JP2004189634A - 泡状染毛剤組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】泡持ちが良く、バルブの目詰まりを防止することができるとともに、毛髪への染着力に優れ、衣服等への二次的染着を防止できる泡状染毛剤組成物を提供することにある。
【解決手段】下記(A)〜(G)成分を含有してなることを特徴とする泡状染毛剤組成物とする。
(A)水溶性高分子化合物
(B)顔料
(C)陽イオン性界面活性剤
(D)非イオン性界面活性剤
(E)エタノール
(F)水
(G)噴射剤
【選択図】 なし
【解決手段】下記(A)〜(G)成分を含有してなることを特徴とする泡状染毛剤組成物とする。
(A)水溶性高分子化合物
(B)顔料
(C)陽イオン性界面活性剤
(D)非イオン性界面活性剤
(E)エタノール
(F)水
(G)噴射剤
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、泡状染毛剤組成物に関し、詳しくは、泡持ちが良く、エアゾールバルブの目詰まりを防止することができるとともに、毛髪への染着力に優れ、衣服等への二次的染着を防止できる泡状染毛剤組成物、特に、泡状一時染毛剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、おしゃれ染めをする人が増えてきており、染毛剤が多用されるようになってきている。この染毛剤は染毛効果の持続性により、一時染毛剤、半永久染毛剤、永久染毛剤に分類される。永久染毛剤は酸化染料を毛髪内に浸透させ、酸化剤で酸化重合して色素を形成し沈着させて染毛するために、また、半永久染毛剤は、酸性染料を毛髪内部に浸透させて沈着させて染毛するために、持続的な染毛効果が得られる利点がある。その反面、一時的に毛髪を他の色に染毛したい場合などには適さない。
【0003】
一方、一時染毛剤は、その染毛効果が一時的であり、シャンプー等で容易に洗い流せる特徴がある。このため、永久染毛剤等で染毛した毛髪を一時的に他の色に染毛する場合などに用いられている。また、一時染毛剤は使用方法が簡便であるため、生え際の白髪を染めたり、部分的にメッシュを入れたりする場合などにも用いられている。
【0004】
一時染毛剤は、毛髪表面に顔料を固定することにより染毛することから、染毛した毛髪に接触すると、衣服等が二次的に染着されてしまうといった問題を有している。この問題を解決するため、固定剤に高分子樹脂を用いた泡状のエアゾール式一時染毛剤が提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。しかしながら、これら染毛剤は二次的染着を抑制できたとしても、配合される高分子樹脂が皮膜性を有することから、エアゾールバルブの目詰まりを起こすといった問題を有していた。また、得られる泡の泡持ちも満足できるものではなかった。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−155742号公報
【特許文献2】
特許第2519235号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであって、泡持ちが良く、エアゾールバルブの目詰まりを防止することができるとともに、毛髪への染着力に優れ、衣服等への二次的染着を防止できる泡状染毛剤組成物を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、下記(A)〜(G)成分;
(A)水溶性高分子化合物
(B)顔料
(C)陽イオン性界面活性剤
(D)非イオン性界面活性剤
(E)エタノール
(F)水
(G)噴射剤
を含有してなる泡状染毛剤組成物に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の泡状染毛剤組成物は、(A)水溶性高分子化合物、(B)顔料、(C)陽イオン性界面活性剤、(D)非イオン性界面活性剤、(E)エタノール、(F)水及び(G)噴射剤を含有することに特徴がある。
【0009】
(A)成分の水溶性高分子化合物は、皮膜性を有する高分子化合物であれば特に限定されないが、例えば、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体、ビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体、N−メタクリロイルオキシエチル N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体、ビニルメチルエーテル・マレイン酸モノエステル、メトキシアルキレン無水マレイン酸共重合体、両性アクリル酸エステル共重合体、両性メタクリル酸エステル共重合体、酢酸ビニル・マレイン酸ブチル・アクリル酸イソボニル共重合体、イソブチレン・マレイン酸ナトリウム共重合体、ビニルメチルエーテル・マレイン酸系架橋型ポリマー、酢酸ビニル・クロトン酸共重合体、アクリル樹脂アルカノールアミン、ポリアクリル酸ナトリウム、アクリル酸・アクリル酸アルキル共重合体、オクチルアクリルアミド・アクリル酸エステル共重合体、ジメチルシロキサン・アクリル酸系共重合体、カルボキシビニルポリマー等を例示することができ、これらの1種を単独で、又は2種以上を混合して用いることができる。これら化合物のうち、二次染着防止効果の観点から、アクリル樹脂アルカノールアミン、N−メタクリロイルオキシエチル N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体を用いるのが好ましい。
【0010】
水溶性高分子化合物の含有量は、本発明の効果が発揮できれば特に限定されないが、組成物中0.8〜6重量%とすると良く、1.5〜5重量%とするのが好ましい。この理由は、0.8重量%未満の含有量では、毛髪への顔料の定着効果に劣るために、また、6重量%を超えて含有すると、ごわつき感が生じ、また、エアゾールバルブの目詰まりが生じる場合があるために、いずれの場合にも好ましくないからである。
【0011】
尚、本発明で好適に用いられる市販の水溶性高分子化合物は、アクリル樹脂アルカノールアミンとしては、商品名 プラスサイズL−53、L−75、L−6330、L−9909B(いずれも互応化学工業社製)、商品名 アニセットA−40M(大阪有機化学工業社製)等を、N−メタクリロイルオキシエチル N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体としては、商品名 ユカフォーマーR102、201、202、204、R205、R205S、206、301、R402、510、SM、W(いずれも三菱化学社製)等を例示することができる。
【0012】
(B)成分の顔料は、無機顔料、有機顔料のいずれをも用いることができる。無機顔料としては、例えば、カーボンブラック、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、群青、酸化クロム、紺青、マイカ、タルク、カオリン、酸化チタン、魚鱗箔等を例示することができる。有機顔料としては、例えば、赤色202号、204号、205号、206号、207号、219号、220号、黄色205号、401号、橙色203号、204号、401号、青色404号等を例示することができる。これらのうち、1種を単独で、又は2種以上を混合して用いることができる。
【0013】
顔料の含有量は、本発明の効果が発揮できれば特に限定されないが、組成物中0.3〜2重量%とすると良く、1〜1.8重量%とするのが好ましい。この理由は、0.3重量%未満の含有量では、染毛効果に劣るために、また、2重量%を超えて含有すると、良好な泡沫が得られず、また、エアゾールバルブの目詰まりが生じる場合があるために、いずれの場合にも好ましくないからである。
【0014】
(C)成分の陽イオン性界面活性剤は特に限定されないが、例えば、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム等の塩化アルキルトリメチルアンモニウム;塩化ジセチルジメチルアンモニム、塩化ジラウリルジメチルアンモニム、塩化ジステアリルジメチルアンモニム等の塩化ジアルキルジメチルアンモニウム;塩化ベンザルコニウムなどを例示することができ、これらの1種を単独で、又は2種以上を混合して用いることができる。これら化合物のうち、塩化アルキルトリメチルアンモニウムを用いるのが好ましい。
【0015】
陽イオン性界面活性剤の含有量は特に限定されないが、組成物中0.03〜2重量%とすると良く、0.05〜1重量%とするのが好ましい。この理由は、0.05重量%未満の含有量では、良好な泡沫が得られないために、また、2重量%を超えて含有すると、それ以上の効果を望めないばかりか、べたつき感が生じる場合があるために、いずれの場合にも好ましくないからである。
【0016】
(D)成分の非イオン性界面活性剤は特に限定されないが、例えば、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンラウリルエーテル等のポリオキシアルキレンアルキルエーテル;モノステアリン酸グリセリン、モノオレイン酸グリセリン、モノラウリン酸グリセリン、モノミリスチン酸グリセリン、モノパルミチン酸グリセリン、モノリノール酸グリセリン等の脂肪酸モノグリセリド;モノステアリン酸プロピレングリコール、モノラウリン酸プロピレングリコール、モノオレイン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル;トリオレイン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル;モノオレイン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノラウリン酸ポリエチレングリコール等のポリエチレングリコール脂肪酸エステル;モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、トリオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステルの酸化エチレン縮合物などを例示することができ、この他、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレンラノリン、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット、モノラノリン酸ポリオキシエチレンソルビット等を例示することができ、これらの1種を単独で、又は2種以上を混合して用いることができる。これら化合物のうち、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルを用いるのが好ましい。
【0017】
非イオン性界面活性剤の含有量は特に限定されないが、組成物中0.1〜3重量%とすると良く、0.2〜2重量%とするのが好ましい。この理由は、0.1重量%未満の含有量では、良好な泡質が得られないために、また、3重量%を超えて含有すると、それ以上の効果が望めないばかりか、べたつき感が生じる場合があるために、いずれの場合にも好ましくないからである。
【0018】
(E)成分はエタノールであり、乾燥速度を調整するのために含有される。エタノールの含有量は特に限定されないが、組成物中1〜20重量%とすると良く、2〜15重量%とするのが好ましい。この理由は、1重量%未満の含有量では、乾燥速度が遅くなりすぎるために、また、20重量%を超えて含有すると、それ以上の効果が得られず、また、良好な泡沫が得られないために、いずれの場合にも好ましくないからである。
【0019】
(F)成分は水であり、泡状に吐出するために必要な表面張力を付与するために含有される。本発明に用いられる水は特に限定されず、イオン交換水、蒸留水などの精製水や水道水等を用いることができる。
【0020】
水の含有量は特に限定されないが、組成物中60〜93重量%とすると良く、70〜90重量%とするのが好ましい。この理由は、60重量%未満の含有量では、良好な泡沫が得られないために、また、93重量%を超えて含有しても、それ以上の効果が望めず、また、他の必須成分の含有量が少なくなりすぎるために、いずれの場合にも好ましくないからである。
【0021】
(G)成分の噴射剤は、染毛剤に配合できるものであれば特に限定されないが、具体的には、プロパン、液化石油ガス、イソブタン、ジメチルエーテル等を例示することができる。
【0022】
噴射剤の含有量は特に限定されないが、組成物中4〜15重量%とするのが好ましい。この理由は、4重量%未満の含有量では、吐出後瞬時に泡沫が得られないために、また、12重量%を超えて含有すると、良好な泡沫が得られないために、いずれの場合にも好ましくないからである。
【0023】
また、本発明に係る泡状染毛剤染毛剤には、本発明の目的の効果を損なわない範囲であれば、上記した成分のほか、高級アルコール、高級脂肪酸、ロウ類、炭化水素油等の油性成分、保湿剤、増粘剤、動植物エキス、陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、pH調整剤、キレート剤、香料等を必要に応じて適宜配合することができる。
【0024】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。尚、配合量は重量%である。
【0025】
実施例1〜7及び比較例1〜7
表1及び表2に記した組成に従って各成分を混合し、実施例1〜7及び比較例1〜7の染毛剤をそれぞれ調製した。すなわち、噴射剤を除く各成分を略均一に分散させた溶液をエアゾール用容器に充填した。エアゾール用バルブにより容器をクリンチした後、噴射剤(20℃,圧力0.39MPa)をステムより規定量充填し、ステムに適したボタンを装着して試料サンプルとした。尚、水溶性高分子と顔料は、プレミックスされたものを用いた。すなわち、表1及び表2中、アクリル樹脂アルカノールアミンと顔料は、商品名 プラスサイズ L−75 ブラウン(互応化学工業社製)を、N−メタクリロイルオキシエチル N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体と顔料は、商品名 ユカフォーマー ブラック、アンバー、ブラウン(いずれも三菱化学社製)をそれぞれ用いた。
【0026】
(試験例1;泡持ちの評価)
実施例1〜7及び比較例1〜7の各試料により、ガラス板上にピンポン球大の泡沫を吐出し、泡の持ちについて下記評価基準に従い目視で評価した。結果を表1〜2に示す。
【0027】
<評価基準>
○:持続した泡が形成された
△:やや持続した泡が形成された
×:泡消えが早い
【0028】
(試験例2;目詰まりの評価)
実施例1〜7及び比較例1〜7の各試料10本について、5秒間噴射後45℃で1週間放置し、各試料を室温に戻して再度噴射を行う。この操作を7回実施し、その1回ごとに目詰まり又は噴射異常を起こした試料の本数により、下記評価基準に従って評価した。結果を表1〜2に示す。
【0029】
<評価基準>
○:噴射異常を起こさなかった
△:10本中1本が噴射以上を起こした
×:10本中2本以上が噴射以上を起こした
【0030】
(試験例3;染着性の評価)
実施例1〜7及び比較例1〜7の各試料を、白髪毛束に均一に一定量を塗布した。乾燥後の毛束への染着性について、下記評価基準に従い目視で評価した。結果を表1〜2に示す。
【0031】
<評価基準>
○:染着性が良い
△:染着性がやや良い
×:染着性が悪い
【0032】
(試験例4;二次染着性の評価)
試験例3の試験後の各毛束に濾紙を押し当て、色移りの程度を下記評価基準に従い目視で評価した。結果を表1〜2に示す。
【0033】
<評価基準>
○:色移りがない
△:やや色移りがある
×:色移りがある
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
表1及び表2の結果から、本発明の泡状染毛剤組成物は、泡持ちが良く、バルブの目詰まりを防止することができるとともに、毛髪への染着力に優れ、衣服等への二次的染着を防止できることが分かる。
【0037】
以下、本発明に係る泡状染毛剤組成物の処方例を示す。尚、配合量は重量%である。
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【発明の効果】
本発明によれば、泡持ちが良く、バルブの目詰まりを防止することができるとともに、毛髪への染着力に優れ、衣服等への二次的染着を防止できる泡状染毛剤組成物を得ることができる。
【発明の属する技術分野】
本発明は、泡状染毛剤組成物に関し、詳しくは、泡持ちが良く、エアゾールバルブの目詰まりを防止することができるとともに、毛髪への染着力に優れ、衣服等への二次的染着を防止できる泡状染毛剤組成物、特に、泡状一時染毛剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、おしゃれ染めをする人が増えてきており、染毛剤が多用されるようになってきている。この染毛剤は染毛効果の持続性により、一時染毛剤、半永久染毛剤、永久染毛剤に分類される。永久染毛剤は酸化染料を毛髪内に浸透させ、酸化剤で酸化重合して色素を形成し沈着させて染毛するために、また、半永久染毛剤は、酸性染料を毛髪内部に浸透させて沈着させて染毛するために、持続的な染毛効果が得られる利点がある。その反面、一時的に毛髪を他の色に染毛したい場合などには適さない。
【0003】
一方、一時染毛剤は、その染毛効果が一時的であり、シャンプー等で容易に洗い流せる特徴がある。このため、永久染毛剤等で染毛した毛髪を一時的に他の色に染毛する場合などに用いられている。また、一時染毛剤は使用方法が簡便であるため、生え際の白髪を染めたり、部分的にメッシュを入れたりする場合などにも用いられている。
【0004】
一時染毛剤は、毛髪表面に顔料を固定することにより染毛することから、染毛した毛髪に接触すると、衣服等が二次的に染着されてしまうといった問題を有している。この問題を解決するため、固定剤に高分子樹脂を用いた泡状のエアゾール式一時染毛剤が提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。しかしながら、これら染毛剤は二次的染着を抑制できたとしても、配合される高分子樹脂が皮膜性を有することから、エアゾールバルブの目詰まりを起こすといった問題を有していた。また、得られる泡の泡持ちも満足できるものではなかった。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−155742号公報
【特許文献2】
特許第2519235号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであって、泡持ちが良く、エアゾールバルブの目詰まりを防止することができるとともに、毛髪への染着力に優れ、衣服等への二次的染着を防止できる泡状染毛剤組成物を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、下記(A)〜(G)成分;
(A)水溶性高分子化合物
(B)顔料
(C)陽イオン性界面活性剤
(D)非イオン性界面活性剤
(E)エタノール
(F)水
(G)噴射剤
を含有してなる泡状染毛剤組成物に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の泡状染毛剤組成物は、(A)水溶性高分子化合物、(B)顔料、(C)陽イオン性界面活性剤、(D)非イオン性界面活性剤、(E)エタノール、(F)水及び(G)噴射剤を含有することに特徴がある。
【0009】
(A)成分の水溶性高分子化合物は、皮膜性を有する高分子化合物であれば特に限定されないが、例えば、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体、ビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体、N−メタクリロイルオキシエチル N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体、ビニルメチルエーテル・マレイン酸モノエステル、メトキシアルキレン無水マレイン酸共重合体、両性アクリル酸エステル共重合体、両性メタクリル酸エステル共重合体、酢酸ビニル・マレイン酸ブチル・アクリル酸イソボニル共重合体、イソブチレン・マレイン酸ナトリウム共重合体、ビニルメチルエーテル・マレイン酸系架橋型ポリマー、酢酸ビニル・クロトン酸共重合体、アクリル樹脂アルカノールアミン、ポリアクリル酸ナトリウム、アクリル酸・アクリル酸アルキル共重合体、オクチルアクリルアミド・アクリル酸エステル共重合体、ジメチルシロキサン・アクリル酸系共重合体、カルボキシビニルポリマー等を例示することができ、これらの1種を単独で、又は2種以上を混合して用いることができる。これら化合物のうち、二次染着防止効果の観点から、アクリル樹脂アルカノールアミン、N−メタクリロイルオキシエチル N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体を用いるのが好ましい。
【0010】
水溶性高分子化合物の含有量は、本発明の効果が発揮できれば特に限定されないが、組成物中0.8〜6重量%とすると良く、1.5〜5重量%とするのが好ましい。この理由は、0.8重量%未満の含有量では、毛髪への顔料の定着効果に劣るために、また、6重量%を超えて含有すると、ごわつき感が生じ、また、エアゾールバルブの目詰まりが生じる場合があるために、いずれの場合にも好ましくないからである。
【0011】
尚、本発明で好適に用いられる市販の水溶性高分子化合物は、アクリル樹脂アルカノールアミンとしては、商品名 プラスサイズL−53、L−75、L−6330、L−9909B(いずれも互応化学工業社製)、商品名 アニセットA−40M(大阪有機化学工業社製)等を、N−メタクリロイルオキシエチル N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体としては、商品名 ユカフォーマーR102、201、202、204、R205、R205S、206、301、R402、510、SM、W(いずれも三菱化学社製)等を例示することができる。
【0012】
(B)成分の顔料は、無機顔料、有機顔料のいずれをも用いることができる。無機顔料としては、例えば、カーボンブラック、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、群青、酸化クロム、紺青、マイカ、タルク、カオリン、酸化チタン、魚鱗箔等を例示することができる。有機顔料としては、例えば、赤色202号、204号、205号、206号、207号、219号、220号、黄色205号、401号、橙色203号、204号、401号、青色404号等を例示することができる。これらのうち、1種を単独で、又は2種以上を混合して用いることができる。
【0013】
顔料の含有量は、本発明の効果が発揮できれば特に限定されないが、組成物中0.3〜2重量%とすると良く、1〜1.8重量%とするのが好ましい。この理由は、0.3重量%未満の含有量では、染毛効果に劣るために、また、2重量%を超えて含有すると、良好な泡沫が得られず、また、エアゾールバルブの目詰まりが生じる場合があるために、いずれの場合にも好ましくないからである。
【0014】
(C)成分の陽イオン性界面活性剤は特に限定されないが、例えば、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム等の塩化アルキルトリメチルアンモニウム;塩化ジセチルジメチルアンモニム、塩化ジラウリルジメチルアンモニム、塩化ジステアリルジメチルアンモニム等の塩化ジアルキルジメチルアンモニウム;塩化ベンザルコニウムなどを例示することができ、これらの1種を単独で、又は2種以上を混合して用いることができる。これら化合物のうち、塩化アルキルトリメチルアンモニウムを用いるのが好ましい。
【0015】
陽イオン性界面活性剤の含有量は特に限定されないが、組成物中0.03〜2重量%とすると良く、0.05〜1重量%とするのが好ましい。この理由は、0.05重量%未満の含有量では、良好な泡沫が得られないために、また、2重量%を超えて含有すると、それ以上の効果を望めないばかりか、べたつき感が生じる場合があるために、いずれの場合にも好ましくないからである。
【0016】
(D)成分の非イオン性界面活性剤は特に限定されないが、例えば、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンラウリルエーテル等のポリオキシアルキレンアルキルエーテル;モノステアリン酸グリセリン、モノオレイン酸グリセリン、モノラウリン酸グリセリン、モノミリスチン酸グリセリン、モノパルミチン酸グリセリン、モノリノール酸グリセリン等の脂肪酸モノグリセリド;モノステアリン酸プロピレングリコール、モノラウリン酸プロピレングリコール、モノオレイン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル;トリオレイン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル;モノオレイン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノラウリン酸ポリエチレングリコール等のポリエチレングリコール脂肪酸エステル;モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、トリオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステルの酸化エチレン縮合物などを例示することができ、この他、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレンラノリン、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット、モノラノリン酸ポリオキシエチレンソルビット等を例示することができ、これらの1種を単独で、又は2種以上を混合して用いることができる。これら化合物のうち、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルを用いるのが好ましい。
【0017】
非イオン性界面活性剤の含有量は特に限定されないが、組成物中0.1〜3重量%とすると良く、0.2〜2重量%とするのが好ましい。この理由は、0.1重量%未満の含有量では、良好な泡質が得られないために、また、3重量%を超えて含有すると、それ以上の効果が望めないばかりか、べたつき感が生じる場合があるために、いずれの場合にも好ましくないからである。
【0018】
(E)成分はエタノールであり、乾燥速度を調整するのために含有される。エタノールの含有量は特に限定されないが、組成物中1〜20重量%とすると良く、2〜15重量%とするのが好ましい。この理由は、1重量%未満の含有量では、乾燥速度が遅くなりすぎるために、また、20重量%を超えて含有すると、それ以上の効果が得られず、また、良好な泡沫が得られないために、いずれの場合にも好ましくないからである。
【0019】
(F)成分は水であり、泡状に吐出するために必要な表面張力を付与するために含有される。本発明に用いられる水は特に限定されず、イオン交換水、蒸留水などの精製水や水道水等を用いることができる。
【0020】
水の含有量は特に限定されないが、組成物中60〜93重量%とすると良く、70〜90重量%とするのが好ましい。この理由は、60重量%未満の含有量では、良好な泡沫が得られないために、また、93重量%を超えて含有しても、それ以上の効果が望めず、また、他の必須成分の含有量が少なくなりすぎるために、いずれの場合にも好ましくないからである。
【0021】
(G)成分の噴射剤は、染毛剤に配合できるものであれば特に限定されないが、具体的には、プロパン、液化石油ガス、イソブタン、ジメチルエーテル等を例示することができる。
【0022】
噴射剤の含有量は特に限定されないが、組成物中4〜15重量%とするのが好ましい。この理由は、4重量%未満の含有量では、吐出後瞬時に泡沫が得られないために、また、12重量%を超えて含有すると、良好な泡沫が得られないために、いずれの場合にも好ましくないからである。
【0023】
また、本発明に係る泡状染毛剤染毛剤には、本発明の目的の効果を損なわない範囲であれば、上記した成分のほか、高級アルコール、高級脂肪酸、ロウ類、炭化水素油等の油性成分、保湿剤、増粘剤、動植物エキス、陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、pH調整剤、キレート剤、香料等を必要に応じて適宜配合することができる。
【0024】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。尚、配合量は重量%である。
【0025】
実施例1〜7及び比較例1〜7
表1及び表2に記した組成に従って各成分を混合し、実施例1〜7及び比較例1〜7の染毛剤をそれぞれ調製した。すなわち、噴射剤を除く各成分を略均一に分散させた溶液をエアゾール用容器に充填した。エアゾール用バルブにより容器をクリンチした後、噴射剤(20℃,圧力0.39MPa)をステムより規定量充填し、ステムに適したボタンを装着して試料サンプルとした。尚、水溶性高分子と顔料は、プレミックスされたものを用いた。すなわち、表1及び表2中、アクリル樹脂アルカノールアミンと顔料は、商品名 プラスサイズ L−75 ブラウン(互応化学工業社製)を、N−メタクリロイルオキシエチル N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体と顔料は、商品名 ユカフォーマー ブラック、アンバー、ブラウン(いずれも三菱化学社製)をそれぞれ用いた。
【0026】
(試験例1;泡持ちの評価)
実施例1〜7及び比較例1〜7の各試料により、ガラス板上にピンポン球大の泡沫を吐出し、泡の持ちについて下記評価基準に従い目視で評価した。結果を表1〜2に示す。
【0027】
<評価基準>
○:持続した泡が形成された
△:やや持続した泡が形成された
×:泡消えが早い
【0028】
(試験例2;目詰まりの評価)
実施例1〜7及び比較例1〜7の各試料10本について、5秒間噴射後45℃で1週間放置し、各試料を室温に戻して再度噴射を行う。この操作を7回実施し、その1回ごとに目詰まり又は噴射異常を起こした試料の本数により、下記評価基準に従って評価した。結果を表1〜2に示す。
【0029】
<評価基準>
○:噴射異常を起こさなかった
△:10本中1本が噴射以上を起こした
×:10本中2本以上が噴射以上を起こした
【0030】
(試験例3;染着性の評価)
実施例1〜7及び比較例1〜7の各試料を、白髪毛束に均一に一定量を塗布した。乾燥後の毛束への染着性について、下記評価基準に従い目視で評価した。結果を表1〜2に示す。
【0031】
<評価基準>
○:染着性が良い
△:染着性がやや良い
×:染着性が悪い
【0032】
(試験例4;二次染着性の評価)
試験例3の試験後の各毛束に濾紙を押し当て、色移りの程度を下記評価基準に従い目視で評価した。結果を表1〜2に示す。
【0033】
<評価基準>
○:色移りがない
△:やや色移りがある
×:色移りがある
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
表1及び表2の結果から、本発明の泡状染毛剤組成物は、泡持ちが良く、バルブの目詰まりを防止することができるとともに、毛髪への染着力に優れ、衣服等への二次的染着を防止できることが分かる。
【0037】
以下、本発明に係る泡状染毛剤組成物の処方例を示す。尚、配合量は重量%である。
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【発明の効果】
本発明によれば、泡持ちが良く、バルブの目詰まりを防止することができるとともに、毛髪への染着力に優れ、衣服等への二次的染着を防止できる泡状染毛剤組成物を得ることができる。
Claims (4)
- 下記(A)〜(G)成分を含有してなることを特徴とする泡状染毛剤組成物。
(A)水溶性高分子化合物
(B)顔料
(C)陽イオン性界面活性剤
(D)非イオン性界面活性剤
(E)エタノール
(F)水
(G)噴射剤 - 水溶性高分子化合物が、アクリル樹脂アルカノールアミン及び/又はN−メタクリロイルオキシエチル N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体であることを特徴とする請求項1に記載の泡状染毛剤組成物。
- 陽イオン性界面活性剤が、塩化アルキルトリメチルアンモウニウムであることを特徴とする請求項1又は2に記載の泡状染毛剤組成物。
- 非イオン性界面活性剤が、ポリオキシエチレンアルキルエーテルであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の泡状染毛剤組成物。
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- 2002-12-09 JP JP2002356841A patent/JP2004189634A/ja active Pending
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