JP7058775B2 - マルチカーエレベータシステム - Google Patents

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Description

この発明は、同一の昇降路内に複数のかごが設けられているマルチカーエレベータシステムに関するものである。
従来のマルチカーエレベータでは、運転モード切替スイッチ及び手動操作ボタンが、かご上に設けられている。運転モード切替スイッチにより、運転モードを手動運転モードに切り替えた後、手動操作ボタンを操作することで、作業員が乗っているかごを手動で移動させることができる(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2017/216910号
上記のような従来のマルチカーエレベータでは、第2のかごのかご上に作業員が乗り、例えば第2のかごを手動操作で上昇させるとき、第2のかごの上方に第1のかごが停止ししている場合がある。この場合、第1のかごが停止している位置よりも上方で保守作業を行うためには、第1のかごのかご上に保守員が移動して、保守作業を行う必要がある。又は、第1のかごのかご上に保守員が移動して、第1のかごをさらに上方まで移動させた後、第2のかごのかご上に保守員が戻り、第2のかごを上昇させる必要がある。このため、保守作業の効率が低下する。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、保守作業の効率を向上させることができるマルチカーエレベータシステムを得ることを目的とする。
この発明に係るマルチカーエレベータシステムは、同一の昇降路内を昇降する複数のかご、及び作業員の操作により、複数のかごのうちの1つである操作対象かごを移動させる点検作業コントローラを備え、作業員がいる作業エリア内で、2つ以上のかごの中から、操作対象かごを選択可能になっている。
この発明のマルチカーエレベータシステムは、作業員がいる作業エリア内で、2つ以上のかごの中から、操作対象かごを選択可能であるため、保守作業の効率を向上させることができる。
この発明の実施の形態1によるマルチカーエレベータシステムを示す概略の構成図である。 図1のマルチカーエレベータシステムの詳細な構成を示すブロック図である。 通常運転時における安全距離を示す説明図である。 第2のかごのかご上エリアに作業員が搭乗している場合の安全距離を示す説明図である。 第1のかごのかご上エリアに作業員が搭乗している場合の安全距離を示す説明図である。 昇降路ピットに作業員が進入している場合の安全距離を示す説明図である。 図2の第1のかご上コントローラを示す正面図である。 3台のかごが同一の昇降路内に設けられている場合のかご上コントローラの例を示す正面図である。 3台のかごが同一の昇降路内に設けられている場合のかご上コントローラ及びピットコントローラの変形例を示す正面図である 図1の第1及び第2の制御盤コネクタに接続される機械室コントローラを示す正面図である。 かご上に設けられるコントローラ接続部の例を示す正面図である。 乗場ドアが単独で開放された場合の安全制御装置の動作を示すフローチャートである。 手動運転モードにおける安全制御装置の動作を示すフローチャートである。 保守作業における作業員の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の安全制御装置の各機能を実現する処理回路の第1の例を示す構成図である。 実施の形態1の安全制御装置の各機能を実現する処理回路の第2の例を示す構成図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるマルチカーエレベータシステムを示す概略の構成図である。図において、昇降路1内には、第1のかご2と第2のかご3とが設けられている。第1のかご2は、第2のかご3の真上に配置されている。第1のかご2と第2のかご3とは、同一の昇降路1内を互いに独立して昇降する。
第1のかご2の上部には、第1のかご上手摺4が設けられている。第2のかご3の上部には、第2のかご上手摺5が設けられている。各かご上手摺4,5は、収納位置と使用位置との間で変位可能になっている。収納位置は、かご上に倒され収納されている位置である。使用位置は、かご上に起立した位置である。
各かご上手摺4,5は、通常運転時には収納位置に位置している。また、各かご上手摺4,5は、作業エリアであるかご上エリアでの保守作業時に、作業員により使用位置に変位される。また、各かご上手摺4,5は、保守作業の終了時に、作業員により収納位置に変位される。図1では、第1のかご上手摺4が収納位置に位置しており、第2のかご上手摺5が使用位置に位置している。
第1のかご2の上部には、点検作業コントローラとしての第1のかご上コントローラ6が設けられている。第1のかご上コントローラ6は、第1のかご2のかご上エリアでの保守作業時に、作業員により操作される。
第2のかご3の上部には、点検作業コントローラとしての第2のかご上コントローラ7が設けられている。第2のかご上コントローラ7は、第2のかご3のかご上エリアでの保守作業時に、作業員により操作される。
複数の階の乗場には、乗場出入口が設けられている。各乗場出入口は、乗場ドア8により開閉される。各乗場出入口の上部には、対応する乗場ドア8が全閉位置に位置していることを検出する乗場ドアスイッチ9が設けられている。
昇降路ピット1aには、点検作業コントローラとしてのピットコントローラ10と、緩衝器11とが設けられている。ピットコントローラ10は、作業エリアとしての昇降路ピット1aでの作業時に、作業員により操作される。
昇降路1の上部には、機械室12が設けられている。機械室12には、第1の運転制御装置13と第2の運転制御装置14とが設けられている。第1の運転制御装置13は、第1のかご2の運転を制御する。第2の運転制御装置14は、第2のかご3の運転を制御する。
第1の運転制御装置13には、第1の制御盤コネクタ15が設けられている。第2の運転制御装置14には、第2の制御盤コネクタ16が設けられている。また、第1及び第2の運転制御装置13,14は、それぞれ独立したコンピュータを有している。
図2は、図1のマルチカーエレベータシステムの詳細な構成を示すブロック図である。図1では省略したが、機械室12には、第1の巻上機17、第2の巻上機18、及び安全制御装置21が設けられている。
第1の運転制御装置13は、第1の巻上機17を制御することにより、第1のかご2の運転を制御する。第2の運転制御装置14は、第2の巻上機18を制御することにより、第2のかご3の運転を制御する。
各巻上機17,18は、駆動シーブ、巻上機モータ、及び巻上機ブレーキを有している。巻上機モータは、駆動シーブを回転させる。巻上機ブレーキは、駆動シーブの静止状態を保持、又は駆動シーブの回転を制動する。
第1の巻上機17の駆動シーブには、図示しない第1の懸架体が巻き掛けられている。第2の巻上機18の駆動シーブには、図示しない第2の懸架体が巻き掛けられている。第1及び第2の懸架体としては、それぞれ複数本のロープ又は複数本のベルトが用いられている。
第1のかご2は、第1の懸架体により昇降路1内に吊り下げられている。また、第1のかご2は、第1の巻上機17の駆動シーブを回転させることにより、昇降路1内を昇降する。
第2のかご3は、第2の懸架体により昇降路1内に吊り下げられている。また、第2のかご3は、第2の巻上機18の駆動シーブを回転させることにより、昇降路1内を昇降する。
安全制御装置21は、機能ブロックとして、エンコーダ入力部22、スイッチ及びセンサ入力部23、手動操作入力部24、第1の処理部25、第2の処理部26、第1の運転指令出力部27、第1の停止指令出力部28、第1のインジケータ出力部29、第2の運転指令出力部30、第2の停止指令出力部31、及び第2のインジケータ出力部32を有している。
エンコーダ入力部22には、第1のエンコーダ33からの信号と、第2のエンコーダ34からの信号とが入力される。第1のエンコーダ33は、第1のかご2の速度に応じた信号を発生する。第2のエンコーダ34は、第2のかご3の速度に応じた信号を発生する。
スイッチ及びセンサ入力部23には、各乗場ドアスイッチ9からの信号と、第1の着床センサ35からの信号と、第2の着床センサ36からの信号と、第1の手摺展開スイッチ37からの信号と、第1の手摺収納スイッチ38からの信号と、第2の手摺展開スイッチ39からの信号と、第2の手摺収納スイッチ40からの信号とが入力される。
第1の着床センサ35は、第1のかご2が着床位置に位置していることを検出する。第2の着床センサ36は、第2のかご3が着床位置に位置していることを検出する。
第1の手摺展開スイッチ37は、第1のかご上手摺4が使用位置に位置していることを検出する。第1の手摺収納スイッチ38は、第1のかご上手摺4が収納位置に位置していることを検出する。
第2の手摺展開スイッチ39は、第2のかご上手摺5が使用位置に位置していることを検出する。第2の手摺収納スイッチ40は、第2のかご上手摺5が収納位置に位置していることを検出する。
手動操作入力部24には、第1のかご上コントローラ6からの信号と、第2のかご上コントローラ7からの信号と、ピットコントローラ10からの信号と、リセットスイッチ41からの信号とが入力される。
第1のかご上コントローラ6、第2のかご上コントローラ7、及びピットコントローラ10は、かご切替部42、運転切替部43、走行指令部44、及び報知部としてのインジケータ45をそれぞれ有している。
かご切替部42は、各コントローラ6,7,10による操作対象かごを切り替える。即ち、実施の形態1のマルチカーエレベータシステムでは、作業員がいる作業エリア内で、第1及び第2のかご2,3の中から、操作対象かごを選択可能になっている。
運転切替部43は、運転モードを自動運転モードと手動運転モードとの間で切り替える。走行指令部44は、手動運転モードにおいて、操作対象かごの走行指令を出力する。
リセットスイッチ41は、機械室12又は乗場付近に設置され、保守作業の終了後に作業員により操作される。安全制御装置21は、リセットスイッチ41が操作されるまで、自動運転への復帰を許可しない。
第1及び第2の処理部25,26は、エンコーダ入力部22、スイッチ及びセンサ入力部23、及び手動操作入力部24からの信号に基づいて、安全制御処理を実行する。第1及び第2の処理部25,26は、互いの演算結果を比較することにより、第1及び第2の処理部25,26自体の異常の有無を監視する。
第1の運転指令出力部27は、第1の処理部25の演算結果に基づいて、第1又は第2の運転制御装置13,14に対して運転指令を出力する。第2の運転指令出力部30は、第2の処理部26の演算結果に基づいて、第1又は第2の運転制御装置13,14に対して運転指令を出力する。
第1の停止指令出力部28は、第1の処理部25の演算結果に基づいて、全体安全回路46、第1の安全回路47、及び第2の安全回路48に停止指令を出力する。第2の停止指令出力部31は、第2の処理部26の演算結果に基づいて、全体安全回路46、第1の安全回路47、及び第2の安全回路48に停止指令を出力する。
第1の安全回路47は、停止指令を受けると、第1の巻上機17に対する給電を遮断する。これにより、第1のかご2の運転が停止される。
第2の安全回路48は、停止指令を受けると、第2の巻上機18に対する給電を遮断する。これにより、第2のかご3の運転が停止される。
全体安全回路46は、停止指令を受けると、全ての巻上機17,18に対する給電を遮断する。これにより、全てのかご2,3の運転が停止される。
安全制御装置21は、作業員が昇降路ピット1aに進入可能な乗場出入口、例えば最下階の乗場出入口が開放されたことが検出されると、昇降路ピット1aに作業員が進入したと判定する。即ち、最下階の乗場ドアスイッチ9は、ピット進入検出装置である。
安全制御装置21は、第1のかご上手摺4が収納位置に位置していないことが検出されると、第1のかご2のかご上エリアに作業員が搭乗したと判定する。即ち、第1の手摺収納スイッチ38は、第1のかご2に対応する搭乗検出装置である。
安全制御装置21は、第2のかご上手摺5が収納位置に位置していないことが検出されると、第2のかご3のかご上エリアに作業員が搭乗したと判定する。即ち、第2の手摺収納スイッチ40は、第2のかご3に対応する搭乗検出装置である。
安全制御装置21は、作業員の昇降路ピット1aへの進入、第1のかご2のかご上エリアへの搭乗、又は第2のかご3のかご上エリアへの搭乗が検出されたとき、作業員が検出された作業エリアに応じて、操作対象かごの移動範囲を制限する。
安全制御装置21には、操作対象かごの移動範囲を制限するための複数の安全距離が設定されている。安全制御装置21は、手動運転モードによる運転時、即ち点検運転時に、操作対象かごと対象物との間の距離が安全距離よりも小さくならないように、操作対象かごを停止させる。
安全距離には、かご間安全距離と、頂部安全距離と、ピット安全距離とが含まれている。かご間安全距離は、上下に隣り合うかごの間の安全距離である。頂部安全距離は、最も上方に位置するかごと昇降路頂部との間の安全距離である。ピット安全距離は、最も下方に位置するかごと昇降路底部との間の安全距離である。
図3は、通常運転時における安全距離を示す説明図である。通常運転時には、第1のかご間安全距離aと、第1の頂部安全距離bと、第1のピット安全距離cとが適用される。
図4は、第2のかご3のかご上エリアに作業員が搭乗している場合の安全距離を示す説明図である。この場合、第2のかご間安全距離a’と、第1の頂部安全距離bと、第1のピット安全距離cとが適用される。第2のかご間安全距離a’は、作業員の退避空間及びかご2,3の停止距離で決まり、通常、第1のかご間安全距離aよりも大きい。
図5は、第1のかご2のかご上エリアに作業員が搭乗している場合の安全距離を示す説明図である。この場合、第1のかご間安全距離aと、第2の頂部安全距離b’と、第1のピット安全距離cとが適用される。第2の頂部安全距離b’は、作業員の退避空間及び第1のかご2の停止距離で決まり、通常、第1の頂部安全距離bよりも大きい。
図6は、昇降路ピット1aに作業員が進入している場合の安全距離を示す説明図である。この場合、第1のかご間安全距離aと、第1の頂部安全距離bと、第2のピット安全距離c’とが適用される。第2のピット安全距離c’は、作業員の退避空間及び第2のかご3の停止距離で決まり、通常、第1のピット安全距離cよりも大きい。
図7は、図2の第1のかご上コントローラ6を示す正面図である。かご切替部42は、セレクタスイッチ51と、自かご表示部52とを有している。セレクタスイッチ51を回転操作することにより、操作対象かごが切り替えられる。
この例では、セレクタスイッチ51を「上」に切り替えることで、操作対象かごは、第1のかご2、即ち作業員が搭乗している自かごとなる。また、セレクタスイッチ51を「下」に切り替えることで、操作対象かごは、第2のかご3、即ち作業員が搭乗していない他かごとなる。
自かご表示部52は、操作対象かごが自かごであることを、反転表示により作業員に示している。例えば、他かごを示す「下」の表示を黒い印字とした場合、自かご表示部52は、黒地に白い印字となる。
運転切替部43は、モード切替スイッチ53を有している。この例では、モード切替スイッチ53を「HAND」に切り替えることで、運転モードを手動運転モードに切り替える指令が入力される。また、モード切替スイッチ53を「AUTO」に切り替えることで、運転モードを自動運転モードに切り替える指令が入力される。
走行指令部44は、上方向ボタン54、下方向ボタン55、及び走行指示ボタン56を有している。手動運転モードでは、上方向ボタン54又は下方向ボタン55と、走行指示ボタン56とを同時に押している間だけ、操作対象かごが対応する方向へ走行する。
安全制御装置21には、点検運転時の操作対象かごの速度の上限値が設定されている。また、安全制御装置21は、点検運転時に、操作対象かごの速度が上限値を超えると、操作対象かごを停止させる。
インジケータ45は、上方向インジケータ57と、下方向インジケータ58とを有している。上方向への点検運転時に、安全制御装置21による移動制限により操作対象かごが停止されると、上方向インジケータ57が点灯する。下方向への点検運転時に、安全制御装置21による移動制限により操作対象かごが停止されると、下方向インジケータ58が点灯する。
なお、第2のかご上コントローラ7の構成は、「下」が自かご表示部52となる点を除いて、第1のかご上コントローラ6と同様である。
また、ピットコントローラ10は、自かご表示部52を設けない点を除いて、第1のかご上コントローラ6と同様である。即ち、ピットコントローラ10では、第1及び第2のかご2,3に対応する表示が同様の印字方法で印字されている。例えば、第1のかご2に対応する「上」を黒い印字とした場合、第2のかご3に対応する「下」も黒い印字となっている。但し、昇降路ピット1aに最も近い第2のかご3を自かごと考え、ピットコントローラ10に自かご表示部52を設けてもよい。
また、かご上コントローラは、かご毎に予め設置しておかず、作業員がかご上エリアに持ち込んで、かご上のコネクタに接続してもよい。
また、図8は、3台のかごが同一の昇降路内に設けられている場合のかご上コントローラの例を示す正面図である。図8では、上から2番目、即ち中間のかごが自かごの場合を示している。3台のかごが同一の昇降路内に設けられている場合のピットコントローラは、図8の自かご表示部52を省略し、中間のかごに対応する表示を「中」とすればよい。
また、図9は、3台のかごが同一の昇降路内に設けられている場合のかご上コントローラ及びピットコントローラの変形例を示す正面図である。この例のかご切替部42には、セレクタスイッチ51の代わりに、複数のランプ付き押しボタン59が設けられている。ランプ付き押しボタン59のうちの1つを押すことにより、対応する番号のかごが操作対象かごとなり、押されたランプ付き押しボタン59が点灯する。
図10は、図1の第1及び第2の制御盤コネクタ15,16に接続される機械室コントローラを示す正面図である。機械室12内に作業員が入って保守作業を行う場合、機械室12が作業エリアである。点検作業コントローラである機械室コントローラ60は、第1及び第2の制御盤コネクタ15,16のいずれか一方に選択的に接続される。そして、機械室コントローラ60を接続する制御盤コネクタ15,16を選択することにより、操作対象かごを選択可能になっている。
このため、機械室コントローラ60には、かご切替部42が設けられていない。また、機械室コントローラ60からは、配線61が引き出されている。配線61の先端には、第1及び第2の制御盤コネクタ15,16に接続可能なコントローラコネクタ62が設けられている。他の構成は、第1のかご上コントローラ6と同様である。
なお、かご上コントローラを、図10に示した機械室コントローラ60と同様の構成とすることもできる。この場合、かごには、例えば図11に示すようなコントローラ接続部63が設けられる。図11では、3台のかごが同一の昇降路内に設けられている場合のコントローラ接続部63を示している。
コントローラ接続部63には、第1のかごコネクタ64、第2のかごコネクタ65、第3のかごコネクタ66、及び自かご表示部67が設けられている。かご上コントローラを接続するかごコネクタ64,65,66を選択することにより、操作対象かごを選択可能になっている。
自かご表示部67は、操作対象かごが自かごであることを、反転表示により作業員に示している。図11では、中間のかごが自かごである場合を示している。
また、ピットコントローラ10の代わりに、図10に示した機械室コントローラ60と同様のピットコントローラを用いることもできる。この場合、昇降路ピット1aには、図11と同様のコントローラ接続部63が設けられる。また、昇降路ピット1aのコントローラ接続部63では、自かご表示部66を省略しても、又は昇降路ピット1aに最も近いかごを自かごとしてもよい。
図12は、乗場ドア8が単独で開放された場合の安全制御装置21の動作を示すフローチャートである。かごドアが閉じた状態で、いずれかの乗場ドア8が開放されると、安全制御装置21は、ステップS1において、全てのかご、即ち第1及び第2のかご2,3の運転を停止し、自動運転を無効化する。
続いて、安全制御装置21は、ステップS2において、リセットスイッチ41が操作されたかどうかを確認する。リセットスイッチ41が操作されていない場合、安全制御装置21は、ステップS3において、開放されている乗場ドア8が最下階の乗場ドア8かどうかを確認する。
最下階の乗場ドア8が開放された場合、安全制御装置21は、ステップS4において、ピットコントローラ10の運転切替部43が手動運転に切り替えられるのを待つ。運転切替部43が手動運転に切り替えられると、安全制御装置21は、ステップS5において、ピットコントローラ10からの手動運転を有効化する。
この後、安全制御装置21は、ステップS6において、運転切替部43が自動運転に切り替えられるかどうかを監視する。運転切替部43が自動運転に切り替えられるまでは、手動運転が有効である。運転切替部43が自動運転に切り替えられると、安全制御装置21は、ステップS7において、手動運転を無効化する。
手動運転が無効化されると、安全制御装置21は、ステップS8において、リセットスイッチ41が操作されるのを待つ。リセットスイッチ41が操作されると、安全制御装置21は、ステップS9において、全ての乗場ドア8が全閉状態になるのを待つ。
そして、全ての乗場ドア8が全閉状態になると、安全制御装置21は、ステップS10において、自動運転を有効化して、処理を終了する。
ステップS3において、開放されている乗場ドア8が最下階の乗場ドア8でない場合、安全制御装置21は、ステップS11において、第1又は第2のかご上手摺4,5が使用位置に変位されるのを待つ。
第1又は第2のかご上手摺4,5が使用位置に変位されると、安全制御装置21は、ステップS12において、対応するかご上コントローラ6,7の運転切替部43が手動運転に切り替えられるのを待つ。運転切替部43が手動運転に切り替えられると、安全制御装置21は、ステップS13において、対応するかご上コントローラ6,7からの手動運転を有効化する。
この後、安全制御装置21は、ステップS14において、運転切替部43が自動運転に切り替えられるかどうかを監視する。運転切替部43が自動運転に切り替えられるまでは、手動運転が有効である。運転切替部43が自動運転に切り替えられると、安全制御装置21は、ステップS15において、手動運転を無効化する。
この後、安全制御装置21は、ステップS16において、対応するかご上手摺4,5が収納位置に収納されるのを待つ。対応するかご上手摺4,5が収納位置に収納されると、安全制御装置21は、ステップS8の処理に進む。
また、ステップS2において、リセットスイッチ41が操作された場合、安全制御装置21は、ステップS9の処理に進む。
図13は、手動運転モードにおける安全制御装置21の動作を示すフローチャートである。手動運転モードでは、安全制御装置21は、ステップS21において、手動運転モードが継続しているかどうかを確認する。手動運転モードが継続していなければ、処理を終了する。
手動運転モードが継続している場合、安全制御装置21は、ステップS22において、走行指令部44から走行指令が入力されたかどうかを確認する。走行指令が入力されていなければ、安全制御装置21は、ステップS21の処理に戻る。
走行指令が入力されると、安全制御装置21は、ステップS23において、単一の点検作業コントローラからの入力であるかどうかを確認する。単一の点検作業コントローラからの入力でない場合、安全制御装置21は、ステップS24において、全てのかご、即ち第1及び第2のかご2,3の運転を停止し、処理を終了する。
単一の点検作業コントローラからの入力である場合、安全制御装置21は、ステップS25において、安全距離を設定する。安全距離は、図4~6に示したように、作業員の位置と、操作対象かごの走行方向とに応じて設定される。
この後、安全制御装置21は、ステップS26において、安全距離が確保されているかどうかを判定する。安全距離が確保されていれば、安全制御装置21は、ステップS27において、操作対象かごを走行指令に従って移動させる。
この後、安全制御装置21は、ステップS28において、走行指令が継続しているかどうかを確認する。走行指令が継続していれば、安全制御装置21は、ステップS26からステップS28までを繰り返す。
走行指令が継続していない場合、安全制御装置21は、ステップS29において、操作対象かごを停止させ、ステップS21の処理に戻る。
ステップS26において、安全距離が確保されていない場合、安全制御装置21は、ステップS29の処理に進み、走行指令で入力された方向へ操作対象かごを移動させず、ステップS21の処理に戻る。この場合、操作対象かごの逆方向への走行は可能である。
図14は、保守作業における作業員の動作を示すフローチャートである。保守作業を行う場合、作業員は、ステップS41において、作業エリアに進入する。
このとき、作業エリアが第1又は第2のかご2,3のかご上エリアである場合、作業員は、最下階以外の乗場出入口からかご上エリアに進入し、対応するかご上手摺4,5を使用位置に展開する。また、作業エリアが昇降路ピット1aである場合、作業員は、最下階の乗場ドア8を開放して昇降路ピット1aに進入する。
この後、作業員は、ステップS42において、対応する点検作業コントローラの運転切替部43を手動運転に切り替える。運転モードが手動運転モードに切り替えられると、作業員は、ステップS43において、走行指令を入力し、操作対象かごを移動させる。
そして、作業員は、ステップS44において、安全制御装置21による移動制限により、操作対象かごが停止されたかどうかを確認する。移動制限にかからなければ、作業員は、ステップS45において、保守作業を継続するかどうかを判断する。保守作業を継続する場合、作業員は、ステップS43に戻る。
ステップS44において、移動制限により操作対象かごが停止した場合、作業員は、ステップS46において、操作対象かごを切り替えるかどうかを判断する。操作対象かごを切り替えない場合、作業員は、ステップS47において、操作対象かごを走行させる方向を反転させ、ステップS43に戻る。
操作対象かごを切り替える場合、作業員は、ステップS48において、かご切替部42で操作対象かごを切り替え、ステップS43に進む。
ステップS45において、保守作業を終了する場合、作業員は、ステップS49において、運転切替部43を自動運転に切り替える。この後、作業員は、ステップS50において、作業エリアを退出する。
このとき、作業エリアが第1又は第2のかご2,3のかご上エリアである場合、作業員は、対応するかご上手摺4,5を収納位置に変位させてから、乗場に移動し、対応する乗場ドア8を全閉位置に移動させる。また、作業エリアが昇降路ピット1aである場合、作業員は、最下階乗場に移動した後、最下階の乗場ドア8を全閉位置に移動させる。
この後、作業員は、ステップS51において、対応するリセットスイッチ41を操作し、処理を終了する。
このようなマルチカーエレベータシステムでは、作業員がいる作業エリア内で、第1及び第2のかご2,3の中から、操作対象かごを選択し切り替えることができる。このため、作業員が作業エリアを出ることなく、自かご以外のかごを移動させたり、昇降路ピット1aの直上のかご以外のかごを移動させるたりすることができる。従って、保守作業の効率を向上させることができる
また、点検作業コントローラには、操作対象かごを切り替えるかご切替部42が設けられている。このため、操作対象かごを容易に切り替えることができる。
また、点検作業コントローラを接続するコネクタ15,16,64,65を選択することにより、操作対象かごを選択可能としてもよい。この場合、かご切替部42を持たない点検作業コントローラを用いて、操作対象かごを容易に切り替えることができる。
また、第1の運転制御装置13に第1の制御盤コネクタ15が設けられており、第2の運転制御装置14に第2の制御盤コネクタ16が設けられている。このため、作業エリアが機械室12である場合にも、操作対象かごを容易に切り替えることができる。
また、安全制御装置21は、作業員が検出された作業エリアに応じて、操作対象かごの移動範囲を制限する。このため、操作対象かごを切り替えても、操作対象かごをスムーズに移動させることができる。
また、安全制御装置21は、作業員のかご上エリアへの搭乗が検出されたとき、作業員が搭乗しているかごである搭乗かごと、搭乗かごの上に隣り合うかごである直上かごとの間隔が第2のかご間安全距離a’以上となるように、操作対象かごの移動範囲を制限する。このため、作業エリアがかご上エリアである場合に、安全距離を容易に確保することができる。
また、安全制御装置21は、2つ以上の点検作業コントローラからの入力が検出された場合、全てのかご2,3の運転を停止させる。このため、保守作業時に2つのかご2,3が同時に移動することを容易に抑制することができる。
また、点検作業コントローラには、安全制御装置21による移動範囲の制限により操作対象かごが停止されたことを、作業員に報知するインジケータ45が設けられている。このため、移動制限にかかったことを作業員がスムーズに知ることができ、保守作業の作業性を向上させることができる。
また、安全制御装置21は、点検運転時に、操作対象かごの速度が上限値を超えると、操作対象かごを停止させる。このため、保守作業時に、操作対象かごが高速で移動することを容易に抑制することができる。
なお、搭乗検出装置は、第1及び第2の手摺収納スイッチ38,40に限定されない。例えば、秤装置であってもよい。保守作業時には、全てのかご内は無人であるため、作業員がかご上エリアに搭乗したことを秤装置で検出することができる。また、かご位置と乗場ドアの開閉状態とから、作業員がかご上エリアに搭乗したことを検出してもよい。
また、報知部は、インジケータに限定されるものではなく、文字表示、音声、ブザー音等で、報知するものであってもよい。
また、この発明は、3つ以上のかごが同一の昇降路内を昇降するマルチカーエレベータシステムにも適用できる。この場合、全てのかごから操作対象かごを選択可能としても、一部のかごから操作対象かごを選択可能としてもよい。
また、実施の形態1の安全制御装置21の各機能は、処理回路によって実現される。図15は、実施の形態1の安全制御装置21の各機能を実現する処理回路の第1の例を示す構成図である。第1の例の処理回路100は、専用のハードウェアである。
また、処理回路100は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、又はこれらを組み合わせたものが該当する。また、安全制御装置21の各機能それぞれを個別の処理回路100で実現してもよいし、各機能をまとめて処理回路100で実現してもよい。
また、図16は、実施の形態1の安全制御装置21の各機能を実現する処理回路の第2の例を示す構成図である。第2の例の処理回路200は、プロセッサ201及びメモリ202を備えている。
処理回路200では、安全制御装置21の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェア及びファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリ202に格納される。プロセッサ201は、メモリ202に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各機能を実現する。
メモリ202に格納されたプログラムは、上述した各部の手順又は方法をコンピュータに実行させるものであるとも言える。ここで、メモリ202とは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)等の、不揮発性又は揮発性の半導体メモリである。また、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等も、メモリ202に該当する。
なお、上述した各部の機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェア又はファームウェアで実現するようにしてもよい。
このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせによって、上述した各部の機能を実現することができる。
1 昇降路、1a 昇降路ピット、2 第1のかご、3 第2のかご、6 第1のかご上コントローラ(点検作業コントローラ)、7 第2のかご上コントローラ(点検作業コントローラ)、9 乗場ドアスイッチ(ピット進入検出装置)、10 ピットコントローラ(点検作業コントローラ)、13 第1の運転制御装置、14 第2の運転制御装置、15 第1の制御盤コネクタ、16 第2の制御盤コネクタ、21 安全制御装置、38 第1の手摺収納スイッチ(搭乗検出装置)、40 第2の手摺収納スイッチ(搭乗検出装置)、42 かご切替部、45 インジケータ(報知部)、64 第1のかごコネクタ、65 第2のかごコネクタ。

Claims (7)

  1. 同一の昇降路内を昇降する複数のかご、及び
    作業員の操作により、前記複数のかごのうちの1つである操作対象かごを移動させる点検作業コントローラ
    を備え、
    作業員がいる作業エリア内で、2つ以上の前記かごの中から、前記操作対象かごを選択可能になっており、
    前記点検作業コントローラには、前記操作対象かごを切り替えるかご切替部が設けられているマルチカーエレベータシステム。
  2. 同一の昇降路内を昇降する複数のかご、及び
    作業員の操作により、前記複数のかごのうちの1つである操作対象かごを移動させる点検作業コントローラ
    を備え、
    作業員がいる作業エリア内で、2つ以上の前記かごの中から、前記操作対象かごを選択可能になっており、
    前記作業エリア内には、前記点検作業コントローラを接続する複数のコネクタが設けられており、
    前記点検作業コントローラを接続する前記コネクタを選択することにより、前記操作対象かごを選択可能になっており、
    前記作業エリアである機械室に設置されており、前記複数のかごの運転をそれぞれ制御する複数の運転制御装置
    をさらに備え、
    前記複数のコネクタは、前記複数の運転制御装置にそれぞれ設けられているマルチカーエレベータシステム。
  3. 前記作業エリアである昇降路ピットに作業員が進入したことを検出するピット進入検出装置、
    前記複数のかごのそれぞれに対応しており、前記作業エリアであるかご上エリアに作業員が搭乗したことを検出する複数の搭乗検出装置、及び
    前記作業員の前記昇降路ピットへの進入又は前記かご上エリアへの搭乗が検出されたとき、作業員が検出された前記作業エリアに応じて、前記操作対象かごの移動範囲を制限する安全制御装置
    をさらに備えている請求項1又は請求項2に記載のマルチカーエレベータシステム。
  4. 前記安全制御装置には、第1のかご間安全距離と、前記第1のかご間安全距離よりも大きい第2のかご間安全距離とが設定されており、
    前記安全制御装置は、作業員の前記かご上エリアへの搭乗が検出されたとき、作業員が搭乗している前記かごである搭乗かごと、前記搭乗かごの上に隣り合うかごである直上かごとの間隔が前記第2のかご間安全距離以上となるように、前記操作対象かごの移動範囲を制限する請求項記載のマルチカーエレベータシステム。
  5. 前記安全制御装置は、2つ以上の前記点検作業コントローラからの入力が検出された場合、前記複数のかごの運転を停止させる請求項又は請求項に記載のマルチカーエレベータシステム。
  6. 前記点検作業コントローラには、前記安全制御装置による移動範囲の制限により前記操作対象かごが停止されたことを、作業員に報知する報知部が設けられている請求項から請求項までのいずれか1項に記載のマルチカーエレベータシステム。
  7. 前記安全制御装置には、点検運転時の前記操作対象かごの速度の上限値が設定されており、
    前記安全制御装置は、前記点検運転時に、前記操作対象かごの速度が上限値を超えると、前記操作対象かごを停止させる請求項から請求項までのいずれか1項に記載のマルチカーエレベータシステム。
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