JP6964097B2 - 燃料電池用セパレータの製造方法 - Google Patents

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Description

クロスリファレンス
本出願は、2017年1月13日に日本国において出願された特願2017−003870に基づき優先権を主張し、当該出願に記載された内容は、本明細書に援用する。また、本願において引用した特許、特許出願及び文献に記載された内容は、本明細書に援用する。
本発明は、燃料電池用セパレータの製造方法に関する。
燃料電池は、水素と酸素の反応を利用してエネルギーを取り出す電池である。当該反応によって生成するのは水であるため、燃料電池は地球環境に優しい電池として知られている。特に、固体高分子型燃料電池は、高出力密度を可能とし、小型で軽量であることから、自動車、通信機器、電子機器等のバッテリーとして有力視され、また一部実用化されている。
燃料電池は、複数個のセルを積み重ねて構成されたセルスタックである。セルとセルとの間には、セパレータと称する壁部材が配置されている。セパレータは、隣同士になる水素と酸素の通路を仕切る隔壁板であり、水素と酸素がイオン交換膜の全面にわたって均一に接触して流れる役割を担っている。このため、セパレータには、その流路となる溝が形成されている。セパレータには、発生した電流を隣のセルに流す必要から、電気抵抗が小さいことが要求されている。また、セパレータには、100〜200℃の温度で90〜100%近い高湿環境下において約10年という長期間にわたって使用可能であることを要求されることから、高い機械的強度が求められている。これらの要求に応えるセパレータとしては、例えば、熱可塑性樹脂に黒鉛粒子を分散させたセパレータが知られている(特許文献1を参照)。この種のセパレータは、一例として、熱可塑性樹脂と黒鉛粒子とを混練した混練物をペレット状に成形し、そのペレットを射出成形機のスクリューにて再度混練して、金型内に射出することにより所望形状に成形して得ることができる。
特開2006−294407
上記従来から公知の燃料電池用セパレータは、相応の特性を発揮できるものの、市場ではさらなる高導電性が求められている。樹脂中に黒鉛粒子を分散させるだけでは、黒鉛粒子間のつながりに乏しく、セパレータのさらなる導電性の向上を実現するには限界がある。また、樹脂成形体は、薄型軽量化を実現するため、高い柔軟性と曲げ強度が求められている。また、水素と酸素の反応時に生成する生成水、または水蒸気を流路から速やかに排出させるため、セパレータ表面を親水性にすることが求められている。
本発明は、上記要求に応えるためになされたものであり、導電性、柔軟性および曲げ強度に優れ、セパレータ表面の親水性に優れた燃料電池用セパレータの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための一実施の形態に係る燃料電池用セパレータは、樹脂15〜40質量部と、当該樹脂よりも導電性の高い導電材料であって粒子状および繊維状の形態を持つ導電材料85〜60質量部とを含み、導電材料は、黒鉛粒子と炭素繊維とを主として含み、黒鉛粒子は炭素繊維よりも質量比にて多く含まれている。
別の実施の形態に係る燃料電池用セパレータでは、好ましくは、前記黒鉛粒子は膨張黒鉛粒子である。
別の実施の形態に係る燃料電池用セパレータでは、好ましくは、前記樹脂は、ポリフェニレンスルファイド繊維を含む。
別の実施の形態に係る燃料電池用セパレータでは、好ましくは、前記樹脂として、アラミド繊維を含む。
また、一実施の形態に係る燃料電池用セパレータの製造方法は、繊維状の樹脂15〜40質量部と、当該樹脂よりも導電性の高い導電材料であって粒子状および繊維状の形態を持つ導電材料85〜60質量部とを含み、導電材料は、黒鉛粒子と炭素繊維とを主として含み、黒鉛粒子は炭素繊維よりも質量比にて多く含まれている燃料電池用セパレータの製造方法であって、繊維状の樹脂に導電材料の一部を分散させた状態の複合シートを作製する複合シート作製ステップと、前記一部を除く導電材料を成形して導電材料成形体を作製する成形体作製ステップと、導電材料成形体と複合シートとを積層して加熱及び圧縮する加熱圧縮ステップと、を含む。
別の実施の形態に係る燃料電池用セパレータでは、好ましくは、前記成形体作製ステップは、減圧可能な減圧容器内に複合シートを配置する配置ステップと、複合シート上に粒状若しくは繊維状の導電材料を積載する積載ステップと、減圧容器を閉鎖して減圧容器内を減圧する減圧ステップと、を含む。
本発明によれば、導電性、柔軟性および曲げ強度に優れ、セパレータ表面の親水性に優れた燃料電池用セパレータを得ることができる。
図1は、本実施形態に係る燃料電池用セパレータの平面図(1A)と、該平面図におけるA−A線断面図および該断面図における領域Bの拡大模式図(1B)と、をそれぞれ示す。 図2は、図1の燃料電池用セパレータの製造工程のフローを示す。 図3は、図2のフローの前半部分を断面図にて示す。 図4は、図3に続き、図2のフローの後半部分を断面図にて示す。
1 セパレータ(燃料電池用セパレータ)
5 樹脂
6 導電材料(炭素粒子、炭素繊維)
7 導電材料(黒鉛粒子)
10 吸引治具(減圧容器の一例)
11 複合シート
25 導電材料成形体
次に、本発明の各実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する各実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また、各実施形態の中で説明されている諸要素及びその組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る燃料電池用セパレータの平面図(1A)と、該平面図におけるA−A線断面図および該断面図における領域Bの拡大模式図(1B)と、をそれぞれ示す。
本発明の一実施形態に係る燃料電池用セパレータ(以後、略して「セパレータ」ともいう)1は、(1A)に示すように、ガスあるいは液体を流すための流路3をセパレータ1の表側の面と裏側の面に形成してなる。流路3の断面形状は、好適には、U字形状若しくはコの字形状であるが、特にこれらに限定されるものではない。また、セパレータ1は、1または複数個の貫通孔2を備えている。貫通孔2は、燃料電池を構成する他の構成部材との接続等に用いられる。
セパレータ1は、(1B)に示すように、樹脂5と、樹脂5よりも導電性の高い導電材料であって粒子状および繊維状の形態を持つ導電材料6,7とを含む複合材料にて構成される。樹脂5は、好ましくは、繊維状の樹脂を出発材料にして構成される。この実施形態では、導電材料6は炭素繊維である。また、導電材料7は黒鉛粒子である。黒鉛粒子は、膨張黒鉛、人造黒鉛、天然黒鉛などいずれでもよいが、抵抗値の観点から膨張黒鉛が望ましい。ここで、膨張黒鉛とは、グラファイト(黒鉛)の正六角形平面を重ねた構造の特定の一面に他の物質層が入り込むこと(=インターカレーション)によって黒鉛層間を拡張させた黒鉛若しくは黒鉛層間化合物をいう。また、黒鉛粒子の形状については、特に制約は無く、鱗片状、球状など適宜選択することができる。
以後、導電材料6に代えて、炭素繊維6と称することもある。また、導電材料7に代えて、黒鉛粒子7と称することもある。なお、導電材料は、炭素繊維6と黒鉛粒子7との2種類から成るとは限らず、炭素繊維6のみ、あるいは黒鉛粒子7のみ、さらにはこれら6,7に加えて1以上の別の種類の導電材料を含んでも良い。ただし、導電材料6,7は、好ましくは、粒子状の材料を少なくとも含む。本願では、「炭素」は、その下位概念である「黒鉛」を含む。
最も適した導電材料6,7の組み合わせは、繊維状のグラファイトと、黒鉛粒子である。導電材料は、炭素系材料に限られず、導電性に優れた金属粒子、金属繊維などでも良い。黒鉛粒子7に代表される粒子状の導電材料は、平均粒子径(レーザ回折/散乱式粒子径分布測定法による)にて、好ましくは5〜80μm、より好ましくは10〜50μmの粒子である。導電材料6,7としてグラファイトを採用した場合、その電気抵抗は、1〜3×10−3Ω・cmであり、樹脂5よりも電気抵抗が低い(逆に言うと、導電性は高い)。なお、導電材料6,7に金属を用いた場合には、グラファイトよりも、理論上、電気抵抗を低くできるが、表面の酸化膜が絶縁性を示すことから、成形したときの電気抵抗が高くなる場合もある。
樹脂5は、熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂のいずれの樹脂でも良い。セパレータ1の用途としてより好適な樹脂は、耐熱性に優れた樹脂であり、具体的には、ポリフェニレンスルファイド(PPS)、ポリアミド(PA)、ポリエーテルケトンエーテルケトンケトン(PEKEKK)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルケトン(PEK)、液晶ポリマー(LCP)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体(ETFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、ポリイミド(PI)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリフェニルサルフォン(PPSU)、ポリエーテルイミド(PEI)およびポリスルフォン(PSU)を例示できる。これらの中でも、PPSが特に好適である。
樹脂5の出発材料として好適に用いる繊維状の樹脂5は、平均にて、好ましくは1〜40mm、より好ましくは2〜20mmの長さを有する。膨張黒鉛としては、例えば、富士黒鉛工業(株)製のBSP−60A(平均粒子径60μm)あるいはEXP−50SMを、人造黒鉛としては、例えば、オリエンタル産業(株)製のNo.5Sを、天然黒鉛としては、富士黒鉛工業(株)製のCNG−75N(平均粒子径43μm)あるいは日本黒鉛工業(株)製のCPB(鱗状黒鉛粉末、平均粒子径19μm)を、それぞれ用いることができる。炭素繊維6の種類は制限されず、PAN(ポリアクリロニトリル)系炭素繊維、石油系若しくは石炭系のピッチ系炭素繊維、フェノール系炭素繊維、あるいはレーヨン系炭素繊維などが使用できる。炭素繊維の繊維径は、例えば0.5〜50μm、好ましくは1〜30μm、さらには5〜20μmの範囲が好ましい。炭素繊維6の長さも制限されるものではないが、例えば10μm〜5mm、好ましくは20μm〜6mmの範囲が好ましい。また、マトリックス樹脂との相溶性を改善するため、例えば、炭素繊維6の表面をシランカップリング剤などの表面処理剤を用いて表面処理し、または表面処理剤を適宜の工程で添加することもできる。さらに、同様の効果を期待できる繊維として、単層、多層など各種のカーボンナノチューブを使用でき、繊径、長さ、およびその表面処国についても、適宜のものを使用することができる。 また、これらの炭素繊維、カーボンナノチューブを混合して使用してもよい。
また、繊維状の樹脂の補強材として、芳香族骨格のみを有するアラミド繊維が好ましい。アラミド繊維は、パラ系、メタ系の各単独、またこれらを任意の組成比で混合したものでも良い。また、アラミド繊維の形状は、カットファイバー、パルプ状など、如何なる形状でも良い。アラミド繊維を使用すると、加熱成形時、PPS繊維が溶融し、バインダーになる時、アラミド繊維が粒子状及び繊維状の導電材料の分散状態を維持する。また、PPS繊維に対して平衡吸水率が高いことから、セパレータ表面が親水性となり、水素と酸素の反応により水、または水蒸気が生成した際にセパレータ表面に沿って排水に効果的に作用するほか、ベース樹脂繊維(例えば、PPS)に対して、耐熱性、強度、耐薬品性などを付与するにも有効である。アラミド繊維としては、東レ・デュポン(株)製のKevlar(登録商標):ケブラーカット・ファイバー3mm長を用いることができる。また、樹脂繊維の一部を、繊維表面が毛羽立ち状の繊維である「パルプ状」の繊維を使用すると、抄紙時に樹脂繊維同士に「絡み」をもたせることができるので好ましい。
繊維状の樹脂5と、導電材料6,7との好適な質量比率は、15〜40:85〜60である。例えば、15質量部の樹脂5に対して、60質量部以上85質量部以下の範囲の導電材料6,7を混合してセパレータ1の構成材料とすることができる。また、例えば、40質量部の樹脂5に対しても、同様に、60質量部以上85質量部以下の範囲の導電材料6,7を混合してセパレータ1の構成材料とすることができる。このように、セパレータ1は、樹脂5よりも導電材料6,7を質量比にて多く含むのが好ましい。このため、従来のセパレータよりも、導電材料6,7間の接触部位が多くなり、もって、セパレータ1の電気抵抗をより低く(すなわち、導電性をより高く)することができる。また、導電材料7よりも引張強度が高い導電材料6を含んでいるため、撓みやすく、かつ曲げ強度にも優れ、従来のセパレータより薄型のセパレータ1を得ることができる。
導電材料として繊維状の材料と粒子状の材料とを用いる場合、繊維状の材料は、面方向に沿って配向しやすいので、セパレータ1の面方向の導電性向上に寄与しやすい。これに対して、粒子状の材料は、面方向および厚さ方向を問わないので、繊維状の材料では不十分なセパレータ1の厚さ方向の導電性を向上させるのに寄与する傾向がある。特に、後述するように、粒子状の導電材料を仮成形することによって三次元ネットワークを形成すると、繊維状の導電材料だけでは低抵抗を実現困難な厚さ方向の抵抗を低くすることができる。この結果、セパレータ1の面方向と厚さ方向の両方向の導電性を向上させることができる。
この実施形態に係るセパレータ1は、好ましくは、黒鉛粒子7の三次元ネットワークの隙間を、繊維状の樹脂5と炭素繊維6とが埋める形態を有する。このため、セパレータ1の厚さ方向の良好な導電性は、黒鉛粒子7同士のネットワーク構造によって担保される。一方、セパレータ1の面方向の良好な導電性は、黒鉛粒子7同士のネットワークのみならず、炭素繊維6の面方向に主に配向する形態によって担保される。この実施形態に係るセパレータ1の代表的なサンプルでは、体積抵抗値は20mΩ・cmまたはそれ以下である。
また、導電材料は、黒鉛粒子7と、該黒鉛粒子7以外の炭素粒子(導電材料6の一例であって上記炭素繊維6の代替物)とを主として含み、黒鉛粒子7は上記炭素粒子よりも質量比にて多く含まれるのが好ましい。その場合、40〜80質量部の黒鉛粒子7に対して、30〜5質量部の炭素粒子を含むように混合するのが好ましい。例えば、40質量部の黒鉛粒子7に対して、5質量部以上30質量部以下の範囲の炭素粒子を混合して導電材料となすことができる。また、例えば、80質量部の黒鉛粒子7に対しても、同様に、5質量部以上30質量部以下の範囲の炭素粒子を混合して導電材料となすことができる。
図2は、図1の燃料電池用セパレータの製造工程のフローを示す。図3は、図2のフローの前半部分を断面図にて示す。図4は、図3に続き、図2のフローの後半部分を断面図にて示す。
この実施形態に係る燃料電池用セパレータの製造方法は、15〜40質量部の繊維状の樹脂5と、85〜60質量部の導電材料6,7とを含むセパレータ1の製造方法である。導電材料6,7は、前述のように、樹脂5よりも導電性の高い材料であって粒子状および繊維状の形態を持つ。セパレータ1の製造方法は、図3および図4に示すように、繊維状の樹脂5に導電材料の一部(ここでは、炭素繊維)6を分散させた状態の複合シート11を作製する複合シート作製ステップと、該一部である炭素繊維6を除く導電材料であって粒子状の黒鉛粒子7を成形して導電材料成形体25を作製する成形体作製ステップと、導電材料成形体25と複合シート11とを積層して加熱及び圧縮する加熱圧縮ステップと、を含む。また、当該製造方法では、好ましくは、前記成形体作製ステップは、減圧可能な減圧容器の一例である吸引治具10内に複合シート11を配置する配置ステップと、複合シート11上に黒鉛粒子7を積載する積載ステップと、吸引治具10を閉鎖して吸引治具10内を減圧する減圧ステップと、を含む。以下、セパレータ1の製造方法について、図2〜図4に基づき、詳細に説明する。
(1)フェルト状シートの作製(S101)
ステップS101は、繊維状の樹脂5に炭素繊維6を分散させた状態の複合シート11を作製する複合シート作製ステップに相当する。この工程では、まず、少なくとも繊維状の樹脂5と炭素繊維6とを水中に混合分散し、固形分0.5〜10wt%のスラリーを用意する(スラリー作製ステップ)。続いて、凝集剤をスラリーに添加する(凝集剤添加ステップ)。続いて、得られたスラリーをシート化する(シート形成ステップ)。シート形成ステップは、紙抄きと類似した要領にて行われる。次に、シート(抄紙シートとも称する)を加圧して、乾燥する(乾燥ステップ)。このステップにて水分はほとんどなくなる。次に、乾燥後の抄紙シートを金型内にて加熱・加圧してフェルト状シートを成形する(フェルト状シート成形ステップ)。これら一連の工程により、繊維状の樹脂5に炭素繊維6がほぼ均一に分散した状態の複合シート11が完成する。
一方、上記の炭素繊維6に代えて、炭素粒子(好適にはグラファイト粒子)6を導電材料として用いる場合には、ステップS101は、次のような工程となる。まず、少なくとも繊維状の樹脂5と粒子状の炭素粒子6とを水中に混合分散し、固形分0.5〜10wt%のスラリーを用意する(スラリー作製ステップ)。続いて、前述と同じ要領にて、凝集剤添加ステップ、シート形成ステップ、乾燥ステップ、フェルト状シート成形ステップと順に工程を行う。これら一連の工程により、繊維状の樹脂5に炭素粒子6がほぼ均一に分散した状態の複合シート11が完成する。なお、炭素繊維6を用いる場合に限らず、炭素粒子6を用いる場合であっても、凝集剤添加ステップを省略しても良い。
(2)吸引治具へのフェルト状シートのセット(S102)
ステップS102は、吸引治具10内に複合シート11を配置する配置ステップに相当する。図3の(a)に示すように、吸引治具10の内底面に、ステップS101にて用意した複合シート11を配置する。
(3)吸引治具への導電粒子の供給(S103)
ステップS103は、吸引治具10内の複合シート11上に粒状(ただし、繊維状でも良い)の導電材料(ここでは、黒鉛粒子7)を積載する積載ステップに相当する。図3の(b)に示すように、黒鉛粒子7は、好ましくは、吸引治具10内の複合シート11上の空間を完全に埋めるように盛りつけられる。その後、図3の(c)に示すように、スクレバー15などを矢印Cの方向に移動させることによって、吸引治具10の上方にあふれた黒鉛粒子7を除去して、吸引治具10の開口上面をほぼ平らにするのが好ましい。厚さ1mmのセパレータ1を製造する場合、複合シート11の厚さは2〜7mm、好ましくは3〜5mmであるのが好ましい。複合シート11上に配置される黒鉛粒子7の量は、複合シート11の単位面積当たりで、好ましくは0.5〜1.8g、より好ましくは0.8〜1.2gを存在せしめる量である。
(4)吸引(S104)
ステップS104は、吸引治具10を閉鎖して吸引治具10内を減圧する減圧ステップに相当する。図3の(d)に示すように、吸引治具10を逆さまにして、複合シート11を上にした状態で、吸引治具10の底部から矢印Dのように吸引するのが好ましい。
(5)導電材料成形体の作製(S105)
ステップS105は、吸引治具10内の黒鉛粒子7を吸引(減圧ともいう)によって圧縮して一次成形された状態とする工程であり、黒鉛粒子7を成形して導電材料成形体25を作製する成形体作製ステップに相当する。吸引後に、吸引治具10から複合シート11と共に導電材料成形体25を取り出すと、導電材料成形体25が得られる。
(6)金型への導電材料成形体のセット(S106)
ステップS106は、セパレータ1の成形用金型(以後、単に「金型」という。)20内に、導電材料成形体25を配置するステップである。金型20は、好ましくは、下金型20aと上金型20bとから構成され、下金型20a内の圧縮対象物を上金型20bにて加圧する構造を有する。ただし、金型20の構造は、上記の構造に限定されるものではない。
(7)金型へのフェルト状シートのセット(S107)
ステップS107は、金型20内に、複合シート11を配置するステップである。図4の(e)に示すように、この工程では、下金型20aの内にセットされた導電材料成形体25の上に複合シート11を配置して、その上に上金型20bが配置される。下金型20aは、その内底面に、凹凸21aを備える。導電材料成形体25は、その一方の面を凹凸21aと接するように下金型20a内にセットされる。この導電材料成形体25の上面に、複合シート11を積層し、さらにその上に上金型20bが載置される。
(8)加熱及び加圧(S108)
ステップS108は、導電材料成形体25と複合シート11とを積層して加熱及び圧縮する加熱圧縮ステップに相当する。この工程では、図4の(f)および(g)に示すように、下金型20aと上金型20bとを型締めしながら、加熱が行われる。金型20を用いた成形時の圧力は、好ましくは、約400〜900kg/cm(約40〜90MPa)、より好ましくは50〜70MPa、さらにより好ましくは55〜65MPaである。成形時の温度は、樹脂5の種類あるいは圧力によって変動する。例えば、PPSを用いた場合には、成形時の加熱温度は、好ましくは280〜350℃、より好ましくは300〜330℃である。加熱及び加圧下での成形により、導電材料成形体25を構成する黒鉛粒子7同士の三次元ネットワークの隙間に、複合シート11を構成する繊維状の樹脂5と、炭素繊維6(または炭素粒子6)が流れ込み、当該隙間を埋める状況となる。その後、繊維状の樹脂5が加熱溶融し、炭素繊維6と黒鉛粒子7を固定するバインダー樹脂となり、繊維状の樹脂5の形状は残らない。
(9)セパレータの取り出し(S109)
ステップS109は、金型20を開いて、成形したセパレータ1を取り出す工程である。この工程をもって、図4の(h)に示すように、図1で示した形態のセパレータ1が完成する。
なお、複合シート11を構成する導電材料と、導電材料成形体25を構成する導電材料とが共に粒子である場合、すなわち、黒鉛粒子以外の炭素粒子6と、黒鉛粒子7とを用いる場合、黒鉛粒子7の平均粒子径は、炭素粒子6の平均粒子径より大きい方が好ましい。例えば、炭素粒子6の平均粒子径が10μm未満である場合には、黒鉛粒子7の平均粒子径は、好ましくは10μm以上150μm以下、より好ましくは30μm以上100μm以下、さらにより好ましくは50μm以上で75μm以下である。ここでいう平均粒子径は、レーザ回折/散乱式粒子径分布測定法による。以後も、同様である。
上述のように、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、これらに限定されることなく、種々変形して実施可能である。
例えば、黒鉛粒子7は炭素粒子6よりも質量比にて多く含まれているのが好ましいが、逆に、炭素粒子6を黒鉛粒子7よりも質量比にて多くすることもできる。また、導電材料として黒鉛粒子7と炭素繊維6とを含む場合、黒鉛粒子7は炭素繊維6よりも質量比にて多く含まれているのが好ましいが、逆に、炭素繊維6を黒鉛粒子7よりも質量比にて多くすることもできる。また、導電材料は、好ましくは、40〜80質量部の黒鉛粒子7と、30〜5質量部の炭素粒子6(若しくは炭素繊維6)とを含むが、上記以外の質量比とすることもできる。複合シート11は、抄紙シートを作製する方法にて作製される場合に限定されず、他の工程にて作製されても良い。
次に、本発明の実施例について、比較例と比較しながら説明する。ただし、本発明は、以下の各実施例に限定されない。
(実施例1)
繊維状樹脂として、PPS繊維トルコン(登録商標)(東レ(株)製)を3mmの長さにカットした短繊維を30質量部、炭素繊維トレカ(登録商標)(東レ(株)製)のカットファイバーT008−003(繊維径φ7μm、カット長3mm)を10質量部、炭素粒子(黒鉛の粒子)としての膨張黒鉛XP−50SM(富士黒鉛工業(株)製)50質量部からなる組成物を水中で混合分散して、固形分3%からなるスラリーを用意した。続いて、凝集剤として、カチオン系ポリアクリル酸ソーダ0.001質量部、アニオン系ポリアクリル酸ソーダ0.00001質量部を添加したスラリーを、メッシュ構造を有する20cm角のシート機を使用して得た抄紙シートを180℃に加熱したプレスに挿入して、約200kg/cm2の圧力で約5分間の加熱・加圧後、乾燥し、繊維状PPS樹脂に炭素繊維と膨張黒鉛が均一に分散した厚み約2mmの複合シートを得た。
次に、この複合シートを、成形するセパレータと同じ縦横外形寸法を有する吸引治具に納まるようカットして吸引治具内の内底面に配置し、この複合シート上に膨張黒鉛XP−50SM(富士黒鉛工業(株)製)10質量部を、複合シート上の空間を完全に埋めるように盛りつけ、スクレバーを用いて、吸引治具の上方にあふれた黒鉛粒子を平均化しながら上面を平らにした。この状態で吸引治具の底部側から吸引(減圧)することで複合シート上部に充填した膨張黒鉛を圧縮して導電材料成形体を得た。
続いて、セパレータ1の成形用金型(以後、単に「金型」という。)の内表面に離型剤(ダイキン工業社製:商品名ダイフリーGA7500)を均一に塗布し、あらかじめ340℃に加熱した金型内に、上記の導電材料成形体と複合シートを配置した。金型は、図4に示すように、下金型20aと上金型20bとから構成され、下金型20a内の圧縮対象物を上金型20bにて加圧する構造を有し、下金型20aは、その内底面に、凹凸21aを備え、上金型20bは、その下面に凹凸21bを備えるものとした。ただし、金型20の構造は、上記の構造に限定されるものではない。
次いで、圧力を30MPa(ゲージ圧)で金型20を型締めし、約5分間加圧加熱した後に圧力を開放し、上下の熱板の温度が30℃の冷却用の圧縮成形機に直ちに移載し、金型の温度が80℃以下になるまで加圧冷却した後、金型から厚み0.8mmの燃料電池用セパレータを脱型した。ここで、PPS繊維は、加熱溶融されて、炭素繊維と黒鉛粒子とを固定するバインダー樹脂となり、繊維としての形状は残さない。
得られた燃料電池用セパレータについて、導電性評価として面方向の体積抵抗値、柔軟性、強度の目安として燃料電池用セパレータの長手方向の両端で折り曲げた際の割れの発生の有無、耐熱性としての使用温度域、および親水性の目安として水の接触角をそれぞれ評価・測定した。その結果を表1に示す。
セパレータの面方向の体積抵抗値は、四端子四探針法により測定し、10枚測定した測定値の平均値とした。測定機には、低抵抗率計(三菱化学(株)製:製品名ロレスタGP MCP−T610)を用いた。耐熱性としての使用温度域は、各温度に1,000時間放置した後、燃料電池用セパレータの長手方向の両端で折り曲げた際に割れが発生しない温度をもって使用温度域とした。水の接触角は、接触角計(協和界面科学(株)製:製品名DMo−501)を用いて水の接触角を測定した。その結果を表1に示す。実施例1の条件で得られたセパレータは、体積抵抗値、曲げ強度、柔軟性、耐熱性いずれも高温使用、柔軟性に優れていた。
(実施例2)
実施例1においてPPS樹脂繊維を25質量部、アラミド繊維Kevlar(登録商標)のケブラーカット・ファイバー3mm長(商品名:東レ・デュポン(株)製)を5質量部とし、その他の部分については実施例1と同様として評価した。その結果を表1に示す。評価の結果、使用温度が200℃と高くなり、水接触角が65°に低下し、親水性が向上した。
(実施例3)
実施例1においてPPS樹脂繊維を35質量部、炭素繊維を10質量部、膨張黒鉛を55質量とする他は実施例1と同様にして評価した。その結果を表1に示す。
(実施例4)
実施例1においてPPS樹脂繊維を20質量部、炭素繊維を10質量部、膨張黒鉛を70質量とする他は実施例1と同様にして評価した。その結果を表1に示す。
(実施例5)
実施例1においてPPS樹脂繊維を25質量部とし、PPS樹脂紛体5質量部を使用した。PPS樹脂としてトレリナE2180(東レ(株)製:商品名)を選択し、このPPS樹脂を冷凍粉砕法により粉砕した。得られたPPS樹脂の平均粒子径は70μmであった。このPPS樹脂5質量部と膨張黒鉛XP−50SM(富士黒鉛工業(株)製)10質量部をヘンシェルミキサーに投入し、このヘンシェルミキサーを22℃、1分間の条件で回転させてPPS樹脂と膨張黒鉛を混合し、導電材料成形体用の混合紛体材料とした。その他の部分については実施例1と同様にして評価した。その結果を表1に示す。
(比較例1)
実施例1においてPPS樹脂繊維を10質量部、炭素繊維を10質量部、膨張黒鉛を80質量とする他は実施例1と同様にして評価した。その結果を表1に示す。評価の結果、PPS樹脂成分が少ないため、曲げ強度が低く、柔軟性が不足していた。
(比較例2)
実施例1においてPPS樹脂繊維を45質量部、炭素繊維を10質量部、膨張黒鉛を45質量とする他は実施例1と同様にして評価した。その結果を表1に示す。評価の結果、PPS樹脂成分が多く、導電材料が少ないため、導電性抵抗値が高かった。
(比較例3)
実施例1においてPPS樹脂繊維を35質量部、炭素繊維を35質量部、膨張黒鉛を30質量とする他は実施例1と同様にして評価した。その結果を表1に示す。評価の結果、炭素繊維が膨張黒鉛より多いため、体積抵抗値が高く、曲げ強度が高く柔軟性が不足していた。
Figure 0006964097
本発明に係る燃料電池用セパレータは、燃料電池に利用することができる。

Claims (1)

  1. 繊維状の樹脂15〜40質量部と、前記樹脂よりも導電性の高い導電材料であって粒子状および繊維状の形態を持つ導電材料85〜60質量部とを含み、前記導電材料は、黒鉛粒子と炭素繊維とを主として含み、前記黒鉛粒子は前記炭素繊維よりも質量比にて多く含まれている燃料電池用セパレータの製造方法であって、
    前記繊維状の樹脂に前記導電材料の一部を分散させた状態の複合シートを作製する複合シート作製ステップと、
    前記一部を除く前記導電材料を成形して導電材料成形体を作製する成形体作製ステップと、
    前記導電材料成形体と前記複合シートとを積層して加熱及び圧縮する加熱圧縮ステップと
    を含み、
    前記成形体作製ステップは、
    減圧可能な減圧容器内に前記複合シートを配置する配置ステップと、
    前記複合シート上に粒状若しくは繊維状の前記導電材料を積載する積載ステップと、
    前記減圧容器を閉鎖して前記減圧容器内を減圧する減圧ステップと、
    を含む燃料電池用セパレータの製造方法。
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