JP7054609B2 - 計測センサ用パッケージ及び計測センサ - Google Patents

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本発明は、電子部品である計測センサ用パッケージ、及び、これを備えた例えば血流センサなどの計測センサに関する。以下、計測センサ用パッケージを、単に「パッケージ」という。
血流等の生体情報を簡単に、かつ高速に測定できる計測センサが求められている。例えば血流は、光のドップラ効果を利用して計測できる。血液に光を照射すると、赤血球等の血球細胞で光が散乱される。照射光の周波数と散乱光の周波数とから血球細胞の移動速度が算出される。
血流を計測する計測センサは、例えば、特許文献1に自発光型計測センサとして記載されており、血液に光を照射する照射部と散乱光を受光する受光部とが基板上に配置されている。
特許第5031895号公報
しかしながら、従来の計測センサでは、被計測物にほぼ垂直に照射光が入ることにより、被計測物の比較的深い部分に照射光が到達することから、被計測物の浅い部分を計測することが困難であった。
そこで、本発明の目的は、被計測物の浅い部分の計測に適したパッケージ及び計測センサを提供することにある。
本発明に係るパッケージは、
複数の誘電体層が積層されて成り、表裏関係にある第一面及び第二面を有する板状の基体と、
前記第一面に設けられ、発光素子を収容する第一収容凹部と、
前記第一面に設けられ、受光素子を収容する第二収容凹部と、
前記第一収容凹部に設けられ、前記発光素子を載置する第一底面と、
前記第二収容凹部に設けられ、前記受光素子を載置する第二底面と、
前記第一面に位置し、前記第一収容凹部及び前記第二収容凹部の各開口を取り囲んだ蓋側接地導体層と、
該蓋側接地導体層上に位置し、発光側開口及び受光側開口が設けられている金属薄層と、
を備え、
前記第一底面及び前記第二底面の少なくとも一方が、前記第一底面と前記第二底面とが互いに向き合う方向に傾斜しており、
前記第一収容凹部と前記第二収容凹部とが並んだ方向において、前記発光側開口の幅が、前記受光側開口の幅より大きく、前記第一収容凹部の幅より小さく、
前記発光側開口が、前記第一収容凹部に対して前記受光側開口側に近くなるように前記第一収容凹部に重なっている、
ことを特徴とする。
本発明に係る計測センサは、
本発明に係るパッケージと、
光透過性を有するとともに前記第一面を覆う板状の蓋体と、
前記第一収容凹部に収容された発光素子と、
前記第二収容凹部に収容された受光素子と、
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、発光素子を載置する第一底面と受光素子を載置する第二底面との少なくとも一方が、互いに向き合う方向に傾斜していることにより、被計測物の浅い部分からの散乱光を得やすくなるので、被計測物の浅い部分の計測に適したパッケージ及び計測センサを提供できる。
実施形態のパッケージ及び計測センサを示す断面図であり、図2におけるI-I線断面を含む全体断面図である。 図1において蓋体を取り除いた状態を示す全体平面図である。 実施形態のパッケージを製造する方法を示す部分断面図であり、詳しくは傾斜した第一底面を有する第一収容凹部等の形成工程であり、図3[A]→図3[B]→図3[C]の順に工程が進行する。 図4[A]は比較例の計測センサの動作時を示す概念図であり、図4[B]は実施形態の計測センサの動作時を示す概念図である。 図5[A]は実施形態の変形例1を示す概念図であり、図5[B]は実施形態の変形例2を示す概念図である。 図6[A]は実施形態における発光素子の一例を示す側面図であり、図6[B]は実施形態における受光素子の一例を示す側面図である。
本明細書及び特許請求の範囲における「備える」とは、明示した構成要素以外の構成要素を備える場合も含まれる。「有する」や「含む」なども同様である。本明細書及び特許請求の範囲における「接続する」とは、明示した構成要素以外の構成要素を介して接続する場合も含まれる。例えば、要素Aに接続するとは、要素Aに直接接続する場合の他に、要素Aに要素B等を介して接続する場合も含まれる。以下、添付図面を参照しながら、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という。)について説明する。
図1は、本実施形態のパッケージ及び計測センサを示す断面図であり、図2におけるI-I線断面を含む全体断面図である。図2は、図1において蓋体を取り除いた状態を示す全体平面図である。図1及び図2では、発光素子14及び受光素子15を仮想線(二点鎖線)で示す。図2では、金属薄層42にドットを付す。
本実施形態のパッケージ10は、複数の誘電体層が積層されて成り、表裏関係にある第一面21及び第二面22を有する板状の基体12と、第一面21に設けられ、発光素子14を収容する第一収容凹部23と、第一面21に設けられ、受光素子15を収容する第二収容凹部24と、第一収容凹部23に設けられ、発光素子14を載置する第一底面26と、第二収容凹部24に設けられ、受光素子15を載置する第二底面27と、を備えている。
そして、第一底面26及び第二底面27の少なくとも一方(本実施形態では第一底面26のみ)が、第一底面26と第二底面27とが互いに向き合う方向に傾斜している。すなわち、第一底面26が第一面21に非平行であり、第二底面27が第一面21に平行である。また、第一底面26及び第二底面27の少なくとも一方(本実施形態では両方)に、フリップチップ用の電極パッド51a,51b,51c,51dが形成されている。
本実施形態の計測センサ11は、パッケージ10と、光透過性を有するとともに第一面21を覆う板状の蓋体13と、第一収容凹部23に収容された発光素子14と、第二収容凹部24に収容された受光素子15と、を備えている。
次に、本実施形態のパッケージ10及び計測センサ11の構成について更に詳しく説明する。
パッケージ10の基体12は、矩形板状すなわち直方体状であって、複数の誘電体層が積層されて形成されている。また、基体12には、少なくとも二つの凹部が設けられている。これら二つの凹部のうち、一方は発光素子14を収容する第一収容凹部23であり、他方は受光素子15を収容する第二収容凹部24である。第一収容凹部23及び第二収容凹部24は、基体12の一方の主面である第一面21に、開口するように設けられている。また、第一収容凹部23と第二収容凹部24とを隔てる遮光壁25が、第一面21に設けられている。なお、直方体状には立方体状も含まれる。
パッケージ10は、光のドップラ効果を利用して、血流等の流体の流れを計測する計測センサ11に用いられてもよい。光のドップラ効果を利用するために、計測センサ11は、被計測物に光を照射する発光素子14と、被計測物によって散乱された光を受光する受光素子15とを備える。特に、血流を計測する場合には、例えば手指等の身体の一部に外部から光を照射し、皮膚下の血管を流れる血液に含まれる血球細胞によって散乱された光を受光して、周波数の変化から血流を測定する。そのため、パッケージ10においては、照射光と散乱光の位置関係に基づいて、発光素子14と受光素子15とを所定の間隔で配置する。第一収容凹部23及び第二収容凹部24は、素子の位置関係に応じて設けられる。
第一収容凹部23及び第二収容凹部24の大きさは、収容しようとする発光素子14及び受光素子15の大きさに応じて適宜設定すればよい。例えば、発光素子14として垂直共振器面発光レーザ素子(以下「VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting LASER)」という。)を用いる場合、第一収容凹部23の開口は、その形状が矩形であっても正方形であってもよく、その大きさが縦方向長さ0.3mm~2.0mm、横方向長さ0.3mm~2.0mmであり、その深さが0.3mm~1.0mmである。また、受光素子15として面入射フォトダイオードを用いる場合、第二収容凹部24の開口は、その形状が矩形であっても正方形であってもよく、その大きさが縦方向長さ0.3mm~2.0mm、横方向長さ0.3mm~2.0mmであり、その深さが0.4mm~1.5mmである。
第一収容凹部23及び第二収容凹部24の開口形状は、矩形状や正方形状以外にも、例えば円形状、その他の形状であってもよい。また、第一収容凹部23及び第二収容凹部24の第一面21に平行な断面の形状は、本実施形態では深さ方向に一様であるが、所定の深さ以降は小さくなって底部まで一様であるような、段差付きの凹部としてもよい。
第一収容凹部23は発光素子14が載置される第一底面26を有し、第二収容凹部24は受光素子15が載置される第二底面27を有している。第一底面26には発光素子14と電気的に接続される電極パッド51a,51bが配設され、第二底面27には受光素子15と電気的に接続される電極パッド51c,51dが配設されている。例えば、電極パッド51a,51cは+電極であり、電極パッド51b,51dは-電極である。
基体12は、発光素子14及び受光素子15を収容可能であり、かつ配線用の導体を備えるものであれば、誘電体層がセラミック絶縁材料から成るセラミック配線基板であってもよく、誘電体層が樹脂絶縁材料から成る有機配線基板であってもよい。
基体12がセラミック配線基板の場合、セラミック材料から成る誘電体層に各導体が形成される。セラミック配線基板は、複数のセラミック誘電体層から形成される。セラミック配線基板で用いられるセラミック材料としては、例えば、酸化アルミニウム質焼結体、ムライト質焼結体、炭化珪素質焼結体、窒化アルミニウム質焼結体、窒化珪素質焼結体又はガラスセラミックス焼結体等が挙げられる。
基体12が有機配線基板の場合、有機材料から成る絶縁層に配線導体が形成される。有機配線基板は、複数の有機誘電体層から形成される。有機配線基板は、例えば、プリント配線基板、ビルドアップ配線基板又はフレキシブル配線基板等の誘電体層が有機材料から成るものであればよい。有機配線基板で用いられる有機材料としては、例えば、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂又はフッ素系樹脂等が挙げられる。
蓋体13は、基体12の第一面21を覆っている。発光素子14及び受光素子15が収容された第一収容凹部23及び第二収容凹部24は、蓋体13によって塞がれて封止される。蓋体13は、絶縁材料から成る板状部材であり、第一収容凹部23に収容される発光素子14から出射する光が透過し、第二収容凹部24に収容される受光素子15に入射する光が透過するような、光透過性を有する材料で構成されていればよい。
パッケージ10を備える計測センサ11では、蓋体13の表面に例えば被計測物である手指を当てた状態で、発光素子14から出射した光をその手指に照射する。蓋体13が導電性を有する材料で構成されていると、蓋体13に手指を接触させたときに、手指に溜まった不要な電荷が手指から放出され、蓋体13を通して基体12に電荷が流れ込むことにより、ノイズが発生する。そこで、蓋体13を絶縁材料で構成することにより、蓋体13を通して不要な電荷が流れ込むことを抑制している。
また、蓋体13は、被計測物への照射光及び被計測物からの散乱光が透過する必要がある。照射光及び散乱光の特性は発光素子14によって決まるので、少なくとも発光素子14が出射する光が透過するように蓋体13が構成されていればよい。蓋体13は、発光素子14が出射する光の波長に対して好ましくは70%以上(より好ましくは90%以上)の透過率を有する絶縁材料で構成されてもよい。
蓋体13を構成する絶縁材料としては、例えばサファイア等の透明セラミック材料、ガラス材料又は樹脂材料等を用いることができる。ガラス材料としては、ホウケイ酸ガラス、結晶化ガラス、石英、ソーダガラス等を用いることができる。樹脂材料としては、ポリカーボネート樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等を用いることができる。
蓋体13は、手指等の被計測物が直接接触するため、所定の強度を要する。蓋体13の強度は、構成する材料の強度や板厚みによる。上記のように透明セラミック材料やガラス材料であれば、所定の厚み以上とすることで十分な強度が得られる。蓋体13の構成材料としてガラス材料を用いる場合は、例えば厚みを0.05mm~5mmとすればよい。
第一収容凹部23と第二収容凹部24との間に遮光壁25がある。遮光壁25は遮光性を必要とするが、基体12がセラミック配線基板や有機配線基板であれば、その条件を満たすことになる。接地ビア導体32bは、導電性を有する材料から成り、遮光壁25を貫通するように基体12内に設けられ、第一面21に設けられた蓋側接地導体層33と第二面22に設けられた外部接地端子34とを電気的に接続する。接地ビア導体32bは、外部接地端子34によって接地電位が付与され、電磁シールドとして機能する。
基体12には、接地ビア導体32bの他にも、接地ビア導体32a,32cが設けられている。接地ビア導体32a~32cは、一端が蓋側接地導体層33に電気的に接続され、他端が内部接地導体層36に電気的に接続されている。内部接地導体層36は、接地ビア導体32bを介して外部接地端子34に電気的に接続されている。つまり、蓋側接地導体層33、接地ビア導体32a,32c及び内部接地導体層36は、外部接地端子34に電気的に接続されることにより、接地電位が付与され、電磁シールドとして機能する。また、接地ビア導体32a~32cの本数は、特に制限はなく、何本でもよい。接地ビア導体32a~32cの形状は、棒状の他に、例えば板状、網状などとしてもよい。
一般に、自発光型の計測センサ11では、発光素子14から被計測物を経て受光素子15に至る光路長が短いほど、受光素子15で受光される被計測物からの散乱光が増加するので、感度が向上する。しかし、単に発光素子14と受光素子15とを近接して配置した場合、発光素子14側で発生した電磁波ノイズが受光素子15側に進入し易くなり、計測センサ11の計測精度が低下してしまう。特に、血流の計測等に用いられる計測センサ11では、受光素子15による受光量が比較的小さいことにより、受光素子15から出力される電気信号が弱くなるので、電磁波ノイズによる影響が大きい。
パッケージ10は、発光素子14が載置される第一底面26と受光素子15が載置される第二底面27とが近接する構成となっている。そのため、第一収容凹部23と第二収容凹部24との間に接地ビア導体32bを配設することにより、発光素子14側で発生して受光素子15側へ向かって進行する電磁波ノイズを、接地ビア導体32bによって遮蔽している。よって、パッケージ10によれば、発光素子14側と受光素子15側との電気クロストークを低減し、高精度の計測が可能になる。
換言すると、パッケージ10では、第一収容凹部23と第二収容凹部24との間の遮光壁25に接地ビア導体32bが配設されている。すなわち、接地ビア導体32bは、発光素子14側で発生した電磁波ノイズが受光素子15側に向かって伝播する経路上に配設されている。したがって、パッケージ10によれば、発光素子14側から接地ビア導体32bを通過して受光素子15側に進入する電磁波ノイズを接地ビア導体32bによって効果的に抑制できるので、発光素子14側と受光素子15側との電気クロストークを効果的に低減できる。
パッケージ10は、電極パッド51a,51b,51c,51d、信号ビア導体52a,52b,52c,52d、外部信号端子53a,53b,53c,53d等の信号配線導体を更に含む。これらの信号配線導体は、発光素子14及び受光素子15と電気的に接続され、発光素子14に入力される電気信号が伝送され、受光素子15から出力される電気信号が伝送される。換言すると、本実施形態における信号配線導体は、発光素子14及び受光素子15の接続部材であるバンプが接続される電極パッド51a~51dと、電極パッド51a~51dに電気的に接続して電極パッド51a~51dの直下から基体12の第二面22にまで延びる信号ビア導体52a~52dと、信号ビア導体52a~52dに電気的に接続する外部信号端子53a~53dとから成る。外部信号端子53a~53dは、基体12の第二面22に設けられており、パッケージ10を備える計測センサ11が実装される外部実装基板の接続端子に対し、はんだ等の端子接続材料によって電気的に接続される。なお、外部信号端子53a~53dは、図1では四個が一列に並べられているが、これ限らず、例えば平面透視して矩形状の第二面22の四隅に一個ずつ配設してもよい。
電極パッド51a~51d、外部信号端子53a~53d及び外部接地端子34には、例えば、厚さが0.5~10μmのニッケル層と厚さが0.5~5μmの金層とをめっき法によって順次被着させてもよい。これらの層は、はんだ等の接合材との濡れ性向上、及び、耐食性向上に有効である。
パッケージ10は、蓋側接地導体層33、導電性接合材41及び金属薄層42を更に含んでもよい。蓋側接地導体層33、導電性接合材41及び金属薄層42は、基体12に設けられた接地ビア導体32a~32cなどに電気的に接続されることにより、接地電位が付与され、電磁シールドとして機能する。
蓋側接地導体層33は、基体12の第一面21に配設されるメタライズ層であって第一収容凹部23及び第二収容凹部24の各開口を取り囲むように設けられる。蓋側接地導体層33の外形は、基体12の第一面21の外形に沿うように矩形状であってもよく、それ以外の円形状、多角形状などであってもよい。本実施形態では、蓋側接地導体層33の外形を矩形状としている。また、蓋側接地導体層33は、第一収容凹部23及び第二収容凹部24の各開口を取り囲んでいるから、少なくともそれらの開口と同形状又はそれらの開口よりも大きな貫通孔が設けられたメタライズ層である。
金属薄層42は、基体12の第一面21に対向する蓋体13の対向面13a(すなわち手指が接触する側の主面とは反対側の主面)に配設される金属材料から成る薄膜層である。金属薄層42には、発光側開口43及び受光側開口44が設けられている。発光側開口43は、発光素子14から出射された光が通過する。受光側開口44は、受光素子15に入射する光の通過を規制する絞り孔として機能する。
また、金属薄層42は、発光側開口43及び受光側開口44の大きさや位置を適宜調整することによって、計測に必要な受光量を確保しつつ、外部から第二収容凹部24へ進入する不要な光を抑制できる。不要な光が受光素子15に入射されると、受光素子15から出力される電気信号は、被計測物からの反射光に不要な光を含んだものになる。つまり、光学的なノイズが発生してしまう。そのため、受光側開口44(絞り孔)によって、このような光学的ノイズを低減している。
更に、金属薄層42は、外部から到来する電磁波が第二収容凹部24に進入することを抑制するための、電磁シールドとしても機能する。電磁波が第二収容凹部24に進入すると、信号配線導体がアンテナとなって進入した電磁波を受信してしまうので、電磁的ノイズの発生原因となる。蓋体13の対向面13aに、受光側開口44を除いて金属薄層42を設けることにより、外部からの電磁波の進入を抑制できるので、電磁的ノイズの発生を低減できる。
このように、金属薄層42を設けることにより、光学的及び電気的ノイズによる影響を抑制できるので、計測精度が向上する。なお、金属薄層42は、導電性接合材41を介して蓋側接地導体層33と電気的に接続され、接地電位が付与されてもよい。本実施形態では、導電性接合材41と蓋側接地導体層33との外形は同じ大きさである。
金属薄層42は、透明セラミック材料又はガラス材料から成る蓋体13の表面に、例えば、Cr、Ti、Al、Cu、Co、Ag、Au、Pd、Pt、Ru、Sn、Ta、Fe、In、Ni若しくはWなどの金属又はこれらの合金等の金属材料を蒸着、スパッタ、焼付け等によって形成する。金属薄層42の厚みは、例えば、50nm~400nmである。
導電性接合材41は、蓋側接地導体層33と金属薄層42とを接合することにより、基体12の第一面21と蓋体13の対向面13aとを接合する。また、導電性接合材41は、基体12の第一収容凹部23及び第二収容凹部24内の気密性及び水密性を確保するためのシール材でもある。第一収容凹部23及び第二収容凹部24に収容される発光素子14及び受光素子15はいずれも水分等に弱いので、外部からの水分の浸入を防止するために、導電性接合材41は途切れの無い環状に設けられる。
また、導電性接合材41は遮光性を有する。導電性接合材41が遮光性を有することで、基体12と蓋体13との間を通って第一収容凹部23内及び第二収容凹部24内に進入する外部からの光を抑制できる。導電性接合材41が有する遮光性は、光の吸収による遮光性であってもよい。外部からの光の進入を防ぐ観点からは、反射による遮光性であってもよい。しかし、その場合は、計測センサ11の内部で発生した迷光が、導電性接合材41で反射して更に受光素子15に受光されてしまうおそれがある。一方、導電性接合材41が光を吸収するものであれば、外部からの光を吸収して進入を防ぐとともに、内部で発生した迷光も吸収できる。
導電性接合材41は、このような光の吸収による遮光性を有する材料を含んで構成される。導電性接合材41は、例えば、基体12と蓋体13との接合性を有するエポキシ樹脂、導電性シリコン樹脂等の樹脂系接着剤に、光吸収性材料を分散させて得られる。光吸収材料としては、例えば、無機顔料を用いることができる。無機顔料としては、例えば、カーボンブラックなどの炭素系顔料、チタンブラックなどの窒化物系顔料、Cr-Fe-Co系、Cu-Co-Mn系、Fe-Co-Mn系、Fe-Co-Ni-Cr系などの金属酸化物系顔料等を用いることができる。また、導電性接合剤41は、はんだなどの金属材料で構成されていてもよい。例えば、Sn-Ag、Sn-Ag-Cu、Au-Sn、Au-Sn-Ag、Au-Siなどのろう材を用いることができる。
次に、本実施形態のパッケージ10の製造方法について説明する。
まず、公知の多層配線基板の製造方法と同様にして、基体12を作製する。基体12が、セラミック配線基板であり、セラミック材料がアルミナである場合は、まずアルミナ(Al23)やシリカ(SiO2)、カルシア(CaO)、マグネシア(MgO)等の原料粉末に適当な有機溶剤又は溶媒を添加混合して泥漿状とし、これを周知のドクターブレード法やカレンダーロール法等によってシート状に成形してセラミックグリーンシート(以下「グリーンシート」という。)を得る。その後、グリーンシートを所定形状に打ち抜き加工するとともに、タングステン(W)とガラス材料等の原料粉末に有機溶剤又は溶媒を添加混合して金属ペーストとし、これをグリーンシート表面にスクリーン印刷等の印刷法でパターン印刷する。
これにより、蓋側接地導体層33、外部接地端子34、内部接地導体層36、電極パッド51a~51d、外部信号端子53a~53dなどになる導体パターンを得る。また、信号ビア導体52a~52d、接地ビア導体32a~32cなどは、グリーンシートに貫通孔を設け、スクリーン印刷等によって金属ペーストを貫通孔に充填する。こうして得られたグリーンシートを複数枚積層し、これを約1600℃の温度で同時焼成することによって基体12が作製される。
一方、ガラス材料を切削、切断等により所定の形状に切り出して蓋体13を準備し、その対向面13a上に蒸着、スパッタ、焼付け等によって金属薄層42を形成する。このとき、フォトリソ(ウェットエッチング)法、ドライエッチング法等によって金属薄膜にパターン加工することにより、発光側開口43及び受光側開口44を形成できる。
ここで、図3に基づき、傾斜した第一底面26を有する第一収容凹部23等を形成する工程の一例を説明する。
まず、図3[A]に示すように、導体パターン51x,53x及びビア導体52xを形成したグリーンシート12xを用意し、グリーンシート12xをキャリア62上に保持する。モールド61は、第一収容凹部23の形状に対応した金型である。続いて、図3[B]に示すように、グリーンシート12xとモールド61との位置を合わせてプレス機63にセットし、グリーンシート12xの上からモールド61を押し付け、かつグリーンシート12xを加熱する。最後に、グリーンシート12xからモールド61を外し、グリーンシート12xを焼成する。
図3[C]に示すように、グリーンシート12xを焼成することにより、グリーンシート12xから第一収容凹部23を含む基体12、導体パターン51xから電極パッド51a,51b、導体パターン53xから外部信号端子53a,53b、ビア導体52xから信号ビア導体52a,52bがそれぞれ得られる。このとき、第一収容凹部23は、モールド61の形状が反映されて、傾斜した第一底面26を有することになる。なお、図示しないが、第二収容凹部24、接地ビア導体32a~32c、内部接地導体層36なども同時に形成される。第一収容凹部23及び第二収容凹部24をこの方法で形成する場合は、打ち抜き加工は省略してもよい。
次に、本実施形態の計測センサ11について詳しく説明する。
計測センサ11は、パッケージ10と、第一面21を覆う板状の蓋体13と、第一収容凹部23に収容される発光素子14と、第二収容凹部24に収容される受光素子15と、を含む。計測センサ11は、パッケージ10内において発光素子14及び受光素子15をプリップチップ実装によって電極パッド51a~51dに接続した後、蓋体13を導電性接合材41を介して基体12に接合して得られる。
発光素子14としてはVCSEL等の半導体レーザ素子を用いることができ、受光素子15としてはシリコンフォトダイオード、GaAsフォトダイオード、InGaAsフォトダイオード、ゲルマニウムフォトダイオード等の各種フォトダイオードを用いることができる。発光素子14及び受光素子15は、被計測物の種類、計測するパラメータの種類等により適宜選択すればよい。
発光素子14及び受光素子15をフリップチップとした場合は、半導体チップの一方の主面に素子(発光面又は受光面)が形成され、他方の主面に接続用のバンプ(突起)が形成される。フリップチップボンディングは、半導体チップの電極と基体12上の電極パッド51a~51dを向かい合わせてバンプを介して接続する技術である。このため、ワイヤボンディングやTAB(Tape Automated Bonding)の接続に比べて、最も接続長が短くなる。フリップチップボンディングには、はんだバンプや金バンプなどを用いた金属接合方式の他、導電性樹脂接合や異方性導電部材接合などの有機材料を用いた接着接合方式もある。フリップチップ接続用の電極パッド51a~51dは、バンプによる接続に適した材料から成り、バンプに合わせて大きさや位置などが定められたものである。
発光素子14の一例を、図6[A]に示す。発光素子14は、直方体状のチップ本体140と、チップ本体140の一方の主面に形成された発光面141と、チップ本体140の他方の主面に形成された接続面142と、接続面142に形成されたバンプ143と、を備えている。発光面141からは、照射光L1が指向半値角φ1で出射される。受光素子15の一例を、図6[B]に示す。受光素子15は、直方体状のチップ本体150と、チップ本体150の一方の主面に形成された受光面151と、チップ本体150の他方の主面に形成された接続面152と、接続面152に形成されたバンプ153と、を備えている。受光面151には、散乱光L2が指向半値角φ2で入射される。
血流を測定する場合は、例えば、光のドップラ効果を利用して測定するために、発光素子14としてのVCSELは波長が850nmのレーザ光を出射可能なものであればよい。その他の測定を行う場合は、測定目的に応じた波長のレーザ光を出射する発光素子14を選択すればよい。受光素子15で受光される光の波長が発光素子14から出射されるレーザ光の波長から変化しない場合、受光素子15は発光素子14の出射光を受光できるものであればよい。一方、受光素子15で受光される光の波長が発光素子14から出射されるレーザ光の波長から変化する場合、受光素子15は変化後の波長の光を受光できるものであればよい。
発光素子14及び受光素子15と電極パッド51a~51dとの接続は、本実施形態ではフリップチップ接続を採用しているが、ボンディングワイヤによる接続、異方性導電フィルムによる接続等他の接続方法を採用してもよい。
計測センサ11は、外部実装基板に実装されて使用される。外部実装基板には、例えば、発光素子14の発光を制御する制御素子、受光素子15の出力信号から血流速度等を算出する演算素子等も実装される。
計測センサ11による測定では、被計測物として手指の指先を蓋体13の表面に接触させた状態で、外部実装基板から発光素子制御電流が外部信号端子53a,53b、信号ビア導体52a,52b、電極パッド51a,51bを通って発光素子14に入力される。これにより、発光素子14から計測用の光が発光側開口43を通って出射される。出射された光は、蓋体13を透過して指先に照射されると、血液中の血球細胞で散乱される。蓋体13を透過し、受光側開口44(絞り孔)を通過した散乱光が、受光素子15で受光されると、受光量に応じた電気信号が受光素子15から出力される。出力された信号は、電極パッド51c,51d、信号ビア導体52c,52d、外部信号端子53c,53dを介して計測センサ11から外部実装基板へと出力される。
外部実装基板では、計測センサ11から出力された信号が、演算素子に入力され、例えば、発光素子14から出射された光である照射光の周波数と、受光素子15が受光した光である散乱光の周波数と、に基づいて血流速度を算出できる。
なお、信号ビア導体52a~52dは、基体12内で上下方向に一直線状に形成される構成としているが、第二面22の外部信号端子53a~53dまで電気的に接続されていれば、一直線状でなく、内層配線等によってずれて形成されていてもよい。
また、基体12には、基体12の厚み方向に延びる接地ビア導体32a~32cを設けてもよい。接地ビア導体32a~32cは、例えば、蓋側接地導体層33及び外部接地端子34と電気的に接続され、基体12の第一収容凹部23及び第二収容凹部24の周囲に配設される。接地ビア導体32a~32cは、被計測物の一つである人の手指が計測センサ11に接触したときに放出される電荷を、基体12の第一面21から基体12の第二面22に誘導し、外部へと放出する。
本実施形態の計測センサ11は、発光素子14側で発生した電磁波ノイズが受光素子15側に進入することを抑制する接地ビア導体32bをパッケージ10内に形成することで、発光素子14側と受光素子15側との電気クロストークを低減し、高精度の計測を可能にしている。
次に、本実施形態のパッケージ10及び計測センサ11の作用及び効果について総括する。以下、図4及び図5を中心に図1等も適宜参照して説明する。
一例として、発光素子14の指向半値角をφ1、受光素子15の指向半値角をφ2として図示する。指向半値角φ1は最大の出射強度の半分以上となる範囲を示す角度であり、指向半値角φ2は最大の入射強度の半分以上となる範囲を示す角度である。ただし、実際の指向半値角φ1,φ2は、レンズを取り付けたり、発光側開口43及び受光側開口44(図2)の位置や大きさを変えたりすることによって、いろいろな角度になり得る。
また、第一底面26の傾斜角をθ1、第二底面27の傾斜角をθ2とする。傾斜角θ1は、第一底面26が第一面21に平行な基準面72から時計回り(第一底面26と第二底面27とが互いに向き合う方向)に傾斜する角度である。傾斜角θ2は、第二底面27が第一面21に平行な基準面72から反時計回り(第一底面26と第二底面27とが互いに向き合う方向)に傾斜する角度である。つまり、第一底面26が第一面21に平行であればθ1=0°であり、第二底面27が第一面21に平行であればθ2=0°である。傾斜角θ1,θ2についても、図示は一例であり、いろいろな角度を採り得る。なお、被計測物70が蓋体13(図1)の表面に接しているとき、被計測物70の表面71と基準面72とは平行になる。
(1)図4[A]に示す比較例では、第一底面26と第二底面27とが同一面又は平行(θ1=θ2=0°)である。このとき、発光素子14から出射された照射光は、被計測物70にほぼ垂直に入ることにより、被計測物70の比較的深い部分にまで到達する。そして、発光素子14の指向半値角φ1と受光素子15の指向半値角φ2との重なる領域(斜線部)は、被計測物70の表面71からの深さDaよりも更に深い部分になる。そのため、受光素子15が入射する散乱光は被計測物70の深い部分からのものが多くなるので、被計測物70の浅い部分を計測することが困難になる。
これに対し、図4[B]に示す本実施形態では、第一底面26と第二底面27とが互いに向き合う方向に、第一底面26が傾斜している(θ1>0°かつθ2=0°)。このとき、発光素子14から出射された照射光は、被計測物70に斜めにかつ受光素子15側へ傾いて入ることにより、被計測物70の比較的浅い部分かつ受光素子15の近くを透過する。そして、発光素子14の指向半値角φ1と受光素子15の指向半値角φ2との重なる領域(斜線部)は、比較例における深さDaよりも浅い深さDbになる。そのため、受光素子15が入射する散乱光は被計測物70の浅い部分からのものが多くなるので、被計測物70の浅い部分を計測することが容易になる。
また、図5[A]に示す変形例1では、第一底面26と第二底面27とが互いに向き合う方向に、第二底面27が傾斜している(θ1=0°かつθ2>0°)。図5[B]に示す変形例2では、第一底面26と第二底面27とが互いに向き合う方向に、第一底面26及び第二底面27が傾斜している(θ1>0°かつθ2>0°)。変形例1、2の場合も、本実施形態と同様の作用及び効果を奏する。
傾斜角θ1が大きくなるほど、深さDbは浅くなる。しかし、傾斜角θ1が大きくなり過ぎると被計測物70の表面71などで反射する光が多くなるので、受光素子15で得られる散乱光が少なくなる。よって、1°≦θ1≦49°が好ましい範囲であり、6°≦θ1≦32°がより好ましい範囲であり、14°≦θ1≦32°が最も好ましい範囲である。傾斜角θ2についても同様である。
以上のように、本実施形態によれば、発光素子14を載置する第一底面26と受光素子15を載置する第二底面27との少なくとも一方が、互いに向き合う方向に傾斜していることにより、被計測物70の浅い部分からの散乱光を得やすくなるので、被計測物70の浅い部分の計測に適したパッケージ10及び計測センサ11を提供できる。
(2)第一底面26が第一面21に非平行であり、第二底面27が第一面21に平行である場合、すなわち第一底面26のみを傾けた場合は、傾斜角θ1の設計値を変えることにより、発光素子14で生成された照射光を所望の方向へ出射できる。したがって、被計測物70の所望の深さDbから信号を取得可能な、パッケージ10及び計測センサ11を提供できる。
(3)従来の計測センサでは更なる小型化が求められているものの、その実現は困難であった。つまり、発光素子や受光素子をワイヤボンディングによってパッケージに実装していたことにより(特許文献1参照)、ワイヤの一端を接続するための電極パッドや、ワイヤを弓なりに保持するための空間がパッケージに必要になるので、小型化が阻まれていた。
これに対し、本実施形態では、フリップチップ接続用の電極パッド51a,51b(図1)が形成された第一底面26を第一収容凹部23に備え、フリップチップ接続用の電極パッド51c,51d(図1)が形成された第二底面27を第二収容凹部24に備えたことにより、フリップチップから成る発光素子14及び受光素子15をパッケージ10内に実装できる。したがって、本実施形態によれば、ワイヤボンディング接続に比べて、ワイヤの一端を接続するための電極パッドや、ワイヤを弓なりに保持するための空間が不要となるので、パッケージ10を小型化できる。
(4)本実施形態の計測センサ11によれば、本実施形態のパッケージ10と、光透過性を有するとともに第一面21を覆う板状の蓋体13と、第一収容凹部23に収容された発光素子14と、第二収容凹部24に収容された受光素子15と、を備えたことにより、被計測物70の浅い部分からの散乱光を得やすくなるので、被計測物70の浅い部分の計測において高精度化を達成できる。例えば、計測センサ11が血流センサの場合は、皮膚から浅い部分にある毛細血管の計測に適した血流センサが得られる。
以上、上記実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成については、当業者が理解し得るさまざまな変更を加えることができる。そのような変更を加えた構成も、本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、例えば、血流センサや心拍センサなどヘルスケア、ガスセンサやほこりセンサなどの環境測定、モーションセンサなどの動き計測に利用可能である。
10 パッケージ
11 計測センサ
12 基体
13 蓋体
13a 対向面
14 発光素子
141 発光面
15 受光素子
151 受光面
140,150 チップ本体
142,152 接続面
143,153 バンプ
21 第一面
22 第二面
23 第一収容凹部
24 第二収容凹部
25 遮光壁
26 第一底面
27 第二底面
32a,32b,32c 接地ビア導体
33 蓋側接地導体層
34 外部接地端子
36 内部接地導体層
41 導電性接合材
42 金属薄層
43 発光側開口
44 受光側開口
51a,51b,51c,51d 電極パッド
52a,52b,52c,52d 信号ビア導体
53a,53b,53c,53d 外部信号端子
61 モールド
62 キャリア
63 プレス機
12x グリーンシート
52x ビア導体
51x,53x 導体パターン
70 被計測物
71 表面
72 基準面

Claims (4)

  1. 複数の誘電体層が積層されて成り、表裏関係にある第一面及び第二面を有する板状の基体と、
    前記第一面に設けられ、発光素子を収容する第一収容凹部と、
    前記第一面に設けられ、受光素子を収容する第二収容凹部と、
    前記第一収容凹部に設けられ、前記発光素子を載置する第一底面と、
    前記第二収容凹部に設けられ、前記受光素子を載置する第二底面と、
    前記第一面に位置し、前記第一収容凹部及び前記第二収容凹部の各開口を取り囲んだ蓋側接地導体層と、
    該蓋側接地導体層上に位置し、発光側開口及び受光側開口が設けられている金属薄層と、
    を備え、
    前記第一底面及び前記第二底面の少なくとも一方が、前記第一底面と前記第二底面とが互いに向き合う方向に傾斜しており、
    前記第一収容凹部と前記第二収容凹部とが並んだ方向において、前記発光側開口の幅が、前記受光側開口の幅より大きく、前記第一収容凹部の幅より小さく、
    前記発光側開口が、前記第一収容凹部に対して前記受光側開口側に近くなるように前記第一収容凹部に重なっている、
    計測センサ用パッケージ。
  2. 前記第一底面が前記第一面に非平行であり、
    前記第二底面が前記第一面に平行である、
    請求項1記載の計測センサ用パッケージ。
  3. 請求項1又は2記載の計測センサ用パッケージと、
    光透過性を有するとともに前記第一面を覆う板状の蓋体と、
    前記第一収容凹部に収容された前記発光素子と、
    前記第二収容凹部に収容された前記受光素子と、
    を備えた計測センサ。
  4. 記蓋体は、前記第一面の対向面に位置するとともに、
    前記受光側開口が、前記第二収容凹部と重なっている、
    請求項記載の計測セン
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