとの間に入り込む部分の厚さが第1の厚さTA1(図4参照)よりも薄い第2の厚さTA2(図示略)に設定されている部分と、第1の厚さTA1を有する部分154とを有している。第2部分153の第2幅WA1において、第2部分153で第2の厚さTA2(図示略)に設定されている部分は板部151の辺に沿う所定の幅WA3で設けられ、第1の厚さTA1(図4参照)を有する部分154は両端が幅WA3に挟まれた幅WA2で設けられている。つまり、第2幅WA1は「幅WA3+幅WA2+幅WA3」である。また、幅WA3は、取り付け金具150が旋回されるとき、第1の厚さTA1を有する部分154を張出部213に接触させない幅であればよい。
図7に示すように、取り付け金具150を短尺支柱21に取り付けるためのねじ孔157は、短尺支柱21の長手方向に直交する直交線C157上に並んで回転軸心CAから等間隔の距離に設けられる。一方、取り付け金具150に第1部材20e等を取り付けるためのねじ孔156は短尺支柱21の長手方向に沿う線C156上に並んで回転軸心CAから等間隔の距離に設けられる。取り付け金具150は、短尺支柱21の長手方向に直交する直交線において回転軸心CAから等間隔の距離に配置されていることから、2つのねじ孔157にかかる剛性を均等にすることができて、第1部材20e等を好適に保持することができる。
取り付け金具150は、第3幅WB1の中央で幅WB3の第1部分155と、幅WB2の第2部分153とに区分されている。よって、板部151が回転軸心CAで旋回されるとき、第2部分153は、第1部分155に隣接している端部で最も狭い幅WA2を有し、第1部分155から離れた端部で最も広い幅WD1を有する。
(作用)
室内用間仕切り200は、2つの連結枠10において相対向する枠体20の外周側面21aに天井部材210が取り付けられる。天井部材210は、取り付け金具150を介して各上部支柱20aにそれぞれ対応する第1部材20eの基端が取り付けられ、第2部材20fが2つの第1部材20e先端のそれぞれに角部材30を介して接続される。これにより、室内用間仕切り200は、枠体20の上部支柱20aの高さから長さL5だけ高い位置に水平配置された第2部材20fを有する天井部材210が設けられるようになる。
本実施形態の室内間仕切り用天井構造、及び室内用間仕切りによれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)天井部材210に必要とされる高さを確保する2つの第1部材20eと、角部材30を介してそれら2つの第1部材20eに連結される第2部材20fとで構成される天井部材210とによって室内用間仕切り200に囲われる上方空間を間仕切ることができるようになる。つまり、第1部材20eと第2部材20fとが枠体20を構成する角部材30で接続される態様で、天井部材210が容易に設けられる。これにより、室内用間仕切り200に囲われる空間に配置される天井の配置や構成に係る制約を少なくすることができる。例えば、第1部材20eの高さを天井部材210がユーザに圧迫感を与えないために必要とされる高さや、天井の装飾に必要である高さとすることが容易である。また、例えば、第2部材20fの長さは2つの第1部材20eを連結できる長さである。
(2)2つの第2部材20fが水平、かつ、平行であることにより、天井部材210としてその設置が容易である。
(3)短尺支柱21や長尺支柱23と同様の開口端21fを有する部材として第1部材20eと第2部材20fとを製造することができる。よって、室内用間仕切り200に天井部材210を設けることが容易になる。また、第1部材20eと第2部材20fとを、短尺支柱21や長尺支柱23と共通の材料から製造できる。
(4)枠体20に取り付け金具150と長尺部材160とからなる室内間仕切り用金具を介して第1部材20eを設けることが容易である。
(5)室内間仕切り用金具を介して枠体20の任意の場所に天井部材210を設けることができる。
(6)自立する連結枠10を構成する枠体20を天井部材210で連結するため、天井部材210の設置が容易になる。また、枠体20としてもその配置が容易になる。
(その他の実施形態)
また、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、横棒25が取り付けられる場合について例示したが、この横棒にカーテン、スクリーン、パネル、網等を取り付けてもよい。また、横棒に加えて、もしくは、横棒に代えて、パネルやモニタの板材状物を固定するための板状や網状の部材や、カーテンやスクリーンを取り付けるための板状や網状の部材や、棚部材や、机の天板や、棚や天板を支持する部材や、椅子やシート、ベンチと連結するための部材等が取り付けられてもよい。
・上記実施形態では、連結枠10が自立する場合について例示したが、天井部材による連結で複数の連結枠として自立可能であるならば、連結枠が単独で自立しなくてもよい。
図8を参照して、自立しない連結枠10と天井部材210を備えている室内用間仕切り201の一例について説明する。
室内用間仕切り201は、横並びに連結した枠体20からなる連結枠10を所定の間隔を空けて相対向するように配置させるとともに、相対向する2つの枠体20の上部が天井部材210で連結されている。横並びに連結した枠体20からなる連結枠10は、それ自身では自立することができないが、所定の間隔を空けて相対向する2つの枠体20の上部が天井部材210で連結されることで、室内用間仕切り201として自立可能になっている。
また、図8に示す枠体20の側面には、縦桟格子230が取り付けられている。縦桟格子230は、室内空間を完全には仕切らないが、区切られた空間である感覚をユーザに与えることができる。また、天井部材210は、室内用間仕切り201の自立を補助することができるとともに、枠体20だけでは与えることのできない上方空間の区画された感覚をユーザに与えることができる。例えば、天井部材210の下方に、テーブルや椅子等を配置することで、2側面及び上面が区画されていることから、落ち着いて打合せや休憩することができる室内空間の提供を可能にする。
・上記実施形態では、対向する連結枠10がそれぞれ独立しており天井部材210によって連結される場合を例示したが、これに限らず、連結枠が相互に連結されていて、その連結されている連結枠における相対向する枠体の間に天井部材が設けられていてもよい。また、天井部材は、さらに他の部材が設けられていてもよい。
図9を参照して、連結枠が相互に連結されていたり、他の部材が設けられている天井部材210を備えている室内用間仕切り202の一例について説明する。
室内用間仕切り202は、横並びに連結した枠体20からなる3つの連結枠10を4方のうち3方を囲うように配置させたものである。よって、室内用間仕切り202は、2つの連結枠10を所定の間隔を空けて相対向するように配置させていて、相対向する2つの枠体20の上部が天井部材210で連結されている。3つの連結枠10は、それぞれが他の連結枠10と90度の角度を有していることから、自立可能に構成されている。
また、図9に示す枠体20の側面には、仕切板SP1が取り付けられている。仕切板SP1は、木材、金属、樹脂、布等で板状又はシート状に形成され、枠体20や横棒25に固定することで枠体20に取り付け可能に構成されている。仕切板SP1は、室内空間を完全には仕切らないが、ユーザに区切られた空間である感覚を与えることができる。
また、天井部材210は、室内用間仕切り202の自立を補助したり、剛性を高めたりすることができるとともに、枠体20だけでは与えることのできない上方空間の区画された感覚をユーザに与えることができる。
さらに、室内用間仕切り202に所定の間隔を空けて平行に設けられている2つの天井部材210の間には、天井桟格子240が設けられている。天井桟格子240は、枠体20だけでは与えることのできない上方空間の区画された感覚を、天井部材210に加えてユーザに与えることができる。
例えば、天井部材210及び天井桟格子240の下方に、テーブルや椅子等を配置することで、3側面及び上面が区画されていることから、落ち着いて打合せや休憩することができる室内空間の提供を可能にする。
・カバー部材40が角部材30の外周側面を覆わなくてもよい。
・角部材30は、第1圧接部32に長尺支柱23が当接固定され、第2圧接部34に短尺支柱21が当接固定されてもよい。
・上記実施形態では、短尺支柱21、長尺支柱23、第1部材20e、及び第2部材20fがアルミニウムを主成分とする金属材料からなる角管から構成されている場合について例示した。しかしこれに限らず、管内にねじ止め部を備えた角管であるのであれば、角管がアルミニウムを主成分としない金属材料からなる角管であってもよい。
・第1の仕切枠111が形成する平面と、第2又は第3の仕切枠112,113が形成する平面とが交わる角度は、90度未満でもよいし、90度より大きくてもよい。連結部材は、0度から180度までのうちの任意の角度を取ることができる。なお、連結枠10が安定的に自立することを考慮すると60度以上、かつ、120度以下であることが好ましい。
・上記実施形態では、本実施形態の室内間仕切り用金具が、取り付け金具150と長尺部材160とから構成される場合について例示したが、これに限らず、枠体に天井部材を取り付けることができるのであれば、室内間仕切り用金具が取り付け金具のみや長尺部材のみから構成されていてもよいし、その他の部材から構成されていてもよい。
・上記実施形態では、室内間仕切り用金具が第1部材20eの固定に用いられる場合について例示したが、これに限らず、室内間仕切り用金具は、枠体や、第1部材及び第2部材の少なくとも一方に取り付けたい部材の取り付けに用いてもよい。例えば、室内間仕切り用金具にフックや仕切板や棚等を取り付けるようにしてもよい。
・上記実施形態では、2つの取り付け金具150で長尺部材160を支持する場合について例示したが、これに限らず、長尺部材を支持することができれば、取り付け金具は、1つでもよいし、3つ以上でもよい。1つであれば、取り付け金具の使用数を減らすとともに、取り付けにかかる手間を減らすことができる。3つ以上であれば、保持力を高めることができる。
・上記実施形態では、第1部材20eが上部支柱20aから垂直上方に延び、枠体20を含む平面に沿って設けられる場合について例示した。しかしこれに限らず、第1部材は、天井部材に必要な高さを確保することができるのであれば、上部支柱20aや枠体20を含む平面に対して所定の傾きを持って設けられていてもよい。任意のデザインとしたり、任意の設置環境に適合させることができる。
・上記実施形態では、第2部材20fが水平に設けられている場合について例示した。しかしこれに限らず、第2部材が反対側の枠体の第1部材を接続することができるのであれば水平でなくてもよい。
・上記実施形態では、対向する枠体20の2つの第1部材20eの長さが同じである場合について例示した。しかしこれに限らず、対向する枠体20の2つの第1部材の長さが相違していてもよい。例えば、対向する枠体20の高さの違いを吸収するように長さが相違してもよい。
・上記実施形態は、幅ガイド211が外周側面21aに対して突出するように設けられている場合について例示した。しかしこれに限らず、幅ガイドは、外周側面、内周側面、及び横側面のうちの少なくとも1つの面に設けられていればよい。
・幅ガイド211,231は必要とされる一部の支柱や部材に設けられてもよい。また、取り付け金具150は、幅ガイドを有している支柱や部材に取り付けてよい。
10…連結枠、14,15…脚部、20…枠体、20a…上部支柱、20b…下部支柱、20B…枠体、20c…左支柱、20d…右支柱、20e…第1部材、20f…第2部材、21…短尺支柱、21a…外周側面、21b…内周側面、21c,21d…横側面、21f…開口端、23…長尺支柱、23c,23d…横側面、23f…開口端、25…横棒、26…ねじ受け部、27…貫通孔、28…内孔、29…外孔、30…角部材、31…角部材側壁、32…第1圧接部、32a…圧接面、33…ねじ孔、34…第2圧接部、34a…圧接面、35…ねじ孔、37…内周面、40…カバー部材、41…脚、42…第1カバー部、43…第2カバー部、44…凸部、45…脚調整部、45h…ねじ孔、50…連結部材、111…第1の仕切枠、112…第2の仕切枠、113…第3の仕切枠、150…取り付け金具、151…板部、153…第2部分、154…部分、155…第1部分、156,157…ねじ孔、158…第3部分、160…長尺部材、161…ねじ孔、163…ボルト、200,201,202…室内用間仕切り、210…天井部材、211…幅ガイド、212…付属品取付部、213…張出部、214…壁状部、220…レール、221…カバー、230…縦桟格子、231…幅ガイド、240…天井桟格子、261…支持脚、262…ねじ部、263…切れ込み、264…内周面、351…挿通孔、352…拡径部、371…第1のマージン部、372…連続部、373…第2のマージン部、412…接地面、413…ねじ部、B1,B15,B2,B3…ボルト。

Claims (7)

  1. 複数の枠体で室内空間を間仕切る室内用間仕切りの上部に設けられている室内間仕切り用天井構造であって、
    前記枠体は、4本の支柱が角部材で連結されてなり、
    前記角部材は、前記支柱の開口端に圧接される圧接面を2面有し、それら2面の圧接面の相対角度を270度とすることで2本の前記支柱をそれぞれ90度の角度で連結することで4本の前記支柱を矩形枠状に連結させており、
    前記室内用間仕切りは、少なくとも2つの前記枠体を所定の間隔を空けて対向配置させているものであって、
    前記室内間仕切り用天井構造は、
    前記対向配置された前記枠体のうちの2つの前記枠体の上部を連結する天井部材を有し、
    前記天井部材は、前記2つの前記枠体のそれぞれから上方に延びる第1部材と、2つの前記枠体のそれぞれの前記第1部材を接続する第2部材とを備え、前記第1部材と前記第2部材とはそれぞれ前記支柱と同様の開口端を有し、前記第1部材と前記第2部材とが前記角部材で90度の角度で連結されている
    室内間仕切り用天井構造。
  2. 複数の前記天井部材を備え、
    複数の前記第2部材は、水平、かつ、平行である
    請求項1に記載の室内間仕切り用天井構造。
  3. 前記第1部材と前記第2部材とはそれぞれ、前記支柱の開口端と同様の開口端を有していて、前記開口端に前記角部材の圧接面が圧接される
    請求項1又は2に記載の室内間仕切り用天井構造。
  4. 前記支柱は、長手方向に直交する断面が多角形状の多角管であり、前記多角管の外側面には、外周方向に突き出る壁状部をそれぞれ有する2つの突出部であって、前記壁状部は長手方向に平行であるとともに、前記壁状部の先端から反対側の前記壁状部に向かって突き出した張出部とを備える前記2つの突出部を有し、
    前記第1部材は、前記2つの突出部の間に嵌め込み固定された室内間仕切り用金具を介して前記枠体に固定される
    請求項1~3のいずれか一項に記載の室内間仕切り用天井構造。
  5. 前記室内間仕切り用金具は、前記2つの突出部の長手方向において任意の位置に嵌め込み固定が可能である
    請求項4に記載の室内間仕切り用天井構造。
  6. 前記対向配置された前記枠体のうちの2つの前記枠体はそれぞれ、複数の前記枠体が自立可能に連結された連結枠を構成している
    請求項1~5のいずれか一項に記載の室内間仕切り用天井構造。
  7. 4本の支柱が角部材で連結されてなる複数の枠体を備える室内用間仕切りであって、
    前記角部材は、前記支柱の開口端に圧接される圧接面を2面有し、それら2面の圧接面の相対角度を270度とすることで2本の前記支柱をそれぞれ90度の角度で連結することで4本の前記支柱を矩形枠状に連結させており、
    前記室内用間仕切りは、少なくとも2つの前記枠体を所定の間隔を空けて対向配置させているとともに、前記対向配置された前記枠体のうちの2つの前記枠体の上部を連結する天井部材を備え、
    前記天井部材は、前記2つの前記枠体のそれぞれから上方に延びる第1部材と、2つの前記枠体のそれぞれの前記第1部材を接続する第2部材とを備え、前記第1部材と前記第2部材とはそれぞれ前記支柱と同様の開口端を有し、前記第1部材と前記第2部材とが前記角部材で90度の角度で連結される
    室内用間仕切り。
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