JP5692221B2 - 固体電解質材料、リチウム電池および固体電解質材料の製造方法 - Google Patents

固体電解質材料、リチウム電池および固体電解質材料の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5692221B2
JP5692221B2 JP2012510495A JP2012510495A JP5692221B2 JP 5692221 B2 JP5692221 B2 JP 5692221B2 JP 2012510495 A JP2012510495 A JP 2012510495A JP 2012510495 A JP2012510495 A JP 2012510495A JP 5692221 B2 JP5692221 B2 JP 5692221B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solid electrolyte
electrolyte material
electrode active
active material
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012510495A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2011128977A1 (ja
Inventor
千宏 矢田
千宏 矢田
博司 陶山
博司 陶山
章司 横石
章司 横石
ブライアン エリオット ヘイデン
ブライアン エリオット ヘイデン
ゴール ティエリー レ
ゴール ティエリー レ
ダンカン クリフォード アラン スミス
ダンカン クリフォード アラン スミス
クリストファー エドワード リー
クリストファー エドワード リー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Publication of JPWO2011128977A1 publication Critical patent/JPWO2011128977A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5692221B2 publication Critical patent/JP5692221B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/05Accumulators with non-aqueous electrolyte
    • H01M10/056Accumulators with non-aqueous electrolyte characterised by the materials used as electrolytes, e.g. mixed inorganic/organic electrolytes
    • H01M10/0561Accumulators with non-aqueous electrolyte characterised by the materials used as electrolytes, e.g. mixed inorganic/organic electrolytes the electrolyte being constituted of inorganic materials only
    • H01M10/0562Solid materials
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B1/00Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors
    • H01B1/06Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors mainly consisting of other non-metallic substances
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/05Accumulators with non-aqueous electrolyte
    • H01M10/052Li-accumulators
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/05Accumulators with non-aqueous electrolyte
    • H01M10/056Accumulators with non-aqueous electrolyte characterised by the materials used as electrolytes, e.g. mixed inorganic/organic electrolytes
    • H01M10/0561Accumulators with non-aqueous electrolyte characterised by the materials used as electrolytes, e.g. mixed inorganic/organic electrolytes the electrolyte being constituted of inorganic materials only
    • H01M10/0563Liquid materials, e.g. for Li-SOCl2 cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Description

本発明は、Liイオン伝導性が良好な固体電解質材料に関する。
近年におけるパソコン、ビデオカメラおよび携帯電話等の情報関連機器や通信機器等の急速な普及に伴い、その電源として利用される電池の開発が重要視されている。また、自動車産業界等においても、電気自動車用あるいはハイブリッド自動車用の高出力かつ高容量の電池の開発が進められている。現在、種々の電池の中でも、エネルギー密度が高いという観点から、リチウム電池が注目を浴びている。
現在市販されているリチウム電池は、可燃性の有機溶媒を含む電解液が使用されているため、短絡時の温度上昇を抑える安全装置の取り付けや短絡防止のための構造・材料面での改善が必要となる。これに対し、電解液を固体電解質層に変えて、電池を全固体化したリチウム電池は、電池内に可燃性の有機溶媒を用いないので、安全装置の簡素化が図れ、製造コストや生産性に優れると考えられている。
全固体リチウム電池に用いられる固体電解質材料として、Li−La−Ti−O系固体電解質材料(LLT)が知られている。例えば、特許文献1においては、リチウムイオン伝導性を有する固体電解質膜であって、LaLiTi(0.4≦X≦0.6、0.4≦Y≦0.6、0.8≦Z≦1.2、Y<X)の組成を有し、かつ、非晶質構造である固体電解質膜が開示されている。
また、特許文献2においては、Li、La及びTiを含む複合酸化物からなる固体電解質で構成された固体電解質層であって、非晶質層と、結晶質層と、格子欠陥層とを有する固体電解質層が開示されている。さらに、特許文献2には、固体電解質材料の組成が、La2/3−xLi3xTiO(0.03≦x≦0.167)であることが好ましい旨が記載されている。また、この固体電解質材料は、遊星型ボールミルおよび焼成を行うことにより合成される、いわゆるバルク体に該当し、薄膜ではない。
また、特許文献3においては、LiLaTi(x、y、zは0.08≦x≦0.75、0.8≦z≦1.2、x+3y+4z=6を満たす)で表されるペロブスカイト型複合酸化物が開示されている。また、特許文献4の実施例においては、Li0.34La0.51TiO2.94で表されるリチウムイオン伝導体が開示されている。また、特許文献5の実施例においては、Li0.26La0.57TiOで表されるペロブスカイト型酸化物が開示されている。
特開2009−238704号公報 特開2008−059843号公報 特開平11−079746号公報 特開平6−333577号公報 特開平9−219215号公報
電池の高出力化の観点から、Liイオン伝導性が良好な固体電解質材料が求められている。本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、Liイオン伝導性が良好な固体電解質材料を提供することを主目的とする。
上記課題を解決するために、本発明においては、一般式Li(La2−aM1)(Ti3−bM2)O9+δで表され、上記xは0<x≦1を満たし、上記aは0≦a≦2を満たし、上記bは0≦b≦3を満たし、上記δは−2≦δ≦2を満たし、上記M1は、Sr、Na、Nd、Pr、Sm、Gd、Dy、Y、Eu、Tb、Baからなる群から選択される少なくとも一種であり、上記M2は、Mg、W、Mn、Al、Ge、Ru、Nb、Ta、Co、Zr、Hf、Fe、Cr、Gaからなる群から選択される少なくとも一種であることを特徴とする固体電解質材料を提供する。
本発明によれば、上記一般式を有することから、Liイオン伝導性が良好な固体電解質材料とすることができる。
上記発明においては、上記xが、0.02≦x≦0.28を満たすことが好ましい。Liイオン伝導性がより良好な固体電解質材料とすることができるからである。
上記発明においては、上記xが、0.09≦x≦0.24を満たすことが好ましい。Liイオン伝導性が顕著に高い固体電解質材料とすることができるからである。
上記発明においては、固体電解質材料が結晶質であることが好ましい。結晶粒内でのLiイオン伝導率が高いからである。本発明においては、例えば反応性蒸着法を用いることにより、結晶粒同士を良好に接合させることができ、結晶質であっても結晶粒界での抵抗増加を抑制することができる。
上記発明においては、固体電解質材料がペロブスカイト型構造を有することが好ましい。Liイオン伝導性の高い固体電解質材料とすることができるからである。
上記発明においては、固体電解質材料が薄膜状であることが好ましい。例えば反応性蒸着法等を用いることにより、緻密な固体電解質材料とすることができ、Liイオン伝導性を高くすることができるからである。
上記発明においては、固体電解質材料の厚さが200nm〜5μmの範囲内であることが好ましい。
上記発明においては、上記aおよび上記bが0であることが好ましい。
また、本発明においては、正極活物質を含有する正極活物質層と、負極活物質を含有する負極活物質層と、上記正極活物質層および上記負極活物質層の間に形成された固体電解質層とを含有するリチウム電池であって、上記固体電解質層が、上述した固体電解質材料を含有することを特徴とするリチウム電池を提供する。
本発明によれば、上述した固体電解質材料を用いることで、高出力なリチウム電池とすることができる。
また、本発明においては、Li、La、Ti、M1(M1は、Sr、Na、Nd、Pr、Sm、Gd、Dy、Y、Eu、Tb、Baからなる群から選択される少なくとも一種である)、および、M2(M2は、Mg、W、Mn、Al、Ge、Ru、Nb、Ta、Co、Zr、Hf、Fe、Cr、Gaからなる群から選択される少なくとも一種である)から構成される原料を準備する原料準備工程と、上記原料を用いて、酸素を用いた反応性蒸着法により、基板上に、一般式Li(La2−aM1)(Ti3−bM2)O9+δで表され、上記xは0<x≦1を満たし、上記aは0≦a≦2を満たし、上記bは0≦b≦3を満たし、上記δは−2≦δ≦2を満たす固体電解質材料を形成する薄膜形成工程と、を有することを特徴とする固体電解質材料の製造方法を提供する。
本発明によれば、反応性蒸着法を用いることにより緻密な薄膜を形成でき、上記一般式にすることによりLiイオン伝導性が良好な固体電解質材料を得ることができる。
上記発明においては、上記xが、0.02≦x≦0.28を満たすことが好ましい。Liイオン伝導性がより良好な固体電解質材料を得ることができるからである。
上記発明においては、上記固体電解質材料が、結晶質であり、ペロブスカイト型構造を有するが好ましい。Liイオン伝導性の高い固体電解質材料とすることができるからである。
上記発明においては、上記固体電解質材料の厚さが、200nm〜5μmの範囲内であることが好ましい。緻密な固体電解質材料を得ることができ、Liイオン伝導性を高くすることができるからである。
上記発明においては、上記薄膜形成工程において、酸素プラズマを用いた反応性蒸着法により、上記固体電解質材料を形成することが好ましい。
上記発明においては、上記基板が、正極活物質層または負極活物質層を有する部材であることが好ましい。リチウム電池の作製において有用だからである。
本発明においては、Liイオン伝導性が良好な固体電解質材料を得ることができるという効果を奏する。
本発明の固体電解質材料を説明する三元図である。 本発明のリチウム電池の一例を示す概略断面図である。 本発明の固体電解質材料の製造方法の一例を示す概略断面図である。 実施例1〜7で得られた固体電解質材料の活性化エネルギーの結果である。
以下、本発明の固体電解質材料、リチウム電池、および固体電解質材料の製造方法について、詳細に説明する。
A.固体電解質材料
まず、本発明の固体電解質材料について説明する。本発明の固体電解質材料は、一般式Li(La2−aM1)(Ti3−bM2)O9+δで表され、上記xは0<x≦1を満たし、上記aは0≦a≦2を満たし、上記bは0≦b≦3を満たし、上記δは−2≦δ≦2を満たし、上記M1は、Sr、Na、Nd、Pr、Sm、Gd、Dy、Y、Eu、Tb、Baからなる群から選択される少なくとも一種であり、上記M2は、Mg、W、Mn、Al、Ge、Ru、Nb、Ta、Co、Zr、Hf、Fe、Cr、Gaからなる群から選択される少なくとも一種であることを特徴とするものである。
本発明によれば、上記一般式を有することから、Liイオン伝導性が良好な固体電解質材料とすることができる。また、後述する実施例に記載するように、xの範囲を特定の範囲とすることにより、Liイオン伝導性が高い(活性化エネルギーが低い)固体電解質材料とすることができる。
図1は、本発明の固体電解質材料を説明する三元図である。なお、本発明の固体電解質材料は、上記一般式に示したように、Laの一部または全部、および、Tiの一部または全部が他の金属(M1、M2)で置換されていても良いが、図1では、便宜上、固体電解質材料がLi−La−Ti−O系固体電解質材料である場合について説明する。本発明の固体電解質材料は、図中の線分Aで示されるように、Liと、LaTiとのタイライン上の組成を有するものである。一方、特許文献1に記載された固体電解質材料は、X、Y、Zの数値範囲を三元図に示すと、図中の領域Bで示される組成を有するものになる。同様に、特許文献2に記載された固体電解質材料は、図中の線分Cで示される組成を有するものになる。本発明における組成域(領域A)は、領域Bおよび線分Cで示される組成域とは全く異なるものであり、従来知られていなかった新規の組成域である。後述する実施例に記載するように、この新規の組成域においても、良好なLiイオン伝導性を示すことが確認された。
本発明の固体電解質材料は、一般式Li(La2−aM1)(Ti3−bM2)O9+δで表されるものである。上記一般式において、xは0<x≦1を満たす。本発明においては、xが、0.02≦xを満たすことが好ましく、0.09≦xを満たすことがより好ましい。後述する実施例に記載するように、Liイオン伝導性が良好な固体電解質材料を得ることができるからである。一方、本発明においては、通常、xが、x≦0.5を満たすことが好ましく、x≦0.28を満たすことがより好ましく、x≦0.24を満たすことがさらに好ましい。Liイオン伝導性が良好な固体電解質材料を得ることができるからである
また、上記一般式において、aは0≦a≦2を満たし、0≦a≦1を満たすることが好ましい。同様に、上記一般式において、bは0≦b≦3を満たし、0≦b≦1.5を満たすることが好ましい。なお、本発明においては、aまたはbが0であっても良く、aおよびbが0であっても良い。
また、上記一般式において、δは−2≦δ≦2を満たす。上記一般式に含まれる金属元素の価数を考慮すると、電気的中性の原理から、上記一般式をLi(La2−aM1)(Ti3−bM2)O9+x/2と表現することも可能であるが、実際には酸素不足や酸素過剰が生じ得る。特に、本発明の固体電解質材料が結晶質である場合は、結晶格子から酸素が欠損する酸素欠損、および、微量の不純物相の影響で酸素が過剰に存在する酸素過剰が生じやすい。そのため、本発明においては、酸素不足や酸素過剰を考慮して、δの範囲を−2≦δ≦2と規定する。
また、上記一般式において、M1は、結晶構造におけるLaと同じサイトに位置できる金属であり、具体的には、Sr、Na、Nd、Pr、Sm、Gd、Dy、Y、Eu、Tb、Baからなる群から選択される少なくとも一種である。
また、上記一般式において、M2は、結晶構造におけるTiと同じサイトに位置できる金属であり、具体的には、Mg、W、Mn、Al、Ge、Ru、Nb、Ta、Co、Zr、Hf、Fe、Cr、Gaからなる群から選択される少なくとも一種である。
本発明の固体電解質材料は、非晶質であっても良く、結晶質であっても良い。非晶質の場合は、結晶粒界での抵抗増加を防止できるという利点を有する。一方、結晶質の場合は、結晶粒内でのLiイオン伝導率が高いという利点を有する。さらに、本発明においては、後述する反応性蒸着法を用いることにより、結晶粒同士を良好に接合させることができ、結晶質であっても結晶粒界での抵抗増加を抑制することができる。また、本発明の固体電解質材料は、ペロブスカイト型構造を有することが好ましい。Liイオン伝導性の高い固体電解質材料とすることができるからである。特に、本発明の固体電解質材料は、ペロブスカイト型構造を有する単相化合物であることが好ましい。Liイオン伝導性をより高くすることができるからである。
また、本発明の固体電解質材料は、バルク状であっても良く、薄膜状であっても良いが、薄膜状であることが好ましい。後述する反応性蒸着法等を用いることにより、緻密な固体電解質材料とすることができ、Liイオン伝導性を高くすることができるからである。
本発明の固体電解質材料の大きさは、特に限定されるものではない。中でも、本発明の固体電解質材料が薄膜状である場合、薄膜の厚さは200nm以上であることが好ましく、500nm以上であることがより好ましく、800nm以上であることがさらに好ましい。一方、薄膜の厚さは5μm以下であることが好ましく、3μm以下であることがより好ましく、2nm以下であることがさらに好ましい。
また、本発明の固体電解質材料は、Liイオン伝導の活性化エネルギーが低いことが好ましい。Liイオン伝導率の高い固体電解質材料とすることができるからである。イオン伝導率と活性化エネルギーとの関係は、下記式で示すことができる。
σ=σexp(−E/RT)
ここで、σはLiイオン伝導率(S/cm)、σは全指数項、Eは活性化エネルギー(J/mol)、Rはガス定数、Tは絶対温度(K)を示す。
上記式に示されるように、活性化エネルギーEが小さければ、Liイオン伝導率σは大きくなる。なお、活性化エネルギーは[eV]の単位で表現することもできる。本発明の固体電解質材料は、活性化エネルギーが0.60eV以下であることが好ましく、0.55eV以下であることがより好ましく、0.50eV以下であることがさらに好ましい。
本発明の固体電解質材料は、Liイオン伝導性を必要とする任意の用途に用いることができる。固体電解質材料の用途としては、リチウム電池等の電池、ガスセンサー等のセンサー等を挙げることができる。なお、本発明の固体電解質材料の製造方法については、後述する「C.固体電解質材料の製造方法」で詳細に説明する。また、バルク体の固体電解質材料は、例えば、メカニカルミリング法、固相法を用いて作製することができる。
B.リチウム電池
次に、本発明のリチウム電池について説明する。本発明のリチウム電池は、正極活物質を含有する正極活物質層と、負極活物質を含有する負極活物質層と、上記正極活物質層および上記負極活物質層の間に形成された固体電解質層とを含有するリチウム電池であって、上記固体電解質層が、上述した固体電解質材料を含有することを特徴とするものである。
本発明によれば、上述した固体電解質材料を用いることで、高出力なリチウム電池とすることができる。
図2は、本発明のリチウム電池の一例を示す概略断面図である。図2におけるリチウム電池10は、正極活物質を含有する正極活物質層1と、負極活物質を含有する負極活物質層2と、正極活物質層1および負極活物質層2の間に形成された固体電解質層3と、正極活物質層1の集電を行う正極集電体4と、負極活物質層2の集電を行う負極集電体5と、これらの部材を収納する電池ケース6とを有するものである。本発明においては、固体電解質層3が、上記「A.固体電解質材料」に記載した固体電解質材料を含有することを大きな特徴とする。
以下、本発明のリチウム電池について、構成ごとに説明する。
1.固体電解質層
まず、本発明における固体電解質層について説明する。本発明における固体電解質層は、上述した固体電解質材料を含有するものである。固体電解質層の厚さの範囲は、上述した固体電解質材料の厚さの範囲と同様であることが好ましい。
2.正極活物質層
次に、本発明における正極活物質層について説明する。本発明における正極活物質層は、少なくとも正極活物質を含有する層であり、必要に応じて、導電化材、固体電解質材料および結着材の少なくとも一つを含有していても良い。正極活物質としては、例えばLiCoO、LiMnO、LiNiMn、LiVO、LiCrO、LiFePO、LiCoPO、LiNiO、LiNi1/3Co1/3Mn1/3等を挙げることができる。
本発明における正極活物質層は、さらに導電化材を含有していても良い。導電化材の添加により、正極活物質層の導電性を向上させることができる。導電化材としては、例えばアセチレンブラック、ケッチェンブラック、カーボンファイバー等を挙げることができる。また、正極活物質層は、さらに固体電解質材料を含有していても良い。固体電解質材料の添加により、正極活物質層のLiイオン伝導性を向上させることができる。固体電解質材料としては、例えば酸化物固体電解質材料および硫化物固体電解質材料等を挙げることができる。また、正極活物質層は、さらに結着材を含有していても良い。結着材としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素含有結着材等を挙げることができる。正極活物質層の厚さは、例えば0.1μm〜1000μmの範囲内であることが好ましい。
3.負極活物質層
次に、本発明における負極活物質層について説明する。本発明における負極活物質層は、少なくとも負極活物質を含有する層であり、必要に応じて、導電化材、固体電解質材料および結着材の少なくとも一つを含有していても良い。負極活物質としては、例えば金属活物質およびカーボン活物質を挙げることができる。金属活物質としては、例えばIn、Al、SiおよびSn等を挙げることができる。一方、カーボン活物質としては、例えばメソカーボンマイクロビーズ(MCMB)、高配向性グラファイト(HOPG)、ハードカーボン、ソフトカーボン等を挙げることができる。
なお、負極活物質層に用いられる、導電化材、固体電解質材料および結着材については、上述した正極活物質層における場合と同様である。また、負極活物質層の厚さは、例えば0.1μm〜1000μmの範囲内であることが好ましい。
4.その他の構成
本発明のリチウム電池は、上述した固体電解質層、正極活物質層および負極活物質層を少なくとも有するものである。さらに通常は、正極活物質層の集電を行う正極集電体、および負極活物質層の集電を行う負極集電体を有する。正極集電体の材料としては、例えばSUS、アルミニウム、ニッケル、鉄、チタンおよびカーボン等を挙げることができ、中でもSUSが好ましい。一方、負極集電体の材料としては、例えばSUS、銅、ニッケルおよびカーボン等を挙げることができ、中でもSUSが好ましい。また、正極集電体および負極集電体の厚さや形状等については、リチウム電池の用途等に応じて適宜選択することが好ましい。また、本発明に用いられる電池ケースには、一般的なリチウム電池の電池ケースを用いることができる。電池ケースとしては、例えばSUS製電池ケース等を挙げることができる。
5.リチウム電池
本発明のリチウム電池は、一次電池であっても良く、二次電池であっても良いが、中でも二次電池であることが好ましい。繰り返し充放電でき、例えば車載用電池として有用だからである。本発明のリチウム電池の形状としては、例えば、コイン型、ラミネート型、円筒型および角型等を挙げることができる。また、本発明のリチウム電池の製造方法は、上述したリチウム電池を得ることができる方法であれば特に限定されるものではなく、一般的なリチウム電池の製造方法と同様の方法を用いることができる。例えば、正極活物質層を構成する材料、固体電解質層を構成する材料、および負極活物質層を構成する材料を順次プレスすることにより、発電要素を作製し、この発電要素を電池ケースの内部に収納し、電池ケースをかしめる方法等を挙げることができる。
C.固体電解質材料の製造方法
次に、本発明の固体電解質材料の製造方法について説明する。本発明の固体電解質材料の製造方法は、Li、La、Ti、M1(M1は、Sr、Na、Nd、Pr、Sm、Gd、Dy、Y、Eu、Tb、Baからなる群から選択される少なくとも一種である)、および、M2(M2は、Mg、W、Mn、Al、Ge、Ru、Nb、Ta、Co、Zr、Hf、Fe、Cr、Gaからなる群から選択される少なくとも一種である)から構成される原料を準備する原料準備工程と、上記原料を用いて、酸素を用いた反応性蒸着法により、基板上に、一般式Li(La2−aM1)(Ti3−bM2)O9+δで表され、上記xは0<x≦1を満たし、上記aは0≦a≦2を満たし、上記bは0≦b≦3を満たし、上記δは−2≦δ≦2を満たす固体電解質材料を形成する薄膜形成工程と、を有することを特徴とするものである。
本発明によれば、反応性蒸着法を用いることにより緻密な薄膜を形成でき、上記一般式にすることによりLiイオン伝導性が良好な固体電解質材料を得ることができる。
図3は、本発明の固体電解質材料の製造方法の一例を示す概略断面図である。図3においては、まず、チャンバー11の中に、Li金属、La金属およびTi金属を入れたルツボ12と、基板13とを設置する。次に、チャンバー11の圧力を低くし、真空状態を形成する。その後、Oプラズマを発生させ、同時に抵抗加熱法や電子ビーム法によりLi金属、La金属およびTi金属を揮発させる。これにより、基板13上に、LiLaTiO薄膜14を蒸着させる。また、蒸着の際に基板を加熱しなければ、非晶質性の高い薄膜となり、蒸着の際に基板を加熱するか、基板に蒸着した薄膜を後加熱することにより結晶性の高い薄膜が得られる。
以下、本発明の固体電解質材料の製造方法について、工程ごとに説明する。
1.原料準備工程
まず、本発明における原料準備工程について説明する。本発明における原料準備工程は、Li、La、Ti、M1(M1は、Sr、Na、Nd、Pr、Sm、Gd、Dy、Y、Eu、Tb、Baからなる群から選択される少なくとも一種である)、および、M2(M2は、Mg、W、Mn、Al、Ge、Ru、Nb、Ta、Co、Zr、Hf、Fe、Cr、Gaからなる群から選択される少なくとも一種である)から構成される原料を準備する工程である。
本発明においては、通常、Li、La、Ti、M1およびM2の単体金属を用意する。これらの単体金属は純度が高いことが好ましい。不純物の少ない固体電解質材料を得ることができるからである。また、通常、上記一般式におけるaが0である固体電解質材料を得る場合はM1を用いず、上記一般式におけるbが0である固体電解質材料を得る場合はM2を用いない。
2.薄膜形成工程
次に、本発明における薄膜形成工程について説明する。本発明における薄膜形成工程は、上記原料を用いて、酸素を用いた反応性蒸着法により、基板上に、上記固体電解質材料を形成する工程である。
本発明においては、反応性蒸着法により、固体電解質材料を形成する。この方法では、原料を揮発させ、その揮発した原料と酸素とを反応させることにより、薄膜状の固体電解質材料を形成する。原料を揮発させる方法としては、抵抗加熱法および電子ビーム法等を挙げることができる。また、揮発した原料と酸素とを反応させる方法としては、例えば、酸素プラズマを用いる方法、および酸素ガスを用いる方法等を挙げることができる。さらに、本発明においては、反応性蒸着を真空中で行うことが好ましく、具体的には1×10−10mBar以下の真空で行うことが好ましい。緻密な薄膜を形成することができるからである。固体電解質材料の厚さは、蒸着時間によりコントロールすることができる。
また、本発明においては、基板上に、薄膜状の固体電解質材料を形成する。本発明における基板は、特に限定されるものではなく、固体電解質材料の用途に応じて適宜選択することが好ましい。例えば、固体電解質材料を、リチウム電池の固体電解質層として用いる場合は、基板として、正極活物質層または負極活物質層を有する部材を用いることが好ましい。
また、本発明においては、基板上に形成された薄膜を加熱することにより、結晶性の高い固体電解質材料を形成することができる。加熱温度は、上記一般式で表される結晶相の結晶化温度以上の温度であることが好ましく、例えば600℃〜800℃の範囲内であることが好ましい。加熱時間は、例えば0.5時間〜3時間の範囲内であることが好ましい。また、薄膜を後加熱する方法としては、例えば焼成炉を用いる方法等を挙げることができる。さらに、薄膜を加熱する雰囲気は、大気雰囲気であっても良く、不活性ガス雰囲気であっても良い。
3.その他
本発明により得られる固体電解質材料については、上記「A.固体電解質材料」に記載した内容と同様であるので、ここでの記載は省略する。また、本発明においては、上述した固体電解質材料の製造方法により得られたことを特徴とする固体電解質材料を提供することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
以下に実施例を示して本発明をさらに具体的に説明する。
[実施例1]
まず、原料として、リチウム金属(ribbon、純度99.9%、Sigma Aldrich社製)、ランタン金属(純度99.9%、Sigma Aldrich社製)およびチタン金属(slug、純度99.98%、Alfa Aesar社製)を用意した。次に、リチウム金属を40cmのpyrolytic boron nitride(PBN)製ルツボに入れ、チャンバー内に設置した。次に、ランタン金属およびチタン金属をそれぞれ40cmのpyrolytic graphite製ルツボに入れ、同様にチャンバー内に設置した。また、基板として、Si/SiO/Ti/Pt積層体(Nova Electronic Materials社製)を用い、蒸着面積を0.785cm(φ10mm相当)とし、原料から基板までの距離を500mmとした。次に、チャンバー内を1×10−10mBar以下の高真空とした。
その後、リチウム金属が入ったルツボに対して、抵抗加熱(Knudsen Cells)を行い、リチウムを揮発させ、同時に、ランタン金属が入ったルツボ、およびチタン金属が入ったルツボに対して、電子ビーム照射を行い、ランタン金属およびチタン金属を揮発させた。また、酸素プラズマ発生装置(Oxford Applied Research社製、RF source、HD25)を用いてチャンバー内に酸素プラズマを発生させ、揮発した原料と反応させることで、基板上に、薄膜状の固体電解質材料を得た。なお、蒸着時に基板を700℃に加熱した。
得られた固体電解質材料の厚さは410nmであった。また、得られた固体電解質材料に対してXRD測定(CuKα使用)を行ったところ、結晶質であり、ペロブスカイト型構造を有することが確認された。また、得られた固体電解質材料に対してICP分析(誘導結合プラズマ分析)を行ったところ、Li:La:Ti=0.02:2:3であり、得られた固体電解質材料の組成はLi0.02LaTi9+δ(x=0.02)であることが確認された。
[実施例2〜7]
ルツボから揮発する金属の量をシャッターで適宜調整したこと以外は、実施例1と同様に薄膜状の固体電解質材料を得た。実施例2〜7で得られた固体電解質材料の組成は、それぞれ、Li0.09LaTi9+δ(x=0.09)、Li0.10LaTi9+δ(x=0.10)、Li0.11LaTi9+δ(x=0.11)、Li0.16LaTi9+δ(x=0.16)、Li0.24LaTi9+δ(x=0.24)、Li0.28LaTi9+δ(x=0.28)であった。
[評価1]
実施例1〜7で得られた固体電解質材料におけるLiイオン伝導の活性化エネルギーを評価した。まず、基板上に形成された固体電解質材料の表面上に白金を蒸着させ、Pt/固体電解質材料/Ptの対称セルを作製した。次に、200K、250K、300K、350K、400K、450K、500Kの温度で交流インピーダンス法を実施し、Liイオン伝導の活性化エネルギーを算出した。その結果を表1および図4に示す。
Figure 0005692221
表1および図4に示されるように、実施例1〜7においては、活性化エネルギーが0.60eV以下となった。特に、xが0.09以上になると、活性化エネルギーが顕著に低下し、x=0.16で活性化エネルギーが最も小さくなった。さらに、実施例6でも、実施例2〜4と同等に低い活性化エネルギーであることが確認された。上述したように、活性化エネルギーEが小さければ、Liイオン伝導率σは大きくなることから、本発明の固体電解質材料は、良好なLiイオン伝導性を示すことが確認された。
[参考例1]
ルツボから揮発する金属の量をシャッターで適宜調整したこと以外は、実施例1と同様に薄膜状の固体電解質材料を得た。参考例1で得られた固体電解質材料の組成は、Li0.42La0.58TiOであった。この組成は、特許文献1に記載された組成域に含まれるものであり、本発明における組成とは異なるものである。また、特許文献1に記載された固体電解質材料は非晶質であるのに対して、参考例1で得られた固体電解質材料は結晶質であるという相違もある。
[参考例2]
ルツボから揮発する金属の量をシャッターで適宜調整したこと以外は、実施例1と同様に薄膜状の固体電解質材料を得た。参考例2で得られた固体電解質材料の組成は、Li0.09La0.64TiOであった。この組成は、特許文献2に記載された組成域に含まれるものであり、本発明における組成とは異なるものである。また、特許文献2に記載された固体電解質材料はバルク体であるのに対して、参考例2で得られた固体電解質材料は薄膜状であるという相違もある。
[評価2]
参考例1、2で得られた固体電解質材料におけるLiイオン伝導の活性化エネルギーを評価した。なお、評価方法は上記と同様である。その結果を表2に示す。
Figure 0005692221
表2に示されるように、参考例1、2においては、活性化エネルギーが0.60eVよりも大きくなった。また、特に参考例1、2と実施例2〜6とを比べると、実施例2〜6では、活性化エネルギーがより低いことが確認された。
1 … 正極活物質層
2 … 負極活物質層
3 … 固体電解質層
4 … 正極集電体
5 … 負極集電体
6 … 電池ケース
10 … リチウム電池
11 … チャンバー
12 … ルツボ
13 … 基板
14 … LiLaTiO薄膜

Claims (9)

  1. 一般式Li La Ti 9+δで表され、
    前記xは0.02≦x≦0.28を満たし、前記δは−2≦δ≦2を満たし、
    結晶質であり、
    活性化エネルギーが0.6eV以下であることを特徴とする固体電解質材料。
  2. ペロブスカイト型構造を有することを特徴とする請求項1に記載の固体電解質材料。
  3. 薄膜状であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の固体電解質材料。
  4. 厚さが200nm〜5μmの範囲内であることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかの請求項に記載の固体電解質材料。
  5. 正極活物質を含有する正極活物質層と、負極活物質を含有する負極活物質層と、前記正極活物質層および前記負極活物質層の間に形成された固体電解質層とを含有するリチウム電池であって、
    前記固体電解質層が、請求項1から請求項4までのいずれかの請求項に記載の固体電解質材料を含有することを特徴とするリチウム電池。
  6. Li、LaおよびTiから構成される原料を準備する原料準備工程と、
    前記原料を用いて、酸素を用いた反応性蒸着法により、基板上に、一般式Li La Ti 9+δで表され、前記xは0.02≦x≦0.28を満たし、前記δは−2≦δ≦2を満たし、結晶質であり、活性化エネルギーが0.6eV以下である固体電解質材料を形成する薄膜形成工程と、
    有することを特徴とする固体電解質材料の製造方法。
  7. 前記固体電解質材料が、ペロブスカイト型構造を有することを特徴とする請求項6に記載の固体電解質材料の製造方法。
  8. 前記薄膜形成工程において、酸素プラズマを用いた反応性蒸着法により、前記固体電解質材料を形成することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の固体電解質材料の製造方法。
  9. 前記基板が、正極活物質層または負極活物質層を有する部材であることを特徴とする請求項6から請求項8までのいずれかの請求項に記載の固体電解質材料の製造方法。
JP2012510495A 2010-04-13 2010-04-13 固体電解質材料、リチウム電池および固体電解質材料の製造方法 Active JP5692221B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2010/056605 WO2011128977A1 (ja) 2010-04-13 2010-04-13 固体電解質材料、リチウム電池および固体電解質材料の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2011128977A1 JPWO2011128977A1 (ja) 2013-07-11
JP5692221B2 true JP5692221B2 (ja) 2015-04-01

Family

ID=44798370

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012510495A Active JP5692221B2 (ja) 2010-04-13 2010-04-13 固体電解質材料、リチウム電池および固体電解質材料の製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9196924B2 (ja)
JP (1) JP5692221B2 (ja)
CN (1) CN102844927B (ja)
WO (1) WO2011128977A1 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011128979A1 (ja) 2010-04-13 2011-10-20 トヨタ自動車株式会社 固体電解質材料、リチウム電池および固体電解質材料の製造方法
US8945779B2 (en) 2010-04-13 2015-02-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Solid electrolyte material, lithium battery, and method of producing solid electrolyte material
JP2013151721A (ja) * 2012-01-25 2013-08-08 Toyota Motor Corp 固体電解質膜の製造方法
KR20140053451A (ko) * 2012-10-25 2014-05-08 삼성에스디아이 주식회사 복합양극활물질, 그 제조방법 및 이를 채용한 양극과 리튬전지
WO2015046538A1 (ja) * 2013-09-30 2015-04-02 京セラ株式会社 全固体型キャパシタ
CN103594726B (zh) * 2013-10-15 2016-01-20 中南大学 石榴石结构钽酸镧锂基固体电解质材料及其制备方法
US11081731B2 (en) * 2017-10-18 2021-08-03 International Business Machines Corporation High-capacity rechargeable batteries
US10511054B2 (en) * 2017-11-07 2019-12-17 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Compounds with mixed anions as solid Li-ion conductors
KR102369763B1 (ko) * 2018-02-09 2022-03-03 국립대학법인 나고야공업대학 고체 전해질
CN109133921B (zh) * 2018-08-22 2021-04-16 南京航空航天大学 一种钙钛矿型固态钠离子电解质材料及其制备方法
CN109687019A (zh) * 2019-01-22 2019-04-26 广东天劲新能源科技股份有限公司 一种改善氧化物固态电解质导电性能的方法
RU2704990C1 (ru) * 2019-07-09 2019-11-01 Федеральное государственное бюджетное учреждение науки Институт химии твердого тела Уральского отделения Российской академии наук Способ получения сложного литиевого танталата лантана и кальция
KR20210050322A (ko) * 2019-10-28 2021-05-07 삼성전자주식회사 이차전지 및 이차전지의 제조방법
CN111129580B (zh) * 2019-12-27 2022-07-26 广东东邦科技有限公司 一种硫银锗矿掺杂钙钛矿型固体电解质及其制备方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1179746A (ja) * 1997-08-29 1999-03-23 Ishihara Sangyo Kaisha Ltd ペロブスカイト型複合酸化物及びその製造方法
JP2008059843A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Kyoto Univ 固体電解質層及びその製造方法
JP2009238704A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Sumitomo Electric Ind Ltd 固体電解質膜およびリチウム電池

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06333577A (ja) 1993-03-25 1994-12-02 Ngk Insulators Ltd リチウム固体電解質電池
JPH09219215A (ja) 1996-02-07 1997-08-19 Japan Storage Battery Co Ltd リチウムイオン電池
EP1359636A1 (en) * 2001-09-03 2003-11-05 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method for manufacturing electrochemical device
US6835493B2 (en) * 2002-07-26 2004-12-28 Excellatron Solid State, Llc Thin film battery
DE102004010892B3 (de) * 2004-03-06 2005-11-24 Christian-Albrechts-Universität Zu Kiel Chemisch stabiler fester Lithiumionenleiter
CN100422381C (zh) * 2005-12-29 2008-10-01 复旦大学 电子束热蒸发制备锂镧钛氧薄膜的方法
JP2011222415A (ja) 2010-04-13 2011-11-04 Toyota Motor Corp 固体電解質材料、リチウム電池および固体電解質材料の製造方法
JP5360296B2 (ja) 2010-04-13 2013-12-04 トヨタ自動車株式会社 固体電解質材料、リチウム電池および固体電解質材料の製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1179746A (ja) * 1997-08-29 1999-03-23 Ishihara Sangyo Kaisha Ltd ペロブスカイト型複合酸化物及びその製造方法
JP2008059843A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Kyoto Univ 固体電解質層及びその製造方法
JP2009238704A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Sumitomo Electric Ind Ltd 固体電解質膜およびリチウム電池

Also Published As

Publication number Publication date
US9196924B2 (en) 2015-11-24
CN102844927B (zh) 2014-11-05
JPWO2011128977A1 (ja) 2013-07-11
US20130071756A1 (en) 2013-03-21
WO2011128977A1 (ja) 2011-10-20
CN102844927A (zh) 2012-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5692221B2 (ja) 固体電解質材料、リチウム電池および固体電解質材料の製造方法
JP5360296B2 (ja) 固体電解質材料、リチウム電池および固体電解質材料の製造方法
JP5392402B2 (ja) 固体電解質材料、リチウム電池および固体電解質材料の製造方法
JP5267678B2 (ja) 固体電解質材料、リチウム電池および固体電解質材料の製造方法
JP2011222415A (ja) 固体電解質材料、リチウム電池および固体電解質材料の製造方法
JP5358522B2 (ja) 固体電解質材料およびリチウム電池
JP5841014B2 (ja) 固体電解質薄膜の製造方法、固体電解質薄膜、および固体電池
CN104659412B (zh) 含平面三角形基团的锂碳硼氧化物固态电解质材料和电池
WO2020045634A1 (ja) 硫化物固体電解質の製造方法、硫化物固体電解質、全固体電池、及び硫化物固体電解質の製造に用いる原料化合物の選択方法
JP2009181807A (ja) 固体電解質、および固体電解質電池、並びにリチウムイオン伝導体の製造方法、固体電解質の製造方法、および固体電解質電池の製造方法
JP2013093167A (ja) 正極活物質の製造方法、正極活物質およびそれを用いた二次電池
JP6748348B2 (ja) 全固体電池
JP2014120265A (ja) 全固体リチウム電池
JP7075006B2 (ja) 固体電解質、及びその製造方法、並びに電池、及びその製造方法
JP7476867B2 (ja) 硫化物固体電解質、電池および硫化物固体電解質の製造方法
JP2014089895A (ja) リチウムイオン電池用の電極活物質層の製造方法及びリチウムイオン電池
WO2022259797A1 (ja) 被覆正極活物質、正極材料、および電池
JP2013161525A (ja) 負極活物質、リチウム電池および負極活物質の製造方法
CN117038923A (zh) 一种黏弹状硫硒复合材料的制备方法和固态电池应用
CN117652040A (zh) 正极材料和电池
CN111052489A (zh) 锂离子二次电池的制造方法、锂离子二次电池
JP2015056215A (ja) 全固体電池

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131126

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140924

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150119

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5692221

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151