ところで、より重量のある物品を折畳み容器に収容して運搬する場合等には、折畳み容器と、作業者との間に介在し、作業者が折畳み容器を直接保持して移動させるよりも軽い力で折畳み容器を移動させることができるようにする助力装置等の助力手段を使用して、よりスムースに運搬作業等を行えるようにすることが求められている。
本発明は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであって、その目的は、助力手段を使用して、よりスムースに運搬作業を行うことのできる折畳み容器を提供することにある。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.平面視略矩形状をなす底壁部と、前記底壁部の各側辺部に沿ってそれぞれ上方に突出する土台部とを具備する底壁構成部と、
前記底壁構成部の各側辺部に対応して、前記各土台部の上方に立設される起立位置と、前記底壁部の上方に寝かされる寝かせ位置との間を回動変位可能に取付けられた側壁部とを備える折畳み容器において、
前記底壁構成部は、全ての前記側壁部が前記起立位置とされた状態である組立状態にある折畳み容器同士を段積みした場合に、下側の折畳み容器の前記側壁部の内周側に挿入される段積み嵌合部を備え、
前記底壁構成部には、少なくとも前記段積み嵌合部の高さの範囲において、下方に開口するとともに、側方から助力手段の支持部を挿入可能な底壁挿入部が設けられ、
前記側壁部のうち前記底壁挿入部に挿入される助力手段の支持部の挿入方向に対して交差する方向に延在する前記側壁部には、当該側壁部が前記起立位置にある場合に上方に開口し、当該側壁部の厚み方向に貫通する側壁挿入部が設けられ、
前記組立状態にある折畳み容器同士を段積みした場合に、下側の折畳み容器の前記側壁挿入部と、上側の折畳み容器の前記底壁挿入部とが位置合わせされ、折畳み容器の内外周方向において、前記側壁挿入部と、前記底壁挿入部とが連通する構成であり、
前記底壁挿入部、及び、前記側壁挿入部の周縁部は、折畳み容器の外周側に向けて、前記底壁挿入部、又は、前記側壁挿入部の開口面積を広げる方向に傾斜する傾斜部とされており、
前記側壁部は、相対する一対の第1側壁部と、相対する一対の第2側壁部とを備え、
前記第1側壁部には、前記側壁挿入部が設けられるとともに、外面側において、前記起立位置にある前記第1側壁部と、前記起立位置にある前記第2側壁部との間を連結可能なロック手段が設置されるロック設置部が設けられ、
前記ロック設置部には、少なくとも前記側壁挿入部のうち横幅方向中央部を含む一部の下方位置において、前記ロック手段の外面側を覆うロック保護部が設けられていることを特徴とする折畳み容器。
手段1によれば、底壁構成部に底壁挿入部が設けられていることから、助力手段の支持部を、折畳み容器の側方から底壁挿入部を介して、底壁構成部の下面側に挿入し、助力手段を使用して折畳み容器を持ち上げたり、助力手段を使用して運搬された折畳み容器を設置面に接地させた状態としてから、当該接地状態を保ちつつ、助力手段の支持部を底壁挿入部から抜き出したりすることができる。従って、助力手段の支持部に対して折畳み容器を載せたり降ろしたりする際にも、作業者が折畳み容器を直接持ち上げる作業を行わなくても済み、助力手段を使用して折畳み容器をよりスムースに運搬等することができる。結果として、折畳み容器の運搬作業性の向上、及び、利便性の向上等を図ることができる。
また、組立状態にある折畳み容器同士を段積みした状態では、上側の折畳み容器の底壁構成部の段積み嵌合部は、下側の折畳み容器の側壁部の内周側に挿入される。このため、上側の折畳み容器の底壁構成部の段積み嵌合部に設けられた底壁挿入部に関しては、下側の折畳み容器の内側に収容されることとなる。
この点、手段1によれば、側壁部に側壁挿入部が設けられており、組立状態にある折畳み容器の段積み状態において、上側の折畳み容器の底壁挿入部を、下側の折畳み容器の側壁挿入部を介して、折畳み容器の外方に露出させることができる。従って、段積み状態にある組立状態の折畳み容器のうち、上側の折畳み容器を段積みの段から取外す(段バラシする)場合に、下側の折畳み容器の側壁挿入部を介して、上側の折畳み容器の底壁挿入部に助力手段の支持部を挿入させることができる。さらに、組立状態の折畳み容器を段積みする場合には、上側となる折畳み容器を、下側となる折畳み容器の上側に段積みした状態としてから、当該段積み状態を保ちつつ、助力手段の支持部を、上側の折畳み容器の底壁挿入部から抜き出すことができる。結果として、助力手段を使用して、折畳み容器の段積み作業、及び、段バラシ作業をスムースに行うことができ、より一層の運搬作業性の向上、及び、利便性の向上等を図ることができる。
また、手段1によれば、底壁挿入部、及び、側壁挿入部の周縁部は、折畳み容器の外周側に向けて、底壁挿入部、又は、側壁挿入部の開口面積を広げる方向に傾斜する傾斜部とされている。このため、助力手段の支持部を底壁挿入部に挿入させる際に、当該支持部が底壁挿入部、及び、側壁挿入部の周縁部に接触したとしても、支持部の先端が底壁挿入部、及び、側壁挿入部に挿入される側に案内されることとなる。従って、助力手段の支持部を底壁挿入部へ挿入させる作業性の向上を図るとともに、支持部の先端と、底壁挿入部、及び、側壁挿入部の周縁部とが接触した際に、底壁挿入部、及び、側壁挿入部の周縁部に作用する応力を低減させることができ、底壁挿入部、及び、側壁挿入部の周縁部の損傷等を抑制することができる。
また、手段1によれば、段バラシ等の作業に際し、助力手段の支持部がロック手段に接触してロック手段が損傷等するといった事態を抑制することができる。
尚、「助力手段」とあるのは、折畳み容器と、作業者との間に介在し、作業者が折畳み容器を直接保持して移動させるよりも軽い力で折畳み容器を移動可能とする助力装置だけでなく、(ほぼ)自律して作業を行うロボット(ロボットアームが支持部を構成する)等をも含む趣旨である。
尚、「前記底壁挿入部の上縁部は、前記段積み嵌合部の上縁部よりも上方に位置していること」としてもよい。つまり、底壁挿入部が段積み嵌合部よりも上方位置にまで設けられている場合、底壁挿入部のうち段積み嵌合部よりも上方に位置する部位については、組立状態にある折畳み容器の段積み状態において下側の折畳み容器の内側に挿入されないことから、折畳み容器の外方に露出する。このため、底壁挿入部の上下の幅を十分に確保しつつ、組立状態の折畳み容器の段積み状態において、上側の折畳み容器の底壁挿入部の下側の折畳み容器への挿入長を極力短くすることができる。従って、例えば、下側の折畳み容器の側壁挿入部により、上側の折畳み容器の底壁挿入部のうち段積み嵌合部において形成された部位の全体を折畳み容器の外方に露出させる構成としても、下側の折畳み容器の側壁挿入部の上下幅を極力短くすることができる。結果として、側壁部に比較的大きな側壁挿入部が設けられてしまうことで、側壁部の強度低下や、組立状態にある折畳み容器の段積み状態における有効内容積の減少等を招くといった事態を抑止することができる。
手段2.前記側壁部は、相対する一対の第1側壁部と、相対する一対の第2側壁部とを備え、
前記組立状態から、全ての前記側壁部が前記寝かせ位置とされた状態である折畳み状態とする場合に、前記一対の第1側壁部が前記寝かせ位置とされた後に、前記一対の第2側壁部を前記寝かせ位置へと変位可能な構成において、
前記第1側壁部において前記側壁挿入部が設けられるとともに、
前記第1側壁部が取付けられた前記底壁構成部の側辺部に対応して前記底壁挿入部が設けられていることを特徴とする手段1に記載の折畳み容器。
組立状態にある折畳み容器を折畳み状態とする場合に、一対の第1側壁部を寝かせ位置としてから、一対の第2側壁部を寝かせ位置へと変位させる構成においては、第1側壁部の回転軸を第2側壁部の回転軸よりも下方に位置させる関係上、第2側壁部を回動可能に支持する土台部(第2土台部)が、第1側壁部を回動可能に支持する土台部(第1土台部)よりも高く構成される。
また、一般に、組立状態で段積み可能に構成されている折畳み容器は、折畳み状態においても、折畳み容器同士を段積み可能に構成されている。そして、折畳み状態にある折畳み容器を段積みした場合には、下側の折畳み容器の一対の第2土台部の間に、上側の折畳み容器の底壁構成部の段積み嵌合部が挿入されるとともに、下側の折畳み容器の第2土台部の上辺部と、上側の折畳み容器の底壁構成部のうち段積み嵌合部よりも外周側の部位とが上下に当接(又は近接)するようになっている。
ところで、例えば、第2土台部(が設けられた底壁構成部の側辺部)に対応して底壁挿入部が設けられる構成を採用する場合、折畳み状態にある折畳み容器を段積みした場合に、上側の折畳み容器の底壁構成部の底壁挿入部のうち段積み嵌合部の高さの範囲に対応する部位は、下側の折畳み容器の第2土台部により覆われる(隠される)格好となり、底壁挿入部において助力手段の支持部を挿入可能な隙間(高さ)を確保できなくなるおそれがある。尚、第2土台部において側壁挿入部のような凹部を設ける場合には、第2側壁部の軸部を支持する軸受部を好適に設けられなくなってしまうおそれがある。
この点、手段2によれば、第1側壁部が取付けられた(第1土台部に対応する)底壁構成部の側辺部に対応して底壁挿入部が設けられている。つまり、第1土台部は、第2土台部よりも低く構成されており、折畳み状態にある折畳み容器を段積みしたとしても、上側の折畳み容器の底壁挿入部が、下側の折畳み容器の第1土台部に覆われるといった事態が回避される。従って、折畳み状態にある折畳み容器の段積み状態において、上側の折畳み容器と、下側の折畳み容器との間に、助力手段の支持部を挿入可能な隙間(底壁挿入部)を確実に確保することができる。結果として、折畳み状態にある折畳み容器の段積み作業、及び、段バラシ作業に際しても、助力手段を使用することができ、作業性の向上等を図ることができる。
手段3.前記側壁挿入部の周縁部には、前記傾斜部を面で構成する傾斜板部と、前記傾斜板部の裏面側に設けられた補強リブとが設けられていることを特徴とする手段1又は2に記載の折畳み容器。
手段3によれば、底壁構成部の傾斜部よりも強度を確保し難い側壁部の傾斜部の強度を高めることができ、傾斜部の損傷等を防止することができる。また、側壁部の傾斜部の表面側、すなわち、側壁部の外面側に補強リブが露出して設けられる場合(傾斜板部が省略されたような構成の場合)に比べ、助力手段の支持部の先端部が傾斜部に引っ掛かるといった事態を抑止することができるとともに、(特に側壁挿入部の下縁部に対応し、上方に向いている傾斜部に関して)補強リブ間に塵等が溜まり易くなってしまうといった事態を回避することができる。
以下に、一実施形態について図面を参照して説明する。図1、図2等に示すように、折畳み容器1は、平面視略矩形状をなす底壁部3と、底壁部3の各長辺部に沿って底壁部3からそれぞれ上方に突出する長辺側土台部4と、底壁部3の各短辺部に沿って底壁部3からそれぞれ上方に突出する短辺側土台部5とを具備する底壁構成部2を備えている。さらに、折畳み容器1は、各長辺側土台部4に対してそれぞれ回動可能に取付けられた長辺側側壁部6と、各短辺側土台部5に対してそれぞれ回動可能に取付けられた短辺側側壁部7とを備えている。本実施形態の底壁構成部2、長辺側側壁部6、及び、短辺側側壁部7は、ポリプロピレンにより構成されている。
長辺側側壁部6、及び、短辺側側壁部7は、それぞれ長辺側土台部4、及び、短辺側土台部5の上方に立設される起立位置と、底壁部3の上方に寝かされる寝かせ位置との間を回動変位可能に構成されている。また、長辺側土台部4の底壁部3からの突出長は、短辺側土台部5の底壁部3からの突出長よりも短くなっており、長辺側側壁部6を回動可能に支持するための長辺側軸受部8の形成位置も、短辺側側壁部7を回動可能に支持するための短辺側軸受部9の形成位置よりも下方に位置している(図2、図6参照)。さらに、短辺側側壁部7の横幅は、底壁構成部2の短手幅とほぼ同じに構成され、長辺側側壁部6の横幅は、一対の短辺側土台部5間の距離とほぼ同じに構成されている。
このため、本実施形態では、全ての長辺側側壁部6、及び、短辺側側壁部7が起立位置とされた組立状態にある折畳み容器1を、全ての長辺側側壁部6、及び、短辺側側壁部7が寝かせ位置とされた折畳み状態とする場合には、一対の長辺側側壁部6を先に寝かせ位置へと変位させてから、短辺側側壁部7を寝かせ位置へと変位させる構成となっている。そして、折畳み容器1が折畳み状態とされた場合には、寝かせ位置とされた長辺側側壁部6が底壁部3の上方に重なるとともに、寝かせ位置とされた短辺側側壁部7が長辺側側壁部6の上方に重なるようになっている。本実施形態では、長辺側側壁部6が第1側壁部に相当し、短辺側側壁部7が第2側壁部に相当する。
加えて、図2、図6に示すように、長辺側側壁部6には、長辺側側壁部6の下辺部から下方に突出し、長辺側土台部4の長辺側軸受部8に対して回動可能に連結される長辺側ヒンジ部11が設けられている。さらに、短辺側側壁部7には、短辺側側壁部7の下辺部から下方に突出し、短辺側土台部5の短辺側軸受部9に対して回動可能に連結される短辺側ヒンジ部12が設けられている。
また、図1、図5等に示すように、長辺側側壁部6の外面の両側部には、外方に突出する挿入突起13が設けられている。これに対し、短辺側側壁部7には、内面の両側部から内方に突出する係止壁14が設けられるとともに、該係止壁14には、折畳み容器1が組立状態とされた場合に、長辺側側壁部6の挿入突起13が挿入される挿入孔15が設けられている。当該構成により、長辺側側壁部6の外側への傾倒変位、並びに、短辺側側壁部7の内側、及び、外側への傾倒変位が防止されるとともに、長辺側側壁部6と、短辺側側壁部7との間の上下方向における位置ずれが防止されるようになっている。
さらに、長辺側側壁部6の外面側には、起立位置にある長辺側側壁部6と、起立位置にある短辺側側壁部7との間を連結可能なロック手段としてのロック機構16が設置されるロック設置部17が設けられている。ロック機構16は、長辺側側壁部6の各側辺部において長辺側側壁部6の側方に出没可能に設けられた左右一対のスライド片18を備え、折畳み容器1が組立状態とされた場合に、スライド片18の先端部が、短辺側側壁部7の内面側に設けられた係止凹部(図示略)に挿入される(ロック機構16がロック状態とされる)ようになっている。ロック機構16がロック状態とされることで、長辺側側壁部6の内側への傾倒変位が防止される等、起立位置にある長辺側側壁部6と、起立位置にある短辺側側壁部7との間の相対変位が防止されるようになっている。加えて、ロック機構16は、作業者が操作可能な操作部19を備え、操作部19の所定の操作を行うことで、左右一対のスライド片18がともに係止凹部から抜け出した位置へと変位する(ロック機構16がロック解除状態とされる)ようになっている。
また、図1、図2等に示すように、底壁構成部2の各長辺側土台部4の上辺部には、折畳み容器1を折畳み状態とした場合に、寝かせ位置にある短辺側側壁部7の係止壁14を挿入可能とする係止挿入部20が設けられている。当該構成により、折畳み容器1を折畳み状態とした場合に、短辺側側壁部7の内面を長辺側土台部4の上辺部に当接可能とするとともに、寝かせ位置にある短辺側側壁部7の水平方向における変位が防止されるようになっている。尚、短辺側土台部5は、寝かせ位置にある短辺側側壁部7よりも上方にまで突出している。
さて、図9、図10に示すように、本実施形態の折畳み容器1は、折畳み容器1と、作業者との間に介在し、作業者が折畳み容器1を直接保持して移動させるよりも軽い力で折畳み容器1を移動可能にする助力手段としての助力装置51を用いて運搬可能に構成されている。本実施形態の助力装置51としては、折畳み容器1を保持可能な保持部52と、保持部52を任意の位置で支持可能に構成されるとともに、作業者による保持部52の上下方向、及び、水平方向における変位操作を許容する(変位操作中も保持部52を支持するとともに、変位操作終了時の位置で保持部52を支持する)本体部53とを備えている。本実施形態の保持部52は、支持部としての左右一対の爪部54を備えている。尚、助力装置51の保持部52は、折畳み容器1を保持した(持ち上げた)状態において、基本的に折畳み容器1の底壁構成部2にのみ当接し、長辺側側壁部6等には接触しないように構成されている。また、図示は省略するが、本体部53としては、モータやエアシリンダ等を利用したアクチュエータ、及び、リンク機構等を含むものである。
これに対し、図3に示すように、本実施形態の底壁構成部2の底壁部3は、略矩形板状の底板部21と、底板部21の下面全域から下方に突出する格子状の支持リブ22とを備えている。さらに、本実施形態の底壁構成部2は、底壁部3の支持リブ22を部分的に延長させるような格好で底壁部3から下方に突出し、底壁部3の短手方向に沿って延在する3つの脚部23を備えている。底壁部3の長手幅方向の両側部に設けられた脚部23(以下、「側脚部23a」とも称する)と、底壁部3の長手幅方向中央部に設けられた脚部23(以下、「中央脚部23b」とも称する)との間には、下方、及び、底壁部3の短手幅方向に開口し、助力装置51の一対の爪部54を挿入可能とする左右一対の底壁挿入部24が設けられている(図9参照)。そして、図10に示すように、助力装置51の爪部54を折畳み容器1の側方から底壁挿入部24に挿入した後、爪部54を上昇させることで、爪部54の上面により底壁構成部2の底壁部3(支持リブ22)の下面が支持されるようにして、底壁構成部2が持ち上げられるようになっている。
また、図3に示すように、本実施形態の各脚部23には、底壁部3の外周縁に対応する部位において、組立状態にある折畳み容器1同士を図4、図5に示すように積み重ねた(段積みした)場合に、下側の折畳み容器1の長辺側側壁部6、及び、短辺側側壁部7の上辺部に当接して支持される段積み支持部25が設けられている。図5等に示すように、段積み支持部25の下面は略水平方向に延びるとともに、段積み支持部25の下面の高さ位置は、脚部23の下面よりも上方に位置し、かつ、底壁部3(支持リブ22)の下面よりも下方に位置している。当該構成により、組立状態にある折畳み容器1の段積み状態においては、上側の折畳み容器1の底壁構成部2の脚部23のうち段積み支持部25よりも下方の部位(以下、「段積み嵌合部26」と称する)が、下側の折畳み容器1の内側(長辺側側壁部6及び短辺側側壁部7の内周側)に挿入されるようになっている(図6参照)。
また、図1に示すように、長辺側側壁部6には、長辺側側壁部6が起立位置にある場合に上方に開口し、長辺側側壁部6の厚み方向に貫通する側壁挿入部31が設けられている。図4~図6に示すように、組立状態にある折畳み容器1を段積みした場合に、下側の折畳み容器1の側壁挿入部31と、上側の折畳み容器1の底壁挿入部24とが位置合わせされ、折畳み容器1の内外周方向において、側壁挿入部31と、底壁挿入部24とが連通するようになっている。
さらに、図4~図6に示すように、底壁挿入部24、及び、側壁挿入部31の周縁部は、折畳み容器1の外周側に向けて、底壁挿入部24、又は、側壁挿入部31の開口面積を広げる方向に傾斜する傾斜部32とされている。また、図1等に示すように、長辺側側壁部6の傾斜部32(以下、「側壁傾斜部32a」とも称する)は、傾斜部32を面で構成するための傾斜板部33により構成されている。さらに、傾斜板部33の裏面側には、補強リブ34が設けられている。その一方で、図3等に示すように、底壁構成部2の傾斜部32(以下、「底壁傾斜部32b」とも称する)は、底壁挿入部24の側縁部に対応する部位については、傾斜板部33(脚部23のコーナー部が面取り形状とされることで形成された部位)を備えているものの、底壁挿入部24の上縁部に対応する部位については、傾斜板部33に相当するものはなく、補強リブ34(底壁部3の支持リブ22の下面側外周縁が面取り形状とされることで形成された部位)が折畳み容器1の外方、及び、下方に露出するようになっている。
また、図5、図6に示すように、側壁挿入部31の横幅は、底壁挿入部24の横幅よりも広く構成され、組立状態にある折畳み容器1を段積みした場合に、上側の折畳み容器1の底壁挿入部24の両側部に対応して設けられた底壁傾斜部32bのうち段積み嵌合部26に含まれる部位(以下、「嵌合対応部35」と称する)は、下側の折畳み容器1の側壁挿入部31の両側部よりも、当該側壁挿入部31の横幅方向中央部側に位置している。加えて、側壁挿入部31の下縁部に対応して設けられる側壁傾斜部32aの上下幅は、底壁挿入部24の上縁部に対応して設けられる底壁傾斜部32bの上下幅よりも短く構成されている。
さらに、図5等に示すように、長辺側側壁部6の外面側に設けられた上記ロック設置部17には、側壁挿入部31のうち横幅方向中央部を含む部位の下方位置において、ロック機構16のスライド片18の外面側を覆うロック保護部36が設けられている。
また、図7、図8に示すように、本実施形態の折畳み容器1は、折畳み状態においても、折畳み容器1同士を段積みすることができるように構成されている。折畳み状態にある折畳み容器1の段積み状態においては、上側の折畳み容器1の段積み嵌合部26が、下側の折畳み容器1の底壁構成部2の一対の短辺側土台部5の間に挿入されるとともに、上側の折畳み容器1の段積み支持部25のうち底壁構成部2の短辺部に対応する部位が、下側の折畳み容器1の短辺側土台部5の上辺部に当接して支持されるようになっている。
さらに、図3に示すように、段積み支持部25には、底壁部3の各コーナー部、及び、長側辺部の中央部に対応する部位において、下方に突出し、脚部23の側面に連結される位置決め凸部37が設けられている。位置決め凸部37は、底壁部3や脚部23と同様に下方に開口するとともに、内周側には、適宜、補強用のリブが設けられている。また、図8に示すように、位置決め凸部37の下端部は、脚部23の下端部と同じ高さ位置となっている。
これに対し、図2に示すように、短辺側土台部5の上辺部には、折畳み状態にある折畳み容器1の段積み状態において、上側の折畳み容器1の位置決め凸部37のうち底壁部3の短辺部に対応する位置決め凸部37が挿入される折畳み時位置決め凹部38が設けられている。そして、折畳み状態にある折畳み容器1の段積み状態において、上側の折畳み容器1の位置決め凸部37が、下側の折畳み容器1の折畳み時位置決め凹部38に挿入されることによって、折畳み容器1の短手方向における位置ずれが防止されるようになっている。
また、図1に示すように、長辺側側壁部6、及び、短辺側側壁部7の上辺部には、組立状態にある折畳み容器1の段積み状態において、上側の折畳み容器の位置決め凸部37が挿入される組立時位置決め凹部39が設けられている。さらに、図1、図6等に示すように、組立時位置決め凹部39の底面から上方に突出し、組立状態にある折畳み容器1の段積み状態において、上側の折畳み容器1の位置決め凸部37の下面側に挿入される位置決め突起40が設けられている。当該構成により、組立状態にある折畳み容器1の段積み状態において、上下の折畳み容器1の水平方向における相対位置のずれが防止され、上側の折畳み容器1の底壁挿入部24と、下側の折畳み容器1の側壁挿入部31との相対位置がより厳密に規定されるようになっている。
加えて、図3に示すように、底壁部3の下面側には、中央脚部23bと、各側脚部23aとの間(底壁挿入部24の上縁部)において、底壁挿入部24に挿入された助力装置51の爪部54と当接可能となるように滑り止め部材41が埋設されている。また、図1等に示すように、底壁構成部2の短辺部の側面下部の中央部を含む範囲には、作業者が底壁構成部2の側方から底壁構成部2の下面側に指先を掛けることができるようにする持ち手部42が設けられている。
以上詳述したように、本実施形態によれば、底壁構成部2に底壁挿入部24が設けられていることから、助力装置51の爪部54を、折畳み容器1の側方から底壁挿入部24を介して、底壁構成部2の下面側に挿入し、助力装置51を使用して折畳み容器1を持ち上げたり、助力装置51を使用して運搬された折畳み容器1を設置面に接地させた状態としてから、当該接地状態を保ちつつ、助力装置51の爪部54を底壁挿入部24から抜き出したりすることができる。従って、助力装置51の爪部54に対して折畳み容器1を載せたり降ろしたりする際にも、作業者が折畳み容器1を直接持ち上げる作業を行わなくても済み、助力装置51を使用して折畳み容器1をよりスムースに運搬等することができる。結果として、折畳み容器1の運搬作業性の向上、及び、利便性の向上等を図ることができる。
また、組立状態にある折畳み容器1同士を段積みした状態では、上側の折畳み容器1の底壁構成部2の段積み嵌合部26は、下側の折畳み容器1の内側に挿入される。このため、上側の折畳み容器1の底壁構成部2の段積み嵌合部26に設けられた底壁挿入部24に関しては、下側の折畳み容器1の内側に収容されることとなる。
この点、本実施形態によれば、長辺側側壁部6に側壁挿入部31が設けられており、組立状態にある折畳み容器1の段積み状態において、上側の折畳み容器1の底壁挿入部24を、下側の折畳み容器1の側壁挿入部31を介して、折畳み容器1の外方に露出させることができる。従って、段積み状態にある組立状態の折畳み容器1のうち、上側の折畳み容器1を段積みの段から取外す(段バラシする)場合に、下側の折畳み容器1の側壁挿入部31を介して、上側の折畳み容器1の底壁挿入部24に助力装置51の爪部54を挿入させることができる。さらに、組立状態の折畳み容器1を段積みする場合には、上側となる折畳み容器1を、下側となる折畳み容器1の上側に段積みした状態としてから、当該段積み状態を保ちつつ、助力装置51の爪部54を、上側の折畳み容器1の底壁挿入部24から抜き出すことができる。結果として、助力装置51を使用して、折畳み容器1の段積み作業、及び、段バラシ作業をスムースに行うことができ、より一層の運搬作業性の向上、及び、利便性の向上等を図ることができる。
また、本実施形態では、底壁挿入部24、及び、側壁挿入部31の周縁部は、折畳み容器1の外周側に向けて、底壁挿入部24、又は、側壁挿入部31の開口面積を広げる方向に傾斜する傾斜部32とされている。このため、助力装置51の爪部54を底壁挿入部24に挿入させる際に、当該爪部54が底壁挿入部24、及び、側壁挿入部31の周縁部に接触したとしても、爪部54の先端が底壁挿入部24、及び、側壁挿入部31に挿入される側に案内されることとなる。従って、助力装置51の爪部54を底壁挿入部24へ挿入させる作業性の向上を図るとともに、爪部54の先端と、底壁挿入部24、及び、側壁挿入部31の周縁部とが接触した際に、底壁挿入部24、及び、側壁挿入部31の周縁部に作用する応力を低減させることができ、底壁挿入部24、及び、側壁挿入部31の周縁部の損傷等を抑制することができる。
加えて、本実施形態では、底壁挿入部24の上縁部は、段積み嵌合部26の上縁部よりも上方に位置している。つまり、底壁挿入部24のうち段積み嵌合部26よりも上方に位置する部位については、組立状態にある折畳み容器1の段積み状態において下側の折畳み容器1の内側に挿入されないことから、(側壁挿入部31の有無にかかわらず)折畳み容器1の外方に露出する。このため、底壁挿入部24の上下の幅を十分に確保しつつ、組立状態の折畳み容器1の段積み状態において、上側の折畳み容器1の底壁挿入部24の下側の折畳み容器1への挿入長を極力短くすることができる。従って、例えば、下側の折畳み容器1の側壁挿入部31により、上側の折畳み容器1の底壁挿入部24のうち段積み嵌合部26において形成された部位の全体を折畳み容器1の外方に露出させる構成としても、下側の折畳み容器1の側壁挿入部31の上下幅を極力短くすることができる。結果として、長辺側側壁部6に比較的大きな側壁挿入部31が設けられてしまうことで、長辺側側壁部6の強度低下や、組立状態にある折畳み容器1の段積み状態における有効内容積の減少等を招くといった事態を抑止することができる。
尚、上記のように、側壁挿入部31を設けることで、底壁挿入部24のうち、組立状態にある折畳み容器1の段積み状態において下側の折畳み容器1の内側に挿入される部分についても折畳み容器1の外方に露出させることができる。このため、底壁挿入部24のうち、組立状態にある折畳み容器1の段積み状態において下側の折畳み容器1の上方に位置する部位の上下幅を極力短くしたとしても、底壁挿入部24に助力装置51の爪部54を挿入させることができる。従って、脚部23(のうち組立状態にある折畳み容器1の段積み状態において下側の折畳み容器1の上方に位置する部位)の上下幅が長くなることで、段積みされた折畳み容器1の高さが増して、運搬・保管効率の低下を招く等の懸念を払拭することができる。
また、側壁挿入部31の横幅は、底壁挿入部24の横幅よりも広く構成され、組立状態にある折畳み容器1を段積みした場合に、上側の折畳み容器1の底壁挿入部24の両側部に対応して設けられた底壁傾斜部32bのうち段積み嵌合部26に含まれる部位(嵌合対応部35)は、下側の折畳み容器1の側壁挿入部31の両側部よりも、当該側壁挿入部31の横幅方向中央部側に位置している。このため、組立状態にある折畳み容器1の段積み状態において、下側の折畳み容器1の側壁挿入部31の両側部(に対応して設けられた側壁傾斜部32a)は、上側の折畳み容器1の底壁挿入部24の両側部に対応して設けられた底壁傾斜部32bの嵌合対応部35よりもさらに側方に位置する。このため、組立状態にある折畳み容器1の段積み状態において、助力装置51の爪部54を上側の折畳み容器1の底壁挿入部24に挿入させる際に、助力装置51の爪部54が、下側の折畳み容器1の側壁挿入部31の両側部に対して接触するといった事態を抑制することができる。さらに、助力装置51の爪部54が上側の折畳み容器1の底壁挿入部24に挿入された状態では、助力装置51の爪部54が底壁挿入部24に対して水平方向に相対変位したとしても、助力装置51の爪部54が側壁挿入部31の側部に当接するといった事態を回避することができる。従って、底壁挿入部24の周辺部よりも強度を確保し難い側壁挿入部31の周辺部の損傷等を抑制することができる。
また、図6に示すように、組立状態にある折畳み容器1の段積み状態において、下側の折畳み容器1の側壁挿入部31の側部に対応して設けられた側壁傾斜部32aの裏面側(折畳み容器1の内周側)には、上側の折畳み容器1の段積み嵌合部26のうち、底壁挿入部24や底壁傾斜部32bの設けられていない一般部が当接、又は、近接して配置されている。このため、組立状態にある折畳み容器1の段積み状態において、助力装置51の爪部54を上側の折畳み容器1の底壁挿入部24に挿入させる際に、下側の折畳み容器1の側壁挿入部31の側部に対応して設けられた側壁傾斜部32aに接触したとしても、当該側壁傾斜部32aは、上側の折畳み容器1の段積み嵌合部26の前記一般部に当接して支持されることとなる。従って、側壁挿入部31の側部に対応して設けられた側壁傾斜部32aの損傷等をより確実に防止することができる。
また、例えば、折畳み状態にある折畳み容器1を段積みする場合には、上側の折畳み容器1の段積み嵌合部26が、下側の折畳み容器1の一対の短辺側土台部5の間に挿入されることとなる。このため、例えば、短辺側土台部5(が設けられた底壁構成部2の短辺部)に対応して底壁挿入部24が設けられる構成を採用する場合には、折畳み状態にある折畳み容器1を段積みした場合に、上側の折畳み容器1の底壁挿入部24のうち段積み嵌合部26の高さの範囲に対応する部位は、下側の折畳み容器1の短辺側土台部5により覆われる(隠される)格好となり、底壁挿入部24において助力装置51の爪部54を挿入可能な隙間(高さ)を確保できなくなるおそれがある。尚、短辺側土台部5において側壁挿入部31のような凹部を設ける場合には、短辺側軸受部9を好適に設けられなくなってしまうおそれがある。
この点、本実施形態では、組立状態にある折畳み容器1を折畳み状態とする際に先に寝かせ位置とされる長辺側側壁部6に対して側壁挿入部31が設けられ、底壁構成部2の長辺部に対応して(長辺側土台部4の下方位置において側方に開口させるようにして)底壁挿入部24が設けられている。つまり、長辺側土台部4は、短辺側土台部5よりも低く構成されており、折畳み状態にある折畳み容器1を段積みしたとしても、上側の折畳み容器1の底壁挿入部24が、下側の折畳み容器1の長辺側土台部4に覆われるといった事態が回避される。従って、折畳み状態にある折畳み容器1の段積み状態において、上側の折畳み容器1と、下側の折畳み容器1との間に、助力装置51の爪部54を挿入可能な隙間(底壁挿入部24)を確実に確保することができる。結果として、折畳み状態にある折畳み容器1の段積み作業、及び、段バラシ作業に際しても、助力装置51を使用することができ、作業性の向上等を図ることができる。
加えて、側壁挿入部31の周縁部には、側壁傾斜部32aを面で構成する傾斜板部33と、傾斜板部33の裏面側に設けられた補強リブ34とが設けられている。このため、底壁構成部2の底壁傾斜部32bよりも強度を確保し難い長辺側側壁部6の側壁傾斜部32aの強度を高めることができ、側壁傾斜部32aの損傷等を防止することができる。また、側壁傾斜部32aの表面側、すなわち、長辺側側壁部6の外面側に補強リブ34が露出して設けられる場合(傾斜板部33が省略されたような構成の場合)に比べ、助力装置51の爪部54の先端部が側壁傾斜部32aに引っ掛かるといった事態を抑止することができるとともに、(特に側壁挿入部31の下縁部に対応し、上方に向いている側壁傾斜部32aに関して)補強リブ34間に塵等が溜まり易くなってしまうといった事態を回避することができる。
また、長辺側側壁部6の外面側に設けられたロック設置部17には、側壁挿入部31のうち横幅方向中央部を含む部位の下方位置において、ロック機構16(スライド片18)の外面側を覆うロック保護部36が設けられている。このため、折畳み容器1の段バラシ等の作業に際し、助力装置51の爪部54がロック機構16に接触してロック機構16が損傷等するといった事態を抑制することができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態の底壁挿入部24は、段積み嵌合部26よりも上方にまで設けられているが、底壁構成部2のうち少なくとも段積み嵌合部26の高さの範囲に設けられるように構成されていればよい。例えば、底壁挿入部24(底壁傾斜部32bは除く)の上縁部と、段積み嵌合部26の上縁部(段積み支持部25)とが同じ高さ位置となるように構成してもよい。但し、段積み嵌合部26の上下幅、すなわち、段積み状態において下側の折畳み容器1に挿入されることとなる底壁挿入部24の挿入長が長くなる場合には、底壁挿入部24の全体を折畳み容器1の外方に露出させようとすると、側壁挿入部31の上下幅も長くなってしまい、長辺側側壁部6の強度低下等を招くことが懸念される。このため、段積み支持部25を底壁挿入部24の上縁部(底壁部3の下面、脚部23の上端部)よりも下方に位置させ、組立状態の折畳み容器1の段積み状態において、上側の折畳み容器1の底壁挿入部24を下側の折畳み容器1よりも上方にまで延在させることで、上側の折畳み容器1の底壁挿入部24の下側の折畳み容器1への挿入長、及び、側壁挿入部31の上下幅を比較的短くしても、上側の折畳み容器1の底壁挿入部24に対して助力装置51の爪部54を確実に挿入させることができる。
(b)上記実施形態では、長辺側側壁部6に側壁挿入部31が設けられ、底壁構成部2の長辺部において底壁挿入部24が開口するようにして設けられているが、かかる構成に代えて、又は、加えて、短辺側側壁部7に側壁挿入部31が設けられ、底壁構成部2の短辺部において底壁挿入部24が開口するようにして設けられることとしてもよい。また、上記実施形態では、組立状態にある折畳み容器1を折り畳み状態とする際に、先に長辺側側壁部6を寝かせ位置としてから、短辺側側壁部7を寝かせ位置とするように構成されているが、先に短辺側側壁部7を寝かせ位置とするように構成してもよい。
(c)上記実施形態では、助力手段として助力装置51が使用されているが、例えば、(ほぼ)自律して作業を行うロボット(ロボットアームが支持部を構成する)を使用してもよいし、フォークリフトを使用してもよい。また、助力装置51の保持部52は、運搬等の対象とされる折畳み容器1の大きさや形状等に合わせて付替え可能である。
(d)上記実施形態での折畳み容器1はポリプロピレンにより構成されているが、ポリエチレン、PET、ポリアミド等その他の樹脂材料により構成されることとしてもよい。