JP7046450B2 - エアゾールフォーム毛髪処理剤組成物及びエアゾールフォーム毛髪処理剤 - Google Patents
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成分(B):ポリビニルピロリドン及びN-メタクリロイルオキシエチルN,N-ジメチルアンモニウム-α-N-メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体からなる群より選ばれる皮膜形成ポリマー
成分(C):ジグリセリン
成分(D):顔料
成分(E):親水性エステル油及び親水性シリコーン油からなる群より選ばれる親水性油分
成分(A)は、アクリル樹脂アルカノールアミンである。成分(A)は、皮膜形成ポリマーである。成分(A)を用いることにより、毛髪を硬くまとめる整髪力を高めることができる。成分(A)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
成分(B)は、ポリビニルピロリドン及びN-メタクリロイルオキシエチルN,N-ジメチルアンモニウム-α-N-メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体からなる群より選ばれる皮膜形成ポリマー(少なくとも1の皮膜形成ポリマー)である。成分(B)を用いることにより、毛髪を硬くまとめる整髪力を高めることができる。成分(B)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
成分(C)は、ジグリセリンである。成分(C)は、多価アルコールの1種である。成分(C)を用いることにより、毛髪につやを付与することができ、毛髪の色調を変化させることができる。
成分(D)は、顔料である。成分(D)を用いることにより、毛髪を良好に染色することができる。成分(D)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
成分(E)は、親水性エステル油及び親水性シリコーン油からなる群より選ばれる親水性油分(少なくとも1の親水性油分)である。成分(E)を用いることにより、毛髪につやを良好に付与することができ、毛髪の色調を良好に変化させることができる。また、成分(E)を用いることにより、耐湿性を高めることができ、高湿度環境下においても色移りを抑えることができ、また、洗髪性及び洗い落ち性を良好にすることができる。成分(E)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
本発明の毛髪処理剤組成物は、上述した成分(A)~(E)以外の成分を含んでいてもよい。成分(A)~(E)以外の成分としては、特に限定されないが、例えば、成分(A)及び成分(B)以外の皮膜形成ポリマー、炭素数2~5の低級アルコール、成分(C)以外の多価アルコール、糖アルコール、炭素数12~18の高級アルコール、ノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、成分(E)以外の油分、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、植物抽出エキス、染料、pH調整剤、香料、防腐剤、溶剤等が挙げられる。
本発明の毛髪処理剤組成物は、毛髪を一時的に染色するために好適に用いることができる。
本発明のエアゾールフォーム毛髪処理剤は、エアゾールフォーム毛髪処理剤組成物がエアゾール容器よりフォーム状(泡状)に吐出可能であるエアゾールフォーム毛髪処理剤である。
下記の表1~4に示す配合成分を配合(配合単位は質量%)し、下記の表1~4に示す組成を有するエアゾールフォーム毛髪処理剤組成物(原液)を調製した。得られたエアゾールフォーム毛髪処理剤組成物(原液)をエアゾール容器(φ35mm×105mm、アルミニウム缶、容器満注量91mL)に充填した。次いで、エアゾール用バルブをエアゾール容器にクリンチした後、表1~4に示す噴射剤をステムより充填し、ステムに適したボタンを装着して、エアゾールフォーム毛髪処理剤を作製した。表中の配合量(エアゾールフォーム毛髪処理剤組成物100質量%中の配合量)は、純分の配合量(単位:質量%)で示した。
専門パネル3名が、以下の評価を行った。
エアゾールフォーム毛髪処理剤組成物2gを、掌上に吐出した。吐出したエアゾールフォーム毛髪処理剤組成物を、ショートヘアにカットしたカットウィッグ(クィーン・カット No775S(白髪率10%)、ビューラックス社製)半頭の毛髪上に均一になるよう塗布し、毛髪の根元から撫で付けてオールバックを作るよう整髪を施した。白髪隠蔽性及び毛髪を硬くまとめる整髪力を下記の基準に従って目視評価した。
○○(かなり良好):塗布前と比べて、80%以上の白髪が目立たない
○(良好):塗布前と比べて、50%以上、80%未満の白髪が目立たない
△(やや不良):塗布前と比べて、0%を超え、50%未満の白髪が目立たない
×(不良):塗布前と比べて、差がない
○○(かなり良好):毛束の面を指で押した場合に、やわらかさを全く感じず、毛髪が硬くまとめられている
○(良好):毛束の面を指で押した場合に、若干のやわらかさを感じるものの、サイドの髪は垂れ落ちてくることなく、まとめられている
△(やや不良):毛束の面を指で押した場合に、やわらかさを感じ、サイドの髪が浮いている
×(不良):毛束の面を指で押した場合に、やわらかさを感じ、サイドの髪が垂れ落ちている
試験例1を実施した後、カットウィッグを温度35℃、湿度75%RH環境下で60分間静置した。静置後のカットウィッグのヘアスタイルと、整髪直後のカットウィッグのヘアスタイル(オールバックスタイル)とを目視により比較した。整髪直後のオールバックスタイルから、浮いたり落ちたりした毛束量を目視により観察し、下記の基準に従って耐湿性を評価した。
○○(かなり良好):整髪直後のオールバックスタイルが保たれている
○(良好):整髪直後のオールバックスタイルが90%以上保たれている
△(やや不良):整髪直後のオールバックスタイルが60%以上、90%未満保たれている
×(不良):整髪直後のオールバックスタイルが60%未満しか保たれていない
エアゾールフォーム毛髪処理剤0.2gを、掌上に吐出した。吐出したエアゾールフォーム毛髪処理剤組成物を、未処理のヤク毛毛束(スタッフス社製、長さ10cm、重さ1g)に直接塗布した。次いで、ヤク毛毛束を温度25℃、湿度40%RH環境下で20分間静置した。静置後の毛束を濾紙で挟んで、濾紙から毛束を引き抜いた。濾紙への色移りを下記の評価基準に従って目視評価した。
○(良好):濾紙への色移りが見られない
△(やや不良):濾紙の毛束が付着した部分の一部に色移りが見られる
×(不良):濾紙の毛束が付着した部分の全面に明らかに色移りが見られる
試験例1と同様に整髪を施したウィッグの毛髪を、指先で毛髪の根元から毛先へ連続して5回コーミングした。使用感を下記の基準に従って評価した。
○○(かなり良好):ごわつきを感じず、かつ、フレーキングが生じない
○(良好):ややごわつきを感じるものの、フレーキングは生じない
△(やや不良):ごわつきを感じるものの、フレーキングは生じない
×(不良):ごわつきを感じ、かつ、フレーキングが生じる
(エアゾールフォーム毛髪処理剤組成物)
アクリル樹脂アルカノールアミン 2.5質量%
ポリビニルピロリドン 0.5質量%
N-メタクリロイルオキシエチルN,N-ジメチルアンモニウム-α-N-メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体 0.5質量%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(100E.О.) 1.0質量%
ジグリセリン 5.0質量%
カーボンブラック 0.3質量%
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 1.0質量%
香料 0.1質量%
エタノール 18.0質量%
精製水 残部
合計 100.0質量%
(噴射剤)
LPG 100.0質量%
エアゾールフォーム毛髪処理剤組成物:噴射剤=92:8(質量比)
(エアゾールフォーム毛髪処理剤組成物)
アクリル樹脂アルカノールアミン 3.0質量%
ポリビニルピロリドン 1.0質量%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(100E.О 1.0質量%
ポリオキシエチレンステアリルエーテル(40E.О.) 0.5質量%
ジグリセリン 3.0質量%
カーボンブラック 0.5質量%
シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール 0.8質量%
アボカド油 0.1質量%
香料 0.08質量%
エタノール 20.0質量%
精製水 残部
合計 100.0質量%
(噴射剤)
LPG 100.0質量%
エアゾールフォーム毛髪処理剤組成物:噴射剤=93:7(質量比)
Claims (4)
- エアゾール容器よりフォーム状に吐出されて用いられるエアゾールフォーム毛髪処理剤組成物であって、
下記成分Aと、下記成分Bと、下記成分Cと、下記成分Dと、下記成分Eとを含み、
前記成分Aと前記成分Bとの合計の含有量が1.0質量%以上、6.0質量%以下であり、
前記成分Cの含有量が0.1質量%以上、10.0質量%以下であり、
前記成分Dの含有量が0.1質量%以上であり、
前記成分Eの含有量が0.05質量%以上、10.0質量%以下であり、
前記成分Aと前記成分Bとの合計の含有量の、前記成分Cの含有量に対する質量比が0.2以上、10.0以下である、エアゾールフォーム毛髪処理剤組成物。
成分A:アクリル樹脂アルカノールアミン
成分B:ポリビニルピロリドン及びN-メタクリロイルオキシエチルN,N-ジメチルアンモニウム-α-N-メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体からなる群より選ばれる皮膜形成ポリマー
成分C:ジグリセリン
成分D:顔料
成分E:親水性エステル油及び親水性シリコーン油からなる群より選ばれる親水性油分であって、前記親水性エステル油は、シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール及び(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)デカグリセリルからなる群より選ばれる親水性エステル油であり、前記親水性シリコーン油は、ポリエーテル変性シリコーンである - 前記成分Dとして、下記成分D1を含む、請求項1に記載のエアゾールフォーム毛髪処理剤組成物。
成分D1:カーボンブラック - 白髪を染色するために用いられる、請求項1又は2に記載のエアゾールフォーム毛髪処理剤組成物。
- エアゾール容器と、
請求項1~3のいずれか1項に記載のエアゾールフォーム毛髪処理剤組成物と、
噴射剤とを備え、
前記エアゾール容器内に、前記エアゾールフォーム毛髪処理剤組成物と前記噴射剤とが充填されており、
前記エアゾールフォーム毛髪処理剤組成物が前記エアゾール容器よりフォーム状に吐出可能である、エアゾールフォーム毛髪処理剤。
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