JP3081683B2 - 頭髪用ポンプ式スプレー化粧料 - Google Patents
頭髪用ポンプ式スプレー化粧料Info
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- JP3081683B2 JP3081683B2 JP03240936A JP24093691A JP3081683B2 JP 3081683 B2 JP3081683 B2 JP 3081683B2 JP 03240936 A JP03240936 A JP 03240936A JP 24093691 A JP24093691 A JP 24093691A JP 3081683 B2 JP3081683 B2 JP 3081683B2
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- cosmetic
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はフレーキング等の問題を
生じることなく、セット力が高く、かつ部分使用によ
り、頭髪の固定に適した頭髪用ポンプ式スプレー化粧料
に関する。
生じることなく、セット力が高く、かつ部分使用によ
り、頭髪の固定に適した頭髪用ポンプ式スプレー化粧料
に関する。
【０００２】
【従来の技術及び課題】従来より、内容物を霧状に吐出
する頭髪用スプレー化粧料が多数開発されており、最近
では、消費者はセット力の高い化粧料を好む傾向にあ
る。そこで、かかる消費者志向に合致させるべく、セッ
ト力を高めた化粧料の開発がなされており、かかる目的
達成のためにセット剤である高分子が多量に配合され
る。しかし、高分子を多量に配合しすぎると、内容物を
噴霧状にて使用する場合にポンプ容器中にて詰まりやフ
レーキングといった問題を生じる。また、部分使用に適
するように噴霧幅を狭くする場合にも高分子の配合量を
増やすことが有効な手段であるが、この場合も前記と同
様、詰まり、フレーキング等の欠点が生じるという問題
がある。本発明者はこれら欠点を解消すべく鋭意研究を
重ねた結果、両性高分子と非イオン性高分子をある特定
の割合で配合することにより、フレーキングや詰まりを
生じることなく、セット力に優れ、かつ部分使用に適し
た頭髪用ポンプ式スプレー化粧料が得られることを見い
出し、本発明を完成するに至った。
する頭髪用スプレー化粧料が多数開発されており、最近
では、消費者はセット力の高い化粧料を好む傾向にあ
る。そこで、かかる消費者志向に合致させるべく、セッ
ト力を高めた化粧料の開発がなされており、かかる目的
達成のためにセット剤である高分子が多量に配合され
る。しかし、高分子を多量に配合しすぎると、内容物を
噴霧状にて使用する場合にポンプ容器中にて詰まりやフ
レーキングといった問題を生じる。また、部分使用に適
するように噴霧幅を狭くする場合にも高分子の配合量を
増やすことが有効な手段であるが、この場合も前記と同
様、詰まり、フレーキング等の欠点が生じるという問題
がある。本発明者はこれら欠点を解消すべく鋭意研究を
重ねた結果、両性高分子と非イオン性高分子をある特定
の割合で配合することにより、フレーキングや詰まりを
生じることなく、セット力に優れ、かつ部分使用に適し
た頭髪用ポンプ式スプレー化粧料が得られることを見い
出し、本発明を完成するに至った。
【０００３】本発明は両性高分子３〜５重量％と平均分
子量６×１０5〜１２×１０5の非イオン性高分子０．２
〜０．６重量％を配合したことを特徴とする頭髪用ポン
プ式スプレー化粧料を提供するものである。
子量６×１０5〜１２×１０5の非イオン性高分子０．２
〜０．６重量％を配合したことを特徴とする頭髪用ポン
プ式スプレー化粧料を提供するものである。
【０００４】本発明の頭髪用ポンプ式スプレー化粧料に
配合される両性高分子として、ジアルキルアミノエチル
メタクリレート重合物のモノクロル酢酸両性化物（ユカ
フォーマーＡＭ７５、三菱油化(株)製）、オクチルアク
リルアミト゛／ブチルアミノメチルメタクリレート／アク
リル酸／アクリル酸エステル重合物（ＡＭＰＨＯＭＥ
Ｒ、ＮＳＣ社製）等が挙げられる。これらのうち、特
に、ジアルキルアミノエチルメタクリレート重合物のモ
ノクロル酢酸化合物が、ゴワツキが少なく、好ましい。
配合される両性高分子として、ジアルキルアミノエチル
メタクリレート重合物のモノクロル酢酸両性化物（ユカ
フォーマーＡＭ７５、三菱油化(株)製）、オクチルアク
リルアミト゛／ブチルアミノメチルメタクリレート／アク
リル酸／アクリル酸エステル重合物（ＡＭＰＨＯＭＥ
Ｒ、ＮＳＣ社製）等が挙げられる。これらのうち、特
に、ジアルキルアミノエチルメタクリレート重合物のモ
ノクロル酢酸化合物が、ゴワツキが少なく、好ましい。
【０００５】該両性高分子は固形分として頭髪用ポンプ
式スプレー化粧料全量に対して３〜５重量％、好ましく
は３.５〜４.５重量％配合する。配合量が３％未満であ
れば十分なセット力が得られず、５％を越えれば、フレ
ーキングの弊害を生じやすくなる。
式スプレー化粧料全量に対して３〜５重量％、好ましく
は３.５〜４.５重量％配合する。配合量が３％未満であ
れば十分なセット力が得られず、５％を越えれば、フレ
ーキングの弊害を生じやすくなる。
【０００６】本発明の頭髪用ポンプ式スプレー化粧料に
配合される非イオン性高分子として、ポリビニルピロリ
ドン（ＰＶＰ、ＧＡＦ社製）ビニルピロリドン／酢酸ビ
ニル共重合体（ルビスコールＶＡ、ＢＡＳＦ社製）、ビ
ニルピロリドン／ジメチルアミノエチルメタクリレート
共重合体（コーポリマー、ＧＡＦ社製）がある。これら
のうちポリビニルピロリドンが特に好ましい。
配合される非イオン性高分子として、ポリビニルピロリ
ドン（ＰＶＰ、ＧＡＦ社製）ビニルピロリドン／酢酸ビ
ニル共重合体（ルビスコールＶＡ、ＢＡＳＦ社製）、ビ
ニルピロリドン／ジメチルアミノエチルメタクリレート
共重合体（コーポリマー、ＧＡＦ社製）がある。これら
のうちポリビニルピロリドンが特に好ましい。
【０００７】該非イオン性高分子は平均分子量が１０5
〜２×１０6、好ましくは６×１０5〜１２×１０5のも
のを、化粧料全量に対して０.３〜０.６重量％、好まし
くは０.４〜０.５重量％配合する。非イオン性高分子の
配合量が０.３重量％未満あるいは分子量が１０5以下で
あれば噴霧幅の広がりが大きく、部分使用に適さずセッ
ト力も十分でない。さらに該配合量が０.６重量％を越
え、あるいは分子量が２×１０6以上であれば霧性状に
欠け、水鉄砲状に内容物を吐出することとなる。
〜２×１０6、好ましくは６×１０5〜１２×１０5のも
のを、化粧料全量に対して０.３〜０.６重量％、好まし
くは０.４〜０.５重量％配合する。非イオン性高分子の
配合量が０.３重量％未満あるいは分子量が１０5以下で
あれば噴霧幅の広がりが大きく、部分使用に適さずセッ
ト力も十分でない。さらに該配合量が０.６重量％を越
え、あるいは分子量が２×１０6以上であれば霧性状に
欠け、水鉄砲状に内容物を吐出することとなる。
【０００８】本発明の頭髪用ポンプ式スプレー化粧料
は、常法により、前記成分を混合、溶解することにより
製造することができる。これらの成分を溶解する溶媒と
してエタノール、水、エタノール／水混合物などが挙げ
られる。また、使用に際しては、通常のポンプ容器に充
填された該溶液を常法に従って噴射し、霧状とする。本
発明の頭髪用ポンプ式スプレー化粧料には、その性能を
損なわない範囲でさらに界面活性剤、防腐剤、香料、油
分、保湿剤、色素、殺菌剤などを適宜配合することがで
きる。
は、常法により、前記成分を混合、溶解することにより
製造することができる。これらの成分を溶解する溶媒と
してエタノール、水、エタノール／水混合物などが挙げ
られる。また、使用に際しては、通常のポンプ容器に充
填された該溶液を常法に従って噴射し、霧状とする。本
発明の頭髪用ポンプ式スプレー化粧料には、その性能を
損なわない範囲でさらに界面活性剤、防腐剤、香料、油
分、保湿剤、色素、殺菌剤などを適宜配合することがで
きる。
【０００９】
【実施例】つぎに、実施例および比較例を挙げて本発明
をさらに詳しく説明する。なお、実施例および比較例中
の配合量はいずれも重量％を意味する。
をさらに詳しく説明する。なお、実施例および比較例中
の配合量はいずれも重量％を意味する。
【００１０】実施例１〜４および比較例１〜５ 表１に示す成分を常法にて配合し、撹拌してヘアミスト
を得、これを用いて、霧性状、セット力、詰まりおよび
フレーキングについて下記の方法により評価した。結果
を表１に示す。 霧性状：１５cm離したアルコール感知紙に本発明の化粧
料および比較化粧料を吐出し目視で観察した。 判定基準 ○：良好 △：広い ×：水鉄砲状 セット力：カールした状態の頭髪に本発明の化粧料およ
び比較化粧料を適量噴霧し、一定時間後、初期状態に比
べてカールがどの程度保たれているか測定した。 判定基準 ○：８０％以上 △：６０％以上 ×：６０％以下 詰まり：１日４５℃恒温室でサンプルを乾燥させた後、
本発明の化粧料および比較化粧料を吐出する操作を３０
回繰り返し、噴霧性状の変化を観察した。 判定基準 ○：良好 △：ややつまる ×：ほとんどつまる フレーキング：毛束に本発明の化粧料および比較化粧料
を適量噴霧し、乾燥後、フレーキングの状態を目視で観
察した。 判定基準 ○：フレーキングがみられない △：部分的にフレーキングがある ×：多数のフレーキングがある 総合評価： 判定基準 ○：４項目すべてが○の場合 △：１項目でも△があった場合 ×：１項目でも×があった場合
を得、これを用いて、霧性状、セット力、詰まりおよび
フレーキングについて下記の方法により評価した。結果
を表１に示す。 霧性状：１５cm離したアルコール感知紙に本発明の化粧
料および比較化粧料を吐出し目視で観察した。 判定基準 ○：良好 △：広い ×：水鉄砲状 セット力：カールした状態の頭髪に本発明の化粧料およ
び比較化粧料を適量噴霧し、一定時間後、初期状態に比
べてカールがどの程度保たれているか測定した。 判定基準 ○：８０％以上 △：６０％以上 ×：６０％以下 詰まり：１日４５℃恒温室でサンプルを乾燥させた後、
本発明の化粧料および比較化粧料を吐出する操作を３０
回繰り返し、噴霧性状の変化を観察した。 判定基準 ○：良好 △：ややつまる ×：ほとんどつまる フレーキング：毛束に本発明の化粧料および比較化粧料
を適量噴霧し、乾燥後、フレーキングの状態を目視で観
察した。 判定基準 ○：フレーキングがみられない △：部分的にフレーキングがある ×：多数のフレーキングがある 総合評価： 判定基準 ○：４項目すべてが○の場合 △：１項目でも△があった場合 ×：１項目でも×があった場合
【００１１】
【表１】
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば、表１に示すごとく、噴
霧状にて頭髪用化粧料を使用する際に、フレーキングや
詰まりを生じることなく、セット力に優れ、かつ部分使
用に適した頭髪用ポンプ式スプレー化粧料が得られる。
霧状にて頭髪用化粧料を使用する際に、フレーキングや
詰まりを生じることなく、セット力に優れ、かつ部分使
用に適した頭髪用ポンプ式スプレー化粧料が得られる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平４−244010（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−77413（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−287518（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−178923（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−111711（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−213219（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−180814（ＪＰ，Ａ) 特開 昭64−6209（ＪＰ，Ａ) 特開 昭56−166110（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A61K 7/11
Claims (3)
- 【請求項１】 両性高分子３〜５重量％と平均分子量６
×１０5〜１２×１０5の非イオン性高分子０．３〜０．
６重量％を配合したことを特徴とする頭髪用ポンプ式ス
プレー化粧料。 - 【請求項２】 両性高分子がジアルキルアミノエチルメ
タクリレート重合物のモノクロル酢酸両性化物である請
求項１記載の頭髪用ポンプ式スプレー化粧料。 - 【請求項３】 非イオン性高分子がポリビニルピロリド
ンである請求項２記載の頭髪用ポンプ式スプレー化粧
料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03240936A JP3081683B2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 頭髪用ポンプ式スプレー化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03240936A JP3081683B2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 頭髪用ポンプ式スプレー化粧料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0578227A JPH0578227A (ja) | 1993-03-30 |
| JP3081683B2 true JP3081683B2 (ja) | 2000-08-28 |
Family
ID=17066851
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03240936A Expired - Fee Related JP3081683B2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 頭髪用ポンプ式スプレー化粧料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3081683B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100448433B1 (ko) * | 1997-05-23 | 2005-08-05 | 주식회사 태평양 | 헤어스프레이조성물 |
| JP4629285B2 (ja) * | 2001-09-11 | 2011-02-09 | ホーユー株式会社 | 整髪剤組成物 |
| JP7323151B2 (ja) * | 2019-03-08 | 2023-08-08 | 株式会社アリミノ | ヘアスプレー用整髪料原液、ヘアスプレー用組成物 |
-
1991
- 1991-09-20 JP JP03240936A patent/JP3081683B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0578227A (ja) | 1993-03-30 |
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|---|---|---|---|
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