JP7094812B2 - 記録装置、記録方法、およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、ドットによって画像を記録するための記録装置、記録方法、およびプログラムに関するものである。
この種の記録装置として、インクを吐出可能な記録ヘッド(インクジェット記録ヘッド)を用いるインクジェット記録装置においては、単位時間当たりのインク吐出数が多くなる程、記録ヘッドの消費電力が増大すると共に、記録ヘッド内のインク流量も増大する。記録ヘッドの消費電力の増大は、大容量の電源を必要とするため記録装置の大型化および高価格化を招き、記録ヘッド内のインク流量の増大は、記録ヘッド内の負圧上昇によりインクの吐出不良を招くおそれがある。このような記録ヘッドの消費電力およびインク流量などの制約から、記録ヘッドにおける単位時間当たりのインクの吐出数が制限される。
特許文献1には、いわゆるシリアル型のインクジェット記録装置において、記録ヘッドにおける単位時間当たりのインクの吐出数を制限するために、記録速度(記録ヘッドの走査速度)を制御する方法が記載されている。すなわち、記録ヘッドの1回の走査領域に対応する記録データを固定サイズの複数のブロック毎に分割し、そのブロック毎におけるドットの形成数をカウントし、そのカウント値(ドットカウント値)が所定値を越えている場合に、記録速度を低く設定する。
特開2005-224955号公報
特許文献1において、例えば、記録モードなどに応じて記録速度が異なる場合には、その記録速度に応じて、固定サイズのブロック毎のドットカウント値と、単位時間当たりのインクの吐出数(ドットの形成数)と、の関係が変化する。そのため、記録速度が異なる場合に、単位時間当たりのインクの吐出数を正確に求めることが困難となる。
本発明の目的は、単位時間当たりのドットの形成数を正確に求めて、記録ヘッドの消費電力などの制約に応じた確実な制御が可能な記録装置、記録方法、およびプログラムを提供することにある。
本発明の記録装置は、記録データに基づいて記録媒体にドットを形成可能な記録ヘッドと、前記記録ヘッドと前記記録媒体とを所定方向に相対移動させる移動手段と、前記記録データに基づき、前記記録媒体の所定のサイズの領域に形成するドット数が閾値以下である場合には前記移動手段による前記相対移動の速度を第1速度とし、前記所定のサイズの領域に形成するドット数が前記閾値を超える場合には前記相対移動の速度を第1の速度よりも低い速度に設定する設定手段と、を備え、前記設定手段は、前記記録媒体の第1のサイズの領域に形成するドット数に応じて前記相対移動の速度を前記第1速度に設定するか否かを決定し、前記記録媒体の前記第1のサイズの領域よりも前記所定方向におけるサイズが小さい第2のサイズの領域に形成するドット数に応じて、前記相対移動の速度を前記第1速度よりも低い第2速度に設定するか否かを決定することを特徴とする。
本発明によれば、単位時間当たりのドットの形成数を正確に求めて、記録ヘッドの消費電力などの制約に応じた確実な制御を実現することができる。
本発明の記録装置の概略斜視図である。 図1における記録ヘッドの拡大図である。 図2におけるヒータボードの説明図である。 記録装置における制御系をブロック図である。 記録装置における記録モードの説明図である。 「はやいモード」におけるウィンドウと記録媒体との関係の説明図である。 「標準モード」におけるウィンドウと記録媒体との関係の説明図である。 「はやいモード」における搬送速度の決定処理を説明するためのフローチャートである。 「はやいモード」における搬送速度の決定処理の説明図である。 「標準モード」における搬送速度の決定処理を説明するためのフローチャートである。 「標準モード」における搬送速度の決定処理の説明図である。 搬送速度の設定方法の具体例の説明図である。 本発明の他の実施形態におけるウィンドウと記録媒体との関係の説明図である。 搬送速度の設定方法の比較例の説明図である。 搬送速度の設定方法の他の比較例の説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(記録装置の全体構成)
図1は、本実施形態におけるインクジェット記録装置(以下、「記録装置」ともいう)の概略構成図である。本例の記録装置は、いわゆるフルライン型の記録装置であり、給送部101から給送される記録媒体Pは、搬送ローラ対103および104に挟持されながら+X方向(搬送方向)に連続的に搬送されて、排送部102に排出される。搬送ローラ対103と搬送ローラ対104との間には、搬送方向と交差する方向(本例の場合は、搬送方向と直交するY方向)に延在する記録ヘッド105~108が配備されている。これらの記録ヘッド105、106、107、108は、それぞれ、記録データに基づいてシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのインクを+Z方向に吐出可能なインクジェット記録ヘッドである。フルライン型の記録装置においては、記録ヘッドと記録媒体とを所定方向に相対移動させるために、定位置の記録ヘッドに対して記録媒体が+X方向に連続的に搬送させる。
記録媒体Pは、給送部101にロール状に保持された連続シート(連続紙など)であってもよく、または、予め規格サイズに切断されたカットシート(カット紙など)であってもよい。連続シートの場合は、記録ヘッド105~108による記録動作が終了した後、カッタ109によって所定の長さに切断されてから、切断後のシートのサイズ毎に、排送部102の排紙トレイ上に仕分けられる。
(記録ヘッド)
図2は、シアンインク用の記録ヘッド105の構成の説明図である。他の記録ヘッド106,107,108は、記録ヘッド105と同様に構成されている。
本例の記録ヘッド105には、15個のヒータボード(記録素子基板)HB0~HB14が配備されている。それらのヒータボードは、Y方向側の端部が互いにオーバーラップするように、Y方向に配列されている。このように15個のヒータボードHB0~HB14がY方向に配列された記録ヘッドを用いることにより、1つの長尺な記録ヘッドを用いる場合と同様に、記録媒体の幅方向の全域に画像を記録することができる。記録媒体は、その幅方向と直交する長さ方向に搬送される。
図3(a)は、ヒータボードHB0の構成の説明図、図3(b)は、ヒータボードHBの一部の拡大図である。他のヒータボードHB1~HB14は、ヒータボードHB0と同様に構成されている。
ヒータボードHB0には、吐出口列22、サブヒータ(加熱素子)23、および温度センサ(検出素子)24が設けられている。吐出口列22には、シアンインクを吐出するための複数の吐出口12がY方向に配列されている。ヒータボードHB0には、吐出口列22を形成する吐出口12のそれぞれに対応する圧力室13が隔壁によって区画されている。それぞれの圧力室13において、吐出口12と対向する位置には、吐出口12からインクを吐出させるためのエネルギーを発生する吐出エネルギー発生素子が備えられている。その吐出エネルギー発生素子としては、ヒータ(電気熱変換素子)またはピエゾ素子などを用いることができる。本例においては、吐出エネルギー発生素子としてヒータ11が用いられている。ヒータ11に駆動パルスを印加して発熱させることにより、その熱エネルギーによりインクを発泡させ、その発泡エネルギーを利用して吐出口からインクを吐出させることができる。以下、このような吐出口列22に対応するヒータ(吐出エネルギー発生素子)11の列を記録素子列ともいう。
サブヒータ23は、インクを吐出口12から吐出させない程度に、ヒータ11近傍のインクを加熱する。温度センサ24は、ヒータボードHB0におけるヒータ11近傍の温度を検出する。本例においては、記録動作中および記録動作の前に、温度センサ24の検出温度に応じてサブヒータ23を駆動することにより、インクの温度を所望の温度に制御する。本例においては、ヒータボードHB0に対して、1つのサブヒータ23と1つの温度センサ24が備えられている。しかし、ヒータボードHB0に対して、サブヒータ23と温度センサ24のうちの少なくとも一方を複数備えてもよい。また、吐出口列22に対して、+X方向側の位置にはインク供給口14が設けられており、その-X方向側の位置にはインク回収口15が設けられている。本例の場合、2つの吐出口12に対して、インク供給口14とインク回収口15が1つずつ対応するように設けられている。
図3(c)は、ヒータボードHB0の断面図である。本例のヒータボードHB0は3層構造であり、Siにより形成される基板19の一方側に、感光性樹脂によって形成される吐出口形成部材18が積層され、基板19の他方側に支持部材20が接合されている。
吐出口形成部材18には吐出口12が形成され、吐出口形成部材18と基板19との間に圧力室13が形成されている。基板19における吐出口形成部材18側の位置にはヒータ11が配備されており、基板19の内部には、インクの共通供給路16と共通回収路17が形成されている。さらに基板19には、共通供給路16と圧力室13の一方側とを接続するインク供給口14と、共通回収路17と圧力室13の他方側とを接続するインク回収口15と、が形成されている。
共通供給路16および共通回収路17は、Y方向における吐出口12の配列範囲の全域に亘って延在するように形成されている。共通供給路16と共通回収路17の内部は、それらの間に負圧差が生じるように制御される。これにより、記録データに基づいて複数の吐出口12から選択的にインクが吐出される記録動作時に、インクを吐出していない吐出口12に対応する圧力室13には、図3(c)中の矢印方向のインクの流れが生じる。すなわち、共通供給路16と共通回収路17との間の差圧により、共通供給路16内のインクは、供給口14、および圧力室13、回収口15を経由して共通回収路17へと流れる。吐出口12からのインク中の揮発成分の蒸発によって生じる増粘インクおよび泡などの異物は、このようなインクの流れによって、共通回収路17を通して回収することができる。また支持部材20は、共通供給路16および共通回収路17を形成する壁の一部となる蓋としての機能を有する。
(記録制御系)
図4は、記録装置におる記録制御系の構成を説明するためのブロック図である。以下においては、説明の便宜上、記録ヘッド105~108のうちの記録ヘッド105に関連する記録制御系についてのみを代表して説明する。
本例の記録装置は、エンコーダセンサ301、DRAM302、ROM303、コントローラ(ASIC)304、および記録ヘッド105~108を含む。コントローラ304は、記録データ生成部305、CPU306、吐出タイミング生成部307、温度値格納メモリ308、加熱テーブル格納メモリ314、およびデータ転送部310~313を含む。CPU306は、ROM303に格納されたプログラムを読み込んで実行することにより、例えば、記録装置に備わる各種のモータをドライバ回路を介して駆動する等、記録装置全体の動作を制御する。ROM303には、CPU306が実行する各種制御プログラムの他に、記録装置の各種動作に必要な固定データを格納する。例えば、記録装置における記録制御を実行するために用いられるプログラムを記憶する。
DRAM302は、CPU306がプログラムを実行するため作業領域、種々の受信データの一時的な格納領域、および各種設定データの記憶領域などとして用いられる。DRAM302の実装数は1つに限定されず、複数であってもよく、また、DRAMとSRAMの両方を実装して、アクセス速度の異なる複数のメモリを用いてもよい。記録データ生成部305は、記録装置の外部のホスト装置(PCなど)から画像データを受信する。記録データ生成部305は、その画像データに対して、色変換処理および量子化処理等を施すことにより、記録ヘッド105~108のそれぞれからインクを吐出するための2値の記録データを生成し、その記録データをDRAM302に格納する。エンコーダセンサ301を用いて、記録ヘッド105~108と記録媒体Pとの相対位置に関する位置情報が検出され、吐出タイミング生成部307は、その位置情報を受信する。エンコーダセンサ301は、例えば、搬送ローラ対103または103の回転量を検知するセンサであり、その回転量が記録ヘッド105~108に対する記録媒体Pの搬送位置(移動位置)に対応する。吐出タイミング生成部307は、このような位置情報に基づいて、記録ヘッド105~108のそれぞれからインクの吐出タイミングを設定するための吐出タイミング情報を生成する。
温度値格納メモリ308には、記録ヘッド105~108のヒータボードHB0~HB14における温度センサ24によって検出された温度情報が格納される。4つのデータ転送部310~313は、吐出タイミング生成部307により生成された吐出タイミングに合わせて、DRAM302から記録データを読み出す。加熱制御部309は、温度値格納メモリ308に格納された温度情報と、加熱テーブル格納メモリ314に格納されたテーブルと、に基づいてサブヒータ23によるヒータボードHB0~HB14の加熱条件を設定するための加熱情報を生成する。データ転送部310~313は、これらの記録データおよび加熱情報を記録ヘッド105~108のそれぞれに転送する。
記録ヘッド105~108は、加熱情報に基づくサブヒータ23の加熱動作を伴いながら、記録データに基づいてヒータ11が駆動されることにより、インクを吐出する。その際、記録ヘッド105~108内のヒータボードHB0~HB14における温度センサ24の検出温度は、記録装置内の加熱制御部309に入力される。加熱制御部309は、新たな検出温度に関する温度情報を温度値格納メモリ308に格納して、温度情報を更新する。次の加熱情報の生成タイミングにおいては、この更新後の温度情報が用いられる。
(記録モード)
図5は、記録装置における記録モードの説明図である。本例における記録モードは、「はやいモード(高速記録モード)」M1、「標準モード」M2、および「きれいモード(高精細モード)」M3の3つを含む。これらの記録モード毎に、図5のように、画像データの量子化解像度、記録媒体の搬送速度(移動速度)、記録媒体の搬送方向の記録解像度が設定可能である。また、これらの記録モード毎に、記録媒体の単位領域当たりに対するドットの形成数を異ならせることができる。
記録デューティ(単位記録領域に対するインクの付与量に対応)が低デューティの場合、つまり、単位記録領域におけるドットの形成数が少ない場合には、それぞれの記録モードに対応するデフォルトの搬送速度ips(インチ/sec)が設定される。高デューティ記録の場合(ドットの形成数が多い場合)には、搬送速度を下げて記録し、その際に設定される搬送速度をカスタム搬送速度とする。例えば、「はやいモード」M1において、低デューディ記録の場合には記録媒体の搬送速度を26ipsとし、記録デューティが高くなるにしたがって、搬送速度を13ips,6ipsのように低下させる。本例の場合、記録媒体の搬送速度は26ips、13ips、6ipsの3段階に変更可能であり、最低の搬送速度は6ipsである。このような搬送速度の決定方法については、後述する。デフォルトの搬送速度が26ipsである「はやいモード」M1の場合、設定可能なカスタム搬送速度は13ips、6ipsであり、デフォルトの搬送速度が13ipsである「標準モード」M2の場合、設定可能なカスタム搬送速度は6ipsである。デフォルトの搬送速度が6ipsである「きれいモード」M2の場合、カスタム搬送速度は設定できない。
(搬送速度の決定方法)
本例においては、所定サイズのドットカウントウィンドウ(領域)W単位の画像データに基づいて、ドットカウントウィンドウ毎のインクドットの形成数をカウント(ドットカウント)し、そのカウント値に基づいて搬送速度を決定する。
図6は、「はやいモード」M1におけるドットカウントウィンドウ(ウィンドウ)Wと記録媒体Pとを対応付けた模式図であり、図6(a),(b),(c)のそれぞれは、搬送速度が6ips、13ips、26ipsのときのウィンドウWのサイズを示す。図7は、「標準モード」M2におけるウィンドウWと記録媒体Pとを対応付けた模式図であり、図7(a),(b)のそれぞれは、搬送速度が6ips、13ipsのときのウィンドウサイズを示す。
図6(a)のモードM1におけるウィンドウW(W1,W2,・・・)、および図7(a)のモードM2におけるウィンドウW(W1,W2,・・・)は、記録媒体の搬送方向における幅h1が同じであり、それらのサイズ(ウィンドウサイズ)は同じである。また、図6(b)のモードM1におけるウィンドウW(W1,W2,・・・)、および図7(b)のモードM2におけるウィンドウW(W1,W2,・・・)は、記録媒体の搬送方向における幅h1が同じであり、それらのウィンドウサイズは同じである。このように、異なる記録モードにおいてウィンドウサイズが同じである場合には、その同じサイズのウィンドウWに対して形成可能なドットの最大数は異なる。
具体的に、記録ヘッドの消費電力およびインク流量などの制約から、100msec当たりのインクの吐出数を制限する場合、搬送速度が6ipsであるときの図6(a)および図7(a)のウィンドウWの幅h1は、いずれも0.6インチとなる。しかし、図6(a)のウィンドウWにおいては、その幅h1方向に形成可能な最大ドット数Dmaxが360ドット(600dpi×0.6i)である。一方、図7(a)のウィンドウWにおいては、その幅h1方向に形成可能な最大ドット数Dmaxが720ドット(1200dpi×0.6i)である。同様に、100msec当たりのインクの吐出数を制限する場合、搬送速度が13ipsであるときの図6(b)および図7(b)のウィンドウWの幅h2は、いずれも1.3インチとなる。しかし、図6(b)のウィンドウWにおいては、その幅h2方向に形成可能な最大ドット数Dmaxが780ドット(600dpi×1.3i)である。一方、図7(b)のウィンドウWにおいては、その幅h2内に形成可能な最大ドット数Dmaxが1560ドット(1200dpi×1.3i)である。また、搬送速度が26ipsであるときの図6(c)のウィンドウWの幅h3は、2.6インチとなり、この幅h3方向において形成可能な最大ドット数Dmaxは1560ドット(600dpi×2.6i)である。
後述するように、記録ヘッドの消費電力およびインク流量などの制約から、記録ヘッドにおける単位時間当たり(本例の場合は、100msec当たり)のインクの吐出数を所定の閾値以下に制限するように、搬送速度を設定する。搬送速度は、記録媒体に対する所定記録範囲毎(本例の場合は、1ページ毎)に搬送速度を設定可能である。
図8は、「はやいモード」M1における記録媒体の搬送速度の決定処理を説明するためのフローチャートである。図8の一連の処理は、CPU306がROM303に記憶されているプログラムコードをDRAM302に展開し実行することにより実施される。また、図8におけるステップの一部または全部の機能をASICまたは電子回路等のハードウェアで実現してもよい。各処理の説明における記号「S」は、ステップであることを意味する。
CPU306は、まず、記録データ生成部305により生成された1ページ分の記録データを入力し(S2)、その記録データを図6(b)の搬送速度26ips用のウィンドウW(W1,W2,・・・)毎に分割する(S2)。その後、CPU306は、ウィンドウW毎に、そのウィンドウW内の記録データによって形成されるドットのカウント(ドットカウント)を実施する(S3)。CPU306は、このようにドットをカウントするカウント部としての機能を果たす。そのドットカウント値(カウント値)C1が所定の閾値(以下、「所定値」という)Cthよりも大きいウィンドウWがあるか否かを判定する(S4)。1ページ分の記録データにおいて、ドットカウント値C1が所定値Cthを越えるウィンドウWが1つも存在しない場合、CPU306は、搬送速度を26ipsに設定して(S5)、記録動作を実施する(S6)。すなわち、図9(a)のように、1ページ内(所定記録範囲内)において、搬送速度26ips用の複数のウィンドウW内に形成されるドットのカウント値C1の全てが所定値Cth以下のときは、その1ページの搬送速度を26ipsに設定する。
1ページ分の記録データにおいて、カウント値C1が所定値Cthを越えるウィンドウWが1つでも存在した場合、CPU306は、その1ページ分の記録データを図6(a)の搬送速度13ips用のウィンドウW(W1,W2,・・・)毎に分割する(S7)。その後、CPU306は、ウィンドウW毎に、そのウィンドウW内の記録データによって形成されるドットのカウントを実施し(S8)、そのカウント値C2が所定値Cthよりも大きいウィンドウWがあるか否かを判定する(S9)。1ページ分の記録データにおいて、カウント値C2が所定値Cthを越えるウィンドウWが1つも存在しない場合、CPU306は、搬送速度を13ipsに設定して(S10)、記録動作を実施する(S6)。一方、1ページ分の記録データにおいて、カウント値C2が所定値Cthを越えるウィンドウWが1つでも存在した場合、CPU306は、搬送速度を6ipsに設定して(S11)、記録動作を実施する(S6)。
すなわち、図9(b),(c)のように、搬送速度26ips用の複数のウィンドウW内に形成されるドットのカウント値C1の少なくとも1つが所定値Cthを越えるときは、記録データを搬送速度13ips用のウィンドウW(W1,W2)毎に分割する。そして、図9(b)のように、搬送速度13ips用の複数のウィンドウW(W1,W2)内に形成されるドットのカウント値C2の全てが所定値Cth以下のときに、搬送速度を13ipsに設定する。一方、図9(c)のように、搬送速度13ips用の複数のウィンドウW(W1,W2)内に形成されるドットのカウント値C2の少なくとも1つが所定値Cthを越えるときは、搬送速度を6ipsに設定する。
図10は、「標準モード」M2における記録媒体の搬送速度の決定処理を説明するためのフローチャートである。図10の一連の処理は、CPU306がROM303に記憶されているプログラムコードをDRAM302に展開し実行することにより実施される。また、図10におけるステップの一部または全部の機能をASICまたは電子回路等のハードウェアで実現してもよい。各処理の説明における記号「S」は、ステップであることを意味する。
CPU306は、まず、記録データ生成部305により生成された1ページ分の記録データを入力し(S21)、その記録データを図6(c)の搬送速度13ips用のウィンドウW(W1,W2,・・・)毎に分割する(S22)。その後、CPU306は、ウィンドウW毎に、そのウィンドウW内の記録データによって形成されるドットのカウントを実施し(S23)、そのカウント値C2が所定値Cthよりも大きいウィンドウWがあるか否かを判定する(S24)。1ページ分の記録データにおいて、カウント値C2が所定値Cthを越えるウィンドウWが1つも存在しない場合、CPU306は、搬送速度を13ipsに設定して(S25)、記録動作を実施する(S26)。一方、1ページ分の記録データにおいて、カウント値C2が所定値Cthを越えるウィンドウWが1つでも存在した場合、CPU306は、搬送速度を6ipsに設定して(S27)、記録動作を実施する(S26)。
すなわち、図11(a)のように、搬送速度13ips用の複数のウィンドウW内に形成されるドットのカウント値C2の全てが所定値Cth以下のときは、搬送速度を13ipsに設定する。一方、図11(b)のように、搬送速度13ips用の複数のウィンドウW(W1,W2)内に形成されるドットのカウント値C2の少なくとも1つが所定値Cthを越えるときは、搬送速度を6ipsに設定する。
記録モードとして「きれいモード」M3が設定された場合、選択可能な搬送速度は最も遅い6ips(デフォルト速度)だけである。その搬送速度6ipsにおいては、記録デューティが最大の場合にもウィンドウW毎のカウント値C3が所定値Cthを超えず、記録ヘッドの消費電力およびインク流量などの制約の範囲内において、正常にインクを吐出することができる。したがってCPU306は、「きれいモード」M3においては搬送速度の決定する処理を実施しない。
図12は、記録ヘッドの消費電力およびインク流量などの制約から、仮に、100msec当たりのインクの吐出数を所定値Cthによって800以下に制限した場合の具体例の説明図である。
図12(a)のように、搬送速度26ips用の複数のウィンドウW内の全てに形成されるドット数、つまりカウント値C1が所定値Cthの800以下の場合には、搬送速度を26ipsに設定する。図12(b)の場合、搬送速度26ips用の複数のウィンドウW毎のカウント値C1の少なくとも1つは、所定値Cth(800)を越える1000である。この場合には、搬送速度13ips用の複数のウィンドウW毎のカウント値C2と所定値Cthとを比較する。図12(b)においては、カウント値C2の全てが所定値Cth(800)以下であるため、搬送速度を13ipsに設定する。一方、図12(c)のように、カウント値C2の少なくとも1つが所定値Cth(800)を越える場合には、搬送速度を6ipsに設定する。
このように本実施形態においては、搬送速度26ips,13ips,6ips毎にウィンドウWのサイズ(ウィンドウサイズ)を異ならせ、それらのウィンドウ毎(領域毎)のカウント値と、所定値と、の比較結果に基づいて、適正な搬送速度を決定する。この結果、後述する比較例との対比からも分かるように、電源不足およびインク流量の増大によるインクの吐出不良を抑制しつつ、必要以上のスループットの低下を抑制することができる。
(比較例)
図14および図15は、搬送速度26ips,13ips,6ips毎のウィンドウとして、同一サイズのウィンドウWを用いた場合の比較例の説明図である。この比較例においては、前述した図12の具体例と同様に、100msec当たりのインクの吐出数を800以下に制限するものとする。また、搬送速度を設定するときの優先順位は、26ips,13ips,6ipsの順とする。
図14の比較例においては、搬送速度26ipsを設定する際の判定基準となる所定値(閾値)Cth-1を800とし、搬送速度13ipsを設定する際の判定基準となる所定値Cth-2を1600とした。図14(a)のように、カウント値Cが所定値Cth-1(800)を越える1000である場合、そのカウント値Cは、所定値Cth-2(1200)と比較される。そのカウント値Cが所定値Cth-2以下の1000であるため、搬送速度として13ipsが設定される。図14(a)のように搬送速度を13ipsに設定した場合には、100msec当たりのカウント値Cが制限値の800を越えないため問題はない。
しかし、図14(b)のように、ドットがウィンドウW内に偏って形成される場合には、搬送速度を13ipsに設定したときの100msec当たりのカウント値Cが制限値の800を越えてしまう。この場合には、図14(b)中の2点鎖線のように、搬送速度を6ipsに設定する必要があるにも拘わらず、搬送速度が13ipsに設定されていまい、インクを正常に吐出できなくなる。つまり、ドットがウィンドウW内に偏って形成される場合には、適正な搬送速度が設定できない。
図15の比較例においては、搬送速度26ipsを設定する際の判定基準となる所定値Cth-1を800とし、搬送速度13ipsを設定する際の判定基準となる所定値Cth-2を900とした。図15(a)のように、カウント値Cが所定値Cth-1(800)を越える1000である場合、そのカウント値Cは、所定値Cth-2(900)と比較される。カウント値Cが所定値Cth-2を越えるため、搬送速度として6ipsが設定される。しかし、図15(a)のようにウィンドウW内のドットが均一的に形成される場合、搬送速度を13ipsに設定したときの100msec当たりのカウント値Cは、制限値の800を越えない。つまり、搬送速度を13ipsに設定できるにも拘わらず、それが低い6ipsに設定されてしまい、必要以上のスループットの低下を招くことになる。一方、図15(b)のように、ドットがウィンドウW内に偏って形成される場合には、搬送速度が6ipsに設定されて、100msec当たりのカウント値Cが制限値の800を越えないため問題はない。
この比較例のように、搬送速度毎のウィンドウとして、同一サイズのウィンドウWを用いた場合には、適正な搬送速度を設定することができず、図14(b)の場合にはインクを正常に吐出できなくなり、図15(a)の場合にはスループットが低下する。
(他の実施形態)
上述した実施形態においては、搬送速度26ips,13ips,6ipsを設定する際の判定基準となる所定値Cthを全て同じ値とした。しかし、それぞれの搬送速度26ips,13ips,6ipsに応じ他異なる所定値を設定してもよい。
ウィンドウWの形態は、上述した実施形態のように記録媒体の幅方向の全域に亘って延在する形態に限定されない。例えば、記録装置の電源の系統およびインク供給系の構造などにより、記録媒体上の特定の記録領域に対してのドットカウントが必要な場合には、ウィンドウを図13のような形態としてもよい。図13(a)のウィンドウW1a~W1d,W2a~W2d,・・・は、ウィンドウW1,W2,・・・を記録媒体の幅方向において分割した形態である。図13(b)のウィンドウW1a,W1b,W2a,W2b,・・・は、ウィンドウW1,W2,・・・のそれぞれにおいて、記録媒体の幅方向に離れた2つの部分に対応する。
本発明は、上述したようなフルライン型記録ヘッドを用いるフルライン型の記録装置に限定されず、シリアル型記録ヘッドを用いるシリアル型の記録装置等、種々の型式の記録装置に対して広く適用することができる。シリアル型の記録装置の場合には、シリアル型記録ヘッドの主走査方向の記録走査と、主走査方向と交差する副走査方向における記録媒体の搬送動作と、を伴って画像を記録する。このようなシリアル型の記録装置においては、記録速度として、フルライン型に記録装置における記録媒体の搬送速度に代わりに、移動可能な記録ヘッドの走査速度が決定される。例えば、1走査分の記録データを取得して、その記録データをウィンドウ毎に分割してドットのカウントを実施し、そのカウント値に基づいて記録ヘッドの走査速度を決定することができる。
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
105,106,107,108 記録ヘッド
304 コントローラ
306 CPU
P 記録媒体
W ウィンドウ(領域)
C1,c2,C3 カウント値
Dth 所定値

Claims (13)

  1. 記録データに基づいて記録媒体にドットを形成可能な記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドと前記記録媒体とを所定方向に相対移動させる移動手段と、
    前記記録データに基づき、前記記録媒体の所定のサイズの領域に形成するドット数が閾値以下である場合には前記移動手段による前記相対移動の速度を第1速度とし、前記所定のサイズの領域に形成するドット数が前記閾値を超える場合には前記相対移動の速度を第1の速度よりも低い速度に設定する設定手段と、
    を備え、
    前記設定手段は、前記記録媒体の第1のサイズの領域に形成するドット数に応じて前記相対移動の速度を前記第1速度に設定するか否かを決定し、前記記録媒体の前記第1のサイズの領域よりも前記所定方向におけるサイズが小さい第2のサイズの領域に形成するドット数に応じて、前記相対移動の速度を前記第1速度よりも低い第2速度に設定するか否かを決定することを特徴とする記録装置。
  2. 前記設定手段は、前記記録媒体の前記第1のサイズに分割された各領域に形成されるドット数を第1カウント値としてカウントする第1カウント部と、前記記録媒体の前記第2のサイズ毎に分割された各領域に形成されるドットの数を第2カウント値としてカウントする第2カウント部と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記設定手段は、(i)前記第1カウント値が第1所定値を超える前記第1のサイズの領域が前記記録媒体の所定記録範囲内に存在しない場合に、前記相対移動の速度を前記第1速度に設定し、(ii)前記第1カウント値が前記第1所定値を超える前記第1のサイズの領域が前記所定記録範囲内に存在し、かつ前記第2カウント値が第2所定値を超える前記第2のサイズの領域が前記所定記録範囲内に存在しない場合に、前記相対移動の速度を前記第2速度に設定することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記設定手段は、(iii)前記第1カウント値が前記第1所定値を超える前記第1のサイズの領域および前記第2カウント値が前記第2所定値を超える前記第2のサイズの領域が前記所定記録範囲内に存在する場合に、前記相対移動の速度を前記第2速度よりも低い第3速度に設定することを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記第1所定値と前記第2所定値は同じ値であることを特徴とする請求項3または4に記載の記録装置。
  6. 前記所定方向における前記第1のサイズの領域と前記第2のサイズの領域のサイズの比は、前記第1速度と前記第2速度との比に対応することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の記録装置。
  7. 前記記録装置は、複数の記録モードを有し、
    前記設定手段は、前記複数の記録モード毎に前記相対移動の速度を設定することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の記録装置。
  8. 前記複数の記録モードは、記録解像度が異なる記録モードを含むことを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
  9. 前記記録ヘッドは、前記記録データに基づいてインクを吐出可能なインクジェット記録ヘッドであることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の記録装置。
  10. 前記移動手段は、前記記録媒体を第1方向に移動させるように構成され、
    前記記録ヘッドは、前記第1方向と交差する第2方向に延在するライン型記録ヘッドであることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の記録装置。
  11. 前記記録ヘッドは、主走査方向に移動可能なシリアル型記録ヘッドであり、
    前記移動手段は、前記シリアル型記録ヘッドの前記主走査方向の移動と、前記主走査方向と交差する副走査方向への前記記録媒体の搬送と、を行い、
    前記設定手段は、前記移動手段による前記シリアル型記録ヘッドの前記主走査方向の移動の速度を設定することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の記録装置。
  12. 記録データに基づいて記録媒体にドットを形成可能な記録ヘッドと、前記記録媒体と、を所定方向に相対移動させる移動工程と、前記記録データに基づき、前記記録媒体の所定のサイズの領域に形成するドット数が閾値以下である場合には前記相対移動の速度を第1速度とし、前記所定のサイズの領域に形成するドット数が前記閾値を超える場合には前記相対移動の速度を第1の速度よりも低い速度に設定する設定工程と、を含む記録方法であって、
    前記設定工程は、前記記録媒体の第1のサイズの領域に形成するドット数に応じて前記相対移動の速度を前記第1速度に設定するか否かを決定し、前記記録媒体の前記第1のサイズの領域よりも前記所定方向におけるサイズが小さい第2のサイズの領域に形成するドット数に応じて、前記相対移動の速度を前記第1速度よりも低い第2速度に設定するか否かを決定することを特徴とすることを特徴とする記録方法。
  13. 請求項12に記載の記録方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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