JP4050138B2 - エレベーター装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、昇降路内の保守作業を行うのに好適なエレベーター装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のエレベーター装置では、平常運転モードにより乗りかごを運転させた場合に、昇降路の最上階に向って上昇する乗りかごをその最上階に到達する直前の位置で乗りかごの走行速度を減速させるための信号を生成する第一減速指令スイッチと、平常運転モードにより乗りかごを運転させた場合に、乗りかごが昇降路の最上階の停止位置を越えて上昇した際にその乗りかごの上昇を停止させるための信号を生成する上昇制限スイッチと、平常運転モードにより乗りかごを運転させた場合に、上昇制限スイッチによる乗りかごの停止位置からさらに所定距離を越えて乗りかごが上昇した際にその乗りかごの上昇を停止させるための信号を生成する上昇最終制限スイッチを設けることにより、乗りかごが最上階を大幅に行き過ぎて上昇しないようにすると共に、平常運転モードにより乗りかごが運転される場合に、最下階に向って下降する乗りかごをその最下階に到達する直前の位置で乗りかごの走行速度を減速させるための信号を生成する第二減速指令スイッチと、平常運転モードにより乗りかごが運転される場合に、乗りかごが昇降路の最下階の停止位置を越えて下降した際にその乗りかごの下降を停止させるための信号を生成する下降制限スイッチと、平常運転モードにより乗りかごが運転される場合に、下降制限スイッチによる乗りかごの停止位置からさらに所定距離を越えて乗りかごが下降した際にその乗りかごの下降を停止させるための信号を生成する下降最終制限スイッチを設けることにより、乗りかごが最下階を大幅に行き過ぎて下降しないようにしている。
【0003】
しかも、従来のエレベーター装置において、昇降路内の上方端側に配設した機器類等の保守作業をする場合は、手動操作で乗りかごを昇降させる手動操作具を設け、この手動操作具を乗りかごの外周上面に乗った保守員が操作することにより、点検、修理、交換、清掃などを含む保守作業がし易い位置まで乗りかごを昇降させるようにしている。そして、その保守作業の際、保守員がうっかり手動操作具を操作して、乗りかごを必要以上に上昇させてしまい、保守員が昇降路内の上方端側に配設した機器類等に衝突するという事故の発生を防止するために、手動操作で乗りかごを昇降させる第一の手動操作具と、予め設定した位置より上方では前記第一の手動操作具の出力を無効として乗りかごの上昇を阻止する位置検出器と、この位置検出器が作動している状態で操作ボタンを押し続けている場合のみ乗りかごを昇降させる第二の手動操作具を設けるようにしたエレベーター装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−240333号公報(3頁右段2行〜4頁左段10行)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例の特開2001−240333号公報に記載のエレベーター装置では、保守作業をするためには、乗りかごが予め設定した位置まで上昇すると前記第一の手動操作具の出力を無効として乗りかごの上昇を阻止する位置検出器を、乗りかご用のガイドレールに、新たに設置しなければならず、構造の複雑化、保守作業の長時間化を招いてしまうという問題があった。
【0006】
しかも、位置検出器により停止させられた乗りかごを予め設定した位置より上方に上昇させようとする場合、第二の手動操作具を押すと直ちに乗りかごが走行するので、保守員が慌ててしまい不安全行為が発生するという問題があった。
【0007】
本発明の主たる目的は、上記問題点に鑑み、一般保守運転モード時による乗りかごの運転時において、乗りかごの走行を停止させる停止指令スイッチを、新たに設置することなく、構造の複雑化、保守作業の長時間化を阻止しえるエレベーター装置を提供することにある。
【0008】
本発明の従たる目的は、上記問題点に鑑み、乗りかごを一旦停止させた後、再度乗りかごを走行させるようにした保守作業であっても、その保守作業を安全に行いえるエレベーター装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記主たる目的は、昇降路の最上階に向って上昇する乗りかごをその最上階に到達する直前の位置で乗りかごの走行速度を減速させるための信号を生成する第一減速指令スイッチと、乗りかごが昇降路の最上階の停止位置を越えて上昇した際にその乗りかごの上昇を停止させるための信号を生成する上昇制限スイッチと、最下階に向って下降する乗りかごをその最下階に到達する直前の位置で乗りかごの走行速度を減速させるための信号を生成する第二減速指令スイッチと、乗りかごが昇降路の最下階の停止位置を越えて下降した際にその乗りかごの下降を停止させるための信号を生成する下降制限スイッチと、乗りかごが上昇あるいは下降することによって前記スイッチのいずれかを作動させるために乗りかごに設けたカム体と、乗りかごの運転モードとして、一般保守運転モードと特別保守運転モードの中から一つの運転モードを選択できる運転モード選択器とを具備してなるエレベーター装置において、前記運転モード選択器で一般保守運転モードを選択して前記乗りかごを運転する際、前記第一減速指令スイッチ及び前記第二減速指令スイッチを、前記乗りかごを停止させるための信号を生成する停止指令スイッチとして機能させる機能切り替え手段を設ける構成により、達成できる。
【0010】
上記従たる目的は、昇降路の最上階に向って上昇する乗りかごをその最上階に到達する直前の位置で乗りかごの走行速度を減速させるための信号を生成する第一減速指令スイッチと、乗りかごが昇降路の最上階の停止位置を越えて上昇した際にその乗りかごの上昇を停止させるための信号を生成する上昇制限スイッチと、この上昇制限スイッチによる乗りかごの停止位置からさらに所定距離を越えて乗りかごが上昇した際にその乗りかごの上昇を停止させるための信号を生成する上昇最終制限スイッチと、最下階に向って下降する乗りかごをその最下階に到達する直前の位置で乗りかごの走行速度を減速させるための信号を生成する第二減速指令スイッチと、乗りかごが昇降路の最下階の停止位置を越えて下降した際にその乗りかごの下降を停止させるための信号を生成する下降制限スイッチと、この下降制限スイッチによる乗りかごの停止位置からさらに所定距離を越えて乗りかごが下降した際にその乗りかごの下降を停止させるための信号を生成する下降最終制限スイッチと、平常運転モードと一般保守運転モードの中から一つの運転モードを選択する乗りかご内用運転モード選択器と、乗りかご上コネクターあるいはピット内コネクターに取り外し自在に接続され、かつ、保守上昇運転釦と保守下降運転釦を操作することによって乗りかごの上昇あるいは下降を行う操作器具を、少なくとも具備してなるエレベーター装置において、一般保守運転モードと特別保守運転モードの中から一つの運転モードを選択する乗りかご上用あるいはピット内用の運転モード選択器と、この運転モード選択器により特別保守運転モードが選択されると作動して、特別保守運転モードによる上昇運転あるいは下降運転で前記乗りかごが走行することを報知する警報器を設けると共に、前記乗りかご上用あるいはピット内用の運転モード選択器で一般保守運転モードを選択して乗りかごを運転する際、前記第一減速指令スイッチ及び前記第二減速指令スイッチを、前記乗りかごを停止させるための信号を生成する停止指令スイッチとして機能させる機能切り替え手段を設ける構成により、達成できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下,本発明のエレベーター装置の一実施形態を、図1から図4に基づいて説明する。
【0012】
図1において、エレベーター装置は、建物の複数の階床に亘って形成された昇降路1と、この昇降路1の内壁に支持された一対のガイドレールに案内されて昇降する乗りかご2とを有しており、乗りかご2と釣り合い重りを主ロープで連結し、その主ロープをつるべ式に駆動綱車にかけ、主ロープと駆動綱車との間の摩擦力を利用して乗りかご2を昇降させるようにしている。乗りかご2を案内する一対のガイドレールとは別に昇降路1の内壁に一対のガイドレールを設け、その一対のガイドレールにより、乗りかご2と主ロープで連結された釣り合い重りが、案内されて昇降するようにしてある。昇降路1内の上方端側には、駆動綱車にかけた主ロープの吊り下げ位置を、乗りかご2と釣り合い重りの吊り心に合わせるための、そらせ車3などが配設されている。
【0013】
昇降路1の内側壁の上方には、図1に示すように、第一減速指令スイッチ4、上昇制限スイッチ5及び上昇最終制限スイッチ6が配設されている。昇降路1の内側壁の下方には、図1に示すように、第二減速指令スイッチ7、下降制限スイッチ8及び下降最終制限スイッチ9が配設されている。
【0014】
第一減速指令スイッチ4は、平常運転モードにより乗りかご2が運転される場合に、昇降路1の最上階に向って上昇する乗りかご2をその最上階に到達する直前の位置で乗りかご2の走行速度を減速させるための信号を生成する機能を有している。上昇制限スイッチ5は、平常運転モードにより乗りかご2が運転される場合に、乗りかご2が昇降路1の最上階の停止位置を越えて上昇した際にその乗りかご2の上昇を停止させるための信号を生成する機能を有している。上昇最終制限スイッチ6は、平常運転モードにより乗りかご2が運転される場合に、上昇制限スイッチ5による乗りかご2の停止位置からさらに所定距離を越えて乗りかご2が上昇した際にその乗りかご2の上昇を停止させるための信号を生成する機能を有している。
【0015】
第二減速指令スイッチ7は、平常運転モードにより乗りかご2が運転される場合に、最下階に向って下降する乗りかごをその最下階に到達する直前の位置で乗りかご2の走行速度を減速させるための信号を生成する機能を有している。下降制限スイッチ8は、平常運転モードにより乗りかご2が運転される場合に、乗りかご2が昇降路1の最下階の停止位置を越えて下降した際にその乗りかごの下降を停止させるための信号を生成する機能を有している。下降最終制限スイッチ9は、平常運転モードにより乗りかご2が運転される場合に、下降制限スイッチ8による乗りかご2の停止位置からさらに所定距離を越えて乗りかご2が下降した際に乗りかご2の下降を停止させるための信号を生成する機能を有している。
【0016】
乗りかご2の外側面には、第一減速指令スイッチ4、上昇制限スイッチ5、上昇最終制限スイッチ6、第二減速指令スイッチ7、下降制限スイッチ8及び下降最終制限スイッチ9を、作動させるカム体10が設けられている。
【0017】
乗りかご2内に設置された運転操作盤11には、乗りかご内用運転モード選択器12が設けられている。乗りかご2の外周上面には、折り畳み自在な安全柵13、乗りかご2を昇降させるための取り外し自在な操作器具14、乗りかご上用である第一の運転モード選択器15、警報器16及び乗りかご上コネクター17が設けられている。昇降路1のピット内壁には、ピット内コネクター18及びピット内用である第二の運転モード選択器18Aが設けられている。
【0018】
乗りかご内用運転モード選択器12は、少なくとも、平常運転モードと一般保守運転モードの中から一つの運転モードを選択できる。ここで、平常運転モードを選択した場合には、乗りかごの走行速度が30メートル/分に設定される。一般保守運転モードを選択した場合には、乗りかごの走行速度が15メートル/分に設定される。安全柵13は、乗りかご2の外周上面に保守員が乗って保守点検等の作業をする場合には、起立状態に広げて設置され、かつ、保守点検等の作業をしない場合には、倒伏状態に折り畳んで設置される。
【0019】
操作器具14は、乗りかご上コネクター17あるいはピット内コネクター18に取り外し自在に接続されるものであり、保守員が携帯することが可能な形状・大きさに設計されている。操作器具14は、保守上昇運転釦14Aと保守下降運転釦14Bが設けられている。保守上昇運転釦14Aは、押している状態(オン状態)では乗りかご2を上昇させ、押すのを止めた状態(オフ状態)では乗りかご2の上昇を停止させる機能を有している。保守下降運転釦14Bは、押している状態(オン状態)では乗りかご2を下降させ、押すのを止めた状態(オフ状態)では乗りかご2の下降を停止させる機能を有している。
【0020】
乗りかご上用である第一の運転モード選択器15及びピット内用である第二の運転モード選択器18Aは、少なくとも、一般保守運転モードと特別保守運転モードの中から一つの運転モードを選択できるようにしてある。ここで、一般保守運転モードを選択した場合には、乗りかごの走行速度が15メートル/分に設定される。特別保守運転モードを選択した場合には、乗りかごの走行速度が5メートル/分に設定される。したがって、一般保守運転モード実行時における乗りかご2の走行速度は、平常運転モード実行時における乗りかご2の走行速度よりも低速になり、さらに、特別保守運転モード実行時における乗りかご2の走行速度は、一般保守運転モード実行時における乗りかご2の走行速度よりも低速になる。
【0021】
警報器16は、乗りかご上用である第一の運転モード選択器15あるいはピット内用である第二の運転モード選択器18Aにより特別保守運転モードが選択されると作動して、特別保守運転モードによる上昇運転あるいは下降運転で乗りかごが走行することを保守員に報知するものである。警報器16は、特別保守運転モードによる乗りかご2の運転の開始前からあるいは開始時のみ作動するようにしてもよいし、特別保守運転モードによる乗りかご2の運転が継続している間中、継続的にあるいは断続的に作動するようにしてもよい。また、警報器16は、ブザー、チャイム、ランプなどからなり、保守員の五感に訴えて、乗りかご2の上昇あるいは下降を保守員に認識させるものでれば、何でもよい。
【0022】
保守員が操作器具14を乗りかご上コネクター17に接続して保守上昇運転釦14Aと保守下降運転釦14Bを操作(オンオフ)することによって、第一の運転モード選択器15により選択された運転モードに従い、乗りかご2の上で乗りかご2を走行させることができる。保守員が操作器具14を乗りかご上コネクター17から外し、その操作器具14をピット内コネクター18に接続して保守上昇運転釦14Aと保守下降運転釦14Bを操作(オンオフ)することによって、第二の運転モード選択器18Aにより選択された運転モードに従い、ピット内1Aで乗りかご2を走行させることができる。
【0023】
機能切り替え手段19は、図2に示すように、接点Xと接点Yと接片Zを有している。接点Xには、平常運転モード時の減速処理指令回路20が直列に接続されている。接点Yには、一般保守運転モード時の停止処理指令回路21が直列に接続されている。接片Zには、第一減速指令スイッチ4の常開接点4Aと第二減速指令スイッチ7の常開接点7Aの並列回路が直列に接続されている。そして、乗りかご内用運転モード選択器12の運転モード選択動作に連動して、接片Zが接点Xに接続するか、接片Zが接点Yに接続するかの切り替えが行われるようにしてある。
【0024】
すなわち、乗りかご内用運転モード選択器12により平常運転モードが選択されるときには、その選択に連動して機能切り替え手段19の接点Xが閉じるので、カム体10により第一減速指令スイッチ4あるいは第二減速指令スイッチ7が作動すると、第一減速指令スイッチ4の常開接点4Aあるいは第二減速指令スイッチ7の常開接点7Aと機能切り替え手段19と平常運転モード時の減速処理指令回路20が導通状態となり、その減速処理指令回路20から減速処理指令が発せられて、平常運転モード時における乗りかご2の走行速度が減速させられる。
【0025】
また、乗りかご内用運転モード選択器12により一般保守運転モードが選択されるときには、その選択に連動して機能切り替え手段19の接点Yが閉じるので、カム体10により第一減速指令スイッチ4あるいは第二減速指令スイッチ7が作動すると、第一減速指令スイッチ4の常開接点4Aあるいは第二減速指令スイッチ7の常開接点7Aと機能切り替え手段19と一般保守運転モード時の停止処理指令回路21が導通状態となり、その停止処理指令回路21から停止処理指令が発せられて、一般保守運転モード時における乗りかご2の上昇あるいは下降が停止させられる。すなわち、第一減速指令スイッチ4あるいは第二減速指令スイッチ7が停止指令スイッチとして働くことになる。
【0026】
上昇制限スイッチ5の常開接点5Aと下降制限スイッチ8の常開接点8Aの並列回路は、図2に示すように、特別保守運転モード時の停止処理指令回路22が直列に接続されている。乗りかご上用である第一の運転モード選択器15あるいはピット内用である第二の運転モード選択器18Aにより特別保守運転モードが選択されて、その特別保守運転モードにより乗りかご2が上昇あるいは下降して、カム体10により上昇制限スイッチ5あるいは下降制限スイッチ8が作動すると、常開接点5Aあるいは常開接点8Aが閉じて特別保守運転モード時の停止処理指令回路22から停止処理指令が発せられて特別保守運転モード時における乗りかご2の上昇あるいは下降が停止させられるようにしてある。そして、その上昇が停止させられた乗りかご2と昇降路1内の上方端との間の距離寸法を、昇降路1内の上方端側に配設した、そらせ車3などの保守作業を、乗りかご2の外周上面にて保守員が行うのに十分な寸法となるように、あるいは、その下降が停止させられた乗りかご2とピット内底の間の距離寸法を、ピット内底にて保守員が保守作業を行うのに十分な寸法となるように、設定される。
【0027】
次に、上記本実施形態のエレベーター装置により、昇降路1内の上方端側に配設した、そらせ車3などの点検、修理、交換を含む保守作業をする場合の保守作業方法の一実施手順例を、図3及び図4のフローチャートに基づき、説明する。
【0028】
(1)保守作業を開始際、乗りかご2が、図1に示すところの、最上階より一階下の階から最下階より一階上の階の区間LMにある場合には、図3のステップS1に示すように、保守員が、乗りかご2内に乗り込み、乗りかご用運転モード選択器12を操作して、乗りかご2の運転モードを一般保守運転モードに切り替える。そして、乗りかご2の運転モードを一般保守運転モードに切り替えると、機能切り替え手段19の接片Zが連動して接点Y側に切り替り、接点Yが閉じる。
【0029】
(2)次に、図3のステップS2に示すように、乗りかご2の外周上面に保守員が乗り、乗りかご上用である第一の運転モード選択器15を操作して、乗りかご2の運転モードを一般保守運転モードに切り替える。
【0030】
(3)そして、図3のステップS3に示すように、操作器具14の保守上昇運転釦14Aを押すことにより、乗りかご2が、図3のステップS4に示すように、一般保守運転モードによる上昇運転で乗りかご2が走行する。この場合、乗りかご2の上昇運転を止めるには、操作器具14の保守上昇運転釦14Aを押すのを止めればよい。
【0031】
(4)次に、一般保守運転モードによる上昇運転で乗りかご2が走行することで、その乗りかご2の外側面に設けたカム体10により、第一減速指令スイッチ4が押されて作動したか否かを、図3のステップS5に示すように、判定する。そして、カム体10により第一減速指令スイッチ4が押されて作動していない場合には、引き続き、乗りかご2が一般保守運転モードによる上昇運転で走行し、かつ、第一減速指令スイッチ4がカム体10に押されて作動した場合には、図4のステップS6に進み、乗りかご2が、最上階に到達する直前の位置で停止する。すなわち、一般保守運転モードによる乗りかご2の上昇運転が停止する。
【0032】
(5)次に、昇降路1内の上方端側に配設した、そらせ車3などの保守作業をするために、停止した乗りかご2を、さらに、上昇させる必要がある場合には、乗りかご上用である第一の運転モード選択器15を操作して、乗りかご2の運転モードを特別保守運転モードに設定する。その後、乗りかご2の外周上面に乗った保守員が、図4のステップS7に示すように、操作器具14の保守上昇運転釦14Aを押した後、一旦、保守上昇運転釦14Aを押すことを止めることで、図4のステップS8に進む。
【0033】
(6)その後、図4のステップS8に示すように、再度、操作器具14の保守上昇運転釦14Aを押して、その押された状態が所定時間T1(例えば、2秒〜5秒)以上になったか否かが判定され、所定時間T1以上になると、図4のステップS9に進み、特別保守運転モードによる乗りかご2の上昇運転が許可される。
【0034】
(7)特別保守運転モードによる乗りかご2の上昇運転が許可されると、図4のステップS10に示すように、警報器16が作動して、特別保守運転モードによる乗りかご2の上昇運転が開始することを保守員に知らしめる。
【0035】
(8)警報器16が作動後、所定時間T2(2秒〜3秒)経過したならば、図4のステップS11に示すように、操作器具14の保守上昇運転釦14Aが押されていることで、特別保守運転モードによる上昇運転により乗りかご2が走行する。
【0036】
(9)図4のステップS12に示すように、操作器具14の保守上昇運転釦14Aを押し続けることで、特別保守運転モードにより乗りかご2が上昇運転して、その乗りかご2の外側面に設けたカム体10により上昇制限スイッチ5が押されて作動したか否かが判定され、上昇制限スイッチ5がカム体10に押されて作動するまで、乗りかご2が上昇する。すなわち、図1に示すところの、第一減速指令スイッチ4がカム体10に押されてから上昇制限スイッチ5がカム体10に押されるまでの区間LSUでは、乗りかご2が低速で走行する。
【0037】
(10)次に、図4のステップS13に示すように、乗りかご2の上昇により、上昇制限スイッチ5がカム体10に押されて作動したか否かが判定され、上昇制限スイッチ5がカム体10に押されて作動させられると、図4のステップS14に示すように、乗りかご2が昇降路1の最上階の停止位置を越えた位置で停止する。すなわち、特別保守運転モードによる乗りかご2の上昇運転が停止する。
【0038】
(11)乗りかご2が停止したならば、そらせ車3などの必要な保守作業を行った後、操作器具14の保守下降運転釦14Bを押すことにより、区間LSUでは、特別保守運転モードにより乗りかご2を下降運転させる。さらに、引き続き、操作器具14の保守下降運転釦14Bを押すことにより、一般保守運転モードにより乗りかご2が下降運転させられ、その後、適切な位置で操作器具14の保守下降運転釦14Bを押すのを止めることにより、乗りかご2を、区間LMの適切な位置に停止させる。
【0039】
(12)その後、乗りかご2の外周上面から保守員が降りて、乗りかご2内に入り、乗りかご用運転モード選択器12を操作して、図4のステップS15に示すように、乗りかご2の運転モードを平常運転モードに設定すれば、昇降路1内の上方端側に配設した、そらせ車3などの点検、修理、交換を含む保守作業に関連するすべての作業を終了させることができる。
【0040】
次に、昇降路1のピット内に入り、ピット内に配設した機器類などの保守作業をする場合の一実施手順例を、説明する。
【0041】
(イ)始めに、上記(1)と同様に、保守員が、乗りかご2内に乗り込み、乗りかご用運転モード選択器12を操作して、乗りかご2の運転モードを一般保守運転モードに設定すると共に、乗りかご2を一般保守運転モードによる保守運転により走行させた後、その乗りかご2を適切な位置で停止させる。その後、停止した乗りかご2の外周上面に保守員が乗り、操作器具14を乗りかご上コネクター17から外す。
【0042】
(ロ)その後、保守員は、操作器具14を持って、昇降路1のピット内に入り、その操作器具14をピット内コネクター18に接続する。
【0043】
(ハ)次に、操作器具14の保守下降運転釦14Bを押すことにより、乗りかご2が一般保守運転モードによる下降運転で乗りかご2が走行する。この場合、乗りかご2の下降運転を止めるには、操作器具14の保守下降運転釦14Bを押すのを止めればよい。
【0044】
(ニ)次に、一般保守運転モードによる下降運転で乗りかご2が走行することで、その乗りかご2の外側面に設けたカム体10により、第二減速指令スイッチ7が押されて作動したか否かが判定される。そして、カム体10により第二減速指令スイッチ7が押されて作動していない場合には、引き続き、乗りかご2が一般保守運転モードによる下降運転で走行し、かつ、第二減速指令スイッチ7がカム体10に押されて作動した場合には乗りかご2が、最下階に到達する直前の位置で停止する。
【0045】
(ホ)次に、停止した乗りかご2を、さらに、下降させる必要がある場合には、ピット内用である第二の運転モード選択器18Aを操作して、乗りかご2の運転モードを特別保守運転モードに設定する。その後、操作器具14の保守下降運転釦14Bを押した後、一旦、保守下降運転釦14Bを押すことを止めることで、次のステップに進む。
【0046】
(ヘ)その後、再度、操作器具14の保守下降運転釦14Bを押して、その押された状態が所定時間T1(例えば、2秒から5秒)以上になったか否かが判定され、所定時間T1以上になると、特別保守運転モードによる乗りかご2の下降運転が許可される。
【0047】
(ト)特別保守運転モードによる乗りかご2の下降運転が許可されると、警報器16が作動して、特別保守運転が開始することを保守員に知らしめる。
【0048】
(チ)警報器16が作動後、所定時間T2(2秒から3秒)経過したならば、操作器具14の保守下降運転釦14Bが押されていることで、特別保守運転モードによる下降運転により乗りかご2が下降する。
【0049】
(リ)操作器具14の保守下降運転釦14Bを押し続けることで、特別保守運転モードにより乗りかご2が下降運転して、その乗りかご2の外側面に設けたカム体10により下降制限スイッチ8が押されて作動したか否かが判定され、下降制限スイッチ8がカム体10に押されて作動するまで、乗りかご2が下降する。すなわち、図1に示すところの、第二減速指令スイッチ7がカム体10に押されてから下降制限スイッチ8がカム体10に押されるまでの区間LSDでは、乗りかご2が下降する。
【0050】
(ヌ)次に、乗りかご2の下降により、下降制限スイッチ8がカム体10に押されて作動したか否かが判定され、下降制限スイッチ8がカム体10に押されて作動させられると、乗りかご2が昇降路1の最下階の停止位置を越えた位置で停止する。
【0051】
(ル)乗りかご2が停止したならば、ピット内での保守作業を行う。その後、操作器具14の保守上昇運転釦14Aを押すことにより、区間LSDでは、特別保守運転モードにより乗りかご2が上昇運転する。さらに、引き続き、操作器具14の保守上昇運転釦14Aを押すことにより、一般保守運転モードにより乗りかご2が上昇運転し、その後、操作器具14の保守上昇運転釦14Aを押すのを止めることによって、区間LMにおける適切な位置で乗りかご2が停止させられる。その後、昇降路1のピット内から保守員が出て、乗りかご2内に入り、乗りかご用運転モード選択器12を操作して、乗りかご2の運転モードを平常運転モードに設定すれば、ピット内に配設した機器類などの保守作業に関連するすべての作業を終了させることができる。
【0052】
上記本実施形態のエレベーター装置によれば、次のような、作用効果を奏しえる。
【0053】
(一)平常運転モードにより乗りかご2が運転される場合に乗りかご2の走行速度を減速させるための信号を生成する第一減速指令スイッチ4あるいは第二減速指令スイッチ7を、一般保守運転モード時により乗りかご2が運転される場合には、乗りかご2の走行、すなわち、乗りかご2の上昇あるいは下降を、停止させる停止指令スイッチとして機能するように兼用させたので、別途新しい停止指令スイッチを設置する必要がなく、新しい停止指令スイッチを設置することによる、構造の複雑化、保守作業の長時間化を阻止することができる。
【0054】
(二)乗りかご2の外周上面に乗った保守員が、乗りかご上用である第一の運転モード選択器15を操作して、乗りかご2の運転モードを特別保守運転モードに設定した後、操作器具14の保守上昇運転釦14Aを押しても、すぐに、特別保守運転モードにより乗りかご2の上昇運転が開始せず、一旦、保守上昇運転釦14Aを押すことを止めた後、再度、操作器具14の保守上昇運転釦14Aを押して、その押された状態が所定時間以上経過しないと、特別保守運転モードによる乗りかご2の上昇運転が開始しない。したがって、乗りかご2の外周上面に乗った保守員は、特別保守運転モードによる乗りかご2の上昇運転が開始することに対する心の準備を整えることができる。また、昇降路1のピット内に入った保守員の場合も、ピット内用である第二の運転モード選択器18Aを操作し、かつ、操作器具14の保守下降運転釦14Bを押しても、すぐに、特別保守運転モードによる乗りかご2の下降運転が開始せず、乗りかご2の外周上面に乗った保守員と同様に、特別保守運転モードによる乗りかご2の下降運転が開始することに対する心の準備を整えることができる。
【0055】
(三)乗りかご2の外周上面に乗った保守員は、警報器16が作動すると共に、操作器具14の保守上昇運転釦14Aを押してからしばらく時間が経過した後に、始めて、特別保守運転モードによる乗りかご2の上昇運転が開始されるので、その乗りかご2の上昇運転の開始を十分に意識するようになり、保守作業上の注意が喚起されて、注意散漫等による不安全行為の発生を阻止しえる。また、昇降路1のピット内に入った保守員の場合も、操作器具14の保守下降運転釦14Bを押してからしばらく時間が経過した後に、始めて、特別保守運転モードによる乗りかご2の下降運転が開始されるので、その乗りかご2の下降運転の開始を十分に意識するようになり、保守作業上の注意が喚起されて、注意散漫等による不安全行為の発生を阻止しえる。
【0056】
(四)操作器具14は、取り外し自在として、乗りかご上コネクター17に接続したり、あるいはピット内コネクター18に接続したりすることができ、便利である。
【0057】
(五)特別保守運転モードによる乗りかご2の運転が行われる区間LSU及び区間LSDでは、乗りかごの走行速度が5メートル/分と低速であり、万一何かがあっても、直ぐに停止させることができ、保守作業を安全に行うことができる。
【0058】
(六)乗りかご2の外周上面での保守作業と昇降路1のピット内での保守作業の両保守作業を、安全に、かつ、円滑に実行することができる。
【0059】
上記実施形態例では、操作器具14を、乗りかご上コネクター17から外して、ピット内コネクター18に接続するようにしているが、これに限定されない。操作器具14を乗りかご上コネクター17に接続したままとし、その操作器具14とは別個に予備の操作器具14を保守員に携帯させ、その予備の操作器具14をピット内コネクター18に接続するようにしてもよい。
【0060】
また、乗りかご2の外周上面に乗りかご上用である第一の運転モード選択器15を、かつ、昇降路1のピット内壁にピット内用である第二の運転モード選択器18Aを、それぞれ設けているが、乗りかご上用である第一の運転モード選択器15を取り外し可能な構造として、その第一の運転モード選択器15をピット内用である第二の運転モード選択器18Aに代えて使用するようにすることも可能である。
【0061】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、平常運転モードによる乗りかごの運転時に、乗りかごの走行速度を減速させる第一減速指令スイッチあるいは第二減速指令スイッチを、一般保守運転モード時による乗りかごの運転時に、乗りかごの走行を停止させる停止指令スイッチとして機能するようにしたので、別途新しい停止指令スイッチを設置する必要がなく、新しい停止指令スイッチを設置することによる、構造の複雑化、保守作業の長時間化を阻止することができるエレベーター装置がえられる。
【0062】
また、本発明によれば、一般保守運転モードによる乗りかごの運転一旦停止させた後、特別保守運転モードによる乗りかごの運転を行わせるために、保守員が操作器具を操作しても、すぐに、特別保守運転モードによる乗りかごの運転が開始せず、しかも、特別保守運転モードによる乗りかごの運転が行われることを警報器により保守員に知らしめられるので、その保守員に保守作業上の注意が喚起されて、注意散漫等による不安全行為の発生を阻止することができ、保守作業を安全に行うことを可能にするエレベーター装置がえられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す、エレベーター装置の概略構造図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す、要部の電気回路図である。
【図3】本発明の一実施形態を示し、保守作業の開始から第一減速指令スイッチが作動するまでの保守作業方法を示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施形態を示し、図3の保守作業方法に続いて行われる保守作業方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 昇降路
2 乗りかご
3 そらせ車
4 第一減速指令スイッチ
4A 常開接点
5 上昇制限スイッチ
5A 常開接点
6 上昇最終制限スイッチ
7 第二減速指令スイッチ
7A 常開接点
8 下降制限スイッチ
8A 常開接点
9 下降最終制限スイッチ
10 カム体
11 運転操作盤
12 乗りかご内用運転モード選択器
13 安全柵
14 操作器具
14A 保守上昇運転釦
14B 保守下降運転釦
15 乗りかご上用である第一の運転モード選択器
16 警報器
17 乗りかご上コネクター
18 ピット内コネクター
18A ピット内用である第二の運転モード選択器
19 機能切り替え手段
20 平常運転モード時の減速処理指令回路
21 一般保守運転モード時の停止処理指令回路
22 特別保守運転モード時の停止処理指令回路

Claims (3)

  1. 昇降路の最上階に向って上昇する乗りかごをその最上階に到達する直前の位置で乗りかごの走行速度を減速させるための信号を生成する第一減速指令スイッチと、乗りかごが昇降路の最上階の停止位置を越えて上昇した際にその乗りかごの上昇を停止させるための信号を生成する上昇制限スイッチと、最下階に向って下降する乗りかごをその最下階に到達する直前の位置で乗りかごの走行速度を減速させるための信号を生成する第二減速指令スイッチと、乗りかごが昇降路の最下階の停止位置を越えて下降した際にその乗りかごの下降を停止させるための信号を生成する下降制限スイッチと、乗りかごが上昇あるいは下降することによって前記スイッチのいずれかを作動させるために乗りかごに設けたカム体と、乗りかごの運転モードとして、平常運転モードと一般保守運転モードの中から一つの運転モードを選択する運転モード選択器とを具備してなるエレベーター装置において、
    前記運転モード選択器で一般保守運転モードを選択して前記乗りかごを運転する際、前記第一減速指令スイッチ及び前記第二減速指令スイッチを、前記乗りかごを停止させるための信号を生成する停止指令スイッチとして機能させる機能切り替え手段を設けたことを特徴とするエレベーター装置。
  2. 昇降路の最上階に向って上昇する乗りかごをその最上階に到達する直前の位置で乗りかごの走行速度を減速させるための信号を生成する第一減速指令スイッチと、乗りかごが昇降路の最上階の停止位置を越えて上昇した際にその乗りかごの上昇を停止させるための信号を生成する上昇制限スイッチと、この上昇制限スイッチによる乗りかごの停止位置からさらに所定距離を越えて乗りかごが上昇した際にその乗りかごの上昇を停止させるための信号を生成する上昇最終制限スイッチと、最下階に向って下降する乗りかごをその最下階に到達する直前の位置で乗りかごの走行速度を減速させるための信号を生成する第二減速指令スイッチと、乗りかごが昇降路の最下階の停止位置を越えて下降した際にその乗りかごの下降を停止させるための信号を生成する下降制限スイッチと、この下降制限スイッチによる乗りかごの停止位置からさらに所定距離を越えて乗りかごが下降した際にその乗りかごの下降を停止させるための信号を生成する下降最終制限スイッチと、平常運転モードと一般保守運転モードの中から一つの運転モードを選択する乗りかご内用運転モード選択器と、乗りかご上コネクターあるいはピット内コネクターに取り外し自在に接続され、かつ、保守上昇運転釦と保守下降運転釦を操作することによって乗りかごの上昇あるいは下降を行う操作器具を、少なくとも具備してなるエレベーター装置において、
    前記乗りかご内用運転モード選択器で一般保守運転モードを選択して乗りかごを運転する際、前記第一減速指令スイッチ及び前記第二減速指令スイッチを、前記乗りかごを停止させるための信号を生成する停止指令スイッチとして機能させる機能切り替え手段と、一般保守運転モードと特別保守運転モードの中から一つの運転モードを選択する乗りかご上用あるいはピット内用の運転モード選択器と、この運転モード選択器により特別保守運転モードが選択されると作動して、特別保守運転モードによる上昇運転あるいは下降運転で前記乗りかごが走行することを報知する警報器を設けたことを特徴とするエレベーター装置。
  3. 前記一般保守運転モードによる乗りかごの走行速度は、前記平常運転モードによる乗りかごの走行速度よりも低速とし、さらに、前記特別保守運転モードによる乗りかごの走行速度は、前記一般保守運転モードによる乗りかごの走行速度よりも低速としたことを特徴とする請求項1若しくは2記載のエレベーター装置。
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