JP7070938B2 - ハロヒドロキシ芳香族化合物の製造方法 - Google Patents

ハロヒドロキシ芳香族化合物の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ハロヒドロキシ芳香族化合物の製造方法と、当該製造方法において前述のハロヒドロキシ芳香族化合物の原料として有用なトリハロ環状化合物の製造法と、前述のハロヒドロキシ芳香族化合物の原料として有用な原料組成物とに関する。
フルオロウラシル(5-FU)のプロドラッグであるテガフールに5-FUの分解阻害剤であるギメラシル(5-クロロ-2,4-ジヒドロキシピリジン)及びリン酸化阻害剤であるオテラシルカリウムが配合された薬剤が、経口投与可能な癌化学療法剤として、臨床現場で広く用いられている。かかる癌化学療法剤は、高い抗腫瘍効果を示しながらも消化器へ悪影響を与えにくいという特徴を有する(特許文献1を参照)。
ここで、医療費負担の軽減の観点等から、一般的に、医薬品全般に低価格化が望まれている。かかる観点から、上記の癌化学療法剤の成分であるギメラシルやギメラシルに類似する構造のハロヒドロキシ芳香族化合物についても、安価な製造方法が望まれている。
ギメラシルのようなハロヒドロキシ芳香族化合物の製造方法としては、例えば、3,5-ジクロロピリジン-2,4-ジオールのようなジハロ芳香族化合物を、臭化水素酸のような強酸と亜硫酸水素ナトリウムと、200℃程度の高温で数時間反応させることによるギメラシルの製造方法が知られている(非特許文献1を参照)。
特許第2614164号公報
Recueil Des Travaux Chimiques Des Pays-Bas,1954,73,704 Journal of chemical research, 2018,42,33
しかしながら、非特許文献1に記載される、ギメラシルの製造方法には、以下の1)~4)の問題がある。
1)原料である、3,5-ジクロロピリジン-2,4-ジオールが嵩高いことに起因する、反応容器に多量の原料を仕込みにくかったり、多量の原料を仕込むために容量の大きな反応容器が必要であったり、反応容器への仕込みに時間を要したり、反応容器内の原料を分散又は溶解させるために多量の溶媒が必要であったりする等の要因により、安価な製造設備で短時間に多量のギメラシルを製造しにくく、このため、低コストでのギメラシルの製造が困難であることにより、医療費負担の低減を図れない問題
2)原料の3,5-ジクロロピリジン-2,4-ジオールを製造する際のハロゲン化反応の制御が難しいことに起因し、不純物の少ない3,5-ジクロロピリジン-2,4-ジオールを安価に製造することが困難であることにより、ギメラシルを安価に製造しにくい問題。
3)反応時の亜硫酸ガスの副生に起因して、反応容器に亜硫酸ガス処理装置を併設したり、亜硫酸ガスを閉じ込めるための高圧反応容器を用いたりすることによって高額の設備費用がかかるため、ギメラシルを安価に製造しにくい問題。
4)反応温度が高いため、加熱や冷却に時間を要するとともにエネルギーコストが高く、またオペレーターの作業における危険性が高い問題。
非特許文献2に記載されるように、3,5-ジクロロピリジン-2,4-ジオールを、ヨウ化ナトリウムにより還元すれば、非特許文献1に記載の方法のような高温ではなく、60℃程度の比較的低い反応温度で、ギメラシルを生成させることができる。しかし、この方法では、副生するヨウ素が昇華するため、この方法は工業的生産に適していない。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであって、3,5-ジクロロピリジン-2,4-ジオールのようなジハロ芳香族化合物を原料に用いることによる上記の問題を解消しつつ、安価にギメラシル等のハロヒドロキシ芳香族化合物を製造できるハロヒドロキシ芳香族化合物の製造方法と、当該製造方法において前述のハロヒドロキシ芳香族化合物の原料として有用なトリハロ環状化合物の製造法と、前述のハロヒドロキシ芳香族化合物の原料として有用な原料組成物とを提供することを目的とする。
本発明者らは、ギメラシル等のハロヒドロキシ芳香族化合物を製造する際に、特定の構造のトリハロ環状化合物を還元してハロヒドロキシ芳香族化合物を生成させることによって上記の課題を解決できることを見出し本発明を完成するに至った。より具体的には、本発明は、以下の〔1〕~〔13〕を提供する。
〔1〕下記式(2):
Figure 0007070938000001
(式(2)中、3つのXは互いに同種のハロゲン原子である。)
で表されるトリハロ環状化合物を、還元することを含む下記式(1):
Figure 0007070938000002
(式(1)中、Xは式(2)中のXと同じである。)
で表されるハロヒドロキシ芳香族化合物の製造方法。
〔2〕トリヒドロカルビルホスフィン、又はヨウ化水素を還元剤として用いて、トリハロ環状化合物の還元が行われる、〔1〕に記載のハロヒドロキシ芳香族化合物の製造方法。
〔3〕トリヒドロカルビルホスフィンが、トリアリールホスフィンである、〔2〕に記載のハロヒドロキシ芳香族化合物の製造方法。
〔4〕Xが塩素原子である、〔1〕~〔3〕のいずれか1つに記載のハロヒドロキシ芳香族化合物の製造方法。
〔5〕水、炭素原子数1以上4以下のアルカノール、アセトニトリル、及び酢酸からなる群より選択される1種以上の溶媒中で、式(2)で表される化合物の還元を行う、〔1〕~〔4〕のいずれか1つに記載のハロヒドロキシ芳香族化合物の製造方法。
〔6〕溶媒が水を含む、〔5〕に記載のハロヒドロキシ芳香族化合物の製造方法。
〔7〕溶媒が酢酸を含む、〔5〕又は〔6〕に記載のハロヒドロキシ芳香族化合物の製造方法。
〔8〕下記式(3):
Figure 0007070938000003
で表される化合物を、ハロゲン化剤によりハロゲン化することを含む、下記式(2):
Figure 0007070938000004
(式(2)中、3つのXは互いに同種のハロゲン原子である。)
で表されるトリハロ環状化合物の製造方法。
〔9〕Xが塩素原子である、〔8〕に記載のトリハロ環状化合物の製造方法。
〔10〕ハロゲン化剤が塩化スルフリルである、〔8〕又は〔9〕に記載のトリハロ環状化合物の製造方法。
〔11〕酢酸を含む溶媒中でハロゲン化を行う、〔8〕~〔10〕のいずれか1つに記載の製造方法。
〔12〕
下記式(2):
Figure 0007070938000005
(式(2)中、3つのXは互いに同種のハロゲン原子である。)
で表されるトリハロ環状化合物を、還元して下記式(1):
Figure 0007070938000006
(式(1)中、Xは式(2)中のXと同じである。)
で表されるハロヒドロキシ芳香族化合物を製造するために用いられる原料組成物であって、
原料組成物における、高速液体クロマトグラフィーにより測定される式(2)で表されるトリハロ環状化合物の純度が95%以上であって、
原料組成物中の下記式(5):
Figure 0007070938000007
(式(5)中、Xは式(2)中のXと同じである。)
で表される化合物の含有量が2%以下である、原料組成物。
〔13〕Xが塩素原子である、〔12〕に記載の原料組成物。
本発明によれば、3,5-ジクロロピリジン-2,4-ジオールのようなジハロ芳香族化合物を原料に用いることによる種々の問題を解消しつつ、安価にギメラシル等のハロヒドロキシ芳香族化合物を製造できるハロヒドロキシ芳香族化合物の製造方法と、当該製造方法において前述のハロヒドロキシ芳香族化合物の原料として有用な化合物の製造法と、前述のハロヒドロキシ芳香族化合物の原料として有用な原料組成物とを提供することができる。
≪ハロヒドロキシ芳香族化合物の製造方法≫
ハロヒドロキシ芳香族化合物の製造法では、下記式(1)で表されるハロヒドロキシ芳香族化合物を製造する。
Figure 0007070938000008
式(1)中、Xは、後述する式(2)におけるXとしてのハロゲン原子と同種のハロゲン原子である。
ハロヒドロキシ芳香族化合物の製造方法では、下記式(2)で表されるトリハロ環状化合物を還元することにより、上記式(1)で表されるハロヒドロキシ芳香族化合物を製造する。
Figure 0007070938000009
式(2)中、3つのXは互いに同種のハロゲン原子である。Xとしてのハロゲン原子としては、特に限定されず、例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、又はヨウ素原子であってよい。ギメラシルの製造において、Xは塩素原子であるのが好ましい。
上記式(2)で表されるトリハロ環状化合物の粉体は、3,5-ジクロロピリジン-2,4-ジオールのようなジハロ芳香族化合物の粉体よりも嵩が小さい。このため、ジハロ芳香族化合物を製造する場合と比べて、反応容器、ろ過機、乾燥機等の生産設備を大きくすることなく、製造量を上げることができる。また、還元反応により、ハロヒドロキシ芳香族化合物を製造する際にも、トリハロ環状化合物を少量の溶媒により分散又は溶解させることができるので、ジハロ芳香族化合物を原料として用いるよりも生産効率を上げることができる。
また、後述するように、上記式(2)で表されるトリハロ環状化合物は、不純物の含有量の少ない高純度品としての取得が容易である。つまり、上記式(2)で表されるトリハロ環状化合物は、3,5-ジクロロピリジン-2,4-ジオールのようなジハロ芳香族化合物よりも安価に製造され得る。
上記式(2)で表されるトリハロ環状化合物を還元して上記式(1)で表されるハロヒドロキシ芳香族化合物を製造する際には、3,5-ジクロロピリジン-2,4-ジオールのようなジハロ芳香族化合物を還元して上記式(1)で表されるハロヒドロキシ芳香族化合物を製造する場合よりも、穏やかな条件で還元を実行し得る。
上記式(2)で表されるトリハロ環状化合物を還元する方法は、本発明の目的を阻害しない範囲で特に限定されない。トリハロ環状化合物を還元する方法としては、トリヒドロカルビルホスフィン、又はヨウ化水素を還元剤として用いる方法が好ましい。
トリヒドロカルビルホスフィン、及びヨウ化水素の中では、反応中のヨウ素の析出が生じない点でトリヒドロカルビルホスフィンが好ましい。
トリヒドロカルビルホスフィンの例としては、トリメチルホスフィン、トリエチルホスフィン、トリ-n-プロピルホスフィン、トリイソプロピルホスフィン、及びトリ-n-ブチルホスフィン等のトリアルキルホスフィン、トリシクロヘキシルホスフィン等のトリシクロアルキルホスフィン、トリフェニルホスフィン、トリ-o-トリルホスフィン、トリ-m-トリルホスフィン、及びトリ-p-トリルホスフィン等のトリアリールホスフィンが好ましい。
これらのトリヒドロカルビルホスフィンの中では、入手や取扱の容易性や、還元反応を良好に進行させやすいこと等からトリアリールホスフィンが好ましく、トリフェニルホスフィンがより好ましい。
還元剤の使用量は、所望する程度に還元反応が進行する限り特に限定されない。還元剤の使用量は、例えば、上記式(2)で表されるトリハロ環状化合物1モルに対して、2.0倍モル以上が好ましく、2.1倍モル以上が好ましく、2.5倍モル以上がより好ましい。還元剤の使用量の上限は特にないが、所望する化合物の製造コストを低く抑え、生成した式(1)で表されるハロヒドロキシ芳香族化合物の精製を容易にする観点から、上記式(2)で表されるトリハロ環状化合物1モルに対して、4.0倍モル以下が好ましく、3.0倍モル以下がより好ましい。
上記の還元反応は、通常、溶媒中で行われる。還元反応に用いられる溶媒としては、本発明の目的を阻害しない範囲で特に限定されない。還元反応に用いられる溶媒としては、例えば、水、炭素原子数1以上4以下のアルカノール、アセトニトリル、及び酢酸からなる群より選択される1種以上の溶媒が挙げられる。炭素原子数1以上4以下のアルカノールとしては、メタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、及びn-ブタノール等が挙げられる。
還元反応を速やかに進行させる点では、溶媒が水を含むのが好ましく、溶媒が水であるのがより好ましい。含水溶媒中の水の量は、例えば、50質量%以上が好ましく、70質量%以上がより好ましく、80質量%以上がさらに好ましく、90質量%以上が特に好ましい。
生成物の着色を抑制しやすい点では、溶媒が酢酸を含むのが好ましい。溶媒中の酢酸の量は、例えば、5質量%以上が好ましく、7質量%以上がより好ましく、10質量%以上がさらに好ましく、20質量%以下が特に好ましい。
溶媒の使用量は、本発明の目的を阻害しない範囲で特に限定されない。溶媒の使用量は、上記式(2)で表されるトリハロ環状化合物1g当たり、5mL以上が好ましく、7mL以上がより好ましく、7mL以上20mL以下がさらに好ましく、10mL以上15mL以下が特に好ましい。
還元反応の温度、及び時間は、所望する程度に還元反応が進行する限り特に限定されない。還元反応の進行の程度と、製造コストとのバランスの点で、反応温度は、80℃以上150℃以下が好ましく、90℃以上130℃以下がより好ましい。また、反応時間は、6時間以上72時間以下が好ましく、6時間以上50時間以下がより好ましく、20時間以上50時間以下がさらに好ましい。
上記のように還元反応を行い、式(1)で表されるハロヒドロキシ芳香族化合物を生成させた後は、溶媒の種類や副生物の種類等を考慮しつつ、濃縮・乾固、有機溶媒抽出、酸性水抽出、塩基性水抽出、酸性水洗浄、塩基性水洗浄、水洗浄、有機溶媒洗浄、再結晶、活性炭処理等の周知の方法を適宜組み合わせて、粗製のハロヒドロキシ芳香族化合物を精製するのが好ましい。必要に応じて、ハロヒドロキシ芳香族化合物の結晶形を変換する操作が含まれてもよい。
≪トリハロ環状化合物の製造方法≫
前述のハロヒドロキシ芳香族化合物の原料として有用な前述の式(2)で表されるトリハロ環状化合物は、下記式(3):
Figure 0007070938000010
で表される化合物を、ハロゲン化剤によりハロゲン化することを含む、方法により製造されるのが好ましい。
式(2)で表されるトリハロ環状化合物におけるハロゲン原子Xは、ハロヒドロキシ芳香族化合物の製造方法について前述した通りである。
トリハロ環状化合物の製造方法において使用されるハロゲン化剤は、ハロゲン化が良好に進行する限り特に限定されない。好ましいハロゲン化剤としては、塩素、塩化スルフリル、臭素、及び臭化スルフリル等が挙げられる。ギメラシル(式(1)で表され、Xが塩素原子である化合物)の製造においては塩化スルフリルが好ましい。
ハロゲン化剤の使用量は、上記式(3)で表される化合物のトリハロゲン化が所望する程度に進行する限り特に限定されない。ハロゲン化剤の使用量は、例えば、上記式(3)で表される化合物1モルに対して、3.0倍モル以上が好ましく、3.1倍モル以上が好ましく、3.5倍モル以上がより好ましく、4.0倍モル以上がさらに好ましい。ハロゲン化剤の使用量の上限は特にないが、所望する化合物の製造コストを低く抑え、生成した式(2)で表されるトリハロ環状化合物の精製を容易にする観点から、上記式(3)で表される化合物1モルに対して、5.0倍モル以下が好ましく、4.5倍モル以下がより好ましい。
式(3)で表される化合物とハロゲン化剤との反応は、溶媒の存在下に行われても、溶媒の不存在下で行われてもよいが、反応温度の管理の観点から、溶媒の存在下に行われるのが好ましい。
式(3)で表される化合物とハロゲン化剤との反応において使用される溶媒は、ハロゲン化が良好に進行する限り特に限定されない。溶媒の例としては、例えば、クロロベンゼン、キシレン、トルエン、ベンゼン等の芳香族溶媒;ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素溶媒;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2-ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素溶媒;酢酸、プロピオン酸等の有機酸類等が挙げられる。
有機溶媒は、反応の促進の点、反応後の生成物の取り出し操作を容易にできる点等で酢酸、プロピオン酸等の親水性の有機酸類を含むのが好ましく、酢酸を含むのがより好ましい。
溶媒中の有機酸類の含有量としては、例えば、70質量%以上が好ましく、80質量%以上がより好ましく、90質量%以上がさらに好ましく、95質量%以上がさらにより好ましく、100質量%が特に好ましい。
式(3)で表される化合物とハロゲン化剤との反応における溶媒の使用量は、式(3)で表される化合物1gに対して、3mL以上20mL以下が好ましく、4mL以上15mL以下がより好ましく、5mL以上10mL以下がさらに好ましい。
式(3)で表される化合物とハロゲン化剤との反応の温度、及び時間は、所望する程度にハロゲン化反応が進行する限り特に限定されない。還元反応の進行の程度、副反応の抑制、着色の抑制及び製造コストのバランスの点で、反応温度は、10℃以上50℃以下が好ましく、20℃以上30℃以下がより好ましい。また、反応時間は、1時間以上45時間以下が好ましく、2時間以上40時間以下がより好ましく、3時間以上30時間以下がさらに好ましい。
上記のようにハロゲン化反応を行い、式(2)で表されるトリハロ環状化合物を生成させた後は、溶媒の種類や副生物の種類等を考慮しつつ、濃縮・乾固、有機溶媒抽出、酸性水抽出、塩基性水抽出、酸性水洗浄、塩基性水洗浄、水洗浄、有機溶媒洗浄、再結晶等の周知の方法を適宜組み合わせて、粗製のトリハロ環状化合物を精製しつつ、トリハロ環状化合物を回収するのが好ましい。
≪原料組成物≫
原料組成物は、前述のハロヒドロキシ芳香族化合物の製造方法において、ハロヒドロキシ芳香族化合物を製造するために用いられる。
原料組成物における、式(2)で表されるトリハロ環状化合物の純度が95%以上であり、96%以上であるのがより好ましい。
トリハロ環状化合物の純度は、例えば、液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いる下記方法により測定される。
<HPLC測定条件>
検出器:紫外可視吸光光度計
測定波長:264nm
カラム:Unison UK-Phenyl 3μm内径4.6mm、長さ25cm
カラム温度:40℃
移動相:リン酸二水素カリウム水溶液とアセトニトリルの混合液
流量:毎分1.0mL
試料溶液注入量:10μL
面積測定範囲:20分
ニードル洗浄液:アセトニトリル
HPLCの測定条件は、以上の条件に限定されない。検出され得るすべてのピークが、結果に影響を与えない程度に分離される条件であればよい。
原料組成物中の下記式(5)で表される化合物の含有量は、2%以下であり、1%以下がより好ましい。
Figure 0007070938000011
上記の原料組成物は、3,5-ジクロロピリジン-2,4-ジオールのようなジハロ芳香族化合物、3-クロロピリジン-2,4-ジオールのようなモノハロ芳香族化合物を少量しか含まない。このため、上記の原料組成物は、ジハロ芳香族化合物を前述の式(1)で表されるハロヒドロキシ芳香族化合物の製造原料として用いることによる不具合をほとんど生じさせず、式(1)で表されるハロヒドロキシ芳香族化合物において、式(5)で表される化合物を不純物としてほとんど混入させない。
上記の原料組成物は、例えば、前述のトリハロ環状化合物の製造方法によって容易に製造することができる。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〕
2,4-ジヒドロキシピリジン250gを、反応容器中で、酢酸1250mL中に分散させた。次いで、反応容器中に、塩化スルフリル1214gを1時間30分かけて加え、20℃から30℃の範囲で撹拌を行った。この時、反応液は白色の懸濁液から黄色の懸濁液となった。25時間撹拌後、反応液を氷水で冷却し、液温を10℃以下に冷却した。次いで、水45Lを20分かけて反応容器内に投入した。反応液を氷水につけたまま1時間撹拌を行った後、減圧ろ過を行って、析出した生成物をろ取した。ろ過で得られた結晶を水45Lで洗浄し、ろ液が分離されなくなるまで十分に減圧ろ過することで3,3,5-トリクロロ-1H-ピリジン-2,4-ジオンのWet結晶(黄色結晶)421gを得た。このWet結晶の一部を採取して減圧乾燥することで、結晶のWet率を求めて収率を算出した。収率は80%であった。残ったWet結晶は乾燥することなく、実施例3の還元反応に用いた。
〔実施例2〕
実施例1で得られたWet結晶を20mg秤取した。秤取したWet結晶を、10%亜硫酸ナトリウム水溶液1mLに加えて溶解させた。得られた溶液に、超音波を1分間照射した。このとき、溶液は黄色から無色になり、白色の結晶が析出した。この白色結晶を含む液を水:アセトニトリルの混液(19:1)で、20mLにメスアップし、析出した結晶を溶解させて、試料溶液を得た。試料溶液を、HPLC(Watres 2695)にて分析した。分析条件は、下記の通りである。
検出器:紫外可視吸光光度計(Waters 2487)
測定波長:264nm
カラム:Unison UK-Phenyl 3μm内径4.6mm、長さ25cm
カラム温度:40℃
移動相:リン酸二水素カリウム水溶液とアセトニトリルの混液
流量:毎分1.0mL
試料溶液注入量:10μL
分析時間:60分
ニードル洗浄液:アセトニトリル
移動相は、次のように調整した。リン酸二水素カリウム0.68gを水1000mLに溶解させた。得られた溶液のpHを、リン酸によって2±0.02に調製した。この溶液950mLにアセトニトリル50mLを加えた混液を移動相とした。
HPLC分析において、測定開始から20分の範囲で得られたピークの面積の合計(ただし、溶解液由来、ベースライン由来及び亜硫酸ナトリウムのピークを除く)から、各ピークの面積百分率を算出した。その結果、3,3,5-トリクロロ-1H-ピリジン-2,4-ジオンの純度は95.6%であった。また、3-クロロピリジン-2,4-ジオールは0.6%であり、原料の2,4-ピリジンジオールは未検出であった。
〔実施例3〕
反応容器中で、水3500mLと酢酸388mLを混ぜ合わせて、濃度約10質量%の酢酸水溶液を調製した。調製した酢酸水溶液に、実施例1で得た3,3,5-トリクロロ-1H-ピリジン-2,4-ジオンのWet結晶420g(実施例1で求めたWet率で換算すると実施的な含量は388g)と、トリフェニルホスフィン1186gとを加えたところ、反応容器中の反応液が2層に分離した。反応液を外温120℃で加熱して、反応液の温度が90℃以上になった時点から20時間撹拌を行った。撹拌中、反応液の温度は、概ね、100℃~105℃であった。撹拌後、反応液を50℃~60℃に冷却した。その後、濃塩酸388mL、3M塩酸水溶液1940mL、及びトルエン388mLをこの順で反応容器内に加えた。混合後の液を静置し、有機層と、水層とに分離した。得られた水層を、トルエン1940mLでさらに洗浄した。洗浄後の水層を40℃まで冷却した。その後、水層に、水388mLに懸濁させた活性炭38gを加えて、20℃~40℃で活性炭を含む水層を1時間撹拌した。撹拌後、活性炭を含む水層を孔径1μmのフィルターを通過させて、活性炭を分離した。分離された活性炭を水770mLで洗浄し、孔径1μmのフィルターを用いて洗浄液から活性炭を分離した。得られた洗浄液を、活性炭で処理された水層と混合した。次いで、得られた混合液を外温15℃で冷却した。この時、混合液のpHは-0.3であった。8M水酸化ナトリウム水溶液1200mLと2M水酸化ナトリウム水溶液2300mLを用いて混合液のpHを3.6に調整し、10℃~30℃で1時間撹拌を行った。その後、減圧ろ過を行って、生成物の結晶をろ取した。得られた結晶を水70Lで洗浄し、ろ液が分離されなくなるまで十分に減圧ろ過することでギメラシル(5-クロロ-2,4-ジヒドロキシピリジン)のWet結晶を得た。
メタノール1800mLとアセトン1800mLとの混合溶液に、得られたギメラシルのWet結晶を加えた。ギメラシルを含む混合溶液を還流条件下で1時間撹拌した。撹拌後、混合溶液を氷水で冷却した。次いで、混合溶液をさらに1時間撹拌した。その後、減圧ろ過を行って、ギメラシルの結晶をろ取した。ろ過した結晶を、アセトン1164mLで洗浄した後、ギメラシルのWet結晶を減圧ろ過により回収した。得られたWet結晶に対して、一連のアセトンによる洗浄操作をもう一度行った後、得られたWet結晶を、15時間減圧乾燥することでギメラシル166gが得られた。実施例1での2,4-ジヒドロキシピリジンのハロゲン化から、実施例3での還元反応によるギメラシルの合成までの工程における、実施例1での2,4-ジヒドロキシピリジンの使用量に基づくギメラシルの収率は51%であった。
〔実施例4〕
実施例3で得られたギメラシルを10mg秤取し、水:アセトニトリルの混液(19:1)で、20mLに溶解させてHPLC用の測定試料を調製した。試料溶液をHPLC(Watres 2695)にて分析した。分析条件は、下記の通りである。
検出器:紫外可視吸光光度計(Waters 2487)
測定波長:264nm
カラム:Unison UK-Phenyl 3μm内径4.6mm、長さ25cm
カラム温度:40℃
移動相A:水:アセトニトリル:リン酸=950:50:1の混液
移動相B:アセトニトリル:水:リン酸=950:50:1
グラジエント条件:0~10分までA:B=100:0、そこから20分かけてA:B=0:100に変化させて5分間維持させた後、A:B=100:0に戻す
流量:毎分1.0mL
試料溶液注入量:10μL
分析時間:45分
ニードル洗浄液:アセトニトリル
測定開始から35分の範囲で得られたピークの面積の合計(ただし、溶解液由来及びベースライン由来のピークを除く)から、各ピークの面積百分率を算出した。その結果、ギメラシルの純度は99.9%であった。また、2,4-ピリジンジオールが0.1%であり、3-クロロピリジン-2,4-ジオール、トリフェニルホスフィン、及びトリフェニルホスフィンオキシドは未検出であった。
〔実施例5〕
実施例1の方法に従って得た3,3,5-トリクロロ-1H-ピリジン-2,4-ジオン40g(187mmol)を含むWet結晶、トリフェニルホスフィン122g(465mmol)、及び濃度10質量%の酢酸水溶液を、反応容器中に仕込んだ。反応容器中の反応液を外温120℃で加熱し、22時間反応液を撹拌して還元反応を行った。反応終了後、反応液に、濃塩酸40mLとトルエン400mLとを混合した。混合後の液を静置し、有機層と、水層とに分離した。得られた有機層を、3M塩酸200mLと混合した後、混合液を静置して水層を回収した。2回の分液操作で回収された水層を混合した後、10~15℃において、混合後の水層のpHを8M水酸化ナトリウム水溶液によって4に調整した。その後、水層中に析出した、ギメラシル(5-クロロ-2,4-ジヒドロキシピリジン)の結晶をろ取した後、減圧乾燥させて、ギメラシル21.6g(収率79.8%)を得た。
〔比較例1〕
3,5-ジクロロピリジン-2,4-ジオール1gを、反応容器中で水20mL中に分散させた。次いで、反応容器中に、ヨウ化水素3.9gを加えた後、100℃で24時間還元反応を行った。反応後、反応液中に水酸化ナトリウム水溶液を加えた後、反応液をろ過した。ろ過後の反応液のpHを塩酸水溶液により4に調整し、反応液中に、ギメラシルの結晶を析出させた。析出した結晶をろ取した後、減圧乾燥させて、ギメラシル0.43g(収率54.7%)を得た。
実施例5、比較例1との比較によれば、3,5-ジクロロピリジン-2,4-ジオールを原料として用いる場合、ギメラシルの収率が低いが、3,3,5-トリクロロ-1H-ピリジン-2,4-ジオンを原料として用いる場合、ギメラシルを高収率で製造可能であることが分かる。

Claims (13)

  1. 下記式(2):
    Figure 0007070938000012
    (式(2)中、3つのXは互いに同種のハロゲン原子である。)
    で表されるトリハロ環状化合物を、還元することを含む下記式(1):
    Figure 0007070938000013
    (式(1)中、Xは前記式(2)中のXと同じである。)
    で表されるハロヒドロキシ芳香族化合物の製造方法。
  2. トリヒドロカルビルホスフィン、又はヨウ化水素を還元剤として用いて、前記トリハロ環状化合物の還元が行われる、請求項1に記載のハロヒドロキシ芳香族化合物の製造方法。
  3. 前記トリヒドロカルビルホスフィンが、トリアリールホスフィンである、請求項2に記載のハロヒドロキシ芳香族化合物の製造方法。
  4. 前記Xが塩素原子である、請求項1~3のいずれか1項に記載のハロヒドロキシ芳香族化合物の製造方法。
  5. 水、炭素原子数1以上4以下のアルカノール、アセトニトリル、及び酢酸からなる群より選択される1種以上の溶媒中で、前記式(2)で表される化合物の還元を行う、請求項1~4のいずれか1項に記載のハロヒドロキシ芳香族化合物の製造方法。
  6. 前記溶媒が水を含む、請求項5に記載のハロヒドロキシ芳香族化合物の製造方法。
  7. 前記溶媒が前記酢酸を含む、請求項5又は6に記載のハロヒドロキシ芳香族化合物の製造方法。
  8. 下記式(3):
    Figure 0007070938000014
    で表される化合物を、ハロゲン化剤によりハロゲン化することを含む、下記式(2):
    Figure 0007070938000015
    (式(2)中、3つのXは互いに同種のハロゲン原子である。)
    で表されるトリハロ環状化合物の製造方法。
  9. 前記Xが塩素原子である、請求項8に記載の製造方法。
  10. 前記ハロゲン化剤が塩化スルフリルである、請求項8又は9に記載のトリハロ環状化合物の製造方法。
  11. 酢酸を含む溶媒中でハロゲン化を行う、請求項8~10のいずれか1項に記載のトリハロ環状化合物の製造方法。
  12. 下記式(2):
    Figure 0007070938000016
    (式(2)中、3つのXは互いに同種のハロゲン原子である。)
    で表されるトリハロ環状化合物を、還元して下記式(1):
    Figure 0007070938000017
    (式(1)中、Xは式(2)中のXと同じである。)
    で表されるハロヒドロキシ芳香族化合物を製造するために用いられる原料組成物であって、
    前記原料組成物における、高速液体クロマトグラフィーにより測定される前記式(2)で表されるトリハロ環状化合物の純度が95%以上であって、
    前記原料組成物中の下記式(5):
    Figure 0007070938000018
    (式(5)中、Xは式(2)中のXと同じである。)
    で表される化合物の含有量が2%以下である、原料組成物。
  13. 前記Xが塩素原子である、請求項12に記載の原料組成物。
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