JP2009501783A - 毛髪のための機械的支持として乾燥した泡を使用した毛髪処理方法 - Google Patents

毛髪のための機械的支持として乾燥した泡を使用した毛髪処理方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、発泡性組成物を提供する工程と、加圧容器から放出される前記発泡性組成物から泡を形成する工程と、前記泡を乾燥する工程であって、該泡が乾燥後も消散せず、該泡が頭皮と頭髪との間に適用又は生成され、それにより毛髪を持ち上げる工程とを含む、美容処理方法に関する。好ましい方法は、整髪方法、永続的毛髪成形方法、毛髪着色方法、及びヘアケア方法である。乾燥した泡は、持ち上げられた毛髪の機械的支持、特に従来のヘアカーラー、ローラー、ピン、ヘアクリップ又はヘアグリップの代替物として用いられ得る。本発明はまた、前記方法で用いられる装置に関する。前記装置は、乾燥され得る泡を形成できる組成物及び、発泡装置を備えるエアゾール容器を備える。前記組成物は、噴射剤を除く組成物の少なくとも1重量%の双極性界面活性剤又は、少なくとも1つの双極性界面活性剤を含む界面活性剤混合物、少なくとも1つの毛髪固定ポリマー、全組成物を基準として少なくとも20重量%の少なくとも1つの噴射剤及び水を含む。好ましい双極性界面活性剤は、ベタイン又はスルタイン構造を含有する界面活性剤である。

Description

本発明は、乾燥した泡の形成及び適用を含む毛髪処理の美容方法であって、該泡が頭皮と毛髪との間に適用又は生成され、それにより毛髪を持ち上げる方法に関する。該方法は、整髪方法、永続的毛髪成形方法、毛髪着色方法及びヘアケア方法を含む。本発明はまた、前記方法において使用する装置に関する。
例えば毛髪の整髪、パーマネントウェーブ、矯正(straightening)、着色、脱色又はコンディショニングのような毛髪処理又は頭皮処理方法中に、毛髪の一部、例えば特定の位置の特定の毛髪の房を安定化させることが多くの場合必要である。この目的に用いられる従来の機械的整髪補助具は、カーラー、ローラー、ピン、クリップ又はヘアグリップである。これらの機械的補助具は、処理方法の前に毛髪に取り付け、処理が終了した時に除去しなければならない。毛髪を一時的に所定の位置に保持するための、これらの機械的補助具の使用は、消費者又は美容師にとって面倒で不格好であることが多く、機械的補助具それ自体が毛髪又は皮膚をコンディショニングするためのいかなる付加的な有益な効果も有していない。さらに、カーラー又はローラーのような機械的補助具は、固定された幾何学的寸法を有する。これらのカーラー又はローラーを用いた毛髪のカール方法は、カーラー又はローラーの直径により、単一で固定された形状の、所定のヘアカールしかできないという点でやや柔軟性に欠ける。
ローラー等の必要なく、毛髪に安定した泡を適用する工程を含む整髪方法は、米国特許第4,299,240号に開示されている。該方法は、安定した泡を適用する工程であって、成形しやすい毛髪と泡の塊を形成するために毛髪を洗浄、湿らせる操作の後もその形態を保持できる工程;所定の部分で該成形しやすい塊を形成し、各部分で、安定した泡により決定され、形作られた形状が機械的整髪補助具の補助なしで保持される工程;該泡を乾燥中に、成形しやすい塊が半固定の形作られた形状の髪型になるよう、形成された成型しやすい塊を乾燥する工程;及び、半固定毛髪をブラッシングして、最後に毛髪を成形し残りの泡を除去する工程を含む。米国特許第4,299,240号に開示されている泡は、硫酸ラウリルとゼラチンをベースとしており、濡れた状態でしか安定でないため制限された安定性しか有さない。それらは乾燥した途端に消散すると記載されている。したがって、それらは乾燥した泡を形成することができない。特に、ヘアドライヤーの高温に曝された場合、泡はすぐに消散するであろう。さらに、毛髪は成形しやすい塊の不可欠な部分であり、塊中に含有される。成形しやすい塊を破壊することなく、様々な組成物で毛髪を処理することは不可能である。そして、この方法では、頭皮と頭髪との間に泡を適用し、それにより単一の毛髪の房を持ち上げ又は立ち上げ、真下にある他の房を選択的に処理する、又はその下にある頭皮を選択的に処理することは不可能である。先行技術の濡れた泡は、それ自体及びその上端以外(untop)に位置する毛髪を支持するのに十分な程強くはないが、毛髪と泡の塊中に毛髪が導入されることを必要とし、毛髪は塊の安定性を支持するために必要である。
それ故に、容易に適用でき、容易に除去でき、毛髪整形方法において用いられる場合多様な形状及びカール形状をつくることができ、一時的に特定の位置に毛髪を持ち上げるという主要な機能の他に、毛髪又は皮膚に対する付加的なコンディショニング効果を有することができ、安定性が改善され、乾燥された場合又はヘアドライヤーのような加熱装置を使用する方法において用いられた場合崩壊又は消散しない、従来の機械的整髪補助具の代替物に対する必要性が存在する。本発明の他の目的は、髪型のボリュームを増大させる方法を提供することである。
本発明は、
発泡性組成物を提供する工程と、
加圧容器から放出される前記発泡性組成物から泡を形成する工程、
前記泡を乾燥する工程であって、前記泡は乾燥中に消失しない工程と、を含む美容処理方法であって、
前記泡は、頭皮と頭髪との間に適用又は生成され、それにより前記頭髪を持ち上げる美容処理方法を目的とする。
本発明はさらに、
乾燥中に消失することのない泡を形成することが可能な組成物、及び
発泡装置を備えたエアゾール容器を含む装置であって、
前記組成物が
(a)噴射剤を除いた前記組成物の少なくとも1重量%の双極性界面活性剤又は、少なくとも1つの双極性界面活性剤を含む界面活性剤混合物、
(b)少なくとも1つの毛髪固定ポリマー、
(c)水、及び
(d)全組成物を基準として20重量%の少なくとも1つの噴射剤を含む装置を目的とする。
本発明はさらに、本発明による方法における前記装置の使用及び、頭髪又は頭皮を処理する方法における乾燥した泡の使用を目的とする。
本発明のこれら及びその他の特徴、態様、及び利点が、当業者には本開示を読むことで明らかになるであろう。
本発明の美容処理方法は、加圧容器から放出された時に泡を形成する発泡性組成物の使用を含む方法であって、該泡は乾燥すると硬化し、つまり該泡は水又はアルコールのような発泡性組成物の揮発性成分が周囲条件下で蒸発する時に、又はヘアドライヤーのような加熱装置で乾燥された時に、消失、消散又は崩壊しない。
泡は、液状、半液状、高粘性又は固体の気泡壁又は薄膜の境界を有する球形又は多面体の気泡で充填された気体系である。気泡壁又は薄膜は、支柱及び交点で結合し、結合骨格を形成する。独立気泡フォームにおいては、支柱間に薄膜が存在する。連続気泡フォームにおいては、薄膜は破壊されているが、所定の位置に相互連結した支柱の骨格は有する。本発明による泡は、連続気泡又は独立気泡であってよい。発泡性組成物は、気体が導入された際に泡を形成できる組成物である。硬化性泡は、脱水されて乾燥した、硬化した泡になり得る濡れた泡である。本発明による乾燥した泡は、崩壊しないが、固体界面活性剤類又はポリマー類のような、固体物質の相互連結された支柱の硬い独立気泡又は連続気泡骨格を備えた連続又は独立気泡の球形または多面体粒塊を形成する、脱水された泡である。
発泡性組成物の各成分、並びに好ましい又は任意の成分は、以下に詳細に記載される。全ての百分率、部、及び割合は、特に指定されない限り、噴射剤を除いた組成物の総重量に基づく。噴射剤の量は、噴射剤を含む組成物の総重量に基づく。このようなすべての重量は、記載した成分に関する限り、活性物質の濃度に基づくものであり、そのため特に指定されない限り、市販材料に包含される可能性のある溶媒又は副産物を包含していない。特に指定されない限り、本明細書で使用される分子量は全て、g/モルで表される重量平均分子量である。
本明細書では、「含む」とは、最終結果に影響を及ぼさない他の工程及び他の成分を加えることができることを意味する。この用語は、「から成る」及び「から本質的に成る」を包含する。本発明の組成物及び方法は、本明細書に記載の発明の必須要素及び制限、並びに本明細書に記載のいかなる追加又は任意の成分、構成成分、工程、又は制限を含む、から成る、及びから本質的に成ることができる。
「ポリマー」という用語は、本明細書で使用する時、1種類のモノマーの重合により作られる物質(ホモポリマー類)、又は2種類以上のモノマー類により作られる物質(コポリマー類)を包含するものとする。「水溶性」という用語は、本明細書で使用する時、化合物が本発明の組成物において水に可溶性であることを意味する。一般に、化合物は、25℃で水溶媒の0.1重量%、好ましくは1重量%、より好ましくは5重量%、最も好ましくは15重量%の濃度で溶解すべきである。「水分散性」という用語は、本明細書で使用する時、化合物が本発明の組成物において水に分散性であり、分散助剤の有無にかかわらず均一分散を形成ることを意味する。
引用した参照文献はすべて、それらの全体が本明細書に参考として組み込まれる。いかなる参照文献の引用も、特許請求した発明の従来技術としての有用性についてのいかなる限定に関する容認ではない。
本発明の装置は、消散することなく乾燥され得る泡を形成できる組成物、及び発泡装置を備えたエアゾール容器を含む。組成物の硬化性泡形成能は、水性媒体における有効量の界面活性剤類及びポリマー類の混合物の含有量により保証され得る。界面活性剤類及びポリマー類は、結合し、乾燥後固体泡構造を支持し得る。
界面活性剤
界面活性剤の好ましい量は、少なくとも1重量%、例えば1〜15重量%、より好ましくは少なくとも2重量%、例えば2〜10重量%である。本発明の発泡性組成物は、優先的に、噴射剤を除く組成物を基準として少なくとも1重量%の、双極性界面活性剤又は、少なくとも1つの双極性界面活性剤を含む界面活性剤混合物を含む。双極性界面活性剤は、正電荷及び負電荷及び疎水基を有する界面活性剤である。好ましい疎水基は、4〜30個の炭素原子を有する炭化水素基又は脂肪アルキル基である。
双極性界面活性剤は、カルボン酸基、硫酸基、ホスホン酸塩、又は(oder)リン酸基のようなアニオン性基で置換された、脂肪族四級アンモニウム、ホスホニウム、又はスルホニウム化合物類から選択されてよい。それらは次の一般式を有し得る。
1−Y(+)(R2x−CH2−R3−Z(-)
式中、R1は、4〜30個、好ましくは8〜18個の炭素原子、及び0〜10個のエチレンオキシドユニット、及び0〜1個のグリセロールユニットを有する、直鎖又は分岐アルキル基、アルケニル基、若しくはヒドロキシアルキル基であり、又はR1は、例えば、R3が8〜30個の炭素原子を有する有機基、好ましくは炭化水素基、より好ましくは〜30個の炭素原子を有するアルキル基である、R3−CONH−(CH2x−のようなアシルアミドアルキル基であり;YはN、P又は(oder)S原子であり;R2は、好ましくは1〜3個の炭素原子を有するアルキル基又はモノヒドロキシアルキル基であり;xは、Yが硫黄原子の場合1であり、及びYが窒素又はリン原子(phosphor atom)である場合2であり;R3は、好ましくは1〜4個の炭素原子(C-Atomen)を有するアルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、及びZはカルボン酸基、硫酸基、ホスホン酸基、又はリン酸基である。
好ましい双極性界面活性剤は、次の一般式の界面活性剤である。
1−N(+)(R22−A−Z(-)
式中、R1は、8〜30個の炭素原子を有する有機基、好ましくは炭化水素基、より好ましくはアルキル基であり、又はR1は、例えば、R3が8〜30個の炭素原子を有する有機基、好ましくは炭化水素基、より好ましくは〜30個の炭素原子を有するアルキル基である、R3−CONH−(CH2x−のようなアシルアミドアルキル基であり;xは1〜4の数であり;R2は1〜4個の炭素原子を有する有機基、好ましくは炭化水素基、より好ましくはアルキル基又はヒドロキシアルキル基であり;Aは、1〜10個の炭素原子を有する二価有機基、好ましくは炭化水素基、より好ましくはアルキレン基又はヒドロキシアルキレン基であり;及びZ(-)はCOO(-)(ベタイン類の場合)又はSO3 (-)(スルテイン類の場合)である。
好ましい双極性界面活性剤類は、ベタイン構造ユニット、例えば、ココジメチルカルボキシメチルベタイン、ラウリルジメチルカルボキシメチルベタイン、ラウリルジメチル−α−カルボキシエチルベタイン、セチルジメチルカルボキシメチルベタイン、オレイルジメチル−γ−カルボキシプロピルベタイン、又はラウリル−ビス−(2−ヒドロキシプロピル)−α−カルボキシエチルベタインのような、C8〜C18アルキルベタイン;ココジメチルスルホプロピルベタイン、ステアリルジメチルスルホプロピルベタイン、ラウリルジメチルスルホエチルベタイン、ラウリル−ビス−(2−ヒドロキシエチル)スルホプロピルベタインのような、C8〜C18アルキルスルホベタイン;カルボキシル置換イミダゾール類、C8〜C18アルキルジメチルアンモニウムアセテート、ココ脂肪酸アミドプロピルベタイン(INCI名:コカミドプロピルベタイン)及びN−ココ脂肪酸アミドエチル−N−[2−(カルボキシメトキシ)エチル]グリセロール(INCI名:ココアンホ二酢酸二ナトリウム)のようなC8〜C18脂肪酸アルキルアミドベタインのようなC8〜C18アルキルジメチルカルボニルメチルアンモニウム塩類のようなベタイン構造ユニットを含有する界面活性剤である。
他の好ましい双極性界面活性剤類は、アルキルスルタイン類及び脂肪酸アミドアルキルヒドロキシスルタイン類、例えばコカミドプロピルヒドロキシスルタイン、ココヒドロキシスルタイン、ココスルタイン、エルカミドプロピルヒドロキシスルタイン、ラウラミドプロピルヒドロキシスルタイン、ラウリルヒドロキシスルタイン、ラウリルスルタイン、ミリスタミドプロピルヒドロキシスルタイン、オレアミドプロピルヒドロキシスルタイン、タローアミドプロピルヒドロキシスルタインのような、スルタイン構造を含有する。最も好ましいのは、コカミドプロピルヒドロキシスルタインである。
毛髪固定ポリマー
本発明の組成物は、少なくとも1つの毛髪固定ポリマーを含む。毛髪固定ポリマーの量は、好ましくは、噴射剤を除いた組成物全体を基準として少なくとも1重量%、例えば1〜20、又は2〜18、又は5〜15重量%である。毛髪固定ポリマーは、非イオン性、アニオン性、カチオン性、両性、又は双極性であってよく、好ましくは非イオン性である。毛髪固定ポリマーは、合成又は天然であってもよい。「天然ポリマー」という用語はまた、天然起源の化学修飾ポリマー類を含む。水性又は水性−アルコール性キャリアに可溶であるポリマー類が好ましい。毛髪固定ポリマー類は、例えば0.01〜5重量%の水性、アルコール性、若しくは水性−アルコール性溶液又は分散液として適用される場合、毛髪保持又はスタイル保持特性を毛髪に付与する高分子化合物である。特に、毛髪固定ポリマー類は、国際化粧品成分辞典及びハンドブック(the International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook)、第10版、2004年に列挙されている、「毛髪固定剤」の機能を有するポリマー類である。
好適な合成、非イオン性毛髪固定ポリマー類は、例えば、
ビニルピロリドン、ビニルカプロラクタム、ビニルエステル(例えば酢酸ビニル)、ビニルアルコール、アクリルアミド、メタクリルアミド、アルキル及びジアルキルアクリルアミド、アルキル及びジアルキルメタクリルアミド、ジアルキルアミノアルキルメタクリルアミド、ジアルキルアミノアルキルアクリルアミド、アクリル酸アルキル、メタクリル酸アルキル、プロピレングリコール又はエチレングリコールから選択される少なくとも1つのモノマーのホモ又はコポリマー類であって、これらのモノマー類の好ましいアルキル基は、C1〜C7アルキル基、より好ましくはC1〜C3アルキル基である。例えば、ビニルカプロラクタムのホモポリマー類、ビニルピロリドンのホモポリマー類、N−ビニルホルムアミドのホモポリマー類が好適である。ビニルピロリドン及び酢酸ビニルのコポリマー類;ビニルピロリドン、酢酸ビニル、及びプロピオン酸ビニルのターポリマー類;ビニルピロリドン、ビニルカプロラクタム、及びジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートのターポリマー類;ビニルピロリドン、ビニルカプロラクタム、及びジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリルアミドのターポリマー類;ポリアクリルアミド;ポリビニルアルコール;及び毛髪固定ポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコールコポリマー類もまた、好適な毛髪固定ポリマー類である。非イオン性ビニルラクタムホモ−又はコポリマー類が好ましい。好適なビニルラクタム類は、例えば、ビニルカプロラクタム及びビニルピロリドンである。例えばルビスコール(Luviskol)(登録商標)VA37及びルビスコール(登録商標)VA64として販売されている、ポリビニルピロリドン、ポリビニルカプロラクタム、及びポリビニルピロリドン/酢酸ビニルコポリマー類が、特に好ましい。
好適な合成のアニオン性毛髪固定ポリマー類は、酸基を有するモノマー単位からの合成又は天然のホモポリマー類又はコポリマー類とであってよい。酸基を有するモノマー類は、酸基を有さないモノマー類と共重合することができる。好ましい酸基は、−COOH、−SO3H、−OSO3H、−OPO2H及び−OPO32であり、カルボン酸が最も好ましい。酸基は、中和されていない、部分的に中和されている、又は完全に中和されていてもよい。50〜100%の中和度が好ましい。好適なモノマー類は、少なくとも1つの酸基、例えばスチレンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸又は、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、フマル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、及びそのモノエステル類若しくはイタコン酸のようなカルボキシビニルモノマー類を保有するエチレン性不飽和ラジカル重合性化合物類である。
酸基を有さないコモノマー類は、例えばアクリルアミド、メタクリルアミド、アルキル−及びジアルキルアクリルアミド、アルキル−及びジアルキルメタクリルアミド、アルキルアクリレート、アルキルメタクリレート、ビニルカプロラクトン、ビニルピロリドン、ビニルエステル、ビニルアルコール、プロピレングリコール又はエチレングリコール、アミン置換ビニルモノマー類、例えばジアルキルアミノアルキルアクリレート、ジアルキルアミノアルキルメタクリレート、モノアルキルアミノアルキルアクリレート及びモノアルキルアミノアルキルメタクリレートであり、好ましいアルキル基はC1〜C7アルキル基、特にC1〜C3アルキル基である。
好適なアニオン性毛髪固定ポリマー類は、特に、アクリル酸又はメタクリル酸と、アクリル酸エステル類、メタクリル酸エステル類、アクリルアミド類、メタクリルアミド類、及びビニルピロリドンから選択されるモノマー類とのコポリマー類;クロトン酸のホモポリマー類;クロトン酸と、ビニルエステル類、アクリル酸エステル類、メタクリル酸エステル類、アクリルアミド類、メタクリルアミド類から選択されるモノマー類とのコポリマー類である。天然のアニオン性毛髪固定ポリマーは、セラックである。好ましいアニオン性毛髪固定ポリマー類は、酢酸ビニル/クロトン酸コポリマー;ビニルメチルエーテルと無水マレイン酸の部分的にエステル化されたコポリマー類;アクリル酸/エチルアクリレート/N−t−ブチルアクリルアミドターポリマーのような、アクリル酸、アルキルアクリレート、及びN−アルキルアクリルアミドのターポリマー類、;酢酸ビニル/クロトン酸/ネオデカン酸ビニルコポリマーのような、酢酸ビニル、クロトン酸、及びビニルアルカノエートのターポリマー類である。
好適な合成の両性毛髪固定ポリマー類は、アニオン性又は酸性官能基、並びにカチオン性又は塩基性官能基を有するポリマー類である。酸性又はアニオン性官能基類は、アニオン性ポリマー類に関して上記で定義したようなものである。カチオン性又は塩基性官能基は、特に、一級、二級、若しくは三級アミン基又は四級アンモニウム基である。好ましい例は、アルキルアクリルアミド(特にオクチルアクリルアミド)、アルキルアミノアルキルメタクリレート(特にt−ブチルアミノエチルメタクリレート)、及びアクリル酸、メタクリル酸、及びそれらのエステル類から選択される2種以上のモノマー類のコポリマー類であり、アルキル基は1〜4個の炭素原子を有し、及びモノマー類のうちの少なくとも1つは酸基を有する。市販の製品は、例えば、ナショナル・スターチ(National Starch)のアンホマー(Amphomer)(登録商標)又はアンホマー(Amphomer)(登録商標)LV−71である。毛髪固定ポリマー類のさらなる例は、アクリル酸、アクリル酸メチル及びマタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド(INCI名:ポリクアテルニウム−47)のコポリマー類;アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド及びアクリレートのコポリマー;又はアクリルアミド、アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド、2−アミドプロピルアクリルアミドスルホネート及びジメチルアミノプロピルアミン(INCI名:ポリクアテルニウム−43)のコポリマーである。好適なものはまた、ベタイン基を有するポリマー類、例えば、メタクリロイルエチルベタイン及び、アクリル酸及びそのアルキルエステル類から選択される2以上のモノマーのコポリマー類(INCI名:メタクリロイルエチルベタイン/アクリレートコポリマー)である。
好適なカチオン性毛髪固定ポリマー類は、カチオン性又は塩基性官能基を有するポリマー類である。カチオン性又は塩基性官能基は、特に、一級、二級、若しくは三級アミン基又は四級アンモニウム基である。カチオン性電荷密度は好ましくは1〜7meq/gである。カチオン性ポリマー類は、ホモポリマー類又はコポリマー類であることができ、ここで、カチオン性又は塩基性官能基はポリマー主鎖の一部であってもよく、又はペンダント基であってもよい。カチオン性又は塩基性基を有するモノマー類は、カチオン性又は塩基性基を有さないモノマー類と共重合することができる。
好適なカチオン性モノマー類は、少なくとも1つのカチオン性又は塩基性基を有するエチレン性不飽和ラジカル重合性化合物類であり、例えば、トリアルキルメタクリルオキシアルキルアンモニウム、トリアルキルアクリルオキシアルキルアンモニウム、ジアルキルジアリルアンモニウム、及びピリジニウム、イミダゾリウム又は四級ピロリドン類のような環状窒素含有基を有する四級ビニルアンモニウムモノマー類、例えばアルキルビニルイミダゾリウム、アルキルビニルピリジニウムのようなアンモニウム置換ビニルモノマー類である。これらのモノマー類のアルキル基は好ましくは、C1〜C7アルキル基、より好ましくはC1〜C3アルキル基のような低級アルキル基である。カチオン性モノマー類は、非カチオン性コモノマー類と共に重合することができる。非カチオン性コモノマー類は、例えば、アクリルアミド、メタクリルアミド、アルキル−及びジアルキルアクリルアミド、アルキル−及びジアルキルメタクリルアミド、アルキルアクリレート、アルキルメタクリレート、ビニルカプロラクトン、ビニルピロリドン、酢酸ビニルなどのビニルエステル、ビニルアルコール、プロピレングリコール又はエチレングリコールであり、ここで、好ましいアルキル基はC1〜C7アルキル基、特にC1〜C3アルキル基である。
好適なカチオン性毛髪固定ポリマー類は、例えば、国際化粧品成分辞典及びハンドブック(the International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook)(第10版、2004年)にポリクアテルニウムとして列挙されているものであり、例えば、メチルビニルイミダゾリウムクロリド/ビニルピロリドンコポリマー(ポリクアテルニウム−16)又は四級化ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー(ポリクアテルニウム−11)である。好ましい合成カチオン性毛髪固定ポリマー類は、ポリ(ジメチルジアリルアンモニウムクロリド);アクリルアミド及びジメチルジアリルアンモニウムクロリドのコポリマー類;ジエチルサルフェートと、ビニルピロリドン及びジメチルアミノエチルメタクリレートのコポリマーとの反応によって製造される四級アンモニウムポリマー類(例えば、ガフクワット(GAFQUAT)(登録商標)755N、ガフクワット(登録商標)734);メチルビニルイミダゾリウムクロリド及びビニルピロリドンの四級アンモニウムポリマー類(例えばルビクワット(LUVIQUAT)(登録商標)HM550);ポリクアテルニウム−35;ポリクアテルニウム−57;トリメチルアンモニウムエチルメタクリレートクロリドのポリマー;ジメチルジアリルアンモニウムクロリド、アクリル酸ナトリウム及びアクリルアミドのターポリマー(例えば、メルクワット(MERQUAT)(登録商標)プラス(Plus)3300);ビニルピロリドン、ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド、及びメタクリロイルアミノプロピルラウリルジメチルアンモニウムクロリドのコポリマー;ビニルピロリドン、ジメチルアミノエチルメタクリレート、及びビニルカプロラクタムのターポリマー(例えば、ガフィックス(GAFFIX)(登録商標)VC713);ビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリドコポリマー(例えばガフクワット(GAFQUAT)(登録商標)HS100);ビニルピロリドン及びジメチルアミノエチルメタクリレートのコポリマー;ビニルピロリドン、ビニルカプロラクタム、及びジメチルアミノプロピルアクリルアミドのコポリマー;少なくとも1つの四級アンモニウム基で置換されたヒドロキシ酸類から選択される少なくとも1つのモノマーから製造されるポリ−又はオリゴエステルである。
天然ポリマー類由来の好適なカチオン性ポリマー類は、例えば、セルロース、デンプン、又はグアーのカチオン性誘導体類のような多糖類のカチオン性誘導体類である。キトサン及びキトサン誘導体類もまた好適である。カチオン性多糖類は例えば、次の一般式を有する。
G−O−B−N+abc-
式中、Gは、デンプン無水グルコース又はセルロース無水グルコースのような無水グルコース基であり;Bは、アルキレン、オキシアルキレン、ポリオキシアルキレン、又はヒドロキシアルキレンのような二価架橋基であり;Ra、Rb、及びRcは、互いに独立して、それぞれ18個までの炭素原子を有する、アルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アルコキシアルキル、又はアルコキシアリール基であり、該Ra、Rb、及びRc中の炭素原子の総数は好ましくは最大20である;Xは、ハロゲンイオン、酢酸イオン、リン酸イオン、硝酸イオン、又はアルキル硫酸イオンのような対イオンであり、好ましくは塩化物イオンである。カチオン性セルロールポリマー類は、例えば、INCI名がポリクアテルニウム−10又はポリクアテルニウム−24のものである。カチオン性グアー誘導体は、例えば、INCI名がグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドのものである。
特に好ましいカチオン性毛髪固定ポリマー類は、キトサン、キトサン塩類及びキトサン誘導体類である。キトサン類は全体的に又は部分的に脱アセチル化されたキチン類である。分子量は、例えば、約20000〜約5000000g/モルであってよく、例えば、低分子量キトサンに関しては30000〜70000g/モルであってよい。100000g/モルよりも大きな、より好ましくは200000〜700000g/モルの分子量を有する高分子量キトサン類が好ましい。脱アセチル化度は、好ましくは10〜99%、より好ましくは60%〜99%である。好ましいキトサン塩は、キトソニウムピロリドンカルボキシレートであり、例えば、分子量約200000〜300000g/モル、かつ脱アセチル化度70〜85%である、キタマー(KYTAMER)(登録商標)PCである。キトサン誘導体類は、例えば、四級化キトサン類、アルキル化キトサン類(chitsoans)又は、ヒドロキシエチル−、ヒドロキシプロピル−若しくはヒドロキシブチルキトサンのような、ヒドロキシアルキル化キトサン類(chitsoans)である。キトサン又はキトサン誘導体類は、好ましくは部分的に又は完全に中和されている。中和度は、アミノ基の総数に基づき、好ましくは少なくとも50%、より好ましくは70〜100%である。原則として、全ての美容的に許容可能な無機又は有機酸類、例えば、ギ酸、酒石酸、リンゴ酸、乳酸、クエン酸、ピロリドンカルボン酸、グリコール酸、塩酸等を、中和のために使用することができ、ピロリドンカルボン酸が特に好ましい。
好ましい天然系カチオン性ポリマー類は、
ヒドロキシエチルセルロース及びジアリルジメチルアンモニウムクロリドから製造されるカチオン性セルロース誘導体類;ヒドロキシエチルセルロース及びトリメチルアンモニウム置換エポキシドから製造されるカチオン性セルロース誘導体類;キトサン及びその塩類;ヒドロキシアルキルキトサン及びその塩類;アルキルヒドロキシアルキルキトサン及びその塩類;N−ヒドロキシアルキルキトサンアルキルエーテルである。
最も好ましい毛髪固定ポリマー類は、ポリビニルピロリドン(INCI名 PVP;例えば、BASFから入手可能な商品名ルビスコール(Luviskol)(登録商標)K30、K85、K90);ビニルピロリドン及び酢酸ビニルのコポリマー類(INCI名 VP/VAコポリマー;例えば、BASFから入手可能な商品名ルビスコール(Luviskol)(登録商標)VA37、VA64);ビニルピロリドン、メタクリルアミド及びビニルイミダゾールのコポリマー類(INCI名 VP/メタクリルアミド/ビニルイミダゾールコポリマー、BASFから入手可能な商品名ルビスコール(Luviskol)(登録商標)クリア);酢酸ビニル及びクロトン酸のコポリマー類(INCI名 VA/クロトネートコポリマー、BASFから入手可能な商品名ルビスコール(Luviskol)(登録商標)CA66);オクチルアクリルアミド、アクリル酸、ブチルアミノメタクリレート、メチルメタクリレート及びヒドロキシプロピルメタクリレートのコポリマー類(INCI名 オクチルアクリルアミド/アクリレート/ブチルアミノエチルメタクリレートコポリマー、ナショナルスターチアンドケミカル社(National Starch and Chemical Company)から入手可能);アルキルアクリレート、アクリル酸及びアルキルアクリルアミドのコポリマー類(INCI名 アクリレート/t−ブチルアクリルアミドコポリマー;BASFから入手可能な商品名ウルトラホールド(Ultrahold)(登録商標)8);キトサン;メチルビニルイミダゾリウムクロリド/ビニルピロリドンコポリマー;四級化ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルマタクリレートコポリマー;四級化セルロースである。
噴射剤
本発明の組成物は少なくとも1つの噴射剤を含む。噴射剤の好ましい量は、全組成物を基準として少なくとも20重量%、特に20〜50又は25〜45重量%である。噴射剤類は、例えば、n−ブタン、i−ブタン、プロパン又はそれらの混合物のような、周囲条件でガス状の低級アルカン類;ジメチルエーテル又は、1,1−ジフルオロエタン若しくはテトラフルオロエタンのようなフッ素化炭化水素、又はこれらの噴射剤類の混合物である。他の噴射剤類は、空気、N2、N2O及びCO2及びそれらの混合物のような圧縮ガスである。3〜4個の炭素原子を有する炭化水素及びそれらの混合物は、噴射剤として特に好ましい。
キャリア
本発明による組成物のキャリアは、水性又は水性−アルコール性であってよい。「水性」とは、組成物が溶媒としてほぼ水のみを含有することを意味し、すなわちC1〜C4アルコール類のような有機溶媒類は存在しないか、又はそれらは組成物全体の2重量%未満又は1重量%未満のような非常に微量でのみ存在することを意味する。好ましくは脱イオン水を使用する。製品の所望の特性に応じて、鉱物性カチオンを含有する天然供給源から得られる水を使用することもできる。「水性−アルコール性」とは、組成物が、十分な量の水と、並びに十分な量のアルコール性溶媒とを含有することを意味する。十分な量とは例えば少なくとも5重量%以上の量である。キャリアの濃度及び種類は、他の構成成分との相溶性及び製品の他の所望の特徴により選択される。アルコール性溶媒類は、室温(25℃)で液体である有機化合物類である。このようなアルコール類は泡阻害物質として作用し得るため、アルコールの量は泡の形成を阻害しない程度に低く保持されている。アルコールの量は、噴射剤を除いた組成物全体の、好ましくは20重量%以下、好ましくは0〜20重量%、又は1〜15重量%である。アルコール類は、美容目的で従来から用いられているもの、例えば、エタノール及びイソプロパノールのような一価のC1〜C6アルコール類であり得る。エタノールが特に好ましい。水分含有量は好ましくは50〜95、より好ましくは60〜90重量%である。水性−アルコール性キャリアは、組成物全体の例えば5〜20重量%のエタノール、及び60〜90重量%の水を含有することができる。pHは、好ましくは6〜9、より好ましくは6.5〜8の範囲である。望ましいpHを達成又は安定させるために、緩衝剤及び他のpH調整剤を含んでもよい。
本発明の組成物は、その特性をさらに改良するために、少なくとも1つの多価アルコールをさらに含んでもよい。多価アルコール類は少なくとも2つのアルコール性ヒドロキシル基を有する。それらは好ましくは、グリセロール、C2〜C4アルキレングリコール類、及びソルビトールのように2〜6個の炭素原子と2〜6個のヒドロキシル基とを有する。グリセロール、並びにエチレングリコール及びプロピレングリコールのようなC2〜C4アルキレングリコール類が特に好ましい。多価アルコールの量は、好ましくは、噴射剤を除いた組成物全体の0.1〜15、より好ましくは0.5〜6重量%である。
添加物
本発明による組成物はまた、泡形成、乾燥した泡の安定性及び泡硬化を逆に妨げることがない限り、毛髪処理組成物において通常用いられる従来の美容添加剤を含有することができ、次が挙げられる。例えば0.01〜1重量%の量の芳香剤又は香油;0.01〜1重量%の量の、パラベンのような防腐剤;0.1〜1重量%の量の、クエン酸ナトリウム又はリン酸ナトリウムのような緩衝剤物質類;0.01〜5重量%の量の、例えば、ベタイン、パンテノール、保湿剤、植物抽出物類、野菜抽出物類、タンパク質加水分解物類及びシルク加水分解物類、ラノリン誘導体類、光保護剤類、抗酸化剤類、ラジカル捕獲剤類、ふけ防止剤類、脂肪アルコール類、ビタミン類、直接染料化合物類、光沢付与物質類、又は櫛通り改善物質のようなヘアケア又はスキンケア物質類;0.05〜20重量%の量の、揮発性若しくは不揮発性シリコーン油類、又は高分子量シロキサンポリマー類のような生理的に互換性のあるシリコーン誘導体類;0.1〜15重量%の量の、エトキシ化脂肪アルコール類、脂肪アルコールサルフェート類、脂肪アルコールエーテルサルフェート類、アルキルベンゼンスルホネート、アルキルトリメチルアンモニウム塩類のような、非イオン性、アニオン性、カチオン性又は両性であり得る、既に記述した以外の界面活性剤類及び乳化剤類;0.1〜1重量%の量の製品着色剤類;0.01〜25重量%の量の顔料類。
酸基を備えるポリマー類は、好ましくは50%以下、ビスの場合100%中和される。中和剤の非限定例としては、一級若しくは二級有機アミン類又は、アンモニア、NaOH、KOH、水酸化アンモニウム等のような無機塩基類が挙げられる。アミノメチルプロパノール(AMP)、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、テトラヒドロキシプロピルエチレンジアミン、ジイソプロパノールアミン、トロメタミン及びそれらの混合物のような、1〜10個の炭素原子及び1〜3個のヒドロキシ基を有するアミノアルコール類が好ましい。
(製造方法)
本発明の組成物は、従来の処方及び混合技術によって製造することができる。
包装
本発明による組成物は、耐圧エアゾール容器又は包装に充填されており、それは泡生成装置とともに提供される。容器は、金属(例えばアルミニウム又はブリキ板カン)、ガラス又は耐圧プラスチック(例えばポリエチレンテレフタレート)のような、本目的のために従来用いられている任意の材料から製造することができる。泡生成装置は、任意の公知のものでよく、従来、小出し泡の作動装置、泡小出しヘッド、又は泡キャップが用いられる。
本発明の好ましい実施形態においては、エアゾール容器は細長いノズルとともに提供される。細長いノズルは、泡に望ましい形状を与え又は、泡を毛髪下、頭皮状若しくは好ましくは頭皮と頭髪との間の望ましい位置に選択的に定置することを容易にする。細長いノズルは、任意の好適な材料から製造することができ、泡ヘッドのチューブ型延伸部であることができる。好ましい長さは、少なくとも4mm以上、例えば5〜100mm又は10〜80mmである。好ましい直径は、少なくとも1mm以上、例えば2〜20又は4〜10mmである。長さに対する直径の好ましい比は、2:1〜50:1、より好ましくは4:1〜30:1である。
本発明の別の好ましい実施形態においては、エアゾール容器は、2以上の開口部を有するキャップ又はノズルキャップとともに提供される。開口部は、ノズルコームを形成する単一ラインにあってもよく、又は1以上のラインに配置されてもよく、又は、例えばノズルブラシを形成する様々な配列で配置されてもよい。
使用方法
本発明の美容処理方法は、
発泡性組成物を提供する工程と、
加圧容器から放出される前記発泡性組成物から泡を形成する工程、
前記泡を乾燥する工程であって、前記泡は乾燥中に消失しない工程とを含む美容処理方法であって、
前記泡は、頭皮と頭髪との間に適用又は生成され、それにより前記頭髪を持ち上げる方法である。
そのような方法は、一般に、乾燥した、少し湿った又は濡れた毛髪に、好ましくは、毛髪が所望の髪型に整えられる前に、有効量の発泡製品を適用することを伴う。「有効量」とは、毛髪の長さ及び所望の髪型を考慮して、所望の毛髪の保持及びスタイル効果を提供するのに充分な量を意味する。一般に、具体的な製品の処方、ディスペンサーの種類、毛髪の長さ、及び髪型の種類に応じて、約0.5グラム〜約50グラムの製品が毛髪に適用される。持ち上げられた毛髪の房が、その長さ全体で選択的に処理され得ることは、本発明の処理方法の特に有利な点である。例えば、毛髪の先端はヘアケア方法においてヘアケア剤で選択的に処理され得る、又は選択的に未処理のまま残され得る、又は永続的成形方法中に低強度永続的成形組成物で処理される。又は、様々な着色組成物類が毛髪着色方法において、持ち上げられた毛髪の房の様々な箇所に適用され得る。
本発明の好ましい実施形態においては、方法は、少なくとも1つの追加毛髪処理工程の実施を含む。例えば、
該方法が、該頭髪を所望の形状にする追加工程を含む、非永続的整髪方法であるか、又は
該方法が、少なくとも1つのケラチン還元剤を含むパーマネントウェーブ組成物及び/又は少なくとも1つの酸化剤を含有する固定組成物を該毛髪に接触させる追加工程を含む永続的毛髪成形方法であるか、又は
該方法が、毛髪着色剤及び/又は毛髪脱色剤を含有する組成物を該毛髪に接触させる追加工程を含む毛髪着色方法であるか、又は
該方法が、ヘアケア活性物質を該毛髪に適用する追加工程を含む、ヘアケア方法である。
硬化された泡は、追加毛髪処理工程後に、手又は櫛梳又はブラッシング又は洗浄又はすすぎによって除去され得る。
非永続的整髪方法
本発明による非永続的整髪方法は、髪型のボリュームを変える、好ましくはそれを増大させることを含む、毛髪又は髪型の形状を一時的に変化させる方法である。本発明による代表的な整髪方法は以下の通りである。シャンプーしたばかりの、又は濡れた、又は乾燥した毛髪は、例えば櫛で分けられ、毛髪の房は上方に保持される。濡れた毛髪に適用することが好ましい。乾燥した毛髪は、好ましくは、従来の整髪ムースで予め処理されていることが好ましい。好適な大きさ、長さ及び容量の泡の塊は、毛髪の生え際上若しくはその付近、頭皮上若しくはその付近で直接生成するか、又は別々に生成した後毛髪の生え際上若しくはその付近、頭皮上若しくはその付近に定置される。毛髪の房は泡の塊の先端部に配置され、所望により手又は櫛のような機械的成形補助具により所望の形状が作られ得る。毛髪及び泡の塊は、好ましくは乾燥補助具によって、乾燥される。乾燥補助具は、ヘアドライヤーのような電気的若しくは電磁的装置又は赤外線装置であってよい。泡の塊は、乾燥中に、硬化された固体構造に転換される。最終的に、乾燥した泡の塊は、好ましくは手によって1以上に分割して除去される又は、櫛若しくはブラシのような好適な櫛梳具によって梳きとられる。カールした又はウェーブした毛髪は、所望により、ヘアジェル又はヘアスプレーのような通常の整髪剤で処理され得る。
永続的毛髪成形方法
本発明による代表的な永続的毛髪成形方法は、以下の通りである。シャンプーしたばかり又は濡れた又は乾燥した毛髪は、例えば、少なくとも1つの永続的成形剤、好ましくは少なくとも1つのケラチン還元剤を含有する、パーマネントウェーブ組成物又は矯正組成物のような、永続的成形組成物で処理される。永続的成形組成物は、毛髪の永続成形に十分な作用時間中毛髪上に残され、それは毛髪の状態、pH及び成形組成物の成形効果、並びに適用温度に依って、例えば3〜30分間、好ましくは2〜20分間になる。好ましくは、永続的成形組成物は、作用時間後水で毛髪からすすぎ落とされ、過剰な水は所望により、好ましくはタオルのような水分吸収具で毛髪から除去される。濡れた毛髪は、例えば櫛によって分けられ、毛髪の房は上方に保持される。好適な大きさ、長さ及び容量の泡の塊は、毛髪の生え際上若しくはその付近、頭皮上若しくはその付近で直接生成するか、又は別々に生成した後毛髪の生え際上若しくはその付近、頭皮上若しくはその付近に定置される。毛髪の房は泡の塊の先端部に配置され、所望により手又は櫛のような機械的成形補助具により所望の形状が作られ得る。毛髪及び泡の塊は、好ましくは乾燥補助具によって、乾燥される。乾燥補助具は、ヘアドライヤーのような電気的若しくは電磁的装置又は赤外線装置であってよい。泡の塊は、乾燥中に、硬化された固体構造に転換される。次いで毛髪は、固定組成物、好ましくは少なくとも1つの酸化剤を含有する組成物で酸化的に処理される。次いで、毛髪は所望により水ですすがれ、所望によりウォーターウェーブ(water wave)に入れられ乾燥される。乾燥した泡の塊は、上述のすすぎ工程中に若しくは手によって1以上に分割して除去される又は、櫛若しくはブラシのような好適な櫛梳具によって梳きとられる。永続的に成形された毛髪は、所望により、ヘアジェル又はヘアスプレー又は従来の毛髪コンディショニング組成物のような通常の整髪剤で処理されてもよい。
本明細書で記載される方法において用いられる永続的成形剤は、亜硫酸又はメルカプト化合物類の塩類、特にメルカプトカルボン酸の塩類又はエステル類のような、従来の毛髪ケラチン還元物質に基づく。毛髪成形組成物は、毛髪成形に通常用いられる量のケラチン還元化合物、例えばチオグリコール酸、チオ乳酸、又はシステインのアンモニウム塩類を0.5〜25重量%又は1〜20重量%又は5〜15重量%又は最も好ましくは6〜12重量%の濃度で含有する。アルカリ成形組成物のpH値は、通常7〜10である。pHは好ましくはアンモニア、モノエタノールアミン、炭酸アンモニウム又は炭酸水素アンモニウムで調節される。成形成分が酸性(例えばpH6.5〜6.9)になるように調節された場合、モノチオグリコール酸グリコールエステル若しくはグリセロールエステル、好ましくはしかしメルカプトアセトアミド若しくは2−メルカプトプロピオン酸アミドのような、メルカプトカルボン酸のエステル類が、好ましくは2〜14重量%の濃度で用いられる;又は例えば亜硫酸ナトリウム、アンモニウム、又はモノエタノールアンモニウムのような亜硫酸塩類が例えば3〜8重量%(SO2として計算した場合)の濃度で用いられる。好ましくは、用いられる毛髪ケラチン還元化合物は、メルカプトカルボン酸の塩又は誘導体である。チオグリコール酸、システイン、チオ乳酸及びそれらの塩類から成る群から選択されるケラチン還元化合物が特に好ましい。膨潤剤及び浸透剤は、効果を増大させるために永続的毛髪成形化合物に添加され得る。この膨潤剤及び浸透剤は、尿素、多価アルコール類、エーテル、メラミン、アルカリ又はアンモニウムチオシアネート、イソプロパノール、イミダゾリドン−2−オン、2−ピロリドン及び1−メチルー2−ピロリドンであってよい。永続的毛髪成形成分は、好ましくは、約0.5〜50重量%、より好ましくは2〜30重量%の膨潤剤及び浸透剤を含有する。
固定組成物は、毛髪の量により、通常50〜200gの量、毛髪に適用される。現在毛髪固定組成物に用いられている任意の酸化剤を、毛髪固定のための固定組成物に用いることができる。例えば、臭素酸カリウム、臭素酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウム、脱水素アスコルビン酸、過酸化水素及び過酸化尿素を酸化剤として用いることができる。酸化剤の濃度は、通常1〜40分、好ましくは5〜20分の適用時間及び、適用温度、すなわち25〜50℃、によって異なる。通常酸化剤は、固定組成物中に、約0.1〜25重量%、又は0.5〜20重量%、又は2〜14重量%、又は4〜12重量%の濃度で用いられる。固定組成物はもちろん、例えば弱酸又は過酸化物安定剤のような他の物質も含有することができる。pH値は、特に過酸化物が用いられた場合、好ましくは2〜6又は3〜5である。pH値は、特に臭素酸塩が用いられた場合、好ましくは6〜9又は7〜8.5である。酸化剤は、例えば、過酸化水素、過酸化尿素(urea proxide)、臭素酸塩類、過硫酸塩類、過ホウ酸塩類、過炭酸塩類、過酸化物類及びヨウ素酸塩類、特に、臭素酸ナトリウム又は臭素酸カリウム、臭素酸アンモニウムのような臭素酸アルカリ類、臭素酸アルカリ土類金属類、過硫酸アルカリ金属塩類、過硫酸アルカリ土類金属塩類、過硫酸アンモニウム、過ホウ酸ナトリウムのような過ホウ酸アルカリ金属塩類、過ホウ酸アルカリ土類金属塩類、過ホウ酸アンモニウム、過炭酸アルカリ金属塩類、過炭酸アルカリ土類金属塩類、過炭酸アンモニウム、過酸化カルシウム及びヨウ素酸ナトリウムである。最も好ましいのは過酸化水素である。過酸化物安定剤は、例えば0.01〜2重量%又は0.05〜0.3重量%の量で用いることができる。過酸化物安定剤は、例えば、リン酸一水素二ナトリウムのようなリン酸一水素二アルカリ塩、p−アセトアミドフェノール、オキシキノリン塩類、8−ヒドロキシキノリンサルフェート、サリチル酸(salizylic acid)及びその塩類(ist salts)、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸、四ナトリウム−1−ヒドロキシエタン−1,1ジホスホネート(CAS番号 3794−83−0;INCI名 エチドロン酸四ナトリウム)、四ナトリウム−イミノ−二コハク酸(CAS番号 144538−83−0)、四ナトリウム−エチレンジアミン−酢酸(INCI名:EDTA)又はN−(4−エトキシフェニル)−アセトアミド(INCI名:フェナセチン)である。
毛髪着色方法
本発明による毛髪着色方法は、毛髪の色を変化させる方法である。これは、例えば、無機若しくは有機顔料の使用による一時的な色の変化、例えば従来の直接染料の使用による半永続的な色の変化、例えば酸化着色剤の使用による永続的な色の変化、又は例えば酸化剤の使用による脱色による色の変化を含む。本発明による代表的な毛髪着色方法は、以下の通りである。シャンプーしたばかり又は濡れた又は乾燥した毛髪は、例えば櫛によって分けられ、毛髪の房は上方に保持される。乾燥した毛髪に適用されることが好ましい。好適な大きさ、長さ及び容量の泡の塊は、毛髪の生え際上若しくはその付近、頭皮上若しくはその付近で直接生成するか、又は別々に生成した後毛髪の生え際上若しくはその付近、頭皮上若しくはその付近に定置される。毛髪の房は泡の塊の先端部に配置され、所望により手又は櫛のような機械的成形補助具により所望の形状が作られ得る。毛髪及び泡の塊は、好ましくは乾燥補助具によって、乾燥される。乾燥補助具は、ヘアドライヤーのような電気的若しくは電磁的装置又は赤外線装置であってよい。泡の塊は、乾燥中に、硬化された固体構造に転換される。乾燥した泡の塊の先端にある持ち上げられた毛髪は、他の毛髪とは離れて位置する。この持ち上げられた毛髪の房は、選択的に着色され得る、又は未着色のまま残され、残りの毛髪が選択的に着色され得る、又は様々な色若しくは色相が1以上の異なる持ち上げられた毛髪の房及び又は残りの毛髪に適用され得る。1以上の着色組成物が、持ち上げられた房、異なる持ち上げられた房、又は持ち上げられていない房に適用される。着色組成物は、例えば直接染料を含有する色泡の形態で、又は酸化毛髪着色組成物の形態(顕色剤及び発色剤を含有する着色前駆体組成物並びに酸化剤を含む酸化組成物を含む)で、又は例えば過酸化水素のような脱色剤を含有する脱色ジェルのような脱色組成物の形態であり得る。着色組成物は、適切な処理時間の後毛髪からすすぎ落とされる。通常、乾燥した泡の塊は、すすぎ工程中に付随的に除去される。仮にそうでない場合、それは1以上に分割されて手により除去され得る、又は櫛若しくはブラシのような好適な櫛梳具により梳きとられる。着色された又は脱色された毛髪は、所望により、従来の着色保護組成物又は毛髪コンディショニング組成物で処理され得る。
着色組成物は、少なくとも1つの毛髪着色又は染色物質を含有する。これは、例えば可溶性有機色素、特にいわゆる直接染料化合物又は無機若しくは有機顔料、又は酸化により染料を形成する染料前駆体であってよい。本発明の組成物中の色素又は染料前駆体化合物の総量は、好ましくは約0.01〜7重量%、特に好ましくは約0.2〜4重量%である。好適な直接染色染料化合物としては、例えばトリフェニルメタン染料化合物類、芳香族ニトロ染料化合物類、アゾ染料化合物類、キノン染料化合物類、カチオン性又はアニオン性染料組成物が挙げられる。好適な毛髪染色顔料は着色剤であり、それは実質的に適用媒体に不溶性であり、かつ無機又は有機であり得る。また無機−有機混合顔料も可能である。しかしながら、顔料はナノ顔料でないことが好ましい。好ましい粒径は、1〜200μm、特に3〜150μm、及びよりさらに好ましくは10〜100μmである。無機顔料が好ましい。無機顔料は、天然起源、例えば白亜、黄土、アンバー、緑土、焼成されたシエナの土(burnt Terra di Siena)、又は黒鉛であり得る。顔料は二酸化チタン又は酸化亜鉛のような白色顔料、酸化鉄黒のような黒色顔料、ウルトラマリン又は酸化鉄赤のような着色顔料、光沢顔料、金属効果顔料、真珠光沢顔料及び蛍光又はリン光顔料であり得る。好ましい少なくとも1つの顔料は、非白色顔料である。金属酸化物類、金属水酸化物類及び金属酸化水酸化物類(metal oxihydrates)、混合相顔料類、硫黄含有ケイ酸塩類、金属硫化物類、シアン化錯体金属、金属硫酸塩、金属クロム酸塩類及び金属モリブデン酸塩類、並びに金属それ自体(青銅顔料)が好適である。特に、二酸化チタン(Cl77891)、黒酸化鉄(Cl77499)、黄酸化鉄(Cl77492)、赤及び茶酸化鉄(Cl77491)、マンガンバイオレット(Cl77742)、ウルトラマリン(ナトリウムアルミニウムスルホケイ酸塩、Cl77007、顔料青29)、酸化クロム水和物(Cl77289)、紺青(iron blue)(フェロシアン化第二鉄、Cl77510)、カルミン(コチニール)は、本発明による美容製剤の実施形態における顔料として好適である。二酸化チタン又はオキシ塩化ビスマスのような金属酸化物又は金属酸化塩化物(oxychloride)、及び、仮に15必要な場合(if 15 necessary)、酸化鉄、紺青(iron blue)、ウルトラマリン、カルミン等のような他の着色剤でコーティングされている、雲母系顔料が、特に好ましい。これらの特に好ましい顔料類の色は、コーティング厚さの変化により決定される。これらの顔料類は、ドイツのメルク社より、商品名ロナ(RONA)(登録商標)、コロロナ(COLORONA)(登録商標)、ディクロナ(DICHRONA)(登録商標)及びティミロン(TIMIRON)(登録商標)として販売されている。有機顔料類としては、例えば天然顔料セピア、ガンボジ(gamboge)、獣炭(animal charcoal)、カッセラーブラウン(Kasseler brown)、インディゴ、クロロフィル及び他の植物顔料類が挙げられる。合成有機顔料類は、例えばアゾ顔料類、アントラキノイド、インジゴイド、ジオキサジン、キナクリドン、フタロシアニン、イソインドリノン、ペリレン、及びペリノン、金属錯体、アルカリブルー及びジケトピロロピロール顔料類である。
着色組成物は、酸化染料組成物であってよい。色は、適切な酸化剤の存在下で、顕色剤と発色剤の反応により生成される。本目的のために使用される顕色剤は、特に、2,5−ジアミノトルエン、2,5−ジアミノフェニルエチルアルコール、p−アミノフェノール、1,4−ジアミノベンゼン及び4,5−ジアミノ−1−(2−ヒドロキシエチル)ピラゾールであり、一方好適な発色剤は、例えば、レゾルシノール、2−メチルレゾルシノール、1−ナフトール、3−アミノフェノール、m−フェニレンジアミン、2−アミノ−4−(2’−ヒドロキシエチル)アミノアニゾール、1,3−ジアミノ−4−(2’−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン及び2,4−ジアミノ−5−フルオロトルエンである。発色剤及び顕色剤は、着色組成物中に独立に又は互いに混合された状態で含有されてよく、着色組成物中の発色剤及び顕色剤の総量(使用準備済みの着色剤の量に基づく)は、それぞれ約0.005〜20重量%、好ましくは約0.01〜5重量%及び好ましくは0.1〜2.5重量%である。着色組成物中に含有される顕色剤−発色剤混合物の総量は、好ましくは約0.01〜20重量%(使用準備済みの着色剤の量に基づく)であり、0.02〜10重量%の量及び特に0.2〜6重量%がとりわけ好ましい。一般に、顕色剤及び発色剤はおよそ等モル量で用いられる。しかしながら、顕色剤がそのような量に対して若干過剰であっても又は不足していても不都合はない。毛髪の酸化染色における使用のため、上記着色剤は使用直前に酸化剤と混合され、得られた混合物は、毛髪の豊富さによって着色処理に十分な量、一般に約60〜200gが毛髪に適用される。脱色組成物でも適用され得る、毛髪の色を顕色させるための好適な酸化剤は、主に過酸化水素又は、好ましくは3〜12%、より好ましくは6%水溶液の形態で尿素、メラミン、ホウ酸ナトリウム若しくは炭酸ナトリウムにこれらを添加した化合物である。空中酸素もまた使用され得る。3〜6%の過酸化水素溶液が酸化剤として用いられた場合、染毛剤の酸化剤に対する重量比は、好ましくは5:1〜1:5、より好ましくは2:1〜1:3及び特に1:1である。染毛剤中の染料濃度が高い場合、又は同時によりはっきりとした毛髪脱色を行いたい場合、主に多くの量の酸化剤が用いられる。原則として、他の酸化剤、例えば過硫酸塩類の添加は、空中酸素の使用のみ可能である。混合物は、毛髪が水ですすがれ、乾燥された後に、好ましくは15〜50℃で好ましくは約10〜45分間、より好ましくは10〜20分間、毛髪上に作用される。最終的に、毛髪はさらにシャンプーで洗浄されてもよく、所望により、例えばクエン酸又は酒石酸のような弱有機酸でその後すすがれてもよい。次いで、毛髪が乾燥される。
ヘアケア方法
本発明によるヘアケア方法は、毛髪に少なくとも1つの有益なヘアケア組成物を適用する工程を含む。毛髪コンディショニング剤のような少なくとも1つのヘアケア剤を含有するヘアケア組成物は、毛髪を柔らかくし、毛髪の手触り、光沢、濡れた状態又は乾燥した状態における櫛通りを改善し、又はフライアウェイ効果(fly-away effect)を低減する。本発明による代表的なヘアケア方法は、以下の通りである。シャンプーしたばかり又は濡れた又は乾燥した毛髪は、例えば櫛によって分けられ、毛髪の房は上方に保持される。好適な大きさ、長さ及び容量の泡の塊は、毛髪の生え際上若しくはその付近、頭皮上若しくはその付近で直接生成するか、又は別々に生成した後毛髪の生え際上若しくはその付近、頭皮上若しくはその付近に定置される。毛髪の房は泡の塊の先端部に配置され、所望により手又は櫛のような機械的成形補助具により所望の形状が作られ得る。毛髪及び泡の塊は、好ましくは乾燥補助具によって、乾燥される。乾燥補助具は、ヘアドライヤーのような電気的若しくは電磁的装置又は赤外線装置であってよい。泡の塊は、乾燥中に、硬化された固体構造に転換される。乾燥した泡の塊の先端にある持ち上げられた毛髪は、他の毛髪とは離れて位置する。この持ち上げられた毛髪の房は、選択的にヘアケア組成物で処理され得る、又は未処理のまま残され、残りの毛髪が選択的に処理され得る、又は様々なヘアケア組成物が1以上の異なる持ち上げられた毛髪の房及び又は残りの毛髪に適用され得る。1以上のヘアケア組成物が、持ち上げられた房、異なる持ち上げられた房、又は持ち上げられていない房に適用される。ヘアケア組成物は、適切な処理時間の後毛髪からすすぎ落とされてもよく、又は毛髪上に残されてもよい。硬化した泡の塊は、すすぎにより又は手により1以上に分割されて除去され、又は櫛若しくはブラシのような好適な櫛梳具により梳きとられる。
以下の実施例において説明された組成物は、本発明の美容組成物の具体的な実施形態を説明したものであるが、これらを限定することを意図したものではない。その他の修正は、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、当業者により実行されることができる。次の実施例に示される組成物は、従来の処方及び混合方法によって調製される。例示したすべての量は重量パーセントで記載され、特に指定されない限り、希釈剤、防腐剤、着色剤溶液、イメージ成分、植物などの微量物質は除外してある。商品名が成分として述べられた場合、及びそれぞれの製品それ自体が混合物である場合(例えば、溶液、乳濁液、分散液等)、特に指定のない限りこの混合物に関する量が次いで例示される。
(実施例1)
Figure 2009501783
1INCI名 VP/メタクリルアミド/ビニルイミダゾールコポリマー、BASFから入手可能;水中に20%
2INCI名:コカミドプロピルヒドロキシスルタイン、水中に50%
上記組成物の70重量%を、30重量%のプロパン/ブタン噴射剤混合物(0.27MPa(2.7bar))とともに、泡キャップを備えた加圧エアゾール容器に充填する。
(実施例2A−B)
Figure 2009501783
3INCI名:VP/VAコポリマー、エタノール中に50%
4INCI名:塩化セトリモニウム、イソプロパノール/水中の50%溶液
上記組成物の60重量%を、40重量%のプロパン/ブタン噴射剤混合物(0.15MPa(1.5bar))とともに、泡キャップを備えた加圧エアゾール容器に充填する。
泡組成物1、2A、2Bは、髪型のボリュームを増大させるために用いられる。まず、毛髪を濡らす。所望により、本発明による組成物を適用する前に、従来の整髪泡で毛髪をさらに処理してもよい。実施例1、2A及び2Bから、直接毛髪の房の下に、頭皮と毛髪の間に、泡を生成する。毛髪及び泡を、乾燥具により乾燥する。乾燥した泡をブラッシングにより除去する。
結果:
比較例2Bの泡構造は、乾燥後完全に消失するが、一方実施例1及び2Aでは乾燥後も乾燥した泡の細かい格子構造は維持される。実施例1又は2Aの非消散泡で処理された結果得られた髪型は、比較例2Aの消散泡で処理された髪型よりもボリュームがある。実施例2Aで処理された毛髪は、実施例1で処理された毛髪よりも容易にブラッシングできる。実施例2Aで処理された毛髪をブラッシングした後残留物はなかったが、実施例1で処理された毛髪には多少の残留物が残っていた。
本発明の例示された実施形態は、整髪方法、永続的毛髪成形方法、毛髪着色方法又はヘアケア方法に用いられる場合、より迅速でより容易でより選択的な全体処理並びに、本発明による硬化された泡に代わってローラー、クリップ又はピンを用いていた従来の処理よりも、消費者にとってより快適で気持のよい処理にトリートメント効果をもたらす。

Claims (18)

  1. 発泡性組成物を提供する工程と、
    加圧容器から放出される前記発泡性組成物から泡を形成する工程と、
    前記泡を乾燥する工程であって、前記泡は乾燥中に消失しない工程と
    を含む美容処理方法であって、
    前記泡は、頭皮と頭髪との間に適用又は生成され、それにより前記毛髪を持ち上げる美容処理方法。
  2. 前記方法が、前記毛髪を所望の形状にする追加工程を含む非永続的整髪方法であるか、又は
    前記方法が、少なくとも1つのケラチン還元剤を含むパーマネントウェーブ組成物及び/又は少なくとも1つの酸化剤を含有する固定組成物を前記毛髪に接触させる追加工程を含む永続的毛髪成形方法であるか、又は
    前記方法が、毛髪着色剤及び/又は毛髪脱色剤を含有する組成物を前記毛髪に接触させる追加工程を含む毛髪着色方法であるか、又は
    前記方法が、ヘアケア活性物質を前記毛髪に適用する追加工程を含むヘアケア方法である、追加の毛髪処理工程を行う請求項1に記載の方法。
  3. 前記乾燥した泡が、すすぎ或いは手或いは櫛梳又はブラッシングによって最終的に除去される請求項1又は2に記載の方法。
  4. 頭髪又は頭皮の処理方法における、乾燥した泡の使用。
  5. 前記乾燥した泡が頭髪を持ち上げるための機械的支持として用いられる請求項4に記載の使用。
  6. 前記乾燥した泡が、ヘアカーラー、ローラー、ピン、ヘアクリップ又はヘアグリップの代替物として用いられる請求項4又は5に記載の使用。
  7. 乾燥中に消失することのない泡を形成することが可能な組成物、及び
    発泡装置を備えたエアゾール容器を備える装置であって、
    前記組成物が、
    (a)噴射剤を除いた前記組成物を基準として少なくとも1重量%の双極性界面活性剤、又は少なくとも1つの双極性界面活性剤を含む界面活性剤混合物、
    (b)少なくとも1つの毛髪固定ポリマー、
    (c)水、及び
    (d)全組成物を基準として少なくとも20重量%の少なくとも1つの噴射剤
    を含む装置。
  8. 前記双極性界面活性剤が、ベタイン又はスルタイン構造を含有する界面活性剤から選択される請求項7に記載の装置。
  9. 前記双極性界面活性剤が、アルキルスルタイン類及び脂肪酸アミドアルキルヒドロキシスルタイン類から選択される請求項7又は8に記載の装置。
  10. 双極性界面活性剤の量が、噴射剤を除いた前記組成物を基準として3〜15重量%である請求項7〜9のいずれか一項に記載の装置。
  11. 前記毛髪固定ポリマーの量が、噴射剤を除いた前記組成物を基準として1〜20重量%である請求項7〜10のいずれか一項に記載の装置。
  12. 毛髪固定ポリマーが、ポリビニルピロリドン;ビニルピロリドン及び酢酸ビニルのコポリマー類;ビニルピロリドン、メタクリルアミド及びビニルイミダゾールのコポリマー類;酢酸ビニル及びクロトン酸のコポリマー類;オクチルアクリルアミド、アクリル酸、ブチルアミノメタクリレート、メチルメタクリレート及びヒドロキシプロピルメタクリレートのコポリマー類;アルキルアクリレート、アクリル酸及びアルキルアクリルアミドのコポリマー類;キトサン類;メチルビニルイミダゾリウムクロリド/ビニルピロリドンコポリマー;四級化ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー;四級化セルロースから選択される請求項7〜11のいずれか一項に記載の装置。
  13. 毛髪固定ポリマーの界面活性剤に対する重量比が、2:1を超える請求項7〜12のいずれか1項に記載の装置。
  14. 水の量が、噴射剤を除いた前記組成物を基準として50〜95重量%である請求項7〜13のいずれか1項に記載の装置。
  15. 前記噴射剤が、プロパン、ブタン、イソブタン、ジメチルエーテル及び圧縮ガス又は前記噴射剤の混合物から選択される請求項7〜14のいずれか1項に記載の装置。
  16. 前記組成物が、少なくとも0.01重量%の、シリコーン類、カチオン性界面活性剤類、光保護剤類、油類、ワックス類、顔料類、ベタイン、パンテノール、パンテニルエチルエーテル、タンパク質加水分解物類、及び植物抽出物類から選択される少なくとも1つのヘアケア活性物質を更に含有する請求項7〜15のいずれか1項に記載の装置。
  17. 前記エアゾール容器が、細長いノズルを備える請求項7〜16のいずれか1項に記載の装置。
  18. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法における、請求項7〜17のいずれか1項に記載の装置の使用。
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