JP7094564B2 - 目地装置 - Google Patents

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Description

本発明は目地部を介して設けられた躯体の間の目地部を塞ぐ目地装置に関する。
従来、複数個の目地プレートを用いて天井間や壁面間の目地部を塞ぐ目地装置としては、「目地部側の一方の躯体に一方の連結部材を介して回動可能に取付けられた固定側支持バーと、この固定側支持バーと対向する部位の他方の躯体に他方の連結部材を介して回動可能に取付けられた固定側目地プレートと、この固定側目地プレートの遊端部側の後方寄りの部位に一端部が枢支され、他端部が前記固定側支持バーに枢支された、伸縮しても常時等間隔部位に複数個の枢支部を有する少なくとも2個以上の伸縮リンクと、この少なくとも2個以上の伸縮リンクの複数個の枢支部に並列するように枢支された複数個の可動支持バーと、この複数個の可動支持バーにクランク状の後端部が常時該可動支持バー方向に付勢状態で取付けられ、先端部が前記固定側目地プレートや隣り合う部材にスライド移動可能に重なり支持される複数個の目地カバー部材とからなることを特徴とする目地カバー装置。」が知られている(例えば特許文献1)。
しかしこのような目地装置では、風等により目地プレート(目地カバー部材)が少なくとも連結方向に振動した場合、隣り合う目地プレートが重なり合う部分が、振動によって削れてしまう、塗装が剥げてしまうという欠点があった。
また、このような隣り合う目地プレートが重なり合う部分を互いに接触しないように離間した場合、その部分から雨水等が侵入するおそれがあった。
特開2007-315054号公報
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、目地プレートが振動等により破損等することを防止するとともに、雨水等の侵入を確実に防止できる目地装置を提供することを目的としている。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の目地装置は、一方と他方の躯体間の目地部を塞ぐ目地装置であって、前記一方の躯体に一端部が取り付けられているとともに、前記他方の躯体に他端部が取り付けられ、かつ、複数個の枢支部を有するリンク部材と、このリンク部材の前記枢支部にそれぞれ設けられた複数個の目地プレート取付具と、前記リンク部材の一端部側又は他端部側のいずれかに位置する前記目地プレート取付具に、その取付基端部が取り付けられた端部目地プレートと、前記目地プレート取付具に、その一端部が取り付けられた複数個の目地プレートとで構成され、前記目地プレートは、前記一端部が前記目地プレート取付具に固定された目地プレート本体と、該目地プレート本体に設けられた緩衝材取付部と、該緩衝材取付部に着脱自在に取り付けられた緩衝材とで構成され、前記緩衝材は隣り合う目地プレート本体と当接し、前記緩衝材取付部は、前記目地プレート本体の突出端部側を背面側に折り曲げることにより形成され、また、前記緩衝材は、棒状に形成された緩衝材本体と、前記緩衝材本体を回転可能に支持することができるように、前記緩衝材取付部に取付けられる受け部材とで構成されることを特徴とする。
請求項2に記載の目地装置の前記緩衝材は、外側から着脱可能な取付具によって取り付けられていることを特徴とする。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1に記載の発明においては、緩衝材は隣り合う目地プレート本体と当接するので、隣り合う目地プレート等が振動により損傷することを確実に防止することができる。
(2)また、緩衝材を着脱自在に設けているので、緩衝材が劣化等した場合に容易に交換することができる。
(3)請求項2に記載の発明においても、前記(1)~(2)と同様な効果が得られるとともに、目地プレートを外すことなく緩衝材を交換することができる。
したがって、さらに容易にメンテナンスを行うことができる。
図1乃至図7は本発明の第1の実施形態を示す説明図である。
図8乃至図10は本発明の第2の実施形態を示す説明図である。
図11乃至図14は本発明の第3の実施形態を示す説明図である。
図15乃至図20は本発明の第4の実施形態を示す説明図である。
第1の実施形態の目地装置の正面図。 図1の2-2線に沿う断面図。 端部目地プレートの説明図。 目地プレートの説明図。 緩衝材の取付状態を示す説明図。 地震で目地部が狭くなった動作説明図。 地震で目地部が広くなった動作説明図。 第2の実施形態の目地装置の底面図。 図6の7-7線に沿う断面図。 目地プレートの説明図。 第3の実施形態の目地装置の正面図。 図11の12-12線に沿う断面図。 目地プレートの説明図。 図13の14-14線に沿う断面図。 第4の実施形態の目地装置の正面図。 図15の16-16線に沿う断面図。 目地プレートの説明図。 図17の18-18線に沿う断面図。 地震で目地部が狭くなった動作説明図。 地震で目地部が広くなった動作説明図。
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。
図1乃至図7に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は目地部2を介して設けられた一方の躯体3及び他方の躯体4間に設置された目地装置である。
本実施の形態においては、この目地装置1は一方と他方の左右の躯体3、4の壁面間の目地部を略垂直状態で塞ぐ壁面用目地装置として用いられる。
なお、左右方向とは図1における左右方向であり、前後方向とは図2における上下方向をいい、上下方向とは図1における上下方向をいう。目地部の外方とは、躯体の外側壁面方向(図2における下方向)であり、目地部の内方とは、躯体の内側壁面方向(図2における上方向)をいう。
また、本発明において躯体とは、建物、道路、スラブ、エレベーターシャフト等の目地プレートを設置可能な建造物をいい、出入口とはドアや扉の設けられた出入口だけではなく、人や車両等が通行できる通路も含むものである。
この目地装置1は、図1及び図2に示すように、一方の躯体3に一端部が取り付けられ、前記他方の躯体4に他端部が取り付けられ、複数個の枢支部5を有するリンク部材6と、このリンク部材6の枢支部5に設けられた複数個の目地プレート取付具7と、リンク部材6の一端部側又は他端部側のいずれかに位置する前記目地プレート取付具7に、その取付基端部が取り付けられた端部目地プレート8と、目地プレート取付具7に、その一端部がそれぞれ取り付けられた複数個の目地プレート9とで構成されている。
なお、前記端部目地プレート8は、前記リンク部材6の一端部側又は他端部側のいずれかに位置する目地プレート取付具7に、その取付基端部8aが接続している。
リンク部材6は、本実施形態では、例えば図1等に示すように、パンタグラフ状のリンク部材6で、両端部がヒンジ部材10を介して回転可能に一方と他方の左右の躯体3、4に取り付けられている。
一方の躯体3側のヒンジ部材10については、連結部材としてのスペーサー11を介して一方の躯体3に取り付けられており、リンク部材6は、このスペーサー11及びヒンジ部材10を介して一方の躯体3に取り付けられる。
このスペーサー11は、一方の躯体3(又は他方の躯体4)から一定距離、対向する躯体側へリンク部材6の接続部位を変位させることができるものであれば、どのような形状に形成してもよい。
ヒンジ部材10が設けられている部位、例えば本実施形態では、一方の躯体3の壁面と端部目地プレート8の間及び他方の躯体4の壁面と最も他方の躯体4に近い目地プレート9の間には防水シート12が設けられており、この部位から雨水が目地部2の内方へ侵入することを防止している。この部位については、防水シート12ではなく、シリコーンやウレタン等を充填して防水してもよい。
また、複数個の目地プレート9の間にも弾性(可撓性を含む)の防水シート12をそれぞれ設けてもよく、目地部2の内方に、左右の躯体3、4に両端部が固定されたゴムシート等で形成された弾性の防水カバーを設けてもよい。
このリンク部材6は、通常、上下方向に所定間隔を有して複数個設けられるものであり、本実施形態では、図1に示すように、上下方向に2個設けられている。これらのリンク部材6の複数の枢支部5には、それぞれ端部目地プレート8や目地プレート9を取り付けるためのバー状の目地プレート取付具7が枢支ピン13によって取り付けられている。
目地プレート取付具7は、本実施形態ではバー状の取付部材で、リンク部材6の枢支部5に常時略垂直状態となるように取り付けられている。この目地プレート取付具7は、必ずしもバー状である必要がなく、例えばアングル状の金具やレール状、板状の部材を用いてもよい。
端部目地プレート8は、例えば図3に示すように、クランク状の短い取付基端部(一端部)8aと、この取付基端部8aに連続し、かつ、前記リンク部材6と略平行状態となる平板状の長いカバー部8bと、このカバー部8bに連続するクランク状の突出端部8cとからなっており、全体として略ハット鋼型の形状となっている。本実施形態では、この端部目地プレート8は、リンク部材6の一端部側にのみ目地プレート取付具7を介して設けられている。
目地プレート9は、例えば図4に示すように、取付基端部に相当する一端部14aが前記目地プレート取付具7に固定された目地プレート本体14と、前記一端部14aとは反対側の該目地プレート本体14の突出端部14cに設けられた緩衝材取付部15と、該緩衝材取付部15に着脱自在に取り付けられた緩衝材16とで構成されている。なお、ここで「突出端部14c」とは、その付近も含まれる。
付言すると、目地プレート本体14は、平面視において、クランク状の短い一端部14aと、この一端部14aに連続する、かつ、リンク部材6と略平行状態となる平板状の長いカバー部14bとを有し、さらに好ましくは、このカバー部14bの突出端部14c付近に緩衝材取付部15が形成されている。
この緩衝材取付部15は、本実施形態では目地プレート本体14の突出端部14cを内側(取付基端部側)に突出するように略アングル状に折り曲げて形成されている。なお、この緩衝材取付部15は、溶接、鍛造、鋳造等により形成してもよい。
この緩衝材取付部15には、断面形状が略コ字状で上下方向に延在する緩衝材16が着脱自在に取り付けられている。この緩衝材16は、その一側面が目地プレート本体14の突出端部14cの内側面に当接し、この側面に対向する側面が隣り合う目地プレート9の目地プレート本体14に面接触状態で当接する。
また、緩衝材16の凹所部分は、一端部14aの反対側(外方)に開口するように位置しており、この凹所状の部位からネジ等の取付具17を貫通させ、緩衝材取付部15に螺合させて緩衝材16を着脱自在に取り付けている。
このように取付具17は、外側から着脱可能に設けられており、緩衝材16は、この取付具17を用いて着脱自在に取り付けられているため、メンテナンス等により緩衝材16を交換する必要がある場合に、目地プレート9を取り外すことなく緩衝材16を交換することができる。
なお、取付具17は、ネジに限られず、目地プレート9の外側方向から操作して緩衝材16を着脱できるものであれば、どのようなものを用いてもよい。
ところで、「外側」とは、目地部2の外方で、かつ、通常時において目地プレート9を目地プレート取付具7から外すことなく取付具17を操作可能な部位をいうものであり、例えば、隣り合う目地プレート9が重なり合っていないカバー部14bや、隣り合う目地プレート9との間の前後方向の間隙部分(本実施形態において取付具17を設けている部位)等が考えられる。
また、この緩衝材16を介して隣り合う目地プレート9同士が当接しているため、目地プレート9が振動等した場合や、地震によって目地プレート9同士の重なり幅が異なるようにスライド移動した場合であっても、隣り合う目地プレート9の損傷(擦り傷、塗装剥げ)を防止することができる。
地震で左右の躯体3、4が左右方向に揺れ動き目地部2が狭くなると、図6に示すように、リンク部材6が縮むとともに、このリンク部材6の枢支部5に目地プレート取付具7を介して取り付けられた複数個の目地プレート9同士の間隔も狭まり、その重なり幅が大きくなって、地震による揺れ動きを吸収する。
地震で躯体3、4が左右方向に揺れ動き目地部2が広くなると、図7に示すように、リンク部材6が左右方向に伸びるとともに、複数個の目地プレート9が離間して揺れ動きを吸収し、地震による揺れ動きが収まると、元の状態(通常状態)に自動的に戻る。
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図8乃至図20に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図8乃至図10に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、断面形状が四角形状の緩衝材16Aを取り付けた目地プレート9Aを用いるとともに、天井間の目地部2を塞ぐ天井用目地装置として本願発明の目地装置1Aを用いた点で、このような目地装置1Aにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様の作用効果を得ることができる。
図11乃至図14に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、軟質の樹脂で形成された緩衝材本体18と、この緩衝材本体18に固定された固定片19とで構成された緩衝材16Bを用いた点で、このような目地装置1Bにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様の作用効果を得ることができる。
ところで、本実施形態では、カバー部14bの端部を折り曲げず、略ストレート状の目地プレート本体14Aを用いた目地プレート9Bとし、この目地プレート本体14Aのカバー部14bの突出端部側の背面部分を緩衝材取付部15Aとしている。
緩衝材本体18は、弾性の略中央付近に固定片19を収納するための凹所状の固定片収納部20が形成されている。また、その一方の端部(目地プレート本体14Aの一端部14a側)には、スクイージーのような形状の水切り部21が形成されている。この水切り部21は必ずしも指先状に形成しなくてもよく、例えば、断面形状が全体として略凹形状や、略L字形状となる緩衝材本体としてもよい。
固定片19は、断面視四角形状で板状の剛性を有する部材で、金属、硬質の樹脂等の材質で形成されている。この固定片19は前記固定片収納部20に収納された形で取り付けられ、目地プレート本体14のカバー部14bを貫通したネジ等の取付具17が緩衝材本体18を貫通しこの固定片19に螺合される。
図15乃至図20に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、目地部2を介して上下方向に設けられた一方の躯体3と他方の躯体4の間に設けられる目地装置1Cであって、突出端部14bを鋭角状に折り曲げて緩衝材取付部15Bを形成した目地プレート本体14Bとするとともに、棒状に形成された緩衝材本体22と、前記緩衝材本体22を回転可能に支持でき、前記緩衝材取付部15Bに取付けられる受け部材23とで構成される緩衝材16Cを用いた目地プレート9Cにした点ある。
例えば図18を基準にして付言すると、目地プレート9Cは、平板状のカバー部14bを有する目地プレート本体14Bの一端部14a(図面右側)とは反対側の突出端部14c(図面左側)を前記カバー部14bの背面側(目地部2の内方)に鋭角状に折り曲げることによって形成された緩衝材取付部(折り曲げ片部)15Bを有し、この緩衝材取付部15Bの前記カバー部14bに向く内壁面に、係合部24に棒状の緩衝材本体22を有する受け部材23の支持板部23aが取付けられている。そして実施形態では棒状の緩衝材本体22は前記係合部24に回転自在に支持されている。
このような目地装置1Cにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様の作用効果を得ることができる。
緩衝材取付部15Bは 図17及び図18に示すように、前記目地プレート本体14Bの突出端部14b側を鋭角状に折り曲げて形成されており、この折り曲げられた緩衝材取付部15Bに緩衝材16Cを構成する受け部材23の下端部がビス等の取付具17により外側から着脱自在に取付けられる。
なお、本実施形態においては、緩衝材取付部15Bを前記目地プレート本体14Bの突出端部14b側を鋭角状に折り曲げて形成しているが、例えば鈍角状に折り曲げてもよい。
緩衝材16Cは、プラスチックやゴム等の樹脂で棒状に形成された緩衝材本体22と、前記緩衝材本体22を回転可能に支持するとともに、前記緩衝材取付部15Bに取付けられる受け部材23とで構成されている。
この受け部材23は、本実施形態においては、緩衝材取付部15Bに取付具17で着脱自在に固定されているが、この緩衝材16Cを取り外す必要がない場合には、緩衝材取付部15Bに受け部材23を溶接等により固定的に設けてもよく、また、緩衝材取付部15Bと一体形成してもよい。
また、緩衝材本体22や受け部材23は、目地プレート本体14Bの左右方向の長さと略同一となるような長さに形成されており、受け部材23には、緩衝材本体22を回転可能に係合できる係合部24を有している。この係合部24に円筒又は円柱上の緩衝材本体22が回転可能に係合され、この緩衝材本体22が常時隣り合う目地プレート本体14と線接触状態で当接する。
付言すると、緩衝材取付部15Bが鋭角状に折り曲げられているため、板バネのような作用が生じ、緩衝材本体22を常時隣り合う目地プレート本体14に当接するように付勢することができる。
ところで、本発明の実施形態では一方の躯体3と他方の躯体4が目地部2を介して上下方向に設けられているので、目地プレート取付具7は、目地プレート9Cのスライド方向(上下)と略直交する略水平状態となるようにリンク部材6に取付けられている。
地震で上下の躯体3、4が上下方向に揺れ動き目地部2が狭くなると、図19に示すように、リンク部材6が縮むとともに、このリンク部材6の枢支部5に目地プレート取付具7を介して取り付けられた複数個の目地プレート9C同士の間隔も狭まり、その重なり幅が大きくなって、地震による揺れ動きを吸収する。このとき、緩衝材本体22はローラーのように転動し、目地プレート9Cの変位を妨げることがない。
地震で上下の躯体3、4が上下方向に揺れ動き目地部2が広くなると、図20に示すように、リンク部材6が上下方向に伸びるとともに、複数個の目地プレート9Cが離間して揺れ動きを吸収し、地震による揺れ動きが収まると、元の状態(通常状態)に自動的に戻る。このときも同様に、緩衝材本体22はローラーのように転動し、目地プレート9Cの変位を妨げることがない。
なお、本発明の実施形態において、緩衝材(又は緩衝材本体)は軟質の樹脂で形成したものについて説明したが、目地プレート等を傷つけない材質であればどのようなものを用いてもよい。
また、防水シート、防水カバー等は必ずしも設けなくともよい。例えば雨水の侵入を考慮する必要がない内壁用の目地装置として用いる時等はこれらの部材を設ける必要はない。
さらに、本発明の目地装置は、左右の躯体の壁面間の目地部、天井間の目地部、上下の躯体の壁面間の目地部等、様々な目地部に設けることができる。
本発明は目地装置を製造する産業で利用される。
1、1A、1B、1C:目地装置、 2:目地部、
3:一方の躯体、 4:他方の躯体、
5:枢支部、 6:リンク部材、
7:目地プレート取付具、 8:端部目地プレート、
9、9A、9B、9C:目地プレート、10:ヒンジ部材、
11:スペーサー、 12:防水シート、
13:枢支ピン、
14、14A、14B:目地プレート本体、
15、15A、15B:緩衝材取付部、
16、16A、16B、16C:緩衝材、
17:取付具、 18:緩衝材本体、
19:固定片、 20:固定片収納部、
21:水切り部、 22:緩衝材本体
23:受け部材、 24:係合部。

Claims (2)

  1. 一方と他方の躯体間の目地部を塞ぐ目地装置であって、前記一方の躯体に一端部が取り付けられているとともに、前記他方の躯体に他端部が取り付けられ、かつ、複数個の枢支部を有するリンク部材と、このリンク部材の前記枢支部にそれぞれ設けられた複数個の目地プレート取付具と、前記リンク部材の一端部側又は他端部側のいずれかに位置する前記目地プレート取付具に、その取付基端部が取り付けられた端部目地プレートと、前記目地プレート取付具に、その一端部が取り付けられた複数個の目地プレートとで構成され、
    前記目地プレートは、前記一端部が前記目地プレート取付具に固定された目地プレート本体と、該目地プレート本体に設けられた緩衝材取付部と、該緩衝材取付部に取り付けられた緩衝材とで構成され、前記緩衝材は隣り合う目地プレート本体と当接し、
    前記緩衝材取付部は、前記目地プレート本体の突出端部側を背面側に折り曲げることにより形成され、また、前記緩衝材は、棒状に形成された緩衝材本体と、前記緩衝材本体を回転可能に支持することができるように、前記緩衝材取付部に取付けられる受け部材とで構成される目地装置。
  2. 前記緩衝材は、外側から着脱可能な取付具によって取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の目地装置。
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