JPH0621049B2 - 頭髪用化粧料 - Google Patents

頭髪用化粧料

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JPH0621049B2
JPH0621049B2 JP20987389A JP20987389A JPH0621049B2 JP H0621049 B2 JPH0621049 B2 JP H0621049B2 JP 20987389 A JP20987389 A JP 20987389A JP 20987389 A JP20987389 A JP 20987389A JP H0621049 B2 JPH0621049 B2 JP H0621049B2
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polyvinylpyrrolidone
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昌史 南條
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は毛髪に対しなめらかな感触を付与し、かつ適度
なセット力を有する頭髪用化粧料に関する。
従来の技術およびその課題 ジメチルシリコーンガム(超高分子シリコーン)は毛髪
に対し優れた光沢およびクシ通り性、なめらな感触を与
えるため、頭髪用化粧料に広く配合されている。しかし
ながら、これらの頭髪用化粧料はストレートヘアに対し
て用いられるものであって、ウエーブヘアやパーマヘア
の髪形をまとめる作用はなく、さらにジメチルシリコー
ンガムの配合量が多いとべたつくという欠点もある。
また、ムース、ジェルなどのスタイリング剤には毛髪セ
ットの目的でポリビニルピロリドン系ポリマー、酸性ポ
リビニルエーテル系ポリマー、酸性アクリル系ポリマ
ー、あるいはカチオン性ポリマー等の高分子化合物が用
いられている。これらは毛髪のセット力には優れるもの
の、べたつき、ひっかかり、ごわつきなど使用時の感触
上の欠点がある。
さらに、ジメチルシリコーンガムと特定の両性樹脂とを
配合し、毛髪に光沢となめらかな感触、並びに適度なセ
ット力を付与せんとする毛髪化粧料の開示もなされてい
る(特開昭63−313712号)が、かかる毛髪化粧
料はある程度のセット力は有するものの充分に満足なな
めらかさは得られない。
本発明は、毛髪になめらかな感触を付与し、かつ好まし
いセット力を有する頭髪用化粧料を提供することを目的
とする。
課題を解決するための手段 本発明者らは前記の課題について種々検討を重ねた結
果、ジメチルシリコーンガムと特定の2種のセット樹脂
を組み合わせることによって塗布時のべたつき、乾燥後
のごわつきがなく、すぐれたなめらかさと適度なセット
力が共に得られることを知り本発明を完成した。
すなわち、本発明は後記の式[I]で示される1種また
は2種以上のジメチルシリコーンガム、ポリビニルピロ
リドン、およびオクチルアクリルアミド−ブチルアミノ
エチルメタクリレート−アクリル酸エステル共重合体を
含有することを特徴とする頭髪用化粧料を提供するもの
である。
なお、ジメチルシリコーンガムとカチオン、アニオン、
ノニオン、両性の各種セット樹脂(例えば、ジエチル硫
酸ビニルピロリドン・N,N′−ジメチルアミノエチルメ
タクリル酸共重合体、アクリル酸エステル/メタクリル
酸エステル共重合体、ポリビニルピロリドン、ジアルキ
ルアミノエチルメタクリレート重合体のモノクロル酢酸
両性化物、オクチルアクリルアミド−ブチルアミノエチ
ルメタクリレート−アクリル酸エステル重合物など)単
独との組み合わせでは、塗布時のべたつきのなさ、なめ
らかさは向上するが、良好ななめらかさ、適度なセット
力を共に満足することはできない。
本発明の毛髪処理剤に配合されるジメチルシリコーンガ
ムは、下記の構造式[I]で示される。
[式中、R1、R2はメチル基または水酸基;nは400
0〜9000の整数を意味する] 上記式[I]のジメチルシリコーンガムの代表的なもの
としては、例えば東芝シリコーンTSE−200、TS
E−200A(東芝シリコーン(株)製)などが挙げら
れ、それらの1種または2種以上が処理剤全量に対して
0.01〜10重量%、好ましくは0.03〜5重量%
配合される。配合量がこれより少ないと、充分になめら
かな毛髪の感触が得られない。一方、配合量がこの範囲
を越えるとセット力が低下する。
つぎに、本発明の第二の配合成分であるポリビニルピロ
リドン(ノニオン樹脂)は重合度100〜10,000
のものが用いられる。
かかるポリビニルピロリドンの代表的なものとしては、
例えばBASF社製ルビスコールK−30、K−90;
GAF社製、PVP K−30、K−60、K−90な
どが挙げられる。
ポリビニルピロリドンの配合量は組成物中、0.1〜3
重量%、好ましくは0.3〜1.5重量%である。ポリ
ビニルピロリドンの配合量が0.1重量%よりすくない
とセット力が不足する。また3重量%を越えると使用に
あたりべたつきが感じられる。
つぎに本発明の第三の配合成分であるオクチルアクリル
アミドーブチルアミノエチルメタクリレート−アクリル
酸エステル共重合体(両性樹脂)は、構成単位としてア
クリル酸オクチルアミド、メタクリル酸N−t−ブチル
アミノエチルおよびアクリル酸2−ヒドロキシプロピル
を有する共重合体である。かかるオクチルアクリルアミ
ド−ブチルアミノエチルメタクリレート−アクリル酸エ
ステル共重合体の市販品として代表的なものとしては、
例えばNSC社製アンフォマー28−4910、28−
4961などが挙げられ、それらの1種または2種以上
が処理剤全量に対して0.2〜4重量%、好ましくは
0.4〜2重量%配合される。配合量がこれより少ない
と、セット力が不足する。一方、配合量がこの範囲を越
えると頭髪がごわつき滑らかさがなくなる。
本発明化粧料中、ジメチルシリコーンガムの配合料と他
の(b)(c)の2成分の合計配合量との重量配合比
(a)/〔(b)+(c)〕は1/10〜1/1が好ましく、1/
8〜1/2であるのがより好ましい。ジメチルシリコー
ンガムの配合量がこれより少ないと塗布時のべたつきが
あり頭髪がごわつき滑かさがなくなる。またジメチルシ
リコーンガムの配合量がこれより多いとセット力が不足
する。
本発明の毛髪処理剤は公知の方法により、ヘアミルク、
ブロー剤、ヘアスタイリングムース、ヘアスタイリング
ジェル、ヘアクリーム、ヘアスプレー等の形態に製造さ
れる。
なお、本発明の化粧料にはその性能を損なわない範囲で
さらに環状シリコーン、ジメチルシリコーン、軽質流動
イソパラフィンなど従来頭髪用化粧料に公知の成分を適
宜配合するのが好ましい。
実施例 つぎに本発明を実施例および比較例に基づきさらに具体
的に説明する。なお、実施例、比較例中の配合量は重量
%で示した。
実施例1〜10および比較例1〜10 後記第1表に示す組成により常法にてジメチルシリコー
ンガムおよび環状シリコーン等を混合した後、各樹脂、
エタノールを混合、撹拌して乳液状の組成物を得た。
これらを用いてつぎの項目について評価した。
結果を第1表に合わせ示す。
(評価方法) 試験サンプルについて、塗布時のべたつきのなさ、なめ
らかさ、セット力はつぎのとおり評価した。
セミロング〜ロングのウェーブヘアである専門パネラー
(20代女性)10名の実使用による官能評価 (評価基準) 塗布時のべたつきのなさ、なめらかさ: ◎:非常に良好 ○:良好 △:やや不良 ×:不良 セット力: ◎:髪をまとめ、ウェーブを保持するのに 充分なセット力 ○: 〃 適度のセット力 △:やや弱いセット力 ×:弱いセット力 総合評価: ◎:なめらかさ、セット力が非常に良好 ○: 〃 〃 良好 △: 〃 〃 の少なくとも 一方がやや不充分 ×: 〃 〃 の少なくとも一方が不充分 実施例 11(ブロー剤)成 分 配合量 (成分A) プロピレングリコール 1.5 POE(5)オレイルエーテル 1.5 ジメチルシリコーンガム (東芝シリコーン(株)製、TSE200A) 0.5 環状シリコーン (5員環;東芝シリコーン(株)製、 4.5 TSF405) (成分B) 水 残量 (成分C) ポリビニルピロリドン (BASF社製、ルビスコールK−90)0.7 両性樹脂 (NSC社製、アンフォマー28-4910) 1.0 95%エタノール 20.0 (成分D) 香料 0.1 60℃に加熱した成分A中に、同じく60℃に加熱した
成分Bを加え撹拌混合した。ついで、冷却しながら成分
Cおよび成分Dを加えた。
実施例12(ヘアスタイリングジェル)成 分 配合量 (成分A) プロピレングリコール 2.0 テトラオレイン酸ポリオキシ エチレンソルビット(40E.O.) 3.0 ジメチルシリコーンガム (東芝シリコーン(株)製、TSE200A) 0.8 軽質流動イソパラフィン (日本石油化学(株)製、 7.2 日石アイソゾール400 (成分B) カルボキシビニルポリマー (和光純薬(株)製、ハイビスワコー103) 0.4 水 残量 (成分C) ポリビニルピロリドン (BASF社製、ルビスコールK−90)1.0 両性樹脂 (NSC社製、アンフォマー28-4910) 1.5 95%エタノール 25.0 (成分D) トリエタノールアミン 0.4 水 3.6 (成分E) 香料 0.1 成分Bを混合して60℃に保ち、これに別個に成分Aを
混合して60℃に保ったものを加えた。撹拌して均一化
した後、冷却しながら成分C、DおよびEを添加してヘ
アスタイリングジェルを製造した。
実施例13(ヘアスタイリングムース)成 分 配合量 (成分A) プロピレングリコール 1.0 ポリオキシエチレン 硬化ヒマシ油(60E.O.) 2.0 ジメチルシリコーンガム (東芝シリコーン(株)製、TSE200A) 0.5 軽質流動イソパラフィン (日本石油化学(株)製、日石アイソゾール)4.5 (成分B) 水 残量 (成分C) ポリビニルピロリドン (BASF社製、ルビスコールK−90)0.5 両性樹脂 (NSC社製、アンフォマー28-4910) 1.0 95%エタノール 15.0 (成分D) 香料 0.1 (成分E) 液化石油ガス 2.0 フロン12 5.0 ジメチルエーテル 2.0 60℃に加熱した成分A中に、同じく60℃に加熱した
成分Bを加え攪拌混合した。ついで、冷却しながら成分
Cおよび成分Dを加えた。この乳化物をエアゾール容器
に入れて弁を取り付けたのち成分Eを充填した。
実施例14(ヘアスプレー)成 分 配合量 (成分A) ポリビニルピロリドン (BASF社製、ルビスコールK−90)0.3 両性樹脂 (NSC社製、アンフォマー28-4910) 0.4 99%エタノール 4.0 香料 0.1 (成分B) ジメチルシリコーンガム (東芝シリコーン(株)製、TSE200A) 0.2 液化石油ガス 75.0 フロン11 20.0 成分Aをエアゾール容器に入れて弁を取り付けたのち、
成分Bを充填した。
発明の効果 本発明の頭髪用化粧料は、頭髪に対してべたつきがなく
滑らかさに優れ、かつ適度なセット力を付与する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)下式[I]: [式中、R1、R2はメチル基または水酸基;nは400
    0〜9000の整数を意味する] で示される1種または2種以上のジメチルシリコーンガ
    ム、 (b)ポリビニルピロリドン、および (c)オクチルアクリルアミド−ブチルアミノエチルメ
    タクリレート−アクリル酸エステル共重合体 を含有することを特徴とする頭髪用化粧料。
  2. 【請求項2】ポリビニルピロリドン0.1〜3重量%、
    オクチルアクリルアミド−ブチルアミノエチルメタクリ
    レート−アクリル酸エステル共重合体0.2〜4重量%
    を含有し、かつジメチルシリコーンガム(a)の配合量
    に対するポリビニルピロリドン(b)とオクチルアクリ
    ルアミド−ブチルアミノエチルメタクリレート−アクリ
    ル酸エステル共重合体(c)との合計配合量との重量配合
    比(a)/〔(b)+(c)〕=1/10〜1/1である前記
    請求項1記載の頭髪用化粧料。
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