JP7063987B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗型車両に関し、特に車両の前方の状況を検出する検出ユニットをクリーニングすることが可能な鞍乗型車両に関する。
例えば、特許文献1には、車両の前方の状況を検出する検出ユニットとして、カメラを搭載した自動二輪車が開示されている。
特開2015-123840号公報
検出ユニットの前方部分であるレンズ部に、ゴミ等の汚れが付着した場合、検出ユニットにより得られる検出値は低下し得る。より優れた検出値を取得するためには、検出ユニットに付着した汚れを払拭することにより検出ユニットのクリーニングを行うことが必要とされる。
本発明は、検知手段を払拭してクリーニングを行うことが可能な鞍乗型車両を提供する。
請求項1の本発明の鞍乗型車両は、車両(1)の前方の状況を検知する検知手段(16A)と、
前記検知手段(16A)をクリーニングすることが可能なクリーニング手段(16C)と、
前記車両(1)の高さ方向において、前記検知手段(16A)に対する前記クリーニング手段(16C)の位置を変更する可動手段(257)と、を備え、
前記クリーニング手段(16C)は、前記位置の変更により前記検知手段(16A)と接触する部分を払拭することにより前記クリーニングを行い、
前記可動手段(257)は、
前記クリーニング手段(16C)が取り付けられている前記車両(1)のウインドスクリーン(13)の位置を変更し、
前記ウインドスクリーン(13)の位置に応じて、前記検知手段(16A)に対する前記クリーニング手段(16C)の位置を変更することを特徴とする。
請求項2の鞍乗り型車両では、前記ウインドスクリーン(13)は、前記可動手段(257)により、前記車両(1)の高さ方向における第1の位置と、前記第1の位置に比べて高い第2の位置との間で移動可能であり、
前記クリーニング手段(16C)は、前記ウインドスクリーン(13)が前記第1の位置にある状態で、前記検知手段(16A)の前方且つ下方にずれた位置に移動し、
前記クリーニング手段(16C)は、前記ウインドスクリーン(13)が前記第2の位置にある状態で、前記検知手段(16A)の後方且つ上方にずれた位置に移動し、
前記クリーニング手段(16C)は、前記ウインドスクリーン(13)が前記第1の位置と前記第2の位置との間の第3の位置にある状態で、前記車両(1)の前後方向において前記検知手段(16A)の前方の位置に移動する。
請求項の鞍乗り型車両では、前記クリーニング手段(16C)は、前記第1の位置から前記第2の位置への移動、又は、前記第2の位置から前記第1の位置への移動において、前記第3の位置で、前記検知手段(16A)の前方部分と接触した状態で前記検知手段(16A)の前方部分を払拭する。
請求項の鞍乗り型車両では、前記可動手段(257)は、
前記ウインドスクリーン(13)の位置を変更する駆動機構(282、283、284)と、
前記駆動機構(282、283、284)を動作させるアクチュエータ(295)と、を備える。
請求項の鞍乗り型車両は、前記車両(1)を制御する制御手段(ECU、C11、C12)を更に備え、
前記制御手段(ECU、C11、C12)は、
前記車両(1)の駆動源(21)の始動を許可した後に、
前記アクチュエータ(295)を制御して、前記ウインドスクリーン(13)を前記第1の位置から前記第2の位置へ移動させる。
請求項の鞍乗り型車両は、前記ウインドスクリーンの位置を操作可能な操作手段(BT)を更に備え、
前記制御手段(ECU、C11、C12)は、前記操作手段(BT)からの入力信号に基づいて、前記アクチュエータ(295)を制御して、前記ウインドスクリーン(13)を移動させる。
請求項の鞍乗り型車両では、前記クリーニング手段(16C)は、前記車両(1)の正面視に対して、前記ウインドスクリーン(13)の少なくとも裏面の一部に配置されている。
請求項の鞍乗り型車両では、前記クリーニング手段(16C)は、前記ウインドスクリーン(13)の下端部(13a)に配置されている。
請求項の鞍乗り型車両では、前記検知手段(16A)は、撮像素子(160)と、前記撮像素子(160)の前方に配置された、レンズ部を含む光学系部材とを有するカメラであり
記クリーニング手段(16C)は、前記光学系部材を払拭することによりクリーニングを行う。
請求項1に記載の鞍乗型車両によれば、クリーニング手段の払拭により検知手段のクリーニングを行うことが可能な鞍乗型車両を提供することができる。これにより、検知手段は、より優れた検出値を取得することが可能になる。
請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の鞍乗型車両によれば、ウインドスクリーンの位置に応じて、検知手段に対するクリーニング手段の位置を変更することにより検知手段と接触する部分を払拭することができる。これにより、検知手段の前方部分をクリーニングすることができ、検知手段は、より優れた検出値を取得することが可能になる。
請求項に記載の鞍乗型車両によれば、検知手段の前方部分をクリーニングすることができ、検知手段は、より優れた検出値を取得することが可能になる。また、クリーニング手段が第1の位置から第2の位置への移動することにより、検知手段の前方の空間が開放され、検知手段は車両の前方を撮像することが可能になる。また、クリーニング手段が第2の位置から第1の位置への移動することにより、車両の走行時に、検知手段の前方部分に付着した汚れを除去することができる。
請求項乃至請求項のいずれか1項に記載の鞍乗型車両によれば、可動手段を制御することにより、ウインドスクリーンの位置を制御することができる。ウインドスクリーンの位置制御に基づいて、クリーニング手段の位置を変更する際に、クリーニング手段は検知手段と接触する部分を払拭する。これにより、検知手段をクリーニングすることができ、検知手段は、より優れた検出値を取得することが可能になる。
請求項または請求項に記載の鞍乗型車両によれば、クリーニング手段により、フロントカバー12の背後に配置された検出手段のクリーニングを行うことが可能な鞍乗型車両を提供することができる。
請求項に記載の鞍乗型車両によれば、クリーニング手段の払拭により、撮像素子の前方に配置された、光学系部材のクリーニングを行うことが可能な鞍乗型車両を提供することができる。これにより、検知手段をクリーニングすることができ、検知手段は、より優れた検出値を取得することが可能になる。
一実施形態に係る鞍乗型車両の右側の側面図。 図1の鞍乗型車両の正面図。 ヘッドライトユニット周辺の拡大図。 鞍乗型車両の前部構造における概略断面図。 鞍乗型車両の前部構造における概略断面図。 ウインドスクリーンを移動する可動装置の構成を示す図。 可動装置の主要部を示す左側面図。 可動装置の動作例を示す図。 鞍乗型車両を制御する制御部の機能構成を示す図。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。この実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、以下の実施形態によって限定されるわけではない。各図において、矢印X、Y、Zは互いに直交する方向を示し、X方向は自動二輪車(鞍乗型車両)の前後方向、Y方向は鞍乗型車両の車幅方向(左右方向)、Z方向は上下方向を示す。鞍乗型車両の左、右は前進方向で見た場合の左、右である。以下、鞍乗型車両の前後方向の前方または後方のことを単に前方または後方と呼ぶ場合がある。また、鞍乗型車両の車幅方向(左右方向)の内側または外側のことを単に内側または外側と呼ぶことがある。
<鞍乗型車両の概要>
図1は、本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両1の右側の側面図であり、図2は鞍乗型車両1の正面図である。鞍乗型車両1は、長距離の移動に適したツアラー系の自動二輪車であるが、本発明は他の形式の自動二輪車を含む各種の鞍乗型車両に適用可能であり、また、内燃機関を駆動源とする車両のほか、モータを駆動源とする電動車両にも適用可能である。以下、鞍乗型車両1のことを車両1と呼ぶ場合がある。
車両1は、前輪FWと後輪RWとの間にパワーユニット2を備える。パワーユニット2は本実施形態の場合、水平対向六気筒のエンジン21と変速機22とを含む。変速機22の駆動力は不図示のドライブシャフトを介して後輪RWに伝達され、後輪RWを回転する。
パワーユニット2は車体フレーム3に支持されている。車体フレーム3は、X方向に延設された左右一対のメインフレーム31を含む。メインフレーム31の上方には、燃料タンク5やエアクリーナボックス(不図示)が配置されている。燃料タンク5の前方には、運転者(ライダ)に対して各種の情報を表示するメーターパネルMPが設けられている。左ハンドル近傍のハンドルスイッチ部HS(図7)には、ライダがウインドスクリーン13の移動操作(上昇または降下操作)を行うための操作部BTが配置されている。操作部BTからの入力信号により、ウインドスクリーン13の位置を操作可能である。
メインフレーム31の前側端部には、ハンドル8によって回動される操向軸(不図示)を回動自在に支持するヘッドパイプ32が設けられている。メインフレーム31の後端部には、左右一対のピボットプレート33が設けられている。ピボットプレート33の下端部とメインフレーム31の前端部とは左右一対のロアアーム(不図示)により接続され、パワーユニット2はメインフレーム31とロアアームとに支持される。メインフレーム31の後端部には、また、後方へ延びる左右一対のシートレールが設けられており、シートレールにはライダが着座するシート4aや同乗者が着座するシート4b及びリアトランク7b等が支持されている。
ピボットプレート33には、前後方向に延びるリアスイングアーム(不図示)の前端部が揺動自在に支持されている。リアスイングアームは、上下方向に揺動可能とされ、その後端部に後輪RWが支持されている。後輪RWの下部側方には、エンジン21の排気を消音する排気マフラ6がX方向に延設されている。後輪RWの上部側方には左右のサドルバック7aが設けられている。
メインフレーム31の前端部には、前輪FWを揺動自在に支持するフロントサスペンション機構9が構成されている。フロントサスペンション機構9は、アッパリンク91、ロワリンク92、フォーク支持体93、クッションユニット94、左右一対のフロントフォーク95を含む。フロントサスペンション機構9において、アッパリンク91、ロワリンク92、フォーク支持体93、及びクッションユニット94は、車両1のフロントフォーク95を支持する支持機構を構成する。
アッパリンク91及びロワリンク92は、それぞれメインフレーム31の前端部に上下に配置されている。アッパリンク91及びロワリンク92の各後端部は、メインフレーム31の前端部に揺動自在に連結されている。アッパリンク91及びロワリンク92は、フォーク支持体93に揺動自在に連結されている。クッションユニット94は、コイルスプリングにショックアブソーバを挿通した構造を有し、その上端部は、メインフレーム31に揺動自在に支持されている。クッションユニット94の下端部は、ロワリンク92に揺動自在に支持されている。
フォーク支持体93は、筒状をなすとともに後傾している。フォーク支持体93には操舵軸96がその軸回りに回転自在に支持されている。操舵軸96はフォーク支持体93を挿通する軸部(不図示)を有する。操舵軸96の下端部にはブリッジ(不図示)が設けられており、このブリッジには左右一対のフロントフォーク95が支持されている。前輪FWはフロントフォーク95に回転自在に支持されている。操舵軸96の上端部は、リンク97を介して、ハンドル8によって回動される操向軸(不図示)に連結されている。ハンドル8の操舵によって操舵軸96が回転し、前輪FWが操舵される。前輪FWの上部は、フェンダ10で覆われており、このフェンダ10はフロントフォーク95に支持されている。
<前部構造>
図1~図4A、図4Bを参照して車両1の前部構造について説明する。図3は車両1のヘッドライトユニット11の周辺の拡大図であり、図4A及び図4Bは図3のI-I線(中心線CL)に沿う車両1の前部構造における概略断面図である。車両1の前部には、車両1の前方に光を照射するヘッドライトユニット11が配置されている。本実施形態のヘッドライトユニット11は右側の光照射部11Rと、左側の光照射部11Lとを左右対称に備える二眼タイプのヘッドライトユニットである。
光照射部11Rは、光源111Rとリフレクタ112Rの組が複数組(図示の例では5組)設けられている。光源111RはLED等の発光素子である。リフレクタ112Rは光源111Rの後側で光源111Rを囲むように設けられ、光源111Rが発光した光を車両1の前方へ反射する。
光照射部11Lは光照射部11Rと同様の構成であり、光源111Lとリフレクタ112Lの組が複数組(図示の例では5組)設けられている。光源111LはLED等の発光素子である。リフレクタ112Lは光源111Lの後側で光源111Lを囲むように設けられ、光源111Lが発光した光を車両1の前方へ反射する。リフレクタ112R及びリフレクタ112Lの表面には、光の反射率を高めるために金属によるメッキ処理が施されており、光源111R及び光源111Lの光は、リフレクタ112R及びリフレクタ112Lの表面で反射して車両1の前方を照射する。
ヘッドライトユニット11の前面にはレンズ部11aが配置されている。レンズ部11aは透過性を有する樹脂等で形成されている。本実施形態のレンズ部11aは、光照射部11Rおよび光照射部11Lの双方を覆うように設けられた部材である。ヘッドライトユニット11は、レンズ部11aとハウジング11bとによりその外装が形成され、その内部空間に、図4A、図4Bで模式的に示す電気回路11dが配置されている。電気回路11dは、上述したリフレクタ112R、112L、光源111R、111Lやその駆動回路等を含む。
車両1の前部はフロントカバー12で覆われ、車両1の前側の側部は左右一対のサイドカバー14で覆われている。
フロントカバー12の側方には左右一対のサイドミラーユニット15が配置されている。サイドミラーユニット15にはライダが後方を視認するためのサイドミラー(不図示)が支持されている。
フロントカバー12は、カウル部材121~123を含み、カウル部材121~123がフロントカウルを構成している。カウル部材121はY方向に延在してフロントカバー12の本体を構成し、カウル部材122はカウル部材121の上側の部分を構成している。カウル部材123はカウル部材121の下側の部分を構成し、カウル部材121から下方向に離間して配設されている。
カウル部材121とカウル部材123との間、及び、左右一対のサイドカバー14の間に、ヘッドライトユニット11を露出させる開口が形成され、この開口の上縁はカウル部材121により画定され、下縁はカウル部材123により画定され、左右の側縁はサイドカバー14で画定される。
<ウインドスクリーン13>
フロントカバー12の上方で、かつ、メーターパネルMPを覆うカバーCVの外側にはウインドスクリーン13が配置されている。ウインドスクリーン13は、走行中にライダが受ける風圧を軽減する風防であり、例えば、透明な樹脂部材で形成されている。ウインドスクリーン13は、車幅方向外側ほど下方に位置するように湾曲すると共に、側面視で後側ほど上方に位置するように湾曲する形状を有する。
ウインドスクリーン13の下端部13aは、前下方に向けて凸をなすように形成されている。下端部13aの下端縁は、車両1の正面視で下方に向けて凸をなすように緩やかな曲率を有するように形成されている。車両1の正面視に対して、ウインドスクリーン13の少なくとも裏面の一部には、後に説明する検知ユニット(例えば、撮像ユニット16A)をクリーニングすることが可能なクリーニング部材16Cが着脱可能に配置されている。また、車両1の高さ方向(Z方向)において、クリーニング部材16Cは、ウインドスクリーン13の下端部13aに配置されている。ウインドスクリーン13は、後に説明する可動装置257の動作により、車両1の高さ方向における第1の位置(下方の位置)と第1の位置に比べて高い第2の位置(上方の位置)との間で移動可能である。
図4Aにおいて、実線で示すウインドスクリーン13は第1の位置(下方の位置)にある状態を示しており、破線で示すウインドスクリーン13は第2の位置(上方の位置)にある状態を示している。矢印AA方向はウインドスクリーン13の移動方向を示している。
また、図4Bにおいて、実線で示すウインドスクリーン13は、第1の位置(下方の位置)と第2の位置(上方の位置)との間の第3の位置にある状態を示している。ウインドスクリーン13の裏面に装着されたクリーニング部材16Cは、第1の位置と第2の位置との間の第3の位置で、撮像ユニット16Aの前方部分と接触するように構成されている。
図4Bでは、ウインドスクリーン13が第1の位置から第2の位置に上昇移動する場合に第3の位置でクリーニング部材16Cが装着部材161と接触する状態を示しているが、ウインドスクリーン13が第2の位置から第1の位置に降下移動する場合も同様に、第3の位置でクリーニング部材16Cが撮像ユニット16Aの前方部分と接触する。ウインドスクリーン13の移動によりクリーニング部材16Cが検知ユニットと接触する部分を払拭することにより検知ユニット(撮像ユニット16A)のクリーニングを行うことができる。
<可動装置257>
ウインドスクリーン13は、可動装置257により、車両1の高さ方向(Z方向)において、昇降位置を変更可能に構成されている。図5は、ウインドスクリーン13を移動する可動装置257の構成を示す図であり、可動装置257は、車両1の高さ方向において、車両1のウインドスクリーン13の位置(昇降位置)を変更し、ウインドスクリーン13の位置に応じて、検知ユニット(撮像ユニット16A)に対するクリーニング部材16Cの位置を変更する。クリーニング部材16Cは、位置の変更により検知ユニット(撮像ユニット16A)と接触する部分を払拭することによりクリーニングを行う。本実施形態では、可動装置257は、ウインドスクリーン13の位置を変更する駆動機構(図5、図6A、図6Bの282、283、284等)と、駆動機構を動作させる電動モータ295(アクチュエータ)とを有する。
支持部材281は、複数の取付部281aを介してビス等でフロントカバー12の内側に取付けられている。支持部材281の左右端部にはそれぞれガイドレール282が平行に支持されている。
スライド部283は、ガイドレール282の内側面に移動可能に支持されている。スライド部283の下端部にはプッシュケーブル294の一端が連結されている。プッシュケーブル294は、その一端から車幅方向中央側へ湾曲し、更に上側に湾曲して、支持部材281の車幅方向中央に設けられたケーブル駆動機構296を貫通し、更に車幅方向外側へ湾曲して支持部材281におけるケーブル駆動機構296の左右側方の部分に他端が固定されている。
ケーブル駆動機構296は、支持部材281に固定されるとともにプッシュケーブル294が内部を通されたケース297と、ケース297に回転可能に支持された一対のローラ298A,298Bと、一方のローラ298Aを駆動させるために支持部材281又はケース297に取付けられた電動モータ295(アクチュエータ)を備える。ローラ298Aは、電動モータ295の回転軸に取付けられている。
プッシュケーブル294は、詳細には、アウタケーブル294aと、アウタケーブル294a内に移動可能に挿入されたインナワイヤ294bとから構成されている。アウタケーブル294aは、一端がガイドレール282に固定され、他端が支持部材281に固定されている。インナワイヤ294bは、一端がスライド部283に連結され、中間部が一対のローラ298A,298Bとの間に挟まれ、他端がアウタケーブル294a内で自由端となっている。上記したプッシュケーブル294及びケーブル駆動機構296は、可動装置257の一部を構成している。
制御部ECUの制御処理部C11(図7)の制御により電動モータ295が作動してローラ298Aが回転すれば、一対のローラ298A,298Bに挟持されたインナワイヤ294bが押し出され、インナワイヤ294bと共にスライド部283が上方へ移動する。また、制御処理部C11の制御に基づいて、電動モータ295によりローラ298Aを逆回転させると、インナワイヤ294bが引き戻され、スライド部283は下方へ移動する。
図6Aは、可動装置257の主要部を示す左側面図である。スライド部283は、ガイドレール282の下端部に位置し、ウインドスクリーン13が最も低く配置された状態(図1の状態A)にある。
可動装置257はリンク機構284を有しており、リンク機構284は、第1リンク291、第2リンク292及び第3リンク293から構成されている。支持部材281(図5参照)にはリンク支持部301が設けられ、リンク支持部301に支軸302を介して第2リンク292の一端部が揺動可能に支持されている。第2リンク292の他端部には支軸303を介して第3リンク293の一端部が揺動可能に連結されている。
スライド部283の下端部にはスライド側下支軸305、上端部にはスライド側上支軸306が設けられている。スライド側下支軸305には第1リンク291の一端部が揺動可能に支持され、スライド側上支軸306には第3リンク293の中間部が揺動可能に支持されている。
スクリーン支持部286の下端部にはスクリーン側下支軸307、上端部にはスクリーン側上支軸308が設けられている。スクリーン側下支軸307には第1リンク291の他端部が揺動可能に支持され、スクリーン側上支軸308には第3リンク293の他端部が揺動可能に支持されている。
第1リンク291は、端部291aと、直線部291bと、これらの端部291a及び直線部291bのそれぞれを繋ぐ下方に凸となるように屈曲する屈曲部291cとを一体に備え、全体として前下がりに傾斜している。
第2リンク292は、2つの直線部292a,292bと、これらの直線部292a,292bを繋ぐ上方に凸となるように屈曲する屈曲部292cとを一体に備える。
第3リンク293は、3つの直線部293a,293b,293cと、直線部293a,293b間を繋ぐ上方に凸となるように屈曲する屈曲部293dと、直線部293b,293c間を繋ぐ上に凸となるように屈曲する屈曲部293eとを一体に備え、直線部293bがスライド側上支軸306に支持されて、全体として略水平に延びている。
スライド側下支軸305とスクリーン側下支軸307との距離をL1、スライド側上支軸306とスクリーン側上支軸308との距離をL2とする。また、スライド側下支軸305とスライド側上支軸306との距離をSL、スクリーン側下支軸307とスクリーン側上支軸308との距離をSCとする。可動装置257において、距離L1と距離L2の関係、距離SLと距離SCとの関係は、任意に設定することが可能であり、これらの距離の設定に基づいて、ウインドスクリーン13が移動する際の傾斜角度を設定することが可能である。角度θ1は、スクリーン支持部286の前面286aの鉛直線315に対する傾斜角度、即ち、ウインドスクリーン13が最も低く配置された状態での傾斜角度である。
可動装置257の動作を次に説明する。図6Bは、可動装置257の動作例を示す図であり、ウインドスクリーン13を最も高い位置に上昇させた状態(図1の状態B)を示している。制御処理部C11(図7)が電動モータ295(アクチュエータ)を制御することにより、ウインドスクリーン13の位置は、図6Aに示す最下位置からその傾斜角度(θ1)を徐々に変化させながら、図6Bに示す最上位置までの間で無段階に調整可能である。
図6Bにおいて、角度θ2は最上位置におけるウインドスクリーン13の傾斜角度である。例えば、可動装置257のリンク機構において、距離SLと距離SCを等しい距離に設定し(SL=SC)、距離L1に比べて距離L2を長く設定した場合(L1<L2)、ウインドスクリーン13の傾斜角は、角度θ1>角度θ2となる。鉛直線316を基準とした、最上位置における傾斜角度(θ2)は最下位置における傾斜角度(θ1)に比べて、小さくなる。
ウインドスクリーン13を最下位置に配置した場合に最も大きい傾斜角度になり、ウインドスクリーン13を最上位置に配置した場合に最も緩い傾斜角度になるように、距離L1と距離L2の関係、および距離SLと距離SCとの関係を設定することが可能である。このような傾斜角度にすることで、より高い防風効果を発揮することが可能になる。
図6Bでは、図6Aで示した位置のウインドスクリーン13、スライド部283及びスクリーン支持部286を二点鎖線で示している。スライド部283は、矢印Aで示すように、ガイドレール282に沿ってガイドレール282の下端側から上端側へ上昇する。これに伴い、ウインドスクリーン13及びスクリーン支持部286は矢印Bで示すように、ガイドレール282の下端部近傍の位置から、ガイドレール282の上端部に対して前方に離れた位置まで略円弧状の軌道で上昇する。
スライド部283の上昇に伴って、スライド部283に連結された第3リンク293がスライド側上支軸306を中心にして揺動することで、第2リンク292が支軸302を中心にして揺動するため、第2リンク292と第3リンク293との連結部である支軸303は、矢印Cの向きに揺動する。
ウインドスクリーン13は取付部13bを有しており、取付部13bがスクリーン支持部286に取り付けられることにより、ウインドスクリーン13はスクリーン支持部286に取り付けられる。制御処理部C11が電動モータ295(アクチュエータ)の回転方向及び回転角度を制御することで、スライド部283の移動方向及び移動量が制御される。スライド部283の移動に基づいて、ウインドスクリーン13は移動して昇降位置を変更する。
<クリーニング部材16Cによるクリーニング動作>
フロントカバー12の背後には車両1の前方の状況を検知する検知ユニットとして、撮像ユニット16A及びレーダ16Bが配置されている。本実施形態の場合、撮像ユニット16A及びレーダ16Bは、ステー36を介して、いずれもメインフレーム31に支持されている。ステー36の中部には、撮像ユニット16Aがボルト締結により固定される板状の取付部364が設けられ、また、ステー36の前部には、レーダ16Bがボルト締結により固定される取付部365が設けられている。メインフレーム31は車体フレーム3の中でも剛性が高い部材であることから、メインフレーム31に撮像ユニット16A及びレーダ16Bを支持する構造とすることで、これらの支持剛性を向上でき、車両1の使用により検知範囲がずれたりすることを抑制することができる。
撮像ユニット16A及びレーダ16Bは、車両正面視でフロントカバー12のY方向の中央部に配置されている。このような配置としては、例えば、図2において、フロントカバー12のY方向の幅Wを三等分した場合、中央のW/3の範囲内に撮像ユニット16A及びレーダ16BのY方向の中心が位置するようにこれらを配置することが挙げられる。撮像ユニット16AのY方向の配置位置に合わせて、ウインドスクリーン13に対するクリーニング部材16Cの取り付け位置を設定することが可能である。
図5、図6A及び図6Bで説明した可動装置257は、クリーニング部材16Cが取り付けられているウインドスクリーン13の昇降位置を変更し、ウインドスクリーン13の位置に応じて、検知ユニット(撮像ユニット16A)に対するクリーニング部材16Cの位置を変更する。ウインドスクリーン13は、可動装置257の動作により、例えば、車両1の高さ方向における第1の位置(下方の位置)と第1の位置に比べて高い第2の位置(上方の位置)との間で移動可能である。
図1、図2及び図4Aにおいて、実線で示すウインドスクリーン13は、第1の位置(下方の位置)にあるウインドスクリーン13を示し、破線で示すウインドスクリーン13は、第2の位置(上方の位置)にあるウインドスクリーン13を示している。
図4Aに示すように、ウインドスクリーン13が第1の位置にある状態で、クリーニング部材16Cは検知ユニット(撮像ユニット16A)の前方から下方にずれた位置に移動し、クリーニング部材16Cは検知ユニットに対して離間した位置に移動する。そして、図4Bに示すように、ウインドスクリーン13が第3の位置にある状態で、クリーニング部材16Cは車両1の前後方向において検知ユニット(撮像ユニット16A)の前方の位置に移動する。また、ウインドスクリーン13が第2の位置にある状態で、クリーニング部材16Cは検知ユニット(撮像ユニット16A)の前方から上方にずれた位置に移動する。例えば、クリーニング部材16Cは撮像ユニット16Aに対して上方に離間した位置に移動する。尚、ウインドスクリーン13の裏面に、ウインドスクリーン13の移動に合わせてクリーニング部材16Cを移動させる移動機構を設け、クリーニング部材16Cの位置を、検知ユニットの前方の位置に対して上下方向または左右方向にずらすことも可能である。
ウインドスクリーン13が第1の位置から第2の位置に移動する場合、または、第2の位置から第1の位置に移動する場合に、第1の位置と第2の位置との間の第3の位置で、クリーニング部材16Cは、検知ユニット(撮像ユニット16A)の前方部分と接触して、検知ユニットの前方部分を払拭する。これにより、検知ユニット(撮像ユニット16A)の前方部分をクリーニングすることができる。
例えば、車両1の走行時に第2の位置にあるウインドスクリーン13は、車両1の駐車時に第1の位置に移動する。ウインドスクリーン13に取り付けられたクリーニング部材16Cが移動する際に、クリーニング部材16Cが検知ユニット(撮像ユニット16A)の前方部分と接触して、検知ユニットの前方部分を払拭する。これにより、検知ユニット(撮像ユニット16A)の前方部分をクリーニングすることができる。車両1の走行時に、撮像ユニット16Aの前方部分に付着した汚れを除去することができる。
撮像ユニット16Aは、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等の撮像素子160と、撮像素子160の前方に配置された装着部材161とを有する。装着部材161は、例えば、撮像素子160の前方を保護する保護部材またはレンズ部を含む光学系部材などを有し、撮像ユニット16Aは、装着部材161(例えば、保護部材や光学系部材)を有するカメラとして構成される。クリーニング部材16Cは、装着部材161を払拭することによりクリーニングを行う。すなわち、クリーニング部材16Cは、保護部材または光学系部材を払拭することによりクリーニングを行う。
カウル部材122には、これを貫通する開口122aが形成されており、撮像ユニット16Aは、その光軸が、カウル部材122の開口122aを通過して車両1の前方を指向するように配置されている。撮像ユニット16Aは開口122aを通して車両1の前方の画像を撮像する。
また、検知ユニットとして、レーダ16Bは例えばミリ波レーダである。撮像ユニット16A及びレーダ16Bにより、車両1の前方に障害物や車両1に接近する他車両が検知された場合、例えば、メーターパネルMPに、ライダに注意を促す報知表示を行うことができる。
本実施形態では、可動装置257により、ウインドスクリーン13と共にクリーニング部材16Cが移動する際に、クリーニング部材16Cが撮像ユニット16Aの前方に配置された装着部材161と接触することで、装着部材161の表面を払拭する。これにより、撮像ユニット16Aにおける装着部材161(例えば、保護部材や光学系部材(レンズ部))の表面をクリーニングすることができる。
鞍乗型車両1を制御する制御部ECU(電子制御ユニット(図7))は、駐車時におけるウインドスクリーン13の初期位置を、第1の位置または第3の位置に制御することが可能である。例えば、初期位置として、ウインドスクリーン13が第3の位置にある状態で、クリーニング部材16Cは、検知ユニット(撮像ユニット16A)の前方に位置する(図4B)。すなわち、クリーニング部材16Cは、検知ユニット(撮像ユニット16A)の前方部分と接触した状態で、撮像ユニット16Aと開口122aとの間に配置される。この状態で、撮像ユニット16Aの前方部分はクリーニング部材16Cと接触した状態で覆われる。
車両1の駐車時などにおけるウインドスクリーン13の初期位置を第3の位置とするように制御すれば、検知ユニット(撮像ユニット16A)の前方部分(装着部材161)に埃などの汚れが付着するのを未然に防止することができる。
また、ウインドスクリーン13が、第1の位置から第2の位置に移動する際に、第1の位置と第2の位置との間の第3の位置でクリーニング部材16Cによるクリーニングが行われる。そして、ウインドスクリーン13が第2の位置に移動すると、クリーニング部材16Cは、検知ユニット(撮像ユニット16A)の前方から上方にずれた位置に移動する。クリーニング部材16Cの移動により、撮像ユニット16Aと、開口122aとの間の空間が開放され、撮像ユニット16Aは、開口122aから車両1の前方を撮像することが可能になる。
クリーニング部材16Cは、第1の位置から第2の位置への移動、又は第2の位置から第1の位置への移動において、第1の位置と第2の位置との間の第3の位置で検知ユニット(撮像ユニット16A)の前方部分を払拭する。これにより、検知ユニット(撮像ユニット16A)の前方部分をクリーニングすることができ、撮像ユニット16Aは、より優れた検出値を取得することが可能になる。
また、ウインドスクリーン13の初期位置を第3の位置とし、クリーニング部材16Cが検知ユニット(撮像ユニット16A)の前方部分と接触した状態で前方部分を覆い、汚れが付着しないようにすることで、撮像ユニット16Aは、より優れた検出値を取得することが可能になる。
<制御部ECU>
図7は本実施形態における鞍乗型車両1を制御する制御部ECU(電子制御ユニット)の機能構成を示す図である。
鞍乗型車両1の周囲の外界情報を取得する外界情報検知部GSには、撮像ユニット16A、及びレーダ16Bが含まれる。撮像ユニット16A、及びレーダ16Bの検知情報は制御部ECUに入力される。
鞍乗型車両1の車両情報を取得する車両センサ部KSには、例えば、スロットルセンサKS1、車速センサKS2、舵角センサKS3、ブレーキ圧センサKS4、加速度センサKS5等が含まれ、各センサからの検知情報は制御部ECUに入力される。
制御部ECUは、メモリC2に記憶されている制御プログラムを実行することにより、制御に関する処理を実行する制御処理部C11、認証処理を実行する認証処理部C12として機能する。
制御部ECUの制御処理部C11は、外界情報検知部GSや車両センサ部KS、の検知情報に基づいて、パワーユニット2(エンジン21、変速機22)の制御を行う。
制御部ECUの認証処理部C12は、電子キーなどにより運転者の認証処理を行い、認証結果に基づいて、車両1の駆動源(エンジン21)の始動を許可する。
メーターパネルMPには、ライダがウインドスクリーン13の移動操作を行うための操作部BTが配置されており、操作部BTからの入力信号が制御部ECUに入力されると、制御部ECUの制御処理部C11は、操作部BTからの入力信号に基づいて、電動モータ295(アクチュエータ)を制御して、ウインドスクリーン13を移動させることが可能である。
制御部ECUの制御処理部C11は、操作部BTからの入力信号に基づいて、可動装置257の電動モータ295(アクチュエータ)を制御して、ウインドスクリーン13を第1の位置から第2の位置へ移動させる。例えば、ウインドスクリーン13の初期位置が第3の位置である場合、制御部ECUは、駆動源21の始動を許可した後に、操作部BTからの入力信号に基づいて、電動モータ295(アクチュエータ)を制御して、ウインドスクリーン13を第3の位置から第1の位置させた後、第1の位置から第2の位置へ移動させる。
<他の実施形態>
上記実施形態では、車両1の前方の状況を検知する検知ユニットとして、撮像ユニット16Aとレーダ16Bを例示したが、レーダ16Bを設けずに撮像ユニット16Aのみを設けてもよい。
また、レーダ16Bに代えて、或いは、レーダ16Bに加えて、超音波センサ等、他の検知ユニットを設けてもよい。また、上記の実施形態では撮像ユニット16Aを一つ設けたが、複数の撮像ユニット16Aを設けてもよい。この場合、複数の撮像ユニット16Aのそれぞれに対応して、クリーニング部材16Cをウインドスクリーン13に取り付けてもよい。
また、上記の実施形態では、クリーニング部材16Cがクリーニング可能な検知ユニットとして撮像ユニット16Aを例示したが、撮像ユニット16Aとレーダ16Bの位置を入れ替えて、クリーニング部材16Cがレーダ16Bの前方部分を払拭するように構成することも可能である。これにより、検知ユニット(撮像ユニット16A)の前方部分をクリーニングすることができる。
本発明は上記実施の形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。
1:鞍乗型車両(車両)、3:車体フレーム、MP:メーターパネル、
11:ヘッドライトユニット、12:フロントカバー、
13:ウインドスクリーン、16A:撮像ユニット、
16C:クリーニング部材、257:可動装置、
295:電動モータ(アクチュエータ)、ECU:制御部、
C11:制御処理部、C12:認証処理部、
160:撮像素子(カメラ)、161:装着部材

Claims (9)

  1. 車両(1)の前方の状況を検知する検知手段(16A)と、
    前記検知手段(16A)をクリーニングすることが可能なクリーニング手段(16C)と、
    前記車両(1)の高さ方向において、前記検知手段(16A)に対する前記クリーニング手段(16C)の位置を変更する可動手段(257)と、を備え、
    前記クリーニング手段(16C)は、前記位置の変更により前記検知手段(16A)と接触する部分を払拭することにより前記クリーニングを行い、
    前記可動手段(257)は、
    前記クリーニング手段(16C)が取り付けられている前記車両(1)のウインドスクリーン(13)の位置を変更し、
    前記ウインドスクリーン(13)の位置に応じて、前記検知手段(16A)に対する前記クリーニング手段(16C)の位置を変更することを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 前記ウインドスクリーン(13)は、前記可動手段(257)により、前記車両(1)の高さ方向における第1の位置と、前記第1の位置に比べて高い第2の位置との間で移動可能であり、
    前記クリーニング手段(16C)は、前記ウインドスクリーン(13)が前記第1の位置にある状態で、前記検知手段(16A)の前方且つ下方にずれた位置に移動し、
    前記クリーニング手段(16C)は、前記ウインドスクリーン(13)が前記第2の位置にある状態で、前記検知手段(16A)の後方且つ上方にずれた位置に移動し、
    前記クリーニング手段(16C)は、前記ウインドスクリーン(13)が前記第1の位置と前記第2の位置との間の第3の位置にある状態で、前記車両(1)の前後方向において前記検知手段(16A)の前方の位置に移動する
    ことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記クリーニング手段(16C)は、前記第1の位置から前記第2の位置への移動、又は、前記第2の位置から前記第1の位置への移動において、前記第3の位置で、前記検知手段(16A)の前方部分と接触した状態で前記検知手段(16A)の前方部分を払拭することを特徴とする請求項2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記可動手段(257)は、
    前記ウインドスクリーン(13)の位置を変更する駆動機構(282、283、284)と、
    前記駆動機構(282、283、284)を動作させるアクチュエータ(295)と、
    を備えることを特徴とする請求項2または3に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記車両(1)を制御する制御手段(ECU、C11、C12)を更に備え、
    前記制御手段(ECU、C11、C12)は、
    前記車両(1)の駆動源(21)の始動を許可した後に、
    前記アクチュエータ(295)を制御して、前記ウインドスクリーン(13)を前記第1の位置から前記第2の位置へ移動させることを特徴とする請求項に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記ウインドスクリーンの位置を操作可能な操作手段(BT)を更に備え、
    前記制御手段(ECU、C11、C12)は、前記操作手段(BT)からの入力信号に基づいて、前記アクチュエータ(295)を制御して、前記ウインドスクリーン(13)を移動させることを特徴とする請求項に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記クリーニング手段(16C)は、前記車両(1)の正面視に対して、前記ウインドスクリーン(13)の少なくとも裏面の一部に配置されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
  8. 前記クリーニング手段(16C)は、前記ウインドスクリーン(13)の下端部(13a)に配置されていることを特徴とする請求項に記載の鞍乗型車両。
  9. 前記検知手段(16A)は、撮像素子(160)と、前記撮像素子(160)の前方に配置された、レンズ部を含む光学系部材とを有するカメラであり
    記クリーニング手段(16C)は、前記光学系部材を払拭することによりクリーニングを行うことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
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