JP6775902B2 - エアゾールスプレー整髪剤組成物及びエアゾールスプレー整髪剤 - Google Patents
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Description
成分(B):親水性シリカ
成分(C):シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール及び(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリルから選択される油分
また、本発明に係るエアゾールスプレー整髪剤は、スプレー塗布されるエアゾールスプレー整髪剤であって、エアゾールスプレー容器と、上述したエアゾールスプレー整髪剤組成物と、噴射剤とを備え、前記エアゾールスプレー容器内に、前記エアゾールスプレー整髪剤組成物と前記噴射剤とが充填されている。
本発明に係るエアゾールスプレー整髪剤組成物(以下、本発明に係る整髪剤組成物と記載することがある)は、疎水性シリカと、親水性シリカと、シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール及び(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリルから選択される油分(少なくとも1の油分)と、エタノールとを少なくとも含む。
成分(A)は、疎水性シリカである。成分(A)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
成分(B)は、親水性シリカである。成分(B)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
成分(C)は、シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール及び(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリルから選択される油分(少なくとも1の油分)である。成分(C)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記エアゾールスプレー整髪剤組成物は、エタノールを含む。エタノールは噴射剤(液化石油ガス(LPG)、ジメチルエーテル(DME)等)との相溶性が高く、エアゾール剤型を形成する点で好適である。また、エタノールの使用により非水系の整髪剤組成物とできるため、整髪力が向上する。また、エタノールの使用により、特に成分(A)の分散性が高くなり、エアゾールスプレー整髪剤の吐出安定性が高くなる。
本発明に係る整髪剤組成物は、実質的に水を含まないことが好ましい。ただし、本発明に係る整髪剤組成物は、本発明の効果を阻害しない範囲で、水を含んでいてもよい。また、本発明に係る整髪剤組成物では、水を積極的に配合しない場合であっても、配合原料に由来して少量の水が含まれることがある。
成分(D)は、皮膜形成ポリマーである。成分(D)を配合することにより、特に毛髪を立ち上げる整髪力が向上する。成分(D)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。成分(D)は、用いられなくてもよい。
成分(E)は、多価アルコールである。成分(E)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。成分(E)は、用いられなくてもよい。
本発明に係る整髪剤組成物は、成分(C)以外の油分を含んでいてもよい。成分(C)以外の油分は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
本発明に係るエアゾールスプレー整髪剤組成物は、公知慣用のエアゾールスプレー整髪剤組成物の製造方法により、製造することができる。本発明に係るエアゾールスプレー整髪剤組成物は、特に限定されないが、例えば、成分(A)と成分(B)と成分(C)とエタノールと、他の成分とを混合することにより製造することができる。特に好ましい製造方法の一例としては、例えば、成分(C)に成分(A)と成分(B)とを入れて均一に分散させた後、エタノールをさらに混合する製造方法が挙げられる。この製造方法において、他の成分の添加時期は、他の成分の種類に応じて適宜選ばれる。
本発明に係るエアゾールスプレー整髪剤は、スプレー塗布されるエアゾールスプレー整髪剤である。上記エアゾールスプレー整髪剤は、エアゾールスプレー整髪剤組成物が霧状に噴霧されるエアゾールスプレー整髪剤であることが好ましい。
シリル化シリカ(日本アエロジル社製、商品名「AEROSIL RX300−5」、ジメチルシロキシル化無水ケイ酸)
シリカ(日本アエロジル社製、商品名「AEROSIL 200」)
シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール(日本精化社製、商品名「Neosolue−Aqulio」)
(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル−10(日本精化社製、商品名「Neosolue−Aqua」)
ジプロピレングリコール(旭硝子社製、商品名「ジプロピレングリコール DPG−FC」)
エチルヘキサン酸セチル(日本サーファクタント社製、商品名「CIO−N」):成分(C)に相当しない油分
水添ポリイソブテン(丸善石油化学社製、商品名「マルカゾール R」):成分(C)に相当しない油分
香料
エタノール
下記の表1,2に示す配合成分を配合(配合単位は質量%)し、下記の表1,2に示す組成を有するエアゾールスプレー整髪剤組成物(原液)を調製した。得られたエアゾールスプレー整髪剤組成物(原液)をエアゾール容器(容量95ml)に充填した。次いで、エアゾールバルブを容器にクリンチした後、噴射剤(液化石油ガス)をステムより充填し、ステムに適したボタンを装着してエアゾールスプレー整髪剤を作製した。なお、原液と噴射剤との合計量は30g、原液と噴射剤との質量比は40:60とした。
専門パネル4名が、以下の評価を行った。
各エアゾールスプレー整髪剤を、ショートヘアのウィッグ(レッスンマネキン:ユーカリジャパン社製)の毛髪上に均一に噴霧し、頭頂部付近の毛髪を、毛髪の根元から上向きに髪を立ち上げるように整髪を施した。その際、毛髪を根元から上向きに60°以上の角度を付けてしっかりと立ち上げられる場合を整髪力が良好(〇)、60°以上の角度を付けて立ち上げられない場合を整髪力が不良(×)と判定した。なお、上記角度は、垂直に立ち上げた場合が90°である。
上記試験例1(整髪力の評価)の後、立ち上げた毛髪を手で触って手触りの良さを評価した。毛髪にべたつき及びごわつきが感じられない場合を手触りが良好(〇)、毛髪にべたつき又はごわつきが感じられる場合を手触りが不良(×)と評価した。
各エアゾールスプレー整髪剤を、ショートヘアのウィッグ(レッスンマネキン:ユーカリジャパン社製)の毛髪上に均一に噴霧し、頭頂部付近の毛髪を、毛髪の根元から上向きに髪を立ち上げるように整髪を施した。整髪後のウィッグを高温高湿度条件(35℃、80%RH)に設定した恒温恒湿器に1時間静置した。静置後(耐湿試験後)の毛髪の立ち上がりの度合いを、試験例1(整髪直後)の毛髪の立ち上がりの度合いと比較した。耐湿試験後の毛髪の立ち上がりの角度が、整髪直後の毛髪の立ち上がりの角度とほとんど変わらない場合を耐湿性が良好(〇)、耐湿試験後の毛髪の立ち上がりの角度が、整髪直後の毛髪の立ち上がりの角度の半分以上である場合を耐湿性がやや良好(△)、耐湿試験後の毛髪の立ち上がりの角度が、整髪直後の毛髪の立ち上がりの角度の半分未満である場合を耐湿性が不良(×)と判定した。
上記試験例1の後、ウィッグの毛束をシャンプー(商品名「ルシードシャンプー」、マンダム社製)を用いて、ぬるま湯にて洗髪した後に、乾燥し、乾燥後の毛髪を手で触って洗い落ちを評価した。洗髪後の毛髪にきしみ感やべたつき感がない場合に、洗い落ちが良好(〇)、洗髪後の毛髪にきしみ感又はべたつき感がある場合に、洗い落ちが不良(×)と判定した。
Claims (4)
- 下記成分Aと、下記成分Bと、下記成分Cと、エタノールとを含み、
前記成分Aと前記成分Bとの合計の含有量が1.0質量%以上、5.0質量%以下であり、
前記成分Bの含有量の前記成分Aの含有量に対する質量比が、0.8以上、2.5以下であり、
前記成分Cの含有量が6.0質量%以上、25.0質量%以下であり、
前記エタノールの含有量が60.0質量%以上、93.0質量%以下である、エアゾールスプレー整髪剤組成物。
成分A:疎水性シリカ
成分B:親水性シリカ
成分C:シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール及び(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリルから選択される油分 - 水を含まないか、又は水を10.0質量%以下で含む、請求項1に記載のエアゾールスプレー整髪剤組成物。
- 下記成分Dを含まないか、又は下記成分Dを5.0質量%以下で含む、請求項1又は2に記載のエアゾールスプレー整髪剤組成物。
成分D:皮膜形成ポリマー - スプレー塗布されるエアゾールスプレー整髪剤であって、
エアゾールスプレー容器と、
請求項1〜3のいずれか1項に記載のエアゾールスプレー整髪剤組成物と、
噴射剤とを備え、
前記エアゾールスプレー容器内に、前記エアゾールスプレー整髪剤組成物と前記噴射剤とが充填されている、エアゾールスプレー整髪剤。
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