JP6873070B2 - 鞍乗り型車両の灯火装置配置構造 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗り型車両の灯火装置配置構造に関する。
従来、車両の灯火装置配置構造として、車両の前部、側部及び後部に、ウインカーランプとして発光する発光部が配置され、車体内側に、各発光部に導光部材によって接続されたレーザー素子が配置されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−232405号公報
引用文献1では、レーザー素子は、その発光のためのドライバーユニットが付設され、レーザー素子及びドライバーユニットからなる光源ユニットは、重量が比較的大きく、光源ユニットを四輪車内に搭載するには、重量的に問題はないが、この光源ユニットを二輪車等の鞍乗り型車両に搭載する場合には、配置する箇所によっては車両の走行性能に影響を及ぼすことになる。
本発明の目的は、走行性能を向上させることが可能な鞍乗り型車両の灯火装置配置構造を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明は、光を発するレーザー光源(17)と、前記レーザー光源(17)から所望の位置まで導光する導光部(14,16,104,124,126,214,216,302)と、前記導光部(14,16,104,124,126,214,216,302)の先端に設けられて前記導光部(14,16,104,124,126,214,216,302)からの光を車両周囲に照射する発光部(12,13,122A,122B,123,212A,212B,213,301)とを備える灯火装置(10,100,120,210,300)が搭載された鞍乗り型車両の灯火装置配置構造において、前記灯火装置(10,100,120,210,300)は、前記レーザー光源(17)を発光させるための駆動部(18,108)を更に備え、前記灯火装置(10,100,120,210)は、前記レーザー光源(17)と前記駆動部(18,108)とが光源ユニット(11,101)として一体とされており、前記光源ユニット(11,101)は、前輪(22,132,222,312)の操舵軸(31a,141a,231a,321a)を備えるヘッドパイプ(31,141,231,321)と、後輪(23,113,223,313)を揺動部材(28,161,228,341)を介して支持するピボット軸(27,162,227,334)との間に配置され、前記光源ユニット(11,101)の一部は、メインフレーム(32)とサイドカバー(64)との二部材(32,64)、シート(134)とボディカバー(184)との二部材(134,184)、および、メインフレーム(232)と燃料タンク(241)との二部材(232,241)のいずれか一つの二部材(32,64,134,184,232,241)の間に設けられた隙間(84,205,285)から外部に露出し、前記光源ユニット(11,101)は、平面視において車幅方向の中心よりも外側にオフセットして配置され、前記光源ユニット(11,101)は、ヒートシンク(18A)を備え、前記隙間(84,205,285)に、前記二部材(32,64,134,184,232,241)の各外側面を繋ぐ面と面一、又は繋ぐ面より車幅方向内側又は車幅方向外側に前記ヒートシンク(18A)の冷却フィン(18c)が配置されていることを特徴とする。
上記発明において、前記光源ユニット(11,101)の一部は、車幅方向外側から車体フレーム(21,131,221,311)に覆われていても良い。
上記発明において、前記光源ユニット(11,101)は、前記前輪(22,132,222,312)又は前記後輪(23,113,223,313)を駆動する動力源(45,164,245,332)と、前記動力源(45,164,245,332)にエネルギー源を供給するエネルギー源供給部(25,171,241,333)との間に配置されるようにしても良い。
また、上記発明において、前記光源ユニット(11,101)は、前記ヘッドパイプ(31,141,231,321)及び前記ピボット軸(27,162,227,334)を備える車体フレーム(21,131,221,311)の内側に配置されるようにしても良い。
また、上記発明において、前記光源ユニット(11,101)は、左右一対設けられるようにしても良い。
また、上記発明において、前記光源ユニット(11,101)は、前記動力源(45,164,245)の側面と前記エネルギー源供給部(25,171,241)の側面とを繋ぐ面又は当該面に対して車幅方向にオフセットした面にフィン(18c)を備えるようにしても良い。
また、上記発明において、前記光源ユニット(11,101)は、ラジエータ(57,172,257)で冷却された冷却水により冷却されるようにしても良い
本発明は、レーザー光源は、前輪の操舵軸を備えるヘッドパイプと、後輪を揺動部材を介して支持するピボット軸との間に配置されるので、光源ユニットを車両重心に近づけることができ、マスの集中化を図ることができる。これにより、車両の走行性能を向上させることができる。
上記発明において、灯火装置は、レーザー光源を発光させるための駆動部を更に備え、レーザー光源又はレーザー光源と駆動部とからなる光源ユニットは、前輪又は後輪を駆動する動力源と、動力源にエネルギー源を供給するエネルギー源供給部との間に配置されるので、光源ユニットをより一層車両重心に近づけることができ、マスの集中化を図ることができる。これにより、車両の走行性能を向上させることができる。
また、上記発明において、灯火装置は、レーザー光源を発光させるための駆動部を更に備え、レーザー光源又はレーザー光源と駆動部とからなる光源ユニットは、ヘッドパイプ及びピボット軸を備える車体フレームの内側に配置されるので、車体フレームで光源ユニットを保護することができる。
また、上記発明において、灯火装置は、レーザー光源を発光させるための駆動部を更に備え、レーザー光源又はレーザー光源と駆動部とからなる光源ユニットの一部は、外部に露出しているので、車体フレームで光源を保護しながら、光源ユニットを走行風で冷却することができる。
また、上記発明において、灯火装置は、レーザー光源を発光させるための駆動部を更に備え、レーザー光源又はレーザー光源と駆動部とからなる光源ユニットは、左右一対設けられるので、灯火装置の光量及び照射範囲を確保しやすくすることができる。
また、上記発明において、灯火装置は、レーザー光源を発光させるための駆動部を更に備え、レーザー光源又はレーザー光源と駆動部とからなる光源ユニットは、動力源の側面とエネルギー源供給部の側面とを繋ぐ面又は当該面に対して車幅方向にオフセットした面にフィンを備えるので、光源ユニットを保護しながらフィンによって光源ユニットをより一層冷却することができる。
また、上記発明において、灯火装置は、レーザー光源を発光させるための駆動部を更に備え、レーザー光源又はレーザー光源と駆動部とからなる光源ユニットは、ラジエータで冷却された冷却水により冷却されるので、光源ユニットの冷却性をより一層向上させることができる。
また、上記発明において、灯火装置は、レーザー光源と駆動部とが光源ユニットとして一体とされているので、部品数を削減することができ、コストを抑えることができる。
本発明に係る第1実施形態の灯火装置を備える自動二輪車の左側面図である。 灯火装置の一部を示す自動二輪車の正面図(第1実施形態)である。 灯火装置を示す自動二輪車の平面図(第1実施形態)である。 本発明に係る第2実施形態の灯火装置を備える自動二輪車の左側面図である。 灯火装置を示す自動二輪車の平面図(第2実施形態)である。 本発明に係る第3実施形態の灯火装置を備える自動二輪車の左側面図である。 灯火装置の一部を示す自動二輪車の正面図(第3実施形態)である。 灯火装置を示す自動二輪車の平面図(第3実施形態)である。 本発明に係る第4実施形態の灯火装置を備える自動二輪車の左側面図である。 灯火装置の一部を示す自動二輪車の正面図(第4実施形態)である。 灯火装置を示す自動二輪車の平面図(第4実施形態)である。 本発明に係る第5実施形態の灯火装置を備える自動二輪車の左側面図である。 灯火装置の一部を示す自動二輪車の正面図(第5実施形態)である。 灯火装置を示すブロック図(第5実施形態)である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。
<第1実施形態>
図1は、本発明に係る第1実施形態の灯火装置10を備える自動二輪車20の左側面図である。
自動二輪車20は、車体フレーム21、前輪22、後輪23及びシート24を備えるマルチパーパス型の鞍乗り型車両である。
車体フレーム21は、ヘッドパイプ31、左右一対のメインフレーム32、左右一対のピボットフレーム33、左右一対のシートフレーム34、左右一対のサブフレーム36及び左右一対のダウンフレーム37を備える。
ヘッドパイプ31は、車体フレーム21の前端部を構成し、前輪22を支持するフロントフォーク26を操舵可能に支持している。メインフレーム32は、ヘッドパイプ31から後方斜め下方に延びている。メインフレーム32には、前部収納ボックス41が支持されている。ピボットフレーム33は、メインフレーム32の後端部から下方に延び、車幅方向に延びるピボット軸27を支持している。シートフレーム34は、メインフレーム32の後端部から後方斜め上方に延びて、シート24と燃料タンク25とを支持している。サブフレーム36は、ピボットフレーム33とシートフレーム34の後端とを接続している。ダウンフレーム37は、メインフレーム32の前端部から下方斜め後方に延びて、ピボットフレーム33と協働してエンジン45を支持している。
フロントフォーク26は、その左右を連結するトップブリッジ46及びボトムブリッジ47を備える。トップブリッジ46の上面にはバーハンドル51が取付けられ、フロントフォーク26の下端部には車軸22aを介して前輪22が支持されている。バーハンドル51には、左右一対のバックミラー52が取付けられている。
ピボット軸27には、揺動可能にスイングアーム28が取付けられ、スイングアーム28の後端部に車軸23aを介して後輪23が支持されている。
前部収納ボックス41は、従来、燃料タンクが配置されていた箇所に配置され、大型の収納室41a内にヘルメット53が収納されている。前部収納ボックス41における収納室41aの前方には、上方に凹んだ凹部41bが形成され、この凹部41b内にバッテリ54が配置されている。
エンジン45は、クランクケース55と、クランクケース55の前部から前方斜め上方に延びるシリンダ部56とを備える。シリンダ部56の前方斜め上方には、エンジン45を水冷するためのラジエータ57が配置されている。シリンダ部56の上部には、エアクリーナ58等を含む吸気装置59が接続されている。
車体フレーム21は、車体カバー61で覆われている。
車体カバー61は、フロントカウル62、ウインドスクリーン63、サイドカバー64及びリアカバー66を備える。
フロントカウル62は、ヘッドパイプ31及びフロントフォーク26の前方及び側方と、前部収納ボックス41の側方とを覆う。フロントカウル62の内側にはヘッドライト71が配置されている。ウインドスクリーン63は、フロントカウル62の上端部に取付けられる。フロントカウル62の上部であってウインドスクリーン63の後方にはメータユニット72が配置されている。サイドカバー64は、前サイドカバー64a及び後サイドカバー64bからなり、前部収納ボックス41の側方及びシート24の下方を覆う。リアカバー66は、シート24の下方を覆う。
前輪22は、上方からフロントフェンダ74で覆われる。後輪23は、上方からリアフェンダ76で覆われる。リアフェンダ76の後端部にはテールライト77が取付けられている。
灯火装置10は、光源ユニット11、前部発光部12、後部発光部13、第1導光部材14及び第2導光部材16を備える。
光源ユニット11は、左右のメインフレーム32の内側方に配置され、レーザー素子17とドライバーユニット18とからなる。
レーザー素子17は、ヘッドライト71、詳しくは、ヘッドライト71に備えるハイビーム用光源を補助するために追加されたハイビーム発光用の補助光源である。ドライバーユニット18は、レーザー素子17からレーザー光を発光させるためのものであり、レーザー素子17を冷却するヒートシンク18Aを備え、ヒートシンク18Aにレーザー素子17が取付けられる。ヒートシンク18Aには、走行風による冷却を促す複数の冷却フィン18cが設けられている。
前部発光部12は、バックミラー52、詳しくは、バックミラー52の上部を構成するバックミラー本体52aに設けられる。この結果、前部発光部12は、メータユニット72と同じ高さ位置又はメータユニット72よりも上方に配置される。なお、図中には、前部発光部12の高さ位置の把握を容易にするために、メータユニット72の上端72aを通る水平な補助線78Uと、メータユニット72の下端72bを通る水平な補助線78Lとを引いている。前部発光部12は、下側の補助線78Lよりも上方に配置され、好ましくは、上側の補助線78Uよりも上方に配置される。上記したように、前部発光部12が、車体の高い位置に配置されることで、前部発光部12から発せられるレーザー光の照射範囲及び照射距離を確保しやすくできる。
前部発光部12は、照射されるレーザー光を屈折させるレンズ、又は照射されるレーザー光を反射させるリフレクタの少なくとも一方を備えていてもよい。上記したレンズ及びリフレクタは、照射されるレーザー光を車両前方の所定範囲に配光する。上記のレンズ及びリフレクタについては、他の実施形態の発光部において備えていても良い。
後部発光部13は、テールライト77内に配置され、ブレーキ用ライト、ポジションライトの光源となる。
第1導光部材14及び第2導光部材16は、光ファイバーからなり、車体内の配索位置の形状に応じて自在に屈曲させることが可能である。
光源ユニット11は、車両前後方向において、ヘッドパイプ31とピボット軸27との間(詳しくは、ヘッドパイプ31の中心を通る軸線31aと重なる直線81と、ピボット軸27の中心を通る鉛直線82との間)の領域A1に配置される。光源ユニット11が、側面視にてヘッドパイプ31又はピボット軸27に重なっていても良い。ヘッドパイプ31の軸線31aは、前輪22の操舵軸、詳しくは、前輪22が支持されるフロントフォーク26の操舵軸となり、前輪22が軸線31a回りに操舵される。
上記したように、光源ユニット11を領域A1に配置することで、比較的重量の大きい光源ユニット11を車両重心に近づけることができ、車体重心側へのマスの集中化を図ることができる。この結果、車両の旋回性等の走行性能を向上させることができる。
また、光源ユニット11は、エンジン45と燃料タンク25との間に配置される。これによっても、車体重心側へのマスの集中化が図れる。
また、光源ユニット11のヒートシンク18A(詳しくは、複数の冷却フィン18c)は、メインフレーム32とサイドカバー64(詳しくは、後サイドカバー64b)との間に設けられた隙間84から外部に露出している。複数の冷却フィン18cの各先端は、メインフレーム32の外側面とサイドカバー64の外側面とを繋ぐ面と面一、又は繋ぐ面より車幅方向内側(又は車幅方向外側)に位置する。
光源ユニット11は、ヒートシンク18Aで冷却可能であるが、光源ユニット11の周辺に配置されたシリンダ部56又はラジエータ57から延びる冷却水配管を光源ユニット11に接続しても良い。これにより、ラジエータ57で冷却された冷却水によって光源ユニット11を冷却することが可能になる。
ヘッドライト71は、電球又はLEDからなるヘッドライト用光源86を備える。ヘッドライト用光源86は、ロービーム用光源及びハイビーム用光源からなる。
上記した灯火装置10は、ヘッドライト71のハイビーム用光源を補助するヘッドライト装置、即ち補助ヘッドライトを構成する。なお、ヘッドライト71のヘッドライト用光源86は、ロービーム用光源のみを構成するものであっても良い。この場合は、灯火装置10は、ヘッドライト71のハイビーム用光源の機能を有するヘッドライト装置となる。
ヘッドライト71の上方のフロントカウル62には、夜間走行時に車両前方の状況を撮影するカメラ装置91が設けられている。
カメラ装置91は、レンズ、撮像素子、画像処理部、記録部、ズーム機構(望遠を含む)を備え、可視光を検出する。夜間走行時には、カメラ装置91によって撮影された車両前方の歩行者、先行車、対向車を画像処理部による画像認識処理により認識することで、灯火装置10及びヘッドライト71のハイビームとロービームとを自動で切り換えることが可能である。これによって、ハイビームの使用による夜間の遠方視認性を向上させるとともにビーム切り換え負担を軽減し、また、ロービームに切り換えることにより眩惑を防止することができる。
また、前部発光部12とカメラ装置91との前後方向の距離L1を所定距離以上に確保することができ、前部発光部12に発生する熱のカメラ装置91への影響(熱の干渉)を抑制することができる。
図2は、灯火装置10の一部を示す自動二輪車20の正面図、図3は、灯火装置10を示す自動二輪車20の平面図である。
図2及び図3(図1も参照)に示すように、光源ユニット11は、左右のメインフレーム32,32の車幅方向内側に左右一対設けられる。第1導光部材14,14は、レーザー素子17,17からメインフレーム32,32のそれぞれの内側面に沿って前側に延び、ヘッドパイプ31の後方で上方に屈曲する。そして、第1導光部材14,14は、フロントフォーク26のトップブリッジ46(図1参照)からバーハンドル51に沿って車幅方向外側に延び、バックミラー52の根元から上方に屈曲して、バックミラー本体52a,52aに設けられた前部発光部12,12に接続される。
前部発光部12,12は、車両の正面視では、車両の高い位置に配置されるため、前部発光部12,12から車両前方に照射されるレーザー光を遮るものがなく、バックミラー52は、前部発光部12の設置位置として好適である。
第2導光部材16は、一方の光源ユニット11のレーザー素子17から一側(左側)のシートフレーム34に沿って後方に延び、シートフレーム34の後端部からリアフェンダ76に沿って後方に延び、テールライト77の後部発光部13に接続される。
上記実施形態では、光源ユニット11を左右一対設けたが、この変形例として、想像線で示した単一の光源ユニット88を、左右のメインフレーム32,32間の車幅方向中央部に配置しても良い。
また、前部発光部12,12を、バックミラー52のバックミラー本体52a,52aに配置したが、これに限らず、バックミラー52の根元に位置する根元部52cに配置しても良い。バックミラー52の根元部52cは、メータユニット72(図1参照)と同じ高さに位置する。
また、前部発光部12,12を、ウインドスクリーン63の根元部に配置しても良い。
図3において、左右のメインフレーム32,32の間には、一方(詳しくは、右側)のメインフレーム32寄りの位置にバッテリ54が配置されている。
カメラ装置91は、フロントカウル62において、ヘッドライト71の上方で且つウインドスクリーン63の下方に配置され、また、左右一対のフロントウインカ93,93と同じ高さに配置されている。このように、カメラ装置91を車体の比較的高い位置に設けることで、車両前方をより遠くまで撮影することができ、歩行者、先行車、対向車をより認識しやすくすることができる。
図1〜図3に示したように、鞍乗り型車両としての自動二輪車20の灯火装置10は、レーザー素子17、導光部としての第1導光部材14及び第2導光部材16、発光部としての前部発光部12及び後部発光部13、駆動部としてのドライバーユニット18を備える。
レーザー素子17は、レーザー光を発する。第1導光部材14及び第2導光部材16は、レーザー素子17から所望の位置まで導光する。前部発光部12及び後部発光部13は、第1導光部材14及び第2導光部材16の先端に設けられて第1導光部材14及び第2導光部材16の光を車両周囲に照射する。ドライバーユニット18は、レーザー素子17を発光させるためのものである。
レーザー素子17とドライバーユニット18とは、光源ユニット11として一体とされている。
光源ユニット11は、前輪22の操舵軸としての軸線31aを備えるヘッドパイプ31と、後輪23を揺動部材としてのスイングアーム28を介して支持するピボット軸27との間に配置される。この構成によれば、光源ユニット11を車両重心に近づけることができ、マスの集中化を図ることができる。これにより、車両の走行性能を向上させることができる。
また、光源ユニット11は、前輪22又は後輪23を駆動する動力源としてのエンジン45と、エンジン45にエネルギー源である燃料を供給するエネルギー源供給部としての燃料タンク25との間に配置される。この構成によれば、光源ユニット11をより一層車両重心に近づけることができ、マスの集中化を図ることができる。これにより、車両の走行性能を向上させることができる。
例えば、動力源が電動二輪車のモータであれば、モータにエネルギー源である電力を供給するエネルギー源供給部はバッテリであり、モータとバッテリとの間に光源ユニット11を配置しても良い。
また、光源ユニット11は、ヘッドパイプ31及びピボット軸27を備える車体フレーム21(詳しくは、左右一対のメインフレーム32,32)の内側に配置される。この構成によれば、車体フレーム21で光源ユニット11を外側方から保護することができる。
また、光源ユニット11の一部は、外部に露出している。この構成によれば、車体フレーム21で光源を保護しながら、光源ユニット11を走行風で冷却することができる。
また、光源ユニット11は、左右一対設けられる。この構成によれば、灯火装置10の発する光量及び照射範囲を確保しやすくすることができる。
また、光源ユニット11は、エンジン45の側面と燃料タンク25の側面とを繋ぐ面又は当該面に対して車幅方向にオフセットした面にフィンとしての冷却フィン18cを備える。この構成によれば、光源ユニット11を保護しながら冷却フィン18cによって光源ユニット11をより一層冷却することができる。
また、光源ユニット11は、ラジエータ57で冷却された冷却水により冷却される。この構成によれば、光源ユニット11の冷却性をより一層向上させることができる。
また、灯火装置10は、レーザー素子(レーザー光源)17を発光させるためのドライバーユニット(駆動部)18を備え、レーザー素子17とドライバーユニット18とが光源ユニット11として一体とされている。この構成によれば、レーザー素子17とドライバーユニット18とを別体にした場合に比べてそれぞれを車体へ取付けるための部品や締結部材等を減らすことができ、部品数を削減することができて、コストを抑えることができる。
<第2実施形態>
図4は、本発明に係る第2実施形態の灯火装置100を備える自動二輪車110の左側面図、図5は、灯火装置100を示す自動二輪車110の平面図である。
図4及び図5に示すように、自動二輪車110は、第1実施形態の自動二輪車20(図1参照)の灯火装置10(図1参照)に対して灯火装置100のみ異なる。
灯火装置100は、ヘッドライト装置を構成し、左右のメインフレーム32間に配置された光源ユニット101と、フロントカウル62内に設けられたヘッドライト111の光源となる前部発光部12と、光源ユニット101及び前部発光部12のそれぞれを接続する導光部材104とを備える。
光源ユニット101は、レーザー素子17と、レーザー素子17からレーザー光を発光させるドライバーユニット108とからなる。また、光源ユニット101は、左右のメインフレーム32,32の間であって、他方(詳しくは、左側)のメインフレーム32寄りの位置に配置されている。更に、光源ユニット101は、前部収納ボックス41の収納室41aの前方の凹部41b内でバッテリ54の側方に配置されている。
前部発光部12は、ヘッドライト111においてはハイビーム用光源となり、ヘッドライト111内に設けられた図示せぬロービーム用光源と合わせてヘッドライト用光源を構成する。
導光部材104は、光源ユニット101から一方(左側)のメインフレーム32に沿って前方に延び、ヘッドパイプ31の側方を通ってフロントカウル62内を前方に延び、ヘッドライト111内の前部発光部12に接続される。
上記した前部発光部12を、ヘッドライト111のロービーム用光源及びハイビーム用光源からなるヘッドライト用光源としても良い。この場合、光源ユニット101から前部発光部12までロービーム用光源及びハイビーム用光源のための2本の導光部材が延びるようにしても良い。
光源ユニット101は、車両前後方向において、ヘッドパイプ31とピボット軸27との間に配置されている。また、光源ユニット101は、エンジン45と前部収納ボックス41との間に配置されている。
上記したように、光源ユニット101を前部収納ボックス41の下部の凹部41b内に配置することで、車体スペースの有効利用を図ることができ、車体前部を小型、コンパクトにできる。
フロントカウル62において、ヘッドライト71の上方で且つウインドスクリーン63の下方には、カメラ装置91が設けられている。また、カメラ装置91は、左右一対のフロントウインカ93,93と同じ高さに配置されている。
夜間走行時には、カメラ装置91によって撮影された車両前方の歩行者、先行車、対向車を画像処理部による画像認識処理により認識することで、灯火装置100のハイビームとロービームとを自動で切り換えることが可能である。
<第3実施形態>
図6は、本発明に係る第3実施形態の灯火装置120を備える自動二輪車130の左側面図である。
自動二輪車130は、車体フレーム131、前輪132、後輪133及びシート134を備えるスクーター型の鞍乗り型車両である。
車体フレーム131は、前端部を構成するヘッドパイプ141と、ヘッドパイプ141から下方斜め後方に延びるダウンフレーム142と、ダウンフレーム142の下部に接続されて後方斜め上方に延びる左右一対のリアフレーム143とを備える。
ダウンフレーム142は、ヘッドパイプ141の上部から下方斜め後方に延びる左右一対のアッパーダウンフレーム145と、ヘッドパイプ141の下部からアッパーダウンフレーム145の下方を下方斜め後方に延びる左右一対のロアダウンフレーム146とを備える。
リアフレーム143は、その前端がロアダウンフレーム146に接続されるとともに中間部がアッパーダウンフレーム145の下端に接続されている。
ロアダウンフレーム146は、リアフレーム143との接続部の下方から後方に延び、更に上方斜め後方に屈曲してリアフレーム143の後部に接続されている。
ヘッドパイプ141には、フロントフォーク151が操舵可能に支持されている。フロントフォーク151は、上部にステアリングステム152を備え、ステアリングステム152が、ヘッドパイプ141に回動可能に挿入されている。ステアリングステム152は、上端部にバーハンドル153が取付けられ、バーハンドル153に左右一対のバックミラー154が取付けられている。
フロントフォーク151の下端部には、車軸132aを介して前輪132が支持されている。
ロアダウンフレーム146の下部には、リンク部材156が前後揺動可能に取付けられ、リンク部材156の下端部にアーム部材157を介してパワーユニット161が連結されている。アーム部材157にはピボット軸162が設けられ、ピボット軸162にパワーユニット161が揺動可能に支持されている。
パワーユニット161は、その前部を構成するエンジン164と、エンジン164の一側部から後方に延びる無段変速機165とからなる。
エンジン164は、前後方向に延びるシリンダ部166を備え、シリンダ部166の上部に吸気装置167が接続されている。無段変速機165の上部には、吸気装置167を構成するエアクリーナ168が取付けられている。無段変速機165の後端部と車体フレーム131の後端部とにはリアクッションユニット169が渡されている。
左右のダウンフレーム142の間には、燃料タンク171が前上がりの状態で配置されている。また、燃料タンク171の前方には、車体フレーム131に支持されたラジエータ172が配置されている。
車体フレーム131は、車体カバー180で覆われている。
車体カバー180は、フロントカバー181、左右一対のレッグシールド182、センターカバー183、左右一対のボディカバー184、左右一対のフロアステップ186及び左右一対のアンダーカバー187を備える。
フロントカバー181は、フロントフォーク151の前方を覆う。レッグシールド182は、フロントカバー181の両側部に接続されて運転者の脚部を前方から覆う。センターカバー183は、左右のレッグシールド182の間に配置されてフロントフォーク151の後方を覆う。ボディカバー184は、センターカバー183の後端から後方に延びて車体側方を覆う。フロアステップ186は、レッグシールド182の下端から後方に延びて運転者の脚部が載せられる。アンダーカバー187は、フロアステップ186の下方を覆う。
フロントカバー181は、その内部にヘッドライト191が配置され、フロントカバー181の上部にはウインドスクリーン192が取付けられている。また、フロントカバー181には、ウインドスクリーン192の後方にメータユニット193が設けられている。
前輪132は、上方からフロントフェンダ194に覆われる。後輪133は、上方からリアフェンダ195に覆われる。リアフェンダ195の上方にはリアコンビネーションライト197が配置されている。
灯火装置120は、光源ユニット11、ライト内前部発光部122A、前部上部発光部122B、後部発光部123、第1導光部材124及び第2導光部材126及びヘッドライト191を備える。ヘッドライト191は、灯火装置120の一部を構成している。
光源ユニット11は、左右のリアフレーム143の内側方に配置されている。
ライト内前部発光部122Aは、ヘッドライト191のハイビーム用光源となる。ヘッドライト191は、ヘッドライト用光源198を備え、ヘッドライト用光源198は、ヘッドライト191に備えるロービーム用光源199と、ライト内前部発光部122Aとから構成される。
前部上部発光部122Bは、ヘッドライト191のライト内前部発光部122Aを補助するために追加されたハイビーム用光源として機能する。前部上部発光部122Bは、バックミラー154、詳しくは、バックミラー154の根元に位置する根元部154cに設けられる。この結果、前部上部発光部122Bは、メータユニット193と同じ高さ位置又はメータユニット193よりも上方に配置される。なお、図中には、前部上部発光部122Bの高さ位置の把握を容易にするために、メータユニット193の上端193aを通る水平な補助線201Uと、メータユニット193の下端193bを通る水平な補助線201Lとを引いている。前部上部発光部122Bは、下側の補助線201Lよりも上方に配置され、好ましくは、上側の補助線201Uよりも上方に配置される。上記したように、前部上部発光部122Bが、車体の高い位置に配置されることで、前部上部発光部122Bからのレーザー光の照射範囲及び照射距離を確保しやすくできる。
上記したように、ハイビーム用光源として、ライト内前部発光部122Aと、ライト内前部発光部122Aよりも高く配置された前部上部発光部122Bとを設けることで、照射範囲を広くする、又は特定の方向に設定する、あるいは、照射距離を長くすることができる。このように、照射範囲(照射方向を含む)及び照射距離の自由度を増すことができる。
後部発光部13は、リアコンビネーションライト197内に配置され、ブレーキ用ライト、ポジションライトの光源となる。
第1導光部材124及び第2導光部材126は、光ファイバーからなり、車体内の配索位置の形状に応じて自在に屈曲させることが可能である。
上記した灯火装置120は、ヘッドライト191のライト内前部発光部122Aを前部上部発光部122Bによって補助するヘッドライト装置、即ち補助ヘッドライトを構成する。
第1導光部材124は、ライト内前部発光部122Aに接続されるライト第1導光部材124Aと、ライト第1導光部材124Aの途中から分岐して前部上部発光部122Bに接続される上部第1導光部材124Bとからなる。
光源ユニット11は、車両前後方向において、ヘッドパイプ141とピボット軸162との間(詳しくは、ヘッドパイプ141の中心を通る軸線141aと重なる直線202と、ピボット軸162の中心を通る鉛直線203との間)の領域A2に配置される。光源ユニット11が、側面視にてヘッドパイプ141又はピボット軸162に重なっていても良い。これにより、光源ユニット11を車両重心に近づけることができ、車体重心側へのマスの集中化を図ることができる。ヘッドパイプ141の軸線141aは、前輪132の操舵軸、詳しくは、前輪132が支持されるフロントフォーク151の操舵軸となり、前輪132が軸線141a回りに操舵される。
また、光源ユニット11は、車両前後方向において、パワーユニット161(詳しくは、エンジン45)と燃料タンク171との間の領域A3に配置される。これによっても、車体重心側へのマスの集中化が図れる。
また、光源ユニット11のヒートシンク18A(詳しくは、複数の冷却フィン18c)は、シート134とボディカバー184との間に設けられた隙間205から外部に露出している。複数の冷却フィン18cの先端は、シート134の外側面とボディカバー184の外側面とを繋ぐ面と面一、又は繋ぐ面より車幅方向内側(又は車幅方向外側)に位置する。
光源ユニット11は、ヒートシンク18Aで冷却可能であるが、光源ユニット11の周辺に配置されたシリンダ部166又はラジエータ172から延びる冷却水配管を光源ユニット11に接続しても良い。これにより、ラジエータ172で冷却された冷却水によって光源ユニット11を冷却することが可能になる。
スクーター型自動二輪車のパワーユニットには、車体フレーム131のリアフレーム143にピボット軸を介して揺動可能に支持されるものが存在する。即ち、パワーユニットの上部がピボット軸を介してリアフレーム143に支持される。このようなパワーユニットの場合にも、光源ユニット11は、ヘッドパイプ141とピボット軸との間に配置される。また、光源ユニット11は、パワーユニットと燃料タンク171との間に配置されるようにしても良い。
ヘッドライト191の下方のフロントカバー181には、左右一対のカメラ装置91が設けられている。
図7は、灯火装置120の一部を示す自動二輪車130の正面図、図8は、灯火装置120を示す自動二輪車130の平面図である。
図7及び図8(図6も参照)に示すように、光源ユニット11は、左右のリアフレーム143,143の車幅方向内側に左右一対設けられる。
ライト第1導光部材124A,124Aは、レーザー素子17,17からダウンフレーム142(詳しくは、アッパーダウンフレーム145,145)のそれぞれの内側面に沿って前側に延び、ヘッドパイプ141の側方を通ってフロントカバー181内に延び、ヘッドライト191内のライト内前部発光部122Aに接続される。
上部第1導光部材124B,124Bは、ライト第1導光部材124A,124Aの途中(詳しくは、ヘッドパイプ141の後方)で上方に屈曲する。そして、上部第1導光部材124B,124Bは、ステアリングステム152(図1参照)に沿って上方に延び、更に、バーハンドル153に沿って車幅方向外側に延び、バックミラー154の根元部154cに設けられた前部上部発光部122B,122Bに接続される。
前部上部発光部122B,122Bは、車両の正面視では、車両の高い位置に配置されるため、前部上部発光部122B,122Bから車両前方に照射されるレーザー光を遮るものがなく、バックミラー154は、前部上部発光部122Bの設置位置として好適である。
第2導光部材126は、一方の光源ユニット11のレーザー素子17から一側(左側)のリアフレーム143に沿って後方に延び、リアフレーム143の後端部からリアコンビネーションライト197内に延び、リアコンビネーションライト197の後部発光部123に接続される。
上記実施形態では、光源ユニット11を左右一対設けたが、この変形例として、想像線で示した単一の光源ユニット88を、左右のリアフレーム143,143間の車幅方向中央部に配置しても良い。
左右のカメラ装置91,91は、フロントカバー181において、左右のヘッドライト191,191の下方に配置されている。このように、左右一対のカメラ装置91,91を設けることで、カメラ装置91,91に備える画像処理部によって歩行者、先行車、対向車等の撮影対象物の距離を求めることができる。これによって、撮影対象物の認識精度を高めることができ、ハイビーム及びロービームの切り換えをより迅速に行うことができる。
なお、左右のカメラ装置91,91を、フロントカバー181において、ヘッドライト191,191の上方に配置しても良い。
<第4実施形態>
図9は、本発明に係る第4実施形態の灯火装置210を備える自動二輪車220の左側面図である。
自動二輪車220は、車体フレーム221、前輪222、後輪223及びシート224を備えるスーパースポーツ型の鞍乗り型車両である。
車体フレーム221は、ヘッドパイプ231、左右一対のメインフレーム232、左右一対のピボットフレーム233、左右一対のシートフレーム234を備える。
ヘッドパイプ231は、車体フレーム221の前端部を構成し、前輪222を支持するフロントフォーク226を操舵可能に支持している。メインフレーム232は、ヘッドパイプ231から後方斜め下方に延び、エンジン245を支持している。メインフレーム232の上部には、燃料タンク241が支持されている。ピボットフレーム233は、メインフレーム232の後端部から下方に延び、車幅方向に延びるピボット軸227を支持している。また、ピボットフレーム233は、メインフレーム232と協働してエンジン245を支持している。シートフレーム234は、メインフレーム232の後端部及びピボットフレーム233の上端部から後方斜め上方に延びて、シート224を支持している。
フロントフォーク226は、その左右を連結するトップブリッジ246及びボトムブリッジ247を備える。トップブリッジ246の上面には左右一対のバーハンドル251が取付けられ、フロントフォーク226の下端部には車軸222aを介して前輪222が支持されている。
ピボット軸227には、揺動可能にスイングアーム228が取付けられ、スイングアーム228の後端部に車軸223aを介して後輪223が支持されている。
シート224の下方で燃料タンク241の後方には、バッテリ254が配置されている。
エンジン245は、クランクケース255と、クランクケース255の前部から前方斜め上方に延びるシリンダ部256とを備える。シリンダ部256の前方には、エンジン245を水冷するためのラジエータ257が配置されている。シリンダ部256の後部には、エアクリーナ等を含む吸気装置259が接続されている。
車体フレーム211は、車体カバー261で覆われている。
車体カバー261は、カウル262を備える。カウル262は、ヘッドパイプ231及びフロントフォーク226の上部を覆うアッパーカウル262aと、アッパーカウル262aから後方に延びてエンジン245のシリンダ部256を側方から覆うミドルカウル262bと、エンジン245の下部を側方から覆うロアカウル262cとからなる。
アッパーカウル262aの内側にはヘッドライト271が配置されている。
また、アッパーカウル262aには、その前面の車幅方向中央部に、アッパーカウル262a内に走行風を取入れるダクト262dが形成されている。ヘッドライト271は、ダクト262dの上縁に設けられている。換言すれば、ヘッドライト271は、ダクト262d内に配置される。
アッパーカウル262aの上部には、ウインドスクリーン263と、左右一対のバックミラー252とが取付けられている。アッパーカウル262aの上部であってウインドスクリーン263の後方にはメータユニット272が配置されている。
前輪222は、上方からフロントフェンダ274で覆われる。後輪223は、上方からリアフェンダ276で覆われる。リアフェンダ276の上方にはテールライト277が配置されている。
灯火装置210は、光源ユニット11、ライト内前部発光部212A、前部上部発光部212B、後部発光部213、第1導光部材214及び第2導光部材216及びヘッドライト271を備える。ヘッドライト271は、灯火装置210の一部を構成している。
光源ユニット11は、左右のメインフレーム232の内側方に配置されている。
ライト内前部発光部212Aは、ヘッドライト271のヘッドライト用光源となる。ヘッドライト用光源は、ロービーム用光源及びハイビーム用光源からなる。
前部上部発光部212Bは、ヘッドライト271のライト内前部発光部212Aを補助するために追加され、ハイビーム用光源として機能する。前部上部発光部212Bは、バックミラー252、詳しくは、バックミラー252の根元に位置する根元部252c(図10参照)に設けられる。この結果、前部上部発光部212Bは、メータユニット272と同じ高さ位置又はメータユニット272よりも上方に配置される。なお、図中には、前部上部発光部212Bの高さ位置の把握を容易にするために、メータユニット272の上端272aを通る水平な補助線281Uと、メータユニット272の下端272bを通る水平な補助線281Lとを引いている。前部上部発光部212Bは、下側の補助線281Lよりも上方に配置され、好ましくは、上側の補助線281Uよりも上方に配置される。上記したように、前部上部発光部212Bが、車体の高い位置に配置されることで、前部上部発光部212Bからのレーザー光の照射範囲及び照射距離を確保しやすくできる。
後部発光部13は、テールライト277内に配置され、ブレーキ用ライト、ポジションライトの光源となる。
第1導光部材214及び第2導光部材216は、光ファイバーからなり、車体内の配索位置の形状に応じて自在に屈曲させることが可能である。
第1導光部材214は、ライト内前部発光部212Aに接続されるライト第1導光部材214Aと、前部上部発光部212Bに接続される上部第1導光部材214Bとからなる。
光源ユニット11は、車両前後方向において、ヘッドパイプ231とピボット軸227との間(詳しくは、ヘッドパイプ231の中心を通る軸線231aと重なる直線282と、ピボット軸227の中心を通る鉛直線283との間)の領域A4に配置される。光源ユニット11が、側面視にてヘッドパイプ231又はピボット軸227に重なっていても良い。これにより、光源ユニット11を車両重心に近づけることができ、車体重心側へのマスの集中化を図ることができる。ヘッドパイプ231の軸線231aは、前輪222の操舵軸、詳しくは、前輪222が支持されるフロントフォーク226の操舵軸となり、前輪222が軸線231a回りに操舵される。
また、光源ユニット11は、エンジン245と燃料タンク241との間に配置される。これによっても、車体重心側へのマスの集中化が図れる。
また、光源ユニット11のヒートシンク18A(詳しくは、複数の冷却フィン18c)は、メインフレーム232と燃料タンク241との間に設けられた隙間285から外部に露出している。複数の冷却フィン18cの先端は、メインフレーム232の外側面と燃料タンク241の外側面とを繋ぐ面と面一、又は繋ぐ面より車幅方向内側(又は車幅方向外側)に位置する。
光源ユニット11は、ヒートシンク18Aで冷却可能であるが、光源ユニット11の周辺に配置されたシリンダ部256又はラジエータ257から延びる冷却水配管を光源ユニット11に接続しても良い。これにより、ラジエータ257で冷却された冷却水によって光源ユニット11を冷却することが可能になる。
上記した灯火装置210は、ヘッドライト271と、ヘッドライト271のヘッドライト用光源となるライト内前部発光部212Aのハイビーム用光源を補助する前部上部発光部212Bとを備えたヘッドライト装置となる。
左右のバックミラー252の前面には、それぞれカメラ装置91が設けられている。
ライト内前部発光部212Aとカメラ装置91との前後方向の距離をL2、前部上部発光部212Bとカメラ装置91との前後方向の距離をL3とする。
図10は、灯火装置210の一部を示す自動二輪車220の正面図、図11は、灯火装置210を示す自動二輪車220の平面図である。
図10に示すように、ヘッドライト271に、灯火装置210のライト内前部発光部212A,212Aを組み込むことで、ヘッドライト271を小型で、且つ上下幅の小さい、いわゆる「細目」形状にすることができ、新規な印象を与えることができる。また、このようにヘッドライト271を小型・薄肉にすることで、ダクト262d内という狭い空間にも配置することができ、車体スペースを有効に利用することができる。また、ダクト262d内にヘッドライト271のライト内前部発光部212Aを配置することで、ライト内前部発光部212Aに発生する熱を、ダクト262d内に取込まれる走行風に放熱することができ、ライト内前部発光部212Aを冷却することができる。
図10及び図11(図1も参照)において、光源ユニット11は、左右のメインフレーム232,232の車幅方向内側に左右一対設けられる。
ライト第1導光部材214A,214Aは、レーザー素子17,17からメインフレーム232,232のそれぞれの内側面に沿って前側に延び、ヘッドパイプ231(図1参照)よりも下方を通ってミドルカウル262b内及びアッパーカウル262a内に延び、ヘッドライト271内のライト内前部発光部212Aに接続される。
上部第1導光部材214B,214Bは、レーザー素子17,17からメインフレーム232,232のそれぞれの上縁に沿って前側に延び、アッパーカウル262aからバックミラー252の根元部252cの前部上部発光部212B,212Bに接続される。
前部上部発光部212B,212Bは、車両の正面視では、車両の高い位置に配置されるため、前部上部発光部212B,212Bから車両前方に照射されるレーザー光を遮るものがなく、バックミラー252は、前部上部発光部212Bの設置位置として好適である。
第2導光部材216は、一方の光源ユニット11のレーザー素子17から一側(左側)のシートフレーム234に沿って後方に延び、シートフレーム234の後端部からテールライト277内に延び、テールライト277の後部発光部213に接続される。
左右のカメラ装置91,91は、カウル262(詳しくは、ミドルカウル262b)の最も車幅方向外側に突出する部分よりも更に車幅方向外側に配置されるため、車両前方の広い範囲の状況を撮影することができ、より多くの情報をより迅速に認識することができる。
また、ライト内前部発光部212Aとカメラ装置91との車幅方向の距離をL4、前部上部発光部212Bとカメラ装置91との車幅方向の距離をL5とする。図9及び図10に示したように、前後方向において、ライト内前部発光部212Aとカメラ装置91との距離L2及び前部上部発光部212Bとカメラ装置91との距離L3は、共に短い。しかし、車幅方向において、ライト内前部発光部212Aとカメラ装置91との距離L4及び前部上部発光部212Bとカメラ装置91との距離L5は、共に所定距離以上である。これにより、ライト内前部発光部212A及び前部上部発光部212Bに発生する熱のカメラ装置91への影響を抑制することができる。
上記実施形態では、光源ユニット11を左右一対設けたが、この変形例として、想像線で示した単一の光源ユニット88を、左右のメインフレーム232,232間の車幅方向中央部に配置しても良い。
<第5実施形態>
図12は、本発明に係る第5実施形態の灯火装置300を備える自動二輪車310の左側面図、図13は、灯火装置300の一部を示す自動二輪車310の正面図(第5実施形態)である。
図12及び図13に示すように、自動二輪車310は、車体フレーム311、前輪312、後輪313及びシート314を備えるネイキッド型の鞍乗り型車両である。
車体フレーム311は、ヘッドパイプ321、左右一対のメインフレーム322、左右一対のピボットフレーム323、左右一対のシートフレーム324、左右一対のサブフレーム326、左右一対のダウンフレーム327、左右一対のロアフレーム328、補強フレーム329を備える。
ヘッドパイプ321は、車体フレーム311の前端部を構成し、前輪312を支持するフロントフォーク331を操舵可能に支持している。メインフレーム322は、ヘッドパイプ321から後方斜め下方に延び、エンジン332を支持している。メインフレーム322の上部には、燃料タンク333が支持されている。ピボットフレーム323は、メインフレーム322の後端部から下方に延び、車幅方向に延びるピボット軸334を支持している。シートフレーム324は、ピボットフレーム323の上端部から後方に延びて、シート314を支持している。
サブフレーム326は、ピボットフレーム323とシートフレーム324とを接続している。ダウンフレーム327は、ヘッドパイプ321と左右のメインフレーム322とに渡された左右の一対の補強フレーム329から後方斜め下方に延びている。また、ダウンフレーム327は、ピボットフレーム323と協働してエンジン332を支持している。ロアフレーム328は、ダウンフレーム327の下端部から後方に延びて後端部がピボットフレーム323に接続されている。
フロントフォーク331は、その左右を連結するトップブリッジ335及びボトムブリッジ336を備える。トップブリッジ335の上面にはバーハンドル337が取付けられ、フロントフォーク331の下端部には車軸312aを介して前輪312が支持されている。
ピボット軸333には、上下揺動可能にスイングアーム341が取付けられ、スイングアーム341の後端部に車軸313aを介して後輪313が支持されている。
エンジン332は、クランクケース343と、クランクケース343の前部から前方斜め上方に延びるシリンダ部344とを備え、シリンダ部344にシリンダヘッド345を備える。シリンダヘッド345の後部には、エアクリーナ等を含む吸気装置347が接続されている。シリンダヘッド345の前部には、排気装置348が接続されている。排気装置348は、シリンダヘッド345に接続された複数の排気管351と、排気管351の後端部に接続されたマフラ352とからなる。
フロントフォーク331には、ヘッドライト354と、ヘッドライト354の上方に配置された左右一対のメータユニット355,356とを備え、バーハンドル337には左右一対のバックミラー358,358が取付けられている。
ヘッドライト354は、電球又はLEDからなるヘッドライト用光源359を備える。ヘッドライト用光源359は、ロービーム用光源及びハイビーム用光源からなる。
前輪312は、上方からフロントフェンダ361で覆われる。後輪313は、上方からリアフェンダ362で覆われる。リアフェンダ362の後部にはテールライト363が設けられている。
灯火装置300は、左右一対の光源ユニット11、左右一対の発光部301,301、左右一対の導光部材302(手前側の導光部材302のみ図示)を備える。
光源ユニット11は、左右のメインフレーム322,322(手前側のメインフレーム322のみ図示)の車幅方向内側にそれぞれ設けられ、それぞれ吸気装置347の上方に配置されている。
なお、光源ユニット11は、左右一対に限らない。例えば、左右のメインフレーム322,322間の車幅方向中央部に単一の光源ユニット11を配置しても良い。
また、光源ユニット11は、車両前後方向において、ヘッドパイプ321とピボット軸334との間(詳しくは、ヘッドパイプ321の中心を通る軸線321aと重なる直線367と、ピボット軸334の中心を通る鉛直線368との間)の領域A5に配置される。光源ユニット11が、側面視にてヘッドパイプ321又はピボット軸334に重なっていても良い。これにより、光源ユニット11を車両重心に近づけることができ、車体重心側へのマスの集中化を図ることができる。ヘッドパイプ321の軸線321aは、前輪312の操舵軸、詳しくは、前輪312が支持されるフロントフォーク331の操舵軸となり、前輪312が軸線321a回りに操舵される。
また、光源ユニット11は、エンジン332と燃料タンク333との間に配置される。これによっても、車体重心側へのマスの集中化が図れる。
発光部301は、ヘッドライト354のヘッドライト用光源359のハイビーム用光源を補助するために追加されたハイビーム用光源である。発光部301は、左右のメータユニット355,356の前部にそれぞれ配置され、メータユニット355,356の上端355a,356aを通る水平な補助線365Uと、メータユニット355,356の下端355b,356bを通る水平な補助線365Lとの間に位置する。このように、発光部301が、車体の高い位置に配置されることで、発光部301から車両前方に照射されるレーザー光を遮るものがなく、発光部301からのレーザー光の照射範囲及び照射距離を確保しやすくできる。このため、メータユニット355,356は、発光部301の設置位置として好適である。
導光部材302は、光ファイバーからなり、車体内の配索位置の形状に応じて自在に屈曲させることが可能である。左右の導光部材302,302は、それぞれレーザー素子17からメインフレーム322の内側面に沿って前側に延び、ヘッドパイプ321の後方で上方に屈曲する。そして、左右の導光部材302,302は、フロントフォーク331のトップブリッジ335から前方に延び、各メータユニット355,356の発光部301に接続される。
上記した灯火装置300は、ヘッドライト354のハイビーム用光源を補助する発光部301を備えるヘッドライト装置を構成する。なお、ヘッドライト354のヘッドライト用光源359は、ロービーム用光源のみを構成するものであっても良い。この場合は、灯火装置300は、ヘッドライト354のハイビーム用光源の機能を有する発光部301を備えたヘッドライト装置となる。
左右のバックミラー358の前面には、それぞれカメラ装置91が設けられている。
カメラ装置91をバックミラー358という車体の高い位置に設けることで、車両前方をより遠くまで撮影することができ、歩行者、先行車、対向車をより認識しやすくすることができる。
また、発光部301とカメラ装置91との前後方向の距離L6を所定距離以上に確保することができ、発光部301に発生する熱のカメラ装置91への影響を抑制することができる。
図14は、灯火装置300を示すブロック図(第5実施形態)である。
灯火装置300は、光源ユニット11に導光部材302を介して接続された発光部301の照射方向を車両の進行方向等に変更することができ、また、カメラ装置91のレンズ91aを発光部301の照射方向等に指向させることができるものである。
詳しくは、灯火装置300は、光源ユニット11、発光部301、導光部材302、バンク角センサー304、車速センサー305、ECU(Electronic Control Unit)306、発光部駆動部307、レンズ駆動部308、カメラ装置91を備える。
バンク角センサー304は、自動二輪車310(図13参照)の車体の正立状態からの左右への傾斜角(バンク角)を検出する。車速センサー305は、自動二輪車310の車速を検出する。バンク角センサー304により検出されたバンク角の検出信号であるバンク角信号SBと、車速センサー305により検出された車速の検出信号である車速信号SVとは、ECU306に出力される。
ECU306は、バンク角信号SB及び車速信号SVに基づいて自動二輪車310の進行方向を算出して予測する。そして、ECU306は、算出された進行方向を含む発光部駆動信号SDH及びレンズ駆動信号SDLを、それぞれ発光部駆動部307とレンズ駆動部308とに出力する。
発光部駆動部307は、発光部駆動信号SDHに基づいて発光部301を電動モータ、ソレノイド、空圧シリンダ、油圧シリンダ等のアクチュエータで駆動し、発光部301の照射方向を、自動二輪車310の進行方向、又は進行方向に対して所定角度だけ傾いた方向に向ける。
レンズ駆動部308は、レンズ駆動信号SDLに基づいてカメラ装置91に備えるレンズ91aを電動モータ、ソレノイド、空圧シリンダ、油圧シリンダ等のアクチュエータで駆動し、レンズの指向方向を、自動二輪車310の進行方向、又は進行方向に対して所定角度だけ傾いた方向に向ける。
なお、レンズのみの駆動に限らず、レンズを備えるカメラ装置91の全体を駆動させてカメラ装置91の撮影方向を自動二輪車310の進行方向、又は進行方向に対して所定角度だけ傾いた方向に向けても良い。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
例えば、レーザー素子とドライバーユニットとを、光源ユニットとして一体にしたが、これに限らず、レーザー素子とドライバーユニットとを別体にして別々の場所に配置しても良い。
本発明は、自動二輪車に適用する場合に限らず、自動二輪車以外も含む鞍乗り型車両にも適用可能である。なお、鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含み、自動二輪車(原動機付き自転車も含む)のみならず、ATV(不整地走行車両)に分類される三輪車両や四輪車両を含む車両である。
10,100,120,210,300 灯火装置
11,88,101 光源ユニット
12 前部発光部(発光部)
13 後部発光部(発光部)
14,124,214 第1導光部材(導光部)
16,126,216 第2導光部材(導光部)
17 レーザー素子(レーザー光源)
18,108 ドライバーユニット(駆動部)
18c 冷却フィン(フィン)
20,110,130,220,310 自動二輪車(鞍乗り型車両)
21,131,221,311 車体フレーム
22,132,222,312 前輪
23,133,223,313 後輪
25,171,241,333 燃料タンク(エネルギー源供給部)
27,162,227,334 ピボット軸
28,228,341 スイングアーム(揺動部材)
31,141,231,321 ヘッドパイプ
31a,141a,231a,321a 軸線(前輪の操舵軸)
45,164,245,332 エンジン(動力源)
57,172,257 ラジエータ
104,302 導光部材(導光部)
122A,212A ライト内前部発光部(発光部)
122B,212B 前部上部発光部(発光部)
123,213 後部発光部(発光部)
152 ステアリングステム(操舵軸)
161 パワーユニット(揺動部材)
301 発光部

Claims (7)

  1. 光を発するレーザー光源(17)と、前記レーザー光源(17)から所望の位置まで導光する導光部(14,16,104,124,126,214,216,302)と、前記導光部(14,16,104,124,126,214,216,302)の先端に設けられて前記導光部(14,16,104,124,126,214,216,302)からの光を車両周囲に照射する発光部(12,13,122A,122B,123,212A,212B,213,301)とを備える灯火装置(10,100,120,210,300)が搭載された鞍乗り型車両の灯火装置配置構造において、
    前記灯火装置(10,100,120,210,300)は、前記レーザー光源(17)を発光させるための駆動部(18,108)を更に備え、
    前記灯火装置(10,100,120,210)は、前記レーザー光源(17)と前記駆動部(18,108)とが光源ユニット(11,101)として一体とされており、
    前記光源ユニット(11,101)は、前輪(22,132,222,312)の操舵軸(31a,141a,231a,321a)を備えるヘッドパイプ(31,141,231,321)と、後輪(23,113,223,313)を揺動部材(28,161,228,341)を介して支持するピボット軸(27,162,227,334)との間に配置され
    前記光源ユニット(11,101)の一部は、メインフレーム(32)とサイドカバー(64)との二部材(32,64)、シート(134)とボディカバー(184)との二部材(134,184)、および、メインフレーム(232)と燃料タンク(241)との二部材(232,241)のいずれか一つの二部材(32,64,134,184,232,241)の間に設けられた隙間(84,205,285)から外部に露出し、
    前記光源ユニット(11,101)は、平面視において車幅方向の中心よりも外側にオフセットして配置され、前記光源ユニット(11,101)は、ヒートシンク(18A)を備え、前記隙間(84,205,285)に、前記二部材(32,64,134,184,232,241)の各外側面を繋ぐ面と面一、又は繋ぐ面より車幅方向内側又は車幅方向外側に前記ヒートシンク(18A)の冷却フィン(18c)が配置されていることを特徴とする鞍乗り型車両の灯火装置配置構造。
  2. 前記光源ユニット(11,101)の一部は、車幅方向外側から車体フレーム(21,131,221,311)に覆われていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の灯火装置配置構造。
  3. 記光源ユニット(11,101)は、前記前輪(22,132,222,312)又は前記後輪(23,113,223,313)を駆動する動力源(45,164,245,332)と、前記動力源(45,164,245,332)にエネルギー源を供給するエネルギー源供給部(25,171,241,333)との間に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両の灯火装置配置構造。
  4. 記光源ユニット(11,101)は、前記ヘッドパイプ(31,141,231,321)及び前記ピボット軸(27,162,227,334)を備える車体フレーム(21,131,221,311)の内側に配置されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の灯火装置配置構造。
  5. 記光源ユニット(11,101)は、左右一対設けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の灯火装置配置構造。
  6. 記光源ユニット(11,101)は、前記動力源(45,164,245)の側面と前記エネルギー源供給部(25,171,241)の側面とを繋ぐ面又は当該面に対して車幅方向にオフセットした面にフィン(18c)を備えることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗り型車両の灯火装置配置構造。
  7. 記光源ユニット(11,101)は、ラジエータ(57,172,257)で冷却された冷却水により冷却されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の灯火装置配置構造。
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