JP7098340B2 - 積層セラミックコンデンサおよびその製造方法 - Google Patents

積層セラミックコンデンサおよびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、積層セラミックコンデンサおよびその製造方法に関する。
小型大容量タイプの積層セラミックコンデンサでは、大容量化のため、誘電体層の薄層化および多積層化が求められている。そこで、十分な絶縁特性を得るための技術が開示されている(例えば、特許文献1~3参照)。
特開2015-38032号公報 特開2015-46589号公報 特開2017-28246号公報
しかしながら、誘電体層の薄層化に伴って各誘電体層における絶縁抵抗(IR:Insulation Resistance)値のバラツキが大きくなると、絶縁特性が低下するおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、絶縁特性を向上させることができる積層セラミックコンデンサおよびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る積層セラミックコンデンサは、セラミック誘電体層と内部電極層とが交互に積層され、積層された複数の前記内部電極層が交互に異なる端面に露出するように形成されたセラミック積層体と、前記セラミック積層体の前記内部電極層が露出する端面に形成された少なくとも1対の外部電極と、を備え、前記セラミック誘電体層の主成分は、1.001以上のA/B比のペロブスカイト構造を有し、前記ペロブスカイト構造のBサイトに、前記Bサイトの主成分元素を100at%とした場合に、0.05atm%以上、0.3atm%以下のドナーが置換固溶しており、積層方向で隣接する各1対の前記内部電極層間の絶縁抵抗の平均値をIRaveとし、最小値をIRminとした場合に、(IRave-IRmin)/IRave<0.50を満たすことを特徴とする。
上記積層セラミックコンデンサにおいて、前記セラミック誘電体層は、Ba、TiおよびMoを有するセラミック粒子を含み、前記セラミック粒子において、Tiを100atm%とした場合のMo濃度を0.05atm%以上0.3atm%以下としてもよい。
上記積層セラミックコンデンサにおいて、前記セラミック誘電体層において、Ba/Tiの比率を1.001以上としてもよい。
上記積層セラミックコンデンサにおいて、前記セラミック誘電体層の平均厚みを1μm以下としてもよい。上記積層セラミックコンデンサにおいて、前記セラミック誘電体層における平均グレイン径は、0.171μm~0.199μmとしてもよい。本発明に係る積層セラミックコンデンサの製造方法は、Aサイトの主成分元素/Bサイトの主成分元素の比率が1.001以上のチタン酸バリウム粉末の前記Bサイトに対して熱処理によって0.05at%以上、0.3at%以下のドナーを置換固溶させ、前記ドナーが置換固溶した前記チタン酸バリウム粉末を含むスラリを塗工することで得られた誘電体グリーンシート上に内部電極層パターンを印刷し、前記内部電極パターンが印刷された複数の前記誘電体グリーンシートを積層してセラミック積層体を形成し、前記セラミック積層体を、水素濃度が0.05%~0.15%の還元雰囲気で焼成し、前記内部電極パターンから形成され、積層方向で隣接する各1対の内部電極層間の絶縁抵抗の平均値をIR ave とし、最小値をIR min とした場合に、(IR ave -IR min )/IR ave <0.50を満たすようにすることを特徴とする。
本発明によれば、絶縁特性を向上させることができる。
積層セラミックコンデンサの部分断面斜視図である。 積層セラミックコンデンサの製造方法のフローを例示する図である。 各層間抵抗の測定結果を示す図である。 (a)および(b)は測定結果を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、実施形態について説明する。
(実施形態)
まず、積層セラミックコンデンサについて説明する。図1は、積層セラミックコンデンサ100の部分断面斜視図である。図1で例示するように、積層セラミックコンデンサ100は、直方体形状を有する積層チップ(セラミック本体)10と、積層チップ10のいずれかの対向する2端面に設けられた外部電極20a,20bとを備える。なお、積層チップ10の当該2端面以外の4面を側面と称する。外部電極20a,20bは、4つの側面に延在している。ただし、外部電極20a,20bは、4つの側面において互いに離間している。
積層チップ10は、誘電体として機能するセラミック材料を含む誘電体層11と、卑金属材料を含む内部電極層12とが、交互に積層された構成を有する。各内部電極層12の端縁は、積層チップ10の外部電極20aが設けられた端面と、外部電極20bが設けられた端面とに、交互に露出している。それにより、各内部電極層12は、外部電極20aと外部電極20bとに、交互に導通している。その結果、積層セラミックコンデンサ100は、複数の誘電体層11が内部電極層12を介して積層された構成を有する。また、積層チップ10において、4つの側面のうち、誘電体層11と内部電極層12との積層方向(以下、積層方向と称する。)の上面と下面とに対応する2側面は、カバー層13によって覆われている。カバー層13は、セラミック材料を主成分とする。例えば、カバー層13の主成分材料は、誘電体層11の主成分材料と同じである。
積層セラミックコンデンサ100のサイズは、例えば、長さ0.2mm、幅0.125mm、高さ0.125mmであり、または長さ0.6mm、幅0.3mm、高さ0.3mmであり、または長さ1.0mm、幅0.5mm、高さ0.5mmであり、または長さ3.2mm、幅1.6mm、高さ1.6mmであり、または長さ4.5mm、幅3.2mm、高さ2.5mmであるが、これらのサイズに限定されるものではない。
内部電極層12は、Ni(ニッケル),Cu(銅),Sn(スズ)等の卑金属を主成分とする。内部電極層12として、Pt(白金)、Pd(パラジウム)、Ag(銀)、Au(金)などの貴金属やこれらを含む合金を用いてもよい。誘電体層11は、一般式ABOで表されるペロブスカイト構造を有するセラミック材料を主成分とする。なお、当該ペロブスカイト構造は、化学量論組成から外れたABO3-αを含む。例えば、当該セラミック材料として、BaTiO(チタン酸バリウム)、CaZrO(ジルコン酸カルシウム)、CaTiO(チタン酸カルシウム)、SrTiO(チタン酸ストロンチウム)、ペロブスカイト構造を形成するBa1-x-yCaSrTi1-zZr(0≦x≦1,0≦y≦1,0≦z≦1)等を用いることができる。
積層セラミックコンデンサ100において、積層セラミックコンデンサ100の絶縁特性は、積層方向で隣接する各1対の内部電極層12の間の絶縁抵抗(以下、層間抵抗と称する。)に応じて決まる。本発明者らは、各層間抵抗の平均値によって積層セラミックコンデンサ100の絶縁特性が決まるのではなく、各層間抵抗のバラツキに応じて積層セラミックコンデンサ100の絶縁特性が決まることを見出した。具体的には、本発明者らは、各層間抵抗のバラツキが大きくなり、各層間抵抗の最小値が小さくなった場合に、積層セラミックコンデンサ100の絶縁特性が悪化することを見出した。この知見に基づけば、各層間抵抗の平均値が大きくても、層間抵抗の最小値が小さい場合には、積層セラミックコンデンサ100の絶縁特性が悪化する。具体的には、絶縁破壊電圧(BDV:Breakdown Voltage)が低下し、寿命特性などの信頼性が悪化する。そこで、本実施形態においては、各層間抵抗の平均値をIRaveとし、最小値をIRminとした場合に、(IRave-IRmin)/IRave<0.50を満たす。この構成によれば、各層間抵抗のバラツキが小さくなり、積層セラミックコンデンサ100のBDVが向上し、信頼性が向上する。すなわち、積層セラミックコンデンサ100の絶縁特性が向上する。なお、各層間抵抗のバラツキを小さくする観点から、(IRave-IRmin)/IRave<0.40であることが好ましく、(IRave-IRmin)/IRave<0.35であることがより好ましい。
次に、酸素欠陥に起因する絶縁特性の悪化について説明する。誘電体層11は、例えば、一般式ABOで表されるペロブスカイトを主成分とする原材料粉末を焼成することによって得られる。焼成の際に原材料粉末が還元雰囲気にさらされるため、ABOに酸素欠陥が生じる。積層セラミックコンデンサ100の使用時には誘電体層11に電圧が繰り返し印加されることになる。この際に酸素欠陥が移動することによって、障壁が破壊される。すなわち、ペロブスカイト構造中の酸素欠陥が、各層間抵抗のバラツキの要因となり、絶縁特性悪化の要因となっている。
そこで、ドナーとして機能する元素がペロブスカイト構造のBサイトに含まれている(置換固溶している)ことが好ましい。例えば、ドナーとして機能する元素として、Mo(モリブデン)、Nb(ニオブ)、Ta(タンタル)、W(タングステン)などが挙げられる。ドナーとして機能する元素がBサイトに置換固溶することによって、ペロブスカイト構造中の酸素欠陥が抑制される。それにより、各層間抵抗のバラツキが抑制され、絶縁特性を向上させることができる。
Bサイトにおいて、ドナーとして機能する元素が少なすぎると、十分に酸素欠陥を抑制できないおそれがある。そこで、Bサイトにおいて、ドナーとして機能する元素の置換固溶量に下限を設けることが好ましい。例えば、Bサイトにおいて、ドナーとして機能する元素が、Bサイトの主成分元素(BaTiOではTi)を100atm%とした場合に、0.05atm%以上置換固溶していることが好ましく、0.10atm%以上置換固溶していることがより好ましい。
一方、Bサイトにおいて、ドナーとして機能する元素が多すぎると、積層セラミックコンデンサ100の絶縁抵抗値が低下するといった不具合が生じるおそれがある。そこで、Bサイトにおいて、ドナーとして機能する元素の置換固溶量に上限を設けることが好ましい。例えば、Bサイトにおいて、ドナーとして機能する元素が0.3atm%以下置換固溶していることが好ましく、0.25atm%以下置換固溶していることがより好ましい。
また、Aサイトの主成分元素/Bサイトの主成分元素の比率(BaTiOではBa/Ti)が小さすぎると、誘電体層11の主成分のセラミック材料に異常粒成長が生じるおそれがある。この場合、誘電体層11における結晶粒界数にバラツキが生じる。それにより、各層間抵抗にバラツキが生じるようになる。そこで、Aサイトの主成分元素/Bサイトの主成分元素の比率に下限を設けることが好ましい。具体的には、Aサイトの主成分元素/Bサイトの主成分元素の比率≧1.001であることが好ましい。一方、Aサイトの主成分元素/Bサイトの主成分元素の比率が大きすぎると、比誘電率の低下を招くといった不具合が生じる。そこで、Aサイトの主成分元素/Bサイトの主成分元素の比率に上限を設けることが好ましい。具体的には、Aサイトの主成分元素/Bサイトの主成分元素の比率≦1.020であることが好ましい。
なお、誘電体層11を厚膜化することによっても、良好な絶縁特性を得ることができる。しかしながら、この場合、積層セラミックコンデンサ100が低容量化してしまう。したがって、本実施形態は、誘電体層の薄い大容量の積層セラミックコンデンサ100に対して特に効果を発揮する。例えば、本実施形態は、誘電体層11の厚みが1μm以下の薄層の積層セラミックコンデンサにおいて特に効果的である。
続いて、積層セラミックコンデンサ100の製造方法について説明する。図2は、積層セラミックコンデンサ100の製造方法のフローを例示する図である。
(原料粉末作製工程)
まず、一般式ABOで表されるペロブスカイト構造を主相とするセラミック材料を主成分とするセラミック粉末を用意する。Bサイトにドナーとして機能する元素を置換固溶させる場合には、セラミック粉末に予め置換固溶させておく。例えば、BaTiOのBサイトにMoを置換固溶させる場合には、TiOおよびBaCOと分散剤との混合スラリ中に、酸化モリブデン(Mo)を少量の純水と馴染ませた後に添加し、撹拌してMoが溶解したスラリを得る。TiOおよびBaCOを、狙いとするBaTiOの径、品質等に応じたレベルまで分散し、未吸着分散剤と固形分との兼ね合いから増粘したスラリを乾燥し、生材を得る。その後、例えば約950℃で仮焼を行うことで、MoがBサイトに置換固溶したBaTiOを得ることができる。なお、得られるセラミック粉末のペロブスカイト構造において、Aサイトの主成分元素/Bサイトの主成分元素の比率を1.001以上とすることで、後述の焼成工程における粒成長を抑制することができる。
得られたセラミック粉末に、目的に応じて所定の添加化合物を添加する。添加化合物としては、Mg(マグネシウム),Mn(マンガン),V(バナジウム),Cr(クロム),希土類元素(Y(イットリウム),Sm(サマリウム),Eu(ユウロピウム),Gd(ガドリニウム),Tb(テルビウム),Dy(ジスプロシウム),Ho(ホロミウム),Er(エルビウム),Tm(ツリウム)およびYb(イッテルビウム))の酸化物、並びに、Co(コバルト),Ni,Li(リチウム),B,Na(ナトリウム),K(カリウム)およびSiの酸化物もしくはガラスが挙げられる。
例えば、セラミック粉末に添加化合物を含む化合物を混合して820~1150℃で仮焼を行う。続いて、得られたセラミック粉末を添加化合物とともに湿式混合し、乾燥および粉砕してセラミック粉末を調製する。例えば、セラミック粉末の平均粒子径は、誘電体層11の薄層化の観点から、好ましくは50~150nmである。例えば、上記のようにして得られたセラミック粉末について、必要に応じて粉砕処理して粒径を調節し、あるいは分級処理と組み合わせることで粒径を整えてもよい。以上の工程により、誘電体材料が得られる。
(積層工程)
次に、得られた誘電体材料に、ポリビニルブチラール(PVB)樹脂等のバインダと、エタノール、トルエン等の有機溶剤と、可塑剤とを加えて湿式混合する。得られたスラリを使用して、例えばダイコータ法やドクターブレード法により、基材上に例えば厚み3μm~10μmの帯状の誘電体グリーンシートを塗工して乾燥させる。
次に、誘電体グリーンシートの表面に、有機バインダを含む内部電極形成用の金属導電ペーストをスクリーン印刷、グラビア印刷等により印刷することで、極性の異なる一対の外部電極に交互に引き出される内部電極層パターンを配置する。金属導電ペーストには、共材としてセラミック粒子を添加する。セラミック粒子の主成分は、特に限定するものではないが、誘電体層11の主成分セラミックと同じであることが好ましい。例えば、平均粒子径が50nm以下のBaTiOを均一に分散させてもよい。
その後、内部電極層パターンが印刷された誘電体グリーンシートを所定の大きさに打ち抜いて、打ち抜かれた誘電体グリーンシートを、基材を剥離した状態で、内部電極層12と誘電体層11とが互い違いになるように、かつ内部電極層12が誘電体層11の長さ方向両端面に端縁が交互に露出して極性の異なる一対の外部電極20a,20bに交互に引き出されるように、所定層数(例えば100~500層)だけ積層する。積層した誘電体グリーンシートの上下に、カバー層13を形成するためのカバーシートを圧着させ、所定チップ寸法(例えば1.0mm×0.5mm)にカットする。
得られたセラミック積層体をN雰囲気中で脱バインダした後に、セラミック積層体の両端面から各側面にかけて、外部電極20a,20bの主成分金属を含む金属フィラー、共材、バインダ、溶剤などを含み、外部電極20a,20bの下地層となる金属ペーストを塗布し、乾燥させる。
(焼成工程)
このようにして得られた成型体を、250~500℃のN雰囲気中で脱バインダ処理した後に、酸素分圧10-5~10-8atmの還元雰囲気中で1100~1300℃で10分~2時間焼成することで、各化合物が焼結して粒成長する。このようにして、成型体が得られる。還元雰囲気は、例えば、NガスおよびHガスの混合ガスであり、H濃度を0%より高く、0.2%以下とすることが好ましい。H濃度を規定することで粒成長を抑制することができるからである。
(再酸化処理工程)
その後、Nガス雰囲気中で600℃~1000℃で再酸化処理を行う。この工程により、酸素欠陥が抑制される。
(外部電極形成工程)
その後、外部電極20a,20bの下地層上に、めっき処理により、Cu,Ni,Sn等の金属コーティングを行う。それにより、積層セラミックコンデンサ100が完成する。
本実施形態に係る製造方法によれば、各層間抵抗のバラツキを抑制することができる。例えば、上述したように、ドナーとして機能する元素をBサイトに置換固溶させる、Aサイトの主成分元素/Bサイトの主成分元素の比率を規定する、焼成工程における還元雰囲気を規定する、などの手法を単独でまたは組み合わせることで、(IRave-IRmin)/IRave<0.50を実現することができる。
以下、実施形態に係る積層セラミックコンデンサを作製し、特性について調べた。
TiOおよびBaCOと分散剤の混合スラリ中に、酸化モリブデン(Mo)を少量の純水と馴染ませた後に添加し、撹拌してMoが溶解したスラリを得た。次に、TiOおよびBaCOを、狙いとするBaTiOの径、品質等に応じたレベルまで分散し、未吸着分散剤と固形分の兼ね合いから増粘したスラリを乾燥し、生材を得た。その後、約950℃で仮焼を行い、約0.15μmの、Moが置換固溶したBaTiOを得た。
実施例1~3では、Tiが100atm%とした場合に、Moを0.2atm%置換固溶させた。実施例4では、Tiが100atm%とした場合に、Moを0.1atm%置換固溶させた。比較例1,2では、Moを置換固溶させなかった。また、実施例1では、BaとTiとのモル比(Ba/Ti比)を1.0015とした。実施例2では、BaとTiとのモル比を1.0011とした。実施例3では、BaとTiとのモル比を1.0018とした。実施例4では、BaとTiとのモル比を1.0013とした。比較例1では、BaとTiとのモル比を0.9980とした。比較例2では、BaとTiとのモル比を1.0017とした。
実施例1~4では、得られたBaTiOに、添加化合物として、希土類酸化物、MnCO、VおよびSiOを添加した。比較例1,2では、得られたBaTiOに、添加化合物として、希土類酸化物、MgO、MnCO、VおよびSiOを添加した。
添加物を添加したBaTiOに、有機溶剤を加えてスラリ化した。その後、ビーズミルにて、乾燥後のBETが12m/gになるまで解砕し、そのスラリにPVBバインダを加え、混練後、PETフィルム上に塗工・乾燥し、1μmの厚みの誘電体グリーンシートを得た。次いで、この誘電体グリーンシート上に、一次径約0.1μmのニッケルを主成分としたペーストで内部電極パターンをスクリーン印刷にて形成した。得られたパターン形成シートを積層し、圧着、カット、バレル及び外電塗布を施し、長さ0.6mm、幅0.3mm、高さ0.3mmのセラミック積層体を作製した。パターン形成シートの積層数は、300層とした。
次に、Nガス雰囲気下で、約400℃で脱バインダ処理を行った後、NガスおよびHガスの混合ガス雰囲気下で、約1200℃で焼成した。実施例1では、当該混合ガス雰囲気において、H濃度を0.05%とした。実施例2では、当該混合ガス雰囲気において、H濃度を0.10%とした。実施例3では、当該混合ガス雰囲気において、H濃度を0.15%とした。実施例4では、当該混合ガス雰囲気において、H濃度を0.05%とした。比較例1では、当該混合ガス雰囲気において、H濃度を0.05%とした。比較例2では、当該混合ガス雰囲気において、H濃度を0.60%とした。その後、N雰囲気下で、約900℃で再酸化処理を行い、積層セラミックコンデンサ100を得た。
(分析)
得られた積層セラミックコンデンサ100に対して、各層間抵抗を測定した。図3は、各層間抵抗の測定結果を示す図である。図3において、横軸は、積層チップ10において積層方向における誘電体層11の位置(積層番号)を表す。縦軸は、各層間抵抗を表す。
実施例1~4および比較例1,2のそれぞれについて、各層間抵抗の平均値IRave、最小値IRmin、および最大値IRmaxを算出し、(IRave-IRmin)/IRaveを算出した。算出結果を図4(a)に示す。図4(a)に示すように、(IRave-IRmin)/IRaveは、実施例1では0.250となり、実施例2では0.332となり、実施例3では0.473となり、実施例4では0.422となり、比較例1では0.842となり、比較例2では0.681となった。
図4(a)の結果から、実施例1~4のいずれにおいても、(IRave-IRmin)/IRaveが0.50未満となった。これに対して、比較例1,2では、(IRave-IRmin)/IRaveが0.50以上となった。例えば、比較例1では、Moを置換固溶させなかったこと、BaとTiとのモル比を1.001未満としたこと、などが要因として考えられる。例えば、比較例2では、Moを置換固溶させなかったこと、焼成工程における雰囲気のH濃度が0.2%を上回ったこと、などが要因として考えられる。
次に、実施例1~4および比較例1,2の積層セラミックコンデンサ100に対して、平均グレイン径(誘電体層11における平均結晶粒径)を測定し、BDVを測定し、高温負荷試験を行った。平均グレイン径については、走査型電子顕微鏡または透過型電子顕微鏡にて1つの視野に80~150個程度の粒子が入るように倍率を調整し、合計で400個以上の粒子数となるように複数枚の写真を得て、写真上で認識できる粒子の全数についてFeret径にてグレイン径を測定した。測定したグレイン径の合計値を、測定したグレイン数で割った値を平均グレイン径とした。BDVの測定は、外部電極20aと外部電極20bとの間に直流電圧を印加し、昇圧速度を75秒/1kVとし、サンプルが破壊された電圧を耐電圧BDVとした。BDVの測定については、実施例1~4および比較例1,2のそれぞれ20個のサンプルについて実施した。高温負荷試験(HALT試験)では、85℃の高温環境下において10Vの直流電圧を印加した。絶縁破壊に至る時間が1000時間以上の結果が得られたものを合格とし、不合格となったNG数を測定した。高温負荷試験については、実施例1~4および比較例1,2のそれぞれ400個のサンプルについて実施した。
図4(b)は、測定結果を示す図である。図4(b)に示すように、実施例1では平均グレイン径が0.171μmとなり、実施例2では平均グレイン径が0.182μmとなり、実施例3では平均グレイン径が0.199μmとなり、実施例4では平均グレイン径が0.168μmとなり、比較例1では平均グレイン径が0.176μmとなり、比較例2では平均グレイン径が0.289μmとなった。
実施例1~4のいずれにおいても、BDVが40V以上と高くなった。また、実施例1~4のいずれにおいても、高温負荷試験NG数がゼロとなり、良好な信頼性が得られた。これは、(IRave-IRmin)/IRaveが0.50未満となったことで、各層間抵抗のバラツキが小さくなり、積層セラミックコンデンサ100の絶縁特性が向上したからであると考えられる。これに対して、比較例1,2のいずれにおいても、BDVが40V未満と小さくなった。また、高温負荷試験でNGとなるサンプルがあった。これは、(IRave-IRmin)/IRaveが0.50以上となったことで、各層間抵抗のバラツキが大きくなり、積層セラミックコンデンサ100の絶縁特性が悪化したからであると考えられる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 積層チップ
11 誘電体層
12 内部電極層
20a,20b 外部電極
100 積層セラミックコンデンサ

Claims (6)

  1. セラミック誘電体層と内部電極層とが交互に積層され、積層された複数の前記内部電極層が交互に異なる端面に露出するように形成されたセラミック積層体と、
    前記セラミック積層体の前記内部電極層が露出する端面に形成された少なくとも1対の外部電極と、を備え、
    前記セラミック誘電体層の主成分は、1.001以上のA/B比のペロブスカイト構造を有し、
    前記ペロブスカイト構造のBサイトに、前記Bサイトの主成分元素を100at%とした場合に、0.05atm%以上、0.3atm%以下のドナーが置換固溶しており、
    積層方向で隣接する各1対の前記内部電極層間の絶縁抵抗の平均値をIRaveとし、最小値をIRminとした場合に、(IRave-IRmin)/IRave<0.50を満たすことを特徴とする積層セラミックコンデンサ。
  2. 前記セラミック誘電体層は、Ba、TiおよびMoを有するセラミック粒子を含み、
    前記セラミック粒子において、Tiを100atm%とした場合のMo濃度が0.05atm%以上0.3atm%以下であることを特徴とする請求項1記載の積層セラミックコンデンサ。
  3. 前記セラミック誘電体層において、Ba/Tiの比率が1.001以上であることを特徴とする請求項2記載の積層セラミックコンデンサ。
  4. 前記セラミック誘電体層の平均厚みは、1μm以下であることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の積層セラミックコンデンサ。
  5. 前記セラミック誘電体層における平均グレイン径は、0.171μm~0.199μmであることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の積層セラミックコンデンサ。
  6. Aサイトの主成分元素/Bサイトの主成分元素の比率が1.001以上のチタン酸バリウム粉末の前記Bサイトに対して熱処理によって0.05at%以上、0.3at%以下のドナーを置換固溶させ、
    前記ドナーが置換固溶した前記チタン酸バリウム粉末を含むスラリを塗工することで得られた誘電体グリーンシート上に内部電極層パターンを印刷し、
    前記内部電極パターンが印刷された複数の前記誘電体グリーンシートを積層してセラミック積層体を形成し、
    前記セラミック積層体を、水素濃度が0.05%~0.15%の還元雰囲気で焼成し、
    前記内部電極パターンから形成され、積層方向で隣接する各1対の内部電極層間の絶縁抵抗の平均値をIRaveとし、最小値をIRminとした場合に、(IRave-IRmin)/IRave<0.50を満たすようにすることを特徴とする積層セラミックコンデンサの製造方法。
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