JP2005213254A - 粒状固形物含有エマルジョン型毛髪処理剤 - Google Patents

粒状固形物含有エマルジョン型毛髪処理剤 Download PDF

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Abstract

【課題】ロープ状のヘアスタイルを効果的に作り上げることのできる毛髪処理剤を提供する。
【解決手段】 水を含む親水性相および疎水性相から成る、エマルジョン形態の毛髪処理剤で、(A)水を、全構成要素に関して、少なくとも50重量パーセント、(B)疎水性物質を少なくとも1種類、全構成要素に関して、5ないし10重量パーセント、(C)乳化剤を少なくと1種類、全構成要素に関して、少なくとも15重量パーセント、(D)毛髪補強性重合物を少なくとも1種類、および(E)毛髪処理剤に不溶の粒状固形物を少なくとも1種類を含有する。
【選択図】 なし

Description

本発明は水、疎水性物質、乳化剤、毛髪補強性重合物、および処理剤に不溶の粒状固形物を含有するエマルジョン形態の毛髪処理剤に関する。さらに本発明は、本発明に基づく毛髪処理剤を使用して髪型を整える方法も対象とする。
永久的なラスタ・ヘアスタイルは、密に編まれた長いお下げ髪からなる髪型であり、ほとんどの場合細くて、強度にフェルト化した毛髪束によってつくられている。このようなヘアスタイルはドレッドロックとも呼ばれている。民族特有の毛髪(たとえばアフリカ人あるいはアフリカ系アメリカ人の毛髪、いわゆる捩じれ毛)は、本来の性質によって、また天然の縮れ毛であることによって、ドレッドロックないしはラスタ・ヘアスタイルをつくるのに理想的な条件を備えている。しかし適当な技術を持ってすれば、別種の、とりわけ滑らかな毛髪、たとえば中央ヨーロッパ人あるいはアジア人の毛髪においてもラスタ・ヘアスタイルを実現することができる。しかしこのためにはヘアスタイルをつくる前に毛髪の構造を強度にフェルト化した状態に持っていっておく必要がある。これは、通常、還元剤を用いて毛髪を化学的に処理する工程と、機械的に(毛髪が逆立つまで長時間継続的に)処理する工程を、組み合せることによって行われる。これによって毛髪は非可逆的に強度にフェルト化され、回復不可能な損傷を受ける。従来の技法よる永久的ラスタ・ヘアスタイルは、すぐには元に戻すことができない。そこで、一時的に、あるいは特定時だけ、たとえば週末のパーティのためにだけにラスタ・ヘアスタイルにしてみたい、しかし毛髪を損傷することなく翌日にはもとのヘアスタイルに戻したいと思う、流行を気にする利用者においては、毛髪を損傷するような処理法によらないで、すなわち長時間の逆毛工程を経ないで短時間で手に入れることのできる、しかも元に戻すことのできる、一時的なラスタ・ヘアスタイルあるい類似のヘアスタイルを作り上げる技法が強く望まれている。一般に知られているラスト・ルックの簡単な変形が、いわゆるロープである。この場合は少し撚った毛髪束が対象となる。
本発明の課題は、このようなロープ・ヘアスタイルを効果的に作り上げることのできる毛髪処理剤を提供することである。この場合に、一方では概ね1日の間、特に1ないし3日間安定した状態でヘアスタイルを保持できること、他方では必要に応じて費用をかけずにヘアスタイルを元に戻せることが求められる。毛髪処理剤に対しては、区分的に毛髪束に良好に分布できること、そしてロープを強固にまとめることができること、しかしロープ同士が互いに接着し合うほどには、あるいは不快にも毛髪がべとつく感じがするほどには粘着性を示さないことが、求められる。さらに、出来上がったヘアスタイルにおいては弾力性が残されていることも要件である。
本発明は、水を含む親水性相および疎水性相から成る、エマルジョン形態で提供さる、
(A)水を、全構成要素に関して、少なくとも50重量パーセント、
(B)疎水性物質を少なくとも1種類、全構成要素に関して、5ないし10重量パーセント、
(C)乳化剤を少なくと1種類、全構成要素に関して、少なくとも15重量パーセント、
(D)毛髪補強性重合物を少なくとも1種類、および
(E)毛髪処理剤に不溶の粒状固形物を少なくとも1種類
含有する毛髪処理剤を対象とする。
本発明による毛髪処理剤は特異な粘着性を示す。個々の毛髪を互いに良好に接着することができ、耐久性のあるロープを作り上げることができる。乾燥後、毛髪はべとつくことなく好ましい感触を示す。さらに本発明による製品は、好ましいことに費用のかかる機械的処理によることなく水だけで、問題なく洗い落とすことができるという特徴を有する。
エマルジョン形成性粘稠液とは、油−中−水エマルジョン、水−中−油エマルジョンおよびミクロエマルジョンを意味する。本発明による処理剤として好ましいのは油−中−水エマルジョンである。
親水性相の溶媒は水、あるいは水および少なくとも1種類のアルコールから成る混合物である。有用なアルコールとして、特にC1ないしC5の一価ないしは多価アルコール、たとえばエタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、ペンタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、グリセリンあるいはペンタンジオールが挙げられる。好ましい一価のアルコールはエタノールおよびイソプロパノールである。好ましい多価アルコールはプロピレングリコールおよびグリセリンである。水は50ないし65重量パーセントの量で含有されることが望ましい。アルコールは0.1ないし15重量パーセント、特に1ないし10重量パーセントの量で含有されることが望ましい。
疎水性物質(B)
疎水性物質は5ないし10重量パーセントの量で含有されることが望ましい。室温(25℃)において液状あるいは固形の物質が重要である。有用な物質として、特にワックスあるいはワックス状の物質、たとえば自然界において再生されるワックス(昆虫ワックス、動物ワックスおよび植物ワックス)、化石ワックス(鉱油ワックス、褐炭ワックス、泥炭ワックスあるいは地蝋)、合成ワックス(魚油(肝油)、ポリエチレンワックスあるいはアミドワックス)、高溶融性パラフィン、エステル、脂肪、長鎖のカルボン酸、あるいは長鎖の(C10ないしC22)アルコールが挙げられる。これらはそれぞれ室温(20℃)より高い融点ないしは凝固点を有する。これらの他に疎水性物質として、特に油あるいは油状物質、たとえば自然界において産出する油(植物性脂肪油あるいは動物性脂肪油)、合成油、シリコン油、鉱油、精油、非水溶性の直鎖あるいは分枝鎖脂肪族炭化水素、直鎖あるいは分枝鎖アルコール、特に液状の脂肪族アルコール並びに長鎖のエーテルあるいはエステルが挙げられる。この場合これらの物質はそれぞれ炭素原子を少なくとも8個、特に8ないし22個有することが望ましい。有用な炭化水素として、たとえば流動性パラフィン、スクワランあるいはスクワレンが挙げられる。さらに三価ないしは多価アルコールから成るエステル、特に植物性トリグリセリド、たとえばオリーブ油、アーモンド油、落花生油、ヒマワリ油など、並びに合成トリグリセリド、たとえばC8ないしC10のトリ脂肪酸グリセリンエステル、さらにヨヨバオイルも有用である。さらに一般式R1−COOR、R1−COO−R−OOCRおよびROOC−R−COOR(この場合にR1はC8ないしC22のアルキル基を、R2はC3ないしC22のアルキル基を、R3はC2ないしC16のアルキレン基をあらわす)で表されるモノエステルあるいはジエステルも有用である。さらにゲルベアルコール(Guerbetalkohole)の表示の下に知られている分枝鎖第一アルコールも有用である。これらの他に疎水性物質として、通常化粧品において乳白剤として使用されている、特に一般式R−COO−(CHRCHRO)n−COR(この場合にRはC8ないしC22のアルキル基を、RおよびRは水素あるいはメチル基を、Rは水素あるいはRと同様のアルキル基を、nは1ないし12の数値を、好ましくは1、2、3あるいは4をあらわす)で表される物質も有用である。好ましいのはグリコールジ脂肪酸エステルおよびポリエチレングリコールジ脂肪酸エステルである。これらは室温において固形である。
さらに疎水性物質として非水溶性のシリコン化合物、特にシリコン油、たとえば液状の環状あるいは線状シリコン(ジメチルポリシロキサン)、液状の易揮発性のシリコン、珪素原子を3ないし8個、望しくは4ないし6個有する環状ジメチルシロキサン、特にシクロテトラジメチルシロキサン、シクロペンタジメチルシロキサンあるいはシクロヘキサジメチルシロキサンも使用することができる。他にジメチルシロキサン/メチルアルキルシロキサン環状共重合物、たとえばユニオン・カーバイド製シリコンFZ 3109(これはジメチルシロキサン/メチルオクチルシロキサン環状共重合物である)も使用できる。有用なシリコン油として、特にポリジメチルシロキサン、フェニル化シリコン、ポリフェニルメチルシロキサン、フェニルトリメチコン、ポリ(C1―C20)アルキルシロキサン、アルキルメチルシロキサンが挙げられる。疎水性物質として、特に、脂肪族アルコール、植物油、室温において液状の炭化水素およびシリコン油の中から選択されるものが好ましい。
乳化剤(C)
乳化剤(C)は15ないし30重量パーセント含有されることが好ましい。乳化剤は非イオン性、アニオン性、カチオン性、両性あるいはこれらの混合物のいずれも使用できる。たとえば“国際化粧品成分辞典およびハンドブック”第7班、第2巻の“界面活性剤”の章、特にその章の“界面活性剤−乳化剤”の項に記載されている乳化剤が有用である。非イオン性乳化剤として、たとえばオキシエチル化脂肪族アルコール、オキシエチル化ノニルフェノール、脂肪酸モノ−およびジ−グリセリド、エトキシル化および水素添加あるいは水素非添加ヒマシ油、脂肪酸アルカノールアミド、オキシエチル化脂肪酸エステルが挙げられる。カチオン性乳化剤として、たとえばCTFA−表示コータニウムで知られている長鎖の第四アンモニウム化合物、たとえばC8ないしC22のアルキル基を有するアルキルトリメチルアンモニウム塩あるいはジアルキルジメチルアンモニウム塩が挙げられる。アニオン性乳化剤として、たとえば脂肪族アルコール硫酸エステル、アルキルエーテル硫酸エステル、アルキルベンゼンスルホン酸エステルが挙げられる。両性乳化剤として、たとえば脂肪酸アミドアルキルベタイン、スルホベタイン、C8ないしC22のアルキルベタインが挙げられる。
好ましい乳化剤として、たとえば次のものが挙げられる。
・エトキシル化脂肪族アルコール、脂肪酸、脂肪酸グリセリドあるいはアルキルフェノール、特にC8ないしC22の脂肪族アルコールに対する、あるいはC12ないしC22の脂肪酸に対する、あるいは炭素原子数が8ないし15のアルキル基を有するアルキルフェノールに対する、エチレンオキサイド2ないし30モルの付加生成物および/あるいはプロピレンオキサイド1ないし5モルの付加生成物
・グリセリンに対するエチレンオキサイド1ないし30モルの付加生成物とC12ないしC22の脂肪酸のモノ−およびジ−エステル
・ヒマシ油に対する、あるいは硬化(水素添加)ヒマシ油に対するエチレンオキサイド5ないし60モル、望ましくは20ないし50モルの付加生成物
・C8ないしC22の脂肪族アルコールに対するエチレンオキサイド2ないし30モルの付加生成物と、燐酸の、モノ−、ジ−および/あるいはトリ−エステル
・脂肪酸糖エステル、特にサッカロースとC8ないしC22の脂肪酸1ないし2個からなるエステル、INCT:スクローゼ・ココエート、スクローゼ・ジラウレート、スクローゼ・ジステアレート、スクローゼ・ラウレート、スクローゼ・ミリステート、スクローゼ・オレエート、スクローゼ・パルミテート、スクローゼ・リシノレート、スクローゼ・ステアレート
・ポリグリセリル脂肪酸エステル、特に、望ましくはグリセリル単位を2ないし20有するポリグリセリンとC8ないしC22の脂肪酸1、2あるいはそれ以上の個数からなるポリグリセリル脂肪酸エステル
乳化剤を混合して使用する場合は、非イオン性乳化剤を組み合せることが好ましい。この場合エトキシル化および水素添加ヒマシ油の中から1、2種類あるいはそれ以上の乳化剤が選択され、エトキシル化脂肪族アルコールの中から少なくとも1種類の乳化剤が選択される。
毛髪補強性重合物(D)
毛髪補強性重合物(D)は0.1ないし15重量パーセント、特に0.5ないし10重量パーセント含有されることが望ましい。重合物は非イオン性、アニオン性、カチオン性、両性あるいはこれらの混合物のいずれも使用できる。また合成重合物あるいは天然重合物のいずれも使用できる。この場合に天然重合物には天然産重合物を化学的に変成した重合物も含まれる。本発明においてフィルム形成性重合物とは、適用時には0.01ないし5%の水溶液、アルコール溶液あるいは水・アルコール溶液の形態で用いられ、毛髪上において重合物フィルムを形成することができるような重合物のことである。
有用な合成、非イオン性、フィルム形成性、毛髪補強性重合物として、次に示す単量体の少なくとも一種類から形成されている単一重合物あるいは共重合物が挙げられる。単量体:ビニルピロリドン、ビニルカプロラクタム、ビニルエステル、たとえば酢酸ビニル、ビニルアルコール、アクリルアミド、メタアクリルアミド、アルキルアクリルアミド、ジアルキルアクリルアミド、アルキルメタアクリルアミド、ジアルキルメタアクリルアミド、アルキルアクリレート、アルキルメタアクリレート、プロピレングリコールあるいはエチレングリコール、この場合これらの単量体のアルキル基はC1ないしC7のアルキル基であることが望ましく、特にC1ないしC3のアルキル基が好ましい。たとえばビニルカプロラクタム、ビニルピロリドンあるいはN−ビニルホルムアミドから成る単一重合物が有用である。これらの他に有用な合成、フィルム形成性、非イオン性、毛髪補強性重合物として、たとえばビニルピロリドンと酢酸ビニルから成る共重合物、ビニルピロリドン、酢酸ビニルおよびプロピオン酸ビニルから成る三成分共重合物、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール、並びにポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコール共重合物が挙げられる。これらの中では特にポリビニルピロリドンおよびポリビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合物が好ましい。
有用なアニオン性のフィルム形成性重合物として、単量体単位中に酸基を含んでいる天然あるいは合成の単一重合物あるいは共重合物が挙げられる。場合によっては酸基を含んでいない単量体が共重合されているものも使用できる。酸基は−COOH、−SOH、−OSOH、−OPOHおよび−OPOHの中から選択されることが望ましいが、中でも特にカルボン酸基が好ましい。酸基は部分的にあるいは完全に中性化されていてもよく、あるいは全く中性化されていなくてもよい。これらは50ないし100%アニオン性ないしは中性化された状態であることが望ましい。中性化剤として化粧品に適する有機あるいは無機塩基を使用することができる。たとえば塩基として、アミノアルコール、たとえばアミノメチルプロパノール(AMP)、トリエタノールアミン、モノエタノールアミンあるいはテトラヒドロキシプロピルエチレンジアミン、およびアンモニア、NaOHなどが挙げられる。有用な単量体として酸基を少なくとも1個備えている不飽和のラジカル重合の可能な化合物、特にカルボキシビニル単量体が挙げられる。酸基を含んでいる有用な単量体として、たとえばアクリル酸、メタアクリル酸、クロトン酸、マレイン酸ないし無水マレイン酸、あるいはこれらのモノエステル、アルデヒドカルボン酸あるいはケトカルボン酸が挙げられる。
酸基を含んでいない共単量体として、たとえばアクリルアミド、メタアクリルアミド、アルキルアクリルアミド、ジアルキルアクリルアミド、アルキルメタアクリルアミド、ジアルキルメタアクリルアミド、アルキルアクリレート、アルキルメタアクリレート、ビニルカプロラクトン、ビニルピロリドン、ビニルエステル、ビニルアルコール、プロピレングリコールあるいはエチレングリコール、アミン置換ビニル単量体、たとえばジアルキルアミノアルキルアクリレート、ジアルキルアミノアルキルメタアクリレート、モノアルキルアミノアルキルアクリレートおよびモノアルキルアミノアルキルメタアクリレートが挙げられる。この場合これらの単量体のアルキル基はC1ないしC7のアルキル基であることが望ましい。中でも特にC1ないしC3のアルキル基が好ましい。
酸基を有する有用な重合物として、特にアクリル酸エステル、メタアクリル酸エステル、アクリルアミド、メタアクリルアミドおよびビニルピロリドンの中から選択される単量体とアクリル酸あるいはメタアクリル酸の共重合物、クロトン酸の単一重合物、並びにビニルエステル、アクリル酸エステル、メタアクリル酸エステル、アクリルアミドおよびメタアクリルアミドの中から選択される単量体とクロトン酸の共重合物が挙げられる。有用な天然重合物として、たとえばシェラックが挙げられる。
酸基を有する重合物として好ましいのは、網状化あるいは非網状化酢酸ビニル/クロトン酸共重合物である。さらにビニルメチルエーテルと無水マレイン酸の部分網状化共重合物も好ましい。これらの他に有用なアニオン性重合物として、たとえばアクリル酸、アルキルアクリレートおよびN−アルキルアクリルアミドから成る三成分共重合物、特にアクリル酸/エチルアクリレート/N−t−ブチルアクリルアミド三成分共重合物、あるいは酢酸ビニル、クロトン酸エステルおよびビニルアルカノエートから成る三成分共重合物、特に酢酸ビニル/クロトン酸エステル/ビニルネオドデカノエート共重合物が挙げられる。
有用な両性のフィルム形成性重合物として、酸性基あるいはアニオン性基の他に官能基として塩基性基あるいはカチオン性基、特に第一、第二、第三および第四アミン基を備えた重合物が挙げられる。これに対しては、たとえばアルキルアクリルアミド(特にオクチルアクリルアミド)、アルキルアミノアルキルメタアクリレート(特にt−ブチルアミノエチルメタアクリレート)、およびアクリル酸、メタアクリル酸あるいはこれらのエステルの中から選択される2種類あるいはそれ以上の単量体によって形成されている共重合物が挙げられる。これらは、たとえば商品名Amphomer(登録商標)あるいはAmphomer(登録商標) LV−71の下にナショナル・スターチ社(米国)から販売されている。この他に酸基を備えた毛髪補強性共重合物として、たとえばアクリル酸、メチルアクリレートおよびメタアクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロライドの共重合物(INCT−表示:ポリコータニウム−47)(これは、たとえば登録商標Merquat 2001の下に販売されている)、アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロライドとアクリレートの共重合物、あるいはアクリルアミド、アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロライド、2−アミドプロピルアクリルアミドスルホネートおよびジメチルアミノプロピルアミンから成る共重合物(INCT−表示:ポリコータニウム−43)が挙げられる。さらにベタイン基を備えた単量体を含む重合物も有用である。これに対しては、たとえばアクリル酸あるいはその単純なエステルの中から選ばれる2種類あるいはそれ以上の単量体とメタアクリロイルエチルベタインから成る共重合物(これはINCT−表示メタアクリロイル・エチルベタイン/アクリレート共重合物として知られている)が挙げられる。さらに特開平10-29919号公報あるいは特開平10-25344号公報に記載されている両性重合物も有用である。
有用なカチオン性重合物として、カチオン性基あるいは塩基性基、すなわちカチオン化可能な基を有する重合物が挙げられる。これらの重合物は、窒素原子を含有する基、たとえば第一、第二あるいは第三アミンのような窒素含有基を備えている。塩基性基は重合物鎖中に、あるいは望ましくは1種類あるいは複数種の単量体に対する置換基として含まれる。塩基性基を有する重合物は、アミン置換単量体単位並びに場合によっては非塩基性の共単量体単位を備えた天然あるいは合成単一重合物あるいは共重合物の中から選択される。塩基性基を有する有用な重合物として、たとえばアミン置換されたビニル単量体とアミン置換されていない単量体から成る共重合物が挙げられる。アミン置換ビニル単量体として、たとえばジアルキルアミノアルキルアクリレート、ジアルキルアミノアルキルメタアクリレート、モノアルキルアミノアルキルアクリレートおよびモノアルキルアミノアルキルメタアクリレートが挙げられる。この場合これらの単量体のアルキル基は低級アルキル基であることが望ましい。たとえばC1ないしC7アルキル基、特にC1ないしC3のアルキル基が好ましい。
非アミン置換共単量体として、たとえばアクリルアミド、メタアクリルアミド、アルキルアクリルアミド、ジアルキルアクリルアミド、アルキルメタアクリルアミド、ジアルキルメタアクリルアミド、アルキルアクリレート、アルキルメタアクリレート、ビニルカプロラクトン、ビニルピロリドン、ビニルエステル、ビニルアルコール、無水マレイン酸、プロピレングリコールあるいはエチレングリコールが挙げられる。この場合にこれらの単量体のアルキル基はC1ないしC7のアルキル基であることが望ましく、特にC1ないしC3のアルキル基であることが好ましい。
カチオン性基を備えた有用な重合物は、第四アミン基を含有していることが望ましい。カチオン性重合物は単一重合物あるいは共重合物のいずれも有用であり、第四窒素原子基は重合物鎖中に、あるいは望ましくは1個あるいは複数個の単量体に対して置換基として含まれる。アンモニウム基を備えた単量体は上に挙げた非アミン置換単量体と共重合していてもよい。有用なアンモニウム置換ビニル単量体として、たとえばトリアルキルメタアクリルオキシアルキルアンモニウム、トリアルキルアクリルオキシアルキルアンモニウム、ジアルキルジアリルアンモニウム、およびピリジニウム、イミダゾールあるいは第四ピロリドンのような環状カチオン性窒素原子を含む基を備えた第四ビニルアンモニウム単量体、たとえばアルキルビニルイミダゾリウム、アルキルビニルピリジニウム、あるいはアルキルビニルピロリドン塩が挙げられる。これらの単量体のアルキル基は低級アルキル基、たとえばC1ないしC7のアルキル基、特に好ましくはC1ないしC3のアルキル基であることが望ましい。
第四アミン基を備えた有用な重合物はとして、たとえばCTFA化粧品成分辞典においてポリコータニウムの表示の下に記載されている重合物、たとえばメチルビニルイミダゾリウムクロライド/ビニルピロリドン共重合物(ポリコータニウム−16)、四級化ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタアクリレート共重合物(ポリコータニウム−11)、ジメチルジアリルアンモニウムクロライドの単一重合物および共重合物(ポリコータニウム−6および−7)、四級化ヒドロキシエチルセルロース(ポリコータニウム−10)、四級化Guar誘導体、あるいはビニルピロリドン、ジメチルアミノプロピルメタアクリルアミドおよびメタアクリロイルアミノプロピルアウリルジメチルアンモニウムクロライドから成る重合物(ポリコータニウム−55、スチレテ(登録商標)W-20)が挙げられる。
本発明による処理剤中に含有されるカチオン性フィルム形成性重合物に関しては、たとえばポリビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタアクリレート共重合物が有用である。この他にカチオン性重合物として、たとえばポリビニルピロリドンとイミダゾリウムエトクロライドの共重合物、ジメチルジアリルアンモニウムクロライド、アクリル酸ナトリウムおよびアクリルアミドから成る三成分重合物、ビニルピロリドン、ジメチルアミノエチルメタアクリレートおよびビニルカプロラクラムから成る三成分重合物、ヒドロキシエチルセルロースおよびトリメチルアンモニウム置換されたエポキシドから成る第四アンモニウム塩、およびビニルピロリドン/メタアクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロライド共重合物が挙げられる。
粒状固形物(E)
粒状固形物(E)は0.1ないし5重量パーセント、特に0.5ないし2重量パーセント含有されることが望ましい。粒子はさまざまの形態および密度のものを使用することができる。球形、楕円形あるいは不ぞろいのもの、いずれも使用可能である。平均的な粒子の大きさは、たとえば1nmないし100ミクロメータである。粒子の大きさは、すなわち粒子の相対面の最大間隔は、たとえばラセル粒子計測器を用いて計測される。
粒状固形物として、たとえばタルク、カオリン(含水珪酸アルミニウム)、沈降炭酸塩、沈降炭酸水素塩、燐灰石水酸化物、シリカ、珪酸塩、アルミン酸塩、アルミナ、雲母、塩、特に無機の金属塩、金属酸化物、たとえば二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化セリウム、鉱物(無機塩類)に基づく粒状固形物、および毛髪上においてフィルムを形成しない不溶性粒状重合物、たとえば球状あるいは非球状の微粒状重合物粉末、膨張微小球体、シリコン微小球体、多糖類微小球体が挙げられる。
粒状固形物として、特にナイロン粉末、ポリエチレン粉末、ポリ−ベータ−アラニン粉末、ポリパーフルオルアルキレン粉末、アクリル共重合物粉末、アクリレート重合物粉末、ポリアミド粉末、ポリスチレン粉末、ポリエステル粉末、ポリウレタン粉末、熱可塑性物質から成る膨張微小球体、たとえばExpancel 551 DE、シリコン樹脂微小球体、たとえばTospearlが挙げられる。特に好ましいのは、シリカ、特に粒子の大きさが平均1ないし100nmあるいは4ないし20nmであるようなシリカ、並びに粒子の大きさが平均1ないし100ミクロメータあるいは10ないし60ミクロメータであるような真珠光沢顔料である。
これらの他に好ましい粒子として、顔料ないしは着色粒子が挙げられる。これは、たとえば有機顔料、無機−有機混合顔料、天然産の無機顔料、白色顔料、黒色顔料、蛍光顔料、燐光顔料、着色金属酸化物、着色金属水酸化物、着色混合相顔料、着色硫黄含有珪酸塩、着色金属硫化物、着色錯化金属シアン化物、着色金属硫酸化物、着色金属クロム酸塩、着色金属モリブデン酸塩、ブロンド色顔料、黒色酸化鉄、黄色酸化鉄、赤色酸化鉄、褐色酸化鉄、マンガンバイオレット、ウルトラマリン、水酸化クロム、藍鉄鉱、カルミン、および雲母をベースとする顔料(これらは、金属酸化物あるいは金属オキシ塩化物と、同様に酸化鉄、藍鉄鉱、ウルトラマリン、カルミンおよび酸化クロムの中から選択される発色物質と、層を成している)の中から1種類あるいは複数種類選択される。
特殊な実施形態においては、粒状固形物としてガラスをベースとする顔料、たとえば珪酸ホウ素ガラス(これは金属酸化物、たとえば酸化鉄、酸化チタンおよび/あるいは酸化錫と層を成していることが望ましい)をベースとする顔料が重要である。珪酸ホウ素ガラスとして、たとえばカルシウム−ナトリウム−珪酸ホウ素ガラスが挙げられる。ガラスをベースとする顔料は、たとえばINCT−表示ではカルシウム−ソジウム−珪酸ホウ素である。市販製品として、たとえばReflecks(登録商標)あるいはReflecks(登録商標) Dimensions、たとえばReflecks(登録商標)Dimensions Sparkling Blueが挙げられる。
好ましい実施形態において本発明による毛髪処理剤は、
(A)水を、全構成要素に関して、50ないし65重量パーセント、
(B)脂肪族アルコール、植物油、室温において液状の炭化水素およびシリコン油の中から選択される疎水性物質を少なくとも1種類、全構成要素に関して、5ないし10重量パーセント、
(C)乳化剤を少なくとも1種類、全構成要素に関して、15ないし30重量パーセント、
(D)非イオン性およびカチオン性ビニルラクタム重合物、特にポリビニルピロリドンおよび/あるいはポリコータニウム−55の中から選択される毛髪補強性重合物を少なくとも1種類、0.1ないし15重量パーセント、および
(E)シリカを0.5ないし2重量パーセント
を含有する。
本発明による製品は、上に挙げた内容物のほかに、付加的に、化粧品において一般的に使用されている次のような添加物を
・化粧品着色剤、たとえばC.I.ピグメント・レッド4(C.I. 12085)、C.I.ピグメント・グリーン(C.I. 74260)および/あるいはC.I.バット・ブルー4(C.I. 69800)を、6重量パーセント以下、望ましくは0.1ないし4重量パーセントの量で、
・芳香剤および香料を、2重量パーセント以下、望ましくは0.01ないし1重量パーセントの量で、
・遮光剤および防腐剤を、1重量パーセント以下、望ましくは0.01ないし0.5重量パーセントの量で、
・毛髪保護剤、たとえばベタイン、パンテノールを、5重量パーセント以下、望ましくは0.01ないし4重量パーセントの量で
含有することができる。
適用形態および包装形態
本発明による製品は、粘稠度に応じて、適当な包装材料中に、たとえばポット、チューブ、瓶などに詰められる。包装材料はポンプ装置、たとえば機械的に駆動されるポンプ供給機によって製品の産出ラインに供給される。
特殊な実施形態の一つである毛髪処理剤製品において、本発明による組成物は適当な噴射剤と一緒に耐圧性の包装材料中に充填され、発泡装置(起泡ヘッド)を通して使用に供される。有用な噴射剤として、特に液状の噴射ガス、たとえばプロパン、n−ブタン、イソブタン、フッ化炭化水素、たとえば1、1−ジフルオロエタンあるいは1、1、1、2−テトラフルオロエタン、あるいはジメチルエーテルが挙げられる。これらの噴射ガスは単独であるいは混合して、たとえばプロパンおよび/あるいはブタンおよびジメチルエーテルの混合物の形で、用いることができる。特に好ましいのはプロパンとブタンの混合物である。代表的な充填割合は噴射剤2ないし20重量パーセントに対して作用物質混合物約80ないし98重量パーセントである。耐圧性包装材料には、エアゾール製品あるいは起泡製品に適する公知の材料が用いられる。有用な材料として、特にアルミニウムあるいはブリキのような金属が挙げられる。起泡ヘッドには一般に市販されている起泡ヘッドを使用することができる。
使用方法
本発明は、本発明による毛髪処理剤を乾燥させたあるいは湿らせた毛髪上に塗布し、次いで毛髪を所望の形に整えるという整髪方法も対象とする。製品は特定の部分的な毛髪束だけを目標に塗布することができる。その場合製品は特定の部分的な毛髪束の毛根部から毛先部まで付与することが望ましい。製品の使用量は毛髪の長さおよび所望とする効果に応じてえんどう豆の大きさの量からハシバミの実の大きさの量までである。製品が毛髪上において完全には乾かないうちに、毛髪束を簡単に所望の形に整える。たとえば毛根部を発端としてそれ自身の廻りを軽く回転させることによって簡単にロープを形成することができる。完全に乾燥した後、ロープの形態は強固に保持され、しかも毛髪はべとつくことなく、良好な感触を示す。ロープの形態をさらに保持するために、後日再び本発明による処理剤で処理することができる。簡単な洗髪によって、ロープは簡単にもとに戻すことができる。特に優れている点は、整髪に時間がかからないこと、および簡単に問題なくもとに戻すことができることである。
次に実施例に基づいて本発明の対象をさらに詳しく説明する。
実施例1:液状スタイル
水 50−65g
乳化剤 20g
毛髪補強性重合物 15g
たとえばポリコータニウム−55とポリビニルピロリドンの混合物
多価アルコール、たとえばプロピレングリコール 5g
疎水性相、たとえば脂肪族アルコール 5−10g
シリカ 0.5−2g
実施例2:液状スタイル
PEG−25 ヒマシ油水素添加物 3.4g
PEG−40 ヒマシ油水素添加物 3.3g
セテアレス−25 3.3g
ポリコータニウム−55 5g
ポリビニルピロリドン 10g
多価アルコール、たとえばプロピレングリコール 5g
セチルアルコール 7.50g
シリカ 1g
水 全量100gに対する残量
実施例3:エアゾールフォーム
水 50g
乳化剤 25g
毛髪補強性重合物 10−15g
たとえばポリコータニウム−55とポリビニルピロリドンの混合物
多価アルコール、たとえばプロピレングリコール 3−6g
疎水性相、たとえば脂肪族アルコール 5−10g
シリカ 0.5−2g
噴射剤、たとえばプロパン、n−ブタン 10g
実施例4;エアゾールフォーム
水 50g
乳化剤 25g
ポリコータニウム−55 6g
ポリビニルピロリドン 6g
プロピレングリコール 4.5g
セチルアルコール 7.5g
シリカ 1g
プロパン/n−ブタン 10g
実施例5:着色液状スタイル
PEG−25 ヒマシ油水素添加物 3.4g
PEG−40 ヒマシ油水素添加物 3.3g
セテアレス−25 3.3g
ポリコータニウム−55 5g
ポリビニルピロリドン 10g
多価アルコール、たとえばプロピレングリコール 5g
セチルアルコール 7.50g
Reflecks(登録商標)Dimensions Sparkling Blue 1g
(INCI:カルシウム ソジウム 珪酸ホウ素&二酸化チタン&酸化チン)
水 全量100gに対する残量

Claims (10)

  1. 水を含有する親水性相および疎水性相から成るエマルジョンの形態で提供される、
    (A)水を、全構成要素に関して、少なくとも50重量パーセント、
    (B)疎水性物質を少なくとも1種類、全構成要素に関して、5ないし10重量パーセント、
    (C)乳化剤を少なくとも1種類、全構成要素に関して、少なくとも15重量パーセント、
    (D)毛髪補強性重合物を少なくとも1種類、および
    (E)毛髪処理剤に不溶の粒状固形物を少なくとも1種類、
    を含有する毛髪処理剤。
  2. 水(A)を50ないし65重量パーセントの量で、疎水性物質(B)を5ないし10重量パーセントの量で、乳化剤(C)を15ないし30重量パーセントの量で、重合物(D)を0.1ないし15重量パーセントの量で、および粒状固形物(E)を0.5ないし2重量パーセントの量で含有することを特徴とする、請求項1に記載の毛髪処理剤。
  3. 親水性相が、水およびC1ないしC6の一価あるいは多価のアルコールから成る混合物であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の毛髪処理剤。
  4. 乳化剤(C)が
    a)C8ないしC22の脂肪族アルコールに対する、C12ないしC22の脂肪酸に対する、あるいは炭素原子数8ないし15のアルキル基を有するアルキルフェノールに対する、エチレンオキサイド2ないし30モルおよび/あるいはプロピレンオキサイド1ないし5モルの付加生成物、
    b)グリセリンに対するエチレンオキサイド1ないし30モルの付加生成物と、C12ないしC22の脂肪酸との、モノエステルおよびジエステル、
    c)ヒマシ油あるいは硬化ヒマシ油に対するエチレンオキサイド5ないし60モルの付加生成物、
    d)C8ないしC22の脂肪族アルコールに対するエチレンオキサイド2ないし30モルの付加生成物と、燐酸との、モノエステル、ジエステルおよび/あるいはトリエステル、
    あるいはこれらの乳化剤混合物の中から選択されることを特徴とする、請求項1〜3いずれか1項に記載の毛髪処理剤。
  5. 疎水性物質(B)が脂肪族アルコール、植物油、室温において液状の炭化水素およびシリコン油の中から選択されることを特徴とする、請求項1〜4いずれか1項に記載の毛髪処理剤。
  6. 毛髪補強性重合物(D)が
    ・下記の単量体の少なくとも1種類から形成されている非イオン性重合物、
    単量体:ビニルラクタム、ビニルエステル、ビニルアルコール、アクリルアミド、メタアクリルアミド、アルキルアクリルアミド、ジアルキルアクリルアミド、アルキルメタアクリルアミド、ジアルキルメタアクリルアミド、アルキルアクリレート、アルキルメタアクリレート、プロピレングリコールあるいはエチレングリコール(この場合これらの単量体のアルキル基はC1ないしC7のアルキル基である)、
    ・下記の単量体の少なくとも1種類から形成されているアニオン性重合物、
    単量体:アクリル酸、メタアクリル酸、クロトン酸、マレイン酸ないしは無水マレイン酸、あるいはこれらのモノエステル、アルデヒドカルボン酸あるいはケトカルボン酸、
    ・カチオン性基あるいはカチオン化可能な基を少なくとも1個含有している単量体の、少なくとも1種類から形成されているカチオン性重合物、
    ・酸基を少なくとも1個およびカチオン性基あるいはカチオン化可能な基を少なくとも1個含有している単量体の、少なくとも1種類から形成されている両性重合物、あるいは酸基を少なくとも1個含有している第一単量体の、少なくとも1種類と、カチオン性基あるいはカチオン化可能な基を少なくとも1個含有している第二単量体の、少なくとも1種類とから形成されている両性重合物、
    の中から選択されることを特徴とする、請求項1〜5いずれか1項に記載の毛髪処理剤。
  7. 粒状固形物(E)が、タルク、重合物粉末、膨張微小球体、シリコン微小球体、沈降炭酸塩、沈降炭酸水素塩、燐灰石の水酸化物、シリカ、珪酸塩、アルミン酸塩、酸化アルミニウム、雲母、塩、金属酸化物、多糖類の微小球体、金属酸化物と層を成す珪酸ホウ素ガラスをベースとする顔料、に基づく粒状物質の中から選択されることを特徴とする、請求項1〜6いずれか1項に記載の毛髪処理剤。
  8. (A)水を、全構成要素に関して、50ないし65重量パーセント、
    (B)脂肪族アルコール、植物油、室温において液状の炭化水素およびシリコン油の中から選択される疎水性物質を少なくとも1種類、全構成要素に関して、5ないし10重量パーセント、
    (C)乳化剤を少なくとも1種類、全構成要素に関して、15ないし30重量パーセント、
    (D)非イオン性およびカチオン性ビニルラクタム重合物の中から選択される毛髪補強性重合物を少なくとも1種類、0.1ないし15重量パーセント、および
    (E)シリカを0.5ないし2重量パーセント、
    を含有することを特徴とする、請求項1〜7いずれか1項に記載の毛髪処理剤。
  9. 補助的に噴射剤を含有することを特徴とする、請求項1〜8いずれか1項に記載の毛髪処理剤。
  10. 前記請求項に記載の毛髪処理剤を乾燥させた毛髪あるいは湿らせた毛髪に塗布し、続いて毛髪を所望の形に整えることを特徴とする整髪方法。
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