JP7091925B2 - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents

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この発明は、音声入力が可能な、複写機、プリンタあるいはMFP(Multi Function Peripheral)と称される多機能デジタル複合機等の画像処理装置、及びプログラムに関する。
上記のような画像処理装置として、マイク等の音声入力手段を介してユーザーの音声によりジョブの設定指示が可能な装置が、従来より知られている。
ところで、オフィス等で複数台の画像処理装置が使用される場合、これらの画像処理装置は共用スペースに近接して配置される場合が多い。
しかし、音声入力可能な画像処理装置の複数台が近接配置されていると、各画像処理装置がいずれも音声入力により使用されている状況下では、一方の画像処理装置のユーザーが発した音声が、他の画像処理装置に対する音声として入力されてしまい、操作に影響を及ぼすことがあるという問題がある。
なお、特許文献1には、音声を利用した操作・通知に対応可能なコピー、ファクス、プリンタなどの電子応用装置またはそれらを複合した電子応用装置において、視覚障害者等の操作者が該電子応用装置に近づいた時に、自動的に音声利用の操作モードに切り替える技術が提案されている。具体的には、音声利用の操作者により携行される携帯機器が、電子応用装置に近づくと、接近検知部は、携帯機器との通信が可能になったことにより接近を検知するとともに、接近を検知した接近検知部は、切り替え手段に、通常操作制御部を利用する手操作モードから音声操作制御部を利用する音声操作モードに切り替えるよう指示し、音声操作モードに切り替わると、音声操作制御部は、音声入力によりアプリケーションの操作を行ない、また、音声入出力I/Fを経由して、操作者に対して音声により対応する、というものである。
特開2004-64250号公報
上述した、音声入力可能な画像処理装置の複数台が近接配置されていると、画像処理装置のユーザーが発した音声が、他の画像処理装置に対する音声として入力され、操作に影響を及ぼすことがあるという問題は、いずれかの画像処理装置で音声入力が使用されている場合は、他の画像処理装置の音声入力を禁止することで、一応解決することができる。
しかし、いずれかの画像処理装置で音声入力が使用されている場合に、他の画像処理装置の音声入力を一律に禁止するのでは、他の画像処理装置のユーザーの利便性を損なうという新たな問題が生じる。
即ち、音声によって設定したい内容を直接的に指示できる音声入力は、設定する項目の画面まで遷移する操作ステップがある操作部の手動操作に較べて、より効率的な操作が可能になることから、音声入力が一律に禁止されてしまうと、特に、普段から音声入力によって画像処理装置の操作を行っているユーザーにとっては、作業効率が低下してしまう。
また、普段から音声入力操作をしている視力の不自由なユーザーにとっても、音声入力が一律に禁止されると操作性が著しく低下してしまう。
なお、前述した特許文献1に記載の技術は、音声入力可能な画像処理装置が近接配置されている場合の上記問題に対して解決作を提供しうるものではなかった。
この発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたものであって、音声入力可能な画像処理装置の複数台が近接配置されている状況下で、いずれかの画像処理装置で音声入力が使用されている場合に、他の画像処理装置の音声入力を一律に禁止することによるユーザーの利便性の低下を抑制できる画像処理装置及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的は、以下の手段によって達成される。
(1)他の画像処理装置への音声入力によって操作に影響を受ける位置に配置される画像処理装置であって、音声入力手段を介して音声入力を受け付け可能な音声入力受付手段と、ユーザーによる手動操作が可能な操作手段と、自装置の使用開始を検出する検出手段と、前記他の画像処理装置から、音声入力開始の情報及び音声入力によって実行されるジョブの種別を特定可能な情報を取得する取得手段と、前記取得手段により音声入力開始の情報を取得したときは、前記音声入力受付手段による音声入力の受け付けを禁止する禁止手段と、前記禁止手段により音声入力の受け付けが禁止された状態で、前記検出手段により自装置の使用開始が検出された際、前記取得手段により取得されたジョブの種別を特定可能な情報から特定される他の画像処理装置のジョブの種別と、前記検出手段により使用開始が検出された自装置のジョブの種別とに基づいて、前記音声入力受付手段による音声入力の受け付けを許可するかどうかを制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする画像処理装置。
(2)前記制御手段は、自装置のジョブの種別と前記他の画像処理装置のジョブの種別について、音声入力の受け付けを許可するか禁止するかの関係を規定したテーブルに基づいて、音声入力受付手段による音声入力の受け付けを許可するかどうかを制御する前項1に記載の画像処理装置。
(3)音声入力の受け付けを許可するか禁止するかの関係は、主要な設定項目が重複しているかどうかに基づいて規定されている前項2に記載の画像処理装置。
(4)前記取得手段によって取得されるジョブの種別を特定可能な情報は、前記他の画像処理装置によって特定されたジョブの種別を示す情報であり、前記他の画像処理装置は、音声入力された内容からジョブの種別を特定できないときは、音声出力手段を介してジョブの種別を特定可能な音声入力を促す音声を出力させる前項1~3のいずれかに記載の画像処理装置。
(5)ジョブの種別を特定可能な音声入力を促す音声は、ジョブの種別を特定できる未設定の設定項目についての音声入力を促す音声である前項4に記載の画像処理装置。
(6)前記検出手段により使用開始が検出された場合、前記制御手段は、実行するジョブの種別を設定させるための表示を表示手段に表示する前項1~5のいずれかに記載の画像処理装置。
(7)前記取得手段は、前記他の画像処理装置から、音声入力によるジョブの実行が完了したことを示す通知を取得し、前記制御手段は、前記音声入力受付手段による音声入力の受け付けが禁止されている状態で、前記取得手段により音声入力によるジョブの実行が完了したことを示す通知が取得された場合、前記音声入力受付手段による音声入力の受け付けを許可する前項1~6のいずれかに記載の画像処理装置。
(8)前記取得手段は、前記他の画像処理装置から、音声入力によるジョブが破棄またはキャンセルされたことを示す通知を取得し、前記制御手段は、前記音声入力受付手段による音声入力の受け付けが禁止されている状態で、前記取得手段により音声入力によるジョブの実行が完了したことを示す通知が取得された場合、前記音声入力受付手段による音声入力の受け付けを許可する前項1~6のいずれかに記載の画像処理装置。
(9)前記制御手段は、前記音声入力受付手段による音声入力の受け付けを許可したとき、音声入力が可能になったことを表示手段に表示する前項7または8に記載の画像処理装置。
(10)前記制御手段は、前記音声入力受付手段による音声入力の受け付けを許可したとき、音声入力中であることを前記他の画像処理装置に通知する前項9に記載の画像処理装置。
(11)ユーザーによる手動操作が可能な操作手段を備え、他の画像処理装置への音声入力によって操作に影響を受ける位置に配置される画像処理装置のコンピュータに、音声入力手段を介して音声入力を受け付ける音声入力受付ステップと、自装置の使用開始を検出する検出ステップと、前記他の画像処理装置から、音声入力開始の情報及び音声入力によって実行されるジョブの種別を特定可能な情報を取得する取得ステップと、前記取得ステップにより音声入力開始の情報を取得したときは、前記音声入力受付ステップによる音声入力の受け付けを禁止する禁止ステップと、前記禁止ステップにより音声入力の受け付けが禁止された状態で、前記検出ステップにより自装置の使用開始が検出された際、前記取得ステップにより取得されたジョブの種別を特定可能な情報から特定される他の画像処理装置のジョブの種別と、前記検出ステップにより使用開始が検出された自装置のジョブの種別とに基づいて、前記音声入力受付ステップによる音声入力の受け付けを許可するかどうかを制御する制御ステップと、を実行させるためのプログラム。
前項(1)に記載の発明によれば、自装置が、他の画像処理装置への音声入力によって操作に影響を受ける位置に配置される場合、他の画像処理装置で音声入力が開始されると、他の画像処理装置から、音声入力開始の情報及び音声入力によって実行されるジョブの種別を特定可能な情報を取得する。音声入力開始の情報を取得したときは音声入力の受け付けが禁止される。音声入力の受け付けが禁止された状態で、自装置の使用開始が検出された際、他の画像処理装置から取得したジョブの種別を特定可能な情報から特定される他の画像処理装置のジョブの種別と、使用開始が検出された自装置のジョブの種別とに基づいて、音声入力の受け付けを許可するかどうかが制御される。
従って、音声入力によって実行される他の画像処理装置のジョブの種別と、自装置のジョブの種別が、例えば、設定項目の重複が少ないジョブ同士であれば、他の画像処理装置に対する音声入力が自装置に入力されて自装置の操作に影響を与える恐れは少ないから、音声入力の受け付けは許可される。従って、他の画像処理装置で音声入力が開始されると、自装置での音声入力を一律に禁止する場合に較べて、普段から音声入力を利用しているユーザーの利便性の低下を抑制することができる。
前項(2)に記載の発明によれば、自装置のジョブの種別と他の画像処理装置のジョブの種別について、音声入力の受け付けを許可するか禁止するかの関係を規定したテーブルに基づいて、音声入力の受け付けを許可するかどうかが制御されるから、制御が容易になる。
前項(3)に記載の発明によれば、音声入力の受け付けを許可するか禁止するかの関係は、主要な設定項目が重複しているかどうかに基づいて規定されているから、音声入力の受け付けを許可するか禁止するかの関係を的確に規定することができる。
前項(4)に記載の発明によれば、他の画像処理装置によってジョブの種別が特定されるが、他の画像処理装置は、音声入力された内容からジョブの種別を特定できないときは、音声出力手段を介してジョブの種別を特定可能な音声入力を促す音声を出力させるから、この音声出力を聞いた他の画像処理装置のユーザーがジョブの種別を特定可能な音声入力を行うことで、他の画像処理装置は早期にかつ確実にジョブの種別を特定することができ、ひいては他の画像処理装置から特定したジョブの種別を示す情報を早期にかつ確実に取得することができる。
前項(5)に記載の発明によれば、他の画像処理装置は、ジョブの種別を特定できる未設定の設定項目についての音声入力を促す音声を出力させるから、この音声出力を聞いた他の画像処理装置のユーザーがジョブの種別を特定できる未設定項目を音声入力することで、他の画像処理装置は早期にかつ確実にジョブの種別を特定することができる。
前項(6)に記載の発明によれば、使用開始が検出された場合、実行するジョブの種別を設定させるための表示が表示手段に表示されるから、この表示を見たユーザーがジョブの種別を設定することで、自装置で実行されるジョブの種別を早期に特定することができ、音声入力の受け付けを許可するかどうかを早期に判断することができる。
前項(7)に記載の発明によれば、音声入力の受け付けが禁止されている状態で、他の画像処理装置から、音声入力によるジョブの実行が完了したことを示す通知を取得した場合、音声入力の受け付けが許可されるから、他の画像処理装置での音声入力の影響がなくなっても音声入力の受け付け禁止が継続される不都合を回避でき、音声入力を使用したいユーザーの利便性を増すことができる。
前項(8)に記載の発明によれば、音声入力の受け付けが禁止されている状態で、他の画像処理装置から、音声入力によるジョブが破棄またはキャンセルされたことを示す通知を取得した場合、音声入力の受け付けが許可されるから、他の画像処理装置での音声入力の影響がなくなっても音声入力の受け付け禁止が継続される不都合を回避でき、音声入力を使用したいユーザーの利便性を増すことができる。
前項(9)に記載の発明によれば、禁止されていた音声入力の受け付けが許可されたとき、音声入力が可能になったことが表示手段に表示されるから、ユーザーは音声入力が可能になったことを認識することができる。
前項(10)に記載の発明によれば、音声入力の受け付けを許可したとき、音声入力中であることが他の画像処理装置に通知されるから、他の画像処理装置はこの通知を受けて音声入力の受け付けを禁止することができ、他の画像処理装置において音声入力に基づく誤操作を防止できる。
前項(11)に記載の発明によれば、ユーザーによる手動操作が可能な操作手段を備え、他の画像処理装置への音声入力によって操作に影響を受ける位置に配置される画像処理装置のコンピュータに、他の画像処理装置から、音声入力開始の情報及び音声入力によって実行されるジョブの種別を特定可能な情報を取得し、音声入力開始の情報を取得したときは音声入力の受け付けを禁止し、音声入力の受け付けが禁止された状態で、自装置の使用開始を検出した際、音声入力によって実行されるジョブの種別を特定可能な情報から特定された他の画像処理装置のジョブの種別と、使用開始が検出された自装置のジョブの種別とに基づいて、音声入力の受け付けを許可するかどうかを制御する処理を実行させることができる。
この発明の一実施形態に係る画像処理装置の複数台が相互に近接した位置に配置された状態を示す図である。 画像処理装置の全体構成を示す図である。 画像処理装置の制御部の機能構成を示すブロック図である。 音声入力の受け付けを許可するか禁止するかが規定されたテーブルを示す図である。 各ジョブ毎の設定項目の一例を示す図である。 他の画像処理装置内に、当該他の画像処理装置と近接配置されている画像処理装置の情報を設定する処理を説明するためのフローチャートである。 他の画像処理装置内に、当該他の画像処理装置と近接配置されている画像処理装置の情報を設定する別の処理を説明するためのフローチャートである。 他の画像処理装置において、音声入力操作が行われたときの動作を説明するためのフローチャートである。 図8のステップS24のジョブ種別の特定・通知処理の内容を示すフローチャートである。 他の画像処理装置と近接配置されている画像処理装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図10のステップS35のジョブ種別の特定処理の内容を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像処理装置としての複数(図1の例では3台)の画像形成装置1、2、3が相互に近接した位置に配置された状態を示す図である。この実施形態では、画像形成装置1として、コピー機能、プリンタ機能、スキャン機能、ファクシミリ送受信機能等を備えた多機能デジタル複合機である前述のMFPが用いられている。以下の説明では、画像形成装置をMFPともいう。
各MFP1、2、3はネットワーク4を介して接続されており、互いにネットワーク(例えばLAN)4を介して、自装置の種々の情報を他のMFPに送信しあるいは他のMFPから種々の情報を受信することができるようになっている。
また、各MFP1、2、3はそれぞれマイクからなる音声入力部73を備えており、音声入力部73を通じてユーザーの例えばジョブの設定等に関する音声入力を受け付けて反映し、ジョブを実行できるようになっている。
図2は、図1に示したMFP1の全体構成を示す図である。なお、各MFP1、2、3はいずれも同一の構成であるので、ここではMFP1を例にとって説明する。
図2に示すように、MFP1は自動原稿搬送装置10と、画像読み取り装置としての原稿読み取り部20と、画像形成部30と、自動両面ユニット40と、給紙部50と、給紙キャビネット60と、操作パネル70と、ファクシミリユニット90と、通信インターフェース(I/F)ユニット91と、記憶部92及び制御部100等を備える。
自動原稿搬送装置10は、原稿給紙トレイ上にセットされた複数の原稿を1枚ずつ自動的に原稿読み取り部20の読み取りガラスであるプラテンガラス上に設定された所定の原稿読み取り位置まで搬送し、原稿読み取り部20により原稿画像の読み取りが行われると、原稿排紙トレイ上に排出する公知の装置である。また、自動原稿搬送装置10は原稿セットセンサ11を備え、原稿セットセンサ11は公知のタクトスイッチで構成され、原稿がセットされたか否かを検出し、その結果を制御部100に信号として送る。
原稿読み取り部20は、原稿読み取り位置に搬送された原稿の大きさ等に応じて原稿画像を走査し、原稿画像に光源から照射された光の反射光を入射光として受光し、入射光を電気信号に変換して画像データとして制御部100に送る装置である。また、原稿読み取り部20は装置持ち上げセンサ21を備え、装置持ち上げセンサ21は公知の磁気センサで構成され、自動原稿搬送装置10が持ち上げられたか否かを検出し、その結果を制御部100に信号として送る。
操作パネル70は、ユーザーによる手動操作が可能な操作手段として機能し、タッチパネル付きの表示部71、キー入力部72を備えるとともに、前述したマイクからなる音声入力部73と、スピーカーからなる音声出力部74を備えている。さらに、操作パネル70は副電源スイッチ80を備えている。副電源スイッチ80はユーザーが省電力動作モードであるスリープモードヘの移行を直接指示するためのスイッチである。
なお、音声入力部73、音声出力部74の少なくとも一方は、MFP1と別体で構成され、ネットワーク4を介してMFP1と接続されていても良いし、あるいは近距離無線方式等によりMFP1と接続されていても良い。
制御部100はMFP1の全体を統括的に制御する。例えば、コピー機能、プリンタ機能、スキャン機能、ファクシミリ機能等を使用可能に制御する他、この実施形態では音声入力に関する制御を行う。音声入力に関する制御については後述する。
ファクシミリユニット90は、公衆電話回線に接続し、画像データの送受信を行うためのインターフェースである。
通信I/Fユニット91は、パーソナルコンピュータ等が接続された外部ネットワークに接続するためのインターフェースである。外部ネットワークとしては、LAN4やUSBを備える。
記憶部92は制御部100から送られてくる画像データやその他のデータを記憶するものであり、例えばハードディスク装置(HDD)から構成されている。
画像形成部30は、周知の電子写真方式により画像を形成するものであって、感光体ドラム31a、31b、31c、31dと、露光走査ユニット32a、32b、32c、32dと、転写ベルト33と、図示しないがこれらユニットを保護する前扉カバー、前扉センサ34を備える。また、画像形成部30はイエロー、マゼンダ、シアン、黒の4色に対応している。制御部100から出力される駆動信号に基づいて、露光走査ユニット32a、32b、32c、32dで生成されたレーザ光が感光体ドラム31a、31b、31c、31d上に露光走査される。前扉センサ34は公知のタクトスイッチで構成され、前扉カバーが開放されたかどうかを検出し、その結果を制御部100に信号として送る。転写ベルト33は、各色に対応する感光体ドラム31a、31b、31c、31d上のトナー像を全て重ね合わせて、給紙部50から搬送されてくる用紙に転写する。
給紙部50は、用紙を収納しておくための給紙カセット51、53と、この用紙を繰り出すためのピックアップローラ52、54を備え、画像形成部30に用紙を補給する。
給紙キャビネット60は、給紙部50と同様に、用紙を収納しておくための給紙カセット61、63と、この用紙を繰り出すためのピックアップローラ62、64を備え、給紙部50を経由して画像形成部30に用紙を補給する。
自動両面ユニット40は、片面が印刷された用紙を裏表反転させるために、通紙経路上で一旦スイッチバックさせ、再度給紙させることによって両面印刷を可能にする。
図3は、MFP1の制御部100の機能構成を示すブロック図である。MFP2及び3の制御部100の機能構成もMFP1と同じである。
図3に示すように、MFP1の制御部100は、CPU101、ROM102、RAM103、ジョブ情報送受信部110、機器情報取得部120、音声解析部130、ジョブ情報判断部140、ジョブ情報比較部150、入力手段決定部160、入力手段切替部170、出力音声生成部180等を備えている。
CPU101は、ROM102等の記録媒体に格納された動作プログラムに従って動作することにより、MFP1の全体を統括的に制御する。ROM102はCPU101の動作プログラムや所定の設定情報等を記憶するメモリであり、RAM103はCPU101が動作する際の作業領域を提供するメモリである。
ジョブ情報送受信部110は、他のMFPにおける音声入力時のユーザーの音声が、自装置の音声入力に影響を与えるような近接位置に配置された他のMFPから、音声入力開始の情報及び音声入力によって実行されるジョブの種別についての情報等を受信したり、逆に自装置における音声入力時のユーザーの音声が、他のMFPの音声入力に影響を与えるような近接位置に配置された他の画像形成へ、自装置の音声入力開始の情報及び音声入力によって実行されるジョブの種別についての情報等を送信する。
機器情報取得部120は、他のMFPが自装置に近接配置されているかどうかの情報、近接配置されている場合はそのMFPについての情報等を自動でまたは手動で取得する。
音声解析部130は、音声入力部73から入力され制御部100で受け付けられた音声を解析し、自装置の操作のための操作内容や設定項目等を抽出する。
ジョブ情報判断部140は、音声入力により設定された自装置のジョブの種別を判断し特定する。
ジョブ情報比較部150は、ジョブ情報判断部140で特定された、音声入力によって実行されようとしている自装置でのジョブの種別と、ジョブ情報送受信部110で受信した、近接配置された他のMFPの音声入力によって実行されるジョブの種別を比較する。
入力手段決定部160は、ジョブ情報比較部150による比較の結果、予め設定され保存されたテーブルに基づいて、自装置における音声入力の受け付けを許可するか禁止するかを決定する。
入力手段切替部170は、入力手段決定部160の決定に従って、音声入力の受け付けを許可しまたは禁止する。
出力音声生成部180は、自装置からユーザーに対してガイダンスや問い合わせをするための音声データを生成し、音声出力部74を通じて音声を出力する。
図4に、入力手段決定部160が参照する、音声入力の受け付けを許可するか禁止するかが規定されたテーブルを示す。このテーブルは、管理者等によって予め設定され、記憶部92等に記憶されている。このテーブルにおいて、横方向に、近接配置された一方のMFPにおいて音声入力により実行されるジョブの種別を示しており、縦方向に、近接配置された他方のMFPの音声入力により実行されるジョブの種別を示している。また、〇印が付されたジョブの組み合わせの場合は音声入力の受け付けが許可され、・印の組み合わせの場合は音声入力の受け付けは禁止されることを示している。
具体的には、近接配置された一方のMFPで音声入力により実行されるジョブの種別が、コピージョブ(Copy)かまたはプリントジョブ(Print)の場合、他方のMFPの音声入力により実行されるジョブの種別がコピージョブやプリントジョブであれば、他方のMFPでの音声入力の受け付けは禁止されるが、他方のMFPの音声入力により実行されるジョブの種別がスキャンジョブ(Scan)やファクシミリ送信ジョブ(Fax(TX))であれば、音声入力の受け付けは許可される。
一方、近接配置された一方のMFPで音声入力により実行されるジョブの種別が、スキャンジョブかまたはファクシミリ送信ジョブの場合、他方のMFPの音声入力により実行されるジョブの種別がコピージョブやプリントジョブであれば、自装置での音声入力の受け付けは許可されるが、他方のMFPの音声入力により実行されるジョブの種別がスキャンジョブやファクシミリ送信ジョブであれば、音声入力の受け付けは禁止される。
この実施形態では、図4のテーブルで示した、近接のMFP同士における音声入力の受け付けを許可するか禁止するかの関係は、主要な設定項目が重複しているかどうかに基づいて規定されている。換言すれば、近接配置された一方のMFPで音声入力により実行されるジョブの種別と他方のMFPの音声入力により実行されるジョブの種別が同一の場合は勿論、主要な設定項目が重複しているジョブは類似のジョブとして、音声入力が禁止される。
即ち、図5に示すように、プリントジョブの設定項目(図5の〇印は設定が必要な設定項目を示し、-印は設定が不要な設定項目を示している)として、印刷対象、部数、トレイ選択、用紙選択などがあり、コピージョブの設定項目として、部数、トレイ選択、用紙選択などがあるが、プリントジョブとコピージョブとは、部数、トレイ選択、用紙選択という主要な設定項目が重複している。このため、近接配置された一方のMFPで行われているコピージョブまたはプリントジョブの音声入力設定が、他方のMFPに音声入力されると、誤って他方のMFPで設定されているプリントジョブまたはコピージョブの設定として受け付けられる恐れが高く、誤操作の原因となる。そこで、近接配置された一方のMFPで音声入力により実行されるジョブの種別が、コピージョブかまたはプリントジョブの場合は、他方のMFPの音声入力により実行されるジョブの種別がコピージョブであってもプリントジョブであっても、音声入力の受け付けは禁止する。
同様に、スキャンジョブの設定項目として保存先や宛先等があり、ファクシミリ送信ジョブの設定項目として宛先などがあるが、両ジョブは主要な設定項目である宛先が重複している。このため、近接配置された一方のMFPで行われているスキャンジョブまたはファクシミリ送信ジョブの音声入力設定が、他方のMFPに音声入力されると、誤って自装置で設定されているファクシミリ送信ジョブまたはスキャンジョブの設定として受け付けられる恐れが高く、誤操作の原因となる。そこで、近接配置された一方のMFPで音声入力により実行されるジョブの種別が、スキャンジョブかまたはファクシミリ送信ジョブの場合は、他方のMFPの音声入力により実行されるジョブの種別がファクシミリ送信ジョブであってもスキャンジョブであっても、音声入力の受け付けは禁止する。
一方、コピージョブ及びプリントジョブと、スキャンジョブ及びファクシミリ送信ジョブとは、主要な設定項目が重複していないため、近接配置された一方のMFPで音声入力により実行されるジョブの種別が、プリントジョブまたはコピージョブであっても、他方のMFPの音声入力により実行されるジョブの種別がスキャンジョブまたはファクシミリ送信ジョブであれば、音声入力の受け付けは許可し、あるいは近接配置された一方のMFPで音声入力により実行されるジョブの種別が、スキャンジョブまたはファクシミリ送信ジョブであっても、他方のMFPの音声入力により実行されるジョブの種別がプリントジョブまたはコピージョブスであれば、音声入力の受け付けは許可する構成となっている。
次に、図1及び図2で説明した近接位置に配置されたMFPの動作を説明する。なお、以下の説明では、ユーザーがMFP1に対して音声入力操作を行い、MFP1に近接配置された他のMFPがMFP2である場合を例にとって説明する。
図6~図8は他のMFPであるMFP2の動作を説明するためのフローチャートであり、図6はMFP2に近接配置されているMFP1の情報を、MFP2内に設定する処理(1)を説明するためのフローチャートである。
ステップS01で、近接配置されているMFPについての設定情報、例えばアクセス手段(ネットワーク)や識別情報(IPアドレス等)等を設定するための設定入力画面を操作パネル70の表示部71に表示する。この設定入力画面において、例えば管理者やサービスマン等が近接MFPについての情報を入力すると、MFP2はステップS02で、近接MFP1の情報を取得し、記憶部92、RAM103等に保存する。なお、設定入力画面における設定情報の入力は、例えばMFP2をフロアに設置する際に、サービスマン等が近接するMFP1の存在を確認し、設定入力画面を開いて入力すれば良い。
図7はMFP2に近接配置されているMFP1の情報をMFP2内に設定する別の処理(2)を説明するためのフローチャートである。この処理では、MFP2が自動的に近接するMFP1を探索してその情報を取得し保存するものである。
ステップS11で、各MFPへアクセスするためのアクセス情報(IPアドレス等)を取得する。この実施形態では、ユーザーの操作パネル70のタッチパネル付き表示部71へのタッチ、人感センサによる自装置の近傍への人の存在の検出、自動原稿搬送装置10への原稿のセット検出、自動原稿搬送装置10の持ち上げの検出、USBメモリの自装置への接続検出等を契機としてアクセス情報の取得が開始されるが、限定はされない。
また、アクセス情報の取得は、予めアクセス情報を管理するデータベースへ問い合わせることにより行われても良いし、サービスマンや管理者の入力に基づいて行われても良いし、あるいはMFP2からブロードキャストコマンドを発信し、それに応答する音声入力可能なMFPを特定することにより行われても良い。
次いでステップS12では、アクセス情報を取得したMFPの中の1台を特定するとともに、特定したMFPにネットワーク4を介して、一定の音量を音声出力部74から出力するように指示する。
ステップS13では、指示を行った当該MFP2により、音声入力部73を介して入力された音声の音レベルを測定し、ステップS14で、一定値以上の音レベルかどうかを判断する。一定値以上の音レベルでなければ(ステップS14でNO)、近接位置には存在していないと考えられるため、そのままステップS12に戻り、次のMFPについて音声出力を指示する。一定値以上の音レベルであれば(ステップS14でYES)、ステップS15で、そのMFPは近接位置に存在していると判断し、そのMFP1についてのアクセス情報を含む設定情報を保存したのち、ステップS16に進む。
ステップS16では、全てのMFPについて音レベルをチェックしたかどうかを調べ、全てをチェックしていなければ(ステップS16でNO)、ステップS12に戻り、次のMFPに対してステップS12以降の処理を繰り返す。
ステップS16において、全てのMFPをチェックした場合は(ステップS16でYES)、処理を終了する。
図8は他のMFP2において、音声入力操作が行われたときの動作を説明するためのフローチャートである。
MFP2は、ステップS21で、音声入力が開始されたかどうかを判断する。開始されなければ(ステップS21でNO)、開始されるのを待つ。開始されると(ステップS21でYES)、ステップS22で、図6または図7の処理で取得し保存していた近接MFP1の設定情報を読み出してアクセスし、ステップS23で、アクセスした近接MFP1に音声入力の開始を通知する。
次いで、ステップS24でジョブ種別の特定・通知処理を実行する。この処理の内容を図9のフローチャートで説明する。
ステップS241でジョブ種別を判断し、ステップS242で、ジョブ種別の特定ができたかどうかを調べる。ジョブ種別の特定ができた場合は(ステップS242でYES)、ステップS243で、近接MFP1へ特定したジョブ種別の情報を送信して通知した後、リターンする。
ステップS242で、ジョブ種別の特定ができなかった場合は(ステップS242でNO)、ステップS244で、ジョブ種別を特定できる未設定の設定項目を優先して音声入力するよう、音声出力部74から音声ガイダンスを出力したのち、ステップS241に戻る。音声ガイダンスに従い、ユーザーがジョブ種別を特定できる未設定の設定項目を音声入力すると、ステップS241でジョブ種別が再度判断される。ジョブ種別を特定できる設定項目としては、例えば使用する機能(コピーか、プリントか、スキャンか、ファクシミリか等)を設定する設定項目や、図5で説明したような機能を絞り込める用紙選択や宛先等の設定項目がある。
このように、ジョブ種別を特定できないときは、音声出力部74を介してジョブの種別を特定可能な音声入力を促す音声を出力させるから、この音声出力を聞いたMFP2のユーザーがジョブの種別を特定できる未設定の設定項目等を音声入力することで、MFP2は早期にかつ確実にジョブの種別を特定することができ、ひいてはMFP2から特定したジョブの種別を示す情報をMFP1に早期にかつ確実に送信することができる。
なお、図9のステップS241におけるジョブ種別の判断は、例えば予め設定された複数個(例えば2個)の設定項目が音声入力されたときや、あるいは最初の設定項目の音声入力後、予め設定された時間(例えば5秒)経過したとき等に行われるのが良い。
図8に戻って、ステップS23の音声入力の開始の通知は、ステップS24のジョブの種別情報の通知に含めて、1つの送信情報として送信されても良い。
図8のステップS25では、音声入力されたジョブが破棄又はキャンセルされたかどうかを調べる。ジョブが破棄又はキャンセルされた場合は(ステップS25でYES)、ステップS26で、ジョブが破棄またはキャンセルされたことをMFP1に通知したのち、処理を終了する。
ジョブが破棄又はキャンセルされていない場合(ステップS25でNO)、ステップS27で、ジョブが完了したかどうかを判断し、完了していなければ(ステップS27でNO)、ステップS25で戻る。ジョブが完了すると(ステップS27でYES)、ステップS28で、ジョブが完了したことをMFP1に通知して、処理を終了する。
図10は、他のMFP2と近接配置されているMFP1の動作を説明するためのフローチャートである。この動作は、MFP1のCPU101がROM102等の記録媒体に格納された動作プログラムに従って動作することにより実行される。
ステップS31では、他のMFP2から、音声入力の開始の通知を受信したかどうかを調べ、受信していれば(ステップS31でYES)、ステップS32で、音声入力の受け付けを禁止する。従って、この状態では、MFP1のユーザーは音声入力を使用することはできず、操作パネル70による手動操作のみが可能となる。
次いでステップS33で、MFP2からジョブの種別情報を受信したのち、ステップS34に進む。なお、音声入力開始の通知とジョブ種別情報がMFP2から同時に送信される場合は、ステップS31でジョブの種別情報も受信する。
ステップS34では使用開始(操作開始)を検出したかどうかを判断し、使用開始を検出しなければ(ステップS34でNO)、ステップS34に留まり使用開始を待つ。使用開始を検出すると(ステップS34でYES)、ステップS35に進む。
なお、使用開始の検出は、ユーザーの操作パネル70のタッチパネル入力部71へのタッチ検出、原稿読み取り部20への原稿のセットの検出、自動原稿搬送装置10の持ち上げの検出、USBメモリの自装置への接続検出等により行われる。
ステップS35では、自装置(MFP1)でユーザーが実行しようとするジョブの種別を特定する。この処理の内容を図11のフローチャートで説明する。
図11において、ステップS351ではジョブ種別を判断し、ステップS352で、ジョブ種別の特定ができたかどうかを判断する。特定できなかった場合(ステップS352でNO)、ステップS353で、ジョブ種別を特定できる設定項目を設定するように、操作パネル70の表示部71にメッセージ等を表示し、ユーザーに優先して入力させる。ジョブ種別を特定できる設定項目としては、例えば使用する機能(コピー、プリント、スキャン、ファクシミリ等)を設定する設定項目や、機能を絞り込める用紙選択や宛先等の設定項目がある。
ユーザーがジョブ種別を特定できる設定項目を表示部71から入力すると、ステップS351でジョブ種別が再度判断される。
ステップS352で、ジョブ種別の特定ができると(ステップS352でYES)、リターンする。
なお、ジョブの種別の判断は、例えば予め設定された複数個(例えば2個)の設定項目が音声入力されたとき、あるいは最初の設定項目の音声入力後、予め設定された時間(例えば5秒)経過したとき、等に行われても良いし、あるいは使用開始が検出された後、直ちに行われても良い。
このように、MFP1で実行されるジョブ種別を特定できないときは、ジョブの種別を特定できる設定項目についての設定を促す表示を操作パネル70の表示部71に表示するから、MFP1のユーザーがジョブの種別を特定できる設定項目を表示部71上で設定することで、MFP1は早期にかつ確実にジョブの種別を特定することができる。
図10に戻って、ステップS36では、MFP2から受信したMFP2で音声入力により実行されるジョブの種別と、自装置で実行されるジョブの種別を比較したのち、ステップS37で、図4に示したテーブルを参照して、音声入力の受け付けを許可するか、禁止するかを決定する。
ステップS38では許可の決定かどうかを判断し、許可の決定の場合(ステップS38でYES)、ステップS39で、音声入力の受け付けを許可する。これにより、他のMFP2で音声入力中であっても、MFP1のユーザーは音声入力によりMFP1の操作を行うことが可能となる。ステップS40では、音声入力が可能であることを示すメッセージを操作パネル70の表示部71に表示する。
次いで、ステップS41で、音声入力中であることを他の近接MFP2へ通知した後、ステップS42でジョブの完了を待つ(ステップS42でNO)。ジョブが完了すると(ステップS42でYES)、処理を終了する。
一方、ステップS38で禁止の決定の場合(ステップS38でNO)、ステップS43で音声入力の受け付け禁止を維持した後、ステップS44で、他の近接MFP2から、ジョブの破棄、キャンセルまたはジョブの完了通知を受信したかどうかを判断する。受信していなければ(ステップS44でNO)、ステップS45でジョブが完了したかどうかを判断し、ジョブが完了すると(ステップS45でYES)、処理を終了する。ジョブが完了していなければ(ステップS45でNO)、ステップS44に戻る。
ステップS44において、他の近接MFP2から、ジョブの破棄、キャンセルまたはジョブの完了通知を受信した場合(ステップS44でYES)、ステップS39に進み、音声入力の受け付けを許可する。
また、ステップS31で、MFP2から音声入力の開始の通知を受信していない場合は(ステップS31でNO)、通常の音声入力操作が行われる。即ち、ステップS46で、使用開始(操作開始)を検出したかどうかを判断し、使用開始を検出しなければ(ステップS46でNO)、ステップS31に戻る。使用開始を検出すると(ステップS46でYES)、ステップS47で音声入力の受け付けを許可した後、ステップS42に進み、ジョブが完了するのを待つ。
このようにこの実施形態では、自装置であるMFP1は、他のMFP2と近接配置されている場合、換言すれば他のMFP2への音声入力によって操作に影響を受ける位置に配置されている場合、他のMFP2から音声入力開始の情報を受信すると、音声入力の受け付けを禁止する。音声入力の受け付けを禁止した状態で、自装置の使用開始が検出された際、MFP2から受信したジョブの種別と自装置のジョブの種別とに基づいて、音声入力の受け付けを許可するかどうかを制御する。
従って、他のMFP2のジョブの種別と自装置のジョブの種別が、例えば、設定項目の重複が少ないジョブ同士であれば、他のMFP2に対する音声入力がMFP1に入力されてMFP1の操作に影響を与える恐れは少ないから、MFP1での音声入力の受け付けは許可される。従って、他のMFP2で音声入力が開始されると、MFP1での音声入力を一律に禁止する場合に較べて、普段から音声入力を利用しているユーザーの利便性の低下を抑制することができる。
しかもこの実施形態では、使用開始が検出された場合、実行するジョブの種別を設定させるための表示が操作パネル70の表示部71に表示されるから、この表示を見たユーザーがジョブの種別を設定することで、自装置(MFP1)で実行されるジョブの種別を早期に特定することができ、音声入力の受け付けを許可するかどうかを早期に判断することができる。
さらに、音声入力の受け付けが禁止されている状態で、他のMFP2から、音声入力によるジョブが完了したことを示す通知や、ジョブが破棄またはキャンセルされたことを示す通知を取得した場合、音声入力の受け付けが許可されるから、他のMFP2での音声入力の影響がなくなっても音声入力の受け付け禁止が継続される不都合を回避でき、音声入力を使用したいユーザーの利便性を増すことができる。
さらに、禁止されていた音声入力の受け付けが許可されたとき、音声入力が可能になったことが表示部71に表示されるから、ユーザーは音声入力が可能になったことを容易に認識することができる。
また、音声入力の受け付けを許可したとき、音声入力中であることが他のMFP2に通知されるから、他のMFP2はこの通知を受けて音声入力の受け付けを禁止することができ、他のMFP2においてMFP1に対する音声入力に基づく誤操作を防止できる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることはない。
例えば、他のMFP2で音声入力により実行されるジョブの種別を他のMFP2が特定し、MFP1にジョブの種別情報を送信するものとしたが、ジョブの種別を特定可能な情報、例えば設定項目の情報等をMFP1がMFP2から受信し、その情報に基づいてMFP1が他のMFP2で実行されるジョブの種別を特定しても良い。
また、他のMFP2における音声入力開始の通知やジョブの種別情報の通知を、他のMFP2から受信することによりMFP1が取得する場合を示したが、MFP1が定期的に、あるいは自装置の使用が予測されるタイミング例えば人感センサにより人の接近を検出したタイミング等に、近接MFP2にアクセスすることで、それらの情報の少なくとも一部を取得してもよい。
1~3 画像処理装置
4 ネットワーク
10 自動原稿搬送装置
20 画像読み取り装置(原稿読み取り部)
30 画像形成部
70 操作パネル
71 表示部
73 音声入力部
74 音税出力部
90 ファクシミリユニット
91 通信インターフェースユニット
92 記憶部
100 制御部
101 CPU
102 ROM
110 ジョブ情報送受信部
120 機器情報取得部
130 音声解析部
140 ジョブ情報判断部
150 ジョブ情報比較部
160 入力手段決定部
170 入力手段切替部
180 出力音声生成部

Claims (11)

  1. 他の画像処理装置への音声入力によって操作に影響を受ける位置に配置される画像処理装置であって、
    音声入力手段を介して音声入力を受け付け可能な音声入力受付手段と、
    ユーザーによる手動操作が可能な操作手段と、
    自装置の使用開始を検出する検出手段と、
    前記他の画像処理装置から、音声入力開始の情報及び音声入力によって実行されるジョブの種別を特定可能な情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により音声入力開始の情報を取得したときは、前記音声入力受付手段による音声入力の受け付けを禁止する禁止手段と、
    前記禁止手段により音声入力の受け付けが禁止された状態で、前記検出手段により自装置の使用開始が検出された際、前記取得手段により取得されたジョブの種別を特定可能な情報から特定される他の画像処理装置のジョブの種別と、前記検出手段により使用開始が検出された自装置のジョブの種別とに基づいて、前記音声入力受付手段による音声入力の受け付けを許可するかどうかを制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記制御手段は、自装置のジョブの種別と前記他の画像処理装置のジョブの種別について、音声入力の受け付けを許可するか禁止するかの関係を規定したテーブルに基づいて、音声入力受付手段による音声入力の受け付けを許可するかどうかを制御する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 音声入力の受け付けを許可するか禁止するかの関係は、主要な設定項目が重複しているかどうかに基づいて規定されている請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記取得手段によって取得されるジョブの種別を特定可能な情報は、前記他の画像処理装置によって特定されたジョブの種別を示す情報であり、
    前記他の画像処理装置は、音声入力された内容からジョブの種別を特定できないときは、音声出力手段を介してジョブの種別を特定可能な音声入力を促す音声を出力させる請求項1~3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. ジョブの種別を特定可能な音声入力を促す音声は、ジョブの種別を特定できる未設定の設定項目についての音声入力を促す音声である請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記検出手段により使用開始が検出された場合、前記制御手段は、実行するジョブの種別を設定させるための表示を表示手段に表示する請求項1~5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 前記取得手段は、前記他の画像処理装置から、音声入力によるジョブの実行が完了したことを示す通知を取得し、
    前記制御手段は、前記音声入力受付手段による音声入力の受け付けが禁止されている状態で、前記取得手段により音声入力によるジョブの実行が完了したことを示す通知が取得された場合、前記音声入力受付手段による音声入力の受け付けを許可する請求項1~6のいずれかに記載の画像処理装置。
  8. 前記取得手段は、前記他の画像処理装置から、音声入力によるジョブが破棄またはキャンセルされたことを示す通知を取得し、
    前記制御手段は、前記音声入力受付手段による音声入力の受け付けが禁止されている状態で、前記取得手段により音声入力によるジョブの実行が完了したことを示す通知が取得された場合、前記音声入力受付手段による音声入力の受け付けを許可する請求項1~6のいずれかに記載の画像処理装置。
  9. 前記制御手段は、前記音声入力受付手段による音声入力の受け付けを許可したとき、音声入力が可能になったことを表示手段に表示する請求項7または8に記載の画像処理装置。
  10. 前記制御手段は、前記音声入力受付手段による音声入力の受け付けを許可したとき、音声入力中であることを前記他の画像処理装置に通知する請求項9に記載の画像処理装置。
  11. ユーザーによる手動操作が可能な操作手段を備え、他の画像処理装置への音声入力によって操作に影響を受ける位置に配置される画像処理装置のコンピュータに、
    音声入力手段を介して音声入力を受け付ける音声入力受付ステップと、
    自装置の使用開始を検出する検出ステップと、
    前記他の画像処理装置から、音声入力開始の情報及び音声入力によって実行されるジョブの種別を特定可能な情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにより音声入力開始の情報を取得したときは、前記音声入力受付ステップによる音声入力の受け付けを禁止する禁止ステップと、
    前記禁止ステップにより音声入力の受け付けが禁止された状態で、前記検出ステップにより自装置の使用開始が検出された際、前記取得ステップにより取得されたジョブの種別を特定可能な情報から特定される他の画像処理装置のジョブの種別と、前記検出ステップにより使用開始が検出された自装置のジョブの種別とに基づいて、前記音声入力受付ステップによる音声入力の受け付けを許可するかどうかを制御する制御ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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