JP2008012101A - 足裏マッサージ用シートまたはシート積層物 - Google Patents
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Abstract
【課題】履物用および健康マット用として足裏刺激効果を有し、長時間の着用、使用が可能な足裏マッサージ用シートまたは足裏マッサージ用シート積層物を提供すること。
【解決手段】熱可塑性樹脂シートの一方の面に、規則的に配置された下底側が開口した中空円錐台状凸部が多数突設されたことを特徴とする足裏マッサージ用シートである。
【選択図】図5
【解決手段】熱可塑性樹脂シートの一方の面に、規則的に配置された下底側が開口した中空円錐台状凸部が多数突設されたことを特徴とする足裏マッサージ用シートである。
【選択図】図5
Description
本発明は、靴底、スリッパ、台所マット、風呂場マットに使用できる足裏マッサージ用シートおよび該足裏マッサージ用シートをクッション材と積層した足裏マッサージ用シート積層物に関するものである。
足裏には、経絡(ツボ)が集中していることから、これをイボ状突起で刺激して血行を良くし、健康増進を図ることが種々試みられている。足裏刺激効果を応用し、種々の大きさの突起を表面に形成した健康サンダル、健康スリッパ、靴用中敷、割り竹状足踏み、健康マット等が既に多数市販されている。
しかし、この種の物品は、突起部が中実であるため重量増を来たし、重くて履き心地を
低下させたり、ゴム系材質や塩ビ系材質であるものが多く、耐候性や、可塑剤のブリードアウトにより汚れ易いなどの問題があった。
また、健康マットは、サイズが大きくなるため、一層高重量となり、取扱い性の悪化とコストの上昇を来たしていた。
しかし、この種の物品は、突起部が中実であるため重量増を来たし、重くて履き心地を
低下させたり、ゴム系材質や塩ビ系材質であるものが多く、耐候性や、可塑剤のブリードアウトにより汚れ易いなどの問題があった。
また、健康マットは、サイズが大きくなるため、一層高重量となり、取扱い性の悪化とコストの上昇を来たしていた。
また、突起部の製造方法としても、サンダル、スリッパ、靴用中敷等は、足型に合わせて、土踏まずの部分は膨化し、全体に異なる直径、高さの突部を配するなど複雑な形状を有しているため、射出成形により、かつ足のサイズごとの大きさを準備する必要がある。
一方、台所等の屋内床面上に敷設する健康マットとして、足裏刺激の度合いをソフトと台所等の屋内床面上に敷設する健康マットとして、足裏刺激の度合をソフトとハードとに使い分け可能であり、軽い刺激と強い刺激が得られるように選択できるものが開示されている(特許文献1)。
特許文献1に記載の健康マットは、平坦な下敷きシート部と周枠部とを備えたベース上に、表裏両面に互いに反対面側で凹所となる独立凸部群を有する合成樹脂製の凹凸シートが着脱可能に敷設され、凹凸シートの表面側の独立凸部と裏面側の独立凸部が異なる大きさに設定されてなるものとしている。そして、該凹凸シートは、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート等の汎用樹脂の厚さは、0.3〜1.0mm平坦シートを原材とし、頂部径が3〜10mm程度、両者の頂部径の比が前者/後者で1/0.3〜1/0.7程度、配置ピッチが10〜30mm程度になるよう、加熱下で型押し成形、真空成形、圧空成形等を施すことによって独立凸部群を形成方法が提案されている。
一方、台所等の屋内床面上に敷設する健康マットとして、足裏刺激の度合いをソフトと台所等の屋内床面上に敷設する健康マットとして、足裏刺激の度合をソフトとハードとに使い分け可能であり、軽い刺激と強い刺激が得られるように選択できるものが開示されている(特許文献1)。
特許文献1に記載の健康マットは、平坦な下敷きシート部と周枠部とを備えたベース上に、表裏両面に互いに反対面側で凹所となる独立凸部群を有する合成樹脂製の凹凸シートが着脱可能に敷設され、凹凸シートの表面側の独立凸部と裏面側の独立凸部が異なる大きさに設定されてなるものとしている。そして、該凹凸シートは、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート等の汎用樹脂の厚さは、0.3〜1.0mm平坦シートを原材とし、頂部径が3〜10mm程度、両者の頂部径の比が前者/後者で1/0.3〜1/0.7程度、配置ピッチが10〜30mm程度になるよう、加熱下で型押し成形、真空成形、圧空成形等を施すことによって独立凸部群を形成方法が提案されている。
しかし、特許文献1記載のシートは、凸部の配置ピッチが10〜30mmと広いため、足裏面に対する凸部の数が少ないため、凸部と接触している部分での刺激効果は高いが、足裏全体で比較的長時間の使用には不適と考えられる。この、凸部のピッチの問題は、当該シート構造、すなわち、表裏面に異なる直径の凸部を配するため、どうしてもピッチは10mm以上とならざるを得ない。また、製造方法も表裏面に異なる直径の凸部を形成するため、平坦シートを加熱下で型押し成形、真空成形、圧空成形等で成形するため、バッチ成形を余儀なくされ、連続生産は不可能で生産コストの問題があった。
このように、履物用および健康マット用として、また、特に航空機搭乗中や車両乗車中での長時間の着用、使用が可能で、かつ軽量にして低コストで、適度の足つぼ刺激効果を有する足裏マッサージシートは未だ提案されていない。
このように、履物用および健康マット用として、また、特に航空機搭乗中や車両乗車中での長時間の着用、使用が可能で、かつ軽量にして低コストで、適度の足つぼ刺激効果を有する足裏マッサージシートは未だ提案されていない。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、履物用および健康マット用として足裏刺激効果を有し、航空機搭乗時や車両乗車時などの長時間の着用、使用が可能な足裏マッサージ用シートまたは足裏マッサージ用シート積層物、健康マットを提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意研究した結果、熱可塑性樹脂シートの一方の面に、規則的に配置された下底側が開口した中空円錐台状凸部が多数突設された足裏マッサージ用シートとすることで上記目的が達成されることを見出した。
すなわち、本発明は、
(1)熱可塑性樹脂シートの一方の面に、規則的に配置された下底側が開口した中空円錐台状凸部が多数突設されたことを特徴とする足裏マッサージ用シート、
(2)前記(1)記載の足裏マッサージ用シートの凸部裏面にクッション材を積層してなる足裏マッサージ用シート積層物、
(3) 前記(1)記載の足裏マッサージ用シートまたは前記(2)記載の足裏マッサージ用シート積層物を含んでなる靴用中敷、
(4)前記(1)記載の足裏マッサージ用シートまたは前記(2)記載の足裏マッサージ用シート積層物を含んでなる履物、および
(5)前記(1)記載の足裏マッサージ用シートまたは前記(2)記載の足裏マッサージ用シート積層物を含んでなる健康マット
を提供するものである。
すなわち、本発明は、
(1)熱可塑性樹脂シートの一方の面に、規則的に配置された下底側が開口した中空円錐台状凸部が多数突設されたことを特徴とする足裏マッサージ用シート、
(2)前記(1)記載の足裏マッサージ用シートの凸部裏面にクッション材を積層してなる足裏マッサージ用シート積層物、
(3) 前記(1)記載の足裏マッサージ用シートまたは前記(2)記載の足裏マッサージ用シート積層物を含んでなる靴用中敷、
(4)前記(1)記載の足裏マッサージ用シートまたは前記(2)記載の足裏マッサージ用シート積層物を含んでなる履物、および
(5)前記(1)記載の足裏マッサージ用シートまたは前記(2)記載の足裏マッサージ用シート積層物を含んでなる健康マット
を提供するものである。
本発明の足裏マッサージ用シートは、熱可塑性樹脂シートの一方の面に、規則的に配置された下底側が開口した中空円錐台状凸部が多数突設された状態としているので、足裏全体に該下底側が開口した中空円錐台状凸部が接触するため、接触した足裏の全体に荷重が等分布されるに近い状態となって、過度に刺激が集中することがないため、苦痛がなく長時間の使用が可能で、適度の足裏マッサージ効果が得られる。
図1(A)本発明の足裏マッサージシートの構造を示す表面側斜面図である。
(B)凸部の構造を示す拡大断面図である。
図2 本発明の足裏マッサージシートの構造を示す裏面側斜面図である。
図3 凹部に機能化剤を充填した実施態様を示す拡大断面図である。
図4 クッション材を積層した実施態様を示す拡大断面図である。
図5 靴用中敷の実施態様の説明図である。
図6 サンダルの実施態様の説明図である。
図7 健康マットの実施態様の説明図である。
本発明の足裏マッサージ用シートは、熱可塑性樹脂シートの一方の面に、規則的に配置された下底側が開口した中空円錐台状凸部(以下単に「凸部」という場合がある。)が多数突設されたことを特徴とする。
以下に、本発明に係わる足裏マッサージ用シートの実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。図1(A)は、本発明の足裏マッサージシートの構造を示す表面側斜面図、同図(B)は、凸部の構造を示す拡大断面図、図2は、足裏マッサージシートの構造を示す裏面側斜面図である。
図1に示す足裏マッサージ用シート1は、熱可塑性樹脂からなるシート状のものを素材とし、この素材を用いて周知の成形機(ロール成形機等)により所定の形状に成形したものであって、シート状の本体部2と、本体部2の一方の面に規則的に設けられる複数の凸部4とを備えている。
(B)凸部の構造を示す拡大断面図である。
図2 本発明の足裏マッサージシートの構造を示す裏面側斜面図である。
図3 凹部に機能化剤を充填した実施態様を示す拡大断面図である。
図4 クッション材を積層した実施態様を示す拡大断面図である。
図5 靴用中敷の実施態様の説明図である。
図6 サンダルの実施態様の説明図である。
図7 健康マットの実施態様の説明図である。
本発明の足裏マッサージ用シートは、熱可塑性樹脂シートの一方の面に、規則的に配置された下底側が開口した中空円錐台状凸部(以下単に「凸部」という場合がある。)が多数突設されたことを特徴とする。
以下に、本発明に係わる足裏マッサージ用シートの実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。図1(A)は、本発明の足裏マッサージシートの構造を示す表面側斜面図、同図(B)は、凸部の構造を示す拡大断面図、図2は、足裏マッサージシートの構造を示す裏面側斜面図である。
図1に示す足裏マッサージ用シート1は、熱可塑性樹脂からなるシート状のものを素材とし、この素材を用いて周知の成形機(ロール成形機等)により所定の形状に成形したものであって、シート状の本体部2と、本体部2の一方の面に規則的に設けられる複数の凸部4とを備えている。
足裏マッサージ用シート1の材料としては、特に限定されるものではなく、各種の熱可塑性樹脂を用いることができるが、コスト面、成形性、物性、その他の特性とのバランスを考慮すると、ポリプロピレンが好ましく、また、航空機搭載用途や車両搭載用途には自己消火性を有するポリカーボネートが好ましい。
足裏マッサージ用シート1の剛性を高める目的で、フィラーを副材料として添加しても良い。
副材料は、特に限定されるものではないが、コスト面、成形性、取り扱い性等とのバランスを考慮すると、タルク、炭酸カルシウム等が好ましい。フィラーの添加量が増加すると、コスト高、比重の増大につながるので、これらのバランスを考慮すると、添加量は総重量に対してタルクの場合は5重量%、炭酸カルシウムの場合は20重量%程度以下とするのが好ましい。
さらに、前記フィラーの他に、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、抗菌剤、難燃剤、光安定剤、滑剤等を必要に応じて添加もしてもよい。
足裏マッサージ用シート1の剛性を高める目的で、フィラーを副材料として添加しても良い。
副材料は、特に限定されるものではないが、コスト面、成形性、取り扱い性等とのバランスを考慮すると、タルク、炭酸カルシウム等が好ましい。フィラーの添加量が増加すると、コスト高、比重の増大につながるので、これらのバランスを考慮すると、添加量は総重量に対してタルクの場合は5重量%、炭酸カルシウムの場合は20重量%程度以下とするのが好ましい。
さらに、前記フィラーの他に、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、抗菌剤、難燃剤、光安定剤、滑剤等を必要に応じて添加もしてもよい。
複数の凸部4は、本体部2の一方の面(表面)に規則的に設けられる下底側が開口した中空円錐台状をなすものであって、この実施の形態においては、本体部2の長手方向に沿って所定の間隔ごとに凸部4を一列に設けて凸部列3を構成し、このような凸部列3を本体部2の幅方向に所定の間隔ごとに複数列設けて構成している。
各凸部4は、内面側に本体部2の他方の面(裏面)に開口する凹部5を有する中空状をなすものであって、外周面が先端から根元にかけて直径が次第に増大するテーパー面の円錐台状に形成され、かつ、各凸部4は、同一形状、大きさに形成されている。
各凹部5は、内面が先端(最深部)から根元(開口端部)にかけて次第に直径が増大するテーパー面の円錐形状の空間に形成されている。各凹部5は、同一形状、大きさに形成されている。
各凸部4の外周面のテーパー角度と各凹部5の内周面のテーパー角度とは同一に形成すると、足型形状等に切断後に足裏マッサージ用シート1を重ね合わせることが出来て、保管等に便利である。
各凹部5は、内面が先端(最深部)から根元(開口端部)にかけて次第に直径が増大するテーパー面の円錐形状の空間に形成されている。各凹部5は、同一形状、大きさに形成されている。
各凸部4の外周面のテーパー角度と各凹部5の内周面のテーパー角度とは同一に形成すると、足型形状等に切断後に足裏マッサージ用シート1を重ね合わせることが出来て、保管等に便利である。
各凸部4のテーパー角度及び各凹部5のテーパー角度は、46〜80°の範囲内とし、より好ましくは60〜75°の範囲内とする。テーパー角度が60°未満であると、足裏マッサージ効果が低減する。また、テーパー角度を75°以上とすると、足裏刺激効果大きくなりすぎて、長時間の使用の着用がしにくくなる。
また、各凸部4の下底部直径は4〜10mm、上底部直径1.5〜4mm、各凸部列3の凸部4、4間のピッチは6〜10mm、隣接する凸部列3、3間のピッチは6〜10mm、凸部の高さは3〜7mmとする。隣接する凸部列3、3間及び4,4間のピッチが6mm以下あるいは10mm以上となると、足裏刺激効果が大きくなりすぎて、長時間の使用の着用がしにくくなる。凸部の高さが3〜7mmであれば、足裏マッサージシートとして靴用中敷用と健康マット用に兼用でき、かつ、長時間の使用においても、適度の足裏刺激効果が得られ、また、足裏表皮と本体部上部との間に若干の隙間を形成できるので、汗等の湿気を放散させることが可能となり、水滴が凝集するのを防ぎ、足蒸れを防ぐことができる。
本体部2の厚みは、0.1〜1mmが好ましい。本体部2の厚みを0.1mmよりも薄くすると、成形機により成形して複数の凸部4を形成した場合に、各凸部4が極薄のフィルム状態で十分な剛性が得られなくなるので、着用直後に凸部が破壊してしまう。
本発明の足裏マッサージ用シートは、例えば、特開2005−170513号公報に記載のシート状物の製造方法により得ることができる。
また、各凸部4の下底部直径は4〜10mm、上底部直径1.5〜4mm、各凸部列3の凸部4、4間のピッチは6〜10mm、隣接する凸部列3、3間のピッチは6〜10mm、凸部の高さは3〜7mmとする。隣接する凸部列3、3間及び4,4間のピッチが6mm以下あるいは10mm以上となると、足裏刺激効果が大きくなりすぎて、長時間の使用の着用がしにくくなる。凸部の高さが3〜7mmであれば、足裏マッサージシートとして靴用中敷用と健康マット用に兼用でき、かつ、長時間の使用においても、適度の足裏刺激効果が得られ、また、足裏表皮と本体部上部との間に若干の隙間を形成できるので、汗等の湿気を放散させることが可能となり、水滴が凝集するのを防ぎ、足蒸れを防ぐことができる。
本体部2の厚みは、0.1〜1mmが好ましい。本体部2の厚みを0.1mmよりも薄くすると、成形機により成形して複数の凸部4を形成した場合に、各凸部4が極薄のフィルム状態で十分な剛性が得られなくなるので、着用直後に凸部が破壊してしまう。
本発明の足裏マッサージ用シートは、例えば、特開2005−170513号公報に記載のシート状物の製造方法により得ることができる。
本発明の足裏マッサージ用シートは、足裏マッサージ効果と連続使用性の観点から、荷重速度5mm/分での平板圧縮試験による、平面圧縮強度が300〜2,000kN/m2であるシートを用いることができる。
平面圧縮強度が300〜2,000kN/m2の範囲であれば、適度の足裏マッサージ効果が得られ、10時間程度連続使用しても足裏に苦痛を感じることのない適度の使用感が得られる。
平面圧縮強度が300〜2,000kN/m2の範囲であれば、適度の足裏マッサージ効果が得られ、10時間程度連続使用しても足裏に苦痛を感じることのない適度の使用感が得られる。
本発明の足裏マッサージ用シートには、図3に示すように、下底側が開口した中空円錐台状凸部の裏面側の凹部5に機能化剤6を封入することができる。機能化剤6としては、血流促進が期待される磁性体や、木炭粉、竹炭粉等の脱臭吸着剤、各種消臭剤、薬草,茶葉,花等植物の乾燥粉末、合成芳香剤、及び滅菌剤等使用時に血行促進や温熱感、快適感等が得られるものや、水虫等の発生防止効果が期待でき、当該裏面側凹部に封入可能な粒径のものが好ましい。
機能化剤6を裏面側凹部5に封入するには、凹部5に機能化剤を充填した後、シート本体部2の裏面側に、当該機能化剤の粒径に応じて、これらが漏出しない材質の薄いフィルム等のシート状物7を貼着すればよい。この種のシート状物7としては、各種プラスチックのフィルム、織布、不織布、皮革等が挙げられ、これらのシートにおいて、ガス透過性を勘案して選択すれば、当該機能化剤の放散度合いをコントロールして、いわゆる徐放性にすることもできる。
機能化剤6を裏面側凹部5に封入するには、凹部5に機能化剤を充填した後、シート本体部2の裏面側に、当該機能化剤の粒径に応じて、これらが漏出しない材質の薄いフィルム等のシート状物7を貼着すればよい。この種のシート状物7としては、各種プラスチックのフィルム、織布、不織布、皮革等が挙げられ、これらのシートにおいて、ガス透過性を勘案して選択すれば、当該機能化剤の放散度合いをコントロールして、いわゆる徐放性にすることもできる。
本発明の足裏マッサージ用シートは、図4に示すように、シート本体部2の裏面側にクッション材8を積層してなる足裏マッサージ用シート積層物20とすることができる。
クッション材としては、織布、不織布、及び熱可塑性樹脂製発泡シート等が好適であるが、この他にニードルパンチカーペット、反毛フェルトなどの繊維製クッション材であってもよい。
クッション材を積層することによって、凸部から足裏に伝達されマッサージ効果となる自体重からの負荷が、クッション効果によって、足裏に瞬時に局部に集中することなく拡散、緩和されるので、足裏全体に適度のマッサージ効果を得ることができる。
また、クッション材を積層することで、これをベースとして、滑り止め材やその他の機能性シートを積層しやすくなる場合もある。
本発明の足裏マッサージ用シート1にクッション材8を積層するには、本体部の裏面側に接着剤または熱融着等によりクッション材8を貼着すればよい。
クッション材としては、織布、不織布、及び熱可塑性樹脂製発泡シート等が好適であるが、この他にニードルパンチカーペット、反毛フェルトなどの繊維製クッション材であってもよい。
クッション材を積層することによって、凸部から足裏に伝達されマッサージ効果となる自体重からの負荷が、クッション効果によって、足裏に瞬時に局部に集中することなく拡散、緩和されるので、足裏全体に適度のマッサージ効果を得ることができる。
また、クッション材を積層することで、これをベースとして、滑り止め材やその他の機能性シートを積層しやすくなる場合もある。
本発明の足裏マッサージ用シート1にクッション材8を積層するには、本体部の裏面側に接着剤または熱融着等によりクッション材8を貼着すればよい。
なお、クッション材の好適な例として、ポリプロピレン樹脂を芯材とし、この芯材よりも融点の低いポリプロピレン樹脂を鞘材とした鞘芯構造のポリプロピレン繊維を使用して得られた織布を、ポリプロピレン樹脂製の多数の筒状突起体を有するシート状物に積層させた積層体(特開2006−1035号公報参照)の応用も推奨される。
当該特開2006−1035号公報に記載の積層用シートは、芯成分をホモポリプロピレン樹脂とし、鞘成分を芯成分樹脂の融点より20℃以上低いエチレンプロピレン、エチレン−1ブテン−プロピレン等の2元、3元共重合ポリプロピレン樹脂からなる複合繊維から製造するものである。芯成分と鞘成分との融点差を20℃以上とするのは、20℃未満である場合、この線状複合材を熱賦形する際、芯成分まで溶融し、形状を保持できなくなる。また、 芯成分と鞘成分の断面積比(芯/鞘)は、9/1から1/9の間であればよく、特に限定されるものではないが、引張物性および構造板との接着性の点で、6/4から4/6の範囲であることが望ましい。積層時の接着強度を向上させたいときには、マトリックス成分である鞘比率を上げ、構造板の強度を向上させたいときには、芯比率を上げればよい。
当該特開2006−1035号公報に記載の積層用シートは、芯成分をホモポリプロピレン樹脂とし、鞘成分を芯成分樹脂の融点より20℃以上低いエチレンプロピレン、エチレン−1ブテン−プロピレン等の2元、3元共重合ポリプロピレン樹脂からなる複合繊維から製造するものである。芯成分と鞘成分との融点差を20℃以上とするのは、20℃未満である場合、この線状複合材を熱賦形する際、芯成分まで溶融し、形状を保持できなくなる。また、 芯成分と鞘成分の断面積比(芯/鞘)は、9/1から1/9の間であればよく、特に限定されるものではないが、引張物性および構造板との接着性の点で、6/4から4/6の範囲であることが望ましい。積層時の接着強度を向上させたいときには、マトリックス成分である鞘比率を上げ、構造板の強度を向上させたいときには、芯比率を上げればよい。
繊維の製造方法は、まず、定法の複合紡糸設備及び芯鞘型複合紡糸ノズルを用い未延伸糸を得る。この時、ノズルのホール数は20から500ホールとする。この未延伸糸フィラメントを集束し、鞘成分の融点以上、芯成分の融点以下の温度に設定した高圧蒸気延伸槽内を通過させ、延伸倍率10倍以上の設定でローラー延伸を行い、延伸と共に鞘成分を溶融させることで繊維間を融合させ、トータル繊度110から5,500dtexの延伸融合複合繊維を得る。なお、延伸融合複合繊維は引張強度が4.0cN/dtex以上であることが望ましい。
次いで、延伸融合複合繊維を使用し、定法にて、平織、綾織、2軸平織、3軸平織等の織布とする。織物形態は、特に限定されるものではない。
足裏マッサージシートへの積層は、上記方法により得られた織布を加熱ロール等を使用して鞘成分を溶融させた後、ロール或いはラミネーター等を使用して加圧しながら足裏マッサージシートに積層する。足裏マッサージシートはその形状を保持できる程度の予熱を行うことで、より接着強度は向上する。
次いで、延伸融合複合繊維を使用し、定法にて、平織、綾織、2軸平織、3軸平織等の織布とする。織物形態は、特に限定されるものではない。
足裏マッサージシートへの積層は、上記方法により得られた織布を加熱ロール等を使用して鞘成分を溶融させた後、ロール或いはラミネーター等を使用して加圧しながら足裏マッサージシートに積層する。足裏マッサージシートはその形状を保持できる程度の予熱を行うことで、より接着強度は向上する。
本発明の足裏マッサージ用シートまたは足裏マッサージ用シート積層物は、図5に示す様な靴用中敷30とすることができる。靴用中敷30とするには、連続広幅状の足裏マッサージ用シート1または足裏マッサージ用シート積層物20を、図5に示す様に靴の大きさに切断して、靴中に装用すればよい。
また、足裏の特定部位、例えば土踏まずを特にマッサージしたい場合は、相当する部位を高くすることによって対応できる。そのためには、平面状の本発明の足裏マッサージ用シートをプレス熱成形等によって、足裏の凹凸形状に即して賦型すればよい。さらに、靴の全体に本発明の足裏足裏マッサージ用シートまたは足裏マッサージ用シート積層物を配設する必要はなく、かかと、つま先、土踏まずなど必要部位の大きさにカットし、これらの部位のみに配置することができる。
また、足裏の特定部位、例えば土踏まずを特にマッサージしたい場合は、相当する部位を高くすることによって対応できる。そのためには、平面状の本発明の足裏マッサージ用シートをプレス熱成形等によって、足裏の凹凸形状に即して賦型すればよい。さらに、靴の全体に本発明の足裏足裏マッサージ用シートまたは足裏マッサージ用シート積層物を配設する必要はなく、かかと、つま先、土踏まずなど必要部位の大きさにカットし、これらの部位のみに配置することができる。
また、本発明の足裏マッサージ用シートまたは足裏マッサージ用シート積層物は、これをサンダル、靴、スリッパ等に配して使用することができる。図6は、サンダル40に応用した場合を示す。
本発明の足裏マッサージ用シートまたは足裏マッサージ用シート積層物は必ずしも最外表面とする必要はなく、表面にはカバー等の表層材を別途設けてもよい。
本発明の足裏マッサージ用シートまたは足裏マッサージ用シート積層物は必ずしも最外表面とする必要はなく、表面にはカバー等の表層材を別途設けてもよい。
本発明の足裏マッサージ用シート1または足裏マッサージ用シート積層物20は、図7に示すように健康マット50とすることができる。同図に示す健康マット50は、クッション材を積層した所定の大きさの足裏マッサージ用シート積層物20に、周枠9を取り付けたものである。必要に応じて裏面にゴム状材質等からなる滑り止めシートを取り付けてもよい。
健康マット50は、航空機搭載用途や車両搭載用途には、足裏マッサージ用シート1または足裏マッサージ用シート積層物20を所定の大きさで周枠を有する薄型の収納可能な
容器(台)と組み合わせ、該容器(台)の外底の摩擦係数を考慮し、例えばゴム系の材質等を選択すれば、床面やカーペット等との滑りを抑えて、足裏マッサージを好適に行うことができ、また持ち運びや収納にも見栄えがよい。また、前記容器(台)は、軽量性、衛生性を考慮して、プラスチックを選択してもよい。
健康マット50は、航空機搭載用途や車両搭載用途には、足裏マッサージ用シート1または足裏マッサージ用シート積層物20を所定の大きさで周枠を有する薄型の収納可能な
容器(台)と組み合わせ、該容器(台)の外底の摩擦係数を考慮し、例えばゴム系の材質等を選択すれば、床面やカーペット等との滑りを抑えて、足裏マッサージを好適に行うことができ、また持ち運びや収納にも見栄えがよい。また、前記容器(台)は、軽量性、衛生性を考慮して、プラスチックを選択してもよい。
以下、本発明を実施例及び比較例により説明するが、本発明はこれらの実施例になんら限定されるものではない。
実施例1
熱可塑性樹脂としてポリプロピレン(日本ポリケム製EA9、ホモポリプロピレンMI=0.5g/10分)95質量%に、タルク含有率70質量%のマスターバッチ(竹原化学工業製、MAX2070T)のフィラーを5質量%添加し、ドライブレンドしたものを主原料とした。
前記原料を溶融押出機に供給し、T型ダイより幅125mm、厚み1.0mmの溶融樹脂シート状で押出し、真空チャンバに回転可能に配置されたエンボスローラーの周面に溶融樹脂シートを真空吸着させ、エンボスローラーを回転させることにより、エンボスローラーに突設されたピン形状に応じて樹脂シートに規則的に配置された多数の筒状突起体を有するシート状物を得、これを冷却固化して、図1に示すような凸部4を多数有する足裏マッサージシート1を得た。
得られた足裏マッサージシート1は、下底側が開口した中空円錐台状凸部4の構成がテーパー角72°、下底部の直径6mm、下底部間隔2mm、上底部直径2mm、凸部のピッチ8mm、凸部高さ4.5mm、シート本体部0.5mm、全幅117mmに凸部を17列配したもので、単位重量が500g/mm2、長さ1,000mmのものである。
この足裏マッサージシートの前述の測定条件での平板圧縮試験による、平面圧縮強度が1,400kN/m2であった。
(靴底着用試験)
この足裏マッサージシート1から足型に切り出し、革靴に敷き詰めて、この靴の着用テストを5名で行った。
テスト者5名とも、着用数分後から、足裏から体全体に暖かみが伝わっていく感じで、足裏からの痛みを感じることなく、10時間履きつつづけても、足の疲労感を感じることはなかった。
熱可塑性樹脂としてポリプロピレン(日本ポリケム製EA9、ホモポリプロピレンMI=0.5g/10分)95質量%に、タルク含有率70質量%のマスターバッチ(竹原化学工業製、MAX2070T)のフィラーを5質量%添加し、ドライブレンドしたものを主原料とした。
前記原料を溶融押出機に供給し、T型ダイより幅125mm、厚み1.0mmの溶融樹脂シート状で押出し、真空チャンバに回転可能に配置されたエンボスローラーの周面に溶融樹脂シートを真空吸着させ、エンボスローラーを回転させることにより、エンボスローラーに突設されたピン形状に応じて樹脂シートに規則的に配置された多数の筒状突起体を有するシート状物を得、これを冷却固化して、図1に示すような凸部4を多数有する足裏マッサージシート1を得た。
得られた足裏マッサージシート1は、下底側が開口した中空円錐台状凸部4の構成がテーパー角72°、下底部の直径6mm、下底部間隔2mm、上底部直径2mm、凸部のピッチ8mm、凸部高さ4.5mm、シート本体部0.5mm、全幅117mmに凸部を17列配したもので、単位重量が500g/mm2、長さ1,000mmのものである。
この足裏マッサージシートの前述の測定条件での平板圧縮試験による、平面圧縮強度が1,400kN/m2であった。
(靴底着用試験)
この足裏マッサージシート1から足型に切り出し、革靴に敷き詰めて、この靴の着用テストを5名で行った。
テスト者5名とも、着用数分後から、足裏から体全体に暖かみが伝わっていく感じで、足裏からの痛みを感じることなく、10時間履きつつづけても、足の疲労感を感じることはなかった。
実施例2
熱可塑性樹脂として実施例1のポリプロピレンに変えてポリカーボネート樹脂(三菱エンジニアリングプラスチックス(株)製、NOVAREX M7027U)を使用した他は、実施例1と同様にして、足裏マッサージシートを作製した。得られた足裏マッサージシートの凸部の寸法、配列は実施例1のものと同一で、単位重量が500g/mm2のものであった。
この足裏マッサージシートの前述の測定条件での平板圧縮試験による、平面圧縮強度が1,800kN/m2であった。
(靴底着用及び座席の床敷設試験)
実施例1と同様にこのシートを足型に切り出し、革靴に敷き詰めて、5名のテスト者にてこの靴の着用を開始した。
5名とも着用数分後から、足裏から体全体に暖かみが伝わっていく感じで、足裏からの痛みを感じることなく、10時間履きつつづけても、足の疲労感を感じることはなかった。
また航空機の座席床面に、健康マットとして使用することを想定して試験として、5名のテスト者に椅子に着席させ、足元全体にこのシートを敷き詰めて、常時このシートが足裏に接触させるようにした。この結果10時間経過した後でも、足の疲労感を感じることはなかった。なお海外渡航における平均的な航空機搭乗時間は、約10時間であり、この試験結果から、航空機内設置用健康マットとして有用である。
熱可塑性樹脂として実施例1のポリプロピレンに変えてポリカーボネート樹脂(三菱エンジニアリングプラスチックス(株)製、NOVAREX M7027U)を使用した他は、実施例1と同様にして、足裏マッサージシートを作製した。得られた足裏マッサージシートの凸部の寸法、配列は実施例1のものと同一で、単位重量が500g/mm2のものであった。
この足裏マッサージシートの前述の測定条件での平板圧縮試験による、平面圧縮強度が1,800kN/m2であった。
(靴底着用及び座席の床敷設試験)
実施例1と同様にこのシートを足型に切り出し、革靴に敷き詰めて、5名のテスト者にてこの靴の着用を開始した。
5名とも着用数分後から、足裏から体全体に暖かみが伝わっていく感じで、足裏からの痛みを感じることなく、10時間履きつつづけても、足の疲労感を感じることはなかった。
また航空機の座席床面に、健康マットとして使用することを想定して試験として、5名のテスト者に椅子に着席させ、足元全体にこのシートを敷き詰めて、常時このシートが足裏に接触させるようにした。この結果10時間経過した後でも、足の疲労感を感じることはなかった。なお海外渡航における平均的な航空機搭乗時間は、約10時間であり、この試験結果から、航空機内設置用健康マットとして有用である。
実施例3
実施例1で得られた足裏マッサージ用シートに、ポリプロピレン系鞘芯複合繊維を原材料とする織布を積層した足裏マッサージシート積層体とする健康マットを次のようにして得た。
(延伸融合複合繊維による平織布の製造)
芯成分をホモポリプロピレンとし(SA02,日本ポリプロ製,MFR=20,Q値=3.5)、鞘成分をブロック状コポリプロピレン(PM940M,サンアロマー製,MFR=30,エチレン添加量5.0%)として、鞘芯比率50/50、φ0.6−150ホールノズルを使用し、ノズル温度240℃、引き取り速度23m/minにて紡糸を行い、未延伸糸を得た。その後さらに、高圧蒸気延伸槽(150℃)、延伸速度300m/minにて延伸し、延伸倍率13.0倍、トータル繊度1,300dtexの延伸融合複合繊維を得た。この延伸融合複合繊維は、鞘成分より高温で延伸することによって延伸時に隣接する鞘部が融合して海成分となり、芯部を島成分とする海島状の複合繊維が形成されていた。この延伸融合複合繊維を使用し、定法にて、厚み1.0mm、目付250g/m2の平織布を作製した。
(足裏マッサージシート積層体および健康マットの製造)
上記平織布を加熱ロールにて鞘成分を溶融させ、80℃にて予熱した実施例1記載の足裏マッサージ用シートの裏面に加熱しながら貼り合わせ、厚み5.5mm、目付750g/m2の足裏マッサージ用シート積層体を得た。
この幅117mmの足裏マッサージ用シート積層体を、3列並べて、内寸352×500mmで周枠9を有する深さ5mmの木製台に収納し、健康マット50とした。
得られた健康マットを、台所に置き、炊事作業時に足裏マッサージを行なったところ、適度のマッサージ効果が得られた。
実施例1で得られた足裏マッサージ用シートに、ポリプロピレン系鞘芯複合繊維を原材料とする織布を積層した足裏マッサージシート積層体とする健康マットを次のようにして得た。
(延伸融合複合繊維による平織布の製造)
芯成分をホモポリプロピレンとし(SA02,日本ポリプロ製,MFR=20,Q値=3.5)、鞘成分をブロック状コポリプロピレン(PM940M,サンアロマー製,MFR=30,エチレン添加量5.0%)として、鞘芯比率50/50、φ0.6−150ホールノズルを使用し、ノズル温度240℃、引き取り速度23m/minにて紡糸を行い、未延伸糸を得た。その後さらに、高圧蒸気延伸槽(150℃)、延伸速度300m/minにて延伸し、延伸倍率13.0倍、トータル繊度1,300dtexの延伸融合複合繊維を得た。この延伸融合複合繊維は、鞘成分より高温で延伸することによって延伸時に隣接する鞘部が融合して海成分となり、芯部を島成分とする海島状の複合繊維が形成されていた。この延伸融合複合繊維を使用し、定法にて、厚み1.0mm、目付250g/m2の平織布を作製した。
(足裏マッサージシート積層体および健康マットの製造)
上記平織布を加熱ロールにて鞘成分を溶融させ、80℃にて予熱した実施例1記載の足裏マッサージ用シートの裏面に加熱しながら貼り合わせ、厚み5.5mm、目付750g/m2の足裏マッサージ用シート積層体を得た。
この幅117mmの足裏マッサージ用シート積層体を、3列並べて、内寸352×500mmで周枠9を有する深さ5mmの木製台に収納し、健康マット50とした。
得られた健康マットを、台所に置き、炊事作業時に足裏マッサージを行なったところ、適度のマッサージ効果が得られた。
本発明の足裏マッサージ用シート又は足裏マッサージ用シート積層体は、熱可塑性樹脂シートの一方の面に、規則的に配置された下底側が開口した中空円錐台状凸部が多数突設された状態としているので、足裏全体に該下底側が開口した中空円錐台状凸部が接触するため、接触した足裏の全体に荷重が等分布されるに近い状態となって、過度に刺激が集中することがないため、苦痛がなく長時間の使用が可能で、適度の足裏マッサージ効果が得られるので、靴用中敷、サンダル等の履物、家庭用,航空機搭乗時用,車両乗車時用等の健康マットに好適に利用できる。
1 足裏マッサージ用シート
2 本体部
3 凸部列
4 下底側が開口した中空円錐台状凸部(凸部)
5 凹部
6 機能化剤
7 シート
8 クッション材
9 周枠
10 機能化剤入り足裏マッサージ用シート
20 足裏マッサージ用シート積層体
30 靴用中敷
40 サンダル
50 健康マット
2 本体部
3 凸部列
4 下底側が開口した中空円錐台状凸部(凸部)
5 凹部
6 機能化剤
7 シート
8 クッション材
9 周枠
10 機能化剤入り足裏マッサージ用シート
20 足裏マッサージ用シート積層体
30 靴用中敷
40 サンダル
50 健康マット
Claims (10)
- 熱可塑性樹脂シートの一方の面に、規則的に配置され、下底側が開口した中空円錐台状凸部が多数突設されたことを特徴とする足裏マッサージ用シート。
- 熱可塑性樹脂がポリオレフィン系樹脂又はポリカーボネート樹脂である請求項1記載の足裏マッサージ用シート。
- 下底側が開口した中空円錐台状凸部が下底部直径5〜7mm、上底部直径1.5〜4mm、高さ3〜6mm、円錐台状凸部中心間隔6〜10mm、シート厚さ0.3〜0.7mm、円錐台状凸部のテーパー角度が60〜80度である請求項1または2記載の足裏マッサージ用シート。
- 荷重速度5mm/分での平板圧縮試験による、平面圧縮強度が300〜2,000kN/m2である請求項1〜3のいずれかに記載の足裏マッサージ用シート。
- 下底側が開口した中空円錐台状凸部の中空部に機能化剤を封入してなる請求項1〜4のいずれかに記載の足裏マッサージ用シート。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の足裏マッサージ用シートの凸部裏面にクッション材を積層してなる足裏マッサージ用シート積層物。
- 請求項1〜5のいずれか1項記載の足裏マッサージ用シートまたは請求項5記載の足裏マッサージ用シート積層物を含んでなる靴用中敷。
- 請求項1〜5のいずれか1項記載の足裏マッサージ用シートまたは請求項6記載の足裏マッサージ用シート積層物を含んでなる履物。
- 請求項1〜5のいずれか1項記載の足裏マッサージ用シートまたは請求項6記載の足裏マッサージ用シート積層物を含んでなる健康マット。
- 航空機搭乗時用又は車両乗車時用である請求項9記載の健康マット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006186772A JP2008012101A (ja) | 2006-07-06 | 2006-07-06 | 足裏マッサージ用シートまたはシート積層物 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2006
- 2006-07-06 JP JP2006186772A patent/JP2008012101A/ja active Pending
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JP7341229B2 (ja) | 2018-10-17 | 2023-09-08 | 花王株式会社 | 足用温熱シート |
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