JP7098444B2 - 室内間仕切り用天井構造及び室内用間仕切り - Google Patents
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このような構成によれば、天井部材としてその設置が容易である。
このような構成によれば、支柱と同様の開口端を有する部材として第1部材と第2部材とを製造することができる。よって、室内用間仕切りに天井部材を設けることが容易になる。また、第1部材と第2部材と支柱とを共通の材料から製造できるようになる。
好ましくは、前記室内間仕切り用金具は、前記2つの突出部の長手方向において任意の位置に嵌め込み固定が可能である。
好ましくは、前記対向配置された前記枠体のうちの2つの前記枠体はそれぞれ、複数の前記枠体が自立可能に連結された連結枠を構成している。
図1に示すように、本実施形態における室内用間仕切り200は、連結枠10において相対向する枠体20の上側が天井部材210で連結されている。換言すると、天井部材210が室内間仕切り用天井構造を構成する。連結枠10は、第1の仕切枠111と、第2の仕切枠112と、第3の仕切枠113とが連結部材で連結されることで構成されている。第1の仕切枠111と第2の仕切枠112とは枠が直交するように連結部材で連結され、第2の仕切枠112と第3の仕切枠113とは枠が幅方向に横並びになるように連結部材で連結されている。これにより、第2の仕切枠112と第3の仕切枠113との厚み方向が第1の仕切枠111で支持されて、連結枠10が自立可能になっている。第2の仕切枠112及び第3の仕切枠113は、同様の枠体20から構成されている。第1の仕切枠111は、第2の仕切枠112と幅方向の長さが短いことを除いて枠体20に同様である枠体20Bから構成されている。よって、本実施形態では、枠体20について説明し、以下枠体20Bについての説明は割愛する。
短尺支柱21は、外周側面21aの短手方向の両端からそれぞれ、外周側面21aに対して突き出た突出部としての幅ガイド211を有している。幅ガイド211は、短尺支柱21の長手方向に延設されているとともに、外周側面21aと直交する方向に所定の高さT3で突出する壁状部214を有している。壁状部214は、外周側面21aから離間している先端に、外周側面21aの上方に張り出す張出部213を備える。張出部213は、外周側面21aに平行な面を有し、所定の張出長さW4を有している。外周側面21aの両側にある張出部213の間には、幅W3で所定の間隔が確保されている。矩形の長辺の長さW1の長さは、幅W3と2つの所定の張出長さW4とを加えた長さに等しい。また、2つの壁状部214の間の間隔は、壁間幅W2であり、矩形の長辺の長さW1>壁間幅W2>幅W3の関係を有している。
短尺支柱21は、内部空間に短尺支柱21の長手方向に延設されるねじ受け部26を備える。ねじ受け部26は、横側面21c,21dの管内側の面に基端が支持され、ねじが螺合される先端が角管内空間に突き出していて所定の位置に配置されている。なお、相対向する2つのねじ受け部26の間には所定の距離が確保されている。
ねじ受け部26は、横側面21c,21dの管内側の面から角管内空間に延出される支持脚261と、支持脚261の先端に取り付けられるめねじ部262とを備える。支持脚261は、基端が固定される横側面21c,21dに対して直交する方向に延設される。めねじ部262は、円周の一部に切れ込み263を有する半円筒形状を有している。切れ込み263は、半円筒の内径よりも少し大きな外径のねじ山を有するねじがねじ込まれたとき、そのねじ込まれたねじから受ける拡径圧力によって内周面264に雌ねじが形成されるとともに、ねじ込まれたねじに対して適切な縮径力を付与する。よって、めねじ部262は、ねじ込まれたねじに対して、ねじ込み方向に締結力を付与させるとともに、その締結力が維持されるようにする。
枠体20において、短尺支柱21と長尺支柱23とは、角部材30を介して、短尺支柱21の長手方向と長尺支柱23の長手方向とが直交するように接続固定されている。角部材30は、短尺支柱21の長手方向と長尺支柱23の長手方向とが直交する部分を含む位置に配置されており、短尺支柱21と長尺支柱23との間に挟まれるように配置されている。本実施形態では、短尺支柱21と長尺支柱23とは当接しておらず、短尺支柱21と長尺支柱23とは角部材30を介在させて固定接続される。
カバー部材40は、第1カバー部42の側面であって外周側面21aに対向する側面に貫通孔27の外孔29に挿通可能な円柱状の凸部44を有する。凸部44は、外孔29に挿通する方向の端面にねじ孔が形成されており、短尺支柱21の内周側面21bの内孔28を挿通されたボルトB1が螺合する。凸部44の延出長は、角管内に短辺の長さT2(図2参照)よりも短い長さである。よって、カバー部材40の凸部44を有する面は、凸部44に加えられる締結力に基づいて対向する外周側面21aに当接固定される。
取り付け金具150は、縦幅を第2幅WA1とし、横幅を第3幅WB1とする四角形を基本形として説明すると、直線状の縦辺の長さが第2幅WA1であり、直線状の横辺の長さが第3幅WB1である。取り付け金具150は、この基本形において横辺の第3幅WB1の幅方向中央又は中央付近から、回転軸心CAから見て所定の周方向にある第2幅WA1の方向に四角形の一部が切り欠かれた部分に第1幅WC1が形成された形状からなる板部151である。換言すると、板部151は、多角形状の板体、具体的には3組の平行な辺を有する6角形状から構成されており、短尺支柱21の外周側面21aに当接可能な当接面を有している。板部151は、当接面の幅が、3組の平行な辺のそれぞれの幅である。
板部151は、第1部分155で2つの張出部213の間隔(幅W3)を通過して当接面を外周側面21aに当接することができる。当接後、板部151は、回転軸心CAを回転中心として全体が旋回されることで、厚さ方向において、第2部分153が張出部213と外周側面21aとの間に入り込む。そして、板部151は、周方向において第2部分153の一部、具体的には、第2部分153を構成する辺の端部であって、第1部分155に隣接しない側の端部が壁状部214に当接する。板部151は、第2部分153の間の距離であって、回転軸心CAを通る距離が、第1部分155に隣接する側の端部では壁間幅W2よりも狭い第2幅WA1として確保される。一方、第2部分153の間の距離であって、回転軸心CAを通る距離は、第1部分155から離れるに応じて長くなり、第1部分155に隣接しない側の端部では壁間幅W2よりも広い幅WD1として確保されるため壁間幅W2の間を旋回できなくなるためである。
室内用間仕切り200は、2つの連結枠10において相対向する枠体20の外周側面21aに天井部材210が取り付けられる。天井部材210は、取り付け金具150を介して各上部支柱20aにそれぞれ対応する第1部材20eの基端が取り付けられ、第2部材20fが2つの第1部材20e先端のそれぞれに角部材30を介して接続される。これにより、室内用間仕切り200は、枠体20の上部支柱20aの高さから長さL5だけ高い位置に水平配置された第2部材20fを有する天井部材210が設けられるようになる。
(1)天井部材210に必要とされる高さを確保する2つの第1部材20eと、角部材30を介してそれら2つの第1部材20eに連結される第2部材20fとで構成される天井部材210とによって室内用間仕切り200に囲われる上方空間を間仕切ることができるようになる。つまり、第1部材20eと第2部材20fとが枠体20を構成する角部材30で接続される態様で、天井部材210が容易に設けられる。これにより、室内用間仕切り200に囲われる空間に配置される天井の配置や構成に係る制約を少なくすることができる。例えば、第1部材20eの高さを天井部材210がユーザに圧迫感を与えないために必要とされる高さや、天井の装飾に必要である高さとすることが容易である。また、例えば、第2部材20fの長さは2つの第1部材20eを連結できる長さである。
(3)短尺支柱21や長尺支柱23と同様の開口端21fを有する部材として第1部材20eと第2部材20fとを製造することができる。よって、室内用間仕切り200に天井部材210を設けることが容易になる。また、第1部材20eと第2部材20fとを、短尺支柱21や長尺支柱23と共通の材料から製造できる。
(5)室内間仕切り用金具を介して枠体20の任意の場所に天井部材210を設けることができる。
(その他の実施形態)
また、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
図8を参照して、自立しない連結枠10と天井部材210を備えている室内用間仕切り201の一例について説明する。
室内用間仕切り202は、横並びに連結した枠体20からなる3つの連結枠10を4方のうち3方を囲うように配置させたものである。よって、室内用間仕切り202は、2つの連結枠10を所定の間隔を空けて相対向するように配置させていて、相対向する2つの枠体20の上部が天井部材210で連結されている。3つの連結枠10は、それぞれが他の連結枠10と90度の角度を有していることから、自立可能に構成されている。
・角部材30は、第1圧接部32に長尺支柱23が当接固定され、第2圧接部34に短尺支柱21が当接固定されてもよい。
Claims (7)
- 複数の枠体で室内空間を間仕切る室内用間仕切りの上部に設けられている室内間仕切り用天井構造であって、
前記枠体は、4本の支柱が角部材で連結されてなり、
前記角部材は、前記支柱の開口端に圧接される圧接面を2面有し、それら2面の圧接面の相対角度を270度とすることで2本の前記支柱をそれぞれ90度の角度で連結することで4本の前記支柱を矩形枠状に連結させており、
前記室内用間仕切りは、少なくとも2つの前記枠体を所定の間隔を空けて対向配置させているものであって、
前記室内間仕切り用天井構造は、
前記対向配置された前記枠体のうちの2つの前記枠体の上部を連結する天井部材を有し、
前記天井部材は、前記2つの前記枠体のそれぞれから上方に延びる第1部材と、2つの前記枠体のそれぞれの前記第1部材を接続する第2部材とを備え、前記第1部材と前記第2部材とはそれぞれ前記支柱と同様の開口端を有し、前記第1部材と前記第2部材とが前記角部材で90度の角度で連結されている
室内間仕切り用天井構造。 - 複数の前記天井部材を備え、
複数の前記第2部材は、水平、かつ、平行である
請求項1に記載の室内間仕切り用天井構造。 - 前記第1部材と前記第2部材とはそれぞれ、前記支柱の開口端と同様の開口端を有していて、前記開口端に前記角部材の圧接面が圧接される
請求項1又は2に記載の室内間仕切り用天井構造。 - 前記支柱は、長手方向に直交する断面が多角形状の多角管であり、前記多角管の外側面には、外周方向に突き出る壁状部をそれぞれ有する2つの突出部であって、前記壁状部は長手方向に平行であるとともに、前記壁状部の先端から反対側の前記壁状部に向かって突き出した張出部とを備える前記2つの突出部を有し、
前記第1部材は、前記2つの突出部の間に嵌め込み固定された室内間仕切り用金具を介して前記枠体に固定される
請求項1~3のいずれか一項に記載の室内間仕切り用天井構造。 - 前記室内間仕切り用金具は、前記2つの突出部の長手方向において任意の位置に嵌め込み固定が可能である
請求項4に記載の室内間仕切り用天井構造。 - 前記対向配置された前記枠体のうちの2つの前記枠体はそれぞれ、複数の前記枠体が自立可能に連結された連結枠を構成している
請求項1~5のいずれか一項に記載の室内間仕切り用天井構造。 - 4本の支柱が角部材で連結されてなる複数の枠体を備える室内用間仕切りであって、
前記角部材は、前記支柱の開口端に圧接される圧接面を2面有し、それら2面の圧接面の相対角度を270度とすることで2本の前記支柱をそれぞれ90度の角度で連結することで4本の前記支柱を矩形枠状に連結させており、
前記室内用間仕切りは、少なくとも2つの前記枠体を所定の間隔を空けて対向配置させているとともに、前記対向配置された前記枠体のうちの2つの前記枠体の上部を連結する天井部材を備え、
前記天井部材は、前記2つの前記枠体のそれぞれから上方に延びる第1部材と、2つの前記枠体のそれぞれの前記第1部材を接続する第2部材とを備え、前記第1部材と前記第2部材とはそれぞれ前記支柱と同様の開口端を有し、前記第1部材と前記第2部材とが前記角部材で90度の角度で連結される
室内用間仕切り。
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