JP7097129B1 - 爪被覆用光硬化性組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、被膜の爪への密着性を高める爪被覆用光硬化性組成物を提供する。【解決手段】本発明は、ウレタン(メタ)アクリレートプレポリマー(A)と、(メタ)アクリル系モノマー(B)と、シランカップリング剤(C)と、光重合開始剤(D)と、吸放湿剤(E)とを含有し、前記シランカップリング剤(C)は、不飽和基を有する、爪被覆用光硬化性組成物である。【選択図】 なし

Description

特許法第30条第2項適用 公開日 令和3年1月16日 公開場所 アクアケミカル株式会社(兵庫県神戸市中央区港島南町3丁目3番15号) 公開者 ケーエスエム株式会社
本発明は、爪被覆用光硬化性組成物に関する。
従来、爪被覆用光硬化性組成物として、ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー〔ウレタン(メタ)アクリレートプレポリマー〕と、(メタ)アクリル系モノマーと、シランカップリング剤と、光重合開始剤(D)を含有し、前記シランカップリング剤が不飽和基を有する、組成物が用いられている(例えば、特許文献1)。
該組成物を人の爪に塗布し、塗布した該組成物にエネルギー線(紫外線等)を照射することにより、爪に、被膜たる人工爪を形成することができる。
特に、特許文献1に記載の組成物は、前記ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーの重量平均分子量が10,000以上であり、前記ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーの1分子内のウレタン結合基数が少なくとも10以上であることにより、得られる被膜の密着性に優れた組成物となっている。
特開2021-28313号公報
ところで、特許文献1とは別のアプローチで被膜の爪への密着性を高め得る組成物については、これまで十分には検討がなされていない。
そこで、本発明では、被膜の爪への密着性を高める爪被覆用光硬化性組成物を提供することを課題とする。
本発明は、ウレタン(メタ)アクリレートプレポリマー(A)と、
(メタ)アクリル系モノマー(B)と、
シランカップリング剤(C)と、
光重合開始剤(D)と、
吸放湿剤(E)とを含有し、
前記シランカップリング剤(C)は、不飽和基を有する、爪被覆用光硬化性組成物に関する。
好ましくは、前記吸放湿剤(E)は、ゼオライト及び活性炭の少なくとも何れか一方を含む。
好ましくは、前記吸放湿剤(E)の含有量が、0.01~1.0重量%である。
好ましくは、前記吸放湿剤(E)は、粒子状であり、
前記吸放湿剤(E)のメジアン径が、0.5~10μmである。
好ましくは、前記爪被覆用光硬化性組成物は、人工爪のベース層を形成するのに用いられる。
本発明によれば、被膜の爪への密着性を高める爪被覆用光硬化性組成物を提供し得る。
以下、本発明の一実施形態について説明する。
<本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物>
本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物は、ウレタン(メタ)アクリレートプレポリマー(A)と、(メタ)アクリル系モノマー(B)と、シランカップリング剤(C)と、光重合開始剤(D)と、吸放湿剤(E)とを含有する。
前記シランカップリング剤(C)は、不飽和基を有する。
(ウレタン(メタ)アクリレートプレポリマー(A))
前記ウレタン(メタ)アクリレートプレポリマー(A)は、ウレタン結合、及び、(メタ)アクリロイル基を有する化合物である。
前記ウレタン(メタ)アクリレートプレポリマー(A)は、(メタ)アクリロイル基を1分子中に2つ以上有することが好ましい。
前記ウレタン(メタ)アクリレートプレポリマー(A)は、本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物に光硬化性を付与するともに、該爪被覆用光硬化性組成物の硬化物たる被膜の硬度、密着性、及び、柔軟性を高めることができる。
また、前記ウレタン(メタ)アクリレートプレポリマー(A)は、被膜の爪への密着性を高めることができる。
前記ウレタン(メタ)アクリレートプレポリマー(A)としては、例えば、1分子中に2つ以上のイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーと、水酸基を有する(メタ)アクリロイルモノマー2分子以上とを反応させることによって得られる化合物が好ましい。
水酸基を有する(メタ)アクリロイルモノマーとしては、例えば、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4-ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、1,3-ブタンジオール(メタ)アクリレート、1,4-ブタンジオール(メタ)アクリレート、1,6-ヘキサンジオール(メタ)アクリレート、3-メチルペンタンジオール(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらを単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
1分子中に2つ以上のイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーとしては、例えば、ポリオール化合物と、ポリイソシアネート化合物とを反応させることによって得られる化合物が挙げられる。
前記ポリオール化合物としては、ポリエーテル系ポリオール、ポリエステル系ポリオール、ポリカーボネート系ポリオール等が挙げられる。
爪への初期密着性に優れ、被膜の硬度を高め、且つ、被膜の密着性を高めるという観点から、前記ポリオール化合物としては、ポリエーテル系ポリオールが好ましい。
前記ポリエーテル系ポリオールとしては、ポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTMG)、ポリプロピレングリコール(PPG)、ポリエチレングリコール(PEG)等が挙げられる。
前記ポリエステル系ポリオールとしては、ポリカプロラクトンジオール(PCL)、ジオールと酸成分との反応物等が挙げられる。
前記ジオールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ブタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、2-メチル-1,8-オクタンジオール、ノナンジオール、シクロヘキサンジメタノール、ネオペンチルグリコール、3-メチル-1,5-ペンタンジオール等が挙げられる。
前記ジオールの分子量は、60~300が好ましい。
前記酸成分としては、ジカルボン酸、ジカルボン酸の無水物等が挙げられる。
前記ジカルボン酸としては、アジピン酸、セバシン酸、コハク酸、マレイン酸、フタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、テレフタル酸等が挙げられる。
前記ポリカーボネート系ポリオールとしては、例えば、カーボネートとジオールとの反応生成物であるポリカーボネートジオール(PCD)等が挙げられる。
前記カーボネートとしては、ジアリールカーボネート、ジアルキルカーボネート等が挙げられる。
前記ジアリールカーボネートとしては、ジフェニルカーボネート等が挙げられる。
前記ジアルキルカーボネートとしては、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート等が挙げられる。
前記ジオールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ブタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、2-メチル-1,8-オクタンジオール、ノナンジオール、シクロヘキサンジメタノール、ネオペンチルグリコール、3-メチル-1,5-ペンタンジオール等が挙げられる。
前記ジオールの分子量は、60~300が好ましい。
前記ポリイソシアネート化合物としては、芳香族系ポリイソシアネート化合物、脂肪族系ポリイソシアネート化合物、脂環式ポリイソシアネート化合物等が挙げられる。
密着性を高めるという観点から、前記ポリイソシアネート化合物としては、芳香族系ポリイソシアネート化合物が好ましい。
柔軟性に優れるという観点から、前記ポリイソシアネート化合物としては、脂肪族系ポリイソシアネート化合物が好ましい。
硬度を高めるという観点や、耐黄変性に優れるという観点から、前記ポリイソシアネート化合物としては、脂環式ポリイソシアネート化合物が好ましい。
前記芳香族系ポリイソシアネート化合物としては、トルエンジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、ナフタレンジイソシアネート(NDI)等が挙げられる。
前記脂肪族系ポリイソシアネート化合物としては、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート(TMDI)、1,5-ペンタメチレンジイソシアネート(PDI)等が挙げられる。
前記脂環式ポリイソシアネート化合物としては、イソホロンジイソシアネート(IPDI)(別名:3-イソシアナトメチル-3,5,5-トリメチルシクロヘキシルイソシアネート)、シクロヘキサン-1,3-ジイルビスメチレンジイソシアネート(H6XDI)、ジシクロヘキシルメタン-4,4’-ジイソシアネート(H12MDI)、ノルボルネンジイソシアネート(NBDI)等が挙げられる。
ウレタンプレポリマーは、製法の違いによって種々の構造があり、例えば、下記の1)乃至3)のようなものが挙げられる。
1)「ポリオールモノマー」と「ジイソシアネート」とが交互に重合している「規則性ウレタンプレポリマー」
2)ポリオールが複数重合した「ポリマーグリコール」と、「ジイソシアネート」とが、交互に重合している「連鎖ウレタンプレポリマー」
3)「ポリマーグリコール」、「ジイソシアネート」に加えて鎖延長剤の「低分子グリコール」との重付加反応で得られるマルチブロック共重合体である、「セグメンティドウレタンプレポリマー」
ウレタン(メタ)アクリレートプレポリマー(A)の重量平均分子量を高めるには、2)又は3)のウレタンプレポリマーを用いることが、製造コストの上で好ましい。
なお、3)のウレタンプレポリマーは、分子量の微調整がしやすいという点で好ましい。
前記ウレタン(メタ)アクリレートプレポリマー(A)の重量平均分子量は、好ましくは10,000以上、より好ましくは12,000以上、更に好ましくは13,000以上、更により好ましくは15,000以上である。
また、爪被覆用光硬化性組成物の製造時の混練作業を用意にするという観点や、爪被覆用光硬化性組成物を塗工しやすいものにするという観点から、前記ウレタン(メタ)アクリレートプレポリマー(A)の重量平均分子量は、好ましくは100,000以下、より好ましくは50,000以下、更に好ましくは45,000以下である。
なお、本実施形態において、重量平均分子量は、クロロホルム溶離液を用いたゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用い、ポリスチレン換算分子量分布より測定されたものをいう。当該GPCにおけるカラムとしては、前記分子量を測定するのに適切なカラムを使用すればよい。
被膜の密着性を高めるという観点から、前記ウレタン(メタ)アクリレートプレポリマー(A)の1分子内のウレタン結合基数は、10以上であることが好ましい。
なお、ウレタン結合基数とは、アミンの窒素とカルボニル基の炭素との間に共有結合が形成されている部分の数、すなわち、「-NHCOO-」部分の数を意味し、以下単に「ウレタン結合数」とも言う。
また、被膜の密着性を高めるという観点、被膜の硬度を高めるという観点、及び、爪被覆用光硬化性組成物の硬化性を高めるという観点から、前記ウレタン結合数は、12以上であることがより好ましい。
なお、前記ポリイソシアネート化合物が芳香族系ポリイソシアネート化合物である場合には、前記ウレタン結合数は、好ましくは12以上、より好ましくは16以上、更に好ましくは18以上である。
前記ポリイソシアネート化合物が脂肪族系ポリイソシアネート化合物である場合には、前記ウレタン結合数は、好ましくは16以上、より好ましくは18以上である。
前記ポリイソシアネート化合物が脂環式ポリイソシアネート化合物である場合には、前記ウレタン結合数は、好ましくは18以上、より好ましくは20以上、更に好ましくは22以上である。
ウレタン(メタ)アクリレートプレポリマー(A)の製造コスト上の観点から、ウレタン結合数は、好ましくは30以下、より好ましくは28以下、更に好ましくは26以下、特に好ましくは24以下である。
前記ウレタン(メタ)アクリレートプレポリマー(A)は、本発明の目的を阻害しない範囲で、その他の置換基を有してもよい。その他の置換基としては、水酸基、炭化水素基(メチル基等)等が挙げられる。
本実施形態においては、ウレタン(メタ)アクリレートプレポリマー(A)を1種又は2種以上用いてもよい。
本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物におけるウレタン(メタ)アクリレートプレポリマー(A)の含有量は、好ましくは30~70重量%、より好ましくは35~65重量%、更に好ましくは40~60重量%である。
本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物は、ウレタン(メタ)アクリレートプレポリマー(A)の含有量が30重量%以上であることにより、密着性を高めることができる。
本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物は、ウレタン(メタ)アクリレートプレポリマー(A)の含有量が70重量%以下であることにより、取り扱い性に優れたものとなるという利点を有する。
((メタ)アクリル系モノマー(B))
前記(メタ)アクリル系モノマー(B)は、本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物の粘度を低下させて、爪被覆用光硬化性組成物のハンドリング性を高めることができる。
また、前記(メタ)アクリル系モノマー(B)は、爪被覆用光硬化性組成物に光硬化性を付与することができる。
さらに、また、前記(メタ)アクリル系モノマー(B)は、密着性を高めることができる。
前記(メタ)アクリル系モノマー(B)としては、単官能(メタ)アクリレートモノマー、多官能(メタ)アクリレートモノマーが挙げられる。
「単官能(メタ)アクリレートモノマー」は、(メタ)アクリロイル基を1つのみ有する(メタ)アクリルモノマーを意味する。また、「多官能(メタ)アクリレートモノマー」は、(メタ)アクリロイル基を2つ以上有する(メタ)アクリルモノマーを意味する。
なお、本実施形態では、(メタ)アクリロイル基を1つのみ有し、且つ、(メタ)アクリロイル基以外の反応性官能基(例えば、ヒドロキシ基等)を有するモノマーも、単官能(メタ)アクリレートモノマーに該当する。
爪被覆用光硬化性組成物の硬化収縮を抑制するという観点から、前記(メタ)アクリル系モノマー(B)としては、単官能(メタ)アクリレートモノマーが好ましい。
該硬化収縮が抑制されると、被膜の接着界面での応力を小さくでき、その結果、被膜の接着性を高めることができる。
前記単官能(メタ)アクリレートモノマーとしては、アルコールと(メタ)アクリル酸とのエステル化物である(メタ)アクリレートが挙げられる。
また、前記単官能(メタ)アクリレートモノマーとしては、その他に、グリシジル基含有ラジカル重合性不飽和基含有化合物、含窒素アルキル(メタ)アクリレートが挙げられる。
アルコールと(メタ)アクリル酸とのエステル化物である(メタ)アクリレートとしては、ヒドロキシ基含有(メタ)アクリレート、モルフォリノ基含有(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロイル基以外の反応性官能基を持たない(メタ)アクリレート等が挙げられる。
ヒドロキシ基含有(メタ)アクリレートとしては、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。
モルフォリノ基含有(メタ)アクリレートとしては、アクリロイルモルフォリン等が挙げられる。
(メタ)アクリロイル基以外の反応性官能基を持たない(メタ)アクリレートとしては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n-プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n-ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、t-ブチル(メタ)アクリレート、ネオペンチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、N-アクリロイルオキシエチルヘキサヒドロフタルイミド等が挙げられる。
前記グリシジル基含有ラジカル重合性不飽和基含有化合物としては、グリシジル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
前記含窒素アルキル(メタ)アクリレートとしては、N,N-ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N-ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N-t-ブチルアミノエチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
前記単官能(メタ)アクリレートモノマーとしては、被膜に柔軟性を付与することにより密着性を高め得るという観点から、1-ヒドロキシエチルメタクリレート、2-ヒドロキシエチルメタクリレートが好ましい。
また、前記単官能(メタ)アクリレートモノマーとしては、被膜に適度な硬度を付与することにより被膜に耐衝撃性を与え得るという観点から、イソボルニルメタクリレートが好ましい。
従って、密着性及び耐衝撃性との観点から、1-ヒドロキシエチルメタクリレート及び/又は2-ヒドロキシエチルメタクリレートと、イソボルニルメタクリレートとを併用するのが好ましい。
前記多官能(メタ)アクリレートモノマーとしては、ジ(メタ)アクリレートモノマー、トリ(メタ)アクリレートモノマー等が挙げられる。
前記ジ(メタ)アクリレートモノマーとしては、ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、エトキシ化ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、プロポキシ化ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、プロポキシ化エトキシ化ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレンジ(メタ)アクリレート、エトキシ化ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、エトキシ化プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメタノールジアクリレート、1,3-ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,4-ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9-ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、1,6-ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAエチレンオキサイド変性ジ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
前記トリ(メタ)アクリレートモノマーとしては、グリセリントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンプロピレンオキサイド変性トリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンエチレンオキサイド変性トリ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
また、前記多官能(メタ)アクリレートモノマーとしては、その他に、エリスリトール類の(メタ)アクリレート類、多官能のリン酸エステル系メタクリレートも挙げられる。
また、前記多官能(メタ)アクリレートモノマーとしては、ε-カプロラクトン変性トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、エトキシ化ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、又はイソプロピリデンジフェニルビス(メタクリル酸オキシヒドロキシプロピル)等も挙げられる。
前記エリスリトール類の(メタ)アクリレート類としては、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトール(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトール(メタ)アクリレート、テトラペンタエリスリトール(メタ)アクリレート、ポリペンタエリスリトールオクタアクリレートエトキシ化イソシアヌル酸トリアクリレート等が挙げられる。
前記多官能のリン酸エステル系メタクリレートとしては、リン酸ビス(メタクリル酸ヘキサン酸エチル)、リン酸ビス(メタクリル酸プロパン酸ペンチル)、リン酸トリ(メタクリル酸ヘキサン酸エチル)、リン酸トリ(メタクリル酸プロパン酸ペンチル)等が挙げられる。
本実施形態においては、(メタ)アクリル系モノマー(B)を1種又は2種以上用いてもよい。
なお、(メタ)アクリル系モノマー(B)を2種以上併用する場合には、「単官能(メタ)アクリレートモノマー」と「多官能(メタ)アクリレートモノマー」とを併用してもよく、「単官能(メタ)アクリレートモノマー」を2種以上併用してもよく、「多官能(メタ)アクリレートモノマー」2種以上併用してもよい。
本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物における(メタ)アクリル系モノマー(B)の含有量は、好ましくは20~60重量%、より好ましくは25~55重量%、更に好ましくは30~50重量%である。
本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物は、(メタ)アクリル系モノマー(B)の含有量が20重量%以上であることにより、粘度が低くなり、取り扱い性に優れたものとなるという利点を有する。
本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物は、(メタ)アクリル系モノマー(B)の含有量が60重量%以下であることにより、適度な粘度となり、その結果、取り扱い性及び密着性が優れたものとなるという利点を有する。
(シランカップリング剤(C))
前記シランカップリング剤(C)は、不飽和基を有する。
該不飽和基は、炭素-炭素二重結合を含むことが好ましい。前記シランカップリング剤(C)は、ベンゼン環を有してもよいが、ベンゼン環を有する場合には、ベンゼン環に含まれる炭素-炭素二重結合以外の炭素-炭素二重結合を有することが好ましい。
前記シランカップリング剤(C)は、アルコキシ基を有する。また、該アルコキシ基が加水分解されることにより、前記シランカップリング剤(C)は、シラノール基を有する。
また、前記不飽和基は、前記ウレタン(メタ)アクリレートプレポリマー(A)の炭素-炭素二重結合、及び/又は、前記(メタ)アクリル系モノマー(B)の炭素-炭素二重結合と反応できる炭素-炭素二重結合を有することが好ましい。
本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物は、斯かるシランカップリング剤を含有することにより、光硬化時に、ウレタン(メタ)アクリレートプレポリマー(A)、及び/又は、(メタ)アクリル系モノマー(B)と該シランカップリング剤とが重合反応し、得られる重合体にシラノール基が組み込まれ、その結果、爪被覆用光硬化性組成物から得られる被膜と爪との密着性が、シラノール基により高められるという利点を有する。
また、複数の層で形成される人工爪の一部の層で本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物を用い、且つ、本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物で形成される層に隣接する層でウレタン(メタ)アクリレートプレポリマーが用いられる場合には、本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物は、斯かるシランカップリング剤を含有することにより、前記隣接する層との密着性が高めるという利点を有する。
前記ウレタン(メタ)アクリレートプレポリマー(A)の炭素-炭素二重結合、及び/又は、前記(メタ)アクリル系モノマー(B)の炭素-炭素二重結合と反応できる炭素-炭素二重結合を有する不飽和基としては、アクリロイル基、メタアクリロイル基、ビニル基等が挙げられる。
アクリロイル基を有するシランカップリング剤としては、3-アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3-アクリロキシプロピルトリエトキシシラン等が挙げられる。
メタクリロイル基を有するシランカップリング剤としては、3-メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3-メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3-メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3-メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、2-メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、2-メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン等が挙げられる。
ビニル基を有するシランカップリング剤としては、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン等が挙げられる。
前記シランカップリング剤(C)としては、1種又は2種以上を用いることができる。
被膜と爪との密着性を高めるという観点から、本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物におけるシランカップリング剤(C)の含有量は、好ましくは0.5~5重量%、より好ましくは0.7~3重量%、更に好ましくは0.9~1.5重量%である。
(光重合開始剤(D))
前記光重合開始剤(D)としては、アセトフェノン類、ベンゾフェノン類、ベンゾインエーテル類、ケタール類、チオキサントン類、ヒドロキシケトン類等が挙げられる。
また、前記光重合開始剤(D)としては、その他にも、アントラキノン、2,4,5-トリアリールイミダゾール二量体、2,4,6-トリス-S-トリアジン、2,4,6-トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド等が挙げられる。
前記アセトフェノン類としては、アセトフェノン、2,2-ジエトキシ-2-フェニルアセトフェノン、p-ジメチルアミノプロピオフェノン、シクロロアセトフェノン、2-メチル-1-〔4-(メチルチオ)フェニル〕-2-モルホリノプロパン-1-オン、2-ベンジル-2-ジメチルアミノ-1-(4-モルホリノフェニル)-ブタン-1-オン等が挙げられる。
前記ベンゾフェノン類としては、ベンゾフェノン、2-クロロベンゾフェノン、4-ベンゾイル-4’-メチルジフェニルサルファイド、4,4’-ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、4,4’-ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、3,3’-ジメチル-4-メトキシ-ベンゾフェノン等が挙げられる。
前記ベンゾインエーテル類としては、ベンジル、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル等が挙げられる。
前記ケタール類としては、ベンジルジメチルケタール等が挙げられる。
前記チオキサントン類としては、チオキサントン、2-クロロチオキサントン、2,4-ジエチルチオキサントン、2-イソプロピルチオキサントン等が挙げられる。
前記ヒドロキシケトン類としては、1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、フェニルグリオキシックアシッドメチルエステル、1-[4-(2-ヒドロキシエトキシ)-フェニル]-2-ヒドロキシ-2-メチル-1-プロパン-1-オン、2-ヒドロキシ-1-{4-[4-(2-ヒドロキシ-2-メチル-プロピオニル)-ベンジル]フェニル}-2-メチル-プロパン-1-オン、2-ヒドロキシ-2-メチル-1-フェニル-プロパン-1-オン等が挙げられる。
前記光重合開始剤(D)としては、1種又は2種以上を用いることができる。
昨今、ネイルサロンでネイルする際には、光源としてLEDライト(波長:約405±5nm)が主に用いられている。一方で、一般家庭でセルフネイルする際には、光源としてUVライト(波長:365nm付近)が主に用いられている。
そういったことから、様々な光源からのエネルギー線で硬化し得る爪被覆用光硬化性組成物が望ましい。
従って、前記光重合開始剤(D)としては、吸収波長域の異なる2種以上光重合開始剤を併用することが好ましい。
例えば、前記光重合開始剤(D)としては、1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(吸収波長:UV短波長領域)と、2,4,6-トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド(吸収波長:UV長波長領域)との併用等が好ましい。
本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物における光重合開始剤(D)の含有量は、好ましくは1~10重量%、より好ましくは2.5~8重量%、更に好ましくは4~6重量%である。
本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物は、光重合開始剤(D)の含有量が1重量%以上であることにより、十分に光硬化しやすくなり、その結果、被膜の密着性がより高い被膜を得やすくなるという利点を有する。
また、本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物は、光重合開始剤(D)の含有量が10重量%以下であることにより、光硬化する際の発熱量を抑制でき、その結果、取り扱い性に優れたものとなるという利点を有する。
(吸放湿剤(E))
前記吸放湿剤(E)は、周囲の水分を吸収する機能と、該吸放湿剤(E)に含まれた水分を放出する機能とを有する。
前記吸放湿剤(E)は、粒子状となっている。
前記吸放湿剤(E)としては、例えば、ゼオライト、活性炭、珪藻土、ケイ酸カルシウム、石膏等が挙げられる。
前記吸放湿剤(E)としては、被膜の透明性を担保しやすいという観点から、ゼオライトが好ましい。
前記ゼオライトは、銀イオン担持ゼオライトを含む概念である。
銀イオン担持ゼオライトは、ゼオライト粒子と、該ゼオライト粒子に担持された銀イオンとを含む。
前記ゼオライトとしては、被膜の爪への密着性をより一層高めるという観点や、抗菌性の観点から、銀イオン担持ゼオライトが好ましい。
銀イオン担持ゼオライトによって、被膜の爪への密着性がより一層高まるのは、下記のメカニズムによるものと考えられる。
すなわち、本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物で形成された被膜は、銀イオン担持ゼオライトを含むことにより、カチオンたる銀イオンを含んでいる。
爪は、主成分としてケラチンを含む。そして、爪に含まれるケラチンは、マイナスに帯電していると考えられる。
よって、前記被膜に含まれるカチオンたる銀イオンと、爪に含まれ且つマイナスに帯電しているケラチンとが引き合って、前記被膜の爪への密着性がより一層高まると考えられる。
前記吸放湿剤(E)のメジアン径は、好ましくは0.5~10μm、より好ましくは1~3μmである。
本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物は、前記吸放湿剤(E)のメジアン径が0.5μm以上であることにより、爪被覆用光硬化性組成物を作製する際の吸放湿剤(E)の取り扱い性が優れるという利点を有する。
本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物は、前記吸放湿剤(E)のメジアン径が10μm以下であることにより、爪被覆用光硬化性組成物において吸放湿剤(E)が沈降し難くなる。これにより、本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物は、爪被覆用光硬化性組成物における吸放湿剤(E)の分散性が高まり、その結果、被膜の爪への密着性がより一層高まりやすくなるという利点を有する。
なお、吸放湿剤(E)のメジアン径は、レーザー回折式粒度分布測定装置によって測定した値を意味する。また、前記吸放湿剤(E)のメジアン径は、吸放湿剤(E)の体積基準のメジアン径を意味する。
本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物における吸放湿剤(E)の含有量は、好ましくは0.01~1.0重量%、より好ましくは0.02~0.50重量%である。
本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物は、吸放湿剤(E)の含有量が0.01重量%以上であることにより、被膜の爪への密着性がより一層高まりやすくなるという利点を有する。
また、本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物は、吸放湿剤(E)の含有量が1.0重量%以下であることにより、白濁し難くなり、外観が良好となるという利点を有する。また、本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物は、斯かる構成により、エネルギー線で硬化される際に、吸放湿剤(E)がエネルギー線を遮るのを抑制でき、その結果、十分に硬化して被膜の爪への密着性を高めることができるという利点を有する。
(その他の成分)
本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物は、本発明の目的を阻害しない範囲で、爪被覆用光硬化性組成物で通常用いられている添加剤を更に含有してもよい。
該添加剤としては、例えば、色素、顔料、充填剤、表面張力調整剤、重合禁止剤、難燃剤、酸化防止剤、イオン吸着体、低応力化剤、抗菌剤、可撓性付与剤、ワックス類、ハロゲントラップ剤、レベリング剤、濡れ改良剤、連鎖移動剤、増粘剤、粘着付与剤、光重合促進剤等が挙げられる。
また、本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物は、(メタ)アクリル系モノマー(B)以外の重合性モノマーを含有してもよい。
(メタ)アクリル系モノマー(B)以外の重合性モノマーとしては、アリルグリシジルエーテル、スチレン、α-メチルスチレン、ビニルトルエン、α-クロルスチレン等が挙げられる。
<本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物の製造方法>
本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物は、爪被覆用光硬化性組成物において一般的な方法で製造することができる。
例えば、以下のような方法で製造することができる。
まず、ウレタン(メタ)アクリレートプレポリマー(A)、(メタ)アクリル系モノマー(B)、光重合開始剤(D)、及び、吸放湿剤(E)を仕込み、光重合開始剤(D)が解けるまで撹拌して、混合物を得る。
その後、該混合物とシランカップリング剤とを撹拌する。
<本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物の用途>
人工爪は、通常、爪に接するベース層と、マニキュア層と、最外層となるトップコート層とがこの順で積層された積層体となっている。
本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物は、人工爪のベース層の形成に好適に用いられるが、マニキュア層の形成に用いられてもよく、また、トップコート層の形成に用いられてもよい。
なお、本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物をベース層の形成に使用した場合、カラー層やトップコート層の形成には、それぞれの層に要求される特性に優れた、その他の組成物を使用することもできるが、各層間のなじみを特に重視するような場合には、カラー層、及び、トップコート層としても、本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物を用いることが好ましい。
<本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物による被膜の形成方法>
本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物によって爪に被膜を形成する方法は、従来公知の方法を採用することできる。
例えば、本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物を爪に刷毛や筆等で塗布し、塗布した該該光硬化性組成物にエネルギー線を数十秒~数分間照射することにより、爪に被膜たる人工爪を形成することができる。
エネルギー線の光源としては、LEDライト、UVライト等が挙げられる。
LEDライトは、爪被覆用光硬化性組成物を短時間で硬化させることができるという利点、及び、半永久的に使用できるという利点を有する。
UVライトは、安価で入手できるという利点を有する。
本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物は、上記のように構成されているので、以下の利点を有するものである。
本発明者が鋭意検討したところ、爪被覆用光硬化性組成物に前記吸放湿剤(E)を含ませると、爪被覆用光硬化性組成物で形成された被膜の爪への密着性が高まることを見出し、本実施形態を想到するに至った。
前記吸放湿剤(E)により前記被膜の爪への密着性が高まるのは、下記のメカニズムによるものと考えられる。
すなわち、本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物は、前記シランカップリング剤を含有することにより、光硬化時に、ウレタン(メタ)アクリレートプレポリマー(A)、及び/又は、(メタ)アクリル系モノマー(B)と該シランカップリング剤とが重合反応し、得られる重合体にシラノール基が組み込まれ、その結果、爪被覆用光硬化性組成物から得られる被膜の爪への密着性が、シラノール基により高められる。
また、本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物は、吸放湿剤(E)を含んでいる。また、吸放湿剤(E)は、吸放湿剤(E)に含まれた水分を放出する特性を有している。
よって、本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物に含まれる吸放湿剤(E)が水分を放出することにより、本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物に含まれるシランカップリング剤(C)のアルコキシ基が加水分解されて、前記シランカップリング剤(C)が、シラノール基を多く有しやすくなると考えられる。
そして、その結果、被膜の爪への密着性がシラノール基によってより一層高められたと考えられる。
なお、ゼオライトは、水分を吸収する特性も有している。本実施形態に係る爪被覆用光硬化性組成物が容器等で保存されている際には、吸放湿剤(E)がシランカップリング剤(C)の周囲の水分を吸収し、シランカップリング剤(C)のアルコキシ基が加水分解されるのを抑制でき、その結果、シランカップリング剤(C)が容器等に付着するのを抑制できると考えられる。
なお、本発明に係る爪被覆用光硬化性組成物は、上記実施形態に限定されるものではない。また、本発明に係る爪被覆用光硬化性組成物は、上記した作用効果によって限定されるものでもない。さらに、本発明に係る爪被覆用光硬化性組成物は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
次に、実施例および比較例を挙げて本発明についてさらに具体的に説明する。なお、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
〔試験1〕
(実施例1-1)
下記の成分を下記表1の配合割合で含有する光硬化性組成物を作製した。
ウレタン(メタ)アクリレートプレポリマー(A1):2官能ウレタンメタクリレートプレポリマー(ポリオール化合物たるポリプロピレングリコール(PPG)と、ポリイソシアネート化合物たるヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)とを反応させることによって得られる化合物が、2-ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)でエンドキャップされたプレポリマー)(重量平均分子量:3.7×10、ウレタン結合数の平均値:18)
(メタ)アクリル系モノマー(B1):ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)
不飽和基を有するシランカップリング剤(C1):メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン
光重合開始剤(D1):2,4,6-トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド(Omnirad TPO、IGM Resins B.V.社製)
光重合開始剤(D2):1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(Omnirad 184、IGM Resins B.V.社製)
吸放湿剤(E1):抗菌剤たる銀イオン担持ゼオライト(メジアン径:1.5μm)
具体的には、まず、前記シランカップリング剤(C1)以外の全ての成分を容器1に入れ、50~70℃の温度に容器1の収容物を加熱しつつ、該収容物を撹拌した。この撹拌は、光重合開始剤(D1)及び光重合開始剤(D2)が全て溶解するまで実施した(10~30分程度)。次に、前記容器1にシランカップリング剤(C1)を入れ、全ての成分を撹拌し、光硬化性組成物を得た。
(比較例1-1)
銀イオン担持ゼオライトの代わりに、抗菌剤たるフェノキシエタノールを用いたこと以外は、実施例1-1と同様にして光硬化性組成物を得た。
(比較例1-2)
銀イオン担持ゼオライトの代わりに、抗菌剤たるイソプロピルメチルフェノールを用いたこと以外は、実施例1-1と同様にして光硬化性組成物を得た。
(比較例1-3)
銀イオン担持ゼオライトの代わりに、抗菌剤たる茶エキスを用いたこと以外は、実施例1-1と同様にして光硬化性組成物を得た。
(比較例1-4)
銀イオン担持ゼオライトを用いなかったこと以外は、実施例1-1と同様にして光硬化性組成物を得た。
<スライドガラス上での代替評価方法>
バーコーター♯20を用いて、スライドガラス(松浪硝子工業製 水切放No.1 S1125)(縦:76mm、横:26mm)上に前記光硬化性組成物を塗布し、塗布した該光硬化性組成物にエネルギー線(光源:LEDライト、波長:405±5nm、電力:32W)を40秒間照射することにより、スライドガラスと被膜とが積層した試料を得た。
そして、以下に示す方法に沿って、初期密着性を評価した。
なお、スライドガラスは、親水性である点で爪と共通している。そこで、爪の代替品としてスライドガラスを用いた。
(初期密着性)
被膜を形成した後すぐに、前記試料に対し、JIS K5600-5-6:1999に準拠した方法(クロスカット法、5×5マス(1mm角))で初期密着性の試験を行った。
そして、以下の基準に基づいて評価をした。
◎:被膜に変化は見られなかった。
○:ごく少量のマス目に剥がれが生じた。
△:ところどころマス目の剥がれが生じた。
×:ほとんどのマス目に剥がれが生じた。
結果を下記表1に示す。
<爪での実用評価方法>
前記光硬化性組成物を刷毛で人の手の爪に塗布し、塗布した該該光硬化性組成物にエネルギー線(光源:LEDライト、波長:405±5nm、電力:32W)を40秒間照射することにより、前記爪に被膜を形成した。
そして、以下に示す方法に沿って、長期密着性、及び、オフ性を評価した。
(長期密着性)
爪に被膜が形成された人が日常生活を送ってもらい、被膜の長期密着性(日常生活において生じる物理的な応力等に耐え得る性質)について、以下の基準に基づいて評価した。
〇:被膜の外観に関して、被膜の形成から4週間後の被膜が、形成初期の状態の被膜と比べて変化が確認されなかった。
△:被膜の外観に関して、被膜の形成から3週間後の被膜が、形成初期の状態の被膜と比べて変化が確認されなかったが、被膜の形成から4週間後の被膜に剥離又は白化が確認された。
×:被膜の形成から3週間までの間で被膜に剥離又は白化が確認された。
結果を下記表1に示す。
(オフ性)
爪に形成された被膜の上に、アセトンで湿らせたコットンを載せ、該コットンが乗った指の指先から第一関節までの間の部分をアルミホイルで包んだ。
そして、5分後に被膜の状態を観察し、以下の基準に基づいて評価した。
〇:5分以内に被膜が膨潤して剥がれやすい状態となった。
×:〇以外。
このオフ性の評価試験では、2人又は3人に対し、1人につき1本又は2本の指の爪で行った。
結果を下記表1に示す。なお、下記表1では、最低評価となった結果を示す。
Figure 0007097129000001
表1に示すように、本発明の範囲内である実施例1-1では、銀イオン担持ゼオライトの代わりに、フェノキシエタノール、イソプロピルメチルフェノール、又は、茶エキスを用いた比較例1-1~1-3、及び、銀イオン担持ゼオライトを用いなかった比較例1-4に比べて、長期密着性の評価が高い結果となった。
従って、本発明によれば、被膜の爪への密着性を高める爪被覆用光硬化性組成物を提供し得ることがわかる。
〔試験2〕
(実施例2-1~2-4、比較例2-1~2-5、実施例3-1~3-6、比較例3-1~3-6)
上記の成分及び下記の成分を下記表2、3の配合割合で含有する光硬化性組成物を作製した。すなわち、下記表2、3の配合割合としたこと以外は、実施例1-1と同様にして光硬化性組成物を得た。
ウレタン(メタ)アクリレートプレポリマー(A2):2官能ウレタンメタクリレートプレポリマー(ポリオール化合物たるポリプロピレングリコール(PPG)と、ポリイソシアネート化合物たるイソホロンジイソシアネート(IPDI)とを反応させることによって得られる化合物が、2-ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)でエンドキャップされたプレポリマー)(重量平均分子量:1.8×10
ウレタン(メタ)アクリレートプレポリマー(A3):2官能ウレタンメタクリレートプレポリマー(ポリオール化合物たるポリカプロラクトンジオールと、ポリイソシアネート化合物たるイソホロンジイソシアネート(IPDI)とを反応させることによって得られる化合物が、2-ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)でエンドキャップされたプレポリマー)(重量平均分子量:2.6×10
(メタ)アクリル系モノマー(B2):イソボルニルメタクリレート(IBXMA)
吸放湿剤(E2):ゼオライト(100メッシュの篩を通過したゼオライト)
吸放湿剤(E3):活性炭(メジアン径:6μm)
硫酸ナトリウム
疎水性シリカ:乾式シリカ(ACEMATT(登録商標) 3300、EVONIK社製)(メジアン径:9.5μm)
疎水性シリカ:疎水性フュームドシリカ(AEROSIL(登録商標) R972、EVONIK社製)(メジアン径:0.016μm)
イオン交換水
(初期密着性:スライドガラス)
試験1の初期密着性の試験と同様な方法で、初期密着性の試験を行った。
(24時間後の密着性:スライドガラス)
被膜を形成してから24時間後に試験を行ったこと以外は、試験1の初期密着性の試験と同様な方法で、24時間後の密着性の試験を行った。
(初期密着性:ゼラチン)
ゼラチンを60℃の温水に溶かすことにより、ゼラチン溶液(ゼラチンの含有量:5重量%)を得た。
次に、スライドガラス(松浪硝子工業製 水切放No.1 S1125)(縦:76mm、横:26mm)の片面上にゼラチン1mLをまんべんなく塗布して基材を得た。
そして、バーコーター♯20を用いて、基材のゼラチンの膜の上に前記光硬化性組成物を塗布し、塗布した該光硬化性組成物にエネルギー線(光源:LEDライト、波長:405±5nm、電力:32W)を40秒間照射することにより、ゼラチンと被膜とが積層した試料を得た。
そして、被膜を形成した後すぐに、前記試料に対し、JIS K5600-5-6:1999に準拠した方法(クロスカット法、5×5マス(1mm角))で初期密着性の試験を行った。
そして、以下の基準に基づいて評価をした。
◎:被膜に変化は見られなかった。
○:ごく少量のマス目に剥がれが生じた。
△:ところどころマス目の剥がれが生じた。
×:ほとんどのマス目に剥がれが生じた。
結果を下記表1に示す。
なお、ゼラチンは、爪の主成分であるケラチンとタンパク質である点で共通している。そこで、爪の代替品としてゼラチンを用いた。
(24時間後の密着性:ゼラチン)
被膜を形成してから24時間後に試験を行ったこと以外は、「初期密着性:ゼラチン」の試験と同様な方法で、24時間後の密着性の試験を行った。
(耐水性)
バーコーター♯20を用いて、スライドガラス(松浪硝子工業製 水切放No.1 S1125)上に前記光硬化性組成物を塗布し、塗布した該該光硬化性組成物の上にセパレーターフィルムを被せた。
次に、塗布した該光硬化性組成物にエネルギー線(光源:LEDライト、波長:405±5nm、電力:32W)を40秒間照射することにより、光硬化性組成物を硬化させて被膜を作製して試験片を得た。
その後、試験片を温水(50℃)に24時間浸漬した。
そして、温水に浸漬した試験片の被膜の状態を観察し、以下の基準に基づいて評価した。
結果を下記表2、3に示す。
◎:塗膜に異常(膨れ、剥がれ等)が見られなかった。
〇:塗膜にわずかに異常が見られた。
△:塗膜に異常が見られた。
×:塗膜が全て剥がれた。
(長期密着性)
前記光硬化性組成物を刷毛で人の手の爪に塗布し、塗布した該該光硬化性組成物にエネルギー線(光源:LEDライト、波長:405±5nm、電力:32W)を40秒間照射することにより、前記爪に被膜を形成した。
そして、被膜を形成した日から、被膜が爪から自然に剥離するまでの日数を求めた。
結果を下記表2、3に示す。
(硬度)
バーコーター♯20を用いて、スライドガラス(松浪硝子工業製 水切放No.1 S1125)上に前記光硬化性組成物を塗布し、塗布した該該光硬化性組成物の上にセパレーターフィルムを被せた。
次に、塗布した該光硬化性組成物にエネルギー線(光源:LEDライト、波長:405±5nm、電力:32W)を40秒間照射することにより、光硬化性組成物を硬化させて被膜を作製した。
そして、被膜からセパレーターフィルムを剥がすことにより、スライドガラスと被膜とが積層した試料を得た。
次に、JIS K5600-5-4:1999「塗料一般試験方法-第5部:塗膜の機械的性質-第4節:引っかき硬度(鉛筆法)」に準拠して、被膜の硬度を求めた。
結果を下記表2、3に示す。
(硬化収縮)
ポリエチレンテレフタラート系樹脂で形成されたフィルム(PETフィルム)を台の上に載置した。
そして、バーコーター♯20を用いて、台の上に載置されたPETフィルム上に前記光硬化性組成物を塗布し、塗布した該光硬化性組成物にエネルギー線(光源:LEDライト、波長:405±5nm、電力:32W)を40秒間照射することにより、PETフィルムと被膜とが積層した試料を得た。
そして、試料におけるPETフィルムがカールしたことにより、台から最も離れたフィルムの部分と、台との距離を測定し、この値を高さとした。
測定値を下記表2、3に示す。
(水分量)
カールフィッシャー水分計(京都電子工業社製)を用いて、光硬化性組成物における水分量を測定した。
測定値を下記表2、3に示す。
(粘度)
E型粘度計(東機産業社製)を用いて、25℃での光硬化性組成物の粘度を測定した。
測定値を下記表2、3に示す。
Figure 0007097129000002
Figure 0007097129000003
表2に示すように、本発明の範囲内である実施例2-1~2-4では、吸放湿剤(E)の代わりに、硫酸ナトリウム又はイオン交換水を用いた比較例2-1~2-2と、吸放湿剤(E)を用いなかった比較例2-3と、シランカップリング剤(C)及び吸放湿剤(E)を用いなかった比較例2-4と、シランカップリング剤(C)を用いなかった比較例2-5とに比べて、長期密着性の試験における日数が多かった。
また、表3に示すように、本発明の範囲内である実施例3-1~3-6では、吸放湿剤(E)の代わりに硫酸ナトリウムを用いた比較例3-1~3-2と、吸放湿剤(E)の代わりに疎水性シリカを用いた比較例3-3~3-4と、吸放湿剤(E)の代わりにイオン交換水を用いた比較例3-5と、吸放湿剤(E)を用いなかった比較例3-6とに比べて、長期密着性の試験における日数が多かった。
従って、本発明によれば、被膜の爪への密着性を高める爪被覆用光硬化性組成物を提供し得ることがわかる。
また、実施例3-1~3-6では、比較例3-1~3-6に比べて、24時間後の密着性の試験(ゼラチン)で塗膜の状態が良好であった。
爪被覆用光硬化性組成物が吸放湿剤としてゼオライト(銀イオン担持ゼオライトを含む概念)を含有する実施例3-1~3-4では、爪被覆用光硬化性組成物が吸放湿剤として活性炭を含有する実施例3-5~3-6に比べて、被膜が透明であった。

Claims (3)

  1. ウレタン(メタ)アクリレートプレポリマー(A)と、
    (メタ)アクリル系モノマー(B)と、
    シランカップリング剤(C)と、
    光重合開始剤(D)と、
    吸放湿剤(E)とを含有し、
    前記シランカップリング剤(C)は、不飽和基を有し、
    前記吸放湿剤(E)は、ゼオライト及び活性炭の少なくとも何れか一方であり、
    前記吸放湿剤(E)の含有量が、0.01~1.0重量%である、爪被覆用光硬化性組成物。
  2. 前記吸放湿剤(E)は、粒子状であり、
    前記吸放湿剤(E)のメジアン径が、0.5~10μmである、請求項1項に記載の爪被覆用光硬化性組成物。
  3. 人工爪のベース層を形成するのに用いられる、請求項1又は2に記載の爪被覆用光硬化性組成物。
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