JP7075006B2 - 固体電解質、及びその製造方法、並びに電池、及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、固体電解質、及びその製造方法、並びに電池、及びその製造方法に関する。
太陽光エネルギー、振動エネルギー、人及び動物の体温などの微小なエネルギーから発電した電気を蓄え、センサー、無線発信電力などに利用する環境発電技術には、あらゆる地球環境下において安全で信頼性の高い二次電池が必要である。
現在、広く利用されている有機溶媒溶液を用いた液系電池では、サイクルを重ねると正極活物質が劣化し、電池容量低下が起こることが懸念される。また、前記液系電池では、デンドライト形成による電池短絡によって電池内の有機電解液に引火し、発火することが懸念される。
そのため、例えば10年以上の利用が考えられている環境発電デバイスに用いるには、液系電池では信頼性及び安全性に乏しい。
そこで、構成材料をすべて固体にした全固体リチウム二次電池が注目されている(例えば、特許文献1参照)。全固体リチウム二次電池は、液漏れや発火などの恐れがなく、サイクル特性も優れている。
国際公開第2013/024537号パンフレット
しかし、国際公開第2013/024537号パンフレットで提案された技術にも使用されている硫化物系固体電解質では、大気下において不安定であるという問題がある。一方、酸化物系固体電解質は、大気下において安定である。
本発明は、大気下において安定であり、かつイオン伝導性に優れる固体電解質、及びその製造方法、並びに前記固体電解質を用いた電池、及びその製造方法を提供することを目的とする。
1つの態様では、固体電解質は、
酸化物系固体電解質であり、
構成元素として、リチウム(Li)、リン(P)、ホウ素(B)、硫黄(S)、及び酸素(O)を含むことを特徴とする。
1つの態様では、固体電解質の製造方法は、
構成元素として、リチウム(Li)、リン(P)、ホウ素(B)、硫黄(S)、及び酸素(O)を含む混合物を加熱し、固体電解質を得る工程を含み、
前記固体電解質が、酸化物系固体電解質であり、構成元素として、リチウム(Li)、リン(P)、ホウ素(B)、硫黄(S)、及び酸素(O)を含む、
ことを特徴とする。
1つの態様では、電池は、
正極活物質層と、
負極活物質層と、
前記正極活物質層と前記負極活物質層との間に配され、酸化物系固体電解質であり、構成元素として、リチウム(Li)、リン(P)、ホウ素(B)、硫黄(S)、及び酸素(O)を含む固体電解質と、
を有することを特徴とする。
1つの態様では、電池の製造方法は、
固体電解質層の一方の面に、負極活物質層を形成する工程と、
前記固体電解質層の前記一方の面の反対側の面に、正極活物質層を形成する工程とを含み、
前記固体電解質層が、酸化物系固体電解質であり、構成元素として、リチウム(Li)、リン(P)、ホウ素(B)、硫黄(S)、及び酸素(O)を含む固体電解質であることを特徴とする。
1つの側面として、大気下において安定であり、かつイオン伝導性に優れる固体電解質を提供できる。
また、1つの側面として、大気下において安定であり、かつイオン伝導性に優れる固体電解質を得ることができる固体電解質の製造方法を提供できる。
また、1つの側面として、大気下において安定であり、かつイオン伝導性に優れる固体電解質を用いた電池を提供できる。
また、1つの側面として、大気下において安定であり、かつイオン伝導性に優れる固体電解質を用いた電池を得ることができる電池の製造方法を提供できる。
図1は、開示の全固体電池の一例の模式図である。 図2は、実施例1~3、及び比較例1~8のイオン伝導率をまとめた相図である。 図3は、比較例6(番号v)、実施例3(番号vi)、実施例2(番号vii)、及び比較例8(番号viii)のX線回折結果である。 図4Aは、TG-DTA測定結果から得られた相図である(その1)。 図4Bは、TG-DTA測定結果から得られた相図である(その2)。 図4Cは、TG-DTA測定結果から得られた相図である(その3)。
近年、液系電解質に匹敵する固体電解質として、硫化物系固体電解質が提案されている。しかし、硫化物系固体電解質は、大気に触れると硫化水素が発生する。そのため、硫化物系固体電解質の生産現場においては、製造装置の保安管理や人員への作業環境整備が必要である。
例えば、全固体リチウム二次電池の製造の一例では、正極、電解質、及び負極をそれぞれシート状に成型した後に、それらを積層して一体焼成する方法がある。電解質として硫化物系固体電解質を用いる場合、材料の性能維持のため、及び硫化水素の発生を抑えるため、正極、電解質、及び負極を扱うそれぞれの工程を、水分を含まない乾燥雰囲気(ドライ雰囲気)内で扱う必要性がある。
ドライ雰囲気の形成及び維持には、グローブボックスやドライルームといった、特殊かつ高価な設備が必要である。その高価な設備導入のため、電池製造のコストを押し上げる結果になる。
更に、電池に硫化物系固体電解質を用いる場合、電池の破損時や、使用後の廃棄処理等においても、硫化水素が発生する恐れがあり、安全対策が要求される。
一方、酸化物系固体電解質は、硫化物系固体電解質に比べて大気に対して安定であり、また、酸化物系固体電解質に水分が混入し加水分解したとしても有毒ガスを排出することがない。そのため、酸化物系固体電解質であれば、従来の硫化物系固体電解質に特有の硫化水素発生の懸念を払拭し、安全であり、かつ製造コストを抑えることが可能になる。
ところで、全固体リチウム二次電池の内部抵抗は、固体電解質、即ち、リチウムイオン導電体のイオン導電性に因るところが大きい。そのため、全固体リチウム二次電池の内部抵抗を低減して、その出力特性を向上させるためには、固体電解質、即ち、リチウムイオン導電体のイオン導電性を向上させる必要がある。
酸化物系固体電解質として、例えば、LiSO-LiPO二成分系が知られている。
この二成分系では端成分組成(LiSO、LiPO)よりもイオン導電性が高くなる。非特許文献〔Touboul, M., N. Sephar, et al. (1990). “Electrical conductivity and phase diagram of the system LiSO-LiPO.” Solid State Ionics 38(3): 225-229〕では、Touboulらによって、その固溶系の物性が測られ、組成LiSO-LiPO=20:70が300℃~500℃の時に最も高いイオン導電性を示すことが示されている。
しかし、三成分系の酸化物系固体電解質においては、高いイオン導電性を示すものは知られていない。
そこで、本発明者は、鋭意検討を行い、LiSO-LiPO-LiBO三成分系の酸化物系固体電解質において、高いイオン導電性を示す固体電解質が得られることを見出し、開示の技術の完成に至った。
(固体電解質)
開示の固体電解質は、酸化物系固体電解質である。
前記固体電解質は、構成元素として、リチウム(Li)、リン(P)、ホウ素(B)、硫黄(S)、及び酸素(O)を含む。
開示の技術において、酸化物系固体電解質とは、リチウムイオンの対アニオンとして、中心元素に酸素原子が配位結合したオキソ酸イオンを骨格に有する固体電解質を指す。
前記固体電解質は、例えば、リンのオキソ酸リチウムと、ホウ素のオキソ酸リチウムと、硫黄のオキソ酸リチウムとを含む骨格を有する。
前記固体電解質の骨格を形成するリンのオキソ酸基としては、例えば、PO基が挙げられる。
前記固体電解質の骨格を形成するホウ素のオキソ酸基としては、例えば、BO基、BO基が挙げられる。なお、BO基は、PO基のリン(P)がホウ素(B)に置換されることで形成されると考えられる。
前記固体電解質の骨格を形成する硫黄のオキソ酸基としては、例えば、SO基が挙げられる。
前記固体電解質の好ましい態様においては、前記リンのオキソ酸基、前記ホウ素のオキソ酸基、及び前記硫黄のオキソ酸基が、前記固体電解質の結晶構造の骨格を形成しており、キャリアであるリチウム(Li)イオンは、結晶構造の骨格の隙間に配置されている。
前記固体電解質において、前記リン(P)と前記硫黄(S)とは、イオン伝導性がより優れる点で、元素比で、下記式(1)を満たすことが好ましく、下記一般式(1-1)を満たすことがより好ましく、下記一般式(1-2)を満たすことが特に好ましい。
前記固体電解質において、前記ホウ素(B)と前記硫黄(S)とは、イオン伝導性がより優れる点で、元素比で、下記式(2)を満たすことが好ましく、下記一般式(2-1)を満たすことがより好ましく、下記一般式(2-2)を満たすことが特に好ましい。
前記固体電解質において、前記リン(P)と前記ホウ素(B)とは、イオン伝導性がより優れる点で、元素比で、下記式(3)を満たすことが好ましく、下記一般式(3-1)を満たすことがより好ましい。
0.10≦〔P/(P+S)〕≦0.90 ・・・式(1)
0.10≦〔S/(S+B)〕≦0.90 ・・・式(2)
0.10≦〔B/(B+P)〕≦0.90 ・・・式(3)
0.25≦〔P/(P+S)〕≦0.75 ・・・式(1-1)
0.25≦〔S/(S+B)〕≦0.75 ・・・式(2-1)
0.25≦〔B/(B+P)〕≦0.75 ・・・式(3-1)
0.50≦〔P/(P+S)〕≦0.75 ・・・式(1-2)
0.50≦〔S/(S+B)〕≦0.75 ・・・式(2-2)
前記固体電解質においては、前記式(1)、前記式(2)、及び前記式(3)を満たすことが好ましく、前記式(1-1)、前記式(2-1)、及び前記式(3-1)を満たすことがより好ましく、前記式(1-1)、前記式(2-2)、及び前記式(3-1)を満たすことが特に好ましい。
また、前記固体電解質において、前記リン(P)と前記硫黄(S)と前記ホウ素(B)とは、イオン伝導性がより優れる点で、元素比で、下記式(4)、下記式(5)、及び下記式(6)を満たすことが好ましく、下記一般式(4-1)、下記一般式(5-1)、及び下記式(6-1)を満たすことがより好ましい。
0.20≦〔P/(P+S+B)〕≦0.60 ・・・式(4)
0.20≦〔S/(P+S+B)〕≦0.60 ・・・式(5)
0.20≦〔B/(P+S+B)〕≦0.60 ・・・式(6)
0.20≦〔P/(P+S+B)〕≦0.30 ・・・式(4-1)
0.40≦〔S/(P+S+B)〕≦0.60 ・・・式(5-1)
0.20≦〔B/(P+S+B)〕≦0.30 ・・・式(6-1)
前記固体電解質は、CuKα線を用いたX線回折において、2θ=25.5°~25.8°、及び26.0°~26.3°にピークを有することが好ましい。
前記固体電解質のX線回折測定は、例えば、粉末X線回折測定装置(例えば、Rigaku, miniflex 600, CuK-alphaを使用)を用いて行うことができる。
前記固体電解質の形状としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、粉末状であってもよいし、ペレット状であってもよい。
(固体電解質の製造方法)
開示の固体電解質の製造方法は、構成元素として、リチウム(Li)、リン(P)、ホウ素(B)、硫黄(S)、及び酸素(O)を含む混合物を加熱し、固体電解質を得る工程を含む。
前記固体電解質は、開示の前記固体電解質である。
<固体電解質を得る工程>
前記混合物は、構成元素として、リチウム(Li)、リン(P)、ホウ素(B)、硫黄(S)、及び酸素(O)を含む。
前記混合物を得る方法としては、例えば、以下の第1の方法~第3の方法などが挙げられる。
前記混合物を得る際には、適宜加熱をしてもよい。
前記混合物を得る際には、各原料は所定の比率で混合される。
<<第1の方法>>
前記第1の方法は、リンのオキソ酸リチウムと、ホウ素のオキソ酸リチウムと、硫黄のオキソ酸リチウムとを混合して、前記混合物を得る方法である。
前記リンのオキソ酸リチウムとしては、例えば、LiPOなどが挙げられる。
前記ホウ素のオキソ酸リチウムとしては、例えば、LiBOなどが挙げられる。
前記硫黄のオキソ酸リチウムとしては、例えば、LiSOなどが挙げられる。
<<第2の方法>>
前記第2の方法は、リチウム源と、リンのオキソ酸と、ホウ素のオキソ酸と、硫黄のオキソ酸とを混合して、前記混合物を得る方法である。
前記リチウム源としては、例えば、水酸化リチウム(LiOH)などが挙げられる。
前記リンのオキソ酸としては、例えば、HPOなどが挙げられる。
前記ホウ素のオキソ酸としては、例えば、HBOなどが挙げられる。
前記硫黄のオキソ酸としては、例えば、HSOなどが挙げられる。
前記第2の方法の具体的方法の一例は以下のとおりである。
所定量の各原料を温水(例えば、50℃の純水)に溶解させて溶液を得る。
得られた溶液を150℃程度で乾燥させ、前駆体を得る。
得られた前駆体が前記混合物である。
<<第3の方法>>
前記第3の方法は、リチウム源と、リンのオキソ酸アンモニウム塩と、ホウ素の酸化物と、硫黄のオキソ酸リチウムとを混合して、前記混合物を得る方法である。
前記リチウム源としては、例えば、LiCOなどが挙げられる。
前記リンのオキソ酸アンモニウム塩としては、例えば、(NHHPOなどが挙げられる。
前記ホウ素の酸化物としては、例えば、Bなどが挙げられる。
前記硫黄のオキソ酸リチウムとしては、例えば、LiSOなどが挙げられる。
前記第3の方法の具体的方法の一例は以下のとおりである。
所定量の各原料をメノウ乳鉢に入れ、乳棒で一定時間(例えば、15分間)混合し、前駆体を得る。
得られた前駆体を、仮焼成(例えば、340℃で6時間加熱)した後、冷却し、仮焼成体を得る。
得られた仮焼成体が前記混合物である。
前記混合物を加熱する際の加熱温度としては、酸化物系固体電解質が得られる温度であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、良好な固溶体が得られる点で、500℃以上が好ましく、550℃以上がより好ましい。前記加熱温度の上限値としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記加熱温度は、1,000℃以下が好ましい。
前記混合物を加熱する際の加熱時間としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、1時間~48時間であってもよいし、5時間~24時間であってもよい。
(電池)
開示の電池は、正極活物質層と、固体電解質層と、負極活物質層とを少なくとも有し、更に必要に応じて、その他の部材を有する。
開示の電池は、全固体電池とも呼ばれ、例えば、全固体リチウムイオン二次電池である。
前記全固体電池は、少なくとも前記正極活物質層、前記固体電解質層、及び前記負極活物質層に液体成分を含有しない。
<正極活物質層>
正極活物質層は、正極活物質を含有する層であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記正極活物質層は、前記正極活物質自体であってもよいし、前記正極活物質と固体電解質との混合物であってもよい。
前記固体電解質としては、開示の前記固体電解質が好ましい。
前記正極活物質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、リチウム含有複合酸化物などが挙げられる。前記リチウム含有複合酸化物としては、リチウムと他の金属とを含有する複合酸化物であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、LiCoO、LiNiO、LiCrO、LiVO、LiMMn2-x(Mは、Co、Ni、Fe、Cr及びCuの少なくともいずれかである。0≦x<2)、LiFePO、LiCoPOなどが挙げられる。
これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記正極活物質層の平均厚みとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、1μm~100μmが好ましく、1μm~10μmがより好ましい。
前記正極活物質層の形成方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記正極活物質のターゲット材料を用いたスパッタリング、前記正極活物質を圧縮成形する方法などが挙げられる。
<負極活物質層>
前記負極活物質層としては、負極活物質を含有する層であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記負極活物質層は、前記負極活物質自体であってもよいし、前記負極活物質と固体電解質との混合物であってもよい。
前記固体電解質としては、開示の前記固体電解質が好ましい。
前記負極活物質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、リチウム、リチウムアルミニウム合金、LiTi12、非晶質カーボン、天然黒鉛、人造黒鉛などが挙げられる。
前記負極活物質層の平均厚みとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、1μm~100μmが好ましく、1μm~10μmがより好ましい。
前記負極活物質層の形成方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記負極活物質のターゲット材料を用いたスパッタリング、前記負極活物質を圧縮成形する方法、前記負極活物質を蒸着する方法などが挙げられる。
<固体電解質層>
前記固体電解質層は、開示の前記固体電解質である。
前記固体電解質層の平均厚みとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、50μm~500μmが好ましく、50μm~100μmがより好ましい。
<その他の部材>
前記その他の部材としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、正極集電体、負極集電体、電池ケースなどが挙げられる。
<<正極集電体>>
前記正極集電体の大きさ、構造としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記正極集電体の材質としては、例えば、ダイス鋼、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、チタン合金、銅、金、ニッケルなどが挙げられる。
前記正極集電体の形状としては、例えば、箔状、板状、メッシュ状などが挙げられる。
前記正極集電体の平均厚みとしては、例えば、10μm~500μmなどが挙げられる。
<<負極集電体>>
前記負極集電体の大きさ、構造としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記負極集電体の材質としては、例えば、ダイス鋼、金、インジウム、ニッケル、銅、ステンレス鋼などが挙げられる。
前記負極集電体の形状としては、例えば、箔状、板状、メッシュ状などが挙げられる。
前記負極集電体の平均厚みとしては、例えば、10μm~500μmなどが挙げられる。
<<電池ケース>>
前記電池ケースとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、従来の全固体電池で使用可能な公知のラミネートフィルムなどが挙げられる。前記ラミネートフィルムとしては、例えば、樹脂製のラミネートフィルム、樹脂製のラミネートフィルムに金属を蒸着させたフィルムなどが挙げられる。
電池の形状としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、円筒型、角型、ボタン型、コイン型、扁平型などが挙げられる。
図1は、開示の電池(全固体電池)の一例の断面模式図である。図1の電池においては、正極集電体1上に、正極活物質層2、固体電解質層3、負極活物質層4、及び負極集電体5がこの順で積層されている。
(電池の製造方法)
<一態様>
開示の電池の製造方法の一態様は、負極活物質層を形成する工程と、正極活物質層を形成する工程とを含み、更に必要に応じて、その他の工程を含む。
開示の電池の製造方法は、開示の前記電池を製造する方法の一態様である。
<<負極活物質層を形成する工程>>
前記負極活物質層を形成する工程としては、固体電解質層の一方の面に、負極活物質層を形成する工程であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、負極活物質のターゲット材料を用いたスパッタリング、前記負極活物質を蒸着する方法などが挙げられる。
前記固体電解質層は、開示の前記固体電解質である。
前記負極活物質層を形成する工程により、前記固体電解質層の一方の面に、開示の前記電池の説明において説明した前記負極活物質層が形成される。
<<正極活物質層を形成する工程>>
前記正極活物質層を形成する工程としては、前記固体電解質層の前記一方の面の反対側の面に、正極活物質層を形成する工程であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、正極活物質のターゲット材料を用いたスパッタリングなどが挙げられる。
前記正極活物質層を形成する工程により、前記固体電解質層の前記一方の面の反対側の面に、開示の前記電池の説明において説明した前記正極活物質層が形成される。
<他の態様>
開示の電池の製造方法の他の態様としては、正極活物質層と、固体電解質層と、負極活物質層とを積層した状態で一体焼成することにより、前記電池を得る方法が挙げられる。
前記正極活物質層は、例えば、正極活物質と、固体電解質と、任意に導電助剤とを混合して得られる混合物である。前記混合物に含有される前記固体電解質は、開示の前記固体電解質であることが好ましい。
前記固体電解質層は、開示の前記固体電解質である。
前記負極活物質層は、例えば、負極活物質と、固体電解質と、任意に導電助剤とを混合して得られる混合物である。前記混合物に含有される前記固体電解質は、開示の前記固体電解質であることが好ましい。
前記正極活物質としては、例えば、開示の前記電池の説明において例示した正極活物質などが挙げられる。
前記負極活物質としては、例えば、開示の前記電池の説明において例示した負極活物質などが挙げられる。
前記導電助剤としては、例えば、アセチレンブラック、カーボンブラック、ケッチェンブラック、グラファイト、ニードルコークス等の無定形炭素の微粒子、カーボンナノファイバー等のカーボン粉末(炭素粉末)などが挙げられる。
前記一体焼成は、例えば、正極活物質層と、固体電解質層と、負極活物質層とを加圧積層して得られた積層体を加熱することで行われる。
前記積層体を加熱する際の加熱温度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、500℃以上が好ましく、550℃以上がより好ましい。前記加熱温度の上限値としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記加熱温度は、1,000℃以下が好ましい。
前記積層体を加熱する際の加熱時間としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、1時間~48時間であってもよいし、5時間~24時間であってもよい。
以下、開示の技術の実施例を説明するが、開示の技術は、これらの実施例に何ら限定されるものではない。
(実施例1)
LiPO粉末、LiBO粉末、及びLiSO粉末を、表1に示すモル比率の配合量で配合し、グローブボックス内でメノウ乳鉢を用いて混合した後、0.5gを秤取り一軸加圧冶具により加圧し、厚み3mm-5mm、10mmφ(直径)に成型し、ペレットを得た。
次に、得られたペレットを、乾燥アルゴンで完全に置換した電気炉にて、昇温しながら600℃に加熱し、その後600℃で12時間保持した。加熱保持後は、室温まで自然冷却し、固体電解質(リチウムイオン導電体)を得た。
(実施例2及び3)
LiPO粉末、LiBO粉末、及びLiSO粉末の配合量を、表1に示す配合量に変更した以外は、実施例1と同様にして、固体電解質(リチウムイオン導電体)を得た。
(比較例1~8)
LiPO粉末、LiBO粉末、及びLiSO粉末の配合量を、表1に示す配合量に変更した以外は、実施例1と同様にして、固体電解質(リチウムイオン導電体)を得た。
[固体電解質の評価]
<イオン伝導率測定>
上述のようにして作製した固体電解質ペレットの両面にAuを蒸着しブロッキング電極を形成した。そして、交流インピーダンス法により7MHz~100mHzの範囲で1-50mVを印加し電流応答をプロットした。測定雰囲気は300℃の乾燥アルゴンフロー下で行なった。評価装置としてバイオロジック社のVMP-300マルチチャンネル電気化学測定システムに組み込まれた周波数応答解析装置を用いた。
測定結果を、表1に示した。また、表1の結果を、相図として図2にまとめた。
Figure 0007075006000001
<XRD測定>
固溶体の結晶構造を調査すべく、固体電解質ペレットをメノウ乳鉢で粉砕し、粉末X線回折測定(Rigaku, miniflex 600, CuK-alphaを使用)を行った。
LiPOのモル量が25モル%である比較例6(番号v)、実施例3(番号vi)、実施例2(番号vii)、及び比較例8(番号viii)のX線回折の結果を図3にまとめた。
以下の(A)及び(B)がイオン導電経路を構築することが、イオン導電性を向上させる要因となっていると考えられる。
(A)v-vi-vii-viiiラインのベース結晶となっているLiSOの格子変化
(B)LiBOの固溶によって起こる格子の収縮及び膨張
<TG-DTA測定>
TG-DTA(thermogravimetry-differential thermal analysis)測定を以下の方法により行った。
TG-DTA測定には、装置名Rigaku TG8120を用い、昇温・下降速度を10℃/minとし、雰囲気を乾燥Ar100%(露点-60℃以下)とし、試料量5mg~10mgとし、サンプルPANをPtとした。
LiPO、LiBO、及びLiSOの配合量を種々変更したサンプルについて実施例1と同様の方法で作製した固体電解質についてのTG-DTA測定の結果を図4A~図4Cに相図としてまとめた。
図4A~図4Cから、高いイオン導電性が得られる結晶相の混合比と焼成温度の条件範囲が確認された。
図4Aは図2の三角相図をLiBOの点を境として展開し横軸とし、縦軸を温度としたときの状態図である。各点はTG-DTAより得られた発熱ピークを基にプロットしている。最上部の線は融点Tmであり最上部の線より上の温度では溶融している状態を示す。
図3に示した高いイオン導電性が得られるvi、viiに類似の結晶相は、二成分系のLiBO-LiSOの範囲において影(グレー)で示した範囲、つまり高温相β-LiBOと高温相α-LiSOの固相反応をさせることで生成する。この範囲はLiPO成分が加わった三成分系においても同様に生成し、vi、viiとして得られる(図4B)。さらに、γ-LiPOの成分が増加したiiiの結晶もvi、viiと類似の結晶相が得られていることが確認された。影(グレー)で塗りつぶした範囲の組成と温度範囲で合成することで高いイオン導電性を示す結晶相が得られる。
更に以下の付記を開示する。
(付記1)
酸化物系固体電解質であり、
構成元素として、リチウム(Li)、リン(P)、ホウ素(B)、硫黄(S)、及び酸素(O)を含むことを特徴とする固体電解質。
(付記2)
リンのオキソ酸リチウムと、ホウ素のオキソ酸リチウムと、硫黄のオキソ酸リチウムとを含む骨格を有する付記1に記載の固体電解質。
(付記3)
前記リン(P)と前記硫黄(S)とが、元素比で、下記式(1)を満たし、
前記ホウ素(B)と前記硫黄(S)とが、元素比で、下記式(2)を満たし、
前記リン(P)と前記ホウ素(B)とが、元素比で、下記式(3)を満たす、付記1から2のいずれかに記載の固体電解質。
0.10≦〔P/(P+S)〕≦0.90 ・・・式(1)
0.10≦〔S/(S+B)〕≦0.90 ・・・式(2)
0.10≦〔B/(B+P)〕≦0.90 ・・・式(3)
(付記4)
前記リン(P)と前記硫黄(S)とが、元素比で、下記式(1-1)を満たし、
前記ホウ素(B)と前記硫黄(S)とが、元素比で、下記式(2-1)を満たし、
前記リン(P)と前記ホウ素(B)とが、元素比で、下記式(3-1)を満たす、付記1から3のいずれかに記載の固体電解質。
0.25≦〔P/(P+S)〕≦0.75 ・・・式(1-1)
0.25≦〔S/(S+B)〕≦0.75 ・・・式(2-1)
0.25≦〔B/(B+P)〕≦0.75 ・・・式(3-1)
(付記5)
前記リン(P)と前記硫黄(S)とが、元素比で、下記式(1-2)を満たし、
前記ホウ素(B)と前記硫黄(S)とが、元素比で、下記式(2-2)を満たし、
前記リン(P)と前記ホウ素(B)とが、元素比で、下記式(3-1)を満たす、付記1から4のいずれかに記載の固体電解質。
0.50≦〔P/(P+S)〕≦0.75 ・・・式(1-2)
0.50≦〔S/(S+B)〕≦0.75 ・・・式(2-2)
0.25≦〔B/(B+P)〕≦0.75 ・・・式(3-1)
(付記6)
前記リン(P)と前記硫黄(S)と前記ホウ素(B)とが、元素比で、下記式(4)、下記式(5)、及び下記式(6)を満たす付記1から5のいずれかに記載の固体電解質。
0.20≦〔P/(P+S+B)〕≦0.60 ・・・式(4)
0.20≦〔S/(P+S+B)〕≦0.60 ・・・式(5)
0.20≦〔B/(P+S+B)〕≦0.60 ・・・式(6)
(付記7)
前記リン(P)と前記硫黄(S)と前記ホウ素(B)とが、元素比で、下記式(4-1)、下記式(5-1)、及び下記式(6-1)を満たす付記1から6のいずれかに記載の固体電解質。
0.20≦〔P/(P+S+B)〕≦0.30 ・・・式(4-1)
0.40≦〔S/(P+S+B)〕≦0.60 ・・・式(5-1)
0.20≦〔B/(P+S+B)〕≦0.30 ・・・式(6-1)
(付記8)
CuKα線を用いたX線回折において、2θ=25.5°~25.8°、及び26.0°~26.3°にピークを有する付記1から7のいずれかに記載の固体電解質。
(付記9)
構成元素として、リチウム(Li)、リン(P)、ホウ素(B)、硫黄(S)、及び酸素(O)を含む混合物を加熱し、固体電解質を得る工程を含み、
前記固体電解質が、酸化物系固体電解質であり、構成元素として、リチウム(Li)、リン(P)、ホウ素(B)、硫黄(S)、及び酸素(O)を含む、
ことを特徴とする固体電解質の製造方法。
(付記10)
正極活物質層と、
負極活物質層と、
前記正極活物質層と前記負極活物質層との間に配され、酸化物系固体電解質であり、構成元素として、リチウム(Li)、リン(P)、ホウ素(B)、硫黄(S)、及び酸素(O)を含む固体電解質と、
を有することを特徴とする電池。
(付記11)
固体電解質層の一方の面に、負極活物質層を形成する工程と、
前記固体電解質層の前記一方の面の反対側の面に、正極活物質層を形成する工程とを含み、
前記固体電解質層が、酸化物系固体電解質であり、構成元素として、リチウム(Li)、リン(P)、ホウ素(B)、硫黄(S)、及び酸素(O)を含む固体電解質であることを特徴とする電池の製造方法。
1 正極集電体
2 正極活物質層
3 固体電解質層
4 負極活物質層
5 負極集電体

Claims (7)

  1. 酸化物系固体電解質であり、
    構成元素として、リチウム(Li)、リン(P)、ホウ素(B)、硫黄(S)、及び酸素(O)を含み、
    リンのオキソ酸リチウムと、ホウ素のオキソ酸リチウムと、硫黄のオキソ酸リチウムとを含むことを特徴とする固体電解質。
  2. 前記リン(P)と前記硫黄(S)とが、元素比で、下記式(1)を満たし、
    前記ホウ素(B)と前記硫黄(S)とが、元素比で、下記式(2)を満たし、
    前記リン(P)と前記ホウ素(B)とが、元素比で、下記式(3)を満たす、請求項1に記載の固体電解質。
    0.10≦〔P/(P+S)〕≦0.90 ・・・式(1)
    0.10≦〔S/(S+B)〕≦0.90 ・・・式(2)
    0.10≦〔B/(B+P)〕≦0.90 ・・・式(3)
  3. 前記リン(P)と前記硫黄(S)と前記ホウ素(B)とが、元素比で、下記式(4)、下記式(5)、及び下記式(6)を満たす請求項1から2のいずれかに記載の固体電解質。
    0.20≦〔P/(P+S+B)〕≦0.60 ・・・式(4)
    0.20≦〔S/(P+S+B)〕≦0.60 ・・・式(5)
    0.20≦〔B/(P+S+B)〕≦0.60 ・・・式(6)
  4. 酸化物系固体電解質であり、
    構成元素として、リチウム(Li)、リン(P)、ホウ素(B)、硫黄(S)、及び酸素(O)を含み、
    CuKα線を用いたX線回折において、2θ=25.5°~25.8°、及び26.0°~26.3°にピークを有することを特徴とする固体電解質。
  5. 構成元素として、リチウム(Li)、リン(P)、ホウ素(B)、硫黄(S)、及び酸素(O)を含む混合物を加熱し、固体電解質を得る工程を含み、
    前記固体電解質が、酸化物系固体電解質であり、構成元素として、リチウム(Li)、リン(P)、ホウ素(B)、硫黄(S)、及び酸素(O)を含み、リンのオキソ酸リチウムと、ホウ素のオキソ酸リチウムと、硫黄のオキソ酸リチウムとを含むことを特徴とする固体電解質の製造方法。
  6. 正極活物質層と、
    負極活物質層と、
    前記正極活物質層と前記負極活物質層との間に配され、酸化物系固体電解質であり、構成元素として、リチウム(Li)、リン(P)、ホウ素(B)、硫黄(S)、及び酸素(O)を含み、リンのオキソ酸リチウムと、ホウ素のオキソ酸リチウムと、硫黄のオキソ酸リチウムとを含む固体電解質と、
    を有することを特徴とする電池。
  7. 固体電解質層の一方の面に、負極活物質層を形成する工程と、
    前記固体電解質層の前記一方の面の反対側の面に、正極活物質層を形成する工程とを含み、
    前記固体電解質層が、酸化物系固体電解質であり、構成元素として、リチウム(Li)、リン(P)、ホウ素(B)、硫黄(S)、及び酸素(O)を含み、リンのオキソ酸リチウムと、ホウ素のオキソ酸リチウムと、硫黄のオキソ酸リチウムとを含む固体電解質であることを特徴とする電池の製造方法。
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