JP7080104B2 - 中空構造板 - Google Patents
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Description
また、本発明に係る中空構造板は、磁束密度が、0.05~0.45Tであってもよい。
更に、本発明では、前記磁石の前記凸部内の体積に占める体積比率が、10~85%であってもよい。
加えて、本発明では、前記磁石を有する前記凸部同士の間隔が、3~2500mmであってもよい。
本発明において、「磁石」とは、二つの極(磁極)を持ち、双極性の磁場を発生させる源となる物体のことであり、「強磁性体」とは、磁石にくっつく物質のことであり、磁石もこの強磁性体に含まれる。
なお、ここに記載された効果は、必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の代表的な実施形態の一例を示したものであり、これにより本発明の範囲が狭く解釈されることはない。
図1は、本発明に係る中空構造板1の第1実施形態の構造を模式的に示す断面図である。本発明に係る中空構造板1は、立壁により隔てられた中空部21が複数形成された熱可塑性樹脂からなる中空構造部2を少なくとも有し、少なくとも1以上の中空部21内に磁石211を有する。また、本発明に係る中空構造板1は、必要に応じて、後述する表面材3や表皮材等を有していてもよい。
中空構造部2は、立壁により隔てられた中空部21が複数形成された熱可塑性樹脂からなる。また、中空構造部2には、後述する表面材3や表皮材等が積層されていてもよい。
本発明に係る中空構造板1は、必要に応じて、表面材3を有していてもよい。表面材3は、中空構造部2に積層される。なお、本発明では、この表面材3に対し、後述する表皮材等が積層されていてもよい。
本発明に係る中空構造板1は、必要に応じて、表皮材を有していてもよい。表皮材は、中空構造部2及び/又は表面材3に積層される。すなわち、表皮材は、中空構造部2に直接積層されていてもよいし、表面材3に更に積層されていてもよい。これにより、中空構造板1に対し、意匠性、吸音特性、断熱性などの各種用途に応じた特性を付与することができる。
本発明に係る中空構造板1は、その構成に特徴があるため、製造方法は特に限定されない。すなわち、本発明に係る中空構造板1の製造には、通常、中空構造板を製造する際に用いられる方法を、適宜自由に選択して用いることができる。なお、図5において、矢印jは中空構造板1の流れ方向を示す。
なお、以下に説明する実施例は、本発明の代表的な実施例の一例を示したものであり、これにより本発明の範囲が狭く解釈されることはない。
まず、以下の表1に示す実施例1~6の中空構造板を作製した。実施例1~6の中空構造板は、図2で示した構造を図5で示した製造方法により作製した。
テスラメータ(カネテック社製、型番:TM-801)を用いて中空構造板の磁束密度を測定した。
測定はN=3で行い、表1には、平均値を記載した。
図6に示すような引っ張り冶具を用いて、引っ張り試験を行い、評価した。より具体的には、図6に示すように、鉄板と中空構造板を設置し、矢印の方向に引っ張り吸着力を測定した。なお、ここで用いた鉄板は、中空構造板よりも十分に厚みのあるものを使用した。
測定条件:0.5kgセル、セル速度:20mm/min
中空構造板のサイズ:100×150mm
鉄板のサイズ:150×200mm
中空構造板と鉄板の接触サイズ:100×100mm
測定はN=3で行い、表1には、最小値を記載した。
前述した吸着力の評価において、鉄板を垂直に立て、3秒後に該鉄板に保持していた中空構造板を「A」、保持せず該鉄板から落下した中空構造板を「B」と評価した。
吸着力の評価において、0.05~50kgの吸着力の範囲であって、保持性の評価が「A」であった中空構造板について、総合評価を「A」、それ以外の場合を「B」と評価した。
実施例1~6の中空構造板は、いずれも磁力による吸着力を有していた。また、これらの中でも特に、実施例1~4の中空構造板は、適度な吸着力を有しつつも、適度な保持性を有しており、強磁性体に対してより簡単に着脱することが可能であることが分かった。
2:中空構造部
21:中空部
211:磁石
212:上面部
213:開口部
3:表面材
101:Tダイ
102:押出機
R:加熱手段が設けられたローラー
D1、D2:金型
P:溶融状態の熱可塑性樹脂
θ1:中空部21の開口部212から仮想される水平面と中空部21とがなす角度
θ2:横方向の中空部21の中心同士を結んだ線と斜め方向の中空部21の中心同士を結んだ線とがなす角度
h:立壁の高さ
L:中空部21の開口部212間の最短距離
I:磁石211を有する中空部21同士の間隔
j:中空構造板1の流れ方向
Claims (4)
- 錐台形状且つ中空状の凸部が、少なくとも一方の面に不連続的に複数形成された熱可塑性樹脂からなる中空構造部を少なくとも有し、
少なくとも1以上の前記凸部内に磁石を有する、中空構造板。 - 磁束密度が、0.05~0.45Tである、請求項1に記載の中空構造板。
- 前記磁石の前記凸部内の体積に占める体積比率が、10~85%である、請求項1又は2に記載の中空構造板。
- 前記磁石を有する前記凸部同士の間隔が、3~2500mmである、請求項1から3のいずれか1項に記載の中空構造板。
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