JP7093713B2 - 燃料電池用セパレータ及びその製造方法 - Google Patents
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Description
複合シートは、少なくともポリオレフィン系樹脂繊維を含有する繊維樹脂と、この繊維樹脂よりも優れた導電性の導電材とを含み、この導電材が粒子状導電材と繊維状導電材とを含有しており、
樹脂組成物は、温度220℃、荷重2.16kgの条件下で測定したメルトフローレートが1g/10min以上の空隙抑制樹脂と、少なくとも粒子状導電材を有する粒子含有導電材とを含み、空隙抑制樹脂よりも粒子含有導電材を質量比で多く含有しており、
一対の複合シートと樹脂組成物とが溶着して一体化されることを特徴としている。
また、複合シートの繊維樹脂は、平均繊維長が0.5mm以上80mm以下であることが好ましい。
また、複合シートの繊維樹脂のポリオレフィン系樹脂繊維は、ポリプロピレン系樹脂繊維とポリエチレン系樹脂繊維の少なくともいずれか一方であることが好ましい。
また、複合シートの導電材の粒子状導電材は、平均粒子径が3μm以上500μm以下の膨張化黒鉛粒子と人造黒鉛粒子の少なくともいずれか一方であると良い。
また、樹脂組成物は、空隙抑制樹脂を3質量部以上40質量部以下、及び粒子含有導電材を60質量部以上97質量部以下含むと良い。
また、樹脂組成物の空隙抑制樹脂は、平均粒子径が10μm以上500μm以下の粒子状のポリプロピレン系樹脂あるいはポリエチレン系樹脂であることが望ましい。
また、樹脂組成物の粒子含有導電材の粒子状導電材は、平均粒子径が1μm以上200μm以下の黒鉛粒子であることが望ましい。
金型に、一対の複合シートと樹脂組成物とをインサートして一対の複合シートの間に樹脂組成物を挟み、金型を型締めして加圧加熱することにより、燃料電池用セパレータを成形することを特徴としている。
また、金型に、樹脂組成物と一枚の複合シートとをインサートするとともに、金型を型締めして加圧加熱することにより、積層中間体を成形し、金型から積層中間体を脱型して反転し、この積層中間体を金型にインサートしてその樹脂組成物を露出させ、その後、積層中間体の樹脂組成物にもう一枚の複合シートを重ねることで、積層中間体の複合シートと複合シートとの間に樹脂組成物を挟むこともできる。
請求項4記載の発明によれば、ポリオレフィン系樹脂繊維がポリプロピレン系樹脂繊維とポリエチレン系樹脂繊維の少なくともいずれか一方なので、安価で入手しやすく、しかも、燃料電池用セパレータに必要な耐食性を簡易に付与することが可能となる。
請求項8記載の発明によれば、樹脂組成物の空隙抑制樹脂が熱可塑性樹脂なので、燃料電池用セパレータの成形時に空隙抑制樹脂の流動性を適切に確保し、樹脂組成物の均一化に寄与し、部分的な相違の減少を図ることができる。
請求項10記載の発明によれば、樹脂組成物の粒子含有導電材の粒子状導電材が、平均粒子径1μm以上200μm以下の黒鉛粒子なので、例え燃料電池用セパレータの厚さが1mm未満の場合でも、優れた導電性を得ることができ、しかも、導電経路の損失の抑制を図ることができる。
請求項12記載の発明によれば、一枚の複合シートと樹脂組成物とをインサートした後、樹脂組成物にもう一枚の複合シートを重ね、対向する一対の複合シートの間に樹脂組成物を挟むので、複合シートに粉末の樹脂組成物を均一にならして配置することができる。また、飛び散り易い粉末の樹脂組成物を用いるのではなく、板体の樹脂組成物を用いれば、作業環境の汚染防止と量産性の向上が期待できる。
〔実施例1〕
先ず、燃料電池用セパレータの複合シートを製造すべく、繊維樹脂として、ポリプロピレン繊維25質量部、導電材の粒子状導電材として、膨張化黒鉛粒子60質量部、導電材の繊維状導電材として、炭素繊維10質量部、及びアラミド系樹脂繊維として、アラミド繊維5質量部を用意(表1参照)し、これらを水中で混合分散して固形分3%のスラリーを作製した。
燃料電池用セパレータの初期の引張強度については、JIS K6251に基づき、燃料電池用セパレータを1号ダンベル試験片に打ち抜き、RTC‐1310A〔製品名 株式会社オリエンテック製〕を使用し、引張速度10mm/minの条件で引張試験を実施してその測定値を初期の引張強度値とした。
燃料電池用セパレータを1号ダンベル試験片に打ち抜き、12.5cm×2.5cmの割れ発生確認用の試験片、抵抗値及び厚み測定用の試験片を耐熱圧容器〔製品名:TAF‐SR300型 耐圧硝子工業株式会社製〕にそれぞれ投入するとともに、各試験片の総重量11倍の量のイオン交換水を加えて浸漬させ、耐圧容器を80℃の恒温乾燥機器内にセットし、その後、100時間経過後に取り出して試験片の特性を測定した。
燃料電池用セパレータの面方向の体積抵抗値は、四端子四探針法により測定した。具体的には、15cm×15cmの燃料電池用セパレータから5cm×5cmの大きさの試験片を9枚切り出し、各試験片の体積抵抗値を測定機である低抵抗率計〔製品名:ロレスタGP MCP‐T610 三菱化学株式会社製〕により測定し、測定した値の平均値を面方向の体積抵抗値とした。
燃料電池用セパレータの厚み方向の体積抵抗値については、先ず、15cm×15cmの燃料電池用セパレータから5cm×2.5cmの大きさの試験片を切り出し、この試験片をガラス管の間に挟んだ。ガラス管は、φ1cmのガラスU字管の屈曲した底部が切断され、この切断された底部に螺子穴付きのホルダが接着されたタイプとした。
燃料電池用セパレータの厚み精度については、厚みを分割して測定した場合に、
○:測定したときのRange(厚みの最大値-最小値)が0.04mm以内であると
き
×:測定したときのRange(厚みの最大値-最小値)が0.05mm以上であると
き
として評価した。
燃料電池用セパレータの割れ発生の有無、換言すれば、柔軟性や強度については、成形した燃料電池用セパレータから12.5×2.5cmの試験片を切り出し、この試験片を折り曲げた場合の割れや破れの有無を目視で評価することとした。
先ず、燃料電池用セパレータの複合シートについては、実施例1の複合シートAをそのまま採用した。
次に、専用の金型を用意し、型開きした金型の下型に、製造した一枚の複合シートAと粉末の樹脂組成物とを順次インサートし、その後、粉末の樹脂組成物にスクレーバを接触させて水平に移動させ、複合シートの表面上で粉末の樹脂組成物をスクレーバで均一にならして平坦化した。
その他は実施例1と同様とし、15cm×15cm、厚さ0.30~0.33mmの燃料電池用セパレータを製造した。
先ず、燃料電池用セパレータの複合シートについては、実施例1の複合シートAをそのまま採用した。
次に、専用の金型を用意し、型開きした金型の下型に、製造した一枚の複合シートAと粉末の樹脂組成物とを順次インサートし、その後、粉末の樹脂組成物にスクレーバを接触させて水平に移動させ、複合シートの表面上で粉末の樹脂組成物をスクレーバで均一にならして平坦化した。
その他は実施例1と同様とし、15cm×15cm、厚さ0.30~0.33mmの燃料電池用セパレータを製造した。
基本的には実施例1と同様だが、樹脂組成物を変更した。すなわち、樹脂組成物は、空隙抑制樹脂を20質量部、及び粒子含有導電材を80質量部含む組成物7.5gとした。この樹脂組成物の空隙抑制樹脂は、表2に示すように、ポリプロピレン樹脂〔製品名:PP PL500A サンアロマー株式会社製〕を冷凍粉砕して32メッシュの篩を通過した樹脂を用いた。
基本的には実施例1と同様に燃料電池用セパレータを製造したが、樹脂組成物を変更した。すなわち、樹脂組成物は、空隙抑制樹脂を20質量部、及び粒子含有導電材を80質量部含む組成物7.5gとした。この樹脂組成物の空隙抑制樹脂は、表2に示すように、ポリプロピレン樹脂〔製品名:PP J105G プライムポリマー株式会社製〕を用いた。また、粒子含有導電材は、表2に示すように、平均粒子径が45μmの人造黒鉛粒子〔製品名:JSG‐75S 富士黒鉛工業株式会社製〕を採用した。
基本的には実施例5と同様に燃料電池用セパレータを製造したが、粒子含有導電材を変更した。粒子含有導電材は、表2に示すように、平均粒子径が50μmの球状黒鉛粒子〔製品名:CGB50 日本黒鉛工業株式会社製〕を採用した。
基本的には実施例5と同様に燃料電池用セパレータを製造したが、粒子含有導電材を変更した。粒子含有導電材は、表2に示すように、平均粒子径が20μmの膨張化黒鉛粒子〔製品名:BSP‐20A 富士黒鉛工業株式会社製〕を採用した。
基本的には実施例5と同様に燃料電池用セパレータを製造したが、粒子含有導電材を変更した。粒子含有導電材は、表3に示すように、平均粒子径が80μmの鱗状黒鉛粒子〔製品名:CB‐100 富士黒鉛工業株式会社製〕を採用した。
〔実施例9〕
基本的には実施例4と同様だが、樹脂組成物の配合比率を変更した。すなわち、樹脂組成物は、空隙抑制樹脂を35質量部、及び粒子含有導電材を65質量部含む組成物7.5gとした。
先ず、燃料電池用セパレータの複合シートを製造すべく、繊維樹脂として、ポリプロピレン繊維20質量部、導電材の粒子状導電材として、膨張化黒鉛粒子70質量部、導電材の繊維状導電材として、炭素繊維5質量部、及びアラミド系樹脂繊維として、アラミド繊維5質量部を用意(表1参照)し、これらを水中で混合分散して固形分3%のスラリーを作製した。
その他の部分については実施例1と同様とし、15cm×15cm、厚さ0.30~0.33mmの燃料電池用セパレータを製造した。
燃料電池用セパレータの複合シートについては、複合シートBをそのまま採用した。
また、基本的には実施例2と同様だが、樹脂組成物の配合比率を変更した。すなわち、樹脂組成物は、空隙抑制樹脂を6質量部、及び粒子含有導電材を94質量部含む組成物7.5gとした。
その他の部分については実施例2と同様とし、15cm×15cm、厚さ0.30~0.33mmの燃料電池用セパレータを製造した。
燃料電池用セパレータの複合シートについては、複合シートBをそのまま採用した。
その他の部分については実施例9と同様とし、15cm×15cm、厚さ0.30~0.33mmの燃料電池用セパレータを製造した。
先ず、燃料電池用セパレータの複合シートを製造すべく、繊維樹脂として、ポリプロピレン繊維15質量部、導電材の粒子状導電材として、人造黒鉛粒子70質量部、導電材の繊維状導電材として、炭素繊維10質量部、及びアラミド系樹脂繊維として、アラミド繊維5質量部を用意(表1参照)し、これらを水中で混合分散して固形分3%のスラリーを作製した。
その他の部分については実施例1と同様とし、15cm×15cm、厚さ0.30~0.33mmの燃料電池用セパレータを製造した。
先ず、燃料電池用セパレータの複合シートについては、実施例13の複合シートCをそのまま採用した。
その他の部分については実施例3と同様とし、15cm×15cm、厚さ0.30~0.33mmの燃料電池用セパレータを製造した。
先ず、燃料電池用セパレータの複合シートについては、実施例13の複合シートCをそのまま採用した。
その他の部分については実施例2と同様とし、15cm×15cm、厚さ0.30~0.33mmの燃料電池用セパレータを製造した。
燃料電池用セパレータの複合シートを製造すべく、繊維樹脂として、ポリエチレン繊維25質量部、導電材の粒子状導電材として、膨張化黒鉛粒子60質量部、導電材の繊維状導電材として、炭素繊維10質量部、及びアラミド系樹脂繊維として、アラミド繊維5質量部を用意(表1参照)し、これらを水中で混合分散して固形分3%のスラリーを作製した。
その他の部分については実施例2と同様とし、15cm×15cm、厚さ0.30~0.33mmの燃料電池用セパレータを製造した。
先ず、燃料電池用セパレータの複合シートについては、実施例16の複合シートDをそのまま採用した。
その他の部分については実施例3と同様とし、15cm×15cm、厚さ0.30~0.33mmの燃料電池用セパレータを製造した。
先ず、燃料電池用セパレータの複合シートについては、実施例1の複合シートAをそのまま採用した。
次に、専用の金型を用意し、型開きした金型の下型に、製造した一枚の複合シートAと粉末の樹脂組成物とを順次インサートし、その後、粉末の樹脂組成物にスクレーバを接触させて水平に移動させ、複合シートAの表面上で粉末の樹脂組成物をスクレーバで均一にならして平坦化した。
先ず、燃料電池用セパレータの複合シートについては、実施例1の複合シートAをそのまま採用した。
次に、専用の金型を用意し、型開きした金型の下型に、製造した一枚の複合シートAと粉末の樹脂組成物とを順次インサートし、その後、粉末の樹脂組成物にスクレーバを接触させて水平に移動させ、複合シートAの表面上で粉末の樹脂組成物をスクレーバで均一にならして平坦化した。
燃料電池用セパレータの複合シートについては、実施例16、17の複合シートDに変更した。
その他の部分については比較例2と同様とし、15cm×15cm、厚さ0.30~0.33mmの燃料電池用セパレータを製造した。
燃料電池用セパレータの複合シートについては、実施例16、17の複合シートDに変更した。
その他は比較例3と同様に燃料電池用セパレータを製造したが、樹脂組成物を変更した。すなわち、樹脂組成物は、空隙抑制樹脂を10質量部、及び粒子含有導電材を90質量部含む組成物7.5gとした。
先ず、燃料電池用セパレータの複合シートを製造すべく、繊維樹脂として、ポリプロピレン繊維5質量部、導電材の粒子状導電材として、膨張化黒鉛粒子80質量部、導電材の繊維状導電材として、炭素繊維10質量部、及びアラミド系樹脂繊維として、アラミド繊維5質量部を用意(表1参照)し、これらを水中で混合分散して固形分3%のスラリーを作製した。
燃料電池用セパレータを圧縮成形したら、金型から燃料電池用セパレータを脱型し、15cm×15cm、厚さ0.22~0.35mmの燃料電池用セパレータを製造した。製造した燃料電池用セパレータの一部には、穴や破れている箇所が発見された。
各実施例の燃料電池用セパレータは、初期の引張強度、80℃の熱水浸漬試験後の引張強度、面方向の体積抵抗値、厚み方向の体積抵抗値、厚み精度、割れ発生の有無について、良好な結果を得ることができた。特に、実施例1、10、13~15、17の燃料電池用セパレータは、厚み方向の体積抵抗値に関し、優れた結果を得ることができた。
Claims (13)
- 対向する一対の複合シートの間に樹脂組成物が挟まれる燃料電池用セパレータであって、
複合シートは、少なくともポリオレフィン系樹脂繊維を含有する繊維樹脂と、この繊維樹脂よりも優れた導電性の導電材とを含み、この導電材が粒子状導電材と繊維状導電材とを含有しており、
樹脂組成物は、温度220℃、荷重2.16kgの条件下で測定したメルトフローレートが1g/10min以上の空隙抑制樹脂と、少なくとも粒子状導電材を有する粒子含有導電材とを含み、空隙抑制樹脂よりも粒子含有導電材を質量比で多く含有しており、
一対の複合シートと樹脂組成物とが溶着して一体化されることを特徴とする燃料電池用セパレータ。 - 複合シートの繊維樹脂は、アラミド系樹脂繊維を含有する請求項1記載の燃料電池用セパレータ。
- 複合シートの繊維樹脂は、平均繊維長が0.5mm以上80mm以下である請求項1又は2記載の燃料電池用セパレータ。
- 複合シートの繊維樹脂のポリオレフィン系樹脂繊維は、ポリプロピレン系樹脂繊維とポリエチレン系樹脂繊維の少なくともいずれか一方である請求項1、2、又は3記載の燃料電池用セパレータ。
- 複合シートの導電材は、粒子状導電材が黒鉛粒子であり、繊維状導電材が炭素繊維である請求項1ないし4のいずれかに記載の燃料電池用セパレータ。
- 複合シートの導電材の粒子状導電材は、平均粒子径が3μm以上500μm以下の膨張化黒鉛粒子と人造黒鉛粒子の少なくともいずれか一方である請求項1ないし5のいずれかに記載の燃料電池用セパレータ。
- 樹脂組成物は、空隙抑制樹脂を3質量部以上40質量部以下、及び粒子含有導電材を60質量部以上97質量部以下含む請求項1ないし6のいずれかに記載の燃料電池用セパレータ。
- 樹脂組成物の空隙抑制樹脂は、熱可塑性樹脂である請求項1ないし7のいずれかに記載の燃料電池用セパレータ。
- 樹脂組成物の空隙抑制樹脂は、平均粒子径が10μm以上500μm以下の粒子状のポリプロピレン系樹脂あるいはポリエチレン系樹脂である請求項1ないし8のいずれかに記載の燃料電池用セパレータ。
- 樹脂組成物の粒子含有導電材の粒子状導電材は、平均粒子径が1μm以上200μm以下の黒鉛粒子である請求項1ないし9のいずれかに記載の燃料電池用セパレータ。
- 請求項1ないし10のいずれかに記載の燃料電池用セパレータの製造方法であって、
金型に、一対の複合シートと樹脂組成物とをインサートして一対の複合シートの間に樹脂組成物を挟み、金型を型締めして加圧加熱することにより、燃料電池用セパレータを成形することを特徴とする燃料電池用セパレータの製造方法。 - 金型に、一枚の複合シートと樹脂組成物とをインサートし、樹脂組成物にもう一枚の複合シートを重ねることにより、対向する一対の複合シートの間に樹脂組成物を挟む請求項11記載の燃料電池用セパレータの製造方法。
- 金型に、樹脂組成物と一枚の複合シートとをインサートするとともに、金型を型締めして加圧加熱することにより、積層中間体を成形し、金型から積層中間体を脱型して反転し、この積層中間体を金型にインサートしてその樹脂組成物を露出させ、その後、積層中間体の樹脂組成物にもう一枚の複合シートを重ねることで、積層中間体の複合シートと複合シートとの間に樹脂組成物を挟む請求項11記載の燃料電池用セパレータの製造方法。
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