JP6359715B1 - 屋上用目地カバー装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 強風時にも防水シートが暴れることなく、かつ、地震によって左右の躯体が揺れ動いた場合、自動的に通常状態に復帰する屋上用目地カバー装置を提供すること。
【解決手段】 目地部を介して設けられた左右の躯体間の目地部をカバーする屋上用目地カバー装置であって、一方の躯体に設けられた水切りカバーと、一端部が他方の躯体の外壁に取付けられ、前記水切りカバーの上部にその他端部が位置する目地カバーと、この目地カバーの他端部と前記水切りカバーの目地部側の端部の間に設けられた防水手段とを備え、前記防水手段は、重りを備え、通常時において前記水切りカバーの上面に当接する防水シートと、該防水シートを所定の位置に位置させる位置決め手段と、地震によって目地部が狭くなった場合に、前記防水シートが目地部へ脱落することを防止する防水シート支持装置とで構成される。
【選択図】 図1
【解決手段】 目地部を介して設けられた左右の躯体間の目地部をカバーする屋上用目地カバー装置であって、一方の躯体に設けられた水切りカバーと、一端部が他方の躯体の外壁に取付けられ、前記水切りカバーの上部にその他端部が位置する目地カバーと、この目地カバーの他端部と前記水切りカバーの目地部側の端部の間に設けられた防水手段とを備え、前記防水手段は、重りを備え、通常時において前記水切りカバーの上面に当接する防水シートと、該防水シートを所定の位置に位置させる位置決め手段と、地震によって目地部が狭くなった場合に、前記防水シートが目地部へ脱落することを防止する防水シート支持装置とで構成される。
【選択図】 図1
Description
本発明は目地部を介して設けられた躯体の間の目地部を塞ぐ屋上用目地カバー装置に関する。
従来の屋上用目地カバー装置は、「目地部を介して設けられた高さの異なる左右の建物の低い方の建物の目地部側パラペットに、該パラペットの上部を覆うように固定された目地部側の端部が上方へ突出する支持片が形成され、反目地部側の端部が下方へ突出する水切り片が形成された水切りカバーと、この水切りカバーの支持片の上部に位置し、かつ先端部が前記パラペットの内側部位に位置する後端部が高い方の建物の目地部側の外壁面に所定間隔で固定された複数個の目地カバー支持金具と、この複数個の目地カバー支持金具に支持され、一端部が前記高い方の建物の目地部側外壁面、あるいは該部位の複数個の目地カバー支持金具に固定され、他端部が該複数個の目地カバー支持金具の先端部に固定される目地カバーと、前記複数個の目地カバー支持金具の先端部側の底面に固定された、前記目地カバーの先端底面部を防水可能に覆う防水カバーと、前記水切りカバーの支持片に一端部が固定され、他端部が前記防水カバーの内側端部に固定された、前記左右の建物の異なる左右方向の揺れ動きを吸収できる遊びを有する防水シートと、前記水切りカバーの支持片に所定間隔で一端部が取付けられ、他端部が前記高い方の建物の目地部側外壁面に収納、引き出し可能に所定間隔で取付けられ、前記防水シートを支持する複数本のワイヤーを用いた防水シート支持装置とからなることを特徴とする屋上用目地カバー装置」が知られている(特許文献1)。
しかしながら、このような屋上用目地カバー装置では、強風時には防水シートが風によって暴れてしまうという問題点があった。
また、地震によって目地部が狭くなった場合には、防水シートは防水シート支持装置に乗り上げるが、左右の躯体が通常時の位置に復帰した際に、防水シートが防水シート支持装置に乗り上げたままになってしまうおそれがあった。
また、地震によって目地部が狭くなった場合には、防水シートは防水シート支持装置に乗り上げるが、左右の躯体が通常時の位置に復帰した際に、防水シートが防水シート支持装置に乗り上げたままになってしまうおそれがあった。
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、強風時にも防水シートが暴れることなく、かつ、地震によって左右の躯体が揺れ動いた場合、自動的に通常状態に復帰する屋上用目地カバー装置を提供することを目的としている。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明の屋上用目地カバー装置は、目地部を介して設けられた左右の躯体間の目地部をカバーする屋上用目地カバー装置であって、一方の躯体に設けられた水切りカバーと、一端部が他方の躯体の外壁に取付けられ、前記水切りカバーの上部にその他端部が位置する目地カバーと、この目地カバーの他端部と前記水切りカバーの目地部側の端部の間に設けられた防水手段を備え、前記防水手段は、重りを備え、通常時において前記水切りカバーの上面に当接する防水シートと、該防水シートを所定の位置に位置させる位置決め手段と、地震によって目地部が狭くなった場合に、前記防水シートが目地部へ脱落することを防止する防水シート支持装置とで構成される。
また、本発明の屋上用目地カバー装置は、目地部を介して設けられた左右の躯体間の目地部をカバーする屋上用目地カバー装置であって、一方の躯体に設けられた水切りカバーと、一端部が他方の躯体の外壁に取付けられた目地カバーと、該目地カバーと前記水切りカバーの間に設けられた少なくとも1つの中間目地カバーと、該中間目地カバーを支持する中間目地カバー支持部材と、前記目地カバー及び中間目地カバーに設けられた防水手段とを備え、前記防水手段は、重りを備え、通常時において前記水切りカバーの上面に当接する防水シートと、該防水シートを所定の位置に位置させる位置決め手段と、地震によって目地部が狭くなった場合に、前記防水シートが目地部へ脱落することを防止する防水シート支持装置とで構成される。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1及び請求項2に記載の各発明においては、防水シートを所定の位置に位置させる位置決め手段を有しているので、地震による揺れ動きが終了し、通常状態に復帰した場合に、防水シートを所定の位置に位置させることができる。
(2)また、位置決め手段及び重りによって、強風時であっても防水シートが暴れることを防止できる。
(3)請求項3に記載の発明においても、前記(1)〜(2)と同様な効果が得られると共に、第2の防水シートにより、より確実に雨水の侵入等を防止することができる。
(4)請求項4に記載の発明においても、前記(1)〜(3)と同様な効果が得られると共に、確実に下方へ排水することができ、雨水等が水切りカバー取付部に入り込むことを防止できる。
(1)請求項1及び請求項2に記載の各発明においては、防水シートを所定の位置に位置させる位置決め手段を有しているので、地震による揺れ動きが終了し、通常状態に復帰した場合に、防水シートを所定の位置に位置させることができる。
(2)また、位置決め手段及び重りによって、強風時であっても防水シートが暴れることを防止できる。
(3)請求項3に記載の発明においても、前記(1)〜(2)と同様な効果が得られると共に、第2の防水シートにより、より確実に雨水の侵入等を防止することができる。
(4)請求項4に記載の発明においても、前記(1)〜(3)と同様な効果が得られると共に、確実に下方へ排水することができ、雨水等が水切りカバー取付部に入り込むことを防止できる。
図1乃至図7は本発明の第1の実施形態を示す説明図である。
図8乃至図13は本発明の第2の実施形態を示す説明図である。
第1の実施形態を示す屋上用目地カバー装置の平面図(通常時)。
図1の2−2線に沿う断面図。
図1の3−3線に沿う断面図。
水切りカバーの説明図。
目地カバーの説明図。
地震で目地部が狭くなった正面視側からの動作説明図。
地震で目地部が広くなった正面視側からの動作説明図。
第2の実施形態を示す屋上用目地カバー装置の平面図。
図8の9−9線に沿う断面図。
図8の10−10線に沿う断面図。
中間目地カバー及び中間目地カバー支持部材の説明図。
地震で目地部が狭くなった正面視側からの動作説明図。
地震で目地部が広くなった正面視側からの動作説明図。
図8乃至図13は本発明の第2の実施形態を示す説明図である。
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。
図1乃至図7に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は目地部2を介して設けられた一方の躯体3及び他方の躯体4間に設置された屋上用目地カバー装置である。
なお、左右方向とは図1(平面視)における左右方向であり、前後方向とは図1における上下方向、上下方向とは図2における上下方向をいう。
図1乃至図7に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は目地部2を介して設けられた一方の躯体3及び他方の躯体4間に設置された屋上用目地カバー装置である。
なお、左右方向とは図1(平面視)における左右方向であり、前後方向とは図1における上下方向、上下方向とは図2における上下方向をいう。
また、本発明において躯体とは、建物、道路、スラブ、エレベーターシャフト等の目地プレートを設置可能な建造物をいい、出入口とはドアや扉の設けられた出入口だけではなく、人や車両等が通行できる通路も含むものである。
本実施形態の屋上用目地カバー装置1は、図1乃至図3に示すように、一方の躯体3のパラペット5に設けられた水切りカバー6と、他方の躯体4の外壁4aにその一端部7aが取付けられ、該水切りカバー6の一方の躯体3側の端部付近にその他端部7bが位置する目地カバー7と、この目地カバー7の下方へ突出する他端部7bと前記水切りカバー6の目地部側の端部の間に設けられた防水手段8とで構成されている。
水切りカバー6は、一方の躯体3の目地部2側の上面、本実施形態においては一方の躯体3のパラペット5の上面に固定されるもので、図4に示すように、正面視において略クランク形状で、上面が傾斜面状に形成されている。この水切りカバー6の一方の躯体3側(目地部2の反対側)の端部は、パラペット5の内側壁面に当接するように、下方へ突出する誘導側壁6aを備えている。
また、目地部2側の端部には、略垂直に立ち上がる側壁6bを備えている。
この水切りカバー6は、パラペット5の上部に複数本のアンカーボルト等で、所定間隔を隔てて複数個設けられた水切りカバー取付具9を介して方の躯体3のパラペット5の上面に固定される。
この水切りカバー6は、パラペット5の上部に複数本のアンカーボルト等で、所定間隔を隔てて複数個設けられた水切りカバー取付具9を介して方の躯体3のパラペット5の上面に固定される。
目地カバー7は、他方の建物4の外壁4aに複数本のタッピングビス等によって所定間隔で固定された複数個の目地カバー支持金具10に支持されるとともに、他方の躯体4の壁面に取付端部が固定され、目地部2をカバーするものである。この目地カバー7は、図5に示すように、上面が傾斜面状に形成されており、その他端部7bは、本実施形態においては水切りカバー6の一方の躯体3側の端部付近に位置する。この他端部7bは下方へ突出する側壁状に形成されている。また、その底面部分(目地カバー支持金具10)の下部には、天井板31が固定されている。
なお、目地カバー7の前後方向の両側には、ヒンジ部材11を介して回動する側部カバー板12が設けられている。この側部カバー板12は目地カバー7に当接するようにバネ部材等(図示せず)によって適宜付勢されており、地震によって左右の躯体が異なる前後方向揺れ動いた場合に、前記ヒンジ部材11を支点に回動して揺れ動きを吸収するとともに、揺れが終了すると、前記バネ部材等(図示せず)の付勢力により自動的に通常時の状態に復帰するものである。
また、この側部カバー板12の下部には、左右方向に伸縮する壁面用目地装置13を設けることが望ましい。この壁面用目地装置13は公知の壁面用目地装置を用いることができるので、ここではその説明は割愛する。
防水手段8は、本実施形態においては、目地カバー7の他端部7a側の底面(天井板31の底面)に設けられ、内包する重り14によって下端部が通常時において常時水切りカバー6の上面6cに当接する防水シート15と、この防水シート15を所定の位置に位置させる位置決め手段16と、地震によって目地部2が狭くなった場合に、前記防水シート15が目地部2へ脱落することを防止する防水シート支持装置17と、前記防水シート15よりも一方の躯体側に設けられた第2の防水シート18とで構成されている。
この防水シート15は、前記重り14によって鉛直下方へ垂れ下がり、水切りカバー6の上面に接触し、雨水等がこの防水シート15よりも目地部2側へ侵入することを防止している。
位置決め手段16は、その一端部が目地カバー支持金具10の底面又は目地カバー7の底面に固定され、その他端部が、前記防水シート15の水切りカバー6との当接部位付近に固定されたワイヤー16で構成されている。このワイヤー16は緩みなく取り付けられており、略伸縮性のない材質で形成されている。
防水シート支持装置17は、他方の躯体4の下部の壁面4aに取り付けられた付勢具19と、この付勢具19にその一端部が接続され、その他端部は、他方の躯体4の壁面4aに取り付けられた滑車20を介して前記水切りカバーの側壁6bの上部に固定された支持ワイヤー21とで構成されている。
なお、付勢具19として本実施形態ではコイルスプリング19を用いているが、ゼンマイバネや重り等を付勢具として用いてもよい。
第2の防水シート18は、前記防水シート15と同様の構成となっており、内部に重り14を備え、この重り14の重みによって鉛直下方へ垂れ下がり、水切りカバー6の上面に接触し、雨水等がこの第2の防水シート18よりも目地部2側へ侵入することを防止している。
ところで、本実施形態においては、防水効果を高めるために、目地カバー7の他端部7bには、水切りカバー6と通常時において当接するゴム製のカバー片22を備えている。
地震で躯体3、4が左右方向に揺れ動き目地部2が狭くなると、図6に示すように、目地カバー7が一方の躯体3側へ突出するようにスライド移動し、地震による揺れ動きを吸収する。
地震で躯体3、4が左右方向に揺れ動き目地部2が狭くなると、図6に示すように、目地カバー7が一方の躯体3側へ突出するようにスライド移動し、地震による揺れ動きを吸収する。
地震で躯体3、4が左右方向に揺れ動き目地部2が広くなると、図7に示すように、目地カバー7の他端部7bが水切りカバー6上を他方の躯体4側へスライド移動し、地震による揺れ動きを吸収する。
この時防水シート15は、水切りカバー6の側壁6bを越えて目地部2の上部に位置するが、防水シート支持装置17の支持ワイヤー21によって支持されるので、目地部2へ脱落せずに支持される。
地震による揺れ動きが終了すると、緩みなく取り付けられたワイヤー(位置決め手段)16によって、防水シート15は一方の躯体側へ引っ張られ、水切りカバー6の側壁6bを越えて、水切りカバー6の上面に接触する状態に自動的に復帰する(通常時の状態)。
なお、防水シート支持装置17は、付勢具19が伸び縮みすることによって地震による目地部2の幅の変化を吸収する。
なお、防水シート支持装置17は、付勢具19が伸び縮みすることによって地震による目地部2の幅の変化を吸収する。
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図8乃至図13に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
次に、図8乃至図13に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図8乃至図13に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、一端部が他方の躯体の外壁に取付けられた目地カバー7Aと、該目地カバー7Aと前記水切りカバー6の間に設けられた少なくとも1つ、本実施形態では第1の中間目地カバー23及び第2の中間目地カバー24の2つの中間目地カバーと、該中間目地カバー23、24を支持する中間目地カバー支持部材25とを設け、目地カバー7Aと第1の中間目地カバー23、第1の中間目地カバー23と第2の中間目地カバー24及び第2の中間目地カバー24と前記水切りカバー6の間に防水手段8Aを設けた点で、このような屋上用目地カバー装置1Aにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、本実施形態では中間目地カバーを2つ設けているが、中間目地カバーは1つでもよいし、3つ以上設けてもよい。
第1の中間目地カバー23は、正面視略クランク形状で、一端部側には略垂直に立ち上がる側壁23aを有し、他端部側には略垂直に下方へ折れ曲がる側壁23bを備えており、その上面23cは傾斜面状に形成され、その底面(下部)には天井板31が設けられている。
第1の中間目地カバー23は、その側壁23bが第2の中間目地カバー24の側壁24aよりも一方の躯体側に位置する長さに形成されており、本実施形態では、側壁23bは第1の中間目地カバー23の上面23cの上部に位置している。
この側壁23bには、第2の中間目地カバー24の上面24cと通常時において当接するゴム製のカバー片22を備えている。
この側壁23bには、第2の中間目地カバー24の上面24cと通常時において当接するゴム製のカバー片22を備えている。
また、第1の中間目地カバー23は側壁23a側の底面付近に中間目地カバー支持部材25に取付けるための取付具26が固定されている。
第2の中間目地カバー24は、第1の中間目地カバー23と同様の構成となっており、一端部側には略垂直に立ち上がる側壁24aを有し、他端部側には略垂直に下方へ折れ曲がる側壁24bを備えており、その上面24cは傾斜面状に形成され、その底面(下部)には天井板31が設けられている。
第2の中間目地カバー24は、第1の中間目地カバー23と同様の構成となっており、一端部側には略垂直に立ち上がる側壁24aを有し、他端部側には略垂直に下方へ折れ曲がる側壁24bを備えており、その上面24cは傾斜面状に形成され、その底面(下部)には天井板31が設けられている。
第2の中間目地カバー24は、その側壁24bが水切りカバー6の側壁6bよりも一方の躯体側に位置する長さに形成されており、本実施形態では、側壁24bは水切りカバー6の上面の上部に位置している。
この側壁24bには、水切りカバー6の上面6cと通常時において当接するゴム製のカバー片22を備えている。
この側壁24bには、水切りカバー6の上面6cと通常時において当接するゴム製のカバー片22を備えている。
第2の中間目地カバー24にも、側壁24a側の底面付近に中間目地カバー支持部材25に取付けるための取付具26が固定されている。
また、中間目地カバー23、24の前後方向の端部にもヒンジ部材11を介して側部カバー板12が取り付けられている。
また、中間目地カバー23、24の前後方向の端部にもヒンジ部材11を介して側部カバー板12が取り付けられている。
目地カバー7Aは、他端部7bが第1の中間目地カバー23の側壁23aよりも一方の躯体側に位置する長さに形成されており、本実施形態では、他端部7bは第1の中間目地カバー23の上面23cの上部に位置している。
中間目地カバー支持部材25は、一方の躯体3の外壁3a及び他方の躯体4の外壁4aにその両端部が取り付けられ、複数の中央枢支部27を有するパンタグラフ状のリンク部材28と、該リンク部材28の中央枢支部27にそれぞれ設けられた上下一対のパイプ状の支持具29とで構成されている。
前記取付具26は本実施形態ではバー状に形成されており、この取付具26の軸部26aを支持具27に挿入することで、中間目地カバー23、24が支持される。この取付具26の軸部26aには所定の位置にフランジ状の係合部30が形成されており、この係合部30が上部の支持具29の縁に係合することにより、中間目地カバー23、24が支持される。
防水手段8Aは、第1の実施形態と同様の構成からなっており、複数の支持ワイヤー21の他端部は、第1の中間目地カバー23の側壁23a、第2の中間目地カバー24の側壁24a及び水切りカバー6の側壁6bの上部にそれぞれ固定される。
なお、本発明の実施形態においては、防水シート及び第2の防水シートを用いるものについて説明したが、第2の防水シートを用いない形態としてもよい。
また、本発明の実施形態においては、一方の躯体側の端部に下方へ突出する誘導側壁を備えている水切りカバーについて説明したが、このような誘導側壁を備えていなくてもよい。
また、本発明の実施形態においては、一方の躯体側の端部に下方へ突出する誘導側壁を備えている水切りカバーについて説明したが、このような誘導側壁を備えていなくてもよい。
さらに、本発明の実施形態においては、防水シートを天井板の底面に設ける形態について説明したが、目地カバーに天井板を設けず、目地カバーの底面に直接防水シートを設けてもよい。
本発明は屋上用目地カバー装置を製造する産業で利用される。
1、1A:屋上用目地カバー装置、 2:目地部、
3:一方の躯体、 4:他方の躯体、
5:パラペット、 6:水切りカバー、
7、7A:目地カバー、 8、8A:防水手段、
9:水切りカバー取付具、 10:目地カバー支持金具、
11:ヒンジ部材、 12:側部カバー板、
13:壁面用目地装置、 14:重り、
15:防水シート、 16:位置決め手段、
17:防水シート支持装置、 18:第2の防水シート、
19:付勢具、 20:滑車、
21:支持ワイヤー、 22:カバー片、
23:第1の中間目地カバー、 24:第2の中間目地カバー、
25:中間目地カバー支持部材、 26:取付具、
27:中央枢支部、 28:リンク部材、
29:支持具、 30:係合部、
31:天井板。
3:一方の躯体、 4:他方の躯体、
5:パラペット、 6:水切りカバー、
7、7A:目地カバー、 8、8A:防水手段、
9:水切りカバー取付具、 10:目地カバー支持金具、
11:ヒンジ部材、 12:側部カバー板、
13:壁面用目地装置、 14:重り、
15:防水シート、 16:位置決め手段、
17:防水シート支持装置、 18:第2の防水シート、
19:付勢具、 20:滑車、
21:支持ワイヤー、 22:カバー片、
23:第1の中間目地カバー、 24:第2の中間目地カバー、
25:中間目地カバー支持部材、 26:取付具、
27:中央枢支部、 28:リンク部材、
29:支持具、 30:係合部、
31:天井板。
Claims (4)
- 目地部を介して設けられた左右の躯体間の目地部をカバーする屋上用目地カバー装置であって、一方の躯体に設けられた水切りカバーと、一端部が他方の躯体の外壁に取付けられ、前記水切りカバーの上部にその他端部が位置する目地カバーと、この目地カバーの他端部と前記水切りカバーの目地部側の端部の間に設けられた防水手段を備え、
前記防水手段は、重りを備え、通常時において前記水切りカバーの上面に当接する防水シートと、該防水シートを所定の位置に位置させる位置決め手段と、地震によって目地部が狭くなった場合に、前記防水シートが目地部へ脱落することを防止する防水シート支持装置とで構成される屋上用目地カバー装置。 - 目地部を介して設けられた左右の躯体間の目地部をカバーする屋上用目地カバー装置であって、一方の躯体に設けられた水切りカバーと、一端部が他方の躯体の外壁に取付けられた目地カバーと、該目地カバーと前記水切りカバーの間に設けられた少なくとも1つの中間目地カバーと、該中間目地カバーを支持する中間目地カバー支持部材と、前記目地カバー及び中間目地カバーに設けられた防水手段とを備え、
前記防水手段は、重りを備え、通常時において前記水切りカバーの上面に当接する防水シートと、該防水シートを所定の位置に位置させる位置決め手段と、地震によって目地部が狭くなった場合に、前記防水シートが目地部へ脱落することを防止する防水シート支持装置とで構成される屋上用目地カバー装置。 - 前記防水手段は、重りを備え、通常時において前記水切りカバーの上面に当接する第2の防水シートを更に有することを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の屋上用目地カバー装置。
- 前記水切りカバーは、一方の躯体側の端部に下方へ突出する誘導側壁を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の屋上用目地カバー装置。
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