JP2010137892A - 箱型容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造の複雑化を抑制するとともに、扉部材のがたつきを抑制することのできる箱型容器を提供する。
【解決手段】箱型容器1は、上方に開口する箱型をなし、第2側壁部13の下部において排出用開口部3を有してなる本体部2と、排出用開口部3を開閉可能な扉部材4とを備えている。本体部2の内側には、上下に延在し、第2側壁部13との間に扉部材4の側部を挿通可能なガイド溝33を形成する一対のガイドリブ32が設けられている。各ガイドリブ32は、第2側壁部13の内側面と対向する溝形成面32aと、溝形成面32aの下側に連接し、排出用開口部3に臨む開口部対向面32bとを備えている。溝形成面32aは、上下方向に移動可能であり、本体部2の内側面を成形するための第1の可動型によって成形され、開口部対向面32bは、第2側壁部13の厚み方向に沿って移動可能であり、排出用開口部3を形成するための第2の可動型によって成形される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、物品の運搬等に使用される箱型容器に関するものである。
一般に、物品の搬送等に使用される箱型容器は、略矩形状の底壁部と、底壁部の4つの側辺部から上方に延出する側壁部とを備えており、上方の開口部から物品を出し入れする構成となっている。また、側壁部に排出用開口部を形成するとともに、排出用開口部を開閉可能な扉部材を設け、排出用開口部を開放することで、箱型容器の内側に収容された物品を側方から排出可能に構成したものもある(例えば、特許文献1、2等参照)。当該構成を採用することで、箱型容器に収容された物品の排出効率の向上を図ることができる。
特開2006−123932号公報 特開2007−276870号公報
上記特許文献1の箱型容器は、本体部に対し、扉部材がヒンジ部を介して回動可能に設けられるとともに、扉部材を段階的に開放させることのできるラッチ機構が設けられている。しかしながら、このようにヒンジ部やラッチ機構が設けられる構成においては、構造が複雑化するため、コストの増大や製造に要する工数の増加を招く上、故障しやすくなってしまうことが懸念される。これに対し、特許文献2の箱型容器は、扉部材を上下にスライドさせて排出用開口部を開閉させる構成であるため、コストアップや故障のおそれはさほどないと言える。
ところで、特許文献2の箱型容器に関しては、排出用開口部の開閉に際して扉部材の両側部をガイドするガイド溝が、側壁部の内側面を外側に凹ませるようにして形成されている。しかしながら、かかるガイド溝を上下に移動可能な可動型(例えば、本体部の内側面を形成するための可動型)によって成形する場合、型抜きの都合上、当該ガイド溝を上方に向けて広がるテーパ状に構成せざるを得ない。このため、ガイド溝の下端部と上端部とで溝幅が異なってしまい、ガイド溝の上端部においては、扉部材との間に比較的大きな隙間が生じてしまうおそれがある。そして、当該隙間に起因して、運搬時等において扉部材が振動してしまう(がたついてしまう)ことが懸念され、場合によっては、扉部材が浮き上がってしまうおそれがある。特に、箱型容器が大型で、ガイド溝が上下に長く形成される場合、かかる不具合が一層顕著なものとなる。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、側壁部に物品排出用の開口部を有し、当該開口部を開閉する扉部材を備える構成において、構造の複雑化を抑制するとともに、扉部材のがたつきを抑制することのできる箱型容器を提供することにある。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.略矩形状の底壁部と、前記底壁部の相対する側辺部からそれぞれ上方に延出する一対の第1側壁部と、前記一対の第1側壁部の一側部同士を連結する第2側壁部と、前記一対の第1側壁部の他側部同士を連結する第3側壁部とを具備し、これら各壁部が型成形により一体成形されて上方に開口する箱型をなすとともに、前記第2側壁部の下部には、前記型成形に際して形成され、内側に収容された物品を側方から外部に排出可能とする排出用開口部を有してなる本体部と、
前記排出用開口部を開閉可能な扉部材とを備える箱型容器において、
前記一対の第1側壁部からそれぞれ前記本体部の内側に突出して上下方向に延在し、前記第2側壁部との間に前記扉部材の側部を挿通可能なガイド溝を形成する一対のガイドリブを具備し、
前記各ガイドリブは、前記排出用開口部上方の前記第2側壁部の内側面と対向し、当該第2側壁部の内側面とともに断面略コ字状の前記ガイド溝を構成する溝形成面と、前記溝形成面の下側に連接し、前記排出用開口部に臨む開口部対向面とを備え、
前記溝形成面に関しては、前記第1、第2、及び第3側壁部によって囲まれる前記本体部の開口方向に沿って移動可能な第1の可動型によって成形され、
前記開口部対向面に関しては、前記第2側壁部の厚み方向に沿って移動可能であり、前記排出用開口部を形成するための第2の可動型によって成形されることを特徴とする箱型容器。
手段1によれば、上下方向に延在するガイドリブと第2側壁部との間に形成されたガイド溝に沿って扉部材を上下にスライドさせることで、第2側壁部に形成された排出用開口部を開閉させる構成となっている。従って、本体部に対して扉部材を回動可能に設けるとともに、扉部材の動作を規制するラッチ機構等を設けるような構成に比べ、構造の簡素化を図ることができる。結果として、コストの抑制や製造に要する工数の減少を図ることができる上、構造の複雑化による故障等が起こりにくい。
また、本手段1によれば、ガイドリブの溝形成面は、第1、第2、第3側壁部によって囲まれる本体部の開口方向(底壁部が下側に位置するようにして本体部が成形される場合には上下方向)に沿って移動可能な第1の可動型により成形される。従って、溝形成面に関しては、第1の可動型を型抜きするために、上方に向けて第3側壁部側に傾斜した傾斜面として構成される。
これに対し、ガイドリブの開口部対向面は、第2側壁部の厚み方向(排出用開口部の開口方向)に沿って移動可能な第2の可動型により成形される。従って、開口部対向面に関しては、上方に向けて第2側壁部側に傾斜させたり、底壁部の上面に対して垂直に延在させたりするといった具合に、傾きを自由に構成することができる。
このように、開口部対向面を第2の可動型によって成形することにより、上方に向けて第3側壁部側に傾斜させて成形せざるを得ない溝形成面の上下方向における長さを短くすることができ、溝形成面の上縁部におけるガイド溝の幅と、溝形成面の下縁部におけるガイド溝の幅との差を小さくすることができる。このため、両側部がガイド溝に挿通されて排出用開口部を閉鎖した状態にある扉部材とガイドリブ(ガイド溝)との間に形成される隙間を極力小さくすることができる。結果として、扉部材のがたつきを抑制することができ、ひいては、前記がたつきに起因する扉部材の浮き上がり等の不具合を抑制することができる。
手段2.前記排出用開口部を閉鎖した状態にある前記扉部材の上方への変位を規制する規制手段を備え、
前記規制手段は、
前記本体部の成形に際し、前記排出用開口部上方の前記第2側壁部に形成される係合孔と、
前記扉部材と一体成形され、前記扉部材による前記排出用開口部の閉鎖状態において前記係合孔と係合する係合突起とを備えていることを特徴とする手段1に記載の箱型容器。
手段2によれば、規制手段によって、排出用開口部を閉鎖した状態にある扉部材の上方への変位を規制することができる。このため、意図に反して扉部材が上方に変位し、排出用開口部が開放されてしまうといった事態を防止することができる。また、係合突起と係合孔とが係合状態とされることにより、扉部材のがたつきを抑制するといった作用効果が一層確実に奏される。さらに、係合孔は本体部の成形に際して第2側壁部に形成され、係合突起は扉部材と一体成形される。このため、別途用意した規制手段を取付けたり、別工程により係合孔を形成したりするといった必要がなく、製造効率の向上等を図ることができる。
手段3.前記扉部材の下面には、下方に突出する係止凸部が設けられ、
前記底壁部には、前記扉部材による前記排出用開口部の閉鎖状態において前記係止凸部が係止される被係止部が設けられていることを特徴とする手段1又は2に記載の箱型容器。
手段3によれば、係止凸部が被係止部に係止されることで、排出用開口部を閉鎖した状態にある扉部材の下端部のずれ移動を規制することができる。従って、扉部材のがたつきをより確実に防止することができる。また、上記手段2の構成下にあっては、扉部材の下端部のずれ移動が規制されることから、係合突起と係合孔との係合状態が解除されてしまうといった事態をより一層抑止しやすいものとなる。
手段4.前記第2側壁部と対向する前記第3側壁部の上部には取っ手が設けられていることを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載の箱型容器。
手段4によれば、取っ手を持ち上げることによって比較的容易に本体部を第2側壁部側に傾かせることができる。また、底壁部を持ち上げて箱型容器を傾ける等の場合においては、取っ手があることで、傾けられた箱型容器を支持しやすい。従って、箱型容器に収容された物品を排出用開口部から排出する際の作業性の向上を図ることができる上、傾けられた箱型容器を安定して支持することができ、箱型容器を傾倒させた際に箱型容器がずれ移動してしまうといった事態を防止することができる。
以下に、一実施形態について図面を参照して説明する。図1、図2等に示すように、箱型容器1は、上方に開口した箱型に構成されるとともに、内側に収容された物品を側方から外部に排出するための排出用開口部3が形成された本体部2と、本体部2に対して着脱自在に構成され、排出用開口部3を開閉可能な扉部材4とを備えている。本実施形態では、本体部2及び扉部材4いずれもポリプロピレンにより構成されている。
本体部2は、略矩形状の底壁部11と、底壁部11の相対する長辺部からそれぞれ上方に延出する一対の第1側壁部12と、一対の第1側壁部12の一側部同士を連結する第2側壁部13と、一対の第1側壁部12の他側部同士を連結する第3側壁部14とを備えている。本実施形態では、これらの各壁部11、12、13、14が型成形によって一体成形されるとともに、当該型成形に際して、前記排出用開口部3が第2側壁部13の下部において形成されている。さらに、各側壁部12、13、14の内側面は、上方かつ本体部2外側に向けて若干傾斜(例えば2度程度傾斜)している。また、各側壁部12、13、14の外側面及び底壁部11の下面には、格子状に延在する補強リブ16が形成されている。加えて、第1及び第3側壁部12、14のうち排出用開口部3の上縁部よりも下方に位置する部位、及び底壁部11には、水抜き用のスリット17が形成されている。
底壁部11の下面には、本体部2を支持する脚部18が設けられている。脚部18は、底壁部11の四隅近傍と、各側辺部の略中間位置と、底壁部11の中央部とにそれぞれ設けられ(計9箇所)、各脚部18間においてフォークリフト等のフォークを差し込み可能なフォーク差込部19が形成されている。また、脚部18は、底壁部11の周縁部よりも内側に設けられており、複数の箱型容器1を積み重ねた場合、下側の箱型容器1の側壁部12、13、14の内側面に、上側の箱型容器1の脚部18が嵌合して位置決めされるようになっている。これにより、箱型容器1を安定して段積みすることができる。
また、本実施形態の第2側壁部13は門型に構成され、前記排出用開口部3は第2側壁部13と底壁部11との間に形成されている。このため、排出用開口部3の下縁部は、本体部2の底面(底壁部11の上面)と面一となっている。また、第2側壁部13には、上辺部付近において左右2箇所に第2側壁部13の厚み方向に貫通する係合孔21が形成されている(図2等参照)。尚、図2、図4等に示すように、第2側壁部13の外側面には、係合孔21を囲うようにしてリブ22が形成されている。
第3側壁部14は、前記第2側壁部13とは反対側において、底壁部11の短辺部から上方に延出して略板状をなしており、その両端は一対の第1側壁部12に対し上下方向全域にわたって連結されている。また、第3側壁部14の上辺部には、本体部2を傾けて箱型容器1に収容された物品を排出用開口部3から排出する際の取っ手となる排出用金具23が設けられている。より具体的には、排出用金具23は、一枚の金属板をコ字状に折り曲げることで形成された金具本体24と、金具本体24の両側壁に形成された固定孔25に貫通される略円柱状の挿通ピン26とを備えている。挿通ピン26は、一端部において頭部(図示略)を備えるとともに、他端部側において雄ねじが形成された螺着部(図示略)を備えている。
さらに、第3側壁部14の上辺部には、金具本体24が嵌め込まれる嵌合凹部28が形成されている。また、嵌合凹部28の側面を構成する補強リブ16には、金具本体24の固定孔25に対応して取付孔(図示略)が形成されている。そして、金具本体24の外側面を嵌合凹部28の内側面に当接させて固定孔25と取付孔とを位置合わせし、一対の固定孔25及び取付孔に対して挿通ピン26を突き通した後、挿通ピン26の螺着部にナットを螺着することで、排出用金具23が本体部2に取付けられている。本実施形態では、排出用金具23は、互いに所定距離を隔てて左右2箇所に設けられている。尚、排出用金具23は、嵌合凹部28に嵌め込まれることで、第3側壁部14から上方にも本体部2内側にも突出しない構成となっている。このため、排出用金具23に阻害されることなく上記のように箱型容器1の段積みを実現することができる。
尚、本実施形態では、箱型容器1に収容された物品の排出に際して、例えば図6に示すようなフォークリフト91が用いられる。フォークリフト91は、フォークリフト本体92に対して傾動可能に設けられたマスト93と、マスト93に対して昇降可能に設けられたバックレスト94とを備えている。バックレスト94は、下部において左右一対のフォーク95を備えるとともに、上部においてワイヤー97(ワイヤー97の端部に設けられたフック98)を取付可能なワイヤー取付部96を備えている。そして、箱型容器1に収容された物品の排出に際しては、フォークリフト91のフォーク95をフォーク差込部19に差込んだ上、両端部にフック98が設けられたワイヤー97の一方のフック98をバックレスト94のワイヤー取付部96に取付けるとともに、他方のフック98を排出用金具23の挿通ピン26に取付ける。以上のように箱型容器1をフォークリフト91に支持させた状態で、バックレスト94を上昇させるとともにマスト93を前方に傾けることで、扉部材4が取外された箱型容器1(本体部2)を第2側壁部13側に傾けて、箱型容器1内の物品を排出用開口部3から残らず排出することができる。
さて、図3、図5等に示すように、各第1側壁部12と第2側壁部13との境界部には、コーナー部内側領域を埋めるようにして、第1及び第2側壁部12、13の上縁部近傍から底壁部11の上面(本体部2の底面)にかけて延設された土台部31が設けられている。また、各土台部31から排出用開口部3の横幅方向中央部側に突出し、第2側壁部13との間に扉部材4の側部を挿通可能なガイド溝33を形成するガイドリブ32が設けられている。当該ガイドリブ32は、土台部31の上縁部から下縁部にかけて延設されている。本実施形態では、扉部材4の両側部をそれぞれガイド溝33に挿入して、扉部材4を底壁部11と当接するまで下方にスライドさせることによって、排出用開口部3が閉鎖されることとなる。
土台部31は、第2側壁部13の内側面からガイドリブ32の付根部にかけて延び、排出用開口部3の閉鎖状態において扉部材4の側面と対向する扉対向面35と、第1側壁部12の内側面からガイドリブ32の付根部にかけて延び、箱型容器1に収容された物品の排出に際し、物品を排出用開口部3側に案内する案内面36とを備えている。本実施形態では、排出用開口部3の側縁部と前記扉対向面35との境界部に段差はなく、両者は面一となっている。
ガイドリブ32は、第2側壁部13の内側面と対向し、当該第2側壁部13の内側面、及び土台部31の扉対応面35とともに断面略コ字状の前記ガイド溝33を構成する溝形成面32aと、溝形成面32aの下側に連接し、排出用開口部3に臨む開口部対向面32bとを備えている。
尚、詳しくは後述するが、溝形成面32aは、本体部2の内側面を成形するための、上下方向に移動可能な第1の可動型53(図7等参照)によって成形され、上方かつ第3側壁部14側に若干(例えば2度程度)傾斜している。また、開口部対向面32bは、排出用開口部3を形成するための、第2側壁部13の厚み方向に移動可能な第2の可動型54によって成形され、下方かつ第3側壁部14側に若干傾斜している。特に、本実施形態では、第1側壁部12の内側面を正面に見たときの開口部対向面32bの傾きと、ガイドリブ32の第3側壁部14側の面の傾きと、第2側壁部13の内側面の傾きとが等しく構成されている。
また、図3に示すように、土台部31の扉対向面35のうち、ガイドリブ32(溝形成面32a)と第2側壁部13との間に形成される部位、すなわち、ガイド溝33の底面を形成する部位(以下、「溝対応部位35a」と称する)は、第1の可動型53によって成形される。さらに、扉対向面35のうち、ガイドリブ32(開口部対向面32b)と排出用開口部3との間に形成される部位(以下、「開口対応部位35b」と称する)は、第2の可動型54によって成形される。本実施形態では、溝対応部位35aは、対応する第1側壁部12の内側面と平行して延びており、開口対応部位35bは、排出用開口部3の側縁部と平行して延びている。
加えて、ガイドリブ32のうち第3側壁部14側の面は、土台部31の案内面36と同様に、第2側壁部13側(排出用開口部3側)かつ排出用開口部3の横幅方向中央部側に傾斜している。従って、本体部2を傾けて箱型容器1に収容された物品を排出用開口部3から搬出する際に、物品が前記土台部31の案内面36、及び、当該ガイドリブ32の第3側壁部14側の面に案内されることとなる。このため、物品の排出に際して当該物品がガイドリブ32や土台部31に引っ掛かり、箱型容器1の内側に物品が残存してしまうといった事態を防止することができる。尚、ガイドリブ32の第3側壁部14側の面及び土台部31の案内面36は第1の可動型53によって成形されることとなるため、上下方向においても上方かつ本体部2の外側に傾斜している。
また、底壁部11のうち、排出用開口部3の閉鎖状態において扉部材4が収容される空間の下面を構成する部位(排出用開口部3とガイドリブ32との間に位置する部位)には、互いに所定距離を隔てて3箇所に被係止部としての係止凹部39が形成されている。尚、詳しくは後述するが、係止凹部39は、本体部2の内側面等を成形する第1の可動型53によって成形される。
図2等に示すように、扉部材4は、一方側の面において、格子状に延在する補強リブ41を備えている。本実施形態では、扉部材4によって排出用開口部3を閉鎖する際に、補強リブ41の形成された面が箱型容器1の外側を向くようにして、扉部材4が本体部2に取付けられる。加えて、扉部材4のうち、本体部2への取付状態において排出用開口部3を閉塞する部位には、水抜き用のスリット42が形成されている。
また、図2、図4等に示すように、扉部材4は、前記補強リブ41よりも大きく突出し、本体部2への取付状態(排出用開口部3を閉鎖した状態)において、本体部2の第2側壁部13に形成された係合孔21と係合する四角筒形状の係合突起43を備えている。さらに、扉部材4は、下面から下方に突出し、本体部2への取付状態において、本体部2の底壁部11に形成された係止凹部39に係止される係止凸部44を備えている。尚、係合突起43及び係止凸部44は、扉部材4の成形時に扉部材4と一体成形される。また、本体部2への取付状態にある扉部材4の上端部は、土台部31及びガイドリブ32の上縁部よりも若干下方に位置している。
さらに、図3等に示すように、扉部材4の上部には、扉部材4の厚み方向に貫通する持ち手孔46が形成されており、当該持ち手孔46に手を差し入れて、扉部材4を本体部2から取外したり、扉部材4を持ち運んだりすることができる。加えて、図2に示すように、持ち手孔46の上縁部を構成する補強リブ41aは、その他の補強リブ41よりも突出長が小さくなっている。このため、本体部2への取付状態にある扉部材4を取外すべく、持ち手孔46に手を差し入れた際に、持ち手孔46の上縁部を掴み易くなっている。さらに、補強リブ41aと、当該補強リブ41aの上面と対向する補強リブ41(本例では、扉部材4の外周面を形成する部位)との間には、両者間を連結するリブ47が設けられており、扉部材4の持ち運び等に際して作業者に握られる部位の剛性が高められている。
次に、本体部2を成形する金型装置51について、図7〜図11を参照しつつ説明する。尚、便宜上、排出用開口部3を正面に見たときの手前側を前方、奥側を後方として説明する。
図7等に示すように、金型装置51は、本体部2の内側面を成形する第1の可動型53と、排出用開口部3を成形する第2の可動型54とを備えている。また、図示は省略するが、金型装置51は、底壁部11の下面を成形する固定型と、各側壁部12、13、14の外側面を成形する可動型とを備えている。本実施形態では、第2の可動型54によって、排出用開口部3の内側面、土台部31の開口対応部位35b、及びガイドリブ32の開口部対向面32bが成形される。また、第1の可動型53によって、第1、第2、第3側壁部12、13、14の内側面、底壁部11の上面、土台部31及びガイドリブ32のうち第2の可動型54によって成形される部位を除く部位、及び、係止凹部39が成形される。
図8、図9等に示すように、第1の可動型53は、第1側壁部12の内側面を成形する第1成形面71と、第2側壁部13の内側面を成形する第2成形面72と、第3側壁部14の内側面を成形する第3成形面(図示略)と、底壁部11の上面を成形する第4成形面74とを備えている。側壁部12、13、14の内側面を成形する成形面71、72は、上方かつ第1の可動型53の外方に向けて若干傾斜している。また、第1成形面71と第2成形面72との境界部には、土台部31及びガイドリブ32を成形するためのコーナー部成形部位77が形成されている。尚、コーナー部成形部位77の詳細については後述する。
第2の可動型54は、排出用開口部3を成形する略直方体形状のベース61と、ベース61の左右側辺部からそれぞれ後方に突出する略直方体形状のガイド成形部62とを備え、全体として平面略コ字状をなしている。また、第2の可動型54の上面、下面、及び両側面は、前方かつ第2の可動型54の外方に向けて若干傾斜している。さらに、第2の可動型54の後面は、第1の可動型53の第2成形面72の傾斜に合わせて、上方かつ前方に若干傾斜している。
さて、図8に示すように、コーナー部成形部位77は、各第1成形面71の前縁部から前方に向けて第1の可動型53の左右方向中央部側に傾斜して延び、前記土台部31の案内面36を成形する案内面成形部81と、案内部成形部81の先端縁(前縁)から第1の可動型53の左右方向中央部側に向けて湾曲しつつ若干前方に傾斜して延び、前記ガイドリブ32のうち第3側壁部14側の面を成形するリブ後面成形部82と、リブ後面成形部82の先端縁から前方に向けて延び、前記ガイドリブ32のうち排出用開口部3の幅方向中央部側の面を成形するリブ内面成形部83とを備えている。
さらに、リブ内面成形部83の上側部位の前方には、左右方向においてリブ内面成形部83よりも側方に突出し、ガイドリブ32の溝形成面32a、土台部31の扉対向面35のうち溝対応部位35a、及び、第2側壁部13の内側面のうちガイドリブ32(溝形成面32a)と対向する部位を成形する溝部成形片84が設けられている。当該溝部成形片84は、上方に向けて幅広となるテーパ状に構成されている。
また、溝部成形片84の下方には、リブ内面成形部83よりも第1の可動型53の左右方向中央部側に没入し、金型装置51の組付け状態において、前記第2の可動型54のガイド成形部62の内側面及び後面に当接する切欠き部85が設けられている。切欠き部85の前後の幅は、ガイド成形部62の突出長と同じであり、第1の可動型53の両側部にそれぞれ形成された一対の切欠き部85間の距離は、一対のガイド成形部62間の距離と同じである。このため、図11に示すように、金型装置51の組付け状態において、第2の可動型54のベース61の後面と第1の可動型53の第2成形面72とを当接させる(隙間なく突き合わせる)とともに、ガイド成形部62の内側面及び後面と切欠き部85とを当接させることができる。
さらに、金型装置51の組付け状態において、第2の可動型54の側面は、第1の可動型53の溝部成形片84の側面と面一となっている。つまり、第2の可動型54のガイド成形部62は、左右方向においてリブ内面成形部83よりも側方に突出している。従って、溝部成形片84の下方に配置されたガイド成形部62のうちリブ内面成形部83よりも側方に突出した部位の後面により、ガイドリブ32の開口部対向面32bが成形されることとなる(図9、図10参照)。また、溝部成形片84の下方に配置されたガイド成形部62の側面により、土台部31の扉対向面35のうち開口対応部位35bが成形されることとなる。従って、図9に示すように、金型装置51を組付けることで、リブ後面成形部82と、リブ内面成形部83と、溝部成形片84の後面及びガイド成形部62の後面とにより、ガイドリブ32を成形するためのキャビティが形成される。
また、溝部成形片84の後面と切欠き部85の前面(前方に臨む面)とは同一面上に位置している。従って、図10に示すように、金型装置51の組付け状態において、溝部成形片84の後面とガイド成形部62の後面とをほぼ連続させて延在させることができる。このため、ガイドリブ32の溝形成面32aと開口部対向面32bとの境界部に大きな段差ができてしまうといった事態を回避することができる。加えて、第2の可動型54のガイド成形部62の上下幅は、切欠き部85の上下の長さと同じである。このため、溝部成形片84の下面と、ガイド成形部62の上面とを当接させることで、第2の可動型54の下面と、第1の可動型53の第4成形面74とを面一とすることができる(図9参照)。
尚、コーナー部成形部位77の上部には、土台部31及びガイドリブ32の上縁部を本体部2の上辺部よりも一段下げて成形するべく鍔部87が形成されている。また、コーナー部成形部位77の各部についても、側壁部12、13、14の内側面を成形する成形面71、72と同様に、上方かつ第1の可動型53の外側に向けて若干傾斜している。
また、図7、図8等に示すように、第1の可動型53の第4成形面74のうち、金型装置51の組付け状態において、第2の可動型54の一対のガイド成形部62に挟まれる部位には、下方に突出し、前記係止凹部39を成形するための凹部成形部89が設けられている。
尚、前記係合孔21は、第2側壁部13の外側面を成形する可動型により成形される。また、前記排出用金具23を設置するための嵌合凹部28は、第3側壁部14の外側面を成形する可動型により成形される。
以上のように構成された金型装置51を組付け、金型装置51のキャビティ内に可塑化状態にあるポリプロピレンを充填し、固化完了後、型開きして、成形された本体部2を金型装置51から取り外す。その後、排出用金具23を取付けることで、上記した本体部2が製造される。
以上詳述したように、本実施形態によれば、上下方向に延在するガイドリブ32と第2側壁部13との間に形成されたガイド溝33に沿って扉部材4を上下にスライドさせることで、第2側壁部13に形成された排出用開口部3を開閉させる構成となっている。従って、本体部2に対して扉部材4を回動可能に設けるとともに、扉部材4の動作を規制するラッチ機構等を設けるような構成に比べ、構造の簡素化を図ることができる。結果として、コストの抑制や製造に要する工数の減少を図ることができる上、構造の複雑化による故障等が起こりにくい。
また、本実施形態によれば、ガイドリブ32の溝形成面32aは、第1、第2、第3側壁部12、13、14によって囲まれる本体部2の開口方向である上下方向に沿って移動可能な第1の可動型53により成形される。従って、溝形成面32aに関しては、第1の可動型53を型抜きするために、上方かつ第3側壁部14側に傾斜した傾斜面として構成される。
これに対し、ガイドリブ32の開口部対向面32bは、第2側壁部13の厚み方向(排出用開口部3の開口方向)に沿って移動可能な第2の可動型54により成形される。従って、開口部対向面32bに関しては、上記のように上方かつ第2側壁部13側に傾斜させることができる。
このように、開口部対向面32bを第2の可動型54によって成形することにより、上方かつ第3側壁部14側に傾斜させて成形せざるを得ない溝形成面32aの上下方向における長さを短くすることができ、溝形成面32aの上縁部におけるガイド溝33の幅と、溝形成面32aの下縁部におけるガイド溝33の幅との差を小さくすることができる。このため、両側部がガイド溝33に挿通されて排出用開口部3を閉鎖した状態にある扉部材4とガイドリブ32(ガイド溝33)との間に形成される隙間を極力小さくすることができる。結果として、扉部材4のがたつきを抑制することができ、ひいては、前記がたつきに起因する扉部材4の浮き上がり等の不具合を抑制することができる。
また、本実施形態では、第2側壁部13に対して係合孔21が設けられ、扉部材4に対して排出用開口部3の閉鎖時に係合孔21と係合する係合突起43が設けられている。このため、排出用開口部3を閉鎖した状態にある扉部材4の上方への変位を規制することができる。従って、意図に反して扉部材4が上方に変位し、排出用開口部3が開放されてしまうといった事態を防止することができる。また、係合突起43と係合孔21とが係合状態とされることにより、扉部材4のがたつきを抑制するといった作用効果が一層確実に奏される。さらに、係合孔21は本体部2の成形に際して第2側壁部13に形成され、係合突起43は扉部材4と一体成形される。このため、扉部材4の上方への変位を防止するべく別途用意した部材を本体部2等に取付けたり、別工程により係合孔21を形成したりするといった必要がなく、製造効率の向上等を図ることができる。
さらに、扉部材4の下面には、下方に突出する係止凸部44が設けられ、底壁部11には、扉部材4による排出用開口部3の閉鎖状態において係止凸部44が係止される係止凹部39が設けられている。このため、排出用開口部3を閉鎖した状態にある扉部材4の下端部のずれ移動を規制することができる。従って、扉部材4のがたつきをより確実に防止することができる。また、扉部材4の下端部のずれ移動が規制されることによって、係合突起43と係合孔21との係合状態が解除されてしまうといった事態をより一層抑止しやすいものとなる。
また、第2側壁部13と対向する第3側壁部14の上辺部には取っ手としての排出用金具23が設けられている。そして、当該排出用金具23とフォークリフト91のバックレスト94とがワイヤー97を介して連結されることにより、フォークリフト91で箱型容器1を傾けて、箱型容器1に収容された物品を排出する際に、箱型容器1を安定して支持することができる。従って、箱型容器1を傾倒させた際に箱型容器1がずれ移動してしまうといった事態を防止することができ、結果として、物品を排出する際の作業性の向上等を図ることができる。
加えて、本実施形態では、土台部31の扉対向面35のうちガイド溝33(溝対応部位35a)の下方に延在する開口対応部位35bについても第2の可動型54により成形されており、当該開口対応部位35bと排出用開口部3の側縁部とが面一となっている。このため、開口対応部位35bと排出用開口部3の側縁部との間に段差がある場合(ガイド溝33が形成されるような場合)に比べ、排出用開口部3の横幅方向における扉部材4のがたつきを抑制することができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、第2側壁部13が門型に構成されているが、例えば、第2側壁部13が一対の第1側壁部12の上部間にのみ設けられ、排出用開口部3の両側縁部(縦縁部)が第1側壁部12により構成されることとしてもよい。また、この場合、土台部31を省略し、ガイドリブ32を第1側壁部12から直接延出させることとしてもよい。但し、本体部2(排出用開口部3周縁部)の強度を確保するという観点からは、排出用開口部3の両側縁部にも第2側壁部13を延在させたり、第1側壁部12のうち排出用開口部3側の側辺部位を厚肉に構成したりすることが望ましい。
(b)上記実施形態では、箱型容器1はポリプロピレンにより構成されているが、ポリエチレン、PET、ポリアミド等その他の樹脂材料により構成されることとしてもよい。
(c)上記実施形態では特に言及していないが、箱型容器1の大きさは特に限定されるものではない。尚、上記実施形態では、ガイドリブ32の開口部対向面32bが第2の可動型54によって成形されることから、例えば、高さが300mm以上の大型の箱型容器1であっても、ガイド溝33と扉部材4との間に形成される隙間が大きくなってしまうといった事態を回避することができ、扉部材4のがたつきを確実に防止することができる。
(d)上記実施形態では、排出用開口部3から物品を排出する際の取っ手が排出用金具23により構成されているが、本体部2の成形時に第2側壁部13に対して孔部を形成することによって取っ手を形成することとしてもよい。但し、取っ手の剛性を高めるとともに、取っ手のうちフォークリフト等で本体部2を傾斜させる際にフォークの上面に摺接する部位を円弧状に構成するべく、取っ手は排出用金具23によって構成されることが望ましい。
また、取っ手(排出用金具23)の数についても特に限定されるものではなく、例えば、排出用金具23を1箇所にのみ設けることとしてもよい。尚、排出用金具23を省略することも可能である。
(e)上記実施形態では、係止凸部44を係止する被係止部が係止凹部39により構成されているが、底壁部11の厚み方向に貫通する係止孔を設け、当該係止孔に係止凸部44を係止させる構成としてもよい。また、被係止部を係止孔により構成する場合、当該係止孔は、第1の可動型53によって成形してもよいし、底壁部11の下面を成形する固定型によって成形してもよい。但し、被係止部を係止孔によって構成する場合には、物品の排出に際し、物品が被係止部に引っ掛かりやすくなってしまったり、係止孔から落下してしまったりするおそれがあるため、被係止部は係止凹部39により構成されることが望ましい。尚、係止凹部39及び係止凸部44を省略することも可能である。また、係合孔21及び係合突起43を省略することも可能である。
(f)上記実施形態において、底壁部11の下面にキャスターを設けることとしてもよい。また、底壁部11、側壁部12、14、及び扉部材4に形成された水抜き用のスリット17、42を省略してもよい。さらに、上記実施形態では、扉部材4は本体部2に対して着脱自在に構成されているが、取外せないように構成してもよい。
(g)上記実施形態では、本体部2の底壁部11が下側に位置するようにして本体部2が成形されているが、特にこのような構成に限定されるものではなく、例えば、第1側壁部12が下側に位置するようにして本体部2を成形してもよい。
箱型容器の斜視図である。 箱型容器の斜視図である。 箱型容器内側の構成を示す模式斜視図である。 排出用開口部が閉鎖状態にある箱型容器を示す部分断面図である。 排出用開口部が閉鎖状態にある箱型容器を示す部分断面図である。 物品排出時の箱型容器等を示す模式側面図である。 金型装置及び本体部を示す部分斜視図である。 第1の可動型及び第2の可動型を示す斜視図である。 第1の可動型及び第2の可動型を示す斜視図である。 金型装置及び本体部を示す断面図である。 金型装置及び本体部を示す断面図である。
符号の説明
1…箱型容器、2…本体部、3…排出用開口部、4…扉部材、11…底壁部、12…第1側壁部、13…第2側壁部、14…第3側壁部、21…係合孔、23…排出用金具、28…嵌合凹部、31…土台部、32…ガイドリブ、32a…溝形成面、32b…開口部対向面、33…ガイド溝、39…係止凹部、43…係合突起、44…係止凸部、51…金型装置、53…第1の可動型、54…第2の可動型。

Claims (4)

  1. 略矩形状の底壁部と、前記底壁部の相対する側辺部からそれぞれ上方に延出する一対の第1側壁部と、前記一対の第1側壁部の一側部同士を連結する第2側壁部と、前記一対の第1側壁部の他側部同士を連結する第3側壁部とを具備し、これら各壁部が型成形により一体成形されて上方に開口する箱型をなすとともに、前記第2側壁部の下部には、前記型成形に際して形成され、内側に収容された物品を側方から外部に排出可能とする排出用開口部を有してなる本体部と、
    前記排出用開口部を開閉可能な扉部材とを備える箱型容器において、
    前記一対の第1側壁部からそれぞれ前記本体部の内側に突出して上下方向に延在し、前記第2側壁部との間に前記扉部材の側部を挿通可能なガイド溝を形成する一対のガイドリブを具備し、
    前記各ガイドリブは、前記排出用開口部上方の前記第2側壁部の内側面と対向し、当該第2側壁部の内側面とともに断面略コ字状の前記ガイド溝を構成する溝形成面と、前記溝形成面の下側に連接し、前記排出用開口部に臨む開口部対向面とを備え、
    前記溝形成面に関しては、前記第1、第2、及び第3側壁部によって囲まれる前記本体部の開口方向に沿って移動可能な第1の可動型によって成形され、
    前記開口部対向面に関しては、前記第2側壁部の厚み方向に沿って移動可能であり、前記排出用開口部を形成するための第2の可動型によって成形されることを特徴とする箱型容器。
  2. 前記排出用開口部を閉鎖した状態にある前記扉部材の上方への変位を規制する規制手段を備え、
    前記規制手段は、
    前記本体部の成形に際し、前記排出用開口部上方の前記第2側壁部に形成される係合孔と、
    前記扉部材と一体成形され、前記扉部材による前記排出用開口部の閉鎖状態において前記係合孔と係合する係合突起とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の箱型容器。
  3. 前記扉部材の下面には、下方に突出する係止凸部が設けられ、
    前記底壁部には、前記扉部材による前記排出用開口部の閉鎖状態において前記係止凸部が係止される被係止部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の箱型容器。
  4. 前記第2側壁部と対向する前記第3側壁部の上部には取っ手が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の箱型容器。
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